JP4699859B2 - バケットおよび作業機械 - Google Patents

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Description

本発明は、掘削して得た土砂を運搬する作業機械に取り付けられるバケット、および、当該バケットを備えた作業機械に関する。
従来、作業機械として、ホイールローダおよび油圧ショベル等が知られている。このようなホイールローダおよび油圧ショベルは、掘削した土砂等をトラック等に積み込むためのバケットを備えている。このバケットの底部先端縁には、カッティングエッジが形成されており、当該カッティングエッジの先端縁には、土壌等を掘削しやすくするための複数のツースが所定の間隔ごとに取り付けられている。
このようなバケットは、カッティングエッジが磨耗してくると掘削性能が低下するため、カッティングエッジの先端部分におけるツース間に磨耗防止板として機能するセグメントエッジを取り付ける構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載のセグメントエッジは、それぞれのツースの間に、カッティングエッジの先端部分を覆うように交換可能に取り付けられている。このようなセグメントエッジにより、カッティングエッジの磨耗を抑えることができる一方で、磨耗した磨耗防止板は交換することができ、バケットの掘削性能の低下を防ぐことができる。
一方、特許文献1に記載のセグメントエッジをより簡略化したセグメントエッジを有するバケットの構造が提案されている。この構造におけるセグメントエッジは、平面視略矩形状とされ、バケットの外側の面に対して溶接により取り付けられる。このセグメントエッジのカッティングエッジへの溶接箇所としては、当該セグメントエッジの略中央に穿設された溶接孔の内周に加え、カッティングエッジの先端縁とセグメントエッジの上面とで形成される隅肉部分が挙げられる。
特開2004−183396号公報
しかしながら、前述のセグメントエッジでは、カッティングエッジの撓みにより、当該セグメントエッジの脱落および破損が生じる場合があるという問題がある。
すわなち、セグメントエッジは平面視略矩形状の短辺部材であり剛性が高く撓みにくい上、バケットとセグメントエッジとの溶接部分は靭性が低いため、カッティングエッジが掘削作業時の加重で撓むと、セグメントエッジが当該撓みに追従することができない。この際、カッティングエッジの先端縁に沿った溶接部分に応力が集中してしまうため、当該溶接部分に亀裂が発生し、セグメントエッジがカッティングエッジから脱落してしまう場合がある。このような場合、セグメントエッジの再溶接等を頻繁に行わなくてはならないという問題がある。
本発明の目的は、セグメントエッジの脱落および破損を抑制できるバケットおよび作業機械を提供することにある。
前記した目的を達成するために、本発明の請求項1に係るバケットは、掘削して得た土砂を運搬する作業機械に取り付けられるバケットであって、当該バケットの先端縁を形成するカッティングエッジを備え、前記カッティングエッジには、所定の間隔を隔てて取り付けられる複数のツースと、前記ツース間に配置され、先端部分が前記カッティングエッジの先端縁から突出するように溶接されるセグメントエッジとが設けられ、前記セグメントエッジは、前記先端縁に沿って互いに隙間を介して配列された複数の板状体により構成され、前記各板状体は、前記先端縁に沿った溶接部と、前記先端縁からの当該板状体の突出方向に長径を有する長円形状の孔部とを有し、前記各板状体は、前記溶接部と、前記孔部の内周とで前記カッティングエッジに溶接されることを特徴とする。
本発明の請求項2に係るバケットは、前述の請求項1に係るバケットにおいて、前記溶接部は、前記先端縁に沿う幅方向の両端に所定寸法のスペースを空けて、前記カッティングエッジに溶接されることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る作業機械は、請求項1または請求項2のいずれかに記載のバケットを備えることを特徴とする。
本発明のバケットによれば、カッティングエッジの先端縁に沿って互いに配列される複数の板状体間の隙間により、カッティングエッジの撓みに対してセグメントエッジが追従するので、カッティングエッジに撓みが生じた際に、セグメントエッジの溶接部に生じる応力を小さくできる。従って、セグメントエッジの破損およびカッティングエッジからの脱落を抑制できる。
すなわち、セグメントエッジが、それぞれ溶接部及び孔部を有する複数の板状体によって構成されているので、カッティングエッジに撓みが生じた場合に、それぞれの板状体が離間または近接することにより当該撓みに確実に追従することができる。従って、セグメントエッジの脱落を確実に抑制できる。
また、セグメントエッジを複数の板状体により構成することにより、破損および脱落を抑制できるセグメントエッジを簡易に構成できる。
本発明の請求項3に係る作業機械によれば、前述のバケットと同様の効果を奏することができる。また、これにより、作業機械のメンテナンスの煩雑さを低減できる。
〔1.第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るホイルローダ1を示す左側面図である。
ホイルローダ1は、掘削して得た土砂等をトラック等に運搬する作業機械である。このホイルローダ1は、図1に示すように、前部ユニット21および後部ユニット22を有する車体本体2を備えている。
このうち、前部ユニット21は、後部ユニット22に対して水平方向に回動可能に接続されている。これら前部ユニット21および後部ユニット22には、それぞれ2つずつのタイヤ31,32が設けられており、それぞれのタイヤ31,32は、当該後部ユニット22内部に設けられた図示しないエンジンから駆動力を得て、車体本体2を自走可能に構成している。
さらに、後部ユニット22の前方側部分で、車体本体2の略中央には、内部に運転席を有するキャブ221が設けられており、運転席における操作者の操作により、ホイルローダ1が操作できるように構成されている。
前部ユニット21の前方側には、土砂等を掘削するとともに、当該土砂等を運搬する容器状のバケット4が、また、後方側には、バケット4を移動させるリンク機構5が設けられている。
このうち、リンク機構5は、ブーム51と、リフトシリンダ(図示省略)と、バケットシリンダ52と、ベルクランク53と、連結リンク54とを備えて構成されている。
ブーム51は、基端側が取付軸Aにおいて回動自在に車体本体2に取り付けられている。また、ブーム51の先端側には、バケット4が取付軸Bを中心として回動自在に取り付けられている。
リフトシリンダは、ブーム51の上昇・下降用の油圧シリンダであり、詳しい図示を省略したが、一端が車体本体2に上下方向に回動自在に取り付けられ、他端がブーム51の下方と接続されている。このリフトシリンダを伸長させると、ブーム51が取付軸Aを中心として回動し、当該ブーム51の先端側に取り付けられたバケット4が上昇または下降する。
バケットシリンダ52は、バケット4の角度調整用の油圧シリンダであり、一端が車体本体2に上下方向に回動自在に取り付けられ、他端がベルクランク53に接続されている。
ベルクランク53は、一端がバケットシリンダ52に接続され、他端が連結リンク54に接続されている。また、このベルクランク53は、略中央の屈曲部分で取付軸Cを中心として、上下方向に回動自在にブーム51に取り付けられている。
連結リンク54は、詳しい図示を省略したが、一端がベルクランク53に上下方向に回動自在に取り付けられ、他端がバケット4に上下方向に回動自在に接続されている。
ここで、バケットシリンダ52を伸張させると、当該バケットシリンダ52の先端に接続されたベルクランク53が取付軸Cを中心として回動する。この回動動作に応じて、連結リンク54が車体本体2に対して近接する方向または離間する方向に移動する。このため、連結リンク54の先端側に取り付けられたバケット4が取付軸Bを中心として回動することにより、バケット4の角度が調整される。
バケット4は、前述のように、掘削して得た土砂等を内部に収納して運搬する。このバケット4は、側面視略三角形の容器状に形成されたバケット本体41を備え、当該バケット本体41の下方先端部分に土砂等を掘削するカッティングエッジ42が形成された構成とされている。
図2は、カッティングエッジ42を上方から見た図である。図3は、カッティングエッジ42を下方から見た図である。図4は、図2に示した線IV−IVにおけるカッティングエッジ42の断面図である。
カッティングエッジ42は、図2に示すように、平面視略山形状に構成されており、端縁部分には、先端に向かうに従って厚さ寸法が小さくなるように傾斜した傾斜部421が形成されている。このカッティングエッジ42には、図2および図3に示すように、所定の間隔を隔てて配置されたツース43と、当該ツース43間に配置されたセグメントエッジ44,45,46とが取り付けられている。
ツース43は、バケット4による掘削の際に、カッティングエッジを土砂等に挿入しやすくするためのものであり、カッティングエッジ42の傾斜部421を覆うように取り付けられている。
これらツース43は、図4に示すように、カッティングエッジ42に固定されたツース本体431と、当該ツース本体431の先端部分に交換自在に取り付けられた爪部432とを備えて構成されている。
このうち、ツース本体431は、カッティングエッジ42の上面側に配置される部分が大きく、また、カッティングエッジ42の底面側に配置される部分が小さく形成されている。このツース本体431は、カッティングエッジ42との接触部分の周囲が溶接されることにより、当該カッティングエッジ42に取り付けられる。
爪部432は、先端に向かうに従って厚さ寸法が小さくなるように、側面視略三角形状に形成されている。また、この爪部432は、下方に向かって傾斜して取り付けられており、カッティングエッジ42を土砂等に差し込む際に、爪部432に余計な力が加わることを抑えることができるとともに、ツース43の土砂等への挿入を円滑に行うことができるように構成されている。
セグメントエッジ44,45,46は、カッティングエッジ42の磨耗を抑制する部材であり、図2および図3に示すように、ツース43間に配置され、カッティングエッジ42に対して溶接により取り付けられる。これらセグメントエッジ44,45,46は、幅方向に対するカッティングエッジ42の先端部分の角度に応じて配置位置が異なっている。
すなわち、カッティングエッジ42の幅方向に略平行な最も突出した部分には、セグメントエッジ44が配置されている。また、カッティングエッジ42を上方から見て、右上がりの傾斜を有する部分(図2における左側部分)には、セグメントエッジ45が配置されている。さらに、カッティングエッジ42を上方から見て、右下がりの傾斜を有する部分(図2における右側部分)には、セグメントエッジ46が配置されている。
これらセグメントエッジ44,45,46は、それぞれの先端部分がカッティングエッジ42の先端部分を上方から見た際の傾斜方向に対して略平行となるように、それぞれ配置されている。
図5は、セグメントエッジ44を示す図である。詳述すると、図5(A)は、セグメントエッジ44の側面図である。また、図5(B)は、カッティングエッジ42への取付面側(上面側)から見たセグメントエッジ44の平面図である。
セグメントエッジ44は、図5に示すように、長手方向の寸法D1および幅方向の寸法D2を有する平面視略長方形状の2つの板状体441,442から構成され、互いに隙間443を設けて配置される。この隙間443は、本発明の不連続部に相当し、隙間443の幅方向の寸法は、板状体441,442が互いに当接されているので小さい値となっている。
なお、本実施形態では、寸法D1は350mmとされ、寸法D2は117mmとされているが、適宜変更してよい。また、隙間443の寸法は、板状体441,442の寸法およびツース43間の寸法により、適宜設定することができる。
これら板状体441,442のうち、板状体441は、カッティングエッジ42の先端部分を上側として上方から見た場合に、セグメントエッジ44の左側部分を構成し、板状体442は右側部分を構成する。これら板状体441,442は、互いに鏡面対象構造を有するように形成されている。
このうち、板状体441の先端部分には、図5(A)に示すように、先端側に向かうに従って厚さ寸法(図5におけるD3)が小さくなるように傾斜した傾斜部4411が形成されている。
詳述すると、傾斜部4411は、先端側に向かうに従って上面側が底面側に近接するように、側面視略直角三角形状に形成されている。この傾斜部4411は、板状体441がカッティングエッジ42に取り付けられる際に当該カッティングエッジ42の先端部分から突出するように配置される。すなわち、傾斜部4411は、板状体441がカッティングエッジ42に取り付けられた場合に、上方から見える位置に配置される。このような傾斜部4411の長手方向の形成範囲は、先端部分から寸法D4までの範囲とされ、当該傾斜部4411の傾斜角は、図4に示すように、前述のカッティングエッジ42の傾斜部421の傾斜角と略同じとなるように形成されている。
なお、本実施形態では、厚さ寸法D3は45mmとされ、寸法D4は70mmとされているが、適宜変更してよい。
また、図5(B)に示すように、板状体441において、板状体442と対向する面とは反対側の面の略中央には、略半長円形状の凹部4412が形成されている。この凹部4412は、カッティングエッジ42へのツース43の溶接部分を回避するための部分である。なお、本実施形態では、凹部4412の長手方向の寸法D5は165mmとされ、幅方向の寸法D6は20mmとされているが、適宜変更してよい。
さらに、板状体441の平面視略中央には、図5(B)に示すように、長手方向、すなわち、平面的に見て幅方向に対する略直交方向に長径を有する略長円形状の孔部4413が形成されている。この孔部4413は、凹部4412に対応する幅方向の範囲よりも小さくなるように形成されている。すなわち、孔部4413は、傾斜部4411にかからないように形成されている。なお、本実施形態では、孔部4413の長手方向の寸法D7は120mmとされ、幅方向の寸法D8は40mmとされているが、適宜変更してよい。
このような板状体441をカッティングエッジ42に取り付ける際には、板状体441の2箇所で溶接が実施される。
このうち、第1の箇所は、板状体441の上面とカッティングエッジ42の先端縁とで形成される隅肉部分である溶接部4414である。この溶接部4414は、板状体441の上面における凹部4412から傾斜部4411に至る幅方向の領域である。この溶接部4414は、幅方向の両端に寸法D9のスペースを空けてカッティングエッジ42に溶接される。また、第2の箇所は、孔部4413の内周部分の略全域とされている。
なお、本実施形態では、溶接部4414の両端に設けられたスペースの寸法D9は30mmとされているが、適宜変更してよい。
このように、板状体441の2箇所、すなわち、溶接部4414および孔部4413でカッティングエッジ42に溶接することにより、板状体441の先端部分、すなわち、傾斜部4411に加重が加わり撓みが生じた場合でも、板状体441がカッティングエッジ42から脱落することを抑えることができる。
板状体442は、板状体441に対して互いに対向する面を中心として鏡面対称構造を有し、この板状体442には、板状体441と同様に傾斜部4421、凹部4422、孔部4423および溶接部4424が形成されている。この板状体442は、カッティングエッジ42を上方から見た場合に、板状体441の右側に配置される。この際、板状体442および板状体441は、それぞれ凹部4422,4412が形成された面とは反対側の面同士が互いに対向するように配置される。
板状体442の溶接部4424は、溶接部4414と同様に、板状体442の上面とカッティングエッジ42の先端縁とで形成される隅肉部分であり、板状体442の上面における凹部4422から傾斜部4421に至る幅方向の領域である。この溶接部4424は、詳しい図示を省略したが、板状体441の溶接部4414と同様に、幅方向の両端に寸法D9のスペースを空けてカッティングエッジ42に溶接される。また、孔部4423においては、その内周の略全域においてカッティングエッジ42への溶接が行われる。
図6は、セグメントエッジ45を示す図である。詳述すると、図6(A)は、セグメントエッジ45の側面図である。また、図6(B)は、カッティングエッジ42への取付面側(上面側)から見たセグメントエッジ45の平面図である。
セグメントエッジ45は、図6に示すように、右側が上がった平面視略平行四辺形状に形成されている。このセグメントエッジ45は、カッティングエッジ42の幅方向に沿って配列される2つの板状体451,452から構成されており、これら板状体451,452の間には、本発明の不連続部に相当する所定の隙間453が設けられている。
それぞれの板状体451,452は、カッティングエッジ42の幅方向に略直交する方向に長手方向を有し、当該板状体451,452が配置される位置のカッティングエッジ42の先端縁の傾斜角度に応じた平面視平行四辺形状を有している。
このうち、板状体451は、カッティングエッジ42の傾斜部421を上側にして上方(取付面側)から見た際に、セグメントエッジ45の左側(図2および図6の左側)部分を構成する。この板状体451は、前述の板状体441と外形形状が異なるものの同様の構成を備え、板状体451の寸法は、板状体441の寸法と同程度とされている。すなわち、板状体451には、傾斜部4511、凹部4512、孔部4513および溶接部4514が形成され、板状体451の寸法および各部4511〜4514の寸法は、板状体441の寸法D1〜D3および当該板状体441の各部4411〜4414の寸法D4〜D9と略同じとされている。
傾斜部4511は、板状体451の長手方向の一方の端部、具体的に、後述する凹部4512を左側に配置して板状体451を上方から見た場合の上側の端部に向かうに従って、厚さ寸法(図6における寸法D3)が小さくなるように形成されている。詳述すると、傾斜部4511は、先端側に向かうに従って、上面側が底面側に近接するように傾斜している。この傾斜部4511は、板状体451をカッティングエッジ42に取り付けた際に、当該カッティングエッジ42の先端部分から突出する部分である。
凹部4512は、板状体452に対向する面とは反対側の板状体451の面に、平面視略半長円形状に形成されている。この凹部4512は、前述の凹部4412と同様に、ツース43の溶接部分を避けるための部分である。
また、板状体451の平面視略中央には、長手方向に沿った長径を有する略長円形状の孔部4513が形成されている。この孔部4513の内周の略全域は、カッティングエッジ42に対する溶接領域とされている。
さらに、溶接部4514は、板状体451の上面とカッティングエッジ42の先端縁とによる隅肉部分であり、当該上面における凹部4512から傾斜部4511に至る幅方向に沿った領域である。この溶接部4514は、幅方向の両端に、前述の寸法D9のスペースを設けてカッティングエッジ42に溶接される。
板状体452は、板状体451と同様に、上方から見て右側が上がった略平行四辺形状に形成されており、この板状体452の寸法は、板状体451の寸法と略同じである。この板状体452には、板状体451と同様の傾斜部4521、凹部4522、孔部4523および溶接部4524が形成されている。
具体的に、傾斜部4521は、板状体452の長手方向の一方の端部に形成され、また、凹部4522は、板状体451に対向する面とは反対側の板状体452の面に形成されている。
孔部4523は、板状体452の略中央に長手方向に沿った長径を有する略長円形状に形成されている。この孔部4523は、凹部4522に対応する幅方向の範囲より小さくなるように形成されている。
溶接部4524は、板状体452の上面とカッティングエッジ42の先端縁とにより形成される隅肉部分であり、凹部4522から傾斜部4521に至る板状体452の上面の領域とされている。そして、この溶接部4524は、板状体451の溶接部4514と同様に、幅方向の両端に、前述の寸法D9のスペースを設けてカッティングエッジ42に溶接される。
このように、板状体451の凹部4512は、傾斜部4511を上側にして当該板状体451を上方から見た場合の左側に形成されているのに対し、板状体452の凹部4522は、右側に形成されている。そして、それぞれの凹部4512,4522が形成された面とは反対側の面同士を対向させるように配置して、溶接部4514,4524および孔部4513,4523をカッティングエッジ42に溶接することにより、それぞれの板状体451,452がカッティングエッジ42に取り付けられ、セグメントエッジ45が構成される。
図7は、セグメントエッジ46を示す図である。詳述すると、図7(A)は、セグメントエッジ46の側面図である。また、図7(B)は、カッティングエッジ42への取付面側(上面側)から見たセグメントエッジ46の平面図である。
セグメントエッジ46は、図7に示すように、右側が下がった平面視略平行四辺形状に形成されている。このセグメントエッジ46は、カッティングエッジ42の幅方向に沿って配列される2つの板状体461,462から構成され、これら板状体461,462の間には、本発明の不連続部に相当する所定の隙間463が設けられている。
それぞれの板状体461,462は、カッティングエッジ42に取り付けられた際に当該カッティングエッジ42の幅方向に対する略直交方向に長手方向を有し、当該板状体461,462が配置される位置の先端縁の傾斜角度に応じた平面視平行四辺形状を有している。
このうち、板状体461は、前述の板状体452に対する鏡面対称構造を有し、当該板状体461には、傾斜部4611、凹部4612、孔部4613および溶接部4614が形成されている。なお、これら各部4611〜4614の寸法は、板状体452の各部4521〜4524の寸法と略同じとされている。
具体的に、傾斜部4611は、板状体461の長手方向の一方の端部に形成されている。詳述すると、傾斜部4611は、当該一方の端部に向かうに従って厚さ寸法(図7(A)の寸法D3)が小さくなるように、上面側が底面側に近接するように傾斜している。
この傾斜部4611は、板状体461をカッティングエッジ42に取り付けた際には、当該カッティングエッジ42の先端部分から突出するように露出する。この傾斜部4611を上方から見た場合の幅方向に対する傾斜角は、当該板状体461が配置される位置のカッティングエッジ42の先端縁の幅方向に対する傾斜角と略同じとされている。
凹部4612は、板状体461において板状体462に対向する面とは反対側の面の略中央に、平面視略半長円形状に形成されている。この凹部4612は、ツース43の溶接部分を避けるための部分である。
孔部4613は、板状体461の略中央部分に、長手方向に沿った長径を有する平面視略長円形状に形成されている。この孔部4613の内周の略全域が、カッティングエッジ42に溶接される。
溶接部4614は、板状体461の上面とカッティングエッジ42の先端縁との隅肉部分とされており、具体的に、板状体461の上面における凹部4612から傾斜部4611に至る幅方向の領域とされている。この溶接部4614は、幅方向の両端に前述の寸法D9のスペースを設けてカッティングエッジ42に溶接される。
板状体462は、板状体461と略同じ外形形状を有し、前述の板状体451に対する鏡面対象構造を有している。すなわち、板状体462には、板状体451と同様に、傾斜部4621、凹部4622、孔部4623および溶接部4624が形成されている。なお、板状体462の寸法、および、各部4621〜4624の寸法は、対応する板状体451の寸法D1〜D3、および、板状体の各部4511〜4514の寸法D4〜D9と略同じとされている。
具体的に、傾斜部4621は、傾斜部4611と同様に、板状体462の長手方向の一方の端部に、当該端部に向かうに従って上面が底面に近接するように傾斜して形成されている。この傾斜部4621の傾斜角は、傾斜部4611の傾斜角と同じとされ、板状体461,462を並列して配置した場合には、当該傾斜部4611,4621の傾斜はそれぞれ揃うこととなる。
凹部4622は、板状体462において板状体461に対向する面とは反対側の面に、平面視略半長円形状に形成されている。
孔部4623は、板状体462の略中央に、長手方向に沿った長径を有する略長円形状に形成されている。この孔部4623は、傾斜部4621にかからないように、凹部4622の幅方向の形成範囲内に収まるように形成されており、当該孔部4623の内周の略全域がカッティングエッジ42に溶接される。
溶接部4624は、板状体462の上面とカッティングエッジ42の先端縁とにより形成される隅肉部分とされ、板状体462の上面における凹部4622から傾斜部4621に至る幅方向の領域とされている。この溶接部4624は、幅方向の両端に前述の寸法D9のスペースを設けて、カッティングエッジ42に溶接される。
次に、カッティングエッジ42に加重が加わった際の当該カッティングエッジ42およびセグメントエッジ44の状態について説明する。なお、セグメントエッジ45,46の状態については、セグメントエッジ44の状態と同様であるので、説明を省略する。
バケット4を用いて地山を掘削する場合や、バケット4内に大量の土砂等を抱えた場合、バケット4を構成するカッティングエッジ42には垂直方向の加重が加わり、カッティングエッジ42は下方に湾曲するように撓む。この際、カッティングエッジ42に作用する幅方向の応力が、セグメントエッジ44の溶接部4414,4424に作用する。
ここで、セグメントエッジが1つの板状体で構成され、当該板状体のカッティングエッジ42に対する溶接部が、溶接部4414,4424の溶接範囲に対応して形成され、かつ、当該溶接部が、セグメントエッジの幅方向に対して連続して形成されている場合、セグメントエッジとカッティングエッジとの溶接範囲が大きくなり、セグメントエッジはカッティングエッジ42の撓みに追従できない。このため、当該板状体の溶接部の両端に高応力が生じてしまうため、セグメントエッジの溶接部が当該応力に抗しきれなくなると、亀裂が発生、成長し、セグメントエッジが脱落してしまう場合がある。
これに対し、本実施形態のセグメントエッジ44では、溶接部4414,4424を有するそれぞれ別体の2つの板状体441,442により構成されているので、それぞれの板状体441,442における溶接範囲を小さくすることができる。また、板状体441と板状体442との間に隙間443が形成されているので、セグメントエッジ44において強度的に不連続な部分を形成することができる。
これによれば、カッティングエッジ42に撓みが発生した場合に、板状体441,442が互いに離間することで当該撓みに追従することができ、溶接部4414,4424において高応力が生じることを抑えることができる。従って、セグメントエッジ44の破損および脱落を抑制することができる。
以上のような本実施形態のバケット4によれば、以下の効果を奏することができる。
セグメントエッジ44は板状体441,442により形成され、板状体441,442には、カッティングエッジ42の幅方向に沿った溶接部4414,4424がそれぞれ形成されている。これによれば、カッティングエッジ42が下方に湾曲するように撓んだ場合に、板状体441,442が互いに離間することで当該撓みに追従することができる。このため、溶接部4414,4424の溶接範囲を連続させた1つの溶接部を有したセグメントエッジを用いた場合に比べ、溶接部4414,4424に生じる応力を小さくすることができる。
従って、溶接部4414,4424に高応力が生じさせないようにすることができ、溶接部4414,4424におけるセグメントエッジ44からの脱落を抑制することができる。なお、このようなセグメントエッジ44の効果は、セグメントエッジ45,46においても同様に奏することができる。
また、それぞれ溶接部4414,4424を有する2つの板状体441,442をカッティングエッジ42に溶接することにより、セグメントエッジ44が構成されているので、カッティングエッジ42の撓みに追従する隙間443を確実に形成することができ、また、前述のような破損および脱落を防ぐことができるセグメントエッジ44の構成を簡略化することができる。
〔2.第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係るバケットを説明する。
第2実施形態に係るバケットは、第1実施形態で示したバケット4と同様の構成、すなわち、バケット本体41およびカッティングエッジ42を備えた構成とされているが、当該カッティングエッジ42に取り付けられるセグメントエッジの構成において相違する。
なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図8は、本実施形態におけるカッティングエッジ42Aの一部を示す平面図である。
本実施形態のバケットを構成するカッティングエッジ42Aは、カッティングエッジ42と同様に平面視略山形状に形成され、図8に示すように、ツース43と、セグメントエッジ44A,45,46(図8において、セグメントエッジ45,46については図示省略)とを備えている。また、カッティングエッジ42Aには、先端部分に傾斜部421と同様の傾斜部42A1が形成されている。
このうち、セグメントエッジ44Aは、セグメントエッジ44とは異なり、1つの平面視略矩形状の短辺部材で構成されている。詳述すると、セグメントエッジ44Aは、平面的に見てカッティングエッジ42Aの幅方向に対する略直交方向に長手方向を有する略長方形状に形成されている。このようなセグメントエッジ44Aには、傾斜部44A1、凹部44A2、孔部44A3および溶接部44A4,44A5が形成されている。
なお、詳しい図示を省略したが、セグメントエッジ44Aの長手方向の寸法および厚さ寸法は、それぞれセグメントエッジ44の寸法D1,D3と略同じとされ、当該セグメントエッジ44Aの幅方向の寸法は、板状体441の寸法D2のおよそ2倍とされている。
傾斜部44A1は、セグメントエッジ44Aの長手方向の一端側に向かうに従って上面側が底面側に近接するように傾斜して形成されている。この傾斜部44A1は、カッティングエッジ42Aにセグメントエッジ44Aが取り付けられた際に、当該カッティングエッジ42Aの先端部分から突出するように露出する。この傾斜部44A1の傾斜は、カッティングエッジ42Aの先端部分に形成された傾斜部42A1に沿った傾斜とされている。
凹部44A2は、セグメントエッジ44Aの幅方向両端にそれぞれ形成されている。詳述すると、凹部44A2は、幅方向両端のそれぞれの面の略中央部分に、平面視略半長円形状に形成されている。この凹部44A2は、前述の凹部4422等と同様に、ツース43の溶接部分を避けるための部分である。
孔部44A3は、セグメントエッジ44Aの略中央に、長手方向に沿った長径を有する平面視略長円形状に形成されている。この孔部44A3は、長手方向の一方の端部が、傾斜部44A1に達している。孔部44A3は、セグメントエッジ44Aがカッティングエッジ4Aに取り付けられる際の溶接領域となるが、この溶接領域は、孔部44A3の長手方向に沿った領域とされている。すなわち、略長円形状の孔部44A3のうち略半円形状を有する部分は、溶接されない領域とされている。
溶接部44A4,44A5は、セグメントエッジ44Aをカッティングエッジ42Aに取り付ける際に、孔部44A3とともに、カッティングエッジ42Aに溶接される部分である。これら溶接部44A4,44A5は、セグメントエッジ44Aの上面とカッティングエッジ42Aの先端縁とによる隅肉部分であり、セグメントエッジ44Aの上面(カッティングエッジ42Aに対する取付面)における凹部44A2から傾斜部44A1に至る部分である。これら溶接部44A4,44A5は、カッティングエッジ42Aの先端縁に沿って配列され、孔部44A3によって分断されている。なお、詳しい図示を省略したが、前述の板状体441等の場合と同様に、溶接部44A4,44A5は、幅方向の両端に、前述の寸法D9のスペースを設けてカッティングエッジ42Aに溶接される。
前述のように、セグメントエッジ44Aの略中央には孔部44A3が形成され、また、当該孔部44A3により溶接部44A4,44A5が分断されている。また、孔部44A3の長手方向の両端部である略半円形状部分は、カッティングエッジ42Aに対して溶接されない領域とされている。このため、カッティングエッジ42Aに撓みが発生した際には、孔部44A3の長手方向の両端から、セグメントエッジ44Aの長手方向の両端に至る領域44A6,44A7は、当該セグメントエッジ44Aの幅方向の引っ張りに対して強度的に弱い領域とされる。このため、セグメントエッジ44Aにおいては、領域44A6,44A7が強度的に弱い一方、当該領域44A6,44A7を挟む領域は強度的に強いとされる強度的に不連続な構成とされている。すなわち、領域44A6,44A7は、本発明の不連続部に相当する。
以上のような本実施形態のバケットによれば、第1実施形態で示したバケット4と同様の効果を奏することができる。
すなわち、セグメントエッジ44Aの溶接部44A4,44A5は、孔部44A3によって分断されており、当該セグメントエッジ44Aのカッティングエッジ42Aへの取り付けは、当該分断された溶接部44A4,44A5および孔部44A3における溶接によって行われる。この際、孔部44A3の対向する略平行部分が溶接される。
これによれば、溶接部44A4,44A5の溶接領域に対応する1つの連続した溶接領域がセグメントエッジ44Aに形成されている場合に比べ、カッティングエッジ42Aに撓みが生じた際に、溶接部44A4,44A5に生じる応力を小さくすることができる。また、セグメントエッジ44Aにおいて、カッティングエッジ42Aの撓みに追従する強度的に弱い領域44A6,44A7を形成できるので、カッティングエッジ42Aに撓みが生じた際に、これら領域44A6,44A7が伸張して当該撓みに追従することができる。従って、セグメントエッジ44Aが破損することを抑えることができるとともに、当該セグメントエッジ44Aのカッティングエッジ42Aからの脱落を抑制することができる。
また、セグメントエッジ44Aが、1つの板状体によって構成されているので、セグメントエッジ44Aの構成を簡略化することができるとともに、セグメントエッジ44Aのカッティングエッジ42Aに対する溶接位置の位置決めを容易に行うことができる。従って、セグメントエッジ44Aの溶接工程を簡略化することができる。
〔3.実施形態の変形〕
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
前記各実施形態では、カッティングエッジ42,42Aは、平面視略山形状に形成され、当該山形状の傾斜部分に合わせてセグメントエッジ45,46を配置するとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、カッティングエッジの先端部分は、幅方向に略平行としてもよい。この場合、所定間隔を空けてツース43を配置し、当該ツース43間にセグメントエッジ44,44Aを配置するようにしてもよい。
前記第1実施形態では、セグメントエッジ44,45および46をそれぞれ2つの板状体441,442、451,452および461,462により構成するとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、それぞれのセグメントエッジ44,45,46を構成する板状体の数は、2つに限定されず、前記第2実施形態で示したように1つとしてもよく、また、3つ以上でもよい。
なお、セグメントエッジを1つの板状体で構成した場合には、前記第2実施形態で示したセグメントエッジ44Aの構成を採用できる。また、セグメントエッジを3つ以上の板状体で構成する場合は、それぞれの板状体に傾斜部、孔部および溶接部を形成し、両端に配置される板状体を構成する面のうち、それぞれの板状体に対向する面とは反対側の面に凹部を形成するようにすればよい。
前記第2実施形態では、セグメントエッジ44の配置位置に対応して配置されるセグメントエッジ44Aを1つの板状体により構成したが、セグメントエッジ45,46の配置位置に対応して配置されるセグメントエッジを、それぞれ1つの板状体によって構成してもよい。この場合、当該セグメントエッジの形状をセグメントエッジ45,46の形状に合わせ、セグメントエッジ44Aの構成に合わせればよい。
前記各実施形態では、セグメントエッジ44,45,46,44Aは、カッティングエッジ42,42Aに溶接により取り付けられるとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、セグメントエッジとカッティングエッジとが別体として構成され、当該セグメントエッジがカッティングエッジに取り付けられるのであれば、他の取付方法を採用してもよい。例えば、接着によりセグメントエッジを取り付けるとしてもでもよい。
前記各実施形態では、バケット4を備えた作業機械としてホイルローダ1を例示したが、本発明はこれに限らず、油圧ショベルおよびブルドーザ等の作業機械に利用されるバケットとして本発明を採用することもできる。
本発明は、ホイルローダ、油圧ショベルおよびブルドーザ等のバケットを備えた作業機械に好適に利用することができる。
本発明の第1実施形態に係るホイルローダを示す側面図。 前記実施形態におけるバケットを構成するカッティングエッジを上方から見た図。 前記実施形態におけるカッティングエッジを下方から見た図。 図2の線IV−IVにおける断面図。 (A)前記実施形態におけるセグメントエッジの側面図。(B)前記実施形態におけるセグメントエッジの上面図。 (A)前記実施形態におけるセグメントエッジの側面図。(B)前記実施形態におけるセグメントエッジの上面図。 (A)前記実施形態におけるセグメントエッジの側面図。(B)前記実施形態におけるセグメントエッジの上面図。 本発明の第2実施形態に係るバケットを構成するカッティングエッジの一部を上方から見た図。
符号の説明
1…ホイルローダ(作業機械)、4…バケット、42,42A…カッティングエッジ、43…ツース、44,45,46,44A…セグメントエッジ、441,442,451,452,461,462…板状体(複数の部材)、443,453,463…隙間(不連続部)、4414,4424,4514,4524,4614,4624,44A4,44A5…溶接部(接着部)、44A3…孔部、44A6,44A7…領域(不連続部)。

Claims (3)

  1. 掘削して得た土砂を運搬する作業機械に取り付けられるバケットであって、
    当該バケットの先端縁を形成するカッティングエッジを備え、
    前記カッティングエッジには、
    所定の間隔を隔てて取り付けられる複数のツースと、
    前記ツース間に配置され、先端部分が前記カッティングエッジの先端縁から突出するように溶接されるセグメントエッジとが設けられ、
    前記セグメントエッジは、前記先端縁に沿って互いに隙間を介して配列された複数の板状体により構成され、
    前記各板状体は、
    前記先端縁に沿った溶接部と、
    前記先端縁からの当該板状体の突出方向に長径を有する長円形状の孔部とを有し、
    前記各板状体は、前記溶接部と、前記孔部の内周とで前記カッティングエッジに溶接される
    ことを特徴とするバケット。
  2. 請求項1に記載のバケットにおいて、
    前記溶接部は、前記先端縁に沿う幅方向の両端に所定寸法のスペースを空けて、前記カッティングエッジに溶接される
    ことを特徴とするバケット。
  3. 請求項1または請求項2のいずれかに記載のバケットを備える
    ことを特徴とする作業機械。
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