JP4685929B2 - ダイポールを有する3重偏波クローバアンテナ - Google Patents

ダイポールを有する3重偏波クローバアンテナ Download PDF

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Description

本発明は定電流電気ループの近似を提供する手段を備えるアンテナ装置に関する。この定電流電気ループの近似では、本質的にトロイド形の第1の放射パターンを与えるように構成されている。このアンテナの構成はさらに第1と第2の電気双極子を有し、それらの電気双極子は実質的には互いに直交して配置され、実質的にトロイド形の第2と第3の放射パターンをつくるように構成される。これらパターンは互いに直交しており、さらに、実質的にトロイド形の第1のパターンにも直交する。
無線通信システムに対する需要は着実に成長してきた。そして、現在もなお成長し続けている。この成長の間に、多くの技術革新の過程がふまれてきた。相関のない伝播路を用いることにより無線通信システムのシステム容量を増大するために、マルチ入力マルチ出力(マルチアンテナ信号伝送法:MIMO)システムが、その容量を改善するための好ましい技術を構成すると考えられてきた。MIMOは、例えば、いくつかの送信アンテナと受信アンテナを用いて、多くの別個の独立な信号路を用いる。望まれる結果は、信号の送信と受信に対して、多くの相関のないアンテナポートを持つことから得られる。
MIMOでは、チャネルの特性を推定して、それを常に更新することが望ましい。この更新は、従来技術では所謂パイロット信号といわれている信号を連続して送信することにより実行されるかもしれない。チャネル特性の推定はチャネル行列を得ることに帰着する。いくつかの送信アンテナTxが、いくつかの受信アンテナRxに向かって信号を送信する場合を考える。この場合、送信信号は信号ベクトルを構成するので、すべての送信アンテナTxからの信号が受信アンテナRx各々において加算され、それらの線形結合により、受信信号ベクトルが形成される。その受信信号ベクトルにチャネル行列の逆行列を乗ずることにより、チャネル特性は補償されて、もとの送信の情報が得られる。即ち、もし正確なチャネル行列を知られているなら、送信された正確な信号ベクトルを得ることができる。従って、チャネル行列は、送信アンテナと受信アンテナの夫々のアンテナポート間の結合を表すものとして作用する。これらの行列のサイズはM×Nであり、Mは送信アンテナへの入力の数(アンテナポート)であり、Nは受信アンテナからの出力の数(アンテナポート)である。このことはMIMOシステムの分野の当業者にはすでに知られた事実である。
MIMOシステムが効率的に機能するには、相関のない、或は、少なくとも実質的には相関のない、複数の送信信号が必要である。この分野における“相関のない信号”という用語の意味は、放射パターンが実質的に直交しているという意味である。もし1つのアンテナが、少なくとも2つの直交した偏波をもって信号の送信と受信を行えば、このことは1つのアンテナに対して可能となる。もし1つのアンテナに対して3つ以上の直交した偏波が用いられるとすれば、複数の独立した伝播路を持つ、リッチスキャッタリング(散乱が多い)と呼ばれる環境下で使用される必要がある。もしそうしなければ、3つ以上の直交した偏波を用いる利点がないからである。リッチスキャッタリング環境は、多くの電磁波が空間中の一点で発生するときに生じると考えられている。従って、リッチスキャッタリング環境下では、3つ以上の直交した偏波を利用するのがよい。リッチスキャッタリング環境下では、複数の独立した伝搬路により、利用されるべきアンテナの自由度のすべてを引き出すからである。
MIMOシステムのアンテナでは、アンテナポートのところで互いに相関の低い受信信号を得るために、アンテナを空間的に離して配置すること、即ち、物理的に離して配置する構成を利用するかもしれない。しかし、これでば、例えば、携帯型の端末に対しては、大きな配列になってしまって不適当である。相関のない信号を達成するもう1つの方法は、偏波の分離を利用する、即ち、一般的には、送信や受信を直交偏波で行うことである。
3つのポートを持つMIMOアンテナに3つの直交したダイポールを用いることが提案されていたが、そのようなアンテナは、製造が複雑であり、高い周波数でのMIMOシステム(約2GHz)で用いるような場合には広い空間が必要になる。
特許文献1には2つの直交したダイポールとループ状素子が開示されている。特許文献1の図5で示されているように、ループ素子はリングの形をして、リングのある点から給電される。
ループ素子の直径は、動作周波数の1波長程度までの長さが推奨されているので、ループの長さは、波長の数倍になることが示唆される。
米国特許出願公開第2002/0113748号明細書
しかしながら、特許文献1に従うアンテナ構成を用いてダイポールパターンに実質的に直交する放射パターンを得るためには、小さなループを用いることが1つの方法である。そのような小さなループは、動作周波数波長の1/10程度の直径を持つべきなので、その結果、定電流電気ループ素子に近似されることになる。定電流電気ループ、或は、少なくともその十分な近似を用いることは、ダイポールパターンに実質的に直交した放射パターンを得るに有利な方法である。
特許文献1では明示的に提案されてはいないが、そのように小さいループは特許文献1から類推できるであろう。しかしながら、前記の小さなループアンテナは、きわめて帯域が狭く、従って、適正なマッチングをとることが難しい。これは、アンテナのインピーダンスがリアクタンス成分が大きく、抵抗成分が小さいからである。さらに、このような小さなループアンテナは、隣接するダイポールアンテナと比べてかなり小さく、均整のとれた構成にはならない。
従って、特許文献1に従うアンテナ構成では、定電流ループ素子の十分な近似として機能するためにループ素子を非常に小さくしなければならないので問題がある。
本発明により解決すべき課題は、MIMOシステムに適したアンテナ構成を提供することであり、このアンテナ構成は3つの本質的に相関のない偏波により送受信を行うことを可能とし、2つの実質的に直交したダイポールと定電流電気ループ素子の近似とを有しているべきである。この定電流電気ループ素子の近似は、さらに、従来技術による解決策から得られるであろう結論と比較して、より容易にマッチングがとれること、また、広い帯域幅を持つことが必要である。
この課題は、本発明のアンテナ構成を導入することにより解決される。このアンテナ構成では、定電流電気ループの近似を行う手段が少なくとも2つの電流経路部を備え、それぞれの電流路部には、実質的に互いに同相の電流が流れるように電流を供給することができるという点を特徴としている。
好適な実施例は、添付した請求の範囲の従属項で開示される。
本発明によっていくつかの利点が達成される。例えば、
低価格の3重偏波アンテナ構成が得られる点、
3重偏波アンテナを、空間を広くとらずプレーナー技術で作ることが可能になる点、
製造が容易な3重偏波アンテナを得ることができる点などである。
次に、本発明を添付図面を参照してより詳細に説明する。
本発明に従ういわゆる3重モードアンテナ構成が提供される。3重モードアンテナ構成は実質的に直交した3つの放射パターンを送信するよう設計される。
本発明では、以前より知られている、所謂、4葉クローバアンテナが用いられる。それを図1に示す。4葉クローバアンテナ1は、導電性の材料、例えば、湾曲した銅線でできた、第1のループ2、第2のループ3、第3のループ4、第4のループ5を備える。ここで、ループ2、3、4、5は皆同じく、図1の紙面にある平面P上にある。各ループ2、3、4、5は、給電導体6から始まり、接地導体8に至る。給電導体6には給電ポート7があり、接地導体8は接地9において接地される。ループは全て、同じ給電導体6に接続されていることが望ましい。ループ2、3、4、5は、図1に示すように、実質的には同じ長さで、対称で環状形をしたクローバ形をして、互いにそばに置かれることが望ましい。
第1のループ2に従って説明すると、それは給電導体6に接続する第1の給電結合点10から始まって時計回り方向に続き、接地導体8と接続する第1の接地結合点11で終わる。第2のループ3は、第1のループ2に対して時計回り方向に位置し、これもまた、給電導体6と接続する第1の給電結合点10から始まり時計回り方向に続き、接地導体8に接続する第2の接地結合点12で終わる。
第3のループ4は、第2のループ3に対して時計回り方向に位置し、給電導体6と接続する第2の給電結合点13から始まり時計回り方向に続き、接地導体8と接続する第2の接地結合点12で終わる。第4のループ5は、第3のループ4に対して時計回り方向に位置し、給電導体6と接続する第2の給電結合点13から始まり時計回り方向に続き、接地導体8と接触する第1の接地結合点11で終わる。
各ループ2、3、4、5は、円弧状の導体部2a、3a、4a、5a、第1の直線導体部2b、3b、4b、5b、及び、第2の直線導体部2c、3c、4c、5cを備える。第1のループ2の直線導体部2b、2cは夫々、隣接する第4のループ5と第2のループ3の隣接する直線導体部5c、3bとともに、第1の平行対導体部14と第2の平行対導体部15を形成する。同様に、第3の平行対導体部16と第4の平行対導体部17が形成される。円弧状の導体部2a、3a、4a、5aはそれらが全体で不完全ではあるが実質的には円形の導体部を形成するように伸張している。“不完全”という言葉は、実質的には円形の導体部が各円弧状導体部2a、3a、4a、5aの間で、互いに切れていることを意味している。
全てのループ2、3、4、5は、同じ給電導体6から給電されるので、各ループの電流、I1、I2、I3、I4は全て実質的には互いに同相であろう。特に、各円弧状導体部2a、3a、4a、5aに流れる電流I1、I2、I3、I4は、他の全ての円弧状導体部2a、3a、4a、5aに流れる電流I1、I2、I3、I4と同じ位相にあるだろう。さらに、第1の平行対導体部14に関して見ると、直線導体部2b、5cに流れる電流I1とI4は反対方向に流れ、互いに打ち消し合う。同様の条件が、第2の平行対導体部15、第3の平行対導体部16、第4の平行対導体部17に関しても成り立つ。
このことは、4つのループ2、3、4、5の重畳によって作られた4葉クローバアンテナ1は、電流がリングの上のいたる処で同位相であるという導体リングのモデルで実質上近似できることを意味している。このことは、理想的な定電流電気ループといわれるモデルで近似ができることを意味する。この近似の実際との不一致は主として、円弧状導体部2a、3a、4a、5aが完全で正確な円形を形成してはいないことと、各円弧状導体部2a、3a、4a、5aを流れる電流I1、I2、I3、I4が今問題にしている円弧に沿って同位相ではないという事実から生ずる。
葉の数の、より多い、或は、より少ないクローバループを用いることもできる。葉の数のより多いクローバループでは、理想的な定電流リングの近似がより正確に当てはまるようになる。その一方で、葉の数が多くなれば、それだけアンテナ構成が複雑になる。例として示す実施例では、4葉クローバアンテナ1が用いられる。さらに、クローバアンテナが、波長で測って、より小さくなれば、今問題にしている円弧状導体部2a、3a、4a、5aに沿っての電流の変動が小さくなるので、近似はより正確になる。ここで用いる波長とは、本発明に従うアンテナ構成の動作周波数帯域の中心周波数での波長を意味することが望ましい。
4葉クローバアンテナにより近似される、定電流電気ループの理想的な放射パターン18が図2に示されている。パターンはトロイドリングの形をしており、そのトロイドリングの弧は実質的には4葉クローバアンテナ1の円弧状導体部2a、3a、4a、5aに従っている。定電流電気ループの理想的な放射パターン18は、トロイドリングを、円形を半分にして上下の2つの等しい部分に分割する縦方向対称面P’を持っている。従って、このトロイドリングの縦方向対称平面P’は4葉クローバアンテナ平面Pに一致する。
本発明に従えば、4葉クローバアンテナは、図3に示すような、例えば、曲げられた銅線のような導電材料で作られ、直交して配置された第1のダイポール19、第2のダイポール20と組み合わせられる。第1のダイポール19は、2つの平行導体21aと21bを持つ第1の給電部21と、第1のアーム22とを備える。第1のアーム部22は、2つのダイポールアーム22aと22bを備える。2つの給電導体21aと21bは、90度曲げられて、その導体或はダイポールアーム22aと22bが終点まで反対の方向に伸張する。第2のダイポール20は、第1のダイポール19の場合と同様に、給電導体23a、23bを持つ第2の給電部23と、ダイポールアーム24aと24bを持つ第2のアーム24とを備える。導体部21、22、23、24は実質的には同じ長さであることが望ましい。
図4において、4葉クローバアンテナを円弧状の導体2a、3a、4a、5aだけを図示しているが、図に見るように、ダイポール19と20は、4葉クローバアンテナの中央に配置される。ダイポール19と20は、4葉クローバアンテナ平面P(図4には示されていない)に垂直に立ち上がる、それぞれ対応した給電部21と23と、実質的には4葉クローバアンテナ平面Pに平行に延びた、対応したアーム22と24とを持つ。第1のアーム22は、第2のアーム24と実質的には直交している。
給電部27とアーム部28を持つダイポールアンテナ26の理想的放射パターン25を図5に示す。放射パターン25はトロイドの形をしている。ダイポールアンテナ26のアーム部28は、放射パターン25のトロイドリングがその周囲に形作られる中心軸になる。言い換えれば、放射パターン25の円弧状の形状が、アーム部28の延長線がトロイドリングに関する中央対称軸を形成するようにアーム部28の周囲に形成される。
本発明に従うアンテナに関して、アンテナダイアグラムの側面図が図6に示される。ここに、4葉クローバアンテナ平面Pは紙面に垂直である。
4葉クローバアンテナ1は、第1のトロイドリング縦方向対称面P’を持つ第1のトロイド形の放射パターン29を生成する。第1の放射パターン29は右上がりの斜線で表されている。
第1のダイポールアンテナ19は、第2のトロイドリング縦方向対称面P”を持つ第2のトロイド形放射パターン30を生成する。第2のトロイドリング縦方向対称面P”は紙面と一致、または、平行であって、第1のトロイドリング縦方向対称面P’と直交している。第2の放射パターン30は右下がりの斜線で表されている。
第2のダイポールアンテナ20は、第3のトロイドリング縦方向対称面P'''を持つ第3のトロイド形放射パターン31を生成する。第3のトロイドリング縦方向対称面P'''は、第1のトロイドリング縦方向対称面P’と第2のトロイドリング縦方向対称面P”と直交している。このようにして、第1の面P’、第2の面P”、第3の面P'''を得る。第3の放射パターン31は水平な線によって表されている。
理想的には、図6に示されるように、これらの放射パターン29、30、31は同じ位相中心を持つが、実際には、第2の放射パターン30と第3の放射パターン31は、第1の放射パターン29に対して上方か下方に偏倚している。そのような偏倚は小さくあるべきで、例えば、波長で測って、λ/10程度が望ましい。ここで、λはアンテナの動作周波数帯域の中心周波数における波長である。
トロイドリング縦方向対称面P’、P”、P'''は互いに直交しているので、下記の定義に従えば、放射パターンは互いに直交する。
結論としては、本発明により、3つの異なったトロイド形の放射パターン29、30、31が得られる。そして、それぞれの放射パターンは互いに直交している。
放射パターンが互いに直交しているので、相関は零である。ここに、相関ρは以下の式で表される。
Figure 0004685929
上式において、Ωは面を表し、記号*は複素共役を表す。放射パターンの積分に関しては、Ωは全方向の立体角を含む閉曲面であり、積分値が零であるということは、放射パターンの間に相関がないということ、即ち、放射パターンは互いに直交している。分母は正規化するための項である。
直交する、少なくとも実質的には直交する、3つの放射パターンのあることが非常に望ましい。これにより、リッチスキャッタリング環境下で、相関のない平行チャネルが可能になり、即ち、行要素が独立なチャネル行列を得ることができる。このことは、即ち、本発明がMIMOシステムに適用できるということを意味している。
先に説明した第1の実施例では、4葉クローバアンテナと第1及び第2のダイポールとは、湾曲したワイヤ、例えば、銅線を用いて作られている。その他の導体でも本発明の機能を実現することができるであろう。
第2の実施例では、4葉クローバアンテナと第1及び第2のダイポールとはプレーナー技術により作られ、マイクロストリップアンテナを構成する。図7に模式的に示すように、本発明に従う3重モードアンテナは、上下に積層された、例えば、テフロン(登録商標)基板のラミネートのような第1の銅被覆の誘電性ラミネート32、第2の銅被覆の誘電性ラミネート33、第3の銅被覆の誘電性ラミネート34、及び、第4の銅被覆の誘電性ラミネート35を有している。銅の部分を取り除くことにより、ラミネート32、33、34、35の上には、異なった導体構造が形成されても良い。また、銅の除去はエッチング、またはミリングで行えばよい。
図7には、夫々に第1の側36、37、38、39、及び、第2の側40、41、42、43がある第1のラミネート32、第2のラミネート33、第3のラミネート34、第4のラミネート35が示されており、サンドウィッチ構造になっている。そのサンドウィッチ構造は、上部44、底部45、第1の中間部46、第2の中間部47、第3の中間部48があり、各中間部46、47、48は隣接するラミネートの間に形成される。
上部44の上、即ち、第1のラミネート32の第1の側36の上には、ダイポールアーム部が形成される。下方に行き、第1のラミネート32と第2のラミネート33との間の第1の中間部46には、4葉クローバループが、第1のラミネート32の第2の側40、或は、第2のラミネート33の第1の側37の上に形成される。利用しない側の銅はすべて除去される。
さらに下方に行き、第2のラミネート33と第3のラミネート34との間の第2の中間部47では、4葉クローバループが、どのループも第1の中間部46と第2の中間部47とを接続するビア(不図示)によって共通給電線と共通接地とに接続されるように結合される。そして、第2のラミネート33の第2の側41、或は、第3のラミネート34の第1の側38の上に結合ネットワークが形成される。利用されない側の銅はすべて除去される。
さらに下方に行くと、第3のラミネート34と第4のラミネート35との間の第3の中間部48では、ダイポールアーム部は上部44と第3の中間部48とを接続するビア(不図示)によって各給電線と共通接地とに接続されるように、ダイポールアーム部が結合される。さらに、4葉クローバアンテナの給電線は、第2の中間部47と第3の中間部48とを接続するビア(不図示)により第3の中間部48の上に形成される。4葉クローバアンテナの給電線はサンドウィッチの端部でクローバアンテナコネクタ49に接続される。このように結合ネットワークが、第3のラミネート34の第2の側42、或は、第4のラミネート35の第1の側39の上に形成される。利用しない側の銅はすべて除去される。
底部45では、即ち、第4のラミネート35の第2の側43の上には、各ダイポールに関して、ダイポール給電線が第3の中間部48と底部45とを接続するビア(不図示)によって形成される。各ダイポール給電線はサンドウィッチの端部にあるダイポールアンテナコネクタ50(1つだけが図示されている)と接続される。
エッチングで作られたクローバアームとそれらの給電ビアがどのように見えるかの例が図8aに示されている。第1のループ2、第2のループ3、第3のループ4、第4のループ5を備えるエッチングによる4葉クローバアンテナ1が示されている。各ループは、対応する第1のビア51、第2のビア52、第3のビア53、第4のビア54に接続される。これらのビア51、52、53、54は、図7を参照した例では、他の層の1点で結合される。中央には共通の第5のビア55が作られる。従って、全体としては、4葉クローバアンテナ1は2つの端子で給電されるので、図7を参照した例でいえば、これらの端子はクローバアンテナコネクタ49を介して得ることになる。
さらに図8bには、エッチングで作られたダイポールアームとそれらの給電ビアがどのように見えるかの例が示されている。第1のダイポール19は、ダイポールアーム22aと22bを持ち、それらは夫々、第1のダイポールビア56と第2のダイポールビア57に接続されている。第2のダイポール20は、ダイポールアーム24aと24bを持ち、それらは夫々、第1のダイポールビア58と第2のダイポールビア59に接続されている。これらのビア56、57、58、59は、図7を参照した例で描かれているように他の層へと持ち込まれていることが望ましい。ここで、各ダイポールは、各ダイポールのビア56、57、58、59に対応したコネクタ50を通して利用可能となる。
当業者には知られているように、アンテナの相反性により、ここに述べた全ての3重モードアンテナ構成の送信特性に関し、これと対応した同じ受信特性がある。従って、3重モードアンテナ構成により、実質的に相関のない3つの動作モードでの送信と受信とを可能にしている。
本発明は上記の実施例により限定されるものではなく、これら実施例は単に本発明の例とみなすべきである。実施例は添付した請求の範囲内で自由に変形することができる。
例えば、2つの別個のダイポールアンテナである必要はない。説明されたダイポール放射パターンを達成するためには、2つの電気双極子が実現できればよいのであって、必ずしも2つの別個のダイポールアンテナが必要であるということを意味するものではない。2つの電気双極子は、3つのダイポールアーム、第1のダイポールアーム60、第2のダイポールアーム61、第3のダイポールアーム62だけを用いることにより実現されてもよい。図9a及び図9bに示されているように、各アームが中心点から外側に向かって拡がっている形をしている。ダイポールアームの中心の終端は、適当な給電ワイヤ64、65、66により給電回路63に接続されている。3つのダイポールアーム60、61、62は、それらが互いに実質的には120°の角度をもって外部に広がる、即ち、対称形に伸張するように伸びている。以下では、電流の正の向きは中心から外に向かっての方向とする。
図9aに示されるように、第1の動作モードでは、第1のダイポールアーム60は相対振幅−√2の電流で給電され、第2のダイポールアーム61は相対振幅√2の電流で給電され、第3のダイポールアーム62は相対振幅0の電流で給電される。結果として生ずる第1の電気双極子67(破線で記されている)は実質的には、第3のダイポールアーム62に垂直な方向になる。
図9bに示されるように、第2の動作モードでは、第1のダイポールアーム60は相対振幅−1/√2の電流で給電され、第2のダイポールアーム61は相対振幅−1/√2の電流で給電され、第3のダイポールアーム62は相対振幅1の電流で給電される。結果として生ずる第2の電気双極子68(破線で記されている)は実質的には、第3のダイポールアーム62に平行な方向になる。
3つのダイポールアーム60、61、62だけを用いて、このように2つの直交した電気双極子67、68を得ることができる。
定電流電気ループの近似を達成するためには、上記のクローバアンテナ構造の代わりに、周回状に配置した電気双極子を用いることも考えられる。
図10a及び図10bを参照した第1の構成例では、好ましくは夫々がダイポールアンテナの形をした第1の電気双極子69、69’、第2の電気双極子70、70’、及び、第3の電気双極子71、71’が正三角形72、72'の形に配置される。これら三角形72、72'の内部には、さらに2つの直交した電気双極子(図には示されていない)が配置される。この配置の仕方はこれまでに述べたいずれのものでもよい。
図11a及び図11bを参照した第2の構成例では、好ましくは夫々がダイポールアンテナの形をした第1の電気双極子73、73’、第2の電気双極子74、74’、第3の電気双極子75、75’、及び、第4の電気双極子76、76’が正方形77、77’の形に配置される。これら正方形77、77’の内部には、さらに2つの直交した電気双極子(不図示)が配置される。この配置の仕方はこれまでに述べたいずれのものでもよい。
図10a及び図11aを参照する第1の場合には、対応するダイポール給電導体部78、79、80;81、82、83、84は夫々、三角形72或は正方形77の辺の中央に置かれる。この結果、各個別の電気双極子69、70、71;73、74、75、76は実質的に直線である。
図10b及び図11bを参照する第2の場合には、対応するダイポール給電導体部78’、79’、80’;81’、82’、83’、84’は夫々、3角形72’或は正方形77’の各頂点に置かれる。この結果、電気双極子69’、70’、71’;73’、74’、75’、76’は夫々、3角形に対しては60°、正方形に対しては90°の角度をなす。
上記に従うダイポールは、ダイポールの電流(不図示)が実質的には、すべて互いに同相になるように給電される。これにより定電流電気ループの近似が成り立つ。
図10a、図10b、図11a、及び、図11bを参照した例を考えると、もちろん、他の幾何学的形状も考えられる。上記のクローバアンテナに関しては、周回状に配置した異なった数の電気双極子を用いることもできる。より多くの数のダイポールを用いれば、理想導体リングの近似がより正確になる。また一方では、より多くの数のダイポールを用いれば、アンテナ構造がそれだけ複雑になる。
上記で説明された平面P、P’、P”、P'''は全て仮想平面であって、説明のためだけにも設けられたものである。
図7を参照して説明した層構造は、どのようにそのような構造が実現できるかの例示に過ぎず、多くの他の構造も本発明の範囲の中で可能である。
プレーナー技術を用いない構造も多くのものが考えられる。上記のように、例えば、湾曲した導線も用いることができる。
給電線、結合ネットワーク、及び、接続については、これまでは詳しい議論を行わなかったが、これら全ては、一般的によく知られたタイプのものでよく、当業者にとっては、容易に設計することや得ることが可能である。
クローバアンテナは本発明を実行する上で必ずしも必要なものではなく、本発明に従うアンテナ構成のクローバアンテナのその部分に関する本質は、これまでに述べた4葉クローバアンテナ平面P上にある定電流電気ループに対する少なくとも近似の方法を提供することにある。より一般的にいうならば、アンテナ構成とは、結果として定電流電気ループの近似をアンテナ平面P上に構成することである。
上記の実施例に従ったクローバアンテナは、そのような近似を提供するために好適な方法である。上記に述べたようにクローバループの数は変えてもよい。しかし、少しでも好ましい効果を生むためには、その数は2より小さな数であるべきではない。そのループは正確に同一平面にあるのではなく動作原理が守られる範囲では少々傾斜していてもよい。電流の方向はここに開示されたものに比べて変えてもよい。
4葉クローバアンテナを示す図である。 定電流電気ループの理想的放射パターンを示す図である。 2つの直交したダイポールアンテナを示す図である。 2つの直交したダイポールアンテナを持つ4葉クローバアンテナを示す図である。 ダイポールアンテナの理想的放射パターンを示す図である。 3つの直交した放射パターンを示す図である。 プレーナー技術により実現した本発明に従うアンテナ構成の側面図である。 プレーナー技術により実現した4葉クローバアンテナを示す図である。 プレーナー技術により実現した2つの直交したダイポールアンテナを示す図である。 第1の電気双極子をエミュレートするために3つのダイポールアームがどのように用いられるかを示す図である。 第2の電気双極子をエミュレートするために3つのダイポールアームがどのように用いられるかを示す図である。 第1の変形例の第1の場合に従うダイポール配置を示す図である。 第1の変形例の第2の場合に従うダイポール配置を示す図である。 第2の変形例の第1の場合に従うダイポール配置を示す図である。 第2の変形例の第2の場合に従うダイポール配置を示す図である。

Claims (4)

  1. 定電流電気ループの近似を与える手段(77,77’)を有したアンテナ装置であって、該定電流電気ループの近似が実質的にトロイド形状の第1の放射パターン(29)を与えるように調整され、前記アンテナ装置はさらに、第1の電気双極子(67)と第2の電気双極子(68)とを有し、該電気双極子(67,68)は互いに対して実質的に直交するように配置され、互いに対して実質的に直交するとともに前記実質的にトロイド形状の第1の放射パターン(29)に対しても実質的に直交する、実質的にトロイド形状の第2と第3の放射パターン(30,31)を与えるように構成され、
    前記定電流電気ループの近似を与える手段(77,77’)は、少なくとも2つの電流経路部(73,74,75,76;73’,74’,75’,76’)を有し、
    電流は前記電流経路部(73,74,75,76;73’,74’,75’,76’)の夫々に印加され、前記電流経路部(73,74,75,76;73’,74’,75’,76’)の夫々における前記電流は実質的に互いに対して同相であり、
    前記定電流電気ループは正方形に配置された4つの電気双極子(73,74,75,76;73’,74’,75’,76’)によって近似され、さらに前記正方形の各頂点より給電されることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記第1及び第2の電気双極子(67,68)夫々はダイポールアンテナ(19,20)により形成され、
    各ダイポールアンテナ(19,20)は2つのダイポールアーム(22a,22b;24a,24b)を有することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記第1及び第2の電気双極子(67,68)夫々は、3つのダイポールアーム(60,61,62)を有し、それらの間に実質的に120°の角度が形成されるように中心点から伸張するダイポールアンテナ構成により形成され、
    前記ダイポールアンテナ構成は前記電気双極子(67,68)が形成されるように給電されることを特徴とする請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記アンテナ装置は、プレーナー技術を用いて製造されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
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