JP4719973B2 - シートバー加熱方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱間粗圧延後のシートバーを、巻き取り巻き戻し装置で巻き取り巻き戻した後、仕上圧延機の入側に設置した加熱装置(以下、シートバーヒータという)で加熱し、仕上圧延するシートバーの加熱方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
熱間圧延ラインは、一般に、加熱炉1、複数のスタンドR1〜Rn(nは最終スタンドNo)からなる粗圧延機2、クロップシャ3、複数のスタンドF1〜Fn(nは最終スタンドNo)からなる仕上圧延機4、冷却ゾーン5、巻取装置6等からなり、近年、粗圧延機2と仕上圧延機4の中間にメジャーリングロール7やシートバーヒータ8を設置するものが出現してきている(図10参照)。
【0003】
また、他の熱間圧延ラインとしては、粗圧延機2の最終スタンド(図10の例でいえばR3)とシートバーヒータの中間に、巻き取り巻き戻し装置(以下、コイルボックスという)を設置して、シートバー尾端の温度降下抑制を図り、圧延後製品(熱延鋼帯)の高品質化を図ったものが知られている(図1参照)。
さらにまた、他の熱間圧延ラインとしては、コイルボックスとシートバーヒータの中間に、先行シートバー尾端と後行シートバー先端同士を接合する、シートバー接合装置を設置したものも知られている(図9参照)。
【0004】
次に、図10に示すような従来の熱間圧延ラインにおけるシートバーの加熱について説明する。
(1)シートバーの長手方向のシートバーヒータ8による加熱前の温度分布は、先端から尾端まで仕上圧延するのに要する時間の経過により、シートバーが徐々に放冷降温していくため、例えば図11(A)に示すようになる。このシートバー温度の漸減をサーマルランダウンあるいは単にランダウンと称している。
【0005】
(2)一方、図13(A)に示すように、シートバーの先端が仕上圧延機4の第1スタンドF1にオンし、次々と各スタンドで圧延され、さらに巻取装置6にオンして以降、圧延から巻取りまで連動した圧延速度をトップ速度と呼ばれる高速まで加速するため、これにより仕上圧延機4の通過時間はシートバー長手方向に変化する。その影響により、概してシートバーの仕上圧延機4の出側温度は、図13(B)に示すようになる。
【0006】
よって、シートバーヒータは、上記(1)の補償分の加熱と、上記(2)の補償分の加熱を、合計した分、すなわち、(1)シートバーの途中から尾端部にかけての温度低下部分(サーマルランダウン部分)を補償するための加熱と、(2)仕上圧延機4の通過時間のシートバー長手方向分布からくる、シートバー先尾端の局部的な温度低下部分(先尾端部分)を補償するための加熱を、合計した分、加熱を行う。
【0007】
このため、シートバーの長手方向の加熱温度は、例えば図11(B)に示すようになる。この結果、仕上圧延機4の入側におけるシートバーの長手方向の温度分布は図11(C)に示すように小さくなり、仕上圧延機4の出側におけるシートバーの長手方向の温度分布は図11(D)に示すようになる。
ここで、シートバーの先端部と尾端部の圧延速度が遅い理由は、次の通りである。
【0008】
先端部:仕上圧延機4の各スタンドに次々とオンしていく際に、高速であると、シートバー先端部のロールへの噛み込み時にスリップが生じたり、噛み込み後、出側に抜けたときに跳ね上がったり上反りしたりして、次のスタンドのサイドガイドに突っ掛かったりして圧延が継続できなくなる場合がある。
尾端部:巻取終了したら、停止した状態でコイルを巻取装置6から抜き出す。ところが、尾端が高速であると、仕上圧延機4を抜けたときに跳ね上がって冷却ゾーン5の冷却ノズルに突き刺さってノズルやその根元のヘッダーを破損する。よって、尾端が仕上圧延機内にまだあるうちに減速を開始する。先端巻取装置オン以降、尾端仕上圧延機抜け以前の中間部速度の高低に応じて、どのスタンドFm(m<n)をオフしたときに減速を開始するか適宜決めている。ちなみに、中間部では生産能率を上げるため、高速で圧延する。
【0009】
ところで、シートバーの加熱前の温度が通常よりも低い場合には、シートバーの長手方向の加熱前の温度分布は、例えば図12(A)に示すようになる。この場合には、シートバーの加熱前の温度が通常の場合に比べて低いので、仕上圧延機出側温度を確保するため、図示しない制御装置では、シートバーヒータの加熱温度を図12(B)に示すように、図11(B)に比べ、全長にわたり全体的に増加するように制御する。この場合も、仕上圧延機の入側におけるシートバーの長手方向の温度分布は、図12(C)に示すようにやはり小さくなり、仕上圧延機の出側におけるシートバーの長手方向の温度分布は、図12(D)に示すようになる。
【0010】
シートバーの加熱前の温度が通常よりも高い場合には、逆に、加熱パターンを全体的に低下させるように制御する。
以上の説明のような加熱方法によれば、シートバー長手方向に見て、折れ線状の加熱パターンにて加熱制御を行うことになるが、それについてさらに詳細に述べる。
【0011】
図示しない制御装置は、まず、仕上圧延スケジュールの計算結果である、図13(A)に示すような仕上圧延速度パターンを図示しない計算機から取り込み、これに基づいてシートバー(材料)の代表点における仕上圧延機の通過時間を、図14のように求める。ここで、代表点とは、シートバー1の加速開始、加速完了、減速開始、減速完了の各時刻に、仕上圧延機の入側と出側に存在するシートバーの位置X1、X2とする(図16参照)。
【0012】
引き続き、図示しない制御装置は、その求めたシートバーの通過時間に所定の定数を掛けて、シートバーの先端から尾端にかけた各点の温度低下量を間接的に求めてこれを加熱温度とし、各点を結んで描かれる図形の高さについてシートバーの全長にわたる加熱温度としてメモリ(図示せず)に記憶しておく。図15は、このようにして求めたシートバーの加熱温度であり、仕上圧延機の通過時間が長い箇所は温度低下が大きいので加熱温度が大きく、通過時間が短い箇所はその温度低下が小さいので加熱温度が小さくなっている。
【0013】
なお、上記で使用される定数は、通常、オフライン解析などに用いられる差分方法を用いた温度計算などにより予め容易に求めておくことができ、材料毎あるいは板厚毎に層別して決定しておく。
また、図15では、簡単のために、サーマルランダウンを補償加熱するための、加熱温度の漸増分を省略してある。
【0014】
ところで、シートバーヒータを用いた他のシートバーの加熱方法としては、特開平10−230313号公報に記載のように、仕上圧延機の出側温度を圧延後鋼帯の長手方向に一定とする方法が提案されている。
このような従来のシートバーの加熱方法においては、いずれもシートバーの材質の均一化の観点から仕上圧延機の出側のシートバー(圧延後鋼帯)温度を所定の目標範囲内におさめることを目的としており、シートバーの温度に応じてシートバーヒータの加熱温度を制御するものである。
【0015】
しかしながら、このような従来のシートバーの加熱方法によれば、図1のように、コイルボックスを設置して、シートバーの巻き取り、巻き戻しを行った上、仕上圧延するような場合や、図9のように、シートバーの巻き取り、巻き戻しを行った上、先行シートバー尾端と後行シートバー先端同士を接合して仕上圧延するような場合には、以下のような不都合がある。
【0016】
すなわち、シートバーがコイルボックスによりコイル状に巻かれて一時的に待機する際に、シートバーの外巻き部と内巻き部に相当する部分が大気に曝されて放冷するため、その外巻き部と内巻き部の温度がそれ以外の定常部に比べて局部的に低下するという不都合があるが、この不都合に対して何らの対策が施されていなかった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、特開平11−169910号公報に記載のように、シートバーコイラ(コイルボックス)内でコイル状材料の外巻き部と内巻き部(シートバー先尾端部)を補償的に加熱する方法が考えられた。
しかし、その方法では、シートバーヒータで加熱する際に、外巻き部と内巻き部に相当する部分と、それ以外の定常部との境界を見いだして加熱制御に反映するというようなことは何ら考慮されておらず、そのが望まれていた。
【0018】
また、シートバーヒータでは、シートバーの加熱エネルギーとして非常に大きなものが必要となるが、省エネルギーの観点から、少しでも加熱エネルギーを低減することは、大きなメリットとなる。
そこで、本発明の目的は、上記の点に鑑み、シートバーの巻き取りの際における外巻き部および内巻き部に相当する部分と、それ以外の定常部との境界を高精度に検出して、シートバーの局部的な低温部の温度補償を適切に行なうようにし、シートバーの長手方向の温度分布の不連続をなくし、これにより、高品質の圧延鋼帯製品を製造できるようにしたシートバー加熱方法を提供することにある。
【0020】
上記の課題を解決し、本発明の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、以下のように構成した。
すなわち、請求項1に記載の発明は、スラブを熱間にて粗圧延してシートバーとし、このシートバーをコイルボックスで巻き取り巻き戻した後、仕上圧延機の入側に設置したシートバーヒータで加熱し、仕上圧延するシートバー加熱方法において、前記コイルボックスと前記シートバーヒータとの間に設置した温度計で前記シートバーの温度を長手方向に一定ピッチで測定し、その各測定温度を結んで前記シートバーの長手方向における温度勾配を求め、この求めた温度勾配の絶対値の折れ線がしきい値と交わるすぐ下流側または上流側の点を捉えて前記コイルボックスで巻き取りした際の内巻き部および外巻き部とそれ以外の定常部との境界を判定し、この判定された境界から端部寄りの部分を補償加熱するようにしたことを特徴とするものである。
【0023】
このように、請求項1に記載の発明によれば、シートバーの巻き取りの際における外巻き部および内巻き部の少なくとも一方に相当する部分と、それ以外の定常部との境界を高精度に検出でき、シートバーの局部的な低温部の温度補償を適切に行なうことができる。そのため、シートバーの長手方向の温度分布の不連続をなくし、高品質の圧延鋼帯製品を製造できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
本発明の第1実施形態が適用される熱間圧延ラインの概略構成について、図1を参照して説明する。
この熱間圧延ラインは、図1に示すように、スラブを粗圧延してシートバー11を得るための粗圧延機2と、シートバー11を巻き取り巻き戻すためのコイルボックス(巻取り巻戻し装置)12と、シートバー11の先尾端のクロップ部の形状を検出するクロップ形状計13と、シートバー11の搬送位置を時々刻々検出するためのメジャーリングロール7と、コイルボックス12で巻き戻されたシートバー11を後述のように加熱するシートバーヒータ(加熱装置)8と、クロップ形状計13で検出されたクロップ部を切断するクロップシャ3と、シートバーヒータ8で加熱したシートバー11を仕上圧延する仕上圧延機4と、仕上圧延機4で仕上圧延されたシートバー11を冷却する冷却ゾーン5と、その冷却ゾーン5で冷却されたシートバー11を巻き取る巻取装置6とを備えている。
【0026】
さらに、この熱間圧延ラインは、シートバーヒータ8がシートバー11をその長手方向位置に応じてあるパターンで加熱制御するための、加熱パターンを決定する計算機(図示せず)と、その計算機により決定される加熱パターンになるようにシートバーヒータ8の加熱制御などを行う制御装置14と、図1に示すようにコイルボックス12とシートバーヒータ8との間に配置され、シートバー11の加熱前の温度をその長手方向に測定してその測定温度を制御装置14に供給する温度計15とを備えている。
【0027】
上記の計算機は、シートバー11の仕上圧延機4の出側の温度を確保するために、シートバーヒータ8で加熱するシートバー1の長手方向の加熱温度パターンを、前述した図10に示すような熱間圧延ラインに適用すべき、前述のような従来の方法により決定する仕組を持っている。
ここで、図1に示すような熱間圧延ラインではコイルボックス12を設置しているので、その設置の目的について以下に説明する。
【0028】
コイルボックスの設置の目的として、間欠(バッチ)圧延の場合と、シートバー同士の接合を行い圧延を行う場合とに、共通するのは、サーマルランダウンの抑制である。特に、仕上圧延後の板厚が2.0mmを下回るような薄いオーダー製品を圧延する場合に、そのサーマルランダウンの抑制は大きな効果がある。
その理由は、板厚が2.0mmを下回るような薄いオーダー製品の仕上圧延に際しては、仕上板厚が薄くなった分、仕上圧延時間が長くなるために、何らの対策も施さなければ、サーマルランダウンによりシートバーの尾端の温度が低くなり過ぎ、製品熱延鋼帯の結晶粒がシートバーの尾端に近づくに従って粗大化し、伸び等の機械的性質が劣るようになるだけでなく、一つの製品の熱延鋼帯内の先端寄りの部分と尾端寄りの部分とで機械的性質がばらつくなどの品質不良になり易いからである。
【0029】
従って、これを防止しようとすれば、シートバーの長さ、ひいてはスラブの長さ、さらにはスラブの単重を小さくせざるを得ない。このため、間欠(バッチ)圧延においては、仕上圧延尾端抜けから次の先端噛み込みまでの時間的なインターバルの、操業時間に占める割合が相対的に長くなって、生産能率が低下せざるを得ない。
【0030】
しかし、図1に示すように、コイルボックスを設置すれば、シートバーをコイル状に巻くことによって、シートバーを展開状態で大気に長時間にわたって曝すことがなくなるため、サーマルランダウンを相当程度抑制できる、という大きな効果が得られ、前述のようなスラブの小単重化や生産能率低下といった問題を解決できる。
【0031】
さらに、後述のように、先行シートバー尾端と後行シートバー先端同士を接合するような圧延形態をとる場合には、コイルボックスは、先行シートバー尾端と後行シートバー先端同士を接合するための追い付きタイミングを調整する目的で、後行シートバーを一時巻き取った状態で待機させる機能も併せて果たすことになる。
【0032】
次に、このような構成からなる熱間圧延ラインの動作の概要について、図1を参照して説明する。
粗圧延機2によって圧延されたシートバー11は、コイルボックス12で巻き取りされたのち巻き戻される。この巻き戻されたシートバーコイル11は、クロップ形状計13によりクロップの形状が検知され、メジャーリングロール7により搬送位置が検出される。シートバーコイル11が温度計15に達すると、シートバーコイル11の長手方向の温度を測定し、この測定温度が制御装置14に供給される。
【0033】
ここで、上記のように、シートバー11は、コイルボックス12で巻き取った状態で一時待機し、その後に巻き戻して展開される。この展開されたときのシートバー11の長手方向の温度(シートバーヒータ8による加熱前の温度)は、例えば図3(A)に示すようになり、従来に比べると、サーマルランダウンは相当程度抑制されるとはいえ、シートバー11の巻き取りの際における外巻きと内巻きに相当する部分が局部的に低温になっている。
【0034】
そこで、制御装置14は、そのシートバー11の局部的な低温部を補償的に加熱するように、シートバーヒータ8に対して加熱温度を設定する。従って、シートバーヒータ8は、例えば図3(B)のようなシートバー11の長手方向加熱パターンで加熱し、例えば図3(C)に示すように、シートバー11の巻き取りの際における外巻き部、あるいは同内巻き部に相当する部位を、定常部の加熱温度パターンの延長線上に乗る温度になるようにする。この結果、図3(D)に示すように、シートバー11の最終的な仕上圧延機出側温度が一定になる。
【0035】
ここで、シートバー11の先端の仕上圧延機4の入側における予測温度(詳説しないが計算機内で計算して求める)と実績温度の差を測定し、実績の方が高い場合には、シートバー全長にわたって全体的に加熱温度を低減したり、逆に実績の方が低い場合には、図11と図12の対比からわかる通り、加熱温度を増加したりする補正と同じことを、上記の加熱の場合にも適宜併せて実施するようにしても良い。
【0036】
シートバーヒータ8は、シートバー11のライン上の搬送位置をトラッキングしながら、上述のように設定された加熱温度に基づいてシートバー11の加熱を行う。
トラッキングは、例えば、図2に示すメジャーリングロール7により行うのが良い。このメジャーリングロール7は、シートバー11に押しつけられ回転させられる仕組みであり、所定角度(周長に直すと例えば0.025mm)回転する毎にパルスを発するように製作されていて、このメジャーリングロール7が発するパルスを制御装置14でカウントすることで行う。なお、トラッキング手段としては、メジャーリングロール7の他に、レーザ速度計などを用いるようにしても良い。
【0037】
このようにしてシートバーヒータ8により加熱されたシートバー11は、クロップシャ3によりクロップが切断されたのち、仕上圧延機4で仕上圧延されて冷却ゾーン5で冷却され、さらに巻取装置6で巻き取られる。
なお、上記ように、クロップシャ3によりシートバー11の先端部と尾端部のクロップ部が切断される。そのクロップ部の切断長(シートバー長手方向)は、クロップ部の切断に先だって予め制御装置14内で、例えば200mmの固定値とか、あるいはクロップ形状計13によって適正切断長を演算により、決定しておけばよい。
【0038】
この第1実施形態では、コイルボックス12とシートバーヒータ8との間に設置した温度計15が、シートバー11の温度を長手方向に測定し、その測定温度の局部的な変化を捉えて、コイルボックス12で巻き取りした際の内巻き部及び外巻き部の少なくとも一方と、それ以外の定常部との境界を判定し、この判定された境界から先端寄り及び尾端寄りの局部的に低温な部分を、シートバーヒータ8で補償加熱するようにした点に特徴がある。
【0039】
そこで、第1実施形態における補償加熱の具体的な方法について、以下に説明する。
温度計15は、シートバー11の長手方向に一定ピッチ(例えば1mmピッチ)で温度の測定を行い、その各測定温度を制御装置14に供給する。制御装置14は、上記の測定温度に基づいてコイルボックス12で巻き取りした際の内巻き部及び外巻き部の少なくとも一方と、それ以外の定常部との境界を判定するので、この判定方法について具体的に説明する。
【0040】
まず、温度計15の各測定温度に基づき、各測定温度を直線で結んで、シートバー11の長手方向における各点の温度勾配(温度の傾き)を求めると、図4(A)に示すようになる。図4(B)は、図4(A)の円内の拡大図である。その求めたシートバー11の長手方向における温度勾配の絶対値の変化は、図5に示すような折れ線となる。
【0041】
そこで、その折れ線を、シートバー11の搬送方向の上流側から下流側に向けて見ていき、その折れ線がしきい値と交わるすぐ下流側の点に対応する位置を、コイルボックス12で巻き取りした際の内巻き部及び外巻き部と、それ以外の定常部との境界と判定する(図5参照)。
なお、ここで、例えばある点の温度勾配を中心にして、その温度勾配とその前後の温度勾配の3点の平均値を、ある点における温度勾配として代表させる、といった平滑化処理を適宜施すようにしても良い。
【0042】
また、図5の折れ線を、上記とは逆に、シートバー11の搬送方向の下流側から上流側に見ていき、その折れ線がしきい値と交わるすぐ上流側の点に対応する位置を、コイルボックス12で巻き取りした際の内巻き部及び外巻き部と、それ以外の定常部との境界と判定するようにしても良い。
このようにして制御装置14により上記の境界が判定されると、その境界よりもシートバー搬送方向下流側(コイルボックスの巻き取り時の外巻き部側:シートバー先端側)と、同上流側(コイルボックスの巻き取り時の内巻き部側:シートバー尾端側)を、シートバーヒータ8が加熱するように、制御装置14はシートバーヒータ8の制御を行う(図3(B)参照)。
【0043】
温度計15からシートバーヒータ8までは一定の距離だけ離れているが、コイルボックス12の巻き取りの際の外巻き部または内巻き部に相当する部分を正確に加熱するための制御は、メジャーリングロール7などのトラッキング手段により、搬送によるシートバー11の位置の変化を時々刻々にトラッキングすることにより行う。
【0044】
例えば、メジャーリングロール7をトラッキング手段として用いる場合を例にとれば、トラッキングは次のように行う。
すなわち、温度計15からシートバーヒータ8までの距離を予め測定して制御装置14内に定数として記憶しておき、制御装置14が上記の境界を判定すると、その判定のタイミングから、メジャーリングロール7からのパルスのカウントを開始する。次に、制御装置14は、シートバーヒータ8までの距離に相当するパルスをカウントすると、その境界がシートバーヒータ8の位置(正確にはシートバーヒータ入口位置)まで来たと認識する。
【0045】
その境界がシートバーヒータ8の位置まで来たと制御装置14が認識すると、コイルボックス12の巻き取りの際の外巻き部、あるいは内巻き部に相当する部分が、それ以外の定常部の加熱温度パターンの延長線上に乗る温度になるように、シートバーヒータ8は補償加熱する(図3(B)(C)参照)。このため、制御装置14は、その補償加熱を確実に行うように、シートバーヒータ8の制御を行う。
【0046】
シートバーヒータ8の加熱方式としては、誘導加熱によるもの、バーナーによるもの等、各種のものが適用できるが、前述のような局部的な低温部の補償加熱を行うためには、シートバーへの瞬時投入エネルギーを一時的に上昇させたり下降させたり、容易に可変制御できる仕組にしておく必要がある。例えば、誘導加熱方式によるものでは、コイル電圧とコイル電流を可変制御できる仕組としておくほか、図示しない計算機内には、コイル電圧とコイル電流の設定値を、厚さや幅の異なる個々のシートバーごとに設定するための計算プログラムを用意しておく。
【0047】
その計算プログラムは、具体的には、誘導加熱方式の場合でいえば、等価回路的な理論モデル、半実験式、シートバーの厚さや幅を検索キーとしたテーブル、あるいはそれらの組合せ、いずれのものであってもよいし、あるいはその他の方式のものであっても、本発明を実施する上で何ら妨げにはならない。
次に、本発明の第2実施形態について、図6、図7、および図8を参照して説明する。
【0048】
この第2実施形態に適用される熱間圧延ラインとその加熱処理は、上述した第1実施形態に適用される熱間圧延ラインとその加熱処理と基本的に同様であり、その差異は、シートバー11のクロップ切断予定部のシートバーヒータ8による加熱を休止するようにし、これにより、省エネルギー化を図るようにした点である。
【0049】
そこで、以下では、シートバー11のクロップ切断予定部のシートバーヒータ8による加熱休止の方法の一例について説明する。
まず、クロップ形状計13は、CCDのような撮像手段でシートバー11を撮影することにより、そのクロップの形状を認識し、そのクロップの形状がタングまたはフィッシュテールかの判定を行う。
【0050】
この判定の結果、タングと判定した場合は、図6に示すように、シートバー11の幅が例えばその定常部の幅の90数パーセントとなる位置を切断予定位置とし、シートバー11の最先端あるいは最尾端からその切断予定位置までのシートバー長手方向距離を、切断長L1として演算する。
一方、フィッシュテールの場合は、図7(A)に示すように、フィッシュテールの底を残したり、または同図(B)に示すように、それを残さなかったり、適宜選択して切断予定位置を設定可能であり、かつ、シートバー11の幅がその定常部の幅の例えば90数パーセントとなる位置を切断予定位置として設定し、シートバー11の最先端あるいは最尾端から切断予定位置までのシートバー長手方向距離を、切断長L2、L3として演算する。このように演算された切断長L1、L2、L3は、制御装置14に供給される。
【0051】
制御装置14は、その切断長L1、L2、またはL3に相当する長さの分だけ、シートバー11の先端部と尾端部について、シートバーヒータ8よる加熱が休止(省略)するように、シートバーヒータ8の制御を行う。このとき、シートバー11の長手方向におけるシートバーヒータ8の加熱温度は図8(B)に示すようになり、その加熱の休止の分だけ加熱に必要なエネルギーを省略できる。
【0052】
このような加熱により、シートバー11の長手方向におけるシートバーヒータ8の加熱後の温度分布は図8(C)に示すようになり、その仕上圧延機4の出側の温度分布は図(D)に示すようになる。
ここで、クロップシャ3の刃を振り下ろすタイミングの制御は、制御装置14内で、前述と同様にメジャーリングロール7等によるトラッキング手段を用いて行う。例えば、トラッキング手段としてメジャーリングロール7を用いた場合を例にとれば、トラッキングは次のように行う。
【0053】
すなわち、温度計15からクロップシャ3までの距離を予め測定して制御装置14内に定数として記憶しておき、制御装置14がその温度計15の測定温度に基づいてシートバー11の先端を判定すると、その判定のタイミングからメジャーリングロール7からのパルスのカウントを開始する。そして、制御装置14は、シートバーの先端が、クロップシャ3の上刃の下死点(下刃の上死点)のライン上位置からクロップの切断長分だけシートバー搬送方向下流側の位置まで移動した分に相当するパルスのカウントが行われると、その切断予定位置がクロップシャ3の位置まで来たと認識し、クロップシャ3に切断を指令する。
【0054】
もっとも、クロップシャ3の刃を振り下ろすタイミングの制御は、切断予定位置と、クロップシャ3の上刃の下死点(下刃は上死点)位置が一致するよう、実際にシートバー上の仮想的な切断位置が、クロップシャ3の上刃の下死点(下刃の上死点)のライン上位置に来る前に、クロップシャ3の刃を振り下ろす(下刃は振り上げる)タイミングを前もって制御装置14内で決定しておき、そのタイミングが来たら、クロップシャ3に対し刃を振り下ろす(上げる)指令を出力する。
【0055】
クロップシャ3は、図1などに示すドラム式のもののほか、図示はしないが、ペンデュラム式のものなど、いずれの形式のものを用いてもよく、いずれの形式のものにおいても、シートバーの搬送を妨げないように、切断時の刃の運動方向と速度がシートバーの搬送速度と略同期するように制御する必要がある。略としたのは、多少のリード、ラグ率をシートバー搬送速度に対して、適宜掛け算した速度に刃の速度を設定しても良い、という意味であり、本発明の実施を何ら妨げるものではない。
【0056】
したがって、制御装置14内では、シートバー搬送速度を予めデータとして、個々のシートバーごとに認識しておく。それには、メジャーリングロールのパルスのカウント数を、所要時間で割り算した実測値を用いてもよいし、計算機から、シートバー搬送速度の指令値を伝送して与えてもらってもよい。
かくして、シートバー搬送速度がわかれば、切断時の刃の速度もわかり、刃の振り下ろし(上げ)開始から切断までの所要時間を演算により予め求めることができるので、その所要時間分だけ、仮想的切断点の予定位置到達に先だって、刃の振り下ろし(上げ)を開始するように、制御装置14はクロップシャ3を制御する。
【0057】
次に、本発明の第3実施形態について、図9を参照して説明する。
この第3実施形態に適用される熱間圧延ラインは、図9に示すように、コイルボックス12とシートバーヒータ8との間に接合装置21を設け、コイルボックス12で巻き戻したシートバーの先端部と先行シートバーの尾端部を接合装置21で接合するようにしたものである。
【0058】
この熱間圧延ラインが図1に示す熱間圧延ラインと異なる点は、接合装置21の増設に伴って、図9に示すように、接合用のクロップシャ22、後処理装置23、ストリップシャ24が追加されている点であり、その他の構成は図1の熱間圧延ラインと基本的に同様であるので、同一構成要素には同一符号を付してその説明は省略する。
【0059】
この第3実施形態は、図9に示すような構成からなる熱間圧延ラインにおいて、上述の第1実施形態と同様に、コイルボックス12とシートバーヒータ8との間に設置した温度計15が、シートバー11の温度を長手方向に測定し、その測定温度の局部的な変化を捉えて、コイルボックス12で巻き取りした際の内巻き部及び外巻き部の少なくとも一方と、それ以外の定常部との境界を判定し、この判定された境界から先端寄り及び尾端寄りの局部的に低温な部分を、補償加熱するようにした点に特徴を有するものである。
【0060】
次に、上記のような構成からなる熱間圧延ラインの動作の概要について、図9を参照して説明する。
コイルボックス12は、粗圧延機2によって圧延されたシートバー11を巻き取り、その後に巻き戻す。この巻き戻されたシートバーコイル11は、クロップ形状計13によりクロップの形状が検知され、シートバーコイル11が先行の場合にはその尾端のクロップ、シートバーコイル11が後行の場合にはその先端のクロップが、接合用のクロップシャ22で切断される。
【0061】
接合装置21は、クロップシャ22で先端のクロップが切断された後行のシートバー11の先端部と、先行のシートバー11の尾端部とを接合する。温度計15は、搬送されるシートバー11の長手方向の温度を測定し、この測定温度が制御装置14に供給される。
制御装置14は、その測定温度に基づいて、コイルボックス12でシートバー11を巻き取りした際の内巻き部及び外巻き部と、それ以外の定常部との境界を判定し、この判定された境界から先端寄り及び尾端寄りの局部的に低温な部分を、補償的に加熱するように、シートバーヒータ8に対して加熱温度を設定する。シートバーヒータ8は、シートバー11のライン上の搬送位置をトラッキングしながら、上述のように設定された加熱温度に基づいてシートバー11の加熱を行う。
【0062】
このようにしてシートバーヒータ8により加熱されたシートバー11は、クロップシャ3により所定のクロップ部の切断長が切断されたのち、仕上圧延機4で仕上圧延されて冷却ゾーン5で冷却され、さらに巻取装置6で巻き取られる。
ここで、上記の境界の判定、トラッキング、加熱制御の具体的な方法は、第1実施形態または第2実施形態の場合と同様であるので、その説明は省略する。
【0063】
ただし、接合装置21とシートバーヒータ8の配置位置の関係次第では、第2実施形態が適用されない。それは、図9に示すように、クロップシャ22や接合装置21の方がシートバーヒータ8よりも上流に配置されていれば、シートバーヒータ8による加熱に先だって予め、先行シートバー尾端と後行シートバー先端のクロップが切断されているからである。
【0064】
しかし、図9に示すクロップシャ22や接合装置21とシートバーヒータ8の配置位置の関係を逆にし、クッロプシャ22よりも上流にシートバーヒータ8を配置すれば、この第3実施形態は、第2実施形態を併せて適用することができ、これにより、消費エネルギーを節約することができる。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、シートバーをコイルボックスで巻き取りした際の外巻き部あるいは内巻き部に相当するシートバーの局所的な低温部を、シートバー長手方向に見て定常部と温度分布が連続するように補償加熱するようにしたので、品質の良い熱延鋼帯製品を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態が適用される熱間圧延ラインの構成を示す図である。
【図2】メジャーリングロールの構成を示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るシートバーヒータによる加熱方法を説明する説明図である。
【図4】(A)は、シートバーの長手方向の温度測定例を示す図であり、(B)は、その要部の拡大図である。
【図5】シートバーの長手方向の温度勾配の分布から、境界を判定する方法の説明図である。
【図6】クロップ形状がタングの場合の切断方法の説明図である。
【図7】(A)は、クロップ形状がフィッシュテールで、フィッシュテール底を残す場合の切断方法の説明図であり、(B)は、クロップ形状がフィッシュテールで、フィッシュテール底を残さない場合の切断方法の説明図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係るシートバーヒータによる加熱方法を説明する説明図である。
【図9】本発明の第3実施形態が適用される熱間圧延ラインの構成を示す図である。
【図10】従来の熱間圧延ラインの構成を示す図である。
【図11】シートバーヒータを用いた従来の加熱方法の説明図である。
【図12】シートバーヒータを用いた従来の他の加熱方法の説明図である。
【図13】シートバーヒータを用いた従来の加熱方法を説明するために、仕上圧延の速度パターン及び仕上圧延機出側の被圧延材温度分布を示した説明図である。
【図14】シートバーヒータを用いた従来の加熱方法を説明するために、仕上圧延機通過時間のシートバー長手方向パターンを示した説明図である。
【図15】シートバーヒータを用いた従来の加熱方法を説明するために、シートバーヒータによる加熱温度のシートバー長手方向パターンを示した説明図である。
【図16】代表点を説明するための説明図である。
【符号の説明】
2 粗圧延機
3 クロップシャ
4 仕上圧延機
5 冷却ゾーン
6 巻取装置
7 メジャーリングロール
8 シートバーヒータ
11 シートバー
12 コイルボックス(巻き取り巻き戻し装置)
13 クロップ形状計
14 制御装置
15 温度計
21 接合装置
22 接合用のクロップシャ
23 後処理装置
24 ストリップシャ
Claims (1)
- スラブを熱間にて粗圧延してシートバーとし、このシートバーをコイルボックスで巻き取り巻き戻した後、仕上圧延機の入側に設置したシートバーヒータで加熱し、仕上圧延するシートバー加熱方法において、
前記コイルボックスと前記シートバーヒータとの間に設置した温度計で前記シートバーの温度を長手方向に一定ピッチで測定し、その各測定温度を結んで前記シートバーの長手方向における温度勾配を求め、この求めた温度勾配の絶対値の折れ線がしきい値と交わるすぐ下流側または上流側の点を捉えて前記コイルボックスで巻き取りした際の内巻き部および外巻き部とそれ以外の定常部との境界を判定し、この判定された境界から端部寄りの部分を補償加熱するようにしたことを特徴とするシートバー加熱方法。
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