JP4725837B2 - カーテンの仕上げ装置 - Google Patents

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本発明は、縫製済みのカーテンを吊した状態で、その丈方向のヒダを多数本付けて美しい波板状に仕上げるための仕上げ方法及び該仕上げに使用するための仕上げ装置に関するものである。
カーテンとして、断面円弧形のひだ山部およびひだ谷部を交互に、かつ丈方向に長く型付けにより形成し、熱処理で固定した波板状のひだ付きカーテンが知られており、このひだを形成する方法の一例が特公平4−23025号公報(特許文献1)に記載されている。この方法によれば、カーテン生地の大きさに合わせた第1型紙と第2型紙とを重ね合わせ、その両面に多数本の円柱体を交互に圧接して断面波形のひだを形成し、このひだを蒸熱で固定し、得られた波板状の紙型を伸張し、この2枚の型紙の間にカーテン生地を挟み、この波板状型紙をカーテン生地と共に型紙の弾力によって波板状の形態に復元させ、しかるのち処理釜に入れて脱気して空気を除去し、次いで蒸気を供給して蒸熱し、蒸熱後処理釜内を減圧冷却し、続いて蒸熱と減圧冷却とを繰返してカーテン生地のひだ付けをする。
また、縫製済みカーテンを吊り下げた状態で天部以外の下方部分に波形ひだを形成することができ、しかも従来の高圧処理釜および真空ポンプが不要で、装置を小型化して設置スペースを大幅に節約し、カーテン製造の最終仕上げ工程で実施するカーテンの仕上げ方法および装置が知られている。(特許文献2)
特公平4−23025号公報 特許2860763号公報
特許文献1に記載の発明は、型紙間に挟んだカーテン生地を高圧蒸熱で処理するための高圧の処理釜と真空ポンプを必要とし、かつ2枚の型紙に型付けするためのスペース、この2枚の型紙間にカーテン生地を挟む際に上記型紙の伸張を可能にする広いスペース、上記の高圧処理釜と真空ポンプの設置スペースを必要とし、装置全体が大きくなり、装置に多大なコストがかかるものであった。
特許文献2に記載の発明は、天部に所定間隔で一山以上の縫いひだを備えたカーテンを吊下げ、このカーテンの上記縫いひだよりも下の部分を横断面ジグザグ状に屈曲し、このカーテンの表側および裏側の少なくとも一方で蒸気噴射ノズルをカーテンの縦方向または横方向に移動しながらカーテンに過熱蒸気を噴射して上記ジグザグ状屈曲部の表側に凸のひだ山部分および該ひだ山部分の中間のひだ谷部分の少なくとも一方をその屈曲形状に固定し、カーテンを波板状に仕上げるである。装置としては小型化されてスペースの問題は解決されているものの、過熱蒸気を噴射してカーテンを波板状に仕上げるため、生地の厚いカーテンなどにおいては、噴射した過熱蒸気が生地に残留してしまい、仕上げた後すぐに梱包することができず、残留した水分を乾燥させる必要があった。そのため仕上げ装置から一旦外してカーテンを別の場所などに吊しておかねばならなかった。
上記課題を解決するための本発明の請求項1は、繊維織物からなり、天部に所定間隔で一山以上の縫いひだを備えたカーテンを吊下げ、このカーテンの上記縫いひだよりも下の部分を横断面ジグザグ状に屈曲し、このカーテンの表側および裏側の少なくとも一方で噴射ノズル部をカーテンの縦方向に移動しながらカーテンに過熱蒸気を噴射して上記ジグザグ状屈曲部をその屈曲形状に固定してカーテンを波板状に仕上げ、その後に上記噴射ノズル部を縦方向に移動させながら温風を噴射してカーテンを乾燥させるときに、カーテンに過熱蒸気を噴射して上記ジグザグ状屈曲部をその屈曲形状に固定してカーテンを波板状に仕上げる加工の開始位置を記憶あるいはカーテン吊下げ位置から所定距離だけ下方となるように位置させ、温風を噴射して乾燥させる場合に上記仕上げ加工の開始位置を温風噴射の開始位置もしくは完了位置として噴射ノズル部の縦方向への移動を自動的に行うことを特徴とするカーテンの仕上げ装置としている。
本発明により、厚い生地のカーテンを過熱蒸気で仕上げ加工をした際に、生地に残留してしまった湿気を温風によって乾燥させることができる。この温風による乾燥の工程についてはカーテンの生地の種類によって行うか行わないかを設定できるようにしておくとより効率的に作業ができるようになる。
本発明により、仕上げ加工の開始位置をカーテン仕上げ装置が記憶あるいはカーテン吊下げ位置から所定距離だけ下方となるように位置させることにより、噴射ノズル部の移動を自動化させることができ、効率的に仕上げ加工を行うことが可能となる。
噴射ノズル部は、過熱蒸気の噴射のためにカーテンの上方から下降させるが、温風により乾燥させる場合には、記憶させた開始位置へ噴射ノズル部を復帰させて再び温風を噴射しながら下降させたり、また、過熱蒸気を噴射しながら下降して過熱蒸気による仕上げ加工を行い、カーテンの下端から温風に切り換えて乾燥しながら噴射ノズル部を上昇させて、過熱蒸気による仕上げ加工の開始位置で乾燥を終了させるような動作を自動的に行うことが可能となる。
本発明の請求項2は、請求項1に記載されたカーテンの仕上げ装置において、噴射ノズル部に対向して上記噴射ノズル部から噴射された過熱蒸気または温風を吸引するための吸引装置が設けられたカーテンの仕上げ装置としている。
噴射ノズル部から噴射される過熱蒸気や温風を吸引装置で吸引するため、過熱蒸気の場合には、カーテンに残留する蒸気による湿気を減少させることができ、温風の場合においては吸引によって残留した湿気を吸引しない場合に比較してより乾燥させることができる。
本発明により、過熱蒸気で仕上げ加工をしたときに、カーテンに残留してしまう湿気の乾燥をすることができ仕上げ加工後すぐにカーテンを梱包して発送することなどができるようになる。また、吸引装置を設けておくと、過熱蒸気の残留を抑え、かつ乾燥時の温風の通過も向上させることができるので、乾燥がより効率的にできるようになる。
過熱蒸気による仕上げ加工の開始位置をカーテン仕上げ装置に記憶あるいはカーテン吊下げ位置から所定距離だけ下方となるように位置させることにより、乾燥工程時の噴射ノズル部の移動を自動化させることができ、作業者は他の仕事をしながら効率的に仕上げ加工の作業を行うことができる。
本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明のカーテン仕上げ装置の正面図であり、図2は側面図である。
カーテンKのフックを引っかけるフック部2がフック部モーター4で昇降されるように構成され、カーテンの仕上げを行う整反部3が整反部モーター5で昇降されるように構成されている。それぞれのモーターにはそれぞれスプロケット等が設置され、フック部2はチェーン6,6にて、整反部3はチェーン7,7が設置されている。
カーテンの仕上げ装置上部においては、左右のフレーム1,1の間上端に中空の第1上部軸8および該第1上部軸8の中心線を通る第2上部軸9がそれぞれ回転自在に支持され、第1上部軸8の両端に固定された第1スプロケット10,10およびフック部モーター4に設けられたスプロケット14、スプロケット13にそれぞれチェーン6が巻掛けられ、この左右のチェーン6にフック部2の両端が接続され、フック部モーター4の駆動で、フック部2が昇降する。また、第2上部軸9の両端に固定された第2スプロケット11,11および整反部モーター5に設けられたスプロケット15、スプロケット12にそれぞれチェーン7が巻掛けられ、この左右のチェーン7に整反部3の両端が接続され、整反部モーター5の駆動で、整反部3が昇降する。
フック部2にはカーテンKのフックを引っかけて保持する保持部16が多数設置されている。整反部3は、図3に示すように、エアシリンダ20で回動自在となった噴射ノズル部21と、カーテンKを横断面ジグザグ状の波板状に屈曲するために折込み具22(図3(c)参照)と折込み具23(図3(b)参照)を所定間隔でそれぞれカーテンKの幅方向に複数配置している。図3(a)は整反部3の側面から見た構造を説明する図であり、図3(b)は折込み具23について、図3(c)は折込み具22について折込み具23は開閉フレーム25,25間に設けられたフレーム部26に設けられ、折込み具23の上方に噴射ノズル部21からの噴射を吸引する吸引箱24が設けられている。このフレーム部26は、カーテンKを設置する際に、開閉フレーム25,25の上方の支点25aを回動中心としてカーテンKの設置及び波板状に整頓する作業をしやすくするために開閉できる構造となっている。また上記開閉フレームで開閉される側には、噴射ノズル部21の上方には、先端に噴射ノズル部21の円弧状部分とほぼ同じ大きさの球状体を有するガイド32が設けられている。このガイド32と噴射ノズル部21とでカーテンKの波形状の山と谷の部分をガイドするのである。(図5参照)
噴射ノズル部21は、図4に示すようにベース21dに複数設置され、各噴射ノズル部21にヒーター21aが設置されている。ヒーター21aの上方には噴射穴21bが設けられ噴射口21cが両端の噴射ノズル部21には3カ所、それ以外の噴射ノズル部21には4カ所設けられている。(図4(b)参照)またベース21dにもベース噴射口21eが複数設けられてもいる。噴射ノズル部21の温度を制御するために温度センサー21fを設けヒーター21aを制御するようにしている。
ベース21dには、スチームバルブ21gが設けられ別に設置されたボイラー(図示せず)からの蒸気を噴射ノズル部21及びベース21dから噴射するための開閉を制御している。また、ベース21d背面側にはソレノイドバルブ等のバルブ21hを設け、コンプレッサー等から空気を噴射するための開閉を制御している。
本発明のカーテン仕上げ装置の動作について説明する。まず、操作ボックス27内のスイッチを用いてフック部2と整反部3を作業しやすい位置へ移動させておく。開閉フレーム25,25を回動させて、折込み具22と折込み具23との食い違い状態を開いて、カーテンKのフックを保持部16に1つづつ引っかけてカーテンKを吊して、折込み具22と折込み具23との間にカーテンKを入れた状態に吊す。
運転スイッチ(図示せず)を押すと、フック部2が上昇し、光電センサー等のセンサー28がカーテンKを検出しなくなった時点でフック部2が停止する。センサー28の一方が発光センサーでもう一方が受光センサーとなっており、カーテンKがあれば発光センサーの光を遮るため、カーテンKの有無が確認できる。この制御により、カーテンKの丈寸法にかかわらず、カーテンKの下端の位置が常に一定と設定される。運転スイッチについては、特に図示をしてないが、操作ボックス27に適宜設けたり、フック部2や整反部3の上昇用のフットスイッチとして適宜設けたりしておくと装置の使い勝手を向上することができるので必要に応じて設けることが好ましい。
開閉フレーム25,25を回動させて、折込み具22と折込み具23との食い違い状態に戻す。カーテンKがきれいな波板状になっていない部分があれば食い違い状態に戻す前に作業者が手で乱れている部分を手直ししたり、場合により折込み具22と折込み具23との食い違い状態に戻した状態で整反部3のみを上下させてカーテンKに乱れのない波板状になるようにする。
整反部3を上昇させ、カーテンKの波板状に加工したい位置で停止させ、運転スイッチを押す。噴射ノズル部21がエアシリンダ20の作動により退避位置(図2の二点鎖線の位置)から回動してカーテンKが波板状になった位置に移動する。すなわち図5に示すように波板状になったカーテンKの谷状になった部分へ噴射ノズル部21がそれぞれ位置するのである。噴射ノズル部21内に設置されたヒーター21aで所定温度に加熱された状態となっているので、スチームバルブ21gを開きボイラー(図示せず)からの蒸気がベース21dに流入される。そして、複数設置された噴射ノズル部21の噴射口21cとベース21dに設けられたベース噴射口21eから過熱蒸気を噴射する。
過熱蒸気が噴射されると同時に、ブロアー29の動作で吸引箱24で吸引を開始する。上記の動作とともに、整反部3が整反部モーター5の駆動により所定の速度で降下し、カーテンKに対して波形状に仕上げる加工を行うのである。仕上げ加工を行いながら整反部3が下降し、カーテンKの下端までくると、整反部3がセンサー28に検知される。センサー28に検知されると整反部3は移動速度を落とし、下端部においてカーテンKが折り返されて縫製された裾部分を低速で移動して過熱蒸気で仕上げ加工を施すのである。本実施形態においては、カーテンKの下端の検出と整反部3の検出をセンサー28のみで説明しているが、カーテンKの下端の検出と整反部3の検出はそれぞれ別のセンサーで検出するようにしてもよい。
低速で整反部3が移動しながら所定距離(折込み具22,23がカーテンK下端から外れてしまわない位置)を過熱蒸気で仕上げ加工をすると過熱蒸気の噴射を停止して整反部3が停止する。整反部3の停止とともにエアシリンダ20の作動で、噴射ノズル部21がカーテンKから退避する位置へ移動する。(図2の二点鎖線位置)
噴射ノズル部21が退避した状態で、再度整反部3を波形状に仕上げ加工を始めた位置まで上昇させる。このとき、初めに仕上げ加工をさせるために上昇させた位置を記憶させておくように制御すると自動的に上昇させることができる。整反部モーター5にサーボーモーターやエンコーダーなどを使用して位置決め制御をすることにより自動的な動作をさせることが可能となるのである。
整反部3を上昇させて停止させると、再び運転スイッチを押し、エアシリンダ20の作動により退避位置(図2の二点鎖線の位置)から回動してカーテンKが波板状になった位置に移動する。噴射ノズル部21内に設置されたヒーター21aで所定温度に加熱された状態となっているので、バルブ21hを開いてコンプレッサー(図示せず)からの空気をベース21dへ流入させる。
コンプレッサーから流入した空気は、ヒーター21aにより加熱された状態で噴射口21c及びベース噴射口21eから噴射され、先ほど過熱蒸気で仕上げ加工したカーテンKに対して噴射される。生地の厚いカーテンKなどでは、上述した過熱蒸気が生地に残っており、吸引箱24の吸引によっても吸引しきれていない状態であるため、仕上げ加工に続いて、残留した過熱蒸気の湿気を乾燥するために、温風を噴射することにより生地を乾燥させるのである。そして、カーテンKの仕上げ加工工程と同様に、整反部3を降下させながら噴射ノズル部21及びベース21dから温風を噴射させることによりカーテンKの乾燥を行う。
センサー28が整反部3を検知すると整反部3は仕上げ加工工程と同様に低速移動になり、裾部分の乾燥を行う。乾燥工程においては、噴射ノズル部21すなわち整反部3がカーテンKの下端から完全に外れるまで移動して停止する。整反部3の停止後は、バルブ21hを閉じ温風の噴射を停止させるとともに、エアシリンダ20の作動により噴射ノズル部21を退避位置に移動させる。
以上にて、カーテンKの仕上げ工程から乾燥工程までの一連の流れが完了する。カーテンKの丈の長さが種々のため、仕上げ工程の開始位置は作業者が判断しながら整反部3を上昇させるが、乾燥工程においては、先の開始位置を記憶して自動化したり、仕上げ工程完了後に整反部3を上昇させてカーテンKの天部から乾燥させたが、仕上げ工程でカーテンKの下端まで来た時に、スチームバルブ21gを閉じ、バルブ21hを開いて、整反部3を上昇させながら乾燥させるように制御することも可能である。この時は、仕上げ工程開始位置まで上昇した時に、整反部3が停止して、噴射ノズル部21をエアシリンダ20の作動で退避させればよいのである。整反部3を上昇する工程を省略することができ、また、次のカーテンKの仕上げをするために整反部3が上昇した位置とするので装置の動作としても効率よくカーテンKの仕上げを行うことができる。
図6にフック部2と整反部3の別実施形態を説明する。上記の実施の形態においてはフック部2の上昇停止後、整反部3を作業者が上昇・停止させるという構造であることを説明した。図6においては、フック部2にストライカー30を設け、整反部3に上記ストライカー30を検知するセンサー31を設ける。そして、センサー31がストライカー30を検知した状態が整反部3が仕上げ加工の開始位置となるようにセンサー31とストライカー30の位置関係を定めておく。
運転スイッチとして適宜フットスイッチ(図示せず)などにてフック部2を上昇させた際には、整反部3も引き続いて上昇するように制御する。フック部2の上昇を停止させると整反部3のセンサー31でフック部2のストライカー30を検知した位置で整反部3も停止する。このような制御により、フック部2に対する整反部3の位置を一定とすることができる。
カーテンKを吊り下げてフック部2を上昇させると整反部3も上昇する。センサー28でカーテンKの下端が検出されない位置まで上昇すればフック部2が停止する。引き続き、整反部3もセンサー31がストライカーを検知した位置で停止する。フットスイッチ(図示せず)を運転スイッチとして作動させると整反部3は既に仕上げ加工開始位置にあるので、噴射ノズル部21がエアシリンダ20の作動により退避位置(図2の二点鎖線の位置)から回動してカーテンKが波板状になった位置に移動して噴射口21cとベース噴射口21eから過熱蒸気を噴射しながら整反部3が下降して仕上げ加工を行うのである。
仕上げ加工が完了し再び整反部3を上昇させて、フック部2に対して定められた位置で停止させた後、整反部3を下降させて乾燥工程を行うときの乾燥工程の開始位置と、仕上げ加工を完了し整反部3を上昇させながら乾燥工程を行い、乾燥工程の終了位置についても同じように上記のセンサー31がストライカー30を検知した位置として自動化した動作を行うように制御することができる。
本実施形態においても、運転スイッチにはフットスイッチ等適宜必要な個数設置したり、カーテンKの裾部においては仕上げ加工と乾燥工程における整反部3の移動を低速で移動させるとより確実に仕上げができる。またセンサー28はカーテンKの裾部の検知のみとし、整反部3の検知は別センサーを用いてもよいことは言うまでもない。
さらに、いずれの実施形態においても仕上げ加工を行うカーテンKの種類によって仕上げ工程から乾燥工程までを行う制御とするのか、従来通り仕上げ工程のみとする制御とするかについても操作ボックス27等に適宜切替用のスイッチなどを設けておくとよい。
さらに以上の実施例の他に、仕上げ加工専用の噴射ノズル部と、その仕上げ加工専用噴射ノズル部の上方に乾燥専用噴射ノズル部をそれぞれ設置し、図3と同様にそれぞれの噴射ノズルをエアシリンダで退避位置と作動位置に回動できるようにして、仕上げ加工専用の噴射ノズル部からは過熱蒸気を噴射させ、上方の乾燥専用噴射ノズル部からは温風を噴射させるようにしてもよい。このような構成にすると、過熱蒸気と温風をそれぞれの噴射ノズル部から噴射させながら、同時に下降させることにより、仕上げ加工と乾燥を同時に行うことができるため作業時間を短縮することができる。仕上げ加工開始位置から所定距離下降したときに、すなわち、仕上げ加工専用噴射ノズルが仕上げ加工を開始した位置に乾燥専用噴射ノズルが位置する位置へ整反部が下降したときに乾燥専用噴射ノズルが退避位置から回動し温風の噴射を開始するように制御すればよいのである。
噴射ノズル部2を仕上げ加工と乾燥のために2回上下させて、同じ噴射ノズル部21から初回は過熱蒸気、2回目は温風を噴射することにより、過熱蒸気を噴射させながら噴射ノズル部を移動したときと同じ噴射経路を2回目に温風を噴射しながら通過するので、2回目の下降時に噴射される温風で残留した水分を効率よく乾燥させることができる。もちろん、噴射ノズル部を仕上げ専用と乾燥専用に設けた場合においても、同じ位置に噴射口を設けておくことで効率よく乾燥させることができるのである。装置を安く構成するために噴射ノズル部を2度上下させるようにするか、仕上げ加工と乾燥にそれぞれに専用の噴射ノズル部を設けておく構造とするかについては適宜選択して実施することが可能である。
本発明のカーテン仕上げ装置の構造を説明する正面図。 本発明のカーテン仕上げ装置の構造を説明する側面図。 本発明のカーテン仕上げ装置の整反部を説明する側面図。 噴射ノズル部を説明する図。 整反部においてカーテンKが波板状に加工される状態を説明する図。 フック部と整反部の別実施形態を説明する図。
符号の説明
K カーテン
1 フレーム
2 フック部
3 整反部
4 フック部モーター
5 整反部モーター
6 チェーン
7 チェーン
8 第1上部軸
9 第2上部軸
10 第1スプロケット
11 第2スプロケット
12 スプロケット
13 スプロケット
14 スプロケット
15 スプロケット
16 保持部
20 エアシリンダ
21 噴射ノズル部
21a ヒーター
21b 噴射穴
21c 噴射口
21d ベース
21e ベース噴射口
21f 温度センサー
21g スチームバルブ
21h バルブ
22 折込み具
23 折込み具
24 吸引箱
25 開閉フレーム
26 フレーム部
27 操作ボックス
28 センサー
29 ブロアー
30 ストライカー
31 センサー
32 ガイド

Claims (2)

  1. 繊維織物からなり、天部に所定間隔で一山以上の縫いひだを備えたカーテンを吊下げ、このカーテンの上記縫いひだよりも下の部分を横断面ジグザグ状に屈曲し、このカーテンの表側および裏側の少なくとも一方で噴射ノズル部をカーテンの縦方向に移動しながらカーテンに過熱蒸気を噴射して上記ジグザグ状屈曲部をその屈曲形状に固定してカーテンを波板状に仕上げ、その後に上記噴射ノズル部を縦方向に移動させながら温風を噴射してカーテンを乾燥させるときに、カーテンに過熱蒸気を噴射して上記ジグザグ状屈曲部をその屈曲形状に固定してカーテンを波板状に仕上げる加工の開始位置を記憶あるいはカーテン吊下げ位置から所定距離だけ下方となるように位置させ、温風を噴射して乾燥させる場合に上記仕上げ加工の開始位置を温風噴射の開始位置もしくは完了位置として噴射ノズル部の縦方向への移動を自動的に行うことを特徴とするカーテンの仕上げ装置。
  2. 請求項1に記載されたカーテンの仕上げ装置において、噴射ノズル部に対向して上記噴射ノズル部から噴射された過熱蒸気または温風を吸引するための吸引装置が設けられたカーテンの仕上げ装置。
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