JP4708926B2 - 中空成形装置 - Google Patents

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Description

本発明は、合成樹脂からなる中空成形品を吹込成形した際に発生する口部の樹脂余剰部であるところの上ばりを、確実に回収できる中空成形装置に関する。
中空成形装置は、熱可塑性樹脂を加熱溶融しスクリュを用いて連続的にダイから押し出す押出機、押し出されてなるパリソン内に吹込ノズルを通して圧縮エアを吹込み、閉じた成形金型内で膨張させる吹込装置、および吹込みされてなる中空成形品の搬送機構を備えている。
中空成形における上ばりの発生は、成形金型内に導入されたパリソンの上方部を、成形金型を成す一対の割型から若干上方に突出させてカッタによって切断するため、その突出部が、吹込ノズルを成形金型内のパリソン内に降下させて打ち込んだ際、上ばりとして残ることに起因している。この上ばりは、吹込ノズルをパリソン内に打ち込んだ際、一対の割型の対向上縁に設けた口金における上向きのテーパ状内周縁と、打込ノズルの上部に位置するカッティングスリーブの外周縁とによって挟まれて剪断的に切断される。
従来、切断した上ばりの回収は、上ばりと一緒に吹込ノズルに付着した中空成形品を把持機で把持しつつ、吹込ノズルの上昇移動にしたがって上ばりを吹込ノズルに付着させた状態にて中空成形品から離脱させる。この離脱した上ばりを吹込ノズルのさらなる上昇移動によってノズル上方に位置する落下板に当接させて、吹込ノズルより取り外して空間部に落下させ、落下と同時に落下位置近傍にあるノズルから吹き出た噴出エアによって広口状に開口したシュータ内に飛ばして回収するようになっている。
かかる上ばりの回収方法は、狭い作業域においては有効な方法であるが、通常、落下板までの高さが4cmないし8cmという開放状態の空間部分があるので、落下した上ばりが、開放空間部分からシュータ内に向けてうまく吹き飛ばされないとか、また中空成形装置の周囲に飛散するということもあり、上ばりを確実に回収できないこともあった。
そこで、例えば、特許文献1に記載した技術のように、落下した上ばりをエアダクトで回収する方法が開発された。以下、図10ないし図12に基づいて上ばり回収法について説明する。図10〜図12において、101は成形金型、102は吹込ノズル、103は口金、104は吹込ノズル102の上部に設けたカッティングスリーブ、105は吹込ノズルに一体的に形成されたノズルボディである。図10及び図12中、106はハウジング、107はノズル挿通用の底孔、108はハウジング106に一体的に形成されたダクト、109はハウジング106を吊っているシャフトである。これらシャフト109は、図示を省略した吹込装置本体に固定されている。110は、底孔107を開閉するシャッタである。
かかる中空成形装置において、図10に示すように、熱可塑性樹脂を加熱溶融しスクリュを用いて連続的にダイから押し出し、図中一点鎖線で示したパリソンPを開いた状態の一対の成形金型101内に導入する。ついで、成形金型101を閉じてパリソンPを挟持し、パリソンPの上方部を図示を省略したカッタによって切断して成形金型内に内在させる。しかる後に、吹込ノズル102を降下させ、上ばりを口金103のテーパ状内周縁とカッティングスリーブ104の外周縁とによって挟み剪断的に切断するとともに、吹込ノズル102を通して圧縮エアをパリソンP内に吹込み、成形金型101内で膨張させ、中空成形品111に吹込成形する。
次に、図11に示すように、切断した上ばり112を付けた吹込ノズル102を上昇させ、ハウジング106の底孔107を通過させて、上ばり112をハウジング106の天井に設けたノズル挿通用の上孔113の内面周縁に当接させ、上ばり112を吹込ノズル102から取り外すとともに、底孔107がシャッタ110によって閉鎖状態になったハウジング106内に落下させる。落下した上ばり112は、図12に示すように、ハウジング106内に設けたエア噴出口(図示略)から噴出したエアまたはダクト108に連結した吸込機構(図示略)によって、ダクト108からハウジング106外に排出して回収する。
特開2003−53827号公報
しかしながら、上述の上ばり回収方法は、型締・吹込工程にて成形装置自体において、ハウジング106およびダクト108などの所定の占有空間を必要とするという問題があった。また、上ばり回収のための大掛かりな部品が必要となり、そのためコスト高となり、これら部品の制御も複雑になるという問題もあった。さらに、シャッタ110がばりを挟んでしまうという恐れもあった。
本発明は、このような従来の中空成形装置が有していた問題を解決しようとするものであり、型締・吹込工程にて狭い作業域を持つ中空成形装置でも適用でき、かつ簡素な構成の上ばり回収の機構によって確実に上ばりを回収することを目的とするものである。
本発明は上記目的を達成するために、中空成形品を把持するとともに該中空成形品の上ばりを受け入れる受け部を設けた把持体と、該把持体の上方にて該把持体に近接させて設け、吹込成形後の吹込ノズル上昇の際、該吹込ノズルに付いた上記上ばりを当接させて上記受け部に落下させるストッパ体とを具備し、前記把持体の前記受け部が上向きに拡がった形状である中空成形装置である。把持体とストッパ体との間隔は、落下した上ばりの飛散を防ぐためおよび落下した上ばりの上記受け部での受け入れを容易にするため、5mmないし20mmが好ましい。上記受け部は、上ばりを受け入れて収容するのに十分な大きさを持つものである。
また、第2の課題解決手段は、上記ストッパ体に、上記吹込ノズルを通しつつ上記上ばりを当接させて上記受け部に落下させる絞り部を設けた構成としたものである。絞り部は、吹込ノズルを通しつつ上ばりを当接させて落下させる機能を持つものであり、たとえば切り欠き部、孔部、またはカメラのシャッタのように孔径を変更できるものでもよい。
第3の課題解決手段は、上記把持体と上記ストッパ体とを一体的に設けた構成としたものである。
の課題解決手段は、上記把持体が一対の割把持体からなり、該一対の割把持体の互いに対向する面に、上記中空成形品の口部を受け入れて把持する半環状の切欠き部を設けた構成としたものである。
の課題解決手段は、上記一対の半環状切欠き部それぞれの頂部と底部に、該切欠き部中芯に向けて張り出した鍔部を設けた構成としたものである。
前記第1の課題解決手段による作用は、次の通りである。すなわち、吹込成形後に、吹込ノズルに付いた上ばりを、吹込ノズルの上昇に従いストッパ体に当接させて落下させ、把持体の受け部に受けて収容させる。この際、落下した上ばりは、上向きに拡がった形状を持つ受け部によって確実に捕捉される。次に、収容された上ばりは、把持体によって運ばれ、次の製品取出工程にてたとえば機械的に強制回収されるなどによって処理されることになる。したがって、この手段は、型締・吹込工程にて狭い作業域を持つ中空成形装置でも適用ができ、かつ簡素な構成からなる上ばり回収の機構によって上ばりの回収を確実にさせるという効果を奏する。
上記第2の課題解決手段による作用は、ストッパ体の絞り部によって上ばりをすばやく、かつ確実に、吹込ノズルから離反・落下させるという効果を奏する。
上記第3の課題解決手段による作用は、把持体とストッパ体を一体構成としたことによって、型締・吹込工程にて狭い作業域を持つ中空成形装置にて別途ストッパ体を設ける作業域を排除したので、型締・吹込工程にてより狭い作業域を持つ中空成形装置でも適用ができるという効果を奏する。
の課題解決手段による作用は、一対の半環状切欠き部内に中空成形品の口部を収容して確実に把持できるという効果を奏する。
の課題解決手段による作用は、一対の半環状切欠き部それぞれの頂部鍔部と底部鍔部との間に中空成形品の口部を挟み込むので、中空成形品の口部を上下側から挟み込んで確実に把持できるという効果を奏する。
上述のように本発明の中空成形装置は、中空成形品の上ばりをストッパ体によって落下させ、かつ把持体の受け部に受けて収容できるので、型締・吹込工程にて狭い作業域を持つ中空成形装置でも適用ができ、かつ簡素な構成からなる上ばり回収の機構によって上ばりの回収を確実に行うことができる。
本発明の実施の形態である中空成形装置は、図1ないし図3に示すように、成形するための作動部として、樹脂組成物を溶融して押し出す押出機(図示略)と、クロスヘッド1、パリソン切断装置(図示略)と、成形金型2、吹込装置3、型締装置4、成形金型移動装置5、およびばり切取り機構を含んだ成形品取出装置を備えている。
図示を省略した前記押出機は、樹脂組成物の投入用ホッパ7、および押出機内部に樹脂組成物の移送・混練・溶融・吐出を行うための図示を省略したスクリュを備えている。
クロスヘッド1は、図1に示すように多頭用のものであり、押出機の先端に接続して配設して成る。押出機にて溶融した樹脂組成物は、押出機からクロスヘッド1に供給されて、図2中、二点鎖線にて示した筒状パリソンPが形成されるようになっている。
図示を省略した前記パリソン切断装置は、クロスヘッド1から垂下する筒状パリソンPの上方部を切断するものであり、電熱カッタを有するカッタホルダを備えている。
成形金型2は、図2および図3に示すように、一対の割型2a,2bからなり、これら分割金型には、筒状パリソンPを挿入させて、中空成形品Bを成形するため、左右2個のキャビティ2c,2dを形成している。割型2a,2bのそれぞれのキャビティ2c,2dの対向上縁に、パリソンPの上ばりを食いちぎるための口金2e,2fが設けてある。これら口金2e,2fの内周縁は、上ばりを食いちぎるために上向きのテーパに形成されている。
成形金型2は、付帯する金型移動用電動機を備えた成形金型移動装置5によって、多頭用クロスヘッド1,1の直下位置および左右の吹込ノズル8,8の直下位置の間にて、水平方向に交互に往復動できるようになっている。
吹込装置3は、図1および図2に示すように、成形金型2の左右のキャビティ2c,2dそれぞれの上方にて、筒状パリソンP内に挿入して圧縮エアを吹込むための一対の吹込ノズル8,8およびこれら吹込ノズルを上昇・下降させる吹込ノズル駆動装置9を備えている。吹込ノズル駆動装置9は、図示を省略した制御部に接続された可変速タイプの吹込装置駆動用の電動機を具備している。
吹込ノズル8には圧縮エアが供給されて、成形金型2の左右のキャビティ内に供給されたパリソンP内にエアを吹込むようになっている。吹込ノズル8の上部には、図7に示すように、割型2a,2bの口金2e,2fのテーパ状内周縁と協働してパリソンPの上ばりを挟んで剪断的に切断するためのカッティングスリーブ8aが形成されている。図2中、8bはノズルボディを示す。
型締装置4は、図1および図2に示すように、成形金型2の割型2a,2bを型締するものであり、紙面と水平な方向に所定間隔あけて配設した一対の水平方向に延びるレール12と、これらレール12に移動可能に所定間隔あけて設けた前方プラテン10および後方プラテン11と、これらプラテン10,11に挿通して、これらプラテンを成形金型2のパーティングラインに対して接近・離反方向に同調して移動させる左右の逆リードボールねじ13と、プラテン10,11の左右両側に設けた凸状係止部14および対応する凸状係止部を掴む凹状係止部15と、凸状係止部14を掴んだ状態での凹状係止部15を引っ張ることがきるよう凹状係止部15に結合したボールねじ16と、後方プラテン11の裏側に位置して左右の逆リードボールねじ13に接続したプラテン移動用電動機17と、後方プラテン11の裏側に位置してボールねじ16を駆動するサーボモータである電動機(図示略)とを具備している。前方プラテン10は割型2aを着脱自在に取り付けており、後方プラテン11は割型2bを着脱自在に取り付けている。
左右のボールねじ16にはそれぞれ、図示を省略したスラストベアリングを介してプーリ18,18が設けられ、これらプーリ18,18が無端ベルト19および減速機6を介して図示を省略した電動機に連結している。なお、図3は、左右の逆リードボールねじ13および後方プラテン11の前述した裏側の機構について、説明の関係上、図示を省略している。
型締装置4からばり切取り機構までの機構を述べると、図3に示すように、製品ホルダ20は、プラテン10,11の側面から延びており、吹込成形終了後、離反した割型2a,2bから離型され、吹込ノズル8,8によって吊り下げられている中空成形品Bを挟持するようになっている。製品拘束ピン40は、金型2が吹込ノズル8の直下に移動した後、製品ホルダ20に挟持されている中空成形品Bにピン先端を挿入させ、エアにてピン先端を膨らませて中空成形品Bを、図7に示した上ばりBbとともに保持するようになっている。図示を省略した、取出スライドユニットは、型開きとともに製品ホルダ20の割把持体21,22が離反した後、中空成形品Bおよび上ばりBbを製品拘束ピン40にて保持しながら、次工程の下ばり切断工程に移動するようになっている。
下ばり切断工程での下ばり切取り治具42は、中空成形品Bを第2の製品ホルダ41によって挟持された状態にて、図7に示した下ばりBcを切断するようになっている。製品拘束ピン40は、第2の製品ホルダ41によって中空成形品Bが挟持されたとき、中空成形品Bの保持を解除して上昇するようになっている。製品拘束ピン40の上昇の際、中空成形品Bの口部Ba上に置かれた上ばりBbは、製品拘束ピン40の先端をエアで膨らませて保持され、ばり排出部で上ばり保持が解除されて、中空成形品Bと分別されて強制的に排除されるようになっている。しかしまた、その場でエアなどにより、製品上部から排除してもよい。
製品ホルダ20は、図4および図5に示すように、2個の中空成形品Bをそれぞれ挟み込んで把持する半円柱型の左右一対の割把持体21,22と、これら割把持体21,22を保持する支持体23,24とから構成されている。支持体23,24はそれぞれ、平坦な鋼板23a,24aとL字鋼23b,24bとをねじ止め結合し、割把持体21,22をねじ止め固定したブロック体23c,24cが平鋼板23a,24aにねじ止め固定してなる。
割把持体21,22は、図6に示すように、それぞれ中空成形品Bの口部を把持できるように、中空成形品Bの口部を受け入れて挟み込む半環状切欠き部21a,22aを設け、これら切欠き部の頂部と底部に切欠き部中芯に向けて張り出した環状の上鍔部21b,22b、環状の下鍔部21c,22cを形成している。さらに上鍔部21b,22b上に、切断した上ばりを載せて置けるよう上向きに拡径したテーパ部21d,22dを形成している。
上ばりの当接・落下用の一対のストッパ体25,26は、割把持体21,22のそれぞれのテーパ部21d,22d上方まで張り出して延び、鋼板23a上に設けた起立板27にボルト締めにより固定されている。板状のストッパ体25,26の先端部は、半円状に切り欠いてなる絞り部25a,26aを形成し、図9に示すように、絞り部25a,26a周りのストッパ体自体に、吹込ノズル8に付いて上昇してきた上ばりBbを当接させて、この上ばりを割把持体21,22の受け部21d,22dに落とすようになっている。割把持体21,22の上面からストッパ体25,26の下面までの間隔は、5mmないし20mmが好ましい。
次に、かかる中空成形装置の動作について説明する。かかる中空成形装置による吹込成形は、図1および図2に示すように、まず、樹脂を多頭用クロスヘッド1から垂下させて図1にて横方向に左右のパリソンPを形成し、これらパリソンPを、成形金型2のそれぞれの左右のキャビティ2c,2dに挿入し、ついで、これらパリソンPに対応する吹込ノズル8,8を打込み、パリソンP内に圧縮エアを吹込んで、これらパリソンPを成形金型2のキャビティ2c,2dに一致するまで膨出させることにより行う。
この吹込成形によって、図8に示すように、中空成形品Bであるボトルを成形する。パリソンPの上部は、成形金型2が型閉めされた際、図示を省略したパリソン切断装置によって切断された後、成形金型2が吹込装置3側に移行して吹込ノズル8,8が下降し、図7に示すように、成形金型の口金2e,2fとパリソンB内に導入された吹込ノズルのカッティングスリーブ8aとによって剪断される。図7中、Bbは上向きに拡径したラッパ状の上ばりを示し、Bcは薄い板状の下ばりを示す。
金型2が型開した際、中空成形品Bは,吹込ノズル8によって、その先端に付いた上ばりBbとともに吊り下げられる。そして図8に示すように、中空成形品Bは、成形金型2がクロスヘッド1直下に移動して型閉めの際、製品ホルダ20の一対の割把持体21,22に口部Baを挟み込まれて把持される。
把持後、図9に示すように、吹込ノズル8は上昇し、一緒に上昇した上ばりBbがストッパ体25および26に当接して落下し、一対の割把持体21,22の受け部21d,22d内に収容される。
さらに金型2が吹込ノズル8、8の直下に移動した後、製品拘束ピン40は、中空成形品Bにピン先端を挿入させ、エアにてピン先端を膨らませて中空成形品Bを上ばりBbとともに保持する。
その後、型開きとともに製品ホルダ20の割把持体21,22は離反して、取出スライドユニット(図示略)によって中空成形品Bおよび上ばりBbを製品拘束ピン40にて支持しながら、次工程の下ばり切断工程に移動する。下ばり切断工程にて、中空成形品Bが第2の製品ホルダ41によって挟持された状態にて、下ばりBcは下ばり切取り治具42によって切断される。
製品拘束ピン40は、第2の製品ホルダ41によって中空成形品Bが挟持されたとき、中空成形品Bの保持を解除して上昇する。製品拘束ピン40の上昇の際、中空成形品Bの口部Ba上に置かれた上ばりBbは、製品拘束ピン40の先端をエアで膨らませて保持され、ばり排出部で上ばりの保持が解除されて、中空成形品Bと分別されて強制的に排除される。
上ばりBaおよび下ばりBcが除去された中空成形品Bは、図示を省略したベルトコンベアによって成形装置出口へと搬送されることとなる。
以上のように、本実施形態によれば上ばりの確実な除去を行えるという効果が得られるものである。
本発明の実施形態を示す中空成形装置の正面図である。 図1に示した中空成形装置を拡大した側面図である。 図2に示した吹込装置からばり切取り機構までを示す斜視図である。 製品ホルダを示す斜視図である。 図4に示した製品ホルダを別方向から見た斜視図である。 図4に示した製品ホルダの把持体を示す断面図である。 図1に示した中空成形装置により成形した後の割型を示す断面図である。 中空成形品を製品ホルダの把持体によって把持した状態を示す断面図である。 中空成形品の上ばりをストッパ体に当接させて落下させる状態を示す断面図である。 従来の中空成形装置によりパリソンを成形金型内に導入して中空成形品とする工程を示す断面図である。 図10に示した中空成形品を吹込ノズルに吊り下げた状態を示す断面図である。 図10に示した中空成形品の上ばりをハウジング内に導入して落下させる状態を示す断面図である。
符号の説明
1…クロスヘッド
2…成形金型
3…吹込装置
4…型締装置
8…吹込ノズル
20…製品ホルダ
21,22…割把持体
21b,22b…上鍔部
21c,22c…下鍔部
21d,22d…受け部
25,26…ストッパ体
25a,26a…絞り部
40…製品拘束ピン
B…中空成形品
Ba…中空成形品の口部
Bb…上ばり
Bc…下ばり

Claims (5)

  1. 中空成形品を把持するとともに該中空成形品の上ばりを受け入れる受け部を設けた把持体と、
    該把持体の上方にて該把持体に近接させて設け、吹込成形後の吹込ノズル上昇の際、該吹込ノズルに付いた前記上ばりを当接させて前記受け部に落下させるストッパ体と、
    を具備し
    前記把持体の前記受け部が上向きに拡がった形状である
    ことを特徴とする中空成形装置。
  2. 前記ストッパ体に、前記吹込ノズルを挿通させつつ前記上ばりを当接させて前記受け部に落下させる絞り部を設けたことを特徴とする請求項1記載の中空成形装置。
  3. 前記把持体と前記ストッパ体とを一体的に設けたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の中空成形装置。
  4. 前記把持体が一対の割把持体からなり、該一対の割把持体の互いに対向する面に、前記中空成形品の口部を受け入れて把持する半環状の切欠き部を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の中空成形装置。
  5. 前記一対の半環状切欠き部それぞれの頂部と底部に、該切欠き部中芯に向けて張り出した鍔部を設けたことを特徴とする請求項記載の中空成形装置。
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