JP4707849B2 - 空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents

空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カットセパレーション故障を防止して、耐久性を向上した空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法に関し、特に重荷重用ラジアルタイヤ及びその製造方法に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えばダンプトラック等の車両に用いられる空気入りタイヤである重荷重用ラジアルタイヤとして、路面と接する踏面部となるタイヤのトレッド部分にラグ列が配列されたラグタイプのトレッドパターンを有するものが、知られている。そして、この重荷重用ラジアルタイヤは、一般的に新品時において車両のフロント側に装着されて使用されている。
【0003】
一方、図10に示す従来の通常のラグパターンのタイヤでは、ラグタイプのトレッドパターンの構造からして、トレッド14のショルダ部14Aが有る両側域Bに比較して中央域Aのボリュームが多くなる為に、タイヤの使用時において両側域Bの温度よりも中央域Aの温度が高くなると共に、両側域Bの剛性よりも中央域Aの剛性が高くなっていた。
【0004】
また、図11及び図12に示すトレッド14の中央域Aに浅溝40が付いたラグパターンのタイヤもあるが、このようなタイヤでは、新品時におけるフロント側への装着の際に、トレッド14の中央域Aに存在する浅溝40の効果により、従来の通常のラグパターンのタイヤと比較して、温度及び剛性ともに両側域Bと中央域Aとで差が少なかった。
但し、一般的に約1/3程度だけトレッド14が摩耗したところで、フロントからリアにこのタイヤがローテーションされているが、このローテーションされた時において、すでに中央域Aが摩耗して浅溝40が無くなっていることから、中央域Aに存在していた浅溝40の効果が無くなり、通常のラグパターンのタイヤとの違いがなくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の通常のラグパターンのタイヤ及び、中央域Aに浅溝40が付いたラグパターンのタイヤでは、少なくともフロントからリアにローテーションされた時において、中央域Aの温度及び剛性が両側域Bのものより高くなる。
これに伴って、石等に乗り上げてトレッド14の中央域A付近でタイヤ内の保護層が切れるようなカットを受けた場合、温度及び剛性の高い中央域Aに駆動力であるトラクションが集中するので、カットセパレーション故障を生じ易く、耐久性が低くなるという欠点を有していた。
【0006】
本発明は上記事実を考慮し、カットセパレーション故障を防止して、耐久性を向上し得る空気入りタイヤ及びこのような空気入りタイヤを製造する空気入りタイヤの製造方法を提供することが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る空気入りタイヤは、少なくとも幅方向に沿って延びる主溝をトレッドの両側域に有し、周方向に沿って副溝を設けた陸部列が、周方向に沿って延びるパターンをトレッドの中央域に有した空気入りタイヤであって、主溝の最大深さをDとし、トレッドの幅寸法をTWとしたときに、副溝の上部側部分とされる上部溝部の幅W1がTWの2%〜10%の大きさとされると共に、副溝の下部側部分とされる下部溝部の幅W2がTWの1%〜10%の大きさとされ、上部溝部の深さD1がDの10%〜33%の深さとされると共に、副溝の全体深さD0がDの50%〜100%の深さとされる、ことを特徴とする。
【0008】
請求項1に係る空気入りタイヤの作用を以下に説明する。
本請求項に係る空気入りタイヤは、トレッドの中央域に周方向に沿って延びる陸部列を有し、この陸部列に周方向に沿って副溝を設けたパターンとこの中央域がされている。
【0009】
一方、カットセパレーション故障の評価尺度は、トレッドの中央域の温度及び、カット受傷部の保護層上におけるせん断歪の大小であり、これらをそれぞれ低減することが重要である。
これに対して、上記トレッドの中央域の温度を、摩耗しても容易に無くならないような副溝をトレッドの中央域に設けることで、下げることがきる。また、上記カット受傷部の保護層上におけるせん断歪を、トレッドの中央域の剛性を低くすることで、低減できる。
【0010】
そして、本請求項は、新品状態におけるフロント装着時だけでなく、約1/3程度トレッドが摩耗したリア装着時においても、中央域に設けた副溝を存続可能な構造とした。これによりトレッドの中央域の温度を下げると共にトレッドの中央域の剛性を低減することで、耐カットセパレーション性を高めて、耐久性を向上させたものである。
つまり、副溝の上部側部分は、トレッドのボリュームが大きく温度が高くなり易いので、温度の低減効果が大きくなるように広幅の上部溝部とし、副溝の下部側部分は、トレッドのボリュームが小さく温度が低いことと耐カットスルー性を著しく低下させない為に、狭幅の下部溝部とする。
【0011】
具体的には、トレッドの幅寸法をTWとしたときにおいて、上部溝部の幅W1をTWの2%〜10%の大きさとしたのは、2%より狭い場合には温度の低減効果がなく、この逆に10%より広い場合には摩耗性能の低下と耐カットスルー性の低下が大きくなるからである。また、下部溝部の幅W2をTWの1%〜10%の大きさとしたのは、1%より狭い場合には温度の低減効果がなく、この逆に10%より広い場合には摩耗性能の低下と耐カットスルー性の低下が大きくなるからである。
【0012】
一方、主溝の最大深さをDとしたときに、上部溝部の深さD1をDの10%〜50%の深さとしたのは、10%より浅い場合には温度の低減効果がなく、この逆に50%より深い場合には耐カットスルー性が低下するからである。また、副溝の全体深さD0をDの50%〜100%の深さとしたのは、50%より浅い場合には摩耗した時の温度の低減効果が小さく、この逆に100%より深い場合には耐カットスルー性が低下するからである。
【0013】
請求項2及び請求項3に係る空気入りタイヤの作用を以下に説明する。
これら請求項では請求項1と同様の構成を有して同様に作用するが、さらに、請求項2では、前記トレッドの両側域が主溝と陸部との組み合わせのラグパターンとされ且つ、割りモールド構造を有した加硫用金型で形造られるという構成を有し、請求項3では、前記トレッドの両側域が主溝と陸部との組み合わせのラグパターンとされ且つ、前記副溝の部分が割りモールドで製造されるという構成を有している。
【0014】
つまり、トレッドの両側域が主溝と陸部との組み合わせのラグパターンとされていても、副溝が深い構造のタイヤの場合、加硫用金型を全てフルモールドの構造にすると、加硫後に加硫用金型内から完成品の空気入りタイヤが抜けなくなる為、製造の容易性を考慮して上記のようにした。
【0015】
請求項4に係る空気入りタイヤの製造方法の作用を以下に説明する。
本請求項に係る空気入りタイヤの製造方法は、生タイヤを作製後、この生タイヤを割りモールドに入れて、請求項1記載の空気入りタイヤを製造するようにした。
従って、本請求項に係る空気入りタイヤの製造方法であっても、請求項1と同様に、カットセパレーション故障を防止して、空気入りタイヤの耐久性を向上することが可能となった。
【0016】
請求項5及び請求項6に係る空気入りタイヤの製造方法の作用を以下に説明する。
これら請求項では請求項4と同様の構成を有して同様に作用するが、さらに、請求項5では、生タイヤを作製後、この生タイヤを割りモールド構造を有した加硫用金型に入れて、前記トレッドの両側域が主溝と陸部との組み合わせのラグパターンとされる空気入りタイヤを製造するという構成を有し、請求項6では、生タイヤを作製後、この生タイヤを加硫用金型に入れて、前記副溝の部分を割りモールドで形造ると共に、前記トレッドの両側域が主溝と陸部との組み合わせのラグパターンとされる空気入りタイヤを製造するという構成を有している。
【0017】
つまり、請求項2及び請求項3と同様に、副溝が深い構造のタイヤの場合に加硫用金型を全てフルモールドの構造にすると、加硫後に加硫用金型内から完成品の空気入りタイヤが抜けなくなる為、製造の容易性を考慮して上記のようにした。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態に係る空気入りタイヤ及びその製造方法を図に基づき説明する。
図1は、本実施の形態となる空気入りタイヤ10のトレッドパターンの典型例を示す図である。ここで、空気入りタイヤ10の内部構造については、ラジアルカーカスであるカーカス12と、このカーカス12のクラウン部を覆うように配置された剛性の高いベルト(図示せず)と、このベルトの外周面にトレッドゴムにより構成されて配置されたトレッド14とを、組み合わせたこの種の空気入りタイヤとしてごく一般的なものなので、以下の説明において記載を省略する。
【0019】
さらに、図1に示すように、この空気入りタイヤ10の路面と接する外皮を円弧状であるクラウン形状に外表面が形成された上記のトレッド14が構成している。このトレッド14の中央線CLを中心とした中央域Aには、トレッド14の周方向Yに沿って延びる陸部16が陸部列となるように形成されており、この陸部16にトレッド14の周方向Yに沿って副溝20を設けたパターンとトレッド14の中央域Aはされている。
また、トレッド14の端部を形成するショルダ部14A寄りの両側域Bには、トレッド14の周方向Yに沿って主溝18と陸部16とが等間隔で並んでおり、これら主溝18と陸部16との組み合わせよりなるラグパターンがこの両側域Bに形成されている。
【0020】
一方、図2に示す主溝18の最大深さである主溝深さDが、トレッド14の幅寸法であるトレッド幅TWの8%以下とされる形で、主溝18が形成されている。
また、副溝20は上下二段の相互に幅寸法を異ならせた構造とされており、副溝20の上部側部分とされる上部溝部20Aの幅W1が、トレッド幅TWの2%〜10%の大きさとされると共に、副溝20の下部側部分とされる下部溝部20Bの幅W2が、トレッド幅TWの1%〜10%の大きさとされている。さらに、上部溝部20Aの深さD1が、主溝深さDの10%〜50%の深さとされ、副溝20の全体深さD0が、主溝深さDの50%〜100%の深さとされている。
【0021】
次に、本実施の形態に係る空気入りタイヤ10の製造方法を以下に説明する。
先ず、ゴムの素材を練った後に切断してトレッド14となるゴム材を作製し、次にこのゴム材、ビード、コード、ベルト等の材料を組み合わせて生タイヤを作製する。
【0022】
この生タイヤを作製後、図3に示す加硫用金型30内に入れて圧力及び熱を加えて加硫成形して空気入りタイヤ10を製造する。尚、この加硫用金型30の上下の部分はそれぞれ一体構造のフルモールド30Aとされるが、副溝20の部分に対応する中央部分は分割された構造の割りモールド30Bとされている。
【0023】
つまり、トレッド14の両側域Bが主溝18と陸部16との組み合わせよりなるラグパターンとされていても、副溝20が深い構造のタイヤの場合、加硫用金型30を全てフルモールド30Aの構造にすると、加硫後に加硫用金型30内から完成品の空気入りタイヤ10が抜けなくなる。
この為、製造の容易性を考慮して、割りモールド構造を有した加硫用金型30に生タイヤを入れて加硫成形することで、副溝20の部分が割りモールド30Bで形造られるだけでなく、トレッド14の両側域Bが主溝18と陸部16との組み合わせのラグパターンとされる空気入りタイヤ10を製造するようにした。
【0024】
次に、本実施の形態の作用を以下に説明する。
本実施の形態に係る空気入りタイヤ10は、トレッド14の中央域Aに周方向Yに沿って延びる陸部16よりなる陸部列を有し、この陸部列に周方向Yに沿って副溝20を設けたパターンとこの中央域Aがされている。
【0025】
つまり、本実施の形態に係る空気入りタイヤ10は、新品状態におけるフロント装着時だけでなく、約1/3程度トレッド14が摩耗したリア装着時においても、中央域Aに設けた副溝20を存続可能な構造とした。これによりトレッド14の中央域Aの温度を下げると共にトレッド14の中央域Aの剛性を低減することで、耐カットセパレーション性を高めて、耐久性を向上させるものである。
【0026】
具体的には、温度の低減効果が大きくなる広幅の上部溝部20Aとされるように、この上部溝部20Aの幅W1をトレッド幅TWの2%〜10%の大きさとした。これは、2%より狭い場合には温度の低減効果がなく、この逆に10%より広い場合には摩耗性能の低下と耐カットスルー性の低下が大きくなるからである。
【0027】
また、トレッド14のボリュームが小さく温度が低いことと耐カットスルー性を著しく低下させない狭幅の下部溝部20Bとされるように、この下部溝部20Bの幅W2をトレッド幅TWの1%〜10%の大きさとした。これは、1%より狭い場合には温度の低減効果がなく、この逆に10%より広い場合には摩耗性能の低下と耐カットスルー性の低下が大きくなるからである。
つまり、この下部溝部20Bの幅は、負荷時に閉塞する程度のサイプレベルの幅とされている。
【0028】
一方、上部溝部20Aの深さD1を主溝深さDの10%〜50%の深さとしたのは、10%より浅い場合には温度の低減効果がなく、この逆に50%より深い場合には耐カットスルー性が低下するからである。また、副溝20の全体深さD0を主溝深さDの50%〜100%の深さとしたのは、50%より浅い場合には摩耗した時の温度の低減効果が小さく、この逆に100%より深い場合には耐カットスルー性が低下するからである。
【0029】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る空気入りタイヤを図4及び図5に基づき説明する。尚、第1の実施の形態で説明した部材には同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
図4及び図5に示すように、この空気入りタイヤ10の路面と接する外皮を円弧状であるクラウン形状に外表面が形成された上記のトレッド14が構成している。このトレッド14の中央域A及び両側域Bには、トレッド14の周方向Yに沿ってブロック状の陸部22が陸部列となるように等間隔で並んで、それぞれ配置されている。
【0030】
また、トレッド14の端部を形成するショルダ部14A寄りの両側域Bには、トレッド14の周方向Yに沿ってこの陸部22と主溝24とが等間隔で並んでおり、これら陸部22と主溝24との組み合わせよりなるラグパターンがこの両側域Bに形成されている。
さらに、本実施の形態でも、トレッド14の周方向Yに沿って陸部22に副溝20を設けたパターンとトレッド14の中央域Aはされている。
【0031】
つまり、本実施の形態に係る空気入りタイヤ10でも、第1の実施の形態と同様に、新品状態におけるフロント装着時だけでなく、約1/3程度トレッド14が摩耗したリア装着時においても、中央域Aに設けた副溝20を存続可能な構造となっている。これによりトレッド14の中央域Aの温度を下げると共にトレッド14の中央域Aの剛性を低減することで、耐カットセパレーション性を高めて、耐久性を向上させたものである。
【0032】
次に、第1の実施の形態で説明した空気入りタイヤ10を実施例とし、この実施例を、2種類の従来例に係るタイヤ及び2種類の比較例に係るタイヤと比較した結果を、以下の表1に基づき説明する。
つまり、図10に示す従来例1と、図11及び図12に示す従来例2とは、共にラグタイプのタイヤであり、さらに、この従来例2は前述のようにトレッド14の中央域Aに浅溝40が付いたラグパターンとされている。
また、図6及び図7に示す比較例1は実施例と比較して副溝20が浅い構造とされたものであり、図8及び図9に示す比較例2は実施例と比較して副溝20が広い構造とされたものである。
【0033】
【表1】
Figure 0004707849
【0034】
ここで試験の際の条件としては下記の通りであり、上記のような各タイヤをドラム試験装置に装着して、走行試験を行った。
タイヤサイズ:40.00R57深溝(E4)
リム:6″*57″
内圧:700kPa
正規荷重:60ton
速度:6km/h
【0035】
尚、表1において「新品温度(SHO/CL)」とは、新品状態のタイヤでのドラム上で24時間走行試験後のトレッド14の中央域Aの温度に対する両側域Bの温度の割合を指数(単位%)で示したものであり、「30%摩耗後温度(SHO/CL)」とは、30%摩耗後の状態のタイヤでの同様の走行試験後の同様の割合を指数(単位%)で示したものである。
【0036】
また、表1において「剛性(SHO/CL)」とは、有限要素法(FEM)によってトレッド14の中央域Aの剛性に対する両側域Bの剛性の割合を指数(単位%)で示したものである。
カットセパレーション性であるC/S性及び、カットスルー性であるC/T性は、市場投入した各種のタイヤでの故障発生率を従来例1のタイヤの故障発生率で割り、指数化したものである。
【0037】
以上の結果より、実施例のタイヤは、従来例1、2よりも中央域Aの温度に対する両側域Bの温度の割合が高く、また、剛性(SHO/CL)、C/S性及びC/T性も良好な値となっていることが理解できる。一方、比較例1はカットセパレーション性が良好であり、比較例2はカットスルー性が良好であった。
【0038】
尚、上記実施の形態は重荷重用ラジアルタイヤに適用されるものであるが、他の種類のタイヤに適用しても良いことは言うまでもない。また、副溝の幅や深さの寸法も上記の実施例のものに限定されるものでは無い。
【0039】
【発明の効果】
本発明の空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法は上記構成としたので、カットセパレーション故障を防止して、耐久性を向上できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る空気入りタイヤを示す図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)の1B−1B矢視における横断面図である。
【図2】図1(B)の副溝周辺の拡大断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る空気入りタイヤの製造に適用される加硫用金型を示す図であって、(A)は全体斜視図であり、(B)は割りモールドを抜き出した斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る空気入りタイヤを示す図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)の4B−4B矢視における横断面図である。
【図5】図4(B)の副溝周辺の拡大断面図である。
【図6】比較例1に係る空気入りタイヤを示す図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)の6B−6B矢視における横断面図である。
【図7】図6(B)の副溝周辺の拡大断面図である。
【図8】比較例2に係る空気入りタイヤを示す図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)の8B−8B矢視における横断面図である。
【図9】図8(B)の副溝周辺の拡大断面図である。
【図10】従来例1に係る空気入りタイヤを示す図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)の10B−10B矢視における横断面図である。
【図11】従来例2に係る空気入りタイヤを示す図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)の11B−11B矢視における横断面図である。
【図12】図11(B)の副溝周辺の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 空気入りタイヤ
14 トレッド
14A ショルダ部
18 主溝
20 副溝
20A 上部溝部
20B 下部溝部
30 加硫用金型
30B 割りモールド

Claims (6)

  1. 少なくとも幅方向に沿って延びる主溝をトレッドの両側域に有し、周方向に沿って副溝を設けた陸部列が、周方向に沿って延びるパターンをトレッドの中央域に有した空気入りタイヤであって、
    主溝の最大深さをDとし、トレッドの幅寸法をTWとしたときに、
    副溝の上部側部分とされる上部溝部の幅W1がTWの2%〜10%の大きさとされると共に、副溝の下部側部分とされる下部溝部の幅W2がTWの1%〜10%の大きさとされ、
    上部溝部の深さD1がDの10%〜33%の深さとされると共に、副溝の全体深さD0がDの50%〜100%の深さとされる、ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記トレッドの両側域が主溝と陸部との組み合わせのラグパターンとされ且つ、割りモールド構造を有した加硫用金型で製造されることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記トレッドの両側域が主溝と陸部との組み合わせのラグパターンとされ且つ、前記副溝の部分が割りモールドで形造られることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  4. 生タイヤを作製後、この生タイヤを加硫用金型に入れ加硫成形して請求項1記載の空気入りタイヤを製造することを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
  5. 生タイヤを作製後、この生タイヤを割りモールド構造を有した加硫用金型に入れて、前記トレッドの両側域が主溝と陸部との組み合わせのラグパターンとされる空気入りタイヤを製造することを特徴とする請求項4記載の空気入りタイヤの製造方法。
  6. 生タイヤを作製後、この生タイヤを加硫用金型に入れて、前記副溝の部分を割りモールドで形造ると共に、前記トレッドの両側域が主溝と陸部との組み合わせのラグパターンとされる空気入りタイヤを製造することを特徴とする請求項4記載の空気入りタイヤの製造方法。
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