JP4687010B2 - 光学レンズ用ガラス - Google Patents

光学レンズ用ガラス Download PDF

Info

Publication number
JP4687010B2
JP4687010B2 JP2004169766A JP2004169766A JP4687010B2 JP 4687010 B2 JP4687010 B2 JP 4687010B2 JP 2004169766 A JP2004169766 A JP 2004169766A JP 2004169766 A JP2004169766 A JP 2004169766A JP 4687010 B2 JP4687010 B2 JP 4687010B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
optical
refractive index
less
optical lenses
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004169766A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005350279A (ja
Inventor
浩一 籔内
史雄 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Glass Co Ltd filed Critical Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority to JP2004169766A priority Critical patent/JP4687010B2/ja
Publication of JP2005350279A publication Critical patent/JP2005350279A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4687010B2 publication Critical patent/JP4687010B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/04Glass compositions containing silica
    • C03C3/076Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight
    • C03C3/089Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing boron
    • C03C3/091Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing boron containing aluminium
    • C03C3/093Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing boron containing aluminium containing zinc or zirconium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C4/00Compositions for glass with special properties
    • C03C4/20Compositions for glass with special properties for chemical resistant glass

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Description

本発明は、光学レンズ用ガラスに関するものである。
CD、MD、DVD等の各種光ディスクシステムの光ピックアップレンズや、ビデオカメラ、デジタルカメラ、フィルムカメラ等の光学レンズには、屈折率(nd)が1.55〜1.60、アッベ数(νd)が57以上の光学ガラスが利用されている。
従来より光学ガラスには、屈折率を高める目的で鉛の含有率が高いガラス(例えば、特許文献1参照。)が使用されていたが、最近では環境問題の観点から鉛を含有しないSiO2−B23−RO−R’2O系のガラス(例えば、特許文献2〜4参照。)に切り替えられつつある。なお、R’は、Li、NaおよびKからなる群より選ばれた1種以上の元素であり、Rは、Mg、Ca、Sr、BaおよびZnからなる群より選ばれた1種以上の元素である。この系のガラスにおいて、B23はアッベ数を高めるために、R’2Oは軟化点を下げ成形を容易にするために添加されている。
特開昭58−130136号公報 特開平6−107425号公報 特開2000−302459号公報 特開2004−137145号公報
これらの光ピックアップレンズや光学レンズは、溶融ガラスをノズルの先端から滴下し、研削、研磨、洗浄して得られるプリフォームガラス、または溶融ガラスを急冷鋳造してガラスブロックを作製し、同じく研削、研磨、洗浄して得られるプリフォームガラスを加熱軟化し、精密加工を施した金型の表面形状をガラスに転写させる、いわゆるモールドプレス成型法が広く用いられている。
モールドプレス成型法に使用される光学ガラスには、求められる光学特性(屈折率、アッベ数)を有することは勿論のこと、金型を劣化させないように軟化点が低いこと、耐酸性、耐候性が高いこと等が要求される。
しかし、特許文献2〜4に開示されている光学ガラスは、充分な耐酸性を備えていない場合がある。例えば、光学レンズの加工には、切削、研磨、洗浄工程が含まれるが、研磨粉を効率よく除去するために例えばpH2〜4の酸性溶液が使用される。しかし、充分な耐酸性を備えていないとガラス表面の変質が起こる。表面変質が起きたプリフォームガラスをモールドプレス成型すると、失透ブツやくもり、泡などの欠陥が発生する。
また、光学ガラスが加工されて部品として最終製品に組込まれても、長期間にわたって高温多湿環境下に曝されると、ガラス表面が変質してくもりや変色が発生してしまう。
本発明の目的は、光学特性を満たしながら充分な耐酸性と耐候性を有する光学レンズ用ガラスを提供することである。
本発明者等は、SiO2−B23−RO−R’2O系のガラスがB23と、R’2Oとを多量に含有しているため、各種洗浄工程でそれらの成分が溶出してくもりの発生の原因となることを突き止め、また、B23の一部をSiO2に置換するとともに、R’2Oの一部をCaO、SrOおよび/またはBaOに置換することによって酸洗浄工程におけるくもりの発生や長期間の使用によるガラス表面の変質を抑制できることを見いだし、本発明を提案するに至った。
すなわち、本発明の光学レンズ用ガラスは、質量%で、SiO 42〜60%、B 2〜10%、CaO 0.5〜11%、BaO 9.8〜11.5%、SrO 0〜10%、LiO 2〜10%、ZrO 0〜3%、La 0〜2.5%含有し、LiO、NaOおよびKOの合量が3〜10%である(ただし、Yが1〜10質量%の場合を除く)ことを特徴とする。
また、本発明の光学レンズ用ガラスは、屈折率が1.55〜1.60、アッベ数が57以上、酸溶出量が0.65質量%未満であって、高温高湿処理した後の波長500nmの透過率が肉厚10mmにおいて80%以上であり、該処理による透過率の低下が10%以下であることを特徴とする。
酸溶出量は、日本光学硝子工業会規格06−1975に基づき、粒度420〜590μmに破砕したガラス試料を、その比重と同じ値の質量を秤量して白金篭に入れ、100mLの0.01規定の硝酸を加え、沸騰水浴中で60分間浸漬し、ガラス試料の質量減少率(質量%)を算出したものである。
また、高温高湿処理は、肉厚が10mmになるよう両面を鏡面仕上げしたガラス試料を、60℃、90%の高温多湿環境下に168時間放置した。なお、透過率は分光光度計(島津製作所製 UV−3100PC)を用いて測定した。
本発明の光学レンズ用ガラスは、上記のような組成であるため、実質的に鉛を使用することなく、屈折率が1.55〜1.60、アッベ数が57以上の光学特性を有するとともに、耐酸性、耐候性に優れる。それゆえ、洗浄工程において酸性溶液によって洗浄されても、また長期間にわたって高温多湿環境下に曝されてもガラス表面が変質することがない。
本発明の光学レンズ用ガラスは、好ましくは、酸溶出量が0.65質量%未満であって、高温高湿処理した後の波長500nmの透過率が肉厚10mmにおいて80%以上であり、該処理による透過率の低下を10%以内とすることができる。
酸溶出量が、0.65質量%以上であると、酸洗浄を行なった場合、くもりや失透ブツが発生して光学レンズ用ガラスとして機能しにくくなる。
また、高温高湿処理において、処理後の透過率が80%よりも低いと光学部品として機能しにくい。また、該処理による透過率の低下が10%よりも大きいと経時的に変質しやすいため好ましくない。
光学レンズ用ガラスの組成範囲を上記のように限定した理由を説明する。
SiO2は、ガラスの骨格を構成する成分であり、B23に次いでアッベ数を高める効果の大きい成分であり、耐候性を向上させる成分でもある。SiO2の含有量が60%よりも多いと、屈折率が低く、軟化点が高くなる傾向にある。また、42%よりも少ないと、耐酸性や耐候性が悪化する傾向がある。好ましいSiO2の含有量の範囲は45〜57%、より好ましい範囲は50〜55%である。
23は、アッベ数を高める効果を有するが、上述した様に多量に、具体的には10%よりも多く含有すると耐酸性が低下する傾向にある。一方、2%よりも含有量が少ないと、アッベ数を57以上の値にすることが困難となる。好ましいB23の含有量の範囲は5〜9.5%、より好ましい範囲は7〜9.2%、さらに好ましい範囲は7〜9%である。
CaOは、アルカリ金属酸化物に次いで軟化点を下げる効果が大きいため、アルカリ金属成分と置換することで耐候性や耐酸性を高めることのできる成分である。また、屈折率を高める効果を有する。ただし、多量に含有すると、長期間にわたって高温多湿環境下に曝された場合、ガラス表面が変質しやすい。好ましいCaOの含有量の範囲は1〜10%、より好ましい範囲は5〜10%である。
BaOは、耐候性を高め、屈折率を高める成分であるとともに、ガラスの液相温度を低下させて、作業性を向上させる成分である。ただし、多量に含有すると、長期間にわたって高温多湿環境下に曝された場合ガラス表面が変質しやすい。好ましいBaOの含有量の範囲は9.8〜11.5%である。
SrOは、BaOと同様に耐候性を高め、屈折率を高める成分であるとともに、ガラスの液相温度を低下させて、作業性を向上させる成分である。ただし、多量に含有すると、長期間にわたって高温多湿環境下に曝された場合ガラス表面が変質しやすい。好ましいSrOの含有量の範囲は3〜10%、より好ましい範囲は5〜10%である。
Li2Oは、溶融温度や軟化点を低下させ、作業性を高める効果があるため、必須成分として使用する。好ましいLi2Oの含有量の範囲は3.5〜9%、より好ましい範囲は5〜9%である。10%を越えると分相性が強く、液相温度が高くなって作業性が悪くなる。一方、2%より少ないと溶融温度が高くなる傾向がある。
LiO、NaOおよびKOは、溶融温度や軟化点を低下させ、作業性を高める効果を有するが、その合量は3〜10%、好ましくは5〜10%である。LiO、NaOおよびKO合量が多くなると、洗浄工程において表面変質が変質しやすい傾向にある。また、液相温度が上昇して、作業範囲が狭くなり、量産性に悪影響を及ぼす傾向もある。一方、これらの合量が少なくなると軟化点が高くなり、作業性が損なわれる傾向にある。
Na2Oは、Li2Oと同様に溶融温度や軟化点を低下させ、作業性を高める効果を有する。ただし、多すぎるとガラス溶融時のB23‐Na2Oで形成される揮発物が多くなり、脈理の生成を助長する傾向にある。Na2Oの含有量は5%以下、特に3%以下が望ましい。
2Oは、Na2Oと同様に溶融温度や軟化点を低下させ、作業性を高める効果を有するる。ただし、多すぎるとガラス溶融時のB23‐K2Oで形成される揮発物が多くなり、脈理の生成を助長する傾向にある。K2Oの含有量は5%以下、特に3%以下であることが望ましい。
ZrO2は、屈折率を高めるとともに、耐候性を向上させるために添加する成分である。しかし、含有量が多くなるとアッベ数を低下させる傾向があるとともに、失透傾向も強くなり、均質なガラスが得られなくなるため、3%以下であることが望ましい。
La23は、アッベ数を低下させることなく屈折率を高める効果がある。しかし、過剰に含有すると、失透する傾向にあるため、含有量は2.5%以下であることが好ましい。また、モールドプレス成形を行なう場合、含有量が多いと金型と融着する傾向もある。
本発明の光学レンズ用ガラスは、耐候性の向上を目的としてAl、MgOおよび/またはZnOを添加することができる。
Al23は、SiO2と共にガラスの骨格を構成する成分であり、耐候性を向上させる効果があり、10%まで含有することができる。また、ガラス中のアルカリ成分が水に溶出することを抑制する顕著な効果を有する。しかし、Al23の含有量が多くなると屈折率が低くなる傾向や、軟化点が高くなる傾向がある。好ましいAl23の含有量の範囲は0〜8%、より好ましい範囲は1〜5%である。
MgOは、耐候性を高めるとともに、屈折率を高めるために5%まで添加することができる。しかし、含有量が多いと分相する傾向が強く、また液相温度を高める傾向がある。MgOの含有量の好ましい範囲は4%以下、より好ましい範囲は3%以下である。
ZnOは、屈折率を高めるとともに、耐候性を向上させるため添加する成分であり、5%まで含有することができる。しかし、含有量が多くなると、アッベ数が低下する傾向があるとともに、失透傾向も強くなり、均質なガラスが得られにくくなるため、その含有量は3%以下であることが望ましい。
本発明の光学レンズ用ガラスは、上記した以外の成分も適宜添加することができる。
Sb23、As23、SnO2は、清澄剤として機能するため、それぞれ0.5%まで添加することができる。しかし、As23は、環境負荷物質であるため、実質的に含有しないことが好ましい。
Bi23は、屈折率を高めるために添加する成分である。ただし、含有量が多くなるとガラスが着色する傾向があるため5%以下であることが好ましい。
25は、液相温度を低下させるために添加する成分である。ただし、含有量が多くなるとガラスが分相しやすくなるとともに、洗浄工程で表面がくもる傾向にあるため、その含有量は5%以下であることが望ましい。
TiO2、Nb25は、屈折率を高めるために有効な成分であるが、一方でアッベ数の低下を著しく引き起こすため、その含有量はTiO2、Nb25ともにそれぞれ0.3%以下とすることが好ましい。
PbOは、屈折率を高めるために有効な成分であるが、環境負荷物質であるため実質的に含有しないことが好ましい。
本発明の光学レンズ用ガラスは、軟化点が630℃以下であると、モールドプレスによって成型できるため生産性を高めることができ好ましい。軟化点が630℃よりも高いと金型として最も一般的に用いられるタングステンカーバイトの表面が腐食しやすくなるため好ましくない。
また、本発明の光学レンズ用ガラスは、密度が3g/cm以下になりやすいため、光学部品の軽量化、さらには、この光学部品を搭載したCD、DVD、デジタルカメラ等の機器を軽量化しやすく好ましい。
次に、本発明の光学レンズ用ガラスを用いたレンズ等の光学部品の製造方法について説明する。
まず、所望の組成を有するように調合したガラス原料を1200〜1400℃で溶融する。
続いて、溶融ガラスを流し出し所定の形状に成形する。
最後に、所定の形状に成形したガラス片を切断、研削、研磨等の加工を施し、洗浄、乾燥して光学部品を作製する。
また、モールドプレス成型が可能な場合は、溶融ガラスをモールドプレス可能な大きさのプリフォームに成形し、プリフォームを加熱軟化してモールドプレスして所望の形状に加工した後、洗浄、乾燥して光学部品を作製する。
プリフォームの成形方法としては、板状や塊状のガラス片から所定の形状に切り出して研磨、洗浄して作製してもよいが、連続的に所定量ずつ滴下してから研削、研磨、洗浄する液滴成形法を用いると、容易に成形できるため好ましい。
以下、本発明の光学レンズ用ガラスを実施例に基づいて詳細に説明する。
表1は、実施例1〜3および参考例1、2と、比較例1〜3を示すものである。
各試料は、以下のようにして作製した。
まず、表1に記載の組成となるように調合したガラス原料を白金ルツボに入れ、1350℃で3時間溶融した。
次に、溶融ガラスをカーボン板上に流し出し、冷却固化した後、アニールを行なって試料を作製した。
屈折率は、屈折率計(カルニュー光学工業社製 KPR−200)を用いて、ヘリウムランプのd線(波長:587.6nm)における測定値で示した。
アッベ数は、屈折率計(カルニュー光学工業社製 KPR−200)を用いて、上記したd線、水素ランプのF線(波長:486.1nm)、および水素ランプのC線(波長:656.3nm)における屈折率をそれぞれ測定した値を、それぞれnd、nF、nCとした際の{(nd−1)/(nF−nC)}の値とした。
軟化点は、JIS R 3104に基づいて、ファイバーエロンゲーション法を用いて測定した。
密度は、試料を10×10×20mmの大きさに切り出し、水中でアルキメデス法を用いて測定した。
耐酸性は、日本光学硝子工業会規格06−1975に基づき、粒度420〜590μmに破砕したガラス試料を、その比重と同じ値の質量を秤量して白金篭に入れ、100mLの0.01規定の硝酸を加え、沸騰水浴中で60分間浸漬し、ガラス試料の質量減少率(質量%)を算出した。
耐候性は、肉厚が10mmになるよう両面を鏡面仕上げした試料を、60℃、90%の高温多湿環境下に168時間放置し、処理前後の波長500nmにおける透過率を分光光度計(島津製作所製 UV−3100PC)を用いて測定し、処理後の透過率と、処理前後の透過率の差で評価した。
表1から明らかなように、実施例1〜は、屈折率が1.5817〜1.5853、アッベ数が58.9〜59.5であった。また、耐酸性を示す質量減少率は、0.51%以下と良好であり、耐候性において、処理後の透過率が83.3%以上であり、処理前後の透過率の差が6.1%以下と小さく良好であった。また、軟化点が590〜618℃であるため、モールドプレス成型も可能である。
一方、比較例1は、耐酸性を示す質量減少率が1.15%であり、比較例2、3は、耐候性において、処理後の透過率が77.5%以下であり、処理前後の透過率の差が11.7%以上であった。
本発明の光学レンズ用ガラスは、実質的に鉛を含有しないガラスからなり、屈折率が1.55〜1.60、アッベ数が57以上でありながら、耐酸性、耐候性に優れるため、CD、DVD等の光ピックアップレンズや、ビデオカメラ、デジタルカメラ等の光学レンズに使用可能である。
また、軟化点が低く成型加工時においてもガラス成分が揮発しにくく、金型が劣化しにくいため、モールドプレス成型用光学ガラスとして好適である。

Claims (4)

  1. 質量%で、SiO 42〜60%、B 2〜10%、CaO 0.5〜11%、BaO 9.8〜11.5%、SrO 0〜10%、LiO 2〜10%、ZrO 0〜3%、La 0〜2.5%含有し、LiO、NaOおよびKOの合量が3〜10%である(ただし、Yが1〜10質量%の場合を除く)ことを特徴とする光学レンズ用ガラス。
  2. 軟化点が630℃以下であることを特徴とする請求項1に記載の光学レンズ用ガラス。
  3. モールドプレス成型用であることを特徴とする請求項1または2に記載の光学レンズ用ガラス。
  4. 屈折率が1.55〜1.60、アッベ数が57以上、酸溶出量が0.65質量%未満であって、高温高湿処理した後の波長500nmの透過率が肉厚10mmにおいて80%以上であり、該処理による透過率の低下が10%以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光学レンズ用ガラス。
JP2004169766A 2004-06-08 2004-06-08 光学レンズ用ガラス Expired - Fee Related JP4687010B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004169766A JP4687010B2 (ja) 2004-06-08 2004-06-08 光学レンズ用ガラス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004169766A JP4687010B2 (ja) 2004-06-08 2004-06-08 光学レンズ用ガラス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005350279A JP2005350279A (ja) 2005-12-22
JP4687010B2 true JP4687010B2 (ja) 2011-05-25

Family

ID=35585064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004169766A Expired - Fee Related JP4687010B2 (ja) 2004-06-08 2004-06-08 光学レンズ用ガラス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4687010B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007176748A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Nippon Electric Glass Co Ltd 光学ガラス
JP2009073674A (ja) * 2006-09-04 2009-04-09 Nippon Electric Glass Co Ltd ガラスの製造方法
CN103492331A (zh) * 2011-05-18 2014-01-01 日本电气硝子株式会社 高折射率玻璃
US8999871B2 (en) 2011-05-25 2015-04-07 Nippon Electric Glass Co., Ltd. High refractive index glass

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0492836A (ja) * 1990-08-03 1992-03-25 Ohara Inc 樹脂充填用ガラス
JPH05246735A (ja) * 1992-03-04 1993-09-24 Canon Inc 光学ガラス
JPH05270860A (ja) * 1992-01-20 1993-10-19 Carl Zeiss:Fa 釉掛け、ほうろう引き及び装飾用の鉛フリー及びカドミウムフリーのガラス組成物及びその用途
JP2000302479A (ja) * 1999-02-08 2000-10-31 Nippon Electric Glass Co Ltd モールドプレス成形用光学ガラス
JP2003017632A (ja) * 2001-06-28 2003-01-17 Nippon Electric Glass Co Ltd 半導体封入用ガラス及び半導体封入用外套管
JP2004175592A (ja) * 2002-11-25 2004-06-24 Hikari Glass Co Ltd 光学ガラス

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0492836A (ja) * 1990-08-03 1992-03-25 Ohara Inc 樹脂充填用ガラス
JPH05270860A (ja) * 1992-01-20 1993-10-19 Carl Zeiss:Fa 釉掛け、ほうろう引き及び装飾用の鉛フリー及びカドミウムフリーのガラス組成物及びその用途
JPH05246735A (ja) * 1992-03-04 1993-09-24 Canon Inc 光学ガラス
JP2000302479A (ja) * 1999-02-08 2000-10-31 Nippon Electric Glass Co Ltd モールドプレス成形用光学ガラス
JP2003017632A (ja) * 2001-06-28 2003-01-17 Nippon Electric Glass Co Ltd 半導体封入用ガラス及び半導体封入用外套管
JP2004175592A (ja) * 2002-11-25 2004-06-24 Hikari Glass Co Ltd 光学ガラス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005350279A (ja) 2005-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5748184B2 (ja) モールドプレス成形用光学ガラス
JP5850384B2 (ja) ガラス
JP5570054B2 (ja) 光学ガラス
JP5843125B2 (ja) モールドプレス成形用光学ガラス
JP4924978B2 (ja) モールドプレス成形用光学ガラス
JP5835642B2 (ja) 光学ガラス
JP2003089543A (ja) モールドプレス成形用光学ガラス
JP4305940B2 (ja) モールドプレス成形用光学ガラス
JP7086339B2 (ja) 光学ガラスレンズ及び光学ガラスレンズの製造方法
JP2005015302A (ja) モールドプレス成形用光学ガラス
JP2010215444A (ja) 光学ガラス
JP2004137145A (ja) モールドプレス成形用光学ガラス
WO2018155105A1 (ja) 光学ガラス
JP4496763B2 (ja) モールドプレス成形用光学ガラス
JP2004002178A (ja) モールドプレス成形用光学ガラス
JP2018140928A (ja) 光学ガラス
JP2004292306A (ja) モールドプレス成形用光学ガラス
JP4687010B2 (ja) 光学レンズ用ガラス
JP5660270B2 (ja) 光学ガラス
JP5224087B2 (ja) モールドプレス成形用光学ガラス
JP4161286B2 (ja) モールドプレス成形用光学ガラス
JP5729532B2 (ja) 光学ガラス
JP5824922B2 (ja) 光学ガラス
JP2002249341A (ja) モールドプレス成形用光学ガラス
JP2013256438A (ja) 光学ガラス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100527

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100720

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101019

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20101026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110131

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4687010

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees