JP4677631B2 - 風荷重低減装置および風力発電システム - Google Patents

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Description

本発明は、台風などの強風時に、風力発電機にかかる風荷重を低減させ、強風時でも風力発電機の連続稼働を可能にする風荷重低減装置および該装置を用いた風力発電システムに関する。
エネルギー源として、大量の石油資源が消費されることにより、大量の炭酸ガスが発生し、地球温暖化の問題が深刻になっている。これまで、生活に必要なガスや電気は、主として、安定供給が可能な石油資源から得ている。石油資源は、このままの使用量では数十年で枯渇すると予想されており、また、環境の問題から、石油資源に代わるエネルギーの開発が急務とされている。特に、大気を汚染することのないクリーンなエネルギーが期待されており、その一部として、風力発電、波による海面の上下動を利用する波力発電、潮位の差を利用する潮力発電などが行われている。
風力発電は、風の力で風車を回し、風車の回転運動を変換して電気エネルギーを取り出すものである。この風力発電は、風が、自然界に無尽蔵に存在しており、発電時に炭酸ガスやその他の廃棄物を出さないクリーンエネルギーであることから、これからのエネルギー源として期待されている。しかしながら、風は、常時、一定方向に、かつ一定量の風量をもつものではないため、エネルギー源としては不安定であり、立地箇所に制約があるといった問題がある。
ここで、風力発電するための風力発電システムについて説明する。図1に、従来から知られているプロペラ型風力発電システムの構成例を示す。図1に示す風力発電システムは、地盤に構築される基礎10と、基礎10上に設置されるタワー11と、タワー11の頭頂部に設けられる、風を受けて回転運動に変換する複数の羽根からなるブレード12と、回転運動を電気エネルギーに変換する発電機13と、ブレード12と発電機13との間に設けられ、発電機が発電を行うために必要な回転数まで増速させる増速機14と、必要に応じてブレードの回転を停止させるブレーキ装置15と、風を最大限に受けるため、ブレードの角度を制御する可変ピッチ16と、風車の方向を制御するヨー駆動装置17とを含んで構成される。さらに、風力発電システムは、発電機13と接続され、直流、交流を変換する電力変換装置18と、電力変換装置18に接続され、後流側の系統への電気の電圧を変換するトランス19とを含む。
風力発電システムとしては、大型化が可能で、出力の大きいプロペラ型水平軸風車が主力となっているが、その他、風向きを選ばずに発電を行うことができる垂直軸風車、翼の揚力を利用して高速回転を得る揚力型風車、風の翼を押す力で低速回転する抗力型風車、翼の角度を制御し、最適な揚力を得る、機能向上させたピッチ制御式風車など、様々な風車が採用されている。その設置場所は、これまで、風況の良い、山岳、離島などの急峻な地形に多かったが、近年では、ビルの屋上や、屋根の最も高い場所である棟部などの建物にも設置されるようになっている(例えば、特許文献1〜特許文献5参照)。
図1に示すプロペラ型風車は、低風速では回転しにくいといった問題があり、ビルや住宅が密集する場所では、低風速であるため、充分な発電量が得られず、また、運転中の騒音振動も大きいことから、実用的ではないといった問題があった。
そこで、横長型水平軸風車と、その横長型水平軸風車の回転動力によって発電する発電機とを備える風力発電装置が提案されている(特許文献6参照)。この装置は、傾斜した屋根面で風速を加速させ、風力エネルギーを増大させた状態で運転することができるため、大きな電力を得ることができる。また、この装置は、横長型水平軸風車を内設し、風の流路を形成する風車カバーを備えることもでき、この風車カバーによって、加速された風を有効に、風車に導くことができるとともに、羽根などが飛散しにくく、周囲に危害を与える危険性の低い安全な装置として提供することができる。
しかしながら、上記風力発電装置を含めた従来の風力発電システムは、通常時、発電機を稼働させて発電を行い、台風といった強風時には、システムの風車にかかる風荷重が著しく大きく、発電機を破損させるため、発電機を停止させている。また、棟部やビルの屋上などに設置されている風力発電システムにおいては、このシステムにかかる風荷重が、システムを介して建物にもかかり、その風荷重が著しく大きい場合には、建物を破損させる。したがって、風荷重を受けないよう、停止させる策が採られている。
しかしながら、台風などの強風時は、エネルギーを得ることができる最良の機会であり、この強風時においても、発電機の稼働を停止させることなく発電することができ、かつ建物にかかる風荷重を低減させることができるシステムが望まれている。
特開2003−035252号公報 特開2003−083231号公報 特開2003−166462号公報 特開2003−222071号公報 特開2004−019647号公報 特開2003−129941号公報
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、台風などの強風時において、発電機を連続稼働させて発電することができ、かつ風力発電システムを屋上などに設置した場合においても、その強風によって発電機および建物にかかる風荷重を低減させることができる風荷重低減装置、および該装置を用いる風力発電システムを提供することを目的とする。
本発明は、所定の風速を超えた場合に、それを感知して、スリット状の複数の開口を備えた板で、吸込口および排出口を閉鎖し、風力発電機へと流入する風量(または風速)を低減させることで、発電機にかかる風荷重を低減させ、強風時でも発電機の連続稼働が可能になることを見出すことによりなされたものである。上記課題は、本発明の風荷重低減装置および該装置を用いる風力発電システムを提供することにより達成される。
本発明の請求項1の発明によれば、風力発電機にかかる風荷重を低減させる風荷重低減装置であって、
内設される風力発電機の風車を回転させるために風道を形成する2つの通風口と、
所定風速以上で転倒する風速感知板と、
スリット状の複数の開口を備え、前記風力発電機の風車の周囲を回動して、前記所定風速以上で前記2つの通風口のそれぞれを閉鎖する閉鎖板と、
前記風速感知板と前記閉鎖板との間に配設され、前記所定風速以上になるまで、前記閉鎖板の回動を、前記閉鎖板への押圧によって抑止させる回動抑止部材とを含む、風荷重低減装置が提供される。
本発明の請求項2の発明によれば、前記回動抑止部材は、前記閉鎖板への押圧によって反発力を生じさせる弾性体である、風荷重低減装置が提供される。
本発明の請求項3の発明によれば、前記2つの通風口は、前記風力発電機の風車を一方向に回転させるため、一方の通風口が鉛直方向の上側に、他方の通風口が鉛直方向の下側に設けられる、風荷重低減装置が提供される。
本発明の請求項4の発明によれば、前記風荷重低減装置は、住宅の屋根の棟部に設置され、前記一方の通風口は、前記風力発電機の風車の上部を覆う屋根部と、前記住宅の屋根から前記鉛直方向の上側に向いて傾斜する第1傾斜板とによって形成され、前記他方の通風口は、前記住宅の屋根と、前記屋根部から前記鉛直方向の下側に向いて傾斜する第2傾斜板とによって形成される、風荷重低減装置が提供される。
本発明の請求項5の発明によれば、前記閉鎖板に設けられる複数の開口の開口率が、50%〜60%とされる、風荷重低減装置が提供される。
本発明の請求項6の発明によれば、風力発電機にかかる風荷重を低減させ、強風時においても、前記風力発電機を停止させることなく発電可能な風力発電システムであって、
前記風力発電機と、
内設される風力発電機の風車を回転させるために風道を形成する2つの通風口と、
所定風速以上で転倒する風速感知板と、
スリット状の複数の開口を備え、前記風力発電機の風車の周囲を回動して、前記所定風速以上で前記2つの通風口のそれぞれを閉鎖する閉鎖板と、
前記風速感知板と前記閉鎖板との間に配設され、前記所定風速以上になるまで、前記閉鎖板の回動を、前記閉鎖板への押圧によって抑止させる回動抑止部材とを含む、風力発電システムが提供される。
本発明の請求項7の発明によれば、前記回動抑止部材は、前記閉鎖板への押圧によって反発力を生じさせる弾性体である、風力発電システムが提供される。
本発明の請求項8の発明によれば、前記2つの通風口は、前記風力発電機の風車を一方向に回転させるため、一方の通風口が鉛直方向の上側に、他方の通風口が鉛直方向の下側に設けられる、風力発電システムが提供される。
本発明の請求項9の発明によれば、前記風荷重低減装置は、住宅の屋根の棟部に設置され、前記一方の通風口は、前記風力発電機の風車の上部を覆う屋根部と、前記住宅の屋根から前記鉛直方向の上側に向いて傾斜する第1傾斜板とによって形成され、前記他方の通風口は、前記住宅の屋根と、前記屋根部から前記鉛直方向の下側に向いて傾斜する第2傾斜板とによって形成される、風力発電システムが提供される。
本発明の請求項10の発明によれば、前記閉鎖板に設けられる複数の開口の開口率が、50%〜60%とされる、風力発電システムが提供される。
本発明の風荷重低減装置および風力発電システムを提供することにより、台風などの強風時でも、発電機を停止することなく、連続稼働させ、連続発電させることができ、発電効率を高めることができる。また、本発明の風荷重低減装置および風力発電システムを提供することにより、建物の屋上などに設置した場合でも、強風時において、発電機に過荷重がかかることはないため、建物の破損を防止することができる。さらに、強風時において、スリット状の複数の開口を備える閉鎖板で閉鎖するため、万一、風力発電機の風車が破損した場合でも、飛散を防止することができる。
本発明の風荷重低減装置は、台風などの強風時においても、風力発電機を停止させることなく、連続稼働を可能にするために用いられる装置である。まず、本発明の風荷重低減装置に適する風力発電機について説明する。本発明では、風力発電機はこれまで知られたいかなる型の発電機であってもよいが、ビルや住宅が密集した地域では、通常、低風速であることから、横長で、円筒形のクロスフロー型水平軸風車を備える風力発電機が好ましい。図2は、この水平軸風車を備える風力発電機を例示した図である。
図2に示す風力発電機20は、回転軸21と、回転軸21の両端部に設けられ、回転軸21の長さ方向への風の流れを防止する円盤22と、円盤22に挟まれるように回転軸21に周設され、回転軸21から円弧状に延び、風を受ける複数の羽根23と、回転軸21に連結され、回転軸21の回転運動を電気エネルギーに変換する発電機24とを備えている。風力発電機20は、住宅の屋根の最も高い場所である棟部にボルトといった締結部材25を用いて設置することができ、屋根に沿って吹き上げる風を複数の円弧状に延びる羽根23が受けて、回転軸21を回転させ、発電機24で発電する。屋根に沿って吹き上げる風は、最も高い場所である棟部において最大風速になるため、この棟部に風力発電機20を設置することで、効果的に発電することができる。
図3は、本発明の風荷重低減装置を例示した図である。本発明の風荷重低減装置は、内設される風力発電機の風車を回転させるために風道を形成する2つの通風口30a、30bと、所定風速以上で転倒する風速感知板31と、スリット状の複数の開口32を備え、風力発電機の風車の周囲を回動して、所定風速以上で2つの通風口30a、30bのそれぞれを閉鎖する閉鎖板33a、33bと、風速感知板31と閉鎖板33との間に配設され、所定風速以上になるまで、閉鎖板33の回動を、閉鎖板33への押圧によって抑止させる回動抑止部材34とを含んで構成される。
本発明の風荷重低減装置は、風力発電機を完全に包囲した構造であっても、風力発電機の回転軸の両端側が開放された構造であってもよい。図3に示す実施の形態では、回転軸の両端側が壁35a、35bによって閉鎖され、壁35bは、風力発電機の風車を挿通させる図示しない穴が設けられている。2つの通風口30a、30bは、風力発電機を間に挟んで対向して設けられ、風力発電機の風車を一方向に回転させるため、一方の通風口30aが鉛直方向の上側に、他方の通風口30bが鉛直方向の下側に設けられる。これは、一方の通風口30aに風が流入した場合、風力発電機の風車の上側の羽根に衝突し、風は、その羽根を押して、下側の他方の通風口30bから排出され、また、風向きが変わり、他方の通風口30bから風が流入した場合、風力発電機の風車の下側の羽根に衝突し、風がその羽根を押して、上側の一方の通風口30aから排出されるため、いずれにしろ、風車を一方向に回転させることができるからである。
本発明では、屋根に沿って吹き上げる風の風速を減少させ、得られるエネルギーを低減させないため、一方の通風口30aを、屋根から鉛直方向の上側に向けて傾斜する第1傾斜板36によって形成することが好ましい。また、反対方向から吹く風も同様に、得られるエネルギーを低減させないため、他方の通風口30bを、風力発電機の上部を覆う屋根部37から下側に向けて傾斜する第2傾斜板38によって形成することが好ましい。この場合、2つの通風口はともに、内設される風力発電機の風車に向けて縮小する構造となるが、この縮小する構造は、風の流れに大きな圧力損失をもたらさず、風速を増加させる。この風速の増加は、風車の回転を加速させ、発電量を増加させる。また、このような構造にすることで、風の取り込み口が大きくなり、風を取り込みやすくする。本発明では、図3に示すように、風力発電機の回転軸の両端側が壁35a、35bで閉鎖され、通風口30a、30bのみが開口した構造で、かつ第1傾斜板36と第2傾斜板38とを備え、その第1傾斜板36に対向して他方の通風口30bが、第2傾斜板38に対向して一方の通風口30aが設けられていることが好ましい。
風速感知板31は、風力発電機の上部を覆う屋根部37に設けられ、所定の風速以上の風が吹いた場合に転倒するように設計される。その風速は、風力発電機が耐えうる風荷重によって決定することができ、例えば、風速15m/s以上、あるいは20m/s以上などとすることができる。この風速感知板31は、後述する回動抑止部材34に連動しており、例えば、回動抑止部材34を押さえるように屋根部37に立てて配置され、所定風速以上になった場合に、転倒し、回動抑止部材34の上部を開放する。風速感知板31は、例えば、面積および厚さ、材質を適切なものとすることにより、その所定風速以上で、転倒させることができる。例えば、風速感知板31は、平坦とされた屋根部37に、丁番を用いて取り付けることができる。
閉鎖板33は、スリット状の複数の開口32を備え、風力発電機の周囲を回動し、2つの通風口30a、30bを閉鎖する。図3に示す実施の形態では、一端に円盤部39aが設けられ、円盤部39aには図示しない片持ち梁状の支持軸が設けられ、壁35aに設けられる図示しない支持溝に回転可能に支持される。他端は、風力発電機の風車を挿通させて配置するためのリング39bが設けられ、壁35bに設けられた穴がリング39bを回転可能に支持する。閉鎖板33は、上記の所定の風速以上になるまでは、風速感知板31に連動した回動抑止部材34による押圧により回動が抑止される。閉鎖板33は、風によって回動させることもできるが、ばねやゴムといった弾性体を用いて2つの通風口30a、30bを閉鎖するように回動させることもできる。図3に示す実施の形態では、ばね40が円盤部39aに設けられていて、反発力を生じた状態で保持されているのが示されている。これは、後述する回動抑止部材34が閉鎖板33を押圧し、閉鎖板33の回動を抑止しているためである。例えば、風速感知板31が倒れ、回動抑止部材34上を押さえるものがなくなり、閉鎖板33が押圧されない状態になると、反発力を生じた状態で保持されたばね40に、復元力を生じさせて閉鎖板を約90°回動させる。この場合、ばねに復元力が作用する、2つの通風口30a、30bを閉鎖板33a、33bが閉鎖した位置で停止する。風によって回動させる場合には、閉鎖板33の回動を停止するためのストッパーを設け、適切な位置、すなわち閉鎖板33が通風口30a、30bを閉鎖した位置で停止させることができる。閉鎖板33は、スリット状の複数の開口32が設けられているため、通風口30a、30bを閉鎖したとしても完全に風の流れを抑制せず、風速を低減させて通風させる。これにより、強風であっても、風速を低減させることができるため、風力発電機を停止させることはなく、発電することができる。
閉鎖板33のスリット状の複数の開口32は、その開口率が約50%〜約60%であることが好ましい。これは、台風などの強風時において、通常時の風速まで低減させることができるためである。閉鎖板33は、例えば、円弧状に反った所定厚さの板に、細長いスリットを複数形成したものとすることができる。開口は、縦長でも、風力発電機の回転軸に対応して横長であってもよい。また、開口は、網目状、メッシュとして形成されていてもよい。
回動抑止部材34は、風速感知板31と閉鎖板33との間に配設され、所定風速以上になるまで、閉鎖板33への押圧によって閉鎖板33の回動を抑止させる。回動抑止部材34は、例えば、ゴムやばねといった弾性体からなるものを用いることができる。回動抑止部材34として、ばねを用いる場合には、屋根部37に孔を設けておき、閉鎖板33を回動させ、閉鎖板33で孔を閉鎖した状態にした後、孔内にばねを挿入して配置し、その上から風速感知板31で押さえることにより、閉鎖板33の回動を抑止させることができる。弾性体として用いるばねとしては、渦巻きばね、コイルばね、板ばねなど、いかなるばねでも用いることができる。本発明では、回動抑止部材34は、1つに限られるものではなく、必要に応じて2以上設けることもできる。
図4は、本発明の風荷重低減装置に用いられる回動抑止部材の第1の実施形態を示した拡大断面図である。図4に示す風荷重低減装置に用いられる回動抑止部材34は、コイルばねとされ、屋根部37に設けられた孔41内に収容される。この回動抑止部材34は、上述したように、閉鎖板33の回動を抑止させるため、孔41を閉鎖板33によって閉鎖した後、孔41内に収容され、その上部に風速感知板31が立てられて配置される。この回動抑止部材34は、風速感知板31が重りとなって閉鎖板33に押し当てられ、閉鎖板33に押圧した状態となる。これによって、閉鎖板33の回動が抑止される。所定風速以上の風が吹いた場合には、風速感知板31が倒れ、回動抑止部材34上に重りとなる風速感知板31がなくなるため、閉鎖板33に押圧されるものがなくなり、円形で示された風力発電機の風車42の周囲を、閉鎖板33が回動する。
図5は、回動抑止部材の第2の実施形態を示した図である。図5に示す回動抑止部材34は、風速感知板31の底部に連結された曲げ可能な板ばねとされており、スリット状の開口32、または別に設けられた溝に板ばねを挿入し、回動しようとする閉鎖板を押圧した状態で保持し、回動を抑止させる。図5に示す実施の形態では、スリット状の開口32に挿入し、回動を抑止させるように構成されている。この場合、所定風速以上の風が吹くと、風速感知板31が転倒し、それに伴って板ばねも開口32および穴43を通して上方へと抜け、閉鎖板33を回動させる。図4に示す実施の形態において、板ばねを挿入する深さは、所定風速以上で板ばねが抜け、かつ所定風速以上になるまでは閉鎖板の回動を抑止させることができる深さとされる。本発明では、板ばねに限らず、板状のゴムや、曲げ可能なプラスチック樹脂板などを用いることができる。ここで、曲げ可能であることが必要なのは、鋼板のように曲がらない材質のものの場合、風速感知板を転倒させることができず、開口または溝から鋼板が抜けないため、閉鎖板を回動させ、風速を低減させることができないからである。
ここで、本発明の風荷重低減装置によって風荷重を低減させる作用について図6を参照して詳細に説明する。図6(a)は、通常時、すなわち所定風速未満の場合を示し、図6(b)は、強風時、すなわち所定風速以上になった場合を示す。ここでは、図4に示す回動抑止部材を用いた場合についてのみ説明するが、図5に示す回動抑止部材を用いる場合も同様である。本発明の風荷重低減装置は、屋根60の棟部に設置されたクロスフロー型水平軸風車42を備える風力発電機を覆うように設置される。風力発電機の風車42は、屋根60に沿って矢線に示すように上昇し、棟部を通して屋根60に沿って下降する方向に回転し、最大の風速となる棟部において、風車で風を受ける。したがって、この風の流れる方向に沿って、通風口30a、30bが設けられている。この通風口30a、30bは、風が流入する一方の通風口30aと、風車を回転させ、その風を排出する他方の通風口30bとから構成される。この一方の通風口30aと、他方の通風口30bとは、風車42を介し、対向して設けられる。これらの通風口30a、30bは、両方向からの風を受け、排出することができ、摩擦抵抗にならないように、かつより速い風速が得られるように、それぞれに上述した第1傾斜板36および第2傾斜板38が設けられる。
一方の通風口30aから流入した風は、所定の風速を超えない図6(a)に示す状態では、風速感知板31が転倒せず、閉鎖板33への回動抑止部材34の押圧によって回動が抑止されるため、2つの通風口30a、30bは開放されたままとなり、直接、風車42に送られ、排出される。具体的には、風は、矢線に示すように、一方の通風口30aを通して風車42の羽根に衝突し、羽根を押し、他方の通風口30bから排出される。これにより、風車42が回転し、回転軸に伝えられ、発電機による発電が行われる。
これに対し、台風などによって強風が吹き、所定の風速以上になると、図6(b)に示すように、風速感知板31が転倒して、所定の風速以上であることを感知し、回動抑止部材34の上部からの押さえがなくなることによって、回動抑止部材34が押圧しない状態になり、閉鎖板33が、風力発電機の風車42の周囲を回動し、2つの通風口30a、30bのそれぞれを閉鎖する。閉鎖板33は、スリット状の複数の開口32を備えており、その開口率が約50%〜約60%であることから、完全に風の流れを抑止することはなく、風速を低減させ、風力発電機の風車42を回転させ続ける。回転し続ける風車42は、回転軸を回転させ続け、発電機は、強風時においても、連続して発電する。
閉鎖板33は、風力発電機に風荷重をかけないように風速を低減させるもので、通風を完全に抑止させるものではないため、風力発電機を停止することなく、強風時においても、発電を行うことができ、また、風力発電機に所定以上の風荷重がかかることはなく、この風力発電機および風荷重低減装置が設置される建物に、所定以上の風荷重がかかることもなく、この建物の風荷重による破損を防止することができる。
本発明の風力発電システムは、上述した風荷重低減装置と、上述した風力発電機とを含んで構成される。風力発電機は、今までに知られたいかなる風力発電機であってもよいが、横長、円筒形のクロスフロー水平軸風車を備える風力発電機が、傾斜する屋根の面に沿って風速を加速させ、風力エネルギーを増大させた状態で運転することができ、大きな電力を得ることができるため、好ましい。
本発明を上述した実施の形態をもって詳細に説明してきたが、第1傾斜板および第2傾斜板の角度、複数の開口の数、幅、長さ、形状、材質、風速感知板の形状、材質、配置位置、回動抑止部材の数は、適宜決定することができ、また、適切なものを選択することができる。
従来のプロペラ型風力発電システムを示した図。 クロスフロー型水平軸風車を備える風力発電機を示した図。 本発明の風荷重低減装置を示した図。 本発明の風荷重低減装置に用いられる回動抑止部材の第1の実施形態を示した拡大断面図。 本発明の風荷重低減装置に用いられる回動抑止部材の第2の実施形態を示した拡大断面図。 通常時における風力発電システムと、強風時における風力発電システムとをそれぞれ示した図。
符号の説明
10…基礎
11…タワー
12…ブレード
13…発電機
14…増速機
15…ブレーキ装置
16…可変ピッチ
17…ヨー駆動装置
18…電力変換装置
19…トランス
20…風力発電機
21…回転軸
22…円盤
23…羽根
24…発電機
25…締結部材
30a、30b…通風口
31…風速感知板
32…開口
33、33a、33b…閉鎖板
34…回動抑止部材
35a、35b…壁
36…第1傾斜板
37…屋根部
38…第2傾斜板
39a…円盤部
39b…リング
40…ばね
41…孔
42…風車
43…穴
60…屋根

Claims (10)

  1. 風力発電機にかかる風荷重を低減させる風荷重低減装置であって、
    内設される風力発電機の風車を回転させるために風道を形成する2つの通風口と、
    所定風速以上で転倒する風速感知板と、
    スリット状の複数の開口を備え、前記風力発電機の風車の周囲を回動して、前記所定風速以上で前記2つの通風口のそれぞれを閉鎖する閉鎖板と、
    前記風速感知板と前記閉鎖板との間に配設され、前記所定風速以上になるまで、前記閉鎖板の回動を、前記閉鎖板への押圧によって抑止させる回動抑止部材とを含む、風荷重低減装置。
  2. 前記回動抑止部材は、前記閉鎖板への押圧によって反発力を生じさせる弾性体である、請求項1に記載の風荷重低減装置。
  3. 前記2つの通風口は、前記風力発電機の風車を一方向に回転させるため、一方の通風口が鉛直方向の上側に、他方の通風口が鉛直方向の下側に設けられる、請求項1または2に記載の風荷重低減装置。
  4. 前記風荷重低減装置は、住宅の屋根の棟部に設置され、前記一方の通風口は、前記風力発電機の風車の上部を覆う屋根部と、前記住宅の屋根から前記鉛直方向の上側に向いて傾斜する第1傾斜板とによって形成され、前記他方の通風口は、前記住宅の屋根と、前記屋根部から前記鉛直方向の下側に向いて傾斜する第2傾斜板とによって形成される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の風荷重低減装置。
  5. 前記閉鎖板に設けられる複数の開口の開口率が、50%〜60%とされる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の風荷重低減装置。
  6. 風力発電機にかかる風荷重を低減させ、強風時においても、前記風力発電機を停止させることなく発電可能な風力発電システムであって、
    前記風力発電機と、
    内設される風力発電機の風車を回転させるために風道を形成する2つの通風口と、
    所定風速以上で転倒する風速感知板と、
    スリット状の複数の開口を備え、前記風力発電機の風車の周囲を回動して、前記所定風速以上で前記2つの通風口のそれぞれを閉鎖する閉鎖板と、
    前記風速感知板と前記閉鎖板との間に配設され、前記所定風速以上になるまで、前記閉鎖板の回動を、前記閉鎖板への押圧によって抑止させる回動抑止部材とを含む、風力発電システム。
  7. 前記回動抑止部材は、前記閉鎖板への押圧によって反発力を生じさせる弾性体である、請求項6に記載の風力発電システム。
  8. 前記2つの通風口は、前記風力発電機の風車を一方向に回転させるため、一方の通風口が鉛直方向の上側に、他方の通風口が鉛直方向の下側に設けられる、請求項6または7に記載の風力発電システム。
  9. 前記風荷重低減装置は、住宅の屋根の棟部に設置され、前記一方の通風口は、前記風力発電機の風車の上部を覆う屋根部と、前記住宅の屋根から前記鉛直方向の上側に向いて傾斜する第1傾斜板とによって形成され、前記他方の通風口は、前記住宅の屋根と、前記屋根部から前記鉛直方向の下側に向いて傾斜する第2傾斜板とによって形成される、請求項6〜8のいずれか1項に記載の風力発電システム。
  10. 前記閉鎖板に設けられる複数の開口の開口率が、50%〜60%とされる、請求項6〜9のいずれか1項に記載の風力発電システム。
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