JP4702878B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体集積回路装置に関する。特に、本発明は、フリップフロップを備える半導体集積回路装置に関する。
半導体集積回路装置の分野において、消費電力の低減が望まれている。特に、携帯電話や携帯情報端末においては、それらの使用状況に応じて消費電力を低減することが求められている。消費電力の低減を実現するための技術として、例えば、CMOS論理回路技術が知られている。CMOS論理回路は、非活性状態においては電力を消費しない。従って、同期回路の消費電力を低減するためには、クロック周波数を下げるか、クロック信号の変化頻度を下げればよい。
また、消費電力を低減するために、フリップフロップへのクロック入力を制御する手法が考えられる。図1は、一般的なフリップフロップの構成を示す回路図である。このフリップフロップ500は、データ入力端子、データ出力端子、及びクロック入力端子を有している。データ入力端子とデータ出力端子の間には、2段のトランスファゲート501と2段のラッチ回路が挿入されている。ラッチ回路は、2つのインバータ502とトランスファゲート501によって構成されている。トランスファゲート501のON・OFFは、信号P01及びP02により制御される。それら信号P01及びP02は、クロック入力端子に接続された2段のインバータ510、520により生成される。これら2段のインバータ510、520は、フリップフロップ500がデータ転送を行っていない時でも、クロック信号CLKを受け取る。従って、これらインバータ510、520は、状態変化の頻度が高い部分、すなわち、電力をよく消費する部分である。よって、フリップフロップ500へのクロック入力を制御する技術が望まれる。
特許文献1に開示された電子装置は、外部クロック信号に基づいて、内部機能ブロックを動作させる内部クロックを作成するクロックドライバ回路と、外部からのアクセスにより制御されるフリップフロップを有している。フリップフロップからの出力信号により、クロックドライバ回路は、内部クロックを出力し、あるいは、内部クロックの出力を停止する。
特許文献2には、それぞれ論理ブロックを構成する複数のフリップフロップを備えた半導体集積回路が開示されている。この半導体集積回路において、複数のフリップフロップには共通のクロック信号が供給される。また、フリップフロップ外部からの制御信号によって、複数のフリップフロップのうち一部からのクロック信号の出力が停止される。
これら特許文献1及び2に記載された技術によれば、外部システムからのクロック制御信号が必要となる。よって、設計者が、設計担当以外の部分も含めシステム全体を把握しなければならないという問題点がある。また、外部からクロック制御信号を取り入れるので、外部端子が増加するという問題点もある。外部からのクロック制御信号を必要としない従来技術として、以下のものが知られている。
特許文献3に、低消費電力を実現することを目的とした半導体集積回路装置が開示されている。この半導体集積回路装置によれば、1つのAND回路の出力が、1つのD型フリップフロップのクロック入力端子に接続されている。そのAND回路には、クロック信号と、そのD型フリップフロップの入力信号及び出力信号の比較結果を示す制御信号が入力される。このような構成により、D型フリップフロップに対するクロック信号の供給が制御される。
また、特許文献4に、フリップフロップへのクロック信号の供給を制御するためのクロック停止用回路(省電力化回路)が開示されている。このクロック停止用回路は、そのフリップフロップの入力信号及び出力信号を比較するEXOR回路、そのEXOR回路の出力に接続されたラッチ回路、及びそのラッチ回路の出力に接続されたAND回路を備えている。クロック信号は、そのラッチ回路のクロック入力端子及びAND回路に入力される。また、AND回路の出力が、フリップフロップのクロック入力端子に接続されている。
特開2000−29560号公報 特開2002−150787号公報 特開2002−271188号公報 特開2003−141198号公報
上述の通り、半導体集積回路の消費電力を低減するためには、フリップフロップ500において、クロック入力端子の2個のドライバ(インバータ510、520)の動作を抑えることが望まれる。つまり、フリップフロップ500へのクロック入力を制御することが望まれる。しかしながら、特許文献3に記載された技術によれば、1つのD型フリップフロップに対して1つのクロック信号制御回路が必要となるので、ゲート数が増加するという問題点がある。同様に、特許文献4に記載されたクロック停止用回路によれば、1つのフリップフロップに対するクロック信号の供給を制御するために、1つのラッチ回路と1つのAND回路が必要とされる。
また、特許文献4に記載されたクロック停止用回路によれば、クロック停止用回路が、フリップフロップに対するクロック信号CLKの供給を停止したとしても、それに含まれる上記ラッチ回路のクロック入力端子には依然としてクロック信号CLKが供給される。つまり、フリップフロップのクロック入力端子の2個のドライバの動作が停止しても、その代わりに、ラッチ回路のクロック入力端子の2個のドライバが動作してしまう。よって、半導体集積回路全体として消費電力が低減される効果が実現されない。
このように、特許文献3及び特許文献4に開示された技術によれば、1つのフリップフロップへのクロック信号の入力を制御するために、1つ以上のブロックが必要となる。言い換えれば、フリップフロップ内部にあるクロック入力端子の2個のドライバ(インバータ510、520)の駆動を停止させるために、更に多くのブロックを駆動する必要がある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号・符号を用いて、[課題を解決するための手段]を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明に係る半導体集積回路装置(1)は、複数のフリップフロップ(10)と、複数のフリップフロップ(10)のうち少なくとも1つに接続された少なくとも1つのデータ転送感知回路(20)と、制御信号(CTRL)に応答して複数のフリップフロップ(10)全体へのクロック信号(CLK)の供給をON・OFFするクロック制御回路(50)とを備える。その少なくとも1つのデータ転送感知回路(20)は、少なくとも1つのフリップフロップ(10)の入力信号及び出力信号の比較を行い、その比較の結果に応じた信号を制御信号(CTRL)としてクロック制御回路(50)に出力する。クロック制御回路(50)は、上記入力信号と出力信号が異なる場合、クロック信号(CLK)の供給をONし、上記入力信号と出力信号が同じ場合、クロック信号(CLK)の供給をOFFする。
このように、本発明に係る半導体集積回路装置(1)によれば、クロック制御回路(50)は、複数のフリップフロップ(10)へクロック信号(CLK)を供給するクロックライン(55)の始点に設けられている。そして、クロック制御回路(50)は、上記制御信号(CTRL)に応答して、クロックライン(55)の根元(始点)からクロック信号(CLK)の供給を制御することができる。具体的には、複数のフリップフロップ(10)のいずれかにおいてデータの転送が実行される場合(入力信号と出力信号が異なる場合)にのみ、クロック制御回路(50)は、クロック信号(CLK)を複数のフリップフロップ(10)に供給する。従って、各フリップフロップ(10)のクロック入力端子につながる2つのドライバ(図1参照)の動作が抑制されると共に、その機能の実現に必要なブロックの数の増加が抑制される。すなわち、本発明に係る半導体集積回路装置(1)によれば、効率的に消費電力を低減することが可能となる。
また、上記クロック制御回路(50)は、例えばDラッチ回路(51)を含む。Dラッチ回路(51)のデータ入力端子にはクロック信号(CLK)が入力され、そのクロック入力端子には上記制御信号(CTRL)が入力される。従って、そのDラッチ回路(51)のクロック入力端子につながる2つのドライバの動作頻度は、クロック周波数より少なく、装置の消費電力が低減される。また、通常、クロック制御回路(50)が制御するクロックライン(55)では、フリップフロップの極性が一致している。よって、クロック制御回路(50)で制御されたクロックライン(55)では、クロックの立ち下り、立ち上がりのどちらか一方で、外部端子からのクロック信号(CLK)と同期が採れていればよい。クロック制御回路(50)がDラッチ回路(51)で構成されている場合、クロックライン(55)では、クロックの立ち下り、立ち上がりのどちらか一方で、外部端子からのクロック信号(CLK)と同期が採れている。よって、クロック制御回路(50)がDラッチ回路(51)を含むことは好ましい。
本発明に係る半導体集積回路装置によれば、効率的に消費電力を低減することが可能となる。
本発明に係る半導体集積回路装置によれば、フリップフロップの消費電力を低減するために必要なブロックの数の増加が抑制される。
本発明に係る半導体集積回路装置によれば、フリップフロップの消費電力を低減するための回路自身の消費電力も低減される。
添付図面を参照して、本発明による半導体集積回路装置を説明する。
(第1の実施の形態)
(構成)
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体集積回路装置の構成を示す回路図である。この半導体集積回路装置1には、データ入力端子2からバッファ3を通してデータ信号が入力され、クロック入力端子4からバッファ5を通してクロック信号CLKが入力される。また、この半導体集積回路装置1からは、バッファ6及び8のそれぞれを介して、データ出力端子7及び9のそれぞれにデータ信号が出力される。
この半導体集積回路装置1は、複数のフリップフロップ10(10a〜10c)を含んでいる。データ入力端子2から入力されたデータ信号は、任意の組み合わせ回路40に入力される。その組み合わせ回路40の出力は、フリップフロップ10のデータ入力端子に入力される。例えば図2においては、組み合わせ回路40a〜40cのそれぞれの出力は、フリップフロップ10a〜10cのそれぞれにデータ入力端子に入力される。また、クロック入力端子4から入力されたクロック信号CLKは、クロックライン55を通じて、複数のフリップフロップ10(10a〜10c)の各々のクロック入力端子に供給される。
このクロックライン55の始点(根元)には、クロック自律制御回路50が設けられている。つまり、図2に示されるように、クロック自律制御回路50は、クロック入力用のバッファ5と、クロックライン55の初段のバッファ56との間に介設されている。後に詳しく説明されるように、このクロック自律制御回路50は、クロック制御信号CTRLに応答して、上記複数のフリップフロップ10(10a〜10c)へのクロック信号CLKの供給を制御する。
また、この半導体集積回路装置1は、複数のデータ転送感知回路20(20a〜20b)を備えている。図2において、複数のデータ転送感知回路20a〜20cのそれぞれは、複数のフリップフロップ10(10a〜10c)のそれぞれに接続されている。また、全てのデータ転送感知回路20a〜20cの出力は、バスライン35を通じて、上記クロック自律制御回路50にフィードバックされている。後に詳しく説明されるように、各々のデータ転送感知回路20は、対応するフリップフロップ10がデータを転送しているか否かを判定する。そのために、各々のデータ転送感知回路20は、対応するフリップフロップ10のデータ入力端子に入力される「入力信号」と、そのデータ出力端子から出力される「出力信号」の比較を行う。そして、各々のデータ転送感知回路20は、その比較結果に応じた信号を、上記クロック制御信号CTRLとしてクロック自律制御回路50に出力する。つまり、各データ転送感知回路20がクロック制御信号CTRLを生成し、全てのデータ転送感知回路20からのクロック制御信号CTRLは、バスライン35を通してクロック自律制御回路50にフィードバックされる。
図3は、本実施の形態に係る1つのデータ転送感知回路20の構成例を示す回路図である。図3に示されるように、このデータ転送感知回路20は、排他的論理和(EXOR)21、Nチャネルトランジスタ22、及びプルアップ抵抗30を有している。排他的論理和21には、フリップフロップ10のデータ入力端子11に入力される「入力信号」と、そのデータ出力端子12から出力される「出力信号」が入力される。これにより、排他的論理和は、その入力信号と出力信号との比較を行うことができる。データ転送感知回路20は、その排他的論理和の出力に基づいて、クロック制御信号(データ転送感知信号)CTRLを生成する。
具体的には、排他的論理和21の出力は、Nチャネルトランジスタ22のゲートに接続されている。Nチャネルトランジスタ22のソースは接地されており、そのドレインは、プルアップ抵抗30を介して電源VDDに接続されている。そして、Nチャネルトランジスタ22のドレインが、データ転送感知回路20の出力端子として用いられる。すなわち、Nチャネルトランジスタ22とプルアップ抵抗30は、「オープンドレイン回路」を構成している。そして、このオープンドレイン回路(Nチャネルトランジスタ22)のドレインの電圧が、上記クロック制御信号CTRLとして、クロック自律制御回路50に出力される。
図4は、本実施の形態に係るクロック自律制御回路50の構成例を示す回路図である。図4に示されるように、このクロック自律制御回路50は、D型ラッチ51を有している。D型ラッチ51のデータ入力端子には、クロック信号CLKが入力される。一方、D型ラッチ51のクロック入力端子には、インバータを介して上記バスライン35が接続されており、上記クロック制御信号CTRLが入力される。また、そのD型ラッチ51の出力は、クロックライン55の始点バッファ56の入力に接続されている。このように、クロック自律制御回路50は、クロック制御信号CTRLに応じて、クロック信号CLKをそのまま通過させる、あるいは、情報を保持する。言い換えれば、クロック自律制御回路50は、クロック制御信号CTRLに応じて、クロックライン55(複数のフリップフロップ10)へのクロック信号CLKの供給をON・OFFする。
(動作)
図2〜図4を参照して、本発明に係る半導体集積回路装置1の動作を説明する。例えば、フリップフロップ10aのデータ入力端子に、データ信号が入力され、フリップフロップ10aの入力信号と出力信号が異なる状態になったとする。すなわち、フリップフロップ10aにおいてデータ転送が行われるとする。この時、データ転送感知回路20aに含まれる排他的論理和21の出力は、直ちにハイレベルとなり、Nチャネルトランジスタ22がターンオンする。これにより、Nチャネルトランジスタ22のドレイン(Nチャネルオープンドレイン)がローレベルとなり、クロック制御信号CTRLがローレベルとなる。そのクロック制御信号CTRLは、バスライン35及びインバータを通して、D型ラッチ51のクロック入力端子に入力される。つまり、D型ラッチ51のクロック入力端子にハイレベルの信号が入力され、そのD型ラッチ51は「スルー状態」となる。その結果、クロックライン55にクロック信号CLKが供給され、そのクロック信号CLKはフリップフロップ10aのクロック入力端子に入力され、データ転送が行われる。
他のフリップフロップ10(10b、10c)に関しても同様である。つまり、本発明に係る半導体集積回路装置1によれば、複数のフリップフロップ10のいずれかにおいてデータ転送が行われる場合、対応するデータ転送感知回路20がそのデータ転送を検知し、クロック制御信号(データ転送感知信号)CTRLを出力する。クロック自律制御回路50は、そのクロック制御信号CTRLに応じて、クロックライン55へのクロック信号CLKの供給を自動的に開始する。
また、全てのフリップフロップ10において、入力信号と出力信号が同じであるとする。すなわち、クロックライン55につながるいずれのフリップフロップ10においてもデータ転送が行われていないとする。この時、いずれのデータ転送感知回路20に含まれる排他的論理和21の出力も、ローレベルとなり、Nチャネルトランジスタ22がターンオフする。これにより、Nチャネルトランジスタ22のドレインがハイインピーダンス状態となる。全てのデータ転送感知回路20(20a〜20c)が同じ状態となる。よって、バスライン35上のクロック制御信号CTRLがハイレベルとなる。これにより、D型ラッチ51のクロック入力端子にローレベルの信号が入力され、そのD型ラッチ51は「ラッチ状態」となる。その結果、クロックライン55の対するクロック信号CLKの供給が停止し、内部回路はクロック休止状態となる。
以上に説明されたように、本発明に係る半導体集積回路装置1によれば、クロックライン55全体でデータ転送が行われていない時は、複数のフリップフロップ10へのクロック信号CLKの供給が、クロックライン55の根元(始点)から自動的に停止され、データが入力されれば、データ転送が自動的に開始される。言い換えれば、クロック制御対象である回路全体で機能が完全に停止しているときのみ、クロックライン55へのクロック信号CLKの供給を停止し、その一部分でも動作したときには直ちにクロックを始動することが可能となる。
(効果)
以上に説明されたように、本発明に係る半導体集積回路装置1によれば、機能が完全に停止している場合に、クロックライン55へのクロック信号CLKの供給が停止するように制御される。従って、各フリップフロップ10のクロック入力端子につながる2つのドライバ(図1参照)の状態変化が抑制される。その結果、消費電力が低減される。ここで、そのクロックの制御は、クロック自律制御回路50によって自動的に実行される。つまり、外部システムからのクロック制御信号が必要なくなる。従って、外部端子の増加が防止される。
また、本発明によれば、そのクロック制御回路50は、クロックライン55の始点に設けられており、クロック信号CLKの供給は、クロックライン55の根元から止められる。クロック制御対象である回路全体で機能が完全に停止しているときのみ、クロックライン55へのクロック信号CLKの供給を停止し、その一部分でも動作したときには直ちにクロックを始動することが可能となる。複数のフリップフロップ10毎にクロック自律制御回路50を設ける必要がないので、半導体集積回路装置1の消費電力を低減するために必要なブロックの数の増加が抑制される。また、ゲート数の増加も抑制される。フリップフロップ10の消費電力を抑制するための回路ブロックは、必要最小限に抑えられる。よって、効率的に消費電力を低減することが可能となる。
更に、本発明に係る半導体集積回路装置1によれば、D型ラッチ回路51のデータ入力端子にはクロック信号CLKが入力され、そのクロック入力端子には上記クロック制御信号CTRLが入力される。従って、そのD型ラッチ回路51のクロック入力端子につながる2つのドライバ(図1参照)の動作も抑制される。つまり、クロック自律制御回路50自身の消費電力をも低減することが可能となる。言い換えれば、フリップフロップ10の消費電力を低減するための回路自身の消費電力も低減される。また、通常、クロック制御回路50が制御するクロックライン55では、フリップフロップの極性が一致している。よって、クロック制御回路50で制御されたクロックライン55では、クロックの立ち下り、立ち上がりのどちらか一方で、外部端子からのクロック信号CLKと同期が採れていればよい。クロック制御回路50がD型ラッチ回路51で構成されている場合、クロックライン55では、クロックの立ち下り、立ち上がりのどちらか一方で、外部端子からのクロック信号CLKと同期が採れている。よって、クロック制御回路50がD型ラッチ回路51を含むと好適である。
また、本発明に係るデータ転送感知回路20とクロック自律制御回路50は、基本的な論理ブロックで構成される。よって、本発明を任意の回路に適用することが可能である。例えば、本発明に係る構成は、ストラクチャードASIC(Application Specific Integrated Circuit)に適用されると好適である。
(変形例)
尚、本実施の形態に係る半導体集積回路装置1において、図3に示されたデータ転送感知回路20の代わりに、図5に示されるデータ転送感知回路20’が用いられてもよい。このデータ転送感知回路20’は、排他的論理和(EXOR)21、インバータ23、Pチャネルトランジスタ24、及びプルダウン抵抗31を有している。排他的論理和21には、フリップフロップ10のデータ入力端子11に入力される入力信号と、そのデータ出力端子12から出力される「出力信号」が入力される。排他的論理和21の出力は、インバータ23を介して、Pチャネルトランジスタ24のゲートに接続されている。Pチャネルトランジスタ22のソースは電源VDDに接続されており、そのドレインは、プルダウン抵抗31を介して接地されている。そして、Pチャネルトランジスタ22のドレインが、データ転送感知回路20’の出力端子として用いられる。すなわち、Pチャネルトランジスタ24とプルダウン抵抗31は、「オープンドレイン回路」を構成している。
このオープンドレイン回路(Pチャネルトランジスタ24)のドレインの電圧が、上記クロック制御信号CTRLとして、クロック自律制御回路50に出力される。そのクロック制御信号CTRLのレベルは、図3に示され場合と逆になる。よって、本変形例においては、図4に示されたクロック自律制御回路50の代わりに、図6に示されるクロック自律制御回路50’が用いられる。このクロック自律制御回路50’は、D型ラッチ52を有している。D型ラッチ52のデータ入力端子には、クロック信号CLKが入力される。一方、D型ラッチ52のクロック入力端子には、バスライン35が接続されており、上記クロック制御信号CTRLが入力される。また、そのD型ラッチ52の出力は、クロックライン55の始点バッファ56の入力に接続されている。このように、クロック自律制御回路50’は、クロック制御信号CTRLに応じて、クロック信号CLKをそのまま通過させる、あるいは、情報を保持する。言い換えれば、クロック自律制御回路50’は、クロック制御信号CTRLに応じて、クロックライン55(複数のフリップフロップ10)へのクロック信号CLKの供給をON・OFFする。
当業者にとって明らかなように、本変形例による半導体集積回路装置1も、上述と同様の動作を行う。よって、上述と同様の効果が得られる。
(第2の実施の形態)
図7は、本発明に第2の実施の形態に係る半導体集積回路装置の一部の構成を示す回路ブロック図である。本実施の形態の説明において、第1の実施の形態と同様の構成に対する説明は適宜省略される。
図7に示されるように、本実施の形態において、複数のフリップフロップ10は、直列に接続されたフリップフロップ群10−1〜10−3を含んでいる。本実施の形態に係るデータ転送感知回路20の構成は、図3に示された構成と同様である。但し、排他的論理和21には、初段のフリップフロップ10−1のデータ入力端子11に入力される「入力信号」と、最終段のフリップフロップ10−3のデータ出力端子12から出力される「出力信号」が入力される。排他的論理和21は、それら入力信号及び出力信号を比較することによって、このフリップフロップ群10−1〜10−3におけるデータ転送を検知する。
本実施の形態に係るクロック自律制御回路50の構成は、図4に示された構成と同様である。つまり、D型ラッチ51の状態は、クロック制御信号CTRLのレベルに応じて、「スルー状態」と「ラッチ状態」のいずれかに切り替えられる。これにより、クロックライン55全体でデータ転送が行われていない時は、複数のフリップフロップ10へのクロック信号CLKの供給が、クロックライン55の根元(始点)から自動的に停止され、データが入力されれば、データ転送が自動的に開始される。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。更に、ゲート数を節約できるという追加的な効果が得られる。よって、クロック信号CLKの供給を制御する対象であるフリップフロップ10の数が多い場合に、本実施の形態は特に好適である。また、図5及び図6に示されたデータ転送感知回路20’及びクロック自律制御回路50’を、本実施の形態に適用することも可能である。
(第3の実施の形態)
図8は、本発明に第3の実施の形態に係る半導体集積回路装置の一部の構成を示す回路ブロック図である。本実施の形態の説明において、第1の実施の形態と同様の構成に対する説明は適宜省略される。
本実施の形態に係る半導体集積回路装置は、複数のフリップフロップ10−1〜10−nを備えている。クロック信号CLKは、クロックバッファ57を有するクロックライン55を通して、複数のフリップフロップ10−1〜10−nのそれぞれに分配される。クロックライン55の始点には、D型ラッチ51(クロック自律制御回路)が設けられている。つまり、このD型ラッチ51のデータ入力端子には、クロック信号CLKが入力され、そのクロック入力端子には、バスライン35を通してクロック制御信号CTRLが入力される。このD型ラッチ51は、クロック制御信号CTRLのレベルに応じて、クロックライン55の根元からクロック信号の供給をON・OFFする。
本実施の形態に係る半導体集積回路装置は、データ転送感知回路20’’を備えている。図8に示されるように、このデータ転送感知回路20’’は、複数のフリップフロップ10−1〜10−nの各々に接続されている。具体的には、このデータ転送感知回路20’’は、複数の排他的論理和(EXOR)21−1〜21−nと、それら複数の排他的論理和21−1〜21−nの出力に接続された多入力OR回路25とを有している。複数の排他的論理和21−1〜21−nのそれぞれは、複数のフリップフロップ10−1〜10−nのそれぞれの入力信号及び出力信号を入力とする。各排他的論理和21の出力は、多入力OR回路に入力される。多入力OR回路の出力は、クロック制御信号CTRLとしてD型ラッチ51にフィードバックされる。
このように、データ転送感知回路20’’は、複数のフリップフロップ10−1〜10−nのそれぞれの入力信号及び出力信号の比較を行い、いずれかのフリップフロップ10におけるデータ転送を検知する。その比較結果に応じた信号は、クロック制御信号CTRLとしてD型ラッチ51に出力される。いずれかのフリップフロップ10において入力信号と出力信号が異なる場合、すなわち、いずれかのフリップフロップ10においてデータ転送が実行されるとき、多入力OR回路25の出力はハイレベルになる。これにより、クロック制御信号CTRLもハイレベルとなり、D型ラッチ51は「スルー状態」となる。その結果、クロックライン55へのクロック信号CLKの供給が開始する。いずれのフリップフロップ10−1〜10−nにおいてもデータ転送が行われない場合、クロック制御信号CTRLはローレベルとなり、D型ラッチ51は「ラッチ状態」となる。その結果、クロックライン55へのクロック信号CLKの供給が停止する。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。更に、オープンドレイン回路が使用されないので、貫通電流を気にする必要がなくなるという追加的な効果が得られる。よって、フリップフロップ10の動作頻度が高いモジュールに、本実施の形態が適用されると好適である。
(第4の実施の形態)
図9は、本発明の第4の実施の形態に係るクロック自律制御回路50’’の構成を示す回路ブロック図である。本実施の形態の説明において、第1の実施の形態と同様の構成に対する説明は適宜省略される。
図9に示されるように、このクロック自律制御回路50’’は、フリップフロップ53と、AND回路54とを有している。フリップフロップ53のデータ入力端子には、バスライン35を通してクロック制御信号CTRLが供給され、そのクロック入力端子には、クロック信号CLKが入力される。AND回路54の入力には、そのフリップフロップ53からの出力、及びクロック信号CLKが入力される。AND回路54の出力は、クロックライン55の始点バッファ56に入力される。
このような構成により、クロックライン55へのクロック信号CLKの供給を、クロック信号CLKと同期して制御することが可能となる。すなわち、本実施の形態によれば、同期式のクロック自律制御回路50’’が実現される。これにより、クロック始動時の誤動作を防止することが可能となる。尚、既出の実施の形態において、クロック自律制御回路50、50’の代わりに、本実施の形態に係るクロック自律制御回路50’’が用いられてもよい。
(第5の実施の形態)
図10は、本発明の第5の実施の形態に係る半導体集積回路装置の構成を示す回路図である。本実施の形態の説明において、既出の実施の形態と同様の構成に対する説明は適宜省略される。
本実施の形態に係る半導体集積回路装置100は、複数のモジュールを備えている。例えば、図10に示されるように、半導体集積回路装置100は、第1モジュール101、第2モジュール102、及び第3モジュール103を有している。各モジュールには、バッファ110を通して、クロック信号CLKが供給される。ここで、フリップフロップ10の動作頻度は、モジュール毎に偏っているとする。例えば、第3モジュール103の動作頻度は、第1モジュール101や第2モジュール102の動作頻度より高いとする。
本実施の形態によれば、既出の実施の形態によるデータ転送感知回路20及びクロック自律制御回路50が、モジュールごとに適用される。例えば、動作頻度の比較的低い第1モジュール101及び第2モジュール102には、既出のデータ転送感知回路20及びクロック自律制御回路50が適用される。これにより、第1モジュール101及び第2モジュール102における消費電力が低減される。また、動作頻度の比較的高い第3モジュール103には、既出の実施の形態は適用されない。よって、第3モジュール103が有する複数のフリップフロップ10には、クロック信号CLKがそのまま供給される。
このように、本実施の形態によればモジュール毎にクロック供給の制御が実行されるので、半導体集積回路装置100全体として消費電力を効率的に低減することが可能となる。特に、本実施の形態は、モジュールごとに動作頻度が偏っている場合に適用されると好適である。また、第1モジュール101及び第2モジュールには、既出の第1〜第4の実施の形態及び変形例のいずれも適用可能である。それにより、既出の実施の形態と同様の効果が得られる。
(第6の実施の形態)
図11は、本発明の第6の実施の形態に係る半導体集積回路装置の設計を示す概念図である。本実施の形態の説明において、既出の実施の形態と同様の構成に対する説明は適宜省略される。
図11に示されるように、この半導体集積回路装置200の設計において、内部回路領域はメッシュ状に区分けされており、その内部回路領域にはクロックツリー(CTS;Clock Tree Synthesis)が形成されている。メッシュ状に区分けされた各領域には、予め準備されたセルが配置される。例えば、第1領域201には、埋め込みフリップフロップ210が配置される。この埋め込みフリップフロップ210には、フリップフロップ10に加えて上記データ転送感知回路20が予め組み込まれている。また、第2領域202には、埋め込みCTS220が配置される。この埋め込みCTS220には、クロックバッファ(CTSバッファ221)に加えて、上記クロック自律制御回路50が予め組み込まれている。このCTSバッファ221は、上記クロックライン55の始点に配置されるクロックライン始点バッファ56に対応している。つまり、埋め込みCTS220において、クロック自律制御回路50は、クロックライン始点バッファ56の前段に予め配置されている。
このような埋め込みフリップフロップ210及び埋め込みCTS220は、半導体集積回路装置のレイアウトやCTSに基づいて、適宜配置される。このようにして、本発明に係る半導体集積回路装置200が容易に設計される。また、図11に示されるように、上記プルアップ抵抗30やプルダウン抵抗31は、チップの周縁部に配置されることが好ましい。これにより、プルアップ抵抗30やプルダウン抵抗31が設計時の配線性に影響を及ぼすことが防止される。
また、本発明は、ストラクチャードASIC(Structured Application Specific Integrated Circuit)に適用されてもよい。この場合、図11に示されたような主要なマクロセルや共通配線を含む構造が、チップ上の下地層にあらかじめ形成される。開発者は、顧客から要求された回路に応じた配線だけを、下地層の上のカスタマイズ層に形成する。これにより、所望のストラクチャードASICが短期間・低コストで開発される。
本実施の形態によれば、配線性に影響を及ぼすことなく、データ転送感知回路20やクロック自律制御回路50が適用された半導体集積回路装置200を容易に設計することが可能となる。既出のいずれの実施の形態に係る半導体集積回路装置を設計する場合も、同様である。
(第7の実施の形態)
図12は、本発明の第7の実施の形態に係る半導体集積回路装置の構成を示す回路図である。この半導体集積回路装置300は、複数のフリップフロップ310(310a、310b)を備えている。フリップフロップ310a及び310bは、任意の組み合わせ回路340を介して接続されている。また、各フリップフロップ310のクロック入力端子には、クロック信号CLKが供給される。本実施の形態において、各フリップフロップ310は、停止機能付きフリップフロップであり、クロック制御信号CTRLに応じてその動作を停止する。例えば、クロック制御信号CTRLによってスイッチ回路が切り替わり、クロック入力端子につながる2つのドライバ(図1参照)の動作が停止する。
また、半導体集積回路装置300は、データ転送感知回路320を備えている。データ転送感知回路320は、排他的論理和321a、321b、Nチャネルトランジスタ322a、322b、及びプルアップ抵抗330を有している。排他的論理和321aの入力は、停止機能付きフリップフロップ310aに接続され、その出力はNチャネルトランジスタ322aのゲートに接続されている。Nチャネルトランジスタ322aとプルアップ抵抗330は、オープンドレイン回路を構成している。また、排他的論理和321bの入力は、停止機能付きフリップフロップ310bに接続され、その出力はNチャネルトランジスタ322bのゲートに接続されている。Nチャネルトランジスタ322bとプルアップ抵抗330も、オープンドレイン回路を構成している。尚、上記変形例のように、Nチャネルトランジスタの代わりにPチャネルトランジスタが用いられ、プルアップ抵抗330の代わりにプルダウン抵抗が用いられてもよい。
排他的論理和321aは、停止機能付きフリップフロップ310aのデータ入力端子311aに入力される入力信号と、そのデータ出力端子312aから出力される出力信号を比較する。その比較結果に基づいて、停止機能付きフリップフロップ310aにおいてデータ転送が行われるかどうかが検出される。また、排他的論理和321bは、停止機能付きフリップフロップ310bのデータ入力端子311bに入力される入力信号と、そのデータ出力端子312bから出力される出力信号を比較する。その比較結果に基づいて、停止機能付きフリップフロップ310bにおいてデータ転送が行われるかどうかが検出される。データ転送が行われるか否かに拠って、各Nチャネルトランジスタ322のドレインのレベルが変化する。
各Nチャネルトランジスタ322のドレインの電圧は、上記クロック制御信号CTRLとして、バスライン335を通して各停止機能付きフリップフロップ310にフィードバックされる。各停止機能付きフリップフロップ310は、複数の停止機能付きフリップフロップ310a、310bのいずれかにおける入力信号と出力信号が異なる場合、すなわち、複数の停止機能付きフリップフロップ310a、310bのいずれかにおいてデータ転送が行われる場合にのみ、動作する。いずれの停止機能付きフリップフロップ310a、310bにおいてもデータ転送が行われない場合、各停止機能付きフリップフロップ310の動作は停止する。
本実施の形態に係る半導体集積回路装置300によれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。更に、より簡易な構成によって、消費電力の低減を実現できるという追加的な効果が得られる。尚、本実施の形態で示された停止機能付きフリップフロップ310は、既出の全ての実施の形態に対しても、同様に適用され得る。
図1は、一般的なフリップフロップの構成を示す回路図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体集積回路装置の構成を示す回路図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体集積回路装置におけるデータ転送感知回路の構成を示す回路図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体集積回路装置におけるクロック自律制御回路の構成を示す回路図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体集積回路装置におけるデータ転送感知回路の他の構成を示す回路図である。 図6は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体集積回路装置におけるクロック自律制御回路の他の構成を示す回路図である。 図7は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体集積回路装置におけるデータ転送感知回路の構成を示す回路図である。 図8は、本発明の第3の実施の形態に係る半導体集積回路装置におけるデータ転送感知回路の構成を示す回路図である。 図9は、本発明の第4の実施の形態に係る半導体集積回路装置におけるクロック自律制御回路の他の構成を示す回路図である。 図10は、本発明の第5の実施の形態に係る半導体集積回路装置の構成を示す回路図である。 図11は、本発明の第6の実施の形態に係る半導体集積回路装置の設計を示す概念図である。 図12は、本発明の第7の実施の形態に係る半導体集積回路装置の構成を示す回路図である。
符号の説明
1 半導体集積回路装置
2 データ入力端子
4 クロック入力端子
3、5、6、8 バッファ
7、8 データ出力端子
10 フリップフロップ
20 データ転送感知回路
21 排他的論理和(EXOR)
22 Nチャネルトランジスタ
23 インバータ
24 Pチャネルトランジスタ
25 多入力OR回路
30 プルアップ抵抗
31 プルダウン抵抗
35 バスライン
40 組み合わせ回路
50 クロック自律制御回路
51、52 D型ラッチ回路
53 フリップフロップ
54 AND回路
55 クロックライン
56 クロックライン始点バッファ
57 バッファ
100 半導体集積回路装置
101 第1モジュール
102 第2モジュール
103 第3モジュール
110 バッファ
200 半導体集積回路装置
201 第1領域
202 第2領域
203 第3領域
210 埋込みフリップフロップ
220 埋込みCTS
221 CTSバッファ
300 半導体集積回路装置
310 停止機能付フリップフロップ
320 データ転送感知回路
321 排他的論理和(EXOR)
322 Nチャネルトランジスタ
330 プルアップ抵抗
335 バスライン
340 組み合わせ回路

Claims (12)

  1. 複数のフリップフロップと、
    前記複数のフリップフロップのうち少なくとも1つに接続された少なくとも1つのデータ転送感知回路と、
    制御信号に応答して前記複数のフリップフロップ全体へのクロック信号の供給をON・OFFするクロック制御回路と
    を具備し、
    前記少なくとも1つのデータ転送感知回路は、前記少なくとも1つのフリップフロップの入力信号及び出力信号の比較を行い、前記比較の結果に応じた信号を前記制御信号として前記クロック制御回路に出力し、
    前記クロック制御回路は、前記クロック信号をデータ入力とし、前記制御信号をクロック入力とするDラッチ回路を含む
    半導体集積回路装置。
  2. 請求項1に記載の半導体集積回路装置であって、
    前記少なくとも1つのデータ転送感知回路は、前記複数のフリップフロップのそれぞれに接続された複数のデータ転送感知回路を含み、
    前記複数のデータ転送感知回路の各々は、対応する1つの前記フリップフロップの入力信号及び出力信号の比較を行い、前記比較の結果に応じた信号を前記制御信号として前記クロック制御回路に出力する
    半導体集積回路装置。
  3. 請求項1に記載の半導体集積回路装置であって、
    前記複数のフリップフロップは、直列に接続されたフリップフロップ群を含み、
    前記少なくとも1つのデータ転送感知回路は、前記フリップフロップ群のうち第1段に対する入力信号と前記フリップフロップ群のうち最終段に対する出力信号の比較を行い、前記比較の結果に応じた信号を前記制御信号として前記クロック制御回路に出力する
    半導体集積回路装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体集積回路装置であって、
    前記クロック制御回路は、
    前記入力信号と前記出力信号が異なる場合、前記クロック信号の供給をONし、
    前記入力信号と前記出力信号が同じ場合、前記クロック信号の供給をOFFする
    半導体集積回路装置。
  5. 請求項4に記載の半導体集積回路装置であって、
    前記少なくとも1つのデータ転送感知回路は、前記入力信号及び前記出力信号を入力とする排他的論理和を有し、前記排他的論理和の出力に基づいて前記制御信号を生成する
    半導体集積回路装置。
  6. 請求項5に記載の半導体集積回路装置であって、
    前記少なくとも1つのデータ転送感知回路は、更に、前記排他的論理和の出力に接続されたオープンドレイン回路を有し、前記オープンドレイン回路のドレインの電圧を前記制御信号として出力する
    半導体集積回路装置。
  7. 請求項6に記載の半導体集積回路装置であって、
    前記オープンドレイン回路は、プルアップ抵抗又はプルダウン抵抗を含み、
    前記プルアップ抵抗又は前記プルダウン抵抗は、チップの周縁部に形成される
    半導体集積回路装置。
  8. 請求項1に記載の半導体集積回路装置であって、
    前記少なくとも1つのデータ転送感知回路は、前記複数のフリップフロップの各々に接続された1つのデータ転送感知回路を含み、
    前記1つのデータ転送感知回路は、前記複数のフリップフロップのそれぞれの入力信号及び出力信号の比較を行い、前記比較の結果に応じた信号を前記制御信号として前記クロック制御回路に出力する
    半導体集積回路装置。
  9. 請求項8に記載の半導体集積回路装置であって、
    前記クロック制御回路は、前記複数のフリップフロップのいずれかにおいて前記入力信号と前記出力信号が異なる場合、前記クロック信号の供給をONする
    半導体集積回路装置。
  10. 請求項9に記載の半導体集積回路装置であって、
    前記1つのデータ転送感知回路は、
    前記複数のフリップフロップのそれぞれの前記入力信号及び前記出力信号を入力とする複数の排他的論理和と、
    前記複数の排他的論理和の出力を入力し、前記制御信号を出力するOR回路と
    を有する
    半導体集積回路装置。
  11. 複数のフリップフロップと、
    前記複数のフリップフロップの1つである第1のフリップフロップに結合され前記第1のフリップフロップのデータ転送の有無を判定する第1のデータ転送感知回路と、
    入力されたクロック信号を前記第1のデータ転送感知回路の判定結果に基づいて前記複数のフリップフロップへ共通のクロック信号として供給するか否かを制御するクロック制御回路とを具備し、
    前記クロック制御回路は、前記入力されたクロック信号をデータ入力とし、前記判定結果に基づいて生成された制御信号をクロック入力とするDラッチ回路を有することを特徴とする半導体集積回路装置。
  12. 前記第1のフリップフロップと組合せ回路を介して結合された前記複数のフリップフロップの1つである第2のフリップフロップに結合され、前記第2のフリップフロップのデータ転送の有無を判定する第2のデータ転送感知回路をさらに具備し、
    前記クロック制御回路は、前記第1のデータ転送感知回路及び前記第2のデータ転送感知回路の判定結果に基づいて生成された制御信号を前記クロック入力とし、
    前記クロック制御回路は、前記第1のフリップフロップのデータ転送および前記第2のフリップフロップ回路のデータ転送が無い場合には前記共通のクロック信号の供給を停止し、前記第1のフリップフロップ回路のデータ転送または前記第2のフリップフロップ回路のデータ転送が有る場合には前記共通のクロック信号を供給すること
    を特徴とする請求項11に記載の半導体集積回路装置。
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