JP4713195B2 - 連続鋳造用鋳型 - Google Patents

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本発明は、溶鋼を鋳造するための連続鋳造用鋳型に関する。
従来、連続鋳造設備に使用される連続鋳造用鋳型(以下、単に鋳型ともいう)は、一対の幅狭冷却部材である短辺部材(短片部材ともいう)と、この短辺部材を挟み込むように配置される一対の幅広冷却部材である長辺部材(長片部材ともいう)とを備え、この向かい合う長辺部材の両端部にそれぞれボルトを取付け、ばねを介してナットで短辺部材を固定した構造となっている。
長辺部材は、図7(A)、(B)に示すように、裏面に上下方向に多数の導水溝80が設けられた銅板(冷却板の一例)81と、銅板81の裏面側にボルトによって固定されたバックプレート(冷却箱ともいう)82とを有している。このバックプレート82の銅板81に接触する側の上端部及び下端部には、それぞれ排水部83及び給水部84が設けられ、給水部84から流入した冷却水を導水溝80を介して排水部83へ流すことで、銅板81の冷却を行っている。また、銅板81とバックプレート82の間には、導水溝80、排水部83、及び給水部84を囲むようにOリング85が配置されているので、長辺部材からの水漏れを防止できる。なお、短辺部材も、その幅が異なること以外は、長辺部材と略同様の構成となっており、長辺部材及び短辺部材の各銅板で鋳型本体が構成されている(例えば、特許文献1参照)。
図8(A)に示すように、このような構成の鋳型86に溶湯を供給し、鋳型86内で凝固して形成される鋳片87を連続的に引き抜きながら、複数の冷却水用スプレー89から噴出させる冷却水により冷却している。
特開2003−136204号公報
しかしながら、前記した連続鋳造用鋳型86を使用して連続鋳造を行った場合、図8(B)に示すように、銅板81の表面(鋳造面)側下端部に腐食(図中斜線部)が発生していた。
従来使用してきた連続鋳造用鋳型86の冷却構造は、図7(A)、(B)に示すように、多数の導水溝80が銅板81の下端部位置まで形成されていないため、その部分の温度上昇が生じ易い。このため、図8(C)に示すように、銅板81の下端部位置の温度上昇に伴って銅板81下端部が他の部分よりも鋳片87側へ大きく膨出変形し、銅板81表面と鋳片87(凝固シェル)表面との間に隙間(空間)90が発生する。また、鋳型86から引き抜かれた鋳片87は、冷却水用スプレー89から噴出される冷却水によって冷却されるため、発生した蒸気がこの隙間90に溜まる。このことから、隙間90に溜まった蒸気が、隙間90部分で滞留し易くなるため、銅板81下端部の腐食原因になっているものと解される。
このように、銅板81に腐食が発生することで、例えば、鋳片品質及びモールド寿命を大きく低下させる恐れがあった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、冷却板下端部の腐食発生を抑制、更には防止して、品質が良好な鋳片を製造でき、しかも従来より長い期間安定した品質を維持可能な連続鋳造用鋳型を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係る連続鋳造用鋳型は、裏面に多数の導水溝が設けられた冷却板と、該導水溝を囲むOリングが配置された溝を備え前記冷却板の裏面側に取付け手段によって固定された支持部材とを有し、該支持部材に設けられた給水部及び排水部を介して前記各導水溝に冷却水を流すことで、前記冷却板の冷却を行う連続鋳造用鋳型において、
前記冷却板には、前記導水溝の下端の更に下側に冷却部が設けられ、しかも、前記冷却部は、前記給水部と前記各導水溝の下端部に、連通部を介してそれぞれ接続される冷却水流路を備え、更に前記連通部には、該連通部を深さ方向に2段に分割する仕切り部材が配置され、前記給水部から流入した冷却水を、前記仕切り部材に沿って前記冷却水流路へ導いた後上昇させて前記導水溝へ流す
請求項1、2記載の連続鋳造用鋳型は、導水溝の下端の更に下側に冷却部を設けているので、冷却板下端部の温度上昇を抑制でき、その変形量を従来よりも小さくできる。これにより、冷却板の下端部が他の部分よりも鋳片側へ突出することを抑制、更には防止できるので、冷却板表面と鋳片表面との間に発生する隙間での蒸気の滞留を防止でき、冷却板下端部の腐食も抑制できる。
そして、冷却部を給水部と各導水溝に連通する冷却水流路で構成しているので、簡単な構成で冷却板下端部の冷却ができる。
更に、各冷却水流路と導水溝及び給水部とを接続する連通部に仕切り部材が配置されているので、例えば、冷却水を冷却水流路内で滞留させることなく、冷却水流路に連続的に流すことができ、冷却板下端部の冷却効率を高めることができる。
請求項記載の連続鋳造用鋳型は、冷却部の下端位置を規定しているので、冷却板下端部を的確に冷却できる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1(A)は本発明の第1の実施の形態に係る連続鋳造用鋳型の長辺部材の背面図、(B)は図1(A)のa−a矢視断面図、図2(A)は同長辺部材の下端部の部分拡大図、(B)は図2(A)のb−b矢視断面図、図3(A)は同長辺部材の表面温度解析結果の説明図、(B)は同長辺部材の変位量解析結果の説明図、図4(A)は本発明の第2の実施の形態に係る連続鋳造用鋳型の長辺部材の背面図、(B)は図4(A)のc−c矢視断面図、図5(A)は同長辺部材の下端部の部分拡大図、(B)は図5(A)のd−d矢視断面図、図6(A)は同長辺部材の表面温度解析結果の説明図、(B)は同長辺部材の変位量解析結果の説明図である。
図1(A)、(B)に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る連続鋳造用鋳型(以下、単に鋳型ともいう)は、前記したように、一対の幅狭冷却部材である短辺部材(短片部材ともいう)と、一対の幅広冷却部材である長辺部材(長片部材ともいう)10とを組合せることで製造されるものであり、長辺部材10は、熱伝導性が良好な金属の一例である銅又は銅合金からなり、裏面に多数の導水溝11(ここでは11本)が上下方向に設けられた銅板(冷却板の一例)12と、銅板12の裏面側に取付け手段13によって固定された支持部材の一例であるバックプレート14(冷却箱、水箱とも言う)とを有し、バックプレート14の銅板12の接する側の下部及び上部に設けられた給水部15及び排水部16を介して導水溝11に冷却水(例えば、工業用水)を流すことで銅板12の冷却を行うものである。なお、連続鋳造鋳型の短辺部材も、上記した長辺部材10と略同様の構成であり、長辺部材10の銅板12と短辺部材の銅板(冷却板の一例)とで鋳型本体が構成されている。このように、短辺部材は長辺部材10と幅が異なるのみであるため、その説明を省略し、以下、長辺部材10についてのみ詳しく説明する。
図1(A)、(B)、図2(A)、(B)に示すように、銅板12(例えば、厚み10mm以上100mm以下程度)は、銅板12に形成されている雌ねじ部と、雌ねじ部に螺合してバックプレート14を締着する雄ねじとからなる取付け手段13(ここでは21箇所)により、例えばステンレスからなるバックプレート14(例えば、厚み50mm以上500mm以下程度)に固定されている。なお、バックプレート14の給水部15、排水部16、及び銅板12の導水溝11を囲むバックプレート14の周辺部には溝が形成され、ここにOリング18を配置している。これにより、銅板12とバックプレート14との密着性を向上させ、導水溝11からの冷却水の漏れを防止している。
また、雄ねじを取付けるため、バックプレート14に形成された孔(図示しない)には、防水可能なシール座金が予め配置されており、雄ねじを取付けた部分からの冷却水の漏れを防止している。
これにより、バックプレート14の下側の給水部15に設けられた給水口(図示しない)から各導水溝11に均一に冷却水を供給し、しかも銅板12の下側から上側にかけて流れた冷却水を、バックプレート14の上側の排水部16に設けられた排水口17から排出して、銅板12の冷却を行っている。
図1(B)、図2に示すように、各導水溝11の深さD1は、例えば、銅板12の厚みの1/3以上2/3以下程度である。また、導水溝11は、直線状となっており、所定ピッチ(例えば、10mm以上40mm以下程度)で設けられている。
この導水溝11の下端位置より更に下側、即ち下端部に位置するOリング18の下側(Oリング18の下方も含む)には、冷却部19が設けられている。なお、冷却部19は、給水部15と各導水溝11の下端部に、連通部20を介してそれぞれ接続される冷却水流路21で構成され、その下端位置D2は、銅板12の下端位置から上方へ20mm以下の範囲内(好ましくは銅板12の下端位置を基準として上方へ、3mm以上15mm以下の範囲内、更に好ましくは3mm以上10mm以下の範囲内)にある。
各冷却水流路21は、Oリング18の下側から下方へ向けて設けられており、各冷却水流路21と導水溝11とを接続する連通溝22と共に、銅板12の下端から導水溝11まで銅板12を穿孔し、その下端部に蓋(栓ともいう)23を取付けることで形成されている。この冷却水流路21の形状は、略断面円形となっており、その最大内幅は導水溝11と同等以上2倍以下程度で、その深さ方向底位置は導水溝11と略同等(ここでは導水溝11より僅かに深い)である。
また、冷却水の給水部15の位置に相当する銅板12の部分は、例えば、導水溝11の深さの1/2以上3/4以下程度で、導水溝11より浅い位置(例えば、連通溝22を断面半円状にする程度)まで彫り込まれている。このため、連通溝22の下端部、即ち、冷却水の給水部15の位置より下側は、その形状が冷却水流路21と同様である。
なお、彫り込まれた部分は、給水部15と冷却水流路21とを連通する冷却水流入部24になり、この冷却水流入部24と前記した連通溝22とで、連通部20が構成されている。
冷却水流入部24の深さ方向底位置には、冷却水調整板(仕切り部材の一例)25が配置され、銅板12の彫り込みによって生じた段差部分に、ねじ26によって固定されている。
この冷却水調整板25は、例えば、耐食性のあるステンレス、銅、又は銅合金で構成され、図2に示すように、その下端部に複数(ここでは3つ)の爪部27を有しており、この爪部27の先部が連通溝22の下端部内部に配置されている。また、冷却水調整板25は、略垂直状態で配置され、その上部が給水部15の上端部位置へ向かって屈曲し、しかもその下端位置がOリング18の上端位置に配置されている。
なお、冷却水調整板としては、1つの爪部を有するものを使用することも可能である。
このように、連通部20には、連通部20を深さ方向に2段に分割する冷却水調整板25が配置されているので、給水部15から冷却水流入部24へ流入した冷却水を、直接導水溝11へ流すことなく、冷却水調整板25の一面側に沿ってOリング18の下側へ下降させて冷却水流路21へ導いた後、反転させて冷却水調整板25の他面側に沿って上昇させ導水溝11へ流すことができる。
なお、冷却水流路での冷却水の滞留を抑制、更には防止するため、冷却水調整板の下端位置を、Oリングと同等位置、更にはOリングの下側位置(冷却水流路の位置)まで延長させることも可能である。また、冷却水調整板のねじ26で固定される部分の下端位置は、給水部の高さ方向中間位置に相当する位置としているが、冷却水調整板の爪部の剛性を高めるため、給水部の下端位置に相当する位置まで延長することも可能である。
続いて、この連続鋳造用鋳型の長辺部材10を使用して、銅板12の表面温度及び変位(膨張)量を数値解析した結果について説明する。なお、数値解析に際しては、比較する従来品として図7に示す構成の銅板81を使用した。また、冷却水の設定流速は、冷却水流路21を4m/秒、導水溝11を8.5m/秒にしてある。
従来品の銅板81の表面温度は、図3(A)に示すように、銅板81の下端位置から100mm、即ちモールドTOPからの距離が800mmの位置から下端へかけて急激に上昇(430℃程度)している。これは、Oリング85の下側位置の銅板81の冷却が、適切に行われていないことに起因する。
一方、本実施の形態の銅板12の表面温度は、銅板12に冷却水流路21を設けることで、銅板12の冷却が適切に行われているため、銅板12下端部での温度上昇がなく、銅板12の下端へかけてなめらかに温度を低下させている。
このため、図3(B)に示すように、従来品の場合、銅板81下端部での鋳片方向の変位量が急激に増加し、銅板81下端部が膨張しているのに対して、本実施の形態の場合、そのような膨張が確認されない。
以上のことから、従来のような、銅板表面と鋳片表面との間の隙間(空間)の発生を抑制、更には防止できるので、銅板下端部の腐食発生を抑制できる。従って、品質が良好な鋳片を製造でき、しかも従来より長い期間安定した品質を維持可能な連続鋳造用鋳型を提供できる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る連続鋳造用鋳型(以下、単に鋳型ともいう)について説明するが、前記した本発明の第1の実施の形態に係る連続鋳造用鋳型とは、長辺部材30の銅板(冷却板の一例)31に設ける冷却水通路(冷却部の一例)32の構成が異なること以外は、略同様の構成であるため、同一部材には同一番号を付す。
図4(A)、(B)、図5(A)、(B)に示すように、銅板31の裏面には、導水溝11と略同様の構成の導水溝33が、複数上下方向に形成されている。
この導水溝11の下端位置より更に下側、即ち下端部に位置するOリング18の下側(Oリング18の下方も含む)には、銅板31の幅方向に渡って冷却水通路32が設けられている。なお、冷却水通路32の下端位置D3は、銅板31の下端位置から上方へ20mm以下の範囲内(好ましくは銅板31の下端位置を基準として上方へ、3mm以上15mm以下の範囲内、更に好ましくは3mm以上10mm以下の範囲内)にある。
冷却水通路32は、銅板31を一端部(図4(A)、図5(A)において右側)から水平方向にへかけて穿穴した後、一端部に蓋34を取付けることで、銅板31に設けられている。なお、冷却水通路32の形状は、略断面円形であり、その内径は例えば導水溝33の内幅の2倍以上5倍以下程度である。なお、冷却水通路の形状を断面矩形(正方形又は長方形)にすることも可能である。
冷却水通路32の長手方向中央位置には、導水溝33を介して給水部15に連通する冷却水供給路35が設けられているので、冷却水通路32への冷却水の供給を容易にしている。なお、冷却水供給路35は、銅板31の下端部から上側へ向かって導水溝33まで穿孔し、下端部に蓋36を取付けることで形成している。また、冷却水通路の形状を断面角形とする場合は、銅板裏面より角形のスリット加工を施し、冷却水通路に相当する部分以外の部分を埋め栓で蓋をして、冷却水通路を形成することができる。
また、冷却水通路32の一方側、即ち銅板31の幅方向端部に配置される取付け手段13の右側には、冷却水排出路37が設けられている。この冷却水排出路37の上端部は、銅板31の裏面側へ向かって貫通して排出口38を形成しており、この排出口38が排水部16に連通する構成となっている。なお、冷却水通路32の他方側も、同様の構成となっている。
この冷却水排出路37は、銅板31の下端部から上側へ向かって穿孔し、その下端部に蓋39を取付けることで形成している。
このように、銅板が幅広であれば、冷却水供給路を銅板の幅方向中心付近に、冷却水排出路を銅板の幅方向両側端部(例えば、銅板の幅方向の中心線に対して対称)にそれぞれ設けるが、銅板が幅広でなければ、冷却水供給路と冷却水排出路を銅板の幅方向両端部にそれぞれ設けることもできる。
続いて、この連続鋳造用鋳型の長辺部材30を使用して、銅板31の表面温度及び変位(膨張)量を数値解析した結果について説明する。なお、数値解析に際しては、比較する従来品として図7に示す構成の銅板81を使用した。また、冷却水の設定流速は、冷却水通路32を5m/秒、導水溝33を8.5m/秒にしてある。
従来品の銅板81の表面温度は、図6(A)に示すように、銅板81の下端位置から100mm、即ちモールドTOPからの距離が800mmの位置から下端へかけて急激に上昇(430℃程度)している。これは、Oリング85の下側位置の銅板81の冷却が、適切に行われていないことに起因する。
一方、本実施の形態の銅板31の表面温度は、銅板31に冷却水通路32を設けることで、銅板31の冷却を適切に行っているため、従来品と比較して銅板31の下端の温度上昇を大幅に抑制できている。
このため、図6(B)に示すように、従来品の場合、銅板81の下端部での鋳片方向の変位量が急激に増加し、銅板81下端部が膨張しているのに対して、本実施の形態の場合、その膨張量を大幅に抑制できている。
以上のことから、銅板表面と鋳片表面との間の隙間の発生を抑制、更には防止できるので、銅板下端部の腐食発生を抑制できる。従って、品質が良好な鋳片を製造でき、しかも従来より長い期間安定した品質を維持可能な連続鋳造用鋳型を提供できる。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組合せて本発明の連続鋳造用鋳型を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
また、前記実施の形態においては、長辺部材及び短辺部材の銅板下端部にそれぞれ冷却部を設けた場合について説明したが、必要に応じて、長辺部材及び短辺部材のいずれか一方の銅板下端部に冷却部を設けることも可能である。
(A)は本発明の第1の実施の形態に係る連続鋳造用鋳型の長辺部材の背面図、(B)は図1(A)のa−a矢視断面図である。 (A)は同長辺部材の下端部の部分拡大図、(B)は図2(A)のb−b矢視断面図である。 (A)は同長辺部材の表面温度解析結果の説明図、(B)は同長辺部材の変位量解析結果の説明図である。 (A)は本発明の第2の実施の形態に係る連続鋳造用鋳型の長辺部材の背面図、(B)は図4(A)のc−c矢視断面図である。 (A)は同長辺部材の下端部の部分拡大図、(B)は図5(A)のd−d矢視断面図である。 (A)は同長辺部材の表面温度解析結果の説明図、(B)は同長辺部材の変位量解析結果の説明図である。 (A)は従来例に係る連続鋳造用鋳型の長辺部材の背面図、(B)は図7(A)のe−e矢視断面図である。 (A)は連続鋳造方法の説明図、(B)は鋳片製造後の連続鋳造用鋳型の銅板表面の説明図、(C)は連続鋳造の際の連続鋳造用鋳型の銅板の形状変化を示す説明図である。
10:長辺部材、11:導水溝、12:銅板(冷却板)、13:取付け手段、14:バックプレート(支持部材)、15:給水部、16:排水部、17:排水口、18:Oリング、19:冷却部、20:連通部、21:冷却水流路、22:連通溝、23:蓋、24:冷却水流入部、25:冷却水調整板(仕切り部材)、26:ねじ、27:爪部、30:長辺部材、31:銅板(冷却板)、32:冷却水通路(冷却部)、33:導水溝、34:蓋、35:冷却水供給路、36:蓋、37:冷却水排出路、38:排出口、39:蓋

Claims (2)

  1. 裏面に多数の導水溝が設けられた冷却板と、該導水溝を囲むOリングが配置された溝を備え前記冷却板の裏面側に取付け手段によって固定された支持部材とを有し、該支持部材に設けられた給水部及び排水部を介して前記各導水溝に冷却水を流すことで、前記冷却板の冷却を行う連続鋳造用鋳型において、
    前記冷却板には、前記導水溝の下端の更に下側に冷却部が設けられ、しかも、前記冷却部は、前記給水部と前記各導水溝の下端部に、連通部を介してそれぞれ接続される冷却水流路を備え、更に前記連通部には、該連通部を深さ方向に2段に分割する仕切り部材が配置され、前記給水部から流入した冷却水を、前記仕切り部材に沿って前記冷却水流路へ導いた後上昇させて前記導水溝へ流すことを特徴とする連続鋳造用鋳型。
  2. 請求項記載の連続鋳造用鋳型において、前記冷却部の下端位置は、前記冷却板の下端位置を基準として上方へ3mm以上15mm以下の範囲内にあることを特徴とする連続鋳造用鋳型。
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