JP4698237B2 - 管の挿口突部の形成方法 - Google Patents

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管の挿口突部の形成方法に関する。
ダクタイル鋳鉄管の継手として、互いに接合される一対の管どうしの離脱を防止した離脱防止管継手や耐震管継手が知られている。このうち、耐震管継手としては、たとえば図8に示すものがある。
図8において、11、12は互いに接合される一対の管であり、一方の管11の端部には受口13が形成され、他方の管12の端部には、受口13の内部に挿入される挿口14が形成されている。受口13の内周には、その開口端側から順に、ロックリング収容溝15と、第1の内周面16と、内周突部17と、この内周突部17から受口13の奥側に向かうにつれて徐々に拡径するテーパ状のシール材圧接面18と、第2の内周面19と、奥端面20とが形成されている。
ロックリング収容溝15には横断面矩形状の周方向一つ割りのロックリング21が収容され、このロックリング21は、受口13の外面からこの受口13を貫通して収容溝15に向けて径方向にねじ込まれるセットボルト22によって、挿口14の外面に押圧されている。シール材圧接面18と挿口14の外周面との間には環状のゴム製のシール材23が配置されている。このシール材23は、第2の内周面19よりも内周側に配置された押輪24から管軸方向にねじ出される周方向に複数のボルト25が継ぎ棒26を介して受口13の奥端面20を押すときの反力によって、割輪27を介してシール材圧接面18と挿口14の外周面とに押圧され、それによって受口13と挿口14との間における所要のシール機能を発揮している。
ロックリング21と内周突部17との間における挿口14の外周には、挿口突部28が一体に形成されている。受口13と挿口14とは、この挿口突部28がロックリング21と内周突部17とに当たるまでの範囲で、すなわち管軸方向に沿った第1の内周面16の長さに対応した範囲で、互いに管軸方向に相対移動可能である。挿口突部28がロックリング21に当たったときには、受口13からのそれ以上の挿口14の抜け出しが防止される。これによって、図示の管継手に耐震機能が付与されている。
図9は、他の耐震管継手の構成を示す。ここでは、管11の受口13の内周に、その開口端側から順に、シール材収容溝31と、ロックリング収容溝32と、内周面33と、奥端面34とが形成されている。シール材収容溝31には環状のゴム製のシール材35が収容され、このシール材35は、収容溝31の底面と管12の挿口14の外面との間で圧縮されることで、所要のシール機能を発揮する。ロックリング収容溝32には周方向一つ割りのロックリング36が収容され、このロックリング36は弾性縮径力によって挿口14の外周に抱き付いている。ロックリング36の外周面と収容溝32の内周面との間には保持用ゴム輪37が配置され、この保持用ゴム輪37は、受口13への挿口14の挿入時にロックリング36を心出し状態で保持するためのものである。
ロックリング36よりも受口13の奥側における挿口14の先端部の外周には、挿口突部28が一体に形成されている。受口13と挿口14とは、この挿口突部28がロックリング36に当たるところから、挿口14の先端面38が受口13の奥端面34に当たるところまでの範囲で、すなわち管軸方向に沿った内周面33の長さに対応した範囲で、互いに管軸方向に相対移動可能である。挿口突部28がロックリング36に当たったときには、受口13からのそれ以上の挿口14の抜け出しが防止される。これによって、図示の管継手に耐震機能が付与されている。
これら図8および図9に示した耐震管継手において、挿口突部28は、たとえば特許文献1に記載されているように、軸心まわりに回転可能なように水平方向に支持された管の挿口に周方向一つ割りのリング状の帯材を外ばめしたうえで、この管を軸心まわりに回転させながら、この帯材を挿口に溶接することによって形成されるのが一般的である。
特開2003−278965号公報
帯材を挿口に溶接するときには、この帯材が挿口から浮き上がるのを防止することが必要になる。このため、特許文献1に記載のものでは、帯材を挿口に押し付けるための押さえローラを特別に設けている。
しかし、このような構成では、押さえローラと、この押さえローラに押さえ力を発生させるためのシリンダ装置などのアクチュエータとが特別に必要となるため、装置の複雑化が避けられず、溶接のための工程が複雑になる。
そこで本発明は、帯材を挿口に溶接して挿口突部を形成する工程を簡単に実施できるようにすることを目的とする。
この目的を達成するため、本発明の管挿口突部の形成方法は、管の挿口の外周に帯材を溶接することで前記挿口の外周に突部を形成するに際し、前記管を水平方向の姿勢としてその挿口の底部の左右両側を一対の支持ローラにて支持し、支持ローラと管の挿口との間に前記帯材を挟み込んでこの帯材を前記管の自重によって前記管の挿口の外周に押し付けながら、この帯材を管の挿口の外周に溶接するものである。
このようにすれば、管の挿口と、この挿口を水平方向に支持するために本来的に必要なローラとの間に帯材を挟み込んで、管の自重を利用して帯材を挿口の外面に押し付けることができるため、特別な押圧手段を用いることなしに、帯材を挿口に押圧した状態で簡単に溶接することができる。
本発明によれば、帯材の厚みよりも浅く形成された溝を外周に有する支持ローラを用い、この支持ローラの溝に帯材を収容した状態で溶接を行うことが好適である。
したがって本発明によれば、管軸方向に沿った帯材の端面が管の軸心に対して垂直になるように帯材を保持した状態で、この帯材を挿口に溶接することができる。
図1において、51はダクタイル鋳鉄製の管であり、水平方向の姿勢となるように、その挿口52の底部の左右両側が一対の駆動式の支持ローラ53A、53Bによって支持されている。54はガイドローラで、管51の底部に対応して両支持ローラ53A、53Bの間に設けられている。
支持ローラ53A、53Bのうちの一方、たとえば支持ローラ53Aは、後述のように「挿入側ローラ」として機能するものであり、以下においてはそのように称する。また他方の支持ローラ53Bは、後述のように「溶接側ローラ」として機能するものであり、以下においてはそのように称する。
55は帯材で、周方向一つ割りのリング状に形成されて、挿口52に外ばめされている。
挿口突部を形成するために帯材55を挿口52に溶接するときには、リング状の帯材55が外ばめされた状態の挿口52の搬入を行って、この挿口52を一対のローラ53A、53Bによって水平方向に支持する。このとき、帯材55は、ローラ53A、53Bから管軸方向に距離をおいた位置、あるいは少なくともローラ53A、53Bと干渉しない位置において、挿口52に外ばめされている。
次に、図2に示すように、ローラ53A、53Bにより水平方向の管51を軸心まわりにゆっくりと回転させながら、周方向一つ割りのリング状の帯材55における周方向の一端部56を、上方より挿口52と挿入側ローラ53Aとの間に入り込ませる。すると、帯材55は、管1の自重によって挿口52に押し付けられるようにしながら、この挿口52と挿入側ローラ53Aとの間に挟み込まれて、管1と一体に回転する。そして、この状態で管51の回転を続けると、今度は、図3に示すように、帯材55の一端部56は、ガイドローラ54による案内を受けながら、下方より挿口52と溶接側ローラ53Bとの間に入り込んで、管1の自重によって挿口52に押し付けられるようにしながら、この挿口52と溶接側ローラ53Bとの間にも挟み込まれる。
このとき、図4に示すように、ローラ53A、53Bの外周には、帯材55を収容するための収容溝57が形成されていることが好適である。この収容溝57は、管51の自重によって帯材55を挿口52とローラ53A、53Bとの間に挟み込んで、この帯材55を挿口52の外面に押し付けるためには、帯材55の厚みよりも浅く形成されていることが必要である。そして、収容溝57の横断面形状が帯材55の横断面形状に対応するものであって、帯材55が収容溝57の中で管軸方向に実質的に移動できないようにすることで、挿入側ローラ53Aと溶接側ローラ53Bとの位置で帯材を管軸方向に位置決めすることができ、これにより、図4に示す帯材55における管軸方向の端面58が管軸心に対して斜めにならずに正しく垂直になるように、帯材55を保持することができる。また、収容溝57の形状や寸法の異なる複数種類のローラ53A、53Bを準備しておくことで、さまざまな断面形状の帯材55による挿口突部を形成することができる。
収容溝57を形成した場合は、挿入側ローラ53Aの収容溝57を出た帯材55を確実に溶接側ローラ53Bの収容溝57に入り込ませる必要があるが、ガイドローラ54によって、帯材55を問題なく容易に溶接側ローラ53Bの収容溝57へ案内することができる。
このようにして、帯材55は、管1の自重によって、挿口52と挿入側ローラ53Aとの間に挟み込まれるとともに挿口52と溶接側ローラ53Bとの間に挟み込まれて、挿口52に押し付けられる。図5は、このときの状態を示す斜視図である。
これにより帯材55は、図3に示すように挿入側ローラ53Aと溶接側ローラ53との間の管底部の部分でもっとも確実に挿口52に押し付けられており、したがってこの部分で帯材55を挿口52に溶接するのが理想的である。
しかし、この部分は挿入側ローラ53Aと溶接側ローラ53との間の狭い部分であり、またこの部分では上向きの溶接作業となるため、人手で溶接するような場合などにおいては作業性が良いとはいい難い。そこで、次善の策として、たとえば図3に示すように溶接側ローラ53Bよりもやや上側の部分で溶接60を行うことができる。溶接60の種類としては、点溶接などを採用することができる。すなわち、管51の回転に伴って溶接側ローラ53Bと挿口52との間から出てきた帯材55を一定ピッチごとに順次点溶接して、この帯材55を管51の挿口52に固定する。このときのピッチやその他の溶接条件は、管継手において必要とされる抜け出し阻止力などに応じて決められる。
図6において、61は点溶接部を示すが、この図6に示すように、帯材55の最終端部62は、溶接側ローラ53Bから出てしまうと押し付けができなくなる。そこで、図7に示すように、さらに管1を回転させて、最終端部62が挿入側ローラ53Aに入り込む直前で停止させ、この挿入側ローラ53Aの位置で最終端部62を挿口51に押し付けながら、この最終端部62に点溶接により溶接60を施す。
このようにすれば、管51の挿口52と、この挿口52を水平方向に支持するために本来的に必要な支持ローラ53A、53Bとの間に帯材55を挟み込んで、管51の自重を利用して帯材55を挿口52の外面に押し付けることができるため、特別な押圧手段を用いることなしに、簡単な構成で、帯材55を挿口52に押圧した状態で適正に溶接することができる。
本発明の実施の形態の管の挿口突部の形成方法を示す図である。 図1の次の工程を示す図である。 図2の次の工程を示す図である。 支持ローラの構成を示す拡大図である。 図3に示す状態についての斜視図である。 図3の次の工程を示す図である。 図6の次の工程を示す図である。 従来の耐震管継手の一例を示す断面図である。 従来の耐震管継手の他の例を示す断面図である。
符号の説明
51 管
52 挿口
53A 支持ローラ(挿入側ローラ)
53B 支持ローラ(溶接側ローラ)
55 帯材
57 収容溝
60 溶接

Claims (2)

  1. 管の挿口の外周に帯材を溶接することで前記挿口の外周に突部を形成するに際し、前記管を水平方向の姿勢としてその挿口の底部の左右両側を一対の支持ローラにて支持し、支持ローラと管の挿口との間に前記帯材を挟み込んでこの帯材を前記管の自重によって前記管の挿口の外周に押し付けながら、この帯材を管の挿口の外周に溶接することを特徴とする管の挿口突部の形成方法。
  2. 帯材の厚みよりも浅く形成された溝を外周に有する支持ローラを用い、この支持ローラの溝に帯材を収容することを特徴とする請求項1記載の管の挿口突部の形成方法。
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