JP4676500B2 - 容器口部側面欠陥検査方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガラスびんやPET容器などの透明な容器の口部側面の欠陥の有無を検査する容器口部側面検査方法及び装置に関する。
容器の口部天面の検査を行う検査方法、装置として、本出願人は下記特許文献1、2に開示されるものを既に提案している。
特許文献1は、びん口部天面に投光した反射光を1個の光電素子で受光し、その出力信号を増幅度調整可能な増幅器で、最新の所定数のびんのデータの平均値に基づいて、その値が所定値となるように上記増幅器の増幅度を調整するものである。検査中のびんについて、口部天面全周にわたり上記増幅器の出力信号を比較演算し、その異常成分が所定値を越えたとき欠陥信号を出力する。
個々のびんの天面の反射率の違いや投光器の経年劣化に影響されずに安定した検査ができるという特徴を有する。
特許文献2は、びん口部天面に投光した反射光をラインセンサ(イメージセンサ)で受光し、仮想天咬出しの頂角が規定値以下で、ディップ幅D(天咬出し部分の溝幅)が規定値以上となったときに天咬出し欠陥ありと判定し、不良信号を出力するものである。
これにより、今まで自動検査が困難であった天咬出しを高精度で自動的に検査できるようになった。
特開平3−7260号公報 特開平5−40846号公報
近年、容器口部の側面とキャップとの密着により密封性を確保する(いわゆるアウターシール)容器が用いられている。このような容器は、口部側面にしわ筋又は凹みの欠陥があると容器内の密封性が確保できないので、口部側面にこのような欠陥がないか検査をする必要がある。
しかし、前記特許文献1、2に示されるような反射光を用いた検査装置を、口部側面の検査に応用しようとしても、口部側面の場合は欠陥による出力信号の変化が微弱であり、また種々のノイズが多く入る傾向があり、正確な検査は不可能とされていた。
したがって、口部側面の欠陥検査は検査員の目視で行うしかなく、検査員に多大な負担をかけると共に、検査のスピードが遅いために多くの検査員を必要としていた。
本発明は、容器の口部側面の検査を、高精度で自動化できる検査方法及び検査装置を開発することを課題とするものである。
〔請求項1〕
本発明は、
回転する容器の口部側面に投光し、その透過光を縦方向に向けたラインセンサで受光して容器の口部側面のしわ筋の検査を行う検査方法であって、
前記ラインセンサの各ラインの取り込みデータAがしわ筋判定値(TAL)より大きい部分を有する場合、
前記取り込みデータAと、そのラインよりも所定の差分間隔(FP)進んだラインの取り込みデータBを検査ゲート内において差分処理し、その差分データが所定の差分閾値(TH)より大きいデータの素子数を求め、
この操作を前記取り込みデータAの次のラインについて、その次のラインについて、というように、次々に所定の差分実施回数(VS)繰り返し、
差分実施回数(VS)終了時における前記素子数の合計である差分総素子数が所定の差分素子数閾値(PXL)より大きい場合に、しわ筋の欠陥ありとして判定し、
前記ラインセンサの各ラインの取り込みデータAがしわ筋判定値(TAL)より大きい部分を有しない場合、
前記取り込みデータAと、該取り込みデータAを差分ずらし値(FT)の素子数だけ前記ラインセンサの素子配列の横方向にずらした取り込みデータBを検査ゲート内において差分処理し、その差分データが所定の凹み閾値(TH )より大きいデータの素子数を求め、
この操作を前記取り込みデータAの次のラインについて、その次のラインについて、というように、次々に所定の差分実施回数(VS )繰り返し、
差分実施回数(VS )終了時における前記素子数の合計である差分総素子数が所定の差分素子数閾値(PXL )より大きい場合に、凹みの欠陥ありとして判定することを特徴とする容器口部側面欠陥検査方法である。
しわ筋とは、容器の口部側面に、縦方向に細長く発生する溝の欠陥である。口部を成形する口型の温度が低く、ガラス生地温度が低い場合に、ガラス生地の表面層の流れが悪くなり、しわ筋が発生しやすくなる。
図5は容器(ガラスびん)の口部側面10に形成されたしわ筋11の説明図、図6はしわ筋部分のラインデータを連続して表示した説明図である。図5に示すように、投光器2の光がしわ筋11に投光されると、しわ筋の面11aにおいては、光ファイバがほとんど全反射して透過光がラインセンサカメラ3に届かず、しわ筋の面11bにおいては、光が屈折して透過するため多くの透過光がラインセンサカメラ3に達する。このため、図6に示すように、しわ筋部分のラインデータは、通常の明るさの部分12の中に、それよりも暗い部分13と明るい部分14が隣接して現れる。本発明は、この通常の明るさの部分12よりも明るい部分14を検知することでしわ筋の欠点を発見するものである。
本発明においては、単にラインごとの異常成分で判定するものではなく、設定された差分実施回数(VS)の複数のラインデータを総合して判定を行うので、例えば、軽度の欠陥が広範囲に亘ってある場合や、細い傷が垂直ではなくやや傾いてある場合なども精度よく検出することができる。
また、ラインデータの絶対値を閾値と比較するものではないので、投光器の明るさや周囲の明るさが変化しても検査精度に影響を及ぼすことがない。
凹みとは、容器の口部側面に局部的に発生する凹部である。口部を成形する口型に突起物がある場合などに凹みが発生する。容器の口部側面に発生する欠陥は、ほとんどがこの凹みと、前記のしわ筋である。
図7は容器(ガラスびん)の口部側面10に形成された凹み15の説明図、図8は凹み部分のラインデータを連続して表示した説明図である。図8に示すように、凹み部分のラインデータは、通常の明るさの部分12の中に、それよりも暗い部分13が局部的に現れる。本発明は、この性質を利用し、ラインデータAを、該ラインデータAを差分ずらし値(FT)の素子数だけ素子配列の横方向にずらしたラインデータBを検査ゲート内において差分処理することで凹みの欠陥を発見するものである。
本発明においても、単にラインごとの異常成分で判定するものではなく、設定された差分実施回数(VS)の複数のラインデータを総合して判定を行うので、例えば、軽度の欠陥が広範囲に亘ってある場合や、細い傷が垂直ではなくやや傾いてある場合なども精度よく検出することができる。
また、ラインデータの絶対値を閾値と比較するものではないので、投光器の明るさや周囲の明るさが変化しても検査精度に影響を及ぼすことがない。
〔請求項
また本発明は、
請求項の容器口部側面欠陥検査方法において、
前記ラインセンサの各ラインのラインデータを端部から順次サーチし、
そのデータが最初にエッジ信号閾値(EL)に達したアドレス(GE)に所定のオフセット値(OFS)を加えたアドレスを検査ゲート開始位置アドレス(GES)とし、
この検査ゲート開始位置アドレス(GES)に検査ゲート幅値(WID)を加えた検査ゲート終了位置アドレス(GEE)までを、検査を行う範囲である検査ゲートとすることを特徴とする容器口部側面欠陥検査方法である。
エッジ信号閾値(EL)に最初に達したアドレス(検査ゲートエッジアドレスGE)に所定のオフセット値(OFS)を加えた位置を検査ゲート開始位置アドレス(GES)とするので、例えば、容器の中心が回転軸とずれ、容器が回転によってブレるような場合でも、口部側面のしわ筋・凹み検査を行うべき範囲(検査ゲート)の開始位置を正確に設定することができ、種々のノイズに影響されずに、口部側面のしわ筋・凹み検査を精度よく行うことが可能となる。
〔請求項
また本発明は、
容器の口部側面に投光する投光器と、
容器の口部側面を透過した透過光を受ける口部の縦方向に向けたラインセンサと、
容器口部が順次全周に亘って投光されるように容器を回転駆動する駆動装置と、
前記ラインセンサからの信号を受けて検査ゲートを検出する検査ゲート検出手段と、
前記検査ゲート検出手段で検出した検査ゲートにおいてしわ筋の欠陥を検出するしわ筋検出手段を有し、
前記しわ筋検出手段が、
前記ラインセンサの各ラインの取り込みデータAがしわ筋判定値(TAL)より大きい部分を有する場合、
前記取り込みデータAと、そのラインよりも所定の差分間隔(FP)進んだラインの取り込みデータBを検査ゲート内において差分処理し、その差分データが所定の差分閾値(TH)より大きいデータの素子数を求め、
この操作を前記取り込みデータAの次のラインについて、その次のラインについて、というように、次々に所定の差分実施回数(VS)繰り返し、
差分実施回数(VS)終了時における前記素子数の合計である差分総素子数が所定の差分素子数閾値(PXL)より大きい場合に、しわ筋の欠陥ありとして判定する容器口部側面欠陥検査装置であって、
該検査装置が凹み検出手段を有し、
前記凹み検出手段が、
前記ラインセンサの各ラインの取り込みデータAがしわ筋判定値(TAL)より大きい部分を有しない場合、
前記取り込みデータAと、該取り込みデータAを差分ずらし値(FT)の素子数だけ前記ラインセンサの素子配列の横方向にずらした取り込みデータBを検査ゲート内において差分処理し、その差分データが所定の凹み閾値(TH )より大きいデータの素子数を求め、
この操作を前記取り込みデータAの次のラインについて、その次のラインについて、というように、次々に所定の差分実施回数(VS )繰り返し、
差分実施回数(VS )終了時における前記素子数の合計である差分総素子数が所定の差分素子数閾値(PXL )より大きい場合に、凹みの欠陥ありとして判定するものであることを特徴とする容器口部側面欠陥検査装置である。
本発明は、請求項の検査方法でしわ筋及び凹みの検査を行う検査装置であるので、しわ筋及び凹みの検査を精度よく行うことができる。
〔請求項
また本発明は、
請求項の容器口部側面欠陥検査装置において、
前記検査ゲート検出手段が、
前記ラインセンサの各ラインのラインデータを端部から順次サーチし、
そのデータが最初にエッジ信号閾値(EL)に達したアドレス(GE)に所定のオフセット値(OFS)を加えたアドレスを検査ゲート開始位置アドレス(GES)とし、
この検査ゲート開始位置アドレス(GES)に検査ゲート幅値(WID)を加えた検査ゲート終了位置アドレス(GEE)までを、検査を行う範囲である検査ゲートとすることを特徴とする容器口部側面欠陥検査装置である。
本発明は、請求項の検査方法で検査を行うので、しわ筋・凹み検査を行うべき範囲(検査ゲート)の開始位置を正確に設定することができ、しわ筋・凹み検査を精度よく行うことが可能となる。
本発明の検査方法及び検査装置は、容器の口部側面に投光し、その透過光を縦方向に向けたラインセンサで受光して容器口部側面を検査する方法なので、光の屈折を利用してしわ筋の欠陥を発見しやすい。
また、しわ筋・凹みの検出を、単に1ラインごとの異常成分で判定するものではなく、差分実施回数(VS・VS)の複数のラインデータを総合して判定を行うので、例えば、軽度の欠陥が広範囲に亘ってある場合や、細い筋が垂直ではなく傾いてある欠陥などでも精度よく検出することができる。
また、ラインデータの絶対値を閾値と比較するものではないので、投光器の明るさや周囲の明るさが変化しても検査精度に影響を及ぼすことがない。
さらに、例えば、容器の中心が回転軸とずれ、容器が回転によってブレるような場合でも、しわ筋・凹み検査を行うべき範囲(検査ゲート)を的確に作成することができ、側面のしわ筋・凹み検査を精度よく行うことが可能となる。
実施例の容器口部検査装置1のブロック図である。 容器口部検査装置1のフローチャートである。 検査装置1の側面図である。 投光器、ラインセンサ及び容器の位置関係を示す平面図である。 しわ筋11の説明図である。 しわ筋部分のラインデータを連続して表示した説明図である。 凹み15の説明図である。 凹み部分のラインデータを連続して表示した説明図である。 検査ゲート作成のフローチャートである。 検査ゲート作成例の説明図である。 しわ筋検出のフローチャートである。 差分間隔FP及び差分実施回数VS1の説明図である。 差分処理の説明図である。 凹み検出のフローチャートである。 差分処理の説明図である。 検査ステーションの平面図である。
符号の説明
1 容器口部側面欠陥検査装置
2 投光器
3 ラインセンサ
4 メモリ
5 検査ゲート検出手段
6 しわ筋検出手段
7 凹み検出手段
8 容器
9 口部
10 口部側面
11 しわ筋
12 通常の明るさの部分
13 暗い部分
14 明るい部分
15 凹み
16 検査台
17 素子配列
18 検査ステーション
19 コンベア
20 搬入バイパス
21 フィードウォーム
22 スターホイール
23 搬出バイパス
図1は実施例の容器口部検査装置1のブロック図、図2は容器口部検査装置1のフローチャート、図3は検査装置1の側面図、図4は投光器、ラインセンサ及び容器の位置関係を示す平面図である。図1に示すように、容器口部検査装置1は投光器2、ラインセンサ3、メモリ4、検査ゲート検出手段5、しわ筋検出手段6、凹み検出手段7及び容器を回転駆動する駆動装置(図示せず)などからなる。メモリ4、検査ゲート検出手段5、しわ筋検出手段6、及び凹み検出手段7はコンピュータ内に設定することができる。駆動装置は、従来周知のこの種の検査装置と同じものを使用できる。
容器8は、図3に示すように、駆動装置(図示せず)によって回転する検査台16の上に載置され検査される。投光器2(LEDなど)からの光は容器8(ガラスびんなど)の口部9の側面10を透過し、その透過光をラインセンサ3で受光する。ラインセンサ3で受光した各ラインデータはメモリ4に蓄積される。メモリ4から読み出されたラインデータは、検査ゲート検出手段5に送られて検査ゲートが作成されると共に、しわ筋検出手段6及び凹み検出手段7に送られ、それぞれの検出手段で検査される。各検出手段で不良と判定された場合は、不良信号が出力される。不良信号はメモリに記録される他、警告装置の作動や不良容器排除装置の作動などに利用することができる。
図3、4に基づいて、投光器2、ラインセンサ3及び容器8の好ましい位置関係を説明する。
先ず側面的な位置関係は、図3に示すように、ラインセンサ3の中心線pは俯角4〜10°程度になるようにやや下向きとし、口部側面10の高さのほぼ中心を通るようにするのがよい。投光器2はその発光部の上端が口部天面の高さとほぼ同じになるようにするのがよい。
次に平面的な位置関係は、図4に示すように、ラインセンサの中心線pは、容器口部9の中心線qよりも若干(1〜4mm程度)ずらすことが望ましい。投光器2は、ラインセンサの中心線pと平行に引いた口部9の中心線qにその発光部の端部がほぼ接するようにし、投光器の向きは中心線p、qとほぼ平行にするのがよい。
図2により、容器口部検査装置1における処理の概要を説明する。
ステップ101……データ処理指令ONか?
という判定が先ず行われ、YESであると、
ステップ102……データ処理(不良を検出)する
へ進み、検査ゲート検出手段5で検査ゲートが作成されると共に、しわ筋検出手段6、凹み検出手段7で検査が行われる。この後、
ステップ103……不良か?
という判定が行われ、YESであると
ステップ104……不良を記録する
へ進み、コンピュータのメモリに不良の情報が記録され、ステップ105へ進む。NOであると、そのままステップ105へ進む。
ステップ105……次のデータ処理指令
からはステップ101へ戻り、次のびんのラインデータについて上記の処理(ステップ101〜105)が繰り返される。
(検査ゲート作成)
次に、図9、10に基づいて、ラインセンサの各ラインにおける検査ゲートの検出について説明する。図9は検査ゲート作成のフローチャート、図10は検査ゲート作成例の説明図である。
図9において、
ステップ201……エッジ信号閾値ELを設定する
によってエッジ信号閾値ELが設定される。エッジ信号閾値ELの値は、検査する容器の種類により、予め定めておく。
ステップ202……オフセット値OFSを設定する
によってオフセット値OFSが設定される。オフセット値OFSは、最初にエッジ信号閾値(EL)に達したアドレス(検査ゲートエッジアドレスGE)に加えて検査ゲート開始位置アドレスGESを決定するための素子数で、検査する容器の種類により、予め定めておく。
ステップ203……検査ゲート幅値WIDを設定する
によって検査ゲート幅値WIDが設定される。ゲート幅値WIDは、検査する容器の種類により、予め定めておく。
ステップ204……データのアドレスを設定する
によってデータを格納するメモリのアドレスが設定され、
ステップ205……メモリのアドレスセーブエリアをクリアする
という処理が行われる。この後、メモリより読み出される各アドレスのラインデータについて以下の処理が行われる。
ステップ206……ラインデータの左端アドレスからサーチする
によってラインデータを図10の左端から右方向に向けてサーチする。これは、口部側面の上から下に向かってサーチすることになる。
ステップ207……データがエッジ信号閾値ELを超えるものはあるか?
という判定が行われ、NOである場合は、ステップ211の「N番目のラインデータを処理したか?」に進み、YESの場合は、
ステップ208……検査ゲートエッジアドレスGEが算出される
という処理が行われ、最初にELに達したアドレスがGEとなる。
ステップ209……オフセット値により検査ゲート開始位置アドレスGESを算出する
の処理で、検査ゲートエッジアドレスGEにオフセット値OFSを加えたアドレスが検査ゲート開始位置アドレスGESとして設定され、
ステップ210……検査ゲート幅値により検査ゲート終了位置アドレスGEEを算出され、検査ゲートが作成される
によって、検査ゲート開始位置アドレスGESに検査ゲート幅値WIDを加えたアドレスが検査ゲート終了位置アドレスGEEとして設定され、検査ゲート開始位置アドレスGESから検査ゲート終了位置アドレスGEEまでの検査ゲートが作成される。
ステップ211……N番目のラインデータを処理したか?
という判定が行われ、NOの場合は、N番目のラインデータが処理されるまで、206〜211のステップが繰り返される。
ステップ212……取り込んだデータ毎に検査ゲートを作成する(取り込み数N回)
という処理で、N番目のラインデータまで、メモリからラインデータを取り込み、そのラインデータ毎にステップ207〜214の処理を行う。取り込み数Nは予め設定しておくが、容器口部全周のライン数nよりも若干多い数で、好ましくはn+10からnの1.3倍程度である。
ステップ213……取り込んだラインデータ順にデータをセーブする
によって検査ゲートが作成されたラインデータを順番にメモリにセーブし、各ラインデータについてしわ筋検出手段及び凹み検出手段により、しわ筋、凹み検査が行われる。
(しわ筋検出)
図11はしわ筋検出のフローチャートである。同図において、
ステップ301……差分フィルタFを設定する
で差分フィルタFが設定される。差分フィルタFは2つのラインの取り込みデータを検査ゲート内において差分するものである。
ステップ302……差分間隔FPを設定する
で差分間隔FPが設定される。これにより、各ラインの取り込みデータはそのFP個先のラインの取り込みデータと差分処理を行うことになる。FPは、例えば3〜10とすることができる。
ステップ303……しわ筋差分閾値THを設定する
で、しわ筋差分閾値THが設定される。しわ筋差分閾値THは検査する容器の種類により、予め定めておく。
ステップ304……差分素子数閾値PXLを設定する
で差分素子数閾値PXLを設定する。差分素子数閾値PXLは検査する容器の種類により、予め定めておく。
ステップ305……差分実施回数VSを設定する
で差分実施回数VSが設定される。これにより、VS個の差分データが1セットとして取り扱われることになる。VSは、例えば2〜10とすることができる。
ステップ306……しわ筋判定値TALを設定する
で、しわ筋判定値TALが設定される。しわ筋判定値TALは検査する容器の種類により、予め定めておく。
ステップ307……1番目のラインデータをロードし、取り込みデータAとする
ステップ308……取り込みデータAのラインからFP進んだラインのデータをロードし、取り込みデータBとする
ステップ309……取り込みデータAとTALを比較する
の処理の後、
ステップ310……取り込みデータAがTALより大きいか?
という判定が行われる。取り込みデータAがTALより大きい部分を有する場合(YESの場合)はしわ筋の可能性ありとしてステップ311に進み、NOの場合はしわ筋の可能性なしとしてステップ314に進む。
ステップ311……Fを使用して取り込みデータAと取り込みデータBを差分する
によって、検査ゲート内における取り込みデータA、Bの電圧の差分データが作成される。
ステップ312……差分データがTHより大きいか?
という判定が行われ、YESの場合はステップ313に進み、NOの場合はステップ314に進む。YESの場合、
ステップ313……THより大きいデータの素子数を算出し、セーブする
という処理が行われた後、
ステップ314……次のラインデータをロードし、取り込みデータAとし、FP進んだラインデータをロードし、取り込みデータBとする
の処理が行われる。ここでいう「次のラインデータ」とは、ステップ311における「取り込みデータA」の次のラインのラインデータである。その後、
ステップ315……VS回比較したか?
の判定が行われる。これは、VS回分の差分データからしわ筋の判定を行うためのものである。NOの場合はステップ309〜316が繰り返され、YESの場合は、
ステップ316……VS回分のTHより大きいデータの素子数をロードし、全てを加算し、差分総素子数としてセーブする
の処理を行う。これは、VS回分の各差分データにおいて、電圧がしわ筋差分閾値THより大きい素子数をカウントし、VS回分を合計し、メモリにセーブする処理である。その後、
ステップ317……次のラインデータをロードし、取り込みデータAとする
という処理が行われる。ここでいう「次のラインデータ」とは、ステップ308における「取り込みデータA」の次のラインデータである。その後、
ステップ318……所定のラインデータをロードし、取り込みデータAとしたか?
の判定が行われる。ここで、所定のラインデータとは、容器口部全周の全てのラインデータについてステップ316の処理が行われるように、任意に定めればよく、例えば容器全周のライン数がNの場合、Nよりも若干進んだラインのラインデータとすることが望ましい。ステップ318でNOの場合は、ステップ308〜ステップ317の処理が繰り返され、YESの場合はステップ319に進む。なお、ステップ316〜318の処理は、ステップ309の比較処理がVS回行われるごとに行われる。
ステップ319……全ての差分総素子数をロードする
によって、ステップ316でセーブされた全ての差分総素子数をロードし、
ステップ320……全ての差分総素子数の中にPXLより大きいものがあるか?
の判定が行われる。全ての差分総素子数の中に差分素子数閾値PXLより大きいものが1つでもあれば、しわ筋ありと判定され、1つもなければ良品(しわ筋なし)と判定される。
図12は差分間隔FP及び差分実施回数VSの説明図である。同図は、差分間隔FP=3、差分実施回数VS=5の場合を例示している。取り込み1番目のラインデータと、差分間隔FP=3だけ進んだ取り込み4番目のラインデータを差分処理(I)する(ステップ311)。同様にして、取り込み2番目のラインデータと取り込み5番目のラインデータを差分処理(II)、取り込み3番目のラインデータと取り込み6番目のラインデータを差分処理(III)、取り込み4番目のラインデータと取り込み7番目のラインデータを差分処理(IV)、取り込み5番目のラインデータと取り込み8番目のラインデータを差分処理(V)する。差分実施回数VS=5であるので、差分処理(I)〜(V)迄の差分結果を1セットとして処理する。すなわち、各差分データをしわ筋差分閾値THと比較し(ステップ312)、これよりも大きい素子数を求め(ステップ313)、差分処理(I)〜(V)の全てについて天筋差分閾値THより大きい素子数を合計して差分総素子数を求め(ステップ316)、差分素子数閾値PXLと比較してしわ筋の判定を行う(ステップ320)。このように、取り込み1番目のラインデータから取り込み5番目のラインデータまでの差分処理結果を1セットとしてしわ筋の判定を行う。その後は、次の、取り込み2番目のラインデータを取り込みデータAとし(ステップ317)、上記の実施回数VSの処理を繰り返し、このようにして、容器全周のラインが取り込みデータAとして処理されるようにする。
図13は差分処理の説明図である。Aラインのラインデータ(取り込みデータA)が左上に示される。AラインからFP番目進んだBラインのラインデータ(取り込みデータB)が右上に示される。Aラインにはしわ筋11があるので、検査ゲート(WID間)において電圧がしわ筋判定値TALよりも大きい部分がある。このような場合、しわ筋検出が行われる。AラインとBラインのラインデータを検査ゲートにおいて差分処理した結果が右下に示される。差分処理は、検査ゲート内(WID間)において電圧を引き算することで行われる。この場合は、検査ゲート内(WID間)の一部の素子においてしわ筋差分閾値THより大きくなっているので、その大きい素子の数が算出される(ステップ313)。
(凹み検出)
図14は凹み検出のフローチャートである。同図において、
ステップ401……差分フィルタFを設定する
で差分フィルタFが設定される。差分フィルタFは2つのラインデータを検査ゲート内において差分するものである。
ステップ402……差分ずらし値隔FTを設定する
で差分ずらし値FTが設定される。これにより、各ラインデータは、それよりもFT素子数だけ右方向又は左方向にずらしたラインデータと差分処理を行うことになる。FTは、例えば5〜20とすることができる。
ステップ403……凹み差分閾値THを設定する
で、凹み差分閾値THが設定される。凹み差分閾値THは検査する容器の種類により、予め定めておく。
ステップ404……差分素子数閾値PXLを設定する
で差分素子数閾値PXLを設定する。差分素子数閾値PXLは検査する容器の種類により、予め定めておく。
ステップ405……差分実施回数VSを設定する
で差分実施回数VSが設定される。これにより、VS個の差分データが1セットとして取り扱われることになる。VSは、例えば2〜10とすることができる。
ステップ406……しわ筋判定値TALを設定する
で、しわ筋判定値TALが設定される。しわ筋判定値TALは検査する容器の種類により、予め定めておく。
ステップ407……1番目のラインデータをロードし、取り込みデータAとする
ステップ408……取り込みデータAを素子配列でFP横にずらした(FP素子数だけ横にずらした)データをロードし、取り込みデータBとする
ステップ409……取り込みデータAとTALを比較する
の処理の後、
ステップ410……取り込みデータAがTALより小さいか?
という判定が行われる。YESの場合は凹みの可能性ありとしてステップ411に進み、NOの場合(取り込みデータAにTALよりも大きい部分があるとき)は凹みの可能性なしとしてステップ414に進む。なお、取り込みデータAにTALよりも大きい部分があるときは、前記のしわ筋検出が行われる。
ステップ411……Fを使用して取り込みデータAと取り込みデータBを差分する
によって、検査ゲート内における取り込みデータA、Bの電圧の差分データが作成される。
ステップ412……差分データがTHより大きいか?
という判定が行われ、YESの場合はステップ413に進み、NOの場合はステップ414に進む。YESの場合、
ステップ413……THより大きいデータの素子数を算出し、セーブする
という処理が行われた後、
ステップ414……次のラインデータをロードし、取り込みデータAとし、これをFT横にずらしたデータをロードし、取り込みデータBとする
の処理が行われる。ここでいう「次のラインデータ」とは、ステップ411における「取り込みデータA」の次のラインデータである。その後、
ステップ415……VS回比較したか?
の判定が行われる。これは、VS回の差分データからしわ筋の判定を行うためのものである。NOの場合はステップ409〜414が繰り返され、YESの場合は、
ステップ416……VS回分のTHより大きいデータの素子数をロードし、全てを加算し、差分総素子数としてセーブする
の処理を行う。これは、VS回分の各差分データにおいて、電圧が凹み差分閾値THより大きい素子数をカウントし、VS回分を合計し、メモリにセーブする処理である。その後、
ステップ417……次のラインデータをロードし、取り込みデータAとする
という処理が行われる。ここでいう「次のラインデータ」とは、ステップ408における「取り込みデータA」の次のラインデータである。その後、
ステップ418……所定のラインデータをロードし、取り込みデータAとしたか?
の判定が行われる。ここで、所定のラインデータとは、容器口部全周の全てのラインデータについてステップ416の処理が行われるように、任意に定めればよく、例えば容器全周のライン数がNの場合、Nよりも若干進んだラインのラインデータとすることが望ましい。ステップ418でNOの場合は、ステップ408〜ステップ417の処理が繰り返され、YESの場合は、
ステップ419……全ての差分総素子数をロードする
によって、ステップ416でセーブされた全ての差分総素子数をロードし、
ステップ420……全ての差分総素子数の中にPXLより大きいものがあるか?
の判定が行われる。全ての差分総素子数の中に差分素子数閾値PXLより大きいものが1つでもあれば、凹みありと判定され、1つもなければ良品(凹みなし)と判定される。
図15は差分処理の説明図である。取り込みデータAが左上に示される。取り込みデータAを右方向にFT番目ずらした(素子数FT分ずらした)取り込みデータBが右上に実線で示される(点線は取り込みデータA)。Aラインには凹み15があるので、検査ゲート(WID間)において電圧がしわ筋判定値TALよりも小さく、かつ、著しく電圧の低い部分がある。取り込みデータAと取り込みデータBを検査ゲートにおいて差分処理した結果が右下に示される。差分処理は、検査ゲート内(WID間)において電圧を引き算することで行われる。この場合は、検査ゲート内(WID間)の一部の素子において凹み差分閾値THより大きくなっているので、その大きい素子の数が算出される(ステップ413)。
本発明において、データと規定値とを比較して大小を判定する場合、規定値を含むようにしてもよいし、含まないようにしてもよい。例えば、「データがエッジ信号閾値ELを超えるものはあるか?」(ステップ207)において、“データ”≧“EL”のときにYESと判定するようにしてもよいし、“データ”>“EL”のときにYESと判定するようにしてもよい。また例えば、「取り込みデータAがTALより大きいか?」(ステップ310)において、“取り込みデータA”≧“TAL” のときにYESと判定するようにしてもよいし、“取り込みデータA”>“TAL” のときにYESと判定するようにしてもよい。
本発明の検査装置は、例えば図16に示す検査ステーション18に取り付けて使用される。同図において、コンベア19によって送られてきた容器8は、搬入バイパス20に導かれ、ここにおいてフィードウォーム21によって一定の間隔に整列された後検査ステーション18へ送り込まれる。送り込まれた容器8は、間欠回転するスターホイール22に嵌合捕捉され、これによって検査ポジションA、検査ポジションB、検査ポジションCの順に間欠的に回送され、型番認識や所定の検査が行われる。このような検査を受けた結果、良品とされた容器は搬出バイパス23に導入され、さらにコンベア19に導入されて他所へ搬送される。一方、不良品とされた容器は排除ポジションDまで回送されて排除される。このような検査ステーションはガラスびんなどのガラス製品の検査に汎用されているものである。本発明の検査装置は、このような検査ステーションの任意の検査ポジションに、従来の検査装置に代えて取り付け使用することができる。
本発明は、ガラスびん以外の容器、例えばペットボトルなどの口部側面検査に利用し、側面に欠陥のある容器を排除して、口部側面のシール性を保全することができる。

Claims (4)

  1. 回転する容器の口部側面に投光し、その透過光を縦方向に向けたラインセンサで受光して容器の口部側面のしわ筋の検査を行う検査方法であって、
    前記ラインセンサの各ラインの取り込みデータAがしわ筋判定値(TAL)より大きい部分を有する場合、
    前記取り込みデータAと、そのラインよりも所定の差分間隔(FP)進んだラインの取り込みデータBを検査ゲート内において差分処理し、その差分データが所定の差分閾値(TH)より大きいデータの素子数を求め、
    この操作を前記取り込みデータAの次のラインについて、その次のラインについて、というように、次々に所定の差分実施回数(VS)繰り返し、
    差分実施回数(VS)終了時における前記素子数の合計である差分総素子数が所定の差分素子数閾値(PXL)より大きい場合に、しわ筋の欠陥ありとして判定し、
    前記ラインセンサの各ラインの取り込みデータAがしわ筋判定値(TAL)より大きい部分を有しない場合、
    前記取り込みデータAと、該取り込みデータAを差分ずらし値(FT)の素子数だけ前記ラインセンサの素子配列の横方向にずらした取り込みデータBを検査ゲート内において差分処理し、その差分データが所定の凹み閾値(TH )より大きいデータの素子数を求め、
    この操作を前記取り込みデータAの次のラインについて、その次のラインについて、というように、次々に所定の差分実施回数(VS )繰り返し、
    差分実施回数(VS )終了時における前記素子数の合計である差分総素子数が所定の差分素子数閾値(PXL )より大きい場合に、凹みの欠陥ありとして判定することを特徴とする容器口部側面欠陥検査方法。
  2. 請求項1の容器口部側面欠陥検査方法において、
    前記ラインセンサの各ラインのラインデータを端部から順次サーチし、
    そのデータが最初にエッジ信号閾値(EL)に達したアドレス(GE)に所定のオフセット値(OFS)を加えたアドレスを検査ゲート開始位置アドレス(GES)とし、
    この検査ゲート開始位置アドレス(GES)に検査ゲート幅値(WID)を加えた検査ゲート終了位置アドレス(GEE)までを、検査を行う範囲である検査ゲートとすることを特徴とする容器口部側面欠陥検査方法。
  3. 容器の口部側面に投光する投光器と、
    容器の口部側面を透過した透過光を受ける口部の縦方向に向けたラインセンサと、
    容器口部が順次全周に亘って投光されるように容器を回転駆動する駆動装置と、
    前記ラインセンサからの信号を受けて検査ゲートを検出する検査ゲート検出手段と、
    前記検査ゲート検出手段で検出した検査ゲートにおいてしわ筋の欠陥を検出するしわ筋検出手段を有し、
    前記しわ筋検出手段が、
    前記ラインセンサの各ラインの取り込みデータAがしわ筋判定値(TAL)より大きい部分を有する場合、
    前記取り込みデータAと、そのラインよりも所定の差分間隔(FP)進んだラインの取り込みデータBを検査ゲート内において差分処理し、その差分データが所定の差分閾値(TH)より大きいデータの素子数を求め、
    この操作を前記取り込みデータAの次のラインについて、その次のラインについて、というように、次々に所定の差分実施回数(VS)繰り返し、
    差分実施回数(VS)終了時における前記素子数の合計である差分総素子数が所定の差分素子数閾値(PXL)より大きい場合に、しわ筋の欠陥ありとして判定する容器口部側面欠陥検査装置であって、
    該検査装置が凹み検出手段を有し、
    前記凹み検出手段が、
    前記ラインセンサの各ラインの取り込みデータAがしわ筋判定値(TAL)より大きい部分を有しない場合、
    前記取り込みデータAと、該取り込みデータAを差分ずらし値(FT)の素子数だけ前記ラインセンサの素子配列の横方向にずらした取り込みデータBを検査ゲート内において差分処理し、その差分データが所定の凹み閾値(TH )より大きいデータの素子数を求め、
    この操作を前記取り込みデータAの次のラインについて、その次のラインについて、というように、次々に所定の差分実施回数(VS )繰り返し、
    差分実施回数(VS )終了時における前記素子数の合計である差分総素子数が所定の差分素子数閾値(PXL )より大きい場合に、凹みの欠陥ありとして判定するものであることを特徴とする容器口部側面欠陥検査装置。
  4. 請求項の容器口部側面欠陥検査装置において、
    前記検査ゲート検出手段が、
    前記ラインセンサの各ラインのラインデータを端部から順次サーチし、
    そのデータが最初にエッジ信号閾値(EL)に達したアドレス(GE)に所定のオフセット値(OFS)を加えたアドレスを検査ゲート開始位置アドレス(GES)とし、
    この検査ゲート開始位置アドレス(GES)に検査ゲート幅値(WID)を加えた検査ゲート終了位置アドレス(GEE)までを、検査を行う範囲である検査ゲートとすることを特徴とする容器口部側面欠陥検査装置。
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