JP4702206B2 - 携帯型通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話機、PHS、通信機能を備えたPDAあるいは携帯型のコンピュータ等の携帯型通信装置に係わり、特に通信相手から電話があった場合に着信音が鳴ったりランプが点灯するように通信があったときこれを通知する機能を備えた携帯型通信装置に関する。
携帯電話機、PHS(Personal Handy-phone System)、通信機能を備えたPDA(Personal Digital Assistant)あるいは携帯型のコンピュータ等の携帯型通信装置は、個人が行う電話、電子メールといった通信に重要な役割を持っている。このため、たとえば携帯電話機では、電話や電子メールを受信したときに、予め設定したメロディ等の音や、発光ダイオード等のランプの点滅あるいは着信バイブレータによる振動で、受信があったことを所持者に伝えるようになっている。
ところが、たとえば携帯電話機の所持者が睡眠中に音声通話のための電話が掛かってきた場合(以下、単に電話が掛かってきた場合と表現する。)、その呼び出し音や着信を知らせる振動音によって起こされ、睡眠の妨げとなるという問題があった。特に、ワンコールで電話を切るいわゆるワンギリ電話は着信履歴を残すために着信側の事情を全く考えずに時間を問わず送信され、夜間でも掛かってくる場合がある。
このような睡眠上での問題を発生させないためには、就寝時に携帯電話機の電源をオフにすることが考えられる。しかしながら、携帯電話機の電源をオフにしてしまうと、家族や友人からの緊急の電話を受けることができなくなる。
そこで、着信があっても設定した着信コールの回数以上着信コールが継続しないと、着信音を発生させたり着信の通知のための振動を発生させないような携帯電話機が第1の提案として提案されている(たとえば特許文献1参照)。これによって、ワンギリによる弊害を有効に防止することができる。ところが、この第1の提案では、設定した回数の着信コールを超えるまで、どの電話にも着信が通知されない。したがって、電話を掛けた発信側に常に応答が遅いという印象を与えるだけでなく、携帯電話機をバックの中にしまっていたようにすぐに応答ができないような場合には、着信側が応答できない状況であると判断されて呼び出しを断念されてしまう場合もあった。
このような問題を解消するために、携帯電話機を目覚ましと組み合わせて使用し、目覚ましで設定された時刻前にのみ、着信があったときから設定された数秒間以内を無音あるいは無振動とすることが第2の提案として提案されている(たとえば特許文献2参照)。この第2提案では、携帯電話機でアラームを鳴らす目覚ましの時刻を設定したとき、この時刻以降は着信があったとき直ちに着信音を発生させたり着信の通知のための振動を発生させるようにしている。したがって、就寝中の時間は第1の提案とほぼ同様に呼び出しがある程度継続しないと呼び出し音や振動が発生しないが、起床後の時間帯では着信と同時に呼び出し音や振動が発生することになる。このため、一律に呼び出し音や振動の先頭部分をカットする不具合を解消することができる。
ところが、いずれの提案でも就寝中等の所定の時間帯に電子メールが送られてきた場合には、所持者に何らの通知も行われることがない。したがって、早期に内容を確認すべき電子メールに気づかず長期間これを確認することなく放置するという危険性があった。このような危険を回避するために、着信音や着信を知らせる振動をオフにせず、代わりに特定の電子メールのみを受信することが第3の提案として提案されている(たとえば特許文献3参照)。
特開2005−006087号公報(第0016段落、図2) 特開2004−056651号公報(第0019段落、図3) 特開2003−078639号公報(第0013段落、第0021段落、図3)
この第3の提案では、携帯電話機の特定動作アドレスメモリ部に、特定動作の対象となる「特定アドレス」と「特定動作内容」を記憶しておくようになっている。そして、この第3の提案では、電子メールを受信したときで特定アドレスとして電子メールのアドレスが一致した場合には、着信音および振動を発生させないサイレントモードの指示を特定動作内容として実行するようにしている。これにより、携帯電話機が不要な電子メールを受信したとき、いちいち着信音が発生したり、受信したことを通知する振動が発生することはない。しかしながら、特定アドレスとして登録したアドレスの電子メールであれば、就寝中であっても着信音や振動が発生することになる。
特に、夜間に着信音が発生すると電子メールを受信する本人だけでなく、周囲の者を起こすことがあり、迷惑を掛けることになる。このために携帯電話機のバイブレーション機能を使用して振動によって通知を行うようにする場合がある。ところが携帯電話機が振動すると、低い周波数の音が発生したり、振動で携帯電話機の本体がテーブル等の周囲の物とぶつかり合うと比較的大きな騒音を発生させることがある。したがって、静かな環境では、着信音と同様に就寝中の他人を起こしてしまうといった問題があった。
以上、携帯電話機を例に挙げて説明したが、他の携帯型通信装置が受信を行った場合にも同様の問題が発生した。また、就寝中の場合を説明したが、精神を集中させる必要のある仕事を行っているような場合にも同様の問題が発生した。
そこで本発明の目的は、装置の所持者やその周囲の他人が気使いすることなく、電話あるいは電子メールといった通信の存在を知らせることのできる携帯型通信装置を提供することにある。
発明では、(イ)他の通信機器からの電話の着信あるいは電子メールの受信を行う通信手段と、(ロ)この通信手段が電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき、これを知らせるために光で視覚的に通知する第1の通知手段と、(ハ)通信手段が電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき、これを知らせるために光以外の手段で通知する第2の通知手段と、(ニ)この第2の通知手段による通知を行わず第1の通知手段のみによる通知を行う制限時間帯を設定する第1の通知手段通知時間帯設定手段と、(ホ)現在時刻を計時する計時手段と、(へ)通信手段が電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき計時手段の計時した現在時刻を第1の通知手段通知時間帯設定手段の設定した制限時間帯と比較して、現在時刻が制限時間帯に含まれる場合にのみ第1の通知手段のみに通知を行わせる通知実行手段と、(ト)起床時にアラームを鳴らす目覚まし時間の開始を設定する目覚まし時間開始設定手段と、(チ)この目覚まし時間開始設定手段によって設定されたアラームを鳴らす目覚まし時間の開始よりも前で前記した第1の通知手段のみによる通知を行う制限時間帯の開始あるいは前記した通常時間帯の終了以降に前記した通信手段の通信した前記した電話の着信あるいは電子メールの受信内容を格納する通信内容格納手段と、(リ)前記した目覚まし時間開始設定手段によって設定されたアラームを鳴らす目覚まし時間の開始以降の時点で前記した通信内容格納手段に格納された前記した電話の着信あるいは電子メールの受信内容を前記した第2の通知手段を少なくとも使用して通知する後発的通知手段とを携帯型通信装置が具備する。
また、本発明では、(イ)他の通信機器からの電話の着信あるいは電子メールの受信を行う通信手段と、(ロ)この通信手段が電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき、これを知らせるために光で視覚的に通知する第1の通知手段と、(ハ)通信手段が電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき、これを知らせるために光以外の手段で通知する第2の通知手段と、(ニ)この第2の通知手段を少なくとも用いた通知を行う通常時間帯を設定する第2の通知手段通知時間帯設定手段と、(ホ)現在時刻を計時する計時手段と、(へ)通信手段が電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき計時手段の計時した時刻を第2の通知手段通知時間帯設定手段の設定した通常時間帯と比較して、現在時刻が通常時間帯に含まれない場合にのみ第1の通知手段のみに通知を行わせる通知実行手段と、(ト)起床時にアラームを鳴らす目覚まし時間の開始を設定する目覚まし時間開始設定手段と、(チ)この目覚まし時間開始設定手段によって設定されたアラームを鳴らす目覚まし時間の開始よりも前で前記した第1の通知手段のみによる通知を行う制限時間帯の開始あるいは前記した通常時間帯の終了以降に前記した通信手段の通信した前記した電話の着信あるいは電子メールの受信内容を格納する通信内容格納手段と、(リ)前記した目覚まし時間開始設定手段によって設定されたアラームを鳴らす目覚まし時間の開始以降の時点で前記した通信内容格納手段に格納された前記した電話の着信あるいは電子メールの受信内容を前記した第2の通知手段を少なくとも使用して通知する後発的通知手段とを携帯型通信装置が具備する。
更に本発明では、(イ)他の通信機器からの電話の着信あるいは電子メールの受信を行う通信手段と、(ロ)この通信手段が前記した電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき、これを知らせるために光で視覚的に通知する第1の通知手段と、(ハ)前記した通信手段が前記した電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき、これを知らせるために光以外の手段で通知する第2の通知手段と、(ニ)この第2の通知手段による通知を行わず前記した第1の通知手段のみによる通知を行う制限時間帯を設定する第1の通知手段通知時間帯設定手段と、(ホ)現在時刻を計時する計時手段と、(へ)前記した通信手段が前記した電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき計時手段の計時した現在時刻を前記した第1の通知手段通知時間帯設定手段の設定した制限時間帯と比較して、現在時刻が制限時間帯に含まれる場合にのみ前記した第1の通知手段のみに通知を行わせる通知実行手段と、(ト)前記した第1の通知手段のみによる通知を行う制限時間帯内における特定の操作を検知する特定操作検知手段と、(チ)この特定操作検知手段が前記した特定の操作を検知した時刻よりも前で前記した第1の通知手段のみによる通知を行う制限時間帯の開始あるいは前記した通常時間帯の終了以降に前記した通信手段の通信した前記した電話の着信あるいは電子メールの受信内容を格納する通信内容格納手段と、(リ)前記した特定操作検知手段が前記した特定の操作を検知した以降の時点で前記した通信内容格納手段に格納された前記した電話の着信あるいは電子メールの受信内容を前記した第2の通知手段を少なくとも使用して通知する後発的通知手段とを携帯型通信装置が具備する。
更にまた本発明では、(イ)他の通信機器からの電話の着信あるいは電子メールの受信を行う通信手段と、(ロ)この通信手段が前記した電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき、これを知らせるために光で視覚的に通知する第1の通知手段と、(ハ)前記した通信手段が前記した電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき、これを知らせるために光以外の手段で通知する第2の通知手段と、(ニ)この第2の通知手段を少なくとも用いた通知を行う通常時間帯を設定する第2の通知手段通知時間帯設定手段と、(ホ)現在時刻を計時する計時手段と、(へ)前記した通信手段が前記した電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき計時手段の計時した時刻を前記した第2の通知手段通知時間帯設定手段の設定した通常時間帯と比較して、現在時刻が通常時間帯に含まれない場合にのみ前記した第1の通知手段のみに通知を行わせる通知実行手段と、(ト)前記した第1の通知手段のみによる通知を行う制限時間帯内における特定の操作を検知する特定操作検知手段と、(チ)この特定操作検知手段が前記した特定の操作を検知した時刻よりも前で前記した第1の通知手段のみによる通知を行う制限時間帯の開始あるいは前記した通常時間帯の終了以降に前記した通信手段の通信した前記した電話の着信あるいは電子メールの受信内容を格納する通信内容格納手段と、(リ)前記した特定操作検知手段が前記した特定の操作を検知した以降の時点で前記した通信内容格納手段に格納された前記した電話の着信あるいは電子メールの受信内容を前記した第2の通知手段を少なくとも使用して通知する後発的通知手段とを携帯型通信装置が具備する。
以上説明したように本発明によれば、就寝中等の特別な制限時間帯に携帯型通信装置の電源を切ることなく、視覚的に電話の着信あるいは電子メールの受信を通知することができる。しかもスピーカやバイブレータといった振動を発生させる通知手段を用いることなく通知を行うので、夜間等の静寂した環境を振動によって壊すおそれがない。また、視覚的な通知は、色、光の強さ、文字や記号等のパターンによって多彩な表現ができるので、各種の内容を短時間に相手に通知することができる。
また、本発明では、電話の着信あるいは電子メールの受信があったときそれが制限時間帯内であればその時点に光のみで視覚的に通知するだけでなく、制限時間帯が経過した時点で視覚的以外の手段を少なくとも含めて通知が行われるので、深い眠りについていたり、電話の着信あるいは電子メールの受信があったときに携帯型通信装置から離れた位置にいたような場合でも、再度の通知によって電話の着信あるいは電子メールの受信があったことをより確実に知ることができる。
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例における携帯型通信装置としての携帯電話機の回路構成の要部を表わしたものである。本実施例の携帯電話機100は、CPU(Central Processing Unit)101、NVM(NonVolatile Memory)102およびRTC(Real Time Clock)部103を備えた制御部104を備えている。ここで、CPU101は、不揮発性メモリとしてのNVM102に格納された制御プログラムを実行することで、携帯電話機100全体の制御を行うようになっている。RTC部103は、時計機能を有するIC(Integrated Circuit)であり、年月日や時刻を管理するようになっている。
制御部104は、バス等の信号伝達手段を介して装置内の各部と接続されている。このうち、無線部105はアンテナ106を備えており、図示しない基地局との間で無線データを送受信するようになっている。キー入力部107は、携帯電話機100の図示しないダイヤルキー等の各種キーがユーザによって操作されたとき、これらのキー情報を入力するようになっている。メモリ部108は少なくともその一部が不揮発性メモリで構成されており、本実施例では電話の着信あるいは電子メールの受信があったときのユーザに通知する時間を制限するための通知制限時間データの設定内容や、各種の設定や着信履歴ならびに受信済みあるいは送信済み等の電子メールの内容を格納するようになっている。携帯電話機100がカメラ機能を備えている場合には、撮影した静止画や動画の格納も行われる。メモリ部108は携帯電話機100に元々備えられている内部メモリだけでなく、ユーザが増設した外部メモリを含むものであってもよい。
表示部109は、画面の表示を行うディスプレイで構成されている。ディスプレイは大小2個備えられている場合もある。音声処理部111は音声の入出力変換を行う回路部分であり、スピーカ112およびレシーバ113に音声データを変換した音声信号を出力すると共に、マイクロフォン114から入力されたユーザの音声信号を音声データに変換するようになっている。バイブレータ115は、着信や電子メールの受信を通知するための振動を発生させる部品であり、着信LED(Light Emitting Diode)116は着信時にこれを通知するために発光する部品である。前記したスピーカ112は音声信号によって音声あるいは指定されたメロディを出力して、ユーザに着信や電子メールの受信の通知を行うようになっている。
図2は、メモリ部における通知制限時間を設定するための通知制限時間設定領域の内容を表わしたものである。図1に示したメモリ部108の一部として設けられた通知制限時間設定領域121には、複数通りの通知制限時間データをユーザが個別に登録すると共に、これらの通知制限時間データの有効性の有無も設定できるようになっている。それぞれの通知制限時間データは、通知制限を開始する時間を表わす通知制限開始時間B1、B2……と、通知制限を終了する時間を表わす通知制限終了時間C1、C2……と、LEDによる通知を行うかどうかを表わすLED通知設定D1、D2……と、電話の着信時の通知を制限するかを表わす着信制限設定E1、E2……と、メール受信時の通知を制限するかを表わすメール制限設定F1、F2……の組み合わせから構成されている。これら5種類の項目の組み合わせに対しては、組み合わされたこれらのデータの有効性の有無を設定する有効設定A1、A2……が先頭箇所に配置されている。
たとえば、通知制限開始時間B1は「22時30分」に設定され、通知制限終了時間C1は「7時0分」に設定され、LED通知設定D1はLEDで通知を行うことを意味する「LED有効」に設定され、着信制限設定E1は着信時に通知を制限することを意味する「着信制限」に設定され、メール制限設定F1はメール受信時に通知を制限することを意味する「メール制限」に設定されている。ここで、有効設定A1が「有効」と設定されていれば、以上の具体的な組み合わせの適用が有効になり、「無効」と設定されていればこの具体的な組み合わせの適用が無効になる。
このような通知制限時間設定領域121における各項目の設定は、ユーザが図1に示したキー入力部107を操作することで行う。ただし、ユーザは有効設定A1、A2……を含めた6項目を必ず入力する必要はない。着信制限設定E1、E2……と、メール制限設定F1、F2……の項目を設けずに、これらが制限されることを前提として、通知制限開始時間B1、B2……と、通知制限終了時間C1、C2……によって制限された時間帯に対して、LEDによる通知を行うかどうかを表わすLED通知設定D1、D2……のみを設定し、これに対してデータの有効性の有無を設定する有効設定A1、A2……を設定するようにしてもよい。
このように本実施例の携帯電話機100では、通知制限時間設定領域121に着信や電子メールの受信に対して夜間等の通知制限を行いたい時間帯や制限の態様を1つまたは複数通り予め設定しておくようにしている。そして、有効設定A1、A2……の中から適用したい1つまたは複数の設定内容について「有効」と設定することで所望の通知制限が行われることを可能にしている。
図3および図4は、本実施例の携帯電話機に着信があったときの制御の様子を表わしたものであり、このうち図3は電子メールが受信された場合の処理を表わしている。図1および図2と共に説明を行う。無線部105に着信があると(図3ステップS201:Y)、制御部104はこれが電子メールの受信であるかどうかを判断する(ステップS202)。電子メールの受信である場合には(Y)、通知制限時間設定領域121の有効設定A1、A2……のいずれかが「有効」に設定されているかをチェックする(ステップS203)。どの組み合わせについても有効設定A1、A2……が「無効」になっている場合には(N)、電子メールの受信時にユーザに対する通知を制限することがないことを意味する。そこで、この場合には、この携帯電話機100が通常行う、電子メール受信時の通知動作を実行する(ステップS204)。本実施例ではこの場合、スピーカ112からユーザの設定したメロディやメッセージで電子メールを受信したことを通知すると共に、バイブレータ115が所定時間振動し、着信LED116が所定時間点滅する。着信LED116は点滅の代わりに一定時間あるいは電子メールを読む処理が終了するまで連続点灯させることもできる。
これに対して通知制限時間設定領域121の有効設定A1、A2……のいずれかが有効になっている場合には(ステップS203:Y)、有効設定A1、A2……のうちの「有効」と設定されているものの中にメール制限設定F1、F2……が「メール制限」に設定されているものがあるかどうかを判別する(ステップS205)。「メール制限」に設定されていない場合には(N)、ステップS204に進んで、この携帯電話機100が通常行う、電子メール受信時の通知動作を実行することになる。
一方、有効設定A1、A2……のうちの「有効」と設定されているものの中にメール制限設定F1、F2……が「メール制限」に設定されているものがある場合(ステップS205:Y)、制御部104はRTC部103から現在の時刻を読み出す(ステップS206)。そして、有効設定A1、A2……のうちの「有効」と設定されているものの通知制限開始時間B1、B2……と通知制限終了時間C1、C2……で特定される通知制限時間内のいずれかに、この現在の時刻が含まれているかどうかの判別が行われる(ステップS207)。たとえば、有効設定A1が「有効」と設定されており、着信の時刻が0時30分であれば、この時刻は「22時30分」と「7時0分」の間に入っているので、ステップS207の条件を満たすことになる。有効設定A1、A2……のうちの「有効」と設定されているものの中でステップS207の条件を満たすものが存在しない場合には(N)、ステップS204に進んで、この携帯電話機100が通常行う、電子メール受信時の通知動作を実行することになる。
これに対してステップS207の条件を満たすものが存在する場合には(Y)、LED通知設定D1、D2……のうちの該当するものが「LED有効」に設定されているかどうかを判別する(ステップS208)。上に挙げた例ではLED通知設定D1が「LED有効」に設定されている(Y)。したがって、この例の場合には、着信LED116が点滅して電子メールが受信されたことが通知されることになる(ステップS209)。この例の場合、スピーカ112による通知やバイブレータ115の振動は発生しない。
ステップS208でLED通知設定D1、D2……のうちの該当するものが「LED無効」に設定されていた場合(N)、LED116は点滅しない。すなわち、この場合にはスピーカ112、バイブレータ115およびLED116のいずれも電子メールの受信に対する通知動作を行わないことになる(エンド)。
図4は、着信が電子メール以外のものであった場合、すなわち電話が掛かってきた場合の処理を表わしている。図1および図2と共に説明する。電話が掛かってきた場合には(図3ステップ202:N)、通知制限時間設定領域121の有効設定A1、A2……のいずれかが「有効」に設定されているかをチェックする(ステップS210)。どの組み合わせについても有効設定A1、A2……が「無効」になっている場合には(N)、電話が掛かってきたことをユーザに通知する制限がないことを意味する。そこで、この場合には、この携帯電話機100が通常行う、電話の着信時の通知動作を実行する(ステップS211)。本実施例ではこの場合、スピーカ112からユーザの設定したメロディやメッセージで電話が着信したことを通知すると共に、バイブレータ115が所定時間振動し、着信LED116が所定時間点滅する。なお、着信LED116は電子メールの受信と区別するために、図3のステップS204で発光する色と色を変えたり、発光の態様を変えるようにしてもよい。また、着信LED116は点滅の代わりに一定時間あるいはユーザが掛かってきた電話に応答するまで連続点灯させることもできる。
これに対して通知制限時間設定領域121の有効設定A1、A2……のいずれかが有効になっている場合には(ステップS210:Y)、有効設定A1、A2……のうちの「有効」と設定されているものの中に着信制限設定E1、E2……が「着信制限」に設定されているものがあるかどうかを判別する(ステップS212)。「着信制限」に設定されていない場合には(N)、ステップS211に進んで、この携帯電話機100が通常行う、電話の着信時の通知動作を実行することになる。
一方、有効設定A1、A2……のうちの「有効」と設定されているものの中に着信制限設定E1、E2……が「着信制限」に設定されているものがある場合(ステップS212:Y)、制御部104はRTC部103から現在の時刻を読み出す(ステップS213)。そして、有効設定A1、A2……のうちの「有効」と設定されているものの通知制限開始時間B1、B2……と通知制限終了時間C1、C2……で特定される通知制限時間内のいずれかに、この現在の時刻が含まれているかどうかの判別が行われる(ステップS214)。たとえば、有効設定A1が「有効」と設定されており、着信の時刻が0時30分であれば、この時刻は「22時30分」と「7時0分」の間に入っているので、ステップS207の条件を満たすことになる。有効設定A1、A2……のうちの「有効」と設定されているものの中でステップS214の条件を満たすものが存在しない場合には(N)、ステップS211に進んで、この携帯電話機100が通常行う、電話の着信時の通知動作を実行することになる。
これに対してステップS214の条件を満たすものが存在する場合には(Y)、LED通知設定D1、D2……のうちの該当するものが「LED有効」に設定されているかどうかを判別する(ステップS215)。上に挙げた例ではLED通知設定D1が「LED有効」に設定されている(Y)。したがって、この例の場合には、着信LED116が点滅して電話が掛かってきたことが通知されることになる(ステップS216)。この例の場合、スピーカ112による通知やバイブレータ115の振動は発生しない。
ステップS215でLED通知設定D1、D2……のうちの該当するものが「LED無効」に設定されていた場合(N)、LED116は点滅しない。すなわち、この場合にはスピーカ112、バイブレータ115およびLED116のいずれも電話の着信に対する通知動作を行わないことになる(図3エンド)。
以上説明したように、本実施例の携帯電話機100によれば、通知制限時間設定領域121の設定内容によって、着信音や振動による通知が無くなり、着信音や振動によって煩わされることを防止することができる。また、通知制限時間設定領域121に電子メールの受信時の制限を設定するだけでなく、電話の着信時の制限も可能にしたので、たとえば通勤時間帯が決まっている通勤者は電車等の交通機関を利用しているときにマナーモードにしなくても着信音が鳴り出す不都合を回避することができる。また、通知制限時間設定領域121に複数の制限態様を登録しておいて、有効設定A1、A2……のうちの今回適用したいものを「有効」に設定し、その他のものを「無効」に設定すればよいので、その時々の状況に応じて電子メールの受信時や電話の着信時の通知を簡単に制限させることができる。
<発明の第1の変形例>
図5は、本発明の第1の変形例における通知制限時間設定領域の内容を表わしたものである。図5で図2と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。実施例の図1とともに説明を行う。なお、第1の変形例では図1に示したNVM102と格納された制御プログラムが異なってくるため、図1における携帯電話機100を携帯電話機100Xと読み替え、NVM102をNVM102Xに、制御部104を制御部100Xに、メモリ部108をメモリ部108Xにそれぞれ読み替えて説明を行う。
メモリ部108Xの一部として設けられた通知制限時間を設定するための通知制限時間設定領域121Xには、実施例で説明した有効設定A1、A2……、通知制限開始時間B1、B2……、通知制限終了時間C1、C2……、LED通知設定D1、D2……、着信制限設定E1、E2……およびメール制限設定F1、F2……の各項目の他に、終了時通知設定G1、G2……、操作時通知設定H1、H2……および目覚まし時通知設定I1、I2……が組み合わせ項目として追加されている。
ここで、終了時通知設定G1、G2……は、通知制限終了時間C1、C2……が来たら、その時刻まで通知を制限していた電話の着信および電子メールの受信を通知するかどうかの設定である。操作時通知設定H1、H2……は、通知制限終了時間C1、C2……が到来する前でも、ユーザが携帯電話機100に対してキー入力操作し、または折り畳み型の携帯電話機の場合に筐体(図示せず)の開閉操作をした場合に、その時刻まで通知を制限していた電話の着信および電子メールの受信を通知するかどうかの設定である。更に目覚まし時通知設定I1、I2……は、この携帯電話機100の他の機能として目覚まし時計の機能を使用している場合に、目覚まし時計がアラームを鳴らすために起動した際に通知を行うかどうかの設定である。それぞれ「通知」か「非通知」の設定を行えるようになっている。
これら終了時通知設定G1、G2……、操作時通知設定H1、H2……および目覚まし時通知設定I1、I2……の設定については、予めデフォルト値として「通知」が設定されており、ユーザが必要に応じて「非通知」の設定を行えるようになっていてもよい。また、装置によっては、これら終了時通知設定G1、G2……、操作時通知設定H1、H2……および目覚まし時通知設定I1、I2……の一部または全部について「通知」が予め変更できない内容として設定されていてもよい。この場合には、その項目は通知制限時間設定領域121Xに配置しておく必要はない。
図6は、この第1の変形例の携帯電話機が所定の時間間隔で繰り返し行う後発的通知制御の様子を表わしたものである。図1および図5を用いて説明する。携帯電話機100Xは、本発明により通知制限を行う対象となる電話の着信または電子メールの受信が現時点までにあったかどうかをチェックする(ステップS301)。たとえば先の実施例で示した例で有効設定A1のみが「有効」とされていて、通知制限開始時間B1である「22時30分」以後で通知制限終了時間C1の「7時0分」よりも前の「23時05分」に電話の着信があり、「0時10分」に1番目の電子メールが受信され、更に「3時30分」に2番目の電子メールが受信されるものとする。また、この例では「7時30分」が携帯電話機100Xにセットされている目覚まし時刻であるものとする。
図6に示す処理は制御部104で繰り返し行われている。ステップS301の処理が通知制限開始時間B1である「22時30分」以後のたとえば「22時40分」に行われたとする。この場合には、電話の着信がある「23時05分」よりも前なので、電話の着信または電子メールの受信がその時点ではまだないことになる。この例の時点では(ステップS301:N)、後発的通知を行う対象がないので、何も行わずに処理を終了し(リターン)、再びステップS301の処理に戻ることになる。
これに対して、電話の着信があった「23時05分」以後の時刻では、電話の着信または電子メールの受信があったことになる(ステップS301:Y)。この例の設定では、電話の着信があったときも電子メールの受信があったときもスピーカ112から通知のためのメロディが流れたりメッセージが出力されることはなく、バイブレータ115も通知のための振動を発生させない。着信LED116が所定時間の間、点滅するか連続点灯するだけである。したがって、「22時40分」の時点でユーザが熟睡状態にあったとすると、着信の通知に気付いていない可能性がある。また、この例とは異なるが、LED通知設定D1、D2……がいずれも「LED無効」に設定されていればLED自体の通知さえも行われていないことになる。そこで、このような場合、第1の変形例の携帯電話機100Xは、終了時通知設定G1、G2……、操作時通知設定H1、H2……および目覚まし時通知設定I1、I2……によって後発的通知を行えるようにしている。
そこで、携帯電話機100Xの制御部104Xでは、通知制限時間設定領域121Xを調べて、終了時通知設定G1、G2……、操作時通知設定H1、H2……あるいは目覚まし時通知設定I1、I2……のいずれかが「通知」に設定されているかどうかを判別する(ステップS302)。いずれも「通知」に設定されていない場合には(N)、この後発的通知を行う必要がない。そこで、このような場合には何の通知処理も行うことなく処理を終了させる(リターン)。
これに対して、終了時通知設定G1、G2……、操作時通知設定H1、H2……あるいは目覚まし時通知設定I1、I2……のいずれかが「通知」に設定されている場合には(ステップS302:Y)、まず現在時刻が通知制限終了時間あるいはこれを経過した時刻であるかどうかをチェックする(ステップS303)。先の例に話を戻して、現在時刻が通知制限終了時間C1としての「7時0分」以後の「7時0分5秒」であったとする(Y)。この場合には、対応する終了時通知設定G1が通知することを意味する「通知」に設定されているかどうかをチェックする(ステップS304)。
この例の場合には「通知」に設定されているので(Y)、その現在時刻までの電話の着信および電子メールの受信の履歴を通知の対象から削除して(ステップS305)、これらの着信や受信に対応した通知動作を実行する(ステップS306)。たとえば、スピーカ112からユーザの設定したメロディやメッセージで電話の着信および電子メールを受信したことを通知すると共に、バイブレータ115が所定時間振動し、着信LED116が所定時間点滅する。着信LED116は点滅の代わりに一定時間あるいは電子メールを読む処理が終了するまで連続点灯させることもできる。ステップS305で電話の着信および電子メールの受信の履歴を通知の対象から削除することにしたのは、それ以後に重複した後発的通知を行わないようにするためである。もちろん、電話の着信や電子メールの受信の履歴自体は保存されているので、ユーザは必要に応じてこれらを後の時点で参照することができる。
ステップS304で対応する終了時通知設定G1が「非通知」に設定されていたような場合のように、終了時通知設定G1、G2……のうちの該当するものすべてが「非通知」に設定されていた場合には(N)、ステップS307に進む。ステップS303で現在時刻が通知制限終了時間よりも前の場合にも(N)、同様にステップS307に進むことになる。
ステップS307では、ユーザが携帯電話機100Xのキー入力部107からいずれかのキー(図示せず)のキー入力を行ったか、あるいは折り畳み型の携帯電話機の場合に筐体の開閉操作をしたかどうかの判別が行われる。たとえば、この例の通知制限終了時間C1としての「7時0分」よりも前の時刻「3時0分」にユーザが一度目を覚まして電話の着信や電子メールの受信を確認するために、通知制限開始時間B1である「22時30分」以後はじめてキー入力部107からキーの入力操作を行ったものとする。この場合(ステップS307:Y)、制御部104Xは通知制限時間設定領域121Xをチェックして、操作時通知設定H1が「通知」に設定されているかどうかを判別する(ステップS308)。
操作時通知設定H1が「通知」に設定されていれば(Y)、キー入力を行った時刻「3時0分」は、通知制限終了時間C1である「7時0分」や目覚まし時刻である「7時30分」よりも前の時刻である。したがって、この時刻までに「23時05分」に電話の着信があり「0時10分」に1番目の電子メールが受信されている。そこで、制御部104Aはこれらの電話の着信および電子メールの受信の履歴を通知の対象から削除する(ステップS305)と共に、これらの着信や受信に対応した通知動作を実行する(ステップS306)。この例では、スピーカ112、バイブレータ115および着信LED116をそれぞれ使用して電話が着信したことと電子メールが受信されたことを通知する。ユーザはこれらの履歴を見ることで必要な措置を採ることができる。
これに対して、操作時通知設定H1が「非通知」に設定されていたような場合のように、操作時通知設定H1、H2……のうちの該当するものすべてが「非通知」に設定されていた場合には(ステップS308:N)、ステップS309に進む。ステップS307でキー入力や折り畳み型の携帯電話機の筐体の開閉操作が行われなかった場合にも(N)、同様にステップS309に進むことになる。
ステップS309では、携帯電話機100Xの目覚まし機能が起動しているかどうかの判別が行われる。たとえば現在の時刻が「6時10分」のように目覚まし時刻である「7時30分」よりも前の時刻の場合には(N)、何もせず処理を終了させる(リターン)。ただし、現在の時刻が「7時0分10秒」のように目覚まし時刻である「7時30分」よりも前であるが、通知制限終了時間である「7時0分」以後の場合には(ステップS303:Y)、終了時通知設定G1が「通知」と設定されている場合には、ステップS304からステップS305に進み、現在時刻までの電話の着信および電子メールの受信の履歴を通知の対象から削除する(ステップS305)と共に、これらの着信や受信に対応した通知動作を実行することになる(ステップS306)。この例では、ユーザが時刻「3時0分」に一度キー操作を行って「23時05分」の電話の着信と「0時10分」の1番目の電子メールの受信を確認している。したがって、この場合にはステップS305の処理では「3時30分」の2番目の電子メールの受信の通知が削除の対象となり、ステップS306の処理では「3時30分」の2番目の電子メールの受信の通知動作が行われることになる。
仮に、目覚まし時通知設定I1が通知制限終了時間である「7時0分」よりも前の「6時0分」に設定されていたとすると、「6時10分」の時点で目覚まし機能が起動している(ステップS309:Y)。そこでこの場合には、目覚まし時通知設定I1が通知することを意味する「通知」に設定されているかどうかをチェックする(ステップS310)。この例の場合には「通知」に設定されているので(Y)、その現在時刻までの電話の着信および電子メールの受信の履歴を通知の対象から削除する(ステップS305)と共に、これらの着信や受信に対応した通知動作を実行する(ステップS306)。このとき、通知制限終了時間である「7時0分」よりも前なので、ステップS305の処理では「3時30分」の2番目の電子メールの受信の通知が削除の対象となり、ステップS306の処理では「3時30分」の2番目の電子メールの受信の通知動作が行われることになる。
以上説明したように本発明の第1の変形例によれば、就寝中や思考中のようにスピーカ112やバイブレータ115の通知が刺激的過ぎるような場合にも、着信LED116による光の通知によって刺激を緩和された形で電話の着信や電子メールの受信に対応することができる。したがって、共に就寝している者や会議中の他人に迷惑を掛けることが少ない。また、このような着信LED116による光の通知が気付かれない場合の対策として、所定のタイミングで後発的通知を行うことにしたので、通知を確実に伝達することができる。
<発明の第2の変形例>
図7は、本発明の第2の変形例における携帯電話機の回路構成の要部を表わしたものである。この図で図1と同一の部分には同一の符号を付しており、適宜説明を省略する。この第2の変形例の携帯電話機100Yでは、制御部104Yと表示部109の間に、光により着信等の通知を行うための特別な表示制御部401が接続されている。また、着信LED116Yは実施例および第1の変形例の着信LED116よりも光度の強いものが使用されており、光により着信等の通知を行うための特別なLED駆動制御部402で駆動されるようになっている。また、メモリ部108Yには、光により着信等の通知を行う際の設定内容を記憶する光通知設定領域403が新たに配置されている。
この第2の変形例の携帯電話機100Yを使用するユーザは、光のみによって電話の着信および電子メールの受信の通知を受けるとき、光通知設定領域403に各種設定を行えるようになっている。まず、液晶ディスプレイからなる表示部109については、電話の着信や電子メールの受信に対応してバックライトを所定時間点灯あるいは点滅させるか否かの設定である。電話の着信や電子メールの受信に対応してバックライトを所定時間点灯あるいは点滅させる設定を行うと、表示部109が明るく点灯あるいは点滅するので、ユーザが通知を気付きやすい。
表示部109については、電話と電子メールで表示する色を変える設定を行うことができる。たとえば電子メールが受信されたときには青色で表示部109の全面を点灯させ、電話が掛かってきたときには赤色で全面を点灯させる。登録した特定の者からの着信あるいは受信の場合に更に色分けする設定を行うことも可能である。また、登録した特定の者からの着信あるいは受信とそれ以外の場合で輝度を変える設定を行うこともできる。登録した特定の者からの着信あるいは受信の場合にはその名前も同時に表示する設定も可能である。
着信LED116Yについても、通知時に通常よりも光度を強くしたり、電話の着信と電子メールの受信で色を変えたり、登録した特定の者からの着信あるいは受信の場合とそれ以外の場合で所定時間の連続点灯にしたり点滅にすることでこれらを区別する設定を行うことができる。
また、電話の着信と電子メールの通知を行うときに、表示部109の点灯制御だけを行うか、着信LED116Yの点灯制御だけを行うか、あるいは双方の点灯制御を行うかについてもユーザの設定が可能である。
以上の光による通知は、実施例および第1の変形例と組み合わせて行うことで、電話の着信と電子メールの受信の通知に各種の態様を実現することができる。
なお、実施例および変形例では携帯電話機に本発明を適用した場合を説明したが、PHS、通信機能を備えたPDAあるいは携帯型のコンピュータ等のあらゆる携帯型通信装置に本発明を適用することができることはもちろんである。
また、実施例および変形例では通知制限時間設定領域121、121Xを用いて光のみで視覚的に通知を行う時間帯を判別することにしたが、これとは逆にスピーカ112による音やバイブレータ115による振動のいずれかを少なくとも含んで通知を行う時間帯を判別することにしてもよい。この場合には、スピーカ112による音やバイブレータ115による振動を含まないそれ以外の時間帯が結果的に特定されて光のみで視覚的に通知を行う制御が可能になる。
本発明の一実施例における携帯型通信装置としての携帯電話機の回路構成の要部を表わしたブロック図である。 本実施例で通知制限時間を設定するための通知制限時間設定領域の内容を表わした説明図である。 本実施例で電子メールが受信された場合の携帯電話機の処理を表わした流れ図である。 本実施例で電話の着信があった場合の携帯電話機の処理を表わした流れ図である。 本発明の第1の変形例で通知制限時間を設定するための通知制限時間設定領域の内容を表わした説明図である。 第1の変形例の携帯電話機が所定の時間間隔で繰り返し行う後発的通知制御を表わした流れ図である。 本発明の第2の変形例における携帯電話機の回路構成の要部を表わしたブロック図である。
符号の説明
100、100X、100Y 携帯電話機
101 CPU
102 NVM
103 RTC部
104、104X、104Y 制御部
105 無線部
107 キー入力部
108 メモリ部
109 表示部
112 スピーカ
115 バイブレータ
116、116Y 着信LED
121、121X 通知制限時間設定領域
401 表示制御部
402 LED駆動制御部
403 光通知設定領域

Claims (6)

  1. 他の通信機器からの電話の着信あるいは電子メールの受信を行う通信手段と、
    この通信手段が前記電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき、これを知らせるために光で視覚的に通知する第1の通知手段と、
    前記通信手段が前記電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき、これを知らせるために光以外の手段で通知する第2の通知手段と、
    この第2の通知手段による通知を行わず前記第1の通知手段のみによる通知を行う制限時間帯を設定する第1の通知手段通知時間帯設定手段と、
    現在時刻を計時する計時手段と、
    前記通信手段が前記電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき計時手段の計時した現在時刻を前記第1の通知手段通知時間帯設定手段の設定した制限時間帯と比較して、現在時刻が制限時間帯に含まれる場合にのみ前記第1の通知手段のみに通知を行わせる通知実行手段と、
    起床時にアラームを鳴らす目覚まし時間の開始を設定する目覚まし時間開始設定手段と、
    この目覚まし時間開始設定手段によって設定されたアラームを鳴らす目覚まし時間の開始よりも前で前記第1の通知手段のみによる通知を行う制限時間帯の開始あるいは前記通常時間帯の終了以降に前記通信手段の通信した前記電話の着信あるいは電子メールの受信内容を格納する通信内容格納手段と、
    前記目覚まし時間開始設定手段によって設定されたアラームを鳴らす目覚まし時間の開始以降の時点で前記通信内容格納手段に格納された前記電話の着信あるいは電子メールの受信内容を前記第2の通知手段を少なくとも使用して通知する後発的通知手段
    とを具備することを特徴とする携帯型通信装置。
  2. 他の通信機器からの電話の着信あるいは電子メールの受信を行う通信手段と、
    この通信手段が前記電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき、これを知らせるために光で視覚的に通知する第1の通知手段と、
    前記通信手段が前記電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき、これを知らせるために光以外の手段で通知する第2の通知手段と、
    この第2の通知手段を少なくとも用いた通知を行う通常時間帯を設定する第2の通知手段通知時間帯設定手段と、
    現在時刻を計時する計時手段と、
    前記通信手段が前記電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき計時手段の計時した時刻を前記第2の通知手段通知時間帯設定手段の設定した通常時間帯と比較して、現在時刻が通常時間帯に含まれない場合にのみ前記第1の通知手段のみに通知を行わせる通知実行手段と、
    起床時にアラームを鳴らす目覚まし時間の開始を設定する目覚まし時間開始設定手段と、
    この目覚まし時間開始設定手段によって設定されたアラームを鳴らす目覚まし時間の開始よりも前で前記第1の通知手段のみによる通知を行う制限時間帯の開始あるいは前記通常時間帯の終了以降に前記通信手段の通信した前記電話の着信あるいは電子メールの受信内容を格納する通信内容格納手段と、
    前記目覚まし時間開始設定手段によって設定されたアラームを鳴らす目覚まし時間の開始以降の時点で前記通信内容格納手段に格納された前記電話の着信あるいは電子メールの受信内容を前記第2の通知手段を少なくとも使用して通知する後発的通知手段
    とを具備することを特徴とする携帯型通信装置。
  3. 他の通信機器からの電話の着信あるいは電子メールの受信を行う通信手段と、
    この通信手段が前記電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき、これを知らせるために光で視覚的に通知する第1の通知手段と、
    前記通信手段が前記電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき、これを知らせるために光以外の手段で通知する第2の通知手段と、
    この第2の通知手段による通知を行わず前記第1の通知手段のみによる通知を行う制限時間帯を設定する第1の通知手段通知時間帯設定手段と、
    現在時刻を計時する計時手段と、
    前記通信手段が前記電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき計時手段の計時した現在時刻を前記第1の通知手段通知時間帯設定手段の設定した制限時間帯と比較して、現在時刻が制限時間帯に含まれる場合にのみ前記第1の通知手段のみに通知を行わせる通知実行手段と、
    前記第1の通知手段のみによる通知を行う制限時間帯内における特定の操作を検知する特定操作検知手段と、
    この特定操作検知手段が前記特定の操作を検知した時刻よりも前で前記第1の通知手段のみによる通知を行う制限時間帯の開始あるいは前記通常時間帯の終了以降に前記通信手段の通信した前記電話の着信あるいは電子メールの受信内容を格納する通信内容格納手段と、
    前記特定操作検知手段が前記特定の操作を検知した以降の時点で前記通信内容格納手段に格納された前記電話の着信あるいは電子メールの受信内容を前記第2の通知手段を少なくとも使用して通知する後発的通知手段
    とを具備することを特徴とする携帯型通信装置。
  4. 他の通信機器からの電話の着信あるいは電子メールの受信を行う通信手段と、
    この通信手段が前記電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき、これを知らせるために光で視覚的に通知する第1の通知手段と、
    前記通信手段が前記電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき、これを知らせるために光以外の手段で通知する第2の通知手段と、
    この第2の通知手段を少なくとも用いた通知を行う通常時間帯を設定する第2の通知手段通知時間帯設定手段と、
    現在時刻を計時する計時手段と、
    前記通信手段が前記電話の着信あるいは電子メールの受信を行ったとき計時手段の計時した時刻を前記第2の通知手段通知時間帯設定手段の設定した通常時間帯と比較して、現在時刻が通常時間帯に含まれない場合にのみ前記第1の通知手段のみに通知を行わせる通知実行手段と、
    前記第1の通知手段のみによる通知を行う制限時間帯内における特定の操作を検知する特定操作検知手段と、
    この特定操作検知手段が前記特定の操作を検知した時刻よりも前で前記第1の通知手段のみによる通知を行う制限時間帯の開始あるいは前記通常時間帯の終了以降に前記通信手段の通信した前記電話の着信あるいは電子メールの受信内容を格納する通信内容格納手段と、
    前記特定操作検知手段が前記特定の操作を検知した以降の時点で前記通信内容格納手段に格納された前記電話の着信あるいは電子メールの受信内容を前記第2の通知手段を少なくとも使用して通知する後発的通知手段
    とを具備することを特徴とする携帯型通信装置。
  5. 前記第1の通知手段のみによる通知を行う制限時間帯の終了あるいは前記通常時間帯の開始を検知する第1の通知手段通知終了検知手段と、
    この第1の通知手段通知終了検知手段の検知した時刻よりも前で前記第1の通知手段のみによる通知を行う制限時間帯の開始あるいは前記通常時間帯の終了以降に前記通信手段の通信した前記電話の着信あるいは電子メールの受信内容を格納する通信内容格納手段と、
    前記第1の通知手段通知終了検知手段が検知した以降の時点で前記通信内容格納手段に格納された通信内容を前記第2の通知手段を少なくとも使用して通知する後発的通知手段
    を更に具備することを特徴とする請求項1〜請求項4いずれかに記載の携帯型通信装置。
  6. 前記第1の通知手段はディスプレイの全面で表示する色によって電話と電子メールを区別して通知することを特徴とする請求項5記載の携帯型通信装置。
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