JP4710364B2 - 画像形成装置、及び、画像形成システム - Google Patents
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Description
また、ローラは、中間転写体の回転に伴って回転するため、該ローラが、その回転中に軸方向にずれて、該ローラを受ける軸受けと接触することがある。かかる場合に、軸受けの材質によっては、ローラと軸受けとの接触中に異音が発生してしまう。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、中間転写体に適切に転写電圧を印加し、かつ、異音を軽減できる画像形成装置を実現することにある。
支持部材がローラの軸の他端側を直接支持して場合には、ローラと支持部材が通電する状態となっているから、中間転写体に適切に転写電圧を印加することが可能となり、また、支持部材がローラの軸の一端側を樹脂製の軸受けを介して支持している場合には、ローラが樹脂軸受けと接触した際に異音が発生し難いから、前記異音の発生を軽減することが可能となる。そのため、上記の画像形成装置によれば、中間転写体に適切に転写電圧を印加し、かつ、異音を軽減できる画像形成装置を実現することが可能となる。
中間転写体がベルトである場合には、ベルトが不適切に回転(例えば、蛇行回転)するために、該ベルトの外周面に当接しているローラが、軸方向に移動して、軸受けに接触する可能性が高まる。そのため、軸受けを樹脂製にすることによる、異音を軽減させる効果、がより有効に奏される。
張架部が突出部材に当接して前記ベルトの前記直交方向への移動を規制する構成の場合には、ローラが前記中央側へ移動しやすい。なぜなら、ベルトが蛇行回転等によって前記直交方向に移動する際に、突出部材が張架部に引っ掛かかって、前記ベルトの前記直交方向の端部が浮き上がってしまい、該ローラに前記中央側へ移動させる力が作用するからである。かかる状況下にて、樹脂製の軸受けをローラが移動しやすい前記中央側へ設けた場合には、より有効に、異音を軽減することが可能となる。
かかる場合には、ベルトの回転に連れ回りするローラを支持する軸受けが、ベルトの回転状態に応じて移動する(例えば、ベルトが斜めになっている状態にて回転する場合には、軸受けが該斜めの回転に対応して移動する)。このように軸受けが移動すると、ローラがその回転中にベルトに適切に当接するから、ローラがスムーズに回転することが可能となる。
かかる場合には、ローラの回転中に受け部が前記交差方向に移動することによって、より効果的に、ローラをスムーズに回転させることが可能となる。
かかる場合には、ローラの回転中に受け部が前記軸方向に移動することによって、より効果的に、ローラをスムーズに回転させることが可能となる。
支持部材の二つの折り曲げ部がローラを支持する場合には、支持部材がローラを不適切に支持することがある。例えば、折り曲げ部が適切に折り曲がっていない場合には、支持部材がローラを斜めに支持することになる。そして、ローラが不適切に支持されると、ローラの回転がスムーズに行われない。そこで、上記の場合には、軸受けが支持部材に対して移動可能にすることによって、ローラをスムーズに回転させる効果、がより有効に奏される。
このような画像形成装置によれば、中間転写体に適切に転写電圧を印加し、かつ、異音を軽減できる画像形成装置を実現することが可能な効果が、最も有効に奏される。
このような画像形成システムによれば、画像形成システムが中間転写体に適切に転写電圧を印加し、かつ、異音を軽減できる画像形成装置を具備するから、従来よりも優れた画像形成システムを実現することが可能となる。
次に、図1〜図3を用いて、画像形成装置としてレーザビームプリンタ(以下、プリンタともいう)10を例にとって、その概要について説明する。図1は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。図2は、制御ユニットを示したブロック図である。図3は、中間転写ユニット60を示した斜視図である。なお、図1には、矢印にて上下方向(鉛直方向)を示しており、例えば、給紙トレイ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定着ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されている。
まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号及び制御信号がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づくユニットコントローラ102の制御により感光体20、及び、転写ベルト70が回転する。感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。
次に、制御ユニット100の構成について図2を参照しつつ説明する。制御ユニット100のメインコントローラ101は、インターフェイス112を介してホストコンピュータと接続され、このホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている。ユニットコントローラ102は、装置本体の各ユニット(帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、中間転写ユニット60、感光体クリーニングユニット75、二次転写ユニット80、定着ユニット90、表示ユニット95)と電気的に接続され、それらが備えるセンサからの信号を受信することによって、各ユニットの状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて、各ユニットを制御する。
次に、図3〜図8を用いて、電極ユニット200の構成例について説明する。なお、図4は、電極ユニット200及びその周辺部を示した斜視図である。図5は、電極ユニット200及びその周辺部を示した断面図である。図6は、電極ユニット200を示した斜視図である。図7は、ローラ支持板金230を示した六面図である。図8は、段付きねじ240を示した図である。なお、図4においては、コネクタ301が電極ユニット200に装着されている図3とは異なり、コネクタ301が電極ユニット200に装着されていない。
本実施形態に係る画像形成装置(プリンタ10)は、現像剤像(トナー像)を媒体(記録媒体)に転写する際の中間媒体となる回転可能な中間転写体(転写ベルト70)と、転写ベルト70に当接した状態で、該転写ベルト70の回転に伴って回転する導電性のローラ(電極ローラ210)と、電極ローラ210の軸(ローラ軸212)を受けるための樹脂製の軸受け(ローラ軸受け220)と、電極ローラ210のローラ軸212の一端側212aをローラ軸受け220を介して支持し、ローラ軸212の他端側212bを直接支持する導電性の支持部材(ローラ支持板金230)と、ローラ支持板金230と電極ローラ210とを介して、転写ベルト70に転写電圧(一次転写バイアス)を印加するための転写電圧印加部(転写バイアス印加部121)と、を有している。これにより、転写ベルト70に適切に一次転写バイアスを印加し、かつ、異音を軽減できるプリンタ10を実現することが可能となる。以下において、詳細に説明する。
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る画像形成装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
張架部(より詳しくは、回動部材73)がビード70cに当接して転写ベルト70のベルト直交方向への移動を規制する構成の場合には、電極ローラ210が前記中央側に移動しやすい。なぜなら、転写ベルト70が蛇行回転等によってベルト直交方向に移動する際に、ビード70cが回動部材73(より詳しくは、テーパー部73a)に引っ掛かかって、転写ベルト70のベルト直交方向の端部が浮き上がってしまい、該電極ローラ210に前記中央側に移動させる力が作用するからである。かかる状況下にて、樹脂製のローラ軸受け220を前記電極ローラ210が移動しやすい前記中央側に設けた場合には、より有効に、異音を軽減することが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
ローラ軸受け220がローラ支持板金230に対して移動可能である場合には、転写ベルト70の回転に連れ回りする電極ローラ210を支持するローラ軸受け220が、転写ベルト70の回転状態に応じて移動する(例えば、転写ベルト70が斜めになっている状態にて回転する場合には、ローラ軸受け220が該斜めの回転に対応して移動する)。このようにローラ軸受け220が移動すると、電極ローラ210がその回転中に転写ベルト70に適切に当接するから、電極ローラ210がスムーズに回転することが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
ただし、受け部221がローラ支持板金230に対してローラ軸交差方向に移動可能である場合には、電極ローラ210の回転中に受け部221がローラ軸交差方向に移動することによって、より効果的に、電極ローラ210をスムーズに回転させることが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
ただし、受け部221がローラ支持板金230に対してローラ軸方向に移動可能である場合には、より効果的に、電極ローラ210をスムーズに回転させることが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
ローラ支持板金230の二つの折り曲げ部が電極ローラ210を支持する場合には、ローラ支持板金230が電極ローラ210を不適切に支持することがある。例えば、折り曲げ部が適切に折り曲がっていない場合には、ローラ支持板金230が電極ローラ210を斜めに支持することになる。そして、電極ローラ210が不適切に支持されていると、電極ローラ210の回転がスムーズに行われ難い。そこで、上記の場合には、ローラ軸受け220がローラ支持板金230に対して移動可能にすることによって、電極ローラ210をスムーズに回転させる効果がより有効に奏される。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
次に、本発明に係る実施の形態の一例である画像形成システムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
50 YMCK現像ユニット、50a 中心軸、51 ブラック現像装置、
52 マゼンタ現像装置、53 シアン現像装置、54 イエロー現像装置、
55a、55b、55c、55d 保持部、60 中間転写ユニット、
61 中間転写ユニット本体、63 固定ねじ、64 位置決め凸部、
70 転写ベルト、70a 抵抗層、70b 電極層、70c ビード、
71 駆動ローラ、72 従動ローラ、73 回動部材、73a テーパー部、
75 感光体クリーニングユニット、76 感光体クリーニングブレード、
80 二次転写ユニット、90 定着ユニット、92 給紙トレイ、
94 給紙ローラ、95 表示ユニット、96 レジローラ、
100 制御ユニット、101 メインコントローラ、
102 ユニットコントローラ、112 インターフェイス、
113 画像メモリ、121 転写バイアス印加部、
200 電極ユニット、210 電極ローラ、211 当接部、
212 ローラ軸、212a 一端側、212b 他端側、
220 ローラ軸受け、221 受け部、222 被締結部、222a 穴部、
223 中間部、230 ローラ支持板金、231 基部、232 ローラ支持部、
233 中間部、233a 切り欠き、233b 切り欠き、
234 第二折り曲げ部、234a 固定部、234b 長穴、234c 雌ねじ、
235 第一折り曲げ部、235a コネクタ装着部、
236 第三折り曲げ部、236a 嵌合穴、236b 雌ねじ、
237 第四折り曲げ部、237a 嵌合穴、
240 段付きねじ、241 雄ねじ部、242 軸部、243 大径部、
300 高圧線、301 コネクタ、
700 画像形成システム、702 コンピュータ、704 表示装置、
706 プリンタ、708 入力装置、708A キーボード、708B マウス、
710 読取装置、
710A フレキシブルディスクドライブ装置、
710B CD−ROMドライブ装置、
802 内部メモリ、804 ハードディスクドライブユニット、
T1 一次転写部、T2 二次転写部、
Claims (6)
- 現像剤像を媒体に転写する際の中間媒体となる回転可能な中間転写体と、
該中間転写体に当接した状態で、該中間転写体の回転に伴って回転する導電性のローラと、
該ローラの軸を受けるための樹脂製の軸受けと、
前記ローラの軸の一端側を前記軸受けを介して支持し、該軸の他端側を直接支持する導電性の支持部材と、
前記支持部材と前記ローラとを介して、前記中間転写体に転写電圧を印加するための転写電圧印加部と、
を有し、
前記中間転写体は、ベルトであり、
前記ローラは、前記ベルトの外周面に当接しており、
前記ベルトの、内周面、かつ、該ベルトの回転方向と直交する直交方向端部、には、該ベルトの内側へ突出した突出部材が固定されており、
前記画像形成装置は、前記ベルトの、内周面、かつ、前記回転方向と直交する直交方向中央部、に当接して、該ベルトを回転可能に張架する張架部を有し、
前記張架部は、前記ベルトに固定されている前記突出部材、と接触することにより、前記回転方向と直交する直交方向への前記ベルトの移動を規制し、
前記ローラは、前記ベルトを介して前記突出部材に対向する位置、に設けられており、
前記ローラの軸の前記一端側は、前記直交方向において前記ベルトの中央側であり、前記ローラの軸の前記他端側は、前記直交方向において前記ベルトの端側であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置であって、
前記軸受けは、前記支持部材に対して移動可能となるように、前記支持部材に取り付けられていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2に記載の画像形成装置であって、
前記軸受けは、その長手方向一端側に、前記支持部材と嵌合し、かつ、前記ローラの軸を受ける受け部を、その長手方向他端側に、前記支持部材に対して前記ローラの軸方向と交差する交差方向に移動可能となるように、締結部材により前記支持部材に締結された被締結部を、それぞれ備え、
前記受け部は、前記支持部材に対して前記交差方向に移動可能であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3に記載の画像形成装置であって、
前記被締結部は、前記支持部材に対して前記軸方向に移動可能となるように、前記締結部材により前記支持部材に締結されており、
前記受け部は、前記支持部材に対して前記軸方向に移動可能であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置であって、
前記支持部材は、前記ローラの軸の一端側を前記軸受けを介して支持するための一端側折り曲げ部と、該軸の他端側を直接支持する他端側折り曲げ部と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - コンピュータ、並びに、
このコンピュータに接続された画像形成装置であって、現像剤像を媒体に転写する際の中間媒体となる回転可能な中間転写体と、該中間転写体に当接した状態で、該中間転写体の回転に伴って回転する導電性のローラと、該ローラの軸を受けるための樹脂製の軸受けと、前記ローラの軸の一端側を前記軸受けを介して支持し、該軸の他端側を直接支持する導電性の支持部材と、前記支持部材と前記ローラとを介して、前記中間転写体に転写電圧を印加するための転写電圧印加部と、を有し、前記中間転写体は、ベルトであり、前記ローラは、前記ベルトの外周面に当接しており、前記ベルトの、内周面、かつ、該ベルトの回転方向と直交する直交方向端部、には、該ベルトの内側へ突出した突出部材が固定されており、前記画像形成装置は、前記ベルトの、内周面、かつ、前記回転方向と直交する直交方向中央部、に当接して、該ベルトを回転可能に張架する張架部を有し、前記張架部は、前記ベルトに固定されている前記突出部材、と接触することにより、前記回転方向と直交する直交方向への前記ベルトの移動を規制し、前記ローラは、前記ベルトを介して前記突出部材に対向する位置、に設けられており、前記ローラの軸の前記一端側は、前記直交方向において前記ベルトの中央側であり、前記ローラの軸の前記他端側は、前記直交方向において前記ベルトの端側である画像形成装置、
を具備したことを特徴とする画像形成システム。
Priority Applications (1)
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JP2005070860A JP4710364B2 (ja) | 2005-03-14 | 2005-03-14 | 画像形成装置、及び、画像形成システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006251639A JP2006251639A (ja) | 2006-09-21 |
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- 2005-03-14 JP JP2005070860A patent/JP4710364B2/ja active Active
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