JP4718440B2 - 予め成形されたデンタルトレイ及び処置装置並びにかかるデンタルトレイを利用する方法 - Google Patents

予め成形されたデンタルトレイ及び処置装置並びにかかるデンタルトレイを利用する方法 Download PDF

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Description

本発明は、患者の歯に所望の歯科処置を提供するために用いられるデンタルトレイの分野にある。より詳しくは、本発明は、予め成形された既製のデンタルトレイに関し、それは患者の歯に歯科処置用組成物(例えば、歯漂白用組成物)を適用する際に有用である。
実質的には、全ての人は白い又はより白い歯を望んでいる。この目標を達成するために、人々は歯を覆わせて化粧板を張るか、歯を化学的に漂白させるかしている。過去においては、歯を漂白させることを望む患者は、従来の院内漂白技術を受けざるを得なかった。その手順は一般に、(1)患者の歯のアルジネート印象を作成すること、(2)印象の石膏歯型を作成すること、(4)型から、通常、薄いエチルビニルアセテート(EVA)の加熱されたシートによって、デンタルトレイを真空成形すること、そして、(4)歯肉を覆う部分を除去すべく処理することを含んでいる。この方法は、柔らかくて柔軟で、患者の歯に極めて正確にフィットするように誂えられ、従って装着するのに極めて快適なトレイに帰する。しかしながら、誂えられたトレイを作成する手順は時間を消費するものであり、この誂えられたトレイが患者に利用可能となるには、数日ないしは数週間を要す。そして、結果としてのトレイは極めて高価である。
誂えられたトレイに付きものの時間およびコストの故に、より廉価な代替品が開発されているが、しかし、これらの代替品は、正確さ、有効性および快適性に関して本質的な不都合を有している。
代替品の一つは、いわゆる「ボイル・アンド・バイト」トレイである。EVA又は他の材料から作成された、相対的に厚く予め成形された既製のトレイ(マウスガードに類似している)が沸騰している水中に沈められる。この予め成形されたトレイは、加熱工程中に、トレイがそれ自体上に崩落し全体的に使用不能となるのを防止するために、相対的に厚い(例えば、2mmを超える)。加熱された水中から取り出されて、トレイは直ぐに患者の口内に置かれる。患者は、ユーザーの歯の噛み表面の印象を作成するために、速やかに噛み込み、接触圧を加える。「ボイル・アンド・バイト」トレイに付随する問題の一つは、それらが相対的に厚くて嵩み、誂えられたトレイに比べて、装着するのに鬱陶しく不快にすることである。大きくて嵩む予め成形されたトレイの厚みは、ユーザーの歯及び/又は歯肉に順応する正確さを制限し、且つトレイをさらに硬くする。
EVAおよび同種の材料から作成される「ボイル・アンド・バイト」トレイが薄い壁で作成される範囲では、かかるトレイが正しく機能するのは極めて難しい。何故ならば、それらは極めて狭い温度ウインドウおよび加熱時間の外では、縮んで崩懐する傾向があるからである。例えば、余りにも長く(すなわち、数秒を超える期間)熱湯槽中に残されると、それらは、急速に柔弱となり予め形成された形状を失うので、ユーザーの歯へトレイを順応させることを困難もしくは不可能にする。以上を考慮すると、加熱されたとき縮んで崩懐する傾向がある「ボイル・アンド・バイト」トレイは一般に、ユーザーの歯に正確に順応しないで、そして装着するのに嵩張り、また不快である。
歯の漂白のためのもう一つの代替品は、歯に適用することができる漂白剤がコーティングされたフレキシブルなプラスチック材料の既製の細片を含む。このような細片は、前歯6本の唇側表面をカバーするために、ユーザーによって歯に対して置かれる。このような細片は、歯列弓を容易には取り囲まず、歯に対する漂白用組成物を保持するにはむしろ効果がない。装置の構造が最初は平らな単純な細片であるという理由で、配置するのが困難であり、一回の処置で所期の効果を有すためには十分に長い期間歯に対して漂白剤を保持しないかもしれない。細片の頻繁な置換えおよび再調整がしばしば要求される。さらに、それらは、歯列弓の前側の歯のみを取扱い、歯の舌側の表面の処置はほとんど、あるいは全く与えず、そして、歯間の隙間には妥当な処置を与えることがない。最後に、上側および下側の歯列弓は、一般的に別々に漂白される。別々の細片を上側および下側の歯列弓を覆って同時に配置しようと試みることは、きわめて難しいことである。
もう一つの代案品は、Jacobs et alへの特許文献1に開示された二連のトレイ組立体である。二連のトレイ組立体は、EVAを包含する熱可塑性材料で作られている内側のトレイを支持ないしは担持する外側のトレイから成り立っている。使用の際に、トレイ組立体は、熱湯に沈められ、これにより、内側のトレイが柔軟で成形可能となり、そして、外側のトレイは硬いままである。加熱された組立体は、その後、患者の口内に置かれ、そこで、内側のトレイが患者の歯の印象を取る。その後、組立体は患者の口から取外され、そして、内側のトレイが組立体から取外され、従来の「ボイル・アンド・バイト」トレイと比較して装着するのにより薄く、より快適な誂えのトレイを生み出すために仕上げられる。
米国特許第5,616,027号明細書
上記に鑑み、特別な処置法への適合性を促進するために、より簡単な、しかし快適に合うデンタルトレイに帰する代替品を開発するという継続している必要性が存在する。
本発明は、予め成形された既製のデンタルトレイに向けられ、これは歯科処置用組成物が予め装填されるか、または人の歯を覆って配置される直前に歯科処置用組成物で充満されてもよい。予め成形されたデンタルトレイは、人の歯および/または歯肉を覆って配置され得、その後、正式にトレイを誂える必要性なしに人の歯および/または歯肉に実質的に適合し得るように、薄い壁で形成されている。デンタルトレイは、使用するのに簡単で容易である歯科用処置装置を生み出すように、歯科処置用組成物が予め装填されていてもよい。
該トレイは、上側および下側の歯列弓の処置のために異なる形状で利用可能であることが好ましい。各々のトレイは、歯列弓の歯および/または歯肉の少なくとも一部を覆うように形状付けられている。上側および下側のトレイの形状が異なるのは、典型的な上側対下側の歯列弓における相違に凡そ合うように意図されている(例えば、上側の歯列弓の前歯の前表面は下側の歯列弓の歯の対応する表面よりも一般的に背が高い)。予め成形されたデンタルトレイは、多様に異なる大きさの歯および歯列弓に適合できるように充分に柔軟である。
各々のトレイは、中空の内部、すなわちトラフを画成する少なくとも2つの壁を含んでいる。一つの実施形態によれば、トレイは蹄鉄型の形状を有する底壁、底壁の前側から横の方へ上向きに延在する前側壁、および底壁の後側から横の方へ上向きに延在する後側壁を含んでいる。底壁、前側壁および後側壁は、中空の内部、すなわちトラフを画成し、この中に歯科処置用組成物が置かれ得る。前および後の側壁は、平行、もしくは底壁の幅より大きな頂部開口をもたらすべく広げられてもよい。
デンタルトレイはまた、前側壁、好ましくは、前側壁の中央近くの縁部、および/または後側壁、好ましくは、後側壁の中央近くの縁部にノッチを含んでいる。かかるノッチは、トレイが容易に広がり、より大きな歯列弓に一致するのを可能にする。このようにして、トレイは一つのサイズで全て(もしくは少なくとも大半)に合うことができる。
該トレイは、熱可塑性エラストマー、例えば、低または超低密度ポリエチレン(LDPEまたはULDPE)から、単独または他の一つ以上の追加のポリマーと混合されて形成される。追加のポリマーは、例えば、エチレンビニルアセテート共重合体 (EVA)、ポリカプロラクトン(PCL)、他のタイプのポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)または他のプラスチック材料である。代わりに、トレイは、エチレンビニルアセテート(EVA)、ポリカプロラクトン(PCL)、または他の熱可塑性材料を一つ以上備えてもよい。トレイを形成するのに用いられる材料の性質を調整するために、この分野で知られている可塑剤、流動添加剤および装填剤が要望に応じ用いられ得る。
一つの実施形態によれば、該トレイは、エチレンビニルアセテート(EVA)およびポリプロピレン(PP)を備える混合物から形成され、混合物は、約5から約45重量%のポリプロピレン(PP)、より好ましくは約10から約40重量%のポリプロピレン(PP)、最も好ましくは約15から約25重量%のポリプロピレン(PP)を含んでいる。残部はエチレンビニルアセテート(EVA)と任意的な少量の添加剤を含んでいる。
予め成形されたトレイは、全体的に薄い壁で形成され柔軟である。壁の厚みは、好ましくは、約0.05mmから約1mmの範囲、より好ましくは、約0.075mmから約0.75mmの範囲、最も好ましくは、約0.1mmから約0.5mmの範囲である。本発明による既製のトレイは、予め成形されたトレイが人の歯を覆って配置されたとき、その使用中に該トレイが少なくとも部分的にその人の歯に一致するように、充分に柔軟であることが好ましい。このようにして、予め成形された既製のトレイは、誂えられたデンタルトレイの快適性および適合性に近づくことができる。
一つの実施形態によれば、トレイは歯列弓における歯の咬合面、前面および後面を覆うように形状付けられ得る。このようにして、人の歯の前面および後面の両者が同時に処置され得る。選択肢として、トレイは歯周処置用に歯肉の部分を覆うように形状付けられてもよい。一つの実施形態によれば、デンタルトレイの前側壁が、歯、特に糸切り歯(これに接着させるのは通常は困難である)への接着を助けるために、人の歯の唇又は頬側表面の自然な曲率に凡そ合致するように形作られ得る。
該トレイは、使用前にトレイを加熱することや、人の歯に対する型取りが不要なようにデザインされている。実際に、予め成形されたトレイは、歯科処置用組成物が装填されたトレイを、単に、人の歯を覆って配置することで使用できるようにデザインされている。2つのトレイが、上側歯列弓および下側歯列弓を同時に、または、別々に、または、順番に処置すべく状況に応じて用いられ得る。
一つの実施形態では、該デンタルトレイは、歯漂白用組成物と共に用いられる。漂白用組成物は、実質的な装着時間を短くするために、充分に高い濃度の漂白剤を有するのが好ましい。通常の装着時間は連続する5日間で一日当たり40〜60分である。漂白ジェルは、ポリエチレングリコール(PEG)又はプロピレングリコール(PPG)、グリセリン、過酸化カルバミド又は過酸化水素、および他の組成物を含み得る。PEGおよびPPGの両者は、それらの分子量に依存して増粘剤または液体キャリアのいずれかとして作用する。使用可能な他の増粘剤は、ポリビニルピロリドン(PVP)、カルボキシポリメチレン、カルボキシメチルセルロース等を含む。PVPおよびカルボキシポリメチレンは、ネバネバし粘性の処置用組成物を作成するのに特に有用であることが判明している。
処置用組成物は、歯の漂白剤に加えて、または代わりに、例えば、抗菌剤(例えば歯周の歯肉障害用)、抗発癌剤、無機成分補給剤等の他の活性剤を含んでもよい。処置用組成物は、既製のデンタルトレイが人の歯を覆って置かれたときに、処置用組成物が人の歯にトレイを押しあててトレイを保持し、そしてトレイが少なくとも部分的に人の歯に順応することを可能にするように、増粘剤を含んでもよい。
本発明のトレイは、歯の漂白、あるいは他の歯の処置に有用である。トレイに漂白ジェルが予め装填されているか、または他の歯科用組成物が既にトレイ内に予め装填されているときには、トレイが、単にトレイを人の歯を覆って置くことによって、人の歯および/または歯肉に適用され得る。予め装填されたトレイは、使用の前に活性剤を保護しデンタルトレイをきれいに保つために、シールされている包装容器の中に保存され得る。トレイは、二者択一的に、処置用組成物で予め装填されなくてもよく、ユーザーが人の歯を覆って挿入する前に所望の組成物をトレイに満たすのを許容する。
予め成形された既製のデンタルトレイは加熱または人の歯への型取りを要しないという事実が、「ボイル・アンド・バイト」トレイや人の歯の石膏モデルを用いて誂えられたトレイに比べ、より廉価で使いやすくしている。本発明のトレイは、家庭内での使用のために店頭販売され得、時間と費用を軽減し、歯科開業医への訪問を排除することができる。選択肢として、トレイは、一つ以上の歯処置用組成物、例えば漂白ジェルと一緒に、上側歯列弓および下側歯列弓の両者の処置用に寸法且つ形状付けられた一つ以上のトレイを含む歯科漂白キットの一部として提供されてもよい。
本発明のこれらのおよび他の利点および特徴は、以下の説明および添付の特許請求の範囲からより充分に明白になるだろう。または、あるいは以下に述べられるように発明の実施によって習得され得る。
上で要約したように、本発明は歯科処置用組成物が予め装填されるか、または処置用組成物が使用の直前に装填される、予め成形された既製のデンタルトレイに向けられている。予め成形されたデンタルトレイは、十分な構造的一体性を有する、薄く、柔らかで、透明であってもよい既製のトレイであるので、外部からの支持構造を必要とせずに人の歯に容易に設置され得る。同時に、このトレイは充分に柔軟性があるので、トレイの事前の加熱や正式な型取りを要することなく人の歯にほぼ一致することができる。快適なフィッティングとなるべく、常温においてトレイは充分に薄く柔軟である。
一つの実施形態では、予め成形されたデンタルトレイは歯科処置用組成物、例えば漂白ジェルが予め装填されており、既存の歯科処置養生法に比べ処置をより簡単且つ容易とする。その簡単さ及び使用の容易性の故に、自身の歯を白くしたいと欲する人に対し歯科医を訪れることを要せずに、このトレイは店頭販売されてもよく、良好な結果を伴う極めて低廉な代替品となる。
このトレイは、上側および下側の歯列弓の処置のために異なる形態で利用可能であることが好ましい。一つの好ましい実施形態によれば、トレイは前側壁、後側壁および底壁を含んでいる。トレイは、歯の後面の少なくとも一部、切縁および特に歯の前面を覆うように形成される。歯の前面は最も頻繁に見られる(従って最も白くしたいと望まれる)表面である。トレイは、所望の本数の歯を覆うように形状付けられてもよい。一つの実施形態では、トレイは、トレイ、特に、トレイの側壁(歯の前面及び後面への処置をもたらす)の大きさに依存して、前の上側の歯の少なくとも8本と、前の下側の歯の少なくとも8本を覆うような大きさ及び形状とされてもよい。漂白片に比べて本発明による予め成形されたデンタルトレイを用いることの一つの有利な点は、本発明によるデンタルトレイが歯間の隙間内に流入可能な歯科処置用組成物をよりよく提供できることである。この方法により、前歯の表面を、そして未然に剥がれることなく正しく残存できる場合のみに信頼的に処置する漂白片に比べ、歯の間の隙間がよりよく処置、例えば漂白される。
さて、図面を参照するに、図1Aは予め成形された既製のデンタルトレイ100の実施形態を示し、該デンタルトレイ100は人の上側の歯列弓に装着されるように形状付けられている。該デンタルトレイ100は、人の上側の歯列弓の大きさおよび形状に概ね一致する概ね馬蹄形の形態を有する底壁102を備えている。図示の実施形態の底壁102は、概ね平坦なプロフィールを有している。但し、望むなら他の形状(例えば、湾曲)を有してもよい。デンタルトレイ100は、底壁102の前端から横方向に延在する前側壁104および底壁102の後端から横方向に延在する後側壁106をさらに含んでいる。底壁102、前側壁104および後側壁106は共に、中空の内側部分、すなわち、頂部が開放し開放端部108で終わっているトラフを含むトレイ100を形成している。
トレイ100の前側壁104は、底壁102に対して、特にトレイの端部108においてほぼ直角に延在してもよい。但し、前側壁104は、人の歯に望ましい方法で一致ないしは対応するように所望の角度で延在してもよい。トレイ100の前側壁104は、中央の歯に対応する中央部に向かって概ね高くなり、端部108に向かって低くなっている。かくて、前側壁104は、歯列弓の中央(すなわち、切歯位置)から歯列弓の後部(すなわち、臼歯位置)に向かって歯の下降する高さにほぼ対応するために、前から後へ漸減している。
実施形態の一つは、前側壁104がノッチ105を含んでいる。ノッチ105は、ノッチを含まないデンタルトレイに比べて、トレイがより容易に展開し、そしてより大きな歯列弓に一致するのを可能とする。このようにして、本発明によるデンタルトレイは大きな範囲の異なる大きさの歯列弓に、快適に且つ効果的にフィットすることができる。ノッチ105は中央部分110の近傍、好ましくは前側壁104の頂部すなわち縁部に形成されるのが好ましい。後側壁106もまた、ノッチ105とほぼ同様に機能するノッチ109を含んでもよい。
加えて、前側壁104は、壁102、104および106の内面に形成された複数の窪みを含むようにテクスチャード加工されている。複数の凹部107は、例えば、タフタテクスチャ、微小なディンプルまたはダイヤモンド格子テクスチャ状を含む。図1Aに示された実施形態では、トレイ100は、壁102、104および106の内面に形成された高密度ディンプルを含んでいる。窪みを含ませることで、人の歯及び/又は歯肉に対する歯科処置用組成物、例えば漂白ジェルの付加的な量を保持できる微小な貯蔵部をもたらす。凹部107は、要望に応じ、いずれか又は全ての壁に取り入れられ得る。
前側壁104のように、トレイ100の後側壁106は、蹄鉄型のトレイ100の端部108において、より低く、底壁102にほぼ直立しているが、しかし、トレイの中央の湾曲部分110の近くでは、トレイ100の中央部分110の近くで口蓋に適応させるために、より傾斜した角度をなすべく次第に広がっている。後側壁106の高さは、前側壁104の対応する部分よりも、特に中央部分110の近くで一般により低い。高さのこの違いは、後側壁106に対して口蓋がより低いことに加えて、歯の前面に対する後面の高さの違いに適応させるためである。
底壁102は、トレイの湾曲した中央部分110の近傍に、トレイ100の中央部分110と端部108との間の底壁102の幅よりも小さい幅を有している。これは、小臼歯および大臼歯の幅に対し、より小さな人の門歯および糸切り歯の放射方向の幅における違いを考慮に入れている。
一つの実施形態では、前側壁104および後側壁106の上縁は、厚く且つ丸くされている。トレイの縁を丸くすることは、より快適性を装着者に提供する。縁を厚くすることは、トレイが、構造上の一体性を維持するのを助ける。
予め成形されたデンタルトレイ100は、人の歯に対する歯科処置用組成物を保持して維持するために用いられ得る。図1Aは、トレイ100の前側壁104および底壁102に隣接して、トレイ100の中空内部、すなわち、トラフ内に配置された歯科処置用組成物のビード112を描写する。人の歯を覆って配置されたときに、歯科処置用組成物のビード112は人の歯の前表面に亘り、および歯の間の空間に有利に広がるであろう。
一つの実施形態(図1Aに示されている)によると、ビード112は、底壁102および前側壁104の両方に隣接してトレイ100の中空内部、すなわち、トラフ内に配置されている。ビード112は、前側壁104の約2/3の高さに上がるように配置且つ寸法付けられてもよい。ビード112を形成している歯科処置用組成物は、トレイ100およびビード112を取り扱うときに助けとなる、組成物上のドライスキンを形成してもよい。
図1Bは、予め成形され、人の下側歯列弓を覆って配置されるように形状付けられたデンタルトレイ200の実施形態を図示している。該デンタルトレイ200は、人の下側歯列弓の形状に概ね一致する凡そ蹄鉄型の形態を有する底壁202を包含する。底壁202は、望むなら他の形状(例えば、湾曲)を有することもできるが、概ね平らな平面輪郭を有している。デンタルトレイ200は、底壁202の前端から横に延在する前側壁204および底壁202の後端から横に延在する後側壁206をさらに含んでいる。底壁202、前側壁204、および後側壁206は共に、中空内部、すなわち、トラフを含むトレイ200を形成し、トラフはその頂部で開口し、および開口端部208で終了している。
トレイ200の前側壁204は、底壁202に対して、特にトレイの端部208において、ほぼ直交して延在してもよい。但し、それは所望の方法で人の歯と順応するかまたは一致するように所望の角度で延在してもよい。トレイ200の前側壁204は、中央の歯に対応する中央に向かってより高くなり、端部208に向かって一般により低い。このように、前側壁204は、歯列弓の中央(すなわち、門歯)から歯列弓の後部(すなわち、大臼歯)へ向かう歯の減少高さにほぼ対応させるために、前から後へしだいに細くなっている。
前側壁204はまたノッチ205を、後側壁206はノッチ209を含み得る。ノッチ205および209は、ノッチ105および109とそれぞれ同様に機能し、多様な大きさの歯列弓の範囲に快適に合うように、トレイが広がり、より大きな歯列弓に、より容易に一致することを可能にしている。ノッチ205および209は、中央部分210の近傍、好ましくは、前側壁204および後側壁206のそれぞれ頂部に形成されるのが好ましい。
壁は、前側壁204、後側壁206および底壁202の内側表面に形成された複数の凹部207を含むようにテクスチャード加工されてもよい。凹部207を含ませることは、歯科処置用組成物、例えば、漂白ジェルの追加の量を人の歯の前表面に対して保持することができるごく小さい貯溜部を提供する。
前側壁204のように、トレイ200の後側壁206は、蹄鉄型のトレイ200の端部208で短く、底壁202にほぼ直交しているが、しかし、トレイの中央の湾曲部分210の近くでは、トレイ200の中央部分210の近くで口底に適応させるために、より傾斜した角度をなすべく次第に広がっている。
前側壁204および後側壁206の上縁部は、厚く且つ丸くされ得る。トレイの縁を丸くすることは、より快適性を装着者に提供する。縁を厚くすることは、トレイが構造上の一体性を維持するのを助ける。歯科処置用組成物、例えば、漂白ジェルのビード212がトレイ200の中空内部、すなわち、トラフ内に前側壁204に隣接して示されている。
後側壁206の高さは、前側壁204の対応する部位よりもいくぶん低い。この高さの違いは、後側壁206に対する口底に加えて、歯の後対前表面の異なる高さに適応させるためである。両側壁204および206(特に、前側壁204)は、対応する側壁104および106より低い。一般に、下側の歯は上側の歯より小さいからである。底壁202はトレイの湾曲した中央部分210の近くに、トレイ200の中央部分210と端部208との間の底壁202の幅よりも小さい幅を有している。これは、小臼歯および大臼歯に対する人の門歯および糸切り歯の放射方向の幅における違いを考慮に入れている。
図2Aは、予め成形された既製のデンタルトレイ100’である代替的な実施形態を示し、これは人の上側歯列弓を覆って配置されるべく構成されている。デンタルトレイ100’は、底壁102’、前側壁104‘および後側壁106’を備えている。底壁102’、前側壁104‘および後側壁106’は共にトレイ100‘を形成し、このトレイ100’は中空の内側部分、すなわち、トラフを含んでいる。トラフは、その頂部で開口し、開口端部108‘で終了している。トレイは、ノッチ105’および109‘を含み得る。トレイ100’は、前側壁104‘の内側表面に形成された大き目のディンプル107’を有して図示されている。さらに、歯科処置用組成物のビード112‘がトレイ100’の中空内部、すなわち、トラフに、底壁102‘に隣接して横たわっている。
図2Bは、予め成形された既製のデンタルトレイ200’である代替的な実施形態を示し、これは人の下側歯列弓を覆って配置されるべく構成されている。デンタルトレイ200’は、底壁202’、前側壁204‘および後側壁206’を備えている。底壁202’、前側壁204‘および後側壁206’は共にトレイ200‘を形成し、このトレイ200’は中空の内側部分、すなわち、トラフを含んでいる。トラフは、その頂部で開口し、開口端部208‘で終了している。トレイは、ノッチ205’および209‘を含み得る。トレイ200’は、前側壁204‘の内側表面に形成された大き目のディンプル207’を有して図示されている。さらに、歯科処置用組成物のビード212‘がトレイ200’の中空内部、すなわち、トラフに、底壁202‘に隣接して横たわっている。
図4は、模範的な予め成形されたデンタルトレイ400を描写し、これは人の歯、とくに歯の唇側および頬側表面の自然な湾曲にほぼ一致するように形状付けられている。ここに描写された他のトレイのように、デンタルトレイは、底壁402、前側壁404および後側壁406を含み得る。底壁402、前側壁404および後側壁406は共に、中空の内側部分、すなわち、トラフを含むトレイ400を形成し、トラフは頂部で開口し、開口端部408で終了している。該トレイ400は、状況に応じ、中央部分410の近くにノッチ405および409を含み得る。トレイ400は、テクスチャード加工された表面および歯科処置用組成物412を有するものとして示されている。さらに、トレイ400は凡そ人の歯の自然な湾曲と一致する輪郭407を含んでいる。トレイはまた、個々の歯の間の歯茎に対応する窪み415を状況に応じ含んでいる。
上述のことにもかかわらず、本発明の範囲内の予め成形された既製のデンタルトレイは、図1ないし図4のトレイが上側あるいは下側歯列弓を覆って配置されるために構成された予め成形されたデンタルトレイの限定されない単なる例示であるように、全ての所望の構成をとり得るということが理解されるべきである。
本発明による予め成形されたデンタルトレイは、薄い、および柔軟なトレイを提供することができる、全ての適切な重合体材料から作成することができる。模範的な材料は、低密度ポリエチレン(LDPE)および超低密度ポリエチレン(ULDPE)を含む。代わりの材料には、エチレンビニルアセテート共重合体(EVA)およびポリカプロラクトン(PCL)が含まれる。それぞれの材料は、単独で、またはポリプロピレン(PP)、エチレンビニルアセテート共重合体(EVA)、ポリカプロラクトン(PCL)および他の形式のポリエチレン(PE)のような他の重合体と共に用いられる。流動添加剤、装填剤、可塑剤等が望むなら加えられてもよい。
ULDPEは、0.914g/cm3より小さい密度を有しているものとして定義されたポリエチレンがベースの共重合体の範囲を意味する。LDPEは、0.915〜0.94g/cm3の範囲の密度を有しているものとして定義される。比較の目的のために、高密度ポリエチレン(HDPE)は、0.94〜0.97g/cm3の範囲の密度を有しているものとして定義される。このように、LDPEおよびULDPEは、水蒸気伝送速度、結晶化度、融解点、線膨張係数、弾性係数、降伏強さ、引張強度、硬度および衝撃強さを含む他の観点において、他の物理的性質が異なり得るにもかかわらず、他の形式のPEから密度によって容易に区別することができる。
ダウケミカルから入手可能な種々のLDPE材料の全て、およびダウケミカルによってAttane(登録商標)の下に販売されているULDPE材料の多くが使用され得る。一般に、Attane(登録商標)は、エチレンおよびオクテンから作られた共重合体を指す。特定の例には、Attane4201(密度=0.912g/cm3)、Attane4202(密度=0.914g/cm3)、Attane4204(密度=0.905g/cm3)、Attane4401(密度=0.914g/cm3)、およびAttane4404(密度=0.904g/cm3)が含まれる。もう一つの適切なULDPE材料は、エクソン・モービル化学によって作られたExact4041(登録商標、密度=0.878g/cm3)である。適切なEVA材料の例は、デュポンから入手可能なElvax250(登録商標)である。適切なPCL材料の例は、ソルボイインタロックス社(SolvoyInterox)からのCapra650(登録商標)である。デンタルトレイを作成するのに用いられる他の熱可塑性材料、およびブレンドは、ジェイコブその他への米国特許第5,769,644号、宇治その他への米国特許第5,051,476号およびシュワルツへの米国特許第6,089,869号に開示されている。デンタルトレイへ作ることができる熱可塑性材料を開示する目的のために、上記特許が参照によってここに編入される。
一つの実施形態によれば、トレイは、EVAと、約5パーセントから約45パーセントのポリプロピレン(PP)、より好ましくは約10パーセントから約40パーセントのポリプロピレン(PP)、最も好ましくは約15パーセントから約25パーセントのポリプロピレン(PP)からなるPPとの混合物から形成される。その残部は、エチレンビニルアセテート(EVA)、および状況に応じた小量の添加剤を包含する。
一つの実施形態では、予め成形されたトレイは、他の製造方法が用いられてもよいが、射出成形により形成される。射出成形でトレイを形成するときは、トレイの厚さは、トレイ材料が成功裏に射出成形される程度に制限される。本発明のトレイを形成する他の方法は、熱補助真空成形であり、ここでは、重合体材料の前もって形作られたシートが、仕上げられたデンタルトレイの大きさおよび形状に対応する鋳型で真空成形される。仕上げられたトレイから過剰のシート材料を切り落とすためにパンチ・ダイが用いられ得る。
本発明のデンタルトレイが、使用の前にトレイとしてのそれらの形状を維持する能力を維持しつつ、所望のレベルの柔軟性を有するために、少なくとも2つの壁(例えば、底壁、前側壁および後側壁)は、約0.05mmから約1mmの範囲、より好ましくは、約0.075mmから約0.75mmの範囲、最も好ましくは、約0.1mmから約0.5mmの範囲の厚さを有するのが好ましい。
本発明によるデンタルトレイは、歯の漂白、あるいは他の望まれる歯の処置(例えば、歯の漂白に加えて、あるいはそれの代わりの抗菌、抗発癌、無機成分補給等の一つ以上)を提供するのに有用である。使用の際には、デンタルトレイに漂白または他の歯科用組成物が予め装填されるか、所望の歯科処置用組成物がユーザーによってデンタルトレイへ装填される。その後、デンタルトレイは、望まれた処置計画を実行するために、人の歯を覆って配置される。歯科処置用組成物の粘性および粘りで連結されたトレイは、人の歯に対して処置用組成物を保持して維持するために共に働く。本発明による既製のデンタルトレイは、所望のとおり、一度あるいは繰り返して使うことができる。
本発明による歯科処置用トレイと組合わされて用いられる漂白用組成物は、一般に人の歯と最大8時間以上(例えば、ユーザーが睡眠している一晩)接触して維持される通常の家庭用漂白組成物に比べて、本質的に減少された処置時間を許容するように処方されるのが有利である。対照的に、漂白用組成物は、好ましくは一日当たり40から60分で5日から7日連続して処置されたときに、40から60分後に、それらが効果的な白化をもたらすことができるべく、より効能があるように処方され得る。
一つの実施形態では、漂白組成物は、店頭取引の歯白化剤として通常用いられているものよりも実質的に高い濃度である、カルバミド過酸化物あるいは過酸化水素等のような漂白剤を含んでいる。歯をより高い濃度の漂白剤により短い時間さらすことは、ときには、歯に過敏さを生じさせず、隣の組織に対する損傷を与えない。より高い濃度の漂白剤を使うことによって、歯を白くすることに要求される時間が満足なレベルまで大幅に縮小される。
ここに述べた漂白ジェル組成物を適用すると、5日に亘り連続する約1時間を超えない毎日の施術により、ほとんどの過敏さを同時に有することなく、望まれた量の白化が達成できることが判明した。短い処置時間および歯の過敏さがない故に、組成物のユーザーが処置を完遂するであろう見込みが増大され、各々のユーザーが所望の程度の白化を得る蓋然性を増大させている。
一つの実施形態による漂白ジェル組成物は、重量で、16%〜40%のカルバミド過酸化物あるいは10%〜20%の過酸化水素、5〜40%のグリセリン、5〜40%の水、増粘剤としての10〜60%のポリエチレングリコール(PEG)あるいはポリプロピレングリコール(PPG)、0〜5%のフレーバ、および0〜5%の人工甘味料を含んでいる。PEGおよびPPGの代わりに、あるいはそれに加えて、歯の漂白ジェルは、極めて粘性で粘る漂白用組成物を産出するのに役立つ粘着力増加剤として、PVP、カルボキシポリメチレン、カルボキシメチルセルロース、他のセルロース・ゴム、ヒュームドシリカ等の一つ以上を含んでもよい。処置用組成物は、歯の漂白剤に加えて、あるいはそれの代わりに、この分野で知られている減感剤、抗菌剤、抗歯石剤、抗歯垢剤および無機成分補給剤の一つ以上のような活性剤を含んでもよい。処置用組成物は、安定剤としてEDTAおよび/または緩衝剤としてナトリウム・リン酸塩およびリン酸を含んでもよい。
本発明による歯の処置用トレイが、比較的高い濃度の歯の漂白剤を有している歯科漂白用組成物、あるいは長い時間空気にさらされるとより不安定となるかもしれない他の処置用組成物で予め装填されている場合には、そのような予め装填された歯科処置物については、使用の前にシールされている包装容器の中に保存されることが望ましい。このように、処置用組成物は過剰な空気から保護され、そして、組成物およびトレイは使用前に衛生的理由のために清潔に保たれる。シールされている包装容器の一例が図4に示され、それは、プラスチック製のパケット450の中に封入された本発明による予め装填された歯の処置トレイを描写している。パケット450は、引き裂かれて開放され、予め装填されたトレイが使用の直前に取り出される。代案では、歯の漂白、あるいは他の処置用組成物が別々の容器(例えば、絞りチューブ、不図示)で提供され、使用の直前にユーザーによってデンタルトレイへ装填されてもよい。
図5は、ユーザー514によって彼あるいは彼女の上側歯列弓を覆って配置された(例えば、図1A、図2Aあるいは図4に図解されたような)予め成形されたトレイ100を示している。トレイは、(図1A、図2Aあるいは図4に見られるような)漂白ジェル、あるいは他の処置用組成物112で満たされている。これらは、トレイに予め装填されるか、使用の直前にトレイに置かれたかのいずれかである。ユーザー414は、トレイを歯に順応させるためにトレイを加熱することなく、上側歯列弓を覆って既製のトレイを容易に配置することができ、そして、使用の前にトレイを支持するのに必要とされる外部あるいは内部の支持体も存在しない。これらの工程を排除するということは、トレイの使用を極めて簡単且つ容易にするので、他の代替品のトレイを凌駕する重要な利点である。より複雑な代替品では、問題が、トレイの加熱および正しくトレイの誂えを遂行するためには熟練した歯科開業医の助力を必要とする複雑なプロセスである、トレイの形成の際に起こる。本発明の予め成形された既製のトレイの簡単さが、彼あるいは彼女の歯を白くしたいユーザーに店頭でトレイを購入することを可能とし、より廉価な歯の白化処方の結果となっている。
図6は、ユーザー514によって彼あるいは彼女の下側歯列弓を覆って配置された図1B、図2Bあるいは図4に図解されたようなトレイ200を、状況に応じ上側歯列弓を覆って配置されている図5に見られるトレイ100と共に示している。トレイは、(図1B、図2Bあるいは図4に見られるような)漂白ジェルあるいは他の処置用組成物で満たされている。これらは、トレイに予め装填されるか、使用の直前にトレイに置かれたかのいずれかである。ユーザー514は、トレイ100が上側歯列弓を覆って位置されている間でも、予め成形されたトレイ200を下側歯列弓を覆って容易に配置することができる。このことは、それが安い費用且つ努力無しで、人に両方の歯列弓を同時に処置することを可能とするので、本発明のさらなる利点である。
本発明のトレイは、上側および下側の歯列弓のための一つ以上のトレイ、および漂白ジェル、および/または一つ以上の他の処置用組成物を含む歯の漂白キットの一部として提供されてもよい。このような店頭販売キットを提供することは、彼ら自身の歯を白くしたいと欲している人々に、誂えられたデンタルトレイを形成することを要求するより高価な家庭用漂白処方(例えば、ボイル・アンド・バイトや人の歯の石膏モデルを用いて形成されたトレイ)に比べて、比較的廉価な代替品をもたらす。
歯の漂白用あるいは他の処置用組成物は、歯の処置用トレイをユーザーの歯に対して保持し、またトレイが少なくとも部分的にユーザーの歯に順応することを生じさせるように、十分に厚く、且つ、またネバネバするのが好ましい。このようにして、本発明による既製のデンタルトレイは、異なるユーザー間における多種多様に異なる大きさの歯列弓および歯を処置するのに、誂えられたデンタルトレイを形成する必要性なしに、家庭用漂白処方のために通常行なわれるように用いられ得る。特定のユーザーの歯に順応させることによって、本発明のデンタルトレイは、歯科処置用組成物をユーザーの歯に対して保持するときの快適性および効率に関して、誂えられたトレイに少なくとも対抗する。
下記は、適切な漂白組成物のいくつかの実施例である。かかる模範的な組成物は、本発明による歯の処置用トレイを用いて人の歯を漂白するために使われたときに有用であると判明した歯科漂白用組成物を説明するために、一例として、および限定ではなく与えられている。注釈のない場合、すべてのパーセンテージは重量による。
ここに開示されたデンタルトレイと組合されて使用するに適した歯科漂白用組成物が下記の成分を共に混合することにより形成された。
過酸化カルバミド 41%
グリセリン(USP Kosher) 8%
水 8%
ポリエチレングリコール 20,000 49%
ピーチフレーバ 2%
ナトリウムサッカリン 2%
結果物の漂白ジェルはトレイに塗るのが容易で、中庸な粘度であり、漂白処置後にユーザーの口を水でゆすぐことにより容易に除去できる程にベト付かなかった。加えて、組成物は快い味を持ち、極めて短時間で積極的な漂白作用を示した。歯の色における著しい改善が5日内に生じた。組成物の使用は、該組成物は従来の家庭用白化キットに見出される過酸化カルバミドの約4倍の量を有しているけれども、過酸化カルバミドを用いている他の家庭用漂白組成物に通常伴うような顕著な歯感度に帰した。
ここに開示されたデンタルトレイと組合されて使用するに適した歯科漂白用組成物が下記の成分を共に混合することにより形成された。
過酸化カルバミド 26%
グリセリン(USP Kosher) 12%
水 6%
ポリエチレングリコール 20,000 55%
ナトリウムサッカリン 1%
実施例2の漂白ジェル組成物は歯を良好に白くするが、実施例1による歯漂白用組成物のようには味がなかった。
ここに開示されたデンタルトレイと組合されて使用するに適した歯科漂白用組成物が下記の成分を共に混合することにより形成された。
カルボキシメチルセルロース(Na+ salt) 2%
過酸化カルバミド 22.5%
グリセリン(USP Kosher) 28%
水 16.4%
ナトリウムサッカリン(粉末) 2%
ナトリウムEDTA 0.1%
Cabosil M−5(ヒュームドシリカ) 7%
ピーチフレーバ 2%
ポリエチレングリコール 20,000 20%
結果物の漂白ジェルはトレイに塗るのが容易で、中庸な粘度であり、漂白処置後にユーザーの口を水でゆすぐことにより容易に除去できる程にベト付かなかった。加えて、組成物は快い味を持ち、極めて短時間で積極的な漂白作用を示した。歯の色における著しい改善が5日内に生じた。組成物の使用は、該組成物は従来の家庭用白化キットに見出される過酸化カルバミドの約4倍の量を有しているけれども、過酸化カルバミドを用いている他の家庭用漂白組成物に通常伴うような顕著な歯感度に帰した。
ここに開示されたデンタルトレイと組合されて使用するに適した歯科漂白用組成物が下記の成分を共に混合することにより形成された。
過酸化カルバミド 45%
グリセリン(USP Kosher) 7%
水 9%
ポリエチレングリコール 10,000 44%
ウインターグリーンフレーバ 2%
ナトリウムサッカリン 4%
ここに開示されたデンタルトレイと組合されて使用するに適した歯科漂白用組成物が下記の成分を共に混合することにより形成された。
過酸化水素 12%
グリセリン(USP Kosher) 18%
水 14%
ポリエチレングリコール 20,000 50%
ピーチフレーバ 4%
ナトリウムサッカリン 4%
上述のように、結果物の漂白ジェルはトレイに塗るのが容易で、比較的短時間で積極的な漂白作用をもたらした。
ここに開示されたデンタルトレイと組合されて使用するに適した歯科漂白用組成物が下記の成分を共に混合することにより形成された。
過酸化水素 19%
グリセリン(USP Kosher) 14%
水 8%
ポリエチレングリコール 20,000 56%
ナトリウムサッカリン 4%
ここに開示されたデンタルトレイと組合されて使用するに適した歯科漂白用組成物が下記の成分を共に混合することにより形成された。
過酸化水素 18%
グリセリン(USP Kosher) 10%
水 14%
ポリエチレングリコール 10,000 50%
ウインターグリーンフレーバ 5%
ナトリウムサッカリン 4%
各適用に対し、トレイには漂白ジェルが予め装填されるか、またはユーザーの口に挿入する直前に満たされた。過酸化カルバミドまたは過酸化水素のハイレベルの故に、トレイは約1時間を下回って口内に保持されるのが好ましい。組成物の粘度および粘りの正しい釣合を与えることにより、組成物の大部分(すなわち、約90%超)は、単に、ユーザーの口内での発泡および唾液により、1時間内にユーザーの歯から容易に除去され得る。これは、8〜12時間に亘り用いられ、ユーザーの歯に組成物を長期間保持するようにデザインされた材料を含む多くの既存の歯美白組成物に優る改良である。組成物は、意図されたように、ユーザーの歯に長期間接着するが、しかし、時々ブラッシングにより除去されねばならない。
ここに開示されたデンタルトレイと組合されて使用するに適した歯科漂白用組成物が下記の成分を共に混合することにより形成された。
カルボキシメチルセルロース(ナトリウム塩) 2%
過酸化カルバミド 22.5%
グリセリン 28%
水 16.4%
ナトリウムサッカリン粉末 2%
ナトリウムEDTA 0.1%
Cabosil M−5(二酸化ケイ素) 7%
ピーチフレーバ 2%
ポリエチレングリコール (M.W.=20,000) 20%
結果物の歯科用漂白ジェルは柔軟で薄壁のデンタルトレイに置かれ、そして人の歯を覆って配置された。漂白ジェルはネバネバし粘度があるので、所望の時間(例えば、1時間以上)人の歯に対し柔軟で薄壁のデンタルトレイを正当に接着させ、保持することができた。
ここに開示されたデンタルトレイと組合されて使用するに適した歯科漂白用組成物が下記の成分を共に混合することにより形成された。
水 19.2%
エデト酸2ナトリウム 0.1%
過酸化カルバミド 18.5%
キシリトール C 7%
グリセリン 25.4%
CARBOPOL 974 5.4%
水酸化ナトリウム (50%水溶液) 4.5%
カルボキシメチルセルロース 4%
Kollidon 90F 10%
ピーチフレーバ 4%
スクラロース (25%水溶液) 4%
結果物の歯科用漂白ジェルは極めて粘度が高かった。結果物の歯科用漂白ジェルは柔軟で薄壁のデンタルトレイに置かれ、そして人の歯を覆って配置された。漂白ジェルはネバネバし粘度があるので、所望の時間(例えば、1時間以上)人の歯に対し柔軟で薄壁のデンタルトレイを正当に接着させ、保持することができた。
ここに開示されたデンタルトレイと組合されて使用するに適した歯科漂白用組成物が下記の成分を共に混合することにより形成された。
水 18%
エデト酸2ナトリウム 0.1%
過酸化カルバミド 18.5%
スクラロース (25%水溶液) 4%
グリセリン 41.6%
CARBOPOL 974 5.4%
水酸化ナトリウム(50%水溶液) 4.5%
Kollidon 90F 2%
カルボキシメチルセルロース 4%
ピーチフレーバ 4%
結果物の歯科用漂白ジェルは柔軟で薄壁のデンタルトレイに置かれ、そして人の歯を覆って配置された。漂白ジェルはネバネバし粘度があるので、所望の時間(例えば、1時間以上)人の歯に対し柔軟で薄壁のデンタルトレイを正当に接着させ、保持することができた。
ここに開示されたデンタルトレイと組合されて使用するに適した歯科漂白用組成物が下記の成分を共に混合することにより形成された。
水 18%
EDTA 0.1%
過酸化カルバミド 22%
スクラロース (25%水溶液) 2%
グリセリン 47.1%
CARBOPOL 974 5.4%
水酸化ナトリウム (50%水溶液) 4.5%
Kollidon 90F 2%
カルボキシメチルセルロース 5%
ピーチフレーバ 4%
結果物の歯科用漂白ジェルは柔軟で薄壁のデンタルトレイに置かれ、そして人の歯を覆って配置された。漂白ジェルはネバネバし粘度があるので、所望の時間(例えば、1時間以上)人の歯に対し柔軟で薄壁のデンタルトレイを正当に接着させ、保持することができた。
ここに開示されたデンタルトレイと組合されて使用するに適した歯科漂白用組成物が下記の成分を共に混合することにより形成された。
水 18%
EDTA 0.1%
過酸化カルバミド 22%
スクラロース (25%水溶液) 2%
グリセリン 40.1%
CARBOPOL 974 5.4%
水酸化ナトリウム(50%水溶液) 4.5%
Kollidon 90F 2%
カルボキシメチルセルロース 5%
ペパーミント油 1%
結果物の歯科用漂白ジェルは柔軟で薄壁のデンタルトレイに置かれ、そして人の歯を覆って配置された。漂白ジェルはネバネバし粘度があるので、所望の時間(例えば、1時間以上)人の歯に対し柔軟で薄壁のデンタルトレイを正当に接着させ、保持することができた。
本発明は、その趣旨ないしは本質的特徴から逸脱することなく他の特定の形態で実現され得る。説明された実施の形態は全ての観点で例示として限定ではないと考えられるべきである。それ故に、本発明の範囲は前述の説明よりもむしろ添付の請求項により指示されている。請求項の意味およびその均等の範囲内の全ての変更はそれらの範囲内に包含される。
予め成形された既製のデンタルトレイの例示的実施形態の斜視図であり、該デンタルトレイは歯科処置用組成物が装填され、上側の歯列弓に装着されるように形状付けられているテクスチャード加工された内面を有している。 予め成形された既製のデンタルトレイの例示的実施形態の斜視図であり、該デンタルトレイは歯科処置用組成物が装填され、下側の歯列弓に装着されるように形状付けられているテクスチャード加工された内面を有している。 予め成形された既製のデンタルトレイの例示的実施形態の斜視図であり、該デンタルトレイは歯科処置用組成物が装填され、上側の歯列弓に装着されるように形状付けられているディンプル付内面を有している。 予め成形された既製のデンタルトレイの例示的実施形態の斜視図であり、該デンタルトレイは歯科処置用組成物が装填され、下側の歯列弓に装着されるように形状付けられているディンプル付内面を有している。 本発明による予め装填されたデンタルトレイを示し、該デンタルトレイは人の歯の唇と頬側の面の自然な湾曲に近似するように輪郭付けられている。 本発明による予め装填されたデンタルトレイを示し、該デンタルトレイはシールされた包装容器内に収容されている。 本発明によるデンタルトレイを上側の歯列弓に装着している人を示す。 本発明によるデンタルトレイを、上側の歯列弓に予め装填されたトレイを既に装着した状態で、下側の歯列弓に装着している人を示す。

Claims (31)

  1. 異なる大きさおよび形状の歯列弓の歯を覆って配置するのに適した大きさおよび形状を有し、予め成形された既製のデンタルトレイであって、
    該デンタルトレイは、熱可塑性材料から形成され、且つ、少なくとも2つの側壁の間にトラフを画成し、異なる大きさおよび形状の歯列弓に少なくとも凡そ対応する蹄鉄型の形状を有する少なくとも2つの側壁を備え、
    該少なくとも2つの側壁は0.075mmから0.75mmの範囲の最大厚みを有し、該既製のデンタルトレイが歯に配置されたとき、その使用中にその歯に少なくとも部分的に一致するように柔軟であり、
    デンタルトレイが使用されるとき、人の歯に対する歯科処置用組成物を保持するための複数の凹みを含むように、デンタルトレイの少なくとも一つの側壁の内表面がテクスチャード加工されている、デンタルトレイと、
    トラフ内に装填されたある量の歯科処置用組成物であって、該歯科処置用組成物は、デンタルトレイが歯に配置されたとき、該歯科処置用組成物がデンタルトレイをその歯を覆って保持し、該デンタルトレイがその歯に少なくとも部分的に一致するように十分な粘度の歯科処置用組成物と、
    を備えることを特徴とする歯科用処置装置。
  2. 該デンタルトレイは、前側壁、後側壁、および該前および後の側壁を相互に接続する底壁を含み、前側壁、後側壁、および底壁の最大の壁の厚みが、0.075mmから0.75mmの範囲であることを特徴とする請求項1に記載の歯科用処置装置。
  3. 該前および後の側壁の少なくとも一つは、ノッチを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の歯科用処置装置。
  4. 該前および後の側壁は、デンタルトレイを補強するのに役立つ拡大された縁部を含むことを特徴とする請求項1に記載の歯科用処置装置。
  5. 該拡大された縁部は、人の歯肉組織への損傷を防止するために実質的に丸み付けられていることを特徴とする請求項4に記載の歯科用処置装置。
  6. デンタルトレイの壁の内面は、複数の凹みを含むようにテクスチャード加工されていることを特徴とする請求項1に記載の歯科用処置装置。
  7. 該凹みは、タフタテクスチャ、ディンプル、凹み又はダイヤモンド格子テクスチャの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項6に記載の歯科用処置装置。
  8. 該デンタルトレイは、人の上側歯列弓の少なくとも一部に合うように寸法および形状が決められていることを特徴とする請求項1に記載の歯科用処置装置。
  9. 該デンタルトレイは、人の下側歯列弓の少なくとも一部に合うように寸法および形状が決められていることを特徴とする請求項1に記載の歯科用処置装置。
  10. 該デンタルトレイは、エチレンビニルアセテート(EVA)およびポリプロピレン(PP)を含む混合物から形成されていることを特徴とする請求項1に記載の歯科用処置装置。
  11. 該混合物は、10から40重量%のポリプロピレン(PP)および本質的にエチレンビニルアセテート(EVA)からなる残部を備えることを特徴とする請求項10に記載の歯科用処置装置。
  12. 該混合物は、15から25重量%のポリプロピレン(PP)および本質的にエチレンビニルアセテート(EVA)からなる残部を備えることを特徴とする請求項10に記載の歯科用処置装置。
  13. 該デンタルトレイは、エチレンビニルアセテート(EVA)またはポリカプロラクトン(PCL)の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の歯科用処置装置。
  14. 該デンタルトレイは、低密度ポリエチレン(LDPE)または超低密度ポリエチレン(ULDPE)の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の歯科用処置装置。
  15. 該デンタルトレイの少なくとも2つの側壁は、0.1mmから0.5mmの厚みを有することを特徴とする請求項1に記載の歯科用処置装置。
  16. 側壁の一つ以上が、歯列弓の唇又は頬側表面の曲率に凡そ合致するように形作られていることを特徴とする請求項1に記載の歯科用処置装置。
  17. 該デンタルトレイは、デンタルトレイが人の歯を覆って配置されたとき、人の歯肉縁又はその近傍でほぼ終端するように寸法および形状が決められていることを特徴とする請求項1に記載の歯科用処置装置。
  18. 該歯科処置用組成物は、抗菌剤、無機成分補給剤、抗歯石剤、減感剤又は抗歯垢剤の少なくとも一つを備えることを特徴とする請求項1に記載の歯科用処置装置。
  19. 該歯科処置用組成物は、少なくとも一つの歯科用漂白剤を備えることを特徴とする請求項1に記載の歯科用処置装置。
  20. 該歯科処置用組成物は、少なくとも一つの増粘剤を備えることを特徴とする請求項1に記載の歯科用処置装置。
  21. 該歯科処置用組成物は、
    16〜40%の過酸化カルバミド又は10〜20%の過酸化水素、
    5〜40%のグリセリン、
    5〜40%の水、
    10〜60%のポリエチレングリコール又はポリプロピレングリコール、
    0〜5%のフレーバ、および
    0〜5%の甘味料
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の歯科用処置装置。
  22. 歯科処置用組成物の所定量が、デンタルトレイのトラフ内に、該デンタルトレイの高さの2/3盛り上るビードとして装填されていることを特徴とする請求項1に記載の歯科用処置装置。
  23. 該歯科処置用組成物は、使用前にその表面にドライスキンを形成するものであることを特徴とする請求項1に記載の歯科用処置装置。
  24. 該歯科用処置装置は、歯科用漂白組成物の安定性を保護し増大させるために、使用前には封止されたパッケージ内に包含されていることを特徴とする請求項1に記載の歯科用処置装置。
  25. 歯科用処置装置の製造方法であって、
    異なる大きさおよび形状の歯列弓の歯を覆って配置するのに適した大きさおよび形状を有し、予め成形された既製のデンタルトレイであって、
    該デンタルトレイは、熱可塑性材料から形成され、且つ、トラフを画成し、異なる大きさおよび形状の歯列弓に少なくとも凡そ対応する蹄鉄型の形状を有する少なくとも2つの側壁を備え、
    該少なくとも2つの側壁は0.05mmから1mmの範囲の最大厚みを有し、該既製のデンタルトレイが歯に配置されたとき、その使用中にその歯に少なくとも部分的に一致するように柔軟であり、
    デンタルトレイが使用されるとき、人の歯に対する歯科処置用組成物を保持するための複数の凹みを含むように、デンタルトレイの少なくとも一つの側壁の内表面がテクスチャード加工されている、デンタルトレイを用意し、且つ、
    歯科処置用組成物であって、該歯科処置用組成物は、デンタルトレイが歯に配置されたとき、該歯科処置用組成物がデンタルトレイをその歯を覆って保持し、該デンタルトレイがその歯に少なくとも部分的に一致するように十分な粘度の歯科処置用組成物のある量をデンタルトレイのトラフ内に導入し、且つ、
    該歯科処置用組成物を備える予め成形された既製のデンタルトレイをシールされた包装容器に包装することを特徴とする方法。
  26. 複数の異なる人々の異なる大きさおよび形状の歯列弓の歯を覆って配置するのに適した大きさおよび形状を有し、予め成形された既製のデンタルトレイであって、該デンタルトレイは、エチレンビニルアセテート(EVA)およびポリプロピレン(PP)を備える混合物から形成され、さらに、
    中空の内側部分を画成する少なくとも2つの側壁であって、該少なくとも2つの側壁の少なくとも一部の内表面が、該デンタルトレイの使用中に人の歯に対する歯科処置用組成物を保持するためのテクスチャード加工された表面を含んでいる少なくとも2つの側壁を備え、且つ、
    該少なくとも2つの側壁は0.05mmから1mmの範囲の最大厚みを有し、該既製のデンタルトレイが人の歯に配置されたとき、その使用中にその人の歯に少なくとも部分的に一致するように柔軟であることを特徴とするデンタルトレイ。
  27. 側壁の一つ以上が、人の歯の唇又は頬側表面の曲率に凡そ合致するように形作られていることを特徴とする請求項26に記載のデンタルトレイ。
  28. テクスチャード加工された表面は、各歯に隣接する複数の小さな凹みを含んでいることを特徴とする請求項26に記載のデンタルトレイ。
  29. 該デンタルトレイは、前側壁、後側壁、および該前および後の側壁を相互に接続する底壁を含むことを特徴とする請求項26に記載のデンタルトレイ。
  30. 該前および後の側壁の少なくとも一つは、ノッチを含んでいることを特徴とする請求項29に記載のデンタルトレイ。
  31. 該前および後の側壁は、デンタルトレイを補強するのに役立つ拡大された縁部を含むことを特徴とする請求項29に記載のデンタルトレイ。
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