JP4691478B2 - 診療装置及び診療装置の残留水排出方法 - Google Patents

診療装置及び診療装置の残留水排出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4691478B2
JP4691478B2 JP2006234281A JP2006234281A JP4691478B2 JP 4691478 B2 JP4691478 B2 JP 4691478B2 JP 2006234281 A JP2006234281 A JP 2006234281A JP 2006234281 A JP2006234281 A JP 2006234281A JP 4691478 B2 JP4691478 B2 JP 4691478B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
instrument
water supply
water
assistant
supply line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006234281A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007330755A (ja
Inventor
豊 大原
実 渡辺
石原  圭
直樹 濱上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
J Morita Manufaturing Corp
Original Assignee
J Morita Manufaturing Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by J Morita Manufaturing Corp filed Critical J Morita Manufaturing Corp
Priority to JP2006234281A priority Critical patent/JP4691478B2/ja
Publication of JP2007330755A publication Critical patent/JP2007330755A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4691478B2 publication Critical patent/JP4691478B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Description

本発明は、医療用、特に歯科用診療装置に関し、インスツルメントの給水管路に残留する水の排出機能を備えた診療装置とその残留水排出方法に関するものである。
上記のような歯科用診療装置においては、各種インスツルメントが用いられる。これらインスツルメントは、給水源から給水管路を経て先端より水を患部に噴射させる為の注水手段を備えたインスツルメント(エアタービンハンドピース、マイクロモータハンドピース、スケーラ、ウォータシリンジ等)や、口腔内の唾液或いは処置汚物等を吸引排出するインスツルメント(バキュームシリンジ、サライバエジェクタ等)に類別される。前者のインスツルメントの場合、使用時には、給水源から常に清浄な水が供給されるが、使用後は各給水管路に水が残留する。この残留水を給水管路内に長く放置すると、雑菌が増殖し、水垢が発生することになるので、残留水を定期的に排出させる必要がある。また、後者のインスツルメントの場合も、使用後唾液や処置汚物が吸引管路内に残留することがあり、これを放置すると吸引管路内に雑菌を増殖させることになるので、定期的に吸引管路内の洗浄を行う必要がある。
特許文献1には、コップ給水部及びフレキシブルチューブ(インスツルメント用給水管路)に清浄水を供給して、残留水を排出して管路内を清浄水に置き換え洗浄する方法が開示されている。また、特許文献2には、薬液洗浄する際の薬液温度の低下を防ぐ為に各インスツルメントの給水管路に押出し空気を供給することによって、給水管路内の残留水を排出する方法が開示されている。更に、特許文献3には、スピットンノズル等から残留水排出以外の目的で水を出し、スピットン鉢等に水を溜めてから吸込みカニューレ(バキュームシリンジ等の吸引シリンジに相当)で吸込み、吸込みチューブ(吸引管路)等を洗浄する方法が開示されている。
特開平11−221241号公報 特開2002−224146号公報 特開平4−225883号公報
上記特許文献1及び特許文献2に開示されたインスツルメントの給水管路の洗浄方法は、各インスツルメントが術者用及び補助者用として区別されず、スピットンと共に診療台の近傍に配されている診療装置を対象としている。また、特許文献3に開示された吸引シリンジの吸引管路の洗浄方法は、インスツルメントの給水管路の残留水排水(洗浄)とは無関係になされるものであるから、歯科の診療装置において、インスツルメントの給水管路の残留水排出及び吸引管路の洗浄を定期的に実施する場合、各2回の操作を必要とすることになる。
而して、近時、術者が使用するインスツルメントと、主に補助者が使用するインスツルメントとを区別し、これらを夫々診療室内の適正位置に配置された術者用キャビネット及び補助者用キャビネットに設け、診療作業の機能性を高めるようにした診療装置も採用されるようになった。このような診療装置においては、術者用キャビネットに設けられたスピットンに放水皿を設置し、この放水皿に術者用インスツルメントを集約し、各インスツルメントに清浄水を給水し或いはエアを圧送することによって各給水管路中の残留水を排出するようになされるが、補助者用キャビネットにはスピットン及びこれと類似のものがないことが多く、また、術者用キャビネット上のスピットンには届かない場合もあり、補助者用インスツルメントにおける給水管路の残留水排出は行われていないのが実状であった。更に、補助者用インスツルメントには、バキュームシリンジやサライバエジェクタ等の吸引シリンジが含まれるが、これらの吸引シリンジのバキュームタンクを含む吸引管路の洗浄を、上記残留水の排出と関連付けて行うようにはなっていないので、残留水排出及び吸引管路の洗浄を個別に行う必要があり、日常的な診療作業においては、煩わしさを感じることは否めなかった。
本発明は、上記に鑑みなされたものであり、術者用インスツルメントと補助者用インスツルメントとが区別的に配置された診療装置において、これらのインスツルメントの残留水の排出をシステマチックに行うことができる診療装置と残留水排出方法を提供する点にある。
また、同時に、残留水排出を行った水を用いて吸引管路の洗浄も併せて行う診療装置を提供する。
第1の発明に係る診療装置は、診療台と、スピットンを備えた術者用キャビネットと、補助者用キャビネットと、術者用キャビネットに設けられ、術者用インスツルメントを保持するホルダーを備えたトレーテーブルと、補助者用キャビネットに設けられ、補助者用インスツルメントを保持するホルダーとを有する診療装置において、上記術者用インスツルメントを挿着し得る差込孔を備え、これら差込孔に挿着された術者用インスツルメントの給水管路中の残留水を上記スピットンに排出する為、該スピットンに設置可能とされる放水皿と、上記補助者用キャビネット内に設置され、上記補助者用インスツルメントを挿着し得る差込孔を備え、これら差込孔に挿着された補助者用インスツルメントの給水管路中の残留水を排出する為の洗浄タンクとを備え、上記術者用インスツルメントの給水管路及び補助者用インスツルメントの給水管路は、共通の水元及び主給水管路に接続され、両給水管路中の残留水の排出が、この共通の水元及び主給水管路から新たな水を給送することによって、同時又は順次なされるようにしたことを特徴とする。
第2の発明に係る診療装置は、上記診療装置において、上記術者用インスツルメントの給水管路及び補助者用インスツルメントの給水管路は、共通の水元及び主給水管路に接続されると共に、更に該主給水管路にはエア供給管路の分岐管路が接続され、両給水管路中の残留水の排出が、水元からの給水を遮断した上で、エア供給管路から分岐管路及び主給水管路を介してエアを圧送することによって、一斉になされるようにしたことを特徴とする。
これら両発明においては、前記補助者用インスツルメントが、主給水管路に接続された給水シリンジと、バキュームタンクを介して吸引源に接続された吸引シリンジとを含み、給水シリンジの給水管路中の残留水を前記洗浄タンクに排出する際、吸引シリンジによって該洗浄タンクに排出された排水を吸引して吸引シリンジの管路を洗浄し得るように構成されていることが望ましい。また、洗浄タンクには、前記主給水管路から給水し得る給水口と、前記バキュームタンクに通じる吸引口を設けることも可能である。更に、前記トレーテーブル又は補助者用インスツルメントホルダーには、前記残留水の排出動作を実行させる為の操作スイッチを設けることが望ましい。
また、これら両発明において、前記補助者用キャビネットが、前後にスライド可能な引出しユニットを備え、該引出しユニットには、作業天板と、前記補助者用インスツルメントを保持する為のホルダーと、前記洗浄タンクを含む洗浄タンクユニットとが設けられているものとすることができる。この場合、前記補助者用インスツルメントは、主給水管路に接続された給水シリンジと、バキュームタンクを介して吸引源に接続された吸引シリンジとを含み、給水シリンジの給水管路中の残留水を前記洗浄タンクに排出する際、吸引シリンジによって該洗浄タンクに排出された排水を吸引して吸引シリンジの管路を洗浄し得るようにし、前記洗浄タンクユニットは、上記洗浄タンクとバキュームタンクとを一体として構成されているものとすることが望ましい。
第3の発明に係る診療装置の残留水排出方法は、診療台と、スピットンを備えた術者用キャビネットと、補助者用キャビネットと、術者用キャビネットに設けられ、術者用インスツルメントを保持するホルダーを備えたトレーテーブルと、補助者用キャビネットに設けられ、補助者用インスツルメントを保持するホルダーとを有する診療装置における上記各インスツルメントの給水管路中の残留水排出方法であって、上記術者用インスツルメントを挿着し得る差込孔を備えた放水皿を上記スピットンに設置し、これら差込孔に術者用インスツルメントを挿着する工程と、上記補助者用キャビネット内に設置された洗浄タンクのインスツルメント差込孔に上記補助者用インスツルメントを挿着する工程と、スイッチ操作により、上記術者用インスツルメントの給水管路及び補助者用インスツルメントの給水管路に接続された共通の水元及び主給水管路から、これら給水管路に新たな水を給送し、これら給水管路中の残留水を上記スピットン及び洗浄タンクに同時又は順次排出する工程とよりなることを特徴とする。
第4の発明に係る診療装置の残留水排出方法は、上記と同様の診療装置における上記各インスツルメントの給水管路中の残留水排出方法であって、上記術者用インスツルメントを挿着し得る差込孔を備えた放水皿を上記スピットンに設置し、これら差込孔に術者用インスツルメントを挿着する工程と、上記補助者用キャビネット内に設置された洗浄タンクのインスツルメント差込孔に上記補助者用インスツルメントを挿着する工程と、スイッチ操作により、上記術者用インスツルメントの給水管路及び補助者用インスツルメントの給水管路に接続された共通の水元に通じる主給水管路の途中に接続されたエア供給管路の分岐管路から、水元からの給水を遮断した上で、これら給水管路にエアを圧送し、これら給水管路中の残留水を上記スピットン及び洗浄タンクに一斉に排出する工程とよりなることを特徴とする。
これら両発明に係る診療装置の残留水排出方法においては、前記補助者用インスツルメントは、主給水管路に接続された給水シリンジと、バキュームタンクを介して吸引源に接続された吸引シリンジとを含み、給水シリンジの給水管路中の残留水を前記洗浄タンクに排出する際、吸引シリンジによって該洗浄タンクに排出された排水を吸引して吸引シリンジの管路を洗浄することが望ましい。
第1の発明及び第3の発明に係る診療装置及び診療装置の残留水排出方法によれば、上記術者用インスツルメントの給水管路及び補助者用インスツルメントの給水管路が、共通の水元及び主給水管路に接続され、両給水管路中の残留水の排出が、この共通の水元及び主給水管路から新たな水を給送することによって、同時又は順次なされるようにしたから、補助者用インスツルメントの給水管路の残留水の排出が、術者用インスツルメントの給水管路の残留水の排出と共にシステマチックになされ、全インスツルメントの給水管路が清浄水に置き換わり、定期的にこれを実施することにより、給水管路内の雑菌の増殖や水垢の発生を未然に防止することができる。
第2の発明及び第4の発明に係る診療装置及び診療装置の残留水排出方法によれば、上記主給水管路にはエア供給管路の分岐管路が接続され、術者用及び補助者用インスツルメント給水管路中の残留水の排出が、水元からの給水を遮断した上で、エア供給管路から分岐管路及び主給水管路を介してエアを圧送することによって、一斉になされるようにしたから、残留水排出後にこれら給水管路に水が残留せず空の状態とすることができる。従って、診療作業の後、残留水の排水を行って給水管路内を空にしておけば、次の診療作業時にそのままインスツルメントを使用することも可能とされる。また、エア圧による押出し力が大きいから、給水管路の管路抵抗に関係なく全てのインスツルメントにおける給水管路の残留水の押し出しを一斉に行うことができ、効率化が図られる。
また、上記発明に係る診療装置及び診療装置の残留水排出方法において、補助者用インスツルメントとしての給水シリンジの給水管路中の残留水を、補助者用キャビネット内に設置された洗浄タンクに排出する際、吸引シリンジによって該洗浄タンクに排出された排水を吸引して吸引シリンジの吸引管路を洗浄するようにすれば、インスツルメントの給水管路の残留水排出と平行して吸引シリンジの吸引管路の洗浄も実施することができ、しかも、給水シリンジから排出された水をそのまま使用することができ、極めて効率的である。
上記発明に係る診療装置において、洗浄タンクに、前記主給水管路から給水し得る給水口と、前記バキュームタンクに通じる吸引口を設けるようにすれば、この洗浄タンクを介在させて主給水管路からの清浄水又は給水シリンジの吸引管路からの排水を用いバキュームタンクの洗浄も実施することができる。更に、前記トレーテーブル又は補助者用インスツルメントホルダーに、前記残留水の排出動作を実行させる為の操作スイッチを設けるようにすれば、術者或いは補助者が、日常的な診療作業の開始前或いは終了後の作業の流れの中で、手近のスイッチ操作のみで全てのインスツルメントの給水管路の残留水排出作業を実施することができ、残留水排出作業に対する精神的負担も軽減される。
また、上記発明に係る診療装置及び診療装置の残留水排出方法において、排水管路のない補助者用キャビネットで、残留水排出した水を既存の吸引シリンジで吸引することによって、新たに残留水排出要の排水管路を設けなくても良く、更に、残留水排出に関する部品点数も削減できるので、コストも最小限に抑えられる。
第1及び第2の発明に係る診療装置において、前記補助者用キャビネットが、前後にスライド可能な引出しユニットを備え、該引出しユニットには、作業天板と、前記補助者用インスツルメントを保持する為のホルダーと、前記洗浄タンクを含む洗浄タンクユニットとが設けられているものとすれば、引出しユニットを引出すことにより、診療中における補助者用インスツルメントの取出し、持ち替え或いは収納がし易い上に、補助者用インスツルメントの給水管路の残留水の排出作業が術者若しくは補助者が一人で移動せずとも容易に行うことができる。
更にこの場合、前記補助者用インスツルメントが、主給水管路に接続された給水シリンジと、バキュームタンクを介して吸引源に接続された吸引シリンジとを含み、給水シリンジの給水管路中の残留水を前記洗浄タンクに排出する際、吸引シリンジによって該洗浄タンクに排出された排水を吸引して吸引シリンジの管路を洗浄し得るようにし、前記洗浄タンクユニットは、上記洗浄タンクとバキュームタンクとを一体として構成されているものとすれば、引出しユニットを引出すことにより、診療中であっても、容易に吸引シリンジの吸引管路の洗浄を実施することができ、特に術者が一人で診療を行う際にも、椅子に座したままで吸引管路の洗浄を実施することができる。
以下、本発明の最良の形態について図面に基づき説明する。図1は本発明の診療装置の一実施形態を示す概念的平面図、図2は同実施形態におけるインスツルメント用作用媒体管路及び排水・洗浄管路の配管系統図、図3は同実施形態のスピットンに放水皿を設置した状態を示す部分切欠斜視図、図4は図3におけるX−X線矢視断面図、図5は同実施形態における補助者用キャビネットに設けられた洗浄タンクの概念的外観斜視図、図6は同洗浄タンクの縦断面図、図7は残留水排水工程の一実施形態のフロー図、図8は同残留水排水工程のタイムチャート図、図9は残留水排水工程の他の実施形態のフロー図、図10は同残留水排水工程のタイムチャート図、図11は本発明の診療装置を構成する補助者用キャビネットの他の実施形態を示す部分切欠正面図、図12は同補助者用キャビネットの側面図、図13は同補助者用キャビネットの使用時の状態を示す側面図である。
図1は歯科用診療装置を示し、診療スペース(診療室)S内に、昇降自在且つ背板が傾動自在とされた歯科用診療台1の側部に、術者用キャビネット2及び補助者用キャビネット3が、平面視して略直交関係で配置されている。術者用キャビネット2の天板2a上には診療台1上の患者Pにうがい等をさせる為のスピットン4が設置され、このスピットン4の近傍には自動給水栓4a及び自動コップ給水栓4bが装備されている。また、術者用キャビネット2の側部には、自在アーム5aを介し水平移動可能にトレーテーブル5が支持されている。トレーテーブル5は、術者Dの診療作業位置に応じて位置移動可能とされ、その側部には術者用インスツルメント7〜11を保持するホルダー6が付設されている。このホルダー6には、図例では、術者用インスルメントとして、2種のエアタービンハンドピース7,8、マイクロモータハンドピース9、超音波スケーラ10及びスリーウェイシリンジ11が保持されている。
補助者用キャビネット3には、補助者用インスツルメント13〜15を保持するホルダー12が自在アーム12aを介して水平移動可能に支持されている。この補助者用ホルダー12は、補助者Nの補助作業位置に応じて位置移動可能とされ、図例では補助者用インスツルメントとして、スリーウェイシリンジ(給水シリンジ)13、バキュームシリンジ(吸引シリンジ)14及びサライバエジェクタ(吸引シリンジ)15が保持されている。補助者用キャビネット3の作業天板3aの下部には、後記する洗浄タンク16が設置されている。また、補助者用ホルダー12の表面には、後記する残留水排出操作スイッチ17及びバキュームタンク洗浄操作スイッチ18が設けられている。
次に、上記各インスツルメント用作用媒体(給水、給気、吸気)の管路構成について説明する。図2において、給水用管路(スピットン用給水管路含む)は、水元30に接続された主給水管路31と、この主給水管路31から分岐する術者用キャビネット2側の給水管路32〜38と、補助者用キャビネット3側の給水管路39,40とよりなる。主給水管路31には給水元弁(水元電磁弁)31a、除菌フィルタ31b、ウオーマ31c等が配設されている。給水管路32はエアタービンハンドピース7に、給水管路33はエアタービンハンドピース8に、給水管路34はマイクロモータハンドピース9に、給水管路35は超音波スケーラ10に、給水管路36はスリーウェイシリンジ11に夫々接続されている。また、給水管路37はスピットン4の自動給水栓4aに、給水管路38は同自動コップ給水栓4bに夫々接続されている。更に、給水管路39は補助者用のスリーウェイシリンジ13に、該給水管路39から分岐する給水管路40は洗浄タンク16に導入されている。
給水管路32〜35の途中には、電磁弁32a,33a,34a,35aが配設されている。これら給水管路32〜35に対応する術者用インスツルメント7〜10の通常の使用時においては、いずれかのインスツルメントがホルダー6から取外されたことがホルダー6に設けられたセンサ(不図示)により検出され、フートスイッチ(不図示)の操作がなされると、取外されたインスツルメントに対応する電磁弁が開となって、当該インスツルメントの注水口から注水がなされる。また、給水管路37及び給水管路38の途中には、電磁弁37a,38aが配設され、自動給水栓4a及び自動コップ給水栓4b下の患者等の手及びコップの存在を検出するとこれら電磁弁37a,38aが開となって、自動給水栓4a及び自動コップ給水栓4bからの給水がなされる。
術者用スリーウェイシリンジ11及び補助者用スリーウェイシリンジ13に接続される給水管路36及び39の途中には上記のような電磁弁は存在せず、これらスリーウェイシリンジ11,13は、そのグリップ部にメカバルブ(不図示)及び操作レバー11a,13a(図3,図5,図6参照)を備え、術者及び補助者による操作レバー11a,13aの押圧操作によって先端ノズル部からの注水がなされる。給水管路40は洗浄タンク16に給水する為のものであり、その途中に電磁弁40aが配設されている。
エア供給管路は、コンプレッサー(不図示)による圧縮空気源としてのエア元50と、このエア元50に接続された主エア供給管路51と、この主エア供給管路51から分岐する術者用キャビネット2側のエア供給管路52〜59と、補助者用キャビネット3側のエア供給管路60とよりなる。エア供給管路52,53はエアタービンハンドピース7,8のタービン駆動用であり、その途中には、フートスイッチの足踏み操作により開閉する電磁弁(いずれも不図示)が配設される。エア供給管路54〜57は、前記給水管路32〜35から供給される水を噴霧させるチップエア用として各インスツルメント(エアタービンハンドピース、マイクロモータハンドピース、超音波スケーラ)7〜10に導入されるもので、途中にフートスイッチの足踏み操作により開閉する電磁弁54a〜57aが配設されている。また、エア供給管路58は、マイクロモータハンドピース9の発熱を防ぐ為のクーリングエアを噴出させるもので、途中に上記同様フートスイッチの足踏み操作により開閉する電磁弁58aが配設されている。
エア供給管路59,60は、術者用スリーウェイシリンジ11及び補助者用スリーウェイシリンジ13に接続され、その先端ノズル部よりエアを噴出させるようにしたもので、このエア供給管路59,60の途中には上記のような電磁弁は存在せず、これらスリーウェイシリンジ11,13は、そのグリップ部にエア用メカバルブ(不図示)及びエア用操作レバー11b,13b(図3,図5参照)を備え、術者及び補助者による操作レバーの押圧操作によって先端ノズル部からのエアの噴出がなされる。このエア操作レバー11b,13bは、前記給水用操作レバー11a,13aと並設され、術者及び補助者によって両者が選択的に或いは同時に押圧操作される。主エア供給管路51の途中に給気元弁(電磁弁)51aが配設され、この給気元弁51aの上流側には、前記主給水管路31に接続される分岐管路61が形成され、この分岐管路61には電磁弁(エア押出し電磁弁)61aが配設されている。
これらの給気元弁(電磁弁)51a、分岐管路61及び電磁弁(エア押出し電磁弁)61aは、第1の発明(水押出し式)の場合は不要であり、第2の発明(エア押出し式)の場合にのみ必要となる。
補助者用インスツルメントとしてのバキュームシリンジ14およびサライバエジェクタ15は吸引管路に接続されている。即ち、バキュームシリンジ14およびサライバエジェクタ15は、真空ポンプ(不図示)による吸引源70に接続される主吸引管路71から、バキュームタンク72を経て分岐する各吸引管路73,74に接続されている。これら各吸引管路73,74の途中には、電磁弁73a,74aが配設され、通常の診療時には、ホルダー12から取り出されたことをセンサ(不図示)が検出してこれらの電磁弁73a,74aの開閉がなされる。更に、主吸引管路71から分岐する分岐吸引管路75が洗浄タンク16内に導入されている。この分岐吸引管路75の途中に電磁弁75aが配設されている。
スピットン4からの排水は、排水管路81を経て、後記する洗浄タンク16のオーバーフロー水は排水管路82を経て、また、バキュームタンク72で個液分離された廃液は排水管路83を経て排水先80に排水される。通常の診療作業においては、スリーウェイシリンジ11,13を除くインスツルメント7〜10,14,15が夫々のホルダー6,12から取外され、所望の作用媒体に対応するフートスイッチを足踏み操作すると、取外されたインスツルメントに所望の作用媒体が供給され、また吸引がなされる。スリーウェイシリンジ11,13の使用時には、上述のように各グリップ部に設けられた操作レバー11a,11b,13a,13bの押圧操作により、先端部から所望の作用媒体を噴出させることができる。
次に、上記インスツルメント(吸引シリンジを除く)の給水管路中の残留水排出の機構及び吸引管路の洗浄の機構について述べる。図3及び図4はスピットン4に設置される放水皿19を示し、この放水皿19は広口開口部19aを下向きにして、スピットン4の開口部の略半部を覆うように設置される。放水皿19の上面には、術者用インスツルメント7〜11を挿着し得る5個の差込孔19b,19c,19d,19e,19fが開設されている。図3では、差込孔19bにスリーウェイシリンジ11が、差込孔19cにエアタービンハンドピース7が、差込孔19dにエアタービンハンドピース8が、差込孔19eにマイクロモータハンドピース9が、差込孔19fに超音波スケーラ10が、それぞれ先端ヘッド部、ノズル部或いはチップ部が取外された状態で挿着されている。各差込孔19b〜19fは、対応するインスツルメントを挿着・保持し得る形状に形成されている。
また、差込孔19bの差込孔には突起部19gが形成され、スリーウェイシリンジ11を挿着した際、この突起部19gに押当して操作レバー11aが押圧され、前記給水元電磁弁31aが開となっている限り、差込孔19bにスリーウェイシリンジ11を挿着すると同時に水の放出がなされる。19hは、自動コップ給水栓4bの給水を受ける樋状体であり、放水皿19をスピットン4上に設置すると、コップ有無センサ(不図示)がこれを検知して、自動コップ給水栓4bからこの樋状体19hに自動的に給水されスピットン4に排水される。
図5及び図6は、補助者用キャビネット3に設置される洗浄タンク16を含む洗浄タンクユニット16Aを示している。ユニット筐体16aには、補助者用インスツルメント13,14,15を挿着し得る3個の差込孔16b,16c,16dが開設されている。差込孔16bにはスリーウェイシリンジ13が、差込孔16cにはサライバエジェクタ15が、差込孔16dにはバキュームシリンジ14が先端ヘッドノズル部或いはチップ部が取外された状態で挿着されている。各差込孔16b〜16dは、対応するインスツルメントを挿着・保持し得る形状に形成されている。また、差込孔16bの差込孔には突起部16eが形成され、スリーウェイシリンジ13を挿着した際、この突起部16eに押当して操作レバー13aが押圧され、前記給水元電磁弁31aが開となっている限り、差込孔16bにスリーウェイシリンジ13を挿着すると同時に水の放出がなされる。
上記差込孔16b,16c,16dには洗浄タンク16への導入管16f,16g,16hが連結されている。導入管16fは給水管路40と合流する。給水管路40の先端は給水口40bとして洗浄タンク16に臨んでいる。導入管16g,16hの先端は洗浄タンク16の底部近傍にまで及ぶ。また、前述のようにバキュームタンク72に通じる吸引管路75も、その先端吸引口75bが洗浄タンク16の底部近傍にまで及ぶよう導入されている。16iは、オーバーフローパイプであって配水管82に連結されている。
上記構成の残留水排出機構及び吸引管路洗浄機構によるインスツルメント7〜11,13の給水管路32〜36,39中の残留水排出方法及びバキュームタンク72を含む吸引管路71,73,74の管路洗浄方法の一実施例について、図7のフロー図及び図8のタイムチャート図をも参照して説明する。ステップS1において、術者用キャビネット2のスピットン4に放水皿19を設置する。次いで、エアタービンハンドピース7,8、マイクロモータハンドピース9、超音波スケーラ10及びスリーウェイシリンジ11をホルダー6から取出し、先端ヘッド部、チップ部及びノズル部を取外した上で、夫々放水皿19の差込孔19c,19d,19e,19f,19bに差込み挿着する(ステップS2〜S5)。この状態では、上述のようにスリーウェイシリンジ11の操作レバー11aが押圧され、スピットン4への放水がなされるが、エアタービンハンドピース7,8マイクロモータハンドピース9、超音波スケーラ10の電磁弁54a〜57aはスタンバイ状態とされる。
ステップS6〜S8において、補助者用キャビネット3に設置された洗浄タンクユニット16A(ユニット筐体16a)の各差込孔16d,16c,16bにバキュームシリンジ14、サライバエジェクタ15及びスリーウェイシリンジ13を、先端ノズル部及びチップ部を取外した上で差込み挿着する。この状態では、上述のようにスリーウェイシリンジ13の操作レバー13aが押圧され、洗浄タンク16への放水がなされるが、バキュームシリンジ14、サライバエジェクタ15の電磁弁73a,74a及び洗浄タンク給水用の電磁弁40aはスタンバイ状態とされる。
ステップS9において、残留水排出スイッチ17をオンする(図8のt1)と、電磁弁73a,74aが開となって、スリーウェイシリンジ13から洗浄タンク16に放出された水がバキュームシリンジ14及びサライバエジェクタ15によって逐次吸引され(ステップS10)、バキュームタンク72及び排水管路83を経て排出先80に排出される。この間、スリーウェイシリンジ13の給水管路60中の残留水は洗浄タンク16に放出されると共に水元30から供給される清浄水に置き換わる。そして、洗浄タンク16に放出された水は、バキュームシリンジ14、サライバエジェクタ15によって逐次吸引されるから、吸引管路73,74及びバキュームタンク72が洗浄される。
ステップS10において、図8に示すように、マイクロモータハンドピース9、超音波スケーラ10、エアタービンハンドピース7,8の電磁弁34a,35a,32a,33aが時分割で開閉されるよう設定されており、残留水排出スイッチ17のオンと同時に、この順序で水元30から各インスルメント9,10,7,8に清浄水が供給され、これらの給水管路56,57,54,55の残留水がスピットン4に排出されると共に清浄水に置き換わる。電磁弁34a,35a,32a,33aの開を時分割で行うようにしたのは、管路抵抗の大きな給水管路中の残留水が十分に排出されなくなることがあるからであるが、給水圧が十分に確保される場合はこれらを同時に開としても良い。
図8に示すように所定の計時時間、例えば6分が経過すると(t2)、残留水排出スイッチ17が自動的にオフとなり、給水用電磁弁33a及び吸引用電磁弁73a,74aが閉となって、残留水排出及び吸引管路洗浄が終了する(ステップS11、S11´)。各インスツルメント7〜11,13〜15を各ホルダ6,12に戻す(ステップS12)と共に放水皿19を片付け(ステップS13)全ての作業が終了する。
上記一連の工程前、工程中或いは工程終了時に(図8では終了時)に、バキュームタンク洗浄操作スイッチ18を操作すると、洗浄タンク16への給水電磁弁40aが開とされると共に、洗浄タンク16に導入された吸引管路75の電磁弁75aが開とされる。これにより、水元30からの清浄水が加わり、洗浄タンク16及びバキュームタンク72を含む吸引管路の洗浄が十分になされる。この場合、例えば、図8に示す例の場合に、バキュームタンク洗浄操作スイッチ18のオフがなされる前に、吸引管路75の電磁弁75aが閉となるように設定しておけば、洗浄タンク16に清浄水を溜めた状態で終了することになるから、次の洗浄作業が効率的になされる。
次に、インスツルメント7〜11,13の給水管路32〜36,39中の残留水排出方法及びバキュームタンク72を含む吸引管路71,73,74の管路洗浄方法の他の実施例について、図9のフロー図及び図10のタイムチャート図をも参照して説明する。実施例1は、水元30から清浄水を各給水管路に供給することにより、残留水を押出し排出するものであるが、実施例2はエアを各給水管路に供給することにより、残留水を押出し排出するものである。
事前準備として、実施例1と同様に、ステップS21において、術者用キャビネット2のスピットン4に放水皿19を設置する。次いで、エアタービンハンドピース7,8、マイクロモータハンドピース9、超音波スケーラ10及びスリーウェイシリンジ11をホルダー6から取出し、先端ヘッド部、チップ部及びノズル部を取外した上で、夫々放水皿19の差込孔19c,19d,19e,19f,19bに差込み挿着する(ステップS22〜S25)。この状態では、上述のようにスリーウェイシリンジ11の操作レバー11aが押圧され、スピットン4への放水がなされるが、エアタービンハンドピース7,8、マイクロモータハンドピース9、超音波スケーラ10の電磁弁54a〜57aはスタンバイ状態とされる。
ステップS26〜S28において、補助者用キャビネット3に設置された洗浄タンクユニット16A(ユニット筐体16a)の各差込孔16d,16c,16bにバキュームシリンジ14、サライバエジェクタ15及びスリーウェイシリンジ13を、先端ノズル部及びチップ部を取外した上で差込み挿着する。この状態では、上述のようにスリーウェイシリンジ13の操作レバー13aが押圧され、洗浄タンク16への放水がなされるが、バキュームシリンジ14、サライバエジェクタ15の電磁弁73a,74a及び洗浄タンク給水用の電磁弁40aはスタンバイ状態とされる。
ステップS29において、残留水排出スイッチ17をオンする(図10のt3)と、電磁弁73a,74aが開となって、スリーウェイシリンジ13から洗浄タンク16に放出された水がバキュームシリンジ14、サライバエジェクタ15によって逐次吸引され(ステップS30)、バキュームタンク72を経て排出先80に排出される。この間、スリーウェイシリンジ13の給水管路60中の残留水は洗浄タンク16に放出されると共に水元30から供給される清浄水に置き換わる。そして、洗浄タンク16に放出された水は、バキュームシリンジ14及びサライバエジェクタ15によって逐次吸引されるから、吸引管路73,74及びバキュームタンク72が洗浄される。
所定時間後(図10のt4)、マイクロモータハンドピース9、超音波スケーラ10、エアタービンハンドピース7,8の電磁弁34a,35a,32a,33aが開となり(ステップS31)、同時に水元電磁弁31aが閉となる(ステップS32)。更に所定時間後(図10のt5)、エア分岐管路61の電磁弁(エア押出電磁弁)61aが開となり、主給水管路31から、各給水管路32,33,34,35,36,39にエアが圧送され、これら給水管路に残留する水がエアで押出され、各インスツルメントの注水口よりスピットン4及び洗浄タンク16に排出される(ステップS33)。図10のタイムチャートにおける、バキュームシリンジ14及びサライバエジェクタ15を除くインスツルメント7〜11,13のONは、これらの給水管路にエアの給送が開始されたことを示す。図10のt5からt6の間、このエア押出しによる残留水の排出が継続されると共にバキュームシリンジ14及びサライバエジェクタ15によって洗浄タンク16に排出された水の吸引がなされる。エアの供給圧は十分に高いから、これらは一斉になされ、従って、残留水の排出等を短時間で実施することができる。
図10に示すように所定の計時時間が経過すると(t6)、残留水排出スイッチ17が自動的にオフとなり、残留水排出及び吸引管路洗浄が終了する(ステップS34、S34´)と共にエア押出電磁弁61a及び吸引用電磁弁73a,74aが閉となり、水元電磁弁31aが開となる(ステップS35)。その後各インスツルメント7〜11,13〜15を各ホルダー6,12に戻す(ステップS36)と共に放水皿19を片付け(ステップS37)全ての作業が終了する。ステップS35の水元電磁弁31aを開とするタイミングはこの時に限らず、次回の診療時に開としても良い。次回の診療時に水元電磁弁31aを開にする場合、各給水管路が空になった状態に維持されることになるから、不使用の時間が長く続いても雑菌増殖の懸念がより少なくなる。
上記一連の工程前、工程中或いは工程終了時に(図10では終了後の所定時間t7)に、バキュームタンク洗浄操作スイッチ18を操作すると、洗浄タンク16への給水電磁弁40aが開とされると共に、洗浄タンク16に導入された吸引管路75の電磁弁75aが開とされる。これにより、水元30からの清浄水が加わり、洗浄タンク16及びバキュームタンク72を含む吸引管路の洗浄が十分になされる。この場合、例えば、図10に示す例の場合に、バキュームタンク洗浄操作スイッチ18のオフがなされる前に、吸引管路75の電磁弁75aが閉となるように設定しておけば、洗浄タンク16に清浄水を溜めた状態で終了することになるから、次の洗浄作業が効率的になされる。
図11〜図13は、上記診療装置を構成する補助者用キャビネットの他の実施形態を示すものである。上記実施形態の補助者用キャビネット3では、洗浄タンク16を含む洗浄タンクユニット16Aが該補助者用キャビネット3内に固定的に設置され、また、補助者用インスツルメントを保持するホルダー12が自在アーム12aを介して補助者用キャビネット3に直接的に設けられ、更に、作業天板3aが補助者用キャビネット3に固定的に設けられているが、この実施形態の補助者用キャビネット3は、補助者用キャビネット本体3Aに対して前後にスライド可能な引出しユニット90を備え、該引出しユニット90には、作業天板3aと、前記補助者用インスツルメント13〜15(図11〜図13では図示を省略)を保持する為のホルダー12と、前記洗浄タンク16を含む洗浄タンクユニット16Aとが一体的に設けられている。そして、図例の洗浄タンクユニット16Aは、洗浄タンク16と前記バキュームタンク72とを一体として構成されている。
引出しユニット90は、レール手段90a(図13参照)を介して補助者用キャビネット本体3Aに対して前後スライド可能とされ、前方に引き出し可能な3段の抽斗90bを備えている。補助者用キャビネット本体3Aは床上に設置され、床下に配設された補助者用キャビネット3側の給水管路39,40、エア供給管路60、主吸引管路71、排水管路82,83、補助者用インスツルメント13〜15(いずれも図2参照)に設けられる電気機器(スイッチ、照明等)用及びホルダー12に設けられる各種電気機器(センサ、操作スイッチ)用電線束等が、補助者用キャビネット本体3A内に導出される。これらは束ねられてチューブ束91とされ、補助者用キャビネット本体3Aの側壁に開設された前後に延びる方形窓92を通して洗浄タンクユニット16Aのユニット筐体16a内に導入されている。
補助者用キャビネット本体3Aの側壁内側であって方形窓92の上下縁部に沿ってレール93が取付られ、このレール93に前後スライド可能にチューブスライド板94が装着されている。チューブスライド板94の途中には透孔94aが開設され、この透孔94aを上記チューブ束91が保護チューブ91aで外装された状態で貫通保持されている。洗浄タンクユニット16Aの筐体内に導入されたチューブ束91の内、補助者用インスツルメント13〜15用の給水管路39、エア供給管路60、バキュームタンク72を経た吸引管路73,74(いずれも図2参照)及び上記電線等はそれぞれのチューブ(不図示)に纏められ、洗浄タンクユニット16Aのユニット筐体16aの上部に開設されたインスツルメントチューブ導出用孔16jより導出され、各先端に接続された補助者用インスツルメント13〜15がホルダー12に保持される。また、主吸引管路71及び排水管路83はバキュームタンク72の所定部位に接続され、給水管路40及び排水管路82は洗浄タンク16の所定部位に接続される。ユニット筐体16aには、上記と同様に洗浄タンク16に繋がる差込孔16b,16c,16dが形成されている。
上記構成の補助者用キャビネット3において、上記差込孔16b,16c,16dに補助者用インスツルメント13〜15をその先端ノズル部或いはチップ部を取外した状態で挿着することにより、実施例1或いは実施例2と同要領で残留水排出・洗浄作業を実施することができる。この場合、図12のように引出しユニット90を収納した状態で実施することも可能であるが、図13のように引出しユニット90を前方に引出した状態でも実施することができる。この引出し操作は、作業天板3aの前端下面に設けられた採手3bによってなされる。そして、引出しユニット90の引出し操作の際、洗浄タンクユニット16Aも追従して引き出され、これに伴いチューブ束91が洗浄タンクユニット16Aのユニット筐体16a内を引き回されることになるが、補助者用キャビネット本体3Aから洗浄タンクユニット16Aへの導入部分では、チューブ束91はチューブスライド板94の透孔94aによって保持された状態とされているから、チューブ束91の動きによってチューブスライド板94がレール93に沿ってスライドし、図13に示すような引出し位置への移動が円滑になされる。図12の収納位置への移動も同様に円滑になされる。補助者用インスツルメントホルダー12は、自在アーム12aによって、更にこの位置から任意の位置に移動し得ることも上記と同様である。
図13に示すような引出し位置にあっては、ホルダー12に保持された各インスツルメント13〜15の取扱い、作業天板3a上での各作業、更には抽斗90bに収納された薬品・治療具等の取り出し等、通常の診療作業に付帯する各種作業の効率化が図られる上に、通常の診療作業中においても上記残留水排出・洗浄作業を実施することができる。特に、術者が一人で診療作業や残留水排出・洗浄作業を実施する場合にも至便である。
尚、上記実施形態では、歯科用の診療装置を例に採って述べたが、耳鼻科用やその他の診療装置にも本発明を適用することが出来る。また、術者用インスツルメント及び補助者用インスツルメントの種類及び本数等は図例のものに限定されるものではない。更に、補助者用キャビネット及び補助者用インスツルメント等を、術者自らが使用することもあり得ることは言うまでもない。加えて、図1に示す診療装置のレイアウト構造は、これに限らず、他の変形態様も可能であることも言うまでもない。また、図11〜13に示す補助者用キャビネットの構造は図例のものに限定されず、例えば、他の医療用キャビネット内に組み込んで構成することも可能である。
本発明の診療装置の一実施形態を示す概念的平面図である。 同実施形態におけるインスツルメント用作用媒体管路及び排水・洗浄管路の配管系統図である。 同実施形態のスピットンに放水皿を設置した状態を示す部分切欠斜視図である。 図3におけるX−X線矢視断面図である。 同実施形態における補助者用キャビネットに設けられた洗浄タンクの概念的外観斜視図である。 同洗浄タンクの縦断面図である。 残留水排水工程の一実施形態のフロー図である。 同残留水排水工程のタイムチャート図である。 残留水排水工程の他の実施形態のフロー図である。 同残留水排水工程のタイムチャート図である。 本発明の診療装置を構成する補助者用キャビネットの他の実施形態を示す部分切欠正面図である。 同補助者用キャビネットの側面図である。 同補助者用キャビネットの使用時の状態を示す側面図である。
符号の説明
1 診療台
2 術者用キャビネット
3 補助者用キャビネット
3a 作業天板
4 スピットン
5 トレーテーブル
6 ホルダー
7〜11 術者用インスツルメント
12 ホルダー
13〜15 補助者用インスツルメント(給水シリンジ、吸引シリンジ)
16 洗浄タンク
16b〜16d 差込孔
16A 洗浄タンクユニット
17 残留水排出操作スイッチ
19 放水皿
19b〜19f 差込孔
30 水元
31 主給水管路
32〜36,39 給水管路
40b 給水口
51 エア供給管路
61 分岐管路
70 吸引源
72 バキュームタンク
73,74 吸引シリンジ管路
75b 吸引口
90 引出しユニット

Claims (10)

  1. 診療台と、スピットンを備えた術者用キャビネットと、補助者用キャビネットと、術者用キャビネットに設けられ、術者用インスツルメントを保持するホルダーを備えたトレーテーブルと、補助者用キャビネットに設けられ、補助者用インスツルメントを保持するホルダーとを有する診療装置において、
    上記術者用インスツルメントを挿着し得る差込孔を備え、これら差込孔に挿着された術者用インスツルメントの給水管路中の残留水を上記スピットンに排出する為、該スピットンに設置可能とされる放水皿と、
    上記補助者用キャビネット内に設置され、上記補助者用インスツルメントを挿着し得る差込孔を備え、これら差込孔に挿着された補助者用インスツルメントの給水管路中の残留水を排出する為の洗浄タンクとを備え、
    上記術者用インスツルメントの給水管路及び補助者用インスツルメントの給水管路は、共通の水元及び主給水管路に接続され、両給水管路中の残留水の排出が、この共通の水元及び主給水管路から新たな水を給送することによって、同時又は順次なされるようにしたことを特徴とする診療装置。
  2. 診療台と、スピットンを備えた術者用キャビネットと、補助者用キャビネットと、術者用キャビネットに設けられ、術者用インスツルメントを保持するホルダーを備えたトレーテーブルと、補助者用キャビネットに設けられ、補助者用インスツルメントを保持するホルダーとを有する診療装置において、
    上記術者用インスツルメントを挿着し得る差込孔を備え、これら差込孔に挿着された術者用インスツルメントの給水管路中の残留水を上記スピットンに排出する為、該スピットンに設置可能とされる放水皿と、
    上記補助者用キャビネット内に設置され、上記補助者用インスツルメントを挿着し得る差込孔を備え、これら差込孔に挿着された補助者用インスツルメントの給水管路中の残留水を排出する為の洗浄タンクとを備え、
    上記術者用インスツルメントの給水管路及び補助者用インスツルメントの給水管路は、共通の水元及び主給水管路に接続されると共に、該主給水管路にはエア供給管路の分岐管路が接続され、両給水管路中の残留水の排出が、水元からの給水を遮断した上で、エア供給管路から分岐管路及び主給水管路を介してエアを圧送することによって、一斉になされるようにしたことを特徴とする診療装置。
  3. 請求項1又は2に記載の診療装置において、
    前記補助者用インスツルメントは、主給水管路に接続された給水シリンジと、バキュームタンクを介して吸引源に接続された吸引シリンジとを含み、給水シリンジの給水管路中の残留水を前記洗浄タンクに排出する際、吸引シリンジによって該洗浄タンクに排出された排水を吸引して吸引シリンジの管路を洗浄し得るようにしたことを特徴とする診療装置。
  4. 請求項3に記載の診療装置において、
    前記洗浄タンクには、前記主給水管路から給水し得る給水口と、前記バキュームタンクに通じる吸引口が設けられていることを特徴とする診療装置。
  5. 請求項1又は2に記載の診療装置において、
    前記補助者用キャビネットは、前後にスライド可能な引出しユニットを備え、該引出しユニットには、作業天板と、前記補助者用インスツルメントを保持する為のホルダーと、前記洗浄タンクを含む洗浄タンクユニットとが設けられていることを特徴とする診療装置。
  6. 請求項5に記載の診療装置において、
    前記補助者用インスツルメントは、主給水管路に接続された給水シリンジと、バキュームタンクを介して吸引源に接続された吸引シリンジとを含み、給水シリンジの給水管路中の残留水を前記洗浄タンクに排出する際、吸引シリンジによって該洗浄タンクに排出された排水を吸引して吸引シリンジの管路を洗浄し得るようにし、前記洗浄タンクユニットは、上記洗浄タンクとバキュームタンクとを一体として構成されていることを特徴とする診療装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の診療装置において、
    前記トレーテーブル又は補助者用インスツルメントホルダーには、前記残留水の排出動作を実行させる為の操作スイッチが設けられていることを特徴とする診療装置。
  8. 診療台と、スピットンを備えた術者用キャビネットと、補助者用キャビネットと、術者用キャビネットに設けられ、術者用インスツルメントを保持するホルダーを備えたトレーテーブルと、補助者用キャビネットに設けられ、補助者用インスツルメントを保持するホルダーとを有する診療装置における上記各インスツルメントの給水管路中の残留水排出方法であって、
    上記術者用インスツルメントを挿着し得る差込孔を備えた放水皿を上記スピットンに設置し、これら差込孔に術者用インスツルメントを挿着する工程と、
    上記補助者用キャビネット内に設置された洗浄タンクのインスツルメント差込孔に上記補助者用インスツルメントを挿着する工程と、
    スイッチ操作により、上記術者用インスツルメントの給水管路及び補助者用インスツルメントの給水管路に接続された共通の水元及び主給水管路から、これら給水管路に新たな水を給送し、これら給水管路中の残留水を上記スピットン及び洗浄タンクに同時又は順次排出する工程とよりなることを特徴とする診療装置の残留水排出方法。
  9. 診療台と、スピットンを備えた術者用キャビネットと、補助者用キャビネットと、術者用キャビネットに設けられ、術者用インスツルメントを保持するホルダーを備えたトレーテーブルと、補助者用キャビネットに設けられ、補助者用インスツルメントを保持するホルダーとを有する診療装置における上記各インスツルメントの給水管路中の残留水排出方法であって、
    上記術者用インスツルメントを挿着し得る差込孔を備えた放水皿を上記スピットンに設置し、これら差込孔に術者用インスツルメントを挿着する工程と、
    上記補助者用キャビネット内に設置された洗浄タンクのインスツルメント差込孔に上記補助者用インスツルメントを挿着する工程と、
    スイッチ操作により、上記術者用インスツルメントの給水管路及び補助者用インスツルメントの給水管路に接続された共通の水元に通じる主給水管路の途中に接続されたエア供給管路の分岐管路から、水元からの給水を遮断した上で、これら給水管路にエアを圧送し、これら給水管路中の残留水を上記スピットン及び洗浄タンクに一斉に排出する工程とよりなることを特徴とする診療装置の残留水排出方法。
  10. 請求項8又は9に記載の診療装置の残留水排出方法において、
    前記補助者用インスツルメントは、主給水管路に接続された給水シリンジと、バキュームタンクを介して吸引源に接続された吸引シリンジとを含み、給水シリンジの給水管路中の残留水を前記洗浄タンクに排出する際、吸引シリンジによって該洗浄タンクに排出された排水を吸引して吸引シリンジの管路を洗浄することを特徴とする診療装置の残留水排出方法。
JP2006234281A 2006-05-15 2006-08-30 診療装置及び診療装置の残留水排出方法 Expired - Fee Related JP4691478B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006234281A JP4691478B2 (ja) 2006-05-15 2006-08-30 診療装置及び診療装置の残留水排出方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006134643 2006-05-15
JP2006134643 2006-05-15
JP2006234281A JP4691478B2 (ja) 2006-05-15 2006-08-30 診療装置及び診療装置の残留水排出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007330755A JP2007330755A (ja) 2007-12-27
JP4691478B2 true JP4691478B2 (ja) 2011-06-01

Family

ID=38930769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006234281A Expired - Fee Related JP4691478B2 (ja) 2006-05-15 2006-08-30 診療装置及び診療装置の残留水排出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4691478B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5244549B2 (ja) * 2008-11-12 2013-07-24 株式会社モリタ製作所 バキューム管路洗浄装置及びこれを用いた歯科用診療装置
JP6650843B2 (ja) * 2016-07-06 2020-02-19 株式会社モリタ製作所 医療用装置
JP2019180860A (ja) * 2018-04-10 2019-10-24 株式会社モリタ東京製作所 保持部材および歯科用診療装置
JP6752348B2 (ja) * 2019-11-21 2020-09-09 株式会社モリタ製作所 医療用装置
JP2021094087A (ja) * 2019-12-13 2021-06-24 株式会社モリタ製作所 医療用装置
CN113218438A (zh) * 2021-05-13 2021-08-06 西安市中心医院 一种用于检验科的防污染检验装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000037402A (ja) * 1999-08-04 2000-02-08 Takara Belmont Co Ltd 歯科診療装置
JP2000245753A (ja) * 1999-03-03 2000-09-12 J Morita Tokyo Mfg Corp 歯科治療装置
JP2002191620A (ja) * 2000-12-27 2002-07-09 Yoshida Dental Mfg Co Ltd 歯科用ユニットの水回路清浄装置
JP2002224146A (ja) * 2001-01-31 2002-08-13 Morita Mfg Co Ltd 管路洗浄方法及び装置、この管路洗浄装置を備えた診療装置
JP2005230334A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Yoshida Dental Mfg Co Ltd 歯科治療ユニット

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4010617A1 (de) * 1990-04-02 1991-10-10 Kaltenbach & Voigt Verfahren und vorrichtung zum spuelen von schlauch-, absaug- und saugkanuelensystemen
JP2878533B2 (ja) * 1992-10-08 1999-04-05 株式会社長田中央研究所 バキュームホース,排唾ホース洗浄方法及びそのための器具
JP3827046B2 (ja) * 1998-02-10 2006-09-27 株式会社モリタ製作所 医療装置の配管洗浄方法、管路自動洗浄機能を備えた医療装置、及びこれに使用する汚染防止用補助キャップ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000245753A (ja) * 1999-03-03 2000-09-12 J Morita Tokyo Mfg Corp 歯科治療装置
JP2000037402A (ja) * 1999-08-04 2000-02-08 Takara Belmont Co Ltd 歯科診療装置
JP2002191620A (ja) * 2000-12-27 2002-07-09 Yoshida Dental Mfg Co Ltd 歯科用ユニットの水回路清浄装置
JP2002224146A (ja) * 2001-01-31 2002-08-13 Morita Mfg Co Ltd 管路洗浄方法及び装置、この管路洗浄装置を備えた診療装置
JP2005230334A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Yoshida Dental Mfg Co Ltd 歯科治療ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007330755A (ja) 2007-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4691478B2 (ja) 診療装置及び診療装置の残留水排出方法
CN107949343A (zh) 用于抽除根管的装置及其使用方法
US8062216B2 (en) Otoscope with attachable ear wax removal device
WO2003072146A1 (fr) Sterilisateur et chambre de sterilisation
EP0072257A2 (en) Fibrescope cleaning and disinfection apparatus
EP1998708B1 (en) Dental apparatus for irrigating root canals of teeth
JP2018000736A (ja) 医療用装置および媒体導管セット
JP2003325658A (ja) 手術時における汚水の自動吸排水装置
US20180311021A1 (en) Dental cleaning instrument
JP5325537B2 (ja) 給水管路洗浄装置及びこれを用いた歯科用診療装置
CN109310484B (zh) 牙科治疗和/或检查装置、牙科接合单元以及牙科治疗和/或检查装置的液体传输***的冲洗方法
JP3290839B2 (ja) 歯科用バキューム及び排唾ホースの洗浄装置
JP2023020820A (ja) 歯科用吸引装置、およびエジェクタポンプ
CN216603151U (zh) 一种医用口腔冲洗器
CN205866875U (zh) 一种口腔清洁器
JP7492945B2 (ja) 洗浄装置、洗浄機構、および歯科用診療ユニット
JPH07275272A (ja) 歯科用スピットン
JP7398406B2 (ja) 油吸引装置および歯科用診療ユニット
JP7405790B2 (ja) 配管洗浄装置、歯科用診療ユニット、およびバキューム管
JP7273227B2 (ja) 吸引圧制御装置、吸引装置および歯科用診療装置
CN211584085U (zh) 一种具有气液分离吸引装置的牙科综合治疗机
CN215142645U (zh) 一种医用消化内科消化内镜消毒装置
JP7140737B2 (ja) 吸引圧制御装置、吸引装置および歯科用診療装置
US20170119509A1 (en) Dental cleaning instrument
JP2007202663A (ja) 歯科治療ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090327

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4691478

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees