JP4707568B2 - 電線クランプ及びそれを用いたバイパス装置 - Google Patents

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本発明は、電線クランプ及びそれを用いたバイパス装置に係り、より詳細には、電線の途中部に分岐電線を取り付けて分岐させる電線クランプ及びそれを用いた積算電力計の交換時に好適に使用可能なバイパス装置に関する。
従来、電線クランプ及びそれを用いたバイパス装置は、例えば、一般家庭や工場等で使用される積算電力計の交換時によく用いられ、この積算電力計の電線に容易に接続可能なフック本体を備えた電線クランプを有し、この電線クランプをバイパス電線である分岐電線の両端部に各々一対に取付けて、積算電力計を介した入力側電線と出力側電線とを電気的に直接接続してバイパスすることで、積算電力計を新しいものと交換するバイパス装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3418925号公報 前述した構造による従来の電線クランプ及びそれを用いたバイパス装置の実施の形態を、図8〜図10を参照して説明する。図8は、このようなフック本体を備えた従来の電線クランプ8の実施形態を示す構成図である。また、図9は、図8に示した電線クランプ8を用いた従来のバイパス装置7の実施形態を示す構成図である。また、図10は、図9に示したバイパス装置7により積算電力計1をバイパスした状態を示す図である。
図8に示すように、従来の電線クランプ8の一実施形態は、積算電力計1の入力側電線2aや出力側電線2b(図10参照)に係合させるフック部32を備えたクランプ本体30と、このクランプ本体30のフック部32内に対面させてクランプ本体30に螺合させて先端部に尖鋭部42を形成した導電性材料からなるクランプネジ40とを備えている。また、この電線クランプ8は、図9に示すように、バイパス電線である分岐電線3の両端部にクランプ本体30を各々一対に取付けて、この分岐電線3の両端をクランプネジ40(図8参照)に電気的に接続することでバイパス装置7を構成している。尚、分岐電線3には、途中部にブレーカー4を介設し、積算電力計1(図10参照)の交換時に電気的な接続または切断を選択できるように設けている。
このような構造からなる従来の電線クランプ8を用いたバイパス装置7は、図10に示すように、分岐電線3の両端に接続した一対の電線プラグ8を、積算電力計1の入力側電線2aと出力側電線2bとに各々取付けることでバイパスする。ここで、積算電力計1は、一般的に入力側電線2aと出力側電線2bとに各々U、V、Wの三相の電線を有しており、分岐電線3の両端に電線クランプ8を一対に設けたバイパス装置7を3つ使用(図10参照)して、入力側電線2aと出力側電線2bとの各U、V、Wを順にバイパスしている。この際、電線クランプ8を複数の電線2(入力側電線2a及び出力側電線2bの6箇所)に各々取り付ける場合、図8に示したように、クランプ本体30のフック部32内に電線2を係合させた状態で、クランプネジ40を締め込むことで固定する。この際、クランプネジ40を締め込むと、尖鋭部42が電線2の絶縁被覆を破りながら電線2内の導体部(図示せず)まで挿入して圧接することで、分岐電線3を介した両端に各電線2を機械的及び電気的に接続できる。
このように、従来の電線クランプ8を用いたバイパス装置7は、クランプ本体30のフック部32内に電線2を係合させてクランプネジ40を締め込むことで容易に機械的及び電気的な接続が得られバイパスでき、積算電力計1の無停電による交換を短時間で実行可能にすることで広く採用している。
しかしながら、従来の電線クランプ及びそれを用いたバイパス装置では、図8に示したように、クランプネジ40を締め込んで尖鋭部が電線2の絶縁被覆を破って電気的に接続させる構造(針電極構造)であり、この構造ではクランプネジ40の被覆を破る尖鋭部42と、この尖鋭部42が接触する電線2の導体部(図示せず)との接触面積が小さいため、大電流に不向きであるという不具合があった。
また、従来の電線クランプ及びそれを用いたバイパス装置では、図8に示したクランプネジ40がクランプ本体30に締結することで電線2を押圧して圧接させる構造であって、このクランプネジ40の締結後の作業中に振動や衝撃などにより締結が緩むと接触不良になる可能性が高いという不具合があった。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的は、電線の剥離作業が不要で容易に分岐電線を接続でき、電気的な接触面積を広く確保して確実に接続できる電線クランプ及びそれを用いたバイパス装置を提供することにある。
本発明は上述した課題を解決するために、電線の途中部に分岐電線を取り付けて分岐させる電線クランプであって、電線が延在する周囲を矩形で筒状に囲む周壁面を有してこの矩形の長辺片側を一部切り欠いてC字状に隙間を空けて電線を筒状の中空内に出入可能にしてこの電線を収納した中空内の両側短辺の面に各々開口する開口穴を備えた第1筐体と、この第1筐体の中空内に両側で各々外側に付勢しながら挿入されて開口穴に係合して固定する係止爪を備えた一対の弾性部を設けてこの弾性部の間に支持されて分岐電線を電気的に接続して第1筐体の中空内に収納された電線に圧接する被覆カッターを有した第2筐体とを備え、第1筐体内に電線を収納した後に第2筐体を挿入して係止爪が開口穴に係合することでお互いが固定され、この固定するまでの挿入時に分岐電線を接続した被覆カッターが、電線に沿ってスライドして被覆を剥離して電気的に圧接するように設ける。
ここで、第1筐体は、電線を出入する隙間から中空内の底面までの間で両側に延在するリブを設け、電線が中空内の両側に挿入される弾性部に引っ掛からないように区画することが好ましい。また、第1筐体は、リブにより区画した内部の底面に凹凸を形成して電線の滑りを防止する滑り止め部を設けることが好ましい。また、滑り止め部は、被覆カッターの挿入方向に向かって徐々に高く傾斜しながら突出し、電線が被覆カッターに十分に圧接するように設けることが好ましい。また、滑り止め部は、第1筐体と別体に設けられ、リブ間の底面に外部から貫通して締結するネジの先端に回動可能に支持され、ネジの締結により高さを変えることで電線が被覆カッターに圧接する圧力を調節可能に設けることが好ましい。また、被覆カッターは、第2筐体の両側に設けた弾性部の間に突出する支持部を有し、この支持部に着脱可能に支持されることが好ましい。
また、本発明による電線クランプを用いたバイパス装置は、前述した電線クランプを、バイパス電線としての分岐電線の両端部に各々一対に設ける。ここで、電線クランプを両端に設けた分岐電線には、中央部にブレーカーを設けることが好ましい。
以上、本発明による電線クランプ及びそれを用いたバイパス装置によれば、第1筐体と第2筐体との二つのパーツを嵌合することで、誰でも安全で確実に一回の工程でバイパス線を取り付けでき、この際、電線の被覆を被覆カッターが広い範囲で剥ぎ取って導体部に電気的に接触するため、被覆カッターの板状面が広く接触する面接触が可能になり、大電流に対しても十分に対応することが可能になる。
また、本発明による電線クランプ及びそれを用いたバイパス装置によれば、第1筐体に第2筐体を挿入して係止爪が開口穴に係合することでお互いを固定しているため、この係止爪が外れない限り面接触による被覆カッターと電線との電気的な接続は確保され、接触不良も全く発生することなく、作業中の振動や衝撃に対しても十分に耐えて安全に作業することができる。
次に、添付図面を参照して本発明による電線クランプ及びそれを用いたバイパス装置の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明による電線クランプを用いたバイパス装置の実施形態を示す構成図である。また、図2は、図1に示した電線クランプ6を詳細に示す外観図である。また、図3は、図1に示した第1筐体10を一部切り欠いた内部構造を示す図である。また、図4は、図2に示した被覆カッター26の取り付け構造を示す図である。また、図5は、図2に示した電線クランプ6を積算電力計1に取り付ける動作を示す図である。また、図6は、図5に示した被覆カッター26が電線2の被覆を剥離する状態を示す図である。また、図7は、図5に示した積算電力計1の交換後に電線2の修復処理を示す図である。
図1に示すように、本発明による電線クランプを用いたバイパス装置の実施形態は、途中部にブレーカー4を介設した分岐電線3と、この分岐電線3の両端部に第1筐体10及び第2筐体20からなる電線クランプ6とを備えてなり、例えば、図10に示した従来技術のように、積算電力計1に連なるU、V、W三相の入力側電線2aと出力側電線2bとをそれぞれ電気的に接続して、積算電力計1を迂回して入力側電線2aから出力側電線2bへ直接給電させることで、出力側を停電させることなく積算電力計1を交換するように設けている。尚、図1に示した分岐電線3及びそれに介設するブレーカー4は周知の構成であり、図9に示した従来技術と同一の符号を記載する。
また、電線クランプ6は、図8に示した従来技術とは異なり、前述した第1筐体10及び第2筐体20から構成され、積算電力計1の複数の電線2(入力側電線2a及び出力側電線2b:図10参照)に電気的に接続するように形成している。より詳しく説明すると電線クランプ6は、図2に示すように、電線2が延在する周囲を矩形で筒状に囲む周壁面12を有してこの矩形の長辺片側を一部切り欠いて略C字状に隙間12aを空けて電線2を筒状の中空内に出入可能にしてこの電線2を収納した中空内の両側短辺の面に各々開口する開口穴12bを備えた第1筐体10と、この第1筐体10の中空内に両側で各々外側に付勢しながら挿入されて開口穴12bに係合して固定する係止爪22aを備えた一対の弾性部22を設けてこの弾性部22の間に支持されて分岐電線3を電気的に接続して第1筐体10の中空内に収納された電線2に圧接する被覆カッター26を有した第2筐体20とを各々備えている。この電線クランプ6は、第1筐体10内に電線2を収納した後に第2筐体20を挿入して係止爪22aが開口穴12bに係合することでお互いが固定され、この固定するまでの挿入時に分岐電線3を接続した被覆カッター26が、電線2に沿ってスライドして被覆を剥離して電気的に圧接するように設けている。
ここで、第1筐体10は、電線2を出入する隙間12aから中空内の底面までの間で両側に延在するリブ14を設け、電線2が中空内の両側に挿入される第1筐体10の弾性部22に引っ掛からないように区画している。また、第1筐体10は、図3に示すように、リブ14により区画した内部の底面に凹凸を形成して電線2(図2参照)の被覆の剥離中に生ずる滑りを防止できるように滑り止め部16を設けている。この滑り止め部16は、被覆カッター26の挿入方向に向かって徐々に高く傾斜しながら突出し、電線2が被覆カッター26に十分に圧接して確実に電線2に沿って被覆を剥離できるように設けている。また、滑り止め部16は、第1筐体10と別体に設けられ、板状で上面に前述した凹凸と徐々に突出する傾斜とを有した傾斜台16aを備え、この傾斜台16aをリブ14間の底面に設置して外部から貫通して締結するネジ16bの先端に回動可能に装着させて支持している。従って、滑り止め部16は、ネジ16bの締結により傾斜台16aを押し上げて高さを変えることができ、電線2が被覆カッター26に圧接する圧力を調節可能に設けている。
また、第2筐体20は、再び図2を参照して、弾性部22が板状で両側一対に平行して対向するように配設され、この一対の弾性部22の中央部分を連結して略H状に形成するとともに、この平行して一対に延在する弾性部22の両端いずれか一方に、前述した第1筐体10の開口穴12bに係合する係止爪22aを形成している。また、第2筐体20は、一対の弾性部22を連結した中央から、係合爪22aを設けた弾性部22間に延在して突出する支持部24を更に一体に形成している。この支持部24は、一対の弾性部22間の中央に延在し、H状の断面を有して延在するように形成している。そして、被覆カッター26を、第1筐体10の弾性部22の間に突出する支持部24に、着脱可能に支持して配置している。この際、支持部24は、H状の断面を有することに限定されるものではなく、被覆カッター26を支持して第1筐体10に挿入して電線2の被覆を剥離する時に、容易に撓まない形状に形成することが好ましい。また、被覆カッター26は、図4に示すように、支持部24の下面に設置され、この支持部24の上面から下部に貫通して突出するネジ25を備えて締結することで固定されている。即ち、被覆カッター26は、電線2の被覆を複数回削って被覆するうちに切れ味が悪くなるものであり、その切れなくなった場合に、特殊な工具を使用せず、ネジ25により簡単に取替え可能な構造に形成されている。
また、被覆カッター26には、図4に示したように、バイパス電線である分岐電線3の端部を、支持部24に設けた開口孔を介して挿通し、例えば、半田付け等により電気的に接続するように設けている。即ち、図1に示したバイパス装置5は、図2に示した電線プラグ6を分岐電線3の両端に接続してなり、この分岐電線3の両端が、図4に示した支持部24に支持された被覆カッター26に各々電気的に接続する構造に形成されている。従って、この電線プラグ6を用いたバイパス装置5では、電線2の導体部に被覆カッター26の表面を接触させることで、分岐電線3に分岐させてバイパス接続することができ、且つ、被覆カッター26の板状面が広く接触する面接触が可能になり大電流に対しても十分に対応することが可能になる。
次に、図5〜7を参照して、図1に示したバイパス装置5を、積算電力計1に取り付ける動作について詳細に説明する。まず、図1に示したバイパス装置5を積算電力計1に取り付ける場合、図10に示した従来技術のように、バイパス装置5を3つ使用して、積算電力計1の三相の入力側電線と出力側電線との各U、V、Wを順にバイパスする。この際、3つのバイパス装置5は、好ましくは、各U、V、Wの誤結線防止のため、これに対応させて色(例えば、黒、白、赤)を変えて3種類設けることが望ましい。この際、バイパス装置5は、電線クランプ6と分岐電線3との両方または一方に着色して視認可能に設けることが好ましい。そして、このようなバイパス装置5の電線クランプ6を複数の電線2(入力側電線2a及び出力側電線2bの6箇所:図10参照)に各々取り付ける場合、図5に示すように、第1筐体10のC状に切り欠いた隙間12aから内部に電線2を収納した後、この第1筐体10に第2筐体20を挿入して係止爪22aが開口穴12bに係合するまで押し込んでお互いを固定させる。この際、第1筐体10に第2筐体20を挿入するまでの挿入時には、分岐電線3を接続した被覆カッター26が、図6に示すように、電線2に沿ってスライドして被覆を削って剥離するため、この電線2の被覆が図6の点線で示した一端支持の状態に削られて剥離し、この剥離した内部の導体部に電気的に圧接することで機械的及び電気的に固定できる。ここで、第1筐体10は、図6に示したように滑り止め部16が設けられており、滑り止め部16のネジ16bを締結することで傾斜台16aを押し上げて被覆カッター26に電線2が十分に圧接するように調節している。そして、図5に示した第1筐体10の開口穴12bと第2筐体20の係止爪22あとが係合してお互いに固定されると、前述したように被覆カッター26の裏側面が電線2の剥離した導体部に面接触した状態で固定され、バイパス接続が完了する。この際、第1筐体10の開口穴12bと第2筐体20の係止爪22aとの係合を解除しない限り、被覆カッター26と電線2との電気的な接続は確保されるため、図8に示した従来技術のようにクランプネジの緩みが生ずることはない。
その後、図10に示した従来技術のように本発明によるバイパス装置5を3つ全て積算電力計1に装着すると、この積算電力計1の無停電による交換が可能になり、新しい積算電力計1に交換する作業を実行する。この際、本発明による電線クランプ6は、前述したように、交換作業中の振動や衝撃に対しても、開口穴12bと係止爪22aとの係合を解除しない限り、被覆カッター26と電線2との電気的な接続は確保され、接触不良も全く発生することなく安全に作業することができる。そして、新しい積算電力計1への交換が完了すると、図5に示した第1筐体10の両側の開口穴12bを作業者が押圧することで、開口穴12bでの係止爪22aの係合が解除され、第1筐体10から第2筐体20が外れて電線2から電線クランプ6を容易に外すことができる。ここで、電線2は、図7に示すように、被覆が被覆カッター26(図6参照)により一端支持の状態に削られて剥離しており、積算電力計1の交換後に一端支持の被覆を覆うように戻して工事用のテープ9を巻き付けることで、剥離された被覆の修復がテープ9のみにより短時間で実行することが可能になる。
このように本発明による電線クランプ及びそれを用いたバイパス装置の実施形態によると、第1筐体10と第2筐体20との二つのパーツを嵌合することで、誰でも電線2に安全で確実に一回の工程でバイパス線(分岐電線3)を取り付けでき、この際、電線2の被覆を被覆カッター26が広い範囲で剥ぎ取って導体部に電気的に接触するため、被覆カッター26の板状面が広く接触する面接触が可能になり、大電流に対しても十分に対応することが可能になる。
また、本発明による電線クランプ及びそれを用いたバイパス装置の実施形態によると、第1筐体10に第2筐体20を挿入して係止爪22aが開口穴12bに係合することでお互いを固定しているため、この係止爪22aが外れない限り面接触による被覆カッター26と電線2との電気的な接続は確保され、接触不良も全く発生することなく、作業中の振動や衝撃に対しても十分に耐えて安全に作業することができる。
以上、本発明による電線クランプ及びそれを用いたバイパス装置の実施の形態を詳細に説明したが、本発明は前述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、第1筐体と別体にネジと傾斜台とからなる滑り止め部を設けた実施の形態を詳細に説明したが、これに限定されるものではなく、電線の太さが一定であればネジを設けず傾斜台の傾斜及び凹凸を第1筐体に別体ではなく一体に形成してもよい。
本発明による電線クランプを用いたバイパス装置の実施形態を示す構成図。 図1に示した電線クランプを詳細に示す外観図。 図1に示した第1筐体を一部切り欠いた内部構造を示す図。 図2に示した被覆カッターの取り付け構造を示す図。 図2に示した電線クランプを積算電力計に取り付ける動作を示す図。 図5に示した被覆カッターが電線の被覆を剥離する状態を示す図。 図5に示した積算電力計の交換後に電線の修復処理を示す図。 従来の電線クランプの実施形態を示す構成図。 図8に示した電線クランプを用いた従来のバイパス装置の実施形態を示す構成図。 図9に示したバイパス装置により積算電力計をバイパスした状態を示す図。
符号の説明
1 積算電力計
2 電線
3 分岐電線
4 ブレーカー
5 バイパス装置
6 電線クランプ
10 第1筐体
12 外周面
12a 隙間
12b 開口穴
14 リブ
16 滑り止め部
16a 傾斜台
16b ネジ
20 第2筐体
22 弾性部
22a 係止爪
24 支持部
25 ネジ
26 被覆カッター

Claims (6)

  1. 電線の途中部に分岐電線を取り付けて分岐させる電線クランプにおいて、
    前記電線が延在する周囲を矩形で筒状に囲む周壁面を有し、この矩形の長辺片側を一部切り欠いてC字状に隙間を空けて前記電線を前記筒状の中空内に出入可能にし、この電線を収納した中空内の両側短辺の面に各々開口する開口穴を備えた第1筐体と、
    前記第1筐体の中空内に両側で各々外側に付勢しながら挿入されて前記開口穴に係合して固定する係止爪を備えた一対の弾性部を設け、この弾性部の間に支持されて前記分岐電線を電気的に接続して前記第1筐体の中空内に収納された前記電線に圧接する被覆カッターを有した第2筐体とを備え、
    前記第1筐体内に前記電線を収納した後に前記第2筐体を挿入して前記係止爪が前記開口穴に係合することでお互いが固定され、この固定するまでの挿入時に前記分岐電線を接続した前記被覆カッターが、前記電線に沿ってスライドして被覆を剥離することにより前記電線と前記分岐電線とが電気的に圧接し、

    前記第1筐体は、
    前記電線を出入する前記隙間から中空内の底面までの間で両側に延在し、前記電線が前記中空内の両側に挿入される前記弾性部に引っ掛からないように区画されたリブと、
    前記リブにより区画した内部の底面に凹凸を形成して前記電線の滑りを防止する滑り止め部と、を有することを特徴とする電線クランプ。
  2. 請求項に記載の電線クランプにおいて、
    前記滑り止め部は、前記被覆カッターの挿入方向に向かって徐々に高く傾斜しながら突出し、前記電線が前記被覆カッターに十分に圧接するように設けたことを特徴とする電線クランプ。
  3. 請求項またはに記載の電線クランプにおいて、
    前記滑り止め部は、前記第1筐体と別体に設けられ、前記リブ間の底面に外部から貫通して締結するネジの先端に回動可能に支持され、前記ネジの締結により高さを変えることで前記電線が前記被覆カッターに圧接する圧力を調節可能に設けたことを特徴とする電線クランプ。
  4. 請求項1乃至いずれかに記載の電線クランプにおいて、
    前記被覆カッターは、前記第2筐体の両側に設けた前記弾性部の間に突出する支持部を有し、この支持部に着脱可能に支持されることを特徴とする電線クランプ。
  5. 前記請求項1乃至いずれかに記載の電線クランプを、バイパス電線としての前記分岐電線の両端部に各々一対に設けたことを特徴とする電線クランプを用いたバイパス装置。
  6. 請求項に記載のバイパス装置において、
    前記電線クランプを両端に設けた前記分岐電線には、中央部にブレーカーを設けたことを特徴とする電線クランプを用いたバイパス装置。
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