JP4687323B2 - 血圧計測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カフと本体ケーシングとが可撓性を有する接続管にて接続された血圧計測装置(以下、単に血圧計とも称する)に関するものである。
近年、高血圧を要因とする生活習慣病の早期発見や血圧管理のために、家庭内において使用可能な血圧計が広く普及している。通常、血圧値の測定に際しては、生体内部に位置する動脈を圧迫するための流体袋を内包するカフを生体の体表面に巻き付け、巻き付けた流体袋を膨張・収縮させることによって動脈内に生じる動脈圧脈波の検出を行い、これによって血圧値の測定が行なわれる。
ここで、カフとは、内腔を有する帯状の構造物であって生体の一部に巻き付けが可能なものを意味し、気体や液体等の流体を内腔に注入することによって上下肢の動脈圧測定に利用されるもののことを指す。したがって、カフは、流体袋とこの流体袋を生体に巻き付けるための巻付手段とを含めた概念を示す言葉であり、腕帯あるいはマンシェットと呼ばれることもある。
被測定部位として上腕が採用されるいわゆる上腕式の血圧計においては、流体袋としての空気袋を膨縮させるための膨縮手段であるポンプや弁等が配設された本体ケーシングと、上記の空気袋が内包されたカフとを、可撓性の接続管であるエア管にて接続する構成が採用される。したがって、上腕式の血圧計においては、非使用時におけるこれらカフ、エア管および本体ケーシングの収容性に優れていることが好ましく、コンパクトに収容ができ、かつ収容作業が容易であることが要求されている。
収容性の向上が図られた上腕式の血圧計としては、特開平3−97443号公報(特許文献1)に開示のものや、実開昭64−19403号公報(特許文献2)に開示のもの、実開昭62−130606号公報(特許文献3)に開示のもの等が知られている。
上記特許文献1には、コロトコフ法を採用した血圧計において、カフ内に配設された検出手段であるマイクと、本体ケーシング内部に配設された信号処理部とを信号線にて接続し、空気袋と膨縮手段とを接続する接続管であるエア管と上記の信号線とを一体的に並設した複合管として形成し、この複合管を伸縮性および復元性を有するように螺旋状に熱加工した構成が開示されている。そして、血圧計の非使用時においては、カフが本体ケーシングに設けられたカフ収容部に収容され、エア管を含む複合管は、カフ収容部に並設された複合管収容部に収容される。
また、上記特許文献2には、本体ケーシングが収容される本体ケーシング収容部と、カフが収容されるカフ収容部とが別々に設けられた収容箱を用意し、これら収容部同士を蝶番を介して接続した血圧計が開示されている。そして、血圧計の非使用時においては、本体ケーシング収容部に本体ケーシングが収容され、カフ収容部にカフおよびエア管が収容される。
また、上記特許文献3には、カフを収容するためのカフ収容ケースを本体ケーシングに並設し、カフ収容ケースのカフ出し入れ用開口部が本体ケーシングによって覆われた状態と覆われない状態との2状態をとるように本体ケーシングおよびカフ収容ケースが構成された血圧計が開示されている。そして、血圧計の非使用時には、カフ収容ケースにカフおよびエア管が収容されるとともに、カフ収容ケースのカフ出し入れ用開口部が本体ケーシングによって覆われた状態となるように、本体ケーシングにカフ収容ケースが取り付けられる。
上記特許文献1ないし3に開示の血圧計以外にも、収容性の面で様々な工夫が施された血圧計が知られている。しかしながら、その多くは、本体ケーシングにカフを収容するためのカフ収容部が設けられたものであり、エア管については、カフ収容部に並設して設けられたエア管収容部に束ねて収容されるか、あるいは筒状のカフの中空部に束ねた状態で差し込まれて収容されることが意図されているにとどまるものである。
特開平3−97443号公報 実開昭64−19403号公報 実開昭62−130606号公報
上述のように、従来の血圧計においては、上記特許文献2および3に開示されるようにカフの収容性については種々の考慮がなされているが、エア管の収容性についてはほとんど考慮がなされていない。したがって、エア管の収容作業についてはその一切が使用者の手に委ねられることになり、これを無造作に取り扱った場合には、エア管が折り曲げられたり、捩じ曲げられたり、あるいは本体ケーシングと開閉カバーとの間に挟まれたりすることになってしまう。このような場合には、最悪の場合、エア管の破損につながることにもなる。
一方、上記特許文献1に開示の構成を採用した場合には、エア管を含む複合管が螺旋状に復元力を有するように熱加工されているため、エア管を含む複合管の折れ曲がりや捩れは生じ難いことになる。しかしながら、やはりその取扱いが無造作な場合には、本体ケーシングと開閉カバーとによって複合管が挟み込まれてしまうこともあり、破損につながるおそれもある。また、上記特許文献1に開示の如くの構成を採用した場合には、螺旋状に熱加工された複合管の復元力により、カフの装着時において常に上腕にテンションがかかることとなるため、測定精度に悪影響を及ぼしたり、使用者に負担がかかったりする懸念もある。
したがって、本発明は、上述の問題点を解決すべくなされたものであり、カフと本体ケーシングとを接続する接続管の収容性、特に接続管の取扱い性に優れた血圧計測装置を提供することを目的とする。
本発明に基づく血圧計測装置は、膨縮可能な流体袋を有するカフと、上記流体袋を膨縮させる膨縮手段が内部に配設された本体ケーシングと、上記流体袋と上記膨縮手段とを接続する可撓性の接続管と、上記本体ケーシングから引き出されている上記接続管を上記本体ケーシングの内部に設けられた接続管収容部に引き込み可能な引き込み手段とを備える。上記本体ケーシングは、上記接続管を引き出すための開口部を有しており、上記接続管は、一端が上記流体袋に接続されたカフ側管部と、一端が上記膨縮手段に接続された本体ケーシング側管部と、上記カフ側管部の他端と上記本体ケーシング側管部の他端とを接続するコネクタとを含んでいる。上記コネクタは、上記開口部の周縁に当接することによって上記接続管がそれ以上上記本体ケーシングの内部に引き込まれないようにするためのストッパ部を構成しており、これにより上記引き込み手段によって上記接続管が可能な限り上記接続管収容部に収容された状態において、上記カフ側管部が上記本体ケーシングの外部に位置するように構成されている。上記カフ側管部の他端は、上記コネクタに挿抜可能に接続されており、上記本体ケーシング側管部の他端は、上記コネクタに強固に固定されている。
このように構成することにより、接続管が引き込み手段によって本体ケーシングの内部に設けられた接続管収容部に容易にかつ確実に収容されることとなるため、接続管の収容性、特に接続管の取扱い性に優れた血圧計測装置とすることができる。また、接続管が引き込み手段によって本体ケーシングの内部に収容されるため、接続管が折り曲げられたり、捩じ曲げられたり等することによって接続管が破損することが防止できるようになる。また、このように構成することにより、ストッパ部としてのコネクタが開口部の周縁に当接することによってカフ側管部が本体ケーシングの外部に必ず位置することとなるため、本体ケーシングの外部に位置している接続管を摘んで接続管を本体ケーシングから引き出すことが簡便に行えるようになり、利便性が確保され、またカフ収容時のカフの向きや収容位置の自由度が上がることになる。また、このように構成することにより、カフ側管部だけを必要に応じて交換することができるようになるとともに、カフ側管部だけを交換する際等に、誤って接続管がすべて本体ケーシングの内部に引き込まれてしまって接続管を本体ケーシングから引き出せなくなるという不具合を防止することができる。
上記本発明に基づく血圧計測装置にあっては、上記コネクタが、上記カフ側管部の他端が接続される第1接続口および上記本体ケーシング側管部の他端が接続される第2接続口が設けられた第1コネクタ部材と、上記第1コネクタ部材の上記第2接続口に取り付けられる第2コネクタ部材とを含んでいることが好ましく、その場合に、上記第1接続口の周囲に上記カフ側管部の抜け防止のための第1突起部が設けられ、上記第2接続口の周囲に上記本体ケーシング側管部の抜け防止のための第2突起部が設けられ、上記第2コネクタ部材の内側に上記本体ケーシング側管部の抜け防止のための第3突起部が設けられていることが好ましい。その場合には、上記カフ側管部が、上記第1接続口に接続された状態において、上記第1突起部のみによって固定されることになり、上記本体ケーシング側管部が、上記第2接続口に接続された状態において、上記第2突起部と上記第3突起部とによって挟み込まれて固定されることになる。
上記本発明に基づく血圧計測装置にあっては、上記引き込み手段が、上記接続管収容部に引き込まれた上記接続管が巻き付けられる巻き付け部材を有していることが好ましい。
このように構成することにより、接続管収容部内において接続管が巻き付け部材に巻き付けられた状態でコンパクトに収容されることとなるため、引き込み手段が大型化することを防止でき、また比較的簡素な構成で引き込み手段を構成することが可能になる。また、巻き付け部材を用いて接続管を収容することにより、引き出し/引き込み動作を容易に実現することも可能になる。
上記本発明に基づく血圧計測装置にあっては、上記引き込み手段が上記巻き付け部材に連結された弾性部材を有していることが好ましく、その場合に、上記弾性部材の弾性力によって上記巻き付け部材が回転駆動されることにより、上記接続管が上記接続管収容部に引き込まれるように構成されていることが好ましい。
このように構成することにより、弾性部材の弾性力を利用して接続管の引き込みが行えるようになるため、接続管の取扱い性に優れた血圧計測装置とすることができる。
上記本発明に基づく血圧計測装置にあっては、上記弾性部材の弾性力に抗して上記接続管を固定する接続管固定手段がさらに設けられていることが好ましい。
このように構成することにより、本体ケーシングから引き出された接続管を任意の長さとした状態で接続管固定手段によって固定することが可能になるため、利便性に優れた血圧測定装置とすることができる。また、接続管を引き出して被測定部位に装着した状態においても、弾性部材の弾性力によって被測定部位にテンションがかかることが防止されるため、測定精度を高く維持することが可能となり、また使用者に負担をかける心配もなくなる。
上記本発明に基づく血圧計測装置にあっては、上記引き込み手段が上記巻き付け部材に連結された駆動手段を有していることが好ましく、その場合に、上記駆動手段の駆動力によって上記巻き付け部材が回転駆動されることにより、上記接続管が上記接続管収容部に引き込まれるように構成されていることが好ましい。
このように構成することにより、モータ等の駆動手段の駆動力を利用して接続管の引き込みが行えるようになるため、接続管の取扱い性に優れた血圧計測装置とすることができる。
上記本発明に基づく血圧計測装置にあっては、上記駆動手段および上記巻き付け部材が、上記接続管収容部に収容された上記接続管を上記本体ケーシングの外部に送り出す送出手段としての機能をも併せ備えていることが好ましい。
このように構成することにより、接続管の引き込みのみならず引き出しについても駆動手段で行えるようになるため、接続管の取扱い性にさらに優れた血圧計測装置とすることができる。
上記本発明に基づく血圧計測装置にあっては、上記引き込み手段が上記巻き付け部材に連結された回転操作部を有していることが好ましく、その場合に、上記回転操作部の回転動作に伴って上記巻き付け部材が回転駆動されることにより、上記接続管が上記接続管収容部に引き込まれるように構成されていることが好ましい。ここで、回転操作部とは、使用者が操作することによって巻き付け部材が回転駆動されるように構成された操作部のことを意味し、たとえばハンドル式の操作部やジョグダイヤル式の操作部あるいは単なる回転板からなる操作部等を含むものである。
このように構成することにより、回転操作部を回転させることによって容易に接続管を引き込むことができるようになるため、接続管の取扱い性に優れた血圧計測装置とすることができる。
上記本発明に基づく血圧計測装置にあっては、上記回転操作部および上記巻き付け部材が、上記接続管収容部に収容された上記接続管を上記本体ケーシングの外部に送り出す送出手段としての機能をも併せ備えていることが好ましい。
このように構成することにより、接続管の引き込みのみならず引き出しについても回転操作部を回転させることで行えるようになるため、接続管の取扱い性にさらに優れた血圧計測装置とすることができる。
上記本発明に基づく血圧計測装置にあっては、上記本体ケーシングが、上記カフを収容するためのカフ収容部と、上記カフ収容部を覆うように取り付けられた回動式の開閉カバーとを有していることが好ましく、また、上記引き込み手段が、上記開閉カバーの回動動作に伴って生じる回転力を上記巻き付け部材に伝達する回転力伝達機構を有していることが好ましく、その場合に、上記開閉カバーの回動動作に伴って上記巻き付け部材が回転駆動されることにより、上記接続管が上記接続管収容部に引き込まれるように構成されていることが好ましい。
このように構成することにより、開閉カバーを閉じる動作に連動させて接続管を引き込むことができるようになるため、接続管の取扱い性に優れた血圧計測装置とすることができる。
上記本発明に基づく血圧計測装置にあっては、上記開閉カバー、上記回転力伝達機構および上記巻き付け部材が、上記接続管収容部に収容された上記接続管を上記本体ケーシングの外部に送り出す送出手段としての機能をも併せ備えていることが好ましい。
このように構成することにより、接続管の引き込みのみならず引き出しについても開閉カバーの回動動作に連動させて行えるようになるため、接続管の取扱い性にさらに優れた血圧計測装置とすることができる。
上記本発明に基づく血圧計測装置にあっては、上記引き込み手段が、上記接続管収容部に引き込まれた上記接続管を蛇行状に収容する収容手段を有していることが好ましい。
このように構成することにより、接続管収容部内において接続管を蛇行状にコンパクトに収容することができるようになるため、引き込み手段が大型化することが防止でき、また比較的簡素な構成で引き込み手段を構成することが可能になる。
上記本発明に基づく血圧計測装置にあっては、上記引き込み手段が上記収容手段に連結された弾性部材を有していることが好ましく、その場合に、上記弾性部材の弾性力によって上記収容手段が駆動されることにより、上記接続管が上記接続管収容部に引き込まれるように構成されていることが好ましい。
このように構成することにより、弾性部材の弾性力を利用して接続管の引き込みが行えるようになるため、接続管の取扱い性に優れた血圧計測装置とすることができる。
上記本発明に基づく血圧計測装置にあっては、上記弾性部材の弾性力に抗して上記接続管を固定する接続管固定手段がさらに設けられていることが好ましい。
このように構成することにより、本体ケーシングから引き出された接続管を任意の長さとした状態で接続管固定手段によって固定することが可能になるため、利便性に優れた血圧測定装置とすることができる。また、接続管を引き出して被測定部位に装着した状態においても、弾性部材の弾性力によって被測定部位にテンションがかかることが防止されるため、測定精度を高く維持することが可能となり、また使用者に負担をかける心配もなくなる。
上記本発明に基づく血圧計測装置にあっては、上記引き込み手段が上記収容手段に連結された駆動手段を有していることが好ましく、その場合に、上記駆動手段の駆動力によって上記収容手段が駆動されることにより、上記接続管が上記接続管収容部に引き込まれるように構成されていることが好ましい。
このように構成することにより、モータ等の駆動手段の駆動力を利用して接続管の引き込みが行えるようになるため、接続管の取扱い性に優れた血圧計測装置とすることができる。
上記本発明に基づく血圧計測装置にあっては、上記本体ケーシングが上記接続管を案内して所定の方向に導く案内手段を有していることが好ましく、その場合に、上記案内手段、上記駆動手段および上記収容手段が、上記接続管収容部に収容された上記接続管を上記本体ケーシングの外部に送り出す送出手段として機能することが好ましい。
このように構成することにより、接続管の引き込みのみならず引き出しについても駆動手段で行えるようになるため、接続管の取扱い性にさらに優れた血圧計測装置とすることができる。
上記本発明に基づく血圧計測装置にあっては、上記本体ケーシングが、上記接続管が引っ掛けられた引っ掛け部と、上記引っ掛け部に連結されたスライドレバーとを有していることが好ましく、その場合に、上記スライドレバーのスライド動作に伴って上記引っ掛け部が移動することにより、上記接続管が上記接続管収容部に引き込まれるように構成されていることが好ましい。
このように構成することにより、スライドレバーをスライド移動させることによって容易に接続管を引き込むことができるようになるため、接続管の取扱い性に優れた血圧計測装置とすることができる。
上記本発明に基づく血圧計測装置にあっては、上記本体ケーシングが上記接続管を案内して所定の方向に導く案内手段を有していることが好ましく、その場合に、上記案内手段、上記引っ掛け部、上記スライドレバーおよび上記収容手段が、上記接続管収容部に収容された上記接続管を上記本体ケーシングの外部に送り出す送出手段として機能することが好ましい。
このように構成することにより、接続管の引き込みのみならず引き出しについてもスライドレバーをスライド移動させることで行えるようになるため、接続管の取扱い性にさらに優れた血圧計測装置とすることができる。
上記本発明に基づく血圧計測装置にあっては、上記本体ケーシングに設けられた上記接続管を引き出すための開口部が、上記本体ケーシングの前方側に向かって開口していることが好ましい。
通常、血圧計の使用時において使用者は本体ケーシングの前方側に位置することになるため、このように接続管の引き出し方向を本体ケーシングの前方側とすることにより、操作性に優れた血圧計とすることができる。
上記本発明に基づく血圧計測装置にあっては、上記カフが被験者の左腕の上腕部に装着されるものである場合に、上記開口部が、上記本体ケーシングを前方から見て上記本体ケーシングの中央部または左側に配置されていることが好ましい。また、上記本発明の第1の局面に基づく血圧計測装置にあっては、上記カフが被験者の右腕の上腕部に装着されるものである場合に、上記開口部が、上記本体ケーシングを前方から見て上記本体ケーシングの中央部または右側に配置されていることが好ましい。
このように構成することにより、カフの装着時等において接続管が邪魔になることがなく使用者の利便性に資することになる。
上記本発明に基づく血圧計測装置にあっては、上記本体ケーシングが上記カフを収容するためのカフ収容部を前部に有していることが好ましく、その場合に、上記開口部が上記カフ収容部に設けられていることが好ましい。
このように構成することにより、接続管を引き出すための開口部を本体ケーシングの前部にカフ収容部と一緒に設けることが可能になり、カフの取り扱いのみならず接続管の取り扱いも容易となる。
本発明によれば、カフと本体ケーシングとを接続する接続管の収容性、特に接続管の取扱い性に優れた血圧計測装置とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、左腕の上腕部が被測定部位として採用されることが意図されたオシロメトリック方式の上腕式血圧計を例示して説明を行なう。
(実施の形態1)
図1ないし図3は、本発明の実施の形態1における血圧計の外観を示す斜視図である。図1は、本実施の形態における血圧計において開閉カバーを閉じた状態を示す斜視図であり、図2は、開閉カバーを開いた状態を示す斜視図である。また、図3は、開閉カバーを開いた状態においてカフを本体ケーシングから取り出した状態を示す斜視図である。図4は、本実施の形態における血圧計の底面図である。まず、これら図1ないし図4を参照して、本実施の形態における血圧計100の外観構造について説明する。
図1ないし図3に示すように、本実施の形態における血圧計100は、本体ケーシング110とカフ170とを主に備える。本体ケーシング110は、閉状態において本体ケーシング110の上面を覆うように取り付けられた開閉カバー111を有している。開閉カバー111は、本体ケーシング110の後部に設けられたヒンジ112によって本体ケーシング110に回転自在に連結されており、図2中において矢印Aで示す方向に回動する。閉状態にある開閉カバー111を開状態に移行させるためには、開閉カバー111の前部に設けられた開閉ボタン113を操作する。
本体ケーシング110の上面の所定位置には、表示部114および操作部115が設けられている。表示部114は、血圧値の測定結果や脈拍数の測定結果等を数値やグラフなどを用いて視認可能に表示する。この表示部114としては、たとえば液晶パネルが利用される。操作部115には、たとえば電源ボタンや測定/停止ボタン等が配設される。
本体ケーシング110の前部には、カフ収容部118が設けられる。カフ収容部118は、本体ケーシング110の上面に凹部を設けることによって形成され、開閉カバー111が閉状態にある場合には開閉カバー111によってカフ収容部118が覆われることになる。図示する血圧計100にあっては、カフ収容部118に並設してACアダプタ191の収容部が設けられている。ACアダプタ191の収容部には、血圧計100の非使用時あるいはAC電源を利用せずにDC電源を利用して血圧値の測定を行なう場合等において、ボビン190に巻き付けられたACアダプタ191がボビン190ごと収容される。
図3に示すように、カフ170と本体ケーシング110とは、接続管としてのエア管160によって接続されている。エア管160は、可撓性のチューブからなり、本体ケーシング110に一端が接続された本体ケーシング側管部としての本体ケーシング側エア管161と、カフ170に一端が接続されたカフ側管部としてのカフ側エア管162と、これら本体ケーシング側エア管161の他端とカフ側エア管162の他端とを接続するコネクタ163とからなる。エア管160のカフ170側の端部は、カフ170に内包された流体袋としての空気袋171(図5参照)に接続されており、エア管160の本体ケーシング110側の端部は、本体ケーシング110の内部に配設された膨縮手段133(図5参照)に接続されている。また、エア管160は、カフ収容部118の壁面に設けられた開口部120から本体ケーシング110の外部へと引き出される。なお、カフ収容部118には、上述の開口部120に隣接して後述するエア管固定手段のロック解除ボタン140が配設されている。
図4に示すように、本体ケーシング110の底面の所定位置には、下方に向かって突出する脚部116が複数箇所設けられている。この脚部116は、血圧計100の本体ケーシング110をテーブル等の載置面に安定的に載置するための部位であり、その先端部分にはゴム部材116aが取り付けられている。このゴム部材116aは、後述するエア管160の引き出し/引き込み動作時において、本体ケーシング110が載置面上を移動することを摩擦によって防止するためのものである。
図5は、本実施の形態における血圧計の構成を示すブロック図である。次に、この図5を参照して、本実施の形態における血圧計100の主要な構成について説明する。
図5に示すように、本体ケーシング110の内部には、空気袋171にエア管160を介して空気を供給または排出するための血圧測定用エア系131が設けられている。血圧測定用エア系131には、空気袋171内の圧力を検出する圧力検出手段である圧力センサ132と、空気袋171を膨縮させるための膨縮手段133であるポンプ134および弁135が含まれる。また、本体ケーシング110の内部には、血圧測定用エア系131に関連して発振回路125、ポンプ駆動回路126および弁駆動回路127が設けられる。
さらに、本体ケーシング110には、各部を集中的に制御および監視するためのCPU(Central Processing Unit)122と、CPU122に所定の動作をさせるプログラムや測定された血圧値などの各種情報を記憶するためのメモリ部123と、血圧測定結果を含む各種情報を表示するための表示部114と、測定のための各種指示を入力するために操作される操作部115と、CPU122および各構成ブロックに電力を供給するための電源部124とが設置される。CPU122は、血圧値を算出するための血圧値算出手段としても機能する。
圧力センサ132は、空気袋171内の圧力(以下、「カフ圧」という)を検出し、検出した圧力に応じた信号を発振回路125に出力する。ポンプ134は、空気袋171に空気を供給する。弁135は、空気袋171内の圧力を維持したり、空気袋171内の空気を排出したりする際に開閉する。発振回路125は、圧力センサ132の出力値に応じた発振周波数の信号をCPU122に出力する。ポンプ駆動回路126は、ポンプ134の駆動をCPU122から与えられる制御信号に基づいて制御する。弁駆動回路127は、弁135の開閉制御をCPU122から与えられる制御信号に基づいて行なう。
図6は、本実施の形態における血圧計の血圧測定処理の流れを示すフローチャートである。次に、この図6を参照して、本実施の形態における血圧計100における血圧測定処理の流れについて説明する。なお、このフローチャートに従うプログラムは、メモリ部123に予め記憶されており、CPU122がメモリ部123からこのプログラムを読出して実行することにより、血圧測定処理が実施される。
図6に示すように、使用者が血圧計100の操作部115の操作ボタンを操作して電源ONすると血圧計100の初期化がなされる(ステップS1)。次に、測定可能状態になると、CPU122はポンプ134を駆動開始し、空気袋171のカフ圧を徐々に上昇させる(ステップS2)。徐々に加圧する過程において、血圧測定のための所定レベルにまでカフ圧が達すると、CPU122はポンプ134を停止し、次に閉じていた弁135を徐々に開いて、空気袋171の空気を徐々に排気し、カフ圧を徐々に減圧させる(ステップS3)。本実施の形態における血圧計100においては、カフ圧の微速減圧過程において血圧値が測定される。
次に、CPU122は公知の手順で血圧値(最高血圧値、最低血圧値)を算出する(ステップS4)。具体的には、カフ圧が徐々に減圧する過程において、CPU122は発振回路125から得られる発振周波数に基づき脈波情報を抽出する。そして、抽出された脈波情報により血圧値を算出する。ステップS4において血圧値が算出されると、算出された血圧値を表示部114に表示する(ステップS5)。なお、以上において説明した測定方式は、空気袋の減圧時に脈波を検出するいわゆる減圧測定方式に基づいたものであるが、空気袋の加圧時に脈波を検出するいわゆる加圧測定方式を採用することも当然に可能である。
図7は、本実施の形態における血圧計の内部構造を示す模式断面図である。なお、図7においては、カフおよびカフ側エア管の図示は省略している。次に、この図7を参照して、本実施の形態における血圧計100の内部構造について説明する。
図7に示すように、本実施の形態における血圧計100にあっては、本体ケーシング110の内部に隔壁110aが配置されている。隔壁110aは、本体ケーシング110の内部の空間を上下に区画している。このうち上部の空間には、上述したCPU122やメモリ部123、発振回路125、ポンプ駆動回路126、弁駆動回路127等が設けられた回路基板121が配置されている。また、この上部の空間には、液晶表示からなる表示部114を支持するための表示部支持枠114a等も配置されている。
一方、下部の空間には、引き込み手段である引き込みユニット150や上述の血圧測定用エア系131が配置されている。引き込みユニット150は、接続管収容部であるエア管収容部155A(図8および図9参照)を内部に有する円盤状の組立体からなり、その主面が本体ケーシング110の底面と平行となるように本体ケーシング110内において水平に設置される。なお、引き込みユニット150は、中継用エア管136にて血圧測定用エア系131に接続されており、これによりエア管160は、引き込みユニット150および中継用エア管136を介して膨縮手段133を含む血圧測定用エア系131に接続されることになる。
図8および図9は、本実施の形態における血圧計の引き込みユニットの構造およびエア管の引き出し/引き込み動作を説明するための図である。図8は、エア管が引き込みユニットに引き込まれた状態にある場合を示す図であり、図8(A)は、引き込みユニットを水平面に沿って切断した場合の断面図であり、図8(B)は、引き込みユニットを図8(A)中に示すVIIIB−VIIIB線に沿って切断した場合の断面図である。また、図9は、エア管が引き込みユニットから引き出された状態にある場合を示す図であり、図9(A)は、引き込みユニットを水平面に沿って切断した場合の断面図であり、図9(B)は、引き込みユニットを図9(A)中に示すIXB−IXB線に沿って切断した場合の断面図である。また、図10は、本実施の形態における血圧計のエア管固定手段の構造およびエア管の引き出し/引き込み動作を説明するための図であり、図10(A)は、エア管が固定された状態にある場合を示す断面図であり、図10(B)は、エア管の固定が解除された状態にある場合を示す断面図である。
まず、図8および図9を参照して、引き込みユニット150の構造について説明する。図8および図9に示すように、引き込みユニット150は、外殻を構成する下ケース151および上ケース152、巻き付け部材としてのボビン153、軸管154、および弾性部材としての渦巻きバネ156を組み立てることによって形成されている。
下ケース151は、底面が円板形状に形成された有底筒状の部材からなり、その外周部に本体ケーシング110に対して引き込みユニット150固定するための係止部151aが設けられている。上ケース152は、底板が円板形状に形成された有底筒状の部材からなり、その中央部には、接続口152aが設けられている。この接続口152aは、引き込みユニット150が本体ケーシング110に組付けられた状態において、中継用エア管136が接続される部位である。下ケース151と上ケース152とは、それぞれの開口面が向き合うように取り付けられ、これにより内部に空間が形成される。
ボビン153は、下ケース151と上ケース152とによって形成された上記空間内に回転自在に配置されており、上記空間を上下に区画する。上ケース152とボビン153とによって区画される空間は、エア管160が収容されるエア管収容部155Aとなる。下ケース151とボビン153とによって区画される空間は、渦巻きバネ156が収容される渦巻きバネ収容部155Bとなる。
軸管154は、ボビン153の中央部に固定されており、ボビン153と一体に回転する。軸管154の上部には、上述の上ケース152に設けられた接続口152aに一端が連通する通路が設けられており、この通路の他端は、軸管154の周面から外方に向かって突出して形成された接続口154aに連通している。この接続口154aには、エア管160が接続される。なお、上ケース152と軸管154との間には、気密性を確保するためにOリング等のシール部材158が介装されている。
軸管154の接続口154aに一方の端部が取り付けられたエア管160は、ボビン153の周面に設けられた引き出し口153aからボビン153の外側に向かって引き出されており、引き出された部分が上述のエア管収容部155A内においてボビン153の周面に巻き付けられている。そして、エア管160の他方の端部は、下ケース151および上ケース152の外周部の所定位置に設けられたエア管引き出し口157から引き出しユニット150の外部へと引き出されている。
渦巻きバネ156は、上述の渦巻きバネ収容部155B内に収容されており、一端が軸管154の下部に固定されており、他端が下ケース151の所定位置に固定されている。
次に、図10を参照して、本体ケーシング110から引き出されたエア管160を任意の長さに固定するための接続管固定手段であるエア管固定手段の構造について説明する。エア管固定手段は、上述の引き込みユニット150の前方に位置する部分の本体ケーシング110の壁に設けられる。図10に示すように、エア管固定手段は、ロック解除ボタン140、ロック部材141およびバネ142によって形成される。
ロック解除ボタン140は、本体ケーシング110のカフ収容部118を規定する壁面に設けられている。ロック部材141は、略中央部が回転自在に支持されており、その一方端寄りの部分にエア管160を移動不能に固定するためのロック部141aが設けられている。ロック部材141の他方端寄りの部分には、上述のロック解除ボタン140の後方端140aが当接している。バネ142は、上記ロック部材141のロック部141aが設けられた部分と、本体ケーシング110の内部に配置された内側枠体144との間に配設されている。
エア管160は、図10(A)に示すように、上述のバネ142の付勢力によって移動不能に固定される。具体的には、ロック部材141のロック部141aがバネ142の付勢力によってエア管160に押し付けられることにより、摩擦によってエア管160が任意の位置で固定される。エア管160の固定を解除する場合には、図10(B)に示すように、ロック解除ボタン140を後方に向かって(図中矢印D方向に向かって)押下することにより、バネ142の付勢力に抗してロック部材141を図中矢印E方向に回転させ、ロック部141aのエア管160に対する当接を解除することにより行なう。
次に、エア管160の引き出し/引き込み動作について説明する。図8に示すように、エア管160がエア管収容部155Aに収容された状態においては、エア管160は、ボビン153に巻き付けられた状態でエア管収容部155Aに収容される。この状態において、渦巻きバネ156には外力が加わっておらず、渦巻きバネ156はほぼ自由状態にある。そして、エア管160を引き出す際には、使用者が本体ケーシング110の外部に引き出されている部分のエア管160を持ってエア管160を引っ張ることにより、エア管160が図中矢印B1方向に引っ張られ、これによりボビン153が図中矢印C1方向に向かって回転し、エア管160がエア管引き出し口157から引き込みユニット150の外部へ送り出される。なお、ロック部材141のロック部141aの形状を図10(A)に示す如くの形状とすることにより、特にロック解除ボタン140を操作せずともエア管160の引き出しが可能となる。
ボビン153の回転に伴い、軸管154も図8(A)中の矢印C1方向に向かって回転する。これにより、軸管154にその一端が固定された渦巻きバネ156にも回転方向に力が加わり、この力によって渦巻きバネ156が弾性変形することになる。この弾性変形に伴い、渦巻きバネ156には復元力が生じることになるが、上述のエア管160の固定手段の存在により、エア管160は本体ケーシング110から所望の量だけ引き出された状態で固定されることになる。
図9に示すように、エア管160が可能な限りエア管収容部155Aから引き出された状態においては、エア管160はボビン153に巻き付けられておらず、渦巻きバネ156には上述の復元力が生じている。この状態において、使用者が、図10(B)に示すようにロック解除ボタン140を押下して固定手段によるエア管160の固定を解除することにより、渦巻きバネ156が有している復元力によって軸管154が図中矢印C2方向に向かって回転し、これに伴ってボビン153が図中矢印C2方向に回転することになる。ボビン153が回転することにより、エア管160は、エア管引き出し口157を介して図中矢印B2方向に向かって引き込みユニット150内へと引き込まれ、そしてボビン153によって巻き取られる。
図11は、本実施の形態における血圧計において、本体ケーシングに設けられたエア管引き出しのための開口部の形成位置を説明するための血圧計の上面図である。図11に示すように、本実施の形態における血圧計100においては、カフ収容部118が本体ケーシング110の前部に設けられ、このカフ収容部118にエア管160を本体ケーシング110から引き出すための開口部120が設けられている。このように構成することにより、エア管160を引き出すための開口部120を本体ケーシング110の前部に設けることが可能になり、エア管160の取り扱いが容易となる。
本実施の形態における血圧計100にあっては、上記開口部120がカフ収容部118を規定する壁面の左側部分に設けられている。開口部120は、本体ケーシング110の前方側に向かって開口しており、エア管160は、本体ケーシング110の前方に向かって引き出されている。本実施の形態における血圧計100は、カフが左腕の上腕部に装着されることが意図されているものであり、上述のように開口部120を本体ケーシング110の左側に設けることにより、エア管160が邪魔になることがなく、カフの装着時等における使用者の利便性に資することになる。また、カフが左腕の上腕部に装着された場合、エア管の引き出し量が少なくて済み、その分エア管を短い長さで構成することができ、引き込みユニット150を小型化できる。なお、右腕の上腕部にカフが装着されることが意図された血圧計とする場合には、反対に本体ケーシングの右側に開口部を設けることが好ましく、左右両方の腕の上腕部に装着することを意図した血圧計とする場合には、開口部を本体ケーシングの中央部に設けることとしてもよい。
また、エア管160の引き出し方向としては、上述のように本体ケーシング110の前方側とすることが好ましい。より具体的には、図11に示すように、本体ケーシング110を上方から見た場合に、図中矢印θおよびθで示される角度範囲内に向かってエア管160が引き出されるように構成することが好ましい。通常、血圧計100の使用時において使用者は本体ケーシング110の前方側に位置することになるため、エア管160の引き出し方向を上述の如くとすることにより、操作性に優れた血圧計とすることができる。
さらに、図11に示すように、エア管160が可能な限り本体ケーシング110の内部に引き込まれた状態において、少なくともエア管160の一部が本体ケーシングの外部に位置するように構成されていることが好ましい。本実施の形態における血圧計100にあっては、エア管160が可能な限り本体ケーシング110の内部に引き込まれた状態において、エア管160のコネクタ163が本体ケーシング110の外部に位置した状態となるように構成されている。具体的には、コネクタ163の外形を開口部120よりも大きく形成し、このコネクタ163が開口部120の周縁に当接することによってそれ以上本体ケーシング110の内部に引き込まれないようにしている。すなわち、コネクタ163をストッパ部として構成している。このように構成することにより、引き出された部分のエア管160を摘んで本体ケーシング110から引き出すことが簡便に行えるようになり、利便性が確保され、またカフ収容時のカフの向きや収容位置の自由度が上がることになる。
図12は、本実施の形態における血圧計のエア管の接続構造を説明するための図である。本実施の形態における血圧計100においては、カフを必要に応じて交換できるようにするために、エア管160が本体ケーシング側エア管161とカフ側エア管162とに分割されており、これらがコネクタ163によって接続されている。コネクタ163は、第1コネクタ部材163Aと第2コネクタ部材163Bの2つの部材によって構成されている。
第1コネクタ部材163Aの両端には、エア管161,162がそれぞれ接続される接続口が設けられており、接続口の周囲には、エア管161,162の抜け防止のための突起部163aがそれぞれ設けられている。カフ側エア管162は、上述のようにカフの交換時において比較的容易に挿抜できるように、この突起部163aのみによってコネクタ163に接続される。一方、本体ケーシング側エア管161は、コネクタ163から取り外す必要性に乏しいため、第2コネクタ部材163Bによって第1コネクタ部材163Aにより強固に固定される。具体的には、第2コネクタ部材163Bの内側には、抜け防止のための突起部163bが設けられており、この突起部163bと上述の第1コネクタ部材163Aに設けられた突起部163aとによって本体ケーシング側エア管161の先端部近傍が挟み込まれることにより、本体ケーシング側エア管161からのコネクタ163の脱落が防止されている。
エア管161、162をコネクタ163を用いて接続する際には、図12(A)に示すように、まず本体ケーシング側エア管161に第2コネクタ部材163Bを挿し込み、第1コネクタ部材163Aの接続口に本体ケーシング側エア管161の先端およびカフ側エア管162の先端をそれぞれ挿し込む。つづいて、図12(B)に示すように、本体ケーシング側エア管161に予め挿し込んでおいた第2コネクタ部材163Bをスライド移動させ、第1コネクタ部材163Aに固定する。このとき、第1コネクタ部材163Aに設けられた突起部163aを第2コネクタ部材163Bに設けられた突起部163bが乗り越えるようにする。以上により、図12(C)に示す如くの接続構造を得ることができる。
以上において説明したように、本実施の形態における血圧計100にあっては、引き込みユニット150によってエア管160が引き込みユニット150の内部に設けられたエア管収容部155Aに容易にかつ確実に収容されることとなるため、エア管160の収容性、特にエア管160の取扱い性に優れたものとなる。また、エア管160が引き込みユニット150によって本体ケーシング110の内部に収容されるため、エア管160が折り曲げられたり、捩じ曲げられたり等することによって破損することも防止可能となる。
さらには、エア管収容部155A内においてエア管160がボビン153に巻き付けられた状態でコンパクトに収容されることとなるため、引き込みユニット150が大型化することが防止でき、また比較的簡素な構成で引き込みユニット150を構成することが可能になる。また、ボビン153を用いてエア管160を収容することとなるため、引き出し/引き込み動作も容易に実現することが可能である。
さらには、渦巻きバネ156の弾性力を利用してエア管160の引き込みが行えるようになるため、エア管160の取扱い性に優れた血圧計とすることができる。また、エア管固定手段によってエア管160が任意の長さに本体ケーシング110から引き出された状態で固定することができるため、利便性に優れた血圧測定装置とすることができる。また、エア管160を引き出して左腕の上腕部に装着した状態においても、エア管固定手段によって渦巻きバネ156の復元力が上腕部にかかることも防止されるため、測定精度を高く維持することが可能となり、また使用者に負担をかける心配もない。
(実施の形態2)
図13および図14は、本発明の実施の形態2における血圧計の引き込みユニットの構造およびエア管の引き出し/引き込み動作を説明するための図であり、図13は、エア管が引き込みユニットに引き込まれた状態にある場合を示す図であり、図14は、エア管が引き込みユニットから引き出された状態にある場合を示す図である。なお、本実施の形態における血圧計は、上述の実施の形態1における血圧計と引き込みユニットの構成を除いて同一であり、引き込みユニットに関する部分以外の説明はここでは繰り返さない。
まず、図13および図14を参照して、引き込みユニット250の構造について説明する。図13および図14に示すように、引き込みユニット250は、外殻を構成するケース251と、エア管160を蛇行状に収容する収容手段としてのガイド軸252a〜252d、ガイドロール253a〜253dおよびコイルバネ254a〜254dとを組み立てることによって形成されている。
ケース251は、矩形状の箱体からなり、内部の空間がエア管収容部255に相当する。ケース251の内部の空間であるエア管収容部255には、上述のガイド軸252a〜252d、ガイドロール253a〜253dおよびコイルバネ254a〜254dが配設されている。ケース251の後部の所定位置には、エア管160がケース251の内部において接続される接続口251aが設けられており、接続口251aのケース251外部の部分には、中継用エア管136が接続される。また、ケース251の前部の所定位置には、エア管160が引き出されるエア管引き出し口251bが設けられている。
ガイド軸252a〜252d、ガイドロール253a〜253dおよびコイルバネ254a〜254dは、それぞれ1つずつ組み合わされることにより、4つの収容手段を構成している。そして、この4つの収容手段は、ケース251の内部において左右の壁面に交互に設置されている。個々の収容手段は、ケース251の壁面から立設されたガイド軸252a〜252dにガイドロール253a〜253dがそれぞれ移動自在に取り付けられ、このガイドロール253a〜253dをガイド軸252a〜252dの先端側に向かって付勢するように、ガイド軸252a〜252dにコイルバネ254a〜254dがそれぞれ外挿されることによって構成されている。そして、この収容手段の間を縫うようにエア管160が通されることにより、エア管160が蛇行状にケース251内部に収容されている。
次に、エア管160の引き出し/引き込み動作について説明する。図13に示すように、エア管160がエア管収容部255に収容された状態においては、エア管160は、上述の収容手段によって蛇行状に収容されている。この状態において、コイルバネ254a〜254dには外力が加わっておらず、コイルバネ254a〜254dはほぼ自由状態にある。そして、エア管160を引き出す際には、使用者が本体ケーシング110の外部に引き出されている部分のエア管160を持ってエア管160を引っ張ることにより、エア管160が図中矢印B1方向に引っ張られ、これによりガイドロール253a〜253dがガイド軸252a〜252d上を図中矢印F1方向またはF2方向に押し下げられ、エア管160がエア管引き出し口251bから引き込みユニット250の外部へ送り出される。なお、ガイドロール253a〜253dの移動に伴い、コイルバネ254a〜254dは圧縮される。この弾性変形に伴い、コイルバネ254a〜254dには復元力が生じることになるが、別途、血圧計100にエア管固定手段を本体ケーシング110に設けておくことにより、所望の量だけエア管が引き込みユニット250から引き出された状態で固定されることになる。
図14に示すように、エア管160が可能な限りエア管収容部255から引き出された状態においては、エア管160はほぼ直線状に延在しており、コイルバネ254a〜254dには上述の復元力が生じている。この状態において、使用者が血圧計100に設けられたエア管固定手段によるエア管160の固定を解除することにより、コイルバネ254a〜254dが有している復元力によってガイドロール253a〜253dがガイド軸252a〜252d上をその先端側に向かって図中矢印F1方向またはF2方向に移動し、エア管160が蛇行状に曲げられることになる。これにより、エア管160の大部分がエア管収容部255内に収容されることになる。
以上において説明した如くの引き込みユニット250とした場合にも、エア管収容部255内においてエア管160を蛇行状にコンパクトに収容することができるようになるため、引き込みユニット250が大型化することが防止でき、また比較的簡素な構成で引き込みユニット250を構成することが可能になる。したがって、上述の実施の形態1と同様の効果を得ることが可能となり、エア管160の収容性に優れた血圧計とすることができる。
なお、本実施の形態における血圧計100においては、使用者がエア管160を持って引っ張ることによりエア管160が本体ケーシング110の外部に送り出されるように構成した場合を例示して説明を行なったが、これに代え、引き込みユニット250にモータ等の駆動手段を設け、このモータによってガイドロール253a〜253dが駆動されてガイド軸252a〜252d上を移動するように構成してもよい。その場合には、モータの動作を制御する操作ボタンを本体ケーシング110に設ければよく、使用者は必要に応じて操作ボタンを操作すればよいことになる。さらにその場合、別途、引き込みユニット250かあるいは本体ケーシング110に、エア管160を案内して所定の方向へと導く案内手段を設ければ、上記モータの動作に連動してエア管160が誘導されて本体ケーシング110の外部に自動で送り出されるようにすることができる。案内手段としては、たとえば、エア管160が接触することによってエア管160を所定の方向に案内するガイド壁や、エア管160を両側から挟み込んで所定方向に案内する駆動ローラおよび従動ローラ対などが利用可能である。
(実施の形態3)
図15は、本発明の実施の形態3における血圧計の斜視図である。まず、図15を参照して、本実施の形態における血圧計100の外観構造について説明する。
図15に示すように、本実施の形態における血圧計100は、上述の実施の形態1における血圧計と異なり、本体ケーシング110の後部上面を覆うように開閉カバー111が設けられており、この開閉カバー111の下方にカフ収容部が設けられている。そして、本体ケーシング110の前部上面に表示部114や操作部115が設けられている。また、本体ケーシング110の左側側部に後述するエア管160の引き込みユニット350(図16および図17参照)が配置されており、本体ケーシング110の側面には、引き込みユニット350のハンドル356が設けられている。なお、他の部分の構成は、実質的に上述の実施の形態1における血圧計とほぼ同様であり、その説明はここでは繰り返さない。
図16および図17は、本実施の形態における血圧計の引き込みユニットの構造およびエア管の引き出し/引き込み動作を説明するための図である。図16は、エア管が引き込みユニットに引き込まれた状態にある場合を示す図であり、図16(A)は、引き込みユニットを水平面に沿って切断した場合の断面図であり、図16(B)は、引き込みユニットを図16(A)中に示すXVIB−XVIB線に沿って切断した場合の断面図である。また、図17は、エア管が引き込みユニットから引き出された状態にある場合を示す図であり、図17(A)は、引き込みユニットを水平面に沿って切断した場合の断面図であり、図17(B)は、引き込みユニットを図17(A)中に示すXVIIB−XVIIB線に沿って切断した場合の断面図である。
まず、図16および図17を参照して、引き込みユニット350の構造について説明する。図16および図17に示すように、引き込みユニット350は、外殻を構成する下ケース351および上ケース352、巻き付け部材としてのボビン353、軸管354、および回転操作部としてのハンドル356を組み立てることによって形成されている。
下ケース351は、底面が円板形状に形成された有底筒状の部材からなり、その外周部に本体ケーシング110に対して引き込みユニット350固定するための係止部351aが設けられている。上ケース352は、底板が円板形状に形成された有底筒状の部材からなり、その中央部には、接続口352aが設けられている。この接続口352aは、引き込みユニット350が本体ケーシング110に組付けられた状態において、中継用エア管136が接続される部位である。下ケース351と上ケース352とは、それぞれの開口面が向き合うように取り付けられ、これにより内部に空間が形成される。
ボビン353は、下ケース351と上ケース352とによって形成された上記空間内に回転自在に配置されている。上記空間は、エア管160が収容されるエア管収容部355となる。
軸管354は、ボビン353の中央部に固定されており、ボビン353と一体に回転する。軸管354の上部には、上述の上ケース352に設けられた接続口352aに一端が連通する通路が設けられており、この通路の他端は、軸管354の周面から外方に向かって突出して形成された接続口354aに連通している。この接続口354aには、エア管160が接続される。なお、上ケース352と軸管354との間には、気密性を確保するためにOリング等のシール部材358が介装されている。
軸管354の接続口354aに一方の端部が取り付けられたエア管160は、ボビン353の周面に設けられた引き出し口353aからボビン353の外側に向かって引き出されており、引き出された部分が上述のエア管収容部355内においてボビン353の周面に巻き付けられている。そして、エア管160の他方の端部は、下ケース351および上ケース352の外周部の所定位置に設けられたエア管引き出し口357から引き出しユニット350の外部へと引き出されている。
軸管354の接続口352aに対面する部分の端部とは反対側の端部には、上述のハンドル356が固定されている。このハンドル356は、下ケース351および上ケース352に対して回転自在であり、ハンドル356を図中矢印G方向に回転させることにより、軸管354およびボビン353が回転することになる。
次に、エア管160の引き出し/引き込み動作について説明する。図16に示すように、エア管160がエア管収容部355に収容された状態においては、エア管160は、ボビン353に巻き付けられた状態でエア管収容部355に収容される。そして、エア管160を引き出す際には、使用者が本体ケーシング110の外部に設けられたハンドル356を所定方向に回転させるか、あるいは本体ケーシング110引き出されている部分のエア管160を持ってエア管160を引っ張ることにより、ボビン353が図中矢印C1方向に向かって回転し、エア管160がエア管引き出し口157から図中矢印B1方向に向かって送り出される。
図17に示すように、エア管160が可能な限りエア管収容部355から引き出された状態においては、エア管160はボビン353に巻き付けられていない。この状態において、使用者がハンドル356を所定方向(エア管160を引き出す方向とは逆の方向)に回転させることにより、ボビン353が図中矢印C2方向に回転することになり、これに伴ってエア管160がエア管引き出し口357を介して図中矢印B2方向に向かって引き込みユニット350内へと引き込まれ、そしてボビン353によって巻き取られることになる。
以上において説明した如くの引き込みユニット350を備えた血圧計とした場合にも、上述の実施の形態1における血圧計と同様に、引き込みユニット350によってエア管160が引き込みユニット350の内部に設けられたエア管収容部355に容易にかつ確実に収容されることとなるため、エア管160の収容性、特にエア管160の取扱い性に優れたものとなる。また、エア管160が引き込みユニット350によって本体ケーシング110の内部に収容されるため、エア管160が折り曲げられたり、捩じ曲げられたり等することによって破損することも防止可能となる。
さらには、エア管収容部355内においてエア管160がボビン353に巻き付けられた状態でコンパクトに収容されることとなるため、引き込みユニット350が大型化することが防止でき、また比較的簡素な構成で引き込みユニット350を構成することが可能になる。また、ボビン353を用いてエア管160を収容することとなるため、引き出し/引き込み動作も容易に実現することが可能である。
さらには、ハンドル356を含む引き込みユニット350をエア管160を送り出す送出手段としても利用することができるため、さらに取り扱い性に優れた血圧計とすることができる。また、本実施の形態における引き込みユニット350においては、弾性力を利用してエア管160を引き込む構成としていないため、エア管160を引き出して左腕の上腕部に装着した状態においても、テンションが上腕部にかかることがなく、測定精度を高く維持することが可能となり、また使用者に負担をかける心配もない。
(実施の形態4)
図18は、本発明の実施の形態4における血圧計の引き込みユニットの構造およびエア管の引き出し/引き込み動作を説明するための図であり、エア管が引き込みユニットに引き込まれた状態にある場合の引き込みユニットの模式断面図である。なお、本実施の形態における血圧計は、上述の実施の形態3における血圧計と引き込みユニットの構成を除いて同一であり、その説明はここでは繰り返さない。また、引き込みユニットの構成においても大部分は共通するため、その説明は一部省略する。
まず、引き込みユニット450の構造について説明する。図18に示すように、引き込みユニット450は、外殻を構成する下ケース451および上ケース452、巻き付け部材としてのボビン453、軸管454、および駆動手段としてのモータ456を組み立てることによって形成されている。下ケース451と上ケース452とは、それぞれの開口面が向き合うように取り付けられ、これにより内部に空間が形成され、この空間にボビン453が回転自在に配置されている。上記空間は、エア管160が収容されるエア管収容部455となる。軸管454は、ボビン453の中央部に固定されており、ボビン453と一体に回転する。
エア管160は、ボビン453の周面に設けられた引き出し口453aからボビン453の外側に向かって引き出されており、引き出された部分が上述のエア管収容部455内においてボビン453の周面に巻き付けられている。そして、エア管160の他方の端部は、下ケース451および上ケース452の外周部の所定位置に設けられたエア管引き出し口457から引き出しユニット450の外部へと引き出されている。
軸管454の接続口452aに対面する部分の端部とは反対側の端部には、上述のモータ456が取り付けられている。このモータ456は、軸管454を図中矢印H方向に回転駆動し、これによりボビン453を回転させる。なお、モータ456は駆動回路459aによって駆動され、その回転動作は、操作部459cにおける使用者の操作に連動して制御部459bによって制御される。
次に、エア管160の引き出し/引き込み動作について説明する。エア管160を引き込みユニット450から引き出す場合には、使用者が操作部459cを操作することにより、モータ456によって軸管454が所定方向に回転駆動される。これにより、ボビン453が所定方向に回転し、エア管160が引き込みユニット450から送り出される。反対に、エア管160を引き込みユニット450に引き込み場合には、使用者が操作部459cを操作することにより、モータ456によって軸管454が上述の方向とは逆の方向に回転駆動される。これにより、ボビン453が上述の方向とは逆の方向に回転し、エア管160が引き込みユニット450に引き込まれ、ボビン453に巻き取られることになる。
以上において説明した如くの引き込みユニット450を備えた血圧計とした場合にも、上述の実施の形態3における血圧計と同様の効果を得ることができる。また、ハンドルを回転させる操作よりも容易なボタン操作でエア管160の引き出し/引き込み動作を行うことができるため、さらに利便性に優れた血圧計とすることができる。
(実施の形態5)
図19および図20は、本発明の実施の形態5における血圧計の構造およびエア管の引き出し/引き込み動作を説明するための図であり、図19は、エア管が引き込みユニットに引き込まれた状態にある場合の引き込みユニットの模式断面図であり、図20は、エア管が引き込みユニットから引き出された状態にある場合の引き込みユニットの模式断面図である。なお、本実施の形態における血圧計は、上述の実施の形態1における血圧計と引き込みユニットの構成を除いて同一であり、その説明はここでは繰り返さない。
まず、本実施の形態における血圧計の引き込みユニット550の構造について説明する。図19および図20に示すように、本実施の形態における血圧計100においては、本体ケーシング110の後部にエア管160を収容するためのエア管収容部555が設けられ、この部分に引き込みユニット550が配設されている。引き込みユニット550は、開閉カバー111に連動して回転する回転力伝達機構としてのギア551と、このギア551に連動して回転するボビン553とを含む。ボビン553の周面には、エア管160が巻き付けられる。
次に、エア管160の引き出し/引き込み動作について説明する。エア管160を引き出す場合には、図19に示す状態において使用者が開閉カバー111を図20中に示す矢印I方向に開ける。この開閉カバー111の回転動作に伴い、ギア551が図中矢印J方向に回転し、ギア551の回転がボビン553に伝達されてボビン553が図中矢印K方向に回転する。このボビン553の回転に伴い、エア管160が本体ケーシング110に設けられた開口部120から本体ケーシング110の外部へと送り出される。反対に、エア管160を引き込む場合には、使用者が開閉カバー111を閉じる。この開閉カバー111の回転動作に伴い、ギア551が上述の方向逆方向に回転し、ギア551の回転がボビン553に伝達されてボビン553が上述の方向とは反対方向に回転する。このボビン553の回転に伴い、エア管160が本体ケーシング110に設けられた開口部120から本体ケーシング110の内部へと引き込まれ、ボビン453に巻き取られることになる。
以上において説明した如くの引き込みユニット550を備えた血圧計とすることにより、引き込みユニット550によってエア管160が引き込みユニット550が配設されたエア管収容部555に容易にかつ確実に収容されることとなるため、エア管160の収容性、特にエア管160の取扱い性に優れたものとなる。また、エア管160が引き込みユニット150によって本体ケーシング110の内部に収容されるため、エア管160が折り曲げられたり、捩じ曲げられたり等することによって破損することも防止可能となる。本実施の形態における血圧計100においては、開閉カバー111の開閉動作に連動してエア管160の引き出し/引き込み動作が行なわれるようになるため、さらに取扱い性に優れたものとなる。
(実施の形態6)
図21および図22は、本発明の実施の形態における血圧計の構造およびエア管の引き出し/引き込み動作を説明するための図である。図21は、エア管が引き込みユニットに引き込まれた状態にある場合の図であり、図21(A)は上面図であり、図21(B)は、図21(A)中に示すXXIB−XXIB線に沿った断面図である。また、図22は、エア管が引き込みユニットから引き出された状態にある場合の図であり、図22(A)は上面図であり、図22(B)は、図22(A)中に示すXXIIB−XXIIB線に沿った断面図である。なお、本実施の形態における血圧計は、上述の実施の形態3における血圧計と引き込みユニットの構成を除いて同一であり、その説明はここでは繰り返さない。
まず、本実施の形態における血圧計の引き込みユニット650の構造について説明する。図21および図22に示すように、本実施の形態における血圧計100においては、本体ケーシング110の左側の側部にエア管160を収容するためのエア管収容部655が設けられ、この部分に引き込みユニット650が配設されている。引き込みユニット650は、エア管160を引っ掛け可能な引っ掛け部651,652を備えている。このうち引っ掛け部651は、移動不能に本体ケーシング110に固定されており、引っ掛け部652は、本体ケーシング110の壁面に前後方向に延びるように設けられたスリット119内を移動可能に取り付けられている。引っ掛け部652は、本体ケーシング110の壁部から突出するように配設されたスライドレバー653に固定されており、スライドレバー653を前後方向にスライドさせることにより、引っ掛け部652が本体ケーシング110の前後方向にスライドする。
次に、エア管160の引き出し/引き込み動作について説明する。エア管160を引き出す場合には、図21に示す状態において使用者がスライドレバー653を本体ケーシングの前方に向かって(図22に示す矢印L方向に向かって)スライド移動させる。このスライドレバー653の移動動作に伴い、引っ掛け部652が図中矢印L方向に向かって移動し、エア管収容部655に蛇行状に収容されていたエア管を引き出すことが可能になる。反対に、エア管160を引き込む場合には、使用者が使用者がスライドレバー653を上述の方向とは反対の方向にスライド移動させる。このスライドレバー653の移動動作に伴い、引っ掛け部652が上述の方向とは反対の方向に向かって移動し、エア管160をエア管収容部655内に引き込み、蛇行状に収容する。
以上において説明した如くの引き込みユニット650を備えた血圧計とすることにより、引き込みユニット650によってエア管160が引き込みユニット650が配設されたエア管収容部655に容易にかつ確実に収容されることとなるため、エア管160の収容性、特にエア管160の取扱い性に優れたものとなる。また、エア管160が引き込みユニット150によって本体ケーシング110の内部に収容されるため、エア管160が折り曲げられたり、捩じ曲げられたり等することによって破損することも防止可能となる。本実施の形態における血圧計100においては、スライドレバー653のスライド動作によってエア管160の引き出し/引き込みが可能となるため、簡便な操作によってエア管の出し入れが可能になる。
なお、本実施の形態における血圧計100においては、使用者がエア管160を持って引っ張ることによりエア管160が本体ケーシング110の外部に送り出されるように構成した場合を例示して説明を行なったが、これに代え、別途、本体ケーシング110に、エア管160を案内して所定の方向へと導く案内手段を設けることとしてもよい。その場合に、スライドレバー356のスライド動作に連動して上記案内手段が作動するように構成すれば、上記スライドレバー653のスライド移動に連動してエア管160が本体ケーシング110の外部に自動で送り出されるようにすることができる。なお、案内手段としては、エア管160を両側から挟み込んで所定方向に案内する駆動ローラおよび従動ローラ対などを利用することが可能である。
(実施の形態7)
図23は、本発明の実施の形態7における血圧計の外観を示す斜視図であり、開閉カバーを開いた状態においてカフを本体ケーシングから取り出した状態を示す斜視図である。なお、本実施の形態における血圧計は、上述の実施の形態1における血圧計と引き込みユニットの構成を除いて同一であり、引き込みユニットに関する部分以外の説明はここでは繰り返さない。
図23に示すように、本実施の形態における血圧計100においては、引き込み手段である引き込みユニット750が、本体ケーシング110の外部に設けられ、具体的にはエア管160の途中位置に設けられている。この引き込みユニット750は、血圧計の非使用時において、カフ170と一緒に本体ケーシング110の前部に設けられたカフ収容部118に収容される。
図24および図25は、本実施の形態における血圧計の引き込みユニットの構造およびエア管の引き出し/引き込み動作を説明するための図である。図24は、エア管が引き込みユニットに引き込まれた状態にある場合を示す図であり、図24(A)は、引き込みの断面図であり、図24(B)は、引き込みユニットの側面図である。また、図25は、エア管が引き込みユニットから引き出された状態にある場合を示す図であり、図25(A)は、引き込みユニットの断面図であり、図25(B)は、引き込みユニットの側面図である。
まず、図24および図25を参照して、引き込みユニット750の構造について説明する。図24および図25に示すように、引き込みユニット750は、外殻を構成するケース751、巻き付け部材としてのボビン753、および弾性部材としての渦巻きバネ756を組み立てることによって形成されている。
ケース751は、2枚の略矩形の板状部材を平行に配置するとともにこれら2枚の板状部材を連結する支柱を設けることにより、内部に空間が形成されるように構成されている。この空間は、エア管160が収容されるエア管収容部755Aとなる。また、ケース751の中央部には、一方の板状部材から他方の板状部材に向けて突出する軸部751aが設けられている。ボビン753は、上記2枚の板状部材の間に形成された空間内に回転自在に配置されており、その内部にバネ収容室755Bを有している。バネ収容室755Bには、渦巻きバネ756が収容されている。
ボビン753の内部には孔が穿たれており、この孔にはエア管160が挿通されている。これにより、ボビン753の周面の相対する位置からエア管160が引き出される。ボビンか753から引き出されたエア管160の一方の端部は、本体ケーシング110に設けられた膨縮手段に接続されており、他方の端部は、カフ170に内包された空気袋151に接続されている。
ケース751の一方の板状部材には、円板状の歯板757が取り付けられている。この歯板757は、図示しないバネ等の弾性部材により、上述のケース751に向けて押圧付勢されている。歯板757の中央部には、摘み757aが設けられている。ケース751の歯板757が取り付けられた板状部材の所定位置には、エア管固定手段としてのストッパ758が設けられている。このストッパ758は、歯板757の外周面に設けられた歯に噛合することにより、歯板757の回転を一方向において制限する。なお、上述のボビン753には、歯板757に向けて突出する断面十字形状の回転伝達部753aが設けられており、その先端は歯板757の略中央部に設けられた十字溝に噛み合っている。したがって、ストッパ758は、歯板757を介してボビン753を一方向に回転不能に固定しており、これによりエア管160を間接的に固定している。
渦巻きバネ756は、上述のバネ収容室755B内に収容されており、一端がケース751の軸部751aに固定されており、他端がボビン753の内周面の所定位置に固定されている。
次に、エア管160の引き出し/引き込み動作について説明する。図24に示すように、エア管160がエア管収容部755Aに収容された状態においては、エア管160は、ボビン753に巻き付けられた状態でエア管収容部755Aに収容される。この状態において、渦巻きバネ756には外力が加わっておらず、渦巻きバネ756はほぼ自由状態にある。そして、エア管160を引き出す際には、使用者が引き込みユニット750から相対する方向に向かって引き出されているエア管160を把持して外側に引っ張ることにより、エア管160が図中矢印M1,M2方向に引っ張られ、これによりボビン753が図中矢印N1方向に向かって回転し、エア管160が引き込みユニット750の外部へ送り出される。なお、この際のボビン753の回転方向は、上述のストッパ758によってボビン753の回転が制限される方向とは反対方向であり、ボビン753の回転が制限されることなくエア管160を引き出すことが可能である。
ボビン753の回転に伴い、ボビン753の内周面にその一端が固定された渦巻きバネ756にも回転方向に力が加わり、この力によって渦巻きバネ756が弾性変形することになる。この弾性変形に伴い、渦巻きバネ756には復元力が生じることになるが、上述のストッパ758の存在により、エア管160は引き込みユニット750から所望の量だけ引き出された状態で固定されることになる。
図25に示すように、エア管160が可能な限りエア管収容部755Aから引き出された状態においては、エア管160はボビン753に巻き付けられておらず、渦巻きバネ756には上述の復元力が生じている。この状態において、使用者が、図25(A)に示すように歯板757の摘み757aを摘んで図中矢印O方向に引っ張ることにより、歯板757に設けられた十字溝とボビン753の断面十字形状の回転伝達部753aとの噛み合わせが解除され、渦巻きバネ756が有している復元力によってボビン753が図25(B)中の矢印N2方向に向かって回転し、これに伴ってエア管160が図中矢印M1,M2方向に引き込まれる。引き込まれたエア管160は、引き込みユニット750内においてボビン753によって巻き取られる。
以上において説明したように、本実施の形態における血圧計100にあっては、引き込みユニット750によってエア管160が引き込みユニット750の内部に設けられたエア管収容部755Aに容易にかつ確実に収容されることとなるため、エア管160の収容性、特にエア管160の取扱い性に優れたものとなる。また、エア管160が引き込みユニット750内に収容されるため、エア管160が折り曲げられたり、捩じ曲げられたり等することによって破損することも防止可能となる。
さらには、エア管収容部755A内においてエア管160がボビン753に巻き付けられた状態でコンパクトに収容されることとなるため、引き込みユニット750が大型化することが防止でき、また比較的簡素な構成で引き込みユニット750を構成することが可能になる。また、ボビン753を用いてエア管160を収容することとなるため、引き出し/引き込み動作も容易に実現することが可能である。
さらには、渦巻きバネ756の弾性力を利用してエア管160の引き込みが行えるようになるため、エア管160の取扱い性に優れた血圧計とすることができる。また、エア管固定手段としてのストッパ758によってエア管160が任意の長さに調節された状態で固定することができるため、利便性に優れた血圧測定装置とすることができる。また、エア管160を引き出して左腕の上腕部に装着した状態においても、エア管固定手段によって渦巻きバネ756の復元力が上腕部にかかることも防止されるため、測定精度を高く維持することが可能となり、また使用者に負担をかける心配もない。
上述の実施の形態1ないし7においては、オシロメトリック方式の血圧計を例示して説明を行なったが、当然にコロトコフ法を採用した血圧計にも適用可能である。その場合には、本体ケーシングとカフとを接続するように設けられる信号線を上述のエア管と一体に複合線として構成してもよいし、それぞれを別々に構成してもよい。
また、上述の実施の形態1に示したエア管固定手段は、エア管に摩擦力を働かせてエア管を固定するように構成したものであるが、この他にもボビンの回転を段階的に固定するラッチ機構を引き込みユニットに設けることでエア管を固定するように構成することも可能である。
このように、今回開示した上記各実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明の実施の形態1における血圧計の外観を示す図であり、開閉カバーを閉じた状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における血圧計の外観を示す図であり、開閉カバーを開いた状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における血圧計の外観を示す図であり、開閉カバーを開いた状態においてカフを本体ケーシングから取り出した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における血圧計の底面図である。 本発明の実施の形態1における血圧計の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における血圧計の血圧測定処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における血圧計の内部構造を示す模式断面図である。 本発明の実施の形態1における血圧計において、エア管が引き込みユニットに引き込まれた状態を示す図である。 本発明の実施の形態1における血圧計において、エア管が引き込みユニットから引き出された状態を示す図である。 本発明の実施の形態1における血圧計のエア管の固定構造を示す図である。 本発明の実施の形態1における血圧計において、本体ケーシングに設けられたエア管引き出しのための開口部の形成位置を説明するための血圧計の上面図である。 本発明の実施の形態1における血圧計のエア管の接続構造を説明するための図である。 本発明の実施の形態2における血圧計において、エア管が引き込みユニットに引き込まれた状態を示す図である。 本発明の実施の形態2における血圧計において、エア管が引き込みユニットに引き出された状態を示す図である。 本発明の実施の形態3における血圧計の外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3における血圧計において、エア管が引き込みユニットに引き込まれた状態を示す図である。 本発明の実施の形態3における血圧計において、エア管が引き込みユニットから引き出された状態を示す図である。 本発明の実施の形態4における血圧計の引き込みユニットの模式断面図である。 本発明の実施の形態5における血圧計において、エア管が引き込みユニットに引き込まれた状態を示す図である。 本発明の実施の形態5における血圧計において、エア管が引き込みユニットから引き出された状態を示す図である。 本発明の実施の形態6における血圧計において、エア管が引き込みユニットに引き込まれた状態を示す図である。 本発明の実施の形態6における血圧計において、エア管が引き込みユニットから引き出された状態を示す図である。 本発明の実施の形態7における血圧計の外観を示す図であり、開閉カバーを開いた状態においてカフを本体ケーシングから取り出した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態7における血圧計において、エア管が引き込みユニットに引き込まれた状態を示す図である。 本発明の実施の形態7における血圧計において、エア管が引き込みユニットから引き出された状態を示す図である。
符号の説明
100 血圧計、110 本体ケーシング、110a 隔壁、111 開閉カバー、112 ヒンジ、113 開閉ボタン、114 表示部、114a 表示部支持枠、115 操作部、116 脚部、116a ゴム部材、118 カフ収容部、119 スリット、120 開口部、121 回路基板、123 メモリ部、124 弁、124 電源部、125 発振回路、126 ポンプ駆動回路、127 弁駆動回路、131 血圧測定用エア系、132 圧力センサ、133 膨縮手段、134 ポンプ、135 弁、136 中継用エア管、140 ロック解除ボタン、140a 後方端、141 ロック部材、141a ロック部、142 バネ、144 内側枠体、150 引き込みユニット、151 下ケース、151a 係止部、152 上ケース、152a 接続口、153a 引き出し口、154 軸管、154a 接続口、155A エア管収容部、155B バネ収容部、156 渦巻きバネ、157 引き出し口、158 シール部材、160 エア管、161 本体ケーシング側エア管、162 カフ側エア管、163 コネクタ、163A 第1コネクタ部材、163B 第2コネクタ部材、163a,163b 突起部、170 カフ、171 空気袋、190 ボビン、191 ACアダプタ、250 引き込みユニット、251 ケース、251a 接続口、251b 引き出し口、252a〜252d ガイド軸、253a〜253d ガイドロール、254a〜254d コイルバネ、255 エア管収容部、350 引き込みユニット、351 下ケース、351a 係止部、352 上ケース、352a 接続口、353 ボビン、353a 引き出し口、354 軸管、354a 接続口、355 エア管収容部、356 ハンドル、357 引き出し口、358 シール部材、450 引き込みユニット、451 下ケース、452 上ケース、452a 接続口、453 ボビン、453a 引き出し口、454 軸管、455 エア管収容部、456 モータ、457 引き出し口、459a 駆動回路、459b 制御部、459c 操作部、550 引き込みユニット、551 ギア、553 ボビン、555 エア管収容部、650 引き込みユニット、651,652 引っ掛け部、653 スライドレバー、655 エア管収容部、750 引き込みユニット、751 ケース、751a 軸部、753 ボビン、753a 回転伝達部、755A エア管収容部、755B バネ収容室、756 渦巻きバネ、757 ストッパ、757 歯板。

Claims (11)

  1. 膨縮可能な流体袋を有するカフと、
    前記流体袋を膨縮させる膨縮手段が内部に配設された本体ケーシングと、
    前記流体袋と前記膨縮手段とを接続する可撓性の接続管と、
    前記本体ケーシングから引き出されている前記接続管を、前記本体ケーシングの内部に設けられた接続管収容部に引き込み可能な引き込み手段とを備え
    前記本体ケーシングは、前記接続管を引き出すための開口部を有し、
    前記接続管は、一端が前記流体袋に接続されたカフ側管部と、一端が前記膨縮手段に接続された本体ケーシング側管部と、前記カフ側管部の他端と前記本体ケーシング側管部の他端とを接続するコネクタとを含み、
    前記コネクタは、前記開口部の周縁に当接することによって前記接続管がそれ以上前記本体ケーシングの内部に引き込まれないようにするためのストッパ部を構成し、これにより前記引き込み手段によって前記接続管が可能な限り前記接続管収容部に収容された状態において、前記カフ側管部が前記本体ケーシングの外部に位置するように構成され、
    前記カフ側管部の他端は、前記コネクタに挿抜可能に接続され、
    前記本体ケーシング側管部の他端は、前記コネクタに強固に固定されている、血圧計測装置。
  2. 前記コネクタは、前記カフ側管部の他端が接続される第1接続口および前記本体ケーシング側管部の他端が接続される第2接続口が設けられた第1コネクタ部材と、前記第1コネクタ部材の前記第2接続口に取り付けられる第2コネクタ部材とを含み、
    前記第1接続口の周囲には、前記カフ側管部の抜け防止のための第1突起部が設けられ、
    前記第2接続口の周囲には、前記本体ケーシング側管部の抜け防止のための第2突起部が設けられ、
    前記第2コネクタ部材の内側には、前記本体ケーシング側管部の抜け防止のための第3突起部が設けられ、
    前記カフ側管部は、前記第1接続口に接続された状態において、前記第1突起部のみによって固定され、
    前記本体ケーシング側管部は、前記第2接続口に接続された状態において、前記第2突起部と前記第3突起部とによって挟み込まれて固定されている、請求項1に記載の血圧計測装置。
  3. 前記引き込み手段は、前記接続管収容部に引き込まれた前記接続管が巻き付けられる巻き付け部材を有している、請求項1または2に記載の血圧計測装置。
  4. 前記引き込み手段は、前記巻き付け部材に連結された弾性部材を有し、
    前記弾性部材の弾性力によって前記巻き付け部材が回転駆動され、これにより前記接続管が前記接続管収容部に引き込まれる、請求項に記載の血圧計測装置。
  5. 前記引き込み手段は、前記巻き付け部材に連結された駆動手段を有し、
    前記駆動手段の駆動力によって前記巻き付け部材が回転駆動され、これにより前記接続管が前記接続管収容部に引き込まれる、請求項に記載の血圧計測装置。
  6. 前記引き込み手段は、前記巻き付け部材に連結された回転操作部を有し、
    前記回転操作部の回転動作に伴って前記巻き付け部材が回転駆動され、これにより前記接続管が前記接続管収容部に引き込まれる、請求項に記載の血圧計測装置。
  7. 前記本体ケーシングは、前記カフを収容するためのカフ収容部と、前記カフ収容部を覆うように取り付けられた回動式の開閉カバーとを有し、
    前記引き込み手段は、前記開閉カバーの回動動作に伴って生じる回転力を前記巻き付け部材に伝達する回転力伝達機構を有し、
    前記開閉カバーの回動動作に伴って前記巻き付け部材が回転駆動され、これにより前記接続管が前記接続管収容部に引き込まれる、請求項に記載の血圧計測装置。
  8. 前記引き込み手段は、前記接続管収容部に引き込まれた前記接続管を蛇行状に収容する収容手段を有している、請求項1または2に記載の血圧計測装置。
  9. 前記引き込み手段は、弾性部材を含み、
    前記弾性部材の弾性力によって前記接続管が前記接続管収容部に引き込まれる、請求項1または2に記載の血圧計測装置。
  10. 前記引き込み手段は、駆動手段を含み、
    前記駆動手段の駆動力によって前記接続管が前記接続管収容部に引き込まれる、請求項1または2に記載の血圧計測装置。
  11. 前記開口部が、前記本体ケーシングの前方側に向かって開口している、請求項1または2に記載の血圧計測装置。
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