JP4688042B2 - プリンタおよびプリンタの印刷レイアウト設定方法 - Google Patents

プリンタおよびプリンタの印刷レイアウト設定方法 Download PDF

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Description

本発明は、プリンタおよびプリンタの印刷レイアウト設定方法に関し、特に、メモリカード等の外部記憶媒体を装着し、当該外部記憶媒体から読み込んだ印刷レイアウト設定に関する情報にしたがって印刷可能なプリンタおよびこのようなプリンタにおける印刷レイアウト設定方法に関する。
近年、パーソナルコンピュータ等に代表されるホスト装置への接続を必要とすることなく、それ単体で印刷用紙に印刷することができるいわゆるスタンドアロンプリンタが普及している。
このスタンドアロンプリンタは、典型的には、カードインターフェースに装着されたメモリカードから印刷対象データを読み出して、これを印刷する。したがって、例えば、パーソナルコンピュータ等を所有していないユーザは、デジタルスチルカメラ(以下「デジタルカメラ」という。)に取り込まれメモリカードに記憶された画像データを、パーソナルコンピュータ等を介することなく、このスタンドアロンプリンタによって直接的に印刷するという利用が可能になる。
このように、スタンドアロンプリンタはホスト装置への接続を必要としないため、従来、ホスト装置上で行われていた印刷指示や各種の印刷条件設定、例えば、印刷用紙タイプや印刷用紙サイズ、印刷部数、印刷品質、レイアウト等といった印刷条件を設定するための操作パネル(ユーザインターフェース装置)が本体に設けられている。
上記スタンドアロンプリンタは、各種の印刷条件を操作パネルによってユーザが設定できるように設計されているものの、本体内の制御装置に予め組み込まれた設定内容の範囲内で設定できるにすぎなかった。例えば、レイアウト設定についてみれば、はがきプリントやシールプリント、インデックスプリントといった汎用性が高いと考えられるレイアウトのみが定義されているにすぎず、ある特定の用途向きのレイアウトにしたがった印刷をすることができなかった。
このため、特定の用途向きのレイアウトを指定した印刷条件ファイルをメモリカードに予め記憶させておき、本体内の制御装置に予め組み込まれていないレイアウトにしたがって印刷しようとする場合には、メモリカードからその印刷条件ファイルを読み込んで、これを印刷条件として設定できるようにしたスタンドアロンプリンタも提案されている。
しかしながら、スタンドアロンプリンタの操作パネルは、各種の印刷条件を設定するという本来的目的を達成するために必要十分な表示・選択機能を備えているにすぎず、かかる操作パネルでは、複数の印刷条件ファイルを記憶したメモリカードから所望の印刷条件ファイルを選択して、これを印刷条件として設定するという操作に際して、非常に使い勝手が悪いという問題があった。一方、製造コストを低く抑えるという観点からも、高機能な操作パネルを備えることは困難であった。
そこで、本発明は、複数の印刷条件ファイルを記憶したメモリカードから所望の印刷条件ファイルを容易に選択できる方法およびかかる方法を実現するユーザインターフェース装置を備えたスタンドアロンプリンタを提案することを課題としている。
第1の観点にしたがう発明に係るプリンタは、印刷レイアウト設定スクリプト(印刷条件設定レイアウト)および前記印刷レイアウト設定スクリプトに対応付けられた画像(プレビュー画像)を記憶する記憶媒体を着脱可能な外部インターフェースと、前記外部インターフェースに装着された記憶媒体から印刷レイアウト設定スクリプトを読み込む読込み手段と、前記読込み手段によって読み込まれた印刷レイアウト設定スクリプトから特定の印刷レイアウト設定スクリプトを印刷レイアウト(印刷条件)として選択する設定手段と、前記設定手段により選択された特定の印刷レイアウト設定スクリプトに対応付けられた画像を外部表示装置に出力する出力手段と、前記選択された印刷レイアウトにしたがって、印刷対象データに基づくイメージデータを生成する生成手段と、前記生成されたイメージデータに基づいて印刷媒体に対する印刷を行う印刷手段と、を備えることを特徴とするプリンタである。
これにより、ユーザは、着脱可能な記憶媒体に記憶された印刷レイアウトの中から選択した印刷レイアウトの内容を、プリンタに接続された外部表示装置を介して視覚的に確認することができるようになる。
また、本発明は、前記所定の印刷レイアウト設定スクリプトに識別情報が割り当てられ、前記設定手段により特定の印刷レイアウト設定スクリプトが印刷レイアウトとして選択される場合には、該特定の印刷レイアウト設定スクリプトに対応する識別情報を提示することが好ましい。この場合、前記割り当てられた識別情報は、前記ユーザの入力操作にしたがって順次に提示されることが好ましい。
これにより、ユーザは、印刷レイアウトを選択した際には、その印刷レイアウトに対応する識別情報(ファイル名や管理番号等)を視覚的に確認することができるようになる。
また、第2の観点にしたがう発明は、印刷レイアウト設定スクリプトおよび前記印刷レイアウト設定スクリプトに対応付けられた画像を記憶する記憶媒体を着脱可能な外部インターフェースと、前記外部インターフェースに装着された記憶媒体から印刷レイアウト設定スクリプトを読み込む読込み手段と、前記読込み手段によって読み込まれた印刷レイアウト設定スクリプトから特定の印刷レイアウト設定スクリプトを印刷レイアウトとして選択する設定手段と、前記選択された印刷レイアウトにしたがって、印刷対象データに基づくイメージデータを生成する生成手段と、前記生成されたイメージデータに基づいて印刷媒体に対する印刷を行う印刷手段と、を備えたプリンタであって、前記読み込まれた印刷レイアウトスクリプトに対応付けられた画像を印刷することを特徴とするプリンタである。
これにより、選択可能なレイアウトの一覧が印刷用紙に印刷され、ユーザは、簡易かつ容易に印刷レイアウトを選択できるようになる。
さらに、第3の観点にしたがう発明は、標準印刷レイアウト情報を記憶する記憶手段と、拡張印刷レイアウト情報を記憶する記憶媒体を着脱可能な外部インターフェースと、前記外部インターフェースに装着された記憶媒体から拡張印刷レイアウト情報を読み込む、登録する登録手段と、前記記憶手段に記憶された標準印刷レイアウト情報の選択を選択する設定手段と、前記選択された印刷レイアウトにしたがって、印刷対象データに基づくイメージデータを生成する生成手段と、前記生成されたイメージデータに基づいて印刷媒体に対する印刷を行う印刷手段と、を備え、前記設定手段は、前記登録手段により前記拡張印刷レイアウト情報が登録されている場合には、前記拡張印刷レイアウト情報の選択を可能にすることを特徴とするプリンタである。
これにより、ユーザは、いわゆるプリンタ本体に内蔵されている標準レイアウトまたはオプションとしてメモリカードのような記憶媒体から供給される拡張レイアウトをプリンタの操作パネルを介して選択することができるようになる。
上記装置の発明は、方法の発明としても成立する。また、本発明は、プログラムの発明としても把握することができる。
なお、本明細書において、手段とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その手段が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの手段が有する機能が2つ以上の物理的手段により実現されても、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されても良い。
本発明によれば、スタンドアロンプリンタのユーザインターフェースにおいて、複数の印刷条件設定ファイルを記憶したメモリカードから所望の印刷条件設定ファイルを容易に選択できるようになる。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
[第1の実施形態]
本実施形態は、プリンタが、まず、メモリカードに記憶されている印刷条件設定スクリプトについて、そこで指定されている用紙サイズをチェックし、自身がサポートしている用紙サイズのスクリプトのみをメモリ内に読み込むようにし、さらにユーザインターフェース上で選択した用紙サイズに対応するスクリプトのみを順次に表示・選択させるようにしたことを特徴としている。
これにより、拡張性・柔軟性に富む印刷設定ができ、特に、ユーザにとって所望のスクリプトの選択が容易に行えるようになる。また、各種の印刷条件(印刷レイアウト)を設定するというプリンタの本来的目的を達成するために必要十分な表示・選択機能を備えているにすぎないユーザインターフェースにおいて、拡張レイアウトを順次に表示・選択させることができるようになる
図1は、本実施形態に係るプリンタの外観を示す図である。同図に示すように、プリンタ1の本体上面には、液晶パネル11および各種ボタン12が設けられ、ユーザインターフェースを形成している。つまり、液晶パネル11には、所定のガイダンスメッセージ等が表示され、ユーザは表示された内容に応じてボタン12を操作することにより、対話的に印刷条件設定や印刷実行指示等をプリンタ1に与えることができるようになっている。
また、プリンタ1の本体前面には、外部インターフェースとしてのカードスロット13が設けられている。カードスロット13は、例えばPCMCIA規格に準拠しており、このような規格に準拠したメモリカード2が着脱可能に構成されている。
このようなプリンタ1は、ホスト装置への接続を必要としないスタンドアロンプリンタとして知られている。すなわち、プリンタ1は、例えばメモリカードがカードスロット13に挿入され、装着されたことを検出すると、液晶パネル11に印刷実行指示を促すメッセージを表示し、印刷実行指示待ちの状態になる。この状態でユーザは、必要に応じてボタン12を操作して印刷条件を設定し、印刷実行指示を与えることができる。プリンタ1は、ユーザの印刷実行指示を受け付けると、メモリカード2内に記憶された画像データを読み出して、印刷用紙に対する印刷を行う。これにより、ユーザは、わざわざホスト装置を介することなく、デジタルカメラ等により撮影した画像データを直接的に印刷するといった利用ができるようになる。
ただし、スタンドアロンプリンタであっても、ホスト装置への接続を可能にするパラレルインターフェースやUSBインターフェース、ネットワークインターフェース等の各種インターフェースを備えていてもかまわない。
メモリカード2は、書き換え可能な不揮発性のメモリを内蔵しており、プリンタ1およびデジタルカメラのそれぞれに着脱自在に構成されている。ユーザは、メモリカード2を装着したデジタルカメラで撮影することによりメモリカード2内に画像データを取り込んだ後、そのメモリカード2をデジタルカメラから脱離してプリンタ1に装着し、印刷を行わせる。取り込まれた画像データは、メモリカード2内においてファイル形式で記憶される。また、本実施形態に係るメモリカード2には、プリンタ1に対して所定の印刷レイアウトを設定するためのスクリプト(印刷レイアウト設定スクリプト)およびこのスクリプトに対応付けられたサムネイル画像データがファイル形式で予め記憶されている。
なお、デジタルカメラに装着されるメモリカード2が例えば「コンパクトフラッシュメモリ」のようなものであれば、PCMCIA規格準拠のプリンタ1のカードスロット13に装着するために、PCカードアダプタを介することになるが、メモリカード2を、ここでは、このようなPCカードアダプタを含めた広い意味で用いている。
図2は、本実施形態に係るプリンタ1のハードウェア構成を示すブロックダイアグラムである。プロセッサ21は、主記憶装置として機能するRAM23を用いながらROM22に記憶された各種の制御プログラムを実行し、プリンタ1を統括的に制御する。言い換えれば、各種のプログラムはプロセッサ21に実行されることにより、他のハードウェアと共働して、プリンタ1に所定の機能を実現させる。本実施形態では、ユーザインターフェース機能、印刷設定機能、スクリプト解釈実行機能、イメージ生成機能、印刷制御機能等が少なくとも実現される。また、ROM22には、プリンタ1自身がサポートしている仕様情報、例えばモノクロ/カラー印刷、用紙サイズ等を記憶している。
ユーザインターフェース回路24は、液晶パネル11および各種ボタン12により実現された、ユーザに対話的な操作環境を提供するユーザインターフェースを制御するためのものである。
外部インターフェース回路25は、プロセッサ21がカードスロット13に装着されたメモリカード2に対してアクセスを可能にするためのものである。外部インターフェース回路25は、カードスロット13にメモリカード2が装着されると、プロセッサ21に割り込みをかけ、プロセッサ21は、この割り込みを検出すると、印刷条件設定のためのユーザ入力待ちの状態に入る。この印刷条件設定では、ユーザは、ユーザインターフェースを介して、予めプリンタ1側に用意された印刷条件を選択することができるとともに、メモリカード2に記憶された複数の印刷レイアウト設定ファイルの中から所望の印刷レイアウト設定ファイルを印刷条件として選択することができるようになっている。また、この印刷レイアウト設定ファイルの選択に際しては、選択可能なすべての印刷条件が液晶パネル11以外の出力装置によって提示されるようになっている。プロセッサ21は、ユーザインターフェース回路24を介してユーザにより印刷レイアウト設定ファイルが選択された後、印刷実行指示を受け付けると、選択された印刷条件(印刷レイアウト設定スクリプトの選択を含む。)を解釈し、その解釈結果にしたがって、画像データに基づくイメージデータを生成する。
イメージメモリ26は、この生成されたイメージデータを一時的に記憶するためのものである。エンジンコントローラ27は、プリントエンジン28の動作を制御しながら、イメージメモリ26に記憶されたイメージデータを読み出して、プリントエンジン28に供給する。エンジンコントローラ27は、例えば、イメージメモリ26に所定のバンド幅の印刷イメージデータが展開された時点でプロセッサ21から送られる印刷実行命令をトリガとして起動される。プリントエンジン28は、例えば、紙送り機構やプリントヘッドなどのメカニカルな部材を中心に構成され、紙などの印刷媒体上に画像の形成を行うものである。プリントエンジン28は、レーザプリンタやシリアルプリンタといったプリンタの種類に応じたものを適宜に用いることができる。
外部出力ポート29は、ケーブルを介して接続されたテレビジョン装置やディスプレイ装置等の外部表示装置にビデオ信号を出力するためのものである。プリンタ1は、この外部出力ポート29を介して、メモリカード2から読み込み、内部的に保持している所定のサムネイル画像を外部表示装置上に表示することができるようになっている。
図3は、本実施形態に係るメモリカード2内のデータ構造を説明するための図である。同図に示すように、メモリカード2は、印刷対象としての画像データ並びに印刷レイアウト設定スクリプトおよびこのスクリプトに対応付けられたサムネイル画像データをそれぞれファイル形式で記憶している。各ファイルは、階層的に管理されてもよい。印刷レイアウト設定スクリプトは、典型的にはパーソナルコンピュータ等により別に作成・編集され、メモリカード2に書き込まれる。メモリカード2には、さまざまな印刷条件を規定した印刷レイアウト設定スクリプトが複数記憶されることが好ましい。ただし、メモリカード2にただ1つの印刷レイアウト設定スクリプトが記憶されている場合や1つも記憶されていない場合であってもかまわない。
図4は、本実施形態に係る印刷レイアウト設定スクリプトの内容の一例を示す図である。なお、同図では便宜のため行番号を付している。同図に示すように、本例の印刷レイアウト設定スクリプトは、ヘッダセクション(1〜14行目)およびページセクション(15〜16行目)から構成されている。
ヘッダセクションの12行目において、サムネイル画像データファイルが指定され、13行目には、用紙サイズ"3.5x5"(いわゆるL判サイズ)を指定するコマンドが記述されている。
ページセクションの16行目にあるDrawpictureコマンドは、印刷対象画像データのレイアウトを指定するためのものである。本例では、Drawpictureコマンドの第1引数はNull("")であるが、ここに他の画像データ(*.EEFファイル)が指定された場合には、プリンタ1は、その画像データと印刷対象画像データと重ね合わせて印刷を行う。例えば、フレーム画像と写真画像とを重ね合わせ、1つの合成画像として印刷するという使い方ができる。
図5は、本実施形態に係るユーザインターフェースの一例を示す図である。上述したように、ユーザインターフェースは、液晶パネル11と各種ボタン12とから構成されている。液晶パネル11は、「印刷方法」、「用紙種類」、「用紙サイズ」といった項目51ごとにサブ項目52が用意されている。同図では、サブ項目52のすべてが表示された状態で示されているが、動作中は選択されているサブ項目52のみが表示される。プリンタ1は、ここに示されているサブ項目52の範囲で各種の印刷条件を設定することができる。
なお、ここでは、項目「レイアウト」について6種類のサブ項目が予め用意されているが、これらを「標準レイアウト」と呼ぶことにし、後述するように、印刷レイアウト設定スクリプトによって提供され、利用可能となるレイアウトを「拡張レイアウト」と呼ぶことにする。
選択対象となっている項目51は、カーソルポインタ53の表示により示される。項目51およびサブ項目52は、上下左右の矢印ボタン12による操作により選択される。すなわち、ユーザが上矢印ボタンまたは下矢印ボタンを操作することで、カーソルポインタ53の表示はその対応する方向に移動し、ユーザに選択対象となっている項目51を知らしめる。いずれかの項目51が選択対象となっている状態で、ユーザが左矢印ボタンまたは右矢印ボタンを操作することで、サブ項目52の表示はその対応する方向に移動して、ユーザに選択されたサブ項目52を知らしめる。なお、このようなユーザの操作により、選択されたサブ項目52に応じた印刷条件パラメータの値が設定され、これが印刷時の条件に反映することになる。
図6は、本実施形態に係るプリンタ1におけるメモリカード装着時の処理を説明するためのフローチャートである。このような処理は、例えば、メモリカード管理プログラム(モジュール)により実現され、プリンタ1は、その動作中、これを実行している。
すなわち、同図に示すように、メモリカード管理プログラムは、外部インターフェース回路26からの割り込みを監視している(STEP601)。割り込みは、カードスロット13にメモリカードが装着されることにより発生する。メモリカード管理プログラムは、割り込みを検出すると、メモリカード2にアクセスし、印刷レイアウト設定ファイルが存在するか否かをチェックする(STEP602)。このとき、メモリカード管理プログラムは、メモリカード2に記憶されている画像データファイル数をチェックし、ユーザインタフェース回路25を制御して、現在の印刷条件パラメータの設定値を液晶パネル11に表示するように制御する。図7は、メモリカード2をカードスロット13に装着した直後のユーザインターフェースの一例を示す図である。本例では、項目「レイアウト」について標準レイアウトとして用意されている「全面印刷」が選択されている。
メモリカード2に印刷レイアウト設定ファイルが記憶されている場合、メモリカード管理プログラムは、印刷レイアウト設定ファイルを1つ選択し、外部インターフェース回路26を介してこれを読み込む(STEP603)。次に、メモリカード管理プログラムは、印刷レイアウト設定ファイルの内容であるスクリプトを解析し(STEP604)、そこで指定された用紙サイズが、プリンタ1自身がサポートしている用紙サイズであるか否かをチェックする(STEP605)。具体的には、メモリカード管理プログラムは、印刷レイアウト設定スクリプト中のヘッダセクションに記述される"HdPhysicalPaperSize"の値を参照する。その結果、メモリカード管理プログラムは、そのスクリプトがサポートしているものであると判断する場合、その印刷レイアウト設定スクリプトをRAM23中の所定の領域に登録する(STEP606)。
例えば、あるスクリプトが用紙サイズ"A3"を指定する場合に、プリンタがこのような用紙に対する印刷をサポートしていない場合、そのスクリプトは登録されないことになる。所定の領域に印刷レイアウト設定スクリプトを登録する際には、メモリカード管理プログラムはその印刷レイアウト設定スクリプトに識別番号を割り当てるとともに、その識別番号に対応付けてその印刷レイアウト設定スクリプトが指定するサムネイルファイル名を登録する。この場合、重ね合わせ画像ファイルが指定されていれば、これも合わせて登録する。サムネイルファイル名は、印刷レイアウト設定スクリプト中のヘッダセクションに記述される"HdThumbnail"の値によって示されている。識別番号は、ユーザインターフェース上や他の出力メディア上でユーザに識別させるために用いられる。なお、ここでは、サムネイルファイル名を登録することとしたが、その実体データ(サムネイル画像)を予め読み込み、登録するようにしてもかまわない。
メモリカード管理プログラムは、メモリカード2に記憶されているすべての印刷レイアウト設定ファイルについて、上記処理(STEP602〜606)を行う。メモリカード管理プログラムは、メモリカード2に記憶されているすべての印刷レイアウト設定ファイルについて上記処理を終えると、メモリカード2が取り外されるまで待機する(STEP607)。そして、メモリカード管理プログラムは、メモリカード2が取り外されると、RAM23上の所定の領域に登録した内容をリセットした後(STEP608)、STEP601の処理に戻り、メモリカード2の装着を監視する。
図8は、本実施形態に係るプリンタにおけるユーザインターフェースの表示・選択処理を説明するためのフローチャートである。このような処理は、例えば、ユーザインターフェースプログラム(モジュール)により実現され、プリンタ1は、その動作中、これを実行している。
メモリカード2がカードスロット13に装着されると、ユーザインターフェースプログラムは、印刷条件パラメータの現在の設定値の内容をユーザインターフェースに表示する(STEP801;例えば図7)。この状態で、ユーザは上下左右矢印ボタン12を操作することにより、印刷条件を設定することができる。ユーザが左矢印キーまたは右矢印キーのいずれかを押下すると(STEP802のYes)、ユーザインターフェースプログラムは項目51内のサブ項目52の表示を移動させ、それに対応するパラメータを選択する(STEP803)。ただし、レイアウトの選択に際しては、標準レイアウトと拡張レイアウトとの選択のため、後述する処理が行われる。
一方、ユーザが上矢印キーまたは下矢印キーのいずれかを押下すると(STEP804のYes)、ユーザインターフェースプログラムは項目51の表示を移動させる(STEP805)。
図9は、本実施形態に係るプリンタにおけるレイアウト選択時の処理を説明するためのフローチャートである。
レイアウト選択時において、ユーザにより左右矢印ボタンが操作されると、ユーザインターフェースプログラムは、標準レイアウトの設定であるか拡張レイアウトの設定であるかをチェックする(STEP901)。標準レイアウトの設定である場合、ユーザインターフェースプログラムは、項目51内のサブ項目52の表示を移動させて、それに対応するパラメータを選択する(STEP902)。
一方、標準レイアウトの設定でない場合、つまり、両端のサブ項目52外を選択することとなる場合、ユーザインターフェースプログラムは、RAM23上の所定の領域にスクリプトが登録されているか否かをチェックする(STEP903)。ユーザインターフェースプログラムは、スクリプトが登録されていないと判断する場合には、標準レイアウトのみの表示・選択が可能であるため、STEP902の処理に移る。この場合、ちょうど、選択されるサブ項目52が一巡するかのように、反対側のサブ項目52を表示する。一方、スクリプトが登録されていると判断する場合には、ユーザインターフェースプログラムは、拡張レイアウトの表示・選択のため、さらに以下の処理を行う。
すなわち、ユーザインターフェースプログラムは、まず、登録されているスクリプトを1つ選択する(STEP904)。次に、ユーザインターフェースプログラムは、当該選択したスクリプトが指定している用紙サイズと、ユーザインターフェース上で選択されている用紙サイズとを比較して、これらが一致するか否かをチェックする(STEP905)。
もし、一致していないと判断する場合、ユーザインターフェースプログラムは、STEP904に戻り、次のスクリプトを1つ選択し、同様にチェックを行う。ユーザインターフェースプログラムは、先にサポートしている用紙サイズのみを登録しているので、このチェックを順次に行うことにより、一致するスクリプトを最終的には選択することができる。STEP904において、用紙サイズが一致していると判断すると、そのスクリプトに付された識別番号をユーザインターフェース上に表示する(STEP906)。例えば、ユーザインターフェース上で用紙サイズとしてA4サイズが選択されている場合、メモリカード2に記憶されていたスクリプトのうち、A4サイズ用のレイアウトを指定したスクリプトのみが順次に表示されることになる。
図10は、このときのユーザインターフェースの一例を示す図である。同図では、項目51の「写真選択」および「枚数」の表示領域が、拡張レイアウト用の表示領域101a,101bとして利用されていることを示している。すなわち、同図では、拡張レイアウト表示であることを示す"UL"と、識別番号"001"が付されたスクリプトが選択されている状態を示している。ユーザが、この状態で、さらに右(左)矢印ボタンを押下していくと、ユーザインターフェースプログラムは、同様に、スクリプトを選択し、その識別番号を表示していく。
また、ユーザが上(下)矢印ボタンを操作して項目51の「用紙サイズ」にカーソルポインタ53を移動させ、左(右)矢印ボタンを操作してサブ項目52の「はがき」を選択した後、再び、項目51の「レイアウト」において拡張レイアウトを選択する状態にしたとする。この場合、ユーザインターフェースプログラムは、同様に、図9に示した処理が行われ、はがきサイズ用のレイアウトを指定したスクリプトが表示され、左(右)矢印ボタンを操作するごとに、はがきサイズ用のスクリプトのみが順次に表示されていく。
次に、図11を用いて本実施形態に係るプリンタ1の動作例を説明する。同図(a)に示すように、メモリカード2には、9個の印刷レイアウト設定ファイル(スクリプト)、すなわち、B4サイズ用のレイアウトを定義したスクリプトとして"B4TATE.USD"および"B4YOKO.USD"、A4サイズ用のレイアウトを定義したスクリプトとして"A4TATE.USD"および"A4YOKO.USD"、B5サイズ用のレイアウトを定義したスクリプトとして"B5TATE.USD"および"B5YOKO.USD"、そして、はがきサイズ用のレイアウトを定義したスクリプトとして"NENGA.USD"、"HIKKOSHI.USD"および"KEKKON.USD"が記憶されているものとする。また、これらのスクリプトには、そのレイアウトを視覚的に簡易な画像で表現したサムネイルファイル(サムネイル画像)が対応付けられている。一方、プリンタ1は、「ロール紙」、「A4」および「はがき」の用紙サイズをサポートしているものとする。
今、ユーザがこのメモリカード2をカードスロット13に装着すると、プリンタ1はこれらの印刷レイアウト設定ファイルを読み込み、解釈をして、同図(b)に示すように、自身がサポートしている用紙サイズ用のスクリプトを、識別番号を割り当てて登録するとともに、サムネイルファイル名を登録する。この状態で、例えば、ユーザがユーザインターフェース上で紙サイズとしてA4サイズを選択し、レイアウトを選択する場合には、同図(c)のように、表示が切り替わり、一方、用紙サイズとしてはがきサイズを選択し、レイアウトを選択する場合には、同図(d)のように、表示が切り替わる。
以上のように、本実施形態によれば、拡張レイアウトを指定した印刷レイアウト設定ファイルをメモリカードに予め記憶させておき、プリンタはこれにしたがって印刷条件として設定できるようにしているので、印刷条件の設定の面で拡張性・柔軟性に富むプリンタを提供することができるようになる。
また、本実施形態によれば、各種の印刷条件を設定するというプリンタの本来的目的を達成するために必要十分な表示・選択機能を備えているにすぎないユーザインターフェースにおいて、拡張レイアウトを順次に表示・選択させることができるようになる。
[第2の実施形態]
本実施形態は、ユーザが項目「レイアウト」において拡張レイアウトを選択した場合に、その拡張レイアウトに対応付けられたサムネイルファイルが示すサムネイル画像(プレビュー画像)を出力装置上に表示することを特徴としている。なお、本実施形態では、プリンタ1に、外部出力ポート29を介して外部表示装置が接続されているものとする。
図12は、本実施形態に係るプリンタにおけるレイアウト選択時の処理を説明するためのフローチャートである。同図は、上述した図9に対応するものであり、STEP1207および1208の処理が追加されている点で、これと異なっている。
すなわち、ユーザインターフェースプログラムは、選択したスクリプトが指定している用紙サイズと、ユーザインターフェース上で選択されている用紙サイズとを比較して、これらが一致すると判断する場合には、そのスクリプトに付された識別番号をユーザインターフェース上に表示する(STEP906)。例えば、ユーザインターフェース上で用紙サイズとしてA4サイズが選択されている場合、メモリカード2に記憶されていたスクリプトのうち、A4サイズ用のレイアウトを指定したスクリプトの番号が表示されることになる。続いて、ユーザインターフェースプログラムは、その識別番号に対応付けられているサムネイルファイル名にしたがって、メモリカード2からサムネイル画像を読み込む(STEP1207)。ユーザインターフェースプログラムは、サムネイル画像を読み込むと、その画像に基づく映像信号が外部出力ポート29を介して外部表示装置に出力されるように制御する(STEP1208)。これにより、外部表示装置上には、サムネイル画像が表示されることになる。したがって、液晶パネル11のみの識別番号による表示ではわかりづらかったレイアウト状態が、ビジュアルに表示され、ユーザは容易に把握することができるようになる。
なお、本実施形態では、液晶パネル11上での識別番号の表示と、外部表示装置上でのサムネイル画像の表示とを行うように構成したが、例えば、外部表示装置が外部出力ポートに接続されている場合には、液晶パネル11への表示を行わないように構成しても良い。
[第3の実施形態]
本実施形態は、ユーザインタフェースからの印刷指示により、選択可能なレイアウトの一覧を印刷用紙に出力することを特徴としている。
図13は、本実施形態に係るプリンタにおけるユーザインターフェースの表示・選択処理を説明するためのフローチャートである。同図において、STEP1301〜1305の処理は、図8に示したSTEP801〜805の処理に対応しているため、説明を省略する。
入力操作待ちの状態において、ユーザがコマ選択キーと印刷開始キーとを同時に押下したことをユーザインターフェースプログラムが検出すると(STEP1306のYes)、ユーザインターフェースプログラムは、選択可能なレイアウトの一覧を印刷用紙に印刷するための処理を行う(STEP1307)。
図14は、本実施形態に係るプリンタのレイアウト一覧印刷処理を説明するためのフローチャートである。このような処理は、例えば、印刷プログラム(モジュール)により実現され、より上位の制御プログラムから呼び出されることにより実行される。
同図に示すように、印刷プログラムは、レイアウト一覧印刷の指示を受け付けると、RAM23上の所定の領域に登録されている印刷レイアウト設定スクリプトのうち、ユーザインターフェース上で選択されている用紙サイズを指定するスクリプトを抽出する(STEP1401)。次に、印刷プログラムは、抽出したスクリプトに対応するサムネイルファイル名にしたがってメモリカード2からサムネイル画像をRAM23に読み込む(STEP1402)。続いて、印刷プログラムは、読み込んだサムネイル画像に基づいてイメージデータを生成する(STEP1403)。このとき、印刷レイアウト設定スクリプトに割り当てられている識別番号がサムネイル画像に関連付けて印刷されるように、イメージデータを生成する。生成されたイメージデータは、イメージメモリ26に一時的に保持される。イメージメモリ26にイメージデータがロードされた段階で、印刷プログラムは、エンジンコントローラ27にREADY信号を送り、これを受けたエンジンコントローラ27はプリントエンジンを制御しながら、印刷用紙に対する印刷を実行する(STEP1404)。
図15は、本実施形態に係るレイアウト一覧印刷による印刷結果の一例を示す図である。本例では、用紙サイズ「はがき」に対して定義された印刷レイアウト設定スクリプトのレイアウト(サムネイル画像)の一覧を示している。それぞれのレイアウトには、その識別番号が割り当てられている。レイアウト一覧を参照したユーザが所望のレイアウトを印刷条件として選択しようとする場合には、プリンタ1本体のユーザインターフェースを操作して、スクリプトの番号を選択することになる。
以上のように、本実施形態によれば、選択可能なレイアウトの一覧を、ユーザの操作の下、印刷用紙に印刷するようにしているので、各種の印刷条件を設定するという最小限のユーザインターフェースしか備えていないプリンタであっても、ユーザは簡易かつ容易に拡張レイアウトを選択できるようになる。
なお、本実施形態では、選択可能なレイアウトとして拡張レイアウトのみを一覧印刷するように構成したが、プリンタ本体に予め用意されている標準レイアウトをその一覧に含めて印刷するように構成してもよい。
[第4の実施形態]
本実施形態は、プリンタが、メモリカードに記憶されている印刷条件設定スクリプトおよびこれに関連した画像データの実体を予め内部のメモリに読み込み、保持しておくのではなく、その印刷条件設定スクリプトに割り当てた識別番号のみを内部のメモリに保持しておき、ユーザインターフェース上で識別番号が選択されるごとに、その識別番号に対応する印刷条件設定スクリプトを読み込み、解釈するようにしたことを特徴としている。
これにより、印刷条件設定スクリプトおよびこれに関連した画像データを予め記憶しておく必要がなく、少量のメモリでプリンタを構成することができるようになる。
図16は、本実施形態に係るプリンタ1におけるメモリカード装着時の処理を説明するためのフローチャートである。同図は、第1の実施形態で説明した図9に対応し、STEP1601〜1605までの処理は図9のそれと同じであるため説明を省略する。
メモリカード管理プログラムは、スクリプトで指定された用紙サイズが、プリンタ自身がサポートしている用紙サイズであるか否かをチェックし(STEP1605)、サポートしている用紙サイズであると判断する場合、識別番号を発行し(STEP1606)、これと印刷条件設定ファイル名とを対応づけて使用可能ファイル管理テーブルに登録する(STEP1606)。図17は、使用可能ファイル管理テーブルの内容の一例を示す図である。この使用可能ファイル管理テーブルは、RAM23上の所定の領域に形成される。プリンタ1は、レイアウトの選択時の処理において、この使用可能ファイル管理テーブルを参照する。
なお、メモリカード管理プログラムは、メモリカード2が取り外されると、RAM23上の使用可能ファイル管理テーブルの内容をリセットした後(STEP609)、STEP1601の処理に戻り、メモリカード2の装着を監視する。
図18は、本実施形態に係るプリンタにおけるレイアウト選択時の処理を説明するためのフローチャートである。
レイアウト選択時において、ユーザにより左右矢印ボタンが操作されると、ユーザインターフェースプログラムは、標準レイアウトの設定であるか拡張レイアウトの設定であるかをチェックする(STEP1801)。標準レイアウトの設定である場合、ユーザインターフェースプログラムは、項目51内のサブ項目52の表示を移動させて、それに対応するパラメータを選択する(STEP1802)。
一方、標準レイアウトの設定でない場合、つまり、両端のサブ項目52外を選択することとなる場合、ユーザインターフェースプログラムは、使用可能ファイル管理テーブルに識別番号が登録されているか否かをチェックする(STEP1803)。ユーザインターフェースプログラムは、識別番号が登録されていないと判断する場合には、標準レイアウトのみの表示・選択が可能であるため、STE1802の処理に移る。この場合、ちょうど、選択されるサブ項目52が一巡するかのように、反対側のサブ項目52が表示される。一方、スクリプトが登録されていると判断する場合には、ユーザインターフェースプログラムは、拡張レイアウトの表示・選択のため、さらに以下の処理を行う。
すなわち、ユーザインターフェースプログラムは、まず、登録されている識別番号を1つ選択する(STEP1804)。次に、ユーザインターフェースプログラムは、メモリカード2にアクセスして、選択した識別番号に対応づけられた印刷条件設定ファイルを読み込み、その内容であるスクリプトを解釈する(STEP1805)。続いて、ユーザインターフェースプログラムは、そのスクリプトが指定している用紙サイズと、ユーザインターフェース上で選択されている用紙サイズとを比較して、これらが一致するか否かをチェックする(STEP1805)。
もし、一致していないと判断する場合、ユーザインターフェースプログラムは、STEP1804に戻り、次のスクリプトを1つ選択し、同様にチェックを行う。ユーザインターフェースプログラムは、サポートしている用紙サイズに対応したもののみを登録しているので、このチェックを順次に行うことにより、一致するスクリプトを最終的には選択することができる。STEP1806において、用紙サイズが一致していると判断すると、その識別番号をユーザインターフェース上に表示する(STEP906)。例えば、ユーザインターフェース上で用紙サイズとしてA4サイズが選択されている場合、メモリカード2に記憶されていた識別番号のうち、A4サイズ用のレイアウトを指定したスクリプトのみが順次に表示されることになる。
続いて、ユーザインターフェースプログラムは、そのスクリプトで指定されているサムネイルファイル名にしたがって、メモリカード2からサムネイル画像を読み込む(STEP1808)。ユーザインターフェースプログラムは、サムネイル画像を読み込むと、そのサムネイル画像に基づく映像信号が外部出力ポート29を介して外部表示装置に出力されるように制御する(STEP1809)。これにより、外部表示装置上には、サムネイル画像が表示されることになる。したがって、液晶パネル11のみの識別番号による表示ではわかりづらかったレイアウト状態が、ビジュアルに表示され、ユーザは容易に把握することができるようになる。
[その他の実施形態]
上記各実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな形態で実施することができ、上記各実施形態のコンビネーションおよびサブコンビネーションでも実施することができる。
また、本明細書では、上記機能実現手段の動作をシーケンシャルに説明したが、特にこれにこだわるものではない。従って、動作に矛盾が生じない限り、処理の順序を入れ替えまたは並行動作するように構成しても良い。
上記各実施形態は、さらに次のように変形することもできる。すなわち、図5に示したユーザインターフェースにおいて半角英数字を表示可能な表示領域を構成した場合には、その領域に印刷レイアウト設定スクリプトのファイル名を表示するようにしてもよい。これにより、ユーザは、選択しようとするスクリプトがさらに容易に把握できるようになり、操作性が向上することになる。
また、プリンタ1は、メモリカード2からサムネイル画像や重ね合わせ画像を内部の書換え可能な不揮発性メモリにロードし、それらを記憶するようにしてもよい。この場合、プリンタ1は、そのメモリカード2が脱離され、他のメモリカード2が装着されたときであっても、そのサムネイル画像等を使用できるようにすることが好ましい。
また、プリンタ1は、カードスロット13に装着されたメモリカード2に記憶されている印刷条件設定ファイルを読み込むだけでなく、例えばUSBインターフェース等の各種インターフェースに接続された記憶媒体(MO、デジタルカメラ内の不揮発性メモリ等)に記憶されている印刷条件設定ファイルを読み込んでもよい。
本発明の一実施形態に係るプリンタの外観を示す図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタ1のハードウェア構成を示すブロックダイアグラムである。 本発明の一実施形態に係るメモリカード2内のデータ構造を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る印刷レイアウト設定スクリプトの内容の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るユーザインターフェースの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタにおけるメモリカード装着時の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るユーザインターフェースの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタにおけるユーザインターフェースの表示・選択処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るプリンタにおけるレイアウト選択時の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るユーザインターフェースの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの動作例を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタにおけるレイアウト選択時の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るプリンタにおけるユーザインターフェースの表示・選択処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るプリンタのレイアウト一覧印刷処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るレイアウト一覧印刷による印刷結果の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタにおけるメモリカード装着時の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る使用可能ファイル管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタにおけるレイアウト選択時の処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…プリンタ
2…メモリカード
11…液晶パネル
12…操作ボタン
13…カードスロット
21…プロセッサ
22…ROM
23…RAM
24…ユーザインターフェース回路
25…外部インターフェース回路
26…イメージメモリ
27…エンジンコントローラ
28…プリントエンジン

Claims (4)

  1. 第1印刷レイアウト設定情報と、前記第1印刷レイアウト設定情報に対応付けられたプレビュー画像とを入力するための外部インターフェースと、
    仕様情報を記憶する記憶手段と、
    前記外部インターフェースを介して読み込まれた第1印刷レイアウト設定情報に指定された第1用紙サイズが、前記仕様情報として記憶される第2用紙サイズか否かをチェックし、前記第2用紙サイズと判断する場合のみ、当該第1印刷レイアウト設定情報を登録する手段と、
    前記登録された第1印刷レイアウト設定情報および予め内蔵されている第2印刷レイアウト設定情報から特定の印刷レイアウト設定情報を印刷レイアウトとして選択する設定手段と、
    前記設定手段により選択された特定の印刷レイアウト設定情報に対応付けられたプレビュー画像を表示するための表示手段と、
    印刷に用いる用紙サイズを選択するためのユーザインターフェースと
    を備え、
    前記ユーザインターフェースは、
    前記印刷に用いる用紙サイズと一致する用紙サイズを指定する印刷レイアウト設定情報の識別情報を表示し、前記印刷に用いる用紙サイズと一致しない用紙サイズを指定する印刷レイアウト設定情報の識別情報を表示しない
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 第1印刷レイアウト設定情報と、前記第1印刷レイアウト設定情報に対応付けられたプレビュー画像とを入力するための外部インターフェースと、仕様情報を記憶する記憶手段と、を備えた表示装置の印刷レイアウト設定方法であって、
    前記外部インターフェースを介して読み込まれた第1印刷レイアウト設定情報に指定された第1用紙サイズが、前記仕様情報として記憶される第2用紙サイズか否かをチェックし、前記第2用紙サイズと判断する場合のみ、当該第1印刷レイアウト設定情報を登録するステップと、
    前記登録された第1印刷レイアウト設定情報および予め内蔵されている第2印刷レイアウト設定情報から特定の印刷レイアウト設定情報を印刷レイアウトとして選択するステップと、
    前記選択された特定の印刷レイアウト設定情報に対応付けられたプレビュー画像を表示する表示ステップと、
    を備え、
    前記表示ステップでは、
    印刷に用いる用紙サイズを選択するためのユーザインターフェースに、前記印刷に用いる用紙サイズと一致する用紙サイズを指定する印刷レイアウト設定情報の識別情報を表示し、前記印刷に用いる用紙サイズと一致しない用紙サイズを指定する印刷レイアウト設定情報の識別情報を表示しない
    ことを特徴とする印刷レイアウト設定方法。
  3. 第1印刷レイアウト設定情報と、前記第1印刷レイアウト設定情報に対応付けられたプレビュー画像とを入力するための外部インターフェースと、
    仕様情報を記憶する記憶手段と、
    前記外部インターフェースを介して読み込まれた第1印刷レイアウト設定情報に指定された第1用紙サイズが、前記仕様情報として記憶される第2用紙サイズか否かをチェックし、前記第2用紙サイズと判断する場合のみ、当該第1印刷レイアウト設定情報を登録する手段と、
    前記登録された第1印刷レイアウト設定情報および予め内蔵されている第2印刷レイアウトから特定の印刷レイアウト設定情報を印刷レイアウトとして選択する設定手段と、
    前記設定手段により選択された特定の印刷レイアウト設定情報に対応付けられたプレビュー画像を表示手段に表示させるための手段と、
    前記選択された印刷レイアウトにしたがって、前記特定の印刷レイアウト設定情報に対応付けられたプレビュー画像に基づくイメージデータを生成する生成手段と、
    前記生成されたイメージデータに基づいて印刷媒体に対する印刷を行う印刷手段と、
    印刷に用いる用紙サイズを選択するためのユーザインターフェースと
    を備え、
    前記ユーザインターフェースは、
    前記印刷に用いる用紙サイズと一致する用紙サイズを指定する印刷レイアウト設定情報の識別情報を表示し、前記印刷に用いる用紙サイズと一致しない用紙サイズを指定する印刷レイアウト設定情報の識別情報を表示しない
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 第1印刷レイアウト設定情報と、前記第1印刷レイアウト設定情報に対応付けられたプレビュー画像とを入力するための外部インターフェースと、仕様情報を記憶する記憶手段と、を備えた印刷装置の印刷レイアウト設定方法であって、
    前記外部インターフェースを介して読み込まれた第1印刷レイアウト設定情報に指定された第1用紙サイズが、前記仕様情報として記憶される第2用紙サイズか否かをチェックし、前記第2用紙サイズと判断する場合のみ、当該第1印刷レイアウト設定情報を登録するステップと、
    前記登録された第1印刷レイアウト設定情報および予め内蔵されている第2印刷レイアウト設定情報から特定の印刷レイアウト設定情報を印刷レイアウトとして選択するステップと、
    前記選択された特定の印刷レイアウト設定情報に対応付けられたプレビュー画像を表示させる表示ステップと、
    前記選択された印刷レイアウトにしたがって、前記特定の印刷レイアウト設定情報に対応付けられたプレビュー画像に基づくイメージデータを生成するステップと、
    前記生成されたイメージデータに基づいて印刷媒体に対する印刷を行うステップと、
    を備え、
    前記表示ステップでは、
    印刷に用いる用紙サイズを選択するためのユーザインターフェースに、前記印刷に用いる用紙サイズと一致する用紙サイズを指定する印刷レイアウト設定情報の識別情報を表示し、前記印刷に用いる用紙サイズと一致しない用紙サイズを指定する印刷レイアウト設定情報の識別情報を表示しない
    ことを特徴と印刷レイアウト設定方法。
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