JP4709052B2 - 同軸ケーブルコネクタ - Google Patents
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Description
この種の同軸ケーブルコネクタを同軸ケーブル2に装着する際には,まず,同軸ケーブル2の先端から所定長さLa分だけ編組導体8の周囲の被覆部材9を除去して,編組導体8を被覆部材9の端縁に沿って後方に折り返し,次に,その編組導体8の内側の絶縁部材6が所定長さLb分だけ先端側に突出するように絶縁部材6を切断することで,芯線4を所定長さLc分だけ露出させる,といった手順で同軸ケーブル2の先端を加工する。
そして,同軸ケーブル2の加工後,同軸ケーブルコネクタは,図4(b)に示すように,同軸ケーブル2に固着リング20を挿通した後,挿入部12に絶縁部材6を通すようにしてコネクタ本体10を同軸ケーブル2の先端側から差し込み,その後,図4(c)に示すように,固着リング20を同軸ケーブル2の先端側に移動させて,挿入部12の周囲に配置し,固着リング20に突設された一対の圧着用突起22,24をペンチ等で圧着する(図4(d),(e)参照),といった手順で,同軸ケーブル2に固定される。
(例えば,特許文献1参,照特許文献1参照)
つまり,編組導体8は,折り返し作業の際にバラバラになり,その先端が同軸ケーブル周囲に浮き上がることから,圧着作業の際に,固着リング20の内側に編組導体を入れることは難しく,圧着作業が面倒になるのである。
なお,圧着作業の際に,固着リング20の内側に編組導体を入れる必要があるのは,編組導体を固着リング20の内側に入れないと,単に見栄えが悪くなるだけでなく,編組導体が他の配線や電気部品に接触して,不具合が発生することがあるためである。
また,突出した編組導体を切断することも考えられるが,切断作業が面倒であった。つまり,上記のような問題(編組導体が他の配線や電気部品に接触する)を防止するためには編組の根元で切断する必要があり,作業者の注意力が必要でありそのため切断作業に時間がかかってしまう。
本発明は,こうした問題に鑑みなされたもので,コネクタ本体を同軸ケーブルの先端に装着した後,固着リングを介して同軸ケーブルをコネクタ本体に圧着固定するよう構成された同軸ケーブルコネクタにおいて,その圧着作業をより簡単にできるようにすることを目的とする。
他の目的は,高所の取付作業においても安全に固着リングの挿着作業ができるようにすることを目的とする。
他の目的は,簡単な挿着作業であっても信頼性の高い接続状態を得ることができるようにすることを目的とする。
他の目的は,コストが安価に構成できる目的とする。
よって本発明の同軸ケーブルコネクタによれば,固着リングにて同軸ケーブルをコネクタ本体の挿入部に圧着固定する際,従来のように,固着リングの内側に編組導体が入るように固着リングを移動させる必要はなく,コネクタ本体を同軸ケーブルの先端に装着した後,コネクタ本体に固定された固着リングをペンチ等で圧着するだけで,同軸ケーブルコネクタを同軸ケーブルの先端に見栄えよく固定することができる。
従って,本発明によれば,その圧着作業を極めて簡単に行うことができる。
よって本発明の同軸ケーブルコネクタによれば,従来のように装着作業時に固着リングが落下すると言った問題がなくなり,作業者は固着リングを落下させないような注意を払う必要もなく装着作業に集中できる。
従って,本発明によれば,その装着作業を極めて安全に簡単に行うことができる。
従って,本発明によれば,その固着状態は極めて信頼性が高く,良好な接続状態を維持できるものとなる。
従って,本発明によれば,固着リングは上述のような効果を備えても,その製造コストを最小に抑えることができるのである。
図1は第1実施形態の同軸ケーブルコネクタの構成を表す一部破断側面図であり,コネクタの中心軸に沿った一点鎖線よりも上方部分は,コネクタの断面を表し,一点鎖線よりも下方部分はコネクタの外観を表している。図2は図1におけるX-X線から見た断面図であり,(a),(b)は夫々切欠部の異なる実施例を示している。図3は異なる実施形態の同軸ケーブルコネクタの構成を表す一部破断側面図である。図4は従来の同軸ケーブルコネクタの構成及び同軸ケーブルへの装着手順を説明する説明図である。
コネクタ本体10は,図4に示した従来のコネクタと同様,同軸ケーブルの芯線周囲の絶縁部材と編組導体との間に挿入可能な筒状の挿入部12と,この挿入部12の周囲に設けられて同軸ケーブルを位置決めするための鍔部14と,挿入部12の同軸ケーブル側とは反対側に回動自在に設けられ接続対象の外部導体に螺合可能な接続手段16とから構成されている。尚,本発明の実施形態においては,前記接続手段16の例として内面に接続対象に接続するための雌ねじが形成されたナット部を用いている。
また,挿入部12と鍔部14とは一体成形されており,コネクタ本体10は,挿入部12の同軸ケーブルへの挿入側とは反対側を接続手段16の後端の孔に挿入し,挿入部12の開口端縁を外向きに加締めることにより,接続手段16の後端部をその加締部13と鍔部14との間に回動可能に固定する,といった手順で組み立てられている。
この切欠部32は,固着リング20の固定部30をコネクタ本体10の鍔部14に固定した状態で,固着リング20における固定部30よりも小径な部分(つまり圧着部28)をペンチ等で簡単に圧着できるようにするために,固定部30と圧着部28とを分離するためのものである。
また,圧着部28における圧着するための変形部分の面積が出来る限り広くなる(言い換えれば,前記連結部33が広くなりすぎない)ようにする寸法に形成されている必要があり,本発明における切欠部32の小さいものは,図2(b)に示すように固着リング20の板厚の2倍の寸法(t2)を残して切り欠かれるようにして形成されており,切欠部32はこの範囲内の大きさになるように形成されているのである。
尚,本発明の実施形態では切欠部32の軸方向の開口幅は略1mm程度になるように形成されている。
この結果,同軸ケーブル2の先端側から後方に向けて折り返された編組導体8は,固着リング20の内側に自動で収納されることになり,その後,従来と同様に,固着リング20の圧着部28の切欠部32が形成された側をペンチ等で押しつぶすように変形させて圧着すれば,コネクタを同軸ケーブル2の先端に見栄えよく固定することができるようになる。
従って,本実施形態のコネクタによれば,予め固着リング20がコネクタ本体10に固着されているので,その圧着作業,延いては,同軸ケーブル2への装着作業を,従来のものに比べて極めて簡単に行うことが可能となる。
従って,本発明によれば,その挿着作業を極めて安全に簡単に行うことができる。
更に,固着リングをペンチ等で圧着したときに,同軸ケーブルが圧着部と固定部の接続部分内周側に引き寄せされる力が発生するが,連結部33の最適化と,挿入部の介在によって,圧着による同軸ケーブルの歪みは最少のものとなり,この点からも見栄えのよい接続状態となる。
従って,本発明によれば,その固着状態は極めて信頼性が高く,良好な接続状態を維持できるものとなる。
従って,本発明によれば,固着リングは上述のような効果を備えても,その製造コストを最小に抑えることができるのである。
また,本発明の実施形態によれば,接続手段16として,内周に接続対象への接続をするための雌ねじが形成されたナット部の例を示したが,特にこの実施例に限定されるものではなく,摺動固着する接続筒であっても良いし,雌ネジと接続筒の組み合わせでもよい等,本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく,本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成を適宜に変更して実施することも可能である。
Claims (1)
- 同軸ケーブルの芯線周囲の絶縁部材と該絶縁部材周囲の編組導体との間に挿入可能な筒状の挿入部,該挿入部の周囲に設けられ,前記挿入部を前記同軸ケーブルに挿入した際,前記同軸ケーブルの編組導体及び該編組導体周囲の被覆部材が当接されて,前記同軸ケーブルに対して前記挿入部を位置決めする鍔部,及び,前記挿入部の前記同軸ケーブル側とは反対側に回動自在に設けられ,接続対象の外部導体に螺合可能な接続手段,を備えたコネクタ本体と,
該コネクタ本体の挿入部を前記同軸ケーブルに挿入した後,前記同軸ケーブルの周囲か
ら前記同軸ケーブルを前記挿入部に圧着固定するための固着リングと,を備えた同軸ケーブルコネクタにおいて,
前記固着リングは,中心軸方向一端側に前記同軸ケーブル周囲で圧着される圧着部と,中心軸方向他端側を該圧着部よりも大径に形成することにより,前記鍔部を挿入固定可能に構成された固定部と,中心軸に直交する平面上に形成された前記圧着部と前記固定部とを分離するための切欠部と,を備え,
前記切欠部は、前記固着リングを側面視した場合に、該固着リングにおいて中心軸と直交する方向に沿った一方の外周側の領域うち、少なくとも、一方の外周から他方の外周に向けて前記固着リングの板厚乃至板厚の2倍の寸法を残し、かつ、前記同軸ケーブルと重ならない領域から他方の外周に到達する領域にわたって形成されている
ことを特徴とする同軸ケーブルコネクタ。
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Citations (3)
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JPH0668342U (ja) * | 1993-03-05 | 1994-09-22 | 株式会社電研社 | 同軸ケーブル用コネクターの外部導体締付具 |
JP2005108566A (ja) * | 2003-09-29 | 2005-04-21 | Maspro Denkoh Corp | 同軸ケーブルコネクタ |
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- 2006-03-31 JP JP2006099258A patent/JP4709052B2/ja not_active Expired - Fee Related
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