JP4724243B2 - 加硫ゴムシートおよび複合加硫ゴムシート並びにこれらの製造方法 - Google Patents
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Description
そこでこれまで長さ方向の拡大については、熱盤の端部に冷却ゾーンを作ることにより、加硫ゴムシートの端部を未加硫の状態にして次工程で未加硫部分同士をプレスで接合することにより一体成型の加硫接合シートを製造していた。
このため、従来、加硫したゴムシートの端部をカット・研磨して接着剤を塗布した後、薄く分出しした未加硫シート(パッチシート)を挟んで加硫ゴムシートの端部同士を接合して熱盤を超える大きさのゴムシートを製造する方法が知られている(特許文献1)。
また、加硫ゴムシートの加硫剤を含まない未加硫帯部分を含む端部の帯部分は、一方のシート表面が加硫され、シート表面からの上記加硫部分の厚さが未加硫ゴムシート先端方向にいくに従って薄くなっていることを特徴とする。
また、複合加硫ゴムシートが布入りゴムシートであることを特徴とする。
また、上記加硫剤を含まない未加硫ゴムシートの少なくとも1つの表面を離型フィルムで覆う工程が、表面を離型フィルムで覆い、裏面に加硫剤溶液を塗布・乾燥する工程であることを特徴とする。
本発明の加硫ゴムシートは、加硫剤と共に他の配合剤を配合した未加硫ゴムシート(以下、Aシートともいう)の端部に、加硫剤のみを除いた以外はAシートと同じ割合の配合を有する帯状の未加硫ゴムシート、またはAシートと同一または類似の条件で加硫する帯状の未加硫ゴムシート(以下、Bシートともいう)を端面または端部接合して、プレス加硫することで得られる。
Aシートは、同一または類似の条件で加硫できるシートであれば、同一または組成の異なるシートを複数枚幅方向に接合したものであってもよい。Aシートは未加硫ゴムシートであるので、加硫前はプレス等により容易に一体化できる。例えば、幅1100mm、長さ4200mmの未加硫シリコーンゴムシート2枚を幅方向に10mm重ねて未加硫状態でプレスすることにより、幅2100mm、長さ4200mmのAシートを製造できる。同様に、種類の異なるゴムシートを接合することができる。
これら加硫剤を配合することで、接合面において加硫剤がAシートの端面からBシートの端面へ移行または拡散し易くなる。
接合部にAシートとは異なる物性を付与する場合は、AシートとBシートとの配合の種類および割合を変更することができる。
ゴムに加硫剤および他の配合剤を2本ロール、バンバリーミキサー、ドウミキサー(ニーダー)などのゴム練り機を用いて混練して未加硫ゴムシート1(Aシート)を作製する。同様にAシート配合より加硫剤のみを除いた配合の未加硫ゴムシート2(Bシート)を作製する(図1(a))。
未加硫ゴムシート1の端面1aと未加硫ゴムシート2の端面2aとを端面同士を接合したときに隙間なく接合できる相似形に切断して、その端面同士を接合部3にて圧着する(図1(b))。
プレス機より取り出した後の未加硫部分2c’を含む加硫ゴムシート6’は、加硫ゴムシート1bが接合部3において、Bシートの加硫部分2bと一体加硫されている(図1(d))。
また、加硫ゴムシート6’は、加硫ゴムシート1bが接合部3において、Bシートの加硫部分2bと一体加硫されると共に、加硫剤溶液2dが塗布されているので、未加硫ゴムシート2の裏面となる他の表面2fよりも加硫が進行する。この加硫されている2b’部分は、接合部3の加硫剤濃度が未加硫ゴムシート2先端部よりも相対的に高くなるので、表面からの加硫部分の厚さが厚くなり、未加硫ゴムシート2先端部の方向にいくに従って加硫部分の厚さが薄くなる(図6(d))。
なお、未加硫部分2c’の幅は、ゴム弾性の有無、引き裂き抵抗、ゴム溶剤への溶解性等により、容易に判別して測定できる。
また、図1および図6においては、加硫ゴムシート6の1つの端面に未加硫ゴムシートを設ける例について説明したが、他の端面にも未加硫ゴムシートの端面を接合して同時プレス加硫することで、例えば加硫ゴムシート6の4つの端面にも未加硫ゴムシート部分を設けることができる。
また、加硫ゴムシート6は、必要に応じて布入りシートとすることができる。
図6(e)に示す加硫ゴムシート6は、未加硫ゴムシートの端部における一方のシート表面が加硫されている加硫ゴムシートの例である。
また、図6(e)に示す加硫ゴムシート6において、加硫されている2b’部分の加硫厚さは、加硫および未加硫帯部分において、ゴムシート厚さt3の10%以下の厚さであることが好ましい。さらに未加硫帯部分の先端部では加硫厚さは0であることが好ましい。また、接合部からの長さは3〜50mm、好ましくは3〜20mmである。
本発明の複合加硫ゴムシートの製造について図2を参照して説明する。図2(a)〜(c)は、複合加硫ゴムシートの製造工程を示す図である。なお、図2、図3、図5、図7において、斜線部分は加硫している部分を表す。
端部に加硫剤を含まない未加硫帯部分2cを有する加硫ゴムシート6と、加硫剤を含む未加硫ゴムシート7とを準備する(図2(a))。
未加硫ゴムシート7は、未加硫帯部分2cと同一または類似の加硫条件で加硫できるシートであれば、異なる材質・組成であってもよい。好ましくは、加硫ゴムシート6を製造するための加硫剤を含む未加硫ゴムシート1と同じ材質・組成の未加硫ゴムシートである。同じ材質・組成の未加硫ゴムシートであることにより、複合加硫ゴムシートとしたときに、特性の均一な複合加硫ゴムシートが得られる。また、未加硫ゴムシート7の幅の長さ等、その大きさは任意に選択できる。
その後、プレス加硫により同時加硫し、一体化させることで、複合加硫ゴムシート8が製造できる(図2(c))。
プレス加硫により同時加硫することで、一体化させた接合部8bのシート厚さが加硫ゴムシート8aの厚さと同一となる。
プレス加硫条件は、加硫ゴムシート6および未加硫ゴムシート7の厚さ、大きさ等により最適条件を選択する。
加硫ゴムシート6の対辺の両端面に未加硫ゴムシートを設け、図2に示す方法で対辺同士を、未加硫ゴムシート7を介して、接合することにより、スリーブ(図4(a))を製造できる。
また、加硫ゴムシート6を複数用いて、それぞれの対辺の端面に未加硫ゴムシートを設け、図2に示す方法で複数の加硫ゴムシート6の対辺同士を、未加硫ゴムシート7を介して、接合することにより、無端ベルト(図4(b))を製造できる。
端部に加硫剤を含まない未加硫帯部分2cを有する加硫ゴムシート6を準備する(図5(a))。
加硫ゴムシート6の端部の未加硫帯2c部分同士を端面接合して、この未加硫帯2cに加硫剤溶液2dを塗布・乾燥する(図5(b))。加硫剤は加硫ゴムシート6製造に用いた加硫剤を用いることができる。
その後、プレス加硫により同時加硫し、一体化させることで、複合加硫ゴムシート8’を製造できる(図5(c))。
プレス加硫により同時加硫することで、一体化させた接合部8’bのシート厚さが加硫ゴムシート8’aの厚さと同一となる。
プレス加硫条件は、加硫ゴムシート6の厚さ、大きさ等により最適条件を選択する。
未加硫ゴムシート6の端部の断面は、それぞれ、加硫されている表面に対して鋭角でバイアスカット(図7(a)、(b))、同直角にカット(図7(c))、同鈍角にバイアスカット(図7(d))されている場合がある。
図7(a)および図7(b)に示す接合の場合は、端部の未加硫帯2c部分同士を、加硫剤を含む未加硫ゴムシート7を介在させ、未加硫帯2c部分と未加硫ゴムシート7とをプレス加硫により同時加硫することで複合加硫ゴムシートが得られる。
図7(c)に示す接合の場合は、端部の未加硫帯2c部分同士を端面接合して、この未加硫帯2cに加硫剤溶液2dを塗布・乾燥して、その後、プレス加硫により同時加硫することで複合加硫ゴムシートが得られる。
図7(d)に示す接合の場合は、加硫されている端部表面の反対側の面同士を重ね合わせて、この重ね合わせ面となる部分に加硫剤溶液2dを塗布・乾燥して、その後、プレス加硫により同時加硫することで複合加硫ゴムシートが得られる。この場合、未加硫部分は塑性変形するので、プレス加硫することで、一体化させた接合部のシート厚さを加硫ゴムシートの厚さと同一とすることができる。
また、接合する面には、加硫剤溶液を塗布・乾燥後に、シリコーンプライマーなどのプライマーを塗布・乾燥することが好ましい。プライマーを塗布・乾燥することにより、接着強度などの品質のバラツキを防ぐことができる。プライマーとしては、例えば、信越化学社製シリコーンプライマーNo24が挙げられる。
信越化学工業(株)製シリコーンゴムコンパウンド(商品名:KE961U)100部に加硫成分として2,5ジメチル−2,5ビス(t−ブチルパーオキシ)−へキサンを80重量%含有する信越化学工業(株)製シリコーンゴムコンパウンド用加硫剤(商品名:C−8A)0.5部を配合して、このコンパウンドをロールで分出しして厚さ3mm×幅290mm×長さ300mmの大きさに裁断して、加硫剤を含む未加硫シリコーンゴム1(Aシート)を製造した。
一方、信越化学工業(株)製シリコーンゴムコンパウンド(商品名:KE961U)100部をロールで分出しして厚さ3mm×幅10mm×長さ300mmの短冊状の大きさに裁断して、加硫剤を含まない未加硫シリコーンゴム2(Bシート)を製造した。
上記枠ゲージに仕込んだ成型品を熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度164℃、加硫時間30分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫した。
プレス機より取り出し後、未加硫シリコーンゴム2を覆っていたセパレータフィルムを剥ぎ取り、接合部から3〜5mm程度の長さを残して、未加硫シリコーンゴム2を切り取ることで、端部を接合できる加硫ゴムシートを製造した。なお、未加硫シリコーンゴムシート2の加硫部分の接合部からの長さはゴム弾性の有無で測定したところ約2mmであった。
実施例1で得られた加硫ゴムシートを2枚と、実施例1で準備した未加硫シリコーンゴム1(Aシート)を厚さ3mm×幅5mm×長さ300mmの短冊状の大きさに裁断したシート1枚とを準備する。
加硫ゴムシート2枚の間に上記短冊状のシート1枚を、短冊状のシートの端面と加硫ゴムシートの未加硫部分の端面とを図2(b)に示すように密接して、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度164℃、加硫時間30分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで複合加硫ゴムシートを製造した。得られた複合加硫ゴムシートの接合部の外観、硬さ、引張り強さ、伸びを測定した。外観は目視により、硬さはJISK6253−1997(タイプAデュロメーター)、引張り強さおよび伸びはJISK6251−2004により測定した。結果を表1に示す。なお、表1において、実施例2コントロールは、実施例1で得られた加硫ゴムシートの加硫部分の特性であり、実施例2従来接合品は、実施例1で準備した未加硫シリコーンゴム1の端部同士8mmを重ね合わせて、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度164℃、加硫時間30分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで得られた複合加硫ゴムシートの接合部の試験結果である。
三井化学(株)製EPDMゴム(商品名:三井EPT3045)100部に、加硫成分として過酸化物系加硫剤(商品名:バロキシンKED40MB)10部と、堺化学(株)製酸化亜鉛(商品名:酸化亜鉛2種)5部、花王(株)製ステアリン酸1部と、東海カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:シースト#116)50部と、日本サン石油(株)製軟化剤(商品名:サンフレックス2280)13部とを配合して、このコンパウンドをロールで分出しして厚さ3mm×幅290mm×長さ300mmの大きさに裁断して、加硫剤を含む未加硫EPDMゴムシート1(Aシート)を製造した。
一方、三井化学(株)製EPDMゴム(商品名:三井EPT3045)100部に、堺化学(株)製酸化亜鉛(商品名:酸化亜鉛2種)5部、花王(株)製ステアリン酸1部と、東海カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:シースト#116)50部と、日本サン石油(株)製軟化剤(商品名:サンフレックス2280)13部とを配合して、このコンパウンドをロールで分出しして厚さ3mm×幅10mm×長さ300mmの短冊状の大きさに裁断して、加硫剤を含まない未加硫EPDMゴムシート2(Bシート)を製造した。
上記枠ゲージに仕込んだ成型品を熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度164℃、加硫時間20分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫した。
プレス機より取り出し後、未加硫EPDMゴムシート2を覆っていたセパレータフィルムを剥ぎ取り、接合部から3〜5mm程度の長さを残して、未加硫EPDMゴムシート2を切り取ることで、端部を接合できる加硫ゴムシートを製造した。なお、未加硫EPDMゴムシート2の加硫部分の接合部からの長さはゴム弾性の有無で測定したところ約2mmであった。
実施例3で得られた加硫ゴムシートを2枚と、実施例3で準備した未加硫EPDMゴムシート1を厚さ3mm×幅5mm×長さ300mmの短冊状の大きさに裁断したシート1枚とを準備する。
加硫ゴムシート2枚の間に上記短冊状のシート1枚を、短冊状のシートの端面と加硫ゴムシートの未加硫部分の端面とを図2(b)に示すように密接して、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度164℃、加硫時間30分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで複合加硫ゴムシートを製造した。得られた複合加硫ゴムシートの接合部の外観、硬さ、引張り強さ、伸びを実施例2と同様に測定した。結果を表1に示す。なお、表1において、実施例4コントロールは、実施例3で得られた加硫ゴムシートの加硫部分の特性であり、実施例4従来接合品は、実施例3で準備した未加硫EPDMゴムシート1の端部同士8mmを重ね合わせて、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度164℃、加硫時間30分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで得られた複合加硫ゴムシートの接合部の試験結果である。
バイエル社製クロロブチルゴム(商品名:クロロブチル1240)70部および三井化学(株)製EPDMゴム(商品名:三井EPT3045)30部に、加硫成分としてラインケミー社製硫黄(商品名:レノグランS−80)0.6部と、加硫促進剤としてラインケミー社製の商品名:レノグランCBS−80を0.6部と、同レノグランTMTD−80を0.6部と、堺化学(株)製酸化亜鉛(商品名:酸化亜鉛2種)3部と、花王(株)製ステアリン酸1部と、東海カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:シースト#116)30部と、新日化カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:HTC#SL)20部と、日本サン石油(株)製軟化剤(商品名:サンフレックス2280)10部とを配合して、このコンパウンドをロールで分出しして厚さ3mm×幅290mm×長さ300mmの大きさに裁断して、加硫剤を含む未加硫ブチルゴムシート1(Aシート)を製造した。
一方、バイエル社製クロロブチルゴム(商品名:クロロブチル1240)70部および三井化学(株)製EPDMゴム(商品名:三井EPT3045)30部に、堺化学(株)製酸化亜鉛(商品名:酸化亜鉛2種)3部と、花王(株)製ステアリン酸1部と、東海カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:シースト#116)30部と、新日化カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:HTC#SL)20部と、日本サン石油(株)製軟化剤(商品名:サンフレックス2280)10部とを配合して、このコンパウンドをロールで分出しして厚さ3mm×幅10mm×長さ300mmの短冊状の大きさに裁断して、加硫剤を含まない未加硫ブチルゴムシート2(Bシート)を製造した。
上記枠ゲージに仕込んだ成型品を熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度164℃、加硫時間20分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫した。
プレス機より取り出し後、未加硫ブチルゴムシート2を覆っていたセパレータフィルムを剥ぎ取り、接合部から3〜5mm程度の長さを残して、未加硫ブチルゴムシート2を切り取ることで、端部を接合できる加硫ゴムシートを製造した。なお、未加硫ブチルゴムシート2の加硫部分の接合部からの長さはゴム弾性の有無で測定したところ約2mmであった。
実施例5で得られた加硫ゴムシートを2枚と、実施例5で準備した未加硫ブチルゴムシート1を厚さ3mm×幅5mm×長さ300mmの短冊状の大きさに裁断したシート1枚とを準備する。
加硫ゴムシート2枚の間に上記短冊状のシート1枚を、短冊状のシートの端面と加硫ゴムシートの未加硫部分の端面とを図2(b)に示すように密接して、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度151℃、加硫時間30分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで複合加硫ゴムシートを製造した。得られた複合加硫ゴムシートの接合部の外観、硬さ、引張り強さ、伸びを実施例2と同様に測定した。結果を表1に示す。なお、表1において、実施例6コントロールは、実施例5で得られた加硫ゴムシートの加硫部分の特性であり、実施例6従来接合品は、実施例5で準備した未加硫ブチルゴムシート1の端部同士8mmを重ね合わせて、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度151℃、加硫時間30分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで得られた複合加硫ゴムシートの接合部の試験結果である。
バイエル社製ブロモブチルゴム(商品名:ブロモブチルX2)100部に、加硫成分として過酸化物系加硫剤(商品名:バロキシンKED40MB)2部と、堺化学(株)製酸化亜鉛(商品名:酸化亜鉛2種)1.5部と、花王(株)製ステアリン酸1部と、東海カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:シースト#3)40部と、新日化カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:HTC#SL)40部と、日本サン石油(株)製軟化剤(商品名:サンフレックス2280)5部とを配合して、このコンパウンドをロールで分出しして厚さ3mm×幅290mm×長さ300mmの大きさに裁断して、加硫剤を含む未加硫ブチルゴムシート1(Aシート)を製造した。
一方、バイエル社製ブロモブチルゴム(商品名:ブロモブチルX2)100部に、堺化学(株)製酸化亜鉛(商品名:酸化亜鉛2種)1.5部と、花王(株)製ステアリン酸1部と、東海カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:シースト#3)40部と、新日化カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:HTC#SL)40部と、日本サン石油(株)製軟化剤(商品名:サンフレックス2280)5部とを配合して、このコンパウンドをロールで分出しして厚さ3mm×幅10mm×長さ300mmの短冊状の大きさに裁断して、加硫剤を含まない未加硫ブチルゴムシート2(Bシート)を製造した。
上記枠ゲージに仕込んだ成型品を熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度164℃、加硫時間20分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫した。
プレス機より取り出し後、未加硫ブチルゴムシート2を覆っていたセパレータフィルムを剥ぎ取り、接合部から3〜5mm程度の長さを残して、未加硫ブチルゴムシート2を切り取ることで、端部を接合できる加硫ゴムシートを製造した。なお、未加硫ブチルゴムシート2の加硫部分の接合部からの長さはゴム弾性の有無で測定したところ約2mmであった。
実施例7で得られた加硫ゴムシートを2枚と、実施例7で準備した未加硫ブチルゴムシート1を厚さ3mm×幅5mm×長さ300mmの短冊状の大きさに裁断したシート1枚とを準備する。
加硫ゴムシート2枚の間に上記短冊状のシート1枚を、短冊状のシートの端面と加硫ゴムシートの未加硫部分の端面とを図2(b)に示すように密接して、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度151℃、加硫時間30分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで複合加硫ゴムシートを製造した。得られた複合加硫ゴムシートの接合部の外観、硬さ、引張り強さ、伸びを実施例2と同様に測定した。結果を表1に示す。なお、表1において、実施例8コントロールは、実施例7で得られた加硫ゴムシートの加硫部分の特性であり、実施例8従来接合品は、実施例7で準備した未加硫ブチルゴムシート1の端部同士8mmを重ね合わせて、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度151℃、加硫時間30分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで得られた複合加硫ゴムシートの接合部の試験結果である。
バイエル社製クロロブチルゴム(商品名:クロロブチル1240)100部に、加硫成分として田岡化学(株)製樹脂系加硫剤(商品名:タッキロール#250)10部と、堺化学(株)製酸化亜鉛(商品名:酸化亜鉛2種)5部と、花王(株)製ステアリン酸1部と、東海カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:シースト#116)50部とを配合して、このコンパウンドをロールで分出しして厚さ3mm×幅290mm×長さ300mmの大きさに裁断して、加硫剤を含む未加硫ブチルゴムシート1(Aシート)を製造した。
一方、バイエル社製クロロブチルゴム(商品名:クロロブチル1240)100部に、堺化学(株)製酸化亜鉛(商品名:酸化亜鉛2種)5部と、花王(株)製ステアリン酸1部と、東海カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:シースト#116)50部とを配合して、このコンパウンドをロールで分出しして厚さ3mm×幅10mm×長さ300mmの短冊状の大きさに裁断して、加硫剤を含まない未加硫ブチルゴムシート2(Bシート)を製造した。
上記枠ゲージに仕込んだ成型品を熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度164℃、加硫時間30分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫した。
プレス機より取り出し後、未加硫ブチルゴムシート2を覆っていたセパレータフィルムを剥ぎ取り、接合部から3〜5mm程度の長さを残して、未加硫ブチルゴムシート2を切り取ることで、端部を接合できる加硫ゴムシートを製造した。なお、未加硫ブチルゴムシート2の加硫部分の接合部からの長さはゴム弾性の有無で測定したところ約2mmであった。
実施例9で得られた加硫ゴムシートを2枚と、実施例9で準備した未加硫ブチルゴムシート1を厚さ3mm×幅5mm×長さ300mmの短冊状の大きさに裁断したシート1枚とを準備する。
加硫ゴムシート2枚の間に上記短冊状のシート1枚を、短冊状のシートの端面と加硫ゴムシートの未加硫部分の端面とを図2(b)に示すように密接して、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度151℃、加硫時間40分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで複合加硫ゴムシートを製造した。得られた複合加硫ゴムシートの接合部の外観、硬さ、引張り強さ、伸びを実施例2と同様に測定した。結果を表1に示す。なお、表1において、実施例10コントロールは、実施例9で得られた加硫ゴムシートの加硫部分の特性であり、実施例10従来接合品は、実施例9で準備した未加硫ブチルゴムシート1の端部同士8mmを重ね合わせて、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度151℃、加硫時間40分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで得られた複合加硫ゴムシートの接合部の試験結果である。
信越化学工業(株)製シリコーンゴムコンパウンド(商品名:KE961U)100部に加硫成分として2,5ジメチル−2,5ビス(t−ブチルパーオキシ)−へキサンを80重量%含有する信越化学工業(株)製シリコーンゴムコンパウンド用加硫剤(商品名:C−8A)0.5部を配合して、このコンパウンドをロールで分出しして厚さ2mm×幅280mm×長さ300mmの大きさに裁断して、加硫剤を含む未加硫シリコーンゴム1(Aシート)を製造した。
一方、信越化学工業(株)製シリコーンゴムコンパウンド(商品名:KE961U)100部をロールで分出しして厚さ2mm×幅10mm×長さ300mmの短冊状の大きさに裁断して、加硫剤を含まない未加硫シリコーンゴム2(Bシート)を製造した。
上記枠ゲージに仕込んだ成型品を熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度164℃、加硫時間30分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫した。
プレス機より取り出し後、両端に配置された未加硫シリコーンゴム2を覆っていたセパレータフィルムを剥ぎ取り、接合部から3〜5mm程度の長さを残して、未加硫シリコーンゴム2を切り取ることで、両端部を接合できる加硫ゴムシートを製造した。なお、未加硫シリコーンゴムシート2の加硫部分の接合部からの長さはゴム弾性の有無で測定したところ約2mmであった。
実施例11で得られた両端に未加硫部分を含む加硫ゴムシートを1枚と、実施例11で準備した未加硫シリコーンゴム1(Aシート)を厚さ2mm×幅5mm×長さ300mmの短冊状の大きさに裁断したシート1枚とを準備する。
両端に未加硫部分を含む加硫ゴムシートを未加硫部分同士が接合するように輪状に丸めて、その未加硫部分同士の間に未加硫シリコーンゴム1(Aシート)を密着させる。密着部分を上部にした輪状の中心部にクッションゴムシートを入れて、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度164℃、加硫時間30分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで図4(a)に示すスリーブを製造した。
得られたスリーブの接合部の外観、硬さ、引張り強さ、伸びを測定した。外観は目視により、硬さはJISK6253−1997(タイプAデュロメーター)、引張り強さおよび伸びはJISK6251−2004により測定した。結果を表2に示す。なお、表2において、実施例12コントロールは、実施例11で得られた加硫ゴムシートの加硫部分の特性であり、実施例12従来接合品は、実施例11で準備した未加硫シリコーンゴム1の端部同士8mmを重ね合わせて、実施例11と同様に熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度164℃、加硫時間30分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで得られたスリーブの接合部の試験結果である。
このスリーブは成型用エアーバック用として使用できる。
デンカ(株)製クロロプレンゴム(商品名:クロロプレンM−120)60部とJSR(株)製油展SBRゴム(商品名:JSR1723)55部とに、加硫成分としてラインケミー社製硫黄(商品名:レノグランS−80)0.8部と、加硫促進剤としてラインケミー社製の商品名:レノグランETU−80を0.2部と、同レノグランTS−80Eを1部と、旭カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:旭#55)50部と、土屋カオリン(株)製クレー(商品名:AXカオリンクレー)15部と、花王(株)製ステアリン酸2部と、谷口石油(株)製ナフテン系可塑剤(商品名:NCL−22)6部と、堺化学(株)製酸化亜鉛(商品名:酸化亜鉛2種)3部と、日本サン石油(株)製酸化マグネシウム(商品名:#150)3部とを配合して、このコンパウンドをロールで分出しして厚さ1.5mm×幅280mm×長さ300mmの大きさに裁断して、加硫剤を含む未加硫クロロプレンゴムシート1(Aシート)を2枚製造した。
一方、デンカ(株)製クロロプレンゴム(商品名:クロロプレンM−120)60部とJSR(株)製油展SBRゴム(商品名:JSR1723)55部とに、旭カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:旭#55)50部と、土屋カオリン(株)製クレー(商品名:AXカオリンクレー)15部と、花王(株)製ステアリン酸2部と、谷口石油(株)製ナフテン系可塑剤(商品名:NCL−22)6部と、堺化学(株)製酸化亜鉛(商品名:酸化亜鉛2種)3部と、日本サン石油(株)製酸化マグネシウム(商品名:#150)3部とを配合して、このコンパウンドをロールで分出しして厚さ1.5mm×幅20mm×長さ300mmの大きさに裁断して、加硫剤を含まない未加硫クロロプレンゴムシート2(Bシート)を2枚製造した。また、厚さ0.5mm×幅(15mm〜17mm)×長さ300mmの大きさに裁断して、加硫剤を含まない未加硫クロロプレンゴムシート2(Bシート)を3枚製造した。
上記枠ゲージに仕込んだ成型品を熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度151℃、加硫時間40分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫した。
プレス機より取り出し後、未加硫クロロプレンゴムシート2を覆っていたセパレータフィルムを剥ぎ取り、接合部から3〜5mm程度の長さを残して、テトロン織布を残して未加硫クロロプレンゴムシート2を取り除くことで、端部を接合できる布入り加硫ゴムシートを製造した。なお、未加硫クロロプレンゴムシート2の加硫部分の接合部からの長さはゴム弾性の有無で測定したところ約2mmであった。
実施例13で得られた布入り加硫ゴムシートを2枚と、実施例13で準備した未加硫EPDMゴムシート1を厚さ0.5mm×幅(15mm〜17mm)×長さ300mmの短冊状の大きさに裁断したシート3枚とを準備する。
加硫ゴムシート2枚の端部間に上記短冊状のシートを、短冊状のシート、一方の加硫ゴムシートのテトロン織布、短冊状のシート、他方の加硫ゴムシートのテトロン織布、および短冊状のシートの順に上下に挟んで、短冊状のシートの端面と加硫ゴムシートの未加硫部分の端面とを密接して、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度151℃、加硫時間40分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで複合加硫ゴムシートを製造した。
得られた複合加硫ゴムシートの接合部の外観、硬さ、伸びを実施例12と同様に測定した。また引張り強さはJIS L1096(一般織物試験方法)により測定し、その単位はN/3cmで表した。結果を表2に示す。なお、表2において、実施例14コントロールは、実施例13で得られた布入り加硫ゴムシートの加硫部分の特性であり、実施例14従来接合品は、実施例13で準備した未加硫クロロプレンゴムシート1の端部同士8mmを重ね合わせて、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度151℃、加硫時間40分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで得られた複合加硫ゴムシートの接合部の試験結果である。
このテトロン織布入り複合加硫ゴムシートはダム用防水シートなどとして使用できる。
デンカ(株)製クロロプレンゴム(商品名:クロロプレンM−120)60部とJSR(株)製油展SBRゴム(商品名:JSR1723)55部とに、加硫成分としてラインケミー社製硫黄(商品名:レノグランS−80)0.8部と、加硫促進剤としてラインケミー社製の商品名:レノグランETU−80を0.2部と、同レノグランTS−80Eを1部と、旭カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:旭#55)50部と、土屋カオリン(株)製クレー(商品名:AXカオリンクレー)15部と、花王(株)製ステアリン酸2部と、谷口石油(株)製ナフテン系可塑剤(商品名:NCL−22)6部と、堺化学(株)製酸化亜鉛(商品名:酸化亜鉛2種)3部と、日本サン石油(株)製酸化マグネシウム(商品名:#150)3部とを配合して、このコンパウンドをロールで分出しして厚さ10mm×幅280mm×長さ300mmの大きさに裁断して、加硫剤を含む未加硫クロロプレンゴムシート1(Aシート)を製造した。
一方、デンカ(株)製クロロプレンゴム(商品名:クロロプレンM−120)60部とJSR(株)製油展SBRゴム(商品名:JSR1723)55部とに、旭カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:旭#55)50部と、土屋カオリン(株)製クレー(商品名:AXカオリンクレー)15部と、花王(株)製ステアリン酸2部と、谷口石油(株)製ナフテン系可塑剤(商品名:NCL−22)6部と、堺化学(株)製酸化亜鉛(商品名:酸化亜鉛2種)3部と、日本サン石油(株)製酸化マグネシウム(商品名:#150)3部とを配合して、このコンパウンドをロールで分出しして厚さ10mm×幅20mm×長さ300mmの大きさに裁断して、加硫剤を含まない未加硫クロロプレンゴムシート2(Bシート)を製造した。
上記枠ゲージに仕込んだ成型品を熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度151℃、加硫時間60分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫した。
プレス機より取り出し後、未加硫クロロプレンゴムシート2を覆っていたセパレータフィルムを剥ぎ取り、接合部から3〜5mm程度の長さを残して未加硫クロロプレンゴムシート2を取り除くことで、端部を接合できる加硫ゴムシートを製造した。なお、未加硫クロロプレンゴムシート2の加硫部分の接合部からの長さはゴム弾性の有無で測定したところ約2mmであった。
実施例15で得られた両端に未加硫部分を含む加硫ゴムシートを2枚と、実施例15で準備した未加硫シリコーンゴム1(Aシート)を厚さ10mm×幅(15mm〜17mm)×長さ300mmの短冊状の大きさに裁断したシート1枚とを準備する。
加硫ゴムシート2枚の間に上記短冊状のシートの端面と加硫ゴムシートの未加硫部分の端面とを密接して、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度151℃、加硫時間60分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで複合加硫ゴムシートを製造した。
得られた複合加硫ゴムシートの接合部の外観、硬さ、引張り強さ、伸びを実施例12と同様に測定した。結果を表2に示す。なお、表2において、実施例16コントロールは、実施例15で得られた加硫ゴムシートの加硫部分の特性であり、実施例16従来接合品は、実施例15で準備した未加硫クロロプレンゴムシート1の端部同士8mmを重ね合わせて、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度151℃、加硫時間60分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで得られた複合加硫ゴムシートの接合部の試験結果である。
この厚さの厚い複合加硫ゴムシートはダム用防水シートとして使用できる。
実施例1で得られた未加硫部分を含む加硫ゴムシートを2枚と、加硫剤を含む未加硫シリコーンゴム1(Aシート)を厚さ3mm×幅5mm×長さ300mmの短冊状の大きさに裁断したシート1枚とを準備する。なお、この加硫剤を含む未加硫シリコーンゴムの配合割合は、信越化学工業(株)製シリコーンゴムコンパウンド(商品名:KE961U)100部に加硫成分として2,5ジメチル−2,5ビス(t−ブチルパーオキシ)−へキサンを80重量%含有する信越化学工業(株)製シリコーンゴムコンパウンド用加硫剤(商品名:C−8A)1.0部である。
加硫ゴムシート2枚の間に上記短冊状のシート1枚を、短冊状のシートの端面と加硫ゴムシートの未加硫部分の端面とを図2(b)に示すように密接して、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度164℃、加硫時間30分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで複合加硫ゴムシートを製造した。得られた複合加硫ゴムシートの接合部の外観、硬さ、引張り強さ、伸びを実施例2と同様に測定した。結果を表2に示す。なお、表2において、実施例17コントロールは、実施例1で得られた加硫ゴムシートの加硫部分の特性であり、実施例17従来接合品は、実施例1で準備した未加硫シリコーンゴム1の端部同士8mmを重ね合わせて、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度164℃、加硫時間30分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで得られた複合加硫ゴムシートの接合部の試験結果である。
接合に使用する加硫剤入りの未加硫ゴムシートは、加硫剤の量が通常より多い場合、物性が安定する。
実施例1で得られた未加硫部分を含む加硫ゴムシートを2枚と、加硫剤を含む未加硫シリコーンゴム1(Aシート)を厚さ3mm×幅5mm×長さ300mmの短冊状の大きさに裁断したシート1枚とを準備する。なお、この加硫剤を含む未加硫シリコーンゴムの配合割合は、信越化学工業(株)製シリコーンゴムコンパウンド(商品名:KE961U)100部に加硫成分としてジクミルパーオキサイドを20重量%含有する信越化学工業(株)製シリコーンゴムコンパウンド用加硫剤(商品名:C−3)2.0部である。
加硫ゴムシート2枚の間に上記短冊状のシート1枚を、短冊状のシートの端面と加硫ゴムシートの未加硫部分の端面とを図2(b)に示すように密接して、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度164℃、加硫時間30分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで複合加硫ゴムシートを製造した。得られた複合加硫ゴムシートの接合部の外観、硬さ、引張り強さ、伸びを実施例2と同様に測定した。結果を表2に示す。なお、表2において、実施例18コントロールは、実施例1で得られた加硫ゴムシートの加硫部分の特性であり、実施例18従来接合品は、実施例1で準備した未加硫シリコーンゴム1の端部同士8mmを重ね合わせて、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度164℃、加硫時間30分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで得られた複合加硫ゴムシートの接合部の試験結果である。
実施例1で得られた未加硫部分を含む加硫ゴムシートを2枚と、2,5ジメチル−2,5ビス(t−ブチルパーオキシ)−へキサンを80重量%含有する信越化学工業(株)製シリコーンゴムコンパウンド用加硫剤(商品名:C−8A)1gをトルエン50mlに溶解した加硫剤溶液を準備する。
加硫ゴムシート2枚の端面同士を図5(b)に示すように密接して、2枚のシートの未加硫部分に加硫剤溶液を刷毛で塗付する。乾燥後突き合わせて密着させて、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度100℃、加硫時間3分、加硫圧力として面圧1MPaの条件で予備成型プレス予備加硫する。さらに、加硫温度164℃、加硫時間30分、加硫圧力として面圧1MPaの条件で本加硫することで複合加硫ゴムシートを製造した。得られた複合加硫ゴムシートの接合部の外観、硬さ、引張り強さ、伸びを実施例1と同様に測定した。結果を表2に示す。なお、表2において、実施例19コントロールは、実施例1で得られた加硫ゴムシートの加硫部分の特性であり、実施例19従来接合品は、実施例1で準備した未加硫シリコーンゴム1の端部同士8mmを重ね合わせて、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度164℃、加硫時間30分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで得られた複合加硫ゴムシートの接合部の試験結果である。
バイエル社製クロロブチルゴム(商品名:クロロブチル1240)50部および三井化学(株)製EPDMゴム(商品名:三井EPT3045)50部に、加硫成分としてラインケミー社製硫黄(商品名:レノグランS−80)0.6部と、加硫促進剤としてラインケミー社製の商品名:レノグランCBS−80を0.6部と、同レノグランTMTD−80を0.6部と、堺化学(株)製酸化亜鉛(商品名:酸化亜鉛2種)3部と、花王(株)製ステアリン酸1部と、東海カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:シースト#116)30部と、新日化カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:HTC#SL)20部と、日本サン石油(株)製軟化剤(商品名:サンフレックス2280)10部とを配合して、このコンパウンドをロールで分出しして厚さ3mm×幅290mm×長さ300mmの大きさに裁断して、加硫剤を含む未加硫ブチルゴムシート1(Aシート)を製造した。
一方、バイエル社製ブロモブチルゴム(商品名:ブロモブチルX2)50部および三井化学(株)製EPDMゴム(商品名:三井EPT3045)50部に、花王(株)製ステアリン酸1部と、東海カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:シースト#116)30部と、新日化カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:HTC#SL)20部と、日本サン石油(株)製軟化剤(商品名:サンフレックス2280)10部とを配合して、このコンパウンドをロールで分出しして厚さ3mm×幅10mm×長さ300mmの短冊状の大きさに裁断して、加硫剤を含まない未加硫ブチルゴムシート2(Bシート)を製造した。
上記枠ゲージに仕込んだ成型品を熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度164℃、加硫時間20分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫した。
プレス機より取り出し後、未加硫ブチルゴムシート2を覆っていたセパレータフィルムを剥ぎ取り、接合部から3〜5mm程度の長さを残して、未加硫ブチルゴムシート2を切り取ることで、端部を接合できる加硫ゴムシートを製造した。なお、未加硫ブチルゴムシート2の加硫部分の接合部からの長さはゴム弾性の有無で測定したところ約2mmであった。
実施例20で得られた加硫ゴムシートを2枚と、加硫剤として日油製過酸化物(商品名:パーヘキサ25B−100)2gをトルエン50mlに溶解した加硫剤溶液を準備する。
加硫ゴムシート2枚の端面同士を図5(b)に示すように密接して、2枚のシートの未加硫部分に加硫剤溶液を刷毛で塗付する。乾燥後突き合わせて密着させて、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度151℃、加硫時間40分、加硫圧力として面圧1MPaの条件で加硫することで複合加硫ゴムシートを製造した。得られた複合加硫ゴムシートの接合部の外観、硬さ、引張り強さ、伸びを実施例1と同様に測定した。結果を表2に示す。なお、表2において、実施例21コントロールは、実施例20で得られた加硫ゴムシートの加硫部分の特性であり、実施例21従来接合品は、実施例20で準備した未加硫シリコーンゴム1の端部同士8mmを重ね合わせて、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度151℃、加硫時間40分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで得られた複合加硫ゴムシートの接合部の試験結果である。
実施例1で得られた未加硫部分を含む加硫ゴムシートを2枚と、実施例1で準備した未加硫シリコーンゴム1(Aシート)を厚さ3mm×幅10mm×長さ300mmの短冊状の大きさに裁断したシート1枚と、2,5ジメチル−2,5ビス(t−ブチルパーオキシ)−へキサンを80重量%含有する信越化学工業(株)製シリコーンゴムコンパウンド用加硫剤(商品名:C−8A)1gをトルエン50mlに溶解した加硫剤溶液を準備する。
2枚の加硫ゴムシートの未加硫部分に加硫剤溶液を刷毛で塗付して乾燥する。乾燥後、加硫ゴムシート2枚の間に上記短冊状のシート1枚を、短冊状のシートの端面と加硫ゴムシートの未加硫部分の端面とを図2(b)に示すように密接して、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度164℃、加硫時間30分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで複合加硫ゴムシートを製造した。
得られた複合加硫ゴムシートの接合部の外観、硬さ、引張り強さ、伸びを実施例1と同様に測定した。結果を表2に示す。なお、表2において、実施例22コントロールは、実施例1で得られた加硫ゴムシートの加硫部分の特性であり、実施例22参考接合品は、実施例1の接合結果であり、実施例22従来接合品は、実施例1で準備した未加硫シリコーンゴム1の端部同士8mmを重ね合わせて、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度164℃、加硫時間30分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで得られた複合加硫ゴムシートの接合部の試験結果である。
信越化学工業(株)製シリコーンゴムコンパウンド(商品名:KE961U)100部に加硫成分として2,5ジメチル−2,5ビス(t−ブチルパーオキシ)−へキサンを80重量%含有する信越化学工業(株)製シリコーンゴムコンパウンド用加硫剤(商品名:C−8A)0.5部を配合して、このコンパウンドをロールで分出しして厚さ3mm×幅1100mm×長さ4200mmの大きさに裁断して、加硫剤を含む未加硫シリコーンゴム1(Aシート)を製造した。
一方、信越化学工業(株)製シリコーンゴムコンパウンド(商品名:KE961U)100部をロールで分出しして厚さ3mm×幅60mm×長さ4200mmの短冊状の大きさに裁断して、加硫剤を含まない未加硫シリコーンゴム2(Bシート)を製造した。
上記ゲージに仕込んだ成型品を熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度164℃、加硫時間30分、加硫圧力として面圧8MPaの条件でプレス加硫した。
プレス機より取り出し後、未加硫シリコーンゴム2を覆っていたマットペットフィルムを剥ぎ取り、接合部から3〜20mm程度の長さを残して、未加硫シリコーンゴム2をバイアスカッターで切り取ることにより、一方の表面が加硫されており、かつ端部を接合できる加硫ゴムシートを製造した。
実施例1で得られた加硫ゴムシートを2枚と、実施例1で準備した未加硫シリコーンゴム1(Aシート)を断面が逆三角形で長さ4200mmの短冊状の大きさに裁断したシート1枚とを準備する。
加硫ゴムシート2枚の未加硫部分である表面およびバイアスカットした側面全面に加硫剤溶液(上記C−8A/トルエン=10g/200g)を塗布・乾燥する。
加硫ゴムシート2枚の間に上記短冊状のシート1枚を、短冊状のシートの断面逆三角形の2辺と、加硫ゴムシートの未加硫部分のバイアスカット面とを図7(a)に示すように密接して、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度164℃、加硫時間60分、加硫圧力として面圧4〜5MPaの条件でプレス加硫し、さらに180℃にて3時間アニールすることで複合加硫ゴムシートを製造した。この複合加硫ゴムシートの大きさは、厚さ3mm×幅2700mm×長さ3900mmであった。
得られた複合加硫ゴムシートの接合部の外観、硬さ、引張り強さ、伸びを実施例1と同様の方法で測定した結果、接合部の外観は平坦であり、硬さは59、引張り強さは5.5MPa、伸びは230%であった。
バイエル社製クロロブチルゴム(商品名:クロロブチル1240)50部および三井化学(株)製EPDMゴム(商品名:三井EPT3045)50部に、加硫成分としてラインケミー社製硫黄(商品名:レノグランS−80)0.6部と、加硫促進剤としてラインケミー社製の商品名:レノグランCBS−80を0.6部と、同レノグランTMTD−80を0.6部と、堺化学(株)製酸化亜鉛(商品名:酸化亜鉛2種)3部と、花王(株)製ステアリン酸1部と、東海カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:シースト#116)30部と、新日化カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:HTC#SL)20部と、日本サン石油(株)製軟化剤(商品名:サンフレックス2280)10部とを配合して、このコンパウンドをロールで分出しして厚さ3mm×幅290mm×長さ300mmの大きさに裁断して、加硫剤を含む未加硫ブチルゴムシート1(Aシート)を製造した。
一方、バイエル社製ブロモブチルゴム(商品名:ブロモブチルX2)50部および三井化学(株)製EPDMゴム(商品名:三井EPT3045)50部に、花王(株)製ステアリン酸1部と、東海カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:シースト#116)30部と、新日化カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:HTC#SL)20部と、日本サン石油(株)製軟化剤(商品名:サンフレックス2280)10部とを配合して、このコンパウンドをロールで分出しして厚さ3mm×幅10mm×長さ300mmの短冊状の大きさに裁断して、加硫剤を含まない未加硫ブチルゴムシート2(Bシート)を製造した。
上記枠ゲージに仕込んだ成型品を熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度164℃、加硫時間20分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫した。
プレス機より取り出し後、未加硫ブチルゴムシート2を覆っていたマットペットフィルムを剥ぎ取り、接合部から3〜5mm程度の長さを残して、未加硫ブチルゴムシート2をバイアスカッターを用いて斜めに切り取ることで、端部を接合できる加硫ゴムシートを製造した。なお、未加硫ブチルゴムシート2の加硫部分の接合部からの長さはゴム弾性の有無で測定したところ3〜5mmであった。
実施例25で得られた加硫ゴムシートを2枚と、接合用未加硫ブチルゴムシートを厚さ3mm×幅10mm×長さ300mmの短冊状の大きさに裁断したシート1枚とを準備する。
なお、接合用未加硫ブチルゴムシートは、バイエル社製ブロモブチルゴム(商品名:ブロモブチルX2)50部および三井化学(株)製EPDMゴム(商品名:三井EPT3045)70部に、花王(株)製ステアリン酸1部と、東海カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:シースト#116)30部と、新日化カーボン(株)製カーボンブラック(商品名:HTC#SL)20部と、日本サン石油(株)製軟化剤(商品名:サンフレックス2280)10部、日油(株)製過酸化物架橋剤(商品名:パーヘキサ25B−100)5部とを配合して、このコンパウンドをロールで分出しして厚さ3mm×幅10mm×長さ300mmの短冊状の大きさに裁断して製造した。
加硫ゴムシート2枚の間に上記短冊状のシート1枚を、図7(b)に示すように配置して、接合部の未加硫部分には加硫剤溶液(日油(株)製過酸化物架橋剤(商品名:パーヘキサ25B−100)/トルエン=2g/500ml)を塗布・乾燥した。その後、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度151℃、加硫時間40分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで複合加硫ゴムシートを製造した。得られた複合加硫ゴムシートの接合部の外観、硬さ、引張り強さ、伸びを実施例2と同様に測定した。結果を表3に示す。なお、表3において、実施例26コントロールは、実施例25で得られた加硫ゴムシートの加硫部分の特性であり、実施例26従来接合品は、実施例25で準備した未加硫ブチルゴムシート1の端部同士8mmを重ね合わせて、熱盤に挟んでプレスに入れ、加硫温度151℃、加硫時間40分、加硫圧力として面圧1MPaの条件でプレス加硫することで得られた複合加硫ゴムシートの接合部の試験結果である。
そのため、今後、真空プレス用シート、ラミネータ用シート、防水シート、防草シート等の分野で利用できる。
2 加硫剤を含まない未加硫ゴムシート
3 接合部
4 熱盤
5 離型フィルム
6 加硫ゴムシート
7 加硫剤等を含む未加硫ゴムシート
8 複合加硫ゴムシート
9 接合部
Claims (15)
- 端部を接合できる加硫ゴムシートであって、前記端部は加硫剤を含まない未加硫帯部分を含み、この未加硫帯部分は、加硫剤を含む未加硫ゴムシートと端面接合して、または前記未加硫帯部分の接合部に加硫剤を存在させて接合して、加硫することにより加硫ゴムとなる幅の長さを有する帯部分であることを特徴とする加硫ゴムシート。
- 前記端部の帯部分は、一方のシート表面が加硫され、シート表面からの前記加硫部分の厚さが未加硫ゴムシート先端方向にいくに従って薄くなっていることを特徴とする請求項1記載の加硫ゴムシート。
- 複数枚の加硫ゴムシートの少なくとも一端同士を端面接合させてなる複合加硫ゴムシートであって、
前記加硫ゴムシートが請求項1または請求項2記載の加硫ゴムシートであり、該加硫ゴムシートの端部の未加硫帯部分同士の間に、加硫剤を含む未加硫ゴムシートを端面接合して、この未加硫ゴムシートと前記未加硫帯部分同士とを同時加硫して一体化させてなることを特徴とする複合加硫ゴムシート。 - 加硫ゴムシートの一端同士を端面接合させて、スリーブ状または無端ベルト状にした複合加硫ゴムシートであって、
前記加硫ゴムシートが請求項1または請求項2記載の加硫ゴムシートであり、該加硫ゴムシートの端部の未加硫帯部分同士の間に、加硫剤を含む未加硫ゴムシートを端面接合して、この未加硫ゴムシートと前記未加硫帯部分同士とを同時加硫して一体化させてなることを特徴とする複合加硫ゴムシート。 - 複数枚の加硫ゴムシートの少なくとも一端同士を端面接合させてなる複合加硫ゴムシートであって、
前記加硫ゴムシートが請求項1または請求項2記載の加硫ゴムシートであり、該加硫ゴムシートの端部の未加硫帯部分同士を端面接合して、この端面接合部の未加硫帯部分に加硫剤溶液を塗布・乾燥後に前記未加硫帯部分同士を同時加硫して一体化させてなることを特徴とする複合加硫ゴムシート。 - 加硫ゴムシートの一端同士を端面接合させて、スリーブ状または無端ベルト状にした複合加硫ゴムシートであって、
前記加硫ゴムシートが請求項1または請求項2記載の加硫ゴムシートであり、該加硫ゴムシートの端部の未加硫帯部分同士を端面接合して、この端面接合部の未加硫帯部分に加硫剤溶液を塗布・乾燥後に前記未加硫帯部分同士を同時加硫して一体化させてなることを特徴とする複合加硫ゴムシート。 - 複数枚の加硫ゴムシートの少なくとも一端同士を接合させてなる複合加硫ゴムシートであって、
前記加硫ゴムシートが請求項1または請求項2記載の加硫ゴムシートであり、該加硫ゴムシートの端部の未加硫帯部分同士を接合して、この接合部の未加硫帯部分に加硫剤溶液を塗布・乾燥後に前記未加硫帯部分同士を同時加硫して一体化させてなることを特徴とする複合加硫ゴムシート。 - 加硫ゴムシートの一端同士を接合させて、スリーブ状または無端ベルト状にした複合加硫ゴムシートであって、
前記加硫ゴムシートが請求項1または請求項2記載の加硫ゴムシートであり、該加硫ゴムシートの端部の未加硫帯部分同士を接合して、この接合部の未加硫帯部分に加硫剤溶液を塗布・乾燥後に前記未加硫帯部分同士を同時加硫して一体化させてなることを特徴とする複合加硫ゴムシート。 - 前記同時加硫して一体化させた接合部のシート厚さが前記加硫ゴムシートの厚さと同一であることを特徴とする請求項3ないし請求項8のいずれか1項記載の複合加硫ゴムシート。
- 前記複合加硫ゴムシートは布入りゴムシートであることを特徴とする請求項9記載の複合加硫ゴムシート。
- 請求項1または請求項2記載の加硫ゴムシートの製造方法であって、
前記加硫剤を含む未加硫ゴムシートの端部に、前記加硫剤を含まない未加硫ゴムシートを端面接合する工程と、
前記加硫剤を含まない未加硫ゴムシートの少なくとも1つの表面を離型フィルムで覆う工程と、
前記加硫剤を含む未加硫ゴムシートと、前記加硫剤を含まない未加硫ゴムシートとを同時にプレス加硫することを特徴とする加硫ゴムシートの製造方法。 - 前記加硫剤を含まない未加硫ゴムシートの少なくとも1つの表面を離型フィルムで覆う工程は、前記未加硫ゴムシートの1つの表面を離型フィルムで覆い、他の表面に加硫剤溶液を塗布・乾燥する工程であることを特徴とする請求項11記載の加硫ゴムシートの製造方法。
- 請求項3または請求項4記載の複合加硫ゴムシートの製造方法であって、
前記加硫ゴムシートの端部の未加硫帯部分同士の間に、加硫剤を含む未加硫ゴムシートを端面接合する工程と、
この未加硫ゴムシートと前記未加硫帯部分同士とを同時加硫して一体化させる工程とを含むことを特徴とする複合加硫ゴムシートの製造方法。 - 請求項5または請求項6記載の複合加硫ゴムシートの製造方法であって、
前記加硫ゴムシートの端部の未加硫帯部分同士を端面接合する工程と、
この端面接合部の未加硫帯部分に加硫剤溶液を塗布・乾燥後に前記未加硫帯部分同士を同時加硫して一体化させる工程とを含むことを特徴とする複合加硫ゴムシートの製造方法。 - 請求項7または請求項8記載の複合加硫ゴムシートの製造方法であって、
前記加硫ゴムシートの端部の未加硫帯部分同士を重ね合わせて接合する工程と、
この重ね合わせ面となる部分の未加硫帯部分に加硫剤溶液を塗布・乾燥後に前記未加硫帯部分同士をプレス加硫して一体化させる工程とを含むことを特徴とする複合加硫ゴムシートの製造方法。
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