JP4714323B2 - 積算流量計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オリフィスを流通するガスの流量と、その流通時間とを乗じて積算流量を算出する積算流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近建設された病院では、医療用酸素ガス、圧縮空気、笑気ガス等のガス配管を建物の壁内に敷設し、手術室や集中治療室或いは病室に配管端末器を設置して各種ガスの集中管理が行なわれている。そして、配管端末器を利用して治療等に使用した各種ガスの使用量に応じて課金を行ったり、病室等に各種ガスボンベを搬送し、該ガスボンベを利用して治療等に使用した各種ガスの使用量に応じて課金を行うための積算流量計が提案されている。
【0003】
各種ガスは、その使用流量を調節するために所定の異なる複数の径を有するオリフィスを用いて所望の流量が適宜選択して使用され、使用したガスの積算流量を算出する場合には、設定したオリフィスを流通するガスの流量と、その流通時間とを乗じて積算流量を容易に算出することが出来る。
【0004】
積算流量計の一例として、実用新案登録第2588152号公報には、図8に示すように、オリフィス式流量切替器101の上流側と下流側の差圧で作動する圧力スイッチ102を設け、ガスが流れてオリフィス式流量切替器101に設けられたオリフィスの両端に差圧が生じて圧力スイッチ102がオンになった時のみ制御部103に信号を出して積算を開始し、操作スイッチ104の操作に従って現在のガス流量や積算値を表示器105に表示するように構成したものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の従来例では、オリフィス式流量切替器101の上流側と下流側の両方で圧力を検知する必要があるため構造が複雑になる。また、ガスの使用状況により圧力が変動し、その変動した圧力が直接オリフィスにかかると流量に多少の誤差が生じてオリフィスの両端の差圧にも誤差が生じる虞れがあるためオリフィス式流量切替器101の上流側に圧力調整弁となる減圧弁106を設けて配管内の圧力変動を除去する必要があるため部品点数が増えて部品コストが増大するという問題があった。
【0006】
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、構造が簡単で誤差が生じにくく、部品点数を削減して部品コストを低減することが出来、更にはガス供給側及びガス需要側での異常を検知して報知出来る積算流量計を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明に係る積算流量計は、所定の異なる複数の径を有するオリフィスを流通するガスの流量と、その流通時間とを乗じて積算流量を算出する積算流量計であって、複数の異なる径のオリフィスを同一円周上に所定のピッチで形成した円板と、前記円板が固定された回転軸の他端部に固定して取り付けられた流量設定ダイヤルと、前記流量設定ダイヤルの裏面側に形成された円弧状の溝と、ケーシングに取り付けられ、前記溝内を移動すると共に、該溝の両端部に当接して前記流量設定ダイヤルの回転を規制し得るピンと、前記オリフィスの上流側でガスの圧力を検知する圧力検知手段と、前記圧力検知手段により検知された圧力が供給標準圧力まで下がった時点でガス流量の積算を開始し、前記圧力検知手段により検知された圧力が停止標準圧力まで上がった時点でガス流量の積算を停止する制御部とを有することを特徴とする。
【0008】
本発明は、上述の如く構成したので、ガス供給状態において需要側でガスを使用すると、圧力検知手段により検知される圧力が下がるため、供給標準圧力まで下がった時点で制御部がガス流量の積算を開始し、ガス供給状態において需要側でのガスの使用を停止すると、該圧力検知手段により検知される圧力が上がって元の値に復帰するため、停止標準圧力まで上がった時点で制御部がガス流量の積算を停止し、所定の径のオリフィスを流通するガスの流量と、積算開始時刻から積算停止時刻までの流通時間とを乗じて積算流量を算出することが出来る。
【0009】
また、前記圧力検知手段により検知された圧力と、前記オリフィスの上流側で予想される標準圧力とを比較判断し、ガス供給時に前記圧力検知手段により検知された圧力が、予想される供給標準圧力よりも小さい場合にはガス供給側に異常が発生したと判断し、ガス供給時に前記圧力検知手段により検知された圧力が、予想される供給標準圧力よりも大きい場合にはガス需要側に異常が発生したと判断する制御部と、前記制御部により判断された異常状態を報知する報知手段とを有することを特徴とする。
【0010】
上記構成によれば、ガス供給時に圧力検知手段により検知された圧力が、予想される供給標準圧力よりも小さい場合には、制御部がガス供給圧不足や流路上のガス漏れ等でガス供給側に異常が発生したと判断して報知手段により異常状態を報知することが出来る。
【0011】
また、ガス供給時に圧力検知手段により検知された圧力が、予想される供給標準圧力よりも大きい場合には、制御部が流路の詰まり等でガス需要側に異常が発生したと判断して報知手段により異常状態を報知することが出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】
図により本発明に係る積算流量計の一実施形態を具体的に説明する。図1は本発明に係る積算流量計の第1実施形態の構成を示す断面説明図、図2は本発明に係る積算流量計の第1実施形態の正面図、図3はオリフィスの構成を示す斜視説明図、図4は本発明に係る積算流量計の制御系の構成を示すブロック図、図5は本発明に係る積算流量計において異常状態を検知するための圧力変動の様子を示す図である。
【0013】
先ず、図1〜図5を用いて本発明に係る積算流量計の第1実施形態について説明する。図1及び図2において、Aは積算流量計であり、図3に示すように、所定の異なる複数の径を有するオリフィス1を流通するガスの流量と、その流通時間とを乗じてガスの積算流量を算出するように構成されている。
【0014】
2は病院の手術室や集中治療室或いは病室に設置された配管端末器3のソケットに接続可能なプラグである。配管端末器3には建物の壁内に敷設されたガス配管を介して医療用酸素ガス21、圧縮空気、笑気ガス等の各種ガスが集中管理されつつ供給されている。
【0015】
プラグ2の流路2aの下流側にはガスのみを通過させて塵埃を除去するためのフィルタ2bが設けられており、該フィルタ2bの流路下流側(以下、単に「下流側」という)には一次室8及び二次室9が形成されており、一次室8と二次室9との接合部位にノズル7が形成されている。
【0016】
二次室9は、ケーシング10と、該ケーシング10内に収容されたスリーブ11と、該スリーブ11に対して図1の左右方向に移動可能に設けられたピストン12とにより形成されており、スリーブ11とピストン12との間に圧縮バネ13が設けられている。
【0017】
ピストン12の下流側には圧力作用室14が形成されており、該圧力作用室14の下流側には、図3に示すオリフィス流量調整器5が設けられている。
【0018】
オリフィス流量調整器5は、図3に示すように、複数の異なる径のオリフィス1を同一円周上に所定のピッチで形成した円板5bが回転軸5aを中心に回転可能に設けられており、本実施形態では、円板5b内の同一円周上を14等分し、オリフィス1を形成していない部分と、これに隣接して順次径が大きくなる13個のオリフィス1が形成されている。
【0019】
オリフィス1が設けられた円板5bが固定された回転軸5aの他端部にはガスの流量を調整するための流量設定ダイヤル5cが固定して取り付けられており、該流量設定ダイヤル5cを摘んで回転軸5aを中心に回転させることでガスの流量を段階的に調整して設定出来るようになっている。
【0020】
流量設定ダイヤル5cの裏面側には円弧状の溝5dが形成されており、該溝5d内をケーシング6に取り付けられたピン6aが移動することで流量設定ダイヤル5cの回転が円滑に行われ、溝5dの両端部にピン6aが当接して流量設定ダイヤル5cの回転が規制されることで、ガスの流量が次第に段階的に増減するようになっている。これにより、最大流量から突然停止したり、停止状態から突然最大流量で供給されることがないように安全性が考慮されている。
【0021】
また、流量設定ダイヤル5cの裏面側で溝5dの内周側に隣接して球面状の窪み5eが同一円周上に形成されており、ケーシング6に設けられたコイルバネ6cの端部に取り付けられたボール6dが窪み5eに嵌入することで、ケーシング6に設けられた流路6bとオリフィス1との位置が確実に一致して連通すると共に設定したフィット感が得られるようになっている。
【0022】
オリフィス1の流路上流側(以下、単に「上流側」という)に形成された圧力作用室14には流路14aを介してガスの圧力を検知する圧力検知手段となる圧電素子等からなる圧力センサ4が設けられており、該圧力センサ4は電気回路基板24に取り付けられている。圧力センサ4は圧力作用室14内のガスの圧力を受けて、その圧力に応じた起電力が発生し、その電気信号が図4に示す制御部15に送られる。
【0023】
本実施形態では、酸素ガス21を供給する一例を示し、ケーシング6には出口継手16を介して加湿器17が接続されており、加湿器17の吸入用酸素出口17aに呼吸同調装置18が接続され、その下流側に図示しない鼻カニューラや口にくわえるマウスピース或いは顔面を覆うマスク等が接続される。呼吸同調装置18は酸素ガス21を患者の吸気と同調させて供給するものである。
【0024】
尚、酸素ガス21の代わりに笑気ガスや圧縮空気を使用する場合には加湿器17を省略して出口継手16に直接カニューラやマウスピースやマスク等が接続される。
【0025】
図1において、スリーブ11は常時圧縮バネ13により押圧されてOリング11aを介してケーシング10の内壁面に気密的に圧接されており、ピストン12はOリング12bを介してスリーブ11の内壁面に気密的に圧接されており、これにより二次室9の気密性が確保されている。
【0026】
また、ケーシング10内を図1の左右方向に移動可能なピストン12の外周側面部に設けられたOリング12aと、ケーシング6の外周側面部に設けられたOリング6eとがケーシング10の内壁面に圧接されており、これにより圧力作用室14の気密性が確保されている。
【0027】
プラグ2を配管端末器3の図示しないソケットから脱離した使用しない状態では、圧縮バネ13の付勢力によりピストン12は、図1の左側に位置し、ケーシング6の端面に当接した状態で保持されている。
【0028】
そして、プラグ2を配管端末器3の図示しないソケットに装着すると、該プラグ2の流路2aから導かれた酸素ガス21はフィルタ2bにより塵埃等が除去された後、一次室8からノズル7を介して二次室9に導かれ、更にスリーブ11の内壁面とピストン12の外壁面との間に形成された間隙19及びピストン12に形成された流路12c,12dを介して圧力作用室14に導かれる。
【0029】
ここで、オリフィス流量調整器5の流量設定ダイヤル5cを停止状態に設定した時、流路6bは円板5bのオリフィス1がない部分により閉塞されており、圧力作用室14に圧力が発生してピストン12が図1の右方向に移動し、ノズルシート12eがノズル7に圧接されてノズル7を閉塞する。
【0030】
この時、二次室9の圧力に圧縮バネ13の付勢力が加わった力と、圧力作用室14の圧力とが釣り合った状態でピストン12の位置が維持され、圧力作用室14の圧力は図5(a)に示すように一定の停止標準圧力となる。酸素ガス21はこの圧力調整部で、例えば、0.15Mpaに減圧された後、オリフィス流量調整器5に供給されてオリフィス1の選択により必要な流量を得ることが出来る。オリフィス流量調整器5に供給される圧力が例えば0.15Mpaに固定されているのでオリフィス1の穴径を変えることにより流量を調整することが出来る。
【0031】
そして、流量設定ダイヤル5cを回転して所望の径のオリフィス1に設定すると、該オリフィス1を介してケーシング6の流路6b、出口継手16の流路16a、加湿器17に収容された水20の内部まで延長されたパイプ17bを介して酸素ガス21が流通し、水20を通って加湿された後、吸入用酸素出口17aから呼吸同調装置18を介してカニューラやマウスピースやマスク等を付けた患者に供給される。
【0032】
オリフィス1を介して酸素ガス21が流通すると、圧力作用室14の圧力は図5(a)の時刻tに示すように一定の供給標準圧力まで下がり、この減圧に応じて圧縮バネ13の付勢力によってピストン12が図1の左方向に移動してノズル7と、該ノズル7に対向してピストン12の先端部に設けられたノズルシート12eとの間隔が大きくなって二次室9と圧力作用室14との圧力が一定に保持され、オリフィス1を流通する酸素ガス21の流量が一定になるように作用する。
【0033】
その後、流量設定ダイヤル5cを回転して円板5bのオリフィス1のない部分が流路6bを閉塞する停止位置に設定すると、圧力作用室14の圧力が図5(a)の時刻tに示すように供給標準圧力から停止標準圧力まで上がり、この昇圧に応じて圧縮バネ13の付勢力に抗してピストン12が図1の右方向に移動し、ノズルシート12eがノズル7に圧接されてノズル7を閉塞する。
【0034】
この時、二次室9の圧力に圧縮バネ13の付勢力が加わった力と、圧力作用室14の圧力とが釣り合った状態でピストン12の位置が維持され、圧力作用室14の圧力は図5(a)に示すように一定の停止標準圧力となる。
【0035】
また、酸素ガス21の供給時に流量設定ダイヤル5cを回転してオリフィス1の径を変更した場合には、円板5bの各オリフィス1の間が流路6bを通過する際に一旦、停止状態に遷移した後、該停止状態から次に選択されたオリフィス1による供給状態に遷移する。
【0036】
尚、供給側のガス供給源としては、配管端末器3の代わりに各種のガスボンベ22を採用しても良く、図1に示すプラグ2の代わりにガスボンベ22に接続し得る継手を積算流量計Aに取り付けて該積算流量計Aをガスボンベ22に装着して使用しても良い。
【0037】
積算流量計Aの筐体23内部には制御部15を構成するIC(半導体集積回路)チップやLSI(半導体大規模集積回路)チップ等を含む電気回路基板24が取り付けられており、更には液晶表示装置25aや発光ダイオード、発光ランプ等の表示手段25やスピーカーやブザー或いはアラーム等の警報手段26が報知手段として設けられている。
【0038】
また、筐体23の内部には電気回路基板24、表示手段25、警報手段26等が動作するための電力を供給する電池27が取り付けられている。
【0039】
オリフィス1の上流側で圧力作用室14の圧力を検知するために圧力作用室14に接続された流路14aに設けられた圧力センサ4は制御部15に接続されており、該圧力センサ4の圧力情報が制御部15に伝達される。
【0040】
また、オリフィス流量調整器5の流量設定ダイヤル5cの回転軸5aには図示しないロータリースイッチが設けられており、流量設定ダイヤル5cの設定位置情報がロータリースイッチを介して制御部15に伝達される。
【0041】
また、流量設定ダイヤル5cの回転軸5aに設けられたロータリースイッチは積算流量計Aの電源のON/OFFを行う電源スイッチを兼ねており、円板5bのオリフィス1がない部位が流路6bに対向する位置に流量設定ダイヤル5cが設定された時に積算流量計Aの電源をOFFとし、該流路6bに各オリフィス1が対向する位置に流量設定ダイヤル5cが設定された時に積算流量計Aの電源をONとする。
【0042】
制御部15は、図4に示すように、CPU(中央演算処理装置)15a,ROM(読み出し専用メモリー)15b,RAM(ランダムアクセスメモリー)15c、タイマー15d等を有して構成されている。
【0043】
CPU15aはROM15bに予め記憶されたプログラムや、一旦RAM15cに記憶された各種データを読み出し、必要な演算や判断を行い、各種制御を行うものである。本実施形態では、圧力センサ4により検知された実際の圧力と、該圧力センサ4が配置されたオリフィス1の上流側の圧力作用室14内で予想される標準圧力とを比較判断する。
【0044】
また、CPU15aは、図5(a)の時刻tに示すように、圧力センサ4により検知された圧力が下がった時点でガス流量の積算を開始するためにタイマー15dのカウントを開始し、図5(a)の時刻tに示すように、圧力センサ4により検知された圧力が上がった時点でガス流量の積算を停止するためにタイマー15dのカウントを停止させる。
【0045】
そして、流量設定ダイヤル5cの回転軸5aに取り付けられた図示しないロータリースイッチにより検知された所定のオリフィス1を流通するガスの流量と、タイマー15dにより測定された積算開始時刻tから積算停止時刻tまでの流通時間(t−t)とを乗じて積算流量を算出し、液晶表示装置25aにより使用時間と流量或いは積算流量を適宜選択的に表示する。
【0046】
図2(a)は使用時間を液晶表示装置25aの上段に表示し、下段に流量を表示した一例であり、図2(b)は使用時間を液晶表示装置25aの上段に表示し、下段に積算流量を表示した一例である。図2中、28は流量と積算流量との表示モードを切り換えるモード切換ボタンであり、流量設定ダイヤル5cを回転させてオリフィス1を切り換えると、図2(a)に示すように、そのオリフィス1による現在の流量が初めに表示される。29は積算流量をリセットして「0」に復帰させるためのリセットボタンである。
【0047】
例えば、流量設定ダイヤル5cを流量が1[リットル/分]のオリフィス1に設定して100分使用した後(積算流量=100[リットル])、更に流量設定ダイヤル5cを回転して流量が1.5[リットル/分]のオリフィス1に設定して100分使用し(積算流量=150[リットル])、更に、流量設定ダイヤル5cを回転して流量が2[リットル/分]のオリフィス1に設定して30分使用した(積算流量=60[リットル])場合の積算流量は310[リットル]として液晶表示装置25aに表示される。
【0048】
各回の積算流量は順次RAM15cに記憶されており、リセットボタン29が押されて積算流量が「0」にリセットされるまではRAM15cに記憶された各回の積算流量が順次加算されて液晶表示装置25aに合計の積算流量が表示される。即ち、リセットボタン29でリセットをしない限りは次に使用する時は前回の値で積算する。従って、新たに測定する場合は、必ずリセット画面でリセットを行って使用する。
【0049】
また、CPU15aは、図5(b)に示すように、圧力センサ4により検知された圧力が該圧力センサ4が配置されたオリフィス1の上流側の圧力作用室14内で予想される供給標準圧力よりも小さい場合には、オリフィス1よりも上流側であるガス供給側でガス供給圧不足や流路上のガス漏れ等の異常が発生したと判断して液晶表示装置25a等の表示手段25や警報手段26等の報知手段により異常状態を報知する。
【0050】
また、CPU15aは、図5(c)に示すように、圧力センサ4により検知された圧力が該圧力センサ4が配置されたオリフィス1の上流側の圧力作用室14内で予想される供給標準圧力よりも大きい場合には、オリフィス1よりも下流側であるガス需要側で流路の詰まり等の異常が発生したと判断して液晶表示装置25a等の表示手段25や警報手段26等の報知手段により異常状態を報知する。
【0051】
圧力センサ4の検知情報によりCPU15aが酸素ガス21の供給に異常があると判断した場合には流量設定ダイヤル5cを「0」以外に設定した時でもガス供給警報が働き、時間の計測は行わない。また、圧力センサ4の検知情報によりCPU15aがガス流出側においても異常があると判断した場合にはガス流出警報が働き、同じく時間の計測は行わない。
【0052】
ROM15bは読み出し専用メモリーであり、CPU15aが動作するための各種プログラムや演算に必要な各種データを格納している。ROM15bにはオリフィス1の上流側の圧力作用室14内で予想される停止標準圧力及び供給標準圧力が予め記憶されており、更には流量設定ダイヤル5cの設定位置に応じたオリフィス1を流通する流量が記憶されている。
【0053】
RAM15cは図示しないロータリースイッチにより検知された流量設定ダイヤル5cの位置情報や圧力センサ4により検知された圧力情報、或いは電池27の残量等の情報を随時記憶してCPU15aに伝達する。
【0054】
液晶表示装置25aには、使用時間、流量、積算流量、電池残量或いは異常情報等の報知情報を表示して報知出来るようになっており、圧力センサ4や流量設定ダイヤル5cの回転軸5aに設けられたロータリースイッチにより検知した検知情報やタイマー15dによりカウントした時間情報に基づいて制御部15が各種演算を行い、液晶表示装置25aに所定の報知情報を出力し、この報知情報に基づいて積算流量計Aの使用時間、流量、積算流量、電池残量或いは異常情報等の報知情報を液晶表示装置25aに表示して報知する。
【0055】
液晶表示装置25a等の表示手段25は制御部15から出力された報知情報を文字や図形表示して報知する。本実施形態では、液晶表示装置25aを採用したことにより比較的安価で消費電力を少なくして電池27の寿命を長くすることが出来るものであるが、他の表示手段25の構成として、暗い場所でも報知情報を容易に確認可能なLED(発光ダイオード)を採用しても良い。
【0056】
また、警報手段26はROM15bに予め記憶された異常伝達メッセージをスピーカーを介して報知したり、ブザーやアラーム等の警報装置を装備しても良く、前述した異常状態を患者以外にもその周囲にいる付き添いや同室の患者、或いはナース等に向けて警報を発するように構成しても良い。
【0057】
表示手段25や警報手段26により報知した報知情報や警報を解除する場合には、リセットボタン29を押すことにより解除すれば良い。尚、積算流量計Aの電源としては電池27の代わりに蓄電池や家庭用電源を用いても良い。
【0058】
モード切換ボタン28は設定流量表示、積算流量表示、リセット表示の3画面に切り換えられ、リセットボタン29はリセット画面時に積算した流量データをリセットしたり、リセット画面以外の画面で各警報音を停止する。
【0059】
また、液晶表示装置25aにはバックライトが設けられており、これにより夜間でも視認可能になっている。液晶表示装置25aには、初期画面、電池残量、使用中、設定流量、積算流量、リセットの6画面が表示される。
【0060】
次に図6及び図7を用いて本発明に係る積算流量計の第2実施形態の構成について説明する。図6は本発明に係る積算流量計の第2実施形態の構成を示す斜視説明図、図7は第2実施形態において扉を開放した様子を示す斜視説明図である。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0061】
本実施形態では、前述した積算流量計Aを配管端末器3の内部に一体的に組み込んだものである。表示手段25、流量設定ダイヤル5c、リセットボタン29、出口継手16等の配置構成は異なるが基本的な構成は前記第1実施形態と同様であるため詳しい説明は省略する。
【0062】
図6において、酸素ガス配管31、圧縮空気配管32、笑気ガス配管33が配設された配管端末器3が建物の壁内に敷設され、開閉扉3bが取り付けられたフロントパネル3aが建物の壁面から露出している。また、本実施形態では電源として電池27の他に家庭用電源を採用しても良い。
【0063】
そして、積算流量計Aの出口継手16に接続されたソケット34に酸素ガス21であれば加湿器17が接続され、或いは酸素ガス21の代わりに笑気ガスや圧縮空気であれば加湿器17を省略してソケット34に直接カニューラやマウスピースやマスク等が接続される。
【0064】
本実施形態では積算流量をリセットするリセットボタン29aと、警報音をリセットするリセットボタン29bとが別々に設けられている。開閉扉3bはヒンジ部材3cを介して開閉可能に取り付けられており、表示手段25、ソケット34、流量設定ダイヤル5c及び警報音のリセットボタン29bに対応する位置には開口3d,3e,3f,3gが形成されている。尚、表示手段25の開口3dにはガラスやプラスチック等の透明部材が取り付けられている。
【0065】
35は錠であり、ナースや管理者等の許可された者だけが解錠できるようになっている。従って、使用する患者は積算流量計Aの積算流量をリセットするリセットボタン29aに触れることが出来ないため不用意に積算流量がリセットされる虞がなく正確な課金が出来る。
【0066】
また、積算流量計A等のメンテナンスを行う際には、開閉扉3bを開放して容易にメンテナンスを行うことが出来、例えば、積算流量計Aの電池交換や図示しない電気回路基板24等の交換が容易に出来る。
【0067】
また、積算流量計Aの電池交換は開閉扉3bを開けて交換する以外に別に設けた電池専用の開閉扉を開放して交換するように構成しても良い。
【0068】
また、本実施形態では、開閉扉3bをフロントパネル3aに対して開閉可能に構成する可動手段としてヒンジ部材3cを用いて構成したが、他の扉構成としてシャッター機構により開閉扉3bを上下或いは左右にスライドして開閉可能に構成することでも良い。
【0069】
尚、積算流量計Aは、AC100Vや蓄電池や乾電池等の各種の電源手段により動作するように構成することが出来、例えば、基本電源としてAC100Vで動作し、予備電源として蓄電池や乾電池により動作するように構成しても良い。
【0070】
また、積算流量計Aのメンテナンスを行う際には、フロントパネル3aの一部である開閉扉3bを開放して容易にメンテナンスを行うことが出来、例えば、積算流量計Aの電池交換や、部品の交換等が容易にでき、メンテナンス上の操作性が向上する。
【0071】
【発明の効果】
本発明は、上述の如き構成と作用とを有するので、構造が簡単で誤差が生じにくく、部品点数を削減して部品コストを低減することが出来、更にはガス供給側及びガス需要側での異常を検知して報知出来る積算流量計を提供することが出来る。
【0072】
即ち、ガス供給状態において需要側でガスを使用すると、圧力検知手段により検知される圧力が下がるため、供給標準圧力まで下がった時点で制御部がガス流量の積算を開始し、ガス供給状態において需要側でのガスの使用を停止すると、該圧力検知手段により検知される圧力が上がって元の値に復帰するため、停止標準圧力まで上がった時点で制御部がガス流量の積算を停止し、所定の径のオリフィスを流通するガスの流量と、積算開始時刻から積算停止時刻までの流通時間とを乗じて積算流量を算出することが出来る。
【0073】
また、ガス供給時に圧力検知手段により検知された圧力が、予想される供給標準圧力よりも小さい場合には、制御部がガス供給圧不足や流路上のガス漏れ等でガス供給側に異常が発生したと判断して報知手段により異常状態を報知することが出来る。
【0074】
また、ガス供給時に圧力検知手段により検知された圧力が、予想される供給標準圧力よりも大きい場合には、制御部が流路の詰まり等でガス需要側に異常が発生したと判断して報知手段により異常状態を報知することが出来る。
【0075】
また、単一の圧力検知手段(センサ)で多様な異常を検知し、報知することが出来るため構成や制御が簡単で好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る積算流量計の第1実施形態の構成を示す断面説明図である。
【図2】 本発明に係る積算流量計の第1実施形態の正面図である。
【図3】 オリフィスの構成を示す斜視説明図である。
【図4】 本発明に係る積算流量計の制御系の構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明に係る積算流量計において異常状態を検知するための圧力変動の様子を示す図である。
【図6】 本発明に係る積算流量計の第2実施形態の構成を示す斜視説明図である。
【図7】 第2実施形態において扉を開放した様子を示す斜視説明図である。
【図8】 公知例を説明する図である。
【符号の説明】
A…積算流量計、1…オリフィス、2…プラグ、2a…流路、2b…フィルタ、3…配管端末器、3a…フロントパネル、3b…開閉扉、3c…ヒンジ部材、3d,3e,3f,3g…開口、4…圧力センサ、5…オリフィス流量調整器、5a…回転軸、5b…円板、5c…流量設定ダイヤル、5d…溝、5e…窪み、6…ケーシング、6a…ピン、6b…流路、6c…コイルバネ、6d…ボール、6e…Oリング、7…ノズル、8…一次室、9…二次室、10…ケーシング、11…スリーブ、11a…Oリング、12…ピストン、12a,12b…Oリング、12c,12d…流路、12e…ノズルシート、13…圧縮バネ、14…圧力作用室、14a…流路、15…制御部、15a…CPU、15b…ROM、15c…RAM、15d…タイマー、16…出口継手、16a…流路、17…加湿器、17a…吸入用酸素出口、17b…パイプ、18…呼吸同調装置、19…間隙、20…水、21…酸素ガス、22…ガスボンベ、23…筐体、24…電気回路基板、25…表示手段、25a…液晶表示装置、26…警報手段、27…電池、28…モード切換ボタン、29,29a,29b…リセットボタン、31…酸素ガス配管、32…圧縮空気配管、33…笑気ガス配管、34…ソケット

Claims (2)

  1. 所定の異なる複数の径を有するオリフィスを流通するガスの流量と、その流通時間とを乗じて積算流量を算出する積算流量計であって、
    複数の異なる径のオリフィスを同一円周上に所定のピッチで形成した円板と
    前記円板が固定された回転軸の他端部に固定して取り付けられた流量設定ダイヤルと
    前記流量設定ダイヤルの裏面側に形成された円弧状の溝と
    ケーシングに取り付けられ、前記溝内を移動すると共に、該溝の両端部に当接して前記流量設定ダイヤルの回転を規制し得るピンと
    前記オリフィスの上流側でガスの圧力を検知する圧力検知手段と、
    前記圧力検知手段により検知された圧力が供給標準圧力まで下がった時点でガス流量の積算を開始し、前記圧力検知手段により検知された圧力が停止標準圧力まで上がった時点でガス流量の積算を停止する制御部と、
    を有することを特徴とする積算流量計。
  2. 前記圧力検知手段により検知された圧力と、前記オリフィスの上流側で予想される標準圧力とを比較判断し、
    ガス供給時に前記圧力検知手段により検知された圧力が、予想される供給標準圧力よりも小さい場合にはガス供給側に異常が発生したと判断し、
    ガス供給時に前記圧力検知手段により検知された圧力が、予想される供給標準圧力よりも大きい場合にはガス需要側に異常が発生したと判断する制御部と、
    前記制御部により判断された異常状態を報知する報知手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の積算流量計。
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