JP4695010B2 - 回路基板内蔵型ブラシレスモータ - Google Patents

回路基板内蔵型ブラシレスモータ Download PDF

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Description

本発明は、モータケース内部に回路基板が配置された回路基板内蔵型ブラシレスモータに関する。
従来、回路基板内蔵型ブラシレスモータは、例えば、流体を吸込口から吸い込み、内部の羽根車の遠心力により流体を加圧し、吐出口より流体を吐出するDCキャンドポンプに適用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−73325号公報 具体的には、DCキャンドポンプ100は、図4に示すように、モータケーシング101とカップ状隔壁(いわゆる、キャン)102とで囲まれる空間が固定室104を形成し、ここにブラシレスモータ107の固定子110が配置されている。そして、固定子110とカップ状隔壁102で隔離される反対側のカップ状隔壁102とポンプケーシング104とで囲まれる空間が回転室105とこれと連接するポンプ室106となり、この空間内に回転子120及びこれと一体のインペラ130が配置されている。
また、モータケーシング101の内部には、固定子110と電気的に接続され、ブラシレスモータ107を通電制御するため、磁極検出基板131と駆動用基板116との2枚の回路基板により構成されている。
磁極検出基板131には、回転子120の一部を構成する永久磁石121の磁極位置を検出する複数の磁極検出素子114がレイアウトされ、カップ状隔壁102に固定ねじ133で取り付けられている。
また、軸方向に重ねるように、駆動用基板116が配置されており、この駆動用基板116には、回転子120及びこれと一体のインペラ130を回転駆動するためのドライブICが設けられている。
磁極検出基板131上の磁極検出素子114と駆動用基板116上のドライブICとは、磁極検出素子用コネクタ118、118と磁極検出素子信号ケーブル119により電気的に接続されている。
すなわち、磁極検出素子114の出力信号は、磁極検出素子用コネクタ118、118と磁極検出素子信号ケーブル119によりドライブICに伝えられ、磁極検出素子114の出力信号に従って複数相の固定子巻線113に電流を流し、固定子110に電磁石の磁極を発生させ、永久磁石121との磁力の吸引・反発により一方向の回転トルクを発生させるようにしている。
しかしながら、特許文献1記載の回路基板内蔵型ブラシレスモータ107において、磁極検出基板131上の磁極検出素子114と駆動用基板116上のドライブICとは、磁極検出素子用コネクタ118、118と磁極検出素子信号ケーブル119により電気的に接続されている。このため、磁気検出素子用コネクタ118、118を2つの回路基板131、116の間に配置するので、軸方向における対向間隔を狭めることが難しく、結果的にブラシレスモータやこのブラシレスモータを適用した電気機器全体が大型化となるという問題が生じている。
さらに、磁気検出素子用コネクタ118、118間に接続された磁気検出素子用信号ケーブル119を用いており、磁気検出素子114の出力信号にノイズが入る可能性が高くなり、磁気検出信号の精度が劣化するという問題がある。また、磁気検出素子用コネクタ118、118及び磁気検出素子用信号ケーブル119を用いるので、他の電子部品との接触等を防止するように引き回ししなければならないという問題がある。
また、磁極検出素子用コネクタ118、118や磁極検出素子用信号ケーブル119等の高価な接続部品が増加するので、コストの低減化が図りにくいといった問題もある。
そこで、本発明は、上記事情を考慮し、複数の回路基板を内蔵したブラシレスモータであって、軸方向における寸法を抑制することができる回路基板内蔵型ブラシレスモータを提供することを目的とする。
本発明は、駆動マグネットを有するロータ部と、前記駆動マグネットの外周に対向するように配置されたステータコアを有するステータ部と、前記駆動マグネットの磁極位置を検出する磁気検出素子と、ロータ部を駆動制御する駆動制御回路を有する第一、第二の駆動制御回路基板と、前記ステータコアが固定されるモータケースとを備え、該モータケースの内部に、前記第一、第二の駆動制御回路基板とが軸方向に間隔を設けて対向して配置された回路基板内蔵型ブラシレスモータであって、前記第一、第二の駆動制御回路基板の一方には、前記磁気検出素子のリード端子を貫通する貫通孔が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、第一、第二の駆動制御回路基板を内蔵したブラシレスモータであって、前記第一、第二の駆動制御回路基板の一方には、前記磁気検出素子のリード端子を貫通する貫通孔が形成されているので、前記第一、第二の駆動制御回路基板とが軸方向における間隔を、従来に比べて小さくすることができ、回路基板内蔵型ブラシレスモータの小型化を図ることができる。
さらに、本発明は、前記第一の駆動制御回路基板には前記ロータ部の駆動を制御する回路が設けられ、前記第二の駆動制御回路基板には前記ステータコアに巻設された駆動コイルへの給電を制御する回路が設けられるとともに、前記駆動マグネット、第二の駆動制御回路基板、第一の駆動制御回路基板の順に軸方向に配置され、前記貫通孔は前記第二の駆動制御回路基板に形成されていることが好ましい。
本発明によれば、磁気検出素子のリード端子を、第一の駆動制御回路基板に直接電気的に接続することができる。そのため、磁気検出素子の出力信号にノイズがのることを防止することができる。
前記磁気検出素子は、駆動コイルの隣合う間に複数配置され、これら複数の磁気検出素子のリード端子が貫通する貫通孔は1つ形成されていることが好ましい。これにより、貫通孔を形成する加工時間が短縮され、安価で製造することができる。
本発明によれば、第一、第二の駆動制御回路基板を内蔵したブラシレスモータであって、前記第一、第二の駆動制御回路基板の一方には、前記磁気検出素子のリード端子を貫通する貫通孔が形成されているので、前記第一、第二の駆動制御回路基板とが軸方向における間隔を、従来に比べて小さくすることができ、回路基板内蔵型ブラシレスモータの小型化を図ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
(全体構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る回路基板内蔵型ブラシレスモータを用いたポンプ装置の断面図である。図2は、図1に示す回路基板内蔵型ブラシレスモータのステータ部の一部を示す平面図である。図3は、本発明の実施の形態に係る第二の駆動制御回路基板の平面図である。
ポンプ装置10は、回路基板内蔵型ブラシレスモータ(以下、「ブラシレスモータ」という)20と、ポンプ50とを有し、これらブラシレスモータ20及びポンプ50は、外ハウジング11とモータケース25とによって囲まれる空間内に収納されている。
ポンプ50は、図1に示すように、圧力流体(例えば、液体)の導入口51と排出口52と、導入口51から排出口52に至る流体経路53の中途部に形成された負圧室54と、負圧室54内で回転する羽根車としての遠心ファン55とを備えている。
遠心ファン55は、ブラシレスモータ20の一部を構成するロータ部22の回転に伴って高速回転し、これによって負圧室54内を負圧として導入口51から流体を吸入すると、その流体を流体経路53を経由して排出口52から排出するようになっている。
さらに、本実施の形態では、負圧室54内には、ブラシレスモータ20を構成するロータ部22が配置されている。
(回路基板内蔵型ブラシレスモータの構造)
ブラシレスモータ20は、ステータ部21と、ロータ部22と、ロータ部22を駆動制御する駆動制御回路を有する第一、第二の駆動制御回路基板23,24と、モータケース25とを主な構成としている。
さらに、本実施の形態では、図1に示すように、外ハウジング11とモータケース25と間には、内ハウジング12が設けられている。
内ハウジング12は、略有底円筒形状したモータケース25の開放端を閉じるように配置され、内ハウジング12とモータケース25との空間には、ステータ室26が形成されている。
ステータ室26には、ブラシレスモータ20のロータ部22を駆動制御する回路を有する第一、第二の駆動制御回路基板23、24が軸方向に間隔を設けて対向して配置されている。
ロータ部22は、ラジアル軸受としてのセラミック製のスリーブ27と、駆動マグネット28と、スリーブ27と駆動マグネット28との間に介在された樹脂製の遠心ファン(インペラやディフューザを含む)55とを備えている。
また、スリーブ27は中空円筒形状であり、駆動マグネット28は、円周方向にN極、S極を互いに着磁された円筒状の永久磁石である。
本実施の形態では、スリーブ27と駆動マグネット28とは遠心ファン55を介して取り付けられ、一体的に回転するようになっている。
ステータ部21は、円柱状した固定軸29と、固定軸29の両端側に配置されたスラスト軸受30、31と、駆動マグネット28と対向配置されたステータコア32と、ステータコア32に嵌装されたボビン(又はヨーク)33と、ボビン33に巻回された駆動コイル34とを主な構成としている。これにより、スリーブ27は、ラジアル方向において固定軸29の外周面に摺動し、スラスト方向においてスラスト軸受30、31の一方の面に摺動しながら回転するようになっている。
固定軸29の一端側(図1において下端側)はスラスト軸受30を介して内ハウジング12に支持され、その他端側(図1において上端側)はスラスト軸受31を介して外ハウジング11に支持されている。
この際、遠心ファン55の高速回転化に比例して負圧室54内の負圧が高くなり、ロータ部22が固定軸29の軸線に沿って負圧室54側へと変位するが、負圧室54側に配置されたスラスト軸受31は、外ハウジング11に対して、確実に回り止めされているので、安定してスラスト荷重を受けることができるようになっている。
内ハウジング12は、ステータ室26の内部に位置する有底円筒部12aと、この有底円筒部12aの開放端縁に位置するフランジ部12bとが一体に形成されている。また、有底円筒部12aの底壁中央には固定軸29と同軸上に位置して固定軸29の一端を支持する軸支持孔12cを形成した台座部12dが形成されている。さらに、フランジ部12bには、取付ボルト35が貫通する貫通孔12eが形成されている。また、フランジ部12bには、外ハウジング11との密閉性を確保するための環状パッキン36が挿入される環状溝12fが形成されている。
さらに、内ハウジング12には、有底円筒部12aとは反対側に突出された位置決めピン12bが設けられている。同様に、有底円筒部12aの反対側に突出された取付脚部12gが設けられている。また、位置決めピン12b及び取付脚部12gには、第一の駆動制御回路基板23が載置される位置決め用段部がそれぞれ形成されている。これら位置決め用段部により、第一の駆動制御回路基板23と第二の駆動制御回路基板24とが軸方向に所定の間隔を設けて対向して配置されている。
外ハウジング11は、その中心に圧力流体(ここでは、液体)の導入口51と排出口52とが形成されている。また、外ハウジング11は、内ハウジング12と共同して導入口51と排出口52とに至る流体経路53を形成していると共に、その中途部に負圧室54を形成している。さらに、外ハウジング11は、取付ボルト35の挿通孔11eが形成されている。また、外ハウジング11には、流体経路53を形成する壁11bが形成されている。さらに、外ハウジング11の中心に向けて延在する脚部11cには平面視略真円形状の軸支持孔11dが形成されている。この軸支持孔11dの中心は導入口51と同軸上に形成されている。
ステータコア32は強磁性体からなり、図2に示すように、中心に向かって突出した12個の突極37が形成されている。各突極37には、駆動コイル34が巻回されたボビン33がそれぞれ嵌装されている。なお、図2では、駆動コイル34は図示されていない。
さらに、各ボビン33には、2本の接続端子38が軸方向に延びるように設けられており、ボビン33に巻回された駆動コイル34の巻始め端末と巻終り端末がそれぞれからげられている。
ステータコア32に巻設された駆動コイル34は、本実施の形態では、U、V、W相の三相からなり、U1、U2、U3、U4の4つの駆動コイル34Uが1組でU相を、V1、V2、V3、V4の4つの駆動コイル34VでV相を、W1、W2、W3、W4の4つの駆動コイル34WでW相をそれぞれ構成している。
具体的には、図3に示すように、各突極に巻かれた各組の巻線は、各4つの結線U1,U2,U3,U4(図3の実線で示す)を介して、通電によりこれらの突極37に巻かれた巻線に発生する磁極が同極となるように、同じ方向に巻かれて接続されている。同様に、結線V1,V2,V3、V4(図3の破線で示す)も、結線W1,W2,W3,W4(図3の二点鎖線で示す)も、同じ方向に巻かれて接続されている。図2に示すU,V,W相の各3組の巻線群は、図3に示すように第二の駆動制御回路基板24上でY結線で互いに接続されている。
U、V、W相の各4組(三相)の巻線群は第二の駆動制御回路基板24に接続され、これらの巻線群に対し通電する相を順次切り替えて回転磁界を発生させ、ロータ部22を回転させる。駆動マグネット28の磁極(回転)位置を検知するため、3つの磁気検出素子39、39、39が、約30°間隔で配置されており、その磁気検出信号により1つの通電相が選択される。磁気検出素子39としては、ホール素子などの磁電変換素子が用いられている。
さらに、本実施の形態では、U相、V相、W相に対応する各1本の接続端子38は、第二の駆動制御回路基板24を貫通し、第一の駆動制御回路基板23にまで延びる長さを有している(図1参照)。これら3本の接続端子38は、第一の駆動制御回路基板23に形成された導電パターンに半田付けされ電気的に接続され、電源からの電流が供給されるようになっている。
なお、モータケース25は、使用目的(使用環境)に応じて防錆性を有するアルミ等の金属や樹脂から構成され、取付ボルト35と螺合するねじ孔25aが形成されている。
また、ポンプ50は、一般に、キャンドポンプと呼ばれており、モータケース25と内ハウジング12とで囲まれる空間がステータ室26を形成し、ステータ室26には、ブラシレスモータ20のステータ部21の一部を構成するステータコア32と、ステータコア32に嵌装されたボビン(又はヨーク)33と、ボビン33に巻回された駆動コイル34が配置されている。そして、ステータ室26と外ハウジング11とで隔離される反対側の内ハウジング12と外ハウジング11とで囲まれる空間が、ブラシレスモータ20のロータ部22とこれと連接するポンプ50で、ここにスリーブ27、駆動マグネット28及び樹脂製の遠心ファン(インペラやディフューザを含む)55とが配置されている。
(第一、第二の駆動制御回路基板について)
次に、本発明の実施の形態に係る駆動制御回路基板について図面に基づいて説明する。
図1に示すように、ステータ室26には、第一、第二の駆動制御回路基板23、24が、軸方向に間隔を置いて対向して配置されながら、内ハウジング12の取付脚部12gにねじ40により固定されている。
第一の駆動制御回路基板23には、ロータ部22を駆動制御する駆動制御回路(例えば、駆動用IC)、磁気検出素子39のリード端子41と電気的に接続される導電パターン、ボビン33に形成された接続端子38を電気的に接続される導電パターンが形成されている。さらに、図3に示すように、電源からの電源供給を受ける電源コネクタ42が設けられている。
さらに、本実施の形態では、第一の駆動制御回路基板23には、駆動マグネット28の磁極(回転)位置を検出する3つの磁気検出素子39のリード端子41(図1参照)が貫通する貫通孔23aと、ボビン33に形成された接続端子38を貫通する貫通孔23bが形成されている。
なお、本実施の形態では、貫通孔23bは、図3に示すように、3つ形成されており、各貫通孔23bには、図1に示すように、U相、V相、W相にそれぞれ対応する1本の接続端子38が貫通している。
また、第一の駆動制御回路基板23には、図1に示すように、内ハウジング12に設けられた有底円筒部12aから突出された位置決めピン12bが嵌合される嵌合孔23cと、有底円筒部12aの中心から突出された取付脚部12cが貫通し、ネジ40により螺合される貫通孔23dとが形成されている。これらにより、第一の駆動制御回路基板23は、内ハウジング12に設けられたステータコア32、磁気検出素子39との位置決めされた状態で固定されるようになっている。
第二の駆動制御回路基板24には、図3に示すように、U相,V相,W相の三相からなり、Y結線のパターンU1〜U4(図3の実線で示す),V1〜V4(図3の破線で示す),W1〜W4(図3の二点鎖線で示す)がプリント配線されている。さらに、駆動マグネット28の磁極(回転)位置を検出する3つの磁気検出素子39のリード端子41(図1参照)が貫通する貫通孔24aが形成されている。
なお、本実施の形態では、第二の駆動制御回路基板24には、図3に示すように、3つの貫通孔24bが形成されている。これら貫通孔24bは、図1に示すように、U相、V相、W相にそれぞれ対応する1本の接続端子38が貫通している。
第二の駆動制御回路基板24は、図1に示すように、内ハウジング12の底面、ボビン33の端面に載置されながら、内ハウジング12に形成された位置決めピン12b、取付脚部12cに貫通されている。これにより、第二の駆動制御回路基板24は、内ハウジング12に設けられたステータコア32、磁気検出素子39との位置決めされた状態で固定されるようになっている。
また、貫通孔24aは、他の電子部品等に接触しない程度の大きさの孔が形成されており、位置決めされながら固定された状態では、磁気検出素子39のリード端子41は、貫通孔24aの端面等には接触しないようになっている。
さらに、3つの磁気検出素子39は、U相、V相、W相となる駆動コイル34の隣合う間に複数配置され、これら磁気検出素子39のリード端子41が貫通する貫通孔24aは、円弧状に1つ形成されている。
また、第二の駆動制御回路基板24には、図3に示すように、内ハウジング12に形成された有底円筒部12aから突出された位置決めピン12bが貫通する貫通孔24cと、有底円筒部12aの中心から突出された取付脚部12cが貫通する貫通孔24dと、第二の駆動制御回路基板24を内ハウジング12(又はステータコア32)に固定するための螺子取付孔12eとが形成されている。
(回路基板内蔵型ブラシレスモータの製造方法)
以上のように構成されたブラシレスモータ20の製造方法を以下に説明する。
ロータ部22は、スリーブ27、駆動マグネット28、遠心ファン55が一体的に取り付けられて組み立てられる。
ステータコア組は、ステータコア32の各突極37に駆動コイル34が巻回されたボビン33を嵌装される。このステータコア組は、内ハウジング12の外周面に軸方向に位置決めされて固着される。
内ハウジング12の内周側には、固定軸29が台座部12dに形成された軸支持孔12cに挿入される。軸支持孔12cには、スラスト軸受30が回り止めされた状態で嵌合されている。
固定軸29には、ロータ部22が取り付けられる。具体的には、スリーブ27の中空内に固定軸29が貫通する。貫通後、固定軸29にはスラスト軸受31が取り付けられた外ハウジング11が挿入される。
その後、内ハウジング12に取り付けられたステータコア組において、ボビン33の所定の3箇所に、磁気検出素子39、39、39が固着される。
第二の駆動制御回路基板24が、内ハウジング12に形成された位置決めピン12b、取付脚部12gに嵌合される。このとき、第二の駆動制御回路基板24に形成された磁気検出素子39のリード端子41が貫通孔24aを貫通し、同様に、ボビン33に形成された接続端子38は導電パターンに半田付けされて電気的に接続される。
つぎに、第一の駆動制御回路基板23が、位置決めピン12b及び、取付脚部12gに形成された位置決め用段部に載置された状態でネジ40により取り付けられる。
第一の駆動制御回路基板23が取り付けられた状態では、磁気検出素子39のリード端子41が貫通孔23aを貫通し、半田付けされて電気的に接続される。
また、本実施の形態では、U相、V相、W相にそれぞれ対応する各1本の接続端子38は、第一の駆動制御回路基板23まで延びており、これら3本の接続端子38は第一の駆動制御回路基板23に半田付けされ、電気的に接続される。
その後、モータケース25が内ハウジング12を挟むようにして、外ハウジング11とネジ35により固定される。
上述したポンプ装置10は、ブラシレスモータ20の駆動マグネット28の磁力と駆動コイル34に流れる電流とによってフレミングの左手の法則により所定の回転方向にロータ部22が回転する。これにより、遠心ファン55は、ロータ部22の回転に伴って高速回転し、これによって流体経路53内を負圧として導入口51から流体を吸入すると同時に、その流体を流体経路53を経由して排出口52から排出する。
(本実施の形態の主な効果)
回路基板内蔵型ブラシレスモータ20は、上述したとおり、モータケース25の内部に、第一、第二の駆動制御回路基板23、24とが軸方向に間隔を設けて対向して配置されており、第二の駆動制御回路基板24には、3つの磁気検出素子39のリード端子41を貫通する貫通孔24aが形成されている。これにより、第一、第二の駆動制御回路基板23、24とが軸方向における間隔を、従来に比べて小さくすることができ、回路基板内蔵型ブラシレスモータ20の小型化を図ることができる。
さらに、回路内蔵型ブラシレスモータ20は、第一の駆動制御回路基板23にはロータ部22の駆動を制御する回路が設けられ、第二の駆動制御回路基板24にはステータコア32に巻設された駆動コイル34への給電を制御する回路が設けられるとともに、駆動マグネット28、第二の駆動制御回路基板24、第一の駆動制御回路基板23の順に軸方向に配置され、貫通孔24aは第二の駆動制御回路基板24に形成されている。これにより、磁気検出素子39のリード端子41を、第一の駆動制御回路基板23に直接電気的に接続することができる。そのため、磁気検出素子39の出力信号にノイズがのることを防止することができる。
また、回路基板内蔵型ブラシレスモータ20にあっては、第一、第二の駆動制御回路基板23、24が離間状態で対向配置されると共に電源供給先やセンサ等からの出力信号を受ける際に、3つの磁気検出用素子39のリード端子41、ボビン33に形成された接続端子38を、第二の駆動制御回路基板24に設けられた各通過孔24a,24bを貫通して第一の駆動制御回路基板23に直接接続したので、従来のように、これら回路基板23、24を電気的に接続する磁気検出素子用コネクタ118、118や磁気検出素子用信号ケーブル119等、専用の接続部材を不要とすることができる。さらに、この磁気検出素子用コネクタ118、118や磁気検出素子用信号ケーブル119を配置するためのクリアランスを確保する必要が無くなり、回路内蔵型ブラシレスモータ20の全体の小型化することができる。
また、専用の接続部材を用いる必要がなくなることから、部品コストを削減することも可能となる。
回路基板内蔵型ブラシレスモータ20は、3つの磁気検出用素子39のリード端子41を、第二の駆動制御回路基板24に設けられた通過孔24aを貫通して第一の駆動制御回路基板23に直接接続したので、従来のような磁気検出素子用コネクタ118、118間に接続された磁気検出素子用信号ケーブル119を用いていたので、他の電子部品との接触等を防止するように引き回ししなければならないという問題も無く、組み立て工程も容易になる。
また、磁極検出素子用コネクタ118、118や磁極検出素子用信号ケーブル119等の高価な接続部品を必要とせず、安価となる。
さらに、回路基板内蔵型ブラシレスモータ50においては、3つの磁気検出用素子39のリード端子41を、第二の駆動制御回路基板24に設けられた通過孔24aを貫通して第一の駆動制御回路基板23に直接接続したので、磁気検出素子39の出力信号にノイズがのることを防止することができる。
また、磁気検出素子39は、隣合う駆動コイル34に対向するように複数配置され、これら複数の磁気検出素子39のリード端子41が貫通する貫通孔24aは1つ形成されているので、貫通孔24aを形成する加工時間が短縮され、安価で製造することができる。
(他の実施の形態)
上述した実施の形態は、本発明の好適な形態の一例であるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形可能である。
例えば、上述した本実施の形態では、回路基板内蔵型ブラシレスモータをポンプ装置に適用して説明したが、例えば、電気掃除機の電動送風機や換気扇といったような完成品や、モータ単体全般に適用することができることは勿論である。
さらに、第二の駆動制御回路基板24に形成された貫通孔24aは、1つであるがこれに限定されることものではなく、3つの磁気検出素子39、39、39の各々に貫通孔24aを形成するようにしてもよい。
また、本実施の形態における駆動コイル34の巻線方法においても限定されるものではなく、これ以外の巻線方法でもよい。これにより、磁気検出素子39の配置も変更され、それに合わせて貫通孔24aの位置を変更してもよい。
同様に、第二の駆動制御回路基板24に形成された貫通孔24bや第一の駆動制御回路基板23に形成された貫通孔23a、23bに限定されるものではなく、設計に合わせて変更してもよい。
本発明の実施の形態に係る回路基板内蔵型ブラシレスモータを用いたポンプの断面図である。 図1に示す回路基板内蔵型ブラシレスモータのステータ部の一部を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る第二の駆動制御回路基板の平面図である。 従来の回路基板内蔵型ブラシレスモータを用いたポンプの断面図である。
符号の説明
10…ポンプ装置
20…回路基板内蔵型ブラシレスモータ
21…ステータ部
22…ロータ部
23…第一の駆動制御回路基板
23a、23b…貫通孔
24…第二の駆動制御回路基板
24a…貫通孔
25…モータケース
28…駆動マグネット
32…ステータコア
38…ボビンに形成された接続端子
39…磁気検出素子
41…磁気検出素子のリード端子

Claims (4)

  1. 駆動マグネットを有するロータ部と、前記駆動マグネットの外周に対向するように配置されたステータコアを有するステータ部と、前記駆動マグネットの磁極位置を検出する磁気検出素子と、ロータ部を駆動制御する駆動制御回路を有する第一、第二の駆動制御回路基板と、前記ステータコアが固定されるモータケースとを備え、該モータケースの内部に、前記第一の駆動制御回路基板と前記第二の駆動制御回路基板とが軸方向に間隔を設けて対向して配置された回路基板内蔵型ブラシレスモータであって、
    前記第一の駆動制御回路基板には前記ロータ部の駆動を制御する回路が設けられ、前記第二の駆動制御回路基板には前記ステータコアに巻設された駆動コイルへの給電を制御する回路が設けられるとともに、前記駆動マグネット、第二の駆動制御回路基板、第一の駆動制御回路基板の順に軸方向に配置され、
    前記第二の駆動制御回路基板には、前記磁気検出素子のリード端子貫通する貫通孔が形成され、前記磁気検出素子のリード端子は、前記第二の駆動制御回路基板に形成された前記貫通孔を介して前記第一の駆動制御回路基板に接続されていることを特徴とする回路基板内蔵型ブラシレスモータ。
  2. 前記磁気検出素子は、駆動コイルの隣合う間に複数配置され、これら複数の磁気検出素子のリード端子が貫通する貫通孔は1つ形成されていることを特徴とする請求項1記載の回路基板内蔵型ブラシレスモータ。
  3. 前記貫通孔は、円弧状に形成されていることを特徴とする請求項2記載の回路基板内蔵型ブラシレスモータ。
  4. 前記モータケースは有底の筒形状であり、前記モータケースの開放端を閉じるように配置された内ハウジングを備え、前記内ハウジングは有底の筒形状の有底円筒部を有し、該有底円筒部とは反対側に突出された位置決めピンと取付脚部とを備え、前記位置決めピンと前記取付脚部には前記第一の駆動制御回路基板が載置される位置決め用段部が形成され、該位置決め用段部により、前記第一の駆動制御回路基板と前記第二の駆動制御回路基板とが軸方向に所定の間隔を設けて対向して配置されていることを特徴とする請求項1記載の回路基板内蔵型ブラシレスモータ。
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