JP4716093B2 - 制御機器および制御方法、並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、制御機器および制御方法、並びにプログラムに関し、特に、制御機器の操作性を向上させることを可能とした制御機器および制御方法、並びにプログラムに関する。
近年、DLNA(Digital Living Network Alliance)によって、パーソナルコンピュータやデジタル家電(家庭用電化製品)などの電子機器(デジタル機器)の相互接続性を確保するためのガイドラインが策定されており、DLNAのガイドラインに準拠して、電子機器同士や、電子機器とコントローラ(制御機器)などをネットワークに接続したシステムが構築されている。
このようなシステムにおいて、ネットワークに接続された電子機器を制御するコントローラは、DLNAが規定するプロトコルを使用して、制御対象として所定の電子機器を検出し、所定の電子機器と双方向通信を行う機能を備える。
DLNAが規定するプロトコルを使用した双方向通信において、コントローラが制御対象として所定の電子機器を特定すると、その電子機器は、自身のカテゴリの情報をコントローラに送信する。コントローラは、所定の電子機器から送信されてくる情報に基づいて、その電子機器のカテゴリを認識する。ここで、電子機器のカテゴリとしては、DVDプレーヤ、CDプレーヤ、およびテレビジョンなどの電子機器の種別によって分けられるカテゴリなどがある。
コントローラが所定の電子機器のカテゴリを認識すると、コントローラは、そのカテゴリから想定されるコマンドセット、即ち、所定の電子機器を制御するためのコマンドの組み合わせを選択し、それらのコマンドをユーザに通知する。例えば、コントローラは、コントローラの備える入力キーのうちの、所定の電子機器が実行することができるコマンドの入力キーを点灯させるとともに、他の入力キーを消灯させるなどして、コマンドをユーザに通知する。ユーザがコマンドを選択すると、コントローラは、そのコマンドを所定の電子機器に送信し、電子機器は、そのコマンドを受信して実行する。
また、複数の電子機器とコントローラとが接続されたホームネットワークなどのシステムにおいて、ユーザが簡単な操作で複数の電子機器を制御することができるように、コントローラが、電子機器が実行することができるコマンドに関する情報を有しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−229085号公報
ところで、上述したように、コントローラは、所定の電子機器のカテゴリに基づいてコマンドセットを選択することはできるが、所定の電子機器が実行することができるコマンドの詳細までは認識することができず、所定の電子機器のカテゴリに基づいて選択されたコマンドセットでは、ユーザが所定の電子機器を制御するときに、コマンドの過不足が生じることがありうる。
例えば、コントローラは、所定の電子機器に対して、そのカテゴリに含まれる電子機器に共通するコマンドのみを組み合わせた最小限のコマンドセット、または、そのカテゴリに含まれる電子機器の全てのコマンドを組み合わせた最大限のコマンドセットを選択する。
しかしながら、最小限のコマンドセットが選択された場合、コントローラは、多機能な電子機器に対して不足したコマンドをユーザに通知してしまい、ユーザは、多機能な電子機器の機能の一部しか操作することができなかった。
例えば、電子機器がDVDプレーヤであって、最小限のコマンドセットとして、どの機種のDVDプレーヤにも共通する再生、停止、早送り、および早戻しのコマンドのみのコマンドセットが選択された場合、多機能なDVDプレーヤがフラッシュ(一定間隔(例えば、30秒)ごとに戻って再生、または進んで再生)のコマンドを実行することができるとしても、ユーザはフラッシュの操作をすることができなかった。
また、最大限のコマンドセットが選択された場合、コントローラは、単純機能の電子機器に対して、その電子機器が実行することができないコマンドまでユーザに通知してしまい、ユーザは、コントローラから通知されたコマンドについて、電子機器が実行することができるコマンドであるか否かの区別がつかなかった。
例えば、電子機器がDVDプレーヤであって、最大限のコマンドセットとして、再生、停止、早送り、早戻し、およびフラッシュなどのコマンドを含むコマンドセットが選択された場合、フラッシュのコマンドを実行することができない単純機能のDVDプレーヤを、ユーザが操作するときでも、フラッシュのコマンドがユーザに通知されてしまい、ユーザは、そのDVDプレーヤがフラッシュのコマンドを実行することができるか否かの区別がつかなかった。
そして、ユーザによってコマンドが選択されて、そのコマンドがコントローラから電子機器に送信されても、電子機器が、そのコマンドを実行しない場合、ユーザは電子機器に不具合があると勘違いしてしまう可能性がある。
このように、コントローラが、制御対象として特定した所定の電子機器を操作するために過不足のないコマンドセット、即ち、所定の電子機器に適合するコマンドセットを選択することができなければ、ユーザによる操作に支障をきたしてしまい、コントローラの操作性が低かった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、コントローラの操作性を向上させることができるようにするものである。
本発明の制御機器は、複数のコマンドを記憶するコマンド記憶手段と、コマンド記憶手段に記憶されたコマンドを、複数の電子機器のうちの制御対象となった制御対象電子機器に送信する送信手段と、制御対象電子機器から送信されてくる、制御対象電子機器が送信手段によって送信されたコマンドを実行することができるか否かの判定結果を受信する受信手段と、受信手段が受信した判定結果に基づいて、制御対象電子機器が実行可能なコマンドであるか否かが登録される制御対象電子機器用のテーブルを更新するテーブル更新手段と、制御対象電子機器用のテーブルに従って、複数のコマンドをユーザに認識させる処理を行う処理手段とを備え、テーブル更新手段は、ユーザの操作に応じて送信手段がコマンドを送信するたびに、受信手段が受信した判定結果が、制御対象電子機器が実行することができないコマンドであることを示している場合、制御対象電子機器用のテーブルに、制御対象電子機器が実行することができないコマンドである旨を登録し、処理手段は、制御対象電子機器が実行することができないコマンドである旨が登録されてテーブルが更新された場合、制御対象電子機器が実行することができないコマンドのユーザへの認識を停止するように処理を行うことを特徴とする。
本発明の制御方法は、複数のコマンドを記憶するコマンド記憶手段に記憶されたコマンドの、複数の電子機器のうちの制御対象となった制御対象電子機器への送信を制御する送信制御ステップと、制御対象電子機器から送信されてくる、制御対象電子機器が送信制御ステップにおいて送信されたコマンドを実行することができるか否かの判定結果の受信を制御する受信制御ステップと、受信制御ステップにおいて受信された判定結果に基づいて、制御対象電子機器が実行可能なコマンドであるか否かが登録される制御対象電子機器用のテーブルを更新するテーブル更新ステップと、制御対象電子機器用のテーブルに従って、複数のコマンドをユーザに認識させる処理を行う処理ステップとを含み、テーブル更新ステップでは、ユーザの操作に応じて送信ステップにおいてコマンドを送信するたびに、受信ステップにおいて受信した判定結果が、制御対象電子機器が実行することができないコマンドであることを示している場合、制御対象電子機器用のテーブルに、制御対象電子機器が実行することができないコマンドである旨を登録し、処理ステップでは、制御対象電子機器が実行することができないコマンドである旨が登録されてテーブルが更新された場合、制御対象電子機器が実行することができないコマンドのユーザへの認識を停止するように処理を行うことを特徴とする。
本発明のプログラムは、複数のコマンドを記憶するコマンド記憶手段に記憶されたコマンドの、複数の電子機器のうちの制御対象となった制御対象電子機器への送信を制御する送信制御ステップと、制御対象電子機器から送信されてくる、制御対象電子機器が送信制御ステップにおいて送信されたコマンドを実行することができるか否かの判定結果の受信を制御する受信制御ステップと、受信制御ステップにおいて受信された判定結果に基づいて、制御対象電子機器が実行可能なコマンドであるか否かが登録される制御対象電子機器用のテーブルを更新するテーブル更新ステップと、制御対象電子機器用のテーブルに従って、複数のコマンドをユーザに認識させる処理を行う処理ステップとを含み、テーブル更新ステップでは、ユーザの操作に応じて送信ステップにおいてコマンドを送信するたびに、受信ステップにおいて受信した判定結果が、制御対象電子機器が実行することができないコマンドであることを示している場合、制御対象電子機器用のテーブルに、制御対象電子機器が実行することができないコマンドである旨を登録し、処理ステップでは、制御対象電子機器が実行することができないコマンドである旨が登録されてテーブルが更新された場合、制御対象電子機器が実行することができないコマンドのユーザへの認識を停止するように処理を行うことを特徴とする。
本発明の制御機器および制御方法、並びにプログラムにおいては、複数のコマンドが記
憶されており、それらのコマンドが複数の電子機器のうちの制御対象となった制御対象電子機器に送信される。制御対象電子機器は、送信されてくるコマンドを実行することができるか否かの判定を行い、その判定結果を送信する。制御対象電子機器から送信されてくる判定結果が受信され、その判定結果に基づいて、制御対象電子機器が実行可能なコマンドであるか否かが登録される制御対象電子機器用のテーブルが更新される。そして、制御対象電子機器用のテーブルに従って、複数のコマンドをユーザに認識させる処理が行われる。さらに、ユーザの操作に応じてコマンドを送信するたびに、受信した判定結果が、制御対象電子機器が実行することができないコマンドであることを示している場合、制御対象電子機器用のテーブルに、制御対象電子機器が実行することができないコマンドである旨が登録され、制御対象電子機器が実行することができないコマンドである旨が登録されてテーブルが更新された場合、制御対象電子機器が実行することができないコマンドのユーザへの認識を停止するように処理が行われる。
本発明によれば、電子機器を制御する制御機器の操作性を向上させることができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加されたりする発明の存在を否定するものではない。
請求項1に記載の制御機器(例えば、図3のコントローラ2)は、複数のコマンドを記憶するコマンド記憶手段(例えば、図4のカテゴリ対応テーブルを記憶する図3のテーブル記憶部21)と、コマンド記憶手段に記憶されたコマンドを、電子機器に送信する送信手段(例えば、図3の送信部27)と、電子機器から送信されてくる、電子機器が送信手段によって送信されたコマンドを実行することができるか否かの判定結果を受信する受信手段(例えば、図3の受信部20)と、受信手段が受信した判定結果を記憶する判定結果記憶手段(例えば、図5の機器ID対応テーブルを記憶する図3のテーブル記憶部21)と、判定結果記憶手段が記憶した判定結果に基づいて、電子機器が実行することができるコマンドを選択する選択手段(例えば、図3の選択部22)と、選択手段によって選択されたコマンドをユーザに認識させる処理を行う処理手段(例えば、図3の操作パネル24)とを備えることを特徴とする。
請求項4に記載の制御方法は、複数のコマンドを記憶するコマンド記憶手段に記憶されたコマンドの、電子機器への送信を制御する送信制御ステップ(例えば、図10のステップS43)と、電子機器から送信されてくる、電子機器が送信制御ステップにおいて送信されたコマンドを実行することができるか否かの判定結果の受信を制御する受信制御ステップ(例えば、図10のステップS44)と、受信制御ステップにおいて受信された判定結果を、判定結果を記憶する判定結果記憶手段に記憶させる記憶ステップ(例えば、図10のステップS46)と、判定結果記憶手段が記憶した判定結果に基づいて、電子機器が実行することができるコマンドを選択する選択ステップ(例えば、図10のステップS47)と、選択ステップにおいて選択されたコマンドをユーザに認識させる処理を行う処理ステップ(例えば、図10のステップS47)とを含むことを特徴とする。
なお、本発明のプログラムの請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係は、上述した本発明の制御方法のものと同様であるので、その記載は省略する。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した制御システムの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図1において、制御システム1は、コントローラ2、電子機器3、およびネットワーク4から構成される。コントローラ2と電子機器3は、ネットワーク4によって互いに接続されており、ネットワーク4を介して、コマンドやレスポンスなどの送受信を行う。
次に、図2は、図1のコントローラ2の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
コントローラ2は、ROM(Read Only Memory)10、フラッシュメモリ(例えば、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory))11,CPU(Central Processing Unit)12,RAM(Random Access Memory)13、入力部14、出力部15、通信部16、インタフェース17、およびバス18を備える。入力部14、出力部15、通信部16は、インタフェース17に接続されており、ROM10、フラッシュメモリ11,CPU12,RAM13、およびインタフェース17のそれぞれは、バス18により相互に接続されている。
ROM10やフラッシュメモリ11は、プログラムを記憶し、CPU12は、そのプログラムを実行することにより各種の処理を行う。また、フラッシュメモリ11は、コントローラ2の電源がオフされた後も保持する必要があるコマンドセット(コマンドの組み合わせ)が登録されたテーブル(例えば、後述する図4のカテゴリ対応テーブルなど)も記憶する。RAM13は、CPU12が実行するプログラムや必要なデータなどを適宜記憶する。
入力部14は、複数の物理的な入力キーを有し、または、出力部15のディスプレイに積層された、例えば、タッチパネルであり、ユーザがコントローラ2にコマンドを入力するためのインタフェースである。
出力部15は、LCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイで構成され、例えば、電子機器3を制御するためのコマンドを入力するときに操作されるGUI(Graphical User Interface)ボタン(コマンドを表す画像)などが表示されるコントロール画面(例えば、後述する図6乃至図8)を表示する。
通信部16は、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802の規格に準拠した無線LAN(Local Area Network)などによる通信を行うための通信インタフェースで、ネットワーク4を介して、電子機器3と無線通信または有線通信を行う。
例えば、ユーザが電子機器3を制御する場合、CPU12は、フラッシュメモリ11に記憶されているテーブルに登録されたコマンドセットから、電子機器3に対応するコマンドセット(のコマンド)を読み出して出力部15に供給し、出力部15は、コマンドセットに基づいて、GUIボタンが表示されたコントロール画面を表示する。ユーザが、例えば、コントロール画面に表示されたGUIボタンを操作することにより、電子機器3を制御するためのコマンドを選択すると、そのコマンドは、入力部14からインタフェース17を介して通信部16に供給され、通信部16からネットワーク4を介して電子機器3に送信される。
次に、図3は、図1のコントローラ2の機能的な構成例を示すブロック図である。図3の機能的な構成は、図2のコントローラ2が有するCPU(コンピュータ)12がプログラムを実行することにより実現される。
コントローラ2は、受信部20、テーブル記憶部21、選択部22、更新部23、操作パネル24、および送信部27から構成される。受信部20は、選択部22に接続されており、選択部22は、テーブル記憶部21および操作パネル24に接続されている。また、受信部20は、選択部22の他に、更新部23に接続されており、更新部23は、テーブル記憶部21に接続されている。また、操作パネル24は、送信部27に接続されている。また、コントローラ2は、受信部20および送信部27によって、ネットワーク4に接続される。
受信部20は、図2の通信部16に対応し、ネットワーク4を介して、電子機器3から送信されてくるレスポンスを受信し、選択部22または更新部23のいずれかに供給する。
テーブル記憶部21は、電子機器を制御するための複数のコマンドが登録されたカテゴリ対応テーブル(図4)、および機器ID対応テーブル(図5)を記憶する。カテゴリ対応テーブルおよび機器ID対応テーブルについては、図を参照して後述する。
選択部22は、受信部20から供給されるレスポンスに基づいて、テーブル記憶部21が記憶している機器ID対応テーブル(図5)から、電子機器3に対応するコマンドを選択し、操作パネル24に供給する。
更新部23は、受信部20から供給されるレスポンスに基づいて、テーブル記憶部21が記憶している機器ID対応テーブル(図5)を更新し、機器ID対応テーブルが更新された旨を選択部22に通知する。
例えば、電子機器3がコマンドを実行することができなかったという旨のレスポンスが、受信部20から更新部23に供給された場合、更新部23は、そのレスポンスに基づいて機器ID対応テーブルを更新し、機器ID対応テーブルが更新された旨を選択部22に通知する。選択部22は、更新部23によって更新された機器ID対応テーブルから、電子機器3が実行することができなかったコマンドを除外したコマンドを選択して、操作パネル24に供給する。
操作パネル24は、各種の画面を表示するディスプレイ25、および、複数の入力キーを備えたキー入力部26から構成され、選択部22によって選択されたコマンドをユーザに認識させる処理を行うとともに、コントローラ2から電子機器3に送信されるコマンドを、ユーザが入力するときに用いられる。即ち、操作パネル24は、選択部22から供給されるコマンドに基づいて、ディスプレイ25にコントロール画面を表示する。また、操作パネル24は、ユーザがキー入力部26を操作することにより入力されたコマンドを送信部27に供給する。
ここで、ディスプレイ25は、図2の出力部15に対応し、選択部22によって選択されたコマンドのGUIボタンが表示されるコントロール画面を表示する。即ち、ディスプレイ25は、選択部22によって選択されたコマンドのGUIボタンを表示することで、そのコマンドをユーザに認識させる。さらに、ディスプレイ25は、ユーザが、制御対象として所定の電子機器を選択するときに、制御対象となりえる電子機器の名称が列記された制御対象機器選択画面を表示する。
また、ディスプレイ25は、図2の入力部14の一部にも対応し、例えば、その表面の接触された位置を検知するタッチパネル式ディスプレイの機能を備える。即ち、ディスプレイ25は、ユーザが接触した位置に応じて、その位置に表示されているGUIボタンに対応するコマンドを検知し、そのコマンドを送信部27に供給する。
キー入力部26は、図2の入力部14の他の一部に対応し、複数の入力キーを備え、ユーザが入力キーを操作すると、その操作に対応したコマンドを送信部27に供給する。例えば、キー入力部26は、ディスプレイ25に制御対象機器選択画面を表示させるときに操作される入力キーを備える。
ディスプレイ25またはキー入力部26がユーザによって操作されることで入力されたコマンドは、それぞれ送信部27に供給され、ネットワーク4を介して、電子機器3に送信される。
即ち、送信部27は、図2の通信部16に対応し、操作パネル24から供給されるコマンドを、ネットワーク4を介して、電子機器3に送信する。
次に、図4は、図3のテーブル記憶部21に記憶されるカテゴリ対応テーブルを示す図である。
図4のカテゴリ対応テーブルには、コントローラ2の制御対象となりえる電子機器の「カテゴリ」に対応付けて、そのカテゴリに含まれる電子機器の全てのコマンドを組み合わせた「コマンドセット」が登録される。
ここで、電子機器のカテゴリとしては、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダ、オーディオ、テレビジョン、エアコンディショナなどの電子機器の種別によって分けられるカテゴリがあり、図4のカテゴリ対応テーブルには、あらかじめ、カテゴリに含まれる電子機器に対する全てのコマンド、即ち、カテゴリに含まれるあらゆる電子機器に対応するコマンドが組み合わされたコマンドセットが登録されている。
図4のカテゴリ対応テーブルでは、カテゴリに「DVDレコーダ」、「オーディオ」、および「エアコンディショナ」が登録されており、「DVDレコーダ」のカテゴリに対応するコマンドセットとして、再生、停止、あるいは録画などのあらゆる種類のDVDレコーダに対する全てのコマンドが組み合わされた「DVDレコーダのコマンドセット」が登録され、「オーディオ」のカテゴリに対応するコマンドセットとして、再生、停止、あるいは録音などのあらゆる種類のオーディオに対する全てのコマンドが組み合わされた「オーディオのコマンドセット」が登録され、「エアコンディショナ」のカテゴリに対応するコマンドセットとして、設定温度+(設定温度を上昇させる)、設定温度−(設定温度を下降させる)、あるいはタイマセットオンなどのあらゆる種類のエアコンディショナに対する全てのコマンドが組み合わされた「エアコンディショナのコマンドセット」が登録されている。
次に、図5は、図3のテーブル記憶部21に記憶される機器ID対応テーブルを示す図である。
図5の機器ID対応テーブルには、コントローラ2が制御対象としたことがある電子機器の「機器ID(IDentification)」に対応付けて、その電子機器のカテゴリに対応するコマンドセットに含まれる全てのコマンドが登録される。図5においては、機器ID対応テーブルに登録されるコマンドとして、例えば、それぞれのコマンドを表す「コマンド名称」が示されている。また、コマンドの「コマンド名称」に対応付けて、そのコマンドを送信したことがあるかどうかを表す1ビットの「送信済フラグ」、そのコマンドを電子機器が実行することができないかどうかを表す1ビットの「無効フラグ」が登録される。
機器ID対応テーブルでは、機器IDに「DVDレコーダ#001122」、「オーディオ#334455」、および「エアコンディショナ#667788」が登録されており、「DVDレコーダ#001122」に対応するコマンド名称として「再生」、「停止」、および「録画」が登録され、「オーディオ#334455」に対応するコマンド名称として「再生」、「停止」、および「録音」が登録され、「エアコンディショナ#667788」に対応するコマンド名称として「設定温度+」、「設定温度−」、および「タイマセットオン」が登録されている。
機器ID対応テーブルは、初期状態で何も登録されていない状態となっている。そして、ユーザが、所定の電子機器を制御するために、その所定の電子機器を選択する選択通知(図9のステップS12を参照して後述する)を、コントローラ2を操作することにより所定の電子機器に送信し、その所定の電子機器から選択通知に対するレスポンスがあると、更新部23が、そのレスポンスに基づいて、機器ID対応テーブルを更新する。
即ち、更新部23は、所定の電子機器のエントリを新たに作成し、そのエントリに、その電子機器の機器IDを登録するとともに、図4のカテゴリ対応テーブルを参照して、その電子機器のカテゴリに対応するコマンドセットに含まれる全てのコマンドのコマンド名称を登録する。さらに、更新部23は、全てのコマンド名称について、未送信を表す0の送信済フラグを登録するとともに、電子機器がコマンドを実行することができることを表す0の無効フラグを登録する。
その後、機器ID対応テーブルは、コントローラ2から送信されるコマンドに対して、電子機器が返すレスポンスに基づいて更新されていく。即ち、更新部23は、所定の電子機器からのレスポンスに基づいて、コマンド名称のエントリの送信済フラグを0または1のうちの、コマンドを送信したことがあることを示す、例えば、1にセットする。さらに、更新部23は、所定の電子機器からのレスポンスに基づいて、コマンド名称のエントリの無効フラグを0または1のうちの、コマンドを電子機器が実行することができないことを示す、例えば、1にセットする。
例えば、コントローラ2が、あるコマンドを電子機器3に初めて送信したとき、そのコマンドを電子機器3が実行することができなかったという旨のレスポンスがあると、更新部23は、そのコマンドのコマンド名称のエントリの送信済フラグに、1をセットするとともに、そのコマンドのGUIボタンがコントロール画面に表示されないように、電子機器3の機器IDにおける、そのコマンドのコマンド名称のエントリの無効フラグに、1をセットする。
次に、図6乃至図8は、例えば、制御対象として選択された電子機器がDVDレコーダである場合における、図3のディスプレイ25に表示されるコントロール画面30乃至32の表示例を示す図である。
図6のコントロール画面30は、例えば、あらゆる機種のDVDレコーダに対する全てのコマンドのGUIボタンが表示されているコントロール画面である。例えば、コントローラ2が制御対象として所定のDVDレコーダを選択し、そのDVDレコーダが選択されるのが初めてである場合に、コントロール画面30が表示される。
図7のコントロール画面31は、図6のコントロール画面30から、所定のDVDレコーダが実行することができないコマンドが除外されたコマンドのGUIボタンが表示され、GUIボタン同士の間に隙間がある(除外されたGUIボタンの箇所が空白とされた)コントロール画面である。
即ち、コントロール画面31には、所定のDVDレコーダが実行することができるコマンドのGUIボタンのみが表示され、または、所定のDVDレコーダが実行することができるコマンドのGUIボタンと、所定のDVDレコーダに送信されたことのないコマンドのGUIボタンとが表示されている。例えば、所定のDVDレコーダが、コントローラ2によって選択されたことがある場合に、コントロール画面31が表示される。
図8のコントロール画面32は、図7のコントロール画面31からGUIボタン同士の間の隙間が詰まるように、GUIボタンの配置が変更されたコントロール画面である。コントロール画面31と同様に、例えば、所定のDVDレコーダが、コントローラ2によって選択されたことがある場合に、コントロール画面32が表示される。
即ち、コントロール画面31および32は、コントロール画面30に対して、「前」、「次」、「フラッシュ−」、「フラッシュ+」、「録画一時停止」、および「録画停止」のGUIボタンがないものとなっている。
次に、図9は、図3のディスプレイ25にコントロール画面を表示する処理を説明するフローチャートである。
ステップS11において、コントローラ2(図3)のキー入力部26が備える複数の入力キーのうちの、ディスプレイ25に制御対象機器選択画面を表示させるときに操作される入力キーがユーザによって押されると、ディスプレイ25は、制御対象機器選択画面を表示する。
即ち、キー入力部26は、ディスプレイ25に制御対象機器選択画面を表示させるときに操作される入力キーがユーザによって押されると、ネットワーク4に接続されている電子機器であって、コントローラ2による制御を受け付けることができる全ての電子機器の名称、即ち、制御対象となりえる電子機器の名称を問い合わせるコマンドを、送信部27に供給する。
送信部27は、ネットワーク4を介して、制御対象となりえる電子機器の名称を問い合わせるコマンドを送信し、そのコマンドを受信した電子機器は、自身の名称を含むレスポンスをコントローラ2に送信する。コントローラ2は、受信部20でレスポンスを受信し、選択部22を介して、操作パネル24に供給する。これにより、制御対象となりえる電子機器の名称が列記された制御対象機器選択画面が、ディスプレイ25に表示される。
ステップS11の処理後、ユーザが、ディスプレイ25に表示されている制御対象機器選択画面に列記された電子機器の名称の中から、制御対象として電子機器3を選択すると、ステップS12において、ディスプレイ25は、電子機器3の選択を通知するとともに、電子機器3の機器情報を要求する選択通知のコマンドを送信部27に供給する。
選択通知のコマンドが、ディスプレイ25から送信部27に供給されると、ステップS13に進み、送信部27は、ネットワーク4を介して、選択通知のコマンドを電子機器3に送信する。
ステップS31において、電子機器3は、ステップS13の処理によりコントローラ2の送信部27から送信されてくる選択通知のコマンドを受信する。
電子機器3は、選択通知のコマンドに従い、ステップS32において、電子機器3の機器IDと電子機器3のカテゴリとを含む機器情報のレスポンスを、ネットワーク4を介して、コントローラ2に送信する。
ステップS14において、コントローラ2の受信部20は、ステップS32の処理により電子機器3から送信されてくる機器情報のレスポンスを受信する。受信部20は、電子機器3の機器情報を選択部22に供給し、ステップS15に進む。
ステップS15において、選択部22は、受信部20から供給された電子機器3の機器情報を一時記憶し、機器情報に含まれる電子機器3の機器IDと電子機器3のカテゴリを認識する。
ステップS15の処理後、ステップS16に進み、選択部22は、ステップS15で認識した電子機器3の機器IDと、テーブル記憶部21が記憶している図5の機器ID対応テーブルとを参照して、コントローラ2が電子機器3にコマンドを送信したことがあるか否か、即ち、電子機器3のコマンドの送信履歴があるか否かの判定を行う。
例えば、機器ID対応テーブルに電子機器3の機器IDが登録されていれば、即ち、ステップS15で認識した機器IDと一致する機器IDが登録されていれば、選択部22は、電子機器3のコマンドの送信履歴があると判定する。一方、電子機器3の機器IDが機器ID対応テーブルに登録されていなければ、選択部22は、電子機器3のコマンドの送信履歴がないと判定する。
ステップS16で、電子機器3のコマンドの送信履歴があると判定された場合、ステップS17に進み、選択部22は、図5の機器ID対応テーブルに登録されている(保存済みの)電子機器3に対応するコマンドを選択する。即ち、選択部22は、機器ID対応テーブルから、電子機器3の機器IDに対応するコマンド名称であって、無効フラグに1がセットされていないコマンド名称に対応するコマンドを、選択コマンドとして選択する。選択部22は、選択コマンドを、操作パネル24に供給し、ステップS18に進む。
ステップS18において、操作パネル24は、選択部22から供給された選択コマンドに基づいて、ディスプレイ25にコントロール画面を表示する。従って、この場合、無効フラグが1にセットされているコマンド、即ち、電子機器3が実行することができないことがわかっているコマンド以外のコマンドのGUIボタンが表示されたコントロール画面が表示される。
一方、ステップS16で、電子機器3のコマンドの送信履歴がないと判定された場合、ステップS19に進み、選択部22は、デフォルトのコマンドセットのコマンドを選択する。
即ち、選択部22は、図5の機器ID対応テーブルに電子機器3のエントリを新たに作成するように更新部23に通知し、更新部23は、ステップS15で認識した電子機器3の機器IDとカテゴリとに基づいて、機器ID対応テーブルに電子機器3のエントリを新たに作成し、そのエントリに、電子機器3の機器IDを登録するとともに、図4のカテゴリ対応テーブルを参照して、電子機器3のカテゴリに対応するコマンドセットに含まれる全てのコマンドのコマンド名称を登録し、さらに、送信済フラグおよび無効フラグを0にセットする。そして、選択部22は、機器ID対応テーブルに新たに登録されたエントリのコマンド名称のコマンドを選択コマンドとして選択し、操作パネル24に供給し、ステップS20に進む。
ステップS20において、操作パネル24は、選択部22から供給された選択コマンドに基づいて、ディスプレイ25にコントロール画面を表示する。従って、この場合、電子機器3のカテゴリに含まれる電子機器に対応する全てのコマンドのGUIボタンが表示されたコントロール画面が表示される。
次に、図10は、電子機器3が実行することができるコマンドのみのコマンドセット、即ち、電子機器3に適合するコマンドセットを作成する処理を説明するフローチャートである。
ステップS41において、コントローラ2(図3)は、図9のステップS18またはS20の処理により、操作パネル24のディスプレイ25にコントロール画面を表示し、ステップS42に進む。
ユーザが、コントロール画面に表示されているコマンドのGUIボタンの中から、電子機器3を制御するためのコマンドを選択(操作)すると、ディスプレイ25は、そのコマンドを送信部27に供給し、ステップS43に進む。
ステップS43において、送信部27は、ディスプレイ25から供給されたコマンドを、ネットワーク4を介して、電子機器3に送信する。
電子機器3は、コントローラ2からコマンドが送信されてくるのを待機しており、ステップS60において、ステップS43の処理によりコントローラ2の送信部27から送信されてくるコマンドを受信し、ステップS61に進む。
ステップS61において、電子機器3は、コントローラ2からのコマンドが、電子機器3が実行することができるコマンドであるか否かを判定する。
ステップS61において、コントローラ2からのコマンドが、電子機器3が実行することができるコマンド(以下、適宜、有効なコマンドという)であると判定された場合、ステップS62に進み、電子機器3は、そのコマンドを実行する処理を行い、ステップS63に進む。
一方、ステップS61において、コントローラ2からのコマンドが、電子機器3が実行することができるコマンドでないと判定された場合、即ち、コントローラ2からのコマンドが、電子機器3が実行できないコマンド(以下、適宜、無効なコマンドという)である場合、ステップS62をスキップして、ステップS63に進む。
ステップS63において、電子機器3は、ステップS61での判定結果と電子機器3の機器IDとを含むレスポンスをコントローラ2に送信する。ステップS63の処理後、ステップS60に戻り、電子機器3は、コントローラ2からコマンドが送信されてくるまで待機する。
ステップS44において、コントローラ2の受信部20は、ステップS63の処理により電子機器3から送信されてくるレスポンスを受信し、レスポンスを更新部23に供給して、ステップS45に進む。
ステップS45において、更新部23は、受信部20から供給されたレスポンスに基づいて、テーブル記憶部21が記憶している図5の機器ID対応テーブルを更新するか否かを判定する。即ち、更新部23は、以下の第1または第2の場合、機器ID対応テーブルの、レスポンスに含まれる機器IDのエントリを更新する。
第1の場合は、電子機器3から送信されたレスポンスに含まれる判定結果が、コマンドが無効なコマンドであるという場合である。
第2の場合は、図5の機器ID対応テーブルの、レスポンスに含まれる機器IDのエントリにおいて、コントローラ2から送信されたコマンドのコマンド名称の送信済フラグに、コマンドを送信したことがないことを示す、0がセットされている場合、即ち、そのコマンドが初めて送信された場合である。
第1または第2の場合、更新部23は、ステップS45において、図5の機器ID対応テーブルを更新すると判定し、ステップS46に進む。一方、ステップS45において、更新部23が、図5の機器ID対応テーブルを更新しないと判定した場合、ステップS42に戻る。
ステップS46において、更新部23は、レスポンスに基づいて、テーブル記憶部21が記憶している図5の機器ID対応テーブルを更新する。
即ち、第1の場合、電子機器3は、コントローラ2が送信したコマンドを実行することができないので、更新部23は、機器ID対応テーブルの、レスポンスに含まれる機器ID、つまり、ここでは、電子機器3の機器IDのエントリにおいて、コントローラ2が送信したコマンドのコマンド名称の無効フラグに、0または1のうちの、コマンドを電子機器が実行することができないことを示す、1をセットするとともに、コントローラ2が送信したコマンドの送信済フラグに、0または1のうちの、コマンドを送信したことがあることを示す、1をセットする。
第2の場合、更新部23は、機器ID対応テーブルの電子機器3の機器IDのエントリにおいて、コントローラ2が送信したコマンドのコマンド名称の送信済フラグに、0または1のうちの、コマンドを送信したことがあることを示す、1をセットする。
ステップS46の処理後、ステップS47に進み、更新部23は、機器ID対応テーブルが更新された旨を選択部22に通知し、選択部22は、ステップS46で更新された機器ID対応テーブルから、レスポンスに含まれる機器ID、つまり、ここでは、電子機器3の機器IDのエントリにおいて、無効フラグに、1がセットされていないコマンド名称のコマンドを、選択コマンドとして選択し、操作パネル24に供給する。操作パネル24は、選択部22から供給された選択コマンドに基づいて、その選択コマンドを表すGUIボタンが表示されたコントロール画面をディスプレイ25に表示する。
このとき、ステップS46で、無効フラグに1がセットされたコマンド名称のコマンドは、選択部22から操作パネル24に供給されないので、電子機器3が実行することができないコマンドのGUIボタンが表示されない(削除された)ように変更されたコントロール画面が表示される(ステップS41で表示されたコントロール画面が更新される)。
コントロール画面がディスプレイ25に表示されると、ステップS48に進み、更新部23は、電子機器3に全てのコマンドが送信されたか否かを判定する。即ち、更新部23は、図5の機器ID対応テーブルを参照して、電子機器3の機器IDのエントリのコマンド名称の全てについて、送信済フラグに、コマンドを送信したことがあることを示す1がセットされているか否かを判定する。
電子機器3に全てのコマンドが送信されていないと判定された場合、ステップS42に戻る。
一方、電子機器3に全てのコマンドが送信されていると判定された場合、電子機器3に適合するコマンドセットが完成している。即ち、電子機器3のカテゴリに対応するコマンドセットに含まれる全てのコマンドについて、電子機器3で有効なコマンドであるか否かが判定(ステップS61)されており、図5の機器ID対応テーブルの電子機器3に対応するコマンド名称の無効フラグに1がセットされていないコマンドは、電子機器3が処理することができるコマンドのみとなっている。
電子機器3に適合するコマンドセットが完成すると、電子機器3に適合するコマンドセットを作成する処理は終了する。その後、コントローラ2において、操作パネル24は、電子機器3に適合するコマンドセットに基づいて、電子機器3が処理することができるコマンドのみのGUIボタンが表示されるコントロール画面をディスプレイ25に表示し、ユーザが、コントロール画面に表示されているコマンドのGUIボタンの中からコマンドを選択すると、送信部27が、ユーザによって選択されたコマンドを電子機器3に送信し、電子機器3が、そのコマンドを受信して実行する処理が行われる。
以上のように、コントローラ2が、電子機器3に適合するコマンドセットを完成させることにより、ユーザが電子機器3を制御するために過不足のないコマンドのGUIボタンがコントロール画面に表示されるので、コントローラ2の操作性を向上させることができる。
また、電子機器3に適合するコマンドセットが完成していなかったとしても、電子機器3のカテゴリに含まれる電子機器の全てのコマンドのうちの、無効なコマンドであると判定されたコマンドのGUIボタンは、コントロール画面に表示されないので、電子機器3のカテゴリに含まれる電子機器の全てのコマンドのGUIボタンがコントロール画面に表示される場合と比べて、コントローラ2の操作性を向上させることになる。
また、同じカテゴリに含まれる電子機器であって、有効なコマンドが異なる電子機器がある場合、それぞれの電子機器で有効なコマンドが図5の機器ID対応テーブルに登録され、それぞれの電子機器で有効なコマンドのGUIボタンがコントロール画面に表示される。これにより、ユーザが、有効なコマンドが異なる電子機器をコントローラ2で操作するとしても、それぞれの電子機器の操作にきたす支障を低減することができる。
さらに、所定の電子機器のカテゴリに含まれる電子機器の全てのコマンドから、所定の電子機器が実行することができないコマンドのGUIボタンがコントロール画面に表示されないようにしていくので、どのような電子機器が制御対象となっても、その電子機器に適合するコマンドセットを完成させることができ、その電子機器を制御するために過不足のないコマンドのGUIボタンをコントロール画面に表示することができる。
なお、本実施の形態においては、電子機器の種別のみによって分けられるカテゴリについて説明したが、さらに、例えば、DVDプレーヤやビデオデッキで再生されるコンテンツの種別によって分けられるカテゴリ(動画、静止画、音声、または、これらの組み合わせなど)に対応するコマンドセットをテーブル記憶部21に記憶させてもよく、動画の再生を行う場合、動画の再生を行う機種において有効なコマンドのうちの、動画の再生に対して有効なコマンドのGUIボタンのみをコントロール画面に表示することができる。
さらに、電子機器のカテゴリに対応付けてコマンドセットを記憶していなくてもよく、例えば、所定の電子機器がコントローラ2によって初めて選択されたとき、コントローラ2が記憶している全てのコマンドを選択部22が選択して、操作パネル24に供給してもよい。この場合、図10のステップS41において、全てのコマンドのGUIボタンが表示されたコントロール画面が表示され、電子機器に適合するコマンドセットを作成する処理が行われる。
また、図5の機器ID対応テーブルにセットされた送信済フラグや無効フラグは、ユーザがコントローラ2を操作することによってリセットすることができる。また、例えば、機器ID対応テーブルに登録された電子機器のファームウエアがバージョンアップされて、その電子機器が実行することができるコマンドが変更された場合、電子機器は、機器ID対応テーブルにセットされた送信済フラグや無効フラグをリセットすることを、コントローラ2に要求することができる。
また、図5の機器ID対応テーブルには、電子機器の機器IDに対応付けてコマンド名称が登録されるが、例えば、同一の機種の電子機器であれば有効なコマンドも同一であるので、電子機器の機種に対応付けてコマンド名称が登録されてもよい。
なお、ディスプレイ25がタッチパネル式ディスプレイの機能を備えずに、例えば、ディスプレイ25がコマンド名称を表示し、キー入力部26が、ディスプレイ25に表示されるコマンド名称を選択するための入力キーを備えるようにしてもよい。この場合、ユーザは、ディスプレイ25に表示されるコマンド名称を選択するための入力キーを操作して、電子機器3を制御するためのコマンドを選択することができる。
また、コントローラ2は、ディスプレイ25を備えることなく、例えば、キー入力部26の入力キー(即ち、GUIボタンではなく、物理的なボタン)のうち、有効なコマンドを入力するための入力キーを点灯させるとともに、他の入力キーを消灯させるなどして、有効なコマンドをユーザに認識させるようにしてもよい。入力キーの点灯は、例えば、入力キーにLED(Light Emitting Diode)を埋め込み、そのLEDによって行うことができる。
なお、上述のフローチャートを参照して説明した各処理は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
本発明を適用した制御システムの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 図1のコントローラ2の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 図1のコントローラ2の機能的な構成例を示すブロック図である。 図3のテーブル記憶部21に記憶されるカテゴリ対応テーブルを示す図である。 図3のテーブル記憶部21に記憶される機器ID対応テーブルを示す図である。 図3のディスプレイ25に表示されるコントロール画面30の表示例を示す図である。 図3のディスプレイ25に表示されるコントロール画面31の表示例を示す図である。 図3のディスプレイ25に表示されるコントロール画面32の表示例を示す図である。 図3のディスプレイ25にコントロール画面を表示する処理を説明するフローチャートである。 電子機器3に適合するコマンドセットを作成する処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 制御システム, 2 コントローラ, 3 電子機器, 4 ネットワーク, 10 ROM, 11 フラッシュメモリ, 12 CPU, 13 RAM, 14 入力部, 15 出力部, 16 通信部, 17 インタフェース, 18 バス, 20 受信部, 21 テーブル記憶部, 22 選択部, 23 更新部, 24 操作パネル, 25 ディスプレイ, 26 キー入力部, 27 送信部, 30乃至32 コントロール画面

Claims (5)

  1. 複数の電子機器を制御する制御機器において、
    複数のコマンドを記憶するコマンド記憶手段と、
    前記コマンド記憶手段に記憶されたコマンドを、前記複数の電子機器のうちの制御対象となった制御対象電子機器に送信する送信手段と、
    前記制御対象電子機器から送信されてくる、前記制御対象電子機器が前記送信手段によって送信されたコマンドを実行することができるか否かの判定結果を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した判定結果に基づいて、前記制御対象電子機器が実行可能なコマンドであるか否かが登録される前記制御対象電子機器用のテーブルを更新するテーブル更新手段と、
    前記制御対象電子機器用のテーブルに従って、前記複数のコマンドをユーザに認識させる処理を行う処理手段と
    を備え
    前記テーブル更新手段は、ユーザの操作に応じて前記送信手段が前記コマンドを送信するたびに、前記受信手段が受信した判定結果が、前記制御対象電子機器が実行することができないコマンドであることを示している場合、前記制御対象電子機器用のテーブルに、前記制御対象電子機器が実行することができないコマンドである旨を登録し、
    前記処理手段は、前記制御対象電子機器が実行することができないコマンドである旨が登録されて前記テーブルが更新された場合、前記制御対象電子機器が実行することができないコマンドのユーザへの認識を停止するように処理を行う
    ことを特徴とする制御機器。
  2. 前記コマンド記憶手段は、前記コマンドを前記電子機器のカテゴリごとに記憶し、
    前記送信手段は、前記電子機器のカテゴリに対応するコマンドを送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御機器。
  3. 前記処理手段は、前記コマンドを表す画像を表示する表示手段を有し、前記制御対象電子機器が実行することができないコマンドを前記表示手段において非表示にする
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御機器。
  4. 複数の電子機器を制御する制御方法において、
    複数のコマンドを記憶するコマンド記憶手段に記憶されたコマンドの、前記複数の電子機器のうちの制御対象となった制御対象電子機器への送信を制御する送信制御ステップと、
    前記制御対象電子機器から送信されてくる、前記制御対象電子機器が前記送信制御ステップにおいて送信されたコマンドを実行することができるか否かの判定結果の受信を制御する受信制御ステップと、
    前記受信制御ステップにおいて受信された判定結果に基づいて、前記制御対象電子機器が実行可能なコマンドであるか否かが登録される前記制御対象電子機器用のテーブルを更新するテーブル更新ステップと、
    前記制御対象電子機器用のテーブルに従って、前記複数のコマンドをユーザに認識させる処理を行う処理ステップと
    を含み、
    前記テーブル更新ステップでは、ユーザの操作に応じて前記送信ステップにおいて前記コマンドを送信するたびに、前記受信ステップにおいて受信した判定結果が、前記制御対象電子機器が実行することができないコマンドであることを示している場合、前記制御対象電子機器用のテーブルに、前記制御対象電子機器が実行することができないコマンドである旨を登録し、
    前記処理ステップでは、前記制御対象電子機器が実行することができないコマンドである旨が登録されて前記テーブルが更新された場合、前記制御対象電子機器が実行することができないコマンドのユーザへの認識を停止するように処理を行う
    ことを特徴とする制御方法。
  5. 複数の電子機器を制御する制御機器が有するコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    複数のコマンドを記憶するコマンド記憶手段に記憶されたコマンドの、前記複数の電子機器のうちの制御対象となった制御対象電子機器への送信を制御する送信制御ステップと、
    前記制御対象電子機器から送信されてくる、前記制御対象電子機器が前記送信制御ステップにおいて送信されたコマンドを実行することができるか否かの判定結果の受信を制御する受信制御ステップと、
    前記受信制御ステップにおいて受信された判定結果に基づいて、前記制御対象電子機器が実行可能なコマンドであるか否かが登録される前記制御対象電子機器用のテーブルを更新するテーブル更新ステップと、
    前記制御対象電子機器用のテーブルに従って、前記複数のコマンドをユーザに認識させる処理を行う処理ステップと
    を含み、
    前記テーブル更新ステップでは、ユーザの操作に応じて前記送信ステップにおいて前記コマンドを送信するたびに、前記受信ステップにおいて受信した判定結果が、前記制御対象電子機器が実行することができないコマンドであることを示している場合、前記制御対象電子機器用のテーブルに、前記制御対象電子機器が実行することができないコマンドである旨を登録し、
    前記処理ステップでは、前記制御対象電子機器が実行することができないコマンドである旨が登録されて前記テーブルが更新された場合、前記制御対象電子機器が実行することができないコマンドのユーザへの認識を停止するように処理を行う
    ことを特徴とするプログラム。
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