JP4679251B2 - 膜型メタン発酵処理方法および装置 - Google Patents

膜型メタン発酵処理方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、膜型メタン発酵処理方法および装置に関し、有機性廃棄物リサイクル設備において有機性廃棄物をリサイクルする技術に係るものである。
従来、膜分離装置を使用しない所定容量のメタン発酵槽では、所定容量の発酵槽へ投入する原料である有機性廃棄物の原料投入量に対して、メタン発酵槽から引抜く余剰発酵汚泥(消化汚泥)の引抜き量とバイオガスの生成に費やした消費量との和とが同量となる。
この膜分離装置を使用しないメタン発酵槽では、メタン生成菌等の菌体が余剰発酵汚泥とともに槽外へ流出するので、処理性能を左右する槽内のメタン生成菌等の濃度が制御できない。このため、バイオガス発生量を一定に維持することは、メタン発酵槽へ投入する投入負荷(分解可能なCODCr負荷)をよほど低負荷に抑制して運転しないと困難であり、投入負荷の抑制には槽容量の大きなメタン発酵槽を必要とした。
膜分離装置を使用する膜型メタン発酵槽は、発酵槽から取り出す余剰発酵汚泥の引抜き量と膜分離装置を透過した膜透過液の引抜き量との引抜き比率を調整することにより、発酵槽からメタン生成菌等が過剰に流出することを防止し、メタン発酵槽内のTS(トータルスラッジ)濃度を一定に維持できるという特徴をもつ。
しかし、実際の原料投入のプロセスでは、原料の性状や原料投入時の希釈水、洗浄水の多少により投入原料の濃度が変動することを要因として、メタン発酵槽内のTS濃度の変化が生じてプロセスに悪影響を及ぼす。
即ち、原料濃度が濃くなってTS濃度が高くなり過ぎると、メタン発酵汚泥の粘度が高くなり、膜の透過性能が悪化してフラックスが低下する。逆に原料濃度が薄くなってTS濃度が低くなり過ぎると、メタン生成菌の濃度も低下するために処理可能な負荷量が低下し、当初想定していた処理可能最大投入負荷をかけても過負荷となってメタン生成菌が活性低下もしくは死滅する。
このため、特許文献1においては、有機性液状廃棄物が流入するメタン発酵槽において、浸漬型膜分離装置によって発酵汚泥を固液分離して膜透過液を系外へ取り出すとともに、オーバーフロー管路によって発酵汚泥を槽外へ排出することで発酵槽内の液位を一定に維持し、浸漬型膜分離装置に作用する吸引負圧の測定値に基づいて浸漬型膜分離装置の運転を制御してメタン発酵槽の内部のTS濃度をメタン発酵の適値に維持している。
特開2003−205300公報
ところで、投入原料の濃度の変動は、メタン発酵槽の内部のTS濃度に影響を与えるのみならず、投入負荷(分解可能なCODCr負荷)、つまりメタン生成菌等にとっての栄養源の変動を伴う。
このため、特許文献1のように、原料投入量を一定としてメタン発酵槽へ原料を投入する場合には、メタン発酵槽内のTS濃度を一定に維持することができても、投入負荷を一定に維持することができずにメタン生成菌等の濃度が変化する。
この投入負荷を一定とするためには、発酵槽へ投入する原料の濃度の変化に応じて原料投入量の増減を引抜き比率の調整と同時に行う必要がある。このため、運転員が原料濃度及びメタン発酵槽内のTS濃度を手分析し、その結果を見て原料投入量及び引抜き比率の再設定を行っていた。
しかし、このような操作を1日に何回も行うことは困難であり、原料濃度が短時間で変動する場合には、過負荷にならないように低めの投入負荷に設定せざるを得ず、高い負荷での運転が可能な膜型メタン発酵槽の処理性能を十分に発揮させることができなかった。
また、メタン生成は、酸生成菌によって炭水化物、脂肪、蛋白質などから生成する低級脂肪酸をメタン生成菌によってメタンと炭酸ガスに分解する工程であり、メタン生成菌の至適pH範囲が6.4〜7.4のいわゆる中性付近であることから、酸生成菌によって生成する有機酸が多くなり過ぎるとメタン生成菌の活動が阻害される。
このため、投入負荷を一定とする運転を行う場合にあっても、温度等の要因によってメタン生成菌の活動が不調であるときには、投入負荷を低減する必要がある。
本発明は上記した課題を解決するものであり、メタン発酵槽内のTS濃度および投入負荷を一定に維持してメタン生成菌等の濃度を安定させることができる膜型メタン発酵処理方法および装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の本発明の膜型メタン発酵処理方法は、発酵槽において原料としての有機性廃棄物を投入しつつメタン発酵を行い、膜分離装置によって発酵汚泥を固液分離して膜透過液を槽外へ引抜くとともに、発酵槽内の余剰発酵汚泥を槽外へ引抜く膜型メタン発酵処理方法であって、発酵槽で発生するバイオガス量を測定し、制御サイクル時間内の発生総量であるバイオガス発生積算量、もしくは制御サイクル時間内の単位時間当たりの平均発生量であるバイオガス発生平均量を制御指標として求め、余剰発酵汚泥の引抜き量を予め設定する一定量に維持しつつ、制御指標のバイオガス量が目標値となるように制御サイクル時間毎に発酵槽への原料投入量を制御指標の値に基づいて増減調整し、原料投入量の増減により変動する発酵槽内の液位が予め設定する一定液位となるように、膜透過液の引抜き量を増減調整するものである。
上記した構成において、予備的な運転もしくは実験による経験則によって、原料投入量、余剰発酵汚泥の引抜き量、膜透過液の引抜き量の標準的な適値を求め、この値を運転時の基本値として膜型メタン発酵処理を行う。
運転時に発酵槽で発生するバイオガス量の変動は、原料濃度の変化に由来するものであり、原料濃度の変化に起因して投入負荷が変化することや、発酵槽内でメタン発酵に関わるメタン生成菌等の濃度、つまり発酵槽内のTS濃度が変化することによる。
このため、制御指標のバイオガス量が目標値となるように、つまりバイオガス発生量が一定量を維持するように、発酵槽への原料投入量を増減調整することで、原料濃度の変化に対して投入負荷を一定に維持する。つまり、原料濃度が低くなると投入原料の単位量当たりにおける投入負荷が低下し、原料濃度が高くなると投入原料の単位量当たりにおける投入負荷が増加するので、原料濃度が低くなる時には原料投入量を増加させ、原料濃度が高くなる時には原料投入量を低減する。この原料投入量の調整量は予め原料濃度との関係において定めておく。
また、原料投入量の増加により発酵槽内の液位が予め設定する一定液位より上昇する場合には膜透過液の引抜き量を増加させることで液位を低下させ、原料投入量の減少により発酵槽内の液位が予め設定する一定液位より低下する場合には膜透過液の引抜き量を減少させることで液位を上昇させる。この膜透過液の引抜き量の調整量は予め液位の変動幅との関係において定めておく。
したがって、メタン発酵槽の液位が一定になるように膜透過液を増減することで、膜透過液の引抜き量の増減が原料投入量の増減に応じて変化し、膜透過液引抜き量は下記の式で表される。
〔膜透過液の引抜き量〕=〔原料投入量〕−〔余剰発酵汚泥の引抜き量〕−〔ガス化量〕
このように、原料投入量の増減により変動する発酵槽内の液位が予め設定する一定液位となるように、膜透過液の引抜き量を増減調整することで、原料濃度の変化に対して発酵槽内のTS濃度を一定の値に収束させる。つまり、原料濃度の変動および原料投入量の増減により、発酵槽へ投入する水分量が変動するので、膜透過液の引抜き量を変動させて水分量の変動を吸収することで、原料濃度の変動および原料投入量の増減に対して発酵槽内の発酵汚泥を一定量に維持する。発酵槽内の発酵汚泥を一定量に維持しつつ、余剰発酵汚泥の引抜き量を一定量とする状態において、原料濃度の増減にともなって発酵槽へ流入するTSが増減すると発酵槽から流出するTSの引抜き量も増減し、結果としてTS濃度は一定の濃度に収束する。
上述の操作によって、余剰発酵汚泥の引抜き量を一定量に維持しつつ、バイオガス発生量を一定量に維持するように原料投入量を増減し、かつ原料投入量の増減に応じて膜透過液の引抜き量を増減調整することで、原料濃度の変化に対して、投入負荷(分解可能なCODCr負荷)を一定に維持することができ、投入負荷を糧として増殖する酸生成菌、メタン生成菌の量をほぼ一定に維持することができ、発酵槽内のTS濃度を一定の値に維持することができる。
請求項2の本発明の膜型メタン発酵処理方法は、メタン生成菌の活性が阻害されていると推定できるメタンガス濃度を設定値として設定し、発酵槽で発生するバイオガス中のメタンガス濃度を測定し、測定したメタンガス濃度が設定値を下回った時に、制御指標のバイオガス量の値に拘らず、発酵槽への原料投入量を予め設定する下限量に低減し、もしくは発酵槽への原料投入を停止するものである。
上記した構成により、バイオガス発生量は、酸生成菌によって生成する有機酸が多くなり過ぎてメタン生成菌の活性が阻害され、メタン発酵状態が悪くなっても減少する。このメタン発酵状態が不調な時に原料投入量を増やすと、酸生成菌の働きが維持されるために、さらにメタン生成菌の活性が弱ってメタンガス濃度が低下する。
このため、原料濃度の低下に伴う投入負荷の減少に起因するバイオガス発生量の低減と、メタン発酵状態の不調に起因するバイオガス発生量の低減とをメタンガス濃度を指標として見分ける。そして、メタン生成菌の活性が阻害されていると推定できるメタンガス濃度を予め経験則から設定値として求め、運転時にメタンガス濃度が設定値を下回った時に、制御指標のバイオガス量の値に拘らず、発酵槽への原料投入量を予め設定する下限量に低減し、もしくは発酵槽への原料投入を停止することで、酸生成菌によって生成する有機酸を低減してメタン生成菌の活性を回復させる。この原料投入量の下限量は酸生成菌による有機酸の生成を抑制するのに十分に少ない値となる。
請求項3の本発明の膜型メタン発酵処理方法は、測定したバイオガス量から評価サイクル時間内の発生総量である評価積算量、もしくは評価サイクル時間内の単位時間当たりの平均発生量である評価平均量の何れかの減少率を求め、バイオガス発生量の減少率が複数評価サイクル時間にわたって評価基準値以上を継続する時に、制御指標のバイオガス量の値に拘らず、発酵槽への原料投入量を予め設定する下限量に低減し、もしくは発酵槽への原料投入を停止するものである。
上記した構成により、原料濃度の低下に伴う投入負荷の減少に起因するバイオガス発生量の低減と、メタン発酵状態の不調に起因するバイオガス発生量の低減とを、発生量の減少率を指標として見分ける。
そして、メタン生成菌の活性が阻害されていると推定できる発生量の減少率を予め経験則から評価基準値として求め、運転時に減少率が評価基準値を上回った状態を複数評価サイクル時間にわたって継続する時に、制御指標のバイオガス量の値に拘らず、発酵槽への原料投入量を予め設定する下限量に低減し、もしくは発酵槽への原料投入を停止することで、酸生成菌によって生成する有機酸を低減してメタン生成菌の活性を回復させる。この際に、減少率が評価基準値を上回った時点で原料投入量を現在量に維持することが望ましい。また、評価基準値として複数の値を設定し、減少率が第1の評価基準値を超えた場合には、次回の評価時に第1の評価基準値より大きい評価基準値で評価を行うことも可能である。
請求項4の本発明の膜型メタン発酵処理装置は、有機性廃棄物を原料としてメタン発酵を行う発酵槽と、原料を発酵槽へ供給する原料投入装置と、発酵槽内の発酵汚泥を固液分離して膜透過液を槽外へ引抜く膜分離装置と、発酵槽内の余剰発酵汚泥を予め設定する一定量で槽外へ引抜く余剰発酵汚泥引抜き装置と、発酵槽で発生するバイオガス量を測定し、制御サイクル時間内の発生総量であるバイオガス発生積算量、もしくは制御サイクル時間内の単位時間当たりの平均発生量であるバイオガス発生平均量を制御指標として求めるバイオガス流量計測手段と、バイオガス流量計測手段で計測する制御指標が目標値となるように制御サイクル時間毎に原料投入装置による発酵槽への原料投入量を制御指標の値に基づいて増減調整し、原料投入量の増減により変動する発酵槽内の液位が予め設定する一定液位となるように膜分離装置による膜透過液の引抜き量を増減調整する制御手段とを備えたものである。
請求項5の本発明の膜型メタン発酵処理装置は、発酵槽で発生するバイオガス中のメタンガス濃度を測定するメタン濃度計を有し、制御手段はメタン濃度計の計測値が設定値を下回った時に、バイオガス流量計測手段で計測する制御指標の値に拘らず、原料投入装置による発酵槽への原料投入量を予め設定する下限量に低減し、もしくは原料投入装置による発酵槽への原料投入を停止するものである。
請求項6の本発明の膜型メタン発酵処理装置は、バイオガス流量計測手段が、測定したバイオガス量から評価サイクル時間内の発生総量である評価積算量、もしくは評価サイクル時間内の単位時間当たりの平均発生量である評価平均量の何れかの減少率を求め、制御手段は、バイオガス発生量の減少傾向を示す減少率が複数評価サイクル時間にわたって評価基準値以上を継続する時に、制御指標のバイオガス量の値に拘らず、発酵槽への原料投入量を予め設定する下限量に低減し、もしくは発酵槽への原料投入を停止するものである。
以上のように本発明によれば、余剰発酵汚泥の引抜き量を一定量に維持しつつ、バイオガス発生量を一定量に維持するように原料投入量を増減し、かつ原料投入量の増減に応じて膜透過液の引抜き量を増減調整することで、原料濃度が変化しても、投入負荷(分解可能なCODCr負荷)を一定に維持することができ、投入負荷を糧として増殖する酸生成菌、メタン生成菌の量をほぼ一定に維持することができ、これらの菌を含む発酵槽内のTS濃度を一定の値に維持して安定したメタン発酵が可能となる。
また、制御サイクル時間を調整することで短時間(例えば1〜2時間)の濃度変動に対しても最適な原料投入量(投入負荷)に調整できるので、投入負荷が一時的に下がってしまうことによるメタン発酵槽の性能低下を防ぐことができる。
このため、例えばCODCr容積負荷を20kg/m程度の高い値に保持して膜型メタン発酵槽の高い処理性能を十分に発揮させることができ、バイオガス発生量が一定であるためにガス利用設備(ボイラ、発電機など)を安定的に稼動させることができる。
また、バイオガス発生量の減少が投入負荷量の低下によるものか、メタン発酵状態の悪化によるものかを判断して、その原因に応じて原料の増減を行うことが可能となる。メタン発酵状態の悪化を早期に発見し、投入負荷低減が可能になることで、発酵状態が回復不能な危機的状況となることを回避し、安定した運転が実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1において、原料1は有機性廃棄物であり、本実施の形態では食品廃棄物(例えば4.4t/日)である。この原料1は破砕機2を経て可溶化槽3へ導入(例えばCODCr270,000mg/l)するか、もしくは直接に可溶化槽3に導入する。可溶化槽(例えば25m)3は原料投入装置4を介してメタン発酵槽5に接続しており、原料投入装置4は可溶化槽3とメタン発酵槽5とを連通する原料管路6と原料管路6に介装した原料ポンプ7aおよび原料投入量を計測する原料流量計7bとからなる。また、メタン発酵槽(例えば57m、発酵温度55℃)5は発酵汚泥を返送発酵汚泥(例えば1.99t/日)として可溶化槽3へ返送する汚泥管路8を介して可溶化槽3に連通している。
メタン発酵槽5は往路管路9および復路管路10を通して膜分離槽(例えば3m)11に連通し、膜分離槽11には発酵槽の発酵汚泥を固液分離して膜透過液を槽外へ引抜く浸漬型膜分離装置12を配置している。浸漬型膜分離装置12に接続した膜透過液引抜き管路13には浸漬型膜分離装置12に駆動圧として膜間差圧を与える吸引ポンプ14を設けており、吸引ポンプ14はメタン発酵槽5に設けた制御手段をなす液位計15の指示信号によって駆動を制御し、メタン発酵槽5における発酵汚泥の液位を予め設定する一定の液位に維持するように膜透過液の引抜き量を増減調整する。この液位計15は圧力式レベル計で差圧式が望ましい。
メタン発酵槽5の底部側には余剰発酵汚泥を引抜く余剰汚泥引抜き管路16aが接続しており、余剰汚泥引抜き管路16aには容積式定量ポンプ等からなる汚泥ポンプ16bおよび余剰発酵汚泥の引抜き量を計測する汚泥流量計16cを設けている。この余剰汚泥引抜き管路16a、汚泥ポンプ16bおよび汚泥流量計16cからなる余剰発酵汚泥引抜き装置17は発酵槽内の余剰発酵汚泥を予め設定する一定量で槽外へ引抜く。
また、メタン発酵槽5の頂部側には発酵槽内で発生するバイオガス18を取り出すガス管路19が接続しており、ガス管路19にはバイオガス量を計測する流量計20と、バイオガス中のメタンガス濃度を計測する赤外線式等からなる濃度計21とを設け、原料ポンプ7と流量計20と濃度計21に接続して制御装置22を設けている。
流量計20は積算機能を有するルーツメータ等からなり、シーケンサ等からなる制御装置22との組み合わせによってバイオガス流量計測手段を構成する。このバイオガス流量計測手段は、メタン発酵槽5で発生してガス管路19を流れるバイオガスの流量を流量計20で積算量として計測し、制御装置22の制御サイクル時間内の発生総量であるバイオガス発生積算量を制御指標として算出する。制御指標は、制御サイクル時間内の単位時間当たりの平均発生量であるバイオガス発生平均量とすることも可能である。
また、バイオガス流量計測手段は、制御装置22の評価サイクル時間内の発生総量である評価積算量、もしくは評価サイクル時間内の単位時間当たりの平均発生量である評価平均量の何れかの減少率を求めるものであり、本実施の形態では評価平均量の減少率を求める。評価サイクル時間は制御サイクル時間と異なるサイクル時間であっても良く、同じサイクル時間であっても良い。
制御装置22は、通常制御において制御サイクル時間毎に算出する制御指標に基づいて原料投入装置4の原料ポンプ7aの駆動を制御し、制御指標が目標値となるように発酵槽への原料投入量を増減調整する。
また、制御装置22は、濃度計21の計測値が設定値(例えば50%)を下回った時に、バイオガス量の制御指標の値に拘らず、原料投入装置4によるメタン発酵槽5への原料投入量を予め設定する下限量に低減し、濃度計21の計測値が設定値を上回る値に回復した時にバイオガス量の制御指標に基づく制御に復帰する。原料投入量を下限量に低減することに代えて原料投入装置4によるメタン発酵槽5への原料投入を停止することも可能である。
また、制御装置22は、減少率が評価基準値以上である時に原料投入量を現在量に維持し、この状態が次回評価サイクル時間にも継続する時に、制御指標のバイオガス量の値に拘らず、発酵槽への原料投入量を予め設定する下限量に低減し、もしくは発酵槽への原料投入を停止する。この評価基準値は、メタン生成菌の活性が阻害されていると推定できる発生量の減少率を予め経験則から求めて設定する。
メタン発酵槽5の頂部には希釈水(例えば2.64t/日)を供給する希釈水管路23を接続している。上述の構成によって、本発明の膜型メタン発酵処理装置は、例えばCODCr容積負荷20kg/m・日、COD分解率85%、HRT6〜7日、SRT12〜14日を達成する。
以下、上記した構成における作用を説明する。予備的な運転もしくは実験による経験則によって、原料投入量、余剰発酵汚泥の引抜き量、膜透過液の引抜き量の標準的な適値を求め、この値を運転時の基本値として膜型メタン発酵処理を行う。
可溶化槽3に貯留する原料(例えば6.43t/日)1を原料投入装置4の原料ポンプ7aの駆動により原料管路6を通してメタン発酵槽5へ投入しつつ、メタン発酵槽5において原料1の食品廃棄物をメタン発酵させる。
メタン発酵槽5の発酵汚泥は往路管路9および復路管路10を通して膜分離槽11との間を流動し、浸漬型膜分離装置12は吸引ポンプ14の駆動により発酵汚泥を膜分離する。膜透過液引抜き管路13を通して引抜いた膜透過液(例えば3.50t/日)は槽外の排水処理設備へ供給し、汚泥ポンプ16bの駆動により余剰汚泥引抜き管路16aを通して引抜いたメタン発酵槽5の余剰発酵汚泥(例えば4.68t/日)を槽外の排水処理設備へ供給する。
メタン発酵槽5で発生するバイオガス(例えば597Nm/日)はガス管路19を通して発電設備へ燃料として供給する。運転時にメタン発酵槽5で発生するバイオガス量は、原料濃度の変化に起因して投入負荷が変化すること、メタン発酵に関わるメタン生成菌等の濃度、つまりメタン発酵槽5の発酵汚泥のTS濃度(SS濃度)が変化すること、メタン生成菌の活性によってメタン発酵状態が変化すること等に由来して変動する。
このため、通常制御においては、ガス管路19を流れるバイオガスの流量を流量計20で積算量として計測し、制御装置22により制御サイクル時間内の発生総量であるバイオガス発生積算量を制御指標として算出するとともに、この制御サイクル時間毎に算出する制御指標に基づいて原料投入装置4の原料ポンプ7aの駆動を制御し、制御指標が目標値となるようにメタン発酵槽5への原料投入量を増減調整する。
バイオガス発生量の変動は原料投入量の増減に対して時間遅れで反応するので、所定時間の制御サイクル時間内に発生するバイオガス発生量を積算し、目標値との差により次の回の原料投入量を決定することが好ましい制御となる。
炭酸ガスは投入時にすぐ発生するが、メタンガスの発生は3〜5時間程度遅れる傾向がある。バイオガス(炭酸ガスとメタンガスの和)量で制御する場合には、30分〜2時間程度を制御サイクル時間とし、バイオガス量に代えてメタンガス発生量で制御する場合には2〜5時間程度をサイクル時間とするのが良い。本実施の形態ではバイオガス発生量で制御して制御サイクル時間を1時間とした。
この制御指標のバイオガス量が目標値となるように、つまりバイオガス発生量が一定量を維持するように、メタン発酵槽5への原料投入量を増減調整することで、原料濃度の変化に対して投入負荷を一定に維持する。
つまり、原料濃度が低くなると投入原料の単位量当たりにおける投入負荷が低下し、原料濃度が高くなると投入原料の単位量当たりにおける投入負荷が増加するので、原料濃度が低くなる時には原料投入量を増加させ、原料濃度が高くなる時には原料投入量を低減する。この原料投入量の調整量は予め原料濃度との関係において定めておく。
また、原料投入量の増減に応じて膜透過液の引抜き量を増減調整する。例えば、原料投入量の増加により液位計15で計測するメタン発酵槽5の液位が予め設定する一定液位より上昇する場合には、液位計15の指示信号によって吸引ポンプ14の駆動を制御し、膜透過液の引抜き量を増加させることで液位を低下させる。あるいは、原料投入量の減少により液位計15で計測するメタン発酵槽5の液位が予め設定する一定液位より低下する場合には、液位計15の指示信号によって吸引ポンプ14の駆動を制御し、膜透過液の引抜き量を減少させることで液位を上昇させる。この膜透過液の引抜き量の調整量は予め液位の変動幅との関係において定めておく。
したがって、メタン発酵槽5の液位が一定になるように膜透過液の引抜き量を増減することで、膜透過液の引抜き量の増減が原料投入量の増減に応じて変化し、膜透過液引抜き量は下記の式で表される。
〔膜透過液の引抜き量〕=〔原料投入量〕−〔余剰発酵汚泥の引抜き量〕−〔ガス化量〕
このように、余剰発酵汚泥の引抜き量を予め設定する一定量に維持しつつ、原料投入量の増減に応じて膜透過液の引抜き量を増減調整することで、原料濃度の変化に対して発酵槽内のTS濃度が一定の値に収束する。
つまり、原料濃度の変動および原料投入量の増減により、メタン発酵槽5へ投入する水分量が変動するが、膜透過液の引抜き量を変動させて水分量の変動を吸収することで、原料濃度の変動および原料投入量の増減に対してメタン発酵槽5の発酵汚泥が一定量(一定の液位)となる。このメタン発酵槽5の発酵汚泥を一定量に維持しつつ、余剰発酵汚泥の引抜き量を一定量とする状態において、原料濃度の増減にともなってメタン発酵槽5へ流入するTSが増減するとメタン発酵槽5から流出するTSの引抜き量も増減し、結果としてTS濃度は一定の濃度に収束する。本実施の形態ではTS濃度を指標としたがSS濃度を指標とすることも可能であり、SS濃度によってメタン生成菌の状態をある程度に推量することが可能である。
ところで、バイオガス発生量は、酸生成菌によって生成する有機酸が多くなり過ぎてメタン生成菌の活性が阻害され、メタン発酵状態が悪くなっても減少する。このメタン発酵状態が不調な時に原料投入量を増やすと、酸生成菌の働きが維持されるために、さらにメタン生成菌の活性が弱ってメタンガス濃度が低下する。
このため、原料濃度の低下に伴う投入負荷の減少に起因するバイオガス発生量の低減と、メタン発酵状態の不調に起因するバイオガス発生量の低減とをメタンガス濃度を指標として見分ける。
具体的には、制御装置22にメタン生成菌の活性が阻害されていると推定できるメタンガス濃度(例えば50%)を予め経験則から求めて設定値として設定する。そして、運転時に濃度計21でバイオガス中のメタンガス濃度(例えば通常60%)を測定し、メタンガス濃度が設定値を下回った時に、制御指標のバイオガス量の値に拘らず、メタン発酵槽5への原料投入量を予め設定する下限量に低減するか、メタン発酵槽5への原料投入を停止する。この操作によって、酸生成菌によって生成する有機酸を低減してメタン生成菌の活性を回復させる。濃度計21の計測値が設定値を上回る値に回復した時に、バイオガス量の制御指標に基づく制御に復帰する。
また、原料濃度の低下に伴う投入負荷の減少に起因するバイオガス発生量の低減と、メタン発酵状態の不調に起因するバイオガス発生量の低減とをバイオガス発生量の減少率を指標として見分ける。
具体的には、図2に示すように、バイオガス流量計測手段によって、評価サイクル時間毎にガス発生量の評価平均量を求めるとともに、前回の評価サイクル時間の評価平均量との比較によって減少率を求める(S1)。
制御装置22は、バイオガス流量計測手段で計測する発生量の減少率の値が評価基準値以上である場合に(S2)、メンテナンス会社へ警報を出力し(S3)、制御指標のバイオガス量の値に拘らず、原料投入量を現在量に維持する(S4)。
そして、次回の評価サイクル時間において減少率が評価基準値以上である場合に(S5)、メンテナンス会社へ警報を出力してメタン発酵槽5への原料投入を停止する(S6)。原料投入を停止した場合は、人的操作によってリセットして通常運転に復帰する(S7)。上述の評価基準値としては複数の値を設定することができる。つまり、減少率が第1の評価基準値を超えた場合には、次回の評価時に第1の評価基準値より大きい評価基準値で評価を行う。
減少率が評価基準値以上となった後に、次回の評価サイクル時間で評価基準値以下となった場合は通常制御に戻る(S8)。メタン発酵槽5への原料投入の停止に変えて、メタン発酵槽5への原料投入量を予め設定する下限量に低減することも可能である。
本発明の実施の形態における膜型メタン発酵処理装置を示す模式図 同実施の形態における膜型メタン発酵処理工程を示すフロー図
符号の説明
1 原料
2 破砕機
3 可溶化槽
4 原料投入装置
5 メタン発酵槽
6 原料管路
7a 原料ポンプ
7b 原料流量計
8 汚泥管路
9 往路管
10 復路管路
11 膜分離槽
12 浸漬型膜分離装置
13 膜透過液引抜き管路
14 吸引ポンプ
15 液位計
16a 余剰汚泥引抜き管路
16b 汚泥ポンプ
16c 汚泥流量計
17 余剰発酵汚泥引抜き装置
18 バイオガス
19 ガス管路
20 流量計
21 濃度計
22 制御装置
23 希釈水管路

Claims (6)

  1. 発酵槽において原料としての有機性廃棄物を投入しつつメタン発酵を行い、膜分離装置によって発酵汚泥を固液分離して膜透過液を槽外へ引抜くとともに、発酵槽内の余剰発酵汚泥を槽外へ引抜く膜型メタン発酵処理方法であって、発酵槽で発生するバイオガス量を測定し、制御サイクル時間内の発生総量であるバイオガス発生積算量、もしくは制御サイクル時間内の単位時間当たりの平均発生量であるバイオガス発生平均量を制御指標として求め、余剰発酵汚泥の引抜き量を予め設定する一定量に維持しつつ、制御指標のバイオガス量が目標値となるように制御サイクル時間毎に発酵槽への原料投入量を制御指標の値に基づいて増減調整し、原料投入量の増減により変動する発酵槽内の液位が予め設定する一定液位となるように、膜透過液の引抜き量を増減調整することを特徴とする膜型メタン発酵処理方法。
  2. メタン生成菌の活性が阻害されていると推定できるメタンガス濃度を設定値として設定し、発酵槽で発生するバイオガス中のメタンガス濃度を測定し、測定したメタンガス濃度が設定値を下回った時に、制御指標のバイオガス量の値に拘らず、発酵槽への原料投入量を予め設定する下限量に低減し、もしくは発酵槽への原料投入を停止することを特徴とする請求項1に記載の膜型メタン発酵処理方法。
  3. 測定したバイオガス量から評価サイクル時間内の発生総量である評価積算量、もしくは評価サイクル時間内の単位時間当たりの平均発生量である評価平均量の何れかの減少率を求め、バイオガス発生量の減少率が複数評価サイクル時間にわたって評価基準値以上を継続する時に、制御指標のバイオガス量の値に拘らず、発酵槽への原料投入量を予め設定する下限量に低減し、もしくは発酵槽への原料投入を停止することを特徴とする請求項1に記載の膜型メタン発酵処理方法。
  4. 有機性廃棄物を原料としてメタン発酵を行う発酵槽と、原料を発酵槽へ供給する原料投入装置と、発酵槽内の発酵汚泥を固液分離して膜透過液を槽外へ引抜く膜分離装置と、発酵槽内の余剰発酵汚泥を予め設定する一定量で槽外へ引抜く余剰発酵汚泥引抜き装置と、発酵槽で発生するバイオガス量を測定し、制御サイクル時間内の発生総量であるバイオガス発生積算量、もしくは制御サイクル時間内の単位時間当たりの平均発生量であるバイオガス発生平均量を制御指標として求めるバイオガス流量計測手段と、バイオガス流量計測手段で計測する制御指標が目標値となるように制御サイクル時間毎に原料投入装置による発酵槽への原料投入量を制御指標の値に基づいて増減調整し、原料投入量の増減により変動する発酵槽内の液位が予め設定する一定液位となるように膜分離装置による膜透過液の引抜き量を増減調整する制御手段とを備えたことを特徴とする膜型メタン発酵処理装置。
  5. 発酵槽で発生するバイオガス中のメタンガス濃度を測定するメタン濃度計を有し、制御手段は、メタン生成菌の活性が阻害されていると推定できるメタンガス濃度を設定値として設定し、メタン濃度計の計測値が設定値を下回った時に、バイオガス流量計測手段で計測する制御指標の値に拘らず、原料投入装置による発酵槽への原料投入量を予め設定する下限量に低減し、もしくは原料投入装置による発酵槽への原料投入を停止することを特徴とする請求項4に記載の膜型メタン発酵処理装置。
  6. バイオガス流量計測手段が、測定したバイオガス量から評価サイクル時間内の発生総量である評価積算量、もしくは評価サイクル時間内の単位時間当たりの平均発生量である評価平均量の何れかの減少率を求め、制御手段は、バイオガス発生量の減少率が複数評価サイクル時間にわたって評価基準値以上を継続する時に、制御指標のバイオガス量の値に拘らず、発酵槽への原料投入量を予め設定する下限量に低減し、もしくは発酵槽への原料投入を停止することを特徴とする請求項5に記載の膜型メタン発酵処理装置。
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