JP4697631B2 - 合成樹脂製ボトル - Google Patents

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Description

本発明は、胴部が、直角四角筒形状をした合成樹脂製ボトルに関し、特には胴部の略中央高さ箇所に、補強のための周溝を形成した合成樹脂製ボトルの胴部の構造に関するものである。
合成樹脂製ボトル、特には、四つの隅角部を平坦なコーナー壁で角取りして、四つの平坦壁で構成された直角四角筒形状の胴部を有する、2軸延伸ブロー成形された大型の合成樹脂製ボトル(以下、角型ボトルと記す)にあっては、肉薄化の促進を達成しながらも、胴部の剛性を高めるため、胴部の略中央高さ箇所に、台形溝状の周溝を、胴部の全周に亘って周設したものが知られている。
この角型ボトルは、周溝の深さを大きくすることにより、各平坦壁に作用する外力に対する抗力を高めることができ、これによりボトルを掴持しての取扱いの安定性を得るようにしているのであるが、この周溝の深さが大きくなると、周溝を形成した胴部部分の座屈強度が低下し、このため格納時とか取扱い時に、ボトル胴部に折れ曲り変形とか、潰れ変形が発生する場合があると云う不安があった。
この不安を解消する従来技術として、上記した角型ボトルにおいて、胴部の平坦壁とコーナー壁との接続部に位置する周溝部分に、ボトルの上下方向に延在する半円柱状の膨出部を一体成形し、この膨出部の周溝に対する補強作用により、胴部の平坦壁とコーナー壁との接続部に位置する周溝部分の溝幅の増減変形を阻止し、これにより上記した不安を解消するものがある。
特開平10−305823号公報
しかしながら、上記した従来技術にあっては、周溝内に設けられた膨出部が、平坦壁とコーナー壁との接続部、すなわち平坦壁とコーナー壁との接続部に形成される、屈曲した壁構造の角部に対し、上下に連続した関係で位置することになるので、膨出部を設けない場合に比べて、この角部の屈曲角度の増減変化(横方向の角度変化)を抑制する補強力が低下し、このため外力作用時における各平坦壁の変位量が大きくなって、ボトルの掴持が不安定となる、と云う問題があった。
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、角型ボトルにおいて、隅角部における周溝の、付設した補強リブによる横方向の角度変化に対する抑制力の大幅な低下を、防止することを技術的課題とし、もって角型ボトルにおいて、周溝部分での折れ曲りとか座屈の発生を防止しながら、安定した掴持を得ることができるようにすることを目的とする。
上記技術的課題を解決する本発明の内、請求項1記載の発明の手段は、
四つの隅角部を略平坦なコーナー壁で角取りして、四つの平坦壁で構成された直角四角筒状の胴部を有する合成樹脂製2軸延伸ブロー成形ボトルであること、
胴部の略中央高さ箇所に、台形溝状の周溝を全周に亘って周設すること、
この周溝の、コーナー壁に位置するコーナー周溝部に、周溝を堰止めする形態で縦リブを形成すること、
この縦リブの周方向に沿う寸法を、コーナー周溝部の周方向に沿った幅寸法よりも小さく設定して、縦リブの周方向の両側に、コーナー周溝部の溝側壁を位置させること、
にある。
この請求項1記載の発明においては、周溝は、一対の傾斜した溝側壁と溝底壁とから構成される台形溝状となっているので、各平坦壁に作用する外力に対しては、周溝の溝側壁が補強リブとして有効に機能して、各平坦壁の妄りな変位の発生を防止し、胴部に安定した掴持性を持たせることになる。
コーナー周溝部に設けられた縦リブは、このコーナー周溝部の溝幅の増減変化を強力に阻止するので、コーナー周溝部における座屈とか折れ曲り変形の発生を強力に防止することになり、コーナー壁を胴部の「柱」として効果的に機能させる。
また、この縦リブは、その両側にコーナー周溝部の溝側壁を位置させていることから、すなわち平坦壁とコーナー壁の境界部分である、屈曲した壁構造の境界角部に対し、上下にその位置を一致させていないので、これにより上下の境界角部に対する周溝による分断が確保されて、この周溝による、胴部の筒壁が境界角部で屈曲変形するのを効果的に抑制する作用を、確保することになる。
さらに、この縦リブの両側には、コーナー周溝部の溝側壁が位置しているので、このコーナー周溝部の溝側壁が、他の周溝の溝側壁と同様に、外力に対して補強リブとして機能するので、コーナー壁の横方向に沿った湾曲変形の発生を強力に阻止する。
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
請求項1記載の発明にあっては、周溝の溝側壁の補強リブとしての機能を、コーナー周溝部に設けた縦リブに邪魔されることなく、周溝の全周に亘って有効に発揮させると共に、縦リブによる、コーナー周溝部の妄りな溝幅変化を強力に防止するので、ボトルの平坦壁部分での、安定して良好な掴持取扱いを得ることができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
本発明によるボトルは、直角四角筒形状をした胴部3と、この胴部3の上端に、略角錐台筒形状をした肩部2を介して、外周面に螺条とネックリングとを設けて連設された、円筒状の口筒部1と、胴部3の下端に、底壁中央部をボトル内方に陥没させて連設された底部13と、から構成されている。
胴部3は、四つの隅角部を幅の小さい略平坦なコーナー壁6で角取りして、四つの平坦壁4で直角四角筒形状に構成されており、その略中央高さ箇所には、一対の外方に向かって拡幅した溝側壁9と、この一対の溝側壁9の内側端縁を連結する一つの溝底壁10とから、断面台形溝構造に構成された周溝7が、全周に亘って周設されている。
平坦壁4とコーナー壁6との接続部である境界角部12においては、平坦壁4に対してコーナー壁6が、略135°の屈曲角度で連設(図3参照)されている。
平坦壁4は、正面および背面を形成する幅広部分と、両側面を形成する幅狭部分とを有しており、周溝7により上下に分割された各平坦壁4部分には、それぞれ減圧吸収のための減圧吸収パネル5が形成されており、またこの周溝7で上下に分割された胴部3は、上部分に対して下部分の対角線寸法がやや大きくなっている。
コーナー壁6における周溝7部分であるコーナー周溝部8には、このコーナー周溝部8の周方向に沿った幅よりも小さい幅の縦リブ11が、コーナー周溝部8を堰き止める形態で設けられている。
図示実施形態にあっては、縦リブ11は、各コーナー壁6の中央部分を、そのまま下方に延長させた形態で形成されており、このため胴部3下部分のコーナー壁6との間には、段部が形成されることになる。
このように、縦リブ11は、その幅がコーナー周溝部8の周方向に沿った幅よりも小さいので、この縦リブ11の両側には、コーナー周溝部8の溝側壁9が位置しており、コーナー周溝部8部分における補強リブ機能を確実に発揮する。
なお、各コーナー周溝部8に設けられる縦リブ11は、一つに限定されることはなく、コーナー壁6の横幅寸法が大きい場合には、複数に分割しても良いものである。
本発明の一実施形態例を示す、全体正面図である。 図1に示した実施形態例の、全体側面図である。 図1中、A−A線に沿って切断した、平断面図である。 図1中、B−B線に沿って切断した、平断面図である。
符号の説明
1 ; 口筒部
2 ; 肩部
3 ; 胴部
4 ; 平坦壁
5 ; 減圧吸収パネル
6 ; コーナー壁
7 ; 周溝
8 ; コーナー周溝部
9 ; 溝側壁
10; 溝底壁
11; 縦リブ
12; 境界角部
13; 底部

Claims (1)

  1. 四つの隅角部を略平坦なコーナー壁(6)で角取りして、四つの平坦壁(4)で構成された直角四角筒状の胴部(3)を有する合成樹脂製2軸延伸ブロー成形ボトルであって、前記胴部(3)の略中央高さ箇所に、台形溝状の周溝(7)を全周に亘って周設し、該周溝(7)の、前記コーナー壁(6)に位置するコーナー周溝部(8)に、前記周溝(7)を堰止めする形態で縦リブ(11)を形成し、該縦リブ(11)の周方向に沿う寸法を、前記コーナー周溝部(8)の周方向に沿った幅寸法よりも小さく設定して、前記縦リブ(11)の周方向の両側に、前記コーナー周溝部(8)の溝側壁(9)を位置させて成ることを特徴とする合成樹脂製ボトル。
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