JP4693976B2 - 景品交換システム及び景品交換決済方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機による遊技により遊技者の所有となった有価価値の大きさを、音楽データ等のデジタル情報(デジタルコンテンツ)と景品交換することができるようなシステム及び決済方法に関し、さらに詳しくは、景品交換に関する情報の集計管理が明確に行われるような景品交換システム,及び景品交換に伴う決済が明確に行われるような景品交換決済方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、遊技機による遊技により遊技者の所有となった有価価値の大きさを景品と交換するための景品交換システムとしては、例えば以下のようなものが知られている。即ち、パチンコ店等の遊技場では、パチンコ機等の遊技機による遊技により遊技者に景品玉等が付与され、遊技者が獲得した景品玉(以下「獲得玉」という。)等の数に応じて、遊技者の所有となった有価価値の大きさが特定される。この有価価値の大きさは、例えば有価価値の大きさを特定可能な情報が記録された記録媒体の記録情報を読み取り、その記録情報から特定される。
【0003】
具体的には、会員である遊技者が獲得した獲得玉を貯玉として翌日以降に繰り越すことができる貯玉システムが導入されているパチンコ店において、遊技者が前記会員である場合には、計数された獲得玉の数が、記録情報である会員IDと関連付けられて、貯玉の数としてホール管理装置に記憶され、記録媒体である会員カードから読み取った会員ID及び入力された暗証番号をホール管理装置に照会することにより、有価価値の大きさである貯玉の数が特定される。
【0004】
あるいは、遊技者が前記会員でない場合には、計数された獲得玉の数が、記録情報である計数玉数として、同じく記録情報であるカードID及びカードの発行年月日・発行時間と共に、ホール管理装置及び計数カードに記録され、記録媒体である計数カードから読み取った記録情報(カードID,カードの発行年月日・発行時間,及び計数玉数)をホール管理装置に照会することにより、有価価値の大きさである獲得玉の数が特定される。
【0005】
ここで有価価値の大きさとは、貯玉又は獲得玉(以下「所有玉」ともいう。)の数、あるいは所有玉の数を所定の比率で換算した金額等を意味する。なお、遊技機による遊技により遊技者に付与されるものは、獲得玉には限られず、獲得メダルや点数等でも良い。前記のようにして特定された有価価値の大きさは、パチンコ店内の景品カウンタで、遊技者が選択した特殊景品や一般景品と景品交換される。
【0006】
しかし、従来の景品交換システムにおいては、以下のような問題点があった。即ち、その有価価値の大きさを一般景品と景品交換する場合には、遊技者が多くの有価価値を獲得したとしても、パチンコ店が予め仕入れた商品やサービスなどの非常に限られた範囲でしか景品を選ぶことができないため、遊技者が希望する景品が存在しないことが多かった。
【0007】
また、その有価価値の大きさを特殊景品と景品交換した後に、特殊景品と交換するに満たない端数の有価価値の大きさ(いわゆる端玉)が残った場合には、前記会員でない遊技者は、有価価値を翌日以降に繰り越すことができないため、端数の有価価値の大きさで交換可能な一般景品(例えばタバコやチョコレートなど)とやむを得ず景品交換することが多かった。
【0008】
一方、有価価値の大きさをパチンコ店が予め仕入れていない景品と景品交換できるシステムとしては、遊技者がパチンコ店内外に設置された端末装置からインターネットを介して商品メーカーやサイバーモールに対して景品を注文し、その景品が遊技者の自宅に後日配送されるものが知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、同システムにおいても、音楽データ等のデジタル情報を景品として提供し、有価価値の大きさをデジタル情報と景品交換するという着想は全くなかった。
【0010】
そして、有価価値の大きさを該デジタル情報と景品交換することができるようなシステムを構成した場合においても、例えばどのデジタル情報がどのパチンコ店で何回景品交換に利用されたかといった景品交換に関する情報の集計管理や、提供されたデジタル情報に応じた額の代金をパチンコ店から回収してデジタル情報の配信元に支払うといった景品交換に伴う決済が、明確に行われるようなシステム及び決済方法を構成することが望まれる。
【0011】
本発明は、このような背景のもとになされたものであり、その目的は、遊技機による遊技により遊技者の所有となった有価価値の大きさを音楽データ等のデジタル情報(デジタルコンテンツ)と景品交換するにあたり、景品交換に関する情報の集計管理が明確に行われるような景品交換システム,及び景品交換に伴う決済が明確に行われるような景品交換決済方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、次のような手段を採る。
【0013】
まず、請求項1に係る発明は、
遊技機が設置される遊技場に備えられ、該遊技機による遊技により遊技者の所有となった有価価値の大きさを特定可能な情報が記録された記録媒体の記録情報を読み取り、該記録情報から特定される該有価価値の大きさを、選択されたデジタル情報と景品交換するための処理を行うデジタル情報交換装置と、
前記遊技場以外のデジタル情報配信機関に備えられ、前記デジタル情報交換装置と通信可能に接続され、該デジタル情報交換装置に対して前記デジタル情報を配信するデジタル情報配信装置と、
前記遊技場及び前記デジタル情報配信機関以外のデジタル情報管理機関に備えられ、前記デジタル情報交換装置及び前記デジタル情報配信装置と通信可能に接続され、該デジタル情報交換装置により処理された景品交換に関する情報の集計管理を行うデジタル情報管理装置と、
からなる景品交換システムであって、
前記デジタル情報交換装置は、
前記景品交換に供したデジタル情報を特定可能なコンテンツIDと、該デジタル情報を景品交換に供した景品交換回数とを対応付けて記憶する交換装置側記憶手段と、
前記景品交換が行われたことに基づいて、該景品交換に供したデジタル情報のコンテンツIDに対応する景品交換回数を更新する交換装置側更新手段と、
前記景品交換に供したデジタル情報のコンテンツIDを含む景品交換情報を前記デジタル情報管理装置に対して送信する景品交換情報送信手段と、を有し、
前記デジタル情報管理装置は、
前記景品交換に供されたデジタル情報のコンテンツIDと、該デジタル情報の景品交換回数とを対応付けて記憶する管理装置側記憶手段と、
前記景品交換情報送信手段から受信した景品交換情報に基づいて、該景品交換情報に含まれるコンテンツIDに対応する景品交換回数を更新する管理装置側更新手段と、
前記管理装置側記憶手段の記憶内容に基づいて、前記景品交換に供されたデジタル情報の対価として前記遊技場に対して請求する遊技場請求額を算出する遊技場請求額算出手段と、
該遊技場請求額算出手段により算出した遊技場請求額を含む遊技場支払要求を前記デジタル情報交換装置に対して送信する遊技場支払要求送信手段と、
前記管理装置側記憶手段の記憶内容に基づいて、前記景品交換に供されたデジタル情報の対価として前記デジタル情報配信機関に対して支払う配信機関支払額を算出する配信機関支払額算出手段と、
該配信機関支払額算出手段により算出した配信機関支払額を前記デジタル情報配信機関に対して支払うための処理を行う管理装置側支払処理手段と、を有し、
前記デジタル情報交換装置は、
前記交換装置側記憶手段の記憶内容に基づいて、前記景品交換に供したデジタル情報の対価として前記デジタル情報管理機関に対して支払う管理機関支払額を算出する管理機関支払額算出手段と、
該管理機関支払額算出手段により算出した管理機関支払額と前記遊技場支払要求送信手段から受信した遊技場支払要求に含まれる遊技場請求額とが一致するか否かを判定する交換装置側判定手段と、
該交換装置側判定手段により一致すると判定したことを条件として、該一致する額を前記デジタル情報管理機関に対して支払うための処理を行う交換装置側支払処理手段と、をさらに有することを特徴とする景品交換システムである。
【0015】
また、請求項に係る発明は、
請求項1に記載した景品交換システムであって、
前記デジタル情報交換装置は、前記景品交換情報を前記景品交換情報送信手段により前記デジタル情報配信装置に対して送信し、
前記デジタル情報配信装置は、
前記景品交換に供されたデジタル情報のコンテンツIDと、該デジタル情報の景品交換回数とを対応付けて記憶する配信装置側記憶手段と、
前記景品交換情報送信手段から受信した景品交換情報に基づいて、該景品交換情報に含まれるコンテンツIDに対応する景品交換回数を更新する配信装置側更新手段と、
前記配信装置側記憶手段の記憶内容に基づいて、前記景品交換に供されたデジタル情報の対価として前記デジタル情報管理機関に対して請求する管理機関請求額を算出する管理機関請求額算出手段と、
該管理機関請求額算出手段により算出した管理機関請求額を含む管理機関支払要求を前記デジタル情報管理装置に対して送信する管理機関支払要求送信手段と、を有し、
前記デジタル情報管理装置は、
前記配信機関支払額算出手段により算出した配信機関支払額と前記管理機関支払要求送信手段から受信した管理機関支払要求に含まれる管理機関請求額とが一致するか否かを判定する管理装置側判定手段を有し、
該管理装置側判定手段により一致すると判定したことを条件として、該一致する額を前記デジタル情報管理機関に対して支払うための処理を前記管理装置側支払処理手段により行うことを特徴とする景品交換システムである。
【0016】
また、請求項に係る発明は、
前記デジタル情報交換装置は、起動時に、前記デジタル情報配信装置及び前記デジタル情報管理装置に対して、接続確認を行うことを特徴とする景品交換システムである。
【0017】
また、請求項に係る発明は、
前記デジタル情報交換装置は、予め定められた所定時間毎に、該所定時間中における前記景品交換情報を前記景品交換情報送信手段により送信することを特徴とする景品交換システムである。
【0020】
また、請求項に係る発明は、
前記デジタル情報は、デジタル音楽情報,デジタル文字情報,及びデジタル画像情報から選択される一種以上からなる情報であることを特徴とする景品交換システムである。
【0023】
また、請求項に係る発明は、
遊技機による遊技により遊技者の所有となった有価価値の大きさを特定可能な情報が記録された記録媒体の記録情報を読み取り、該記録情報から特定される該有価価値の大きさを、選択されたデジタル情報と景品交換するための処理を行うデジタル情報交換装置を備える遊技場と、
前記デジタル情報交換装置と通信可能に接続され、該デジタル情報交換装置に対して前記デジタル情報を配信するデジタル情報配信装置を備えるデジタル情報配信機関と、
前記デジタル情報交換装置及び前記デジタル情報配信装置と通信可能に接続され、該デジタル情報交換装置により処理された景品交換に関する情報の集計管理を行うデジタル情報管理装置を備えるデジタル情報管理機関との間で、
景品交換に伴う決済をする方法であって、
前記デジタル情報交換装置は、
前記景品交換に供したデジタル情報を特定可能なコンテンツIDと、該デジタル情報を景品交換に供した景品交換回数とを対応付けて記憶する交換装置側記憶手段を有し、
前記景品交換が行われたことに基づいて、該景品交換に供したデジタル情報のコンテンツIDに対応する景品交換回数を更新し、
前記景品交換に供したデジタル情報のコンテンツIDを含む景品交換情報を前記デジタル情報管理装置に対して送信し、
前記デジタル情報管理装置は、
前記景品交換に供されたデジタル情報のコンテンツIDと、該デジタル情報の景品交換回数とを対応付けて記憶する管理装置側記憶手段を有し、
前記景品交換情報送信手段から受信した景品交換情報に基づいて、該景品交換情報に含まれるコンテンツIDに対応する景品交換回数を更新し、
前記管理装置側記憶手段の記憶内容に基づいて、前記景品交換に供されたデジタル情報の対価として前記遊技場に対して請求する遊技場請求額を算出し、
該算出した遊技場請求額を含む遊技場支払要求を前記デジタル情報交換装置に対して送信し、
前記デジタル情報交換装置は、
前記交換装置側記憶手段の記憶内容に基づいて、前記景品交換に供したデジタル情報の対価として前記デジタル情報管理機関に対して支払う管理機関支払額を算出し、
該管理機関支払額算出手段により算出した管理機関支払額と前記デジタル情報管理装置から受信した遊技場支払要求に含まれる遊技場請求額とが一致するか否かを判定し、
該判定により一致すると判定したことを条件として、該一致する額を前記デジタル情報管理機関に対して支払うための処理を行う一方、
前記管理装置側記憶手段の記憶内容に基づいて、前記景品交換に供されたデジタル情報の対価として前記デジタル情報配信機関に対して支払う配信機関支払額を算出し、
該算出した配信機関支払額を前記デジタル情報配信機関に対して支払うための処理を行うことを特徴とする景品交換決済方法である。
【0026】
また、請求項に係る発明は、
請求項に記載した景品交換決済方法であって、
前記デジタル情報交換装置は、前記景品交換情報を前記デジタル情報配信装置に対して送信し、
前記デジタル情報配信装置は、
前記景品交換に供されたデジタル情報のコンテンツIDと、該デジタル情報の景品交換回数とを対応付けて記憶する配信装置側記憶手段を有し、
前記デジタル情報交換装置から受信した景品交換情報に基づいて、該景品交換情報に含まれるコンテンツIDに対応する景品交換回数を更新し、
前記配信装置側記憶手段の記憶内容に基づいて、前記景品交換に供されたデジタル情報の対価として前記デジタル情報管理機関に対して請求する管理機関請求額を算出し、
該算出した管理機関請求額を含む管理機関支払要求を前記デジタル情報管理装置に対して送信し、
前記デジタル情報管理装置は、
前記配信機関支払額算出手段により算出した配信機関支払額と前記デジタル情報配信装置から受信した管理機関支払要求に含まれる管理機関請求額とが一致するか否かを判定し、
該判定により一致すると判定したことを条件として、該一致する額を前記デジタル情報管理機関に対して支払うための処理を行うことを特徴とする景品交換決済方法である。
【0027】
また、請求項に係る発明は、
請求項6又は7に記載した景品交換決済方法であって、
前記遊技場から前記デジタル情報管理機関に対して、前記デジタル情報交換装置の使用に係る使用料が支払われることを特徴とする景品交換決済方法である。
【0028】
さらに、請求項に係る発明は、
請求項6〜8のいずれか1つに記載した景品交換決済方法であって、
前記デジタル情報配信機関から前記デジタル情報管理機関に対して、前記集計管理及び前記決済に係る手数料が支払われることを特徴とする景品交換決済方法である。
【0029】
上記課題を解決するための手段の具体例を、発明の実施の形態及び図面の表記と対応させて説明する。デジタル情報交換装置には景品交換装置10が対応し、遊技場にはパチンコ店110が対応する。デジタル情報配信装置には音楽配信サーバ40が対応し、デジタル情報配信機関には音楽配信業者140が対応する。デジタル情報管理装置には売上管理装置50が対応し、デジタル情報管理機関には第三者管理機関150が対応する。
【0030】
遊技機にはパチンコ機が対応する。有価価値の大きさには貯玉又は獲得玉(所有玉)の数が対応する。記録媒体には会員カード4又は計数カード5が対応する。記録情報には会員IDや計数玉数等が対応する。デジタル情報には音楽データが対応する。通信手段には通信部11aが対応する。記録媒体読取手段にはカードリーダ13が対応する。選択受付手段にはタッチパネル式ディスプレイ15が対応する。減算処理手段,記憶処理手段,及び提供処理手段には制御部12が対応する。
【0031】
デジタル情報の対価には必要玉数が対応する。遊技場が遊技者に対して景品として提供したデジタル情報に応じた額には額Y(例えばパチンコ店110における仕入価格)が対応する。デジタル情報配信機関が遊技場に対して景品として提供したデジタル情報に応じた額には額X(例えば音楽配信業者140における卸価格)が対応する。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0033】
[1.景品交換システム1及び景品交換決済方法の概要]
まず、本発明に係る景品交換システム1,及び景品交換決済方法(即ち景品交換システム1の動作における※2,※2’の決済処理)の概要について説明する。ここで、図1は景品交換システム1及び景品交換決済方法の概要を表す図であり、図2は景品交換システム1の構成の一例を表す機能ブロック図であり、図6(a)(b)(c)はそれぞれ景品交換装置10,音楽配信サーバ40,売上管理装置50で集計管理される景品交換情報を含むリスト111,141,151の一例を表す図であり、図7(a)は後払い方式に係る景品交換システム1の動作の一例を表すフローチャートであり、図7(b)は先払い(立替払い)方式に係る景品交換システム1の動作の一例の一部分を表すフローチャートである。
【0034】
景品交換システム1は、図1及び図2に示すように、デジタル情報交換装置である景品交換装置10と、デジタル情報配信装置である音楽配信サーバ40との間に、デジタル情報管理装置である売上管理装置50を介在させて構成されるものであり、また景品交換装置10を備える遊技場であるパチンコ店110と、音楽配信サーバ40を備えるデジタル情報配信機関である音楽配信業者140との間に、売上管理装置50を備えるデジタル情報管理機関である第三者管理機関150を介在させて構成されるものである。なお、これら各装置及び各機関の数は特に限定されないが、本発明は特に景品交換装置10を備えるパチンコ店110が複数ある場合においてメリットが大きい。
【0035】
この景品交換システム1によれば、遊技機による遊技により遊技者の所有となった有価価値の大きさを音楽データ等のデジタル情報(デジタルコンテンツ)と景品交換するにあたり、景品交換装置10(パチンコ店110)と音楽配信サーバ40(音楽配信業者140)との間に介在される売上管理装置50(公正な第三者である第三者管理機関150)により、例えばどのデジタル情報がどの景品交換装置10(パチンコ店110)で何回景品交換に利用されたかといった景品交換に関する情報(以下単に「景品交換情報」という。)の集計管理が明確に行われる。
【0036】
ここで景品交換情報は、図6(a)に示すリスト111の太枠部分のように、少なくともデジタル情報を特定可能なコンテンツID(ここでは楽曲ID)と、該デジタル情報が景品交換に利用された回数(ここではA店利用回数)とを含むものである。このように景品交換情報に楽曲IDと利用回数とが含まれるので、景品交換装置10,音楽配信サーバ40,及び売上管理装置50において、景品交換情報(及びそれを含むリスト111,141,151)を容易にID管理することができる。
【0037】
また集計管理は、例えば図6(c)に示すリスト151を利用して、景品交換情報を集計し(具体的には景品交換情報と額Y単価及び額X単価とを相互に関連付けてリスト151を作成し)、後述する額Y,額Xの総計を算出し、決済の状況を管理する(具体的にはリスト151に支払済フラグや請求済フラグを立てる)ことである。
【0038】
なお景品交換システム1では、景品交換装置10においても、例えば図6(a)に示すリスト111を利用して景品交換情報の集計管理が行われ、また音楽配信サーバ40においても、例えば図6(b)に示すリスト141を利用して景品交換情報の集計管理が行われる。
【0039】
一方、景品交換決済方法は、図1に示すように、景品交換装置10を備えるパチンコ店110と、音楽配信サーバ40を備える音楽配信業者140と、売上管理装置50を備える第三者管理機関150との間で、景品交換に伴う決済をする方法であって、図7に示す※2(又は※2’)の決済処理のように、第三者管理機関150とパチンコ店110との間では、S8(又はS10’)のように、パチンコ店110から第三者管理機関150に対して額Yが支払われることにより決済が行われ、音楽配信業者140と第三者管理機関150との間では、S10(又はS8’)のように、第三者管理機関150から音楽配信業者140に対して額Xが支払われることにより決済が行われるものである。
【0040】
この景品交換決済方法によれば、遊技機による遊技により遊技者の所有となった有価価値の大きさを音楽データ等のデジタル情報(デジタルコンテンツ)と景品交換するにあたり、公正な第三者である第三者管理機関150により、例えば提供されたデジタル情報に応じた額の代金をパチンコ店110から回収して音楽配信業者140に支払うといった景品交換に伴う決済が明確に行われる。
【0041】
また、仲介者である第三者管理機関150により前記代金の回収及び支払が行われ、例えば音楽配信業者140が複数のパチンコ店110から代金を直接回収する必要がないので、決済が簡易に行われる。なお、かかる決済は、各機関の間に銀行等の所定の金融機関を介在させ、各機関に係る預金口座の間における代金の振替により行うものでも良い。
【0042】
ここで額Yは、図6(a)に示すリスト111,及び図6(c)に示すリスト151のように、パチンコ店110が遊技者に対して景品として提供したデジタル情報に応じた額であり、例えば該デジタル情報のパチンコ店110における仕入価格である。また額Xは、図6(b)に示すリスト141,及び図6(c)に示すリスト151のように、音楽配信業者140がパチンコ店110に対して景品として提供したデジタル情報に応じた額であり、例えば該デジタル情報の音楽配信業者140における卸価格である。
【0043】
また図6(a)に示すリスト111の額Zは、デジタル情報の対価である必要玉数(図5(a)に示すリスト8参照)が所定の比率で変換された、該デジタル情報のパチンコ店110における景品交換価格である。この図6に示す例では、一のデジタル情報について、パチンコ店110が額Z−額Yを取得し、第三者管理機関150が額Y−額Xを取得し、音楽配信業者140が額Xを取得する。なお額X及び額Yは、図6に示すようにそれぞれ異なるものには限られず、同一のものでも良い。
【0044】
またリスト111,151の景品交換装置使用料は、景品交換装置10の使用に係る使用料であり、該景品交換装置10を備えるパチンコ店110から、該景品交換装置10を所有し管理する第三者管理機関150に対して支払われる、いわゆるレンタル料である。さらにリスト141,151の管理手数料は、売上管理装置50が行う景品交換情報の集計管理及び第三者管理機関150が行う決済に係る手数料であり、集計管理及び決済を委託している音楽配信業者140から、売上管理装置50を備える第三者管理機関150に対して支払われ、いわゆるシステム管理料である。
【0045】
この景品交換システム1の動作においては、図7に示すように、※2(又は※2’)の決済処理が行われる前に、※1の景品交換処理が行われる。この景品交換処理は、遊技機による遊技により遊技者の所有となった有価価値の大きさを特定可能な情報が記録された記録媒体の記録情報を読み取り、該記録情報から特定される該有価価値の大きさを、選択されたデジタル情報と景品交換する処理であり、具体的には、景品交換装置10において、記録媒体の記録情報を読み取り(S1)、デジタル情報の選択を受け付け(S2)、デジタル情報の対価を有価価値の大きさから減算するための処理を行い(S3)、景品交換情報を記憶するための処理を行い(S4)、デジタル情報を提供するための処理を行う(S5)ことである。
【0046】
ここで有価価値には、例えば遊技機による遊技の結果として遊技者に付与される獲得有価価値(例えば景品玉)の他に、金銭と交換に遊技者に付与される貸与有価価値(例えば貸玉)も含まれる。以下においては、例えば遊技機がパチンコ機であり、有価価値の大きさとして貯玉又は獲得玉(所有玉)の数である場合について説明を行うが、例えば遊技機はスロットマシン等でも良く、有価価値の大きさとしては貯メダル又は獲得メダルの数等でも良い。
【0047】
また記録媒体は、例えば後述する会員カード4又は計数カード5であり、記録情報はそれらに記録される会員IDや計数玉数等である。
【0048】
またデジタル情報は、デジタルデータ化された各種の情報(デジタルコンテンツ)であり、デジタル情報配信装置からデジタル情報交換装置に対して通信回線を介して配信されるものである。このデジタル情報は、例えばデジタル音楽情報,デジタル文字情報,及びデジタル画像情報から選択される一種以上からなる情報である。
【0049】
具体的には、デジタル音楽情報としては歌謡曲及びクラシック音楽等の音楽データがあり、デジタル文字情報としては報道記事,雑誌記事及び小説等の文字データがあり、デジタル画像情報としては報道写真及び絵画等の静止画データや無声映画等の動画データがあり、それらの組み合わせであるカラオケ及び映画等のデータも含まれる。なおデジタル情報は、例示のものには限定されず、さらにはパソコンソフト及びゲームソフト等のソフトウェアや、該ソフトウェアにかけられている暗号を解読するための鍵等も含まれる。
【0050】
なお、以下においては、前記デジタル情報として、デジタル情報配信装置である音楽配信サーバ40からデジタル情報交換装置である景品交換装置10に対して、インターネット2等の通信回線を介して配信される歌謡曲の音楽データ(以下単に「音楽データ」という。)を例に説明を行う。このような音楽データであれば、配信されるデータ量が数メガバイト程度と比較的少ないため、比較的時間がかからずにダウンロードが可能であり、またその対価が数百円程度と比較的低額であるため、前記端数の有価価値の大きさとの景品交換に適し、パチンコ店110における景品交換に好適である。
【0051】
この音楽データは、必要に応じて、著作権を保護するために暗号化されて、音楽配信サーバ40から配信される。この暗号化の方式としては、例えば公開鍵方式を用いることができる。これは、暗号化のための鍵である公開鍵と暗号を解読するための鍵である秘密鍵の二つの鍵を用いる方式である。
【0052】
具体的には、二つの鍵が景品交換装置10で作成され、公開鍵が音楽データを配信する側の音楽配信サーバ40に送られる一方、秘密鍵が音楽データの配信を受ける側の景品交換装置10に保存され、公開鍵で暗号化された音楽データが音楽配信サーバ40から景品交換装置10に配信されて、秘密鍵と共に後述する記録メディア7に書き込まれて提供される。
【0053】
この公開鍵で暗号化された音楽データは、対応する秘密鍵でしか解読できない。従って、公開鍵で暗号化された音楽データが他の記録メディアにコピーされたとしても、秘密鍵は元の記録メディア7に保存され他の記録メディアにはコピーされないため、他の記録メディアにコピーされた音楽データは解読することができず、著作権が保護される。
【0054】
この音楽データは、必要に応じて、配信されるデータ量を少なくするために圧縮符号化されて、音楽配信サーバ40から配信される。この圧縮符号化の方式としては、例えばMP3方式,登録商標ATRAC3方式,登録商標TwinVQ方式,登録商標WMA方式,登録商標AAC方式等、種々の方式を用いることができる。
【0055】
さらにデジタル情報の提供は、景品交換された音楽データを、例えば後述する記録メディア7に書き込んで提供したり、又は指定の送信先(例えば電子メールアドレスにより特定されるパソコン)に送信して提供することである。
【0056】
[2.景品交換システム1の構成]
次に、本発明に係る景品交換システム1の構成について説明する。ここで、前述した図1,図2,及び図6の他に、図3は景品交換装置10の外観の一例を表す斜視図であり、図4(a)(b)(c)はそれぞれ会員カード4,計数カード5,予約カード6の一例を表す正面図であり、図5(a)(b)はそれぞれ音楽データのリスト8,レシート9の一例を表す正面図である。
【0057】
景品交換システム1においては、図2に示すように、遊技者は会員カード4,計数カード5,及び所定の記録メディア7等を所有しており、また遊技者には予約カード6,及びレシート9等が付与される。
【0058】
会員カード4及び計数カード5は、記録媒体の一例であり、遊技機による遊技により遊技者の所有となった有価価値の大きさを特定可能な情報が記録されたものである。この記録媒体は、有価価値の大きさを特定可能な情報(例えば金額データ等)が記録された記録媒体(例えばプリペイドカード等の遊技用記録媒体や、交換専用カード等の交換用記録媒体)でも良い。以下においては、会員カード4及び計数カード5が磁気カードである場合を例に説明を行う。なお記録媒体の属性は磁気カードには限定されず、例えば感熱式カードやICカード等でも良く、その形態もカード型には限定されず、例えばコイン型やアクセサリ型等でも良い。
【0059】
会員カード4は、図4(a)に示すように、遊技者に付与された有価価値の大きさを特定可能な情報が記録された記録媒体であり、例えば住所,氏名,電話番号,電子メールアドレス,生年月日,及び性別等の登録情報を予め登録した会員である遊技者に対して発行される磁気カードである。この会員カード4の磁気ストライプ部4aには、カードID,会員ナンバー等の会員IDが記録情報として記録されている。この記録情報である会員IDが後述するカードリーダ13で読み取られ、暗証番号と共に後述するホール管理装置30の会員DB33に照会されることにより、貯玉DB34に記憶されている有価価値の大きさ(ここでは貯玉の数)が特定される。
【0060】
計数カード5は、図4(b)に示すように、遊技者に付与された有価価値の大きさを特定可能な情報が記録された記録媒体であり、前記会員でない遊技者に対して発行される磁気カードである。この計数カード5の磁気ストライプ部5aには、カードID及びカードの発行年月日・発行時間と共に、計数された獲得玉の数である計数玉数が記録情報として記録されている。この記録情報が後述するカードリーダ13で読み取られ、後述するホール管理装置30のカードDB35に照会されることにより、計数カード5に記録されている有価価値の大きさ(ここでは獲得玉の数)が特定される。
【0061】
なお磁気ストライプ部5aには、計数玉数に代えて、計数玉数が景品交換後に減算された残玉数が記録されている場合もある。また中央の玉数表示部5bには、計数玉数(残玉数)が遊技者に見えるように表示されている。さらに計数カード5は、磁気カードでなく、例えば記録情報がバーコードとして印刷されたレシート状の紙片でも良い。
【0062】
予約カード6は、図4(c)に示すように、デジタル情報の予約を特定可能な予約特定情報が記録された予約特定用記録媒体であり、音楽データを予約することを選択した遊技者に対して発行される磁気カード、即ちいわゆる予約券・引換券である。なお予約カード6の属性は磁気カードには限定されず、例えば感熱式カードやICカード等でも良く、その形態もカード型には限定されず、例えばコイン型やアクセサリ型等でも良い。また予約特定用記録媒体は、磁気カードではなく、例えば予約特定情報がバーコードや予約番号として印刷されたレシート状の紙片でも良い。
【0063】
この予約カード6の磁気ストライプ部6aには、カードIDが予約特定情報として記録されている。この予約特定情報であるカードIDが後述するカードリーダ13で読み取られることにより、予約情報が受け付けられたことになり、後述するハードディスク16に記憶されている予約情報と照合され、該予約情報に含まれる楽曲IDが特定されて、該楽曲IDに係る音楽データの書込が可能となる。
【0064】
なお磁気ストライプ部6aには、景品交換装置10のバックアップを目的として、前記楽曲ID等の予約情報が記録される場合もある。また中央の情報表示部6bには、予約に関連する情報(ここでは「□月□日発売」という音楽データの発売予定日)が、遊技者が目視可能なように記録(表示)されている。なお予約カード6を発行せずに、予約番号等の予約特定情報を文字や音声等で遊技者に報知するようにしても良い。
【0065】
所定の記録メディア7は、図2に示すように、音楽データを記録するための媒体、換言すればデジタル情報記録用メディアであり、遊技者が予め所有するもの,遊技者がパチンコ店110の景品カウンタで景品交換したもの,又は後述する記録メディアストッカ18から取り出されるもの等である。
【0066】
この記録メディア7は、例えばミニディスク(MD),各種の不揮発性メモリ(例えば登録商標マルチメディアカード,登録商標スマートメディア,登録商標メモリスティック,登録商標SDメモリカード等),フレキシブルディスク(FD),追記型コンパクトディスク(CD−R),書換型コンパクトディスク(CD−RW),書換型デジタル多用途ディスク(DVD−RAM,DVD−RW),及び光磁気ディスク(MO)等である。なお記録メディア7は例示のものには限定されず、例えば携帯電話やメモリープレイヤ等の内蔵メモリでも良い。
【0067】
レシート9は、図5(b)に示すように、音楽データに関連する情報が記録されたものであり、音楽データの提供を受けた遊技者に対して発行されるレシート状の紙片である。このレシート9には、例えば発行場所,発行年月日,記録メディア,及び空き容量等の情報の他に、曲名,歌手名,歌詞(1番…と表示されている部分),及びジャケット写真(図示外)等の音楽データに関連する情報が、遊技者に見えるように表示されている。なおレシート9に代えて、又はレシート9と共に、音楽データに関連する情報をラベルに印刷して、遊技者に提供するようにしても良い。またレシート9を発行せずに、音楽データに関連する情報をデジタルデータとして記録メディア7に記録して、遊技者に提供するようにしても良い。
【0068】
景品交換システム1は、図1及び図2に示すように、パチンコ機(図示外)が設置されるパチンコ店110に備えられる景品交換装置10と、パチンコ店110以外の音楽配信業者140に備えられる音楽配信サーバ40と、パチンコ店110及び音楽配信業者140以外の第三者である第三者管理機関150に備えられる売上管理装置50とが、それぞれ通信可能に接続されてなるものである。ここでパチンコ店110にはホール管理装置30が備えられており、ホール管理装置30は景品交換装置10と通信可能に接続されている。
【0069】
なお、以下においては、パチンコ店110がA店,B店,C店の三店(図1及び図2では一店のみを表示)であり、景品交換装置10が各パチンコ店110に一台ずつ備えられている場合について説明を行う。ただし、パチンコ店110の数や、各パチンコ店110に備えられている景品交換装置10の数は、例示のものには限定されない。
【0070】
景品交換システム1においては、図2に示すように、景品交換装置10の通信部11aは、デジタル総合回線3a及びインターネット2を介して、音楽配信サーバ40の通信部41,及び売上管理装置50の通信部51と通信可能とされている。また、景品交換装置10の通信部11bは、LAN3bを介して、ホール管理装置30の通信部31と通信可能とされている。なお、インターネット2,デジタル総合回線3a及びLAN3bは通信回線の一例であり、各通信部を通信可能に接続するものであれば特に限定されず、例えばインターネット2を介さなくても良く、デジタル総合回線3aに代えてケーブルテレビ回線等の専用回線や衛星回線を用いても良い。
【0071】
景品交換装置10は、図2に示すように、パチンコ店110に備えられ、前記通信部11a,11bにバスを介して接続される制御部12と、制御部12にバスを介して接続されるカードリーダ13,予約カードストッカ14,タッチパネル式ディスプレイ15,ハードディスク16,記録メディアライタ17,記録メディアストッカ18,ヘッドフォン19,及びプリンタ20等を備えている。なおパチンコ店110は、第三者管理機関150から額Yの支払の請求を受け、第三者管理機関150に対して額Yを支払い、また第三者管理機関150に対して景品交換装置使用料を支払う。
【0072】
通信部11aは、通信手段の一例であり、デジタル総合回線3a及びインターネット2等の通信回線を介して、景品交換装置10と、音楽配信サーバ40及び売上管理装置50との間の通信を司るものであり、第一に音楽配信サーバ40及び売上管理装置50に対して接続確認信号を送信する機能,第二に音楽配信サーバ40から音楽データの配信を受ける機能,及び第三に音楽配信サーバ40及び売上管理装置50に対して景品交換情報を送信する機能等を備えるものである。なお、通信部11aは、第三者管理機関150や銀行から額Y等の支払(振替)の請求を受け、額Y等の支払(振替)を指示する機能を備えるものでも良い。
【0073】
第一の機能は、例えばパチンコ店110の営業開始直前等といった景品交換装置10の起動時に、景品交換装置10から音楽配信サーバ40及び売上管理装置50に対して、景品交換装置10と音楽配信サーバ40との接続,及び景品交換装置10と売上管理装置50との接続を確認するための信号(接続確認信号)を送信して、接続確認を行う機能である。
【0074】
この機能を備えることにより、接続(即ち通信回線の確保)が確認されるので、景品交換装置10から音楽配信サーバ40及び売上管理装置50に対して景品交換情報を送信するにあたり、送信不良等のトラブルが生じない。なお接続確認を行うタイミングは景品交換装置10の起動時には限定されず、少なくとも景品交換装置10から音楽配信サーバ40及び売上管理装置50に対して景品交換情報を送信する前に行われていれば良い。
【0075】
第二の機能は、音楽配信サーバ40から音楽データの配信を受ける機能であるが、音楽データが選択される前に配信を受けるか,又は音楽データが選択された後に配信を受けるかで、以下の二方式がある。
【0076】
まず第一の方式として、音楽データが選択される前(例えばパチンコ店110の営業時間前,営業時間中の一定時間おき,及び/又は営業時間後等の任意のタイミング)に、選択可能な発売中の全ての音楽データが予め音楽配信サーバ40から配信されている「事前配信」方式がある。この方式で配信された音楽データは、後述するハードディスク16に記憶されて音楽データを書き込む前にハードディスク16から読み出され、記録メディア7に書き込まれて提供されるか、又は指定の送信先に送信されて提供される。
【0077】
ここで第一の方式の変形として、同様に音楽データが選択される前に、選択可能な発売中の一部の音楽データ(例えば選択される頻度が高い音楽データ)が予め音楽配信サーバ40から配信されている方式がある。この方式で配信された音楽データも、後述するハードディスク16に記憶されて音楽データを書き込む前にハードディスク16から読み出され、記録メディア7に書き込まれて提供されるか、又は指定の送信先に送信されて提供される。なお予め音楽配信サーバ40から配信されていない音楽データ(例えば選択される頻度が低い音楽データ)が選択された場合には、次に述べる第二の方式の如く、その都度配信を受ける。
【0078】
また第二の方式として、音楽データが選択された後に、その都度、選択された発売中の音楽データの配信を要求する信号(配信要求信号)を音楽配信サーバ40に送信し、その配信要求信号に基づいて音楽配信サーバ40から配信される音楽データを受信する「その都度配信」方式がある。この方式で配信された音楽データは、後述するハードディスク16に記憶されて音楽データを書き込む前にハードディスク16から読み出されるか、又はハードディスク16に記憶されずに配信されると同時に、記録メディア7に書き込まれて提供されるか、又は指定の送信先に送信されて提供される。
【0079】
なお発売前の音楽データが選択された場合には、該音楽データが発売された後に、前記二方式のいずれかにより配信される。また後述する音楽データのリスト8が景品交換装置10に配信されることにより、後述するハードディスク16に記憶されているリスト8の内容が更新される。
【0080】
第三の機能は、景品交換装置10から音楽配信サーバ40及び売上管理装置50に対して景品交換情報を送信する機能である。この機能を備えることにより、景品交換装置10に記憶されている景品交換情報が、音楽配信サーバ40及び売上管理装置50に送信されるので、それらの間で景品交換情報の食い違いが生じない。なお景品交換情報の送信は、少なくとも売上管理装置50に対して行われれば良い。
【0081】
この景品交換情報の送信は、景品交換される毎ではなく、例えば一時間毎,半営業時間毎(例えば16時と23時等),一日毎(例えばパチンコ店110の営業終了直後等),一週間毎,又は一ヶ月毎といった予め定められた任意の所定時間毎に、該所定時間中における景品交換情報をまとめて送信することが好ましい。これによれば、景品交換情報がまとめて送信されるので、景品交換される毎に送信する場合と比べて、通信費が削減されると共に送信先での管理が容易になる。
【0082】
通信部11bは、LAN3b等の通信回線を介して、景品交換装置10とホール管理装置30との間の通信を司るものである。
【0083】
制御部12は、計算機能を備える中央演算処理装置(以下「CPU」という。),メモリ機能を備えるランダムアクセスメモリ(以下「RAM」という。),及びシステムプログラムを備えるリードオンリーメモリ(以下「ROM」という。)等が、バスを介して接続されたコンピュータである。このROMには、例えば後述する種々の判断を行うプログラムや、有価価値の大きさを音楽データと景品交換する景品交換プログラムや、必要に応じて、配信される音楽データを暗号化するための暗号を作成する暗号化プログラムが記憶されている。
【0084】
また、このROMには、景品交換情報を集計管理するためのプログラム,及び集計した景品交換情報に基づいて額Y,額Zを算出するプログラム等が記憶されている。制御部12は、このプログラムに基づいて作動することにより、景品交換情報を集計し、即ち景品交換情報に含まれる楽曲ID及び利用回数と、額Y単価及び額Z単価とを相互に関連付けて図6(a)に示すリスト111を作成し、利用回数と額Y単価を乗じて額Y(総計)を算出し、利用回数と額Z単価を乗じて額Z(総計)を算出する。
【0085】
なおリスト111には、第三者管理機関150から額Yの支払の請求を受けた場合に請求済フラグを立てる欄,第三者管理機関150に対して額Yの支払をした場合に支払済フラグを立てる欄,及び第三者管理機関150に対して景品交換装置使用料の支払をした場合に支払済フラグを立てる欄も形成されており、制御部12は、それらの欄に支払済フラグや請求済フラグを立てることにより、決済の状況も管理する。
【0086】
また、このROMには、選択された音楽データの対価を有価価値の大きさから減算するためのプログラムが記憶されている。制御部12は、このプログラムに基づいて作動することにより、選択された音楽データの対価を有価価値の大きさから減算する手段として構成される。なお制御部12は、少なくとも選択されたデジタル情報の対価を有価価値の大きさから減算するための処理(実際の減算の前段階の処理)を行う減算処理手段として構成されれば良い。換言すれば、実際の減算は、必ずしも景品交換装置10において行われる必要はなく、例えば後述するホール管理装置30の制御部32等において行われるものでも良い。
【0087】
また、このROMには、景品交換情報を記憶するためのプログラムが記憶されている。ハードディスク16は、このプログラムに基づいて作動することにより、景品交換情報を記憶する手段として構成される。なお制御部12は、少なくとも楽曲IDを記憶するための処理(実際の記憶の前段階の処理)を行う記憶処理手段として構成されれば良い。換言すれば、実際の記憶は、必ずしも景品交換装置10において行われる必要はなく、例えば後述するホール管理装置30の景品交換DB36等において行われるものでも良い。
【0088】
さらに、このROMには、例えば後述する記録メディアライタ17により所定の記録メディア7に書き込むことにより、又は後述するタッチパネル式ディスプレイ15により指定の送信先を特定可能な情報(例えば電子メールアドレスや電話番号等)を受け付けた後に、前記通信部11aにより指定の送信先(例えばパソコンや携帯情報端末や携帯電話等)に送信することにより、景品交換された音楽データを提供するためのプログラムが記憶されている。記録メディアライタ17や通信部11aは、このプログラムに基づいて作動することにより、景品交換された音楽データを提供する手段として構成される。なお制御部12は、少なくとも景品交換されたデジタル情報を提供するための処理(実際の提供の前段階の処理)を行う提供処理手段として構成されれば良い。
【0089】
カードリーダ13は、記録媒体読取手段の一例であり、会員カード4から記録情報を読み取る機能,及び計数カード5から記録情報を読み取り該記録情報を書き換える機能を備えるものである。このカードリーダ13において、会員カード4又は計数カード5の記録情報(会員ID,カードID)が読み取られることにより、有価価値の大きさが特定される。
【0090】
また、カードリーダ13は、予約情報受付手段の一例でもあり、予約情報を受け付ける機能を備え、具体的には、予約カード6のカードID(即ち予約特定情報)を読み取る機能,及び必要に応じてバックアップを目的として予約カード6に予約情報を書き込む機能を備えるものである。このカードリーダ13において、予約カード6のカードIDが読み取られることにより、予約情報が受け付けられたことになり、後述するハードディスク16に記憶されている予約情報と照合され、該予約情報に含まれる楽曲IDが特定されて、該楽曲IDに係る音楽データの書込が可能になる。
【0091】
このカードリーダ13は、記録媒体を受け付けるための記録媒体受付部を有し、この例では、図3に示すように、会員カード4,計数カード5,及び予約カード6を挿入し排出するためのカード挿入・排出口13aを有する。なお記録媒体読取手段及び予約情報受付手段は、同様の機能を備えるものであれば、例えば記録媒体受付部の近傍にある記録媒体と交信して、非接触で記録情報を読み取り書き込むもの(例えばブルートゥースに対応したもの)でも良く、またレシート状の紙片に印刷されたバーコードを読み取るバーコードリーダでも良く、さらに予約番号等の予約特定情報の入力を受け付けるタッチパネル式ディスプレイ15等でも良い。
【0092】
さらに、このカードリーダ13は、記録媒体発行手段の一例でもあり、遊技者による予約の選択を受け付けた場合に、音楽データの予約を特定可能なカードID(即ち予約特定情報)が記録された予約カード6(即ち予約特定用記録媒体)を発行する機能を備えるものである。
【0093】
予約カードストッカ14は、予約情報が記録される前の生の予約カード6を貯蔵する機能,及びその予約カード6を取り出してカードリーダ13に装着する機能を備えるものである。
【0094】
タッチパネル式ディスプレイ15は、各種の情報を表示し、各種の入力を受け付ける機能を備えるものであり、具体的には、音楽データの選択を受け付ける選択受付手段としての機能,及び選択可能な音楽データのリスト8を表示する表示手段としての機能を備えるものである。なお選択受付手段及び表示手段は、前記の機能を備えるものであれば、例えば各種の情報を表示するディスプレイと、各種の入力を受け付けるキーボード,音声認識装置,バーコードリーダ,スキャナ,又は入力端子等との組み合わせによるものでも良い。
【0095】
このタッチパネル式ディスプレイ15では、例えば後述する図16〜図19に示すように、各種の情報が画面上に表示され、遊技者やパチンコ店110の店員等の操作者が画面上の適宜の部位に触れることにより、画面上に配置された透明電極が通電して各種の入力を受け付ける。具体的には、選択受付手段及び表示手段として機能する場合には、図17のD709に示すように、選択可能な音楽データのリスト8が画面上に表示され、操作者の入力によって音楽データの選択(予約)が受け付けられる。
【0096】
ここでリスト8には、図5(a)に示すように、発売の予定,試聴の可否,曲名,歌手名,景品交換するのに必要な玉数(即ち音楽データの対価),及びその音楽データの容量が、選択可能な曲毎に表示されている。また、このリスト8には、発売中の音楽データの他に、発売予定日が□月□日と表示された発売前の音楽データも示されており、発売前の音楽データの予約をすることもできる。
【0097】
ハードディスク16は、リスト111を記憶して管理するものである。具体的には、パチンコ店110が、第一に第三者管理機関150から額Yの支払の請求を受けた場合には請求済フラグが立てられ、第二に第三者管理機関150に対して額Yの支払をした場合には支払済フラグが立てられ、第三に第三者管理機関150に対して景品交換装置使用料の支払をした場合には支払済フラグが立てられて、請求済・支払済である旨が記憶されて管理される。
【0098】
また、ハードディスク16は、前記の如く楽曲ID等の予約情報を記憶する手段である。ここで予約情報は、第一に発売前の音楽データが選択された場合に記憶され、該音楽データが発売された後に読み出されて書込を実行するもの,及び第二に予約が選択された場合に記憶され、予約カード6を受け付けた後に読み出されて書込を実行するもの等である。
【0099】
さらに、ハードディスク16は、デジタル情報記憶手段の一例でもあり、前記「事前配信」方式又は前記「その都度配信」方式により配信される音楽データを記憶する機能を備えるものである。このハードディスク16には、景品交換された音楽データの楽曲IDに基づいて、記憶されている音楽データをハードディスク16内で検索して読み出すプログラムが記憶されており、また音楽データの選択のための前記リスト8も記憶されている。なお景品交換情報及び予約情報を記憶する手段並びにデジタル情報記憶手段は、同様の機能を備えるものであれば、他の大容量の記憶媒体でも良い。
【0100】
なお、この景品交換装置10においては、ハードディスク16に記憶されている音楽データが、一定条件の下に消去されるように構成することができる。例えば、選択される頻度が低い音楽データや、配信開始後に一定期間経過した古い音楽データが、順次消去されるように構成する。このように構成すれば、ハードディスク16の記憶容量を有効に活用することができ、空いた記憶容量を活用して、ニーズが高い音楽データを優先的に提供することができる。
【0101】
また、これとは逆に、この景品交換装置10においては、配信される音楽データが、一定条件の下にハードディスク16に蓄積されるように構成することもできる。例えば、選択される頻度が高い音楽データが配信された場合に該音楽データが記憶されるように構成すれば、次に該音楽データが選択された場合に該音楽データの配信を受ける必要がないので、ニーズが高い音楽データを効率的に提供することができる。
【0102】
記録メディアライタ17は、景品交換された音楽データを記録メディア7に書き込むことにより提供する記録メディア書込手段の一例であり、景品交換された音楽データを記録メディア7に書き込む(書き換える)機能,及び記録メディア7の空き容量を読み取る機能を備えるものである。この記録メディアライタ17は、記録メディア7を受け付けるための記録メディア受付部を有し、この例では、図3に示すように、記録メディア7を挿入し排出するためのメディア挿入・排出口17aを有する。なお記録メディア書込手段は、同様の機能を備えるものであれば、例えば記録メディア受付部の近傍にある記録メディア7と交信して、非接触でデジタル情報を書き込むもの(例えばブルートゥースに対応したもの)でも良い。
【0103】
さらに、この記録メディアライタ17及びメディア挿入・排出口17aは、異なる記録メディア7の種類に応じた複数種類(図2に示される例では3種類)が備えられている。ただし、一の音楽データに対して複数の記録メディア7を同時に受け付けることはできないようになっている。
【0104】
記録メディアストッカ18は、記録メディア貯蔵手段の一例であり、記録メディア7を貯蔵する機能,及びその記録メディア7を取り出して記録メディアライタ17に装着する機能を備えるものである。この記録メディアストッカ18を備えることにより、記録メディア7を記録メディアストッカ18に予め貯蔵しておき、記録メディア7が選択された後に、記録メディアストッカ18から記録メディア7を取り出して記録メディアライタ17に装着し、景品交換された音楽データを記録メディア7に書き込み、その記録メディア7をメディア挿入・排出口17aから排出することができる。従って、記録メディア7を遊技者がその場で所持していない場合であっても、音楽データを書き込んだ記録メディア7を景品として提供することができる。この場合においては、記録メディア7の対価が、音楽データの対価と共に、有価価値の大きさから減算される。
【0105】
ヘッドフォン19は、試聴手段の一例であり、選択された音楽データを有価価値の大きさと景品交換する前に、その音楽データを再生して試聴することができる機能を備えるものである。このヘッドフォン19を備えることにより、図5(a)に示すリスト8で試聴の欄に「可」と表示されている曲を選択すると、その曲が所定の時間(例えば1分間)だけ再生されるので、ヘッドフォン19を装着した遊技者がその曲を試聴することができる。従って、遊技者がその曲の内容を確かめてから景品交換することができる。
【0106】
プリンタ20は、発行手段の一例であり、音楽データに関連する情報を記録して発行する機能を備えるものである。このプリンタ20を備えることにより、図5(b)に示すレシート9や図示しないラベル等に、歌詞(1番…と表示されている部分)やジャケット写真(図示外)等の音楽データに関連する情報を印刷して、図3に示すレシート排出口20aから排出し、遊技者に提供することができる。
【0107】
なお、この発行手段は、音楽データに関連する情報をデジタルデータとして記録メディア7に記録するもの(例えば前記記録メディアライタ17),又は指定の送信先に送信するもの(例えば前記通信部11a)でも良い。このように記録・送信された該情報は、例えば遊技者の自宅にあるパソコンにデジタルデータとして取り込んで、歌詞やジャケット写真をプリンタで印刷したり、ジャケット写真をデスクトップ上に壁紙として表示したりして、多様に利用することができる。なお記録メディア7がミニディスク(MD)である場合には、曲名データをデジタルデータとして記録することもできる。
【0108】
景品交換装置10は、図3に示すように、矩形を呈する筐体の内部に、前述した通信部11a,11b,制御部12,カードリーダ13,予約カードストッカ14,ハードディスク16,記録メディアライタ17,記録メディアストッカ18,及びプリンタ20を備え(ここでは図示外)、その外部に、前述したカード挿入・排出口13a,タッチパネル式ディスプレイ15,3ヶ所のメディア挿入・排出口17a,ヘッドフォン19,及びレシート排出口20aを備えている。なお景品交換装置10は、前記のキオスク端末状の外観を呈するものには限られず、例えばパソコン状の外観を呈するものでも良い。
【0109】
図2に戻り、ホール管理装置30は、前記通信部31にバスを介して接続される制御部32と、制御部32にバスを介して接続される会員データベース(以下「会員DB」という。)33,貯玉データベース(以下「貯玉DB」という。)34,カードデータベース(以下「カードDB」という。)35,及び景品交換情報ベース(以下「景品交換DB」という。)36等を備えている。
【0110】
通信部31は、LAN3b等の通信回線を介して、ホール管理装置30と景品交換装置10との間の通信を司るものである。
【0111】
制御部32は、計算機能を備えるCPU,メモリ機能を備えるRAM,及びシステムプログラムを備えるROM等が、バスを介して接続されたコンピュータである。このROMには、例えば会員ID及び暗証番号を会員DB33に照会するプログラム,貯玉データを貯玉DB34から読み出すプログラム,貯玉データを貯玉DB34に記録するプログラム,計数カード5から読み出された記録情報(カードID,カードの発行年月日・発行時間,及び計数玉数)をカードDB35に照会するプログラム,残玉数をカードDB35に記録するプログラム,及び景品交換情報を景品交換DB36に記憶して管理するプログラム等が記憶されている。
【0112】
会員DB33は、会員カード4に記録されている記録情報(カードID,会員ナンバー等の会員ID)や、暗証番号や、会員である遊技者の住所,氏名,電話番号,電子メールアドレス,生年月日,及び性別等の登録情報を関連付けて、会員データとして蓄積するものである。貯玉DB34は、獲得玉の数を会員IDと関連付けて、貯玉データとして蓄積するものである。
【0113】
カードDB35は、計数カード5に記録されている記録情報(カードID,カードの発行年月日・発行時間,及び計数玉数)を蓄積するものである。このカードDB35において、景品交換済の計数カード5については、その計数カード5に関する記録情報に景品交換済フラグが立てられて、景品交換済である旨が記録される。景品交換DB36は、景品交換に供された景品(ここでは音楽データ)及びその対価の玉数を、景品交換データとして蓄積するものである。
【0114】
音楽配信サーバ40は、前記デジタル情報配信装置の一例であり、前記通信部41にバスを介して接続される制御部42と、制御部42にバスを介して接続される,ハードディスク43,及び音楽データベース(以下「音楽DB」という。)44等を備えており、景品交換装置10に対して音楽データを配信する機能を備えるものである。
【0115】
この音楽配信サーバ40は、パチンコ店110以外の音楽配信業者140に備えられている。この音楽配信業者140は、例えばレコード会社,プロバイダ,又はインターネット関連企業等が運営するデジタル情報配信機関である。このように、音楽配信業者140が音楽データの配信を行うことにより、著作権侵害の問題を生ずることなく、適法に音楽データの配信を行うことができる。なお音楽配信業者140は、第三者管理機関150に対して額Xの支払を請求し、第三者管理機関150から額Xの支払を受け、また第三者管理機関150に対して管理手数料を支払う。
【0116】
通信部41は、デジタル総合回線3a及びインターネット2等の通信回線を介して、音楽配信サーバ40と、景品交換装置10及び売上管理装置50との間の通信を司るものであり、第一に景品交換装置10から接続確認信号を受信する機能,第二に景品交換装置10に対して前記「事前配信」方式又は前記「その都度配信」方式により音楽データを配信する機能,及び第三に景品交換装置10から景品交換情報を受信する機能等を備えるものである。なお通信部41は、第三者管理機関150や銀行に対して額X等の支払(振替)の請求を指示し、額X等の支払(振替)を受ける機能を備えるものでも良い。
【0117】
制御部42は、計算機能を備えるCPU,メモリ機能を備えるRAM,及びシステムプログラムを備えるROM等が、バスを介して接続されたコンピュータである。このROMには、蓄積されている音楽データを音楽DB44内で検索して読み出すプログラムが記憶されている。また、このROMには、必要に応じて、配信する音楽データを暗号化する暗号化プログラム,配信する音楽データを圧縮符号化する圧縮符号化プログラム等が記憶されている。
【0118】
また、このROMには、複数のパチンコ店110(例えば前記A店,B店,C店の各店)に備えられる景品交換装置10から送信される景品交換情報を集計管理するためのプログラム,及び集計した景品交換情報に基づいて額Xを算出するプログラム等が記憶されている。制御部42は、このプログラムに基づいて作動することにより、景品交換情報を集計し、即ち景品交換情報に含まれる楽曲ID及び利用回数と、額X単価とを相互に関連付けて図6(b)に示すリスト141を作成し、利用回数と額X単価を乗じて額X(総計)を算出する。
【0119】
なおリスト141には、第三者管理機関150に対して額Xの支払を請求した場合に請求済フラグを立てる欄,第三者管理機関150から額Xの支払を受けた場合に支払済フラグを立てる欄,及び第三者管理機関150に対して管理手数料の支払をした場合に支払済フラグを立てる欄も形成されており、制御部42は、それらの欄に支払済フラグや請求済フラグを立てることにより、決済の状況も管理する。
【0120】
ハードディスク43は、リスト141を記憶して管理するものである。具体的には、音楽配信業者140が、第一に第三者管理機関150に対して額Xの支払を請求した場合には請求済フラグが立てられ、第二に第三者管理機関150から額Xの支払を受けた場合には支払済フラグが立てられ、第三に第三者管理機関150に対して管理手数料の支払をした場合には支払済フラグが立てられて、請求済・支払済である旨が記憶されて管理される。
【0121】
音楽DB44には、音楽データが蓄積されており、必要に応じて、歌詞やジャケット写真等の関連情報のデータも蓄積されている。これらのデータは、予め圧縮符号化されて蓄積されているが、圧縮符号化されていなくても良い。
【0122】
売上管理装置50は、前記デジタル情報管理装置の一例であり、前記通信部51にバスを介して接続される制御部52と、制御部52にバスを介して接続されるハードディスク53等を備えており、第一に景品交換装置10により処理された景品交換情報の集計管理を行い、景品交換に伴う決済をする機能,及び第二に第三者管理機関150の所有に係る景品交換装置10を管理する機能を備えるものである。
【0123】
この売上管理装置50は、パチンコ店110及び音楽配信業者140以外の第三者管理機関150に備えられている。この第三者管理機関150は、例えばパチンコ機メーカー,商社,又は金融機関等が運営するデジタル情報管理機関である。このように、公正な第三者である第三者管理機関150が景品交換情報の集計管理及び景品交換に伴う決済を行うことにより、それらを明確に行うことができる。
【0124】
なお第三者管理機関150は、複数のパチンコ店110に対して額Yの支払を請求し、複数のパチンコ店110から額Yの支払を受け、また複数のパチンコ店110から景品交換装置使用料を徴収する。また第三者管理機関150は、音楽配信業者140から額Xの支払の請求を受け、音楽配信業者140に対して額Xを支払い、また音楽配信業者140から管理手数料を徴収する。
【0125】
通信部51は、デジタル総合回線3a及びインターネット2等の通信回線を介して、売上管理装置50と、景品交換装置10及び音楽配信サーバ40との間の通信を司るものであり、第一に景品交換装置10から接続確認信号を受信する機能,及び第二に景品交換装置10から景品交換情報を受信する機能等を備えるものである。なお通信部51は、パチンコ店110や銀行に対して額Y等の支払(振替)の請求を指示し、額Y等の支払(振替)を受ける機能を備えるものでも良く、また音楽配信業者140や銀行から額X等の支払(振替)の請求を受け、額X等の支払(振替)を指示するものでも良い。
【0126】
制御部52は、集計管理手段及び決済手段の一例であり、計算機能を備えるCPU,メモリ機能を備えるRAM,及びシステムプログラムを備えるROM等が、バスを介して接続されたコンピュータである。
【0127】
このROMには、複数のパチンコ店110(例えば前記A店,B店,C店の各店)に備えられる景品交換装置10から送信される景品交換情報を集計管理するためのプログラム,及び集計した景品交換情報に基づいて額Y,額Xを算出するプログラム等が記憶されている。制御部52は、このプログラムに基づいて作動することにより、景品交換情報を集計し、即ち景品交換情報に含まれる楽曲ID及び利用回数と、額Y単価及び額X単価とを相互に関連付けて図6(c)に示すリスト151を作成し、利用回数と額Y単価を乗じて額Y(総計)を算出し、利用回数と額X単価を乗じて額X(総計)を算出する。
【0128】
なおリスト151には、各パチンコ店110に対して額Yの支払を請求した場合に請求済フラグを立てる欄,各パチンコ店110から額Yの支払を受けた場合に支払済フラグを立てる欄,及び各パチンコ店110から景品交換装置使用料を徴収した場合に徴収済フラグを立てる欄も形成されている。またリスト151には、音楽配信業者140から額Xの支払の請求を受けた場合に請求済フラグを立てる欄,音楽配信業者140に対して額Yの支払をした場合に支払済フラグを立てる欄,及び音楽配信業者140から管理手数料を徴収した場合に徴収済フラグを立てる欄も形成されている。制御部52は、それらの欄に支払済フラグや請求済フラグを立てることにより、決済の状況も管理する。
【0129】
ハードディスク53は、記憶手段の一例であり、リスト151を記憶して管理するものである。具体的には、第三者管理機関150が、第一に各パチンコ店110に対して額Yの支払を請求した場合には請求済フラグが立てられ、第二に各パチンコ店110から額Yの支払を受けた場合には支払済フラグが立てられ、第三に各パチンコ店110から景品交換装置使用料を徴収した場合には徴収済フラグが立てられ、請求済・支払済・徴収済である旨が記憶されて管理される。
【0130】
また第四に音楽配信業者140から額Xの支払の請求を受けた場合に請求済フラグが立てられ、第五に音楽配信業者140に対して額Xの支払をした場合に支払済フラグが立てられ、第六に音楽配信業者140から管理手数料を徴収した場合に徴収済フラグが立てられ、請求済・支払済・徴収済である旨が記憶されて管理される。
【0131】
ここで第三者管理機関150は、景品交換装置使用料を、例えば各パチンコ店110から回収する額Yに上乗せして徴収することが可能であり、また管理手数料を、例えば音楽配信業者140に対して支払う額Xから差し引いて徴収することが可能である。これによれば、第三者管理機関150が、景品交換装置使用料や管理手数料を改めて再徴収する必要がないため、それらの決済が簡易に行われる。なお第三者管理機関150は、景品交換装置使用料を額Yとは別個に、また管理手数料を額Xとは別個に、例えば月極で徴収することも可能である。
【0132】
[3.景品交換システム1の動作]
次に、本発明に係る景品交換システム1の動作について説明する。景品交換システム1では、前述した図7に示すように、景品交換装置10及びホール管理装置30において※1の景品交換処理が行われた後に、景品交換システム1全体(主として売上管理装置50)において※2,※2’の決済処理、即ち景品交換決済方法が行われる。
【0133】
ここで景品交換決済方法は、前記の如く、第三者管理機関150とパチンコ店110との間で額Yの決済が行われ、音楽配信業者140と第三者管理機関150との間で額Xの決済が行われるものであるが、それらの先後により、後払い方式と先払い(立替払い)方式の二種類の方式に係る景品交換システム1がある。
【0134】
第一に、まず額Yの決済が行われ、次に額Xの決済が行われる「後払い方式」に係る景品交換システム1では、※1の景品交換処理が行われた後に、図7(a)のS6〜S10に示す※2の決算処理が行われてエンドに至る。即ち、第三者管理機関150が額Yをパチンコ店110から回収した後に音楽配信業者140に対して額Xを支払う。
【0135】
第二に、まず額Xの決済が行われ、次に額Yの決済が行われる「先払い(立替払い)方式」に係る景品交換システム1では、※1の景品交換処理が行われた後に、図7(b)のS6’〜S10’に示す※2’の決算処理が行われてエンドに至る。即ち、第三者管理機関150が額Xを立て替えて音楽配信業者140に対して予め支払った後にパチンコ店110から額Xを回収する
【0136】
なお、いずれの方式においても、図7(a)に示すスタートの前には、景品交換装置10の起動時に、音楽配信サーバ40及び売上管理装置50に対して接続確認が行われている。また、音楽データは、前記「事前配信」方式の場合にはスタートの前に、また前記「その都度配信」方式の場合にはS2の後に、それぞれ音楽配信サーバ40から配信されてハードディスク16に記憶されている。
【0137】
景品交換システム1では、図7(a)に示すスタートから、景品交換装置10により、S1で遊技機による遊技により遊技者の所有となった有価価値の大きさを特定可能な情報が記録された記録媒体(会員カード4又は計数カード5)の記録情報(会員IDや計数玉数)を読み取り、S2でデジタル情報(音楽データ)の選択を受け付け、S3でデジタル情報の対価(必要玉数)を有価価値の大きさ(所有玉の数)から減算するための処理を行い、S4で景品交換情報を記憶するための処理を行い、S5でデジタル情報を提供するための処理を行ってS6又はS6’に進み、※1の景品交換処理を終了する。
【0138】
ここで、後払い方式に係る景品交換システム1では、図7(a)に示すS6で景品交換装置10から音楽配信サーバ40及び売上管理装置50に対して景品交換情報を送信し、S7で第三者管理機関150からパチンコ店110に対して額Yの支払を請求し、S8でパチンコ店110から第三者管理機関150に対して額Yを支払い、S9で音楽配信業者140から第三者管理機関150に対して額Xの支払を請求し、S10で第三者管理機関150から音楽配信業者140に対して額Xを支払ってエンドに至り、※2の決済処理を終了する。
【0139】
一方、先払い(立替払い)方式に係る景品交換システム1では、図7(b)に示すS6’で景品交換装置10から音楽配信サーバ40及び売上管理装置50に対して景品交換情報を送信し、S7’で音楽配信業者140から第三者管理機関150に対して額Xの支払を請求し、S8’で第三者管理機関150から音楽配信業者140に対して額Xを立て替えて予め支払い、S9’で第三者管理機関150からパチンコ店110に対して額Yの支払を請求し、S10’でパチンコ店110から第三者管理機関150に対して額Yを支払って(回収して)エンドに至り、※2’の決済処理を終了する。
【0140】
なお、S6又はS6’における景品交換情報の送信は、景品交換情報の食い違いが生じないように送信されるものである。ここで該送信は、通信費の削減や送信先での管理の容易の観点から、景品交換される毎ではなく、例えば一時間毎,半営業時間毎(例えば16時と23時等),一日毎(例えばパチンコ店110の営業終了直後等),一週間毎,又は一ヶ月毎といった予め定められた任意の所定時間毎に、該所定時間中における景品交換情報をまとめて送信することが好ましい。
【0141】
次に景品交換装置10及びホール管理装置30の動作の一例を表すフローチャートである図8〜図12を参照して、「景品交換処理(※1)」に関する各装置の動作を詳細に説明する。
【0142】
図8は、会員カード4を用いた場合における「景品交換処理(※1)」に関する景品交換装置10の動作の一例を表すフローチャートであり、図9は、計数カード5を用いた場合における「景品交換処理(※1)」に関する景品交換装置10の動作の一例を表すフローチャートであり、図10は、図8又は図9に続く図である。
【0143】
まず、会員カード4を用いた場合における景品交換装置10は、図8に示すスタートから、S101でカードリーダ13により会員カード4を受け付けると共に、タッチパネル式ディスプレイ15により暗証番号を受け付け、S102でカードリーダ13により会員IDを読み取り、S103で会員ID及び暗証番号をホール管理装置30に送信し、待機の後、S104で貯玉データ又はNG信号をホール管理装置30から受信し、S105に進む。
【0144】
S105では前記受信の結果に基づいて、会員カード4が正当であるか否かの判断を行う。このS105でNG信号をホール管理装置30から受信した場合には、会員カード4が正当でない(NO)と判断し、S106で会員カード4をカード挿入・排出口13aから排出してエンドに至る。一方、S105で貯玉データをホール管理装置30から受信した場合には、会員カード4が正当である(YES)と判断し、S107で受信した貯玉データに基づいて、タッチパネル式ディスプレイ15により貯玉数を表示し、S108に進む。
【0145】
S108ではタッチパネル式ディスプレイ15によりハードディスク16から読み出された音楽データのリスト8を表示し、S109でタッチパネル式ディスプレイ15により音楽データの選択を受け付け、S110に進む。なお、S109では、複数の音楽データの選択や、発売前の音楽データの選択を受け付けることも可能である。
【0146】
S110では制御部12により音楽データと景品交換するのに必要な玉数(即ち音楽データの対価)が貯玉数以下であるか否かの判断を行う。このS110で必要玉数が貯玉数以下でない(NO)と判断した場合には、S111で会員カード4をカード挿入・排出口13aから排出してエンドに至る。一方、S110で必要玉数が貯玉数以下である(YES)と判断した場合には、S112に進む。
【0147】
S112では制御部12により音楽データの対価を貯玉数から減算し、S113で景品交換情報(ここでは景品交換された音楽データの楽曲ID)をハードディスク16に記憶し、S114で景品交換情報及び減算した貯玉データ(貯玉数)をホール管理装置30に送信し、待機の後、S115で景品交換情報及び貯玉データの記録完了の報告をホール管理装置30から受信し、S116で会員カード4をカード挿入・排出口13aから排出して、図10に進む。
【0148】
一方、計数カード5を用いた場合における景品交換装置10は、図9に示すスタートから、S101’でカードリーダ13により計数カード5を受け付け、S102’でカードリーダ13により記録情報(カードID,カードの発行年月日・発行時間,及び計数玉数)を読み取り、S103’で記録情報をホール管理装置30に送信し、待機の後、S104’でOK信号又はNG信号をホール管理装置30から受信し、S105’に進む。
【0149】
S105’では前記受信の結果に基づいて、計数カード5が正当であるか否かの判断を行う。このS105’でNG信号をホール管理装置30から受信した場合には、計数カード5が正当でない(NO)と判断し、S106’で計数カード5をカード挿入・排出口13aから排出してエンドに至る。一方、S105’でOK信号をホール管理装置30から受信した場合には、計数カード5が正当である(YES)と判断し、S107’で記録情報に基づいて、タッチパネル式ディスプレイ15により獲得玉数を表示し、S108’に進む。
【0150】
S108’ではタッチパネル式ディスプレイ15によりハードディスク16から読み出された音楽データのリスト8を表示し、S109’でタッチパネル式ディスプレイ15により音楽データの選択を受け付け、S110’に進む。なお、S109’では、複数の音楽データの選択や、発売前の音楽データの選択を受け付けることも可能である。
【0151】
S110’では制御部12により音楽データと景品交換するのに必要な玉数(即ち音楽データの対価)が獲得玉数以下であるか否かの判断を行う。このS110’で必要玉数が獲得玉数以下でない(NO)と判断した場合には、S111’で計数カード5をカード挿入・排出口13aから排出してエンドに至る。一方、S110’で必要玉数が獲得玉数以下である(YES)と判断した場合には、S112’に進む。
【0152】
S112’では制御部12により音楽データの対価を獲得玉数から減算し、S113’で景品交換情報(ここでは景品交換された音楽データの楽曲ID)をハードディスク16に記憶し、S114’に進む。S114’では減算した残玉数が所定数以上であるか否かの判断を行う。ここで「所定数」とは、そのパチンコ店における最安値の一般景品と景品交換するのに必要な玉数を意味する。この判断を行うのは、残玉数が所定数に満たなければ、最安値の一般景品とも景品交換することができないからである。
【0153】
このS114’で残玉数が所定数以上である(YES)と判断した場合には、S115’で残玉数を計数カード5に記録し、S116’で景品交換情報及び残玉数をホール管理装置30に送信し、待機の後、S117’で景品交換情報及び残玉数の記録完了の報告をホール管理装置30から受信し、S118’で計数カード5をカード挿入・排出口13aから排出して、図10に進む。
【0154】
一方、S114’で残玉数が所定数以上でない(NO)と判断した場合には、S119’で景品交換済信号(その計数カード5について景品交換済である旨を報告する信号)を生成し、S120’で景品交換情報,残玉数,及び景品交換済信号をホール管理装置30に送信し、待機の後、S121’で景品交換情報,残玉数,及び景品交換済の記録完了の報告をホール管理装置30から受信し、S122’で計数カード5を景品交換装置10の内部に取り込んで、図10に進む。
【0155】
景品交換装置10は、会員カード4又は計数カード5のいずれを用いた場合においても、図10に示すS201で予約又は書込の選択、即ち音楽データを予約した後に所定の記録メディア7に書き込むか,又は音楽データをその場で所定の記録メディア7に書き込むかの選択を受け付け、S202でその判断を行う。なお、発売前の音楽データが選択された場合には、その場で書き込むことができないため、自動的に「予約」の選択を受け付けたものとされる。
【0156】
このS202で「予約」の選択を受け付けたと判断した場合には、S203で生の予約カード6を予約カードストッカ14から取り出してカードリーダ13に装着し、S204でカードIDと関連付けて楽曲ID等の予約情報をハードディスク16に記憶し、バックアップを目的としてS205でカードリーダ13により予約情報を予約カード6にも記録し、S206で予約カード6をカード挿入・排出口13aから排出してエンドに至り、「予約」を終了する。
【0157】
なお、予約した音楽データを所定の記録メディア7に書き込んで受け取る(引き換える)場合には、予約カード6をカードリーダ13に挿入すると、カードリーダ13によりカードID及び予約情報が読み取られ、それらがハードディスク16に記憶されている予約情報と照合され、予約カード6が正当であると判断される場合には、S207以下の「書込」に進む。
【0158】
一方、S202で「書込」の選択を受け付けたと判断した場合には、S207で記録メディアライタ17により記録メディア7を受け付け、S208に進む。S208では制御部12により音楽データを記録メディア7に書き込むのに必要な容量が空き容量以下であるか否かの判断を行う。このS208で必要容量が空き容量以下でない(NO)と判断した場合には、S209で記録メディア7をメディア挿入・排出口17aから排出してエンドに至る。一方、S208で必要容量が空き容量以下である(YES)と判断した場合には、S210に進む。
【0159】
S210では楽曲IDに基づいて、音楽データをハードディスク16から読み出し、S211で記録メディアライタ17により音楽データを記録メディア7に書き込み、S212で書込の報告をホール管理装置30に送信し、待機の後、S213で書込の記録完了の報告をホール管理装置30から受信し、S214で音楽データが書き込まれた記録メディア7をメディア挿入・排出口17aから排出(提供)し、S215でプリンタ20により印刷したレシート9をレシート排出口20aから排出してエンドに至り、「書込」を終了する。
【0160】
なお、図8又は図9から、図10に示す「予約・書込」に進まずに、指定の送信先を特定可能な情報(例えば電子メールアドレスや電話番号等)を受け付け、指定の送信先(例えば遊技者の自宅や遊技者の友人宅にあるパソコン,又は遊技者や遊技者の友人が所有する携帯情報端末や携帯電話等)に景品交換された音楽データを送信する「送信」に進むこともできる。即ち、景品交換された音楽データは、所定の記録メディア7に書き込まれることにより、又は指定の送信先に送信されることにより、遊技者等に提供される。なお、「送信」の場合には、必要に応じて、景品交換された音楽データと共にメッセージを送信したり、景品交換された音楽データを指定の日時に送信することもできる。
【0161】
図11は、会員カード4を用いた場合における「景品交換処理(※1)」に関するホール管理装置30の動作の一例を表すフローチャートである。
【0162】
ホール管理装置30は、図11に示すスタートから、S301で会員ID及び暗証番号を景品交換装置10から受信し、S302で会員ID及び暗証番号を会員DB33に照会し、S303に進む。
【0163】
S303では前記照会の結果に基づいて、会員カード4が正当であるか否かの判断を行う。このS303で会員カード4が正当でない(NO)と判断した場合には、S304でNG信号を景品交換装置10に送信してエンドに至る。一方、S303で会員カード4が正当であると判断した場合には、S305で会員IDと関連付けて記録されている貯玉データを貯玉DB34から読み出し、S306で貯玉データを景品交換装置10に送信し、待機の後、S307に進む。
【0164】
S307では景品交換情報(ここでは景品交換された音楽データの楽曲ID)及び減算された貯玉データ(貯玉数)を景品交換装置10から受信し、S308で景品交換情報を景品交換DB36に記録すると共に、S309で減算された貯玉データを貯玉DB34に記録し、S310で景品交換情報及び貯玉データの記録完了の報告を景品交換装置10に送信し、待機の後、S311に進む。
【0165】
S311では書込の報告を景品交換装置10から受信し、S312で書込の報告を景品交換DB36に記録し、S313で書込の記録完了の報告を景品交換装置10に送信してエンドに至る。
【0166】
図12は、計数カード5を用いた場合における「景品交換処理(※1)」に関するホール管理装置30の動作の一例を表すフローチャートである。
【0167】
ホール管理装置30は、図12に示すスタートから、S301’で記録情報(カードID,カードの発行年月日・発行時間,及び計数玉数)を景品交換装置10から受信し、S302’で記録情報をカードDB35に照会し、S303’に進む。
【0168】
S303’では前記照会の結果に基づいて、計数カード5が正当であるか否かの判断を行う。このS303’で計数カード5が正当でない(NO)と判断した場合には、S304’でNG信号を景品交換装置10に送信してエンドに至る。一方、S303’で計数カード5が正当であると判断した場合には、S305’でOK信号を景品交換装置10に送信し、待機の後、S306’に進む。
【0169】
S306’では景品交換情報(ここでは景品交換された音楽データの楽曲ID),残玉数,及び場合に応じて景品交換済信号(その計数カード5について景品交換済である旨を報告する信号)を景品交換装置10から受信し、S307’で景品交換情報を景品交換DB36に記録し、S308’で景品交換済信号を受信したか否かの判断を行う。
【0170】
このS308’で景品交換済信号を受信していない(NO)と判断した場合には、S309’で残玉数をカードDB35に記録し、S310’で景品交換情報及び残玉数の記録完了の報告を景品交換装置10に送信し、待機の後、S313’に進む。一方、S308’で景品交換済信号を受信した(YES)と判断した場合には、S311’で残玉数をカードDB35に記録すると共に、その計数カード5に関する記録情報に景品交換済フラグを立てて、景品交換済である旨を記録し、S312’で景品交換情報,残玉数,及び景品交換済の記録完了の報告を景品交換装置10に送信し、待機の後、S313’に進む。
【0171】
S313’では書込の報告を景品交換装置10から受信し、S314’で書込の報告を景品交換DB36に記録し、S315’で書込の記録完了の報告を景品交換装置10に送信してエンドに至る。
【0172】
次に景品交換装置10,音楽配信サーバ40,及び売上管理装置50の動作の一例を表すフローチャートである図13〜図15を参照して、「決済処理(※2,※2’)」に関する各装置の動作を詳細に説明する。
【0173】
図13は、「決済処理(※2,※2’)」に関する景品交換装置10の動作の一例を表すフローチャートである。
【0174】
景品交換装置10は、図13に示すスタートから、S401で景品交換情報(ここでは楽曲ID,及び該楽曲IDが蓄積された回数である利用回数)をハードディスク16から読み出し、S402で景品交換情報を音楽配信サーバ40及び売上管理装置50に送信し、待機の後、S403で着信の報告を音楽配信サーバ40及び売上管理装置50から受信し、S404に進む。ここでS402における景品交換情報の送信は、景品交換される毎ではなく、前記所定時間毎に、該所定時間中における景品交換情報をまとめて送信することが好ましい。
【0175】
S404では制御部12により景品交換情報を集計し、即ち景品交換情報に含まれる楽曲ID及び利用回数と、額Y単価及び額Z単価とを相互に関連付けて図6(a)に示すリスト111を作成し、利用回数と額Y単価を乗じて額Y(総計)を算出し、利用回数と額Z単価を乗じて額Z(総計)を算出し、S405に進む。
【0176】
S405では、パチンコ店110が第三者管理機関150から額Yの支払の請求を受けた場合や、図示しない銀行から額Yの振替の請求を受けた場合等に、制御部12によりリスト111に記録されている額Yと一致することを確認して、リスト111に請求済フラグを立て、請求済である旨を記憶・管理して、S406に進む。このリスト111では、既に請求済フラグが立てられている。
【0177】
S406では、パチンコ店110が第三者管理機関150に対して額Yの支払をした場合や、図示しない銀行に対して額Yの振替を指示した場合等に、制御部12によりリスト111に支払済フラグを立て、支払済である旨を記憶・管理して、S407に進む。このリスト111では、既に支払済フラグが立てられている。
【0178】
S407では、パチンコ店110が第三者管理機関150に対して景品交換装置使用料の支払をした場合や、図示しない銀行に対して景品交換装置使用料の振替を指示した場合等に、制御部12によりリスト111に支払済フラグを立て、支払済である旨を記憶・管理してエンドに至り、「決算処理(※2,※2’)」を終了する。このリスト111では、既に支払済フラグが立てられている。
【0179】
図14は、「決済処理(※2,※2’)」に関する音楽配信サーバ40の動作の一例を表すフローチャートである。
【0180】
音楽配信サーバ40は、図14に示すスタートから、S501で景品交換情報(ここでは楽曲ID,及び該楽曲IDが蓄積された回数である利用回数)を複数のパチンコ店110(A店,B店,C店)に備えられる景品交換装置10から受信し、S502で景品交換情報をハードディスク43に記憶し、S503で着信の報告を各景品交換装置10に送信し、S504に進む。
【0181】
S504では制御部42により景品交換情報を集計し、即ち景品交換情報に含まれる楽曲ID及び利用回数と、額X単価とを相互に関連付けて図6(b)に示すリスト141を作成し、利用回数と額X単価を乗じて額X(総計)を算出し、S505に進む。
【0182】
S505では、音楽配信業者140が第三者管理機関150に対して額Xの支払の請求をした場合や、図示しない銀行に対して額Xの振替の請求をした場合等に、制御部42によりリスト141に請求済フラグを立て、請求済である旨を記憶・管理して、S506に進む。このリスト141では、既に請求済フラグが立てられている。
【0183】
S506では、音楽配信業者140が第三者管理機関150から額Xの支払を受けた場合や、図示しない銀行から額Xの振替を受けた場合等に、制御部42によりリスト141に記録されている額Xと一致することを確認して、リスト141に支払済フラグを立て、支払済である旨を記憶・管理して、S507に進む。このリスト141では、支払済フラグがまだ立てられていない。
【0184】
S507では、音楽配信業者140が第三者管理機関150に対して管理手数料の支払をした場合や、図示しない銀行に対して管理手数料の振替を指示した場合等に、制御部42により支払済フラグを立て、支払済である旨を記憶・管理してエンドに至り、「決算処理(※2,※2’)」を終了する。このリスト141では、支払済フラグがまだ立てられていない。
【0185】
図15は、「決済処理(※2,※2’)」に関する売上管理装置50の動作の一例を表すフローチャートである。
【0186】
※2の決算処理を行う売上管理装置50は、図15に示すスタートから、S601で景品交換情報(ここでは楽曲ID,及び該楽曲IDが蓄積された回数である利用回数)を複数のパチンコ店110(A店,B店,C店)に備えられる景品交換装置10から受信し、S602で景品交換情報をハードディスク53に記憶し、S603で着信の報告を各景品交換装置10に送信し、S604に進む。
【0187】
S604では制御部52により景品交換情報を集計し、即ち景品交換情報に含まれる楽曲ID及び利用回数と、額Y単価及び額X単価とを相互に関連付けて図6(c)に示すリスト151を作成し、利用回数と額Y単価を乗じて額Y(総計)を算出し、利用回数と額X単価を乗じて額X(総計)を算出し、S605に進む。
【0188】
S605では、第三者管理機関150がパチンコ店110に対して額Yの支払の請求をした場合や、図示しない銀行に対して額Yの振替の請求をした場合等に、制御部52によりリスト151に請求済フラグを立て、請求済である旨を記憶・管理して、S606に進む。このリスト151では、既に請求済フラグが立てられている。
【0189】
S606では、第三者管理機関150がパチンコ店110から額Yの支払を受けた場合や、図示しない銀行から額Yの振替を受けた場合等に、制御部52によりリスト151に記録されている額Yと一致することを確認して、リスト151に支払済フラグを立て、支払済である旨を記憶・管理して、S607に進む。このリスト151では、既にA店及びC店に関する支払済フラグが立てられているが、B店に関する支払済フラグがまだ立てられていない。
【0190】
S607では、第三者管理機関150がパチンコ店110から景品交換装置使用料を徴収した場合や、図示しない銀行から景品交換装置使用料の振替を受けた場合等に、制御部52によりリスト151に徴収済フラグを立て、徴収済である旨を記憶・管理して、S608に進む。このリスト151では、既にA店及びC店に関する徴収済フラグが立てられているが、B店に関する徴収済フラグがまだ立てられていない。
【0191】
S608では、第三者管理機関150が音楽配信業者140から額Xの支払の請求を受けた場合や、図示しない銀行から額Xの振替の請求を受けた場合等に、制御部52によりリスト151に記録されている額Xと一致することを確認して、リスト151に請求済フラグを立て、請求済である旨を記憶・管理して、S609に進む。このリスト151では、既に請求済フラグが立てられている。
【0192】
S609では、第三者管理機関150が音楽配信業者140に対して額Xの支払をした場合や、図示しない銀行に対して額Xの振替を指示した場合等に、制御部52によりリスト151に支払済フラグを立て、支払済である旨を記憶・管理して、S610に進む。このリスト151では、支払済フラグがまだ立てられていない。
【0193】
S610では、第三者管理機関150が音楽配信業者140から管理手数料を徴収した場合や、図示しない銀行から管理手数料の振替を受けた場合等に、制御部52により景品交換情報のリスト151に徴収済フラグを立て、徴収済である旨を記憶・管理してエンドに至り、「決算処理(※2)」を終了する。このリスト151では、徴収済フラグがまだ立てられていない。
【0194】
なお、※2’の決算処理を行う売上管理装置50においては、S605〜S607の処理Pと、S608〜S610の処理Qとが入れ替えられて、処理Q→処理Pの順に処理が行われる。また、売上管理装置50においては、処理Pと処理Qの全部又は一部を並行して行うこともできる。
【0195】
以上に説明した図13〜図15においては、請求を受けた後に支払が行われており、かつ請求や支払を受けた場合に、算出された額X,額Yに基づいた確認が行われているので、決済される額に間違いがない。なお、請求を受ける前に支払を自発的に行うことも可能である。
【0196】
次に「景品交換処理(※1)」に関する景品交換装置10の画面表示の一例を表す図である図16〜図19を参照して、操作者から見た景品交換システム1の動作を説明する。なお、「決算処理(※2,※2’)」は、景品交換システム1において内部的に行われる処理であるため、表面的には表れない。また、以下においては、景品交換装置10を操作する操作者が遊技者である場合を例に説明を行うが、操作者は例えばパチンコ店の店員であっても良い。
【0197】
景品交換装置10においては、図16に示すD701でタッチパネル式ディスプレイ15により「スタート」の文字と共に、遊技者の興味を引くような今月の新譜のリスト8やプロモーションビデオ等が表示されており、遊技者が「スタート」の部位に触れると、D702に進む。
【0198】
D702では会員カード4又は計数カード5の挿入(受付)を指示する文字が表示され、遊技者が会員カード4をカード挿入・排出口13aに挿入すると、D703に進む。D703では暗証番号の入力(受付)を指示する文字が表示され、遊技者が「テンキー」の適宜の部位に触れて暗証番号を入力すると、暗証番号が「****」のように伏せ字で表示され、遊技者が「決定」の部位に触れると、会員カード4及び暗証番号が正当であるか否かの判断が行われる。
【0199】
このD703で会員カード4又は暗証番号が正当でないと判断される場合には、D704でその旨が表示されると共に、会員カード4がカード挿入・排出口13aから排出される。一方、D703で会員カード4及び暗証番号が正当であると判断される場合には、D705で会員ナンバーや会員氏名と共に、受信した貯玉データに基づいて貯玉数が表示され、遊技者が「次へ」の部位に触れると、D707に進む。
【0200】
また、D702で遊技者が計数カード5をカード挿入・排出口13aに挿入すると、計数カード5が正当であるか否かの判断が行われる。このD702で計数カード5が正当でないと判断される場合には、D704でその旨が表示されると共に、計数カード5がカード挿入・排出口13aから排出される。一方、D702で計数カード5が正当であると判断される場合には、D706で計数カード5の記録情報に基づいて獲得玉数が表示され、遊技者が「次へ」の部位に触れると、D707に進む。
【0201】
図17に移り、D707では希望の音楽データの選択方法を問う文字が表示され、遊技者が「今月の新譜から選択」の部位に触れると、D709に進む。一方、D707で遊技者が「曲名から選択」又は「歌手名から選択」の部位に触れると、D708で希望の曲又は歌手の頭文字を問う文字が表示され、遊技者が「五十音キー」の適宜の部位に触れて頭文字を入力すると、D709に進む。
【0202】
D709では遊技者が所有する貯玉数(獲得玉数)及びリスト8と共に、希望の音楽データ(曲)の選択(予約)を指示する文字が表示される。このリスト8には、図5(a)にも示すように、発売の予定,試聴の可否,曲名,歌手名,景品交換するのに必要な玉数,及び音楽データの容量が、選択可能な曲毎に表示されている。
【0203】
このD709で遊技者が、希望の曲の必要玉数が貯玉数(獲得玉数)以下となるように考慮しながら、リスト8上の適宜の部位に触れて単数又は複数の希望の曲を選択し、「決定」の部位に触れると、D710に進む。なお、このD709で、発売予定日が「□月□日」と表示された曲を選択すると、遊技者は発売前のその曲を予約することができる。また、希望の曲を選択し、かつ「試聴」の部位に触れると、ヘッドフォン19を装着した遊技者はその曲を試聴することができる。
【0204】
D710では選択された曲の曲名及び歌手名と共に、選択の正否を確認する文字が表示され、遊技者が「はい」の部位に触れ、選択が正当である旨を回答すると、必要玉数が貯玉数(獲得玉数)以下であるか否かの判断が行われる。このD710でそれがNOと判断される場合には、D711でその旨が表示されると共に、会員カード4又は計数カード5がカード挿入・排出口13aから排出される。一方、D710でそれがYESと判断される場合には、D712に進む。なお、D710で遊技者が「いいえ」の部位に触れ、選択が正当でない旨を回答すると、D709(又はD707)の選択画面に戻る。
【0205】
D712では減算処理が行われて、景品交換に用いられた貯玉数(獲得玉数),及び減算後の残玉数が表示され、遊技者が「次へ」の部位に触れると、会員カード4が受け付けられている場合にはD714に進み、計数カード5が受け付けられている場合にはD715に進む。
【0206】
なお、計数カード5が受け付けられ、かつ減算後の残玉数が所定数(そのパチンコ店における最安値の一般景品と景品交換するのに必要な玉数)以下である場合には、D710からD713に進み、D713では景品交換に用いられた獲得玉数,及び減算後の残玉数と共に、計数カード5を取り込む旨が表示されて、計数カード5が景品交換装置10の内部に取り込まれ、遊技者が「次へ」の部位に触れると、D716に進む。
【0207】
図18に移り、D714では会員カード4の取出を指示する文字が表示され、遊技者が会員カード4をカード挿入・排出口13aから取り出すと、D716に進む。一方、D715では計数カード5の取出を指示する文字が表示され、遊技者が計数カード5をカード挿入・排出口13aから取り出すと、D716に進む。
【0208】
D716では景品交換された音楽データの受取方法の選択、即ち音楽データを予約した後に所定の記録メディア7に書き込む「予約」か,又は音楽データをその場で所定の記録メディア7に書き込む「書込」かの選択を指示する文字が表示され、遊技者が「予約」の部位に触れると、D717で予約カード6の取出を指示する文字が表示され、遊技者がカード挿入・排出口13aから予約カード6を取り出すと、「予約」の動作が終了する。なお、発売前の音楽データが選択された場合には、その場で書き込むことができないため、自動的に「予約」の選択を受け付けたものとされる。
【0209】
なお、予約した音楽データを所定の記録メディア7に書き込んで受け取る(引き換える)場合には、予約カード6をカードリーダ13に挿入すると、カードリーダ13によりカードID及び予約情報が読み取られ、それらがハードディスク16に記憶されている予約情報と照合され、予約カード6が正当であると判断される場合には、D718以下の「書込」に進む。
【0210】
一方、D717で遊技者が「書込」の部位に触れると、D718で記録メディア7の挿入(受付)を指示する文字が表示され、遊技者が記録メディア7(ここではMD)をメディア挿入・排出口17aに挿入すると、必要容量が空き容量以下であるか否かの判断が行われる。このD718でそれがNOと判断される場合には、D719でその旨が表示されると共に、記録メディア7がメディア挿入・排出口17aから排出される。一方、D718でそれがYESと判断される場合には、D720に進む。
【0211】
図19に移り、D720では記録メディアライタ17により景品交換された音楽データが記録メディア7に書き込まれ、D721で書込終了後の記録メディア7の空き容量と共に、記録メディア7の取出を指示する文字が表示され、遊技者が記録メディア7(ここではMD)をメディア挿入・排出口17aから取り出すと、D722でレシート9の持ち帰りを指示する文字が表示され、遊技者がレシート9を取り出すと、「書込」が終了する。
【0212】
なお、D714又はD715から、D716の「予約・書込」の選択に進まずに、指定の送信先に景品交換された音楽データを送信する「送信」に進むこともできる。この場合には、指定の送信先を特定可能な情報(例えば電子メールアドレスや電話番号等)を受け付ける画面,メッセージを受け付ける画面,及び送信日時の指定を受け付ける画面等に進み、最後に送信先の電子メールアドレス,送信予定日時,メッセージ等の送信に関連する情報を記録した確認証(例えばレシート)が発行されて、「送信」が終了する。
【0213】
[4.景品交換システム1の変形例]
最後に、本発明に係る景品交換システム1の変形例について説明する。
【0214】
まず、音楽データは、タッチパネル式ディスプレイ15に表示されるリスト8から選択されるものには限られず、あたかもカラオケボックスにおける選曲のように、予め配布される歌本に記載されたコード番号(楽曲ID)を入力することにより選択されるものでも良い。
【0215】
また、音楽データは、必ずしも有料で提供されるものには限られず、例えばパチンコ店110と音楽配信業者140とのタイアップにより,又は宣伝を目的として無料で提供されるものでも良い。この場合には、前記音楽データの対価はゼロとして計算される。
【0216】
なお、有価価値は、パチンコ機において獲得玉として払い出されるパチンコ玉には限られず、例えばスロットマシンにおけるメダルや、点数や、さらには後述する画像式のパチンコ機やスロットマシン等における画像にて形成されたパチンコ玉やメダル等でも良く、遊技機による遊技により遊技者の所有となる有価価値であれば、その形態は特に限定されるものではない。
【0217】
また、遊技機は、パチンコ玉が外部に払い出される通常のパチンコ機には限られず、例えばそのパチンコ玉が指触不能に封入された封入式パチンコ機や、メダルが外部に払い出されることなく遊技可能なクレジット式のスロットマシンや、さらにはパチンコ玉やメダル等を用いずにデータ等により遊技可能な遊技機や、遊技盤やパチンコ玉が画像にて表示される画像式のパチンコ機や、リールが画像にて表示される画像式のスロットマシン等でも良く、その形態は特に限定されるものではない。
【0218】
さらに、景品交換装置10が備えられる場所は、パチンコ店110には限られず、例えばゲームセンターやボーリング場等の遊技場であっても良い。
【0219】
【発明の効果】
まず、請求項1に係る発明によれば、デジタル情報の景品交換回数が、遊技場に備えられるデジタル情報交換装置とデジタル情報管理機関に備えられるデジタル情報管理装置とで記憶されて、該記憶している景品交換回数に基づく対価(額Y)が両者で算出され、両者で算出された対価が一致することを条件として、遊技場からデジタル情報管理機関に対して対価(額Y)の支払いが行われ、また前記記憶している景品交換回数に基づく対価(額X)がデジタル情報管理装置で算出されて、デジタル情報管理機関からデジタル情報配信機関に対して対価(額X)の支払が行われるので、景品交換に対する決済を明確に行うことができるという効果を奏する。
【0221】
また、請求項に係る発明によれば、請求項1に係る発明の効果に加えて、デジタル情報の景品交換回数が、デジタル情報配信機関に備えられるデジタル情報配信装置でも記憶されて、該記憶している景品交換回数に基づく対価(額X)がデジタル情報配信装置とデジタル情報管理装置で算出され、両者で算出された対価が一致することを条件として、デジタル情報管理機関からデジタル情報配信機関に対して対価(額X)の支払いが行われるので、景品交換に対する決済をさらに明確に行うことができるという効果を奏する。
【0222】
また、請求項に係る発明によれば、請求項1又は2に係る発明の効果に加えて、デジタル情報交換装置が、起動時に、デジタル情報配信装置及びデジタル情報管理装置に対して、接続確認を行う景品交換システムを構成しているので、接続(即ち通信回線の確保)が確認され、デジタル情報交換装置からデジタル情報配信装置及びデジタル情報管理装置に対して景品交換情報を送信するにあたり、送信不良等のトラブルが生じないという効果を奏する。
【0223】
また、請求項に係る発明によれば、請求項1〜のいずれか1つに係る発明の効果に加えて、デジタル情報交換装置が、例えば一時間毎,半営業時間毎,一日毎,一週間毎,又は一ヶ月毎といった予め定められた所定時間毎に、デジタル情報配信装置及びデジタル情報管理装置に対して、所定時間中における景品交換情報をまとめて送信する景品交換システムを構成しているので、景品交換される毎に送信する場合と比べて、通信費が削減されると共に送信先での管理が容易になるという効果を奏する。
【0226】
また、請求項に係る発明によれば、請求項1〜のいずれか1つに係る発明の効果に加えて、デジタル情報が、デジタル音楽情報,デジタル文字情報,及びデジタル画像情報から選択される一種以上からなる情報である景品交換システムを構成しているので、デジタル情報交換装置において、様々な場面に応じた多様なデジタル情報を提供することができるという効果を奏する。
【0229】
また、請求項に係る発明によれば、デジタル情報の景品交換回数が、遊技場に備えられるデジタル情報交換装置とデジタル情報管理機関に備えられるデジタル情報管理装置とで記憶されて、該記憶している景品交換回数に基づく対価(額Y)が両者で算出され、両者で算出された対価が一致することを条件として、遊技場からデジタル情報管理機関に対して対価(額Y)の支払いが行われ、また前記記憶している景品交換回数に基づく対価(額X)がデジタル情報管理装置で算出されて、デジタル情報管理機関からデジタル情報配信機関に対して対価(額X)の支払が行われるので、景品交換に対する決済を明確に行うことができるという効果を奏する。
【0232】
また、請求項に係る発明によれば、請求項に係る発明の効果に加えて、デジタル情報の景品交換回数が、デジタル情報配信機関に備えられるデジタル情報配信装置でも記憶されて、該記憶している景品交換回数に基づく対価(額X)がデジタル情報配信装置とデジタル情報管理装置で算出され、両者で算出された対価が一致することを条件として、デジタル情報管理機関からデジタル情報配信機関に対して対価(額X)の支払いが行われるので、景品交換に対する決済をさらに明確に行うことができるという効果を奏する。
【0233】
また、請求項に係る発明によれば、請求項6又は7に係る発明の効果に加えて、遊技場からデジタル情報管理機関に対して、デジタル情報交換装置の使用に係る使用料が支払われる景品交換決済方法を構成しているので、デジタル情報管理機関が該使用料を得ることができるという効果を奏する。
【0234】
さらに、請求項に係る発明によれば、請求項6〜8のいずれか1つに係る発明の効果に加えて、デジタル情報配信機関からデジタル情報管理機関に対して、集計管理及び決済に係る手数料が支払われる景品交換決済方法を構成しているので、デジタル情報管理機関が該手数料を得ることができるという効果を奏する。
【0235】
従って、これらの発明によれば、景品交換情報の集計管理や景品交換に伴う決済が明確に行われるので、遊技場にとっては、集計管理や決済の手間を省くことができると共に、遊技者に対して多様なデジタル情報を景品として提供することにより遊技者の満足度を高めることができ、デジタル情報配信機関にとっては、集計管理や決済の手間を省くことができると共に、デジタル情報を安心して配信することができることによりデジタル情報の売上を増加することができ、デジタル情報管理機関にとっては、景品交換装置の使用に係る使用料や集計管理及び決済に係る手数料を得ることができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、景品交換システム及び景品交換決済方法の概要を表す図である。
【図2】図2は、景品交換システムの構成の一例を表す機能ブロック図である。
【図3】図3は、景品交換装置の外観の一例を表す斜視図である。
【図4】図4(a)は、会員カードの一例を表す正面図であり、図4(b)は、計数カードの一例を表す正面図であり、図4(c)は、予約カードの一例を表す正面図である。
【図5】図5(a)は、音楽データのリストの一例を表す正面図であり、図5(b)は、レシートの一例を表す正面図である。
【図6】図6は、景品交換情報を含むリストの一例を表す図であり、(a)は景品交換装置で集計管理されるもの、(b)は音楽配信サーバで集計管理されるもの、(c)は売上管理装置で集計管理されるものである。
【図7】図7(a)は、後払い方式に係る景品交換システムの動作の一例を表すフローチャートであり、図7(b)は、先払い(立替払い)方式に係る景品交換システムの動作の一例の一部分を表すフローチャートである。
【図8】図8は、会員カードを用いた場合における「景品交換処理(※1)」に関する景品交換装置の動作の一例を表すフローチャートである。
【図9】図9は、計数カードを用いた場合における「景品交換処理(※1)」に関する景品交換装置の動作の一例を表すフローチャートである。
【図10】図10は、図8又は図9に続く図である。
【図11】図11は、会員カードを用いた場合における「景品交換処理(※1)」に関するホール管理装置の動作の一例を表すフローチャートである。
【図12】図12は、計数カードを用いた場合における「景品交換処理(※1)」に関するホール管理装置の動作の一例を表すフローチャートである。
【図13】図13は、「決済処理(※2,※2’)」に関する景品交換装置の動作の一例を表すフローチャートである。
【図14】図14は、「決済処理(※2,※2’)」に関する音楽配信サーバの動作の一例を表すフローチャートである。
【図15】図15は、「決済処理(※2,※2’)」に関する売上管理装置の動作の一例を表すフローチャートである。
【図16】図16は、「景品交換処理(※1)」に関する景品交換装置の画面表示の一例を表す図である。
【図17】図17は、図16に続く図である。
【図18】図18は、図17に続く図である。
【図19】図19は、図18に続く図である。
【符号の説明】
1…景品交換システム
2…インターネット
3a…デジタル総合回線
3b…LAN
4…会員カード
4a…磁気ストライプ部
5…計数カード
5a…磁気ストライプ部
5b…玉数表示部
6…予約カード
6a…磁気ストライプ部
6b…情報表示部
7…記録メディア
8…リスト
9…レシート
10…景品交換装置
11a…通信部
11b…通信部
12…制御部
13…カードリーダ
13a…カード挿入・排出口
14…予約カードストッカ
15…タッチパネル式ディスプレイ
16…ハードディスク
17…記録メディアライタ
17a…メディア挿入・排出口
18…記録メディアストッカ
19…ヘッドフォン
20…プリンタ
20a…レシート排出口
30…ホール管理装置
31a…通信部
31b…通信部
32…制御部
33…会員DB
34…貯玉DB
35…カードDB
36…景品交換DB
40…音楽配信サーバ
41…通信部
42…制御部
43…ハードディスク
44…音楽DB
50…売上管理装置
51…通信部
52…制御部
53…ハードディスク
110…パチンコ店
111…リスト
140…音楽配信業者
141…リスト
150…第三者管理機関
151…リスト

Claims (9)

  1. 遊技機が設置される遊技場に備えられ、該遊技機による遊技により遊技者の所有となった有価価値の大きさを特定可能な情報が記録された記録媒体の記録情報を読み取り、該記録情報から特定される該有価価値の大きさを、選択されたデジタル情報と景品交換するための処理を行うデジタル情報交換装置と、
    前記遊技場以外のデジタル情報配信機関に備えられ、前記デジタル情報交換装置と通信可能に接続され、該デジタル情報交換装置に対して前記デジタル情報を配信するデジタル情報配信装置と、
    前記遊技場及び前記デジタル情報配信機関以外のデジタル情報管理機関に備えられ、前記デジタル情報交換装置及び前記デジタル情報配信装置と通信可能に接続され、該デジタル情報交換装置により処理された景品交換に関する情報の集計管理を行うデジタル情報管理装置と、
    からなる景品交換システムであって、
    前記デジタル情報交換装置は、
    前記景品交換に供したデジタル情報を特定可能なコンテンツIDと、該デジタル情報を景品交換に供した景品交換回数とを対応付けて記憶する交換装置側記憶手段と、
    前記景品交換が行われたことに基づいて、該景品交換に供したデジタル情報のコンテンツIDに対応する景品交換回数を更新する交換装置側更新手段と、
    前記景品交換に供したデジタル情報のコンテンツIDを含む景品交換情報を前記デジタル情報管理装置に対して送信する景品交換情報送信手段と、を有し、
    前記デジタル情報管理装置は、
    前記景品交換に供されたデジタル情報のコンテンツIDと、該デジタル情報の景品交換回数とを対応付けて記憶する管理装置側記憶手段と、
    前記景品交換情報送信手段から受信した景品交換情報に基づいて、該景品交換情報に含まれるコンテンツIDに対応する景品交換回数を更新する管理装置側更新手段と、
    前記管理装置側記憶手段の記憶内容に基づいて、前記景品交換に供されたデジタル情報の対価として前記遊技場に対して請求する遊技場請求額を算出する遊技場請求額算出手段と、
    該遊技場請求額算出手段により算出した遊技場請求額を含む遊技場支払要求を前記デジタル情報交換装置に対して送信する遊技場支払要求送信手段と、
    前記管理装置側記憶手段の記憶内容に基づいて、前記景品交換に供されたデジタル情報の対価として前記デジタル情報配信機関に対して支払う配信機関支払額を算出する配信機関支払額算出手段と、
    該配信機関支払額算出手段により算出した配信機関支払額を前記デジタル情報配信機関に対して支払うための処理を行う管理装置側支払処理手段と、を有し、
    前記デジタル情報交換装置は、
    前記交換装置側記憶手段の記憶内容に基づいて、前記景品交換に供したデジタル情報の対価として前記デジタル情報管理機関に対して支払う管理機関支払額を算出する管理機関支払額算出手段と、
    該管理機関支払額算出手段により算出した管理機関支払額と前記遊技場支払要求送信手段から受信した遊技場支払要求に含まれる遊技場請求額とが一致するか否かを判定する交換装置側判定手段と、
    該交換装置側判定手段により一致すると判定したことを条件として、該一致する額を前記デジタル情報管理機関に対して支払うための処理を行う交換装置側支払処理手段と、をさらに有することを特徴とする景品交換システム。
  2. 請求項1に記載した景品交換システムであって、
    前記デジタル情報交換装置は、前記景品交換情報を前記景品交換情報送信手段により前記デジタル情報配信装置に対して送信し、
    前記デジタル情報配信装置は、
    前記景品交換に供されたデジタル情報のコンテンツIDと、該デジタル情報の景品交換回数とを対応付けて記憶する配信装置側記憶手段と、
    前記景品交換情報送信手段から受信した景品交換情報に基づいて、該景品交換情報に含まれるコンテンツIDに対応する景品交換回数を更新する配信装置側更新手段と、
    前記配信装置側記憶手段の記憶内容に基づいて、前記景品交換に供されたデジタル情報の対価として前記デジタル情報管理機関に対して請求する管理機関請求額を算出する管理機関請求額算出手段と、
    該管理機関請求額算出手段により算出した管理機関請求額を含む管理機関支払要求を前記デジタル情報管理装置に対して送信する管理機関支払要求送信手段と、を有し、
    前記デジタル情報管理装置は、
    前記配信機関支払額算出手段により算出した配信機関支払額と前記管理機関支払要求送信手段から受信した管理機関支払要求に含まれる管理機関請求額とが一致するか否かを判定する管理装置側判定手段を有し、
    該管理装置側判定手段により一致すると判定したことを条件として、該一致する額を前記デジタル情報管理機関に対して支払うための処理を前記管理装置側支払処理手段により行うことを特徴とする景品交換システム。
  3. 請求項1又は2に記載した景品交換システムであって、
    前記デジタル情報交換装置は、起動時に、前記デジタル情報配信装置及び前記デジタル情報管理装置に対して、接続確認を行うことを特徴とする景品交換システム。
  4. 請求項1〜のいずれか1つに記載した景品交換システムであって、
    前記デジタル情報交換装置は、予め定められた所定時間毎に、該所定時間中における前記景品交換情報を前記景品交換情報送信手段により送信することを特徴とする景品交換システム。
  5. 請求項1〜のいずれか1つに記載した景品交換システムであって、
    前記デジタル情報は、デジタル音楽情報,デジタル文字情報,及びデジタル画像情報から選択される一種以上からなる情報であることを特徴とする景品交換システム。
  6. 遊技機による遊技により遊技者の所有となった有価価値の大きさを特定可能な情報が記録された記録媒体の記録情報を読み取り、該記録情報から特定される該有価価値の大きさを、選択されたデジタル情報と景品交換するための処理を行うデジタル情報交換装置を備える遊技場と、
    前記デジタル情報交換装置と通信可能に接続され、該デジタル情報交換装置に対して前記デジタル情報を配信するデジタル情報配信装置を備えるデジタル情報配信機関と、
    前記デジタル情報交換装置及び前記デジタル情報配信装置と通信可能に接続され、該デジタル情報交換装置により処理された景品交換に関する情報の集計管理を行うデジタル情報管理装置を備えるデジタル情報管理機関との間で、
    景品交換に伴う決済をする方法であって、
    前記デジタル情報交換装置は、
    前記景品交換に供したデジタル情報を特定可能なコンテンツIDと、該デジタル情報を景品交換に供した景品交換回数とを対応付けて記憶する交換装置側記憶手段を有し、
    前記景品交換が行われたことに基づいて、該景品交換に供したデジタル情報のコンテンツIDに対応する景品交換回数を更新し、
    前記景品交換に供したデジタル情報のコンテンツIDを含む景品交換情報を前記デジタル情報管理装置に対して送信し、
    前記デジタル情報管理装置は、
    前記景品交換に供されたデジタル情報のコンテンツIDと、該デジタル情報の景品交換回数とを対応付けて記憶する管理装置側記憶手段を有し、
    前記景品交換情報送信手段から受信した景品交換情報に基づいて、該景品交換情報に含まれるコンテンツIDに対応する景品交換回数を更新し、
    前記管理装置側記憶手段の記憶内容に基づいて、前記景品交換に供されたデジタル情報の対価として前記遊技場に対して請求する遊技場請求額を算出し、
    該算出した遊技場請求額を含む遊技場支払要求を前記デジタル情報交換装置に対して送信し、
    前記デジタル情報交換装置は、
    前記交換装置側記憶手段の記憶内容に基づいて、前記景品交換に供したデジタル情報の対価として前記デジタル情報管理機関に対して支払う管理機関支払額を算出し、
    該管理機関支払額算出手段により算出した管理機関支払額と前記デジタル情報管理装置から受信した遊技場支払要求に含まれる遊技場請求額とが一致するか否かを判定し、
    該判定により一致すると判定したことを条件として、該一致する額を前記デジタル情報管理機関に対して支払うための処理を行う一方、
    前記管理装置側記憶手段の記憶内容に基づいて、前記景品交換に供されたデジタル情報の対価として前記デジタル情報配信機関に対して支払う配信機関支払額を算出し、
    該算出した配信機関支払額を前記デジタル情報配信機関に対して支払うための処理を行うことを特徴とする景品交換決済方法。
  7. 請求項に記載した景品交換決済方法であって、
    前記デジタル情報交換装置は、前記景品交換情報を前記デジタル情報配信装置に対して送信し、
    前記デジタル情報配信装置は、
    前記景品交換に供されたデジタル情報のコンテンツIDと、該デジタル情報の景品交換回数とを対応付けて記憶する配信装置側記憶手段を有し、
    前記デジタル情報交換装置から受信した景品交換情報に基づいて、該景品交換情報に含まれるコンテンツIDに対応する景品交換回数を更新し、
    前記配信装置側記憶手段の記憶内容に基づいて、前記景品交換に供されたデジタル情報の対価として前記デジタル情報管理機関に対して請求する管理機関請求額を算出し、
    該算出した管理機関請求額を含む管理機関支払要求を前記デジタル情報管理装置に対して送信し、
    前記デジタル情報管理装置は、
    前記配信機関支払額算出手段により算出した配信機関支払額と前記デジタル情報配信装置から受信した管理機関支払要求に含まれる管理機関請求額とが一致するか否かを判定し、
    該判定により一致すると判定したことを条件として、該一致する額を前記デジタル情報管理機関に対して支払うための処理を行うことを特徴とする景品交換決済方法。
  8. 請求項6又は7に記載した景品交換決済方法であって、
    前記遊技場から前記デジタル情報管理機関に対して、前記デジタル情報交換装置の使用に係る使用料が支払われることを特徴とする景品交換決済方法。
  9. 請求項6〜8のいずれか1つに記載した景品交換決済方法であって、
    前記デジタル情報配信機関から前記デジタル情報管理機関に対して、前記集計管理及び前記決済に係る手数料が支払われることを特徴とする景品交換決済方法。
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