JP4701262B2 - 線路配線データのデータ作成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、線路配線情報もしくは線路配線図をデータ化して線路配線データを作成するデータ作成方法に関する。
鉄道信号システムの分野で用いられている重要な情報の一つに線路配線図がある。
ここで、線路配線の一例として、図5に線路配線H1を示す。線路配線H1は、列車が走行する軌道であって列車位置を特定するための各列車検知区分(線路配線H1においては、軌道回路1T〜4T。)の接続関係を示すものである。図5に示すように、線路配線H1には、軌道回路1Tの前方隣接軌道回路として軌道回路2Tが配置され、軌道回路2Tの所定位置(軌道回路2Tの略中央。)には転てつ器51が配置されている。また、軌道回路2Tの前方隣接軌道回路は、軌道回路3Tが転てつ器51のR(reverse)側に配置され、軌道回路4Tが転てつ器51のN(normal)側に配置されている。
従来より、このような線路配線を表す線路配線情報もしくは線路配線図を電子データ化(以下、単にデータ化という。)しようとする試みが種々行われている(例えば、非特許文献1参照。)。何れの場合においても、データ化に好適なデータ入力用の線路配線モデルが、例えば、GUI(Graphical User Interface)を構築する際には必要となる。この場合、当該線路配線モデルに基づき、所定の線路配線情報が、列車検知区分や、列車検知区分同士の接続関係を表す接続線等に対応する複数のオブジェクトによって成る線路配線オブジェクト図として入力され、当該入力に基づいて線路配線データが作成される。このように作成される線路配線データは、該当する線路配線図を一意的に作成できる(描ける)ものとなっている。
この際、列車検知区分の接続関係(特に、分岐。)に係る情報、すなわち、転てつ器に係る情報(以下、転てつ条件という。)が、上記線路配線モデルの一要素としてどのように表現するかが重要な問題となる。
例えば、非特許文献1には、転てつ条件が列車検知区分と同様に線路配線の接続関係のキー要素として設定されるとともに、列車検知区分が転てつ条件に対して従属するように設定される線路配線モデルM1(図6(a)参照。)に基づき線路配線データを作成するための技術が開示されている。線路配線モデルM1は、線路配線H1に対する線路配線モデルであり、列車検知区分としての軌道回路1T、3T、4T及び転てつ器51は線路配線の接続関係のキー要素であり、軌道回路2Tは転てつ器51に従属するキー要素以外の要素となっている。
更に、転てつ条件が列車検知区分に従属するものとして設定される線路配線モデルM2、M3(図6(b)、図6(c)参照。)に基づき線路配線データを作成するための技術等も本発明者により考案されている。
線路配線モデルM2は、線路配線H1に対する線路配線モデルであり、列車検知区分としての各軌道回路1T〜4Tに対し、転てつ条件を示す転てつ表示m1〜m8が、各軌道回路1T〜4Tに従属するように前方隣接方向・後方隣接方向それぞれ配置されている。すなわち、軌道回路2Tの前方隣接方向には転てつ器51のR側及びN側が転てつ表示m4のように配置され、軌道回路3Tの後方隣接方向には転てつ器51のR側が転てつ表示m5のように配置され、軌道回路4Tの後方隣接方向には転てつ器51のN側が転てつ表示m7のように配置されている。
また、線路配線モデルM3は、線路配線H1に対して更に軌道回路5Tが転てつ器52を介して軌道回路2Tに接続された線路配線H2(図7参照。)に対する線路配線モデルであり、各軌道回路1T〜5Tに対し、転てつ条件を示す転てつ表示m9〜m19が、各軌道回路1T〜5Tに従属するように前方隣接方向・後方隣接方向それぞれ配置されている。すなわち、線路配線モデルM3では、軌道回路2Tの前方隣接方向に転てつ器52のR側及びN側が転てつ表示m12のように配置され、更に、転てつ器52のN側に転てつ器51のR側及びN側が転てつ表示m13のように配置され、軌道回路3Tの後方隣接方向には転てつ器52のN側及び転てつ器51のR側が転てつ表示m14のように配置され、軌道回路4Tの後方隣接方向には転てつ器52のN側及び転てつ器51のN側が転てつ表示m16のように配置され、軌道回路5Tの後方隣接方向には転てつ器52のR側が転てつ表示m18のように配置されている。
更に、転てつ条件が列車検知区分と同様に線路配線の接続関係のキー要素として設定される線路配線モデルM4(図6(d)参照。)に基づき線路配線データを作成するための技術も本発明者により考案されている。線路配線モデルM4は、線路配線H1に対する線路配線モデルであり、転てつ器51のR側及びN側が、列車検知区分としての軌道回路1T〜4Tと同様に線路配線を特定するためのキー要素となっている。
渡辺 俊勝、「電子連動装置(その3)−ソフトウェア概要−」、信号保安、社団法人信号保安協会(現、社団法人日本鉄道電気技術協会)、1984年6月10日、Vol.39、No.6、pp291(3)−296(8)
しかしながら、上記従来の技術には、次のような問題点がある。
すなわち、上記非特許文献1に開示されているような線路配線モデルM1等を用いて、線路配線情報が線路配線オブジェクト図として入力される場合、列車検知区分としての軌道回路1T、3T、4Tに対応するオブジェクトだけでなく、転てつ条件を表す転てつ器51に対応するオブジェクトも線路配線の接続関係のキー要素として入力されるため、このようなキー要素としてのオブジェクトの種類(軌道回路、転てつ器)が増えてしまう。このため、データ化処理(プログラム)の複雑化を招くこととなる。
更に、線路配線モデルM1では、軌道回路1T〜4Tは、何れも同じ種類(列車検知区分)の要素であるが、軌道回路1T、3T、4Tは、転てつ器51とともにキー要素として設定され、軌道回路2Tは、転てつ器51に従属するキー要素以外の要素として設定されるため、同じ種類のオブジェクトであってもキー要素としてのオブジェクトであったり、キー要素に従属するキー要素以外の要素としてのオブジェクトであったりする場合が生じる。このため、データ化処理(プログラム)の複雑化を招くこととなる。
更に、転てつ条件が列車検知区分に従属するものとして設定される線路配線モデルM2、M3等を用いて、線路配線情報が線路配線オブジェクト図として入力される場合、例えば、線路配線モデルM2において、転てつ器51は線路配線H1内で一つであるにもかかわらず、転てつ表示m4、m5、m7の3箇所に転てつ器51の転てつ表示に対応するオブジェクトを各々配置する必要があるため、転てつ表示に係る入力操作に時間がかかるとともに、データ化処理(プログラム)の複雑化を招くこととなる。このことは、線路配線モデルM3のように、軌道回路2Tの前方隣接方向に2つの転てつ器52、51(或いは、3つ以上の転てつ器。)が配置されるような場合には、更に複雑なものとなる。
更に、転てつ条件が列車検知区分と同様に線路配線の接続関係のキー要素として設定される線路配線モデルM4等を用いて、線路配線情報が線路配線オブジェクト図として入力される場合、列車検知区分としての軌道回路1T〜4Tに対応するオブジェクトだけでなく、転てつ条件を表す転てつ器51に対応するオブジェクトもキー要素として入力されるため、キー要素としてのオブジェクトの種類が増え、データ化処理(プログラム)の複雑化を招くこととなる。
以上のように、線路配線情報もしくは線路配線図のデータ化に好適なデータ入力用の線路配線モデルが見出せず、このため、線路配線データの作成が困難な状況となっている。
本発明の課題は、線路配線図を表す情報をデータ化して線路配線データを作成するデータ作成方法において、線路配線情報もしくは線路配線図のデータ化に好適なデータ入力用の線路配線モデルに基づいて、線路配線データを容易に作成できるようにするとともに、データ化処理の複雑化を回避できるようにすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
データ作成装置の制御部が、
オブジェクト図として、軌道回路を表わす軌道回路オブジェクトと、転てつ器を表わしノーマル側とリバース側とが定義された転てつ器オブジェクトと、前記軌道回路オブジェクト同士を接続するための接続線オブジェクトとを、入力された指示に応じて特定の接続態様で表示画面に描画したのち、
前記表示画面に描画されたオブジェクト図に従って、軌道回路及び転てつ器の間の接続関係を表すXML文書としての線路配線データを作成する、
線路配線データのデータ作成方法であって、
前記データ作成装置の前記制御部が、
前記軌道回路オブジェクトのみが線路配線の関係を表すキー要素のオブジェクト図として規定され、前記転てつ器オブジェクトが前記キー要素以外のオブジェクト図として規定された線路配線モデルに従って、前記軌道回路オブジェクトと前記転てつ器オブジェクトと前記接続線オブジェクトとが接続されるように、入力された指示に応じて複数の前記オブジェクト図を表示画面に描画する描画工程と、
前記データ作成装置の前記制御部が、
前記描画工程により描画された全ての前記キー要素のオブジェクト図の各々に対応させて前記XML文書の階層構造における所定の層のデータ要素をそれぞれ設け、これら所定の層のデータ要素の内部に、このデータ要素に対応づけられた1個の軌道回路オブジェクトの一端部又は両端部に前記描画工程により前記接続線オブジェクトを介して接続された他の軌道回路オブジェクトおよび前記転てつ器オブジェクトに関する情報が、前記XML文書の階層構造における前記所定の層より下位の層のデータ要素として記されるように、前記XML文書としての線路配線データを作成するデータ作成工程と、
を含み、
前記キー要素のオブジェクト図である前記軌道回路オブジェクトは、当該オブジェクト図の両端部又は一端部のみが前記接続線オブジェクトの一端部に接続されるオブジェクト図であり、
前記キー要素以外のオブジェクト図である前記転てつ器オブジェクトは、前記ノーマル側が前記接続線オブジェクトの両端以外の所定箇所に接続され、前記リバース側が前記接続線オブジェクトの一端に接続されるオブジェクト図であることを特徴としている。
従って、線路配線を表す情報が、当該線路配線のデータ化に好適なデータ入力用の線路配線モデル(例えば、線路配線モデルM。)に基づくGUIを介して入力できるので、線路配線を表す情報が容易に入力可能となる。
また、線路配線の接続関係を表すキー要素としてのオブジェクトを、描画される線路配線オブジェクト図のうち、両端部(或いは一端部)が接続線オブジェクトの一端部に接続される特定のオブジェクトに設定された場合、当該キー要素としてのオブジェクトは軌道回路オブジェクトのみであり、転てつ器オブジェクトは接続線(すなわち、軌道回路間の接続関係。)を表す接続線オブジェクトに従属する(すなわち、転てつ器オブジェクトは、接続線オブジェクトの両端以外の他の所定個所に接続される)キー要素以外の要素として入力され、キー要素が軌道回路オブジェクトに予め特定されているので、同じ種類(軌道回路)のオブジェクトであってもキー要素としてのオブジェクトであったり、キー要素に従属するキー要素以外の要素としてのオブジェクトであったりする場合が生じることなく、データ化処理の複雑化が回避できるとともに、転てつ器オブジェクトの入力が一度で済むので、入力操作が短時間で行える。
また、線路配線データが、XML文書としてのデータであるため、XML文書としてのデータが一般に利用可能な種々のツール(例えば、XMLスキーマ等。)が線路配線データに対しても容易に利用可能となる。
更に、XML文書としての線路配線データでは、キー要素としての軌道回路オブジェクトに係るデータ(例えば、図中符号A1に示すタグ名「軌道回路」のタグ等。)が、各々独立したデータ(もしくは、データ群)として取り扱われることが可能になるため、データ改修時の誤り(入力ミス等。)の要因が削減でき、高い操作性・保全性が実現できる。
更に、XML文書としての線路配線データでは、隣接する軌道回路同士の接続関係が、相手を相互に特定するような表現を用いてデータ化されたものとなっているので、データ入力の冗長化が可能となり、このような互いに冗長なデータ(例えば、図中符号A16,A261の各々に示す各タグを参照。)を利用することにより、データの多面表現に依拠したデータ検証が実行可能となる。加えて、互いに冗長な関係にあるデータ同士は、互いに異なるデータ構造を有するデータ内に埋め込まれる場合が生じ得るので(例えば、図中符号A271,A44の各々に示す各タグは、それぞれ、互いに異なるタグ名「開通方向」、「後方隣接軌道開通方向」の各タグ内に埋め込まれている。)、このように互いに異なるデータ構造を有する複数のデータを利用することにより、ダイバーシティ性の高いデータ検証が実行可能となる。
すなわち、本発明によれば、線路配線情報もしくは線路配線図のデータ化に好適なデータ入力用の線路配線モデルに基づいて線路配線オブジェクト図が描画できるので、このような線路配線モデルを用いることにより、XML文書としての線路配線データが容易に作成できるとともに、データ化処理の複雑化が回避できる。
図面を参照して本発明を適用したデータ作成装置100について詳細に説明する。
図1に示すように、データ作成装置100は、入力手段10、制御部20、ROM30、RAM40、表示手段50等を備え、これら各部はバス60を介して互いに接続されている。
入力手段10は、各種指示信号を入力を行うためのキーボードやマウス等を備え、入力された各種指示信号は制御部20に送信される。
制御部20は、ROM30に格納された各種プログラムを実行することにより、データ作成装置100を統括的に制御する。特に、制御部20は、ROM30に格納された線路配線データ作成プログラム31を実行することにより、線路配線を表す線路配線オブジェクト図を入力するための入力画像(例えば、図2に示す線路配線オブジェクト図入力画像11を参照。)を表示し、当該入力された線路配線オブジェクト図を解析して、当該線路配線を表すXML文書としての線路配線データ(例えば、線路配線XMLデータDを参照。)を作成する。
ROM(Read Only Memory)30は、制御部20によって実行される線路配線データ作成プログラム31等の各種プログラムを格納するとともに、当該プログラム実行時に必要な各種データを格納する。
RAM(Random Access Memory)40は、ROM30から読み出された上記各種プログラムを実行可能に展開して格納するとともに、プログラムの実行時に一時的に生成される各種データを一時格納する。
表示手段50は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathod Ray Tube)等の表示装置(図示せず。)を備え、制御部20から送信される各種表示情報(例えば、図2に示す線路配線オブジェクト図入力画像11。)を表示する。
なお、データ作成装置100は、記録媒体を着脱自在に備えるようにしてもよく、この場合、制御部20は、セットされた記録媒体に対してデータの書き込みや読み込みが自在に行える。特に、制御部20は、線路配線データ作成プログラム31を、セットされた記録媒体から読み込んで実行することが可能である。
次に、データ作成装置100の動作を説明する。以下に説明する動作は、制御部20が、ROM30に予め格納された線路配線データ作成プログラム31を実行することにより行われる。また、本実施の形態では、一例として、線路配線H1を表す線路配線XMLデータDを作成する場合について説明する。
まず、制御部20は、GUIとして、線路配線H1を表すための情報を入力するエディタ用の画面を表示手段50の表示装置に表示し、操作者は、当該エディタ用の画面に線路配線H1に対する線路配線オブジェクト図入力画像11(線路配線情報を入力するための線路配線モデルMに基づく。)を表示手段50のマウスやキーボードを用いて配置する。以下、線路配線オブジェクト図入力画像11に対する説明は、線路配線モデルMに対する説明と同意とする。
ここで、線路配線オブジェクト図入力画像11は、軌道回路や転てつ器を表す複数の軌道回路オブジェクトX1〜X4及び転てつ器オブジェクトX5と、各軌道回路オブジェクトX1〜X4及び転てつ器オブジェクトX5の接続関係を表す接続線オブジェクトY1〜Y3とにより構成されている。すなわち、軌道回路オブジェクトX1は接続線オブジェクトY1を介して軌道回路オブジェクトX2に接続され、軌道回路オブジェクトX2は接続線オブジェクトY3を介して軌道回路オブジェクトX4に接続され、接続線オブジェクトY3の略中央には転てつ器オブジェクトX5のN側が接続され、軌道回路オブジェクトX3は接続線オブジェクトY2を介して転てつ器オブジェクトX5のR側に接続されている。制御部20は、接続線オブジェクトY3のうち、軌道回路オブジェクトX2と転てつ器オブジェクトX5との間の領域B1を、接続線オブジェクトY2、Y3の各々が表す接続線の共通の領域であると判定する。
また、軌道回路オブジェクトX1〜X4及び転てつ器オブジェクトX5や接続線オブジェクトY1〜Y3は、上記エディタ用の画面に対し、入力手段10を介して操作者により入力されたものである。
また、各軌道回路オブジェクトX1〜X4及び転てつ器オブジェクトX5の各々にはオブジェクト属性が予め設定されている。例えば、軌道回路オブジェクトX1〜X4には、「軌道回路」を示すオブジェクト属性が予め設定されており、転てつ器オブジェクトX5には、「転てつ器」を示すオブジェクト属性が予め設定されている。このように予め設定されたオブジェクト属性は、オブジェクトの形状や色等により視覚的に確認できるようになっている。
また、オブジェクト属性には、操作者により入力手段10を介して入力された他の情報を加えることも可能であり、例えば、各オブジェクトの名称を表す情報を加えることも可能である。すなわち、軌道回路オブジェクトX1〜X4の各オブジェクト属性には、それぞれ、軌道回路の名称「1T」〜「4T」を表す情報が加えられており、転てつ器オブジェクトX5のオブジェクト属性には、転てつ器の名称「51」を表す情報とともに、転てつ器に固有の「N」、「R」を表す情報が加えられている。
次に、制御部20は、軌道回路オブジェクトX1〜X4及び転てつ器オブジェクトX5の各属性と、接続線オブジェクトY1〜Y3によって表される軌道回路オブジェクトX1〜X4及び転てつ器オブジェクトX5の接続関係とを解析して線路配線H1を表す線路配線XMLデータDを作成する。
すなわち、制御部20は、軌道回路オブジェクトX2が表す軌道回路2Tの前方隣接方向に配置された接続線オブジェクトY2及びY3上に転てつ器オブジェクトX5(転てつ器51)が配置されていることにより(この場合、転てつ器51が軌道回路2Tに関連付けされて配置されていることが示されている。)、線路配線XMLデータDに対し、軌道回路オブジェクトX2に係る図中符号A231、A232の各々に示す各タグの要素内で、更にタグ名「開通方向」のタグの要素内に、図中符号A241、A242の各々に示すタグ名「転てつ条件」の各タグを設ける。
そして、制御部20は、線路配線XMLデータDに対し、軌道回路を表す軌道回路オブジェクトX1〜X4(各オブジェクト属性を含む。)の各々に基づいて、要素名「軌道回路」の4つのタグ(図中符号A1〜A4に各々対応する。)を設けると共に、図中符号A1〜A4に示す4つのタグの各々の内に、それぞれ、図中符号A12、A22、A32、A42の各々に示す要素名「軌道回路名」の各タグと、図中符号A13、A231(及び、A232)、A33、A43の各々に示す要素名「転てつ開通方向」の各タグを転てつ開通方向の数に応じて設ける。
更に、制御部20は、線路配線XMLデータDに対し、軌道回路オブジェクトX1、X2を互いに接続する接続線オブジェクトY1(すなわち、接続線オブジェクトY1は、軌道回路オブジェクトX1が表す軌道回路1Tの前方隣接方向に配置され、軌道回路オブジェクトX2が表す軌道回路2Tの後方隣接方向に配置されている。)に基づいて、軌道回路オブジェクトX1に係る図中符号A13に示すタグの要素内に、図中符号A16に示すタグ名「前方隣接軌道回路名」と「前方隣接軌道開通方向」の各タグを設け、軌道回路オブジェクトX2に係る図中符号A231、A232に各々示す各タグの要素内に、図中符号A261、A262の各々に示すタグ名「後方隣接軌道回路名」と「後方隣接軌道開通方向」の各タグを設ける。
更に、制御部20は、線路配線XMLデータDに対し、軌道回路オブジェクトX2、X4を互いに接続する接続線オブジェクトY3(すなわち、接続線オブジェクトY3は、軌道回路オブジェクトX2が表す軌道回路2Tの前方隣接方向に配置され、軌道回路オブジェクトX4が表す軌道回路4Tの後方隣接方向に配置されている。)に基づいて、軌道回路オブジェクトX2に係る図中符号A231に示すタグの要素内に、図中符号A271に示すタグ名「前方隣接軌道回路名」と「前方隣接軌道開通方向」の各タグを設け、図中符号A43に示す軌道回路オブジェクトX4に係るタグの要素内に、図中符号A48に示すタグ名「後方隣接軌道回路名」と「後方隣接軌道開通方向」の各タグを設ける。
更に、制御部20は、線路配線XMLデータDに対し、軌道回路オブジェクトX2、X3が転てつ器オブジェクトX5を介して互いに接続する接続線オブジェクトY2(すなわち、接続線オブジェクトY2は、軌道回路オブジェクトX2が表す軌道回路2Tの前方隣接方向に配置され、軌道回路オブジェクトX3が表す軌道回路3Tの後方隣接方向に配置されている。)に基づいて、軌道回路オブジェクトX2に係る図中符号A232に示すタグの要素内に、図中符号A272に示すタグ名「前方隣接軌道回路名」と「前方隣接軌道開通方向」の各タグを設け、図中符号A33に示す軌道回路オブジェクトX3に係るタグの要素内に、図中符号A37に示す「後方隣接軌道回路名」と「後方隣接軌道開通方向」の各タグを設ける。
一方で、制御部20は、線路配線XMLデータDに対し、軌道回路オブジェクトX3が表す軌道回路3Tの後方隣接方向に接続線オブジェクトY2を介して転てつ器オブジェクトX5が表す転てつ器51のR側が接続されていることにより、軌道回路オブジェクトX3に係る図中符号A37に示すタグ名「後方隣接軌道開通方向」のタグの要素内に、図中符号A34に示すタグ名「転てつ条件」のタグを設けるとともに、軌道回路オブジェクトX4が表す軌道回路4Tの後方隣接方向に接続線オブジェクトY3を介して転てつ器オブジェクトX5が表す転てつ器51のN側が接続されていることにより、軌道回路オブジェクトX4に係る図中符号A48に示すタグ名「後方隣接軌道開通方向」のタグの要素内に、図中符号A44に示すタグ名「転てつ条件」のタグを設ける。
以上のようにして、制御部20は、線路配線オブジェクト図入力画像11に基づいて、線路配線XMLデータDを作成する。更に、所定のXMLアプリケーションプログラムを用いることにより、線路配線XMLデータDから線路配線オブジェクト図入力画像11が一意的に作成できる。
以上説明したように、データ作成装置100は、線路配線H1を表す線路配線オブジェクト図入力画像11から、線路配線H1を表す線路配線XMLデータDを作成する。ここで、線路配線オブジェクト図入力画像11では、軌道回路2Tと、軌道回路3T、4Tとの間の転てつ条件が、接続線オブジェクトY2、接続線オブジェクトY3に関連付けられて形成された一つの転てつ器オブジェクトX5(転てつ器51)のみにより表現されている。
従って、線路配線H1を表す情報が、線路配線オブジェクト図入力画像11のように、線路配線H1のデータ化に好適なデータ入力用の線路配線モデルMに基づくGUIを介して入力できるので、線路配線H1を表す情報が容易に入力可能となる。
また、線路配線の接続関係を表すキー要素としてのオブジェクト(例えば、描画された線路配線オブジェクト図入力画像11のうち、両端部(或いは一端部のみ)が接続線オブジェクトY1〜Y3の何れかの一端部に接続されているオブジェクトを意味する。)は、軌道回路を表す軌道回路オブジェクトX1〜X4のみであり、転てつ条件を表す転てつ器オブジェクトX5は接続線オブジェクトY2、Y3(すなわち、軌道回路間の接続関係。)に従属する(すなわち、転てつ器オブジェクトX5は、そのN側が接続線オブジェクトY3の両端以外の他の所定個所に接続され、R側が接続線オブジェクトY2の一端に接続されている)キー要素以外の要素として入力され、キー要素が軌道回路オブジェクトX1〜X4に予め特定されているので、同じ種類(軌道回路)のオブジェクトであってもキー要素としてのオブジェクトであったり、キー要素に従属するキー要素以外の要素としてのオブジェクトであったりする場合が生じることなく、データ化処理(線路配線データ作成プログラム31)の複雑化が回避できるとともに、転てつ器オブジェクトX5の入力が一度で済むので、入力操作が短時間で行える。
また、線路配線XMLデータDが、XML文書としてのデータであるため、XML文書としてのデータが一般に利用可能な種々のツール(例えば、XMLスキーマ等。)が線路配線XMLデータDに対しても容易に利用可能となる。
更に、XML文書としての線路配線XMLデータDでは、キー要素としての軌道回路オブジェクトに係るデータ(例えば、図3の図中符号A1に示すタグ名「軌道回路」のタグ等。)が、独立したデータ(もしくは、データ群。)として取り扱われることが可能になるため、データ改修時の誤り(入力ミス等。)の要因が削減でき、高い操作性・保全性が実現できる。
更に、XML文書としての線路配線XMLデータDは、隣接する軌道回路同士の接続関係が、相手を相互に特定するような表現を用いてデータ化されたものとなっているので、データ入力の冗長化が可能となり、このような互いに冗長なデータ(例えば、図3の図中符号A16,A261の各々に示す各タグを参照。)を利用することにより、データの多面表現に依拠したデータ検証が実行可能となる。加えて、互いに冗長な関係にあるデータ同士は、互いに異なるデータ構造を有するデータ内に埋め込まれる場合が生じ得るので(例えば、図3の図中符号A271,A44の各々に示す各タグは、それぞれ、互いに異なるタグ名「開通方向」、「後方隣接軌道開通方向」の各タグ内に埋め込まれている。)、このように互いに異なるデータ構造を有する複数のデータを利用することにより、ダイバーシティ性の高いデータ検証が実行可能となる。
すなわち、上記説明した線路配線モデルMは、線路配線情報もしくは線路配線図のデータ化に好適なデータ入力用の線路配線モデルであり、このような線路配線モデルMを用いることにより、XML文書としての線路配線XMLデータDが容易に作成できるとともに、データ化処理の複雑化が回避できる。
なお、本実施の形態における記述は、本発明に係るデータ作成装置、データ作成方法及びデータ作成プログラムの一例を示すものであり、これに限定されるものではない。本実施の形態におけるデータ作成装置100、データ作成プログラム31の細部構成および詳細動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、線路配線オブジェクト図入力画像11に限らず、線路配線オブジェクト図入力画像11から軌道回路オブジェクトX1及び接続線オブジェクトY1を除いた線路配線オブジェクト図に対しても、該当する線路配線XMLデータが、線路配線XMLデータDの一部を改修することにより容易に作成可能である。更に、線路配線オブジェクト図入力画像11のうち、軌道回路オブジェクトX1、X2及び接続線オブジェクトY1のみによって成る線路配線オブジェクト図に対しても、該当する線路配線XMLデータが、線路配線XMLデータDの一部を改修することにより容易に作成可能である。
また、本実施の形態においては、4つの軌道回路1T〜4Tが配置された線路配線Hに対する線路配線XMLデータDを作成する場合について説明したが、線路配線は、これに限らず、更に多くの軌道回路が配置された線路配線に対しても適用可能である。例えば、図7に示す線路配線H2等であっても良いし、更に、より複雑な線路配線であっても本発明は適用可能である。ここで、図4に、線路配線H2に対する線路配線オブジェクト図入力画像11a(線路配線モデルM11)を示す。線路配線オブジェクト図入力画像11aには、転てつ器52を表す転てつ器オブジェクトX7のN側が、転てつ器オブジェクトX5よりも軌道回路オブジェクトX2寄り、つまり、接続線オブジェクトY3のうち、接続線オブジェクトY2、Y3が各々表す接続線の共通の領域B2に接続され、軌道回路オブジェクトX6が、軌道回路オブジェクトX7のR側に接続線オブジェクトY4を介して接続されている。ここで、接続線オブジェクトY3のうち、軌道回路オブジェクトX2と転てつ器オブジェクトX7との間の領域B3は、接続線オブジェクトY2、Y3、Y4の各々が表す接続線の共通の領域であり、転てつ器オブジェクトX7、X5の間の領域B2は、接続線オブジェクトY2、Y3の各々が表す接続線の共通の領域であると制御部20により判定される。
また、軌道回路に限らず、列車位置を検知可能な種々の列車検知区分に対しても適用可能である。
また、本発明の実施形態の一側面によれば、線路を走行する列車位置を検知するための列車検知区分を表す列車検知区分オブジェクト(例えば、軌道回路オブジェクトX1〜X4。)と、該列車検知区分オブジェクト同士を接続するための接続線オブジェクト(例えば、接続線オブジェクトY1〜Y3。)と、前記接続線に関連付けて設けられる転てつ器を表す転てつ器オブジェクト(例えば、転てつ器オブジェクトX5。)とにより構成される所定の線路配線モデル(例えば、線路配線モデルM。)に基づく線路配線オブジェクト図(例えば、線路配線オブジェクト図入力画像11。)を、入力された指示に応じて表示画面に描画する描画手段(例えば、データ作成プログラムを実行する制御部20。)と、前記描画された線路配線オブジェクト図に基づいて、当該線路配線オブジェクト図を構成する前記列車検知区分及び転てつ器の間の接続関係を表すXML(eXtensible Markup Language)文書としての線路配線データ(例えば、線路配線XMLデータD。)を作成するデータ作成手段(例えば、データ作成プログラム31を実行する制御部20。)とを備えるデータ作成装置が達成される。
更に、前記データ作成手段は、第1、第2の列車検知区分オブジェクト(例えば、それぞれ、軌道回路オブジェクトX1、X2。)が接続線オブジェクト(例えば、接続線オブジェクトY1。)の二つの端部の各々に接続されて成る線路配線オブジェクト図(例えば、線路配線オブジェクト図入力画像11のうち、軌道回路オブジェクトX1、X2及び接続線オブジェクトY1のみによって構成される部分。)が前記描画手段により描画された場合、当該線路配線オブジェクト図に基づいて、前記第1の列車検知区分オブジェクトに対応する第1のタグ(例えば、図中符号A1に示すタグ。)と、前記第2の列車検知区分オブジェクトに対応する第2のタグ(例えば、図中符号A2に示すタグ。)とを並列的に設け、前記第2の列車検知区分オブジェクトが前記第1の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示す第3のタグ(例えば、図中符号A13に示すタグ。)を前記第1のタグの要素内に設け、前記第1の列車検知区分オブジェクトが前記第2の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示す第4のタグ(例えば、図中符号A231に示すタグ。)を前記第2のタグの要素内に設けて線路配線データを作成するようにできる。
また、前記データ作成手段は、第1、第2の列車検知区分オブジェクト(例えば、それぞれ、軌道回路オブジェクトX2、X4。)が第1の接続線オブジェクト(例えば、接続線オブジェクトY3。)の二つの端部の各々に接続され、転てつ器オブジェクト(例えば、転てつ器オブジェクトX5。)が前記第1の接続線オブジェクトの所定個所に接続され、第3の列車検知区分オブジェクト(例えば、軌道回路オブジェクトX3。)と前記転てつ器オブジェクトとが第2の接続線オブジェクト(例えば、接続線オブジェクトY2。)の二つの端部の各々に接続され、前記第2、第3の列車検知区分オブジェクトが互いに並列して配置されて成る線路配線オブジェクト図(例えば、線路配線オブジェクト図入力画像11から、軌道回路オブジェクトX1及び接続線オブジェクトY1を除いた部分。)が前記描画手段により描画された場合、当該線路配線オブジェクト図に基づいて、前記第1の列車検知区分オブジェクトに対応する第1のタグ(例えば、図中符号A2に示すタグ。)と、前記第2の列車検知区分オブジェクトに対応する第2のタグ(例えば、図中符号A4に示すタグ。)と、前記第3の列車検知区分オブジェクトに対応する第3のタグ(例えば、図中符号A3に示すタグ。)とを並列的に設け、前記第2の列車検知区分オブジェクトが前記転てつ器オブジェクトを介して前記第1の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示す第4のタグ(例えば、図中符号A231に示すタグ。)を前記第1のタグの要素内に設け、前記第3の列車検知区分オブジェクトが前記転てつ器オブジェクトを介して前記第1の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示す第5のタグ(例えば、図中符号A232に示すタグ。)を前記第1のタグの要素内に設け、前記第1の列車検知区分オブジェクトが前記転てつ器オブジェクトを介して前記第2の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示す第6のタグ(例えば、図中符号A43に示すタグ。)を前記第2のタグの要素内に設け、前記第1の列車検知区分オブジェクトが前記転てつ器を介して前記第3の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示す第7のタグ(例えば、図中符号A33に示すタグ。)を前記第3のタグの要素内に設けて線路配線データを作成するようにできる。
また、前記データ作成手段は、第1、第2の列車検知区分オブジェクト(例えば、それぞれ、軌道回路オブジェクトX1、X2。)が第1の接続線オブジェクト(例えば、接続線オブジェクトY1。)の二つの端部の各々に接続され、第3の列車検知区分オブジェクト(例えば、軌道回路オブジェクトX4。)と前記第2の列車検知区分オブジェクトとが第2の接続線オブジェクト(例えば、接続線オブジェクトY3。)の二つの端部の各々に接続され、転てつ器オブジェクト(例えば、転てつ器オブジェクトX5。)が前記第2の接続線オブジェクトの所定個所に接続され、第4の列車検知区分オブジェクト(例えば、軌道回路オブジェクトX3。)と前記転てつ器オブジェクトとが第3の接続線オブジェクト(例えば、接続線オブジェクトY2。)の二つの端部の各々に接続され、前記第3、第4の列車検知区分オブジェクトが互いに並列して配置されて成る線路配線オブジェクト図(例えば、線路配線オブジェクト図入力画像11。)が前記描画手段により描画された場合、当該線路配線オブジェクト図に基づいて、前記第1の列車検知区分オブジェクトに対応する第1のタグ(例えば、図中符号A1に示すタグ。)と、前記第2の列車検知区分オブジェクトに対応する第2のタグ(例えば、図中符号A2に示すタグ。)と、前記第3の列車検知区分オブジェクトに対応する第3のタグ(例えば、図中符号A4に示すタグ。)と、前記第4の列車検知区分オブジェクトに対応する第4のタグ(例えば、図中符号A3に示すタグ。)とを並列的に設け、前記第2の列車検知区分オブジェクトが前記第1の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示す第5のタグ(例えば、図中符号A13に示すタグ。)を前記第1のタグの要素内に設け、前記第1の列車検知区分オブジェクトが前記第2の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示すとともに、前記第3の列車検知区分オブジェクトが前記転てつ器オブジェクトを介して前記第2の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示す第6のタグ(例えば、図中符号A231に示すタグ。)を前記第2のタグの要素内に設け、前記第1の列車検知区分オブジェクトが前記第2の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示すとともに、前記第4の列車検知区分オブジェクトが前記転てつ器オブジェクトを介して前記第2の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示す第7のタグ(例えば、図中符号A232に示すタグ。)を前記第2のタグの要素内に設け、前記第2の列車検知区分オブジェクトが前記転てつ器オブジェクトを介して前記第3の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示す第8のタグ(例えば、図中符号A43に示すタグ。)を前記第3のタグの要素内に設け、前記第2の列車検知区分オブジェクトが前記転てつ器オブジェクトを介して前記第4の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示す第9のタグ(例えば、図中符号A33に示すタグ。)を前記第4のタグの要素内に設けて線路配線データを作成するようにできる。
また、本発明の実施形態の一側面によれば、線路を走行する列車位置を検知するための列車検知区分を表す列車検知区分オブジェクト(例えば、軌道回路オブジェクトX1〜X4。)と、該列車検知区分オブジェクト同士を接続するための接続線オブジェクト(例えば、接続線オブジェクトY1〜Y3。)と、前記接続線に関連付けて設けられる転てつ器を表す転てつ器オブジェクト(例えば、転てつ器オブジェクトX5。)とにより構成される所定の線路配線モデル(例えば、線路配線モデルM。)に基づく線路配線オブジェクト図(例えば、線路配線オブジェクト図入力画像11。)を、入力された指示に応じて表示画面に描画する描画ステップと、前記描画された線路配線オブジェクト図に基づいて、当該線路配線オブジェクト図を構成する前記列車検知区分及び転てつ器の間の接続関係を表すXML文書としての線路配線データ(例えば、線路配線XMLデータD。)を作成するデータ作成ステップと、を含むデータ作成方法を提供できる。
更に、前記データ作成ステップでは、第1、第2の列車検知区分オブジェクト(例えば、それぞれ、軌道回路オブジェクトX1、X2。)が接続線オブジェクト(例えば、接続線オブジェクトY1。)の二つの端部の各々に接続されて成る線路配線オブジェクト図(例えば、線路配線オブジェクト図入力画像11のうち、軌道回路オブジェクトX1、X2及び接続線オブジェクトY1のみによって構成される部分。)が描画された場合、当該線路配線オブジェクト図に基づいて、前記第1の列車検知区分オブジェクトに対応する第1のタグ(例えば、図中符号A1に示すタグ。)と、前記第2の列車検知区分オブジェクトに対応する第2のタグ(例えば、図中符号A2に示すタグ。)とを並列的に設け、前記第2の列車検知区分オブジェクトが前記第1の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示す第3のタグ(例えば、図中符号A13に示すタグ。)を前記第1のタグの要素内に設け、前記第1の列車検知区分オブジェクトが前記第2の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示す第4のタグ(例えば、図中符号A231に示すタグ。)を前記第2のタグの要素内に設けて線路配線データを作成するようにできる。
また、前記データ作成ステップでは、第1、第2の列車検知区分オブジェクト(例えば、それぞれ、軌道回路オブジェクトX2、X4。)が第1の接続線オブジェクト(例えば、接続線オブジェクトY3。)の二つの端部の各々に接続され、転てつ器オブジェクト(例えば、転てつ器オブジェクトX5。)が前記第1の接続線オブジェクトの所定個所に接続され、第3の列車検知区分オブジェクト(例えば、軌道回路オブジェクトX3。)と前記転てつ器オブジェクトとが第2の接続線オブジェクト(例えば、接続線オブジェクトY2。)の二つの端部の各々に接続され、前記第2、第3の列車検知区分オブジェクトが互いに並列して配置されて成る線路配線オブジェクト図(例えば、線路配線オブジェクト図入力画像11から、軌道回路オブジェクトX1及び接続線オブジェクトY1を除いた部分。)が描画された場合、当該線路配線オブジェクト図に基づいて、前記第1の列車検知区分オブジェクトに対応する第1のタグ(例えば、図中符号A2に示すタグ。)と、前記第2の列車検知区分オブジェクトに対応する第2のタグ(例えば、図中符号A4に示すタグ。)と、前記第3の列車検知区分オブジェクトに対応する第3のタグ(例えば、図中符号A3に示すタグ。)とを並列的に設け、前記第2の列車検知区分オブジェクトが前記転てつ器オブジェクトを介して前記第1の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示す第4のタグ(例えば、図中符号A231に示すタグ。)を前記第1のタグの要素内に設け、前記第3の列車検知区分オブジェクトが前記転てつ器オブジェクトを介して前記第1の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示す第5のタグ(例えば、図中符号A232に示すタグ。)を前記第1のタグの要素内に設け、前記第1の列車検知区分オブジェクトが前記転てつ器オブジェクトを介して前記第2の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示す第6のタグ(例えば、図中符号A43に示すタグ。)を前記第2のタグの要素内に設け、前記第1の列車検知区分オブジェクトが前記転てつ器を介して前記第3の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示す第7のタグ(例えば、図中符号A33に示すタグ。)を前記第3のタグの要素内に設けて線路配線データを作成するようにできる。
また、前記データ作成ステップでは、第1、第2の列車検知区分オブジェクト(例えば、それぞれ、軌道回路オブジェクトX1、X2。)が第1の接続線(例えば、接続線オブジェクトY1。)の二つの端部の各々に接続され、第3の列車検知区分オブジェクト(例えば、軌道回路オブジェクトX4。)と前記第2の列車検知区分オブジェクトとが第2の接続線オブジェクト(例えば、接続線オブジェクトY3。)の二つの端部の各々に接続され、転てつ器オブジェクト(例えば、転てつ器オブジェクトX5。)が前記第2の接続線オブジェクトの所定個所に接続され、第4の列車検知区分オブジェクト(例えば、軌道回路オブジェクトX3。)と前記転てつ器オブジェクトとが第3の接続線オブジェクト(例えば、接続線オブジェクトY2。)の二つの端部の各々に接続され、前記第3、第4の列車検知区分オブジェクトが互いに並列して配置されて成る線路配線オブジェクト図(例えば、線路配線オブジェクト図入力画像11。)が描画された場合、当該線路配線オブジェクト図に基づいて、前記第1の列車検知区分オブジェクトに対応する第1のタグ(例えば、図中符号A1に示すタグ。)と、前記第2の列車検知区分オブジェクトに対応する第2のタグ(例えば、図中符号A2に示すタグ。)と、前記第3の列車検知区分オブジェクトに対応する第3のタグ(例えば、図中符号A4に示すタグ。)と、前記第4の列車検知区分オブジェクトに対応する第4のタグ(例えば、図中符号A3に示すタグ。)とを並列的に設け、前記第2の列車検知区分オブジェクトが前記第1の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示す第5のタグ(例えば、図中符号A13に示すタグ。)を前記第1のタグの要素内に設け、前記第1の列車検知区分オブジェクトが前記第2の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示すとともに、前記第3の列車検知区分オブジェクトが前記転てつ器オブジェクトを介して前記第2の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示す第6のタグ(例えば、図中符号A231に示すタグ。)を前記第2のタグの要素内に設け、前記第1の列車検知区分オブジェクトが前記第2の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示すとともに、前記第4の列車検知区分オブジェクトが前記転てつ器オブジェクトを介して前記第2の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示す第7のタグ(例えば、図中符号A232に示すタグ。)を前記第2のタグの要素内に設け、前記第2の列車検知区分オブジェクトが前記転てつ器オブジェクトを介して前記第3の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示す第8のタグ(例えば、図中符号A43に示すタグ。)を前記第3のタグの要素内に設け、前記第2の列車検知区分オブジェクトが前記転てつ器オブジェクトを介して前記第4の列車検知区分オブジェクトに接続されていることを示す第9のタグ(例えば、図中符号A33に示すタグ。)を前記第4のタグの要素内に設けて線路配線データを作成するようにできる。
本発明を適用したデータ作成装置の内部構造を示すブロック図である。 図1に示す表示手段に表示される線路配線オブジェクト図入力画像の一例を示す図である。 図2に示す線路配線オブジェクト図入力画像に対応する線路配線XMLデータの内容を示す図である。 線路配線オブジェクト図入力画像の他の例を示す図である。 線路配線の一例を示す図である。 (a)〜(d)は、従来の線路配線モデルを示す図である。 線路配線の他の例を示す図である。
符号の説明
10 入力手段
11、11a 線路配線オブジェクト図入力画像
20 制御部
30 ROM
31 データ作成プログラム
40 RAM
50 表示手段
51、52 転てつ器
60 バス
100 データ作成装置
D 線路配線XMLデータ
H1、H2 線路配線
M、M1〜M4 線路配線モデル
1T〜5T 軌道回路

Claims (1)

  1. データ作成装置の制御部が、
    オブジェクト図として、軌道回路を表わす軌道回路オブジェクトと、転てつ器を表わしノーマル側とリバース側とが定義された転てつ器オブジェクトと、前記軌道回路オブジェクト同士を接続するための接続線オブジェクトとを、入力された指示に応じて特定の接続態様で表示画面に描画したのち、
    前記表示画面に描画されたオブジェクト図に従って、軌道回路及び転てつ器の間の接続関係を表すXML文書としての線路配線データを作成する、
    線路配線データのデータ作成方法であって、
    前記データ作成装置の前記制御部が、
    前記軌道回路オブジェクトのみが線路配線の関係を表すキー要素のオブジェクト図として規定され、前記転てつ器オブジェクトが前記キー要素以外のオブジェクト図として規定された線路配線モデルに従って、前記軌道回路オブジェクトと前記転てつ器オブジェクトと前記接続線オブジェクトとが接続されるように、入力された指示に応じて複数の前記オブジェクト図を表示画面に描画する描画工程と、
    前記データ作成装置の前記制御部が、
    前記描画工程により描画された全ての前記キー要素のオブジェクト図の各々に対応させて前記XML文書の階層構造における所定の層のデータ要素をそれぞれ設け、これら所定の層のデータ要素の内部に、このデータ要素に対応づけられた1個の軌道回路オブジェクトの一端部又は両端部に前記描画工程により前記接続線オブジェクトを介して接続された他の軌道回路オブジェクトおよび前記転てつ器オブジェクトに関する情報が、前記XML文書の階層構造における前記所定の層より下位の層のデータ要素として記されるように、前記XML文書としての線路配線データを作成するデータ作成工程と、
    を含み、
    前記キー要素のオブジェクト図である前記軌道回路オブジェクトは、当該オブジェクト図の両端部又は一端部のみが前記接続線オブジェクトの一端部に接続されるオブジェクト図であり、
    前記キー要素以外のオブジェクト図である前記転てつ器オブジェクトは、前記ノーマル側が前記接続線オブジェクトの両端以外の所定箇所に接続され、前記リバース側が前記接続線オブジェクトの一端に接続されるオブジェクト図であることを特徴とする線路配線データのデータ作成方法。
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