JPH11267730A - 熱延鋼板の温度制御装置及びその方法 - Google Patents
熱延鋼板の温度制御装置及びその方法Info
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- JPH11267730A JPH11267730A JP10076067A JP7606798A JPH11267730A JP H11267730 A JPH11267730 A JP H11267730A JP 10076067 A JP10076067 A JP 10076067A JP 7606798 A JP7606798 A JP 7606798A JP H11267730 A JPH11267730 A JP H11267730A
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- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/74—Temperature control, e.g. by cooling or heating the rolls or the product
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- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/22—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length
- B21B1/24—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length in a continuous or semi-continuous process
- B21B1/26—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length in a continuous or semi-continuous process by hot-rolling, e.g. Steckel hot mill
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- B21B45/00—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B45/02—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for lubricating, cooling, or cleaning
- B21B45/0203—Cooling
- B21B45/0209—Cooling devices, e.g. using gaseous coolants
- B21B45/0215—Cooling devices, e.g. using gaseous coolants using liquid coolants, e.g. for sections, for tubes
- B21B45/0218—Cooling devices, e.g. using gaseous coolants using liquid coolants, e.g. for sections, for tubes for strips, sheets, or plates
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】高精度な熱延鋼板の温度制御技術を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】仕上タンデム圧延機1のスタンド1d,1
e間に鋼板2の温度を測定する温度計8を配置し、その
温度計8の測定値に基づき、当該温度計8の配置位置よ
りも搬送方向上流側の冷却装置4a.4bから鋼板2に
供給される各冷却水量をフィードバック制御で調整する
と共に、上記温度計8の配置位置よりも搬送方向下流側
のスタンド4e,4f間及びホットランテーブル位置の
冷却装置7から鋼板2に供給する各冷却水量をフィード
フォワード制御で調整する。
とを課題とする。 【解決手段】仕上タンデム圧延機1のスタンド1d,1
e間に鋼板2の温度を測定する温度計8を配置し、その
温度計8の測定値に基づき、当該温度計8の配置位置よ
りも搬送方向上流側の冷却装置4a.4bから鋼板2に
供給される各冷却水量をフィードバック制御で調整する
と共に、上記温度計8の配置位置よりも搬送方向下流側
のスタンド4e,4f間及びホットランテーブル位置の
冷却装置7から鋼板2に供給する各冷却水量をフィード
フォワード制御で調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱延鋼板の温度制
御装置及びその方法に関する。
御装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱延鋼板の機械的性質や製品材質の品質
を決定する上で、鋼板についての仕上圧延終了直後の温
度及び巻取り直前の温度は重要な因子であり、これを高
精度で制御することが重要である。
を決定する上で、鋼板についての仕上圧延終了直後の温
度及び巻取り直前の温度は重要な因子であり、これを高
精度で制御することが重要である。
【0003】ここで、熱間仕上圧延ラインでは、例えば
図2に示すように、パスラインに沿って仕上タンデム圧
延機1、ホットランテーブル、巻取り装置3の順に配列
される。
図2に示すように、パスラインに沿って仕上タンデム圧
延機1、ホットランテーブル、巻取り装置3の順に配列
される。
【0004】そして、熱延鋼板2の冷却(温度制御)
は、仕上圧延機1の各スタンド1a〜1g間にそれぞれ
設置されている冷却装置4a〜4f、及び仕上圧延後の
ホットランテーブル(図示せず)位置に設置されている
冷却設備7により行われている。
は、仕上圧延機1の各スタンド1a〜1g間にそれぞれ
設置されている冷却装置4a〜4f、及び仕上圧延後の
ホットランテーブル(図示せず)位置に設置されている
冷却設備7により行われている。
【0005】上記仕上タンデム圧延機出側位置の温度制
御は、例えば、仕上タンデム圧延機入側に設置された温
度計50による測定値又は予測値や搬送速度パターンの
情報を用いて、コントローラ51が、バルブの開度調整
装置52を介して各冷却装置4a〜4fのバルブの開度
を制御することにより、各冷却装置4a〜4fから鋼板
2に供給する冷却水量を増減させるフィードフォワード
制御や、仕上圧延機1出側に設置された温度計54の測
定値に基づきフィードバック制御によって上記各冷却装
置4a〜4fから鋼板2に供給する冷却水量を調整する
ことで行われる。
御は、例えば、仕上タンデム圧延機入側に設置された温
度計50による測定値又は予測値や搬送速度パターンの
情報を用いて、コントローラ51が、バルブの開度調整
装置52を介して各冷却装置4a〜4fのバルブの開度
を制御することにより、各冷却装置4a〜4fから鋼板
2に供給する冷却水量を増減させるフィードフォワード
制御や、仕上圧延機1出側に設置された温度計54の測
定値に基づきフィードバック制御によって上記各冷却装
置4a〜4fから鋼板2に供給する冷却水量を調整する
ことで行われる。
【0006】ここで、従来においては、上記スタンド1
a〜1g間に配置される冷却装置4a〜4fは、隣接し
たスタンドが圧延に使用されている場合にのみ使用され
る。即ち、仕上圧延後についてはスタンド間において冷
却は実施されていない。
a〜1g間に配置される冷却装置4a〜4fは、隣接し
たスタンドが圧延に使用されている場合にのみ使用され
る。即ち、仕上圧延後についてはスタンド間において冷
却は実施されていない。
【0007】また、巻取り直前の温度制御は、上記仕上
圧延機1出側に配置された温度計54で測定した測定値
に基づき、コントローラ51がバルブの開度調整装置5
3を介して、ホットランテーブル位置に設置されている
冷却設備7による冷却水量を調整するフィードフォワー
ド制御や、巻取り装置3前に設置された巻取り温度計5
5の測定に基づき、冷却水量を調整するフィードバック
制御により行われる。
圧延機1出側に配置された温度計54で測定した測定値
に基づき、コントローラ51がバルブの開度調整装置5
3を介して、ホットランテーブル位置に設置されている
冷却設備7による冷却水量を調整するフィードフォワー
ド制御や、巻取り装置3前に設置された巻取り温度計5
5の測定に基づき、冷却水量を調整するフィードバック
制御により行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記熱間仕上圧延ライ
ンでは、例えば、製品板厚が15mm以上の極厚材と呼ば
れる鋼板2を製造する場合には、仕上圧延機1のスタン
ド1a〜1gのうち前段のスタンド、例えば第3スタン
ドまで1a〜1cが圧延に使用され、後段の第4スタン
ド以降1d〜1gは圧延に使用されない。
ンでは、例えば、製品板厚が15mm以上の極厚材と呼ば
れる鋼板2を製造する場合には、仕上圧延機1のスタン
ド1a〜1gのうち前段のスタンド、例えば第3スタン
ドまで1a〜1cが圧延に使用され、後段の第4スタン
ド以降1d〜1gは圧延に使用されない。
【0009】このような場合、上記従来のような仕上圧
延機1出側の温度計54の測定値による温度制御では、
例えば、図3に示すように、圧延に使用されないスタン
ド1d〜1g間に配置された冷却装置4c〜4fからは
冷却水が供給されないため、上記仕上前段スタンド(例
えば第3スタンド1cなど)から仕上圧延機1出側温度
計54の設置位置に到達するまでの応答の遅れがある。
延機1出側の温度計54の測定値による温度制御では、
例えば、図3に示すように、圧延に使用されないスタン
ド1d〜1g間に配置された冷却装置4c〜4fからは
冷却水が供給されないため、上記仕上前段スタンド(例
えば第3スタンド1cなど)から仕上圧延機1出側温度
計54の設置位置に到達するまでの応答の遅れがある。
【0010】すなわち、仕上圧延機1出側で温度を測定
して、仕上圧延中のスタンド1a〜1c間の冷却装置4
a,4bによる冷却水の増減をフィードバック制御で調
整する場合、制御の無駄時間が大きい。このため、例え
ば、フィードバック制御を開始した時点で、第3スタン
ド1c出側〜仕上圧延機1出側の温度計54に位置した
鋼板2部分については制御が適用されず、精度を向上で
きないという問題がある。
して、仕上圧延中のスタンド1a〜1c間の冷却装置4
a,4bによる冷却水の増減をフィードバック制御で調
整する場合、制御の無駄時間が大きい。このため、例え
ば、フィードバック制御を開始した時点で、第3スタン
ド1c出側〜仕上圧延機1出側の温度計54に位置した
鋼板2部分については制御が適用されず、精度を向上で
きないという問題がある。
【0011】また、従来の温度制御では、第3スタンド
1cで圧延され仕上圧延終了後の冷却は、ホットランテ
ーブル位置に鋼板2が到達したのちに、再び行われるた
め、第3スタンド1c出側からホットランテーブル位置
に到達するまでは、空冷状態(非冷却状態)となるた
め、再結晶により組織が肥大化し、製品としての鋼板2
の強度が低下するという問題もある。
1cで圧延され仕上圧延終了後の冷却は、ホットランテ
ーブル位置に鋼板2が到達したのちに、再び行われるた
め、第3スタンド1c出側からホットランテーブル位置
に到達するまでは、空冷状態(非冷却状態)となるた
め、再結晶により組織が肥大化し、製品としての鋼板2
の強度が低下するという問題もある。
【0012】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、高精度な熱延鋼板の温度制御技術を提
供することを課題とする。
なされたもので、高精度な熱延鋼板の温度制御技術を提
供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のうち請求項1に記載した熱延鋼板の温度制
御装置は、鋼板が搬送されるパスラインに沿って仕上タ
ンデム圧延機、ホットランテーブル、及び巻取り装置が
配列され、上記圧延機の各スタンド間に冷却装置を配置
すると共に上記ホットランテーブル位置に冷却装置を配
置した制御装置であって、上記タンデム圧延機の各スタ
ンド間の少なくとも一か所に配置されて鋼板の温度を測
定する温度計と、上記温度計の測定値に基づき、当該温
度計の配置位置よりも搬送方向上流側の冷却装置から鋼
板に供給される冷却水量をフィードバック制御で調整す
ると共に、上記温度計の配置位置よりも搬送方向下流側
のスタンド間及びホットランテーブル位置の冷却装置の
うちの少なくもスタンド間の冷却装置から鋼板に供給す
る冷却水量をフィードフォワード制御で調整するコント
ローラと、を備えることを特徴とするものである。
に、本発明のうち請求項1に記載した熱延鋼板の温度制
御装置は、鋼板が搬送されるパスラインに沿って仕上タ
ンデム圧延機、ホットランテーブル、及び巻取り装置が
配列され、上記圧延機の各スタンド間に冷却装置を配置
すると共に上記ホットランテーブル位置に冷却装置を配
置した制御装置であって、上記タンデム圧延機の各スタ
ンド間の少なくとも一か所に配置されて鋼板の温度を測
定する温度計と、上記温度計の測定値に基づき、当該温
度計の配置位置よりも搬送方向上流側の冷却装置から鋼
板に供給される冷却水量をフィードバック制御で調整す
ると共に、上記温度計の配置位置よりも搬送方向下流側
のスタンド間及びホットランテーブル位置の冷却装置の
うちの少なくもスタンド間の冷却装置から鋼板に供給す
る冷却水量をフィードフォワード制御で調整するコント
ローラと、を備えることを特徴とするものである。
【0014】次に、請求項2に記載した熱延鋼板の温度
制御方法は、熱延鋼板を製造する仕上タンデム圧延機の
複数のスタンド間の少なくとも1箇所で鋼板の温度を測
定し、その測定値に基づき、当該温度測定位置よりも搬
走方向上流側で鋼板に供給する冷却水量を調整するフィ
ードバック制御及び、上記温度測定位置よりも搬走方向
下流側のスタンド間及びホットランテーブル位置の冷却
装置のうち少なくともスタンド間の冷却装置から鋼板に
供給する冷却水量を調整するフィードフォワード制御の
うちのいずれか一方又は両方の制御を行うことを特徴と
するものである。
制御方法は、熱延鋼板を製造する仕上タンデム圧延機の
複数のスタンド間の少なくとも1箇所で鋼板の温度を測
定し、その測定値に基づき、当該温度測定位置よりも搬
走方向上流側で鋼板に供給する冷却水量を調整するフィ
ードバック制御及び、上記温度測定位置よりも搬走方向
下流側のスタンド間及びホットランテーブル位置の冷却
装置のうち少なくともスタンド間の冷却装置から鋼板に
供給する冷却水量を調整するフィードフォワード制御の
うちのいずれか一方又は両方の制御を行うことを特徴と
するものである。
【0015】本発明によれば、熱延鋼板を製造する仕上
タンデム圧延機のスタンド間において鋼板の温度を測定
し、その測定値に基づき、フィードバック制御により搬
走方向上流側で鋼板に供給する冷却水量を変化させるか
ら、圧延に使用されるスタンドが前段のスタンドだけで
あっても無駄時間の小さい制御を行うことができて、仕
上圧延直後の鋼板温度の制御精度を高めることができ
る。
タンデム圧延機のスタンド間において鋼板の温度を測定
し、その測定値に基づき、フィードバック制御により搬
走方向上流側で鋼板に供給する冷却水量を変化させるか
ら、圧延に使用されるスタンドが前段のスタンドだけで
あっても無駄時間の小さい制御を行うことができて、仕
上圧延直後の鋼板温度の制御精度を高めることができ
る。
【0016】また、上記温度計の測定値に基づき、フィ
ードフォワード制御により搬送方向下流側で鋼板に供給
する冷却水量を変化させるから、圧延に使用されるスタ
ンドが前段のスタンドだけであっても、ホットランテー
ブルまで搬送される間も水冷が行われることで、非水冷
領域を小さくして鋼板の再結晶粒肥大化を防止し、鋼板
に製品として要求される所定の強度を確保できるように
なる。
ードフォワード制御により搬送方向下流側で鋼板に供給
する冷却水量を変化させるから、圧延に使用されるスタ
ンドが前段のスタンドだけであっても、ホットランテー
ブルまで搬送される間も水冷が行われることで、非水冷
領域を小さくして鋼板の再結晶粒肥大化を防止し、鋼板
に製品として要求される所定の強度を確保できるように
なる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ説明する。本実施形態の熱間仕上圧延ライン
の基本構成は、従来とほぼ同じであり、図1に示すよう
に、鋼板2を搬送するパスラインに沿って仕上タンデム
圧延機1、ホットランテーブル、及び巻き取り装置3の
順に配列している。
参照しつつ説明する。本実施形態の熱間仕上圧延ライン
の基本構成は、従来とほぼ同じであり、図1に示すよう
に、鋼板2を搬送するパスラインに沿って仕上タンデム
圧延機1、ホットランテーブル、及び巻き取り装置3の
順に配列している。
【0018】上記仕上タンデム圧延機1は、複数のスタ
ンド1a〜1g(図1では7段を例示している)が並列
している仕上圧延設備であり、その各スタンド1a〜1
g間には、それぞれ冷却装置を構成する冷却水用のヘッ
ダ4a〜4fが配置され、各ヘッダ4a〜4fに設けら
れたノズルから鋼板2に向けて冷却水を供給可能となっ
ている。
ンド1a〜1g(図1では7段を例示している)が並列
している仕上圧延設備であり、その各スタンド1a〜1
g間には、それぞれ冷却装置を構成する冷却水用のヘッ
ダ4a〜4fが配置され、各ヘッダ4a〜4fに設けら
れたノズルから鋼板2に向けて冷却水を供給可能となっ
ている。
【0019】各ヘッダ4a〜4fは、不図示のバルブを
開度調整することにより供給される冷却水量が変更さ
れ、そのバルブの開度調整は開度調整装置5,6からの
信号に基づきそれぞれ行われるようになっている。
開度調整することにより供給される冷却水量が変更さ
れ、そのバルブの開度調整は開度調整装置5,6からの
信号に基づきそれぞれ行われるようになっている。
【0020】さらに、圧延機1出側のホットランテーブ
ル位置にも、冷却装置7が配置され、冷却水量の変更が
開度調整装置6からの信号に基づき行われるようになっ
ている。
ル位置にも、冷却装置7が配置され、冷却水量の変更が
開度調整装置6からの信号に基づき行われるようになっ
ている。
【0021】また、上記圧延機1における第4スタンド
1dと第5スタンド1eとの間には、温度計8が配置さ
れている。温度計8は、鋼板2の温度を測定し、測定信
号をコントローラ9に供給している。
1dと第5スタンド1eとの間には、温度計8が配置さ
れている。温度計8は、鋼板2の温度を測定し、測定信
号をコントローラ9に供給している。
【0022】そのコントローラ9には、製品の品質等に
応じた仕上タンデム圧延機出側の目標温度及び巻取り時
の目標温度が予め供給されている。そのコントローラ9
は、上記仕上タンデム圧延機出側の目標温度となるよう
に、上記温度計8による測定値に基づき当該温度計8よ
りも上流側の冷却水用のヘッダ4a,4bから供給され
る冷却水量を開度調整装置5を介してフィードバック制
御で調整する。同時に、上記巻取り時の目標温度となる
ように、上記温度計8による測定値に基づき当該温度計
8よりも下流側のスタンド1e〜1g間の冷却水用のヘ
ッダ4e,4fから供給される冷却水量及びホットラン
テーブル位置の冷却装置7から供給される冷却水量を開
度調整装置6を介してフィードフォワード制御にて調整
する。
応じた仕上タンデム圧延機出側の目標温度及び巻取り時
の目標温度が予め供給されている。そのコントローラ9
は、上記仕上タンデム圧延機出側の目標温度となるよう
に、上記温度計8による測定値に基づき当該温度計8よ
りも上流側の冷却水用のヘッダ4a,4bから供給され
る冷却水量を開度調整装置5を介してフィードバック制
御で調整する。同時に、上記巻取り時の目標温度となる
ように、上記温度計8による測定値に基づき当該温度計
8よりも下流側のスタンド1e〜1g間の冷却水用のヘ
ッダ4e,4fから供給される冷却水量及びホットラン
テーブル位置の冷却装置7から供給される冷却水量を開
度調整装置6を介してフィードフォワード制御にて調整
する。
【0023】上記構成の温度制御装置を備えた仕上ライ
ンにおいては、例えば、板厚15mm等の極厚の鋼板2を
製造する場合には、タンデム圧延機1のうちの前段の3
台のスタンド1a〜1cでのみ圧延が実施されて、第3
スタンド1cの出側が実質の仕上圧延の出側になる。
ンにおいては、例えば、板厚15mm等の極厚の鋼板2を
製造する場合には、タンデム圧延機1のうちの前段の3
台のスタンド1a〜1cでのみ圧延が実施されて、第3
スタンド1cの出側が実質の仕上圧延の出側になる。
【0024】このとき、本実施形態では、第4スタンド
1dと第5スタンド1eとの間において、鋼板2の温度
を測定するために、従来に比べて早期に仕上圧延出側の
温度が測定でき、その温度に基づき上流側の冷却用ヘッ
ダ4a,4bからの冷却水量の調整ができるため、従来
よりも時間遅れが小さく制御の応答性が向上する。
1dと第5スタンド1eとの間において、鋼板2の温度
を測定するために、従来に比べて早期に仕上圧延出側の
温度が測定でき、その温度に基づき上流側の冷却用ヘッ
ダ4a,4bからの冷却水量の調整ができるため、従来
よりも時間遅れが小さく制御の応答性が向上する。
【0025】さらに、圧延に使用されていないスタンド
1d〜1gの間に配置された冷却水ヘッダ4a〜4fか
らもフィードフォワード制御で冷却水を供給するように
したので、実際の仕上圧延終了からホットランテーブル
位置での冷却装置7による水冷開始までの空冷保持時間
が1スタンド分を通過するに要する短い時間となり、鋼
板2の圧延によって比較的小さくなった結晶粒の状態が
保持され、製品となったコイルに十分な強度が確保され
る。
1d〜1gの間に配置された冷却水ヘッダ4a〜4fか
らもフィードフォワード制御で冷却水を供給するように
したので、実際の仕上圧延終了からホットランテーブル
位置での冷却装置7による水冷開始までの空冷保持時間
が1スタンド分を通過するに要する短い時間となり、鋼
板2の圧延によって比較的小さくなった結晶粒の状態が
保持され、製品となったコイルに十分な強度が確保され
る。
【0026】ここで、上記実施形態の説明では、圧延機
1のうち前段の3スタンド1a〜1cまでで圧延が実施
される場合で説明しているが、前段の2スタンド1a,
1bまで、又は4スタンド1a〜1dまで使用して圧延
が実施される場合であっても、上記の温度制御によって
制御の応答性は従来よりも向上する。また、空冷保持域
が小さいので製品となったコイルに十分な強度が確保さ
れる。
1のうち前段の3スタンド1a〜1cまでで圧延が実施
される場合で説明しているが、前段の2スタンド1a,
1bまで、又は4スタンド1a〜1dまで使用して圧延
が実施される場合であっても、上記の温度制御によって
制御の応答性は従来よりも向上する。また、空冷保持域
が小さいので製品となったコイルに十分な強度が確保さ
れる。
【0027】また、上記実施形態では、スタンド1a〜
1g間の温度計8による測定値に基づき、ホットランテ
ーブル位置の冷却装置7による水冷のフィードバック制
御も行っているが、ホットランテーブル位置の温度制御
は、従来のように、ホットランテーブル入側やダウンコ
イラー前に設置された温度計21,22による測定値に
基づきフィードバック制御やフィードフォワード制御に
より行ってもよい。
1g間の温度計8による測定値に基づき、ホットランテ
ーブル位置の冷却装置7による水冷のフィードバック制
御も行っているが、ホットランテーブル位置の温度制御
は、従来のように、ホットランテーブル入側やダウンコ
イラー前に設置された温度計21,22による測定値に
基づきフィードバック制御やフィードフォワード制御に
より行ってもよい。
【0028】また、上記実施形態では、スタンド1d〜
1e間に配置した温度計8で上流側についてはフィード
バック制御を行い、下流側にはフィードフォワード制御
を実施しているが、上記温度計8より上流側について、
仕上タンデム圧延機入側の温度を測定しその測定値に基
づいたフィードフォワード制御を併用したり、上記温度
計8より下流の冷却について、ホットラン出側の温度を
測定しその測定値に基づいたフィードバック制御を併用
して、さらに温度制御の精度を向上させるようにしても
よい。
1e間に配置した温度計8で上流側についてはフィード
バック制御を行い、下流側にはフィードフォワード制御
を実施しているが、上記温度計8より上流側について、
仕上タンデム圧延機入側の温度を測定しその測定値に基
づいたフィードフォワード制御を併用したり、上記温度
計8より下流の冷却について、ホットラン出側の温度を
測定しその測定値に基づいたフィードバック制御を併用
して、さらに温度制御の精度を向上させるようにしても
よい。
【0029】また、上記温度計8の測定値に基づき当該
温度計8より下流側で供給する冷却水量のフィードフォ
ワード制御のみを行い、温度計8よりも上流側のヘッダ
4a〜4bを介した冷却水量の調整については、仕上タ
ンデム圧延機入側の温度を別の温度計23で測定しその
測定値に基づきフィードフォワード制御で調整するよう
にしてもよい。
温度計8より下流側で供給する冷却水量のフィードフォ
ワード制御のみを行い、温度計8よりも上流側のヘッダ
4a〜4bを介した冷却水量の調整については、仕上タ
ンデム圧延機入側の温度を別の温度計23で測定しその
測定値に基づきフィードフォワード制御で調整するよう
にしてもよい。
【0030】また、従来と同様に、仕上タンデム圧延機
1出側の温度計21による測定値を上記コントローラ9
に供給して、上記スタンド1d〜1e間に配置した温度
計8による測定値に基づいては、当該温度計8より上流
のヘッダ4a,4bにより供給される冷却水量のフィー
ドバックによる調整のみを行い、その温度計8より下流
のヘッダ4e,4fから供給される冷却水量を、出側温
度計21による測定値に基づきフォードバック制御する
と共に、当該出側温度計による測定値に基づき冷却装置
7から供給される冷却水量の調整をフィードフォワード
制御するようにしてもよい。
1出側の温度計21による測定値を上記コントローラ9
に供給して、上記スタンド1d〜1e間に配置した温度
計8による測定値に基づいては、当該温度計8より上流
のヘッダ4a,4bにより供給される冷却水量のフィー
ドバックによる調整のみを行い、その温度計8より下流
のヘッダ4e,4fから供給される冷却水量を、出側温
度計21による測定値に基づきフォードバック制御する
と共に、当該出側温度計による測定値に基づき冷却装置
7から供給される冷却水量の調整をフィードフォワード
制御するようにしてもよい。
【0031】また、上記実施形態では、第4スタンド1
dと第5スタンド1eとの間にのみ温度計8を配置した
例を説明しているが、複数のスタンド1a〜1g間の個
々に温度計を配置して、圧延に使用されるスタンド数に
よって上記制御に使用する温度計を変更するようにして
もよい。
dと第5スタンド1eとの間にのみ温度計8を配置した
例を説明しているが、複数のスタンド1a〜1g間の個
々に温度計を配置して、圧延に使用されるスタンド数に
よって上記制御に使用する温度計を変更するようにして
もよい。
【0032】
【実施例】実際に7スタンド1a〜1gある仕上タンデ
ム圧延機1において、板厚15mmの製品を前段の第1
〜第3スタンド1a〜1cを使用して製造する場合につ
いて、本願発明に基づく温度制御を実施した例を説明す
る。
ム圧延機1において、板厚15mmの製品を前段の第1
〜第3スタンド1a〜1cを使用して製造する場合につ
いて、本願発明に基づく温度制御を実施した例を説明す
る。
【0033】ここで、この製品に要求される強度は55
±5kgf /mm2 であり、このときの仕上出側温度は85
0±40℃、巻取り温度目標は600±40℃を目標と
して温度制御した。
±5kgf /mm2 であり、このときの仕上出側温度は85
0±40℃、巻取り温度目標は600±40℃を目標と
して温度制御した。
【0034】従来例として、図3に示す構成で、仕上出
側温度計54にて測定した値から、コントローラ52に
てスタンド1a,1b間、及び1b,1c間での供給水
量の修正量を計算し、開度調整御装置52を介してバル
ブ操作を行うことにより、フィードバック制御を行い、
ホットランテーブル位置の冷却においても同様に、コン
トローラ51により冷却水供給の修正量を計算し、開度
調整装置53を介してバルブ操作を行うことにより、フ
ィードフォワード制御を行う温度制御方法を比較のため
に実施した。
側温度計54にて測定した値から、コントローラ52に
てスタンド1a,1b間、及び1b,1c間での供給水
量の修正量を計算し、開度調整御装置52を介してバル
ブ操作を行うことにより、フィードバック制御を行い、
ホットランテーブル位置の冷却においても同様に、コン
トローラ51により冷却水供給の修正量を計算し、開度
調整装置53を介してバルブ操作を行うことにより、フ
ィードフォワード制御を行う温度制御方法を比較のため
に実施した。
【0035】この従来の温度制御を実施した場合には、
図4に示すように、鋼板2の先端部で目標よりも高い仕
上出側温度を検出して冷却装置4a,4bの供給量を増
やしても、供給量の増加は、すでに第3スタンド1c以
降にある鋼板部分に対しては反映されず、仕上出側温度
は最高で900℃まで上昇した。また、第3スタンド1
cで圧延した後、ホットランテーブル位置の冷却設備7
に達するまでの7秒の間、鋼板2には冷却水が供給され
ず高温で保持されたため、結晶粒が大きくなって十分な
強度が得られにくかった。この結果、得られた製品の強
度は図6のようになり、目標強度の55±5kgf /mm2
が得られなかった。
図4に示すように、鋼板2の先端部で目標よりも高い仕
上出側温度を検出して冷却装置4a,4bの供給量を増
やしても、供給量の増加は、すでに第3スタンド1c以
降にある鋼板部分に対しては反映されず、仕上出側温度
は最高で900℃まで上昇した。また、第3スタンド1
cで圧延した後、ホットランテーブル位置の冷却設備7
に達するまでの7秒の間、鋼板2には冷却水が供給され
ず高温で保持されたため、結晶粒が大きくなって十分な
強度が得られにくかった。この結果、得られた製品の強
度は図6のようになり、目標強度の55±5kgf /mm2
が得られなかった。
【0036】これに対し、本発明に基づく上記実施形態
の温度制御を実施した場合には、第5スタンド1e以降
での冷却がフィードフォワード制御で実施され、図5に
示すように、鋼板2の先端部で目標よりも高い仕上出側
温度を検出すると、直ちに、つまり無駄時間が小さい状
態で冷却装置4a,4bによる供給水量を増やすように
調整され、供給量の増加が反映されなかった部分はわず
かであるため、温度計8の指示の最高でも865℃とな
った。また、第1〜第3スタンド1a〜1gで圧延し、
第4〜5スタンド間で温度測定をした後に第5〜6スタ
ンド間、6〜7スタンド間の冷却装置7およびホットラ
ン冷却設備において水冷を行ったので、仕上圧延終了か
ら水冷開始までの空冷保持時間は2秒で済んだ。このた
め、圧延によって比較的小さくなった結晶粒が保持され
十分な強度が得られた。
の温度制御を実施した場合には、第5スタンド1e以降
での冷却がフィードフォワード制御で実施され、図5に
示すように、鋼板2の先端部で目標よりも高い仕上出側
温度を検出すると、直ちに、つまり無駄時間が小さい状
態で冷却装置4a,4bによる供給水量を増やすように
調整され、供給量の増加が反映されなかった部分はわず
かであるため、温度計8の指示の最高でも865℃とな
った。また、第1〜第3スタンド1a〜1gで圧延し、
第4〜5スタンド間で温度測定をした後に第5〜6スタ
ンド間、6〜7スタンド間の冷却装置7およびホットラ
ン冷却設備において水冷を行ったので、仕上圧延終了か
ら水冷開始までの空冷保持時間は2秒で済んだ。このた
め、圧延によって比較的小さくなった結晶粒が保持され
十分な強度が得られた。
【0037】即ち、製品の強度は図7に示すようにな
り、コイル全長にわたって目標強度55±5kgf /mm2
以内の引張強度が得られた。以上のように、本発明によ
り仕上圧延終了時の温度を高い精度で制御するととも
に、仕上圧延終了後直ちに水冷を行うことができたの
で、板厚が比較的厚くある程度高い強度を要する製品の
強度のばらつきが著しく改善した。板厚が15mm以上の
製品の歩留まりは、従来は88%程度であったが、本発
明により100%近くに改善された。
り、コイル全長にわたって目標強度55±5kgf /mm2
以内の引張強度が得られた。以上のように、本発明によ
り仕上圧延終了時の温度を高い精度で制御するととも
に、仕上圧延終了後直ちに水冷を行うことができたの
で、板厚が比較的厚くある程度高い強度を要する製品の
強度のばらつきが著しく改善した。板厚が15mm以上の
製品の歩留まりは、従来は88%程度であったが、本発
明により100%近くに改善された。
【0038】
【発明の効果】本発明により、熱延鋼板を製造する仕上
タンデム圧延機のスタンド間において鋼板の温度を測定
し、その測定値に基づき演算を行い、フィードバック制
御によって搬走方向上流側で鋼板に供給する冷却水量を
変化させるから、極厚板を製造する場合であっても、無
駄時間の小さい制御を行うことができて、仕上圧延直後
の鋼板温度の制御精度を高めることができる。
タンデム圧延機のスタンド間において鋼板の温度を測定
し、その測定値に基づき演算を行い、フィードバック制
御によって搬走方向上流側で鋼板に供給する冷却水量を
変化させるから、極厚板を製造する場合であっても、無
駄時間の小さい制御を行うことができて、仕上圧延直後
の鋼板温度の制御精度を高めることができる。
【0039】また、上記スタンド間に配した温度計の測
定値にもとづいて演算を行い、フィードフォワード制御
により搬送方向下流側で鋼板に供給する冷却水量を変化
させるから、使用されるスタンドが前段だけの場合で
も、仕上げ圧延終了後にすみやかに水冷が実施されて、
再結晶粒肥大化を防止し、製品として要求される強度を
確保できる。
定値にもとづいて演算を行い、フィードフォワード制御
により搬送方向下流側で鋼板に供給する冷却水量を変化
させるから、使用されるスタンドが前段だけの場合で
も、仕上げ圧延終了後にすみやかに水冷が実施されて、
再結晶粒肥大化を防止し、製品として要求される強度を
確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る温度制御を説明する
ための概念図である。
ための概念図である。
【図2】従来の温度制御を説明するための概念図であ
る。
る。
【図3】従来の温度制御を説明するための概念図であ
る。
る。
【図4】コイル長手方向での従来の温度制御例を説明す
る図である。
る図である。
【図5】コイル長手方向での本願発明に基づく温度制御
例を説明する図である。
例を説明する図である。
【図6】従来の温度制御を実施した場合のコイル長手方
向の製品強度分布例を示す図である。
向の製品強度分布例を示す図である。
【図7】本願発明に基づく温度制御を実施した場合のコ
イル長手方向の製品強度分布例を示す図である。
イル長手方向の製品強度分布例を示す図である。
1 タンデム圧延機 1a〜1g スタンド 2 鋼板 3 巻取り装置 4a〜4f 冷却装置 5,6 開度調整装置 7 冷却装置 8 温度計 9 コントローラ
Claims (2)
- 【請求項1】 鋼板が搬送されるパスラインに沿って仕
上タンデム圧延機、ホットランテーブル、及び巻取り装
置が配列され、上記圧延機の各スタンド間に冷却装置を
配置すると共に上記ホットランテーブル位置に冷却装置
を配置した制御装置であって、 上記タンデム圧延機の各スタンド間の少なくとも一か所
に配置されて鋼板の温度を測定する温度計と、 上記温度計の測定値に基づき、当該温度計の配置位置よ
りも搬送方向上流側の冷却装置から鋼板に供給される冷
却水量をフィードバック制御で調整すると共に、上記温
度計の配置位置よりも搬送方向下流側のスタンド間及び
ホットランテーブル位置の冷却装置のうちの少なくもス
タンド間の冷却装置から鋼板に供給する冷却水量をフィ
ードフォワード制御で調整するコントローラと、 を備えることを特徴とする熱延鋼板の温度制御装置。 - 【請求項2】 熱延鋼板を製造する仕上タンデム圧延機
の複数のスタンド間の少なくとも1箇所で鋼板の温度を
測定し、その測定値に基づき、当該温度測定位置よりも
搬走方向上流側で鋼板に供給する冷却水量を調整するフ
ィードバック制御及び、上記温度測定位置よりも搬走方
向下流側のスタンド間及びホットランテーブル位置の冷
却装置のうち少なくともスタンド間の冷却装置から鋼板
に供給する冷却水量を調整するフィードフォワード制御
のうちのいずれか一方又は両方の制御を行うことを特徴
とする熱延鋼板の温度制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10076067A JPH11267730A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 熱延鋼板の温度制御装置及びその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10076067A JPH11267730A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 熱延鋼板の温度制御装置及びその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11267730A true JPH11267730A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13594443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10076067A Pending JPH11267730A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 熱延鋼板の温度制御装置及びその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11267730A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6526804B2 (en) | 2000-05-30 | 2003-03-04 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Road friction coefficient estimating apparatus for vehicle |
KR100832974B1 (ko) * | 2001-12-26 | 2008-05-27 | 주식회사 포스코 | 열연 강판의 피드 포워드 냉각 제어 방법 |
WO2011025139A3 (ko) * | 2009-08-27 | 2011-04-21 | 현대제철 주식회사 | 사상 압연기의 온도 제어 장치 및 그 방법 |
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EP2752254A4 (en) * | 2011-08-30 | 2015-07-29 | Toshiba Mitsubishi Elec Inc | ENERGY SAVING DEVICE FOR A ROLLING SYSTEM |
CN104998916A (zh) * | 2011-08-30 | 2015-10-28 | 东芝三菱电机产业***株式会社 | 轧制设备的节能装置 |
KR20160030218A (ko) * | 2013-07-03 | 2016-03-16 | 티센크루프 스틸 유럽 악티엔게젤샤프트 | 강 스트립의 열간 압연을 위한 설비 및 방법 |
JP2018500177A (ja) * | 2014-12-24 | 2018-01-11 | ポスコPosco | エンドレス圧延装置及びその制御方法 |
WO2020179019A1 (ja) * | 2019-03-06 | 2020-09-10 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 圧延機の冷却水注水制御装置および冷却水注水制御方法 |
-
1998
- 1998-03-24 JP JP10076067A patent/JPH11267730A/ja active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11534810B2 (en) | 2019-03-06 | 2022-12-27 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation | Cooling-water injection control device and cooling-water injection control method for rolling mill |
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