JP4711305B2 - 対象物識別装置 - Google Patents

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Description

本発明は、広帯域信号を用いて対象物を識別する対象物識別装置に関する。
従来より、各種の対象物を識別する装置として、レーダ装置が広く利用されている。このレーダ装置は、基本的に電波を送信して対象物からの反射波を受信し、送信波と反射波の相違に基づき対象物を識別する。例えば、パルスを送信して、送信から受信するまでの時間から対象物までの距離を検出する。
ここで、このようなレーダ装置における距離分解能は送信パルスの帯域幅に比例する(非特許文献1)。従って、距離分解能を上げるには送信パルスを広帯域化することが必要となる。
しかし、送信パルスを広帯域化すると、受信側では高周波の信号を処理する必要がありその処理が難しくなる。例えば、受信信号をAD変換処理する場合に、そのサンプリングクロックが非常に早くなってしまうという問題がある。
ここで、超長基線干渉計(VLBI)という距離計測技術が知られている(非特許文献2)。このVLBIは、電波を送信するものではないが、2つの広帯域信号の比較から距離を求める。そして、このVLBIにおいては、広帯域信号をサブバンド信号に分割し、サブバンド信号同士の比較を行っており、これによって、比較の対象をサブバンドとして、演算処理を容易にしている。
なお、車両に搭載するレーダ装置については、特許文献1などに記載がある。
特開平10−54874号公報 吉田孝、「改訂 レーダ技術」、電子情報通信学会、1996年 高橋富士信、近藤哲朗、高橋幸雄、「VLBI技術」、オーム社、1997年
本発明は、広帯域信号を送信しつつ、受信波の処理が容易な対象物識別装置を提供することを目的とする。
本発明は、広帯域信号に合成可能な複数のサブバンド信号を送信する送信機と、対象物からの反射波を受信して、複数のサブバンド信号を得る受信機と、得られた複数のサブバンド信号について、前記広帯域信号における対応する信号との相関演算を個別に行い、受信した信号の粗サーチ遅延時間を算出する粗サーチ部と、複数のサブバンド信号を合成した広帯域での相関関数であって、前記粗サーチ遅延時間を設定した際の各サブバンドでの位相シフトを含む相関関数に基づいて相関演算を行い、前記粗サーチ遅延時間を補正した精サーチ遅延時間を得る精サーチ部と、を有し、前記粗サーチ部および精サーチ部において得られた両方の遅延時間に基づいて対象物を識別する情報を得ることを特徴とする。
また、前記広帯域信号についての情報を記憶する記憶手段を有し、前記粗サーチ部は、前記記憶手段から読み出した情報を利用して相関演算を行うことが好適である。
また、前記送信機は、複数のサブバンド信号についてそれぞれ高周波信号に変換して送信し、前記受信機は複数の高周波帯のサブバンド信号を受信し、AD変換部によりAD変換し、前記粗サーチ部および精サーチ部は、AD変換後の複数のサブバンド信号について処理を行うことが好適である。
また、前記送信機は、前記広帯域信号を互いに離隔したとびとびの複数のサブバンド信号に分割することが好適である。
また、前記送信機は、周波数ホッピングによって順次周波数の変化する信号を得、これにパルス発生器からのサブバンド信号の帯域幅のパルス信号を乗算して前記複数のサブバンド信号を生成することが好適である。
本発明によれば、広帯域信号をサブバンドに分割して送信する。従って、受信側の処理においてもサブバンド毎の処理となる。従って、処理対象の帯域幅が小さくなりその処理が容易になる。また、個々のサブバンド信号について送信信号との相関を検出する粗サーチと、サブバンド信号間の位相差を検出して補正する精サーチを組み合わせるため正確な相関情報を得ることができる。
以下、本発明に係る対象物識別装置の実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、一実施形態に係るレーダ装置の全体構成を示すブロック図である。広帯域信号発生回路101は、例えば0〜2GHzの帯域幅を有する広帯域信号を発生する。発生された広帯域信号はレーダパルス生成回路102において複数の互いに周波数が異なるサブバンド信号に分割される。これら複数の送信側のサブバンド信号は、それぞれ別の送信回路103に供給される。
送信回路103において所定の搬送波(例えば24GHz等)が混合され、高周波信号にアップコンバートされる。アップコンバートされた広帯域信号は複数の送信アンテナ104から対象物を識別したい方向(対象物が存在する方向)に放射される。
ここで、複数の送信回路103は、独立して設けられているため、ここで混合する搬送波の周波数は同一でなくてもよく、任意に選択できる。
送信アンテナ104から放射された送信波(複数の送信側サブバンド信号)は、対象物で反射され、複数の受信アンテナ105において受信される。
なお、送信アンテナ104および受信アンテナ105は、それぞれのサブバンド信号に応じて設けるため、送受信する電波の周波数に応じて適切な数にできる。複数としても1つとしてもよい。
複数の受信アンテナ105において受信した受信信号は複数の受信回路106に供給される。複数の受信回路106は、上述の複数の送信回路103の1つ1つに対応して設けられており、受信信号に対し送信回路103において混合した搬送波と同じ周波数の信号を混合して受信側サブバンド信号をそれぞれ得る。受信回路106において得られた受信側サブバンド信号は、レーダパルス合成回路107に供給される。
ここで、図2は、広帯域信号発生回路101において得られる広帯域信号、レーダパルス生成回路102におけるサブバンド信号の生成および送信および受信サブバンド信号を説明する図である。
すなわち、図2の左図に示すように、広帯域信号は0〜2GHz程度の広帯域信号201である。レーダパルス生成回路102は、この広帯域信号201について、狭帯域のサブバンド信号202に分割する。このサブバンド信号202は、周波数軸上で互いに離隔している。そして、この複数のサブバンド信号が送受信される。
ベースバンド帯域に変換された複数のサブバンド信号は、レーダパルス合成回路107に供給され、ここでデジタルデータに変換された後、送信信号との相関演算が行われ、受信信号の送信信号に対する遅延時間が演算され、これが出力する。なお、この相関演算において、粗サーチと精サーチという2種類の相関演算が行われるがこれについては後述する。
レーダパルス合成回路107の計算結果である遅延時間が距離測定部108に供給され、供給される遅延時間から識別すべき対象物(目標物)との相対距離が算出される。
図3には、図1の回路についての具体的な構成が示されている。パルス発生器401は、帯域幅2GHz程度の広帯域信号を発生する。このパルス発生器401の発生する信号は、図4の左側に示すような出力される信号の周波数が時間軸において順次変化するチャープ信号、もしくは図4の右側に示すように時間軸上におけるパルス幅が広帯域信号に対応して十分狭いインパルス状のパルス信号である。
このパルス信号は、周波数軸上では、図5に示すように占有帯域0Hz〜2GHzで帯域幅2GHzの広帯域信号である。
パルス発生器401において発生した広帯域信号は、レーダパルス生成回路402に供給される。このレーダパルス生成回路402は、電力分配機421とサブバンド信号の数に応じたバンドパスフィルタ422からなっている。電力分配機421は、パルス発生器401から供給される広帯域信号を所望の数(予め定められたサブバンド信号の数)に電力分配し、それぞれ別の帯域の信号を取り出す複数のバンドパスフィルタ422に供給する。例えば8つのバンドパスフィルタ422が設けられる。各バンドパスフィルタ422は、数十〜数百(例えば、85MHz)の帯域幅を有し、またその中心周波数は、0〜2GHzの帯域の中で互いに離隔して配置されている。そこで、この複数のバンドパスフィルタ422において、0〜2GHz帯域の広帯域信号を分割した互いに離隔した狭帯域のサブバンド信号が得られる。
例えば、図6に示すように、各サブバンドの帯域幅fbは85MHzであって、サブバンドの中心周波数f(k=1〜8)はそれぞれ、42MHz、125MHz、375MHz、875MHz、1375MHz、1542MHz、1792MHz、1959MHzに設定される。ここで、k番目のサブバンド信号をx(t)と定義する。
各バンドパスフィルタ422からの送信側のサブバンド信号は、送信回路403の対応するミキサ432に供給される。この複数のミキサ432にはそれぞれ対応する局部発振器431から搬送波(周波数fc)が供給されている。従って、バンドパスフィルタ422から供給される各サブバンド信号がミキサ432においてそれぞれRF帯信号に周波数変換(アップコンバート)される。すなわち、図7に示すように0〜2GHzのサブバンド信号が、fc〜fc+2GHz帯のサブバンド信号に周波数変換される。
各ミキサ432の出力は、対応するパワーアンプ433によって送信信号として適した振幅にまで増幅され、その後バンドパスフィルタ434によって、アップコンバートされた各サブバンド信号を含む必要な帯域のみに帯域制限される。
送信回路403の出力である。RF帯の複数のサブバンド信号(レーダパルス)は対応する送信アンテナ404から対象物に向けて放射される。例えば、車載レーダであって、前方監視用であれば、前方のみに放射されるが、周辺すべての監視用であれば、周辺すべてに向けて放射される。また、送信側のサブバンド信号は0〜2GHzの帯域に分散して存在するため、高い分解能で対象物の識別が可能である。
なお、上述のように、各局部発振器431の供給する搬送波周波数fcは互いに異なっていることが好ましい。これによって、各サブバンド信号を任意の帯域を用いて送信することができる。
送信された複数のサブバンド信号を含むレーダパルスは、対象物で反射され、この対象物からの反射波は、複数の受信アンテナ405に受信される。受信アンテナ405には、受信回路406が接続されており、受信信号がここに供給される。この受信回路406は複数の受信アンテナ405のそれぞれに対応して複数のバンドパスフィルタ461を有しており、受信信号はまずバンドパスフィルタ461に供給される。各バンドパスフィルタ461は、複数の送信信号のそれぞれに対応した周波数帯域の信号を取り出すものであり、それらの対象物による反射波の帯域の信号が取り出される。バンドパスフィルタ461には、低雑音アンプ462が接続されており、バンドパスフィルタ461からの受信信号がここで増幅され、ミキサ463に供給される。ミキサ463には、対応する局部発振器467からの信号が供給されている。この局部発振器467の発振周波数は、送信側の局部発振器431の搬送波の周波数fcに対応して設定されており、これによってミキサ463によりダウンコンバートされて0〜2GHz帯域の受信側サブバンド信号に変換される。
複数のミキサ463からの出力は、それぞれ対応するバンドパスフィルタ464に供給され、ここにおいて各サブバンド信号の帯域の信号が選択されてノイズが除去される。
このようにして得られた各バンドパスフィルタ464の各送信側サブバンド信号に対応する受信側サブバンド信号が、受信回路406から出力され、レーダパルス合成回路407に供給される。レーダパルス合成回路407は、複数のAD変換回路471を有しており、複数のバンドパスフィルタ464からの信号がそれぞれ対応するAD変換回路471に供給される。
AD変換回路471は、供給されるサブバンド信号をデジタル信号に変換する。ここで、各AD変換回路471には、レーダパルス生成回路402からの対応する送信側サブバンド信号も供給されており、この送信側サブバンド信号もデジタル信号に変換する。
このようにして、各AD変換回路471において得られたデジタルの送信側および受信側サブバンド信号(この例では8つのチャンネル)は、それぞれ対応する相関器472に供給され、送信側と受信側のサブバンド信号間の相関演算が行われる。この相関演算の結果はバンド幅合成回路473に供給される。このバンド幅合成回路473は、1つのサブバンドの中の周波数の相違に基づくスペクトルの位相の相違に基づく遅延時間の補正を行うと共に、複数のサブバンド信号を統合した全体(全チャンネル)の相関を求め、補正された遅延時間Δτ’を求める。
このようにして、送信波に対する受信波の到達遅延時間Δτ’を求め、これが距離測定部408に供給される。そして、求めた到達遅延時間Δτ’に基づいて、距離測定部408が対象物との相対距離Rを、R=cΔτ’/2により求める。ここで、cは光速である。
<ベースバンド帯域への変換>
図8には、図3の構成の変形例が示してある。この例では、送信側のバンドパスフィルタ422からの出力について、図9に示すように、ベースバンド帯域に周波数変換する。すなわち、バンドパスフィルタ422からの信号は、それぞれミキサ491に供給され、ここで局部発振器492からの信号と混合される。この局部発振器492の発振周波数はバンドパスフィルタ422からのサブバンド信号の中心周波数f(上記例ではk=1〜8)に設定してある。従って、各ミキサ491の出力は、すべて中心周波数がfb(サブバンド信号帯域幅)/2のベースバンド帯域の信号に周波数変換される。
ここで、送信側サブバンド信号をx(t)、受信側サブバンド信号をy(t)とすると、ベースバンド帯域のサブバンド信号x (t),y (t)との間には、次の関係が成り立つ。
[数1]
(t)=x (t)・ei2π(fk−0.5fb)t
(t)=y (t)・ei2π(fk−0.5fb)t
ここで、fkは、k番目のサブバンド信号の中心周波数である。
各AD変換回路471は、供給されるベースバンド帯域のサブバンド信号x (t),y (t)をデジタル信号に変換する。ここで、AD変換回路471は、ベースバンド帯域のサブバンド信号y (t)をデジタル変換するので、AD変換回路471に必要なサンプリング周波数は、2・fb(Hz)以上となる。例えば、サンプリング周波数として170MHzが採用される。このように、この例によれば、AD変換回路471のサンプリング周波数を小さなものとできるという効果が得られる。
ここで、本実施形態において、レーダパルス合成回路407においては、遅延時間を求める相関演算として、1つ1つのサブバンド信号と対応する送信信号の相関を求める粗サーチと、複数のサブバンド信号全体を統合した相関を考慮する精サーチの両方を行う。そこで、これらの内容について、以下に説明する。なお、以下の説明では、図8におけるベースバンド帯域のサブバンド信号x (t),y (t)を用いる。
<粗サーチ>
まず、粗サーチについて説明する。相関器472では、送信する広帯域信号における対応するサブバンド信号(送信サブバンド信号)との相関演算により遅延時間を求める。ここで、受信側のサブバンド信号y(t)に対応する送信側のレーダパルスのサブバンド信号をx(t)とし、このベースバンド帯域の信号をx (t)とすれば、相関器472では、x(t)とy(t)との相関を求めることになる。しかし、ここではx (t)と、y (t)をフーリエ変換したスペクトルである、X (f)と、Y (f)との相互スペクトルS (f)を求める。
[数2]
(f)=X (f)・Y v*(f
なお、は複素共役を表す。
各チャネルの相互スペクトルS (f)は、バンド幅合成回路473に供給される。バンド幅合成回路473は、各チャネルの相互スペクトルS (f)について、次に式により相関関数F(Δτ)を求める。
[数3]
(Δτ)=(1/(J−1))Σ[S (f)・e−i2πfjvΔτ](j=1〜J)
ここで、Jはサブバンド信号の数、fjvはベースバンド帯域の指標jに対する周波数である。
続いて、次式のように、各チャネルの相関関数を合計した粗決定サーチ関数F(Δτ)を求める。
[数4]
F(Δτ)=Σ[F(Δτ)](k=1〜n)
バンド幅合成回路473は、F(Δτ)を最大にするΔτを探索する。ここでは、得られたΔτの値をΔτとする。
ここで、受信波は、対象物に反射して戻ってきたものであり、その遅延時間だけ送信側信号を遅延させれば、送信側信号と受信側信号の相関が最も大きくなる。例えば、図9に示すように、送信波および受信波のパルスを鈍らせたものについて、比較的粗くサンプリングし、送信波に所定の遅延時間τを与えながらこれらの相互スペクトルX(f)・Y(f)を求める場合を考える。
τを変化させることで送信波と受信波の全体として相関が最も大きくなる遅延時間τが求められる。
ここで、送信波x(t)のフーリエ変換をX(f)とした場合、x(t)についてΔτだけ時間をずらした、x(t+Δτ)のフーリエ変換は、X’(f)=e−iφX(f)と表される。ここで、φ=2πfΔτであり、fは周波数である。
時間軸におけるΔτの遅延は、フーリエ変換後において周波数に比例した位相ずれとして現れる。すなわち、図10に示すように、時間軸上で送信波をΔτだけ遅延させるとフーリエ変換(FFT)後においては周波数軸上においては高い周波数においてその成分の位相が大きく回転されることになる。
従って、x(t)とy(t)の相互スペクトルX(f)・Y(f)に対して、Δτだけ位相を補正したものはX(f)・Y(f)・e−i2πfΔτと表せる。
Δτを動かすことはY(f)の位相を回転させることに対応し、図11に示すように相関値が最大になるところを探すことによって、最も尤もらしい遅延時間Δτを求めることができる。
これによって、サブバンド信号毎に別々の演算によって遅延時間Δτを求めることができる。
そして、すべてのサブバンド信号についての相関の和F(Δτ)が最大になるようなΔτを求めて粗サーチの検索結果Δτが得られる。
<精サーチ>
次に、バンド幅合成回路473は、次式によって全チャネルを合成した相関関数である精決定サーチ関数D(Δτ’)を用いて、相関が最大となる遅延時間Δτ’求める。
[数5]
D(Δτ’)=(1/N)Σ[F(Δτ)・e−i(2πf0vΔτ’+Δφk](k=1〜N)
ここで、f0kは、k番目のサブバンドチャネルのRF周波数帯の中心周波数であり、Δφkはk番目のサブバンドの送受信回路内での位相シフトの値であり、Nはサブバンドの数である。
そして、D(Δτ’)を最大にするΔτ’を求める。得られたΔτ’がレーダパルスの遅延時間となり、これに基づき対象物との相対距離Rが求められる。
ここで、このような精サーチについて、説明する。図12に示すように、粗サーチによって、サブバンド信号の1つについてその位相について補償して遅延時間が求められている。しかし、これは1つ1つのサブバンド信号についての演算である。従って、図13に示すように、広帯域信号の帯域全体を見れば、1つのサブバンド信号の相互スペクトルについて位相が回転していなくても他のサブバンド信号の相互スペクトルについて位相が回転しているかもしれない。
そこで、遅延時間を微小に変更して、全チャンネルのサブバンド信号を統括した相関について最大値を求めれば、サブバンド毎の周波数の相違に基づく位相の回転を補償することができる。前述のD(Δτ’)の最大値となるΔτ’を求めることがこれに該当する。
ここで、本実施形態においては、サブバンド信号は互いに離隔したとびとびの中心周波数を持った信号である。従って、360度を単位とする位相ずれは判定できない。すなわち、0.1回転の位相ずれか1.1、2.1、3.1回転の位相ずれかの判定はできない。
しかし、本実施形態では、精サーチの前に粗サーチを行っている。従って、粗サーチで求めたΔτにより、正しいΔτ’を選択することができる。粗サーチによるΔτは位相ずれにおいて360度以上の誤差はないと考えられるからである。
<メモリの利用>
図14には、さらに他の実施形態の構成が示されている。この例では、送信側のバンドパスフィルタ422から送信側のサブバンド信号x(t)またはx (t)をレーダパルス合成回路407に入力するのに代えてレーダパルス合成回路407がメモリ474を有しており、このメモリ474に相関演算に用いる送信側のサブバンド信号を記憶している。
ここで、このメモリ474には、送信側サブバンド信号x(t)をベースバンドに周波数変換し、さらにフーリエ変換した周波数スペクトルX(f)を予め計算して保持しておく。これによって、レーダパルスである広帯域信号から、サブバンド信号x(t)を得、これをベースバンド帯域のサブバンド信号x (t)に変換し、さらにフーリエ変換したX (f)を得るという処理をレーダパルス合成回路407において行う必要がなくなる。
なお、到達遅延時間を検出するためには、パルス発生器401から広帯域信号は発生されるタイミング(送信タイミング)を知っておく必要がある。また、送信側サブバンド信号の遅延は、メモリ474から読み出すタイミングを広帯域信号発生のタイミングからずらすことによって達成できる。
<実施例>
図15に、対象物(目標)との相対距離が9.246mの場合の相関関数を示す。粗決定サーチ関数F(Δτ)は粗い精度だが60nsec近辺に1つだけ相関ピークが出ている。一方、精決定サーチ関数D(Δτ’)は、ピークの幅が0.5nsec程度と高い精度が出ているが、同じ高さのピークが複数出ている。そこで、F(Δτ)と、D(Δτ’)の両方が最大になるところでということで、相関関数が最大となるのはΔτ’は61.5nsecの方だということがわかる。遅延時間を距離に変換すると、9.24mとなる。
このように、本実施形態によれば、サンプリング周波数170MHzのAD変換回路を用いて帯域幅2GHzの広帯域信号の相関演算を実現することができる。
<他の実施形態>
図16は、図3,8,14におけるパルス発生器の代わりに周波数ホッピング回路を用いた例を示している。この周波数ホッピング回路では、パルス発生器1101からは図9に示すベースバンド帯域のサブバンド信号が発生される。例えば、帯域幅がfb=87MHzで、中心周波数がfb/2=43.5MHzのパルス信号(ベースバンドの送信側サブバンド信号)である。このサブバンド信号はミキサ1105に供給される。このミキサ1105には、PLL(位相ロックループ)回路1104からの周波数ホッピングする搬送波が供給されている。
すなわち、PLL回路1104には、局部発振器1103からの信号および擬似乱数系列符号発生器1102からの信号が供給されており、PLL回路1104は局部発振器1103からの信号を擬似乱数系列符号発生器1102からの信号に応じて逓倍する。これによって、PLL回路1104からは、図6に示すf1〜f8の信号が出力される。なお、このようなPLL回路1104の出力の逓倍は、擬似乱数系列符号発生器1102からの係数によって、PLL回路内の逓倍器の係数を変更することによって容易に達成できる。
ここで、擬似乱数系列符号発生器1102は、例えばGOLD系列符号を発生する。ここで、パルス発生器1101から発生されるパルス信号の電力は一定であり、ミキサ1105の出力であるサブバンド信号の電力は図17の左側に示すように一定である。一方、パルス信号の周波数は、ミキサ1105の出力であるサブバンド信号の周波数は、図17の右側に示すように、ランダムに変化する。すなわち、ミキサ1105からは、周波数f0〜fn(例えばn=8)の信号がGOLD系列符号に応じて順次出力されることになる。
このようにして、図6におけるf1〜f8の送信側サブバンド信号がミキサ1105の出力として得られる。ここで、この実施形態では、複数の送信側サブバンド信号は、時系列で順番に得られるため、レーダパルス生成回路402、送信回路403、受信回路406,レーダパルス合成回路407において、時間的に切り替えて利用できるものについては、時間的に切り替えて利用するすることができる。また、送信アンテナ404,受信アンテナ405についても、ある程度共用することも可能である。特に、レーダパルス合成回路407の相関器472は、順次相関演算を行えばよい。
このように、本実施形態では、直接サブバンド信号を発生するため、広帯域信号を発生する必要がない。従って、装置が簡単に構成でき、低コスト化を図ることができる。また、擬似乱数系列符号発生器1102にそれぞれ固有の初期値を割り当てることで、異なるレーダ間の相関関係を低くし、複数のレーダが存在する環境においても自己のレーダ波の反射波を他のレーダ波から識別することもできる。すなわち、レーダ毎にそれぞれ異なる符号系列を与えると、他のレーダからの干渉を抑制することができる。車載レーダでは、渋滞中などレーダレンジ内複数のレーダが存在し、互いに干渉するおそれがある。その際に反射波における符号系列を識別することで、自己のレーダの反射波を他社のレーダの反射から識別することができる。なお、符号系列はGOLD系列符号以外でもよい。
<その他>
上記実施形態によれば、受信側において広帯域信号を互いに離隔した複数のサブバンド信号に分割した。これによって、計算量を減少して効率的な遅延時間の算出が行えるが、必ずしもこれに限定されることなく、広帯域信号の全帯域についてカバーするようにサブバンド信号に分割してもよい。
また、インパルス型のレーダパルスを利用することによって、搬送波を使用せずに送受信を行うことも可能である。
上記実施形態においては、対象物との相対距離を求めた。しかし、距離に限らず送信信号と受信信号の相関情報に基づき、相対速度、相対加速度など対象物についての各種の情報を得ることもできる。
さらに、上述の実施形態では、サブバンド合成において、各サブバンドについて差をつけなかった。しかし、対象物識別の状況や目的に応じてサブバンド信号の中心周波数に重みをつけて処理を行ってもよい。例えば、近傍の対象物の場合には、低周波のサブバンド信号については重みを0にし、中間の周波数については重みを小さくするなどの手法を採用することができる。
さらに、送信される広帯域信号について周波数特性を均一でなくしてもよい。これによって、受信側においては条件付きの相関演算を行い、検出したい対象に応じた処理を行うことができる。さらに、送信チャープ信号について、アップチャープや、ダウンチャープを適宜用いることによって、送信元の識別が行える。
このように、本実施形態においては、サブバンド信号を用いるが、そのサブバンド信号がどのような送信信号に基づいて発生されたかという送信信号について情報を持っておくことができる。従って、この送信信号についての情報に応じて受信側における相関演算を検出対象に応じて適切なものに変更することができる。
また、受信信号の周波数特性などに基づき、送信信号についての重み付けを変更し、受信信号が検出に適切なものになるように、フィードバック制御することも可能である。
実施形態のレーダ装置の概略構成を示すブロック図である。 サブバンド信号への変換などを説明する図である。 実施形態のレーダ装置の一構成例を示すブロック図である。 レーダパルスの例を示す図である。 広帯域信号を示す図である。 サブバンド信号を示す図である。 アップコンバートした送信信号を示す図である。 変形例のレーダ装置の構成を示す図である。 ベースバンド帯域への周波数変換を説明する図である。 こまかなずれを示す図である。 位相のずれを説明する図である。 サブバンド内の位相ずれを示す図である。 サブバンド間の位相ずれを示す図である。 他の実施形態の構成を示す図である。 粗決定サーチ関数および精決定サーチ関数の例を示す図である。 周波数ホッピングを利用する構成を示す図である。 周波数ホッピングの状態を示す図である。
符号の説明
101 広帯域信号発生回路、102,402 レーダパルス生成回路、103,403 送信回路、104,404 送信アンテナ、105,405 受信アンテナ、106,406 受信回路、107 レーダパルス合成回路、108 距離測定部、301,401,1101 パルス発生器、407 レーダパルス合成回路、421 電力分配機、422,434,461,464 バンドパスフィルタ、431,467,492,1103 局部発振器、432,463,491,1105 ミキサ、433 パワーアンプ、462 低雑音アンプ、471 AD変換回路、472 相関器、473 バンド幅合成回路、474 メモリ、1102 擬似乱数系列符号発生器、1104 PLL回路。

Claims (5)

  1. 広帯域信号に合成可能な複数のサブバンド信号を送信する送信機と、
    対象物からの反射波を受信して、複数のサブバンド信号を得る受信機と、
    得られた複数のサブバンド信号について、前記広帯域信号における対応する信号との相関演算を個別に行い、受信した信号の粗サーチ遅延時間を算出する粗サーチ部と、
    複数のサブバンド信号を合成した広帯域での相関関数であって、前記粗サーチ遅延時間を設定した際の各サブバンドでの位相シフトを含む相関関数に基づいて相関演算を行い、前記粗サーチ遅延時間を補正した精サーチ遅延時間を得る精サーチ部と、
    を有し、
    前記粗サーチ部および精サーチ部において得られた両方の遅延時間に基づいて対象物を識別する情報を得ることを特徴とする対象物識別装置。
  2. 請求項1に記載の対象物識別装置において、
    前記広帯域信号についての情報を記憶する記憶手段を有し、
    前記粗サーチ部は、前記記憶手段から読み出した情報を利用して相関演算を行うことを特徴とする対象物識別装置。
  3. 請求項2に記載の対象物識別装置において、
    前記送信機は、複数のサブバンド信号についてそれぞれ高周波信号に変換して送信し、
    前記受信機は複数の高周波帯のサブバンド信号を受信し、AD変換部によりAD変換し、
    前記粗サーチ部および精サーチ部は、AD変換後の複数のサブバンド信号について処理を行うことを特徴とする対象物識別装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の対象物識別装置において、
    前記送信機は、前記広帯域信号を互いに離隔したとびとびの複数のサブバンド信号に分割することを特徴とする対象物識別装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の対象物識別装置において、
    前記送信機は、周波数ホッピングによって順次周波数の変化する信号を得、これにパルス発生器からのサブバンド信号の帯域幅のパルス信号を乗算して前記複数のサブバンド信号を生成することを特徴とする対象物識別装置。
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