JP4681145B2

JP4681145B2 - Method frame forming frame and method frame method using the same

Info

Publication number: JP4681145B2
Application number: JP2001112193A
Authority: JP
Inventors: 定夫伏木; 伸二山本; 浩司内藤
Original assignee: 株式会社サンゴ
Priority date: 2001-04-11
Filing date: 2001-04-11
Publication date: 2011-05-11
Anticipated expiration: 2021-04-11
Also published as: JP2002309584A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路や宅地造成地などの法面安定化工法に関し、特に、法面の緑化等に用いられる法枠形成用の枠体およびそれを用いた法枠工法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
道路や宅地造成地などにおいては、その法面安定化のため、斜面上に格子状に枠体を配置し、コンクリートやモルタル等のセメント系硬化材（以下、モルタル等と略記する）を打設する工法が広く用いられている。そこではまず、法面上に金網等の網状部材が敷設され、その上に鋼棒等から形成された枠体が格子状に設置される。枠体内には鉄筋が配設されると共に、格子点部分などには地盤に打ち込まれたアンカーが設置される。そして、この枠体を埋め込むようにモルタル等を吹き付けることにより格子状の法枠梁が形成され、斜面上に法枠が構築される。
【０００３】
このような法枠用の枠体としては、特許第２７４８２５９号公報のように、金属線を台形状に折り曲げた部材を、配筋方向に設けた縦線材に連結する形で多数連設したものが一般的である。また、特開平８−１３４９２２号公報のように、施工性を向上させるため、長尺の網状材を湾曲等させて断面を円弧状等にしたものも提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような法枠では、近年、環境保全対策として、格子の内側に種子や肥料等の植生材料を吹き付け、法面に緑化工事を施す場合が多い。この場合、格子内には、後に植生材料を投入する関係から、法枠梁形成時にモルタル等がかからないよう、合成樹脂製の養生シート（以下、適宜シートと略記する）などで被覆を行っている。そして、モルタルの吹き付け、固化が完了した後、シートを外して植生材料の投下が行われる。
【０００５】
しかしながら、特許第２７４８２５９号公報のような枠体を使用してモルタル等の吹き付けを行うと、図１２に一点鎖線にて示したように、枠体５１の両側面部にモルタル等５２が裾を引くように流出する。すなわち、モルタル等５２が法枠梁５３の規定寸法Ｌからはみ出すと共に、敷設されたシート５４上にも堆積する形となる。従って、シート５４を外す際には、図１２に斜線にて示した裾部分５５を切り取った上でシート５４を取り除いている。このため、シート除去時における作業工数が増加し、施工コストの増大を招くと共に、施工期間短縮の妨げともなっていた。
【０００６】
この場合、特開平８−１３４９２２号公報のような金網製の枠体を用いれば裾部分５５への流出量を抑えることも可能である。しかしながら、流出を抑え得るような金網を使用すると、今度はモルタル等の吹き付け時に、枠体内にモルタルが入りにくく作業性が悪いという問題がある。
【０００７】
本発明の目的は、モルタル吹き付け時の作業性を損なうことなく、法枠梁を規定寸法に形成し、モルタルはみ出し部分の切り取りのような後加工を不要にした法枠形成用枠体およびそれを用いた法枠工法を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明の法枠形成用枠体は、法面上に格子状に設置され、セメント系硬化材を打設することにより前記法面上に格子状の法枠梁を形成する枠体であって、金属線材によって形成され、当該枠体を前記法面上に設置したとき該法面に対し垂直方向に伸びる一対の脚部と、前記脚部の間に前記脚部と一体に上下２段に配設された鉄筋保持部と、を備えてなるサポート部材と、前記サポート部材の前記両脚部に折り畳み自在に取り付けられ、前記法枠梁の長手方向に沿って対向配置された一対の網部材と、を有し、前記鉄筋保持部は、波形状に屈曲形成された部位を備えた上辺部と、該上辺部の両側にそれぞれ配され前記脚部の各上端に接続された斜辺部と、を有する第１の鉄筋保持部と、前記脚部の各上端部同士の間に配置され、波形状に屈曲形成された部位を備えた第２の鉄筋保持部と、を有し、前記第１及び第２の鉄筋保持部は、前記波形状に屈曲形成された部位に、前記法枠梁内に配される鉄筋を収容可能な凹部を複数個備え、該凹部を適宜選択することにより、前記鉄筋の配筋位置が変更可能であり、前記網部材は、その下端に、当該枠体が地面に埋没するのを防止し前記法枠梁の高さを揃えるためのストッパが屈曲形成され、該ストッパは、該網部材の長手方向に沿って面状に形成されてなることを特徴とする。
【０００９】
本発明によれば、枠体内に注入されたモルタルが網部材にせき止められる形となり、法枠梁の裾部分にモルタル流出部分が出来にくい。従って、法枠梁を規定寸法に形成し易くなると共に、養生シートを取り外す際も裾部分のモルタルを掻き取る必要がない。このため、シート除去時における手間を省くことができ、施工コストの削減や施工期間の短縮などを図ることが可能となる。
【００１０】
また、前記法枠形成用枠体において、前記鉄筋保持部を、波形状に屈曲形成された上下２段の線材にて形成しても良く、これにより、当該サポート部材では、複数の鉄筋支持位置を備えていることになり、鉄筋を適宜ずらして置くことができる。従って、配筋位置を自在に変更できるため、施工上の自由度が拡大する。さらに、前記サポート部材と前記網部材を折り畳み自在に連結することにより、施工現場まで枠体を折り畳んだ状態で運搬でき、運搬時にかさ張ることなく容易かつ多量に枠体を運搬できる。また、工場にて枠体を一体的に製造し、それを現場にて組み立てるだけで枠体の敷設を行うことができ、施工作業の簡素化を図ることも可能となる。加えて、前記網部材の下端に埋没防止用のストッパを屈曲形成することにより、枠体を法面上に敷設した際に、枠体が地面に埋没するのを防止でき、埋没防止のための作業や部材が不要となると共に、形成される法枠梁の高さを揃えることが可能となる。
【００１１】
また、本発明の他の法枠形成用枠体は、法面上に格子状に設置され、セメント系硬化材を打設することにより前記法面上に格子状の法枠梁を形成する枠体であって、金属線材によって形成され、当該枠体を前記法面上に設置したとき該法面に対し垂直方向に伸びる一対の脚部と、前記脚部の間に前記脚部と一体に上下２段に配設された鉄筋保持部と、を備えてなるサポート部材と、前記サポート部材の前記両脚部に折り畳み自在に取り付けられ、前記法枠梁の長手方向に沿って対向配置された一対の網部材とを有し、前記鉄筋保持部は、コの字形に形成され、波形状に屈曲形成された部位を備えた上辺部と、該上辺部の両側にそれぞれ配された側辺部と、を有する第１の鉄筋保持部と、前記脚部の各上端に接続され、波形状に屈曲形成された部位を有する第２の鉄筋保持部と、を備え、前記第１の鉄筋保持部の前記上辺部は、前記第２の鉄筋保持部よりも短く形成されると共に、前記側辺部と略直角に接続され、前記第２の鉄筋保持部の前記波形状に屈曲形成された部位に、前記第１の鉄筋保持部の前記側辺部を溶接固定することにより、前記第１の鉄筋保持部は、前記網部材から離れた位置にて、前記第２の鉄筋保持部から垂直に立設され、前記第１及び第２の鉄筋保持部は、前記波形状に屈曲形成された部位に、前記法枠梁内に配される鉄筋を収容可能な凹部を複数個備え、該凹部を適宜選択することにより、前記鉄筋の配筋位置が変更可能であり、前記網部材は、その下端に、当該枠体が地面に埋没するのを防止し前記法枠梁の高さを揃えるためのストッパが屈曲形成され、該ストッパは、該網部材の長手方向に沿って面状に形成されてなることを特徴とする。
【００１２】
一方、本発明の法枠工法は、前記法枠形成用枠体を用いた法枠工法であって、前記枠体を法面上に設置し、前記サポート部材に鉄筋を架設した後、前記網部材の内側にセメント系硬化材を打設して前記法枠梁を形成することを特徴とする。本発明によれば、法枠梁の裾部分にモルタル流出部分が出来にくく、法枠梁を規定寸法に形成し易くなると共に、養生シートを取り外す際も裾部分のモルタルを掻き取る必要がないため、シート除去時における手間を省くことができ、施工コストの削減や施工期間の短縮などを図ることが可能となる。
【００１３】
前記法枠工法において、前記枠体を法面上に格子状に設置して格子枠体を形成し、該格子枠体における格子の交点位置に棒状の交点アンカーを打ち込むと共に、該交点アンカーと前記鉄筋とを結束部材にて固定し、前記格子枠体の各辺部分に、検測ピンを兼ね、上辺が円弧状となったＴ字形の補助アンカーを打ち込み、その後、前記網部材の内側に、前記補助アンカーが隠れる程度にセメント系硬化材を打設するようにしても良い。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図１は本発明の一実施の形態である法枠形成用枠体（以下、枠体と略記する）の構成を示す斜視図、図２は図１の枠体の平面図、図３はその正面図、図４は側面図である。
【００１５】
本発明による枠体１は、図１に示すように、複数のサポート体（サポート部材）２と、サポート体２の両側部に対向配置された側網（網部材）３とから構成されている。枠体１は、後述するように、法面に格子状に載置されてモルタルが吹き付けられ、法面上に格子状の法枠を構築する。この場合、枠体１は、図２に示すように、長手方向が１０００〜３０００mm、幅が２００〜３５０mm、高さが１００〜２００mmとなっており、法枠を形成する畝状の法枠梁の一辺を形成する。
【００１６】
サポート体２は、直径３〜４mm程度の鋼棒（金属線材）によって形成されている。図１，４に示すように、サポート体２には、法面設置時に法面と垂直方向に伸びる一対の脚部１１が設けられている。また、脚部１１の上方には、第１の鉄筋保持部１２が脚部１１と連続的に曲げ形成されている。さらに、脚部１１の上端部同士の間には、鋼棒からなる第２の鉄筋保持部１３が溶接されている。すなわち、サポート体２には、鉄筋保持部１２，１３が上下２段に配置されている。
【００１７】
鉄筋保持部１２，１３は、図４に示すように、波形形状に屈曲形成されており、波形部分の凹部に鉄筋１４が収容保持されるようになっている。すなわち、当該サポート体２では、複数の鉄筋支持位置を備えていることになり、鉄筋１４を図４において左右方向にずらして置くことができる。従って、配筋位置を適宜変更できるため、施工上の自由度が拡大すると共に、法枠を規定寸法に施工し易くなる。
【００１８】
サポート体２の脚部１１の外側にはそれぞれ、側網３が取り付けられている。側網３は、法枠梁の長手方向に沿うように配置され、両側網３の間にサポート体２が等間隔に例えば３個取り付けられる。本実施の形態では、側網３はエキスパンドメタルやクリンプ金網、溶接金網等の網部材から形成され、その表面には亜鉛メッキが施されている。また、側網３とサポート体２との間は、リング４によって折り畳み自在に連結されている。従って、当該枠体１は、リング４を中心にサポート体２を倒して、図５のように折り畳むことができ、施工現場まで枠体１を折り畳んだ状態で運搬でき、運搬時にかさ張ることなく容易かつ多量に枠体１を運搬できる。また、工場にて枠体１を一体的に製造し、それを現場にて組み立てるだけで枠体の敷設を行うことができ、施工作業の簡素化を図ることも可能となる。
【００１９】
側網３においてはさらに、その下部にストッパ１５が屈曲形成されている。このストッパ１５は、枠体１を法面上に敷設した際に、枠体１が地面に埋没するのを防止している。これにより、埋没防止のための作業や部材が不要となると共に、形成される法枠梁の高さを揃えることが可能となる。
【００２０】
次に、枠体１を用いた本発明による法枠工法について説明する。図６，７は、本発明の一実施例である法枠工法により法面に格子状の法枠を形成する様子を示す説明図である。ここではまず、予め整地された法面２１上に菱形金網などの網状体２２を敷設する。この網状体２２は図示しないアンカーによって適宜法面２１に固定される。次に、枠体１を図５の状態から開いて図１の状態とし、これを網状体２２上に縦横格子状に配置し、格子枠体２３を形成する。当該枠体１では、側網３の下部にストッパ１５が形成されているので、枠体１が法面２１に埋没することなく設置される。その後、サポート体２の鉄筋保持部１２，１３上に鉄筋を載置する。この際、鉄筋保持部１２，１３は波形形状となっているので、鉄筋１４を適当な位置にて保持することができる。
【００２１】
鉄筋１４の配置後、格子点位置に交点アンカー２４を打ち込む。また、格子枠体２３の各辺部分には補助アンカー２５を打ち込む。交点アンカー２４は棒状の部材からなり、鉄筋１４に針金等の図示しない結束部材にて固定される。また、補助アンカー２５は、図８に波線にて示したように、上辺が円弧状になったＴ字形に形成されている。なお、図６では、アンカー２４，２５は省略されている。一方、格子枠体２３の内側に合成樹脂製の養生シート２６を敷設し、モルタル非吹き付け部分を養生する。そして、鉄筋１４および枠体１を埋め込むようにモルタル（セメント系硬化材）２７をモルタルガンなどによって吹き付ける。
【００２２】
この際、アンカー２５は検測ピンを兼ねており、図８に示すように、アンカー２５が隠れる程度にモルタル２７を吹き付けることにより、鉄筋１４に対して所定の厚さにてモルタル２７の被覆ができるようになっている。一方、モルタル吹き付け幅の目安としては、枠体１の側網３を用いる。これにより、モルタル２７を図８のように断面略半円形状に盛り上げた法枠梁２８が形成される。そして、この作業を格子枠体２３に対して行うことで、法枠梁２８が格子状に形成され法枠２９が構築される。
【００２３】
このとき、本発明による枠体１では側面に側網３が設けられているため、図１２のような従来の枠体５１と異なり、法枠梁２８の裾部分にモルタル流出部分が出来にくい。すなわち、図８に示すように、枠体１内のモルタル２７は側網３にせき止められる形となり、裾部分には流れ出ない。従って、法枠梁２８をコテで均す程度で大きな後加工なしに規定寸法Ｌに形成することができると共に、シート２６を取り外す際も裾部分のモルタルを掻き取る必要がない。これにより、シート除去時における手間を省くことができ、施工コストの削減や施工期間の短縮などを図ることが可能となる。
【００２４】
また、当該枠体１では、網状の部分は側面部分に限られ、その上面部は開放されている。すなわち、全部を網にて覆ってしまう構成と異なり、モルタル２７の吹き付けの妨げとなる部材は存在していない。従って、モルタル吹き付け時の作業性を損なうことなく、法枠梁を規定寸法に形成し、モルタルはみ出し部分の切り取り作業を省くことが可能となる。
【００２５】
なお、シート２６を取り除いた後には、シート２６が敷設されていた養生部分に、芝草等の各種種子や肥料、土壌、保水材などが配合された植生材料を吹き付ける。そして、植生材料の流失を格子状の法枠２９で保護しつつ、植生材料中の種子を発芽育成させ、法面の緑化が行われる。
【００２６】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前述の枠体１の寸法やサポート体２の設置個数などはあくまでも一例であり、前記寸法、個数に限定されないのは言うまでもない。また、アンカー２４，２５の形状は図８のものには限定されず、例えば図９のように上辺が直線状になったＴ字形のものでも良い。さらに、サポート体２の形状も前述のもには限定されず、例えば、図１０のように、第２の鉄筋保持部１３と脚部１１を一体に形成し、コの字形の第１の鉄筋保持部１２を第２の鉄筋保持部１３上に溶接するようにしても良い。加えて、図１１のようにストッパ１５のない形態も可能である。
【００２７】
【発明の効果】
本発明の法枠形成用枠体によれば、法枠形成用の枠体の両側部に側網を設けたことにより、枠体内に注入されたモルタルが側網にせき止められ、法枠梁の裾部分へのモルタルの流出を抑えることができる。従って、法枠梁を規定寸法に形成し易くなると共に、養生シートを取り外す際も裾部分のモルタルを掻き取る必要がない。このため、シート除去時における手間を省くことができ、施工コストの削減や施工期間の短縮などを図ることが可能となる。
【００２８】
また、鉄筋保持部を、波形状に屈曲形成された上下２段の線材にて形成することにより、複数の鉄筋支持位置を備えることができる。従って、状況に応じて鉄筋を適宜ずらして置くことができ、施工上の自由度が拡大すると共に、法枠を規定寸法通りに施工することが容易となる。。
【００２９】
さらに、サポート体と側網を折り畳み自在に連結することにより、施工現場まで枠体を折り畳んだ状態で運搬でき、運搬時にかさ張ることなく容易かつ多量に枠体を運搬できる。また、工場にて枠体を一体的に製造し、それを現場にて組み立てるだけで枠体の敷設を行うことができ、施工作業の簡素化を図ることも可能となる。
【００３０】
加えて、側網下端に埋没防止用のストッパを形成することにより、枠体を法面上に敷設した際に、枠体が地面に埋没するのを防止でき、埋没防止のための作業や部材が不要となると共に、形成される法枠梁の高さを揃えることが可能となる。
【００３１】
一方、本発明の法枠工法によれば、前記法枠形成用枠体を用いて法枠梁を形成することにより、法枠梁の裾部分にモルタル流出部分が出来にくく、法枠梁を規定寸法に形成し易くなる。また、養生シートを取り外す際も裾部分のモルタルを掻き取る必要がないため、シート除去時における手間を省くことができ、施工コストの削減や施工期間の短縮などを図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態である法枠形成用枠体の構成を示す斜視図である。
【図２】図１の法枠形成用枠体の平面図である。
【図３】図１の法枠形成用枠体の正面図である。
【図４】図１の法枠形成用枠体の側面図である。
【図５】図１の法枠形成用枠体を折り畳んだ状態を示す説明図である。
【図６】本発明の一実施例である法枠工法により法面に格子状の法枠を形成する様子を示す説明図である。
【図７】本発明の一実施例である法枠工法により法面に格子状の法枠を形成する様子を示す説明図である。
【図８】法枠梁の構成を示す説明図である。
【図９】補助アンカーの変形例を示す説明図である。
【図１０】サポート体の変形例を示す説明図である。
【図１１】本発明による法枠形成用枠体の変形例の構成を示す斜視図である。
【図１２】従来の法枠形成用枠体によって形成される法枠梁の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
１法枠形成用枠体
２サポート体（サポート部材）
３側網（網部材）
４リング
１１脚部
１２第１の鉄筋保持部
１３第２の鉄筋保持部
１４鉄筋
１５ストッパ
２１法面
２２網状体
２３格子枠体
２４交点アンカー
２５補助アンカー
２６養生シート
２７モルタル（セメント系硬化材）
２８法枠梁
２９法枠
５１枠体
５２モルタル
５３法枠梁
５４シート
５５裾部分
Ｌ規定寸法[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a slope stabilization method for roads, residential land development sites, and the like, and more particularly, to a frame for forming a frame used for greening a slope and a frame method using the frame.
[0002]
[Prior art]
In roads and residential land development sites, a frame is arranged in a grid pattern on the slope, and cement-based hardeners such as concrete and mortar (hereinafter abbreviated as mortar) are placed to stabilize the slope. The construction method is widely used. First, a mesh member such as a wire mesh is laid on the slope, and a frame body made of a steel bar or the like is installed in a lattice shape. Reinforcing bars are arranged in the frame body, and anchors driven into the ground are installed at lattice points. Then, by spraying mortar or the like so as to embed the frame body, a lattice-shaped normal frame beam is formed, and a normal frame is constructed on the slope.
[0003]
As such a frame for a legal frame, as shown in Japanese Patent No. 2748259, a large number of members in which metal wires are bent in a trapezoidal shape are connected to a vertical wire provided in the bar arrangement direction. Is common. In addition, as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-134922, in order to improve workability, a long net-like material is curved or the like to have a cross section of an arc or the like.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in such a legal framework, in recent years, as environmental conservation measures, vegetation materials such as seeds and fertilizer are sprayed on the inside of the lattice, and the slope is often planted. In this case, the lattice is covered with a synthetic resin curing sheet (hereinafter, abbreviated as a sheet as appropriate) or the like so that mortar or the like is not applied during the formation of the timber frame because the vegetation material is introduced later. . Then, after the mortar is sprayed and solidified, the sheet is removed and the vegetation material is dropped.
[0005]
However, when a mortar or the like is sprayed using a frame as in Japanese Patent No. 2748259, the mortar or the like 52 has a hem on both side surfaces of the frame 51 as shown by a one-dot chain line in FIG. To spill. In other words, the mortar or the like 52 protrudes from the specified dimension L of the legal frame beam 53 and is also deposited on the laid sheet 54. Therefore, when the sheet 54 is removed, the sheet 54 is removed after cutting off the skirt portion 55 shown by hatching in FIG. For this reason, the work man-hour at the time of sheet removal increased, resulting in an increase in construction cost and an obstacle to shortening the construction period.
[0006]
In this case, if a wire mesh frame as disclosed in JP-A-8-134922 is used, the outflow amount to the skirt portion 55 can be suppressed. However, when a wire mesh capable of suppressing the outflow is used, there is a problem in that the mortar is difficult to enter the frame body at the time of spraying mortar or the like, and the workability is poor.
[0007]
An object of the present invention is to form a frame with a specified size without compromising workability during mortar spraying, and to provide a frame for forming a frame with no post-processing such as cutting off a protruding portion of the mortar. The purpose is to provide the used frame method.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
A frame for forming a frame according to the present invention is a frame that is installed in a grid shape on a slope and forms a grid-like frame beam on the slope by placing a cement-based hardener. , is formed by a metal wire, and a pair of leg portions extending the frame member in a direction perpendicular to the該法surface when placed on the slopes, on the legs and integral with upper and lower stages between the legs A support member comprising: a reinforcing bar holding portion disposed; a pair of mesh members that are foldably attached to the both leg portions of the support member, and are opposed to each other along the longitudinal direction of the normal frame beam; The reinforcing bar holding portion includes an upper side portion having a portion bent in a wave shape, and a hypotenuse side portion arranged on both sides of the upper side portion and connected to each upper end of the leg portion. 1st reinforcing bar holding part which has, and it arranges between each upper end parts of the above-mentioned leg part, and it is bent in a wave shape A second reinforcing bar holding portion provided with a portion formed, and the first and second reinforcing bar holding portions are disposed in the normal frame beam at a portion bent in the wave shape. By providing a plurality of recesses capable of accommodating reinforcing bars and appropriately selecting the recesses , the reinforcing bar arrangement position can be changed, and the frame member is buried in the ground at the lower end thereof. A stopper is formed to be bent and the height of the normal frame beam is made uniform, and the stopper is formed in a planar shape along the longitudinal direction of the mesh member.
[0009]
According to the present invention, the mortar injected into the frame body is dammed to the net member, and the mortar outflow portion is hardly formed at the hem portion of the normal frame beam. Therefore, it becomes easy to form the legal frame beam to a prescribed size, and it is not necessary to scrape the mortar of the skirt portion when removing the curing sheet. For this reason, the trouble at the time of sheet | seat removal can be saved, and it becomes possible to aim at reduction of construction cost, shortening of a construction period, etc.
[0010]
Further, in the frame for forming a normal frame, the reinforcing bar holding portion may be formed of two upper and lower wire rods bent into a wave shape, whereby the support member has a plurality of reinforcing bar support positions. Therefore, the reinforcing bars can be shifted appropriately. Accordingly, since the bar arrangement position can be freely changed, the degree of freedom in construction is expanded. Furthermore, by connecting the support member and the net member in a foldable manner, the frame body can be transported in a folded state to the construction site, and the frame body can be transported easily and in large quantities without being bulky during transportation. Further, the frame can be laid by simply manufacturing the frame at the factory and assembling it at the work site, and the construction work can be simplified. In addition, by forming a stopper for preventing burial at the lower end of the mesh member, the frame can be prevented from being buried in the ground when the frame is laid on the slope, Work and members are not required, and the height of the frame beams to be formed can be made uniform.
[0011]
Further, another frame for forming a frame according to the present invention is a frame that is installed in a grid shape on the slope and that forms a grid-like frame frame on the slope by placing a cement-based hardener. A pair of legs that are formed of a metal wire and extend in a direction perpendicular to the slope when the frame is placed on the slope, and the legs are integrated with the leg between the legs. A pair of reinforcing member provided in two upper and lower stages, and a pair of folding members attached to the both leg portions of the support member so as to be foldable and arranged to face each other along the longitudinal direction of the normal frame beam The reinforcing bar holding portion is formed in a U-shape, and has an upper side portion having a bent portion formed in a wave shape, and a side portion disposed on both sides of the upper side portion. a first reinforcing bar holding section having, connected to each upper end of the leg, which is bent in a waveform shape Comprising a second reinforcing bar holding section having a position, wherein the upper portion of said first reinforcing bar holding portion is formed shorter than the second reinforcing bar holding section, a substantially right angle with the side portion By connecting and fixing the side portion of the first reinforcing bar holding part to a portion that is connected and bent in the wave shape of the second reinforcing bar holding part, the first reinforcing bar holding part is At the position away from the mesh member, the first reinforcing bar is vertically erected from the second reinforcing bar holding part, and the first and second reinforcing bar holding parts are bent at the wave shape in the part of the normal frame. A plurality of recesses capable of accommodating reinforcing bars arranged in the beam are provided, and by appropriately selecting the recesses, the reinforcing bar positioning position can be changed, and the mesh member has the frame body at the lower end thereof. A stopper is formed to bend and prevent the material from being buried in the ground and align the height of the frame beam. Stopper is characterized by formed by planarly formed along the longitudinal direction of the net-members.
[0012]
On the other hand, the method frame construction method of the present invention is a method frame construction method using the frame for forming a method frame, wherein the frame is installed on a slope, a reinforcing bar is installed on the support member, and then the mesh A cement-based hardener is placed inside the member to form the normal frame beam. According to the present invention, it is difficult to form a mortar outflow portion at the hem portion of the frame frame, it is easy to form the frame beam to a specified size, and it is not necessary to scrape the mortar at the skirt portion when removing the curing sheet. In addition, it is possible to save the trouble at the time of removing the sheet, and it is possible to reduce the construction cost and the construction period.
[0013]
In the method of frame construction, the frame body is installed in a grid pattern on the slope to form a grid frame body, and a bar-shaped intersection anchor is driven into the grid intersection position in the grid frame body, and the intersection anchor and the Reinforcing bars are fixed with a binding member, and a T-shaped auxiliary anchor having an arcuate upper side is driven into each side portion of the lattice frame body, and then inside the mesh member, You may make it cast a cement-type hardening material to such an extent that the said auxiliary anchor is hidden.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. 1 is a perspective view showing a configuration of a frame for forming a frame (hereinafter abbreviated as a frame) according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a plan view of the frame of FIG. 1, and FIG. A front view and FIG. 4 are side views.
[0015]
As shown in FIG. 1, the frame body 1 according to the present invention is composed of a plurality of support bodies (support members) 2 and side nets (net members) 3 arranged opposite to both sides of the support body 2. . As will be described later, the frame 1 is placed in a grid pattern on the slope, and mortar is sprayed thereon to construct a grid-like frame on the slope. In this case, as shown in FIG. 2, the frame 1 has a longitudinal direction of 1000 to 3000 mm, a width of 200 to 350 mm, and a height of 100 to 200 mm. Forming one side.
[0016]
The support body 2 is formed of a steel bar (metal wire) having a diameter of about 3 to 4 mm. As shown in FIGS. 1 and 4, the support body 2 is provided with a pair of legs 11 extending in a direction perpendicular to the slope when the slope is installed. In addition, a first reinforcing bar holding portion 12 is continuously bent with the leg portion 11 above the leg portion 11. Furthermore, between the upper end parts of the leg part 11, the 2nd reinforcement holding | maintenance part 13 which consists of steel bars is welded. That is, the support body 2 has the reinforcing bar holding portions 12 and 13 arranged in two upper and lower stages.
[0017]
As shown in FIG. 4, the reinforcing bar holding portions 12 and 13 are bent in a corrugated shape, and the reinforcing bar 14 is accommodated and held in a concave portion of the corrugated portion. That is, the support body 2 has a plurality of reinforcing bar supporting positions, and the reinforcing bars 14 can be shifted in the left-right direction in FIG. Therefore, since the bar arrangement position can be changed as appropriate, the degree of freedom in construction is expanded and the frame is easily constructed to a specified dimension.
[0018]
Side nets 3 are attached to the outer sides of the legs 11 of the support body 2. The side net | network 3 is arrange | positioned so that the longitudinal direction of a normal frame beam may be followed, and three support bodies 2 are attached to the both side net | network 3 at equal intervals, for example. In the present embodiment, the side net 3 is formed of a net member such as an expanded metal, a crimp metal net, or a weld metal net, and the surface thereof is galvanized. Further, the side network 3 and the support body 2 are connected by a ring 4 so as to be foldable. Therefore, the frame body 1 can be folded as shown in FIG. 5 by tilting the support body 2 around the ring 4, and can be transported in a state in which the frame body 1 is folded up to the construction site, and is easy without being bulky during transportation. In addition, the frame body 1 can be transported in a large amount. Further, the frame body 1 can be laid by simply manufacturing the frame body 1 at the factory and assembling it at the work site, and the construction work can be simplified.
[0019]
In the side net 3, a stopper 15 is further bent at the bottom. The stopper 15 prevents the frame body 1 from being buried in the ground when the frame body 1 is laid on the slope. This eliminates the need for work and members for preventing burial and makes it possible to align the height of the formed frame beams.
[0020]
Next, the frame method according to the present invention using the frame 1 will be described. 6 and 7 are explanatory views showing a state in which a grid-like method frame is formed on the slope by the method of frame method according to an embodiment of the present invention. Here, first, a net-like body 22 such as a rhombus wire net is laid on a slope 21 that has been leveled in advance. The mesh body 22 is appropriately fixed to the slope 21 by an anchor (not shown). Next, the frame 1 is opened from the state of FIG. 5 to the state of FIG. 1, and this is arranged on the mesh body 22 in the form of a vertical and horizontal lattice to form the lattice frame 23. In the frame 1, since the stopper 15 is formed at the lower part of the side net 3, the frame 1 is installed without being buried in the slope 21. Thereafter, the reinforcing bars are placed on the reinforcing bar holding portions 12 and 13 of the support body 2. At this time, since the reinforcing bar holding portions 12 and 13 have a corrugated shape, the reinforcing bar 14 can be held at an appropriate position.
[0021]
After the rebar 14 is arranged, the intersection anchor 24 is driven at the lattice point position. In addition, auxiliary anchors 25 are driven into each side portion of the lattice frame 23. The intersection anchor 24 is made of a rod-like member, and is fixed to the reinforcing bar 14 with a binding member (not shown) such as a wire. In addition, the auxiliary anchor 25 is formed in a T shape having an arc shape on the upper side, as indicated by a wavy line in FIG. In FIG. 6, the anchors 24 and 25 are omitted. On the other hand, a curing sheet 26 made of synthetic resin is laid inside the lattice frame 23 to cure the mortar non-sprayed portion. Then, a mortar (cement hardener) 27 is sprayed with a mortar gun or the like so as to embed the reinforcing bar 14 and the frame 1.
[0022]
At this time, the anchor 25 also serves as an inspection pin. As shown in FIG. 8, the mortar 27 is covered with a predetermined thickness on the reinforcing bar 14 by spraying the mortar 27 to such an extent that the anchor 25 is hidden. It can be done. On the other hand, the side net 3 of the frame 1 is used as a standard for the mortar spray width. As a result, a normal frame beam 28 in which the mortar 27 is raised in a substantially semicircular cross section as shown in FIG. 8 is formed. Then, by performing this operation on the lattice frame 23, the normal frame beam 28 is formed in a lattice shape, and the normal frame 29 is constructed.
[0023]
At this time, since the side net 3 is provided on the side surface of the frame body 1 according to the present invention, unlike the conventional frame body 51 as shown in FIG. That is, as shown in FIG. 8, the mortar 27 in the frame 1 is damped to the side net 3 and does not flow out to the skirt portion. Accordingly, it is possible to form the stipulated frame beam 28 to a specified dimension L without a large amount of post-processing by leveling the frame frame 28 with a trowel, and it is not necessary to scrape the mortar portion at the time of removing the sheet 26. As a result, it is possible to save time and labor when removing the sheet, and it is possible to reduce the construction cost and the construction period.
[0024]
Moreover, in the said frame 1, the net-like part is restricted to the side part, The upper surface part is open | released. That is, unlike the configuration in which the whole is covered with a net, there is no member that obstructs the spraying of the mortar 27. Therefore, it is possible to form the frame beam with a specified dimension without impairing the workability at the time of spraying the mortar, and to omit the cutting operation of the mortar protruding portion.
[0025]
In addition, after removing the sheet | seat 26, the vegetation material with which various seeds, such as turf grass, fertilizer, soil, and a water retention material were mix | blended is sprayed on the curing part in which the sheet | seat 26 was laid. Then, the seeds in the vegetation material are germinated and grown while protecting the loss of the vegetation material with the grid-like method frame 29, and the slope is greened.
[0026]
It goes without saying that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention.
For example, the dimensions of the frame 1 and the number of installed support bodies 2 are merely examples, and needless to say, the dimensions and the number are not limited. Further, the shapes of the anchors 24 and 25 are not limited to those shown in FIG. 8, and may be, for example, T-shaped with the upper side being linear as shown in FIG. Furthermore, the shape of the support body 2 is not limited to that described above. For example, as shown in FIG. 10, the second reinforcing bar holding portion 13 and the leg portion 11 are integrally formed to form a U-shaped first reinforcing bar. The holder 12 may be welded onto the second reinforcing bar holder 13. In addition, a configuration without the stopper 15 as shown in FIG. 11 is also possible.
[0027]
【The invention's effect】
According to the frame for forming a frame according to the present invention, by providing the side nets on both sides of the frame for forming the frame, the mortar injected into the frame is blocked by the side nets, The outflow of mortar to the hem part can be suppressed. Therefore, it becomes easy to form the legal frame beam to a prescribed size, and it is not necessary to scrape the mortar of the skirt portion when removing the curing sheet. For this reason, the trouble at the time of sheet | seat removal can be saved, and it becomes possible to aim at reduction of construction cost, shortening of a construction period, etc.
[0028]
Moreover, a plurality of reinforcing bar supporting positions can be provided by forming the reinforcing bar holding part with upper and lower two-stage wires bent into a wave shape. Therefore, the reinforcing bars can be appropriately shifted depending on the situation, the degree of freedom in construction is expanded, and it is easy to construct the legal frame according to the specified dimensions. .
[0029]
Furthermore, by connecting the support body and the side net so as to be foldable, the frame body can be transported to the construction site in a folded state, and the frame body can be transported easily and in large quantities without being bulky during transportation. Further, the frame can be laid by simply manufacturing the frame at the factory and assembling it at the work site, and the construction work can be simplified.
[0030]
In addition, by forming a stopper for preventing burial at the lower end of the side net, it is possible to prevent the frame from being buried in the ground when the frame is laid on the slope, and work and members for preventing burial. Is not necessary, and the height of the frame beams to be formed can be made uniform.
[0031]
On the other hand, according to the method frame construction method of the present invention, by forming the method frame beam using the frame for forming the method frame, it is difficult to form a mortar outflow portion at the hem portion of the method frame beam, and the method frame beam is defined. Easy to form in dimensions. Further, when removing the curing sheet, it is not necessary to scrape the mortar of the skirt portion, so that it is possible to save time and trouble in removing the sheet, and it is possible to reduce the construction cost and the construction period.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a configuration of a frame for forming a frame according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the frame for forming a normal frame in FIG. 1;
3 is a front view of the frame for forming a normal frame in FIG. 1. FIG.
4 is a side view of the frame for forming a normal frame in FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is an explanatory view showing a state in which the frame for forming a normal frame in FIG. 1 is folded.
FIG. 6 is an explanatory view showing a state in which a grid-like method frame is formed on a slope by a method method according to an embodiment of the present invention.
FIG. 7 is an explanatory view showing a state in which a grid-like method frame is formed on a slope by a method method according to an embodiment of the present invention.
FIG. 8 is an explanatory diagram showing a configuration of a normal frame beam.
FIG. 9 is an explanatory view showing a modification of the auxiliary anchor.
FIG. 10 is an explanatory view showing a modification of the support body.
FIG. 11 is a perspective view showing a configuration of a modified example of the frame for forming a frame according to the present invention.
FIG. 12 is an explanatory diagram showing a configuration of a normal frame beam formed by a conventional frame for forming a normal frame.
[Explanation of symbols]
1 Frame for forming a frame 2 Support body (support member)
3 side net (net member)
4 Ring 11 Leg 12 First Rebar Holding Part 13 Second Reinforcing Bar Holding Part 14 Reinforcing Bar 15 Stopper 21 Slope 22 Netting Body 23 Grid Frame 24 Intersection Anchor 25 Auxiliary Anchor 26 Curing Sheet 27 Mortar (Cement Hardening Material)
28 Leg frame 29 Law frame 51 Frame body 52 Mortar 53 Leg frame beam 54 Sheet 55 Bottom portion L Specified dimensions

Claims

法面上に格子状に設置され、セメント系硬化材を打設することにより前記法面上に格子状の法枠梁を形成する枠体であって、
金属線材によって形成され、当該枠体を前記法面上に設置したとき該法面に対し垂直方向に伸びる一対の脚部と、前記脚部の間に前記脚部と一体に上下２段に配設された鉄筋保持部と、を備えてなるサポート部材と、
前記サポート部材の前記両脚部に折り畳み自在に取り付けられ、前記法枠梁の長手方向に沿って対向配置された一対の網部材と、を有し、
前記鉄筋保持部は、
波形状に屈曲形成された部位を備えた上辺部と、該上辺部の両側にそれぞれ配され前記脚部の各上端に接続された斜辺部と、を有する第１の鉄筋保持部と、
前記脚部の各上端部同士の間に配置され、波形状に屈曲形成された部位を備えた第２の鉄筋保持部と、を有し、
前記第１及び第２の鉄筋保持部は、前記波形状に屈曲形成された部位に、前記法枠梁内に配される鉄筋を上方から載置して収容可能な凹部を複数個備え、該凹部を適宜選択することにより、前記鉄筋の配筋位置が変更可能であり、
前記網部材は、その下端に、当該枠体が地面に埋没するのを防止し前記法枠梁の高さを揃えるためのストッパが屈曲形成され、該ストッパは、該網部材の長手方向に沿って面状に形成されてなることを特徴とする法枠形成用枠体。A frame that is installed in a grid pattern on the slope and that forms a grid-shaped frame beam on the slope by placing a cement-based hardener,
A pair of legs that are formed of a metal wire and extend in a direction perpendicular to the slope when the frame is placed on the slope, and are arranged in two upper and lower stages integrally with the legs between the legs. A support member provided with a reinforcing bar holding part,
A pair of net members, which are foldably attached to the both leg portions of the support member, and are arranged to face each other along the longitudinal direction of the normal frame beam,
The reinforcing bar holding part is
A first reinforcing bar holding portion having an upper side portion provided with a portion bent in a wave shape, and a hypotenuse portion arranged on both sides of the upper side portion and connected to each upper end of the leg portion,
A second reinforcing bar holding part disposed between the upper ends of the leg parts and provided with a portion bent and formed into a wave shape;
The first and second reinforcing bar holding portions each include a plurality of concave portions that can be accommodated by placing reinforcing bars arranged in the normal frame beam from above in a portion bent and formed in the wave shape, By appropriately selecting the recess, the bar arrangement position of the reinforcing bar can be changed,
A stopper for preventing the frame from being buried in the ground and aligning the height of the normal frame beam is bent at the lower end of the mesh member, and the stopper extends along the longitudinal direction of the mesh member. A frame for forming a method frame, characterized in that the frame is formed into a planar shape.

法面上に格子状に設置され、セメント系硬化材を打設することにより前記法面上に格子状の法枠梁を形成する枠体であって、
金属線材によって形成され、当該枠体を前記法面上に設置したとき該法面に対し垂直方向に伸びる一対の脚部と、前記脚部の間に前記脚部と一体に上下２段に配設された鉄筋保持部と、を備えてなるサポート部材と、
前記サポート部材の前記両脚部に折り畳み自在に取り付けられ、前記法枠梁の長手方向に沿って対向配置された一対の網部材とを有し、
前記鉄筋保持部は、
コの字形に形成され、波形状に屈曲形成された部位を備えた上辺部と、該上辺部の両側にそれぞれ配された側辺部と、を有する第１の鉄筋保持部と、
前記脚部の各上端に接続され、波形状に屈曲形成された部位を有する第２の鉄筋保持部と、を備え、
前記第１の鉄筋保持部の前記上辺部は、前記第２の鉄筋保持部よりも短く形成されると共に、前記側辺部と略直角に接続され、
前記第２の鉄筋保持部の前記波形状に屈曲形成された部位に、前記第１の鉄筋保持部の前記側辺部を溶接固定することにより、前記第１の鉄筋保持部は、前記網部材から離れた位置にて、前記第２の鉄筋保持部から垂直に立設され、
前記第１及び第２の鉄筋保持部は、前記波形状に屈曲形成された部位に、前記法枠梁内に配される鉄筋を上方から載置して収容可能な凹部を複数個備え、該凹部を適宜選択することにより、前記鉄筋の配筋位置が変更可能であり、
前記網部材は、その下端に、当該枠体が地面に埋没するのを防止し前記法枠梁の高さを揃えるためのストッパが屈曲形成され、該ストッパは、該網部材の長手方向に沿って面状に形成されてなることを特徴とする法枠形成用枠体。A frame that is installed in a grid pattern on the slope and that forms a grid-shaped frame beam on the slope by placing a cement-based hardener,
A pair of legs that are formed of a metal wire and extend in a direction perpendicular to the slope when the frame is placed on the slope, and are arranged in two upper and lower stages integrally with the legs between the legs. A support member provided with a reinforcing bar holding part,
A pair of net members, which are foldably attached to the both leg portions of the support member, and arranged opposite to each other along the longitudinal direction of the normal frame beam,
The reinforcing bar holding part is
A first reinforcing bar holding portion having an upper side portion that is formed in a U-shape and is bent in a wave shape, and side portions that are respectively disposed on both sides of the upper side portion;
A second rebar holding part connected to each upper end of the leg part and having a portion bent and formed into a wave shape,
The upper side part of the first reinforcing bar holding part is formed shorter than the second reinforcing bar holding part, and is connected to the side part substantially at right angles,
By welding and fixing the side portion of the first reinforcing bar holding part to a portion of the second reinforcing bar holding part that is bent in the wave shape, the first reinforcing bar holding part is connected to the mesh member. At a position away from the second reinforcing bar holding portion,
The first and second reinforcing bar holding portions each include a plurality of concave portions that can be accommodated by placing reinforcing bars arranged in the normal frame beam from above in a portion bent and formed in the wave shape, By appropriately selecting the recess, the bar arrangement position of the reinforcing bar can be changed,
A stopper for preventing the frame from being buried in the ground and aligning the height of the normal frame beam is bent at the lower end of the mesh member, and the stopper extends along the longitudinal direction of the mesh member. A frame for forming a method frame, characterized in that the frame is formed into a planar shape.

請求項１又は２記載の法枠形成用枠体を用いた法枠工法であって、前記枠体を法面上に設置し、前記サポート部材に鉄筋を架設した後、前記網部材の内側にセメント系硬化材を打設して前記法枠梁を形成することを特徴とする法枠工法。 A frame construction method using the frame for forming a frame according to claim 1 or 2, wherein the frame is installed on a slope, a reinforcing bar is installed on the support member, and then the inside of the mesh member. A method frame construction method, wherein the method frame beam is formed by placing a cement-based hardener.

請求項３記載の法枠工法であって、
前記枠体を法面上に格子状に設置して格子枠体を形成し、該格子枠体における格子の交点位置に棒状の交点アンカーを打ち込むと共に、該交点アンカーと前記鉄筋とを結束部材にて固定し、
前記格子枠体の各辺部分に、検測ピンを兼ね、上辺が円弧状となったＴ字形の補助アンカーを打ち込み、
その後、前記網部材の内側に、前記補助アンカーが隠れる程度にセメント系硬化材を打設することを特徴とする法枠工法。The frame construction method according to claim 3,
The frame body is installed in a grid pattern on the slope, and a grid frame body is formed. A bar-shaped intersection anchor is driven at a grid intersection in the grid frame body, and the intersection anchor and the reinforcing bar are used as a binding member. Fixed,
In each side portion of the grid frame body, a T-shaped auxiliary anchor that also serves as an inspection pin and has an arc shape on the upper side is driven,
Then, a cement-based hardener is placed inside the mesh member so that the auxiliary anchor is hidden.