JP4714995B2 - 車両の開閉体制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯機に設けられた送信機から自動的に送出されるアンロック信号の受信強度に応じて、車両の車載機がドアロック機構のロック若しくはアンロック動作を制御するキーレスエントリシステムを備えた車両の開閉体制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば自動車においては、運転者等がキーシリンダに所定のキーによるロック・アンロックを行うことなく、携帯可能な端末機(以下、携帯機)にて所定のスイッチ操作を行うことにより、その操作に応じて送信される所定の電波に応じて、当該自動車に備えられた制御ユニット(以下、車載機)がロック・アンロックを行う、所謂キーレスエントリシステムが普及している。
【0003】
また、このようなキーレスエントリシステムの応用として、特開平8−199882号には、携帯機におけるスイッチ操作に応じて、ドアロックの解錠を行うと共に、そのスイッチ操作が所定時間継続されているときには、更に、パワーウィンドウの開動作を自動的に行うことが可能なシステムも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ウィンドウなどを車内に設けられたスイッチにより開閉操作した場合には、可及的速やかに動作させ、且つ安全性を高めるために開閉速度をあまり高くしないことが好ましい。
【0005】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされ、その目的は、利便性及び安全性に優れた車両の開閉体制御装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係る車両の開閉体制御装置は、所定の開閉命令信号を受けて車両に設けられたウィンドウを開閉制御する制御手段と、前記所定の開閉命令信号が車内のユーザの行為に起因したものなのか、車外のユーザの行為に起因して発生したものなのかを判定する判定手段と、前記車外のユーザの行為に起因して発生したときの前記ウィンドウの開閉速度を、前記車内のユーザの行為に起因して発生したときの前記ウィンドウの開閉速度より大きくする設定手段と、前記車内にユーザが存在することを検出するユーザ検出手段と、ユーザが車内に入ったことを検出するユーザ入車検出手段と、を備え、前記設定手段は、前記判定手段により前記所定の開閉命令信号が車外のユーザの行為に起因して発生したものと判定された場合には、前記ウィンドウの開閉速度を第1速度に設定し、前記制御手段により第1速度で前記ウィンドウが開かれた後、前記ユーザ入車検出手段によりユーザが車内に入ったことが検出された場合には、前記ウィンドウの開閉速度を第1速度よりも遅い第2速度に設定し、且つ、前記制御手段により第1速度で前記ウィンドウが開かれた後、前記ユーザ入車検出手段によりユーザが車内に入ったことが検出されない場合には、前記ユーザ検出手段により前記車内にユーザが存在することが検出されたときに、前記ウィンドウの開閉速度を第1速度よりも遅く且つ第2速度よりも速い第3速度に設定する。
【0007】
更に、本発明に係る車両の開閉体制御装置は、携帯機に設けられた送信機から自動的に送出されるアンロック信号の受信強度に応じて、車両の車載機がドアロック機構のロック若しくはアンロック動作を制御するキーレスエントリシステムを備えた車両の開閉体制御装置であって、前記車載機での前記アンロック信号の受信強度が、第1強度よりも大きいときに前記ドアロック機構のアンロック動作を行う一方、第2強度よりも小さいときに前記ドアロック機構のロック動作を行うドアロック制御手段と、前記アンロック信号の受信により前記ドアロック機構がアンロックとなっており、且つ車両に設けられたウィンドウが開成された状態から、前記受信強度が第2強度よりも小さいときに前記ウィンドウを自動的に閉じ方向に制御する自動開閉手段と、車内に設けられた操作スイッチにより前記ウィンドウを開閉制御する手動開閉手段と、前記車外の前記自動開閉手段による前記ウィンドウ開閉速度を、前記車内の前記手動開閉手段による前記ウィンドウ開閉速度より大きくする設定手段と、前記車内にユーザが存在することを検出するユーザ検出手段と、ユーザが車内に入ったことを検出するユーザ入車検出手段と、を備え、前記設定手段は、車外の前記自動開閉手段による前記ウィンドウの開閉速度を第1速度に設定し、前記自動開閉手段により第1速度で前記ウィンドウが開かれた後、前記ユーザ入車検出手段によりユーザが車内に入ったことが検出された場合には、前記ウィンドウの開閉速度を第1速度よりも遅い第2速度に設定し、且つ、前記自動開閉手段により第1速度で前記ウィンドウが開かれた後、前記ユーザ入車検出手段によりユーザが車内に入ったことが検出されない場合には、前記ユーザ検出手段により前記車内にユーザが存在することが検出されたときに、前記ウィンドウの開閉速度を第1速度よりも遅く且つ第2速度よりも速い第3速度に設定する。
【0008】
【発明の効果】
以上説明のように、請求項1の発明によれば、車外のユーザの所定操作により開閉体を開動させるときのウィンドウの開閉速度を、車内のユーザの所定操作により開動作させるときのウィンドウの開閉速度より大きくすることで、車内にユーザがいるときは安全性を高め、車内にユーザがいないときは利便性を高めることができる。
【0009】
また、車内にユーザが存在することを検出するユーザ検出手段により、車内にユーザが存在していることを確実に検出して、ウィンドウの開閉速度を設定することができる。
【0010】
請求項の発明によれば、車載機でのアンロック信号の受信強度が、第1強度よりも大きいときにドアのアンロック動作を行う一方、第2強度よりも小さいときにドアのロック動作を行い、アンロック信号の受信によりドアがアンロックとなっており、且つ車両に設けられたウィンドウが開成された状態から、受信強度が第2強度よりも小さいときにウィンドウを自動的に閉動作するシステムにおいて、開閉体を自動的に閉動作させる際の閉じ速度を、手動で閉動作させる閉じ速度より大きくすることで、セキュリティ性を向上できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るキーレスエントリシステムを、代表的な車両である自動車に適用した実施形態として、図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
尚、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で下記実施形態を修正又は変形したものに適用可能である。
[第1実施形態]
はじめに、第1実施形態に係るキーレスエントリシステムのハードウエア構成について説明する。
【0013】
図1は、第1実施形態におけるキーレスエントリシステムを示すブロック図である。
【0014】
図1に示すように、第1実施形態のキーレスエントリシステムは、正規のユーザが所持する携帯機10と、この携帯機10から無線信号を受信する車載機20とを備える。携帯機10は、CPU、ROM、RAM、インタフェース回路などからなるコントローラ11を備え、マニュアルの電源スイッチ12により電源がオンされると、送信機13を介して車載機20に対して所定のIDコードを含む無線信号を自動的に送出する。このIDコードは、携帯機10が正規のもの、つまり、正規のユーザが所持しているものかを認証するために暗号化されたコードである。尚、送信機13を送受信機に変えて、車載機20との間で数回に亘って異なるIDコードを送受信して正規のユーザを認証するように構成してもよい。
【0015】
車載機20は、CPU、ROM、RAM、インタフェース回路などからなるコントローラ21を備え、このコントローラ21には、携帯機10から無線信号を受信する受信機22が設けられる。また、コントローラ21には、車両に設けられた開閉体としてのウィンドウを開動作させるウィンドウごとに設けられたウィンドウ開スイッチ23と、ウィンドウを閉動作させるウィンドウごとに設けられたウィンドウ閉スイッチ24と、車両に設けられたドアをロックさせるドアごとに設けられたドアロックスイッチ25と、ドアをアンロックさせるドアごとに設けられたドアアンロックスイッチ26と、車内のシート上に物体が存在することを検出する物体検出センサ27と、車速を検出する車速センサ28と、パーキングブレーキの非作動時にオンされるパーキングブレーキスイッチ29と、自動変速機のセレクトポジションを検出するレンジ検出センサ30と、ドアの開閉動作を検出するドア開閉検出センサ31と、車内にユーザが存在することを検出するユーザ検出センサ32と、イグニッションスイッチ33からのスイッチ操作信号が入力される。
【0016】
物体検出センサ27の検出結果により、シート上に荷物などが既に置いてあり、ウィンドウを開けても荷物が置けないことを判断する
【0017】
た、車速センサ28、パーキングブレーキスイッチ29、レンジ検出センサ30、ドア開閉検出センサ31は、車内にユーザが入ったことを検出するために用いられ、いずれか1つでもよい。
【0018】
更に、ユーザ検出センサ32は、例えば、車内の天井に距離センサを設け、ユーザが着座することによりシートと天井との距離が所定距離以下となったことから車内のユーザの存在を検出するものや、赤外線センサなどを用いることができる。
【0019】
また、ユーザによる所定操作を検出する手段としての所定操作検出センサ37(又はカメラ)が必要に応じて車両に搭載され、コントローラ21にはその検出信号が入力される。このセンサは、例えば、車体と地面との間に存在するユーザの足を検出する距離センサ、ユーザが開けたいウィンドウに手をかざしたことを検出するCCDカメラ、或いはユーザが開けたいウィンドウに対応するタイヤを蹴ったことを検出する振動センサなどがある。
【0020】
一方、コントローラ21は、車両に設けられたウィンドウを開動作させるウィンドウごとに設けられたパワーウィンドウ開閉モータ34と、車両に設けられたドアをロック又はアンロック動作させるドアごとに設けられたドアロックアクチュエータ35と、スピーカやワーニングランプなどの報知機器36が接続され、夫々に対して駆動信号を出力する
ウィンドウの開閉制御]
図2及び図3は、第1実施形態のスマートキーレスエントリシステムを前提とした車両の開閉体制御について説明するフローチャートである。図4は、携帯機10から送出される無線信号の受信強度領域を示す図である。
【0021】
図2に示すように、ステップS1では、イグニッションスイッチがオフ或いはオフタイマ中か判断し、この判断でNO(IGスイッチオン)のときには、後述するステップS23に移行し、YES(IGスイッチオフ)のときには、ステップS2に移行する。
<IGスイッチオフ時の制御>
ステップS2では、携帯機10から受信したIDコードを車載機20に予め記憶された認証コードと照合し、両コードが一致するか判断する。この判断がNO(IDコードが不一致)ならば、その後の処理を行わず、YES(IDコードが一致)ならば、ステップS3に移行する。
【0022】
ステップS3では、携帯機10からのIDコードの受信強度が予め決められた第1強度より大きいか判断し、この判断がNO(IDコード≦第1強度)ならば、ステップS20に移行し、YES(IDコード>第1強度)ならば、ステップS4に移行する。
【0023】
ステップS4では、ウィンドウの開閉速度を予め決められた第1速度V1に設定する。
【0024】
ステップS5では、ドアをアンロックするためにドアロックアクチュエータ35を駆動する。
【0025】
ステップS6では、ユーザによる所定操作を検出することにより、ユーザが開閉したいウィンドウを特定する。この所定操作は、例えば、車体と地面との間に存在するユーザの足を検出する距離センサ、ユーザが開けたいウィンドウに手をかざしたことを検出するCCDカメラ、或いはユーザが開けたいウィンドウに対応するタイヤを蹴ったことを検出する振動センサなどから構成される。この判断がYES(ユーザによる所定操作検出)ならば、ステップS7に移行し、NO(ユーザによる所定操作未検出)ならば、その後の処理は行わない。
【0026】
ステップS7では、物体検出センサ27によりユーザが開閉したいウィンドウに対応するシート上に既に物体が存在するか判断し、この判断がYES(シート上に物体がある)ならば、図3で後述するステップS17に移行し、NO(シート上に物体がない)ならば、ステップS8に移行する。
【0027】
ステップS8では、ユーザが開閉したいウィンドウを第1速度V1で開動作させるためにパワーウィンドウ開閉モータ34を駆動する。
【0028】
ステップS9では、車速センサ28、パーキングブレーキスイッチ29、レンジ検出センサ30、ドア開閉検出センサ31の少なくとも1つの検出結果又は入力結果から、車内にユーザが入ったか判断し、この判断がYES(車内にユーザが入った)ならば、図3で後述するステップS18に移行し、NO(車内にユーザが入っていない)ならば、ステップS10に移行する。
【0029】
ステップS10では、ウィンドウの開動作開始から所定時間経過するのを待ち、所定時間経過後、図3のステップS11に移行する。
【0030】
図3に示すステップS11では、携帯機10からのIDコードの受信強度が予め決められた第2強度(<第1強度)より小さいか判断し、この判断がNO(IDコード≧第2強度)ならば、ステップS18に移行し、YES(IDコード<第2強度)ならば、ステップS12に移行する。
【0031】
ステップS12では、ステップS9とは異なるユーザ検出センサ32により車内にユーザが存在するか判断し、この判断がYES(車内にユーザあり)ならば、ステップS13に移行し、NO(車内にユーザなし)ならば、ステップS14に移行する。
【0032】
ステップS13では、ウィンドウの開閉速度を予め決められた第3速度V3に設定する(V1>V3>V2)。
【0033】
ステップS14では、ウィンドウの開閉速度を予め決められた第1速度V1に設定する。
【0034】
ステップS15では、ユーザが開閉したいウィンドウを第1速度V1又は第3速度V3で閉動作させるためにパワーウィンドウ開閉モータ34を駆動する。
【0035】
ステップS16では、ドアをロックするためにドアロックアクチュエータ35を駆動する。
【0036】
また、ステップS17では、物体検出センサ27の検出結果により、シート上に荷物などが既に置いてあり、ウィンドウを開けても荷物が置けないので、ユーザが開けたいウィンドウの開動作を禁止し、この状態を報知機器36によりユーザに報知する。
【0037】
ステップS18では、ユーザが車内に入ったか、或いはIDコードの受信強度が第2強度以上であるので、ウィンドウの開閉速度を予め決められた第2速度V2に設定する(V1>V2)。
【0038】
ステップS19では、ユーザが開閉したいウィンドウを第2速度V2で閉動作させるためにパワーウィンドウ開閉モータ34を駆動する。
【0039】
一方、図2に戻り、ステップS20では、IDコードの受信強度が第1強度以下であるので、携帯機10からのIDコードの受信強度が予め決められた第2強度(<第1強度)より小さいか判断し、この判断がNO(IDコード≧第2強度)ならば、ステップS21に移行し、YES(IDコード<第2強度)ならば、その後の処理は行わない
【0040】
ステップS21では、IDコードの受信強度が第2強度以下の状態で所定時間経過するのを待ち、所定時間経過後、ステップS22に移行する。
【0041】
ステップS22では、ドアをロックするためにドアロックアクチュエータ35を駆動する。
<IGスイッチオン時の制御>
ステップS23では、IGスイッチがオンであり、ドアアンロックスイッチがオンされているか判断する。この判断がYES(ドアアンロックスイッチがオン)ならば、ステップS24に移行し、NO(ドアアンロックスイッチがオフ)ならば、ステップS25に移行する。
【0042】
ステップS24では、ドアをアンロックするためにドアロックアクチュエータ35を駆動する。
【0043】
ステップS25では、ドアロックスイッチがオンされているか判断し、この判断がYES(ドアロックスイッチがオン)ならば、ステップS26に移行し、NO(ドアロックスイッチがオフ)ならば、ステップS27に移行する。
【0044】
ステップS26では、ドアをアンロックするためにドアロックアクチュエータ35を駆動する。
【0045】
ステップS27では、ウィンドウ開スイッチが操作されているか判断し、この判断がYES(ウィンドウ開スイッチが操作)ならば、ステップS28に移行し、NO(ウィンドウ開スイッチが未操作)ならば、ステップS30に移行する。
【0046】
ステップS28では、ウィンドウの開閉速度を予め決められた第2速度V2に設定する(V1>V2)。
【0047】
ステップS29では、ユーザが開閉したいウィンドウを第2速度V2で開動作させるためにパワーウィンドウ開閉モータ34を駆動する。
【0048】
ステップS30では、ウィンドウ閉スイッチが操作されているか判断し、この判断がYES(ウィンドウ閉スイッチが操作)ならば、ステップS31に移行し、NO(ウィンドウ閉スイッチが未操作)ならば、その後の処理は行わない。
【0049】
ステップS31では、ウィンドウの開閉速度を予め決められた第2速度V2に設定する(V1>V2)。
【0050】
ステップS32では、ユーザが開閉したいウィンドウを第2速度V2で閉動作させるためにパワーウィンドウ開閉モータ34を駆動する。
【0051】
上記フローチャートでは、図4に示すように、IDコードの受信強度がより大きいほど、携帯機10が車載機20に近づいていることになる。また、受信強度の判定時にハンチングが発生しないように第1強度より小さい第2強度を設定しており、受信強度が第1強度より大きいときにはドアロックのアンロック時にウィンドウの開動作が可能となり、第1強度より小さく第2強度より大きいときにはドアロックのアンロックだけが可能となり、第2強度より小さいときにはドアのアンロックが不可となるように構成されている
【0052】
記第1実施形態によれば、IDコードの受信により車両の近傍に正規のユーザが存在していることを認識した後、ユーザによる所定操作が検出されたならば、車両の開閉体を開動作させることにより、ユーザの認識及び正規ユーザの操作をトリガとしてセキュリティ性を確保しつつ、簡単な操作で開閉体を開動作できて利便性を高めることができる。
【0053】
また、車内にユーザが存在しないときのウィンドウの開閉速度を、車内にユーザが存在しているときのウィンドウの開閉速度より大きくすることで、車内にユーザがいるときは安全性を高め、車内にユーザがいないときは利便性を高めることができる。
【0054】
また、車外のユーザの所定操作によりウィンドウを開動させるときのウィンドウの開閉速度を、車内のユーザのスイッチ操作により開動作させるときのウィンドウの開閉速度より大きくすることで、車内にユーザがいるときは安全性を高め、車内にユーザがいないときは利便性を高めることができる。
【0055】
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係るキーレスエントリシステムのハードウエア構成について説明する。
【0056】
図5は、第2実施形態におけるキーレスエントリシステムを示すブロック図である。
【0057】
図5に示すように、第2実施形態のキーレスエントリシステムは、携帯機10が電源スイッチ12を持っておらず、代わりに、ユーザが操作するアンロックスイッチ14とロックスイッチ15とを備える。アンロックスイッチ14は、ユーザが当該スイッチを一回押すことにより、所定時間(ユーザが車両に近づいて車内に入るのに十分な時間、例えば、30秒)に亘って送信機13を介して車載機20に対してアンロックロック信号を送信し続ける。同様に、ロックスイッチ15は、ユーザが当該スイッチを一回押すことにより、所定時間(ユーザが車両に近づいて車内に入るのに十分な時間、例えば、30秒)に亘って送信機13を介して車載機20に対してロック信号を送信し続ける。
【0058】
ロック/アンロック信号には所定のIDコードが含まれており、このIDコードは、携帯機10が正規のもの、つまり、正規のユーザが所持しているものかを認証するために暗号化されたコードである。尚、送信機13を送受信機に変えて、車載機20との間で数回に亘って異なるIDコードを送受信して正規のユーザを認証するように構成してもよい。
【0059】
車載機20は、ロック/アンロック信号を受信すると、ドアのロック/アンロックを行うと共に、アンロック時にユーザによる所定操作を検出したならば、開閉体としてのウィンドウを開動作させる。
【0060】
その他の構成については、第1実施形態と同一部分には同一の番号を付して説明を省略する。
[ウィンドウの開閉制御]
図6及び図7は、第2実施形態のキーレスエントリシステムを前提とした車両の開閉体制御について説明するフローチャートである。
【0061】
尚、以下の説明では、第1実施形態と同一処理ステップには同一の番号を付して説明を省略する。
【0062】
図6に示すように、イグニッションスイッチオフ時において、ステップT1では、携帯機10からアンロック信号を受信したか判断し、この判断がYES(アンロック信号受信)ならば、ステップT2に移行し、NO(アンロック信号未受信)ならば、ステップT3に移行する。
【0063】
ステップT2では、携帯機10から受信したアンロック信号に含まれるIDコードを車載機20に予め記憶された認証コードと照合し、両コードが一致するか判断する。この判断がNO(IDコードが不一致)ならば、ステップT4に移行し、YES(IDコードが一致)ならば、ステップS4に移行する。
【0064】
ステップT4では、携帯機10からロック信号を受信したか判断し、この判断がYES(ロック信号受信)ならば、ステップT4に移行し、NO(ロック信号未受信)ならば、その後の処理は行わない。
【0065】
ステップT4では、ドアをロックするためにドアロックアクチュエータ35を駆動する。
【0066】
また、図7に示すステップT5では、携帯機10からロック信号を受信したか判断し、この判断がYES(ロック信号受信)ならば、ステップS12に移行し、NO(ロック信号未受信)ならば、ステップS18に移行する
【0067】
記第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、車載機でのアンロック信号の受信強度が、第1強度よりも大きいときにドアのアンロック動作を行う一方、第2強度よりも小さいときにドアのロック動作を行い、アンロック信号の受信によりドアがアンロックとなっており、且つ車両に設けられたウィンドウが開成された状態から、受信強度が第2強度よりも小さいときにウィンドウを自動的に閉動作するシステムを前提として、アンロック/ロック信号の受信により車両の近傍に正規のユーザが存在していることを認識した後、ユーザによる所定操作が検出されたならば、車両の開閉体を開動作させることにより、ユーザの認識及び正規ユーザの操作をトリガとしてセキュリティ性を確保しつつ、簡単な操作で開閉体を開動作できて利便性を高めることができる。
【0068】
また、ウィンドウを自動的に閉動作させる際の閉じ速度を、手動で閉動作させる閉じ速度より大きくすることで、セキュリティ性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態におけるキーレスエントリシステムを示すブロック図である。
【図2】第1実施形態のスマートキーレスエントリシステムを前提とした車両の開閉体制御について説明するフローチャートである。
【図3】第1実施形態のスマートキーレスエントリシステムを前提とした車両の開閉体制御について説明するフローチャートである。
【図4】携帯機10から送出される無線信号の受信強度領域を示す図である。
【図5】第2実施形態におけるキーレスエントリシステムを示すブロック図である。
【図6】第2実施形態のキーレスエントリシステムを前提とした車両の開閉体制御について説明するフローチャートである。
【図7】第2実施形態のキーレスエントリシステムを前提とした車両の開閉体制御について説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10 携帯機
11 コントローラ
12 電源スイッチ
13 送信機
14 アンロックスイッチ
15 ロックスイッチ
20 車載機
21 コントローラ
22 受信機
23 ウィンドウ開スイッチ
24 ウィンドウ閉スイッチ
25 ドアロックスイッチ
26 ドアアンロックスイッチ
27 物体検出センサ
28 車速センサ
29 パーキングブレーキスイッチ
30 レンジ検出センサ
31 ドア開閉検出センサ
32 ユーザ検出センサ
33 イグニッションスイッチ
34 パワーウィンドウ開閉モータ
35 ドアロックアクチュエータ
36 報知機器
37 所定操作検出センサ

Claims (2)

  1. 所定の開閉命令信号を受けて車両に設けられたウィンドウを開閉制御する制御手段と、
    前記所定の開閉命令信号が車内のユーザの行為に起因したものなのか、車外のユーザの行為に起因して発生したものなのかを判定する判定手段と、
    前記車外のユーザの行為に起因して発生したときの前記ウィンドウの開閉速度を、前記車内のユーザの行為に起因して発生したときの前記ウィンドウの開閉速度より大きくする設定手段と、
    前記車内にユーザが存在することを検出するユーザ検出手段と、
    ユーザが車内に入ったことを検出するユーザ入車検出手段と、を備え、
    前記設定手段は、
    前記判定手段により前記所定の開閉命令信号が車外のユーザの行為に起因して発生したものと判定された場合には、前記ウィンドウの開閉速度を第1速度に設定し、
    前記制御手段により第1速度で前記ウィンドウが開かれた後、前記ユーザ入車検出手段によりユーザが車内に入ったことが検出された場合には、前記ウィンドウの開閉速度を第1速度よりも遅い第2速度に設定し、
    且つ、前記制御手段により第1速度で前記ウィンドウが開かれた後、前記ユーザ入車検出手段によりユーザが車内に入ったことが検出されない場合には、前記ユーザ検出手段により前記車内にユーザが存在することが検出されたときに、前記ウィンドウの開閉速度を第1速度よりも遅く且つ第2速度よりも速い第3速度に設定することを特徴とする車両の開閉体制御装置。
  2. 携帯機に設けられた送信機から自動的に送出されるアンロック信号の受信強度に応じて、車両の車載機がドアロック機構のロック若しくはアンロック動作を制御するキーレスエントリシステムを備えた車両の開閉体制御装置であって、
    前記車載機での前記アンロック信号の受信強度が、第1強度よりも大きいときに前記ドアロック機構のアンロック動作を行う一方、第2強度よりも小さいときに前記ドアロック機構のロック動作を行うドアロック制御手段と、
    前記アンロック信号の受信により前記ドアロック機構がアンロックとなっており、且つ車両に設けられたウィンドウが開成された状態から、前記受信強度が第2強度よりも小さいときに前記ウィンドウを自動的に閉じ方向に制御する自動開閉手段と、
    車内に設けられた操作スイッチにより前記ウィンドウを開閉制御する手動開閉手段と、
    前記車外の前記自動開閉手段による前記ウィンドウ開閉速度を、前記車内の前記手動開閉手段による前記ウィンドウ開閉速度より大きくする設定手段と、
    前記車内にユーザが存在することを検出するユーザ検出手段と、
    ユーザが車内に入ったことを検出するユーザ入車検出手段と、を備え、
    前記設定手段は、
    車外の前記自動開閉手段による前記ウィンドウの開閉速度を第1速度に設定し、
    前記自動開閉手段により第1速度で前記ウィンドウが開かれた後、前記ユーザ入車検出手段によりユーザが車内に入ったことが検出された場合には、前記ウィンドウの開閉速度を第1速度よりも遅い第2速度に設定し、
    且つ、前記自動開閉手段により第1速度で前記ウィンドウが開かれた後、前記ユーザ入車検出手段によりユーザが車内に入ったことが検出されない場合には、前記ユーザ検出手段により前記車内にユーザが存在することが検出されたときに、前記ウィンドウの開閉速度を第1速度よりも遅く且つ第2速度よりも速い第3速度に設定することを特徴とする車両の開閉体制御装置。
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