JP4680751B2 - 筆記具 - Google Patents

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Description

本発明は、筆記具に関する。尚、本発明で「前」とは、キャップの閉塞側及び筆記具本体のペン先側を指し、「後」とは、キャップの開口側及び筆記具本体のインキタンク側を指す。
従来、この種の筆記具において、特許文献1には、「ペン先を備えた軸筒の先端部に内部にインナキャップを備えたキャップを装着してキャップ内部を気密に保つ筆記具のキャップ装着構造であって、前記インナキャップを軟質弾性樹脂材で成形するとともに、前記キャップを前記軸筒に装着したときに互いに圧接する前記軸筒の先端面および/またはインナキャップの端面部分に環状の突起を設けたことを特徴とする筆記具のキャップ装着構造」が開示されている。
実開平2−144488号明細書
前記特許文献1のキャップは、キャップ装着時に、ペン先がインナキャップの端面の環状突起(気密シール部)に接触し、環状突起にインキが付着し環状突起を汚すおそれや、あるいは環状突起を損傷させ気密不良を発生させるおそれがある。
特に、前記環状突起にインキが付着すると、環状突起に付着したインキがキャップ装着によって、軸筒に付着し、その軸筒を把持した際に手にインキが付着し、手が汚れるおそれがある。
また、前記特許文献1のキャップ装着構造は、軸筒の前端面に気密シール部が形成され、該気密シール部が外部に露出しているため、誤って気密シール部を傷つけ、気密不良が発生するおそれがある。
また、前記特許文献1のキャップ装着構造は、キャップ装着時のインナキャップ内部の空気を圧縮すること回避する目的で、軸筒との固定用の環状突起に切り欠きが形成されている。それにより、前記特許文献1のキャップ装着構造は、インナキャップ内部の空気が、軸筒外面とキャップ内面との隙間を通って、キャップの開口端部から外部に排出される構造である。しかし、前記軸筒外面とキャップ内面との間の隙間は、実際、あまり大きく設定できないため、キャップ装着動作が急激に行われた場合、キャップ内の加圧空気(圧縮空気)が外部に十分に排出できず、軸筒内に加圧空気を入れたり、あるいは、キャップ取り外し動作が急激に行われた場合、キャップ内の空気が減圧されることにより、ペン先側よりインキが漏出するおそれがある。
本発明は前記従来の課題を解決するものであって、キャップ装着時にキャップ内の気密シール部にペン先が接触することを回避して、キャップ内の気密シール部の損傷及び気密シール部へのインキ付着を防止し、また、軸筒の気密シール部の損傷を防止し、しかも、急激なキャップ装着が行われた場合でもキャップ内部の空気を加圧することを十分に回避できるとともに、急激なキャップ取り外しが行われた場合でもキャップ内部の空気を減圧することを十分に回避できる筆記具を提供しようとするものである。
本発明は、前端が閉鎖され且つ後端が開口された内キャップと、前記内キャップの外面に固着され且つ少なくとも後端が開口された外キャップとからなるキャップと、前記キャップが着脱自在の、前端にペン先を有する軸筒を備えた筆記具本体とからなり、前記キャップを前記軸筒のペン先側に装着した際、前記内キャップがペン先を密封し、前記外キャップの内面と前記軸筒の外面とが嵌合してなる筆記具であって、前記内キャップの開口端部に、後方に突出する後端筒部を形成し、前記後端筒部の外周面に環状の外向シール部を形成し、前記外キャップの側壁または頂壁に通気孔を貫設し、一方、前記軸筒の前端部に、前方に突出する前端筒部を形成し、前記前端筒部の内周面に環状の内向シール部を形成し、キャップを軸筒のペン先側に装着した際、前記外向シール部と前記内向シール部とが径方向に密接し、前記外向シール部と前記内向シール部とが密接状態にない場合、前記通気孔を介してキャップ内部と外気とが連通してなり、前記通気孔が、前記内キャップの後端筒部の径方向外方の外キャップの側壁に貫設され、前記通気孔が内キャップの開口端部近傍に位置すること(構成)を特徴とする。
本発明は、前端が閉鎖され且つ後端が開口された内キャップと、前記内キャップの外面に一体に連結され、前端が閉鎖され且つ後端が開口された外キャップとからなるキャップと、前記キャップが着脱自在の、前端にペン先を有する軸筒を備えた筆記具本体とからなり、前記キャップを前記軸筒のペン先側に装着した際、前記内キャップがペン先を密封し、前記外キャップの内面と前記軸筒の外面とが嵌合してなる筆記具であって、前記内キャップの開口端部に、後方に突出する後端筒部を形成し、前記後端筒部の外周面に環状の外向シール部を形成し、前記外キャップの側壁または頂壁に通気孔を貫設し、一方、前記軸筒の前端部に、前方に突出する前端筒部を形成し、前記前端筒部の内周面に環状の内向シール部を形成し、キャップを軸筒のペン先側に装着した際、前記外向シール部と前記内向シール部とが径方向に密接し、前記外向シール部と前記内向シール部とが密接状態にない場合、前記通気孔を介して内キャップ内部と外キャップ外部とが連通してなり、前記通気孔が、前記内キャップの後端筒部の径方向外方の外キャップの側壁に貫設され、前記通気孔が内キャップの開口端部近傍に位置すること(構成)を特徴とする。
本発明は、前記外向シール部よりも前方の内キャップ外面に、前記軸筒の前端筒部の前端が当接可能な規制壁部を形成したこと(構成)を特徴とする。
本発明は、前記内向シール部よりも後方の軸筒内面に、前記内キャップの後端筒部の後端が当接可能な規制壁部を形成したこと(構成)を特徴とする。
本発明は、前記外向シール部と前記内向シール部との軸方向の密接摺動長さを、0.1mm〜1.0mmの範囲に設定したこと(構成)を特徴とする。
本発明は、前記筆記具本体が、ペン先を前端に備えるインキ保溜部材と、該インキ保溜部材を前部に収容した軸筒と、該軸筒内の前記インキ保溜部材の後方に形成したインキタンクとを備え、前記インキ保溜部材が、前記インキタンク内の内圧上昇に応じた余剰インキを一時的に保持してなること(構成)を特徴とする。
本発明は、前記規制壁部よりも後方の後端筒部が薄肉円筒状であること(構成)を特徴とする。
本発明は、前記規制壁部よりも前方の前端筒部が薄肉円筒状であること(構成)を特徴とする。
本発明は、前記通気孔の総開口面積が0.5mm以上であること(構成)を特徴とする。
請求項の筆記具によれば、キャップ装着時にキャップ内の気密シール部にペン先が接触することを回避して、キャップ内の気密シール部の損傷及び気密シール部へのインキ付着を防止し、また、軸筒の気密シール部の損傷を防止できる。しかも、急激なキャップ装着が行われた場合でもキャップ内部の空気を加圧することを十分に回避できるとともに、急激なキャップ取り外しが行われた場合でもキャップ内部の空気を減圧することを十分に回避できる。
請求項の筆記具によれば、キャップ装着時にキャップ内の気密シール部にペン先が接触することを回避して、キャップ内の気密シール部の損傷及び気密シール部へのインキ付着を防止し、また、軸筒の気密シール部の損傷を防止できる。しかも、急激なキャップ装着が行われた場合でもキャップ内部の空気を加圧することを十分に回避できるとともに、急激なキャップ取り外しが行われた場合でもキャップ内部の空気を減圧することを十分に回避できる。
請求項の筆記具によれば、外向シール部と内向シール部とが密接を開始してから終了するまでの軸方向の移動長さ(即ち密接摺動長さ)を一定に保つことができる。
請求項の筆記具によれば、外向シール部と内向シール部とが密接を開始してから終了するまでの軸方向の移動長さ(即ち密接摺動長さ)を一定に保つことができる。
請求項の筆記具によれば、外向シール部と内向シール部との十分なシール性が得られ、且つ、キャップ装着時に内キャップ内の空気を加圧することを十分に回避できるとともに、キャップ取り外し時に内キャップ内の空気を減圧することを十分に回避できる。
請求項の筆記具によれば、前記請求項1乃至請求項による効果を備えた直液式筆記具を得る。
請求項の筆記具によれば、後端筒部の径方向の弾性変形を容易にし、後端筒部の外周面の外向シール部と前端筒部の内周面の内向シール部とのスムーズな密接摺動を可能にする
請求項の筆記具によれば、前端筒部の径方向の弾性変形を容易にし、後端筒部の外周面の外向シール部と前端筒部の内周面の内向シール部とのスムーズな密接摺動を可能にする。
請求項の筆記具によれば、急激なキャップ着脱動作が行われた場合でも、十分な通気性能が得られ、キャップ内を加圧・減圧することを確実に防止できる。
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
発明は、前端が閉鎖され且つ後端が開口された内キャップ3と、前記内キャップ3の外面に固着され且つ少なくとも後端が開口された外キャップ4とからなるキャップ2と、前記キャップ2が着脱自在の、前端にペン先8を有する軸筒6を備えた筆記具本体5とからなり、前記キャップ2を前記軸筒6のペン先8側に装着した際、前記内キャップ3がペン先8を密封し、前記外キャップ4の内面と前記軸筒6の外面とが嵌合してなる筆記具であって、前記内キャップ3の開口端部に、後方に突出する後端筒部31を形成し、前記後端筒部31の外周面に環状の外向シール部31aを形成し、前記外キャップ4の側壁に通気孔41を貫設し、一方、前記軸筒6の前端部に、前方に突出する前端筒部61を形成し、前記前端筒部61の内周面に環状の内向シール部61aを形成し、キャップ2を軸筒6のペン先8側に装着した際、前記外向シール部31aと前記内向シール部61aとが径方向に密接し、前記外向シール部31aと前記内向シール部61aとが密接状態にない場合、前記通気孔41を介して内キャップ3内部と外キャップ4外部とが連通してなり、前記通気孔41が、前記内キャップ3の後端筒部31の径方向外方の外キャップ4の側壁に貫設され、前記通気孔41が内キャップ3の開口端部近傍に位置すること(構成)を特徴とする。
前記筆記具1(構成)は、後端筒部31の外周面に環状の外向シール部31aを形成したことにより、キャップ装着時にペン先8が外向シール部31aに接触することを回避できる。それにより、外向シール部31aにインキが付着すること及び外向シール部31aが損傷することを回避できる。また、前記筆記具1(構成)は、前端筒部61の内周面に環状の内向シール部61aを形成したことにより、内向シール部61aが外部に露出していないため、誤って内向シール部61aを傷つけることを回避できる。その結果、外向シール部31aと内向シール部61aの適正な密接が可能となり、気密不良が発生するおそれがない。
さらに、前記筆記具1(構成)は、前記外キャップ4の側壁に通気孔41を貫設し、外向シール部31aと内向シール部61aとが密接状態にない場合、前記通気孔41を介して内キャップ3内部と外キャップ4外部(外気)とが連通してなることによって、急激なキャップ装着を行った場合でも、内キャップ3内部の空気が通気孔41を通って外キャップ4外部に排出され、内キャップ3内部の空気を加圧することを十分に回避できるとともに、急激なキャップ取り外しを行った場合でも、内キャップ3内部の空気を減圧することを十分に回避できる。その結果、ペン先側よりインキが外部に漏出するおそれがない。
また、本発明は、前端が閉鎖され且つ後端が開口された内キャップ3と、前記内キャップ3の外面に一体に連結され、前端が閉鎖され且つ後端が開口された外キャップ4とからなるキャップ2と、前記キャップ2が着脱自在の、前端にペン先8を有する軸筒6を備えた筆記具本体5とからなり、前記キャップ2を前記軸筒6のペン先8側に装着した際、前記内キャップ3がペン先8を密封し、前記外キャップ4の内面と前記軸筒6の外面とが嵌合してなる筆記具であって、前記内キャップ3の開口端部に、後方に突出する後端筒部31を形成し、前記後端筒部31の外周面に環状の外向シール部31aを形成し、前記外キャップ4の側壁に通気孔41を貫設し、一方、前記軸筒6の前端部に、前方に突出する前端筒部61を形成し、前記前端筒部61の内周面に環状の内向シール部61aを形成し、キャップ2を軸筒6のペン先8側に装着した際、前記外向シール部31aと前記内向シール部61aとが径方向に密接し、前記外向シール部31aと前記内向シール部61aとが密接状態にない場合、前記通気孔41を介して内キャップ3内部と外キャップ4外部とが連通してなり、前記通気孔41が、前記内キャップ3の後端筒部31の径方向外方の外キャップ4の側壁に貫設され、前記通気孔41が内キャップ3の開口端部近傍に位置することを特徴とすること(構成)を特徴とする。
前記筆記具1(構成)は、後端筒部31の外周面に環状の外向シール部31aを形成したことにより、キャップ装着時にペン先8が外向シール部31aに接触することを回避できる。それにより、外向シール部31aにインキが付着すること及び外向シール部31aが損傷することを回避できる。また、前記筆記具1(構成)は、前端筒部61の内周面に環状の内向シール部61aを形成したことにより、内向シール部61aが外部に露出していないため、誤って内向シール部61aを傷つけることを回避できる。その結果、外向シール部31aと内向シール部61aの適正な密接が可能となり、気密不良が発生するおそれがない。
さらに、前記筆記具1(構成)は、前記外キャップ4の側壁に通気孔41を貫設し、外向シール部31aと内向シール部61aとが密接状態にない場合、前記通気孔41を介して内キャップ3内部と外キャップ4外部(外気)とが連通してなることによって、急激なキャップ装着を行った場合でも、内キャップ3内部の空気が通気孔41を通って外キャップ4外部に排出され、内キャップ3内部の空気を加圧することを十分に回避できるとともに、急激なキャップ取り外しを行った場合でも、内キャップ3内部の空気を減圧することを十分に回避できる。その結果、ペン先側よりインキが外部に漏出するおそれがない。
前記筆記具1(構成1及び2)は、急激なキャップ装着を行った際、内キャップ3の外向シール部31aと軸筒6の内向シール部61aとが密接する直前まで、内キャップ3内部が外気と通気孔41を通して連通している。そのため、急激なキャップ装着を行った場合でも、内キャップ3内部の空気を加圧することを、より一層、回避できる。また、前記筆記具1(構成1及び2)は、急激なキャップ取り外しを行った際、外向シール部31aと内向シール部61aとが密接が解除されると即座に、通気孔41を介して内キャップ3内部と外気とが連通する。そのため、急激なキャップ取り外しを行った場合でも、内キャップ3内部の空気が減圧されることを十分に回避できる。尚、前記通気孔41が前記内キャップ3の後端筒部31の径方向外方の外キャップ4の側壁に貫設されるとは、前記通気孔41が内キャップ3の開口端部近傍に位置すること、または前記通気孔41と前記後端筒部31との軸方向の位置が略一致することをいう。
もし、通気孔41が内キャップ3の後端筒部31よりも後方に大きく離れて位置していると、急激なキャップ装着を行った場合、内キャップ3の外向シール部31aと軸筒6の内向シール部61aとが密接する以前に、内キャップ3内部の空気が加圧され、その加圧空気を軸筒6内に入れるおそれがある。同様に、もし、通気孔41が内キャップ3の後端筒部31よりも後方に大きく離れて位置していると、急激なキャップ取り外しを行った場合、内キャップ3の外向シール部31aと軸筒6の内向シール部61aとの密接が解除されても、完全にキャップ内から筆記具本体5が除去されるまでの過程で、内キャップ3内部の空気が減圧されるおそれがある。
また、本発明は、前記外向シール部31aよりも前方の内キャップ3外面に、前記軸筒6の前端筒部61の前端が当接可能な規制壁部32を形成したこと(構成)を特徴とする(図1乃至図、図及び図参照)。それにより、外向シール部31aと内向シール部61aとが密接を開始してから終了するまでの軸方向の移動長さ(即ち密接摺動長さL)を一定に保つことができる。
また、本発明は、前記内向シール部61aよりも後方の軸筒6内面に、前記内キャップ3の後端筒部31の後端が当接可能な規制壁部62を形成したこと(構成)を特徴とする(図乃至図、図乃至図10参照)。それにより、外向シール部31aと内向シール部61aとが密接を開始してから終了するまでの軸方向の移動長さ(即ち密接摺動長さL)を一定に保つことができる。
また、本発明は、前記外向シール部31aと前記内向シール部61aとの軸方向の密接摺動長さLを、0.1mm〜1.0mm(好ましくは0.1mm〜0.5mm)の範囲に設定したこと(構成)を特徴とする。それにより、外向シール部31aと内向シール部61aとの十分なシール性が得られ、且つ、キャップ装着時に内キャップ3内の空気を加圧することを十分に回避できるとともに、キャップ取り外し時に内キャップ3内の空気を減圧することを十分に回避できる。
もし、前記密接摺動長さLが、0.1mmよりも小さい場合、外向シール部31aと内向シール部61aとの間の十分なシール性が得られず、ペン先8の密封が不完全になるおそれがある。一方、もし、前記密接摺動長さLが、1.0mmよりも大きい場合、通常のキャップ装着の際に、内キャップ3内の空気を加圧して、インキタンク内に加圧空気を入れたり、通常のキャップ取り外しの際に、内キャップ3内の空気を減圧したりするおそれがある
また、本発明は、前記筆記具本体5が、ペン先8を前端に備えるインキ保溜部材7と、該インキ保溜部材7を前部に収容した軸筒6と、該軸筒6内の前記インキ保溜部材7の後方に形成したインキタンク65とを備え、前記インキ保溜部材7が、前記インキタンク65内の内圧上昇に応じた余剰インキを一時的に保持してなること(構成)を特徴とする。それにより、外向シール部31aにインキが付着すること及び外向シール部31aが損傷することを回避でき、外向シール部31aと内向シール部61aの適正な密接が可能となり、気密不良が発生するおそれがない直液式筆記具を得る。しかも、急激なキャップ装着を行った場合や、急激なキャップ取り外しを行った場合でも、ペン先側よりインキが外部に漏出するおそれがない直液式筆記具を得る。
また、本発明は、前記規制壁部32よりも後方の後端筒部31が薄肉円筒状であること(構成)を特徴とする。それにより、後端筒部31の径方向の弾性変形を容易にし、後端筒部31外周面の外向シール部31aと前端筒部61内周面の内向シール部61aとのスムーズな密接摺動を可能にする。尚、前記後端筒部31が薄肉であるとは、後端筒部31が、内キャップ3の後端筒部31よりも前方部分と比較して薄肉であることをいう。
また、本発明は、前記規制壁部62よりも前方の前端筒部61が薄肉円筒状であること(構成)を特徴とする。それにより、前端筒部61の径方向の弾性変形を容易にし、後端筒部31外周面の外向シール部31aと前端筒部61内周面の内向シール部61aとのスムーズな密接摺動を可能にする。尚、前記前端筒部61が薄肉であるとは、前端筒部61が、内キャップ3の前端筒部61よりも後方部分と比較して薄肉であることをいう。
また、本発明は、前記通気孔の総開口面積が0.5mm以上(好ましくは1mm以上、さらに好ましくは3mm以上)であること(構成)を特徴とする。それにより、急激なキャップ着脱動作が行われた場合でも、十分な通気性能が得られ、キャップ内を加圧・減圧することを確実に防止できる。もし、前記通気孔の総開口面積が0.5mm(平方ミリメートル)未満の場合、急激なキャップの着脱動作が行われた場合、通気性能が不十分となり、内キャップ3内が加圧・減圧されるおそれがある。尚、前記通気孔41の総開口面積とは、通気孔41が複数の場合は、各通気孔41の開口面積の総和をいう。
本発明の筆記具1の実施例を図面に従って順に説明する。
[第1実施例]
図1乃至図4に本発明の筆記具1の第1実施例を示す。図1は本実施例の筆記具1のキャップ装着状態を示す。図2は図1のA部拡大図である。図3は図1のキャップ2を示す。図4は図1の筆記具本体5のペン先8側を示す。本実施例は、キャップ2と、該キャップ2をペン先8側に着脱自在に構成した筆記具本体5とからなる。
(キャップ)
本実施例のキャップ2について説明する。前記キャップ2は、内キャップ3と、該内キャップ3を内面に固着した、内キャップ3と別部品よりなる外キャップ4とからなる。
(内キャップ)
前記内キャップ3は、前端が閉鎖され且つ後端が開口された円筒状の有底筒体からなる。前記内キャップ3は、合成樹脂(例えばポリプロピレン)の射出成形より得られる。本実施例では、前記内キャップ3は、透明な合成樹脂により形成されるが、不透明な合成樹脂により形成されてもよい。
前記内キャップ3の外周面には、外向突起33が環状に一体に形成される。前記外向突起33には、軸方向に通気溝33aが貫設される。前記通気溝33aは、具体的には軸線に対して対称位置に2本、設けられる。
前記内キャップ3の開口端部には、薄肉円筒状の後端筒部31が一体に形成される。前記後端筒部31の外周面には環状の外向シール部31aが一体に形成される。前記外向シール部31aは、環状平滑面または環状突起のいずれであってもよいが、本実施例では環状平滑面が採用される。前記外向シール部31aより前方の内キャップ3外周面(即ち後端筒部31の基部の外周面)には、段形状の規制壁部32が一体に形成される。即ち、前記規制壁部32よりも後方の後端筒部31は、薄肉円筒状に形成される。
また、前記規制壁部32の径方向内方(即ち後端筒部31と規制壁部32との接続部分)には、環状凹部34が形成される。それにより、成形後の軸筒6の前端筒部61の前端内周縁にバリが突出していても、キャップ装着時、前記バリを環状凹部34に収容し、前記バリと内キャップ3外面との接触を回避し、規制壁部32と前端筒部61の前端との適正な当接を可能にする。
(外キャップ)
前記外キャップ4は、前端が閉鎖され且つ後端が開口された円筒状の有底筒体からなる。前記外キャップ4は、合成樹脂(例えばポリカーボネイト)の射出成形より得られる。前記外キャップ4の内周面には、環状の内向突起42が一体に形成される。本実施例では、前記外キャップ4は、透明な合成樹脂により形成されるが、不透明な合成樹脂により形成されてもよい。
前記外キャップ4内部に内キャップ3を固着する際、前記内キャップ3を外キャップ4内に挿入し、前記外キャップ4の内向突起42を前記内キャップ3の外向突起33と乗り越え嵌合させると同時に、内キャップ3の頂壁外面を外キャップ4の頂壁内面と前後に当接させる。それにより、内キャップ3の外面と外キャップ4の内面とが、前後のがたつきなく固着される。また、前記内キャップ3外面の外向突起33の通気溝33aにより、内キャップ3外面と外キャップ4内面との間に前後の空気流通可能な隙間が形成される。
前記外キャップ4の側壁には通気孔41が径方向に貫設される。前記通気孔41は、後端筒部31の径方向外方(即ち内キャップ3の開口端部近傍)に位置している。前記通気孔41の大きさ及び個数は、十分な空気流通路が確保できるよう適宜設定される。本実施例では、前記通気孔41は、軸線と対称位置の2箇所に形成される。また、前記通気孔41の形状は、円、楕円、多角形等いずれであってもよい。また、本実施例では、各通気孔の開口面積が1.77mmのものが2個であるため、前記通気孔41の総開口面積が、3.54mmに設定される。即ち、前記通気孔41の総開口面積が、0.5mm以上である。それにより、急激なキャップ着脱動作が行われた場合でも、十分な通気性能が得られ、内キャップ3内を加圧及び減圧することを確実に防止できる。
また、前記通気孔41より後方の外キャップ4の内面には、嵌合用突起43が一体に形成される。前記外キャップ4内面の嵌合用突起43は、キャップ装着時、軸筒6外面の嵌合用突起64と乗り越え嵌合する。前記嵌合用突起43及び嵌合用突起64は、一方が環状突起であり、他方が複数個が周状に分散された点状突起である構成が好ましく、それにより、急激なキャップの着脱操作が行われても、嵌合用突起43と嵌合用突起64との間に通気路が形成され、外キャップ4内面と軸筒6外面との間の空気の加圧及び減圧を、一層回避できる。これ以外にも、前記嵌合用突起43及び嵌合用突起64は、両者が環状突起よりなる構成であってもよい。
(筆記具本体)
次に、本実施例の筆記具本体5について説明する。本実施例の筆記具本体5は、前端が開口された円筒状の軸筒6と、該軸筒6の前端開口部の内面に嵌入される複数の櫛歯71からなるインキ保溜部材7と、該インキ保溜部材7の前端に保持されるペン先8と、該ペン先8と接続され該インキ保溜部材7の軸心孔に挿着されるインキ誘導芯9とを備える。
前記軸筒6は、合成樹脂(例えばポリプロピレン)の射出成形により得られる。前記軸筒6内のインキ保溜部材7の後方には、インキを直に貯留するためのインキタンク65が、軸筒6と一体に構成されるか、または軸筒6に着脱自在に取り付けられるカートリッジ容器により構成される。前記軸筒6の開口端部には、薄肉円筒状の前端筒部61が一体に形成される。前記前端筒部61の内周面には環状の内向シール部61aが一体に形成される。前記内向シール部61aは、環状平滑面または環状突起のいずれであってもよいが、本実施例では環状平滑面が採用される。
前記前端筒部61(内向シール部61a)よりも後方の軸筒6の内周面には、環状の抜け止め突起63が一体に形成される。前記抜け止め突起63は、インキ保溜部材7の他の櫛歯71より大きい外径を有する支持用櫛歯71aと乗り越え嵌合して、インキ保溜部材7の脱落を防止する。前記抜け止め突起63よりも前方の軸筒6の開口端部は、インキ保溜部材7と非接触状態にあるため、インキ保溜部材7の嵌入が、内向シール部61aの内径寸法に影響を与えない。
前記インキ保溜部材7は、合成樹脂(例えば、ABS樹脂)の射出成形により得られる。前記インキ保溜部材7は、インキタンク65内の圧力上昇に応じた溢出インキを一時的に保持する部材である。前記インキ保溜部材7は、複数の円板状の櫛歯71と、前記櫛歯71間に形成したインキ保溜溝72と、前記複数の櫛歯71に軸方向に貫設されたインキ誘導スリット73と、前記櫛歯71に形成された切り欠き状の空気溝74とを備える。また、インキ保溜部材7の軸心には軸心孔が貫設され、前記軸心孔にインキ誘導芯9(例えば、合成樹脂押出成形体または繊維束樹脂加工体)が挿着される。また、前記インキ保溜部材7の前端部には、ペン先8(例えば、先端にスリットを備えた金属板の折り曲げ加工体よりなる万年筆状のペン先)が取り付けられる。前記インキ誘導芯9の前端は、前記ペン先8と接続され、前記インキ誘導芯9の後端は、インキタンク65内に接続される。
(本実施例の作用)
本実施例において、キャップ2を筆記具本体5のペン先8側に装着した場合、図1及び図2に示すように、内キャップ3の外向シール部31aと軸筒6の内向シール部61aとが径方向に密接(即ち気密嵌合)するとともに、内キャップ3の規制壁部32に軸筒6の前端筒部61の前端が軸方向に当接し、さらに、外キャップ4内面の嵌合用突起43と軸筒6外面の嵌合用突起64とが乗り越え嵌合する。
また、キャップ装着過程において、外向シール部31aと内向シール部61aとが密接する直前まで、通気孔41を介して内キャップ3内部と外気とが十分に連通している。そのため、急激なキャップ装着を行ったとしても、内キャップ3内部の空気が加圧されることを十分に回避できる。また、キャップ取り外し過程において、外向シール部31aと内向シール部61aとが密接が解除されると即座に、通気孔41を介して内キャップ3内部と外気とが連通する。そのため、急激なキャップ取り外しを行ったとしても、内キャップ3内部の空気が減圧されることを十分に回避できる。
また、本実施例は、キャップ装着時のキャップ2内の外向シール部31a(気密シール部)にペン先8が接触することを回避でき、それにより、外向シール部31aの損傷及び外向シール部31aへのインキ付着を回避でき、しかも、軸筒6の内向シール部61a(気密シール部)が、外部に露出していないため、誤って内向シール部61aに接触して内向シール部61aを傷つけることを回避できる。
前記外向シール部31aと前記内向シール部61aとの軸方向の密接摺動長さL(即ち、外向シール部31aと内向シール部61aとが密接を開始してから終了するまでの軸方向の密接摺動長さL)は、0.1mm〜1.0mm(好ましくは、0.1mm〜0.5mm)の範囲が好ましい。それにより、外向シール部31aと内向シール部61aとの十分なシール性が得られ、且つ、キャップ装着時に内キャップ3内の空気を加圧することを十分に回避できるとともに、キャップ取り外し時に内キャップ3内の空気を減圧することを十分に回避できる。
もし、前記密接摺動長さLが、0.1mmより小さい場合、外向シール部31aと内向シール部61aとの間の十分なシール性が得られず、ペン先8の密封が不完全になるおそれがある。一方、もし、前記密接摺動長さLが、1.0mmより大きい場合、キャップ装着の際、内キャップ3内の空気を加圧して、インキタンク65内に加圧空気を入れたり、キャップ取り外しの際、内キャップ3内の空気を減圧するおそれがある。尚、本実施例では、密接摺動長さLを、0.3mmに設定している。
[第実施例]
及び図に本発明の第実施例を示す。
本実施例は、前端筒部61の内向シール部61aの後方の軸筒6内面に、段形状の規制壁部62が一体に形成される。キャップ装着時、内キャップ3の外向シール部31aと軸筒6の内向シール部61aとが径方向に密接すると同時に、内キャップ3の後端筒部31の後端が前記規制壁部62と軸方向に当接される。前記規制壁部62よりも前方の前端筒部61は薄肉円筒状に形成される。尚、本実施例の他の構成及び作用は、第1実施例と同様であるため、説明を省略する。
[第実施例]
及び図に本発明の第4実施例を示す。
本実施例では、キャップ2は、合成樹脂(例えばポリプロピレン)の射出成形により得られ、内キャップ3外面と外キャップ4内面とが環状の連結壁部21により一体に連結される。前記内キャップ3及び前記外キャップ4は、前端が閉鎖され且つ後端が開口された円筒状の有底筒体からなる。即ち、本実施例では、キャップ2が内キャップ3と外キャップ4とが一体に形成され、キャップ2が一部品よりなるものであるのに対し、前記第1実施例及び第2実施例では、キャップ2が内キャップ3と外キャップ4の二部品からなる。尚、本実施例の他の構成及び作用は、第1実施例と同様であるため、説明を省略する。
[第実施例]
及び図10に本発明の第実施例を示す。
本実施例では、第実施例同様、キャップ2は、合成樹脂(例えばポリプロピレン)の射出成形により得られ、内キャップ3外面と外キャップ4内面とが環状の連結壁部21により一体に連結される。前記内キャップ3及び前記外キャップ4は、前端が閉鎖され且つ後端が開口された円筒状の有底筒体からなる。本実施例は、第実施例同様、前端筒部61の内向シール部61aの後方の軸筒6内面に、段形状の規制壁部62が一体に形成される。キャップ装着時、内キャップ3の外向シール部31aと軸筒6の内向シール部61aとが径方向に密接すると同時に、内キャップ3の後端筒部31の後端が前記規制壁部62と軸方向に当接される。尚、本実施例の他の構成及び作用は、第1実施例及び第実施例と同様であるため、説明を省略する。
尚、本発明で、軸筒6とは、ペン先8を保持し且つ軸筒6の前端開口部に取り付けられるペン先ホルダーを含む。また、本発明で、ペン先8は、前記実施例以外にも、ボールペンチップ、繊維ペン体、多孔質ペン体、合成樹脂押出成形によるプラスチックペン体、毛筆ペン体等いずれであってもよい。また、本発明で、筆記具本体5のタイプは、前記実施例の、軸筒6内部に直にインキを貯溜する直液式の他にも、繊維加工体等よりなるインキ吸蔵体にインキを含浸保持させる構成(いわゆる中綿式)でもよい。また、本発明で、外キャップ4は、本実施例のような一端が閉鎖されるタイプの他、両端が開口されるタイプでもよい。また、第1実施例、第実施例、第実施例及び第実施例において、外キャップ4の外面にクリップを設けてもよい。
本発明の第1実施例のキャップ装着状態を示す要部縦断面図である。 図1のA部拡大図である。 図1のキャップの縦断面図である。 図1の筆記具本体の縦断面図である。 本発明の第2実施例のキャップ装着状態を示す要部縦断面図である。 図5のB部拡大図である。 本発明の第3実施例のキャップ装着状態を示す要部縦断面図である。 図7のC部拡大図である。 本発明の第4実施例のキャップ装着状態を示す要部縦断面図である。 図9のD部拡大図である。
1 筆記具
2 キャップ
21 連結壁部
3 内キャップ
31 後端筒部
31a 外向シール部
32 規制壁部
33 外向突起
33a 通気溝
34 環状凹部
4 外キャップ
41 通気孔
42 内向突起
43 嵌合用突起
5 筆記具本体
6 軸筒
61 前端筒部
61a 内向シール部
62 規制壁部
63 抜け止め突起
64 嵌合用突起
65 インキタンク
7 インキ保溜部材
71 櫛歯
71a 支持用櫛歯
72 インキ保溜溝
73 インキ誘導スリット
74 空気溝
8 ペン先
9 インキ誘導芯
L 密接摺動長さ

Claims (9)

  1. 前端が閉鎖され且つ後端が開口された内キャップと、前記内キャップの外面に固着され且つ少なくとも後端が開口された外キャップとからなるキャップと、前記キャップが着脱自在の、前端にペン先を有する軸筒を備えた筆記具本体とからなり、前記キャップを前記軸筒のペン先側に装着した際、前記内キャップがペン先を密封し、前記外キャップの内面と前記軸筒の外面とが嵌合してなる筆記具であって、
    前記内キャップの開口端部に、後方に突出する後端筒部を形成し、前記後端筒部の外周面に環状の外向シール部を形成し、前記外キャップの側壁に通気孔を貫設し、一方、前記軸筒の前端部に、前方に突出する前端筒部を形成し、前記前端筒部の内周面に環状の内向シール部を形成し、キャップを軸筒のペン先側に装着した際、前記外向シール部と前記内向シール部とが径方向に密接し、前記外向シール部と前記内向シール部とが密接状態にない場合、前記通気孔を介して内キャップ内部と外キャップ外部とが連通してなり、前記通気孔が、前記内キャップの後端筒部の径方向外方の外キャップの側壁に貫設され、前記通気孔が内キャップの開口端部近傍に位置することを特徴とする筆記具。
  2. 前端が閉鎖され且つ後端が開口された内キャップと、前記内キャップの外面に一体に連結され、前端が閉鎖され且つ後端が開口された外キャップとからなるキャップと、前記キャップが着脱自在の、前端にペン先を有する軸筒を備えた筆記具本体とからなり、前記キャップを前記軸筒のペン先側に装着した際、前記内キャップがペン先を密封し、前記外キャップの内面と前記軸筒の外面とが嵌合してなる筆記具であって、
    前記内キャップの開口端部に、後方に突出する後端筒部を形成し、前記後端筒部の外周面に環状の外向シール部を形成し、前記外キャップの側壁に通気孔を貫設し、一方、前記軸筒の前端部に、前方に突出する前端筒部を形成し、前記前端筒部の内周面に環状の内向シール部を形成し、キャップを軸筒のペン先側に装着した際、前記外向シール部と前記内向シール部とが径方向に密接し、前記外向シール部と前記内向シール部とが密接状態にない場合、前記通気孔を介して内キャップ内部と外キャップ外部とが連通してなり、前記通気孔が、前記内キャップの後端筒部の径方向外方の外キャップの側壁に貫設され、前記通気孔が内キャップの開口端部近傍に位置することを特徴とする筆記具。
  3. 前記外向シール部よりも前方の内キャップ外面に、前記軸筒の前端筒部の前端が当接可能な規制壁部を形成した請求項1または2記載の筆記具。
  4. 前記内向シール部よりも後方の軸筒内面に、前記内キャップの後端筒部の後端が当接可能な規制壁部を形成した請求項1または2記載の筆記具。
  5. 前記外向シール部と前記内向シール部との軸方向の密接摺動長さを、0.1mm〜1.0mmの範囲に設定した請求項1乃至4のいずれかに記載の筆記具。
  6. 前記筆記具本体が、ペン先を前端に備えるインキ保溜部材と、該インキ保溜部材を前部に収容した軸筒と、該軸筒内の前記インキ保溜部材の後方に形成したインキタンクとを備え、前記インキ保溜部材が、前記インキタンク内の内圧上昇に応じた余剰インキを一時的に保持してなる請求項1乃至5のいずれかに記載の筆記具。
  7. 前記規制壁部よりも後方の後端筒部が薄肉円筒状である請求項3記載の筆記具。
  8. 前記規制壁部よりも前方の前端筒部が薄肉円筒状である請求項4記載の筆記具。
  9. 通気孔の総開口面積が0.5mm 以上である請求項1乃至8のいずれかに記載の筆記具。
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