JP4610063B2 - デジタル情報提供装置 - Google Patents

デジタル情報提供装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4610063B2
JP4610063B2 JP2000285758A JP2000285758A JP4610063B2 JP 4610063 B2 JP4610063 B2 JP 4610063B2 JP 2000285758 A JP2000285758 A JP 2000285758A JP 2000285758 A JP2000285758 A JP 2000285758A JP 4610063 B2 JP4610063 B2 JP 4610063B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital information
recording medium
card
providing apparatus
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000285758A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002092731A (ja
Inventor
詔八 鵜川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP2000285758A priority Critical patent/JP4610063B2/ja
Publication of JP2002092731A publication Critical patent/JP2002092731A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4610063B2 publication Critical patent/JP4610063B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、選択されたデジタル情報(即ちデジタルコンテンツ)をユーザー(例えば顧客等)に提供(主として販売)するための装置に関する。さらに詳しくは、デジタル情報を所定の記録メディアに書き込む終了予定を「報知」することができるようなデジタル情報提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、選択されたデジタル情報をユーザーに販売するための装置としては、例えば特開平11−120253号公報に開示された「コンテンツ販売システム」や、特開平11−120693号公報に開示された「通信形音楽選曲販売システム」等が知られている。これらは、コンビニエンスストア等に設置されたキオスク端末により、音楽データ等のデジタル情報の選択を受け付け、配信サーバから該デジタル情報の配信を受け、該デジタル情報をミニディスク(MD)等の所定の記録メディアに書き込み、該デジタル情報の対価の支払を受けて決済を行い、選択されたデジタル情報が書き込まれた記録メディアをユーザーに販売するものである。
【0003】
ここで、これらの従来のシステムにおいて、デジタル情報として複数の音楽データや長篇の映画等を選択する場合には、それらをダウンロードして記録メディアに書き込むためにある程度の待ち時間が必要とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの従来のシステムにおいては、かかる待ち時間を有効に活用する手段が何ら講じられていないため、ユーザーは、キオスク端末の画面に表示される宣伝広告等を見ながら待ち時間を無為に過ごさなければならなかった。
【0005】
本発明は、このような背景のもとになされたものであり、その目的は、音楽データ等の選択されたデジタル情報(即ちデジタルコンテンツ)をユーザー(例えば顧客等)に提供(主として販売)するにあたり、該デジタル情報を所定の記録メディアに書き込むために必要とされる待ち時間を利用して、ユーザーが食事や買い物等を行うことができ、該待ち時間を有効に活用できるようなデジタル情報提供装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、次のような手段を採る。
【0008】
まず、請求項に係る発明は、選択されたデジタル情報を書き込んだ記録メディアをユーザーに提供するための処理を行う装置であって、前記デジタル情報の選択を受け付ける選択受付手段と、該選択を受け付けたデジタル情報を特定可能な受付情報を記憶するための処理を行う受付情報記憶手段と、前記受付情報が記録された記録媒体を、前記ユーザーに提供するために排出する記録媒体排出手段と、前記選択を受け付けたデジタル情報を所定の記録メディアに書き込む記録メディア書込手段と、該記録メディア書込手段による書込の終了予定を報知する報知手段と、前記記録メディア書込手段による書込が終了した記録メディアを複数貯留する記録メディア貯留手段と、前記排出された記録媒体を受け付ける記録媒体受付手段と、該記録媒体受付手段により受け付けた記録媒体に記録されている受付情報が前記受付情報記憶手段で記憶されていることを条件として、前記記録メディア貯留手段により複数貯留されている記録メディアのうち、当該受付情報から特定されるデジタル情報が書き込まれた記録メディアを、前記ユーザーに提供するために排出する記録メディア排出手段と、を備えることを特徴とするデジタル情報提供装置である。
【0009】
また、請求項に係る発明は、請求項に記載したデジタル情報提供装置であって、前記選択受付手段は、選択可能な前記デジタル情報のリストを表示する表示手段を有することを特徴とするデジタル情報提供装置である。
【0013】
また、請求項に係る発明は、請求項1又は2に記載したデジタル情報提供装置であって、前記記録メディアの種類に応じた複数種類の前記記録メディア書込手段を備えることを特徴とするデジタル情報提供装置である。
【0014】
また、請求項に係る発明は、請求項1〜のいずれか1つに記載したデジタル情報提供装置であって、該デジタル情報提供装置は、前記ユーザーを呼出可能な呼出手段と接続され、前記書込の終了後であって前記終了予定後に所定時間を経過した場合に、前記ユーザーの呼出を行うための信号を前記呼出手段に送信することを特徴とするデジタル情報提供装置である。
【0015】
また、請求項に係る発明は、請求項1〜のいずれか1つに記載したデジタル情報提供装置であって、前記書込の終了後であって前記終了予定後に所定時間を経過した場合に、排出されていない前記記録メディアを内部留保又は強制排出することを特徴とするデジタル情報提供装置である。
【0016】
また、請求項に係る発明は、請求項1〜のいずれか1つに記載したデジタル情報提供装置であって、前記記録媒体受付手段により記録媒体を受け付けた後であって前記記録メディア排出手段により記録メディアを排出する前に、前記デジタル情報の対価を決済するための処理を行うことを特徴とするデジタル情報提供装置である。
【0017】
また、請求項に係る発明は、請求項1〜のいずれか1つに記載したデジタル情報提供装置であって、前記記録媒体受付手段により記録媒体を受け付ける前に、前記デジタル情報の対価を決済するための処理を行うことを特徴とするデジタル情報提供装置である。
【0018】
また、請求項に係る発明は、請求項6又は7に記載したデジタル情報提供装置であって、前記対価は、前記ユーザーが所有している現金によって支払可能であることを特徴とするデジタル情報提供装置である。
【0019】
また、請求項に係る発明は、請求項6又は7に記載したデジタル情報提供装置であって、前記対価は、前記ユーザーが所有している有価価値の大きさを特定可能な情報が記録された有価価値記録媒体の記録情報を読み取ることにより特定される該有価価値の大きさによって支払可能であることを特徴とするデジタル情報提供装置である。
【0020】
また、請求項10に係る発明は、請求項1〜のいずれか1つに記載したデジタル情報提供装置であって、前記選択可能なデジタル情報として、発売前のデジタル情報も含むことを特徴とするデジタル情報提供装置である。
【0021】
また、請求項11に係る発明は、請求項1〜10のいずれか1つに記載したデジタル情報提供装置であって、該デジタル情報提供装置は、デジタル情報配信手段と通信可能に接続され、前記デジタル情報が選択される前に、予め前記デジタル情報配信手段から該デジタル情報の配信を受け、該デジタル情報を記憶するデジタル情報記憶手段を備え、前記デジタル情報が選択された後に、前記デジタル情報記憶手段から該デジタル情報を読み出すことを特徴とするデジタル情報提供装置である。
【0022】
また、請求項12に係る発明は、請求項1〜10のいずれか1つに記載したデジタル情報提供装置であって、該デジタル情報提供装置は、デジタル情報配信手段と通信可能に接続され、前記デジタル情報が選択された後に、その都度、選択された該デジタル情報の配信を要求する信号を前記デジタル情報配信手段に送信し、該信号に基づいて該デジタル情報配信手段から配信される該デジタル情報を受信することを特徴とするデジタル情報提供装置である。
【0023】
また、請求項13に係る発明は、請求項1〜12のいずれか1つに記載したデジタル情報提供装置であって、前記デジタル情報は、デジタル音楽情報,デジタル文字情報,及びデジタル画像情報から選択される一種以上からなる情報であることを特徴とするデジタル情報提供装置である。
【0024】
また、請求項14に係る発明は、請求項13に記載したデジタル情報提供装置であって、前記デジタル情報が前記デジタル音楽情報を含む場合に、該デジタル音楽情報を再生して試聴するための試聴手段を備えることを特徴とするデジタル情報提供装置である。
【0025】
また、請求項15に係る発明は、請求項1〜14のいずれか1つに記載したデジタル情報提供装置であって、前記選択されたデジタル情報に関連する情報を記録して発行する発行手段を備えることを特徴とするデジタル情報提供装置である。
【0026】
さらに、請求項16に係る発明は、請求項1〜15のいずれか1つに記載したデジタル情報提供装置であって、前記終了予定の報知は、前記ユーザーが目視可能なように所定の記録媒体に記録されることにより行われることを特徴とするデジタル情報提供装置である。
【0027】
上記課題を解決するための手段の具体例を、発明の実施の形態及び図面の表記と対応させて説明する。デジタル情報提供装置にはキオスク端末10(10’)が対応する。デジタル情報には音楽データが対応する。終了予定には仕上がり予定の時間,時刻,又は日時等が対応する。所定の記録メディア7にはMD等が対応する。
【0028】
選択受付手段にはタッチパネル式ディスプレイ15(ディスプレイ15a及びキーボード15b)が対応する。受付情報記憶手段には制御部12が対応する。報知手段にはタッチパネル式ディスプレイ15(ディスプレイ15a)が対応する。記録メディア書込手段には記録メディアライタ17(17’)が対応する。支払受付手段には支払受付装置21(21’)が対応する。受付情報受付手段にはカードリーダ13が対応する。
【0029】
表示手段にはタッチパネル式ディスプレイ15(ディスプレイ15a)が対応する。受付特定用記録媒体には引換カード5が対応し、受付特定情報にはカードIDが対応する。記録媒体発行手段にはカードリーダ13が対応する。記録メディア貯留手段には記録メディアチェンジャ18が対応する。呼出手段には店内放送装置35が対応する。ユーザーが所有している有価価値の大きさには電子マネー,前払金,又は預貯金等の金銭が対応する。
【0030】
デジタル情報配信手段には音楽配信サーバ40が対応する。デジタル情報記憶手段にはハードディスク16が対応する。試聴手段にはヘッドフォン19が対応する。デジタル情報に関連する情報には歌詞やジャケット写真等が対応し、発行手段にはプリンタ20や記録メディアライタ17(17’)が対応する。所定の記録媒体には引換カード5や確認用レシート6が対応する。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下においては、本発明に係るデジタル情報提供装置が、ファミリーレストラン,コンビニエンスストア,レコード店,ショッピングセンター,遊技場,鉄道の駅,高速道路上のサービスエリアやパーキングエリア等の街中の各所(以下「店舗」という。)に設置されるキオスク端末10,10’である場合を例に説明を行う。ただし、デジタル情報提供装置は、店舗の内外に設置されるキオスク端末10,10’には限定されない。
【0032】
[1.デジタル情報提供装置の概念]
まず、本発明に係るデジタル情報提供装置であるキオスク端末10,10’の概念について説明する。ここで、図1は、キオスク端末10の構成の第一実施形態を表す機能ブロック図であり、図3は、キオスク端末10’の構成の第二実施形態を表す機能ブロック図であり、図7は、キオスク端末10,10’の動作のパターンを表すフローチャートである。
【0033】
なお、第一実施形態に係るキオスク端末10と第二実施形態に係るキオスク端末10’とは、その概念においてほぼ同様であるため、以下においては、特に断りがある場合を除き、第一実施形態に係るキオスク端末10について説明を行い、第二実施形態に係るキオスク端末10’についての説明を省略する。
【0034】
キオスク端末10は、選択されたデジタル情報(即ちデジタルコンテンツ)をユーザー(例えば顧客等)に提供(主として販売)するための装置であり、特にデジタル情報を所定の記録メディア7に書き込む終了予定を「報知」することができるものである。従って、デジタル情報の選択を受け付ける「受付」(図7の※1参照)の後に、「報知」に基づいて、該デジタル情報が書き込まれた記録メディアを提供する「引換」(図7の※2参照)を行うことにより、該デジタル情報を所定の記録メディアに書き込むために必要とされる待ち時間を利用して、ユーザーが食事や買い物等を行うことができ、該待ち時間を有効に活用できるものである。
【0035】
即ち、このキオスク端末10によれば、ユーザーが、例えば食事や買い物の途中等の手すきの時間を見計らってデジタル情報を選択しておき、その後に仕上がり予定の時間,時刻,又は日時等の終了予定の報知に基づいて、食事や買い物の終了後等の好みの時間を見計らってデジタル情報が書き込まれた記録メディアの引換を行うことにより、デジタル情報の書込が終了した記録メディアを直ちに受け取ることができ、またデジタル情報の書込に要する待ち時間を利用して食事や買い物等をすることができる。
【0036】
ここでデジタル情報は、デジタルデータ化された各種の情報(即ちデジタルコンテンツ)であり、例えば後述するデジタル情報配信手段から通信回線を介して配信されるものや、後述する記憶媒体(例えば読出専用デジタル多用途ディスク(DVD−ROM)等)に予め記憶されているものである。このデジタル情報は、例えばデジタル音楽情報,デジタル文字情報,及びデジタル画像情報から選択される一種以上からなる情報である。
【0037】
具体的には、デジタル音楽情報としては歌謡曲及びクラシック音楽等の音楽データがあり、デジタル文字情報としては報道記事,雑誌記事及び小説等の文字データがあり、デジタル画像情報としては報道写真及び絵画等の静止画データや無声映画等の動画データがあり、それらの組み合わせであるカラオケ及び映画等のデータも含まれる。なおデジタル情報は、例示のものには限定されず、さらにはパソコンソフト及びゲームソフト等のソフトウェアや、該ソフトウェアにかけられている暗号を解読するための鍵等も含まれる。
【0038】
ここで本発明は、例えば複数の音楽データを選択してオリジナルのMDを作成する場合や、長篇の映画を選択する場合において、ユーザー及び店舗の双方にとってメリットが大きい。それらを記録メディア7に書き込むためにはある程度の待ち時間が必要とされるところ、本発明によれば、その待ち時間を利用して食事や買い物等をすることができるため、書込に要する待ち時間を有効に活用できるからである。
【0039】
なお、以下においては、前記デジタル情報として、デジタル情報配信手段である音楽配信サーバ40からインターネット2等の通信回線を介して配信される歌謡曲の音楽データ(以下単に「音楽データ」という。)を例に説明を行う。このような音楽データは、配信されるデータ量が数メガバイト程度と比較的少なく、またその対価が数百円程度と比較的低額なものであり、ユーザーのニーズが高いものである。
【0040】
この音楽データは、必要に応じて、著作権を保護するために暗号化されて、音楽配信サーバ40から配信される。この暗号化の方式としては、例えば公開鍵方式を用いることができる。これは、暗号化のための鍵である公開鍵と暗号を解読するための鍵である秘密鍵の二つの鍵を用いる方式である。
【0041】
具体的には、二つの鍵がキオスク端末10で作成され、公開鍵が音楽データを配信する側の音楽配信サーバ40に送られる一方、秘密鍵が音楽データの配信を受ける側のキオスク端末10に保存され、公開鍵で暗号化された音楽データが音楽配信サーバ40からキオスク端末10に配信されて、秘密鍵と共に後述する記録メディア7に記録される。この公開鍵で暗号化された音楽データは、対応する秘密鍵でしか解読できない。従って、公開鍵で暗号化された音楽データが他の記録メディアにコピーされたとしても、秘密鍵は元の記録メディア7に保存され他の記録メディアにはコピーされないため、他の記録メディアにコピーされた音楽データは解読することができず、著作権が保護される。
【0042】
また、この音楽データは、必要に応じて、配信されるデータ量を少なくするために圧縮符号化されて、音楽配信サーバ40から配信される。この圧縮符号化の方式としては、例えばMP3方式,登録商標ATRAC3方式,登録商標TwinVQ方式,登録商標WMA方式,登録商標AAC方式等、種々の方式を用いることができる。
【0043】
さらに、選択可能なデジタル情報には、発売中のデジタル情報の他に、発売前のデジタル情報も含まれる。即ち、このキオスク端末10においては、発売前のデジタル情報の予約をすることもできる。
【0044】
このキオスク端末10においては、デジタル情報の選択を受け付け、該選択の受付後に、該受付を特定可能な受付情報を記憶するための処理が行われる。この受付情報は、例えば選択を行ったユーザーを特定可能な情報(例えば会員IDやカードID)と、選択されたデジタル情報を特定可能な情報(例えば楽曲ID),選択された日時の情報,及び/又は支払済か否かの情報等とを、相互に関連付けて生成される情報である。
【0045】
この受付情報を特定可能な情報としては、例えば後述する会員カード4の会員ID等の所持者特定情報,後述する引換カード5のカードID等の受付特定情報,あるいは引換番号等がある。キオスク端末10においては、この受付情報を受け付けた後に、選択されたデジタル情報が書き込まれた所定の記録メディア7が提供(排出)される。
【0046】
さらにまた、報知は、デジタル情報の書込の終了予定を知らせることを意味し、例えば視覚,聴覚,触覚等を通じてユーザーが認識できるように、直接的に(又は例えば店舗の店員等を介して間接的に)ユーザーに知らせることをいう。具体的には、終了予定は、後述するタッチパネル式ディスプレイ15(ディスプレイ15a),引換カード5,確認用レシート6等により視覚を通じて(即ちユーザーが目視可能なように)、又はスピーカ,後述するヘッドフォン19等により聴覚を通じて、あるいはバイブレータ等により触覚を通じて、ユーザーに報知される。
【0047】
ここで終了予定は、デジタル情報の書込が終了して記録メディア7が仕上がる予定の時間(例えば□分後),時刻(例えば□時□分),又は日時(例えば□月□日 □時□分)等を意味する。ここで、例えばデジタル情報の書込が、デジタル情報の選択を受け付けた当日の営業時間中に終了する場合には、仕上がり予定の時間や時刻が報知され、デジタル情報の選択を受け付けた当日の営業時間中に終了しない場合(発売前のデジタル情報が予約された場合も含む)には、仕上がり予定の日時が報知される。
【0048】
なお、デジタル情報が有料にて提供(即ち販売)される場合においては、該デジタル情報の対価は、ユーザーが所有している現金22,又はユーザーが所有している有価価値の大きさによって支払可能である。ここで有価価値の大きさは、例えばユーザーが所有している有価価値の大きさを特定可能な情報(例えばカードID等)が記録された記録媒体(例えばICカード23,プリペイドカード24,キャッシュカード25及びクレジットカード26等)の記録情報を読み取ることにより特定されるものであり、ICカード23に記録されている電子マネー,プリペイドカード24に記録されている前払金,銀行53において開設されているユーザーの口座に貯蓄されている預貯金,又はクレジットカード会社54において開設されているユーザーの口座の使用限度の範囲内での信用等である。
【0049】
なお、デジタル情報の対価は、遊技機(例えばパチンコ機等)による遊技によりユーザーの所有となった有価価値の大きさ(例えば貯玉の数や、該貯玉の数が所定の比率で変換されてなる点数等)によっても支払可能である。ここで該有価価値の大きさは、例えばユーザーの所有となった該有価価値の大きさを特定可能な情報(例えばユーザーID等)が記録された記録媒体(例えばユーザーカード等)の記録情報を読み取ることにより特定されるものである。即ち有価価値の大きさは、金銭には限定されない。
【0050】
[2.デジタル情報提供装置の構成]
次に、本発明に係るデジタル情報提供装置であるキオスク端末10,10’を含むデジタル情報提供システム1,1’の構成について説明する。ここで、前述した図1及び図3の他に、図2は、キオスク端末10の外観の第一実施形態を表す斜視図であり、図4(a)は、キオスク端末10’の外観の第二実施形態を表す斜視図であり、図4(b)は、記録メディアライタ17’の一例を表す正面図であり、図5(a)(b)(c)は、それぞれ会員カード4,引換カード5,確認用レシート6の一例を表す正面図であり、図6(a)(b)は、それぞれ音楽データのリスト8,レシート9の一例を表す正面図である。
【0051】
なお、以下においては、第一実施形態に係るキオスク端末10を中心に説明を行い、第二実施形態に係るキオスク端末10’については、第一実施形態に係るキオスク端末10と異なる四つの点(第一にタッチパネル式ディスプレイ15に代えてディスプレイ15a及びキーボード15bを備える点,第二に記録メディアライタ17及び記録メディアチェンジャ18に代えて複数の記録メディアライタ17’を備える点,第三に支払受付装置21に代えて支払受付装置21’を備える点,及び第四に外観が異なる点)についてのみ該当個所において説明を行い、その他の共通する点については同一の符号を付して説明を省略する。
【0052】
キオスク端末10,10’を含むデジタル情報提供システム1,1’においては、図1又は図3に示すように、ユーザーは、会員カード4,所定の記録メディア7,現金22,ICカード23,プリペイドカード24,キャッシュカード25,及びクレジットカード26等を所有しており、またユーザーには、引換カード5,確認用レシート6,及びレシート9等が付与される。
【0053】
会員カード4は、図5(a)に示すように、所持者であるユーザーを特定可能な所持者特定情報が記録された所持者特定用記録媒体であり、例えば住所,氏名,電話番号,生年月日,及び性別等の登録情報を予め登録した会員であるユーザーに対して発行される磁気カードである。なお、会員カード4の属性は磁気カードには限定されず、例えば感熱式カードやICカード等でも良く、その形態もカード型には限定されず、例えばコイン型やアクセサリ型等でも良い。
【0054】
会員カード4の磁気ストライプ部4aには、カードID,会員ナンバー等の会員IDが所持者特定情報として記録されている。この所持者特定情報である会員IDが後述するカードリーダ13で読み取られることにより、後述するハードディスク16に記憶されている音楽データの楽曲IDが特定され、受付情報が受け付けられたことになる。なお、磁気ストライプ部4aには、キオスク端末10,10’のバックアップを目的として、該受付情報が記録される場合もある。
【0055】
この会員カード4を用いることにより、受付情報がキオスク端末10,10’に受け付けられ、選択された音楽データが書き込まれた記録メディア7を提供することができるようになるので、例えば会員であるユーザーに対して別途に受付特定用記録媒体を発行する必要がなく、経済的なデジタル情報提供システム1,1’及びキオスク端末10,10’を構成できる。またユーザーが選択した音楽データを集計することにより、ユーザーの好みを把握して販売戦略に活用することもできる。なお、所持者特定用記録媒体は、ユーザーを特定可能な情報が記録されたものであれば、後述するICカード23,キャッシュカード25,又はクレジットカード26等でも良い。
【0056】
引換カード5は、図5(b)に示すように、デジタル情報の選択の受付を特定可能な受付特定情報が記録された受付特定用記録媒体であり、前記会員でないユーザーに対して発行される磁気カード、即ちいわゆる引換券・予約券である。なお、引換カード5の属性は磁気カードには限定されず、例えば感熱式カードやICカード等でも良く、その形態もカード型には限定されず、例えばコイン型やアクセサリ型等でも良い。また、受付特定用記録媒体は、例えば受付特定情報がバーコードや引換番号として印刷されたレシート状の紙片でも良い。
【0057】
この引換カード5の磁気ストライプ部5aには、カードIDが受付特定情報として記録されている。この受付特定情報であるカードIDが後述するカードリーダ13で読み取られることにより、後述するのハードディスク16に記憶されている音楽データの楽曲IDが特定されて、受付情報が受け付けられたことになる。なお、磁気ストライプ部5aには、キオスク端末10,10’のバックアップを目的として、該受付情報が記録される場合もある。また、中央の情報表示部5bには、選択された音楽データの書込の終了予定(ここでは仕上がり予定の日時)が、ユーザーが目視可能なように記録(表示)されており、終了予定の報知が行われるようになっている。
【0058】
この引換カード5を用いることにより、受付情報がキオスク端末10,10’に受け付けられ、選択された音楽データが書き込まれた記録メディア7を提供することができるようになるので、会員でないユーザーに対して受付情報を容易に特定できる手段を付与することができ、会員でなくとも利用可能なデジタル情報提供システム1,1’及びキオスク端末10,10’を構成できる。なお、引換カード5を発行せずに、引換番号等の受付特定情報を文字や音声等でユーザーに報知するようにしても良い。また、引換カード5を会員であるユーザーに対して発行しても良い。
【0059】
確認用レシート6は、図5(c)に示すように、終了予定が記録された確認用記録媒体であり、前記会員であるユーザーに対して確認用に発行されるレシート状の紙片である。この確認用レシート6には、選択された音楽データの書込の終了予定(ここでは仕上がり予定の日時)が、ユーザーが目視可能なように記録(表示)されており、終了予定の報知が行われるようになっている。なお、確認用レシート6を発行せずに、終了予定を文字や音声等でユーザーに報知するようにしても良い。
【0060】
所定の記録メディア7は、音楽データを記録するための媒体、換言すればデジタル情報記録用メディアであり、ユーザーが予め所有するもの,又はユーザーがコンビニエンスストア等の店舗においてその場で購入したもの等である。
【0061】
なお、記録メディア7は、キオスク端末10,10’に備えられる記録メディアストッカ(図示外)から取り出されて、後述する記録メディアライタ17,17’に装着されるものでも良い。この場合の記録メディア7の対価は、音楽データの対価と共に、前記現金22又は有価価値の大きさによって支払われる。
【0062】
この記録メディア7は、例えばミニディスク(MD),各種の不揮発性メモリ(例えば登録商標マルチメディアカード,登録商標スマートメディア,登録商標メモリスティック,登録商標SDメモリカード等),フレキシブルディスク(FD),追記型コンパクトディスク(CD−R),書換型コンパクトディスク(CD−RW),書換型デジタル多用途ディスク(DVD−RAM,DVD−RW),及び光磁気ディスク(MO)等である。なお、記録メディア7は、例示のものには限定されず、例えば携帯電話やメモリープレイヤ等の内蔵メモリでも良い。
【0063】
レシート9は、図6(b)に示すように、音楽データに関連する情報が記録されたものであり、音楽データの提供を受けたユーザーに対して発行されるレシート状の紙片である。このレシート9には、例えば発行年月日,発行場所,支払方法,カードナンバー,記録メディア,及び記録容量等の発行及び支払に関する情報の他に、曲名,歌手名,歌詞(1番…と表示されている部分),及びジャケット写真(図示外)等の音楽データに関連する情報が記録(表示)されている。なお、レシート9を発行せずに、音楽データに関連する情報をデジタルデータとして記録メディア7に記録して、ユーザーに提供するようにしても良い。
【0064】
現金22は、紙幣及び/又は硬貨である。ICカード23は、電子マネーの金額が記録されている記録媒体であり、後述する電子マネー管理会社51によりユーザーに対して発行されるICカードである。このICカード23は、電子マネー管理会社51以外の機関が発行するもの(例えば公的機関が発行する身分証明書や、鉄道会社が発行する定期券等と兼用されるもの)でも良い。プリペイドカード24は、前払金の金額が記録されている記録媒体、即ち前払式証票であり、後述するプリペイドカード会社52によりユーザーに対して発行される磁気カードである。
【0065】
キャッシュカード25は、後述する銀行53に開設されているユーザーの口座を特定可能な情報(例えばカードID)が記録された記録媒体であり、銀行53によりユーザーに対して発行される磁気カードである。クレジットカード26は、後述するクレジットカード会社54に開設されているユーザーの口座を特定可能な情報(例えばカードID)が記録された記録媒体であり、クレジットカード会社54によりユーザーに対して発行される磁気カードである。ここで各カードは、いずれも周知のものであるが、それらの属性や形態は特に限定されない。
【0066】
キオスク端末10,10’を含むデジタル情報提供システム1,1’は、図1又は図3に示すように、店舗内に設けられるキオスク端末10(10’),及び店舗管理装置30と、店舗外に設けられる音楽配信サーバ40,電子マネー管理会社51,プリペイドカード会社52,銀行53,及びクレジットカード会社54等からなる。
【0067】
ここでキオスク端末10,10’の通信部11aは、デジタル総合回線3a及びインターネット2を介して、音楽配信サーバ40の通信部41,電子マネー管理会社51,プリペイドカード会社52,銀行53,及びクレジットカード会社54と通信可能とされている。また、キオスク端末10,10’の通信部11bは、LAN3bを介して、店舗管理装置30の通信部31と通信可能とされている。なお、インターネット2,デジタル総合回線3a及びLAN3bは通信回線の一例であり、各通信部を通信可能に接続するものであれば特に限定されず、例えばインターネット2を介さなくても良く、デジタル総合回線3aに代えてケーブルテレビ回線等の専用回線や衛星回線を用いても良い。
【0068】
第一実施形態に係るキオスク端末10は、図1に示すように、通信部11a,11bにバスを介して接続される制御部12と、制御部12にバスを介して接続されるカードリーダ13,引換カードストッカ14,タッチパネル式ディスプレイ15,ハードディスク16,記録メディアライタ17,記録メディアチェンジャ18,ヘッドフォン19,プリンタ20,及び支払受付装置21等を備えている。
【0069】
第二実施形態に係るキオスク端末10’は、図3に示すように、通信部11a,11bにバスを介して接続される制御部12と、制御部12にバスを介して接続されるカードリーダ13,引換カードストッカ14,ディスプレイ15aとキーボード15b,ハードディスク16,複数の記録メディアライタ17’,ヘッドフォン19,プリンタ20,及び支払受付装置21’等を備えている。
【0070】
通信部11aは、図1又は図3に示すように、デジタル総合回線3a及びインターネット2等の通信回線を介して、キオスク端末10,10’と、音楽配信サーバ40,電子マネー管理会社51,プリペイドカード会社52,銀行53,及びクレジットカード会社54との間の通信を司るものであり、特に音楽配信サーバ40から音楽データの配信を受ける機能を備えるものである。ここで、音楽配信サーバ40から音楽データの配信を受ける方式としては、例えば以下の二方式がある。
【0071】
まず第一の方式として、音楽データが選択される前(例えば店舗の営業時間前,営業時間中の一定時間おき,及び/又は営業時間後等の任意のタイミング)に、選択可能な発売中の全ての音楽データが予め音楽配信サーバ40から配信されている「事前配信」方式がある。この方式で配信された音楽データは、後述するハードディスク16に記憶され、音楽データを書き込む前にハードディスク16から読み出されて記録メディア7に書き込まれる。
【0072】
ここで第一の方式の変形として、同様に音楽データが選択される前に、選択可能な発売中の一部の音楽データ(例えば選択される頻度が高い音楽データ)が予め音楽配信サーバ40から配信されている方式がある。この方式で配信された音楽データも、後述するハードディスク16に記憶され、音楽データを書き込む前にハードディスク16から読み出されて記録メディア7に書き込まれる。なお、予め音楽配信サーバ40から配信されていない音楽データ(例えば選択される頻度が低い音楽データ)が選択された場合には、次に述べる第二の方式の如く、その都度配信を受ける。
【0073】
また第二の方式として、音楽データが選択された後に、その都度、選択された発売中の音楽データの配信を要求する信号(配信要求信号)を音楽配信サーバ40に送信し、その配信要求信号に基づいて音楽配信サーバ40から配信される音楽データを受信する「その都度配信」方式がある。この方式で配信された音楽データは、後述するハードディスク16に記憶され、音楽データを書き込む前にハードディスク16から読み出されて記録メディア7に書き込まれるか、又はハードディスク16に記憶されずに、配信されると同時に記録メディア7に書き込まれる。
【0074】
なお、発売前の音楽データが予約された場合には、該音楽データが発売された後に、前記二方式のいずれかにより配信される。また、後述する音楽データのリスト8がキオスク端末10,10’に配信されることにより、後述するハードディスク16に記憶されているリスト8の内容が更新される。
【0075】
通信部11bは、図1又は図3に示すように、LAN3b等の通信回線を介して、キオスク端末10,10’と店舗管理装置30との間の通信を司るものである。
【0076】
制御部12は、図1又は図3に示すように、計算機能を備える中央演算処理装置(以下「CPU」という。),メモリ機能を備えるランダムアクセスメモリ(以下「RAM」という。),及びシステムプログラムを備えるリードオンリーメモリ(以下「ROM」という。)等が、バスを介して接続されたコンピュータである。
【0077】
このROMには、例えば後述する種々の判断を行うプログラムや、後述する報知に必要とされる終了予定(即ち仕上がり予定の時間,時刻,又は日時等)の終了予定を演算するプログラムや、後述する呼出信号を生成するプログラムや、必要に応じて、配信される音楽データを暗号化するための暗号を作成する暗号化プログラム等が記憶されている。
【0078】
また、このROMには、音楽データの対価を決済するためのプログラムが記憶されている。制御部12は、このプログラムに基づいて作動することにより、音楽データの対価を決済する手段として構成される。なお、制御部12は、少なくとも選択されたデジタル情報の対価を決済するための処理(実際の決済の前段階の処理)を行う決済処理手段として構成されれば良い。換言すれば、実際の決済は、必ずしもキオスク端末10,10’において行われる必要はなく、デジタル情報提供システム1,1’のいずれかの構成(例えば後述する店舗管理装置30の制御部32,銀行53,又はクレジットカード会社54等)において行われれば良い。
【0079】
さらに、このROMには、受付情報を後述するハードディスク16に記憶するためのプログラムが記憶されている。ハードディスク16は、このプログラムに基づいて作動することにより、受付情報を記憶する手段として構成される。なお、制御部12は、少なくとも受付情報を記憶するための処理(実際の記憶の前段階の処理)を行う受付情報記憶手段として構成されれば良い。換言すれば、実際の記憶は、必ずしもキオスク端末10,10’において行われる必要はなく、デジタル情報提供システム1,1’のいずれかの構成(例えば後述する店舗管理装置30の販売管理DB34等)において行われれば良い。
【0080】
カードリーダ13は、図1又は図3に示すように、受付情報受付手段の一例であり、受付情報を受け付ける機能を備え、具体的には、会員カード4の会員ID(即ち所持者特定情報)又は引換カード5のカードID(即ち受付特定情報)を読み取る機能,及び必要に応じてバックアップを目的として会員カード4又は引換カード5に受付情報を書き込む機能を備えるものである。このカードリーダ13において、会員カード4の会員ID又は引換カード5のカードIDが読み取られることにより、受付情報が受け付けられる。
【0081】
ここで、このカードリーダ13は、記録媒体を受け付けるための記録媒体受付部を有し、この例では、図2又は図4(a)に示すように、会員カード4又は引換カード5を挿入し排出するためのカード挿入・排出口13aを有する。なお、受付情報受付手段は、同様の機能を備えるものであれば、例えば記録媒体受付部の近傍にある記録媒体と交信して非接触で記録情報を読み取り書き込むもの(例えばブルートゥースに対応したもの)でも良く、またレシート状の紙片に印刷されたバーコードを読み取るバーコードリーダでも良く、さらに引換番号等の受付特定情報をの入力を受け付けるタッチパネル式ディスプレイ15(キーボード15b)等でも良い。
【0082】
さらに、このカードリーダ13は、記録媒体発行手段の一例でもあり、前記会員でないユーザーによる音楽データの選択を受け付けた場合に、音楽データの選択の受付を特定可能なカードID(即ち受付特定情報)が記録された引換カード5(即ち受付特定用記録媒体)を発行する機能を備えるものである。
【0083】
なお、このカードリーダ13は、所定の記録媒体の一例である引換カード5に、終了予定を記録して報知するものでもある。このカードリーダ13を備えることにより、図5(b)に示す引換カード5に、仕上がり予定の時間や時刻等(ここでは仕上がり予定の日時)の終了予定を印刷してユーザーが目視可能なように記録し、後述するカード挿入・排出口13aから排出してユーザーに提供し、終了予定の報知が行われる。
【0084】
引換カードストッカ14は、図1又は図3に示すように、受付情報が記録される前の生の引換カード5を貯蔵する機能,及びその引換カード5を取り出してカードリーダ13に装着する機能を備えるものである。
【0085】
タッチパネル式ディスプレイ15は、図1に示すように、各種の情報を表示し、各種の入力を受け付けるものであり、具体的には、音楽データの選択を受け付ける選択受付手段としての機能,及び選択可能な音楽データのリスト8を表示する表示手段としての機能を備えるものである。なお、選択受付手段及び表示手段は、前記の機能を備えるものであれば、例えば各種の情報を表示するディスプレイと、各種の入力を受け付けるキーボード,音声認識装置,バーコードリーダ,スキャナ,又は入力端子等との組み合わせによるものでも良い。
【0086】
このタッチパネル式ディスプレイ15では、例えば後述する図15〜図19に示すように、各種の情報が画面上に表示され、ユーザーや店舗の店員等の操作者が画面上の適宜の部位に触れることにより、画面上に配置された透明電極が通電して各種の入力を受け付ける。具体的には、選択受付手段及び表示手段として機能する場合には、図15のD706に示すように、リスト8が画面上に表示され、操作者の入力によって音楽データの選択(予約)が受け付けられる。
【0087】
ここでリスト8は、図6(a)に示すように、発売の予定,試聴の可否,曲名,歌手名,音楽データの対価である料金,及び記録メディア7に書き込むのに必要な容量が、選択可能な曲毎に表示されている。このリスト8には、発売中の音楽データの他に、発売予定日が□月□日と表示された発売前の音楽データも示されており、発売前の音楽データの予約をすることもできる。
【0088】
またタッチパネル式ディスプレイ15は、報知手段の一例でもあり、音楽データの書込の終了予定を報知する機能を備えるものであり、例えば仕上がり予定の時間,時刻,又は日時等をユーザーが目視可能なように表示することにより、終了予定を報知することができるものである。具体的には、タッチパネル式ディスプレイ15では、例えば後述する図16のD712又はD713に示すような画面表示がなされ、仕上がり予定の時刻を報知する文字が表示される。
【0089】
なお、報知手段は、同様の機能を備えるものであれば、例えば終了予定を表す音声を発するスピーカや後述するヘッドフォンでも良く、また終了予定を表す文字を記録した引換カード5を発行するカードリーダ13でも良く、また終了予定を表す文字(点字を含む)を印刷した確認用レシート6を発行する後述するプリンタ20でも良く、さらに図4(b)に示すように終了予定を7セグメントのデジタル数字で表示する後述する情報表示部17bでも良い。
【0090】
一方、第二実施形態に係るキオスク端末10’においては、図3及び図4(a)に示すように、前記タッチパネル式ディスプレイ15に代えてディスプレイ15aとキーボード15bを備える点が、第一実施形態に係るキオスク端末10と異なる。ここでディスプレイ15aは、選択可能な音楽データのリスト8を表示する表示手段としての機能,及び音楽データの書込の終了予定を報知する報知手段としての機能を備え、キーボード15bは、音楽データの選択をはじめとする必要事項の入力を受け付ける機能を備え、両者を併せて音楽データの選択を受け付ける選択受付手段としての機能を備える。
【0091】
このディスプレイ15aとキーボード15bでは、ディスプレイ15aによりリスト8が画面上に表示され、キーボード15bを用いた操作者の入力(例えば希望の音楽データを表すコード番号等の入力)によって音楽データの選択(予約)が受け付けられる。また、このディスプレイ15aでは、仕上がり予定の時間,時刻,又は日時等をユーザーが目視可能なように表示することにより、終了予定が報知される。
【0092】
ハードディスク16は、図1又は図3に示すように、前記の如く受付情報を記憶する手段である他に、デジタル情報記憶手段の一例であり、前記「事前配信」方式又は前記「その都度配信」方式により配信される音楽データを記憶する機能を備えるものである。このハードディスク16には、記憶されている音楽データを、受付情報に含まれる楽曲IDに基づいて、ハードディスク16内で検索して読み出すプログラムが記憶されており、また音楽データの選択のための前記リスト8も記憶されている。なお、受付情報記憶手段及びデジタル情報記憶手段は、同様の機能を備えるものであれば、他の大容量の記憶媒体でも良い。
【0093】
なお、このキオスク端末10,10’においては、ハードディスク16に記憶されている音楽データが、一定条件の下に消去されるように構成することができる。例えば、選択される頻度が低い音楽データや、配信開始後に一定期間経過した古い音楽データが、順次消去されるように構成する。このように構成すれば、ハードディスク16の記憶容量を有効に活用することができ、空いた記憶容量を活用して、ニーズが高い音楽データを優先的に提供することができる。
【0094】
また、これとは逆に、このキオスク端末10,10’においては、配信される音楽データが、一定条件の下にハードディスク16に蓄積されるように構成することもできる。例えば、選択される頻度が高い音楽データが配信された場合に該音楽データが記憶されるように構成すれば、次に該音楽データが選択された場合に該音楽データの配信を受ける必要がないので、ニーズが高い音楽データを効率的に提供することができる。
【0095】
記録メディアライタ17は、図1に示すように、記録メディア書込手段の一例であり、選択された音楽データを所定の記録メディア7に書き込む(書き換える)機能,及び記録メディア7の空き容量を読み取る機能を備えるものである。この記録メディアライタ17は、記録メディア7を受け付けるための記録メディア受付部を有し、この例では、図2に示すように、記録メディア7を挿入し排出するためのメディア挿入・排出口17aを有する。
【0096】
なお、記録メディア書込手段は、同様の機能を備えるものであれば、例えば記録メディア受付部の近傍にある記録メディア7と交信して、非接触でデジタル情報を書き込むもの(例えばブルートゥースに対応したもの)でも良い。また、記録メディア書込手段は、記録メディア7を受け付ける受付部と、デジタル情報を記録メディア7に書き込む書込部が、それぞれ分離されているものでも良い。さらに、記録メディア書込手段は、単数の受付部と複数の書込部からなるものでも良く、これとは逆に、複数の受付部と単数の書込部からなるものでも良い。
【0097】
さらにまた、この記録メディアライタ17及びメディア挿入・排出口17aは、異なる記録メディア7の種類に応じた複数種類(図2に示される例では3種類)が備えられている。ただし、一の音楽データに対して複数の記録メディア7を同時に受け付けることはできないようになっている。
【0098】
記録メディアチェンジャ18は、図1に示すように、記録メディア貯留手段の一例であり、複数の記録メディア7を貯留可能な機能を備えるものである。具体的には、あたかもディスクチェンジ式のカラオケ装置のように、音楽データが書き込まれる前の生の記録メディア7を、又は音楽データが書き込まれた後の記録メディア7を、記録メディアライタ17から取り出して貯留し、次なる記録メディア7を受付可能とすると共に、受付情報を受け付けた場合(即ち引換の場合)に、音楽データが書き込まれた記録メディア7を排出して提供可能とするものである。
【0099】
この記録メディアチェンジャ18を備えることにより、記録メディア7を貯留して次なる記録メディア7を受け付けることができるので、書込を効率良く行えるという効果を奏する。換言すれば、ある種の記録メディア7に関し、一台の記録メディアライタ17で、複数枚の記録メディア7を受付可能とすることができる。
【0100】
一方、第二実施形態に係るキオスク端末10’においては、図3及び図4(a)に示すように、記録メディアライタ17及び記録メディアチェンジャ18に代えて複数の記録メディアライタ17’を備える点が、第一実施形態に係るキオスク端末10と異なる。ここで記録メディアライタ17’は、前記と同様の記録メディア書込手段の一例であり、選択された音楽データを所定の記録メディア7に書き込む(書き換える)機能,及び記録メディア7の空き容量を読み取る機能を備えるものである。
【0101】
この複数の記録メディアライタ17’は、図3に示すように、それぞれが制御部12にバスを介して接続されている。また、それぞれの記録メディアライタ17’は、図4(b)に示すように、その正面に、記録メディアライタ17’を特定するための文字(ここでは「01」)が表示され、前記と同様のメディア挿入・排出口17aと、終了予定(ここでは仕上がり予定の時刻)を7セグメントのデジタル数字で表示して報知する情報表示部17bと、記録メディアライタ17’の作動状態を例えば空き状態は消灯,書込中は赤色,書込終了後は緑色等で表示するランプ17cと、記録メディア7を取り出すための取出ボタン17dを有する。さらに、それぞれの記録メディアライタ17’は、必要に応じて、ハードディスク16から読み出された音楽データを一時的に記憶する付属メモリ(図示外)を備える。この複数の記録メディアライタ17’は、図4(a)に示すように、左右二列に各5個ずつの合計10個が備えられている。
【0102】
ここで、それぞれの記録メディアライタ17’では、音楽データの選択の受付の際に、ディスプレイ15a上で指示された(又はユーザーにより選択された)特定の記録メディアライタ17’により記録メディア7が受け付けられると、受付情報に含まれる楽曲IDに基づいてハードディスク16から読み出された音楽データが該記録メディアライタ17’に送信され、必要に応じて該音楽データが前記付属メモリに一時的に記憶され、該記録メディアライタ17’により該音楽データが該記録メディア7に書き込まれる。
【0103】
この複数の記録メディアライタ17’を備えることにより、デジタル情報を複数の記録メディア7に書き込みでき、特に前記付属メモリを備えることにより、デジタル情報を複数の記録メディア7に同時並行して書き込みでき、複数の記録メディア7を受け付けた場合にも書込待ちが生じないので、書込を効率良く行える。なお、記録メディアライタ17’は、前記と同様に異なる記録メディア7の種類に応じた複数種類が備えられるものでも良い。また、前記記録メディアチェンジャ18をさらに備えるものでも良い。
【0104】
ヘッドフォン19は、図1又は図3に示すように、試聴手段の一例であり、選択された音楽データを提供する前に、その音楽データを再生して試聴することができる機能を備えるものである。このヘッドフォン19を備えることにより、図6(a)に示すリスト8で試聴の欄に「可」と表示されている曲を選択すると、その曲が所定の時間(例えば一分間)だけ再生されるので、ヘッドフォン19を装着したユーザーがその曲を試聴することができる。従って、ユーザーがその曲の内容を確かめてから購入することができる。
【0105】
プリンタ20は、図1又は図3に示すように、発行手段の一例でもあり、音楽データに関連する情報を記録して発行する機能を備えるものである。このプリンタ20を備えることにより、図6(b)に示すレシート9や図示しないラベル等に、歌詞(1番…と表示されている部分)やジャケット写真(図示外)等の音楽データに関連する情報を印刷して、図2又は図4(a)に示すレシート排出口20aから排出し、ユーザーに提供することができる。
【0106】
なお、この発行手段は、音楽データに関連する情報をデジタルデータとして記録メディア7に記録するもの(例えば前記記録メディアライタ17,17’)でも良い。このように記録された該情報は、例えばユーザーの自宅にあるパソコンにデジタルデータとして取り込んで、歌詞やジャケット写真をプリンタで印刷したり、ジャケット写真をデスクトップ上に壁紙として表示したりして、多様に利用することができる。また、記録メディア7がミニディスク(MD)である場合には、曲名データをデジタルデータとして記録することもできる。
【0107】
また、このプリンタ20は、所定の記録媒体の一例である確認用レシート6に、終了予定を記録して報知するものでもある。このプリンタ20を備えることにより、図5(c)に示す確認用レシート6に、仕上がり予定の時間や時刻等(ここでは仕上がり予定の日時)の終了予定を印刷してユーザーが目視可能なように記録し、図2又は図4(a)に示すレシート排出口20aから排出してユーザーに提供し、終了予定の報知が行われる。
【0108】
支払受付装置21は、図1及び図2に示すように、音楽データの対価の支払を受け付ける機能を備えるものであり、ここでは現金22による支払を受け付けるものである。この支払受付装置21は、紙幣の挿入を受け付ける紙幣挿入口22a及び硬貨の挿入を受け付ける硬貨挿入口22b,正規の現金22か否かを識別する識別機(図示外),現金22の金額を計数する計数機(図示外),現金22を収納する収納箱(図示外),及び釣銭に相当する金額の現金22を排出する釣銭排出口22c等により構成される。
【0109】
一方、第二実施形態に係るキオスク端末10’においては、図3及び図4(a)に示すように、支払受付装置21に代えて支払受付装置21’を備える点が、第一実施形態に係るキオスク端末10と異なる。支払受付装置21’も、音楽データの対価の支払を受け付ける機能を備えるものであり、ここでは電子マネーによる支払,前払金による支払,預貯金による支払(引き落とし),又は使用限度の範囲内で信用による支払を受け付けるものである。
【0110】
電子マネーによる支払を受け付ける支払受付装置21’は、電子マネーの金額が記録されたICカード23を受け付けるICカード挿入口23a,正規のカードか否かを識別する識別機(図示外),及び電子マネーの金額を読み取って減算後の残金額を書き込む読取書込機(図示外)等により構成される。
【0111】
前払金による支払を受け付ける支払受付装置21’は、前払金の金額が記録されたプリペイドカード24を受け付けるプリペイドカード挿入口24a,正規のカードか否かを識別する識別機(図示外),及び前払金の金額を読み取って減算後の残金額を書き込む読取書込機(図示外)等により構成される。
【0112】
預貯金による支払又は使用限度の範囲内での信用による支払を受け付ける支払受付装置21’は、ユーザーの口座を特定可能な情報が記録されたキャッシュカード25又はクレジットカード26を受け付けるカード挿入口25aと、及び記録情報を読み取る読取機(図示外)等により構成される。
【0113】
ここで支払受付装置21,21’は、いずれも周知のものであるが、この支払受付装置21,21’を備えることにより、多様な方法によって対価の支払を受け付けることができる。なお、第一実施形態に係るキオスク端末10において電子マネー,前払金,預貯金,及び/又は信用による支払を受け付けるように構成しても良く、第二実施形態に係るキオスク端末10’において現金22による支払を受け付けるように構成しても良い。また、支払受付装置21,21’において、現金,電子マネー,前払金,預貯金,及び/又は信用を適宜組み合わせた支払を受け付けるように構成しても良い。
【0114】
第一実施形態に係るキオスク端末10は、図2に示すように、矩形を呈する筐体の内部に、前述した通信部11a,11b,制御部12,カードリーダ13,引換カードストッカ14,ハードディスク16,記録メディアライタ17,記録メディアチェンジャ18,プリンタ20,及び支払受付装置21を備え(ここでは図示外)、その外部に、前述したカード挿入・排出口13a,タッチパネル式ディスプレイ15,3ヶ所のメディア挿入・排出口17a,ヘッドフォン19,レシート排出口20a,紙幣挿入口22a,硬貨挿入口22b,及び釣銭排出口22cを備えている。
【0115】
一方、第二実施形態に係るキオスク端末10’においては、図4(a)に示すように、その外観が第一実施形態に係るキオスク端末10と異なる。第二実施形態に係るキオスク端末10’は、矩形を呈する筐体の内部に、前述した通信部11a,11b,制御部12,カードリーダ13,引換カードストッカ14,ハードディスク16,複数の記録メディアライタ17’,プリンタ20,及び支払受付装置21’を備え(ここでは図示外)、その外部に、前述したカード挿入・排出口13a,ディスプレイ15a,キーボード15b,10ヶ所のメディア挿入・排出口17a(図4(b)参照),ヘッドフォン19,レシート排出口20a,ICカード挿入口23a,プリペイドカード挿入口24a,及びカード挿入口25aを備えている。
【0116】
なお、キオスク端末10,10’は、前記の外観を呈するものには限られず、例えばパソコン状の外観を呈するものでも良い。
【0117】
店舗管理装置30は、図1又は図3に示すように、通信部31にバスを介して接続される制御部32と、制御部32にバスを介して接続される会員データベース(以下「会員DB」という。)33,販売管理データベース(以下「販売管理DB」という。)34,及び店内放送装置35等を備えている。
【0118】
通信部31は、LAN3b等の通信回線を介して、店舗管理装置30とキオスク端末10,10’との間の通信を司るものである。
【0119】
制御部32は、計算機能を備えるCPU,メモリ機能を備えるRAM,及びシステムプログラムを備えるROM等が、バスを介して接続されたコンピュータである。このROMには、例えば会員ID及び暗証番号を会員DB33に照会するプログラム,後述する販売データ及び減算された金額データを販売管理DB34に記録するプログラム,及び後述する呼出信号に基づいて店内放送装置35を作動するプログラム等が記憶されている。
【0120】
会員DB33は、会員カード4に記録されている記録情報(カードID,会員ナンバー等の会員ID)や、暗証番号や、会員であるユーザーの住所,氏名,電話番号,生年月日,及び性別等の登録情報を関連付けて、会員データとして蓄積するものである。なお、会員データには、例えばユーザーが選択した音楽データを集計することにより把握される、ユーザーの好みに関する情報も含まれる。
【0121】
販売管理DB34は、ユーザーに提供(販売)された音楽データの楽曲IDを「販売データ」として蓄積し、また音楽データの対価に相当する金額を「減算された金額データ」として蓄積するものである。この販売データ及び減算された金額データは、後述する業者間決済の際に用いられる。
【0122】
店内放送装置35は、呼出手段の一例であり、ユーザーを呼出可能な機能を備えるものである。この店内放送装置35は、キオスク端末10,10’と接続され、書込の終了後であって終了予定後に所定時間を経過した場合(例えば書込終了直後又は書込終了の一時間後等)に、ユーザーの呼出を行うための信号(呼出信号)をキオスク端末10,10’から受信して店舗内に呼出放送を流し、ユーザーを呼び出すものである。
【0123】
この店内放送装置35を備えることにより、書込の終了後であって終了予定後に所定時間を経過した場合に、ユーザーを呼び出しでき、記録メディア7の引換を促すことができるので、ユーザーにとって便利であると共に、記録メディア7の滞留を防止できるので、キオスク端末10,10’の稼働率を上げることができる。ここで、この呼出は、書込の終了後であって終了予定後に所定時間を経過した場合に行われるものであり、たとえ終了予定後であっても仮にトラブル等が生じて書込が終了していない場合には行われないようになっている。
【0124】
なお、呼出手段は、店舗管理装置30に備えられるものには限られず、キオスク端末10,10’自体に備えられるものでも良い。また、呼出手段は、同様の機能を備えるものであれば、例えば前記会員カード4や前記引換カード5を通信機能及びバイブレータ付きに構成し、あたかも携帯電話やポケットベルの如く、ユーザーが所有する会員カード4,又はユーザーに付与された引換カード5に呼出信号を送信してバイブレータを作動させ、その振動によりユーザーを呼び出すものでも良い。
【0125】
なお、このキオスク端末10,10’においては、書込の終了後であって終了予定後に所定時間を経過した場合に、引換・受取がなされず未だ排出されていない記録メディア7を、内部留保又は強制排出するように構成することができる。例えば、前記呼出を数回繰り返してもユーザーが記録メディア7を受取に来ない場合や、数日を経過してもユーザーが記録メディア7を受取に来ない場合に、記録メディア7をキオスク端末10,10’の内部における所定の場所(前記記録メディアチェンジャ18とは異なる別の場所)に留保し、又は記録メディア7をキオスク端末10,10’から強制排出して店舗の店員が保管するように構成する。
【0126】
このように構成すれば、書込の終了後であって終了予定後に所定時間を経過した場合に、排出されていない記録メディア7を処分でき、記録メディア7の滞留を防止できるので、キオスク端末10,10’の稼働率を上げることができる。ここで、この内部留保又は強制排出も、書込の終了後であって終了予定後に所定時間を経過した場合に行われるものであり、たとえ終了予定後であっても仮にトラブル等が生じて書込が終了していない場合には行われないようになっている。
【0127】
音楽配信サーバ40は、図1又は図3に示すように、デジタル情報配信手段の一例であり、通信部41にバスを介して接続される制御部42と、制御部42にバスを介して接続される音楽データベース(以下「音楽DB」という。)43,及びハードディスク44等を備えており、音楽データを配信する機能を備えるものである。
【0128】
この音楽配信サーバ40は、店舗外に設けられる所定の機関であり、例えばレコード会社,プロバイダ,又はインターネット関連企業等が運営する音楽配信会社である。このように、所定の機関である音楽配信サーバ40が音楽データの配信を行うことにより、著作権侵害の問題を生ずることなく、適法に音楽データの配信を行うことができる。
【0129】
通信部41は、デジタル総合回線3a及びインターネット2等の通信回線を介して、音楽配信サーバ40とキオスク端末10,10’との間の通信を司るものであり、特に前記「事前配信」方式において、音楽データが選択される前(例えば店舗の営業時間前,営業時間中の一定時間おき,及び/又は営業時間後等の任意のタイミング)に、音楽データをキオスク端末10,10’に予め配信する機能,及び前記「その都度配信」方式において、キオスク端末10,10’から配信要求信号を受け、その配信要求信号に基づいて音楽データをキオスク端末10,10’に配信する機能を備えるものである。
【0130】
制御部42は、計算機能を備えるCPU,メモリ機能を備えるRAM,及びシステムプログラムを備えるROM等が、バスを介して接続されたコンピュータである。このROMには、蓄積されている音楽データを音楽DB43内で検索して読み出すプログラムが記憶されている。また、このROMには、必要に応じて、配信する音楽データを暗号化する暗号化プログラム,配信する音楽データを圧縮符号化する圧縮符号化プログラム,及び音楽データの配信と共に課金を行う課金プログラム等が記憶されている。
【0131】
音楽DB43には、音楽データが蓄積されており、必要に応じて、歌詞やジャケット写真等の音楽データに関連する情報のデータも蓄積されている。これらのデータは、予め圧縮符号化されて蓄積されているが、圧縮符号化されていなくても良い。ハードディスク44は、キオスク端末10,10’から受信した、音楽データの読出及び書込の報告を記憶するものである。この報告の結果は、後述する業者間決済の際に用いられる。
【0132】
電子マネー管理会社51は、ICカード23を発行し、電子マネーの使用及び残高を管理する機関である。プリペイドカード会社52は、プリペイドカード24を発行し、前払金の使用及び残高を管理する機関である。銀行53は、金融機関の一例であり、キャッシュカード25を発行し、ユーザーの口座にある預貯金の使用及び残高を管理する機関である。クレジットカード会社54は、クレジットカード26を発行し、ユーザーの口座の使用限度の範囲内での信用を管理すると共に、銀行53と連携してユーザーの口座にある預貯金から音楽データの対価を引き落とす機関である。ここで各機関51,52,53,54は、いずれも周知のものであるが、この各機関を備えることにより、多様な方法によって決済を行うことができる。
【0133】
[3.デジタル情報提供装置の作用]
次に、本発明に係るデジタル情報提供装置であるキオスク端末10,10’の作用について説明する。なお、第一実施形態に係るキオスク端末10と第二実施形態に係るキオスク端末10’とは、その作用においてほぼ同様であるため、以下においては、特に断りがある場合を除き、第一実施形態に係るキオスク端末10について説明を行い、第二実施形態に係るキオスク端末10’についての説明を省略する。
【0134】
まず前述した図7を参照して、キオスク端末10(及び10’)の動作のパターンを説明する。
【0135】
キオスク端末10は、図7に示すように、※1の「受付」工程と、※2の「引換」工程を経て、選択されたデジタル情報をユーザーに提供するものである。ここで、※1の「受付」工程は、音楽データ等のデジタル情報の選択を受け付ける「選択受付」と、その後に選択の受付を特定可能な受付情報を記憶するための処理を行う「記憶処理」と、音楽データの書込の終了予定を報知する「報知」と、音楽データを記録メディア7に書き込む「書込」からなる。また、※2の「引換」工程は、受付情報を受け付ける「受付情報受付」と、その後に音楽データが書き込まれた記録メディア7を提供する「提供」からなる。
【0136】
ここで、キオスク端末10においては、音楽データの対価を決済するための処理を行う「決済処理」も行われるが、この「決済処理」が選択受付後から受付情報受付前の「受付」工程の際に行われる先払い方式(図7の左側のフローチャート)か、受付情報受付後から提供前の「受取」工程の際に行われる後払い方式(図7の右側のフローチャート)かによって、キオスク端末10の動作のパターンが異なってくる。ただし、※1の「受付」工程内における決済処理,記憶処理,及び報知の順序は任意であり、図示の順序には限定されない。
【0137】
なお、キオスク端末10は、前記二パターンのうちのいずれか一つのパターンのみを実行するプログラムが予め組み込まれているものでも良く、また前記二パターンのいずれも実行可能なプログラムが組み込まれており、例えば店舗の都合やユーザーのニーズ等によって、いずれか一つのパターンを実行するプログラムが選択されるものでも良い。
【0138】
なお、音楽配信の方式は、前記の二パターンのいずれにおいても、前記「事前配信」方式又は前記「その都度配信」方式を採用可能である。ここで「事前配信」方式を採用した場合には、その都度音楽データの配信を受ける必要がないため、通信費の削減や、音楽データの迅速なダウンロードを図ることができる。また「その都度配信」方式を採用した場合には、最新のデジタル情報(例えば報道記事や報道写真等)を提供できる。以下においては、いずれの方式においても、「書込」の前には音楽データが音楽配信サーバ40から配信され、その音楽データがハードディスク16に記憶されているものとする。
【0139】
次にキオスク端末10(及び10’)の動作の一例を表すフローチャートである図8〜図14を参照して、キオスク端末10(及び10’)の動作を説明する。なお、図8〜図10はキオスク端末10(及び10’)の動作のメインルーチンを表すものであり、図11〜図14はキオスク端末10(及び10’)の動作のサブルーチンを表すものである。
【0140】
図8,9は、「受付」工程(※1)に関するキオスク端末10(及び10’)の動作の一例を表すフローチャートである。
【0141】
キオスク端末10は、図8に示すS100でスタートしてから、S101で記録メディアライタ17により記録メディア7を受け付け、S102に進む。なおキオスク端末10’では、ディスプレイ15a上で指示された(又はユーザーにより選択された)特定の記録メディアライタ17’により記録メディア7を受け付ける。また、記録メディア7の受付は、S101のタイミングには限られず、例えば会員カード4を受け付けた後等、少なくとも音楽データの書込の前に行われていれば良い。さらに、記録メディア7の受付は、メディア挿入・排出口17aに挿入される態様には限られず、所定の通信ケーブル等を介して接続される態様や、非接触で受け付ける態様(例えばブルートゥースに対応したもの)でも良い。
【0142】
S102ではタッチパネル式ディスプレイ15(キオスク端末10’ではディスプレイ15a)によりハードディスク16から読み出された音楽データのリスト8を表示し、S103でタッチパネル式ディスプレイ15(キオスク端末10’ではキーボード15b)により音楽データの選択を受け付け、S104に進む。なお、S103では、複数の音楽データの選択や、発売前の音楽データの予約を受け付けることも可能である。
【0143】
S104では制御部12により音楽データを記録メディア7に書き込むのに必要な容量が空き容量以下であるか否かの判断を行う。このS104で必要容量が空き容量以下でない(NO)と判断した場合には、S105で記録メディア7をメディア挿入・排出口17aから排出する。一方、S104で必要容量が空き容量以下である(YES)と判断した場合には、S106に進む。
【0144】
ここでキオスク端末10が先払い方式である場合にはS106からS107の後述する「決済処理」を経てS108に進み、後払い方式である場合にはS106からS108に進む。S108では受付情報を生成し、S109に進む。この受付情報は、例えば選択を行ったユーザーを特定可能な情報(例えば会員カード4の会員IDや引換カード5のカードID)と、選択された音楽データを特定可能な情報(例えば楽曲ID),選択を受け付けた日時の情報,支払済か否かの情報等とを、相互に関連付けて生成される。
【0145】
S109ではカードリーダ13により会員カード4を受け付けたか否かの判断を行う。このS109で会員カード4を受け付けた(YES)と判断した場合、即ち会員であるユーザーによる選択の場合には、S110でカードリーダ13により会員IDを読み取り、S111でタッチパネル式ディスプレイ15(キオスク端末10’ではキーボード15b)により暗証番号を受け付け、S112で会員ID及び暗証番号を店舗管理装置30に送信し、S113に進む。これらを受信した店舗管理装置30は、会員ID及び暗証番号の照会を行い、正規のカードであるか否かの判断を行う。ここで正規のカードでない場合には、NG信号をキオスク端末10に送信する。一方、正規のカードである場合には、OK信号をキオスク端末10に送信する。
【0146】
S113では待機の後に、OK又はNGの信号を店舗管理装置30から受信し、S114で前記受信の結果に基づいて、正規の会員カード4であるか否かの判断を行う。このS113でNG信号を店舗管理装置30から受信した場合には、S114で正規の会員カード4でない(NO)と判断し、S115で会員カード4をカード挿入・排出口13aから排出する。一方、S113でOK信号を受信した場合には、正規の会員カード4である(YES)と判断し、S116に進む。
【0147】
図9に移り、S116では会員IDと関連付けて受付情報をハードディスク16に記憶し、バックアップを目的としてS117でカードリーダ13により受付情報を会員カード4にも記録し、S118に進む。
【0148】
S118ではタッチパネル式ディスプレイ15(キオスク端末10’ではディスプレイ15a)により、受付情報に基づいて書込の終了予定を報知し、S119に進む。具体的には、受付情報により特定される選択された音楽データのデータ量(例えばXメガバイト)及び記録メディアライタ17(キオスク端末10’では記録メディアライタ17’)による書込能力(例えばYメガバイト/分)に基づいて、制御部12により書込に要する所要時間(例えばX/Y分)を演算し、その所要時間に基づいて、制御部12により終了予定(仕上がり予定の時間又は時刻等)を演算し、タッチパネル式ディスプレイ15(又はディスプレイ15a)により仕上がり予定の時間又は時刻等の文字を表示すると共に、図示しないスピーカにより仕上がり予定の時間又は時刻等の音声を発して、書込の終了予定を報知する。なお、発売前の音楽データが予約された場合においては、該音楽データの発売後であって、該音楽データの書込が終了して記録メディア7が仕上がる予定の日時等が報知される。
【0149】
S119では会員カード4をカード挿入・排出口13aから排出し、S120でプリンタ20により印刷した確認用レシート6をレシート排出口20aから排出し、S127に進む。このS119及びS120で会員カード4及び確認用レシート6を受け取ったユーザーは、S118で書込の終了予定の報知を受けているので、書込の終了をその場で待つ必要はなく、仕上がり予定の時刻まで食事や買い物等をすることができる。
【0150】
図8に戻り、一方、S109で会員カード4を受け付けていない(NO)と判断した場合、即ち会員でないユーザーによる選択の場合には、S121で生の引換カード5を引換カードストッカ14から取り出してカードリーダ13に装着し、S122でカードリーダ13によりカードIDを読み取り、S123に進む。
【0151】
図9に移り、S123ではカードIDと関連付けて受付情報をハードディスク16に記憶し、S124でカードリーダ13により終了予定(ここでは仕上がり予定の日時)を引換カード5に記録すると共に、バックアップを目的として受付情報を引換カード5に記録し、S125に進む。
【0152】
S125では前述したS118と同様の処理を行い、タッチパネル式ディスプレイ15(キオスク端末10’ではディスプレイ15a)により、受付情報に基づいて書込の終了予定を報知し、S126で引換カード5をカード挿入・排出口13aから排出し、S127に進む。このS126で引換カード5を受け取ったユーザーは、S125で書込の終了予定の報知を受けているので、書込の終了を待つ必要はなく、仕上がり予定の時刻まで食事や買い物等をすることができる。
【0153】
S127では受付情報に基づいて、音楽データをハードディスク16から読み出し、S128で記録メディアライタ17(キオスク端末10’では記録メディアライタ17’)により音楽データを記録メディア7に書き込み、書込の終了後に、S129で読出及び書込の報告を音楽配信サーバ40に送信し、待機の後に、S130で読出及び書込の記録完了の報告を音楽配信サーバ40から受信し、S131に進む。この報告の結果は、音楽配信サーバ40のハードディスク44に記憶され、後述する業者間決済の際に利用される。
【0154】
S131ではハードディスク16に記憶されている受付情報と関連付けて書込済フラグを立て、S132に進む。ここで、音楽データが書き込まれた記録メディア7は、第一実施形態に係るキオスク端末10では、記録メディアライタ17から取り出されて、記録メディアチェンジャ18により貯留され、第二実施形態に係るキオスク端末10’では、記録メディアライタ17’にそのまま保持される。
【0155】
S132では書込済フラグが立てられた後であって終了予定後に所定時間を経過した場合(例えば書込終了直後又は書込終了の一時間後等)に、制御部12により呼出信号を生成し、S133で呼出信号を店舗管理装置30に送信し、「受付」工程が終了し、待機の後、図10に示す「引換」工程に進む。ここで呼出信号を受信した店舗管理装置30は、店内放送装置35により店舗内に呼出放送を行い、ユーザーを呼び出して記録メディア7の引換(受取)を促す。
【0156】
なお、キオスク端末10は、さらに所定時間を経過した後(例えば前記呼出を数回繰り返してもユーザーが記録メディア7を受取に来ない場合や、数日を経過してもユーザーが記録メディア7を受取に来ない場合)に、排出されていない記録メディア7を内部留保又は強制排出する。
【0157】
図10は、「引換」工程(※2)に関するキオスク端末10(及び10’)の動作の一例を表すフローチャートである。
【0158】
キオスク端末10は、図10に示すS201でカードリーダ13により、会員であるユーザーによる選択の場合には会員カード4を受け付け、又は会員でないユーザーによる選択の場合には引換カード5を受け付け、S202に進む。
【0159】
S202では書込済であるか否か、即ちハードディスク16に記憶されている受付情報と関連付けて書込済フラグが立てられているか否かの判断を行う。このS202で書込済でない(NO)、即ち書込済フラグが立てられておらず書込中であると判断した場合には、S203で会員カード4又は引換カード5をカード挿入・排出口13aから排出する。一方、S202で書込済である(YES)、即ち書込済フラグが立てられていると判断した場合には、S204に進む。
【0160】
S204では会員カード4を受け付けたか否かの判断を行う。このS204で会員カード4を受け付けた(YES)と判断した場合、即ち会員であるユーザーによる引換の場合には、S205でカードリーダ13により会員ID及び受付情報を読み取り、S206で会員ID及び受付情報をハードディスク16に記憶されている受付情報と照合し、S209に進む。一方、S204で会員カード4を受け付けていない(NO)と判断した場合、即ち引換カード5を受け付けており会員でないユーザーによる引換の場合には、S207でカードリーダ13によりカードID及び受付情報を読み取り、S208でカードID及び受付情報をハードディスク16に記憶されている受付情報と照合し、S209に進む。
【0161】
S209では照合の結果に基づいて、会員カード4又は引換カード5が正当であるか否か、即ち受付情報が受け付けられたか否かの判断を行う。このS209で会員カード4又は引換カード5が正当である(YES)、即ち受付情報が受け付けられたと判断した場合には、S211に進む。一方、S209で会員カード4又は引換カード5が正当でない(NO)、即ち受付情報が受け付けられていないと判断した場合には、S210で会員カード4又は引換カード5をカード挿入・排出口13aから排出する。
【0162】
ここでキオスク端末10が先払い方式である場合、即ち支払済の場合にはS211からS213に進み、後払い方式である場合、即ち決済処理が済んでいない場合にはS211からS212の後述する「決済処理」を経てS213に進む。
【0163】
S213では会員カード4が有るか否か、即ち会員カード4を受け付けているか否かの判断を行う。このS213で会員カード4が有る(YES)、即ち会員カード4を受け付けていると判断した場合には、S214でカードリーダ13により受付情報を消去した会員カード4をカード挿入・排出口13aから排出し、S216に進む。一方、S213で会員カード4が無い(NO)、即ち会員カード4を受け付けておらず引換カード5を受け付けていると判断した場合には、S215で引換カード5をキオスク端末10の内部に取り込み、S216に進む。
【0164】
S216では音楽データが書き込まれた記録メディア7をメディア挿入・排出口17aから排出(提供)し、S217に進む。ここで、記録メディア7は、第一実施形態に係るキオスク端末10では、記録メディアチェンジャ18から取り出されて記録メディアライタ17から排出され、第二実施形態に係るキオスク端末10’では、記録メディアライタ17’からそのまま排出される。S217ではプリンタ20により印刷したレシート9をレシート排出口20aから排出し、S218でエンドに至り、「引換」工程が終了する。
【0165】
図11は、対価を現金22によって支払う場合における「決済処理」に関するキオスク端末10の動作の一例を表すフローチャートである。
【0166】
図1及び図2に示すキオスク端末10は、図11に示すS300でスタートしてから、S301でタッチパネル式ディスプレイ15により音楽データの対価を表示し、S302で支払受付装置21の紙幣挿入口22a及び硬貨挿入口22bにより現金22の挿入を受け付け、S303に進む。
【0167】
S303では識別機(図示外)により正規の現金22であるか否かの判断を行う。このS303で正規の現金22でない(NO)と判断した場合には、S304で紙幣を紙幣挿入口22aから排出し、又は硬貨を釣銭排出口22cから排出する。一方、S303で正規の現金22である(YES)と判断した場合には、S305で計数機(図示外)により現金22の金額を計数し、S306で収納箱(図示外)により現金22を収納し、S307に進む。
【0168】
S307では制御部12により計数した現金の金額が音楽データの対価以上であるか否かの判断を行う。このS307で前記金額が前記対価以上でない(NO)と判断した場合には、S302に戻って追加の現金22の挿入を受け付ける。一方、S307で前記金額が前記対価以上である(YES)と判断した場合には、S308で制御部12により音楽データの対価を計数した現金の金額から減算し、S309に進む。
【0169】
S309では制御部12により釣銭があるか否かの判断を行う。このS309で釣銭がある(YES)と判断した場合には、S310で釣銭の金額に相当する現金22を釣銭排出口22cから排出し、S311に進む。一方、S309で釣銭がない(NO)と判断した場合には、S311に進む。
【0170】
S311では販売データ及び減算した金額データを店舗管理装置30に送信し、待機の後に、S312でそれらの記録完了の報告を店舗管理装置30から受信し、S313に進む。この販売データ及び減算した金額データは、店舗管理装置30の販売管理DB34に記憶され、後述する業者間決済の際に利用される。
【0171】
S313ではハードディスク16に記憶されている受付情報と関連付けて支払済フラグを立て、S314でエンドに至り、「決済処理」が終了する。なお、現金による支払及び決済処理の手順は、上記の手順には限定されない。
【0172】
図12は、対価を電子マネー(ICカード23)によって支払う場合における「決済処理」に関するキオスク端末10’の動作の一例を表すフローチャートである。
【0173】
図3及び図4(a)に示すキオスク端末10’は、図12に示すS400でスタートしてから、S401でディスプレイ15aにより音楽データの対価を表示し、S402で支払受付装置21’のICカード挿入口23aによりICカード23の挿入を受け付け、S403に進む。なお、ICカード23の受付は、ICカード挿入口23aに挿入される態様には限られず、所定の通信ケーブル等を介して接続される態様や、非接触で受け付ける態様(例えばブルートゥースに対応したもの)でも良い。
【0174】
S403では識別機(図示外)により正規のICカード23であるか否かの判断を行う。このS403で正規のICカード23でない(NO)と判断した場合には、S404でICカード23をICカード挿入口23aから排出する。一方、S403で正規のICカード23である(YES)と判断した場合には、S405で読取書込機(図示外)によりICカード23に記録されている電子マネーの金額を読み取り、S406に進む。
【0175】
S406では制御部12により読み取った電子マネーの金額が音楽データの対価以上であるか否かの判断を行う。このS406で前記金額が前記対価以上でない(NO)と判断した場合には、S402に戻って追加のICカード23の挿入を受け付けるか、又はICカード23をICカード挿入口23aから排出して別のICカード23の挿入を受け付ける。一方、S406で前記金額が前記対価以上である(YES)と判断した場合には、S407で制御部12により音楽データの対価を読み取った電子マネーの金額から減算し、S408で読取書込機(図示外)により減算後の残金額をICカード23に書き込み、S409に進む。
【0176】
S409では販売データ及び減算した金額データを店舗管理装置30に送信し、待機の後に、S410でそれらの記録完了の報告を店舗管理装置30から受信し、S411に進む。この販売データ及び減算した金額データは、店舗管理装置30の販売管理DB34に記憶され、後述する業者間決済の際に利用される。S411では減算した金額データを電子マネー管理会社51に送信し、待機の後に、S412でその記録完了の報告を電子マネー管理会社51から受信し、S413に進む。この減算した金額データは、電子マネー管理会社51において記憶され、後述する業者間決済の際に利用される。
【0177】
S413ではICカード23をICカード挿入口23aから排出し、S414でハードディスク16に記憶されている受付情報と関連付けて支払済フラグを立て、S415でエンドに至り、「決済処理」が終了する。なお、電子マネーによる支払及び決済処理の手順は、上記の手順には限定されない。
【0178】
図13は、対価を前払金(プリペイドカード24)によって支払う場合における「決済処理」に関するキオスク端末10’の動作の一例を表すフローチャートである。
【0179】
図3及び図4(a)に示すキオスク端末10’は、図13に示すS500でスタートしてから、S501でディスプレイ15aにより音楽データの対価を表示し、S502で支払受付装置21’のプリペイドカード挿入口24aによりプリペイドカード24の挿入を受け付け、S503に進む。なお、プリペイドカード24の受付は、プリペイドカード挿入口24aに挿入される態様には限られず、所定の通信ケーブル等を介して接続される態様や、非接触で受け付ける態様(例えばブルートゥースに対応したもの)でも良い。
【0180】
S503では識別機(図示外)により正規のプリペイドカード24であるか否かの判断を行う。このS503で正規のプリペイドカード24でない(NO)と判断した場合には、S504でプリペイドカード24をプリペイドカード挿入口24aから排出する。一方、S503で正規のプリペイドカード24である(YES)と判断した場合には、S505で読取書込機(図示外)によりプリペイドカード24に記録されている前払金の金額を読み取り、S506に進む。
【0181】
S506では制御部12により読み取った前払金の金額が音楽データの対価以上であるか否かの判断を行う。このS506で前記金額が前記対価以上でない(NO)と判断した場合には、S502に戻って追加のプリペイドカード24の挿入を受け付けるか、又はプリペイドカード24をプリペイドカード挿入口24aから排出して別のプリペイドカードの挿入を受け付ける。一方、S506で前記金額が前記対価以上である(YES)と判断した場合には、S507で制御部12により音楽データの対価を読み取った前払金の金額から減算し、S508で読取書込機(図示外)により減算後の残金額をプリペイドカード24に書き込み、S509に進む。
【0182】
S509では販売データ及び減算した金額データを店舗管理装置30に送信し、待機の後に、S510でそれらの記録完了の報告を店舗管理装置30から受信し、S511に進む。この販売データ及び減算した金額データは、店舗管理装置30の販売管理DB34に記憶され、後述する業者間決済の際に利用される。S511では減算した金額データをプリペイドカード会社52に送信し、待機の後に、S512でその記録完了の報告をプリペイドカード会社52から受信し、S513に進む。この減算した金額データは、プリペイドカード会社52において記憶され、後述する業者間決済の際に利用される。
【0183】
S513ではプリペイドカード24をプリペイドカード挿入口24aから排出し、S514でハードディスク16に記憶されている受付情報と関連付けて支払済フラグを立て、S515でエンドに至り、「決済処理」が終了する。なお、前払金による支払及び決済処理の手順は、上記の手順には限定されない。
【0184】
図14は、対価を預貯金(キャッシュカード25)又は信用(クレジットカード26)によって支払う場合における「決済処理」に関するキオスク端末10’の動作の一例を表すフローチャートである。
【0185】
図3及び図4(a)に示すキオスク端末10’は、図14に示すS600でスタートしてから、S601でディスプレイ15aにより音楽データの対価を表示し、S602で支払受付装置21’のカード挿入口25aによりキャッシュカード25又はクレジットカード26の挿入を受け付け、S603に進む。なお、キャッシュカード25又はクレジットカード26の受付は、カード挿入口25aに挿入される態様には限られず、所定の通信ケーブル等を介して接続される態様や、非接触で受け付ける態様(例えばブルートゥースに対応したもの)でも良い。
【0186】
S603では読取機(図示外)によりキャッシュカード25又はクレジットカード26に記録された記録情報を読み取り、S604でキーボード15bにより暗証番号の入力を受け付け、S605に進む。
【0187】
S605ではa)記録情報,b)暗証番号,及びc)音楽データの対価を銀行53又はクレジットカード会社54に送信し、待機の後に、S606に進む。これらを受信した銀行53又はクレジットカード会社54は、記録情報及び暗証番号の照会を行うと共に、ユーザーの口座を特定し、正規のカードであるか否か,又は銀行53の口座にある残高が不足しているか否か若しくはクレジットカード会社54の口座の使用限度を超過しているか否かの判断が行う。
【0188】
ここで正規のカードでない場合,及び残高不足の場合,若しくは使用限度超過である場合(信用が与えられない場合)には、その旨の信号をキオスク端末10’に送信する。一方、正規のカードであり、かつ残高不足でない場合,若しくは使用限度超過でない場合(信用が与えられる場合)には、音楽データの対価を銀行53のユーザーの口座にある預貯金から引き落とし、又は音楽データの対価をクレジットカード会社54のユーザーの口座の使用限度の金額から減算し、減算された金額データをキオスク端末10’に送信する。
【0189】
S606ではa)正規のカードでない旨の信号,b)残高不足若しくは使用限度超過である旨の信号,又はc)減算した金額データのいずれかを受信し、S607で制御部12により減算した金額データを受信したか否かの判断を行う。このS607で減算した金額データを受信していない(NO)、即ちa)又はb)の信号を受信したと判断した場合には、S608でキャッシュカード25又はクレジットカード26をカード挿入口25aから排出する。一方、S607で減算した金額データを受信した(YES)と判断した場合には、S609に進む。
【0190】
S609では販売データ及び減算した金額データを店舗管理装置30に送信し、待機の後に、S610でそれらの記録完了の報告を店舗管理装置30から受信し、S611に進む。この販売データ及び減算した金額データは、店舗管理装置30の販売管理DB34に記憶され、後述する業者間決済の際に利用される。
【0191】
S611ではキャッシュカード25又はクレジットカード26をカード挿入口25aから排出し、S612でハードディスク16に記憶されている受付情報と関連付けて支払済フラグを立て、S613でエンドに至り、「決済処理」が終了する。ここでクレジットカード26を用いて支払われた音楽データの対価は、事後的に銀行53のユーザーの口座にある預貯金から引き落とされる。なお、預貯金又は信用による支払及び決済処理の手順は、上記の手順には限定されない。
【0192】
なお、以上においては、例えば以下のような手順で業者間決済(店舗と音楽配信サーバ40との間の決済,及び店舗と各機関51,52,53,54との間の決済)が行われる。まず音楽配信サーバ40は、ハードディスク44に記憶されている読出及び書込の報告の結果に基づいて、音楽データの対価の支払を店舗に要求する。次に支払を要求された店舗は、販売管理DB34に記憶されている販売データ及び減算された金額データに基づいて確認を行い、音楽データの対価を音楽配信サーバ40に支払う。
【0193】
一方、店舗は、販売管理DB34に記憶されている減算された金額データに基づいて、音楽データの対価の支払を各機関に要求する。次に支払を要求された各機関は、各機関において記憶されている減算された金額データに基づいて確認を行い、音楽データの対価を店舗に支払う。なお、音楽データの対価が現金により支払われている場合には、店舗の手元に現金があるため、各機関への支払の要求及び各機関からの支払は行われない。
【0194】
なお業者間決済の手順は、この例には限定されず、例えば店舗と各機関との間の決済を先に行い店舗と音楽配信サーバ40との間の決済を後に行っても良く、また音楽配信サーバ40と各機関との間で直接的な決済を行っても良く、さらに店舗,音楽配信サーバ40,及び各機関の間に決済会社が介在する間接的な決済を行っても良い。なお決済は、この例のような事後的な決済以外に、オンラインによるリアルタイムの決済でも良い。また決済においては、適宜の手数料の徴収が行われても良い。
【0195】
次に図15〜図19を参照して、操作者から見たキオスク端末10(及び10’)の動作を説明する。なお、以下においては、後払い方式のパターンについて説明を行う。また、キオスク端末10(及び10’)を操作する操作者がユーザーである場合を例に説明を行うが、操作者は例えば店舗の店員であっても良い。
【0196】
図15,16は、「受付」工程(※1)に関する後払い方式のキオスク端末10(及び10’)の画面表示の一例を表す正面図である。
【0197】
キオスク端末10においては、図15に示すD701でタッチパネル式ディスプレイ15により「受付」「引換」の文字と共に、ユーザーの興味を引くような今月の新譜のリスト8やプロモーションビデオ等が表示されており、ユーザーが「受付」の部位に触れると、キオスク端末10ではD702に進み、キオスク端末10’ではD703に進む。なお、キオスク端末10’においては、以下に示す必要事項の表示はディスプレイ15aにより行われ、必要事項の入力はキーボード15bにより行われる。
【0198】
D702では記録メディア7の挿入(受付)を指示する文字が表示され、ユーザーが記録メディア7(ここではMD)を所定のメディア挿入・排出口17aに挿入すると、D704に進む。一方、D703では指定の又は空いている記録メディアライタ17’(ここでは指定された○番)への記録メディア7の挿入(受付)を指示する文字が表示され、ユーザーが記録メディア7(ここではMD)を指定のメディア挿入・排出口17aに挿入すると、D704に進む。
【0199】
D704では、ユーザーに希望の音楽データの選択方法を問う文字が表示される。このD704でユーザーが「今月の新譜から選択」の部位に触れると、D706に進む。一方、D704でユーザーが「曲名から選択」又は「歌手名から選択」の部位に触れると、D705で希望の曲又は歌手の頭文字を問う文字が表示され、ユーザーが「五十音キー」の適宜の部位に触れて頭文字を入力すると、D706に進む。
【0200】
D706ではリスト8と共に、ユーザーに希望の音楽データ(曲)の選択(予約)を指示する文字が表示される。このリスト8には、図6(a)にも示すように、発売の予定,試聴の可否,曲名,歌手名,音楽データの対価である料金,及び記録メディア7に書き込むのに必要な容量が、選択可能な曲毎に表示されている。
【0201】
このD706でユーザーが、希望の曲の必要容量が空き容量以下となるように考慮しながら、リスト8上の適宜の部位に触れて(又はキーボード15bを操作して)単数又は複数の希望の曲を選択し、「決定」の部位に触れると、D707に進む。なお、このD706で、発売予定日が「□月□日」と表示された曲を選択すると、ユーザーは発売前のその曲を予約することができる。また、希望の曲を選択し、かつ「試聴」の部位に触れると、ヘッドフォン19を装着したユーザーはその曲を試聴することができる。
【0202】
図16に移り、D707では選択された曲の曲名及び歌手名と共に、ユーザーに選択の正否を確認する文字が表示され、ユーザーが「はい」の部位に触れ、選択が正当である旨を回答すると、必要容量が空き容量以下であるか否かの判断が行われる。このD707でそれがNOと判断される場合には、D708でその旨が表示されると共に、記録メディア7がメディア挿入・排出口17aから排出される。一方、D707でそれがYESと判断される場合には、D709に進む。
なお、D707でユーザーが「いいえ」の部位に触れ、選択が正当でない旨を回答すると、D706(又はD704)の選択画面に戻る。
【0203】
D709では会員カード4を所有しているか否かを問う文字が表示される。このD709でユーザーが「はい」の部位に触れ、会員カード4を所有している旨を回答すると、D710で会員カード4の挿入(受付)を指示する文字と共に、暗証番号の入力(受付)を指示する文字が表示され、ユーザーが「テンキー」の適宜の部位に触れて暗証番号を入力すると、暗証番号が「****」のように伏せ字で表示され、ユーザーが「確認」の部位に触れると、正規の会員カード4であるか否かの判断が行われる。
【0204】
このD710で正規の会員カード4でないと判断される場合には、D711でその旨が表示されると共に、会員カード4がカード挿入・排出口13aから排出される。一方、D710で正規の会員カード4であると判断される場合には、D712で会員カード4及び確認用レシート6の取出を指示する文字,及び書込の終了予定(仕上がり予定)の時刻を報知する文字が表示され、ユーザーが会員カード4をカード挿入・排出口13aから取り出すと共に、確認用レシート6をレシート排出口20aから取り出すと、D714で受取の期限を示す文字が表示され、「受付」工程が終了する。
【0205】
一方、D709でユーザーが「いいえ」の部位に触れ、会員カード4を所有していない旨を回答すると、D713で引換カード5の取出を指示する文字,及び書込の終了予定(ここでは仕上がり予定の時刻)を報知する文字が表示され、ユーザーが引換カード5をカード挿入・排出口13aから取り出すと、D714で受取の期限を示す文字が表示され、「受付」工程が終了する。
【0206】
ここで会員カード4及び確認用レシート6,又は引換カード5を受け取ったユーザーは、D712又はD713で書込の終了予定の報知を受けているので、書込の終了をその場で待つ必要はなく、仕上がり予定の時刻まで食事や買い物等をすることができる。
【0207】
図17〜19は、「引換」工程(※2)に関する後払い方式のキオスク端末10(及び10’)の画面表示の一例を表す正面図である。
【0208】
キオスク端末10においては、図17に示すD801(図15に示すD701と同様)でユーザーが「引換」の部位に触れると、D802に進む。なお、キオスク端末10’においては、以下に示す必要事項の表示はディスプレイ15aにより行われ、必要事項の入力はキーボード15bにより行われる。
【0209】
D802では会員カード4又は引換カード5の挿入(受付)を指示する文字が表示され、ユーザーが会員カード4又は引換カード5をカード挿入・排出口13aに挿入すると、書込が終了しているか否か(即ち受付情報と関連付けて書込済フラグが立てられているか否か),及び会員カード4又は引換カード5が正当であるか否か(即ち受付情報が受け付けられているか否か)の判断が行われる。
【0210】
このD802で書込が終了していない,又は会員カード4又は引換カード5が正当でないと判断される場合には、D803でその旨が表示されると共に、会員カード4又は引換カード5がカード挿入・排出口13aから排出される。一方、D803で書込が終了しており、かつ会員カード4又は引換カード5が正当であると判断される場合には、D804に進む。
【0211】
D804では選択された曲の曲名及び歌手名と共に、ユーザーに選択の正否を確認する文字が表示され、ユーザーが「はい」の部位に触れ、選択が正当である旨を回答すると、キオスク端末10ではD805に進んで現金22による対価の支払が行われ、キオスク端末10’ではD806に進んで電子マネー(ICカード23),前払金(プリペイドカード24),預貯金(キャッシュカード25),又は信用(クレジットカード26)による対価の支払が行われて、決済処理が行われる。
【0212】
D805では音楽データの対価と共に、現金22の挿入(受付)を指示する文字が表示され、ユーザーが現金22を紙幣挿入口22a及び硬貨挿入口22bに挿入すると、図18に移り、D813で音楽データの対価が減算されると共に(挿入金額−料金=釣銭)、釣銭の取出を指示する文字が表示され、ユーザーが釣銭を釣銭排出口22cから取り出すと、図19に進む。
【0213】
図17に戻り、D806では音楽データの対価と共に、対価の支払方法を問う文字が表示され、ユーザーが「a)ICカード(電子マネー)」又は「b)プリペイドカード」の部位に触れるとD807に進み、「c)キャッシュカード」又は「d)クレジットカード」の部位に触れるとD810に進む。ここでユーザーは、表示される音楽データの対価を見て、例えば低額の場合にはa)又はb)の方法によって支払い、高額の場合にはc)又はd)の方法によって支払うというように、対価の高低を考慮して支払方法を選択することができる。
【0214】
図18に移り、D807ではICカード23又はプリペイドカード24の挿入(受付)を指示する文字が表示され、ユーザーがICカード23をICカード挿入口23aに挿入するか、又はプリペイドカード24をプリペイドカード挿入口24aに挿入すると、正規のICカード23又はプリペイドカード24であるか否か,及び電子マネーの金額又は前払金の金額が音楽データの対価以上であるか否かの判断が行われる。
【0215】
このD807で正規のICカード23又はプリペイドカード24でない、又は前記金額が前記対価以上でない(即ち残高不足である)と判断される場合には、D808でその旨が表示されると共に、ICカード23がICカード挿入口23aから排出され、又はプリペイドカード24がプリペイドカード挿入口24aから排出される。一方、D807で正規のICカード23又はプリペイドカード24であり、かつ前記金額が前記対価以上であると判断される場合には、D809で音楽データの対価が減算され(残高−料金=残金)、D814でICカード23又はプリペイドカード24の取出を指示する文字が表示され、ユーザーがICカード23をICカード挿入口23aから取り出し、又はプリペイドカード24をプリペイドカード挿入口24aから取り出すと、図19に進む。
【0216】
一方、D810ではキャッシュカード25又はクレジットカード26の挿入(受付)を指示する文字と共に、暗証番号の入力(受付)を指示する文字が表示され、ユーザーがキャッシュカード25又はクレジットカード26をカード挿入口25aに挿入し、キーボード15bの「テンキー」の適宜の部位に触れて暗証番号を入力すると、暗証番号が「****」のように伏せ字で表示され、ユーザーが「確認」の部位に触れると、正規のキャッシュカード25又はクレジットカード26であるか否か,及びユーザーの口座の預貯金の金額又は使用限度が音楽データの対価以上であるか否かの判断が行われる。
【0217】
このD810で正規のキャッシュカード25又はクレジットカード26でない、又は前記金額・使用限度が前記対価以上でない(即ち残高不足又は使用限度超過である)と判断される場合には、D811でその旨が表示されると共に、キャッシュカード25又はクレジットカード26がカード挿入口25aから排出される。一方、D810で正規のキャッシュカード25又はクレジットカード26であり、かつ前記金額・使用限度が前記対価以上であると判断される場合には、D812で音楽データの対価が減算され(残高−料金=残金)、D814でキャッシュカード25又はクレジットカード26の取出を指示する文字が表示され、ユーザーがキャッシュカード25又はクレジットカード26をカード挿入口25aから取り出すと、図19に進む。
【0218】
図18のD813又はD814から図19に移り、会員カード4が受け付けられており会員カード4が有る場合には、D815で会員カード4の取出を指示する文字が表示され、会員カード4をカード挿入・排出口13aから取り出すと、キオスク端末10ではD816に進み、キオスク端末10’ではD817に進む。一方、引換カード5が受け付けられており会員カード4が無い場合には、キオスク端末10ではD816に進み、キオスク端末10’ではD817に進む。
【0219】
D816では書込終了後の記録メディア7の空き容量と共に、所定の記録メディアライタ17から記録メディア7の取出を指示する文字が表示され、ユーザーが記録メディア7(ここではMD)をメディア挿入・排出口17aから取り出すと、D818に進む。一方、D817でも書込終了後の記録メディア7の空き容量と共に、所定の記録メディアライタ17’(ここでは○番)から記録メディア7の取出を指示する文字が表示され、ユーザーが記録メディア7(ここではMD)をメディア挿入・排出口17aから取り出すと、D818に進む。D818では発行や支払に関する情報の他に音楽データに関連する情報を記録した前記レシート9の取出を指示する文字が表示され、ユーザーがレシート9をレシート排出口20aから取り出すと、「引換」工程が終了する。
【0220】
以上に述べたキオスク端末10,10’によれば、例えば複数の音楽データを選択してオリジナルのMDを作成する場合や、長篇の映画を選択する場合、あるいは前記「その都度配信」方式で配信された音楽データをハードディスク16に記憶せずに記録メディア7に直接書き込む場合等において、それらを記録メディア7に書き込むためにはある程度の待ち時間が必要とされるところ、その待ち時間を利用して、例えばファミリーレストラン等で食事をしたり、コンビニエンスストア等で買い物をしたりできるため、書込に要する待ち時間を有効に活用でき、ユーザー及び店舗の双方にとってメリットが大きい。
【0221】
[4.デジタル情報提供装置の変形例]
最後に、本発明に係るデジタル情報提供装置の変形例について説明する。
【0222】
まず、音楽データは、音楽配信サーバ40から配信されるものには限られず、あたかもディスクチェンジ式のカラオケ装置のように、記憶媒体(例えば読出専用デジタル多用途ディスク(DVD−ROM)等)に予め記憶され、キオスク端末10,10’に取り付けられた記憶媒体から読み出されることにより提供され、記憶媒体を取り替えることにより、音楽データの内容が更新されるものでも良い。即ち、音楽データは、必ずしも音楽配信サーバ40から配信されるものには限られない。
【0223】
また、音楽データは、タッチパネル式ディスプレイ15(ディスプレイ15a)に表示されるリスト8から選択されるものには限られず、あたかもカラオケボックスにおける選曲のように、予め配布される歌本に記載されたコード番号を入力することにより選択されるものでも良い。
【0224】
さらに、音楽データは、必ずしも有料で提供されるものには限られず、例えば店舗と音楽配信サーバ40とのタイアップにより,又は宣伝を目的として無料で提供されるものでも良い。この場合には、前記音楽データの対価はゼロとして計算される。
【0226】
【発明の効果】
まず、請求項に係る発明によれば、選択されたデジタル情報(即ちデジタルコンテンツ)を書き込んだ記録メディアをユーザー(例えば顧客等)に提供(主として販売)するにあたり、該デジタル情報を所定の記録メディアに書き込むために必要とされる待ち時間を利用して、ユーザーが食事や買い物等を行うことができ、該待ち時間を有効に活用できるようなデジタル情報提供装置を提供することができる。
【0227】
従って、請求項に係る発明によれば、ユーザーが、例えば食事や買い物の途中等の手すきの時間を見計らってデジタル情報を選択しておき、その後に仕上がり予定の時間,時刻,又は日時等の終了予定の報知に基づいて、食事や買い物の終了後等の好みの時間を見計らってデジタル情報が書き込まれた記録メディアの引換を行うことにより、デジタル情報の書込が終了した記録メディアを直ちに受け取ることができ、またデジタル情報の書込に要する待ち時間を利用して食事や買い物等を行えるという効果を奏する。また、書込が終了した記録メディアを複数貯留できるので、複数のユーザーによるデジタル情報の選択に対応して、書込を効率良く行うことができる。
【0228】
また、請求項に係る発明によれば、請求項に係る発明の効果に加えて、選択受付手段が表示手段を有するので、選択可能なデジタル情報のリストを見ながら、デジタル情報を容易に選択することができるという効果を奏する。
【0232】
また、請求項に係る発明によれば、請求項1又は2に係る発明の効果に加えて、デジタル情報提供装置が複数種類の記録メディア書込手段を備えるので、様々な種類の記録メディアの受付,及び該記録メディアへのデジタル情報の書込ができるという効果を奏する。
【0233】
また、請求項に係る発明によれば、請求項1〜のいずれか1つに係る発明の効果に加えて、デジタル情報提供装置が呼出手段と接続されているので、書込の終了後であって終了予定後に所定時間を経過した場合に、ユーザーを呼び出しできる。従って、記録メディアの引換を促すことができるので、ユーザーにとって便利であると共に、記録メディアの滞留を防止できるので、デジタル情報提供装置の稼働率を上げることができるという効果を奏する。
【0234】
また、請求項に係る発明によれば、請求項1〜のいずれか1つに係る発明の効果に加えて、記録メディアが内部留保又は強制排出されるので、書込の終了後であって終了予定後に所定時間を経過した場合に、排出されていない記録メディアを処分できる。従って、記録メディアの滞留を防止できるので、デジタル情報提供装置の稼働率を上げることができるという効果を奏する。
【0235】
また、請求項に係る発明によれば、請求項1〜のいずれか1つに係る発明の効果に加えて、デジタル情報提供装置が、記録媒体を受け付けた後であって記録メディアを排出する前に、デジタル情報の対価を決済するための処理を行うので、デジタル情報の引換の際に決済処理が行われる後払い方式のデジタル情報提供装置を提供することができるという効果を奏する。
【0236】
また、請求項に係る発明によれば、請求項1〜のいずれか1つに係る発明の効果に加えて、デジタル情報提供装置が、記録媒体を受け付ける前に、デジタル情報の対価を決済するための処理を行うので、デジタル情報の選択の受付の際に決済処理が行われる先払い方式のデジタル情報提供装置を提供することができるという効果を奏する。
【0237】
また、請求項に係る発明によれば、請求項6又は7に係る発明の効果に加えて、デジタル情報の対価が、ユーザーが所有している現金によって支払可能であるので、通常の買い物と同様の方法によって対価の支払ができるという効果を奏する。
【0238】
また、請求項に係る発明によれば、請求項6又は7に係る発明の効果に加えて、デジタル情報の対価が、ユーザーが所有している有価価値の大きさを特定可能な情報が記録された有価価値記録媒体の記録情報を読み取ることにより特定される該有価価値の大きさ(例えば電子マネー,前払金,又は預貯金等)によって支払可能であるので、現金を所持していなくても多様な方法によって対価の支払ができるという効果を奏する。
【0239】
また、請求項10に係る発明によれば、請求項1〜のいずれか1つに係る発明の効果に加えて、選択可能なデジタル情報として発売前のデジタル情報も含むので、ユーザーにとって便利であると共に、ユーザーが受付と引換の少なくとも二回に亘って来店し、食事や買い物等をする機会が増えるため、デジタル情報提供装置を設置する店舗にとっても有利であるという効果を奏する。
【0240】
また、請求項11に係る発明によれば、請求項1〜10のいずれか1つに係る発明の効果に加えて、デジタル情報が事前配信されるので、その都度デジタル情報の配信を受ける必要がなく、通信費の削減や、デジタル情報の迅速なダウンロードを図ることができるという効果を奏する。
【0241】
また、請求項12に係る発明によれば、請求項1〜10のいずれか1つに係る発明の効果に加えて、デジタル情報がその都度配信されるので、最新のデジタル情報(例えば報道記事や報道写真等)を提供できるという効果を奏する。
【0242】
また、請求項13に係る発明によれば、請求項1〜12のいずれか1つに係る発明の効果に加えて、デジタル情報が、デジタル音楽情報,デジタル文字情報,及びデジタル画像情報から選択される一種以上からなる情報であるので、様々な場面に応じて、多様なデジタル情報を提供することができるという効果を奏する。
【0243】
また、請求項14に係る発明によれば、請求項13に係る発明の効果に加えて、デジタル情報提供装置が試聴手段を備えるので、デジタル情報がデジタル音楽情報を含む場合に、ユーザーがそのデジタル音楽情報の内容を確かめることができるという効果を奏する。
【0244】
また、請求項15に係る発明によれば、請求項1〜14のいずれか1つに係る発明の効果に加えて、デジタル情報提供装置が発行手段を備えるので、歌詞やジャケット写真等の選択されたデジタル情報に関連する情報を、例えばレシートに印刷し、あるいはデジタルデータとして記録メディアに記録して提供できるという効果を奏する。
【0245】
さらに、請求項16に係る発明によれば、請求項1〜15のいずれか1つに係る発明の効果に加えて、終了予定の報知が、ユーザーが目視可能なように所定の記録媒体(例えば引換カードや確認用レシート等)に記録されることにより行われるので、ユーザーが仕上がり予定の日時等を容易に確認することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、デジタル情報提供装置の構成の第一実施形態を表す機能ブロック図である。
【図2】図2は、デジタル情報提供装置の外観の第一実施形態を表す斜視図である。
【図3】図3は、デジタル情報提供装置の構成の第二実施形態を表す機能ブロック図である。
【図4】図4(a)は、デジタル情報提供装置の外観の第二実施形態を表す斜視図であり、図4(b)は、記録メディアライタの一例を表す正面図である。
【図5】図5(a)は、会員カードの一例を表す正面図であり、図5(b)は、引換カードの一例を表す正面図であり、図5(c)は、確認用レシートの一例を表す正面図である。
【図6】図6(a)は、音楽データのリストの一例を表す正面図であり、図6(b)は、レシートの一例を表す正面図である。
【図7】図7は、デジタル情報提供装置の動作のパターンを表すフローチャートである。
【図8】図8は、「受付」工程(※1)に関するデジタル情報提供装置の動作の一例を表すフローチャートである。
【図9】図9は、図8に続く図である。
【図10】図10は、「引換」工程(※2)に関するデジタル情報提供装置の動作の一例を表すフローチャートである。
【図11】図11は、対価を現金によって支払う場合における「決済処理」に関するデジタル情報提供装置の動作の一例を表すフローチャートである。
【図12】図12は、対価を電子マネー(ICカード)によって支払う場合における「決済処理」に関するデジタル情報提供装置の動作の一例を表すフローチャートである。
【図13】図13は、対価を前払金(プリペイドカード)によって支払う場合における「決済処理」に関するデジタル情報提供装置の動作の一例を表すフローチャートである。
【図14】図14は、対価を預貯金(キャッシュカード)又は信用(クレジットカード)によって支払う場合における「決済処理」に関するデジタル情報提供装置の動作の一例を表すフローチャートである。
【図15】図15は、「受付」工程(※1)に関する後払い方式のデジタル情報提供装置の画面表示の一例を表す正面図である。
【図16】図16は、図15に続く図である。
【図17】図17は、「引換」工程(※2)に関する後払い方式のデジタル情報提供装置の画面表示の一例を表す正面図である。
【図18】図18は、図17に続く図である。
【図19】図19は、図18に続く図である。
【符号の説明】
1…デジタル情報提供システム
2…インターネット
3a…デジタル総合回線
3b…LAN
4…会員カード
4a…磁気ストライプ部
5…引換カード
5a…磁気ストライプ部
5b…情報表示部
6…確認用レシート
7…記録メディア
8…リスト
9…レシート
10…キオスク端末(デジタル情報提供装置)
11a…通信部
11b…通信部
12…制御部
13…カードリーダ
13a…カード挿入・排出口
14…引換カードストッカ
15…タッチパネル式ディスプレイ
15a…ディスプレイ
15b…キーボード
16…ハードディスク
17…記録メディアライタ
17a…メディア挿入・排出口
17b…情報表示部
17c…ランプ
17d…取出ボタン
18…記録メディアチェンジャ
19…ヘッドフォン
20…プリンタ
20a…レシート排出口
21…支払受付装置
22…現金
22a…紙幣挿入口
22b…硬貨挿入口
22c…釣銭排出口
23…ICカード
23a…ICカード挿入口
24…プリペイドカード
24a…プリペイドカード挿入口
25…キャッシュカード
25a…カード挿入口
26…クレジットカード
30…店舗管理装置
31…通信部
32…制御部
33…会員DB
34…販売管理DB
35…店内放送装置
40…音楽配信サーバ
41…通信部
42…制御部
43…音楽DB
44…ハードディスク
51…電子マネー管理会社
52…プリペイドカード会社
53…銀行
54…クレジットカード会社

Claims (16)

  1. 選択されたデジタル情報を書き込んだ記録メディアをユーザーに提供するための処理を行う装置であって、
    前記デジタル情報の選択を受け付ける選択受付手段と、
    選択を受け付けたデジタル情報を特定可能な受付情報を記憶するための処理を行う受付情報記憶手段と、
    前記受付情報が記録された記録媒体を、前記ユーザーに提供するために排出する記録媒体排出手段と、
    前記選択を受け付けたデジタル情報を所定の記録メディアに書き込む記録メディア書込手段と、
    該記録メディア書込手段による書込の終了予定を報知する報知手段と、
    前記記録メディア書込手段による書込が終了した記録メディアを複数貯留する記録メディア貯留手段と、
    前記排出された記録媒体を受け付ける記録媒体受付手段と、
    該記録媒体受付手段により受け付けた記録媒体に記録されている受付情報が前記受付情報記憶手段で記憶されていることを条件として、前記記録メディア貯留手段により複数貯留されている記録メディアのうち、当該受付情報から特定されるデジタル情報が書き込まれた記録メディアを、前記ユーザーに提供するために排出する記録メディア排出手段と、
    を備えることを特徴とするデジタル情報提供装置。
  2. 請求項に記載したデジタル情報提供装置であって、
    前記選択受付手段は、選択可能な前記デジタル情報のリストを表示する表示手段を有することを特徴とするデジタル情報提供装置。
  3. 請求項1又は2に記載したデジタル情報提供装置であって、
    前記記録メディアの種類に応じた複数種類の前記記録メディア書込手段を備えることを特徴とするデジタル情報提供装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1つに記載したデジタル情報提供装置であって、
    該デジタル情報提供装置は、前記ユーザーを呼出可能な呼出手段と接続され、
    前記書込の終了後であって前記終了予定後に所定時間を経過した場合に、前記ユーザーの呼出を行うための信号を前記呼出手段に送信することを特徴とするデジタル情報提供装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1つに記載したデジタル情報提供装置であって、
    前記書込の終了後であって前記終了予定後に所定時間を経過した場合に、排出されていない前記記録メディアを内部留保又は強制排出することを特徴とするデジタル情報提供装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1つに記載したデジタル情報提供装置であって、
    前記記録媒体受付手段により記録媒体を受け付けた後であって前記記録メディア排出手段により記録メディアを排出する前に、前記デジタル情報の対価を決済するための処理を行うことを特徴とするデジタル情報提供装置。
  7. 請求項1〜のいずれか1つに記載したデジタル情報提供装置であって、
    前記選択の受付後であって前記記録媒体受付手段により記録媒体を受け付ける前に、前記デジタル情報の対価を決済するための処理を行うことを特徴とするデジタル情報提供装置。
  8. 請求項6又は7に記載したデジタル情報提供装置であって、
    前記対価は、前記ユーザーが所有している現金によって支払可能であることを特徴とするデジタル情報提供装置。
  9. 請求項6又は7に記載したデジタル情報提供装置であって、
    前記対価は、前記ユーザーが所有している有価価値の大きさを特定可能な情報が記録された有価価値記録媒体の記録情報を読み取ることにより特定される該有価価値の大きさによって支払可能であることを特徴とするデジタル情報提供装置。
  10. 請求項1〜のいずれか1つに記載したデジタル情報提供装置であって、
    前記選択可能なデジタル情報として、発売前のデジタル情報も含むことを特徴とするデジタル情報提供装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1つに記載したデジタル情報提供装置であって、
    該デジタル情報提供装置は、デジタル情報配信手段と通信可能に接続され、
    前記デジタル情報が選択される前に、予め前記デジタル情報配信手段から該デジタル情報の配信を受け、該デジタル情報を記憶するデジタル情報記憶手段を備え、
    前記デジタル情報が選択された後に、前記デジタル情報記憶手段から該デジタル情報を読み出すことを特徴とするデジタル情報提供装置。
  12. 請求項1〜10のいずれか1つに記載したデジタル情報提供装置であって、
    該デジタル情報提供装置は、デジタル情報配信手段と通信可能に接続され、
    前記デジタル情報が選択された後に、その都度、選択された該デジタル情報の配信を要求する信号を前記デジタル情報配信手段に送信し、該信号に基づいて該デジタル情報配信手段から配信される該デジタル情報を受信することを特徴とするデジタル情報提供装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか1つに記載したデジタル情報提供装置であって、
    前記デジタル情報は、デジタル音楽情報,デジタル文字情報,及びデジタル画像情報から選択される一種以上からなる情報であることを特徴とするデジタル情報提供装置。
  14. 請求項13に記載したデジタル情報提供装置であって、
    前記デジタル情報が前記デジタル音楽情報を含む場合に、該デジタル音楽情報を再生して試聴するための試聴手段を備えることを特徴とするデジタル情報提供装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか1つに記載したデジタル情報提供装置であって、
    前記選択されたデジタル情報に関連する情報を記録して発行する発行手段を備えることを特徴とするデジタル情報提供装置。
  16. 請求項1〜15のいずれか1つに記載したデジタル情報提供装置であって、
    前記終了予定の報知は、前記ユーザーが目視可能なように前記記録媒体に記録されることにより行われることを特徴とするデジタル情報提供装置。
JP2000285758A 2000-09-20 2000-09-20 デジタル情報提供装置 Expired - Fee Related JP4610063B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000285758A JP4610063B2 (ja) 2000-09-20 2000-09-20 デジタル情報提供装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000285758A JP4610063B2 (ja) 2000-09-20 2000-09-20 デジタル情報提供装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002092731A JP2002092731A (ja) 2002-03-29
JP4610063B2 true JP4610063B2 (ja) 2011-01-12

Family

ID=18769770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000285758A Expired - Fee Related JP4610063B2 (ja) 2000-09-20 2000-09-20 デジタル情報提供装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4610063B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006343523A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Sony Corp プリントキオスク装置、広告表示方法及び広告表示プログラム
JP5207889B2 (ja) * 2008-09-05 2013-06-12 株式会社三共 デジタルコンテンツ提供システム、デジタルコンテンツ提供装置、及び、管理装置
JP5369636B2 (ja) 2008-11-20 2013-12-18 セイコーエプソン株式会社 コンテンツ発行システムおよびコンテンツ発行システムの発行方法
JP2010211915A (ja) * 2010-04-05 2010-09-24 Hitachi Ltd コンテンツ受渡しシステム及び端末機
JP5834399B2 (ja) * 2010-11-26 2015-12-24 ソニー株式会社 通信端末、通信方法、通信機器および通信システム
JP5993978B2 (ja) * 2015-04-22 2016-09-21 株式会社東芝 情報配信装置、情報配信方法および情報配信プログラム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11120253A (ja) * 1997-10-20 1999-04-30 V Sink Technology:Kk コンテンツ販売システム
JPH11120693A (ja) * 1997-10-08 1999-04-30 Hitachi Electron Service Co Ltd 通信形音楽選曲販売システム
JP2000090351A (ja) * 1998-07-13 2000-03-31 Digicube Co Ltd ゲーム販売処理装置、ゲーム販売処理システム、ゲーム販売処理方法、及び機械読み取り可能な記録媒体
JP2000090354A (ja) * 1998-09-09 2000-03-31 Ishida Co Ltd カードシステム、クリーニング物の無人預け入れ装置およびクリーニング物の預け入れ引き渡しシステム
JP2000123258A (ja) * 1998-10-20 2000-04-28 Fujitsu General Ltd 予約順番自動呼出システム
JP2000250985A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Victor Co Of Japan Ltd データ配信システム及びユーザ携帯端末

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11120693A (ja) * 1997-10-08 1999-04-30 Hitachi Electron Service Co Ltd 通信形音楽選曲販売システム
JPH11120253A (ja) * 1997-10-20 1999-04-30 V Sink Technology:Kk コンテンツ販売システム
JP2000090351A (ja) * 1998-07-13 2000-03-31 Digicube Co Ltd ゲーム販売処理装置、ゲーム販売処理システム、ゲーム販売処理方法、及び機械読み取り可能な記録媒体
JP2000090354A (ja) * 1998-09-09 2000-03-31 Ishida Co Ltd カードシステム、クリーニング物の無人預け入れ装置およびクリーニング物の預け入れ引き渡しシステム
JP2000123258A (ja) * 1998-10-20 2000-04-28 Fujitsu General Ltd 予約順番自動呼出システム
JP2000250985A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Victor Co Of Japan Ltd データ配信システム及びユーザ携帯端末

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002092731A (ja) 2002-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6018720A (en) Data delivery method and system therefor
RU2236037C2 (ru) Система и способ выдачи цифровой информации через транзакционный автомат
US8418916B2 (en) Automated banking machine system and method
US20090072021A1 (en) Automated banking machine system and method
US8474709B2 (en) Banking system controlled responsive to data bearing records
JPH10154188A (ja) 情報販売システム
JP4610063B2 (ja) デジタル情報提供装置
US6856966B1 (en) Product delivery methods
JP4693976B2 (ja) 景品交換システム及び景品交換決済方法
JP4823422B2 (ja) 決済用情報管理装置
JP4590063B2 (ja) 景品交換システム
JP4623610B2 (ja) 景品交換システム
JP4637336B2 (ja) 景品交換装置
JP2002066112A (ja) 景品交換装置
JP2001228884A (ja) カラオケシステムを用いた購買システム及びカラオケ端末
JP2003030312A (ja) マルチメディア端末を利用したビデオコンテンツの貸出管理方法
JP2002085788A (ja) 景品交換装置
JP2001353353A (ja) 景品交換装置
JP2002041958A (ja) データ販売システム、およびデータ販売方法
JPH0916851A (ja) 電子情報自動販売装置及び電子情報処理装置
ES2222826B1 (es) Maquina y procedimiento de expendicion oficial de discos de musica.
JP2002074193A (ja) 著作物使用料納付管理装置、著作物使用料納付管理方法、及び記憶媒体
JP2002360896A (ja) 遊技媒体貸出システム、遊技媒体貸出装置、及び記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100304

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100929

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101012

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees