JP4687261B2 - ディスク駆動装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば光ディスク等のディスク状記録媒体に対する信号の記録や再生を行なうことが可能なディスク駆動装置及び電子機器に関する。
従来から、ディスク状の記録媒体としては、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)といった光ディスクや、MD(Mini Disk)等の光磁気ディスクが知られており、これらのディスクや、当該ディスクを収納したディスクカートリッジ等に対応した各種のディスク駆動装置が提供されている。そのうちCD、DVDなどカートリッジを用いないタイプのディスクは、カートリッジが無いが故に低価格であり、駆動装置も薄型化や低コスト化が容易なため、最も普及している。
このような、カートリッジを用いないタイプディスク駆動装置には、筐体に設けられた蓋や扉を開放し、そこから臨むターンテーブルにディスクを直接装着するタイプ(いわゆるクラムシェルタイプ)、筐体から水平方向に出し入れされるディスクトレイにディスクを載置することで、ディスクトレイが筐体内へ引き込まれた際にディスクが筐体内のターンテーブルに自動的に装着されるタイプ、或いはこのディスクトレイにターンテーブルが一体的に設けられ、ディスクトレイが筐体外へ引き出された際にターンテーブルへディスクを直接装着するタイプ(いわゆるトレイタイプ)、筐体の前面に設けられたディスクスロットからディスクを挿入するだけでディスクが自動的にターンテーブルへ装着されるタイプ(いわゆるスロットインタイプ)が存在する。
ところで、近年これらのディスク駆動装置においては、高速化、大容量化が求められているが、ディスクの回転が高速化すると、ディスク駆動装置内部の一部に気圧の低い部分が発生し、装置外部の浮遊塵埃に飛んだ外気を吸引してしまい、装置内部やディスク表面に当該塵埃が付着してしまうという問題があった。
また、大容量化を意図したディスクは、各ビットが小面積であること、及びディスク表面のレーザースポット径も小面積であることから、ディスク表面の塵埃が従来以上に信号品質に対して影響を及ぼし易く、エラーの直接的な原因となるという問題もあった。
このようなディスクへの塵埃の付着を防止する技術としては、例えばディスクを内蔵したディスクカートリッジにおいて、当該ディスクカートリッジ内のディスクがディスク駆動装置内で回転駆動するのに伴って装置内の空気がカートリッジ内に吸入される空気吸入通路を一箇所以上形成し、当該空気吸入通路内に集塵用フィルターを配置したものが存在する(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−48535号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術においては、カートリッジの使用を前提としており、カートリッジ内の機構により塵埃の付着防止を実現しているため、カートリッジを用いないCD、DVD、BD(Blu-ray Disk)などへのディスクに対する塵埃を防止しようとしてもそのまま適用することができない。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、カートリッジを用いないリムーバブルディスクに対する塵埃の吸引及びディスクに対する塵埃の付着を防止することで、塵埃を起因としたエラーレートの悪化を防止することが可能なディスク駆動装置及びそのようなディスク駆動装置を搭載した電子機器を提供することにある。
上述の課題を解決するため、本発明の主たる観点に係るディスク駆動装置は、ディスク状の記録媒体を回転駆動しながら当該記録媒体に記録された信号を再生可能な再生機構と、前記再生機構を内蔵する筐体と、第1の集塵フィルターを有し、前記筐体の上面及び底面のうち少なくとも一方に設けられ、前記第1の集塵フィルターを介して前記記録媒体の回転駆動時に当該記録媒体の記録面に略垂直な方向から前記筐体内に気体を導入して、前記筐体内の前記記録媒体周縁部を陽圧とするための気体導入部とを具備する。
ここで上記ディスク状の記録媒体とは例えばCD、DVD、BD等の光ディスクである。また気体とは例えば空気である。この構成によれば、上記記録媒体の回転駆動により記録媒体の回転の中心近傍が負圧となることによって上記気体導入部から筐体外の気体が筐体内へ導入されるとともに、上記第1の集塵フィルターによって当該気体に含まれる塵埃が吸着される。更に、記録媒体の回転駆動により生じた旋回流の遠心力により、筐体内に導入された気体が記録媒体の周縁部へ流れ、当該周縁部は陽圧となる。一般的に、ディスク駆動装置の構造上、筐体が2つのケースを上下に組み合わせて形成される等の理由により、筐体に意図しない微細な隙間が生じやすいのは記録媒体の周縁部近傍であるため、その領域を陽圧とすることによって、当該微細な隙間から塵埃を含む気体が流入するのを防ぐことができる。
上記ディスク駆動装置において、前記気体導入部は、前記筐体上面又は筐体底面の裏側に設けられ、前記第1の集塵フィルターが収容される第1の集塵フィルター室と、前記筐体の上面又は底面に設けられ、前記第1の集塵フィルター室と筐体外とを連通させるための第1の開口部と、当該第1の集塵フィルター室の、前記第1の集塵フィルターに対して前記第1の開口部と反対側に、前記第1の集塵フィルターに覆われるように設けられ、当該第1の集塵フィルター室と前記筐体内とを連通させるための第2の開口部とを有していてもよい。これにより、上記第1の開口部から第1の集塵フィルター室へ導入され、第1の集塵フィルターによって塵埃を除去された上で、第2の開口部から筐体内へ導入される。すなわち、筐体内へ導入される気体中の塵埃は全て当該第1の集塵フィルター室において浄化されることとなる。
上記ディスク駆動装置において、前記再生機構は、前記記録媒体を装着する装着部と、当該装着された記録媒体を回転駆動するスピンドルモータ部と、前記回転駆動される記録媒体に記録された信号を再生可能なピックアップ機構とを有し、前記第1の集塵フィルター室は、前記筐体上面であって前記装着部の略垂直方向に設けられていてもよい。記録媒体の回転駆動により、記録媒体が装着される装着部近傍が負圧となる領域であるため、当該負圧領域の直上に第1のフィルター室を設けることで、より効率良く筐体外から気体を導入して、筐体内の記録媒体周縁部近傍を陽圧とすることができる。
上記ディスク駆動装置は、前記筐体内に設けられ、第2の集塵フィルターが収容される第2の集塵フィルター室と、前記第2の集塵フィルター室に設けられ、前記再生機構による前記記録媒体の回転駆動により前記筐体内で生じた旋回気流を導入する導入口と、前記第2の集塵フィルター室に設けられ、当該導入口から導入された前記旋回気流を前記筐体内へ排出させる排出口とを更に具備していてもよい。これにより、記録媒体の回転駆動によって生じた旋回気流に仮に塵埃が含まれていたとしても、当該旋回気流が当該第2の集塵フィルター室を何度も通過することで当該塵埃が指数的に除去されるため、筐体内の気体をより浄化することができる。
上記ディスク駆動装置において、前記第1の集塵フィルターは第1の濾過効率及び第1の圧力損失を有し、前記第2の集塵フィルターは前記第1の濾過効率よりも低い第2の濾過効率及び前記第1の圧力損失よりも低い第2の圧力損失を有していてもよい。第1の集塵フィルターとしては、例えば多数の超微細な孔を有する薄膜状のゴアテックス(登録商標)フィルターが用いられ、濾過効率は例えば流速が5cm/secで95%以上である。また第2の集塵フィルターとしては、例えば帯電させたポリプロピレン綿を用いたエレクトレットタイプのフィルターが用いられ、濾過効率は例えば流速が5cm/secで40%程度、圧力損失は例えば流速3.2m/minで12.25Pa程度である。第1の集塵フィルターは筐体外の気体が一度通過するだけであるため、濾過効率及び圧力損失を高くすることで、塵埃を確実に吸着し、かつ、筐体内の意図しない微細な隙間から気体が流出するのを防いで記録媒体周縁部の陽圧を維持することができる。また第2の集塵フィルターは、上記第1のフィルターを通過した清浄な気体の旋回気流が何度も通過するため、濾過効率が比較的低くても圧力損失も低くすることで循環効率を高めることができる。
上記ディスク駆動装置は、前記筐体の側面に設けられ、前記記録媒体を挿入及び排出するためのスロットと、前記筐体内の前記ピックアップ機構の上方に設けられ、前記スロット側と前記装着部側との間で前記記録媒体を搬送する搬送機構と、前記第1の集塵フィルター室から前記装着部方向へ突出するように設けられ、前記搬送機構により搬送された前記記録媒体の前記装着部への装着時に当該記録媒体と当接して当該記録媒体の装着を補助するための突出部とを更に具備していてもよい。当該突出部は、第1の集塵フィルター室から一体的に形成してもよいし、突出部を別部材として第1の集塵フィルター室に例えば接着やネジ止め等により設けてもよい。当該ディスク駆動装置はいわゆるスロットインタイプのディスク駆動装置であり、上記スロットから挿入されたディスクが上記装着位置まで搬送された後に、上記ピックアップ機構を筐体内の上方へ移動させることで当該装着部へディスクを装着する。上記突出部は当該装着時に記録媒体を上方から抑えて装着しやすくするためのものであるが、このような突出部を設ける必要のあるいわゆるスロットインタイプのディスク駆動装置においても、当該突出部を上記第1の集塵フィルター室と一体的に設けることで、記録媒体への塵埃の付着を防止することが可能となる。
本発明の他の観点に係る電子機器は、ディスク状の記録媒体を回転駆動しながら当該記録媒体に記録された信号を再生可能な再生機構と、前記再生機構を内蔵する筐体と、第1の集塵フィルターを有し、前記筐体の上面及び底面のうち少なくとも一方に設けられ、前記第1の集塵フィルターを介して前記記録媒体の回転駆動時に当該記録媒体の記録面に略垂直な方向から前記筐体内に気体を導入して、前記筐体内の前記記録媒体周縁部を陽圧とするための気体導入部とを有するディスク駆動装置と、前記ディスク駆動装置の駆動を制御する制御部とを具備する。
上記電子機器としては、コンピュータ(PCの場合、ラップトップ型であっても、デスクトップ型であってもよい。)、PDA(Personal Digital Assistance)、電子辞書、カメラ、ディスプレイ装置、オーディオ/ビジュアル機器、携帯電話、ゲーム機器、カーナビゲーション機器、ロボット機器、その他の電化製品等が挙げられる。制御部とは、ユーザからの操作入力等に基づいて少なくとも上記ディスク駆動装置に対して信号を生成して送るものであり、例えばCPUである。
本発明によれば、カートリッジを用いないリムーバブルディスクに対する塵埃の吸引及びディスクに対する塵埃の付着を防止することで、塵埃を起因としたエラーレートの悪化を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る、いわゆるクラムシェルタイプのディスク駆動装置100のうち、上ケース2を取り外した場合の平面図であり、図2は、図1に示すディスク駆動装置100の上ケース2の開放途中におけるA−A方向の略式断面図であり、図3は図2に示す陽圧フィルター9及び陽圧フィルター室6の位置関係を示した平面図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係るディスク駆動装置100の筐体1は、上ケース2、下ケース3と、それらを回動可能かつ開閉可能に結合する蝶番4、上下ケースを閉じる際に両者を係合させてロックするためのロック爪5を有する。
筐体1の内部には、ピックアップユニット10が組み込まれている。当該ピックアップユニット10は、光ディスク20が装着されるディスク装着部12と、当該ディスク装着部12に装着された光ディスク20を回転駆動するスピンドルモータ11と、当該スピンドルモータ11により回転駆動される光ディスク20に対して信号の書き込み又は読み出しを行うピックアップ機構14と、当該ピックアップ機構14を光ディスク20の半径方向に送り動作させるピックアップ送り機構13とを有し、これらがベースプレート15に一体的に設けられている。当該ピックアップユニット10は、下ケース3の底面部においてディスク装着部12が略中央に位置するように配置されている。ディスク装着部12は、光ディスク20の中心孔に係合して光ディスク20の中心孔の周囲を係止する複数の係止爪12aを有する。
ピックアップ機構14は、光源となる半導体レーザ(図示せず)から出射された光ビームを対物レンズ14aにより集光させて光ディスク20の信号記録面に照射し、当該信号記録面で反射された戻りの光ビームを受光素子等からなる光検出器により検出する光学ブロックを有し、光ディスク20に対する信号の書き込み又は読み出しを行うようになされている。
また、図示しないが、このピックアップユニット10は、対物レンズ14aを光軸方向(フォーカシング方向という。)と、光ディスク20の記録トラックと直交する方向(トラッキング方向という。)とに変位駆動する2軸アクチュエータ等の対物レンズ駆動機構を有し、光ディスク2からの検出信号に基づいて、この2軸アクチュエータにより対物レンズ14aをフォーカシング方向及びトラッキング方向に変位させながら、光ディスク20の信号記録面上に対物レンズ14aの焦点を合わせるフォーカスサーボや、対物レンズ14aにより集光される光ビームのスポットを記録トラックに追従させるトラッキングサーボ等の駆動制御を行うようになされている。なお、対物レンズ駆動機構としては、このようなフォーカシング制御及びトラッキング制御に加えて、対物レンズ14aにより集光された光ビームを光ディスク20の信号記録面に垂直に照射させるように、光ディスク20の信号記録面に対する対物レンズ14aの傾き(スキュー)を調整可能とする3軸アクチュエータを用いてもよい。
ピックアップ送り機構13は、ピックアップ機構14を光ディスク2の半径方向にスライド可能に支持する一対のガイド軸30a及び30bを有し、これら一対のガイド軸13a及び13bに支持されたピックアップ機構14を光ディスク20の半径方向に変位駆動させる。
なお、下ケース3の底面部には、ディスク駆動装置100の駆動を制御する図示を省略した駆動制御回路を構成するICチップ等の電子部品や、各部の電気的な接続を図るためのコネクタ、各部の動作を検出するための後述する検出スイッチ等が配置された回路基板が取り付けられている。
図2及び図3に示すように、上ケース2の内部であって上記ディスク装着部12の略垂直方向には陽圧フィルター室6が設けられている。上ケース2の上面には、当該陽圧フィルター室6と筐体1の外部とを連通させるための第1の開口部7が設けられ、陽圧フィルター室6の内部には、筐体1内を陽圧とするための陽圧フィルター9が例えば貼付により取り付けられている。また陽圧フィルター室6の、当該陽圧フィルター9に対して上記第1の開口部7と反対側には、当該陽圧フィルター9に覆われるように第2の開口部が設けられ、陽圧フィルター室6と筐体1内部とを連通させている。
陽圧フィルター9は例えば、平面方向から見てディスク装着部12に装着される光ディスク20と同心円となるような円形に形成され、陽圧フィルター室6も当該形状に合わせて設計される。陽圧フィルター9の形状は、ディスク駆動装置100の薄型化を図る場合には、光ディスク20とのクリアランスを考慮すると上記円形状が好ましいが、クリアランスに余裕があり、陽圧フィルター9の作成時(打ち抜き時)のコストを考慮すると、無駄になる(捨てる)部分が少ない方形が好ましい。その他にも、ディスク駆動装置内部の構造に合わせて、多角形状としたり、方形のアスペクト比を変更したりすることができる。
陽圧フィルター9の材質としては、例えば、濾過効率が高いものの圧力損失も高い特徴を持つ、ゴアテックス(登録商標)フィルター等が好ましい。これは、後述するが、陽圧フィルター9が、塵埃を含む外気を一度だけ通過させて塵埃を除去した上で筐体1内部の陽圧を維持するためのものであるからである。この場合の陽圧フィルター9の濾過効率は例えば流速が5cm/secで95%以上である


また、濾過効率及び圧力損失が高い陽圧フィルター9の目詰まりを防止し、必要な外気を十分吸引できるようにするため、陽圧フィルター9の面積は可能な限り大きくなるように設計されるのが好ましく、またそれに合わせて陽圧フィルター室6及び第2の開口部8の平面方向の面積も可能な限り大きく設計されるのが好ましい。
図1から図3に示すように、下ケース3内部の、光ディスク20の外周よりも外側であって、例えば左下隅部分には、循環フィルター室16が設けられている。循環フィルター室16には循環フィルター19が設けられ、当該循環フィルター19に対して略対称な位置に導入口17及び排出口18が設けられている。光ディスク20の回転駆動時には、当該回転駆動により生じた旋回流が上記導入口17から循環フィルター室16に導入され、循環フィルター19を通過して排出口18から排出され、光ディスク20が回転駆動する間筐体1内を循環する。
循環フィルター19の材質としては、筐体1内の旋回流が繰り返し循環することを考慮して、例えば上記陽圧フィルター9に比べて濾過効率が低いものの圧力損失も低い特徴を持つ、帯電させたポリプロピレン綿を用いたエレクトレットタイプのフィルターが用いられる。この場合の循環フィルター19の濾過効率は例えば流速が5cm/secで40%程度、圧力損失は例えば流速3.2m/minで12.25Pa程度である。
次に、本実施形態におけるディスク駆動装置100の動作について説明する。図4は、光ディスク20の回転駆動時における筐体1内の空気の流れを図1の矢印B方向から模式的に示した断面図である。
同図に示すように、上記ディスク装着部12に装着された光ディスク20がスピンドルモータ11により回転駆動すると、当該光ディスク20の回転に引きずられるように、光ディスク20の回転方向に旋回流が発生する。そうすると、当該旋回流の遠心力により、空気は光ディスク20の外周側へ流れようとするため、光ディスク20の回転中心の近傍(ディスク装着部12の近傍)の領域Aの圧力が低くなるとともに、旋回流そのものの影響により、上ケース2の光ディスク20に対向する面の圧力は低下する(ベルヌイの定理による)。また、上記旋回流が光ディスク20の周縁部近傍の領域Bへ流れることで、当該領域Bは特に陽圧となり、領域A以外の領域は全体として若干の陽圧となる。
上記領域A及び光ディスク20の対向面の圧力が低下することで、陽圧フィルター室6内と領域A側との間に気圧差が生じ、第1の開口部7から外気が取り込まれて、陽圧フィルター室6側から筐体1内の光ディスク20側へ通過する。この時、外気に含まれる塵埃30は上記陽圧フィルター9により除去され、浄化された空気が筐体1内へ取り込まれる。当取り込まれた空気は、上記光ディスク20の回転により特に陽圧となっている上記領域B側へ流れていく。
光ディスク20周縁部の領域Bには、上ケース2と下ケース3との隙間1a等、ディスク駆動装置100の設計上不可避的に生じる意図しない隙間が存在するが、当該領域Bが筐体1の外部と比べて陽圧となっているため、当該隙間1a等の隙間から塵埃が侵入するのを防ぐことができる。また筐体1内の上記領域A以外の部分全体も若干の陽圧となっているため、仮に下ケース3の底面の隙間等、上記隙間1a以外にも隙間があったとしても、当該隙間からの塵埃の侵入を防ぐことができる。
ここで、上記領域A以外の領域の陽圧を保つには、ディスク駆動装置100の、上記第1の開口部7以外の各隙間から空気が逃げる分以上の空気を陽圧フィルター9を通して補給する必要がある。仮に各隙間が過大であると、空気の漏れに陽圧フィルター9からの補給が間に合わなかったり、陽圧フィルター9がすぐに目詰まりしたり、あるいは各隙間から汚れた外気が侵入したりするおそれがあるため、各隙間は最小となるように設計されるのが好ましく、簡素でもシーリングされるのがより好ましい。
ところで、各隙間がシーリングされているディスク駆動装置では、本実施形態のような陽圧フィルター9が無くとも外気の侵入は阻害できるのではないかということが想像されるが、ディスクが回転しているため、装置内部の各部品の影響等により局所的に低圧部が発生するため、かなり頑強にシーリングしても塵埃を含む外気が侵入して装置内部が汚染されてしまう。しかも、頑強な構造のシールは構造が複雑でコストも高いという問題もある。
しかし、本実施形態のように上記領域A以外の部分を陽圧可すれば、局所的な低圧部が存在しないため、シーリングが完璧でなくとも、陽圧可を維持できる程度にまで隙間を抑えることができれば塵埃の侵入を防ぐことができる。
また、陽圧フィルター9により浄化されて筐体1内に取り込まれた空気は旋回流となり、当該旋回流は導入口17から循環フィルター室16内へ導入されて、循環フィルター19を通過した上で排出口18から排出される。光ディスク20が回転している間は筐体1内の空気は常に旋回しているため、仮に上記陽圧フィルター9が補足し切れなかった塵埃があったとしても、当該循環フィルター19を何度も通過することで、筐体1内の空気は指数的に清浄となる。
ところで、ディスク駆動装置100内部の空気は清浄でも、陽圧フィルター9を通して流入する空気と引き換えに上記隙間1aのような各隙間から清浄な空気が多量に排出されると、塵埃量が比較的多い状態で筐体1内の空気が安定してしまうおそれがある。このことからも、ディスク駆動装置100を設計するにあたっては、各隙間から排出される空気量を最小とし、陽圧フィルター9の目的を、外気の導入というよりはむしろ上記領域A以外の領域の陽圧の維持となるようにするべきである。
なお、上記陽圧フィルター9及び循環フィルター19の2つのフィルターのうち、上記循環フィルター19を使用しなくとも、各隙間から排出される空気が少なくなるように各隙間を最小化できれば、塵埃の侵入を大きく阻害できるため、ディスク駆動装置として必要な性能が発揮できるのであれば陽圧フィルター9のみの構成としても構わない。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態においては、ディスク駆動装置として、いわゆるトレイタイプのディスク駆動装置200を適用している。なお、本実施形態において上記第1実施形態と同様の構成となる部分については同様の符号を付し、説明を簡略化又は省略する。
図5は、本実施形態に係るディスク駆動装置200のうち、上ケース2を取り外した場合の平面図であり、図6は、図5に示すディスク駆動装置200の上ケース2のA−A方向の略式断面図であり、図7は図6に示す陽圧フィルター9及び陽圧フィルター室6の位置関係を示した平面図である。
これらの図に示すように、本実施形態におけるディスク駆動装置200の筐体1は、上ケース2と下ケース3とからなり、下ケースの左右両辺に設けられたサイドレール22にはトレイユニット21が当該サイドレール22に沿って図1の矢印B方向へスライド可能に設けられている。当該トレイユニット21にはピックアップユニット10が一体的に設けられており、ユーザが当該トレイユニット21を例えば図示しないイジェクトボタンを押下することによってトレイユニット21が上記矢印B方向へ引き出され、ユーザがディスク装着部12へ光ディスク20を直接装着し、再度イジェクトボタンを押下することで光ディスク20がディスク駆動装置200内へ設置される。
図6及び図7に示すように、上ケース2の内部であって上記ディスク装着部12の略垂直方向には、第1の開口部7、第2の開口部8及び陽圧フィルター9を有する陽圧フィルター室6が設けられている。第1実施形態の場合と異なり、陽圧フィルター室6及び陽圧フィルターの形状は方形となっているが、基本的な機能は同様である。陽圧フィルター9を方形とすることによって、フィルター形成時のコストを抑えることができる。
またトレイユニット21の例えば右下隅部分には、導入口17、排出口18及び循環フィルター19を有する循環フィルター室16が設けられている。当該循環フィルター室16及び循環フィルター19も、設置位置や形状は上記第1実施形態とは異なるが、基本的な機能は同様である。
この構成により、本実施形態のようないわゆるトレイタイプのディスク駆動装置においても、上記第1実施形態と同様に、光ディスク20の回転駆動によって生じた旋回流及び遠心力を利用して陽圧フィルター9を介して外気を筐体1内へ導入し、筐体1内部を陽圧とすることで、隙間1a等の隙間から塵埃が侵入することを防ぐことができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態においては、ディスク駆動装置として、いわゆるスロットインタイプのディスク駆動装置300を適用している。なお、本実施形態において上記第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成となる部分については同様の符号を付し、説明を簡略化又は省略する。
図8は、本実施形態に係るディスク駆動装置200のうち、上ケース2を取り外した場合の平面図であり、図9は、図8に示すディスク駆動装置200の上ケース2のA−A方向の略式断面図であり、図10は図9に示す陽圧フィルター9及び陽圧フィルター室6の位置関係を示した平面図であり、図11は、陽圧フィルター室6の内部を模式的に示した斜視図である。
これらの図に示すように、本実施形態におけるディスク駆動装置300の筐体1は、上ケース2、下ケース3及びフロントパネル31からなり、フロントパネル31には、光ディスク20を挿入及び排出するためのスロット32が設けられている。スロット32には、ディスク駆動装置300の隙間を最小とするためにカーテン又はシャッターのような遮蔽部材37が設けられ、光ディスク20の回転駆動時には当該遮蔽部材37でスロット32が塞がれることが好ましい。また、下ケース3には、上記ピックアップユニット10に加えて、光ディスク20の挿入時及び排出時に当該光ディスク20を上記スロット32とディスク装着部12側との間で搬送するためのディスク搬送機構33が設けられている。
当該ディスク搬送機構33は、ディスク装着部12に対して左右略対称に設けられた一対の第1の回動アーム34、左側の第1の回動アーム34に係合された第2の回動アーム35、左右の第1の回動アームを回動可能に連結するいわゆるパンタグラフ構造の連結アーム36等からなる。第1の回動アーム34は、連結アーム36と連動して図8の左右方向へそれぞれ回動することで、挿入された光ディスクを抱え込むようにしながらディスク装着部12へ搬送し、またディスク装着部12側から光ディスク20を押し出すようにしてスロット側へ搬送することが可能となっている。第2の回動アーム35は、第1の回動アーム34が、挿入された光ディスク20をディスク装着部12側へ引き込む動作を補助する。
なお、本実施形態におけるディスク駆動装置300は、径の異なる例えば12cmの大径ディスク20Aと例えば8cmの小径ディスク20Bの両方のディスクの搬送及び駆動に対応しており、上記第1の回動アーム34は各径の光ディスク20の径に回動幅を合わせて回動することで各径の光ディスク20をディスク駆動装置300内へ引き込み、またディスク駆動装置300外へ排出させることが可能となっている。
また、下ケース3には、ピックアップユニット10を光ディスク20の記録面に対して略垂直方向へ昇降させる図示しない昇降機構が設けられる。上記ディスク搬送機構33によりディスク装着部12まで搬送された光ディスク20は、当該昇降機構によりピックアップユニット10が上昇することで当該ピックアップユニット10に持ち上げられ、一方で上ケース上面の内側面に上方から押さえつけられることで、光ディスク20の中心孔がディスク装着部12の係止爪12aにチャッキングされる。そして、図9から図11に示すように、陽圧フィルター室6の底面部であってディスク装着部12の略垂直方向には、光ディスク20のチャッキング時に上記昇降機構によりピックアップユニット10に持ち上げられた光ディスク20を、上方から抑えて上記チャッキング動作をスムーズに行なわせるための突出部6aが一体的に形成されている。
当該突出部6aは、図10及び図11に示すように、陽圧フィルター室6の底面で梁部6bに支えられるように設けられており、第2の開口部8は、当該突出部6a及び梁部6bにより4つの扇形に分割されるように形成されている。また、陽圧フィルター9は円形であり、当該第2の開口部8を、突出部6a及び梁部6bと共に上方から覆うように設けられている。なお、突出部6aは、陽圧フィルター室6から一体的に形成せずに、例えばマグネットチャックのための鉄板を陽圧フィルター室6の底面へ例えば接着することで構成してもかまわない。
なお、本実施形態におけるスロットインタイプのディスク駆動装置300では、上記ディスク搬送機構33等、構成部材が複雑であり、また薄型化を意図していることからクリアランスに余裕がないため、上記2つの実施形態のような循環フィルター室16及び循環フィルター19は設けていないが、クリアランスに余裕があれば例えば下ケース3の隅の部分に設けるようにしても勿論構わない。
以上の構成により、本実施形態のようないわゆるスロットインタイプのディスク駆動装置においても、上記第1実施形態及び第2実施形態と同様に、光ディスク20の回転駆動によって生じた旋回流及び遠心力を利用して陽圧フィルター9を介して外気を筐体1内へ導入し、筐体1内部を陽圧とすることで、隙間1a等の隙間から塵埃が侵入することを防ぐことができる。また、本実施形態のようなスロットインタイプのディスク駆動装置300においては、上述のようにチャッキングのための突出部が必要となるが、当該突出部を陽圧フィルター室6に形成することで、突出部としての機能を発揮させながらも、当該突出部をうまく避けながら陽圧フィルター9を設置して、陽圧フィルター9の機能も十分に発揮させることができる。
なお、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上述の第1及び第2の実施形態においては、循環フィルター19を循環フィルター室16内に設けているが、当該循環フィルター室16を設けず、例えば下ケース3内に、光ディスク20の旋回流に対して略直交する方向に循環フィルター19を設置するだけでも実用的な効果が得られる場合がある。この場合下ケース2の内壁等に循環フィルター19を固定するための固定部を設ける。循環フィルター室16を廃することで、コスト、スペース効率上有利となることが多い。特にスロットインタイプのディスク駆動装置300のように、ユーザが筐体内部を触れられないタイプのディスク駆動装置の場合は、ユーザがうっかり循環フィルター19を触ってしまい循環フィルター19を破損したり、汚染したり、付着したダストを拡散させたりする心配が無いので、循環フィルター室16の必然性は、クラムシェルタイプやトレイタイプのディスク駆動装置よりも少なくなる。
また同様に、陽圧フィルター9に関しても、上ケース1または下ケース3に十分な開口が得られれば陽圧フィルター室6は設けなくても構わない。この場合、広面積の開口部を一つ設けて、陽圧フィルター9で直接塞げばよい。しかし、陽圧フィルター9の材質は非常に脆いことが多いので、ユーザの手や内部部品が陽圧フィルター9に直接触れないための方策が必要となる。本発明のディスク駆動装置がPCなどの機器に内包され、ユーザ(さらにはアッセンブリ作業者)が直接触れないような方策が確立されており、かつ広大な開口によってもディスク駆動装置の剛性が十分である場合には、この形態はコスト、スペース効率上有効である。
上述の実施形態においては、ディスク状の記録媒体がそのままディスク駆動装置内に装着される形態であったが、ディスク状の記録媒体を収容したカートリッジでも、カートリッジの上面又は底面が大きく開口してディスク面が露出しているようなものを適用すれば、当該ディスクの回転によって空気がディスク駆動装置内に導入されるため、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述の第3実施形態においては、ディスク搬送機構33として回動アームを用いていたが、例えば、上ケース2と下ケース3とにそれぞれ設けられた一対のガイドローラ等、他の構成によってディスクを搬送するようにしても構わない。
上記第1実施形態におけるディスク駆動装置100はスタンドアローンで存在することを想定しているが、上記第2実施形態及び第3実施形態におけるディスク駆動装置200及び300は例えばPCやAV機器、車載機器に内蔵されるものであってもよいし、勿論スタンドアローンで存在していてもよい。
本発明の第1実施形態に係るディスク駆動装置100のうち、上ケース2を取り外した場合の平面図である。 図1に示すディスク駆動装置100の上ケース2の開放途中におけるA−A方向の略式断面図である。 図2に示す陽圧フィルター9及び陽圧フィルター室6の位置関係を示した平面図である。 光ディスク20の回転駆動時における筐体1内の空気の流れを模式的に示した断面図である。 本発明の第2実施形態に係るディスク駆動装置200のうち、上ケース2を取り外した場合の平面図である。 図5に示すディスク駆動装置200の上ケース2のA−A方向の略式断面図である。 図6に示す陽圧フィルター9及び陽圧フィルター室6の位置関係を示した平面図である。 本発明の第3実施形態に係るディスク駆動装置300のうち、上ケース2を取り外した場合の平面図である。 図8に示すディスク駆動装置300の上ケース2のA−A方向の略式断面図である。 図9に示す陽圧フィルター9及び陽圧フィルター室6の位置関係を示した平面図である。 第3実施形態における陽圧フィルター室6の内部を模式的に示した斜視図である。
符号の説明
1…筐体
1a…隙間
2…上ケース
3…下ケース
5…ロック爪
6…陽圧フィルター室
6a…突出部
6b…梁部
7…第1の開口部
8…第2の開口部
9…陽圧フィルター
10…ピックアップユニット
11…スピンドルモータ
12…ディスク装着部
16…循環フィルター室
17…導入口
18…排出口
19…循環フィルター
20…光ディスク
21…トレイユニット
32…スロット
33…ディスク搬送機構
37…遮蔽部材
100、200、300…ディスク駆動装置

Claims (4)

  1. ディスク状の記録媒体を装着する装着部と、当該装着された記録媒体を回転駆動するスピンドルモータ部と、前記回転駆動される記録媒体に記録された信号を再生可能なピックアップ機構とを有する再生機構と、
    前記再生機構を内蔵する筐体と、
    前記筐体上面の裏側であって前記装着部の略垂直方向に設けられ第1の集塵フィルターが収容される第1の集塵フィルター室と、前記筐体の上面に設けられ前記第1の集塵フィルター室と筐体外とを連通させるための第1の開口部と、当該第1の集塵フィルター室の、前記第1の集塵フィルターに対して前記第1の開口部と反対側に、前記第1の集塵フィルターに覆われるように設けられ、当該第1の集塵フィルター室と前記筐体内とを連通させるための第2の開口部とを有し、前記第1の集塵フィルターを介して前記記録媒体の回転駆動時に当該記録媒体の記録面に略垂直な方向から前記筐体内に気体を導入し、前記記録媒体の回転駆動により生じた旋回気流の遠心力を利用して、前記導入された気体を前記筐体内の前記記録媒体の周縁部へ導く気体導入部と、
    前記筐体の側面に設けられ、前記記録媒体を挿入及び排出するためのスロットと、
    前記筐体内の前記ピックアップ機構の上方に設けられ、前記スロット側と前記装着部側との間で前記記録媒体を搬送する搬送機構と、
    前記第1の集塵フィルター室から前記装着部方向へ突出するように設けられ、前記搬送機構により搬送された前記記録媒体の前記装着部への装着時に当該記録媒体と当接して当該記録媒体の装着を補助するための突出部とを具備し、
    前記第1の集塵フィルター室は、前記第2の開口部を形成するとともに前記突出部を支持する複数の梁部を有する
    ことを特徴とするディスク駆動装置。
  2. 請求項1に記載のディスク駆動装置であって、
    前記筐体内に設けられ、第2の集塵フィルターが収容される第2の集塵フィルター室と、
    前記第2の集塵フィルター室に設けられ、前記再生機構による前記記録媒体の回転駆動により前記筐体内で生じた旋回気流を導入する導入口と、
    前記第2の集塵フィルター室に設けられ、当該導入口から導入された前記旋回気流を前記筐体内へ排出させる排出口と
    を更に具備することを特徴とするディスク駆動装置。
  3. 請求項2に記載のディスク駆動装置であって、
    前記第1の集塵フィルターは第1の濾過効率及び第1の圧力損失を有し、
    前記第2の集塵フィルターは前記第1の濾過効率よりも低い第2の濾過効率及び前記第1の圧力損失よりも低い第2の圧力損失を有する
    ことを特徴とするディスク駆動装置。
  4. ディスク状の記録媒体を装着する装着部と、当該装着された記録媒体を回転駆動するスピンドルモータ部と、前記回転駆動される記録媒体に記録された信号を再生可能なピックアップ機構とを有する再生機構と、
    前記再生機構を内蔵する筐体と、
    前記筐体上面の裏側であって前記装着部の略垂直方向に設けられ集塵フィルターが収容される集塵フィルター室と、前記筐体の上面に設けられ前記集塵フィルター室と筐体外とを連通させるための第1の開口部と、当該集塵フィルター室の、前記集塵フィルターに対して前記第1の開口部と反対側に、前記集塵フィルターに覆われるように設けられ、当該集塵フィルター室と前記筐体内とを連通させるための第2の開口部とを有し、前記集塵フィルターを介して前記記録媒体の回転駆動時に当該記録媒体の記録面に略垂直な方向から前記筐体内に気体を導入し、前記記録媒体の回転駆動により生じた旋回気流の遠心力を利用して、前記導入された気体を前記筐体内の前記記録媒体の周縁部へ導く気体導入部と、
    前記筐体の側面に設けられ、前記記録媒体を挿入及び排出するためのスロットと、
    前記筐体内の前記ピックアップ機構の上方に設けられ、前記スロット側と前記装着部側との間で前記記録媒体を搬送する搬送機構と、
    前記集塵フィルター室から前記装着部方向へ突出するように設けられ、前記搬送機構により搬送された前記記録媒体の前記装着部への装着時に当該記録媒体と当接して当該記録媒体の装着を補助するための突出部と
    を有するディスク駆動装置と、
    前記ディスク駆動装置の駆動を制御する制御部と
    を具備し、
    前記集塵フィルター室は、前記第2の開口部を形成するとともに前記突出部を支持する複数の梁部を有する
    ことを特徴とする電子機器。
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