JP4709566B2 - 遠隔監視装置及び遠隔監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の撮像装置と威嚇装置を監視物件(ビル、倉庫、事務所等)に設置し、撮像装置で撮像された所定の監視領域の画像を監視物件と離れた場所に設けられた監視センタ装置に送信して、監視センタ装置に表示された監視領域の画像に基づき、監視員が侵入者を確認した上で威嚇装置を遠隔から手動により起動することができる遠隔監視装置に関する。
近年、監視物件で発生した異常を遠隔の監視センタ装置において監視員が監視し、異常が発生すると、監視センタ装置により対処行動を発令する遠隔監視システムが普及している。このような遠隔監視システムとして、特許文献1には、監視物件に扉開閉検知センサ、人体検知センサ、ガラス破壊センサ、壁破壊センサ等の各種センサ(以下、単に「センサ」と称する)、CCDカメラ(本発明の「撮像装置」に相当する)、及び煙を放射する発煙装置(本発明の「威嚇装置」に相当する)等が接続されており、これらセンサ及びカメラからの侵入情報を遠隔の監視装置に送信する警報装置、警報装置から受信した監視領域の画像を表示し、発煙装置を起動する発煙起動操作部(本発明の「起動操作手段」に相当する)を備える監視装置(本発明の「遠隔監視装置」に相当する)を備える遠隔監視システムが開示されている。
このシステムでは、センサが検知すると、CCDカメラにより撮影された画像を遠隔の監視装置に送信する。監視装置は、受信した画像を表示する表示装置を備えており、監視員が表示装置の表示画面を監視している。表示装置の画像に基づいて人の侵入であると判断すると、監視員は発煙起動操作部を操作して、発煙装置を起動する。発煙起動操作部が操作されると、監視装置から起動信号が警報装置に送信される。警報装置は、起動信号を受信すると、発煙装置を起動させる。これにより、監視領域において煙が噴出されて、侵入者を威嚇して犯罪行為を阻止または牽制する。また、撮像装置として、異常を検知したときの画像(蓄積画像)と現在の監視領域の画像(最新画像)の種別の異なる画像を送信することができる画像センサが知られている(特許文献2)。
特開2004−171235号公報 特開2001−28089号公報
しかしながら、上述した特許文献1の遠隔監視システムでは、監視領域が複数ある場合、監視員が、発煙起動操作部の操作を誤ると、侵入者のいる監視領域とは無関係な発煙装置を起動してしまうことになる。そのため、監視員は、表示装置で表示されている画像に対応する発煙装置の有無をまず確認した上で、対応する発煙装置を起動する操作(例えば、表示画像に対応する発煙装置を選択する操作)を間違いなく行わなければならない。しかし、このような発煙装置の有無の確認を行っていたのでは、発煙装置を起動するタイミングを逃してしまうおそれがある。また、このような監視員の人的操作により対応する発煙装置を起動する操作では、操作ミスの発生を完全に除去することは困難である。さらに、特許文献2のような画像センサを撮像装置として使用した場合、最新画像が表示されていない状態で発煙装置を起動すると、侵入者が既に存在しないにもかかわらず、発煙装置を起動してしまう可能性がある。このようなタイミングのずれた発煙装置の起動、または誤った発煙装置の起動は、発煙ボンベを無駄に消費することになる。また、営業時間中に発煙装置を誤動作させると、業務が停止するだけでなく、顧客に多大な迷惑をかけることもあり得る。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、表示画像の送信源である撮像装置に対応する発煙装置等の威嚇装置の有無を監視員が迅速に判断することができ、かつ確実に威嚇装置を起動させることができる遠隔監視装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、監視員に、監視領域の最新の画像を確認させた上で威嚇装置を起動させることができる遠隔監視装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる遠隔監視装置は、遠隔監視装置において表示されている表示画像を送信している撮像装置と対応する威嚇装置について起動操作手段の起動操作が可能になるよう構成する。さらには、表示画像が最新画像であるときに起動操作手段の起動操作が可能になるように構成する。また、監視員が意図した表示画像に対応する威嚇装置を確実に起動できない状態では、威嚇装置の起動ができないようにすることにより、上記課題を解決する。
本発明の第1の実施態様に係る遠隔監視装置は、監視物件に設置された威嚇装置及び撮像装置と接続される遠隔監視装置であって、前記威嚇装置へ起動信号を出力するときに操作する起動操作手段と、前記撮像装置からの画像を受信する通信制御手段と、前記画像を表示部に表示する表示手段と、前記表示部における表示画像に付加された画像種別を示す画像特定情報に基づいて、当該表示画像が最新画像かその他の画像種別の画像かを判定する画像判定手段と、前記威嚇装置及び前記撮像装置との対応を記憶する記憶手段と、前記表示画像の送信源である前記撮像装置に対応する前記威嚇装置があり、前記画像判定手段にて前記表示画像が前記最新画像であると判定されることを条件として、前記起動操作手段を操作可能状態とし、前記表示部における表示画像の送信源である前記撮像装置に対応する前記威嚇装置があっても、前記画像判定手段にて前記その他の画像種別の画像であると判定される場合は、前記起動操作手段を操作不能状態とする表示制御手段と、前記起動操作手段が操作されると、前記対応する威嚇装置を起動する起動信号を出力する威嚇起動手段と、を具備することを特徴とする。
この態様は、表示手段に表示中の表示画像を送信している撮像装置に対応する威嚇装置が存在する場合にのみ、起動操作手段を操作可能状態とし、操作可能となった起動操作手段を操作すると、表示中の表示画像を送信している撮像装置に対応する威嚇装置が起動されるように構成したものである。この態様により表示中の画像を送信している撮像装置と対応する威嚇装置を確認することが不要となるので、迅速な威嚇装置の起動が可能となり、操作の遅れにより威嚇のタイミングを外すことや、誤操作を防止可能となる。また、起動操作手段が操作可能状態となったか否かを監視員が確認すれば、対応する威嚇装置の有無を、起動操作手段を実際に操作しなくても、すぐに判断できるので、威嚇装置が無い場合には、すぐに他の対応をとることが可能となる。
また、監視員が最新画像状態を確認している状態でないと、威嚇装置を起動できないようにしたものである。これにより、最新画像を確認せずに、威嚇装置を起動することを防止し、タイミングのずれた起動を無くすことができる。
本発明の他の態様に係る遠隔監視装置は、更に、前記表示画像が切換え処理中か否かを判定する表示状態判定手段を具備し、前記表示制御手段は、前記表示画像が切換え処理中でないことを条件として、前記起動操作手段を操作可能状態とすることを特徴とする。
この態様は、表示画像の切換え処理中は、表示中の画像と威嚇装置の関係が不安定であるので、切換え処理が完了するまで、起動操作手段を操作できないようにするものである。
本発明の他の態様に係る遠隔監視装置は、更に、前記表示手段が、複数の前記記憶装置から受信した画像を前記表示部に分割表示する機能を有し、前記表示状態判定手段は、分割表示されているか否かを判定し、前記起動制御手段は、分割表示されていないことを条件として、前記起動操作手段を操作可能状態とすることを特徴とする。
この態様は、分割表示中は、画面と対応する威嚇装置が特定できないため、分割表示中は起動操作手段を操作不能とするものである。
本発明の他の態様に係る遠隔監視装置は、更に、前記表示手段が、複数の前記撮像装置から受信した画像を前記表示部に自動切換表示する機能を有し、前記表示状態判定手段は、自動切換え表示されているか否かを判定し、前記起動制御手段は、自動切換表示されていないことを条件として、前記起動操作手段を操作可能状態とすることを特徴とするものである。
この態様は、表示画像が、監視領域の各部の画像カメラに順次切り替えられる自動切換えモードのときには、威嚇起動手段を起動できないようにしたものである。自動切換え表示では、切換えタイミングの関係で、意図したものと異なる威嚇装置を起動させるおそれがあるので、このような誤操作を防止するものである。
本発明の第1の実施態様に係る遠隔監視システムは、監視物件に設置された威嚇装置及び撮像装置と、当該威嚇装置及び撮像装置と接続される遠隔監視装置とを備えた遠隔監視システムであって、前記撮像装置は、撮像した画像に画像種別を示す画像特定情報を付加して前記遠隔監視装置へ送信し、前記遠隔監視装置は、前記威嚇装置へ起動信号を出力するときに操作する起動操作手段と、前記撮像装置からの画像を受信する通信制御手段と、前記画像を表示部に表示する表示手段と、前記表示部における表示画像に付加された前記画像特定情報に基づいて、当該表示画像が最新画像かその他の画像種別の画像かを判定する画像判定手段と、前記威嚇装置及び前記撮像装置との対応を記憶する記憶手段と、前記表示画像の送信源である前記撮像装置に対応する前記威嚇装置があり、前記画像判定手段にて前記表示画像が前記最新画像であると判定されることを条件として、前記起動操作手段を操作可能状態とし、前記表示部における表示画像の送信源である前記撮像装置に対応する前記威嚇装置があっても、前記画像判定手段にて前記その他の画像種別の画像であると判定される場合は、前記起動操作手段を操作不能状態とする表示制御手段と、前記起動操作手段が操作されると、前記対応する威嚇装置を起動する起動信号を出力する威嚇起動手段とを具備し、前記威嚇装置は、前記起動信号の受信により起動することを特徴とする。
この態様は、表示手段に表示中の表示画像を送信している撮像装置に対応する威嚇装置が存在する場合にのみ、起動操作手段を操作可能状態とし、操作可能となった起動操作手段を操作すると、表示中の表示画像を送信している撮像装置に対応する威嚇装置が起動されるように構成したものである。この態様により表示中の画像を送信している撮像装置と対応する威嚇装置を確認することが不要となるので、迅速な威嚇装置の起動が可能となり、操作の遅れにより威嚇のタイミングを外すことや、誤操作を防止可能となる。また、起動操作手段が操作可能状態となったか否かを監視員が確認すれば、対応する威嚇装置の有無を、起動操作手段を実際に操作しなくても、すぐに判断できるので、威嚇装置が無い場合には、すぐに他の対応をとることが可能となる。
また、監視員が最新画像状態を確認している状態でないと、威嚇装置を起動できないようにしたものである。これにより、最新画像を確認せずに、威嚇装置を起動することを防止し、タイミングのずれた起動を無くすことができる。
本発明の遠隔監視装置は、表示部に表示されている表示画像を送信している撮像装置に対応する威嚇装置を起動する起動操作手段を操作可能状態に表示制御手段が制御するので、いち早く威嚇装置の有無を確認でき、威嚇装置が有る場合はタイミングよく迅速に起動することができる。また、威嚇装置が無い場合でも、監視員が無駄な起動操作をすることがなくなり、他の対処行動を早くとることができる。さらに、起動操作手段が操作されれば、威嚇起動手段が対応する威嚇装置を起動する起動信号を出力するので、表示されている画像と無関係な威嚇装置を誤操作により起動させることを防止できる。また、起動操作手段を一つの押ボタン、またはスイッチ等にすることも可能になり、表示画像を見ながら起動操作手段を操作するだけで、対応する威嚇装置を正しく起動させることが可能となり、迅速かつ適切なタイミングでの威嚇装置の起動が可能となる。
本発明に係る遠隔監視装置を、図面を用いて説明する。図1は本発明にかかる遠隔監視装置(監視センタ装置8)を用いた遠隔監視システム10の一例を示す機能ブロック図である。遠隔監視システム10では、監視物件内に監視装置2が設けられている。監視装置2には、監視物件内の複数の要所に設置されるマグネットセンサ、熱線センサ等の侵入センサ4、火災センサ5等の各種センサ、非常ボタン6が接続されている。さらに、監視装置2には、監視物件内の複数の監視領域に設置される画像センサ1a〜1e、及び発煙装置3a〜3dが接続されている。
監視装置2は電話回線等の通信回線7を介して監視物件から離れた場所に設けられた監視センタ装置8(本発明の遠隔監視装置に相当する)に接続されている。さらに監視装置2には、監視装置2を監視モードまたは解除モードに設定するモード設定器9が設けられている。モード設定器9による監視モードまたは解除モードの設定には、磁気カード等の所定のカード操作または所定のキーが用いられる。監視装置2は、監視モードに設定されたときに、監視物件内に異常が発生していないかを監視し、所定の異常が発生すると監視センタ装置8に侵入情報を通報する。なお、監視装置2は、監視モード又は解除モードに設定される度に、後述する画像センサ1にその旨を通知する。
監視センタ装置8は、監視装置2から受信した侵入情報を表示する表示手段803(図2)を備えており、侵入情報を受信すると、通報のあった侵入情報を表示する。監視センタ装置8では、監視物件に異常がないかを監視員が常時監視しており、異常が発生したら、侵入情報に基づいて、監視員が必要な対処行動をとる。対処行動には、例えば、発煙装置3を起動させたり、監視物件付近に待機している警備員に点検を要請したりする行動などがある。
尚、図1では、侵入者の犯罪行為を阻止または犯行意欲を減殺させる威嚇装置として発煙装置3を設置した例を示しているが、音声または光による威嚇装置、水、ペンキ、特殊塗料等を噴出する等のその他の物理的な威嚇装置を設置することも可能である。以下の実施形態においては、威嚇装置の典型的な例として、発煙装置3を使用した例を用いて説明するが、発煙装置3に代えて、または発煙装置3に加えて、その他の威嚇装置を設置することを排除する趣旨ではない。
画像センサ1は、例えばCCDやCMOS型(CIS)の撮像装置を備えており、監視領域を撮像した画像を監視装置2に送信する。また、撮像した画像を解析して、侵入者の存在を検出する。さらに、画像センサ1は、撮像した画像を解析して、人の存在可能性の確度のレベルを段階的に判定し、確度の段階に応じた侵入検出信号を監視装置2に出力する。
発煙装置3は、起動信号に基づいて、煙状物質を大量に噴出させて、侵入者の視野を遮り威嚇して犯意を喪失させ、または行動不能にさせる威嚇装置である。犯人に対する威嚇作用が強力であるため、誤動作をすると、顧客等に多大な迷惑や被害を与える可能性があるので、起動させるに当たっては、侵入者であることの、確実な確認および起動操作が求められる。
画像センサ1と発煙装置3とは対応させて監視物件内の監視領域に設置されている。図1においては、破線で囲まれたブロックの中にある画像センサ1と発煙装置3とが互いに対応関係があることを示している。図1に破線ブロックで示すように、「画像センサ1と発煙装置3」の関係は必ずしも1対1で対応づけられて設置される必要はなく、1対1(画像センサ1a:発煙装置3a)、複数対1(画像センサ1b、1c:発煙装置3b)、1対複数(画像センサ1d:発煙装置3c、3d))、1対0(画像センサ1e:発煙装置無し)の関係で対応付けて設置しても良い。
画像センサ1と発煙装置3の具体な設置例としては、例えば、同じ部屋に画像センサ1と発煙装置3を1対1で対応づけて設置する場合、重要な監視対象物(金庫等)を撮影範囲内に納める1台の画像センサ1と、監視対象物の上の天井と監視対象物の近くに1台ずつ合計2台の発煙装置3を設けて1対2の関係で設置する場合等がある。画像センサ1と発煙装置3を1対複数の関係で設置すると、重要な監視対象物に関しては、複数回発煙装置3を起動することが可能となり、犯罪抑止効果を高めることが可能となる。また、1台の画像センサ1で監視する範囲が広く、1台の発煙装置3の発煙量では不十分な場合には、1台の画像センサ1に対応付けて複数の発煙装置3を設けることも可能である。
監視装置2は、前述したように、監視モード時において各種センサ4、5、6、画像センサ1からの情報に基づいて異常状態の発生を監視しており、異常状態が発生すると、侵入検出信号及び画像情報(撮像した画像を含む)を監視センタ装置8に送信する。なお、本明細書では、侵入検出信号と画像情報とを特に区別する必要がない場合には、「侵入情報」と称している。
(監視センタ装置)
監視センタ装置8は監視装置2から受信した侵入情報を、表示手段803(図2)に表示して監視員に対して異常発生を知らせる。監視員は、表示手段803(図2)に表示された監視領域の画像に基づいて監視領域の状態を確認し、発煙装置3を起動させる等の必要な対処行動を取る。本実施例においては、発煙装置3を起動するために操作する起動操作手段832(図3)を、表示画像と対応させて表示する。そして、表示画像と無関係な発煙装置3の起動ができないようにしている。
図2は、本発明の一実施形態にかかる監視センタ装置8の機能ブロック図を示す。監視センタ装置8は各種機能を備えているが、図2では本発明に関連する機能部分のみを表示している。監視センタ装置8は、監視装置2から受信した侵入情報を受信し、起動信号その他の制御信号を監視装置2に送信する通信制御手段801、監視センタ装置8全体を制御する主制御手段802、監視装置2から受信した侵入情報を画面上に表示する表示手段803、表示手段803に表示中の画像(「表示画像」と称する)が最新画像であるか蓄積画像であるかを判定する画像判定手段804、監視領域に設置された発煙装置3の起動に関連する処理を行う威嚇起動手段805、及び画像センサ1と発煙装置3の対応関係、表示部811における表示画像の表示状態を示すフラグ、起動操作手段832(図3)を操作可能状態としてよいかを示すフラグ(以下、起動操作手段表示フラグという)等を記憶している記憶手段807を備えている。
通信回線7を介して監視装置2から監視センタ装置8に侵入情報が送信されると、通信制御手段801を介して主制御手段802に入力される。主制御手段802は監視装置2から侵入情報を受信すると、該侵入情報を解析する。監視装置2から受信する侵入情報には、画像がどの画像センサ1により撮像したものであるかを示す識別記号、及び画像種別を示す画像特定情報も含まれる。画像種別には蓄積画像と最新画像がある。蓄積画像とは、侵入者の存在を検出した前後の画像であり画像センサ1に記憶されている画像である。最新画像とは、画像センサ1が撮像した最新の画像である。通常、侵入者の存在を検出すると、まず、蓄積画像が監視センタ装置8に送信され、監視センタ装置8からの制御信号に基づいて、最新画像が送信される。詳細は後述する。なお、最新画像以外の画像種別として侵入者の存在を検出した前後の画像である蓄積画像を挙げているが、その他の画像種別であってもよいし、その他の画像種別が加わってもよい。その他の画像種別としては、定期的に撮像した画像などがある。
主制御手段802により解析された侵入情報は、主制御手段802から表示制御部803に出力されて、表示制御部810の制御の下、表示部811により表示される。表示部811は、タッチパネル又はマウス等の入力機能を備えている。表示制御部810は、表示手段803における表示画像に付加されている画像特定情報を画像判定手段804に出力する。また、表示制御部810は、表示画像に付加されている識別記号を、起動操作手段832(図3)が操作されたときに、発煙装置3を起動する旨の信号とともに威嚇起動手段805に出力する。さらに表示制御部810は、表示部811における表示画像の表示状態を記憶手段807に記憶させ、また、記憶手段807を参照して、起動操作手段832(図3)を操作可能状態にしてよいかを判定し、表示部811に対し起動操作手段832(図3)の表示/非表示の制御をする。
画像判定手段804は、画像特定情報に基づいて、表示画像の画像種別を判定し、その結果を記憶手段807に記憶させる。威嚇起動手段805は、表示画像が最新画像であり、かつ、表示画像を撮像した画像センサ1に対応する発煙装置3が存在するとき、起動操作手段832(図3)の操作を可能状態にする起動操作手段表示フラグをON状態にする。なお、画像センサ1に対応する発煙装置3の有無の情報は、対応テーブルとして予め記憶手段807に記憶されている。
表示制御手段810は、起動操作手段表示フラグがONであると、起動操作手段832(図3)を操作可能状態とする。監視員により、起動操作手段832(図3)が操作されると、威嚇起動手段805は、表示画像の送信源である画像センサ1に対応する発煙装置3が存在するか否かを記憶手段807の対応テーブルから確認し、対応する画像センサ1の識別記号を付加した起動信号を主制御手段802に出力する。主制御手段802は、通信制御手段801を介して威嚇起動手段805からの識別記号を付加した起動信号を監視装置2に送信する。
図3に、起動操作手段832を表示部811上に表示した表示画面820を例示する。表示画面820の左側には、監視物件となる建物やテナントなどの名称、発生した異常状態の種別、侵入者を検出した画像センサ1が設置されている監視領域の名称、異常発生時刻等が表示される情報表示部821が設けられている。中央部上段には監視装置2から受信した蓄積画像を表示する蓄積画像表示枠822と、その上部に蓄積画像に関する情報を表示する蓄積画像情報表示枠823が設けられている。蓄積画像情報表示枠823には、表示された蓄積画像の監視領域の名称等の情報が表示される。中央部下段には、監視装置2から受信した最新画像表示枠824が設けられ、その上部には蓄積画像の場合と同様に、表示されている最新画像の最新画像情報表示枠825が設けられている。
図3中のその他の表示は、すべて操作部である。右端の中央部には監視装置2に対して最新画像を要求する最新画像要求ボタン831が設けられている。このボタンを操作することにより、表示中の蓄積画像を送信した画像センサ1に対して最新画像の送出を要求する制御信号を監視装置2へ送信することができる。その下側には発煙装置3を起動するときに監視員が操作する起動操作手段832が設けられている。これを操作することにより、最新画像を送出している画像センサ1に対応する威嚇装置3が起動される。
中央最下段の4つの操作部の内左右の2つは、監視員によって操作されるたびに、表示制御部810が、予め設定された順番で画像センサ1に最新画像の送出を要求し、最新画像表示枠824に表示する手動送りボタン833a、833bであり、それぞれ順送りと逆送りが選択できる。自動送りボタン834を操作すると、所定時間おきに各画像センサ1を自動的に順次切り替えながら、最新画像の送出を要求し、受信した最新画像を最新画像表示枠824に表示する。自動送り中に再度自動送りボタンを834を操作すると、自動送りは停止される。なお、自動送り中には、次に説明する分割ボタン835は、機能しない。
分割ボタン835を押下すると、最新画像表示枠824を4分割して、分割された領域に複数の画像センサの最新画像を表示する。監視センタ装置8から監視装置2に分割要求信号を送信することにより、監視装置2が分割された領域に割り当てられた画像センサ1に対して所定の時間おきに最新画像の送信を要求する。画像センサ1からの最新画像は、監視装置2を介して監視センタ装置8に送信されて、各分割領域に表示される。分割表示中に再度分割ボタン835を操作すると、分割表示は停止される。また、分割表示中には、自動送りボタン834は操作できないようになる。監視物件に画像センサ1が5個以上設置されている場合には、分割表示中に手動送りボタン833a、833bが操作されると、現在表示していない画像センサ1の最新画像が4分割表示される。また、分割表示画面も操作部となっており、分割表示中に分割された最新画像を選択すると、選択された最新画像が最新画像表示枠824に全面表示される。
モニタ終了ボタン836は、最新画像表示枠824に表示されている最新画像を出力している画像センサ1に対して、最新画像の送出を停止させる信号を監視装置2に送信するための操作部である。これにより、最新画像の送信は停止される。
起動操作手段832を操作可能状態にするか否かを示す起動操作手段表示フラグは、(1)最新画像が表示されていること、(2)分割表示されていないこと、(3)自動送りモードでないこと、(4)画像の切換え処理中でないこと、(5)画像センサ1に対応する発煙装置3が存在することを条件に、威嚇起動手段805によって操作可能状態とするON状態に制御される。(1)の条件を満足することにより、監視員が最新画像を確認することが義務付けられることになり、(2)、(3)、(4)及び(5)の条件により表示画像の送信源である画像センサ1と発煙装置3との対応関係を確実なものとし、起動操作されたときに監視員が確認した最新画像を送信している画像センサ1に対応する発煙装置3を誤りなくかつ迅速に起動させることが可能となる。
操作可能状態とは、監視員が起動操作手段832を操作すれば、対応する発煙装置3を起動できることを把握できる状態である。監視員に把握させる方法としては、表示、音声、振動等がある。起動操作手段832が操作可能状態となる本実施例の態様としては、起動操作手段832が非表示の状態から表示の状態に変わるように構成するか、または、非活性表示から活性化するように構成する。これにより、起動操作手段832が表示または活性化されない限り、起動操作ができなくなる。また、監視員は、実際に操作しなくても発煙装置3が操作可能かどうかが一目でわかり、無駄な操作をなくことができる。威嚇起動手段805の判定に応じて、起動操作手段表示フラグが制御され、表示制御手段810はこれを参照して、起動操作手段832の表示を制御している。以下に、威嚇起動手段805による起動操作手段表示フラグの制御動作を説明する。
まず、動作説明に必要となる5種類のフラグについて説明する。フラグは、記憶手段807に記憶されている。
5種類のフラグは、(1)最新画像表示フラグ、(2)自動送り表示フラグ、(3)分割表示フラグ、(4)切換え処理中フラグ、(5)全体表示フラグである。
(1)最新画像表示フラグの制御
表示制御部810は、最新画像表示枠824に表示している表示画像に付加された画像特定情報を画像判定手段804に出力する。画像判定手段804は、画像特定情報が最新画像であると判定すれば、最新画像表示フラグをON制御し、そうでないと判定すれば、OFF制御する。
(2)自動送り表示フラグの制御
表示制御部810は、自動送りボタン834が操作され、自動送り表示となると、自動送り表示フラグをON制御する。再度、自動送りボタン834が操作され、自動送り表示が終了すると、自動送り表示フラグをOFF制御する。
(3)分割表示フラグの制御
表示制御部810は、分割ボタン835が操作され、自動送り表示となると、自動送り表示フラグをON制御する。再度、分割ボタン835が操作され、自動送り表示が終了すると、分割表示フラグをOFF制御する。
(4)切換え処理中フラグの制御
表示制御部810は、最新画像表示枠824に表示している表示画像の切換え処理が開始されるとON制御し、切換え処理が終了するとOFF制御する。
(5)全体表示フラグの制御
表示制御部810は、上記(2)自動送り表示フラグ、(3)分割表示フラグ、(4)切換え処理中フラグがすべてOFFとなるとON制御し、どれか一つでもONとなると、OFF制御する。
図4に沿って動作手順を説明する。まず、最新画像表示フラグがONかどうか確認され(S101)、次に全体表示フラグがONであるかどうかが確認される(S102)。全体表示フラグは、前述の通り自動送りフラグ、分割表示フラグ、切換え処理中フラグがすべてOFFのときに、ONとなる。すなわち、自動送りでもなく、分割表示でもなく、切換え処理中でもないときにON(S102;Yes)となる。次に、画像センサ1に対応する発煙装置3が存在するかどうかが確認される(S103)。これらがすべてYesである場合には、起動操作手段表示フラグをONにする(S104)。なお、この起動操作手段表示フラグがONになると、表示制御部810により起動操作手段832が表示される。
最新画像フラグがOFF(S101;No)、全体表示フラグがOFF(S102;No)、または対応する発煙装置3がない場合(S103;No)、起動操作手段表示フラグがONかどうかが確認され(S105)、ONのときには(S105;Yes)、起動操作手段表示フラグがOFFにされ(S106)、OFFのときには(S105;No),工程S101に戻り同様の確認を繰り返す。なお、工程S106にて、起動操作手段表示フラグがOFFになると、表示制御部810により、起動操作手段832が表示されなくなる。なお、本実施例の表示制御部810は、表示状態単位手手段を含んでいる。
以上の説明において、起動操作手段832は、タッチパネル機能を備えた表示部811内に設ける構成としたが、表示部811内に設けなくてもよく、単独のスイッチまたは押しボタン等であってもよい。単独のボタン等であれば、監視員は起動操作を誤ることがないからである。
(画像センサ)
次に、図5乃至図7を用いて、画像センサ1について説明する。図5は、本発明の遠隔監視装置(監視センタ装置)に使用することができる画像センサ1の一例を示す機能ブロック図である。図6は、侵入判定処理手順の一例を示すフローチャートである。図7は、監視装置2との通信動作処理手順の一例を示すフローチャートである。以下の説明において、最良の実施形態として、画像センサ1が人の存在可能性の確度を複数のレベルで検出する例を説明するが、本発明においては、複数段階のレベルで人の侵入を検出する必要はなく、画像センサ1が侵入者を検出可能であればよい。また、本実施例においては、画像センサ1を撮像装置として使用しているが、画像処理により侵入者を検出する画像センサでなくてもよい。例えば、監視カメラと赤外線センサを組み合わせたものでもよい。
画像センサ1は、画像センサ全体を制御する制御手段100、撮像制御手段101、監視対象を撮像するCCD、CMOS(CIS)等からなる撮像部103、撮像範囲を照明する照明部102、撮像した画像から侵入者を検出するための基礎データを抽出する画像解析部104、抽出された基礎データから侵入者の存在の確度を複数段階に判定する侵入判定手段109、撮像した画像を一時記憶する画像データ蓄積手段110、画像を出力する画像データ出力手段111、及び監視装置2とのデータ通信を行う接続I/F(インタフェース)112とを備えている。
制御手段100は、画像センサ1の各部及び全体を制御する。撮像制御手段101は、制御手段100の制御の下、照明部102及び撮像部103を制御する。撮像部103は、撮像制御手段101の制御の下、定期的に監視領域を撮像し、撮像した画像を画像データ蓄積部110一時的に蓄積する。画像データ蓄積部110は、リング構造のバッファからなり、所定の枚数の画像(例えば10枚程度)を記憶し、古い画像を順次新しい画像に置き換えて循環記憶可能である。監視装置2が解除モードに設定されている場合、または監視モードに設定されていても侵入検出していない正常時には、このように循環記憶することにより、最新画像に更新しながら所定枚数を記憶している。また、撮像部103が撮像した画像は、最新画像の要求があれば画像データ出力手段111に並行出力されることもある。
更に、撮像部103が撮像した画像は、画像解析部104にも入力される。画像解析部104は、背景画像記憶手段105、差分抽出手段106、トラッキング手段107、及び画像属性算出手段108を備えており、撮像した最新画像と背景画像とを比較することで移動物体の存在を検出し、さらに移動物体の検出領域における画像の持つ人属性、小動物属性、光属性、影属性等の属性を算出する。
画像解析部104の背景画像記憶手段105には、撮像領域の背景画像(侵入者等の移動物体が存在していないときの画像)が予め記憶されている。差分抽出手段106は、撮像部103で得られた入力画像と背景画像記憶手段105に記憶されている背景画像との差分処理を行い、変化のある差分領域を抽出する。トラッキング手段107は差分抽出手段106で得られた差分領域が前フレームでの差分領域と同じ物体によるものであると判定すれば、今回の差分領域に前回までの追跡情報を付与する。同じ物体であるとの判定は、例えば、重心の移動量と差分領域の大きさの変化が一定範囲内である等の条件を用いることにより行う。
画像属性算出手段108は、例えば、人属性算出手段113、小動物属性算出手段114、光属性算出手段115、影属性算出手段116等を備えており、それぞれの属性を算出する。これ以外にも、人の侵入かどうかの判定精度を向上させることのできる他の種類の属性算出手段を用いることも可能である。人属性算出手段113は、差分抽出手段106で得られた差分領域が人である場合に高い値となる「人属性値」を算出する。人属性値は、人らしさを表す特徴量、例えば、差分領域の大きさ、背景画像との正規化関数(背景画像と入力画像との一致度)、背景画像と比較した場合のエッジの変化率等から算出される。
小動物属性算出手段114は、差分領域が小動物である場合に高い値となる「小動物属性値」を算出する。小動物属性値は、小動物らしさを表す特徴量、例えば、差分領域の大きさ、移動方向と長軸の一致度、背景画像と比較した場合のエッジの変化率から算出される。
光属性算出手段115は、差分領域が光である場合に高い値となる「光属性値」を算出する。光属性値は、光らしさを表す特徴量、例えば、無照明画像での差分領域の平均輝度値、背景画像との正規化相関、背景画像と比較した場合にエッジの変化率、から算出される。
影属性算出手段116は、差分領域が影である場合に高い値となる「影属性値」を算出する。影属性値は、影らしさを表す特徴量、例えば、無照明画像での差分領域の平均輝度値、背景画像との正規化相関、背景画像と比較した場合のエッジの変化率から算出される。
侵入判定手段109は、差分領域で得られた変化のあった差分領域を、人属性値と光属性値、影属性値、小動物属性値を用いて、人であるかどうかの判定をする。人属性値が高く、光、影、小動物属性値が低いときに、「人」と判定する。閾値は3段階に設定されており、差分領域が侵入者に起因するものであるかどうかの確度を3段階のレベルで判定する。例えば、画像の解析により差分領域が侵入者に起因する可能性が十分にあるが確度が低い「人検出」レベルと判定したときに最下位の第1レベル侵入検出信号を出力し、「人検出」のレベルより確度が高い「侵入者検出」レベルと判定したときにその上位レベルの第2レベル侵入検出信号を出力し、「侵入者検出」レベルよりさらに高い確度であって侵入者であることがほぼ確実である「侵入者確定」レベルと判定したときにその上位レベルの第3レベル侵入検出信号を出力する。これらの侵入検出信号は、接続インタフェース112を介して、監視装置2に対してフラグ情報またはコード化されたデジタル情報として送信する。
このような判定を行うための各属性値の算出方法及びの判定閾値は、監視領域の地形、背景、天然光及び人工光と影の関係などの監視対象の環境に応じて、自由に設定することができるが、環境に応じた実験データから最適値を確定することが望ましい。例えば、様々な環境(屋内、屋外、天気、昼、夜等の環境)において、人を移動させたり誤報要因を出現させたりする実験またはシミュレーションを繰り返し、実験データまたはシミュレーションデータを集積して解析することにより、より精度の高い属性値の特徴及び閾値情報を得ることが可能となる。
判定結果である侵入検出信号は、制御手段100からの消去要求があるまで、侵入判定手段109内に保持される。最新の画像に基づいて、より高レベルの判定が出た場合には、旧判定結果は、高レベルの段階の判定結果に置き換えられるように構成している。制御部100は、撮像した画像データ中に侵入者を検出しなくなったとき、侵入判定手段109内に保持している判定結果である侵入検出信号を消去する。
侵入判定手段109により「人検出」、「侵入者検出」または「侵入者確定」と判定され、かつ、監視モードになっていれば、制御手段100の制御により、画像データ蓄積手段110に蓄積する画像を、判定直前の連続する数枚の画像と、直後の数枚の画像を記憶し保持する。例えば、画像データ蓄積手段110が10枚の画像を保持可能だとすると、判定時を含む直前3枚の画像と、直後の7枚の画像を記憶し、この画像を監視装置203から削除要求を受けるまで保持する。
画像データ出力手段111は、監視装置2からの要求に基づいて、画像データ蓄積手段110に記憶している蓄積画像、または撮像部103により撮像した最新画像を、画像特定情報及び識別記号を付加して接続インタフェース112を介して送信する。これらの画像は監視装置2により監視センタ装置8に送信され、監視センタの監視員による侵入状況の確認に使用される。
次に、画像センサ1による判定処理手順を、図6のフローチャートを用いて説明する。画像センサ1では、人属性値と平行して、人以外の属性値(光、影、小動物)を算出し、人属性値が高く、かつ、人以外の属性値が低い場合には、人と判断する。そして、変化領域が人である確度を3段階(侵入者確定>侵入者検出>人検出)のレベルで判定する。なお、「人検出」よりも確度が低い場合は、「人以外」との判定となる。
まず、撮像制御手段101は、照明部102及び撮像部103を制御し、照明を点灯させたときの照明画像と、照明を消灯したときの無照明画像を取得する(S201、S202)。
取得された入力画像と背景画像記憶手段105に記憶されている背景画像との差分処理を行い、その輝度差分値が所定の閾値以上である画素を結合した差分領域を抽出する(S203)。抽出された差分領域が、トラッキング手段107により、前フレームの差分領域と同じ移動物体によるものであると判定されれば、今回の差分領域に前回までの差分領域情報(追跡情報)を付与する(S204)。同じ移動物体によるものであるかどうかは、重心の移動量と差分領域の大きさの変化が一定の範囲内であるかどうか等の条件により判定する。
これらの前処理が終わると、差分領域の属性算出処理が行われる(S205)。属性算出処理では、種々の属性が算出される。この実施形態では、人属性、小動物属性、光属性、影属性を算出する例を示す。各属性値が算出されると、それらの属性値に基づいて、人の侵入かどうかの判定が行われる(S206)。各属性値を算出する方法、及び人の侵入の判定方法の具体例について、以下に説明する。
(各属性値の算出方法の例示)
差分領域の人属性は、次の(1)〜(3)のような特徴量に重み付けをして、その総和を求めることにより算出する。
(1)差分領域の大きさ(T1)が、一定の範囲であると、人である可能性が高い
(2)差分領域における入力画像と背景画像の類似度が低いと、人の可能性が高い
(3)差分領域における背景画像と比較した入力画像のエッジの変化率が高いと、人の可能性が高い。
これらの特徴量は、人である可能性が高いほど1に近づき、低いほど0に近づくように正規化される。正規化後のこれらの特徴量をa1、a2、a3とし、それぞれの特徴量に対する重み付けをb1、b2、b3として、人属性値を次の式により求める。
・人属性値=a1×b1+a2×b2+a3×b3 但し、b1+b2+b3=1
小動物属性は、例えば、以下の(4)〜(6)の特徴量に重み付けをして、その総和を求めることにより算出する。
(4)差分領域の面積が小さいと、小動物である可能性が高い
(5)差分領域の長軸の傾きと移動方向の一致度合いが高いと、小動物の可能性が高い
(6)差分領域における背景画像と比較した入力画像のエッジの変化率が高いと、小動物である可能性が高い
このような特徴量から小動物属性値を算出する方法は、人属性値を算出する方法と同様の方法を用いる。但し、これらの特徴量に対する重み付けその他の条件は、環境に応じて、実験等を通じて確定する。
光属性値は、例えば、以下の(7)〜(9)の特徴量に重み付けをして、その総和を求めることにより算出する。
(7)無照明画像での差分領域の平均輝度が高いと、光の可能性が高い
(8)差分領域の入力画像と背景画像の類似度が高いと、光の可能性が高い
(9)差分領域の背景画像と比較した入力画像のエッジの変化率が低いと、光の可能性が高い
このような特徴量から光属性値を算出する方法は、人属性値を算出する方法と同様の方法を用いる。但し、これらの特徴量に対する重み付けその他の条件は、環境に応じて、実験等を通じて確定する。
影属性値は、例えば、(10)〜(12)の特徴量に重み付けをして、その総和を求めることにより算出する。
(10)無照明画像での差分領域の平均輝度値が低いと、影である可能性が高い
(11)差分領域での入力画像と背景画像の類似度が高いと、影である可能性が高い
(12)差分領域の背景画像と比較した入力画像のエッジの変化率が低いと、影の可能性が高い
このような特徴量から影属性値を算出する方法は、人属性値を算出する方法と同様の方法を用いる。但し、これらの特徴量に対する重み付けその他の条件は、環境に応じて、実験等を通じて確定する。
(「人の侵入」の判定方法の例示)
上述の方法により算出した各種属性値を用いて差分領域が「人の侵入」であるかどうか
の判定を行う。この判定は、「人の侵入」である場合を3段階のレベルに分けて判定する。人属性値を判定するための閾値X1、X2、X3と、他の属性値(例えば光、影、小動物属性値)を判定するための閾値Y1、Y2、Y3を用いて、「人の侵入」を判定する。これらの閾値は画像センサ1の侵入判定手段109に記憶されている。また、閾値相互はX1<X2<X3、Y1<Y2<Y3の関係を有する。
尚、上述の閾値(X1〜X3、Y1〜Y3)は、監視対象として想定される様々な環境において人を移動させて収集した多数の画像解析データ、及び検出実験により得た誤報データ等に基づいて、人の侵人の確率を統計的に算出して求めることができる。また、トラッキングによって追跡した差分領域の過去の情報に基づき、人属性値、光属性値、影属性値、小動物属性値の過去分を累積して、累積した属性値を用いて人の侵入可能性の判定を行ってもよい。
図13を参照して「人の侵入」の確度を複数段階に判定する方法について説明する。図13は、人属性値と人以外の属性値との関係に基づく判定結果を示している。なお、人以外の属性値は、算出された「小動物属性値」「光属性値」「影属性値」の中で最大値を用いて判定する。
同図において、「A」は、人の侵入がないと判定するいわゆる「正常」の場合を示している。すなわち、人属性値がX1より小さい、又は、その他の属性値がY3より大きい場合に、侵入判定手段109が「正常」と判定する。
同図において、「B]は、人以外の要因の可能性も十分に残っており、人の侵入がないと断定できない場合であって、いわゆる「人検出」(第1レベルの侵入検出)の場合を示している。すなわち、人属性値がX1とX2の間、且つその他の属性値がY3より大きい場合または、人属性値がX1より大きく、且つその他の属性値がY2とY3の間である場合に、侵入判定手段109が「人検出」と判定する。
同図において、「C」は、人以外の要因の可能性が若干残っており、確実に人の侵入があると断定できない場合であって、いわゆる「侵入者検出」(第2レベルの侵入検出)の場合を示している。すなわち、人属性値がX2とX3の間、且つその他の属性値がY2より小さい場合または、人属性値がX3より大きく、且つその他の属性値がY1とY2の間である場合に侵入判定手段109が「侵入者検出」と判定する。
同図において、「D」は、確実に侵入者であると断定できる場合であって、いわゆる「侵入者確定」(第3レベルの侵入検出)の場合を示している。すなわち、人属性値がX3より大きく、且つその他の属性値がY1より小さい場合に侵入判定手段109が「侵入者確定」と判定する。
図7を用いて、監視装置2からの要求に対する各画像センサ1の動作手順を説明する。画像センサ1は、監視装置2からの要求信号により、監視装置2へ要求に応じた情報を送信する。各画像センサ1は監視装置2の要求信号が自己宛の要求であるかどうかを確認して、自己宛の要求信号であると判断すると(S210;Yes)、受信した要求信号が蓄積画像(データ)の要求信号であるかを判定する(S211)。蓄積画像の要求信号であれば(S211;Yes)、画像データ出力手段111は、画像データ蓄積手段110に蓄積されている蓄積画像を監視装置2に送信する(S218)。そうでない場合(S211;No)は、工程S212に進む。工程S212では、受信した要求信号が最新画像(データ)の要求信号であるかを判定する。最新画像(データ)の要求信号である場合(S212;Yes)、画像データ出力手段111は、撮像部103により撮影した最新画像を、接続インタフェース112を介して監視装置2に送信する(S213)。
最新画像の送信要求ではない場合(S212;No)、現状報告要求の信号であるかどうかが確認され(S214)、現状報告要求でない場合には(S214;No)、工程S219に進む。工程S219では、受信した要求信号に応じた処理を行う。例えば、蓄積画像の削除要求の場合は、画像データ蓄積手段110に保持された画像の保持を解除し、正常時の動作に戻す。あるいはモニタ終了信号又は送信停止コマンドを受信した場合は、最新画像の送信を停止する。現状報告要求の信号である場合には(S214;Yes)、侵入判定手段109が判定結果である侵入検出信号を保持しているかどうかを確認し(S215)、保持しているときには、保持している侵入検出信号を監視装置2に送信する(S216)。侵入検出信号を保持していない場合には(S215;No)、正常信号を監視装置2に送信する(S217)
なお、監視装置2からの現状報告の要求は、各画像センサ1を定期的にポーリングすることにより行われる。
(監視装置)
図8は、本発明の遠隔監視装置(監視センタ装置)に接続可能な監視装置2の機能ブロック図である。監視装置2全体を制御する主制御手段201、画像センサ1との接続インタフェースである画像センサインタフェース202(以下「画像センサI/F202」と称する)、画像センサ1からの侵入検出信号に基づいて、対応処理を選択する対応処理選択手段203、発煙装置3の起動を制御する設備制御手段204、各種センサ4〜6の状態を監視するセンサ監視手段205、モード設定器9により設定された警備モード、画像センサ1から受信した侵入検出信号や画像情報、監視センタ装置8への画像の送信状況を示すフラグ及び各種プログラム等を記憶する記憶手段206、監視状態を画面上に表示し異常を検出したときにはブザーを鳴動させたり、画面上に異常発生箇所を表示する表示手段207、及び監視センタ装置8とのデータの送受信を行う通信制御手段208とを備えている。なお、記憶手段206に記憶された侵入検出信号は、画像センサ1ごとに記憶している。
監視装置2は、記憶手段206に画像センサ1に対応する発煙装置3の対応テーブルを記憶している。図10に、記憶手段206に記憶する画像センサ1と発煙装置3の対応テーブルを例示する。設備制御手段204はこのようなテーブルを用いて、侵入検出した画像センサ1に対応する発煙装置3を起動する。尚、画像センサ1と発煙装置3が複数:1の関係で設置されている場合には、テーブル中に発煙装置3と対応する1つの画像センサ1を特定しておき、特定された画像センサ1が侵入検知したときのみ発煙装置3を起動するようにしても、複数の画像センサ1のすべてと発煙装置3とを対応づけておくことにより、対応付けられた画像センサ1のいずれか一つが侵入検出したときでも発煙装置3を起動するようにしてもよい。また、画像センサ1と発煙装置3とが1:複数の関係で設置されているときには、対応する画像センサ1が「侵入検出」状態となったときに、複数の発煙装置3を一定の時間間隔をおいて順次自動的に起動させるようにしても、複数の発煙装置3の1台のみを監視装置2により自動的に起動させ、残りの発煙装置3は、監視センタ装置からの制御信号により起動させるようにしてもよい。
モード設定器9により監視モードに設定されると、主制御手段201は画像センサ1及び各種センサ4〜6からの信号に基づき、センサ監視手段205、対応処理選択手段203は、各種センサ4〜6及び画像センサ1の状態を監視し、異常が発生すると侵入情報を監視センタ装置8に送信して知らせる。本発明は画像センサ1による「侵入検出」に関するものであるので、画像センサ1から侵入検出信号を受信した場合の対応処理選択手段203について、詳細に説明する。
図9は、対応処理選択手段203の動作手順の一例を示すフローチャートである。対応処理選択手段203は、侵入検出信号及び蓄積画像を受信すると(S301)、画像センサ1の侵入検出レベルを確認する。画像センサ1による侵入検出が第1レベル侵入検出又は第2レベル侵入検出の場合には(S302;Yes)、対応処理選択手段203は、監視センタ装置8に対して、侵入検出信号及び蓄積画像を送信する(S303)。これにより、監視センタでは、監視員が画像等に基づいて、人の侵入かどうかを確認し、必要な対応処理を行う。
画像センサ1から、第3レベル侵入検出信号を受信した場合には、対応処理選択手段203は、設備制御手段204に起動信号を出力して発煙装置3を起動させる(S304)。これは、第3レベル侵入検出と判定された場合には、侵入者の存在がほぼ確定的であるため、即座に発煙装置3を起動させるものである。これにより、侵入者を検知したタイミングで即座に発煙装置を起動することが可能となるので、起動タイミングを逸することなく、効果的に発煙装置3を起動することが可能となる。従って、発煙装置3の効果的な使用が可能となり、より犯罪抑止力の高い遠隔監視装置を提供可能となる。その後工程S303の処理を実行する。なお、工程S303とS304の順序を逆にしても良い。
図11は、対応処理選択手段203における動作処理手順の他の例を示すフローチャートである。この動作処理手順では、画像センサ1が第2レベルの侵入検出のときには、最新画像を監視センタ装置8に送信することを特徴としている。すなわち、画像センサ1から第1レベル侵入検出信号を受信した場合に(S311、S312共にYes)、監視センタ装置8には蓄積画像を送信し、第2レベルまたは第3レベルの侵入検出信号を受信したときには(S312;No)、工程S314へ進む。
次に、第2レベル侵入検出信号であるかどうかをチェックし(S314)、第2レベル侵入検出信号でない場合、すなわち第3レベルの侵入検出の場合には(S314;No)、設備制御手段204に発煙装置3を起動する起動信号を出力する(S316)。また、第2レベル又は第3レベルの侵入検出信号のいずれの場合も画像センサ1へ最新画像の送信を要求し、画像センサ1から最新画像を受信すると、監視センタ装置8への最新画像の送信を行う最新画像データの通信処理を実行する(S315)。かかる最新画像の送信は、監視センタ装置8から最新画像の送信停止コマンドを受信するまで続けられる。監視センタ装置8から現状画像データの送信停止コマンドを受信するまで続けられる。なお、本フローチャートでは省略したが、侵入検出信号のレベルを判定したとき(S312、S314)に、当該画像センサ1からすでに同一レベルの侵入検出信号を記憶手段206に記憶していれば、以降の処理をせずに、工程S311へ戻る。
本実施の形態では、第3レベル侵入検出信号を受信すると、必ず威嚇装置である発煙装置3を駆動するようにしているが、第3レベル侵入検出信号を受信したとき、既に監視装置2から監視センタ装置8へ現状画像を送信していれば発煙装置3を起動しないようにしても良い。例えば、監視装置2が画像センサ1から第2レベル侵入検出信号を受信し、工程S315にて現状画像を監視センタ装置8へ送信している最中に、当該画像センサ1から第3レベル侵入検出信号を受信した場合である。かかる場合は、監視センタの監視員が画像センサ1からの画像を見ているので、監視員の判断を優先するのが好ましい。そこで、監視員が監視センタ装置8から監視装置2に発煙装置3の起動信号を送信し、発煙装置3を起動させる。これにより、画像センサ1による判断より確かな判断で発煙装置3の起動ができる。
図12は、図5に示す画像センサ1、監視装置2及び遠隔監視装置(監視センタ装置8)を用いた遠隔監視システムの各装置間のデータの送受信の例を示す図である。図12では、すでに監視装置2は、監視モードに設定されているものとして説明する。監視装置2は、画像センサ1に対して定期的に現状報告要求信号を送信する。これに対して画像センサ1は、特に問題がなければ、監視装置2への応答として正常信号を送信する。
今、画像センサ1が第1レベル侵入検出信号を受信したとすると、第1レベル侵入検出信号を監視装置2に送信する。第1レベル侵入検出信号を受信した監視装置2は、第1レベル侵入検出信号を含む異常信号を、監視センタ装置8に送信する。画像センサ1は第1レベル侵入検出信号と同時に蓄積画像を送信するように構成しても良いが、本実施の形態では図12に示すように、監視装置2から画像センサ1に対して蓄積画像の要求をするように構成している。画像センサ1は、監視装置2から蓄積画像要求信号を受信すると、蓄積画像を監視装置2に送信する。監視装置2は、受信した蓄積画像を監視センタ装置8に送信する。監視センタ装置8を監視する監視員が、侵入確認のために最新画像が必要であると判断すると、監視センタ装置8から最新画像を要求する。監視装置2はこれを受けて最新画像の送信を画像センサ1に要求する。これに基づき、画像センサ1から最新画像が監視装置2を経由して監視センタ装置8に送信される。監視センタの監視員は、受信した最新画像等に基づいて発煙装置3の起動が適切と判断すれば、監視センタ装置8から識別記号を含む発煙装置3の起動信号を送信させる。かかる発煙装置3の起動信号を受信すると、監視装置2は設備制御手段204の制御の下、記憶手段206の対応テーブル(図10)を参照して対応する発煙装置3を起動させる。
監視センタでは、侵入検出に対する対応処理が終了すると、モニタ終了信号を監視装置2に送信する。これに基づき、監視装置2は、記憶手段206に記憶保持している侵入検出信号の削除、最新画像の送信停止をするとともに、画像センサ1にモニタ終了信号を送信する。これにより最新画像の送信が停止される。なお、監視装置2は、モニタ終了信号を受信しなくとも、最新画像の送信停止コマンドを受信すると停止される。モニタ終了信号を受信した画像センサ1は、最新画像の送信を停止する。この処理は、送信停止コマンドを受信したときも同様である。
図12の破線の下の欄は、画像センサ1が第3レベル侵入検出と判定したときの対応処理を示している。現状報告信号を受信すると、画像センサ1は第3レベル侵入検出信号を監視装置2に送信する。監視装置2は、第3レベル侵入検出信号を含む異常信号を監視センタ装置8に送信するとともに、発煙装置3の起動信号を発煙装置3に送信する。発煙装置3は起動信号を受けると、発煙して侵入者の視野を遮る。さらに、監視装置2から最新画像要求信号が画像センサ1に送信され、最新画像が監視装置2を介して監視センタ装置8に送信される。所定の対応処理が終了すると、監視センタ装置8から監視装置2及び画像センサ1にモニタ終了信号が送信される。これにより最新画像の送信が停止される。
なお、監視センタ装置8から発煙装置3を起動させるときに、監視センタ装置8から監視装置2へ識別記号を含む起動信号を送信し、監視装置2は、図10の対応テーブルを参照して、発煙装置3を特定して当該発煙装置3を起動する構成としたが、監視センタ装置8で監視装置2の対応テーブルを記憶しておき、発煙装置3を特定する起動信号を監視装置2に送信する構成としてもよい。
本発明の遠隔監視装置(監視センタ装置)を用いた遠隔監視システムの構成例を示す構成ブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる遠隔監視装置(監視センタ装置)の機能ブロック図である。 威嚇ボタンをタッチパネルとして表示部上に表示する画面表示例を示す図である。 遠隔監視装置の起動操作手段(威嚇操作ボタン)の表示制御手順の一例を示すフローチャートである。 画像センサの一例を示す機能ブロック図である。 侵入判定処理手順の一例を示すフローチャートである。 図5の画像センサの通信動作処理手順の一例を示すフローチャートである。 監視装置の一例を示す機能ブロック図である。 対応処理選択手段の動作手順の一例を示すフローチャートである。 遠隔監視装置(監視センタ装置)及び監視装置の記憶手段に記憶されている画像センサと発煙装置の対応テーブルの一例を示す図である。 対応処理選択手段における動作処理手順の他の例を示すフローチャートである。 画像センサ、監視装置及び遠隔監視装置(監視センタ装置)を用いた遠隔監視システムの各装置間のデータの送受信の例を示す図である。 人属性値と人以外の属性値との関係に基づき、人の存在を判定する方法を示す図である。
符号の説明
1(1a〜1e) 画像センサ 2 監視装置
3(3a〜3d) 発煙装置(威嚇装置) 4 侵入センサ
5 火災センサ 6 非常ボタン
7 通信回線(ネットワーク) 8 監視センタ装置(遠隔監視装置)
9 モード設定器 10 遠隔監視システム
100 画像センサの制御手段 101 撮像制御手段
102 照明部 103 撮像部
104 画像解析部 105 背景画像記憶手段
106 差分抽出手段 107 トラッキング手段
108 画像属性算出手段 109 侵入判定手段
110 画像データ蓄積手段 111 画像データ出力手段
112 接続I/F 201 監視装置の主制御手段
202 画像センサI/F 203 対応処理選択手段
204 設備制御手段 205 センサ監視手段
206 監視装置の記憶手段 207 表示手段
208 通信制御手段 801 通信制御手段
802 監視センタ装置の主制御手段 803 表示手段
804 画像判定手段 805 威嚇起動手段
807 監視センタ装置の記憶手段 810 表示制御部
811 表示部 820 表示画面
821 情報表示部 822 蓄積画像情報表示枠
823 蓄積画像情報表示枠 824 最新画像表示枠
825 最新画像情報表示枠 831 最新画像要求ボタン
832 起動操作手段 833a、b 手動送りボタン
834 自動送りボタン 835 分割ボタン
836 モニタ終了ボタン

Claims (5)

  1. 監視物件に設置された威嚇装置及び撮像装置と接続される遠隔監視装置であって、
    前記威嚇装置へ起動信号を出力するときに操作する起動操作手段と、
    前記撮像装置からの画像を受信する通信制御手段と、
    前記画像を表示部に表示する表示手段と、
    前記表示部における表示画像に付加された画像種別を示す画像特定情報に基づいて、当該表示画像が最新画像かその他の画像種別の画像かを判定する画像判定手段と、
    前記威嚇装置及び前記撮像装置との対応を記憶する記憶手段と、
    前記表示画像の送信源である前記撮像装置に対応する前記威嚇装置があり、前記画像判定手段にて前記表示画像が前記最新画像であると判定されることを条件として、前記起動操作手段を操作可能状態とし、前記表示部における表示画像の送信源である前記撮像装置に対応する前記威嚇装置があっても、前記画像判定手段にて前記その他の画像種別の画像であると判定される場合は、前記起動操作手段を操作不能状態とする表示制御手段と、
    前記起動操作手段が操作されると、前記対応する威嚇装置を起動する起動信号を出力する威嚇起動手段と、
    を具備することを特徴とする遠隔監視装置。
  2. 更に、
    前記表示画像が切換え処理中か否かを判定する表示状態判定手段を具備し、
    前記表示制御手段は、前記表示画像が切換え処理中でないことを条件として、前記起動操作手段を操作可能状態とする請求項1に記載の遠隔監視装置。
  3. 更に、
    前記表示手段は、複数の前記記憶装置から受信した画像を前記表示部に分割表示する機能を有し、
    前記表示状態判定手段は、分割表示されているか否かを判定し、
    前記起動制御手段は、分割表示されていないことを条件として、前記起動操作手段を操作可能状態とする請求項2に記載の遠隔監視装置。
  4. 更に、
    前記表示手段は、複数の前記撮像装置から受信した画像を前記表示部に自動切換表示する機能を有し、
    前記表示状態判定手段は、自動切換え表示されているか否かを判定し、
    前記起動制御手段は、自動切換表示されていないことを条件として、前記起動操作手段を操作可能状態とする請求項2または請求項3に記載の遠隔監視装置。
  5. 監視物件に設置された威嚇装置及び撮像装置と、当該威嚇装置及び撮像装置と接続される遠隔監視装置とを備えた遠隔監視システムであって、
    前記撮像装置は、撮像した画像に画像種別を示す画像特定情報を付加して前記遠隔監視装置へ送信し、
    前記遠隔監視装置は、
    前記威嚇装置へ起動信号を出力するときに操作する起動操作手段と、
    前記撮像装置からの画像を受信する通信制御手段と、
    前記画像を表示部に表示する表示手段と、
    前記表示部における表示画像に付加された前記画像特定情報に基づいて、当該表示画像が最新画像かその他の画像種別の画像かを判定する画像判定手段と、
    前記威嚇装置及び前記撮像装置との対応を記憶する記憶手段と、
    前記表示画像の送信源である前記撮像装置に対応する前記威嚇装置があり、前記画像判定手段にて前記表示画像が前記最新画像であると判定されることを条件として、前記起動操作手段を操作可能状態とし、前記表示部における表示画像の送信源である前記撮像装置に対応する前記威嚇装置があっても、前記画像判定手段にて前記その他の画像種別の画像であると判定される場合は、前記起動操作手段を操作不能状態とする表示制御手段と、
    前記起動操作手段が操作されると、前記対応する威嚇装置を起動する起動信号を出力する威嚇起動手段とを具備し、
    前記威嚇装置は、前記起動信号の受信により起動することを特徴とする遠隔監視システム。
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