JP4684818B2 - 介護装置 - Google Patents

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Description

本発明は、介護装置に関する。すなわち、浴槽に配設されて、高齢者や身体障害者の入浴を補助すべく使用される、介護装置に関するものである。
《従来技術》
高齢者や身体障害者の入浴を容易化するため、その入浴を補助すべく使用される手摺等の介護装置が、従来より種々開発,使用されている。
すなわち、高齢者や身体障害者を擁する家庭や介護施設では、浴室の浴槽や洗い場に、例えば手摺,バー,握り部,保持具等々の介護装置が、各種の形状,方向,位置で配設されていることが多い。
そして従来、この種の介護装置は、浴槽や洗い場において、一定の形状で、定まった方向に、固定した位置で、使用すべく取付け固定,係止されていた。
《先行技術文献情報》
このような介護装置の従来例としては、例えば、次の特許文献1に示されたものが挙げられる。
特開平8−275894号公報 特開2003−304981号公報
ところで、この種従来例の介護装置については、次の問題が指摘されていた。
《第1の問題点》
第1に、健常者等が配設された介護装置を使用しないで入浴する場合、邪魔になり、違和感もある、という問題が指摘されていた。
すなわち、手摺等のこの種従来例の介護装置は、浴槽や洗い場に固定的に配設されていた。そこで、その浴槽に入浴する健常者や、身体機能低下度・障害度・介護度の低い人、例えば家族や介護者にとっては、使用しない介護装置が邪魔になり、入浴行動を阻害することもあった。又、通常の浴槽での入浴に比し、視覚的な違和感も指摘されていた。
《第2の問題点》
第2に、入浴する高齢者や身体障害者は、身体機能低下度・障害度・介護度が高低様々であるが、従来の介護装置ではこれに十分対応できない、という問題が指摘されていた。
すなわち、手摺等のこの種従来例の介護装置は、一定の形状で、定まった方向に、固定した位置で、浴槽等に固定的に配設されていた。これに対し、この介護装置を使用して入浴する高齢者や身体障害者の身体機能低下度・障害度・介護度は、各個人毎に高低様々であり、その態様も様々である。例え同一個人の場合でも、高齢者の場合は年月の経過と共に、加齢による身体機能の低下が進行する。
そこで、安全かつ容易な入浴のためには、各人の身体状況,障害程度に対応した形状,方向,位置の介護装置を、使い分ける必要が生じるが、従来の固定的な介護装置では対応不能であった。もって、高齢者や身体障害者の安全かつ容易な入浴について、不安が指摘されていた。
《第3の問題点》
第3に、そこで上記第1の問題点に鑑み、健常者等用に別途、介護装置が配設されていない通常の浴槽を準備,設置したり、又、上記第2の問題点に鑑み、高齢者や身体障害者の身体機能低下度・障害度・介護度毎に、対応した介護装置が付設された浴槽を、複数台準備,設置したりすることも行われていた。
すなわち、高齢者や身体障害者を擁する家庭や介護施設では、介護装置付の浴槽の外に、通常の浴槽を別途設置,併用することも行われていた。又、各種の身体状況,障害程度にマッチした異なった形状,方向,位置の介護装置がそれぞれ固定配設された浴槽を、複数台設置,併用することも行われていた。
しかしながら、これでは経済的負担が大きく、その分だけ浴室スペースも取る、という問題が指摘されていた。
《本発明について》
本発明の介護装置は、このような実情に鑑み、上記従来例の課題を解決すべく、開発されたものである。
そして本発明は、第1に、健常者等の入浴の邪魔にならず、第2に、高齢者や身体障害者各人の身体状況,障害程度に対応可能であり、第3に、もってこれらにより、1台の浴槽が幅広く使用でき、第4に、しかも浴槽への配設作業も簡単,確実な、介護装置を提案することを目的とする。
《請求項について》
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、次のとおりである。
本発明の介護装置は、左右の浴槽壁の上縁部にそれぞれ、前後間隔を存して複数個設けられた縦取付孔と、少なくとも2本の垂下部が該縦取付孔に嵌挿,係止可能な手摺と、を有している。
該縦取付孔は、左右の両該浴槽壁のものが左右で対向位置すると共に、その左右対向間隔と該前後間隔とが、同寸法に設定されている。
そして該手摺は、該垂下部が、左右いずれかの該浴槽壁の該縦取付孔間に嵌挿,係止されるか、左右の両該浴槽壁の対向位置する該縦取付孔間に嵌挿,係止されるか、自在に選択使用可能である。
そして更に、渡し板が使用可能となっている。該渡し板は、左右いずれか一方の該浴槽壁の該縦取付孔間に該垂下部が嵌挿,係止される該手摺と共に使用されると共に、左右の両該浴槽壁間に掛け渡されている。
該渡し板の一端部は、左右の該浴槽壁の上縁部に対応した形状よりなり、該上縁部に外側から嵌合可能となっている。該渡し板の他端部は、形成された専用穴にて、該縦取付孔間に嵌挿,係止される該手摺の垂下部に、嵌合可能となっている。
該渡し板の他端部の専用穴は、貫通穴よりなると共に、該手摺の垂下部の下部に対応した径よりなり、該手摺の垂下部の下部を上下方向に貫挿脱可能である。そして、貫挿状態では、該手摺の垂下部の下部を、外嵌により上述したように嵌合可能となっている。
該手摺の垂下部の下部は、該渡し板の他端部の専用穴を貫挿して、より下位の該浴槽壁の上縁部の縦取付孔に、嵌挿,係止可能となっている。
もって該渡し板が、左右の両該浴槽壁間に掛け渡されると共に、不動かつ確実に位置決め係止,保持,配設されること、を特徴とする。
《作用等》
本発明は、このような手段よりなるので、次のようになる。
(1)この介護装置では、縦取付孔が、左右の浴槽壁の上縁部に前後複数個設けられており、手摺の垂下部が嵌挿,係止される。縦取付孔は、浴槽を介し左右で対向位置すると共に、左右対向間隔と前後間隔が同寸法となっている。
(2)もって手摺は、垂下部を、前後の縦取付孔間に嵌挿,係止させるか、左右の縦取付孔間に嵌挿,係止させるか、自在に選択可能であり、前者の場合は浴槽壁に沿って位置し、後者の場合は浴槽壁間にクロスして位置する。
(3)そこで高齢者や身体障害者は、このように配設された手摺に捉まることにより、浴槽内外でのしゃがみ込み,立ち上がり,跨ぎ込み,跨ぎ出、等々の入浴動作が容易化される。
(4)そして、この介護装置は、渡し板が使用可能である。渡し板は、一端部が、左右一方の浴槽壁の上縁部に嵌合され、他端部が、他方の浴槽壁の手摺の垂下部に専用穴にて嵌合され、もって左右の浴槽壁間に掛け渡され,係止,保持される。
(5)そこで高齢者や身体障害者は、このように配設された渡し板に、途中で腰掛けることにより、入浴動作が一段と容易化される。
(6)さてそこで、本発明の介護装置によると、次のようになる。第1に、この介護装置の手摺は、浴槽壁の縦取付孔に垂下部を嵌挿,係止することにより、渡し板は、浴槽壁間に掛け渡して係止,保持することにより、浴槽に配設される。
そこで、健常者等がその浴槽に入浴する場合は、手摺や渡し板を取外すことにより、これらが健常者等の入浴の邪魔となったり、違和感を与えることは回避される。
第2に、高齢者や身体障害者は、各人毎に障害度・介護度が高低様々であるが、この介護装置は、これに対応した形状,方向,位置にて、使い分け可能である。
すなわち、各人の身体状況,障害程度に合わせて、a.手摺は、各種形状の中から最適なものを選択使用可能である。b.手摺を、浴槽の左右浴槽壁に沿って、位置させることも可能であり、c.クロスした方向に、位置させることも可能である。d.そして渡し板の併用も可能である。
第3に、もってこの介護装置付の浴槽は、1台で、健常者等から各種の高齢者や身体障害者まで、幅広く使用可能である。
第4に、この介護装置は、浴槽へ配設が簡単,確実である。すなわち手摺は、浴槽壁の縦取付孔に嵌挿,係止することにより、渡し板は、浴槽壁間に掛け渡し,係止,保持することにより、簡単な設置作業にて不動に配設される。
(7)さてそこで、本発明の介護装置は、次の効果を発揮する。
《第1の効果》
第1に、健常者等の入浴の邪魔にならない。すなわち、本発明の介護装置の手摺や渡し板は、健常者や障害度・介護度の低い人が入浴する場合は、適宜取外し可能である。
そこで、例えば家族や介護者が入浴する場合に、前述したこの種従来例のように、固定的に配設された使用しない介護装置が、邪魔となり入浴行動を阻害したり、目ざわりとなり違和感を感じたりすることは回避され、ほぼ通常の浴槽として入浴可能となる。
《第2の効果》
第2に、高齢者や身体障害者各人の身体状況,障害程度に、対応可能である。すなわち、介護装置を使用して入浴する高齢者や身体障害者は、各人毎に障害度・介護度が様々であるが、本発明の介護装置の手摺や渡し板は、これに対応した形状,方向,位置にて、使い分け可能である。
そこで、固定的に配設された介護装置が用いられていた前述したこの種従来例のように、高齢者や身体障害者の安全かつ容易な入浴に、不安が生じることはなく、各人毎に異なった身体状況,障害程度に自在かつ個別に対応可能となる。
《第3の効果》
第3に、もって本発明の介護装置付の浴槽、つまり手摺や渡し板付の浴槽は、1台で、健常者等から各種の高齢者や身体障害者まで、幅広く使用可能である。
そこで、前述したこの種従来例のように、高齢者や身体障害者を擁する家庭や介護施設において、介護装置付の浴槽とは別に通常の浴槽を設置したり、高齢者や身体障害者毎の異なった身体状況,障害程度に対応すべく、それぞれ専用の介護装置付の浴槽を複数台設置したりする必要もなくなる。
もって、その分だけ介護の経済的負担が軽減されると共に、浴室スペースも取らなくなる。
《第4の効果》
第4に、しかも浴槽への配設作業も、簡単,確実である。すなわち、本発明の介護装置の手摺は、浴槽壁への嵌挿,係止により配設され、渡し板は、浴槽壁間の掛け渡し,係止,保持により配設される。渡し板は、左右の両浴槽壁間に掛け渡されると共に、不動かつ確実に位置決め係止,保持,配設される。
このように、配設作業が簡単容易で作業性に優れると共に、不動かつ確実に配設され安全面にも優れている。
このように、この種従来例に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
《図面について》
以下、本発明の入浴装置を、図面に示した発明を実施するための最良の形態に基づいて、詳細に説明する。図1,図2,図3,図4,図5,図6は、本発明を実施するための最良の形態の説明に供する。
そして、図1は第1例を示し、図2は渡し板が取外された第2例を示し、図3は第3例を示す。そしてそれぞれ、(1)図は平面図、(2)図は側面図、(3)図は正面図である。図4の(1)図,(2)図,(3)図は、手摺の各種例の正面図であり、(4)図は、浴槽の側断面図である。
図5,図6は、入浴装置を設けた例を示し、図5の(1)図は、浴槽外側,降下位置での側面図、(2)図は、浴槽外側,上昇位置での側面図である。図6の(1)図は、浴槽外側,浴槽内側位置での平面図、(2)図は、浴槽内側,降下位置での入浴時の正面図である。
《介護装置1の概要について》
この介護装置1は、浴室2の浴槽3に配設され、もって高齢者や身体障害者Aの入浴を、補助して容易化すべく使用される。
そして、この介護装置1は、図1,図2,図3に示したように、縦取付孔4と手摺5とを、必須的に備えている。すなわち、左右の浴槽壁6の上縁部にそれぞれ、前後間隔Bを存して複数個設けられた縦取付孔4と、垂下設された少なくとも2本の垂下部7が、縦取付孔4に嵌挿,係止可能な手摺5と、を有している。
そして縦取付孔4は、左右の両浴槽壁6に設けられたものが、浴槽3内を介して左右で対向位置すると共に、その左右対向間隔Cと前後間隔Bとが、同寸法に設定されている。
もって手摺5は、図1のように、その垂下部7が、左右いずれかの浴槽壁6の縦取付孔4間に嵌挿,係止されるか、又は、図2のように、その垂下部7が、左右の両浴槽壁6の対向位置する縦取付孔4間に嵌挿,係止されるか、更に、図3のようにその両方であるか等、自在に選択使用可能となっている。
そして、図1,図3に示したように、この介護装置1では、更に、渡し板8が使用されている。
以下、このような介装装置1について、更に詳述する。
《縦取付孔4について》
まず、図1,図2,図3,図4の(4)図等を参照して、この介護装置1の縦取付孔4について詳述する。
この縦取付孔4は、浴槽3の左右の浴槽壁6について、それぞれ、その上縁部に縦に穿設されている。そして、上面が解放された中空柱状の固定孔よりなり、図示例では円柱状をなすが、円錐状,多角柱状,多角錐状等の中空形状も可能である。
そして縦取付孔4は、左右の浴槽壁6について、それぞれ、相互間に一定の前後間隔Bを存しつつ複数個ずつ設けられており、図1,図2の例では、2個ずつ計4個設けられ、図3の例では、3個ずつ計6個設けられている。
又、この縦取付孔4については、上述により、左側の浴槽壁6に一定の前後間隔Bで設けられた縦取付孔4と、右側の浴槽壁6に一定の前後間隔Bで設けられた縦取付孔4とが、浴槽3内を介し、対向位置している。
つまり、図1,図2の例では、左右の浴槽壁6の2個ずつの縦取付孔4が、それぞれ左右相互間で対向位置している。又、図3の例では、左右の浴槽壁6の3個ずつの縦取付孔4が、それぞれ左右相互間で対向位置している。
そして、このように対向位置する左右の縦取付孔4相互間の左右対向間隔Cと、左右の浴槽壁6における縦取付孔4相互間の前後間隔Bとが、同寸法に設定されている。つまり、前後,左右の各縦取付孔4は、相互間の寸法距離関係が等しくなるように、間隔設定されている。
縦取付孔4は、このようになっている。
《手摺5について》
次に、図1,図2,図3,図4の(1),(2),(3)図等を参照して、この介護装置1の手摺5について説明する。
この手摺5は、本体部9と垂下部7とからなる。まず、手摺5の本体部9は、使用する高齢者や身体障害者Aの身体状況,障害程度に合わせて、例えば図4の(1)図,(2)図,(3)図に示したように、略横軸状の水平杆部分を中心としつつ、直線状,アール付,ループ付等々、各種形状のものが準備される。
手摺5の垂下部7は、略縦軸状をなし、本体部9下に一体的に複数本が垂下設されており、複数本相互間は一定間隔Dに設定されている。そして、この一定間隔Dは、前述した左右対向間隔Cや前後間隔Bと同寸法に、寸法距離関係が等しく設定されている。
なお、図1,図2,図3では、直線状の水平杆部分からなる本体部9と、2本の垂下部7とからなる手摺5(図4の(2)図に示したもの)が、用いられている。
そして手摺5は、垂下部7の下部が、浴槽3側の縦取付孔4に対応した径よりなり、縦取付孔4に対し嵌挿,係止可能となっている。
すなわち、手摺5側の少なくとも2本の垂下部7は、その下部が、浴槽壁6上縁部に形成された少なくとも2個の縦取付孔4に対し、上下方向に挿脱移動可能であると共に、挿入により嵌入,係止され、もって上下方向以外の荷重を受けることが可能となっている。なお、垂下部7と縦取付孔4との断面形状が共通に形成された場合、垂下部7は縦取付孔4に密嵌挿される。
そして、手摺5の垂下部7は、次の2つの位置パターンで、浴槽3側の縦取付孔4に対し、嵌挿,係止可能となっている。
まず、図1に示したパターンでは、手摺5の垂下部7は、左右いずれか一方の浴槽壁6の前後の縦取付孔4間に、嵌挿,係止され、もって手摺5の本体部9が、その浴槽壁6の上縁部上に位置する。これに対し、図2に示したパターンでは、手摺5の垂下部7は、左右の浴槽壁6間で対向位置する左右の縦取付孔4間に、嵌挿,係止され、もって手摺5の本体部9が、左右の浴槽壁6間の浴槽3上をクロスし跨いで位置する。
手摺5は、このような2つの位置パターンを自在に選択可能であり、必要に応じ自由に、浴槽3に対する位置を変更可能である。なお、図3に示したように、2本の手摺5を同時に用い、この両パターンを共に採用することも可能である。
手摺5は、このようになっている。
《渡し板8について》
次に、図1,図3を参照して、渡し板8について説明する。この介護装置1では、渡し板8が使用されている。
まず、この渡し板8は、左右いずれか一方の浴槽壁6の前後の縦取付孔4間に、垂下部7が嵌挿,係止される手摺5と共に、使用される。そして、左右の浴槽壁6間に掛け渡されて、係止,保持される。
渡し板8の一端部11は、左右の浴槽壁6の上縁部に対応した形状よりなり、もって浴槽壁6上縁部に嵌合可能である。渡し板8の他端部12は、形成された専用穴10にて、前後の縦取付孔4間に嵌挿,係止される手摺5の垂下部7の1本に、嵌合可能となっている。
このような渡し板8について、更に詳述する。渡し板8は、長方形の平板ボード状をなし、その長辺の長さが、浴槽3の左右の浴槽壁6の上縁部間に掛け渡されるに足る寸法よりなる。
そして渡し板8は、まず、次の手摺5と共に使用される。すなわち、図2のパターンではなく、図1や図3中のパターンの手摺5と共に使用され、この手摺5の垂下部7は、左右いずれか一方の浴槽壁6の前後の縦取付孔4間に、嵌挿,係止される。
もって渡し板8は、左右の浴槽壁6間に掛け渡されると共に、次のように、左右の浴槽壁6間に係止,保持される。
まず、渡し板8の一端部11は、浴槽壁6の上縁部に嵌合可能な対応形状を備えている。すなわち一端部11は、浴槽壁6の上縁部の縦断面形状について、外嵌可能な垂下形状を有しており、図1の(2)図や図3の(2)図に示したように、外側から部分的に嵌合される形状か、又は図示例によらず、外側から全体的に密嵌合される形状よりなる。
又、渡し板8の他端部12には、専用穴10が形成されており、この専用穴10は、貫通穴よりなっている。そして専用穴10は、手摺5の垂下部7の下部に対応した径よりなり、1本の垂下部7の下部を、上下方向に貫挿脱可能であると共に、貫挿状態では外嵌により嵌合可能となっている。
そこで、渡し板8は、次のように掛け渡される。まず、渡し板8の一端部11を、左右の一方側の浴槽壁6の上縁部に載せて嵌合させる。
これと共に、渡し板8の他端部12を、浴槽壁6の左右の他方側の上縁部に載せて、その専用穴10を上縁部の縦取付孔4に、上下位置合わせする。それから、この他方側の上縁部上に手摺5が配され、その1本の垂下部7の下部が、渡し板8他端部12の専用穴10を貫挿されて、より下位の縦取付孔4に嵌挿,係止される。
このように渡し板8は、一端部11が、浴槽壁6の上縁部に嵌合されると共に、他端部12の専用穴10が、手摺5の垂下部7に嵌合されることにより、係止,保持される。つまり渡し板8は、左右の浴槽壁6上に掛け渡されると共に、不動に位置決め係止,保持される。
渡し板8は、このようになっている。
《入浴装置13について》
ここで、図5,図6に示した入浴装置13について、説明しておく。この入浴装置13は、上述した手摺5や渡し板8等の介護装置1と共に(その図示は省略)、又は図示のように、これらの介護装置1を取外した状態で、入浴装置13が配設されている。
この入浴装置13により、自力入浴が不可能な程度に身体状況,障害程度が低下した高齢者や身体障害者Aの入浴も、可能となる。
すなわち、この入浴装置13は浴槽3に配設され、もって高齢者や身体障害者Aを、浴槽3の内外で移動させて入浴させるために使用され、マスト部14,アーム部15,椅子部16,ケース17等を備えている。
このような入浴装置13について、更に詳述する。入浴装置13は、浴槽3に隣接立設され上下多段の入れ子式よりなり、昇降動可能なマスト部14と、マスト部14の上部に取付けられ水平回動可能なアーム部15と、アーム部15に取付けられた椅子部16と、収縮,降下状態で椅子部16が取外されたマスト部14を収納可能なケース17と、を有している。
そして入浴装置13は、次のように使用される。使用に際しては、まず、アーム部15が外側に水平回動され、もって上昇位置の椅子部16が、浴槽3外側位置へと旋回される。それからマスト部14が収縮され、もって図5の(1)図に示したように、椅子部16が降下位置に降下する。
そして、高齢者や身体障害者Aが椅子部16に着座した後、マスト部14が伸長され、もって図5の(2)図に示したように、椅子部16が上昇位置に上昇する。
それから、高齢者や身体障害者Aが着座した椅子部16は、図6の(1)図に示したように、アーム部15が内側に水平回動されて浴槽3内側位置へと旋回された後、マスト部14が収縮されることにより、図6の(2)図に示したように、浴槽3内の降下位置に降下する。
そこで、入浴者である高齢者や身体障害者Aは、椅子部16に着座したまま入浴する。入浴後は、高齢者や身体障害者Aが着座した椅子部16は、上述と逆のステップを辿り、元の浴槽3外側位置の降下位置に戻される。
なお各図中18は、浴槽3の前後の浴槽壁であり、この前後の浴槽壁18は、左右の浴槽壁6とは直交する位置関係にある。
入浴装置13は、このようになっている。
《作用等について》
本発明の介護装置1は、以上説明したように構成されている。そこで、以下のようになる。
(1)この介護装置1は、手摺5と縦取付孔4とを備えている。縦取付孔4は、左右の浴槽壁6の上縁部に、前後間隔Bを存しつつ複数個設けられており、手摺5の垂下部7が、この縦取付孔4に嵌挿,係止可能となっている。
そして縦取付孔4は、浴槽3を介し左右で対向位置すると共に、この左右対向間隔Cと前後間隔Bとが、同寸法となっている。
(2)もって手摺5は、垂下部7を、浴槽壁6の前後の縦取付孔4間に嵌挿,係止させるか(図1を参照)、又は、左右の縦取付孔4間に嵌挿,係止させるか(図2を参照)、自在に選択使用可能である。更に、その両方も可能である(図3を参照)。
前者の場合(図1を参照)、手摺5は、浴槽3の左右いずれかの浴槽壁6に沿って、(長手方向に)位置する。後者の場合(図2を参照)、手摺5は、浴槽3の左右浴槽壁6間に、(長手方向に直角に)クロスして位置する。
(3)そこで、高齢者や身体障害者Aは、このように浴槽3に配設された介護装置1の手摺5を、補助的に使用することにより、容易に入浴可能となる。
すなわち、手摺5に捉まることにより、浴室2内でのしゃがみ込み、浴室2内での立ち上がり、浴槽3内への跨ぎ込み、浴槽3外への跨ぎ出、浴槽3内でのしゃがみ込み、浴槽3内での立ち上がり、等々の各入浴動作が容易化される(図1の(2)図,(3)図、図2の(2)図,(3)図、図3の(2)図,(3)図等を参照)。
(4)そして、この介護装置1は、渡し板8が使用可能となっており、この渡し板8は、左右の浴槽壁6間に掛け渡されて係止,保持され、もって浴槽3に配設される(図1,図3を参照)。
すなわち、渡し板8の一端部11は、左右いずれか一方の浴槽壁6の上縁部に嵌合され、他端部12は、形成された専用穴10にて、他方の浴槽壁6の手摺5の垂下部7に嵌合される。
(5)そこで、高齢者や身体障害者Aは、このように浴槽3に配設された介護装置1の渡し板8を、前述した手摺5と共に使用することにより、更に容易に入浴可能となる。
すなわち、手摺5に捉まると共に、渡し板8に途中で腰掛けることにより(図1の(3)図,図3の(3)図を参照)、浴槽3内中心位置への前後移動、浴槽3内への跨ぎ込み、浴槽3外への跨ぎ出、浴槽3内でのしゃがみ込み、浴槽3内での立ち上がり、等々の各入浴動作が一段と容易化される。
(6)さてそこで、本発明の介護装置1によると、次の第1,第2,第3,第4のようになる。
第1に、この介護装置1の手摺5は、垂下部7を、浴槽6の縦取付孔4に嵌挿,係止することにより、浴槽3に配設される。渡し板8は、浴槽壁6間に掛け渡して係止,保持することにより、浴槽3に配設される。
そこで、健常者や身体機能低下度・障害度・介護度の低い人、例えば家族や介護者が、このように配設される手摺5や渡し板8を使用しないで、その浴槽3に入浴する場合は、手摺5や渡し板8を適宜取外すことにより、その浴槽3を通常の浴槽3として使用可能である。
すなわち手摺5は、その垂下部7の縦取付孔4への嵌挿,係止を、持ち上げて解くことにより、容易に除去可能である。渡し板8も、一端部11と他端部12つまり両端部の浴槽壁6間への嵌合,係止,保持を、持ち上げて解くことにより、容易に除去可能である。
この介護装置1は、このように、手摺5や渡し板8を取外して除去することにより、健常者等の入浴の邪魔にならず、入浴行動を阻害することもなく、視覚的違和感を与えることもない。
なお、健常者等の入浴に際し、手摺5や渡し板8を取外すことなく、そのまま使用することも随時可能であり、その場合、手摺5は健常者等の入浴補助用として、渡し板8は飲食物その他の置き台としても使用可能である。
第2に、介護装置1を使用して入浴する高齢者や身体障害者Aは、各個人毎にそれぞれ、その身体機能低下度・障害度・介護度が高低様々であり、その態様も様々である。例え同一個人の場合でも、高齢者や身体障害者Aの場合は、年月の経過と共に身体機能の低下が進行することも多い。
そこでこの介護装置1は、このような高齢者や身体障害者A各人の身体状況,障害程度に対応したした形状,方向,位置にて、使い分け可能となっており、高齢者や身体障害者A各人の身体機能低下度・障害度・介護度に、個別に十分対応可能である。
すなわち、高齢者や身体障害者A各人の身体状況,障害程度に合わせて、まずa.手摺5については、予め準備された各種形状のものの中から(例えば、図4の(1)図,(2)図,(3)図を参照)、最適な形状のものを選択使用可能である。
そしてb.選択された手摺5を、浴槽3の左右浴槽壁6に沿って(前後方向,長手方向に)位置させることが可能であると共に(図1等を参照)、c.左右浴槽壁6間にクロスした方向に(左右方向に)位置させたり(図2等を参照)することも可能である。そしてd.渡し板8を併用(図1,図3を参照)可能である。
これらのa.b.c.d.の組合せパターンにより、この介護装置1は、各人毎に異なった身体機能低下度・障害度・介護度に、自在かつ個別に十分対応可能である。更に、入浴装置13を配設した場合は(図5,図6を参照)、自力入浴不可能な程度の高齢者や身体障害者Aも入浴可能となり、対応可能な身体状況,障害程度の幅が一段と広がる。
第3に、もってこの介護装置1付の浴槽3は、1台で、幅広く使用可能である。すなわち、上述した第1の点のように、健常者等が、介護装置1を使用しないで入浴する場合、邪魔にならず違和感を与えることもない。これと共に、上述した第2の点のように、高齢者や身体障害者A各人毎の身体状況,障害程度に、自在かつ個別に十分対応可能である。
そこで、この介護装置1付の浴槽3は、1台で、健常者等から各種の高齢者や身体障害者Aまで、幅広く使用可能である。
もって、高齢者や身体障害者Aを擁する家庭や介護施設において、高齢者や身体障害者A用の介護装置1付の浴槽3と共に、健常者等用の通常の浴槽3を、別途準備,設置,併用する必要がなくなる。
又、高齢者や身体障害者Aの身体状況,障害程度に応じ、それぞれ専用の介護装置1付の浴槽3、つまりそれぞれ異なった形状,方向,位置の介護装置1付の浴槽3を、複数台準備,設置,併用する必要もなくなる。
第4に、この介護装置1は、浴槽3へ配設作業が、簡単容易かつ確実である。すなわち、この介護装置1の手摺5は、垂下部7を、浴槽壁6に形成された縦取付孔4に対して、嵌挿,係止することにより、つまり簡単容易な設置作業により、前後左右に不動かつ確実に、浴槽3に配設される。
そして、この介護装置1の渡し板8は、その一端部11を、一方の浴槽壁6の上縁部に嵌合すると共に、他端部12を、その専用穴10にて、他方の浴槽壁6の手摺5の垂下部7に嵌合させることにより、左右の浴槽壁6間に掛け渡され,係止,保持される。
このように渡し板8は、簡単容易な設置作業により、前後左右に不動かつ確実に、浴槽3に配設される。
本発明に係る介護装置について、発明を実施するための最良の形態の説明に供し、第1例を示し、(1)図は平面図、(2)図は側面図、(3)図は正面図である。 同発明を実施するための最良の形態の説明に供し、渡し板が取外された第2例を示し、(1)図は平面図、(2)図は側面図、(3)図は正面図である。 同発明を実施するための最良の形態の説明に供し、第3例を示し、(1)図は平面図、(2)図は側面図、(3)図は正面図である。 同発明を実施するための最良の形態の説明に供し、(1)図,(2)図,(3)図は、手摺の各種例の正面図であり、(4)図は、浴槽の側断面図である。 同発明を実施するための最良の形態の説明に供し、入浴装置を設けた例を示し、(1)図は、浴槽外側,降下位置での側面図、(2)図は、浴槽外側,上昇位置での側面図である。 同発明を実施するための最良の形態の説明に供し、入浴装置を設けた例を示し、(1)図は、浴槽外側,浴槽内側位置での平面図、(2)図は、浴槽内側,降下位置での入浴時の正面図である。
1 介護装置
2 浴室
3 浴槽
4 縦取付孔
5 手摺
6 浴槽壁
7 垂下部
8 渡し板
9 本体部
10 専用穴
11 一端部
12 他端部
13 入浴装置
14 マスト部
15 アーム部
16 椅子部
17 ケース
18 浴槽壁
A 高齢者や身体障害者
B 前後間隔
C 左右対向間隔
D 一定間隔

Claims (1)

  1. 左右の浴槽壁の上縁部にそれぞれ、前後間隔を存して複数個設けられた縦取付孔と、少なくとも2本の垂下部が該縦取付孔に嵌挿,係止可能な手摺と、を有しており、
    該縦取付孔は、左右の両該浴槽壁のものが左右で対向位置すると共に、その左右対向間隔と該前後間隔とが、同寸法に設定されており、
    該手摺は、該垂下部が、左右いずれかの該浴槽壁の該縦取付孔間に嵌挿,係止されるか、左右の両該浴槽壁の対向位置する該縦取付孔間に嵌挿,係止されるか、自在に選択使用可能であり、
    更に、渡し板が使用可能となっており、該渡し板は、左右いずれか一方の該浴槽壁の該縦取付孔間に該垂下部が嵌挿,係止される該手摺と共に使用されると共に、左右の両該浴槽壁間に掛け渡されており、
    該渡し板の一端部は、左右の該浴槽壁の上縁部に対応した形状よりなり、該上縁部に外側から嵌合可能であり、該渡し板の他端部は、形成された専用穴にて、該縦取付孔間に嵌挿,係止される該手摺の垂下部に、嵌合可能となっており、
    該渡し板の他端部の専用穴は、貫通穴よりなると共に、該手摺の垂下部の下部に対応した径よりなり、該手摺の垂下部の下部を上下方向に貫挿脱可能であり、貫挿状態では、該手摺の垂下部の下部を外嵌により上述したように嵌合可能となっており、
    該手摺の垂下部の下部は、該渡し板の他端部の専用穴を貫挿して、より下位の該浴槽壁の上縁部の縦取付孔に、嵌挿,係止可能となっており、
    もって該渡し板が、左右の両該浴槽壁間に掛け渡されると共に、不動かつ確実に位置決め係止,保持,配設されること、を特徴とする介護装置。
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