JP4714103B2 - 光送信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、広帯域アナログ信号の伝送に適した光送信装置に関する。
近年、無線周波数信号などの伝送信号を電気/光変換器により光信号に変換して光ファイバにより伝送する光伝送方式が実用化されている。光伝送方式は、光ファイバの有する広帯域性と低損失性により、同軸ケーブルを用いた伝送方式に比べ、より高周波帯の伝送信号を長距離伝送することが可能となる。
従来の光伝送方式として電気/光変換器に半導体レーザを用い、伝送信号により半導体レーザを直接駆動して光信号を生成する手法が知られている。この手法では、電気/光変換器と受信側の光/電気変換器の非直線性が問題となる。電気/光変換器の直線性については、特に半導体レーザの特性の影響が大きく、直線性の高い高性能な半導体レーザが必要となる。
送信側で伝送信号の振幅を減少させた場合、受信側で再生した伝送信号の歪特性は良くなるものの、信号対雑音比(SNR)は低下する。一方、送信側で伝送信号の振幅を増加させた場合、受信側で再生した伝送信号のSNRは向上するものの、半導体レーザの非直線歪の影響が大きくなり、歪特性が劣化するということになる。SNRは、送信光信号のパワーや光ファイバ損失によっても影響を受ける。
従って、このような半導体レーザを伝送信号で駆動することにより直接変調行う光伝送システムでは、半導体レーザの性能ばらつきによって、伝送可能距離が大きく変動する。即ち、システム設計が半導体レーザの性能に大きく左右される。
特許文献1には、電気/光変換器と光/電気変換器の非直線性の影響を緩和する光伝送方式が開示されている。特許文献1に記載の方式では、送信側において局部発振信号を用いて伝送信号を中間周波信号に変換し、この中間周波信号にパルス周波数変調(PFM)を施す。こうして得られるPFM信号を第1の光信号に、局部発振信号を第2の光信号にそれぞれ変換し、光伝送路を介して第1および第2の光信号を送信する。受信側では、光伝送路により送信されてきた第1および第2の光信号を受信し、第1の光信号を電気信号に変換した後復調することにより得られる信号と、第2の光信号を電気信号に変換して得られる局部発振信号とを混合することにより、伝送信号を再生する。
特開2004−40242号公報
特許文献1の方式では、PFM信号の周波数が1GHz前後となるような広帯域の信号を伝送する場合、以下のように半導体レーザの過渡応答特性が問題となる。半導体レーザにおいては、駆動パルスが印加されたとき、駆動条件が同じであっても、光パルスの立ち上がり部分における発光遅れ時間、緩和振動などの過渡応答特性は、立ち上がり時点のキャリア密度、光子密度に左右される。広帯域信号の伝送のためには、駆動パルスのパルス幅を短くする必要があるため、光パルスの立ち上がり部分の過渡応答特性の劣化が無視できなくなる。
PFM信号は、信号強度レベルに応じて繰り返し周波数が変化する一定パルス幅のパルス列である。半導体レーザは一般に固定バイアスで駆動される。この場合、PFM信号のパルス列の繰り返し周波数の高い部分では、発光で減少したキャリア密度が回復する時間が短いためキャリア密度が低くなる。この結果、繰り返し周波数の高い部分では、繰り返し周波数の低い部分に比較して光パルスの発光遅れ時間が長く、パルス幅が短くなるため、受信側で再生される伝送信号に歪が発生する。
このように従来の光伝送システムにおいては、伝送信号をPFM変調された光信号に変換して伝送する場合に、広帯域信号を低歪で伝送することが難しいという問題点があった。
従って、本発明は広帯域信号を低歪でPFM変調された光信号として伝送可能な光送信装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に従う光送信装置は、伝送信号に対してパルス周波数変調(PFM)を行って前記伝送信号の強度に応じて繰り返し周波数が変化するPFM信号を出力する変調器と、前記PFM信号に対応した電流にバイアス電流を重畳した駆動電流を生成する駆動回路と、前記PFM信号の繰り返し周波数の増加に対して前記バイアス電流を増加させ、前記繰り返し周波数の減少に対して前記バイアス電流を減少させるように前記バイアス電流を制御するバイアス制御部と、前記駆動電流によって駆動され、前記伝送信号に対応した送信光信号を生成する半導体レーザと、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、PFM信号の繰り返し周波数によらず駆動電流の各駆動パルス直前のキャリア密度がほぼ一定となるように、半導体レーザのバイアス電流をPFM信号のパルス密度に応じて制御することにより、発光パルス毎の発光遅れ時間を一定にすることができるため、低歪で広帯域信号を光伝送することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1に示されるように、本発明の第1実施形態に従う光伝送システムは、光送信装置1、光受信装置2及びこれらを接続する光伝送路3を有する。
光送信装置1は、第1のバイアス回路101、PFM変調器102、駆動回路103、半導体レーザ104及びバイアス制御回路105を有する。一方、光受信装置2は光/電気変換器201及びPFM復調器202を有する。光伝送路3は、例えば、光ファイバであり、光送信装置1から出力される送信光信号を光受信装置2に向けて伝送する。
第1のバイアス回路101は、本光伝送システムによって伝送すべき伝送信号Vinに一定の直流電圧である固定バイアス信号Vb1を重畳する。以下、固定バイアス信号Vb1が重畳された伝送信号をバイアスされた伝送信号という。バイアスされた伝送信号Vin+Vb1は、PFM変調器102とバイアス制御回路105に入力される。尚、伝送信号Vinは例えば振幅Vinp-p、バイアス0の広帯域アナログ信号であるが、あらかじめバイアスされている伝送信号が光送信装置1に入力される場合、第1のバイアス回路101は不要となる。
PFM変調器102は、第1のバイアス回路101によってバイアスされた伝送信号Vin+Vb1にパルス周波数変調を施し、繰り返し周波数F=α・(Vin+Vb1)、中心周波数Fc、周波数遷移Fp-pのPFM信号を出力する。ここで、α=Fp-p/Vinp-pである。この場合、第1のバイアス回路101によって伝送信号Vinに重畳される固定バイアスVb1は、Vb1=Fc/αと表すことができる。このとき係数αが正であれば、伝送信号Vinのレベルが高いときにPFM信号のパルス密度は密となり(繰り返し周波数Fは高くなり)、Vinのレベルが低いときにPFM信号のパルス密度は疎となる(繰り返し周波数Fは低くなる)。一方、αが負であれば伝送信号VinのレベルとPFM信号のパルス密度(繰り返し周波数F)との関係は逆となる。
駆動回路103は、バイアス制御回路105からの制御バイアス信号とPFM変調器102からのPFM信号とを加算した信号を電流に変換し、半導体レーザ104へパルス状の駆動電流を供給する。すなわち、駆動回路103はPFM信号に対応した電流にバイアス制御回路105により制御されるバイアス電流を重畳した駆動電流を生成する。半導体レーザ104は、駆動回路103からの駆動電流によって駆動され、光送信信号を生成する。生成された光送信信号は、光伝送路3へ送出される。
バイアス制御回路105は、駆動回路103によって重畳されるバイアス電流をPFM変調器102によって生成されるPFM信号のパルス密度(繰り返し周波数)の増減に応じて変化するように制御する回路である。バイアス制御回路105は、この例では増幅器106、加算器107、乗算器108及び第2のバイアス回路109を有する。具体的には、バイアス制御回路105は伝送信号に比例する値を1から減算した値で伝送信号の値を除した値に比例する変動バイアス信号と予め定められた固定バイアス信号とを加算した制御バイアス信号を生成し、駆動回路103へ出力する。以下、制御バイアス信号の生成法について詳しく説明する。
半導体レーザのキャリア密度nおよび光子密度pは、半導体レーザの駆動電流をI、電子電荷をe、半導体レーザ活性領域の体積をV、キャリアの寿命をτ、光子の寿命をτp、利得をGとすると、次のレート方程式で表される。
Figure 0004714103
更に、半導体レーザの駆動電流(駆動パルス列ともいう)のある駆動パルス直後の半導体レーザのキャリア密度をn0、次の駆動パルス直前のキャリア密度をn1、駆動電流に重畳されているバイアス電流をIb、駆動パルス幅をtp、駆動パルスの周期をTとすると、近似的に以下の式が成り立つ。
Figure 0004714103
ここで、ある駆動パルス直後から次の駆動パルス直前までの期間では、パルス駆動期間に比べ光子密度が十分低いので光子の寄与を無視し、キャリア密度の変化は緩やかであると仮定している。数式(2)の第2項はバイアス電流Ibによるキャリアの変化を示し、第3項はキャリアの減衰を示している。また、第3項においてキャリア密度は(n0+n1)/2に近似されている。数式(2)をバイアス電流Ibについて解くと、次式が得られる。
Figure 0004714103
ここで、
Figure 0004714103
及び
Figure 0004714103
とおくと、数式(3)は次式のようになる。
Figure 0004714103
ところで、駆動パルス直後のキャリア密度n1を駆動パルスの密度によらずに一定に制御できれば、駆動パルス毎の発光遅れ時間も一定とすることができる。その場合、パルス駆動期間におけるキャリア変動がパルス毎に同一となるため、駆動パルス直前のキャリア密度n0も同一となる。また、V及びτはデバイス間のばらつきや温度変動の影響が無ければ一定であるから、キャリア密度n1及びn0を一定にできれば、式(4)のI0及び式(5)のI1は一定値となる。
パルス周期Tは1/Fであり、繰り返し周波数Fは前述したようにF=α(Vin+Vb1)であるから、数式(6)は以下のように変形される。
Figure 0004714103
ここで、バイアス制御回路105は、数式(7)の第1項に相当する固定バイアス電流と第2項に相当する変動バイアス電流とを加算したバイアス電流に対応するバイアス信号を生成する。駆動回路103は、バイアス制御回路105から供給されるバイアス信号とPFM変調器102からのPFM信号とを加算し、この加算後の信号(電圧)を電流に変換することによって、半導体レーザ104に供給する駆動電流(駆動パルス列)を生成する。これによって、パルス繰り返し周波数Fによらず駆動パルス直前のキャリア密度n1は一定となり、光パルス毎の発光遅れ時間を一定とすることが可能となる。
バイアス制御回路105について説明すると、増幅器106は、第1のバイアス回路101によってバイアスされた伝送信号Vin+Vb1に予め定められた利得(増幅率または減衰率)を乗じて乗算器108へ出力する。加算器107は、第1のバイアス回路101からのバイアスされた伝送信号Vin+Vb1と乗算器108からの出力信号とを加算し、乗算器108及び第2のバイアス回路109へ出力する。乗算器108は、増幅器106の出力信号と加算器107の出力信号とを乗算し、加算器107へ出力する。これら増幅器106、加算器107及び乗算器108は、数式(7)の第2項に相当する変動バイアス電流を生成するために用いられる。以下、この変動バイアス電流の生成過程について詳しく説明する。
加算器107の出力信号Yは、増幅器106の利得をAとすると次式で与えられる。
Figure 0004714103
数式(8)を加算器107の出力信号Yについて解くと、次式が求まる。
Figure 0004714103
ここで、増幅器106の利得A=tp・αとおくと、加算器107の出力信号Yは数式(7)の第2項に比例することが分かる。従って、この加算器107の出力信号Yを用いれば、数式(7)の第2項に相当する変動バイアス電流の成分を生成することが可能となる。すなわち、増幅器106、加算器107及び乗算器108では数式(7)に示されるように、第1のバイアス回路101によってバイアスされた伝送信号Vin+Vb1に比例する値A・(Vin+Vb1)を1から減算した値1−A・(Vin+Vb1)で(Vin+Vb1)を除した値あるいはこれに比例する変動バイアス信号Yを生成する。
第2のバイアス回路109は、加算器107の出力信号である変動バイアス信号Yと数式(7)の第1項に相当する固定バイアス信号を加算して数式(7)に比例する制御バイアス信号を生成し、駆動回路103へ出力する。駆動回路103は、バイアス制御回路105から出力される制御バイアス信号とPFM変調器102からのPFM信号を加算し、加算信号を電流に変換して半導体レーザ104へ駆動電流として供給する。すなわち、半導体レーザ104にはPFM信号に対応する電流とバイアス電流Ibとが合成された駆動電流が供給され、これによって半導体レーザ104からPFM光信号が出力される。
半導体レーザ104から出力されるPFM光信号は、光送信装置1から光伝送路3に送出され、光受信装置2へ送信される。光受信装置2では、光伝送路3を介して送信された光信号を光/電気変換器201によって電気信号に変換し、PFM復調器202によりPFM復調を行うことによって、伝送信号100に対応した再生信号200を生成する。PFM復調器202は、具体的には2値化回路とローパスフィルタ(LPF)を含み、光/電気変換器201からの出力信号を2値化した後、LPFを通すことによって復調された再生信号を出力する
次に、図2(a)及び(b)と図3(a)及び(b)を用いて本実施形態の効果について具体的に説明する。
図2(a)及び(b)は、駆動回路103によって半導体レーザ104を駆動した場合の半導体レーザ104から出力される光信号の波形(光出力波形という)及び光受信装置において生成される再生信号のスペクトルの計算例をそれぞれ示している。伝送信号Vinは70MHzの正弦波で、駆動パルス幅は500psとしている。図2(a)で実線は半導体レーザ104の光出力波形、点線は半導体レーザ104の駆動電流波形を示す。また、図2(a)の鎖線は、点線で示される駆動電流波形における数式(7)の第2項に相当する変動バイアス電流の成分を拡大して示したものである。
一方、図3(a)及び(b)は従来技術に従って固定バイアス信号によって半導体レーザを駆動した場合の半導体レーザの光出力波形及び再生信号のスペクトルの計算例を示している。バイアス以外の計算条件は、図2(a)及び(b)と同一である。
図3(a)及び(b)に示されるように、従来技術に基づく固定バイアス駆動によると、光パルスが疎の部分では発光遅れ時間及び緩和振動はともに小さく、ほぼ駆動電流波形に追随した出力波形が得られている。一方、光パルスが密の部分では発光遅れ時間が大きく、緩和振動による光スパイクが大きくなっている。また、この影響からスペクトルには大きな2次高調波(140MHz)、3次高調波(210MHz)が発生している。
これに対して、本実施形態に従って半導体レーザ104を駆動すると、図2(a)及び(b)に示されるように、パルス密度(PFM信号の繰り返し周波数)に拘わらず発光遅れ時間及び緩和振動はほぼ同一となっている。また、2次高調波及び3次高調波は図3(b)に示される従来の結果に比較して、それぞれ約11.5dB及び17dB改善している。
このように本実施形態によれば、光送信装置1において半導体レーザ104の駆動電流に含まれるバイアス電流をPFM信号の繰り返し周波数の増減に応じて増減させることにより、PFM信号の繰り返し周波数によらず光パルス毎の発光遅れ時間及び緩和振動をほぼ同一にすることができる。従って、光受信装置2において光送信装置1からの送信光信号を光/電気変換器201を通してPFM復調器202で復調する場合、広帯域信号を定歪で再生することが可能となる。
ところで、実装に当たって現実には回路特性や半導体レーザの特性は大きくばらつく。これらのばらつきに応じて増幅器106の利得や駆動回路103の電圧−電流変換係数を調整する手段を設ければ、回路特性や半導体レーザのばらつきの影響を受けないバイアス制御が実現できる。
また、温度変動による特性変動を抑圧するため、温度センサまたは温度により特性の変化する素子を用いてバイアス制御のパラメータを制御することにより、温度変動に対して安定なバイアス制御が可能となる。
なお、第1実施形態におけるバイアス制御回路105については、種々の変形が可能である。例えば、増幅器106は加算器107と乗算器108の間に配置されてもよいし、また増幅器106は複数に分割して配置されてもよい。バイアス制御回路105中の増幅器106、加算器107及び乗算器108は、数式(7)の第2項に比例する信号を生成しさえすればよいため、このように変形した構成によっても同様の結果が得られる。
(第2実施形態)
本実施形態は、本発明の第1実施形態におけるバイアス制御回路105を図4に示されるバイアス制御回路301に置き換えたものである。バイアス制御回路301以外の構成は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。バイアス制御回路301は、増幅器106、第2のバイアス回路109、乗算器302−1〜302−(n−1)及び加算器303−1〜303−(n−1)を有する。
増幅器106は、第1のバイアス回路101の出力信号Vin+Vb1に予め定められた利得を乗じて乗算器302−1〜302−(n−1)へ出力する。第2のバイアス回路109は、加算器303−1の変動バイアス信号に固定バイアス信号を重畳して駆動回路103へ出力する。
乗算器302−1は、第1のバイアス回路101の出力信号Vin+Vb1と増幅器106の出力信号とを乗算して乗算器302−2及び加算器303−2へ出力する。乗算器302−m(mは2〜n−2の整数)は、増幅器106の出力信号と乗算器302−(m−1)の出力信号とを乗算して乗算器302−(m+1)及び加算器303−(m+1)へ出力する。乗算器302−(n−1)は、増幅器106の出力信号と乗算器302−(n−2)の出力信号とを乗算して加算器303−(n−1)へ出力する。
加算器303−1は、第1のバイアス回路101の出力信号Vin+Vb1と加算器303−2の出力信号とを加算して第2のバイアス回路109へ出力する。加算器303−m(mは2〜n−2の整数)は、乗算器302−(m−1)の出力信号と加算器303−(m+1)の出力信号とを加算して加算器303−(m−1)へ出力する。加算器303−(n−1)は、乗算器302−(n−2)の出力信号と乗算器302−(n−1)の出力信号とを加算して加算器303−(n−2)へ出力する。
増幅器106、乗算器302−1〜302−(n−1)及び加算器303−1〜303−(n−1)は、以下に詳しく説明するような変動バイアス信号を生成する。まず、数式(9)をテーラ展開すると次式が求まる。
Figure 0004714103
ここで、加算器303−1の出力信号をY、増幅器106の利得をAとすると、増幅器106及び加算器303−1の入力は第1のバイアス回路101においてバイアスされた伝送信号Vin+Vb1であるので、乗算器302−m(mは1〜(n−1)の整数)から、それぞれAm・(Vin+Vb1)m+1で表される信号が出力される。乗算器302−mからのn−1個の信号は、加算器303−1〜303−(n−1)によってそれぞれ加算され、加算器303−1の出力信号Yは以下のような値になる。
Figure 0004714103
このように加算器303−1の出力信号Yは、数式(9)をテーラ展開した数式(10)の第n項までの近似を表す変動バイアス信号となる。
次に、バイアス制御回路301の動作を説明する。バイアス制御回路301において、第1のバイアス回路101からのバイアスされた伝送信号Vin+Vb1は増幅器106、乗算器302−1及び加算器303−1に入力される。Vin+Vb1は増幅器106において予め定められた利得Aが乗じられて信号A・(Vin+Vb1)となり、乗算器302−1〜302−(n−1)に入力される。
信号A・(Vin+Vb1)は、乗算器302−1、乗算器302−m(mは2からn−2までの整数)及び乗算器302−(n−1)に入力される。
乗算器302−1では、信号A・(Vin+Vb1)と前述のバイアスされた伝送信号Vin+Vb1とが乗算されて信号A・(Vin+Vb1)2となり、加算器303−2及び乗算器302−2に入力される。乗算器302−mでは、信号A・(Vin+Vb1)はそれぞれ乗算器302−(m−1)の出力信号と乗算されて信号Am・(Vin+Vb1)m+1となり、加算器303−(m+1)に入力される。乗算器302−(n−1)では、信号A・(Vin+Vb1)は乗算器302−(n−2)の出力信号と乗算されて信号An-1・(Vin+Vb1)nとなり、加算器303−(n−1)に入力される。
加算器303−(n−1)においては、乗算器302−(n−1)及び乗算器302−(n−2)の出力信号が加算されて信号An-1・(Vin+Vb1)n+An-2・(Vin+Vb1)n-1となり、加算器303−(n−2)に入力される。加算器303−m(mは2からn−2までの整数)においては、加算器303−(m+1)の出力信号がそれぞれ乗算器302−(m−1)の出力信号と加算され、
Figure 0004714103
なる信号として、加算器303−(m−1)へ出力される。加算器303−1においては、加算器303−2の出力信号がバイアスされた伝送信号Vin+Vb1と加算され、
Figure 0004714103
なる変動バイアス信号として、第2のバイアス回路109へ出力される。この加算器303−1からの変動バイアス信号は、第2のバイアス回路109において固定バイアス信号を付加され、制御バイアス信号として駆動回路103へ出力される。
次に、本実施形態の効果について説明する。説明を簡単にするため、nを2として図2(b)と同様に半導体レーザ104を駆動した場合の再生信号のスペクトルを計算したところ、2次高調波の改善は図3(b)に示される従来の結果に比較して、約7.4dBとなった。この結果は、前述した第1の実施形態の実施の効果に比べて劣るものの、nが2程度であっても半導体レーザの発光遅れ時間変動による歪の抑圧が可能であることがわかる。また、nを増やすことで更なる改善が可能であると予想される。さらに、本実施形態におけるバイアス制御回路105は、第1の実施形態のようなフィードバック回路を含まないため、回路の高速化に適している。
(第3実施形態)
本実施形態は、本発明の第1実施形態におけるバイアス制御回路105を図5に示されるバイアス制御回路401に置き換えたものである。バイアス制御回路401以外の構成は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。本実施形態のバイアス制御回路401は、アナログ−デジタル変換器(ADC)402、デジタル処理部403及びデジタル−アナログ変換器(DAC)404を有する。
ADC402は、第1のバイアス回路101によってバイアスされた伝送信号Vin+Vb1をアナログ−デジタル変換して、デジタル信号としてデジタル処理部403へ出力する。デジタル処理部403は、例えばデジタル回路、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、あるいはマイクロプロセッサなどである。デジタル処理部403は、ADC402の出力信号を受けて数式(9)または数式(11)で表される処理をデジタル的に行う。すなわち、デジタル処理部403は第1の実施形態で説明したバイアス制御回路105または第2の実施形態で説明したバイアス制御回路301で生成される制御バイアス信号と等価なデジタルの制御バイアス信号を生成するためのデジタル処理を行い、この制御バイアス信号をDAC404へ出力する。DAC404は、デジタル処理部403からのデジタルの制御バイアス信号をデジタル−アナログ変換して駆動回路103へ出力する。
本実施形態によると、光送信装置1を集積化する場合にバイアス制御回路401の構成要素であるADC402、デジタル処理部403及びDAC404をワンチップ化することができるため、光送信装置1の小型化及び低コスト化が可能となる。また、デジタル処理部403は、デジタル処理によって制御バイアス信号を生成するため、外部からバイアス制御回路401のパラメータを変更することが容易である。従って、半導体レーザ特性や回路ばらつきへの対応が容易となる。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
第1実施形態に従う光伝送システムを示すブロック図。 第1実施形態に従う光出力波形及び受信再生信号スペクトルを示すグラフ図。 従来技術に従う光出力波形及び受信再生信号スペクトルを示すグラフ図。 第2実施形態に従う光送信装置におけるバイアス制御回路を示すブロック図。 第3実施形態に従う光送信装置におけるバイアス制御回路を示すブロック図。
符号の説明
1…光送信装置
2…光受信装置
3…光伝送路
101…第1のバイアス回路
102…PFM変調器
103…駆動回路
104…半導体レーザ
105…バイアス制御回路
106…増幅器
107…加算器
108…乗算器
109…第2のバイアス回路
201…光/電気変換器
202…PFM復調器
301…バイアス制御回路
302−1〜302−(n−1)…乗算器
303−1〜303−(n−1)…加算器
401…バイアス制御回路
402…アナログ-デジタル変換器(ADC)
403…デジタル処理部
404…デジタル-アナログ変換器(DAC)

Claims (6)

  1. 伝送信号に対してパルス周波数変調(PFM)を行って前記伝送信号の強度に応じて繰り返し周波数が変化するPFM信号を出力する変調器と;
    前記PFM信号に対応した電流にバイアス電流を重畳した駆動電流を生成する駆動回路と;
    前記PFM信号の繰り返し周波数の増加に対して前記バイアス電流を増加させ、前記繰り返し周波数の減少に対して前記バイアス電流を減少させるように前記バイアス電流を制御するバイアス制御部と;
    前記駆動電流によって駆動され、前記伝送信号に対応した送信光信号を生成する半導体レーザと;を具備し、
    前記バイアス制御部は、前記伝送信号に比例する値を1から減算した値で前記伝送信号の値を除した値に比例する変動バイアス信号と予め定められた固定バイアス信号とを加算した制御バイアス信号を生成するように構成され、
    前記駆動回路は、前記PFM信号と前記制御バイアス信号との加算信号を電圧-電流変換して前記駆動電流を生成するように構成されることを特徴とする光送信装置。
  2. 前記バイアス制御部は、
    前記伝送信号に予め定められた利得を乗じる増幅器と、
    前記増幅器の出力信号と前記変動バイアス信号とを乗算する乗算器と、
    前記伝送信号と前記乗算器の出力信号とを加算して前記変動バイアス信号を生成する加算器と、
    前記変動バイアス信号に前記固定バイアス信号を加算して前記制御バイアス信号を生成するバイアス回路とを含むことを特徴とする請求項1記載の光送信装置。
  3. 伝送信号に対してパルス周波数変調(PFM)を行って前記伝送信号の強度に応じて繰り返し周波数が変化するPFM信号を出力する変調器と;
    前記PFM信号に対応した電流にバイアス電流を重畳した駆動電流を生成する駆動回路と;
    前記PFM信号の繰り返し周波数の増加に対して前記バイアス電流を増加させ、前記繰り返し周波数の減少に対して前記バイアス電流を減少させるように前記バイアス電流を制御するバイアス制御部と;
    前記駆動電流によって駆動され、前記伝送信号に対応した送信光信号を生成する半導体レーザと;を具備し、
    前記バイアス制御部は、
    前記伝送信号をアナログ−デジタル変換して第1デジタル信号を得るアナログ−デジタル変換器と、
    前記第1デジタル信号に比例する値を1から減算した値で前記第1デジタル信号の値を除した値に比例する変動バイアス信号と予め定められた固定バイアス信号とを加算した制御バイアス信号に対応する第2デジタル信号を生成するためのデジタル処理を行うデジタル処理部と、
    前記第2デジタル信号をデジタル−アナログ信号変換して前記制御バイアス信号を得るデジタル−アナログ変換器とを含み、
    前記駆動回路は、前記PFM信号と前記制御バイアス信号との加算信号を電圧-電流変換して前記駆動電流を生成するように構成されることを特徴とする光送信装置。
  4. 伝送信号に対してパルス周波数変調(PFM)を行って前記伝送信号の強度に応じて繰り返し周波数が変化するPFM信号を出力する変調器と;
    前記PFM信号に対応した電流にバイアス電流を重畳した駆動電流を生成する駆動回路と;
    前記PFM信号の繰り返し周波数の増加に対して前記バイアス電流を増加させ、前記繰り返し周波数の減少に対して前記バイアス電流を減少させるように前記バイアス電流を制御するバイアス制御部と;
    前記駆動電流によって駆動され、前記伝送信号に対応した送信光信号を生成する半導体レーザと;を具備し、
    前記バイアス制御部は、前記伝送信号に比例する値の1から任意の自然数までのべき乗の総和に比例する変動バイアス信号と予め定められた固定バイアス信号とを加算することにより制御バイアス信号を生成するように構成され、
    前記駆動回路は、前記PFM信号と前記制御バイアス信号との加算信号を電圧-電流変換して前記駆動電流を生成するように構成されることを特徴とする光送信装置。
  5. 前記バイアス制御部は、前記伝送信号に予め定められた利得を乗じる増幅器と、
    前記伝送信号と前記増幅器の出力信号とを乗算する乗算器と、
    前記伝送信号と前記乗算器の出力信号とを加算して前記変動バイアス信号を出力する加算器とを含むことを特徴とする請求項4記載の光送信装置。
  6. 伝送信号に対してパルス周波数変調(PFM)を行って前記伝送信号の強度に応じて繰り返し周波数が変化するPFM信号を出力する変調器と;
    前記PFM信号に対応した電流にバイアス電流を重畳した駆動電流を生成する駆動回路と;
    前記PFM信号の繰り返し周波数の増加に対して前記バイアス電流を増加させ、前記繰り返し周波数の減少に対して前記バイアス電流を減少させるように前記バイアス電流を制御するバイアス制御部と;
    前記駆動電流によって駆動され、前記伝送信号に対応した送信光信号を生成する半導体レーザと;を具備し、
    前記バイアス制御部は、
    前記伝送信号をアナログ−デジタル変換して第1デジタル信号を得るアナログ−デジタル変換器と、
    前記第1デジタル信号に比例する値の1から任意の自然数までのべき乗の総和に比例する変動バイアス信号と予め定められた固定バイアス信号とを加算した制御バイアス信号に対応する第2デジタル信号を生成するためのデジタル処理を行うデジタル処理部と、
    前記第2デジタル信号をデジタル−アナログ信号変換して前記制御バイアス信号を得るデジタル−アナログ変換器とを含み、
    前記駆動回路は、前記PFM信号と前記制御バイアス信号との加算信号を電圧-電流変換して前記駆動電流を生成するように構成されることを特徴とする光送信装置。
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