JP4701471B2 - 組電池 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数個の単電池をモジュールケース内に収納した組電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気自動車の動力電源に用いられるリチウムイオン二次電池の組電池の従来の構成例を説明する。この組電池は、図面を簡単にするために、6セルの単電池をモジュールケースに収納する場合について示すが、実際にはもっと多数の単電池を組み合わせるのが一般的である。
【0003】
単電池1は、図5に示すように、底付きの長円筒形の電池ケースの内部に長円筒形の巻回型の電池エレメントを収納して、開口部を長円形の蓋板で封口したリチウムイオン二次電池である。また、この蓋板からは、正負極の端子が突出している。このような構造の単電池1は、長円筒形の電池ケースに収納されているので、側面は、両側の半円形に湾曲した半円筒形部1aと、これらの半円筒形部1aの間を繋ぐ上下の平面部1bとで構成される。そして、6セルの単電池1は、両端を揃え、この半円筒形部1a同士を隣り合わせて3セルを横並びにし、これをさらに上下2段に配置している。また、各単電池1の間は、それぞれ適当な間隔を開けている。
【0004】
上記6セルの単電池1は、図6に示すような2枚の前挟持板21及び後挟持板22と4枚のケース板23〜26とによって構成されるモジュールケース2内に収納される。前挟持板21は、6セルの単電池1の蓋板部がそれぞれ嵌まり込むような凹部21aが6箇所に形成されたケース板であり、各凹部21aには、ここに蓋板部が嵌まり込んだ単電池1の正負極の端子がそれぞれ嵌入する端子孔21bが2箇所ずつ形成されている。また、この前挟持板21には、隣り合う4箇所の凹部21aの間、隣り合う2箇所の凹部21aとこの前挟持板21の外周辺との間、及び、この前挟持板21の四隅の角部に、それぞれ止めネジを通すための貫通孔21cが形成されている。後挟持板22は、これら6セルの単電池1の底部がそれぞれ嵌まり込むような凹部22aが6箇所に形成されたケース板であり、各凹部22aには、1箇所ずつガス抜き孔22bが形成され、単電池1の底面に形成された図示しない安全弁が開いた場合に、ここからガスを外部に放出できるようになっている。また、この後挟持板22にも、前挟持板21の各貫通孔21cと同様の位置に、それぞれ止めネジを通すための貫通孔22cが形成されている。従って、3セルずつ上下2段に間隙を開けて配置された合計6セルの単電池1は、これら前挟持板21と後挟持板22によって前後方向から挟み込まれて挟持されることになる。
【0005】
4枚のケース板23〜26は、上ケース板23と下ケース板24と右ケース板25と左ケース板26とからなる。上ケース板23は、上記上段の3セルの単電池1の上に間隙を開けて配置されるケース板であり、前後方向に長い4本の支持柱27が下面に等間隔に固定されている。下ケース板24は、上記下段の3セルの単電池1の下に間隙を開けて配置されるケース板であり、前後方向に長い4本の支持柱27が上面に等間隔に固定されている。右ケース板25と左ケース板26は、上下2段に配置された単電池1の両側部に間隙を開けて配置されるケース板であり、前後方向に長い1本の支持柱27が向かい合う内側面の中央部に固定されている。
【0006】
上記6セルの単電池1の半円筒形部1aが四方で隣り合う2箇所の間隙には、それぞれ前後方向に長い支持柱28が挿入される。支持柱28は、4セルの単電池1の各半円筒形部1aが四方に隣り合って形成される間隙にほとんど隙間なく挿入される、断面がほぼ十字形の棒材であり、両端面にそれぞれネジ穴28cが形成されている。そして、前挟持板21と後挟持板22の貫通孔21c,22cに外側から止めネジを通し、これらの支持柱27の両端面のネジ穴28cに螺着することにより、6セルの単電池1を挟持した状態で前挟持板21と後挟持板22とを固定する。
【0007】
上記ケース板23〜26に固定された支持柱27も、前挟持板21と後挟持板22の間に挟持された2セル又は1セルの単電池1の半円筒形部1aとケース板23〜26との間に形成される間隙にほとんど隙間なく嵌合する、断面がほぼT字形又はL字形の棒材であり、両端面にそれぞれネジ穴27cが形成されている。そして、前挟持板21と後挟持板22の貫通孔21c,22cに外側から止めネジを通し、これらの支持柱27の両端面のネジ穴27cに螺着することにより、各ケース板23〜26と前挟持板21や後挟持板22とを固定する。前挟持板21と後挟持板22やケース板23〜26は、絶縁性を有する合成樹脂製の板材であるため、重い6セルの単電池1の周りを囲んで固定するだけでは、その重量を支持することができないので、同じ合成樹脂製のこのような支持柱27,28を用いて各単電池1を個別に確実に支持できるようにしている。
【0008】
ところで、電気自動車の動力電源に用いられるようなリチウムイオン二次電池の単電池1は、充放電時の発熱が極めて大きいので、上記組電池は、モジュールケース2内の各単電池1の間に冷却風を流して冷却を行っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記組電池の場合、各単電池1の半円筒形部1aの周囲は支持柱27,28によって塞がれるので、上下段の単電池1の平面部1bの間や各単電池1の平面部1bと上ケース板23や下ケース板24との間にしか通気路となる空間がない。そこで、これらの空間に満遍なく外部から冷却風を流し込むには、前挟持板21と後挟持板22のこれらの空間に対応する位置に細長い通気孔や多数の通気孔をそれぞれ形成しなければならないが、このような通気孔を多数設けると、前挟持板21や後挟持板22が単電池1を支持するための十分な強度を得ることができないようになるという問題が発生する。
【0010】
また、例えば2本の支持柱28を取り外して、これらの支持柱28がネジ止めされていた前挟持板21と後挟持板22の貫通孔21c,22cの位置に開口孔を設けたとしても、一方の開口孔から流入した冷却風は、4セルの単電池1の半円筒形部1aが隣り合う最も断面積の広い間隙を直線的に通り抜けて他方の開口孔から直ちに排出されるので、各単電池1の側面で最も広い平面部1bから十分に放熱させることができないという問題が生じる。
【0011】
さらに、ケース板23〜26側に開口孔を形成して、モジュールケース2の内部を冷却風が通り抜けるようにするためには、この冷却風の通気路のためのスペースを新たに設けなければならず、モジュールケース2のサイズが大きくなるという問題が生じる。しかも、この場合には、冷却風の流れる方向が左右方向や上下方向でなければならないので、この冷却風を前後方向、即ち前挟持板21と後挟持板22の間の支持柱27,28に沿った方向に流すような組電池の配置を採用することができないという問題も生じる。
【0012】
本発明は、かかる事情に対処するためになされたものであり、モジュールケースのケース板に形成した開口孔から流入する流体の通路を遮蔽体によって遮ることにより、この流体の流れを迂回拡散させて各単電池を効率よく冷却することができる組電池を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本出願の第1の発明は、両端を揃え互いに間隔を開けて並べた複数個の単電池の両端部を2枚の挟持板で挟持すると共に、これらの挟持板の間の周囲をケース板で囲んだ組電池において、2枚の挟持板における、単電池間の間隙又はこの単電池とケース板との間の間隙に形成される流体通路の両端となる位置に、それぞれ開口孔を設けると共に、これらの開口孔の間の流体通路上に、流体の直線的な流れを阻止する遮蔽体を配置したことを特徴とする。
【0014】
上記の発明によれば、一方の挟持板の開口孔から流入した流体は、流体通路の途中にある遮蔽体を回避するために、単電池間の間隙やこの単電池とケース板との間の間隙の他の部分を迂回してから他方の挟持板の開口孔に向かうことになる。従って、この流体は、双方の開口孔の間を直線的に最短距離を流れるのではなく、単電池間等の間隙に広く拡散して流れることになるので、この単電池の側面の広い面積から効率よく熱を吸収するようになり、流体による冷却効果を高めることができる。
【0015】
なお、2枚の挟持板の間には、通常は幾通りもの流体通路が形成され得るが、ここではそのうち1又は2以上の適当な流体通路を選択することになる。
【0016】
本出願の請求項1の発明は、両端を揃え互いに間隔を開けて並べた複数個の単電池の両端部を2枚の挟持板で挟持すると共に、これらの挟持板の間の周囲をケース板で囲んだ組電池において、2枚の挟持板における、単電池間の間隙又は単電池とケース板との間の間隙に形成される流体通路の両端となる位置に、それぞれ開口孔が設けられており、前記流体通路が、2枚の挟持板の間に配置された支持柱の両端から長手方向の中央部に向けて穿設された流通孔又は流通溝であって、この流通孔又は流通溝の両端をそれぞれ挟持板の開口孔に通じさせたものであり、これらの支持柱の両端から穿設された流通孔又は流通溝をそれぞれ途中で終端させ、流通孔の場合にはそれぞれ側面に向けて開口させることにより遮蔽体を形成したことを特徴とする。
【0017】
上記の発明によれば、一方の挟持板の開口孔から流入した流体は、支持柱に設けられた一端側の流通孔や流通溝からなる流体通路に導入され、この流通孔や流通溝が途中で終端することにより支持柱の側面から側方に流出する。そして、この流体は、単電池間の間隙やこの単電池とケース板との間の間隙の他の部分を迂回してから、再び支持柱の他端側の流通孔や流通溝に流れ込み、他方の挟持板の開口孔から排出される。従って、この流体は、双方の開口孔の間を直線的に最短距離を流れるのではなく、単電池間等の間隙に広く拡散して流れることになるので、この単電池の側面の広い面積から効率よく熱を吸収するようになり、流体による冷却効果を高めることができる。しかも、挟持板やケース板を支持する支持柱に、流体の導入と排出を行う流体通路が設けられるので、スペースの無駄をなくすこともできる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0019】
図1〜図4は本発明の一実施形態を示すものであって、図1は単電池間に挿入する支持柱の斜視図、図2は下ケース板に固定する支持柱の斜視図、図3は単電池を前挟持板と後挟持板で挟持した状態を示す斜視図、図4は単電池をモジュールケースに収納した組電池の斜視図である。なお、図5〜図6に示した従来例と同様の機能を有する構成部材には同じ番号を付記する。
【0020】
本実施形態は、従来例と同様に、電気自動車の動力電源に用いられるリチウムイオン二次電池の組電池について説明する。この組電池は、図5に示したものと同じ6セルの単電池1を使用する。また、これらの単電池1を収納するモジュールケース2も、図6に示したものとほぼ同様の構成である。ただし、支持柱28は、図1に示すように、両端面の中央にそれぞれ通気孔28aが開口され、前挟持板21や後挟持板22に固定するためのネジ穴28cは、この通気孔28aの周囲4箇所にそれぞれ形成される。通気孔28aは、支持柱28の長手方向に沿って形成された孔であり、この支持柱28の剛性が弱くなりすぎない範囲でできるだけ径を大きくするようにしている。もっとも、支持柱28の両端面に開口された通気孔28aは、中央部で互いに貫通はせず、それぞれ長手方向の途中で終端し、この終端部から支持柱28の左右方向の両側面に向けて折れ曲がり、開口部28bによってそれぞれ開口するようになっている。このような形状の支持柱28は、実際には平坦な面に溝を形成した2つの部品を樹脂成形し、これらを上下に重ねて溶着することにより、複雑な孔形状の通気孔28aを設けるようにしている。
【0021】
また、下ケース板24に固定された支持柱27も、図2に示すように、両端面の中央にそれぞれ通気孔27aが開口され、前挟持板21や後挟持板22に固定するためのネジ穴27cは、この通気孔27aの周囲の2〜3箇所にそれぞれ形成されている。これらの通気孔27aも、上記通気孔28aと同様に、支持柱27の長手方向に沿って形成されたできるだけ大きな孔であり、それぞれ長手方向の途中で支持柱27の左右方向の両側面に開口部27bによって開口するようになっている。そして、図示はしていないが、上ケース板23と右ケース板25と左ケース板26に固定された各支持柱27にも、同様の通気孔27aが形成されている。これらの支持柱27は、実際には樹脂成形により溝を形成したものである。しかし、これをケース板23〜26に固定して溝に蓋をした状態とすることにより通気孔27aを孔状にしている。
【0022】
さらに、図3に示すように、前挟持板21と後挟持板22には、図6に示した貫通孔21c,22cの位置に、より大径の開口孔21d,22dが形成され、これら開口孔21d,22dの周囲の2〜4箇所に小径の貫通孔21c,22cが形成されている。
【0023】
上記のように構成されたモジュールケース2は、まず図5に示した6セルの単電池1における4セルの単電池1の半円筒形部1aが互いに隣り合う間の2箇所の間隙に図1に示した2本の支持柱28を挿入し、次に、図3に示すように、これらの単電池1の蓋板部と底部にそれぞれ前挟持板21と後挟持板22の凹部21a,22aを嵌め込む。そして、図4に示すように、前挟持板21と後挟持板22の間の周囲にケース板23〜26を嵌め付ける。すると、前挟持板21と後挟持板22の各開口孔21dは、支持柱27又は支持柱28の端面に開口する通気孔27a,28aに通じるようになる。また、支持柱28の開口部28bは、上下2段に配置された3セルずつの単電池1の間の間隙に向けてそれぞれ開口し、支持柱27の開口部27bは、上段に配置された3セルの単電池1と上ケース板23との間の間隙、又は、下段に配置された3セルの単電池1と下ケース板24との間の間隙に向けてそれぞれ開口することになる。このようにして組み立てられた前挟持板21と後挟持板22の各貫通孔21c,22cに止めネジ3を挿入し、支持柱27,28の端面のネジ穴27c,28cに螺着することによりモジュールケース2が固定される。そして、前挟持板21の端子孔21bに嵌入した単電池1の端子に止めネジ3で接続バー4を接続固定することにより、各単電池1を直列に接続する。従って、この組電池は、直列に接続された両端の単電池1の正負極の端子から外部に電源を供給することができる。
【0024】
上記組電池は、送風ファン等によって、前挟持板21の開口孔21dからモジュールケース2の内部に冷却風を送り込むことにより、各単電池1の冷却を行う。即ち、前挟持板21の開口孔21dから送り込まれた冷却風は、モジュールケース2の内部の支持柱27又は支持柱28の手前側の通気孔27a,28aに入り込む。しかし、これら手前側の通気孔27a,28aは、奥側の通気孔27a,28aには貫通せずに、これらが途中で終端することによって、これらの間の支持柱27,28本体が遮蔽部(遮蔽体)となるので、ここに入り込んだ冷却風は、図1及び図2の矢印に示すように、直ちに支持柱27,28の側面に開口する開口部27bから流れ出し、単電池1間の間隙やこの単電池1と上ケース板23又は下ケース板24との間の間隙に送られることになる。そして、この冷却風は、支持柱27,28の奥側の開口部27b,28bから奥側の通気孔27a,28aに入り込んで、後挟持板22の開口孔22dを介して外部に排出される。
【0025】
従って、前挟持板21の開口孔21dから支持柱27又は支持柱28の手前側の通気孔27a,28aに送り込まれた冷却風は、この支持柱27又は支持柱28の内部を直線的に流れて奥側の通気孔27a,28aに達するのではなく、一旦単電池1間の間隙やこの単電池1と上ケース板23又は下ケース板24との間の間隙を流れることになる。しかも、手前側の通気孔27a,28aに送り込まれた冷却風は、この通気孔27a,28aの終端の遮蔽部に行く手を遮られて様々な流れベクトルを持って単電池1間等の間隙に流れ出すので、この間隙の隅にまで広く拡散して流れることになる。このため、各単電池1は、側面の広い平面部1bから冷却風によって効率よく熱が吸収されるので、充放電によって発生した熱を効果的に放熱することができるようになる。
【0026】
なお、上記実施形態では、前挟持板21と後挟持板22にそれぞれ凹部21a,22aを形成し、ここに単電池1の蓋板部と底部を嵌め込んで挟持する場合について説明したが、単電池の両端部を2枚の挟持板で挟持する構造であれば、必ずしもこのような凹部21a,22aに嵌め込む必要はない。
【0027】
また、上記実施形態では、各支持柱27,28の通気孔27a,28aは、少なくとも両端部では、支持柱28自体に囲まれた孔状、又は、支持柱27と上ケース板23又は下ケース板24に囲まれた孔状である場合について説明したが、支持柱27,28の側面の両端部に形成された通気溝としてもよい。この場合、通気溝は、支持柱27,28の両端から中央部に至る途中で終端するように形成されることになり、これら終端部の間が遮蔽部(遮蔽体)となる。
【0028】
さらに、上記実施形態では、モジュールケース2を固定するための支持柱27,28に形成した通気孔27a,28aや通気溝を冷却風の導入通路や排出通路にする場合について説明したが、モジュールケース2が2枚の挟持板と周囲を囲むケース板だけで構成し得る場合には、単電池1間の間隙やこの単電池1とケース板との間の間隙のうちの一部をそのまま冷却風の導入排出通路とすることもできる。そして、この場合には、冷却風の導入排出通路上に例えばブロック状の遮蔽体を設置すれば、この冷却風が単電池1間等の間隙の他の部分に広く拡散して流れるようになる。
【0029】
さらに、上記実施形態では、長円筒型の単電池1を用いる場合について説明したが、円筒型の単電池を用いても同様に実施可能である。ただし、円筒型の単電池の場合には、側面がすべて円筒形部となるので、隣り合う単電池1の円筒形部の間を支持柱ですべて塞ぐのではなく、その一部だけに支持柱を配置したり、支持柱を用いない構成とする必要がある。また、本発明は、これら長円筒型や円筒型に限らず、角型も含む任意の形状の単電池を用いることも可能である。例えば角型の単電池の場合であっても、角部に大きな面取りやアールが形成されている場合には、長円筒型の単電池1の場合と同様に、これら面取りやアールが隣り合う部分に冷却風の導入排出通路を形成することができる。しかし、面取りやアールのない角型の単電池の場合には、各単電池間の間隙を等しくすると、冷却風の導入排出通路の広さを十分に確保できないことがあるので、例えば角型の端電池の短辺側が隣り合う間隙を特に広くする等して、ここに冷却風の導入排出通路を設けることが好ましい。
【0030】
さらに、上記実施形態では、単電池の冷却のために空気の冷却風を用いる場合について説明したが、冷却用の流体であれば、不活性ガス等の他の気体や、水や有機溶媒又はオイル等の液体を用いることも可能である。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の組電池によれば、モジュールケースのケース板の一方の開口孔から流体通路に流入した流体が途中の遮蔽体によって周囲を迂回することになるので、単電池間やこれとケース板との間の間隙のより広い部分に拡散してから他方の開口孔に向かうことになり、各単電池の冷却効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであって、単電池間に挿入する支持柱の斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すものであって、下ケース板に固定する支持柱の斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態を示すものであって、単電池を前挟持板と後挟持板で挟持した状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態を示すものであって、単電池をモジュールケースに収納した組電池の斜視図である。
【図5】組電池に用いる6セルの単電池の配置を示す斜視図である。
【図6】従来例を示すものであって、モジュールケースの組み立て斜視図である。
【符号の説明】
1 単電池
2 モジュールケース
21 前挟持板
21a 凹部
21d 開口孔
22 後挟持板
22d 開口孔
23 上ケース板
24 下ケース板
25 右ケース板
26 左ケース板
27 支持柱
27a 通気孔
27b 開口部
28 支持柱
28a 通気孔
28b 開口部

Claims (1)

  1. 両端を揃え互いに間隔を開けて並べた複数個の単電池の両端部を2枚の挟持板で挟持すると共に、これらの挟持板の間の周囲をケース板で囲んだ組電池において、
    2枚の挟持板における、単電池間の間隙又は単電池とケース板との間の間隙に形成される流体通路の両端となる位置に、それぞれ開口孔が設けられており、
    前記流体通路が、2枚の挟持板の間に配置された支持柱の両端から長手方向の中央部に向けて穿設された流通孔又は流通溝であって、この流通孔又は流通溝の両端をそれぞれ挟持板の開口孔に通じさせたものであり、これらの支持柱の両端から穿設された流通孔又は流通溝をそれぞれ途中で終端させ、流通孔の場合にはそれぞれ側面に向けて開口させることにより遮蔽体を形成したことを特徴とする組電池。
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