JP4712036B2 - 自動車用座席 - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1の前提部分に記載の自動車用座席に関する。
そのような自動車用座席は、座席フレームと、前記座席フレームに取り付けられ、実質的に直立した使用時の位置(この位置において、車両の乗員の背中を支えるべく調節される)から前記座席フレームの座面の方向に倒すことができる背もたれと、長手方向における着座位置を調節するため、前記座席フレームを長手のレール方向に移動させることができる長手レールガイドと、長手のレール方向に延びかつ長手のレール方向に複数の係止点を並べて配置して備えている係止レールが組み合わせられており、あらかじめ設定された長手方向の着座位置に前記長手レールガイドを係止するため、前記長手レールガイドを係止するために上記係止点に係合できる少なくとも1つの係止部材を可動に取り付けて備えている固定装置と、前記固定装置と前記背もたれとの間に位置し、前記座席フレームと一緒に長手のレール方向に可動であり、前記背もたれが座面へと倒されるときに前記固定装置を解放する連結機構と、長手のレール方向に動きが生じるときに、メモリ位置として定められる所定の長手方向の着座位置に前記座席フレームを自動的に停止させるメモリ・ユニットと、メモリ位置を長手のレール方向に調節できるメモリ・ユニット調節手段(例えば、スライド部材の形態である)と、設定されたメモリ位置を固定するためのメモリ・ユニット係止装置とを有している。
このような座席は、背もたれを倒すことによって自動車の後部への乗員の搭乗または物体の送入を容易にするため、特にはツードアの自動車の前部座席として使用される。この点に関し、搭乗を容易にするためのさらなる手段が、背もたれを倒した後に固定装置を解除することによって前方へと移動可能である座席によって達成される。
長手レールガイドが、座席フレームを移動させるように機能し、車両に固定されて配置される案内レール(下部レール)と、座席フレームを載せる座席側の案内レール(座席レール)とを有している。2つの案内レールは、座席フレームを長手のレール方向に移動させるため、すなわち長手方向の着座位置を再調節するために、座席側の案内レール(座席レール)が車体に固定に配置された案内レール(下部レール)上で長手レールガイドの延伸の方向(長手のレール方向)に移動できるよう、互いに係合している。
支持座席構造のうちで長手のレール方向に可動であるすべての構成部品は、この場合には、それぞれ座席フレームであることを意味し、すなわち、特には例えば座席側の案内レール(上側レール)など、長手方向の着座位置を長手のレール方向に調節するときに移動する長手レールガイドの構成部品も、座席フレームであることを意味する。
長手レールガイドの係止レールは、長手レールガイドを特定の長手方向の着座位置に係止すべく少なくとも1つの係止部材が係合できる複数の係止点を、長手のレール方向に並べて配置して有しているが、通常は長手レールガイドのうちの車体に固定されて配置される案内レールに、1つの構造ユニットとなるように組み合わせられている。詳しくは、係止レールの係止点を車体に固定されて配置される案内レールそのものに直接形成することによって、係止レールを、車体に固定されて配置される案内レールへと、一部品に一体化させることができる。
上述の形式の自動車用座席が、国際公開第WO 00/5002 A1号パンフレットによって知られており、第1に、自動車の後部への乗員の搭乗を容易にするために、背もたれを座面の方向に倒した後に座席フレーム、したがって車両の座席全体を、前方へと移動させることができる能力(イージー・エントリー機能)を提供している。第2に、その後に座席を、当初の長手方向の着座位置がメモリ位置として保存されている(この目的で設けられるメモリ・ユニットによって)場合に、きわめて容易に当初の長手方向の着座位置へと再び移動させることが可能である。この場合、メモリ・ユニットに組み合わせられたストッパが座席フレームに組み合わせられた対向ストッパと協働し、座席フレームが、押し戻されたときにメモリ位置において自動的に止められる。
本発明の課題は、上述の形式の自動車用座席をさらに改善することにある。
この課題は、本発明に従い、請求項1の特徴を備える自動車用座席を提供することによって達成される。
すなわち、メモリ・ユニット係止装置が、メモリ・ユニットを長手方向の特定の着座位置に係止するための係止部材であって、メモリ・ユニットを係止するために固定装置に組み合わせられた係止レールの係止点に係合できる係止部材を有している。
本発明による解決手段は、イージー・エントリー機能を有する自動車用座席の構成をより簡潔にすることにある。なぜならば、一方では長手レールガイドの固定装置を係止し、他方ではメモリ・ユニットを係止するために、ただ1つの係止レールのみが使用され、そこに固定装置の係止部材およびメモリ・ユニットの係止部材の両者が係合できるためである。
本発明は、一方および他方、すなわち長手レールガイドの固定装置およびメモリ・ユニットの係止装置が、位置の固定および/または係止のために、固定装置または係止装置の機能を制限することなく係止レールの同じ係止点を使用できるという考えにもとづいている。したがって、その目的によれば、イージー・エントリー機能を実行するために背もたれを倒した後に達した前方位置から押し戻すとき、自動車用座席を以前の位置(メモリ位置)に再び停止させるために、自動車用座席が背もたれを倒した状態で前方へと動かされ、さらに/あるいは前進位置から再び押し戻されるときには、メモリ・ユニットの係止装置のみを係止しなければならない。一方で、イージー・エントリー機能が実行される場合、長手レールガイドを長手レールガイド用に設けられた固定装置によって係止する必要はない。すなわち、イージー・エントリー機能は、背もたれが倒された後に2つの案内レールが互いに対して自由に移動可能であることを特徴とする。したがって、イージー・エントリー機能を実行した後でのみ、係止レールの係止点が、固定装置によって長手レールガイドの位置を係止するために再び利用可能にならなければならないが、このとき、メモリ・ユニットを恒久的に係止する必要はもはやない。
本発明による解決手段により、長手レールガイドの位置を係止するための固定装置および係止可能なメモリ・ユニットの両者を提供するために必要とされる構成部品数を減少させることができる。
係止レールは、長手レールガイドの位置を係止し、したがって座席フレーム全体を特定の長手方向の着座位置に係止するために設けられているが、例えば衝突の場合の相応の大きな力を受け止めることができるよう、きわめてしっかりした設計であるため、メモリ・ユニットにおいてメモリ位置に達したときに生じる力を、メモリ・ユニットの係止部材を介してこの係止レールへと直接導くことが好都合である。結果として、メモリ・ユニットのさらなる構成部品には荷重が加わらないため、例えば、メモリ・ユニットを調節するための手段として機能する移動可能なスライド部材、およびスライド部材が長手方向に移動可能に取り付けられる関連のスライド・レールを、軽量なプラスチックにより安価に製造することができる。
したがって、係止レールを、長手レールガイドのうちの車体に固定され配置される方の案内レールに係止点を設けることによって、この案内レールに容易に一体化することができる。
メモリ・ユニットの係止部材は、自身の係合部を介して係止レールと係合できるが、そのような係合部は、好ましくは、選択的に係止レールの1つの係止点または互いに離間して位置する2つの(隣接する)係止点に積極的に係合できるように構成される。この目的のため、係止部材の係合部は、例えば案内レールの延伸の方向(長手のレール方向)に互いに離間して位置する2つの係止歯であって、両者がそれらの外側輪郭にて係止点に係合し、あるいはそれぞれ1つがそれぞれの係止点に係合するように、係止レールの係止点の形状および空間配置に合わせて構成されている2つの係止歯を有しており、後者の場合には、係合部が係止レールの2つの係止点の間に位置するウェブを跨ぐように係合する。結果として、係止レールに沿って可能な係止部材の係止位置の数が最大化され、きわめて細かく刻まれたメモリ位置の調節が可能になる。
本発明の1つの好ましい発展によれば、係止部材の係合部が少なくとも1つの斜めの面を有しており、この面によって係合部が、係止孔の形態である該当の係止点の縁に、遊びなしで当接できる。したがって、係合部の表面は、係止孔が設けられてなる係止レールに対して90°未満の角度(すなわち、直角でない)で傾斜して広がる斜めの面であることを意味する。具体的には、係合部の係止歯が、円錐状の構成であってよく、すなわちそれぞれの係止孔の縁に当接できる斜めに延びる係合縁を有することができる。
係止部材は、好ましくは、メモリ・ユニット調節手段(スライド部材の形態である)に回動可能に取り付けられ、係止レールと係合させるため、および係止レールの係止孔から外れるように持ち上げるために、回動させられなければならない。この場合、係止状態において係止部材が、自身の係合部が係止レールの1つの係止点に係合しているか、あるいは2つの係止点に係合しているかに応じて、可変の角度位置を有している。
したがって、このような係止部材は、係止部材のストッパが座席フレームと一緒に移動できる構造ユニットの対向ストッパに当接することによって、メモリ位置に達したときに座席フレームを停止させるというさらなる機能を約束することができ、係止部材が互いに離間して位置する2つのストッパ面を有している。したがって、一方のストッパ面が、係止部材の係合部がただ1つの係止点に係合している場合に常にストッパとして機能する一方で、他方のストッパ面は、係止部材の係合部が2つの係止点に係合している場合にストッパとして機能する。この目的のため、2つのストッパ面が、長手レールガイドの延伸の方向を横切って(すなわち、長手のレール方向を横切って)互いに上下に配置されるとともに、さらに長手のレール方向において並んで配置されており、長手のレール方向を横切る上側のストッパ面が、長手のレール方向において下側のストッパ面の前方に位置している。
2つのストッパ面そのものは、座席フレーム側の対向ストッパが1つのそれぞれのストッパ面に当接したときに、係止レールからの係止部材の上昇に抗して作用するように、ストッパ面が好ましくは斜めに構成されている。
したがって、座席フレーム側の対向ストッパを、特には固定装置上に形成でき、好ましくは固定装置の支持具、ガイド本体、またはハウジングに形成できる。
制御部材が、係止部材の係止レールとの係合、および係止部材の係止レールとの係合の解除を、制御するために設けられている。この制御部材は、メモリ機能を実現するため、背もたれが倒されたときに、前記係止部材が係止レールと係合してメモリ・ユニットを係止するようにするため、係止部材と協働する。この目的のため、例えば、係止部材を、係止レールとの係合に位置する状態の方向へと弾性的に付勢することが考えられる。座席が背もたれを使用時の位置(すなわち、実質的に直立)に配置した状態でメモリ位置に位置する場合、制御部材が、係止部材を係止レールから持ち上げるように係止部材へと作用し、制御部材が、好ましくは、上記開示の様相で係止部材へと作用する位置の方向に付勢されて(あらかじめ荷重が加えられて)いる。背もたれを使用時の位置に位置させた状態の自動車用座席の長手方向の着座位置を再調節する(快適機能を実行するときのように)ことで、自動車用座席の再調節後の長手方向の座席位置に対応する新たなメモリ位置が、同時に設定される。
一方で、イージー・エントリー機能を実行するために背もたれを倒すとき、制御部材が係止部材を解放し、このとき、この係止部材が、弾性付勢の作用によって係止レールと係合し、現在の自動車用座席の長手方向の着座位置をメモリ位置として保存する。
この目的のため、制御部材を、例えばボーデン・ケーブルを介して背もたれに連結することができる。
制御部材は、好ましくは、係止部材を係止レールから持ち上げるように係止部材へと作用する位置の方向に弾性的に付勢されている制御レバーであって、背もたれが倒されたときに上記付勢に逆らって係止部材を解放する位置へと移動する制御レバーとして構成される。
さらに、背もたれに係止機構を割り当てることができ、この係止機構によって、背もたれを倒した位置に恒久的に保ちつつメモリ機能を実行できるよう、背もたれを座面へと倒した位置に係止することができる。例えば座席側のレールに取り付けられて座席フレームと一緒に移動可能である解除部材が、この係止機構に組み合わせられており、この解除部材が、メモリ位置へと達したときに駆動され、メモリ位置に達したときに背もたれの係止機構を解除するように背もたれの係止機構に連結(例えば、ボーデン・ケーブルによって)されている。この目的のため、例えば傾斜路の形態である接触面をメモリ・ユニットに設けることができ、好ましくは回動可能に取り付けられた解除レバーとして構成されている解除部材が、メモリ位置へと達するときに上記接触面と協働し、解除部材が、倒されている背もたれを解放するように駆動される。接触面として傾斜路(例えば、斜めの平面)を使用することで、ストッパとの激しい衝突を回避することができる。
背もたれが倒されたときにメモリ・ユニットの係止を生じさせる制御部材、ならびにイージー・エントリー機能の実行後にメモリ位置に達したときに、倒されている背もたれの解放を生じさせる解除部材は、好ましくは同じ軸に回動可能に取り付けられる。この軸は、長手のレール方向に座席フレームと一緒に移動可能であってよく、すなわち詳しくは、長手レールガイドのうちの座席側の案内レール上に配置される。
座席フレーム側の対向ストッパに突き当たるときにメモリ・ユニットの係止部材に設けられたストッパに加わる力を、係止部材を介して、きわめてしっかりしている係止レールへと直接導くことができるため、係止部材が回動可能に取り付けられるスライド部材、ならびにスライド部材を案内すべく設けられるスライド・レールを、プラスチックによって安価に製造することが可能である。
制御部材は、係止レールによってメモリ・ユニットの係止部材の係合および解放を制御することができるが、さらに背もたれが使用時の位置に位置しており、したがってメモリ・ユニットが係止されていないときには、メモリ・ユニット調節手段(スライド部材)に作用する駆動部材としても機能でき、背もたれを使用時の位置に位置させつつ自動車用座席を移動させるときに、上記調節手段によってメモリ位置を、座席の移動に合わせて自動的に再調節することができる。この目的のため、背もたれが起こされているとき、メモリ・ユニットの係止部材、および/またはメモリ・ユニット調節手段として機能するスライド部材に、制御部材が積極的に係合する。
背もたれを直立させた状態でイージー・エントリー機能を実行した後にメモリ位置に達する場合、すなわち折り畳まれた位置に係止されなくてもよい車両の座席の場合、制御部材が、メモリ・ユニットの係止部材の制御面に滑って乗り上げ、この制御部材が係止レールから持ち上げられるとともに、さらに係止部材またはメモリ・ユニットの連係するスライド部材と積極的に係合し、したがって背もたれを使用時の位置に位置させつつ自動車用座席をさらに動かす際に、メモリ位置を再調節することができる。このようにして、メモリ位置が、背もたれを使用時の位置に位置させた状態で最後に到達した長手方向の着座位置を、常に表わしている。
メモリ・ユニット調節手段(すなわち、詳しくはメモリ・ユニットのスライド部材)に作用するよう、制御レバーから独立した別個の駆動部材を、さらに設けることが可能であり、この駆動部材に、スライド部材に取り付けられたメモリ・ユニットの係止部材が、このスライド部材が係止レールから持ち上げられたときに積極的に係合する。
一方および他方、すなわち制御レバーおよび上記別個の駆動部材が、メモリ・ユニット調節手段が駆動されるときに、互いを補完することができ、すなわちこれら2つの構成部品の一方が、長手のレール方向に平行な第1の方向への駆動のために設けられ、他方の構成部品が、反対方向への駆動のために設けられている。さらには、駆動時に制御レバーおよび上記別個の駆動部材の両者を有効にできるようにすることで、考えられる2つの駆動方向のうちの少なくとも一方に、冗長性をもたらすことも可能である。
イージー・エントリー機能を実行すべく背もたれを使用時の位置から座面の方向に倒すとき、係止部材がすぐには係止レールの係止点に係合できず、係合のためには、係止部材の係合部が係止点に一致するまで、さらに長手のレール方向にわずかな移動が必要であることに鑑み、駆動部材に、調節手段および調節手段に取り付けられた係止部材を次の係止位置まで運ぶという機能を、さらに持たせることができる。これは、係止部材が係止点に完全には係合していないときに、それ用に設けられた係止部材のストッパが駆動部材と協働する一方で、係止部材が係止レールの少なくとも1つの係止点に完全に係合したときのみ、駆動部材との接触から外れるという結果を有することができる。
本発明のさらなる特徴および利点が、図面を参照しつつ行われる一実施形態についての以下の説明から、明らかになるであろう。
図7に側面図で概略的に示されている座席フレームG(座席フレーム下部)が、座席側の案内レール102(座席レール)を、車両の車体へと固定される案内レール101(下部レール)上に前後方向である長手のレール方向Lに可動に取り付けて有するとともに、座席レール102上で前部および後部の関節レバーによって高さ調節できるように関節運動する座席側部Tとを有している。図7では見ることができないが、座席フレームGは、これに対応する構成を長手方向のもう一方側にも有している。座席フレームGの2つの座席側部の間には、座席クッションを受け止めるための座席支持部が広がっており、座席クッションの座面に、車両の乗員が座ることができる。
さらに、座席フレームGの座席側部Tは、図7において破線で示されている背もたれRを回動可能に取り付けるため、それぞれ1つの軸受LSを有している。
この場合に、車体に固定された下部レール101上で長手のレール方向Lに可動であるすべてのフレーム構成部品がそれぞれ、座席フレームの部品であることを意味する。すなわち、詳しくは座席レール102、座席側部T、ならびに例えば高さ調節のために機能する関節レバーおよび背もたれRなど、これらに接続された座席のさらなる構成部品が、座席フレームの部品であることを意味する。
長手方向Lに調節が可能であるこのような車両用座席が、ツードアの車両に使用される場合、車両の後部への搭乗を容易にするため、背もたれRを座席側部T間に広がる座面の方向に倒したときに、長手レールガイド101、102に組み合わせられた固定装置が解放されて、背もたれを倒した状態で座席を前進させることができるように、背もたれを長手方向の座席調節システムに接続することが知られている。このようにして搭乗を簡単にすることを、通常はイージー・エントリー機能と呼んでいる。
背もたれを座面へと倒し、次いで搭乗を容易にする前進位置へと移動させた後に、車両の座席を再び当初の位置(イージー・エントリー機能が動作する前の位置)へと押し戻そうとする場合、いわゆるメモリ・ユニットによって、当初の着座位置の再発見を容易にする。背もたれRを車両の座席の座面へと倒すときに、メモリ・ユニットによって、座席フレームGの現在の長手方向の着座位置を保存することができ、前進位置から押し戻されるときに、座席フレームGと一緒に変位できる構造ユニットの対向ストッパがメモリ・ユニットのストッパに突き当たり、座席をメモリ位置として保存された長手方向の着座位置に再び止めることができる。
イージー・エントリー機能およびメモリ機能を備えるこのような自動車用座席は、公知である。これに関するさらなる詳細については、国際公開第WO 00/55002 A1号パンフレットを参照されたい。
自動車用座席のためのメモリ・ユニットの特定の実施形態を、以下で、図1〜6Cを参照してさらに詳しく説明する。
図1は、イージー・エントリー機能を備える図7に示した形式の自動車用座席について、メモリ・ユニットの基本的な構成部品を示している。
メモリ・ユニットは、調節のための手段としてのスライド部材1を、長手のレール方向に延びるスライド・レール110上に長手方向に移動可能に取り付けて有しており、スライド部材1の本体10が、メモリ・ユニットの係止部材2を回動可能に取り付けるための軸11を有している。スライド部材1は、ガイドとなるスライド・レール110(好ましくは、図7に示した長手レールガイド(101,102)のうちの車体に固定され配置される下部レール101とに組み合わせられ、1つの構造ユニットをなしている)上のさまざまな長手方向の位置へと、長手のレール方向Lに移動可能であり、スライド部材1の本体10に回動可能に取り付けられた係止部材2を回動させることによって、その長手位置において、係止可能である。したがって、スライド部材1および連係するスライド・ガイド110の両者は、好ましくはプラスチックで構成される。
スライド部材1の現在の長手位置(この位置に、メモリ・ユニットが係止部材2によって係止されている)が、それぞれ図7に示した車両の座席の座席フレームGを、イージー・エントリー機能のための前進位置から押し戻すときに自動的に停止させることができるメモリ位置に相当する。これを、図3A〜6Cを参照しつつ以下でさらに詳しく説明する。
図2においては、さらに係止部材2が別個に示されており、安価な型押しによる部品として好都合に構成することができ、本体20に、係止部材2をスライド部材1の本体10に設けられたベアリング軸11に回動可能に取り付けるための軸受21を備えている。係止部材2の上面には、制御面22が広がっており、この制御面22によって係止部材2が、図1に制御レバーの形態で示されている制御部材3と、係止部材の状態を制御するために協働できる。この点に関し、係止部材が2つの係止歯26、27によって形成された係合部にて係止レールの少なくとも1つの係止孔に係合し、メモリ・ユニットが特定の長手方向の着座位置に係止されている状態と、長手のレール方向Lにおいて互いに離間した2つの係止歯によって形成された係合部が連係する係止レールから持ち上げられ、スライド部材1と係止部材2とからなるメモリ・ユニット1、2を長手のレール方向Lにおけるメモリ位置の再調節のために動かすことができる状態との間で、区別がなされる。
さらに係止部材2は、弾性部材のためのジャーナル25を有している。弾性部材は、特にはコイルばねの形態であり、スライド部材1によって支持されて係止部材に係止状態の方向への付勢をもたらすことができ、制御レバー3が各弾性部材の作用に抗して、特には係止部材2の係合部26、27を連係する係止レールから持ち上げるように機能する。
係止部材2が連係する係止レールから持ち上げられている場合に、メモリ・ユニット1、2を長手のレール方向Lに移動させることができるよう、係止部材2は自身の上面に、ストッパによって形成された駆動領域23を有している。この駆動領域23に、座席フレームGの特には座席レール102(図7を参照)に接続された駆動部材6が、メモリ位置を再調節すべくメモリ・ユニット1、2を駆動するために係合できる。
さらに、係止部材2の前面の一方に、ストッパ面24a、24bが設けられており、係止部材が係止状態にあるとき、座席フレームを現在のメモリ位置に停止させるために、座席フレーム側および/または座席レール側の対向ストッパと協働できる。
係止部材2の両前面に設けられたさらなる2つの面28、29が、座席フレームG(図7を参照)が最も後方の位置へと動かされるときに、ストッパとして機能する。すなわち、一方の面28が、車両に固定された下部レール101に設けられた端部ストッパに接触し、他方の面29が、ガイド本体50上に構成された対向ストッパに接触する。
制御レバー3は、レバー端部31において軸Aに回動可能に取り付けられる。軸Aは、座席レールに固定されたかぎ型ブラケットH上に構成されている。制御レバー3は、他端32に制御用の輪郭(制御面)を有しており、この輪郭によって係止部材2と協働できる。制御レバー3は、一端31において、ボーデン筒80(ボーデン支持具85を備えている)内を案内される引っ張り手段81によって形成されるボーデン・ケーブル8の芯線と協働する。
この目的のため、ばねで取り付けられた制御レバー3の一端31が、引っ張り手段81が一端86において留められているロッカー35に当接する。背もたれRを座席フレームGの座面へと倒すときに制御レバー3が回動できるように、このボーデン・ケーブル8によって、制御レバー3が、座席フレームGの背もたれR(図7を参照)に接続されている。
さらに、制御レバー3と同じ軸Aに、解除レバー4が、自身の本体40に設けられた軸受によって回動可能に取り付けられている。解除レバー4は、制御レバー3と同様、一端41において、ボーデン筒90(ボーデン支持具95を備えている)内を案内される引っ張り手段91によって形成されるボーデン・ケーブル9の芯線に、引っ張り手段91の一端96が解除レバー4のこの端部41の孔に留められることによって接続される。解除レバー4の他端42は、座席フレームが現在の設定のメモリ位置へと達したときに、メモリ・ユニット1、2のスライド部材1の駆動面14、14aの傾斜路14と協働できる。解除レバー4は、背もたれR(図7を参照)を座面へと倒された状態に係止できる係止機構を、図6A〜6Cを参照しつつさらに後述するように関連のボーデン・ケーブル9を介して係止機構に作用することによって、解放すべく機能する。
したがって、かぎ型ブラケットHが、かぎ型ブラケットHに取り付けられた構成部品(特には、制御レバー3および解除レバー4)とともに、予め組み立てが可能なモジュールを形成しており、このモジュールを、完全に予め組み立てされた形態で、座席フレームの座席レール102(図7を参照)に固定することができる。この点に関し、随意により、座席フレームに背もたれを倒した状態に係止するための係止機構が備えられている場合にのみ、解除レバー4を設けることができる。
背もたれRを座席フレームGの座面へと公知のやり方で倒すときに、長手レールガイド101、102(図7を参照)の固定装置5を解放して、座席フレームGを前進させるべく2つの案内レール102、101をお互いに対して相対移動させることができるよう、背もたれRと協働するさらなるボーデン・ケーブル7が、背もたれRを長手レールガイド101、102(図7を参照)の固定装置5へと接続するように機能している。このさらなるボーデン・ケーブル7は、上述のロッカー35を介して背もたれに接続され、ボーデン・ケーブル7は、遠方部分72を介してロッカー35の比較的大きな角度運動(最大60°)を受け入れることができる。
ロッカー35が回動するとき、ボーデン・ケーブルの軸に沿ったボーデン・ケーブル7の筒の動きが引き起こされ、これが固定装置5を解放するために使用される。
図1においては、この固定装置5のうち、座席レール102上に配置されたガイド本体50のみを見ることができるが、2つの案内レール101、102の位置を係止すべく機能する係止部材2を長手方向に移動可能に案内するための3つの案内孔51を有している。ガイド本体50は、さらに、座席フレームをメモリ位置として保存された長手方向の着座位置に停止させるため、メモリ・ユニット係止装置である係止部材2のストッパ面24a、24bの一方と係合できる対向ストッパ54を形成している。
図3Aが、図1のメモリ・ユニットの概略の横断面図を示しているが、解放レバー4は省略され、代わりに車両に固定されて配置される下部レール101と、下部レール101上に移動可能に取り付けられる座席レール102とが示されている。
係止レールは、下部レール101へと一体化され、ウェブ112によって互いに隔てられつつ長手のレール方向Lに並べて配置された複数の係止孔111によって形成されており、長手レールガイド101、102の位置を前もって設定された長手方向の位置に係止するため、これらの係止孔に、ガイド本体50の案内孔51へと案内される係止歯が係合できる。
この点に関し、互いに長手のレール方向Lに離間した2つの係止歯26、27によって形成される係止部材2の係合部が、この係合部26、27が、メモリ・ユニット1、2を所定の長手位置に係止するために、下部レール101上に構成された係止レールの係止孔111にも係合できるように構成されている。したがって、同じ係止孔111が、ガイド本体50上を案内される係止部材によって長手レールガイド101、102の位置を係止する目的、および係止部材に設けられた係止歯26、27によってメモリ・ユニット1、2を係止する目的の両者に使用される。
しかしながら、使用時の位置に位置した直立の背もたれR(図7を参照)に対応する図3Aに示した状態においては、係止部材2の係止歯26、27は、係止孔111に係合しておらず、むしろ係止孔111、112から持ち上げられている。これは、自身の本体30の一端32に制御面が形成されてなる制御レバー3が、係止部材2と連係する制御面22へと作用し、この係止部材を係止歯26、27が係止レール111、112との係合から外れる回動位置に停止させているためである。
この制御レバー3の位置、すなわちこのレバーの端部32に形成された制御面が係止部材2の連係する制御面22へと作用する位置は、制御レバー3の通常の位置および/または通常の回動位置に相当し、制御レバー3は、ばね(特には、ねじりばね)によってこの方向に付勢されている。この状態において、制御レバー3は、制御面が設けられてなる自身の端部32にて、スライド部材1の本体10の駆動領域13(本体10の凹所によって形成されている)に作用し、したがって背もたれを使用時の位置に位置させつつ座席フレームを長手のレール方向Lと平行な少なくとも1つの空間的方向Xに移動させるとき、スライド部材1、したがってメモリ・ユニット1、2が、制御レバー3によって一緒に駆動される。座席フレームを長手のレール方向Lと平行な反対の−X方向に移動させるとき、駆動は、座席レールに取り付けられ、この点に関して係止部材2の対応する駆動ストッパ23に作用する別個の駆動部材6を介して実行される。
さらに、駆動部材6は、制御レバー3によって行われるように意図されているメモリ・ユニット1、2のX方向への駆動時に、冗長部材として機能する。この目的のため、駆動部材6は、スライド部材1の対応するストッパ16と協働できる。
結果として、背もたれR(図7を参照)が使用時の直立位置に位置するときは、メモリ・ユニット1、2が、座席フレームGの長手方向の着座位置を再調節するたびに制御レバー3および/または駆動部材6によって駆動され、したがってメモリ・ユニット1、2の位置によって定められるメモリ位置が、長手のレール方向Lにおける座席フレームGの現在の快適な位置へとそれぞれ調節される。これは、背もたれが使用時の直立位置にあるときに、係止部材2が制御レバー3によって連係する係止レール111、112から持ち上げられているので可能になる。
図3Bは、図3Aによる構成を、背もたれRを座席フレームGの座面の方向に倒した後について示している。この点に関し、図1に示したボーデン・ケーブル8が自身の引っ張り手段81にて制御レバー3の連係する端部31に作用し、この制御レバーを軸Aを中心として回動(反時計回りに)させることによって係止手段2の制御面22との係合から外し、もはや係止手段2の制御面22に作用しないようにする。結果として係止部材2は、係止部材のために設けられている弾性部材(この図には示されていない)の付勢の作用によって、係止部材2の係合部26、27が係止レール111、112の係止孔111の少なくとも1つに係合しようとするように回動する(時計回りに)。しかしながら、図3bに示した状態においては、このような駆動は不可能である。なぜならば、メモリ・ユニット1、2が、係合部26、27の一方の係止歯26が孔111のうちの1つの縁に突き当たる長手方向の位置に位置しているためである。
換言すると、この場合において、背もたれを座面へと倒した後に、メモリ・ユニット1、2がすぐに現在の位置に係止されるわけではない。なぜならば、係止部材2の係合部26、27が、依然として係止レール111、112のウェブ(web)112上に乗っているためである。一方で、この係止部材2の係合未完状態において、駆動部材6は、依然として係止部材2の連係する駆動ストッパ23の上方延長部23aに当接している。結果として、メモリ・ユニット1、2が、座席フレームGを背もたれRを倒した状態で前進させる際に、座席レールに取り付けられた駆動部材6によってわずかな距離だけさらに駆動され、すなわち図4Aおよび4Bに示すように、係合部26、27が次の係止孔111および/または次の係止孔111に完全に係合できるまで駆動される。このように、実際に保存されるメモリ位置は、座席フレームGの元の長手方向の着座位置からごくわずかにずれる。
図4Aは、図3Aおよび3Bによる構成を、背もたれが倒されて制御レバー3が回動し、係止部材2の係合部の両方の係止歯26、27が係止レール111、112のただ1つの係止孔111に係合した後について示している。この点に関し、円錐状に構成された係止歯26、27が、それらの斜めに延びる係止縁のそれぞれ一方26a、27aにて対応する係止孔111の縁に当接し、メモリ・ユニットの遊びのない係止が保証される。
この状態において、係止部材2の上側ストッパ面24aがストッパとして機能し、(イージー・エントリー機能の実行後に)メモリ位置に達したとき、レールに固定されたガイド本体50に形成された対向ストッパ54が、座席フレームをメモリ位置として保存された元の長手方向の着座位置に再び停止させるため、このストッパに係合できる。メモリ位置に達したときに対向ストッパ54によって係止部材2の関連のストッパ面24aへと加えられる力が、係止部材2の本体20および係合部26、27を経由して、係止レール111、112へと直接伝えられるため、係止部材2および関連のスライド・ガイド110(図1を参照)を取り付けるべく機能するスライド部材1を、プラスチックで軽く安価に製造できる。特に、係止部材2に作用する力が係止レール111、112へと直接導入されることによって、スライド部材1の本体10に形成される係止部材2のベアリング軸11に、荷重が加わらない。一方で、スライド部材1に作用する残りの残余の力は、このスライド部材を係止レール111、112へと押し付け、したがってこれらの力も、係止レール111、112へと伝えられる。
ストッパ面24aが長手のレール方向Lに対して斜めに(90°未満の角度で斜めに)延びているため、ガイド本体50に形成された対向ストッパ54が、係止部材2の係合部26、27の関連の係止孔111からの持ち上げをさらに生じさせないようにする。
図4Bは、図4Aの変形において、係止部材2の係合部26、27が2つの係止孔111に係合している状態を示しており、すなわち係止歯26および27のそれぞれが1つの係止孔にあり、係止レール111、112のウェブ112が係止歯26および27によってまたがられて係止歯26および27の間に位置している状態を示している。この場合にも、やはり、係止歯26、27の斜めに延びる係止縁26a、27aがそれぞれの孔111の縁に当接することによって、遊びなしで係止される。
この状態において、係止部材2の係合部26、27の関連の係止孔111への進入は、係合部26、27がただ1つの係止孔111に進入する図4Aに示した状態よりも少ない。したがって、この場合には、互いに上下に配置されているメモリ・ユニット係止装置である係止部材2の2つのストッパ面24a、24bのうちの第2の下側のストッパ面24bが、メモリ位置へと達したときにガイド本体50に形成された対向ストッパ54がこの下側のストッパ面24bに係合することによって、座席フレームを停止させるように作用する。
図4Bから見られるように、2つのストッパ面24a、24bは、長手のレール方向Lに直交して垂直方向に互いに上下に配置されるだけでなく、長手のレール方向Lにおいて互いにずらされて配置されている。この2つのストッパ面24a、24bの空間配置は、ガイド本体50の対向ストッパ54が係止部材2のそれぞれの有効なストッパ面24aまたは24b突き当たるときに、ガイド本体50が、ガイド本体50の案内孔51内に案内された係止部材の少なくとも1つが係止レール111、112の連係する係止孔111に係合できるような位置に、それぞれ位置するように選択される。結果として、メモリ位置に到達した後に背もたれを上方に起こすことによって、座席フレームの位置を、到達した長手方向の着座位置(メモリ位置)に速やかに係止できる。
さらに、係止部材2の第2の下方のストッパ面24bは、長手のレール方向Lに対して斜めに延びており、したがって対向ストッパ54が、このストッパ面24bに当接するときに、係止部材2を係合状態に保持しようと作用する。
図5A〜5Dは、背もたれを使用時の直立位置に位置させた状態でメモリ位置へと到達したときのメモリ・ユニット1、2および制御レバー3を、概略的に示している。このような状態は、例えば、自動車用座席の背もたれに、背もたれを倒した位置に係止しつつイージー・エントリー機能を実行できる係止機構が組み合わせられていない場合に生じうる。
図5Aは、イージー・エントリー機能を実行した後に車両の座席を背もたれを使用時の直立位置に位置させた状態で押し戻すときに、制御レバー3が、背もたれが使用時の位置にあるがゆえにメモリ・ユニット1、2に向かって実質的に直角に配向した状態で、接近するさまを示している。したがって、背もたれが倒されていないときには背もたれに接続されたボーデン・ケーブル8(図1を参照)が(中間部材としての)ロッカー35を介して制御レバー3へと力を加えることがないため、制御レバー3が、弾性部材によって、図5aに示した通常位置に保持されている。
さらにメモリ位置へと近づくとき、制御レバー3が下端32に設けられた自身の制御面にて、図5Bに示されているようにスライド部材1の連係する制御面12へと滑って乗り上げ、この制御レバー(3)が、係止部材2の制御面22へと図5Cに示すように案内され、上記係止部材2を連係する係止レールから持ち上げるように回動させる。この点に関し、図5Dに示すように制御レバー3の下端32がスライド部材1の駆動領域13に進入し、したがってこのスライド部材を、背もたれを直立させた状態で座席をさらに動かす際に、メモリ・ユニット全体1、2と一緒に駆動することができる。この点に関し、図5Cおよび5Dによれば、最初に係止部材2が連係する係止レールから持ち上げられ、その後でのみ、制御レバー3がスライド部材1の駆動領域13に完全に係合することが重要である。
制御レバー3による係止部材2の持ち上げは、制御レバー3が、係止部材2の係止状態において下部レールへと固定されたスライド部材1の斜めに延びる制御面12上を移動するとき、制御レバー3に組み合わせられた、例えば脚付きばねの形態の弾性部材の付勢に逆らい、弾性部材をさらに伸張させつつ外向きに回動することによって、容易にされる。斜めかつ/または傾斜路状の様相で延びるスライド部材1の制御面かつ案内面12の最高点を越えた後、弾性部材に生み出された上述のように付加された伸張が、スライド部材1の駆動領域13への制御レバー3の回動を助け、係止部材2を回動させて連係する係止レールから持ち上げる。
図6Aは、図1のメモリ・ユニットのさらなる側面断面図を示しているが、この場合には、倒された背もたれの係止機構のための解除レバー4が組み合わせられている。この点に関し、図6Aにおいては、メモリ・ユニット1、2がメモリ位置として前もって設定された長手方向の着座位置に係止され、イージー・エントリー機能の実行後に座席フレームが背もたれを倒した状態で後方へと押し戻され、座席フレームおよび/または座席レールに取り付けられたブラケットH上で回動可能に関節運動する解除レバー4がメモリ・ユニット1に接近する状態が示されている。同時に図6Bを見ると、解除レバー4の一端42が、スライド部材に設けられた傾斜路14に乗り上げて、傾斜路14に隣接する実質的に水平な支持面14aへと滑り、解除レバー4が、関連のボーデン・ケーブル9の芯線91に引っ張り力を加えるように自身の軸Aを中心として回動(反時計回りに)している。同時に、ガイド本体50の対向ストッパ54が、解除レバー4が傾斜路14上を移動しつつ回動して傾斜路14に隣接する(水平な)支持面14aに達した後に、座席フレームの位置を停止させるため、まだ係止状態に位置している係止部材2の関連のストッパ面24aに当接する。
解除レバー4の回動運動によって、解放レバー4の第1の端部41に留められて該当のボーデン・ケーブル9の芯線として機能する引っ張り手段91へと引っ張り力が加えられ、これが倒された背もたれの係止機構の解放につながる。この目的のため、ボーデン・ケーブル9は、上記係止機構へと適切なやり方で接続されている。
このようにして、今や背もたれを使用時の直立位置へと戻すことができ、制御レバー3を背もたれへと接続しているボーデン・ケーブルが、もはや脚付きばねの作用に抗して制御レバー3に作用することがないため、制御レバー3が、関連の脚付きばねの作用のもとで再び自身の通常位置をとる。この点に関し、制御レバー3が、制御面を形成している一端32にて、係止部材2の連係する制御面22に当接し、この係止部材を連係する係止レールから持ち上げる(図6C参照)。その結果、メモリ・ユニットが図3Aに関して説明した状態に位置し、メモリ・ユニット1、2を、座席フレームが背もたれを使用時の直立位置に位置させた状態で動かされるときに、メモリ位置を再調節すべく駆動することができる。
搭乗を容易にするため背もたれを倒した状態で前進させることができる自動車用座席のメモリ・ユニットの斜視図である。 図1のメモリ・ユニットの係止部材の斜視図である。 直立の背もたれが使用時の位置に位置しているときの図1のメモリ・ユニットの概略の側面断面図である。 図1のメモリ・ユニットの概略の側面断面図であり、背もたれが倒された状態であるが、メモリ・ユニットの係止部材は未だ連係する係止レールに係合していない。 図1のメモリ・ユニットの概略の側面断面図であり、背もたれが倒され、メモリ・ユニットの係止部材が、連係する係止レールのただ1つの係止孔に係合している。 図1のメモリ・ユニットの概略の側面断面図であり、背もたれが倒され、メモリ・ユニットの係止部材が、連係する係止レールの2つの係止孔に係合している。 車両の座席の直立の背もたれが使用時の状態にあるときに、メモリ位置に達した場合について、メモリ・ユニットの係止部材へのメモリ・ユニットの制御レバーの動作の概略図である。 車両の座席の直立の背もたれが使用時の状態にあるときに、メモリ位置に達した場合について、メモリ・ユニットの係止部材へのメモリ・ユニットの制御レバーの動作の概略図である。 車両の座席の直立の背もたれが使用時の状態にあるときに、メモリ位置に達した場合について、メモリ・ユニットの係止部材へのメモリ・ユニットの制御レバーの動作の概略図である。 車両の座席の直立の背もたれが使用時の状態にあるときに、メモリ位置に達した場合について、メモリ・ユニットの係止部材へのメモリ・ユニットの制御レバーの動作の概略図である。 背もたれが倒されて、倒された位置に係止されたときの図1のメモリ・ユニットの概略の側面図である。 倒された背もたれの解放の際の図6Aによる側面図である。 解放された背もたれを使用時の直立位置へと起こした後の図6Aの側面図である。 自動車用座席の座席フレームの概略図である。

Claims (10)

  1. 座席フレーム(G)と、
    前記座席フレーム(G)に回動可能に取り付けられ、前記座席フレームの座面の方向に倒すことができる背もたれ(R)と、
    長手方向における着座位置を調節するため、前記座席フレーム(G)を長手のレール方向(L)に移動させることができる長手レールガイド(101、102)と、
    前記長手レールガイドをあらかじめ設定された長手方向の着座位置に係止するための固定装置(5)であって、可動に取り付けられた少なくとも1つの係止部材(2)を備えており、複数の係止点(111)を長手のレール方向(L)に並べて配置して備えつつ長手のレール方向(L)に沿って延びる係止レール(111、112)が組み合わせられるとともに、前記係止部材が長手レールガイド(101、102)を係止するために前記係止点(111)と係合できる固定装置(5)と、
    前記座席フレーム(G)と一緒に長手のレール方向(L)に可動であり、前記背もたれ(R)が座面へと倒されるときに前記固定装置(5)を解放する連結機構(7)と、
    長手のレール方向(L)に動くときに、メモリ位置として定められた所定の長手方向の着座位置に前記座席フレーム(G)を自動的に停止させるメモリ・ユニットと、
    メモリ位置を長手のレール方向(L)において調節できるメモリ・ユニット調節手段(1)と、
    設定されたメモリ位置を固定するためのメモリ・ユニット係止装置と、
    を有している自動車用座席であって、
    前記メモリ・ユニット係止装置が、前記固定装置(5)に組み合わせられた前記係止レール(111、112)の少なくとも1つの係止点(111)と係合できる係止部材(2)と、
    前記係止部材(2)の前記係止レール(111、112)との係合、および前記係止部材(2)の前記係止レール(111、112)との係合の解除を、前記背もたれ(R)が使用時の直立した位置にあるのか、あるいは座面へと倒された位置にあるのかに応じて制御する制御部材(3)と、
    を備え、
    前記調節手段(1)は前記制御部材(3)が滑る制御面(12)を有するスライド部材(1)であり、前記スライド部材(1)に前記係止部材(2)が回動可能に取り付けられ、
    前記背もたれ(R)を起こした状態で前記メモリ位置に達したとき、前記制御部材(3)が、
    前記スライド部材(1)の制御面(12)から前記係止部材(2)の制御面(22)へ滑り、前記係止部材(2)を係止レール(111、112)から上昇して外れるように回動させて、前記背もたれ(R)を起こした状態で前記座席フレーム(G)を調節する際に、前記制御部材(3)が前記スライド部材(1)を長手のレール方向(L)に平行な少なくとも1つの方向に駆動できるように前記スライド部材(1)と係合することを特徴とする自動車用座席。
  2. 請求項1において、係止点(111)が係止孔によって形成されていることを特徴とする自動車用座席。
  3. 請求項1または2において、前記係止部材(2)が、係合部(26、27)を有し、該係合部(26、27)を介して前記係止レール(111、112)と係合可能であり、
    該係合部(26、27)が、1つの係止点(111)または2つの隣り合う係止点(111)に選択的に係合するように構成されていることを特徴とする自動車用座席。
  4. 請求項3において、前記係合部(26、27)が、2つの係止歯(26、27)を有しており、メモリ・ユニットを係止するため、前記2つの係止歯とも1つの係止点(111)または2つの隣り合う係止点(111)へと選択的に導入されることを特徴とする自動車用座席。
  5. 請求項3または4において、係止点(111)が係止孔によって形成されており、前記係合部(26、27)が、ストッパ面を、特には斜めの面(26a、27a)の形態で有しており、該ストッパ面を介して係合部(26、27)が、それぞれ該当する係止孔(111)の縁に遊びなしで当接することを特徴とする自動車用座席。
  6. 請求項4および5において、係止歯(26;27)が、斜めの面(26a、27a)によって形成される自身の係合縁にてそれぞれ該当する係止孔(111)の縁に遊びなしで当接できるよう、円錐状の構成であることを特徴とする自動車用座席。
  7. 請求項1〜6の何れか一項において、前記係止部材(2)が、前記係止レール(111、112)と係合するため、および前記係止レール(111、112)との係合から外れるために、回動可能であることを特徴とする自動車用座席。
  8. 請求項3〜6の何れか一項において、前記係止部材(2)が、前記係止レール(111、112)と係合するため、および前記係止レール(111、112)との係合から外れるために、回動可能であり、係止状態の前記係止部材(2)が、自身の係合部(26、27)が前記係止レール(111、112)の1つの係止点(111)に係合しているか、あるいは2つの係止点(111)に係合しているかに応じて、可変の角度位置を有していることを特徴とする自動車用座席。
  9. 請求項1〜8の何れか一項において、前記制御部材(3)が、ボーデン・ケーブル(8)を介して前記背もたれ(R)と協働しており、前記背もたれ(R)が倒されるときに前記制御部材(3)を駆動することを特徴とする自動車用座席。
  10. 請求項9において、前記制御部材(3)が、駆動を受けて回動できる制御レバーによって形成されていることを特徴とする自動車用座席。
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