JP4710533B2 - 牽引車両のドローバー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、小型牽引車、トーイングトラクタ等の牽引車両のドローバー装置に関する。
牽引車両のドローバー装置の従来例について図9を参照して述べる。図9は牽引車両の後部を示す右側面図である。
牽引車両101は、バッテリ式の小型牽引車であって、車体102の後部上面(詳しくはリヤフレーム部105の上面)を開閉可能に覆うバッテリフードからなるフード部材115を備えている。フード部材115は、リヤフレーム部105に回動可能に連結するヒンジ軸116を支点として回動(図9において右回り方向に回動)することにより、起立状態に開放される(図9中、二点鎖線115参照。)。また、フード部材115上には、オペレータが着座する運転席118が設けられている。
前記車体102のリヤフレーム部105の後部には、台車等の被牽引車(図示省略)を連結するためのドローバー装置130が装備されている。ドローバー装置130は、リヤフレーム部105の後面に設けられたドローバーブラケット132と、ドローバーブラケット132に上下動可能に設けられたドローバーピン135と、ドローバーピン135を操作レバー138の操作に基づいて作動させるリンク機構140とを備えている。
操作レバー138は、リヤフレーム部105の後端部上に配置されたレバーブラケット142に支持ピン143を介して回動可能に支持されている。
また、リンク機構140は、操作レバー138の基端部に一体的に設けられたドローバーレバー146と、ドローバーレバー146とドローバーピン135とを連結するドローバーリンク147とを備えている。ドローバーリンク147の上端部はドローバーレバー146に連結ピン148を介して回動可能に連結され、その下端部はドローバーピン135のリンク連結部137に連結ピン149を介して回動可能に連結されている。
上記した牽引車両101のドローバー装置130において、いま、起立状態にある前記操作レバー138を、その操作端のノブ139を前下方(図9中、矢印Y方向参照。)へ押動操作することにより傾動させる(図9中、二点鎖線138参照。)。すると、リンク機構140を介してドローバーピン135が作動すなわち上動される。この状態で、ドローバーブラケット132に対する台車等の被牽引車(図示しない。)の連結部170の挿脱を行なうことができる。そして、ドローバーブラケット132に被牽引車の連結部170を挿入した状態で、操作レバー138に対する操作力を解放すると、ドローバーピン135がその自重により下動する。すると、ドローバーブラケット132に被牽引車の連結部170がドローバーピン135を介して回動可能に連結されるとともに、リンク機構140を介して操作レバー138が起立状態に復帰回動される。
なお、上記した牽引車両のドローバー装置は、例えば特許文献1に記載されている。
実開昭56−73608号公報
前記従来例のドローバー装置130によると、操作レバー138が、フード部材115の後方における車体102のリヤフレーム部105上に操作可能に配置されている。このため、フード部材115の開放(図9中、二点鎖線115参照。)を考慮すると、操作レバー138を運転席118に対して後方へ離れた位置に設定しなければならない。例えば、操作レバー138を運転席118の近くに配置した場合には、開放されるフード部材115が操作レバー138に干渉するために、フード部材115の開放が妨げられることになる。したがって、フード部材115を全開位置(図9中、二点鎖線115参照。)に開放可能とするためには、操作レバー138を運転席118に対して後方へ離れた位置に設定せざるを得ない。このように、操作レバー138を運転席118に対して離れた位置に設定した場合は、オペレータが操作レバー138を操作しづらく、操作レバー138の操作性が低下するという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、操作レバーの操作性を向上することのできる牽引車両のドローバー装置を提供することにある。
前記した課題は、特許請求の範囲の欄に記載された構成を要旨とする牽引車両のドローバー装置により解決することができる。
すなわち、特許請求の範囲の請求項1に記載された牽引車両のドローバー装置によると、操作レバーの操作に基づいてリンク機構を介してドローバーピンが上動された状態では、ドローバーブラケットに対して、牽引する台車等の被牽引車の連結部を挿脱させることができる。また、ドローバーブラケットに連結部を挿入した状態で、ドローバーピンが下動されたときには、ドローバーブラケットにドローバーピンを介して被牽引車の連結部を連結することができる。
ところで、操作レバーをフード部材上に操作可能に配置することにより、フード部材を開放した際の操作レバーとフード部材との干渉を回避することができる。このため、操作レバーがフード部材の開放を妨げることがないので、操作レバーを運転席に近い位置に設定することにより、オペレータによる操作レバーの操作を容易化し、操作レバーの操作性を向上することができる。なお、本明細書でいう「操作レバーを運転席に近い位置に設定すること。」には、運転席に近い位置に操作レバーを支持構造とともに設定することと、運転席に近い位置に操作レバーの操作端を設定することが相当する。
また操作レバーの操作時においては、連動機構の当接部が相互に当接することにより、作動部材に連動部材が連動される。このため、操作レバーの操作に基づいてリンク機構を介してドローバーピンを作動させることができる。
また、フード部材の開放時においては、連動機構の当接部が相互に離隔することにより、作動部材と連動部材との間の連動が遮断される。このため、フード部材の開放にともなうドローバーピンの不要な作動を回避することができる。
また、特許請求の範囲の請求項に記載された牽引車両のドローバー装置によると、フード部材側の固定部材と操作レバー側の作動部材との間に設けた位置調整機構により、操作レバーの操作完了位置を調整することができる。
本発明の牽引車両のドローバー装置によれば、操作レバーをフード部材上に操作可能に配置するものであるから、フード部材を開放した際の操作レバーとフード部材との干渉を回避しながらも、操作レバーを運転席に近い位置に設定することで、操作レバーの操作性を向上することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について実施例を参照して説明する。
本発明の一実施例を説明する。本実施例では、牽引車両として、バッテリを駆動源とするバッテリ式でかつ立席型の小型牽引車を例示する。なお、説明の都合上、牽引車両の概要を説明した後でドローバー装置を説明することにする。
まず、牽引車両の概要から説明する。図1は牽引車両の概観を示す斜視図である。なお、説明の都合上、牽引車両の前後左右は、牽引車両に乗車したオペレータから見た場合の前後左右に準じるものとする。
図1に示すように、牽引車両1の車体2は、前部のフロントフレーム部3と、後部のリヤフレーム部5と、フロントフレーム部3とリヤフレーム部5とを連結するフロアフレーム部4とを備えている。フロントフレーム部3上には、Tバー型のステアリングハンドル7が設けられている。ステアリングハンドル7の一方(右側)のグリップ部近くには、走行操作レバー8が設けられている。また、フロントフレーム部3の上部には、パーキングブレーキ装置(図示しない。)のブレーキレバー9が設けられている。なお、フロントフレーム部3の下部には、ステアリングハンドル7で操舵される操舵輪である前輪(図示しない。)が設けられている。
前記したフロントフレーム部3とリヤフレーム部5との間におけるフロアフレーム部4上に、運転室10が形成されている。運転室10は、着席型の運転席がなく、立った姿勢で牽引走行にかかる運転操作を行なう立席型の運転室となっている。運転室10の左右両側方は、乗降口(符号省略。)として開口されている。また、フロアフレーム部4の前部上には、足踏み式のブレーキペダル12が配置されている。
また、前記リヤフレーム部5は、上面を開口するボックス状に形成されており、その内部に図示しないバッテリ、駆動装置等を収容している。リヤフレーム部5には、左右一対の駆動輪である後輪14が設けられている。また、リヤフレーム部5の上面は、バッテリフードからなるフード部材15によって開閉可能に覆われている。フード部材15の後部は、リヤフレーム部5にヒンジ軸16(図6参照。)を介して回動可能に連結されている。このため、フード部材15は、ヒンジ軸16を支点として回動(図6において右回り方向に回動)することにより、起立状態に開放される。なお、リヤフレーム部5の上面は、本明細書でいう「車体の後部上面」に相当する。また、リヤフレーム部5とフード部材15との間には、図示しないダンパー装置が介装されている。
図1に示すように、前記運転室10におけるオペレータの運転姿勢の安定性の向上を目的として、前記フード部材15の前部上に凭れ掛け席18が設けられている。凭れ掛け席18のパイプ製のシートフレーム19には、オペレータの背部を凭れ掛ける背凭れパッド20、及び、オペレータの臀部を乗せ掛けるシートパッド21が設けられている。また、シートフレーム19は、フード部材15上に設置された左右一対の支持部材23に対して、高さ調整可能にかつ乗せ掛けパッドを後向きとする前後逆向きに配置変更可能に取り付けられている。
上記した牽引車両1のリヤフレーム5の後部には、台車等の被牽引車(図示省略)を連結するためのドローバー装置30が装備されている。
次に、前記牽引車両1のドローバー装置30について説明する。図2はドローバー装置の周辺部を示す斜視図、図3は同じく側面図である。
図2に示すように、ドローバー装置30は、前記車体2のリヤフレーム部5の後面に設けられたドローバーブラケット32と、そのドローバーブラケット32に上下動可能に設けられたドローバーピン35と、前記ドローバーピン35を操作レバー38の傾動操作に基づいて作動すなわち上動させるリンク機構40とを備えている。
ドローバーブラケット32は、前記リヤフレーム部5の後面にボルト等により結合された取付板部33と、取付板部33の上下両端部より後方へ平行状に突出する上下一対の連結プレート34とを有している。両連結プレート34には、上下方向に同一軸線上に整合するピン挿通孔34a(図2では、下側の連結プレート34のピン挿通孔34aのみが示されている。)が形成されている。なお、下側の連結プレート34のピン挿通孔34aは、図4に示されている。
前記ドローバーピン35は、前記ドローバーブラケット32の上側の連結プレート34のピン挿通孔34a(図4参照。)にその上方から挿入されている。ドローバーピン35の下端部は、下側の連結プレート34のピン挿通孔34aに対して挿脱可能になっている。ドローバーピン35の上端部には、上側の連結プレート34上に当接可能な係止フランジ36が形成されている。係止フランジ36が、上側の連結プレート34上に当接したときは、ドローバーピン35の下端部が下側の連結プレート34のピン挿通孔34aに挿入された状態で、それ以上のドローバーピン35の下降が規制される。また、ドローバーピン35は、係止フランジ36上に突出するリンク連結部37を有している。
前記操作レバー38は、前記フード部材15の後部上に配置されたレバーブラケット42に対して支持ピン43を介して回動可能に支持されている。操作レバー38は、上方へ延びており、その上端である操作端にノブ39を有している。また、操作レバー38は、前下方(図3中、矢印Y1方向参照。)へ傾倒させたときに、フード部材15に所定間隔を隔てて倣うように、その下半部に対して上半部が前方へほぼ「く」の字状に折り曲げられている(図3中、二点鎖線38参照。)。なお、レバーブラケット42に対する操作レバー38の支持構造については後で説明する。
図2に示すように、前記リンク機構40は、前記した操作レバー38とドローバーピン35とを連繋するものである。リンク機構40は、操作レバー38の操作に連動する連動機構44(後述する。)と、連動機構44を介して作動されるドローバーレバー46と、ドローバーレバー46とドローバーピン35とを連結するドローバーリンク47とを備えている。ドローバーリンク47の上端部は、ドローバーレバー46に連結ピン48を介して回動可能に連結されている。また、ドローバーリンク47の下端部は、ドローバーピン35のリンク連結部37に連結ピン49を介して回動可能に連結されている。なお、ドローバーリンク47は、ドローバーレバー46及びドローバーピン35のリンク連結部37を間に挟むようにして左右対称状に2枚配置されている。
次に、前記したレバーブラケット42に対する操作レバー38の支持構造とともに連動機構44について説明する。図7は操作レバーの支持構造とともに連動機構を示す斜視図、図8は同じく断面図である。
図7に示すように、前記フード部材15の後部上には、左右一対をなすレバーブラケット42がボルト等により固定されている。両レバーブラケット42に支持ピン43が架設されている。支持ピン43上には、内外二重筒状をなす軸受筒53,50が回動可能に支持されている。外側の軸受筒50は、両レバーブラケット42の相互間における左半部において内側の軸受筒53に対して回動可能に支持されている。また、内側の軸受筒53の右部は、両レバーブラケット42の相互間における右半部において外側の軸受筒50から露出している。外側の軸受筒50の左端部には、前記ドローバーレバー46が固着されているとともに、その外周面上には軸方向に延びかつ後方に突出する連動側プレート51が固着されている。また、内側の軸受筒53の露出部分における右端部の外周面上には、前記操作レバー38が固着されているとともに、その露出部分における左半部の外周面上には軸方向に延びかつ後方に突出する作動側プレート54が固着されている。作動側プレート54には、連動側プレート51の右部の下面側に対向するように延出されたストッパ部55を有している。作動側プレート54の左端面と外側の軸受筒50の右端面とが相互に当接することにより、外側の軸受筒50の右方への軸移動と、内側の軸受筒53の左方への軸移動が規制される。また、外側の軸受筒50の左方への軸移動は、左側のレバーブラケット42(符号、Lを付す。)によって規制される。また、内側の軸受筒53の右方への軸移動は、右側のレバーブラケット42(符号、Rを付す。)によって規制される。すなわち、両レバーブラケット42の間に、両軸受筒50、53が軸方向の移動が規制された状態で、それぞれ支持ピン43の回りに回動可能に設けられている。なお、連動側プレート51と作動側プレート54は、本明細書でいう「連動機構の当接部」を構成している。
したがって、操作レバー38の起立状態から前下方(図8中、矢印Y1方向参照。)への傾動操作時に、作動側プレート54のストッパ部55が連動側プレート51に当接することにより、内側の軸受筒53の図8において右回り方向の回動に外側の軸受筒50が連動される結果、ドローバーレバー46が同方向(図8中、矢印Y2方向参照。)へ回動される。また、逆に、操作レバー38の起立状態において、ドローバーレバー46に図8において右回り方向(図8中、矢印Y2方向参照。)への回動力が作用したときには、外側の軸受筒50の連動側プレート51が、内側の軸受筒53の作動側プレート54のストッパ部55に対して離隔するため、両軸受筒50,53の連動が遮断される。なお、内側の軸受筒53は、本明細書でいう「操作レバー側の作動部材」に相当する。また、外側の軸受筒50は、本明細書でいう「ドローバーピン側の連動部材」に相当する。また、作動側プレート54と連動側プレート51とにより、連動機構44が構成されている(図7参照。)。
図7に示すように、前記内側の軸受筒53の右端部の外周面上には、軸方向に延びかつ操作レバー38の起立状態において下前方に突出するストッパープレート57が固着されている(図8参照。)。また、前記右側のレバーブラケット42には、その後部において左方へ突出する支持片58が形成されている。支持片58の上部には、ナット59が溶接により固着されている(図8参照。)。支持片58のナット59には、その後方から前方に向けて頭付き六角ボルトからなる調整ねじ60がねじ付けられている。したがって、操作レバー38を起立状態から前下方(図8中、矢印Y1方向参照。)へ傾動させることにより、調整ねじ60の先端にストッパープレート57が当接する(図8中、二点鎖線57参照。)。すると、操作レバー38の操作完了位置以上の傾動が規制される。なお、操作レバー38の操作完了位置は、前記ドローバーピン35の上動が完了した作動完了位置に対応している。また、支持片58のナット59に対する調整ねじ60の螺進又は螺退により、ストッパープレート57の当接位置を調整することで、操作レバー38の操作完了位置を調整することができる。ストッパープレート57と支持片58と調整ねじ60は、位置調整機構62を構成している。なお、右側のレバーブラケット42(R)は、本明細書でいう「フード部材側の固定部材」に相当する。
図7に示すように、前記右側のレバーブラケット42には、前部において左方へ突出するストッパ片64が形成されている。前記操作レバー38が後方(図8中、矢印Y3方向参照。)へ傾動する際に、ストッパ片64に操作レバー38が当接することにより、操作レバー38の最後傾位置以上の傾動が規制される。
上記牽引車両1のドローバー装置30において、いま、フード部材15の閉状態で、操作レバー38が起立状態にあるものとする(図2及び図3参照。)。この状態では、ドローバーピン35は、下動位置(「連結位置」という。)にあり、ドローバーブラケット32の両連結プレート34のピン挿通孔34aに挿入されている。また、連動機構44における連動側プレート51と作動側プレート54のストッパ部55は、相互に当接している。
この状態より、操作レバー38を、その操作端のノブ39を前下方(図3中、矢印Y1方向参照。)へ押動操作することにより傾動させる(図3中、二点鎖線38参照。)。すると、操作レバー38の傾動に基づいて、内側の軸受筒53の作動側プレート54のストッパ部55が連動側プレート51に当接したまま回動することにより、外側の軸受筒50が連動して回動される。そして、外側の軸受筒50とともにドローバーレバー46が図8において矢印Y2方向へ回動すると、ドローバーリンク47が引き上げられるにともない、ドローバーピン35が作動すなわち上動される。そして、ドローバーピン35の下端部がドローバーブラケット32の上側の連結プレート34のピン挿通孔34a内に位置すると、ドローバーピン35の作動完了位置となる(図4参照。)。これとともに、内側の軸受筒53のストッパープレート57が調整ねじ60に当接することにより、操作レバー38が操作完了位置となる(図8中、二点鎖線38参照。)。この状態が、ドローバー装置30の連結解除状態に相当する。なお、図4はドローバー装置の連結解除状態を示す斜視図である。
ドローバー装置30の連結解除状態(図4参照。)では、ドローバーブラケット32の両連結プレート34の間に対して、台車等の被牽引車(図示しない。)に設けられているトーバー等の連結部70を挿脱させることができる。
続いて、被牽引車を牽引する場合は、ドローバーブラケット32に被牽引車の連結部70を挿入し、両連結プレート34のピン挿通孔34aに連結部70のピン挿通孔70aを整合した状態で、前記操作レバー38の操作を解放する。すると、ドローバーピン35がその自重により下動することにより、ドローバーピン35が被牽引車の連結部70のピン挿通孔70aを通って、ドローバーブラケット32の下側の連結プレート34(詳しくは、ピン挿通孔34a)に挿入され、係止フランジ36が上側の連結プレート34に当接する。これにより、ドローバーブラケット32に被牽引車の連結部70がドローバーピン35を介して回動可能に連結される(図3参照。)。
また、前記ドローバーピン35の下動にともない、リンク機構40を介して操作レバー38が起立される。詳しくは、ドローバーピン35が下動すると、ドローバーリンク47が引き下げられるにともない、ドローバーレバー46が外側の軸受筒50とともに回動される。すると、外側の軸受筒50の連動側プレート51が作動側プレート54のストッパ部55に当接した状態で回動することにより、内側の軸受筒53が連動して回動される。これとともに、操作レバー38が起立方向に回動されて原状位置(図2及び図3参照。)に復帰される。また、操作レバー38が右側のレバーブラケット42のストッパ片64に当接することにより、操作レバー38のそれ以上の傾動(後傾)が規制される。
次に、前記したフード部材15の閉状態で、操作レバー38が起立状態にある状態(図2及び図3参照。)から、バッテリ、駆動装置のメンテナンスに際して、フード部材15がヒンジ軸16(図6参照。)を支点として開放(図6中、矢印Y4方向参照。)される場合について説明する。図5はフード部材を開放した状態におけるドローバー装置を示す斜視図、図6は同じく側面図である。
この場合、図5及び図6に示すように、フード部材15の開放とともに、フード部材15上の操作レバー38、両レバーブラケット42及び支持ピン43、両軸受筒50,53が、ヒンジ軸16(図6参照。)の回りに移動する。このとき、内側の軸受筒53の作動側プレート54のストッパ部55に対して、外側の軸受筒50の連動側プレート51が離隔するように、外側の軸受筒50が相対的に回動することで、両軸受筒50,53の連動が遮断される。これとともに、ドローバーレバー46とドローバーピン35との間を連結するドローバーリンク47が、ドローバーレバー46に対して上側の連結ピン48を支点として図6において右回り方向に回動されるとともに、ドローバーピン35に対して下側の連結ピン49を支点として図6において左回り方向に回動される。これにより、ドローバーレバー46とドローバーピン35との間の相対移動が吸収される。このため、ドローバーピン35は、作動すなわち上動されることなく、両連結プレート34(詳しくは、ピン挿通孔34a)に挿通された状態のままを維持する。なお、開放されたフード部材15を閉鎖したときは前記の開放時と逆の動作となる。
前記した牽引車両1のドローバー装置30によると、操作レバー38をフード部材15上に操作可能に配置したことにより、フード部材15を開放した際に、操作レバー38に対するフード部材15の干渉を回避することができる。このため、操作レバー38がフード部材15の開放を妨げることがない。このため、操作レバー38を運転室10に近い位置に設定することにより、運転室10のオペレータによる操作レバー38の操作を容易化し、操作レバー38の操作性を向上することができる。
また、フード部材15の閉状態における操作レバー38の操作時においては、連動機構44(図7参照。)の当接部である連動側プレート51と作動側プレート54とが相互に当接することにより、内側の軸受筒53に外側の軸受筒50を連動させる。このため、操作レバー38の操作に基づいてリンク機構40を介してドローバーピン35を作動させることができる。
また、フード部材15の開放時においては、連動機構44の連動側プレート51と作動側プレート54とが相互に離隔することにより、内側の軸受筒53と外側の軸受筒50との間の連動が遮断される。このため、フード部材15の開放にともなうドローバーピン35の不要な作動を回避することができる。
また、右側のレバーブラケット42と内側の軸受筒53との間に設けた位置調整機構62(図7及び図8参照。)により、操作レバー38の操作完了位置を調整することができる。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明のドローバー装置30は、小型牽引車に限定されるものではなく、トーイングトラクタ等の牽引車両に適用することができる。また、本発明のドローバー装置30は、バッテリ式の牽引車両に限らず、内燃機関を駆動源とする内燃機関式の牽引車両にも適用することができる。また、本発明のドローバー装置30は、立席型の運転室10に限らず、着席型の運転室10を有する牽引車両にも適用することができる。
本発明の実施例にかかる牽引車両の概観を示す斜視図である。 ドローバー装置の周辺部を示す斜視図である。 ドローバー装置の周辺部を示す側面図である。 ドローバー装置の連結解除状態を示す斜視図である。 フード部材を開放した状態におけるドローバー装置を示す斜視図である。 フード部材を開放した状態におけるドローバー装置を示す側面図である。 操作レバーの支持構造とともに連動機構を示す斜視図である。 操作レバーの支持構造とともに連動機構を示す断面図である。 従来例の牽引車両の後部を示す側面図である。
符号の説明
1 牽引車両
2 車体
15 フード部材
30 ドローバー装置
32 ドローバーブラケット
35 ドローバーピン
38 操作レバー
40 リンク機構
42 右側のレバーブラケット(フード部材側の固定部材)
44 連動機構
50 外側の軸受筒(ドローバーピン側の作動部材)
51 連動側プレート(当接部)
53 内側の軸受筒(操作レバー側の連動部材)
54 作動側プレート(当接部)
62 位置調整機構

Claims (2)

  1. 車体の後部上面を開閉可能に覆うフード部材を備える牽引車両のドローバー装置であって、
    前記車体に設けられたドローバーブラケットと、前記ドローバーブラケットに上下動可能に設けられたドローバーピンと、前記ドローバーピンを操作レバーの操作に基づいて上動させるリンク機構とを備え、
    前記操作レバーを前記フード部材上に操作可能に配置し
    前記リンク機構に、前記操作レバーに連動する操作レバー側の作動部材、及び、前記ドローバーピンを連動するドローバーピン側の連動部材を設け、
    前記作動部材と前記連動部材との間に、相互に当接及び離隔可能な当接部からなる連動機構を設け、
    前記フード部材の閉状態における前記操作レバーの操作時においては、前記連動機構の当接部が相互に当接することにより、前記作動部材に前記連動部材を連動させ、また、前記フード部材の開放時においては、前記連動機構の当接部が相互に離隔することにより前記作動部材と前記連動部材との間の連動を遮断する構成とした
    ことを特徴とする牽引車両のドローバー装置。
  2. 請求項に記載の牽引車両のドローバー装置であって、
    前記フード部材側の固定部材と前記操作レバー側の作動部材との間に、前記操作レバーの操作完了位置を調整する位置調整機構を設けたことを特徴とする牽引車両のドローバー装置。
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