JP4675491B2 - 補償契約支援システム、補償契約支援方法及びプログラム - Google Patents

補償契約支援システム、補償契約支援方法及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、補償契約支援システム、補償契約支援方法及びプログラムに関する。特に本発明は、顧客が抱える収益リスクをより効果的かつ簡単に低減できるようにする補償契約支援システム、補償契約支援方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
企業や個事業主(以下企業等と記載)は、収益に影響を与える様々なリスク要因を抱えている。この収益リスクは、企業等の事業形態により異なる。例えば輸出入を行う企業等にとっては為替が収益リスクを与えるリスク要因となる。また、気温や降水量等の天候がリスク要因となる場合もある。さらに、地震や台風等の自然災害、GDPや失業率等の経済指標、上場企業倒産件数や自己破産認定件数等の信用リスク等がリスク要因になる場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
例えば金利や為替といった金融という同一のカテゴリに属するリスク要因においては、いわゆるデリバディブ取引を行うことで、収益リスクを少ないキャッシュフローで効率的に減らすことができる。
しかし、その他のカテゴリに属するリスク要因に起因する収益リスクを少ないキャッシュフローで効率的に減らすことは難しかった。
【0004】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる補償契約支援システム、補償契約支援方法及び記録媒体を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の第1の形態は、顧客の収益に影響を与える複数のリスク要因に起因した収益リスクに対する補償を与える補償契約支援システムであって、複数のリスク要因の統計データを格納する要因統計データベースと、複数のリスク要因において、リスク要因の一部に対して予め定められた第1の条件、およびリスク要因の残りが第2の条件を満たす確率を算出する第1の確率算出部と、要因統計データベースから読み出した統計データに基づいて複数のリスク要因間の相関を算出する相関算出部と、リスク要因の一部が第1の条件を満たした場合に顧客に払うべき補償金額と、リスク要因の残りが第2の条件を満たした場合に顧客から受け取るべき受取金額との比率を、第1の確率算出部による確率及び相関算出部による相関を用いて算出する比率算出部と、を備えることを特徴とする補償契約支援システムを提供する。
【0006】
上記した補償契約支援システムにおいて、補償金額の算出の基となる第1の条件と、受取金額の算出の基となる第2の条件と、が同時に満たされる確率を算出する第2の確率算出部を更に備え、比率算出部は、第2の確率算出部による確率を更に用いて比率を算出してもよい。
顧客が希望する、補償金額、受取金額、及び前記補償金額によるリスクと前記受取金額によるリスクとの差を埋めるために顧客から予め受け取るべきあるいは顧客に予め支払う金額である予決算金額のうちいずれか2つを取得する金額取得部と、金額取得部が取得した補償金額、受取金額、及び予決算金額のいずれか2つと、比率算出部による比率を用いて、補償金額、受取金額、及び予決算金額のうちの残りの一つを算出する金額算出部と、を備えてもよい。
補償契約支援システムが与えた補償に関するデータを格納する実績データベースと、実績データベース及びリスク要因の現在の値を用いて、補償契約支援システムを介して締結された契約が現在有する支払金額リスクを算出するリスク算出部と、を更に備えてもよい。
補償契約支援システムが与えた補償に関するデータを格納する実績データベースと、実績データベース及びリスク要因の第1の条件若しくは第2の条件を用いて、補償契約支援システムが契約条件において有する支払金額リスクを算出するリスク算出部と、を更に備え、比率算出部は、比率を算出する際に、更に、支払金額リスクを用いてもよい。
【0007】
本発明の第2の形態は、顧客の収益に影響を与える複数のリスク要因又は金融商品の価格変動に起因した収益リスクに対する補償を与える補償契約支援システムであって、リスク要因の統計データを格納する要因統計データベースと、金融商品の価格変動の統計データを格納する金融統計データベースと、リスク要因が予め定められた第1又は第2の条件を満たす確率を算出するとともに、金融商品の価格が予め定められた第1又は第2の条件を満たす確率を算出する第1の確率算出部と、金融統計データベース及び要因統計データベースを用いて金融商品の価格とリスク要因の相関を調べる相関算出部と、リスク要因及び金融商品の価格の一方が第1の条件を満たした場合に顧客に払うべき補償金額と、リスク要因及び金融商品の価格の他方が第2の条件を満たした場合に顧客から受け取るべき受取金額との比率を、第1の確率算出部による確率及び相関算出部による相関を用いて算出する比率算出部と、を備えることを特徴とする補償契約支援システムを提供する。
【0008】
上記補償契約支援システムにおいて、補償金額の算出の基となる第1の条件と、受取金額の算出の基となる第2の条件と、が同時に満たされる確率を算出する第2の確率算出部を更に備え、比率算出部は、更に第2の確率算出部による確率を用いて比率を算出してもよい。
顧客が希望する、補償金額、受取金額、及び補償金額と受取金額の差を埋めるために顧客から予め受け取るべき金額である予決算金額のうちいずれか2つを取得する金額取得部と、金額取得部が取得した補償金額、受取金額、及び予決算金額のいずれか2つと、比率算出部による比率を用いて、補償金額、受取金額、及び予決算金額のうちの残りの一つを算出する金額算出部と、を備えてもよい。
補償契約支援システムが与えた補償に関するデータを格納する実績データベースと、実績データベース及びリスク要因の現在の値を用いて、補償契約支援システムが現在有する支払金額リスクを算出するリスク算出部と、を更に備えてもよい。
補償契約支援システムが与えた補償に関するデータを格納する実績データベースと、実績データベース及びリスク要因の第1の条件若しくは第2の条件を用いて、補償契約支援システムが契約条件において有する支払金額リスクを算出するリスク算出部と、を更に備え、比率算出部は、比率を算出する際に、更に、支払金額リスクを用いてもよい。
【0009】
本発明の第3の形態は、顧客の収益に影響を与える複数のリスク要因に起因した収益変動に対する補償を与える補償契約支援方法であって、複数のリスク要因の統計データを管理し、複数のリスク要因のそれぞれにおいて、リスク要因毎に予め定められた第1又は第2の条件を満たす確率を算出し、統計データに基づいて複数のリスク要因間の相関を算出し、複数のリスク要因の一部が第1の条件を満たした場合に顧客に払うべき補償金額と、残りのリスク要因が第2の条件を満たした場合に顧客から受け取るべき受取金額との比率を、確率算出部による確率及び相関算出部による相関を用いて算出し、顧客が希望する、補償金額、受取金額、及び前記補償金額によるリスクと前記受取金額によるリスクとの差を埋めるために前記顧客から予め受け取るべきあるいは前記顧客に予め支払う金額である予決算金額のうちいずれか2つを取得し、取得した補償金額、受取金額、及び予決算金額のいずれか2つと、比率算出部による比率を用いて、補償金額、受取金額、及び予決算金額のうちの残りの一つを算出して出力することを特徴とする補償契約支援方法を提供する。
【0010】
本発明の第4の形態は、顧客の収益に影響を与える複数のリスク要因又は金融商品の価格変動に起因した収益リスクに対する補償を与える補償契約支援方法であって、リスク要因の統計データ、および金融商品の価格変動の統計データを管理し、リスク要因において、リスク要因毎に予め定められた第1又は第2の条件を満たす確率を算出するとともに、金融商品の価格において、金融商品の価格が予め定められた第1又は第2の価格条件を満たす確率を算出し、金融統計データベース及び要因統計データベースを用いて金融商品の価格とリスク要因の相関を算出し、リスク要因及び金融商品の価格の一方が第1の条件又は価格条件を満たした場合に顧客に払うべき補償金額と、リスク要因及び金融商品の価格の他方が第2の条件又は価格条件を満たした場合に顧客から受け取るべき受取金額との比率を、第1の確率算出部による確率及び相関算出部による相関を用いて算出し、顧客が希望する、補償金額、受取金額、及び前記補償金額によるリスクと前記受取金額によるリスクとの差を埋めるために前記顧客から予め受け取るべきあるいは前記顧客に予め支払う金額である予決算金額のうちいずれか2つを取得し、取得した補償金額、受取金額、及び予決算金額のいずれか2つと、比率算出部による比率を用いて、補償金額、受取金額、及び予決算金額のうちの残りの一つを算出して出力することを特徴とする補償契約支援方法を提供する。
【0011】
本発明の第5の形態は、顧客の収益に影響を与える複数のリスク要因に起因した収益変動に対する補償を算出するプログラムを格納した記録媒体であって、プログラムは、複数のリスク要因の統計データを格納する要因統計データベースを用いて、複数のリスク要因のそれぞれにおいて、リスク要因毎に予め定められた第1又は第2の条件を満たす確率を算出する第1の確率算出モジュールと、要因統計データベースから読み出した統計データに基づいて複数のリスク要因間の相関を算出する相関算出部モジュールと、複数のリスク要因の一部が第1の条件を満たした場合に顧客に払うべき補償金額と、残りのリスク要因が第2の条件を満たした場合に顧客から受け取るべき受取金額との比率を、確率算出部による確率及び相関算出部による相関を用いて算出する比率算出モジュールと、を備えることを特徴とする記録媒体を提供する。
【0012】
本発明の第6の形態は、顧客の収益に影響を与える複数のリスク要因又は金融商品の価格変動に起因した収益変動に対する補償を算出するプログラムを格納した記録媒体であって、プログラムは、リスク要因の統計データを格納する要因統計データベースを用いて、リスク要因毎に予め定められた第1又は第2の条件を満たす確率を算出するとともに、金融商品の価格変動の統計データを格納する金融統計データベースを用いて、金融商品の価格が予め定められた第1又は第2の価格条件を満たす確率を算出する第1の確率算出モジュールと、金融統計データベース及び要因統計データベースを用いて金融商品の価格とリスク要因の相関を調べる相関算出モジュールと、リスク要因及び金融商品の価格の一方が第1の条件又は価格条件を満たした場合に顧客に払うべき補償金額と、リスク要因及び金融商品の価格の他方が第2の条件又は価格条件を満たした場合に顧客から受け取るべき受取金額との比率を、第1の確率算出部による確率及び相関算出部による相関を用いて算出する比率算出モジュールと、を備えることを特徴とする記録媒体を提供する。
【0013】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0015】
図1は、本発明の一実施例である補償契約支援システム200の構成の一例を示す。補償契約支援システム200は、保険会社等の契約主体が管理するシステムである。補償契約支援システム200は、データベースとして要因統計データベース220、金融統計データベース240、及び実績データベース260を備え、機能部として第1の確率算出部320、第2の確率算出部340、相関算出部360、リスク算出部380、比率算出部400、金額取得部420、金額算出部440、及び通知部460を備える。補償契約支援システム200は、企業等の顧客の収益に影響を与えるリスク要因或いは金融商品である第1要因が第1の条件を満たしたときの収益リスクに対して補償金を支払う契約と、該顧客が有する他のリスク要因或いは金融商品である第2要因が第2の条件を満たしたときに顧客から受取金銭を受け取る契約とを同時に締結することで、少ないキャッシュフローで収益リスクを効率的に減らすことを支援するシステムである。
ここで、契約の対象となる第1及び第2要因はそれぞれ単数でも複数でもよく、これら要因の少なくとも1つは、金融商品以外のリスク要因である。また、上記した第1及び第2の条件は、ある値以上若しくは以下といったしきい値指定でもよい。しきい値としては、損益分岐点が多用される。上記した第1及び第2の条件がしきい値指定の場合、補償金額及び受取金額は、リスク要因のしきい値超過量に比例する契約としてもよい。
また、要因統計データベース220、金融統計データベース240、実績データベース260は日々追加・更新されている。
【0016】
要因統計データベース220は、顧客のリスク要因となりうる項目の統計データを格納する。
要因統計データベース220に格納されるリスク要因としては、例えば夏の平均気温や年間降水量、積雪量等の天候に関する要因、地震や台風等の自然災害に関する要因、GDPや失業率等の経済指標に関する要因、上場企業倒産件数や自己破産認定件数等の信用リスクに関する要因等があるが、これらに限定されない。
図2は、要因統計データベース220の一例を示す。本例において、要因統計データベース220は、リスク要因のカテゴリ毎にテーブルを有する。各テーブルは年月日とリスク要因の実値とを対応させたヒストリカルデータを格納する。また、天候等の地域依存があるリスク要因に関しては、更に地域毎のテーブルを有する。
その他、要因統計データベース220に格納される統計データは、リスク要因がある値となった回数を示すデータをリスク要因の値に対応付けて格納してもよく、リスク要因がある値になる確率データでもよい。
【0017】
金融統計データベース240は、円ドルレート等の為替や金利、日経平均等の証券相場等の金融に関するリスク要因の統計データを格納する。
図3は金融統計データベース240の一例を示す。本例において、金融統計データベース240は金融に関するリスク要因毎にテーブルを有する。各テーブルは、各リスク要因のヒストリカルデータを格納する。
【0018】
実績データベース260は、補償契約支援システム200を介して成立した補償契約の実績を格納する。
図4は、実績データベース260の一例を示す。本例において、実績データベース260は契約番号フィールド、顧客名フィールド、要因フィールド、条件フィールドを有する。契約番号フィールドは各契約固有の契約番号を格納する。顧客名フィールドは各契約の主体となる顧客名を格納する。要因フィールドは契約の対象となるリスク要因或いは金融商品すなわち第1および第2要因を特定する情報を格納する。条件フィールドは、各契約における他の条件を格納する。他の条件の具体例としては、上記した第1及び第2の条件、補償金額、及び受取金額等がある。
【0019】
図1に戻り、第1の確率算出部320は、第1要因が第1の条件を満たす確率と、第2要因が第2の要件を満たす確率を、要因統計データベース220を用いてそれぞれ算出し、比率算出部400に出力する。
【0020】
第2の確率算出部340は、第1要因の第1の条件と、第2要因の第2の条件とが同時に満たされる確率を、要因統計データベース220を用いて算出し、比率算出部400に出力する。ここで、第1及び第2要因の少なくとも一方が複数ある場合、第2の確率算出部340は各組合わせについて上記した確率をそれぞれ算出する。
【0021】
相関算出部360は、要因統計データベース220を用いて第1及び第2要因間の相関を調べ、これらの相関を示す相関情報を比率算出部400に出力する。ここで、第1及び第2要因が計3つ以上ある場合は、これらの全ての組合せについて相関を調べる。
【0022】
リスク算出部380は、実績データベース260に格納されている契約実績を用いて、補償契約支援システム200が抱える支払金額リスクすなわち補償契約支援システム200を介して行われた契約によって契約主体に発生する支払金額リスクを算出し、比率算出部400及び通知部460に出力する。リスク算出部380によって算出される支払金額リスクは、より詳細には出力先による。例えば通知部460に出力される支払金額リスクは、現在の各リスク要因の値において、補償契約支援システム200を介して行われた契約に基づいて契約主体が支払うべき補償金額或いは受け取るべき受取金額の各契約毎の値、およびこれら補償金額および受取金額の総額である。また、比率算出部400に出力される支払金額リスクは、第1リスク要因が第1の条件を満たした場合及び第2要因が第2の条件を満たした場合において、補償契約支援システム200を介して行われた契約に基づいて契約主体が支払うべき補償金額の総計、或いは契約主体が受け取るべき受取金額の総計である。
また、リスク算出部380は、新たな契約を結ぶ場合に当該契約条件において補償契約支援システム200が抱える支払金額リスクを算出して比率算出部400及び通知部460に出力する。
通知部460に出力される支払金額リスクを確認することで、契約主体は補償契約支援システム200を介して行われた契約により自己が現在抱えるリスクを認識できる。
【0023】
比率算出部400は、第1の確率算出部320による確率、第2の確率算出部340による確率、相関算出部360による相関、及びリスク算出部380による支払金額リスクを用いて、第1要因が第1の条件を満たした場合に顧客に支払うべき補償金額の、第2要因が第2の条件を満たした場合に顧客から受け取るべき受取金額に対する比率を算出する。
具体的には、比率算出部400は、第1の確率算出部320による確率が高い場合には、補償金を支払う確率が高くなるため、比率を低くする。逆に第1の確率算出部320による確率が低い場合は、補償金を支払う確率は低いため、比率算出部400は比率を高くする。
また、比率算出部400は、第2の確率算出部340による確率が高い場合には、契約主体が企業等に補償金を支払う場合には、同時に企業等が契約主体に受取金を支払う確率が高くなるため、比率を高くする。逆に第2の確率算出部340による確率が低い場合は契約主体が受取金を受け取ることなく企業等に補償金を支払う確率が高くなるため、比率算出部400は比率を低くする。
【0024】
さらに、比率算出部400は、相関算出部360による相関及びリスク算出部380による支払金額リスクによって比率を修正する。
具体的には、比率算出部400は、相関算出部360による相関が高い場合、すなわち企業収益に対して同時に同一方向の影響を与える確率が高い場合には、契約主体が受取金を受け取ることなく企業等に補償金を支払う確率が高くなるため、比率を低くする。逆に、相関算出部360による相関が高い場合、すなわち企業収益に対して同時に逆方向の影響を与える確率が高い場合には、契約主体が企業等に補償金を支払う場合には、同時に企業等が契約主体に受取金を支払う確率が高くなるため、比率算出部400は比率を高くする。
また、比率算出部400は、例えば、リスク算出部380による支払金額リスクが高い場合、すなわち当該補償契約支援システム200が与えた補償に起因して、契約条件にて有する支払金額リスクが高い場合には比率を低くし、支払金額リスクが低い場合には比率を高くする。
【0025】
すなわち、比率算出部400は、第2の確率算出部340による確率、相関算出部360による相関、及びリスク算出部380による支払金額リスクを用いることで、より高精度の比率を算出する。
【0026】
金額取得部420は、第1要因が第1の条件を満たしたときに顧客が希望する補償金額と、第2要因が第2の条件を満たしたときに顧客が希望する受取金額と、補償金額によるリスクと受取金額によるリスクとの差を埋めるために顧客から予め受け取るべきあるいは顧客に予め支払う金額である予決算金額のうち、いずれか2つを外部から取得する。具体的には、金銭取得部420はキーボードなどの入力装置を介して顧客が希望する補償金額及び受取金額、予決算金額を取得する。
【0027】
金額算出部440は、比率算出部400が算出した比率と、金額取得部420が取得した補償金額、受取金額、及び予決算金額のうちの2つを用いて、残りの一つを算出し、通知部460に出力する。具体例として、金額取得部420が補償金額及び受取金額を取得した場合を考える。この場合、金額算出部440は比率を用いて補償金額を受取金額相当額に返還し、変換後の受取金額相当額と取得した受取金額から予決算金額を算出する。
【0028】
通知部460は、リスク算出部380が算出したリスク、及び金額算出部440が算出した補償金額又は受取金額又は予決算金額を外部に通知する。例えば、通知部460はプリンターや表示装置等にリスクや補償金額等を出力したり、或いは電子メールで直接顧客の端末に補償金額等を出力することで、顧客や契約主体に補償金額等を通知する。
【0029】
図5は、補償契約支援システム200のハードウエア構成図の一例を示す。本例において、補償契約支援システム200は、CPU(central processing unit)602、ROM(read only memory)604、RAM(random access memory)606、ディスプレイ608、プリンター610、入力装置612、ハードディスク装置614、FD(floppy disk)ドライブ616、及びCD−ROM(compact disk ROM)ドライブ618を有する。
【0030】
CPU602は、RAM606及びROM604に格納されたプログラムに基づいて処理を行う。ディスプレイ608は、各種情報を表示する。プリンター610は各種情報を印刷する。入力装置612は、補償契約支援システム200に対する設定等を入力する。FDドライブ616は、フロッピーディスク620からデータ又はプログラムを読み取ってCPU602に渡す。CD−ROMドライブ618は、CD−ROM622からデータ又はプログラムを読み取ってCPU602に渡す。ハードディスク618は、FDドライブ616又はCD−ROMドライブ618によって読み出されたデータ又はプログラムや、CPU602がプログラムを実行することにより作成されたデータを記憶するとともに、記憶したデータ又はプログラムを読み取ってCPU602に渡す。
【0031】
本例では、上述した補償契約支援システム200の各機能部を実現するプログラムを有するCD−ROM622から、当該プログラムを読み出してハードディスク618にインストールさせておき、ハードディスク618から当該プログラムを読出してCPU602が実行することにより、上記補償契約支援システム200の機能部を実現する。
前記したプログラムは、より具体的には、第1の確率算出部320を実現する第1の確率算出モジュール、第2の確率算出部340を実現する第2の確率算出モジュール、相関算出部360を実現する相関算出モジュール、リスク算出部380を実現するリスク算出モジュール、比率算出部400を実現する比率算出モジュール、金額取得部420を実現する金額取得モジュール、金額算出部440を実現する金額算出モジュール、及び通知部460を実現する通知モジュールを有する。また、前記したプログラムは、CD−ROM622ではなくフロッピーディスク620や、MOやMDなど他の記録媒体に格納されてもよい。
【0032】
図6は、補償契約支援システム200の動作の一例を示す。本例は、補償契約支援システム200を用いて補償契約を支援する動作を示す。
まず、顧客が希望する契約条件を取得する(S120)。契約条件には契約対象となるリスク要因或いは金融商品、顧客が希望する補償金額と受取金額と予決算金額のうちの2つ、そして第1及び第2の条件が含まれる。
そして、補償契約支援システム200は契約対象となるリスク要因或いは金融商品を第1要因及び第2要因として認識し(S140)、第1及び第2要因に関する統計データを要因統計データベース220又は金融商品統計データベース240から抽出する(S160)。そして、相関算出部360を用いて第1要因及び第2要因を構成するリスク要因或いは金融商品間の相関を算出し(S180)、第1の確率算出部320を用いて第1要因が第1の条件を満たす確率及び第2要因が第2の条件を満たす確率を算出し(S200)、第2の確率算出部340が第1要因における第1の条件と第2要因における第2の条件が同時に満たされる確率を算出し(S220)、取得した補償金額、受取金額、予納金額のうちの2つを認識する(S240)。そして、リスク算出部380を用いて、第1の条件又は第2の条件が満たされた場合に補償契約支援システム200が有する支払金額リスクを算出する(S260)。S180〜S260の動作の順序は例示に限定されず、任意である。そして、補償金額、受取金額、予決算金額の残りの一つを算出する(S280)。そして、算出した補償金額或いは受取金額或いは予決算金額を通知部460を用いて通知する(S300)。そして契約が締結された場合(S320)は補償金額、受取金額、予決算金額等の契約データを契約番号に対応付けて実績データベース260に格納し(S340)、動作を終了する。
【0033】
上述した補償契約支援システム200を介した契約では、契約時におけるキャッシュフローは予決算金額のみである。従って、補償契約支援システム200を用いることで、契約主体及び顧客は、金融以外のカテゴリに属するリスク要因に起因する収益リスクを少ないキャッシュフローで効率的に減らす契約を、簡単に締結することができる。
【0034】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0035】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、本発明によれば、金融以外のカテゴリに属するリスク要因に起因する収益リスクを少ないキャッシュフローで効率的に減らす契約を支援することで収益リスクを減らすことができる補償契約支援システム、補償契約支援方法、および記録媒体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である補償契約支援システム200の構成の一例を示す。
【図2】要因統計データベース220の一例を示す。
【図3】金融統計データベース240の一例を示す。
【図4】実績データベース260の一例を示す。
【図5】補償契約支援システム200のハードウエア構成図の一例を示す。
【図6】補償契約支援システム200の動作の一例を示す。
【符号の説明】
200 補償契約支援システム
220 要因統計データベース
240 金融統計データベース
260 実績データベース
320 第1の確率算出部
340 第2の確率算出部
360 相関算出部
380 リスク算出部
400 比率算出部
420 金額取得部
440 金額算出部
460 通知部

Claims (11)

  1. 第1リスク要因について第1条件が満たされた場合に顧客に補償金額を支払う支払契約と、第2リスク要因について第2条件が満たされた場合に顧客から受取金額を受け取る受取契約とを含む補償契約を締結する場合に、前記補償金額の前記受取金額に対する比率の算出を支援する補償契約支援システムであって、
    前記第1リスク要因、前記第1条件および前記補償金額、並びに、前記第2リスク要因、前記第2条件および前記受取金額をそれぞれ関連付けて、過去に結ばれた補償契約における契約実績を格納する実績データベースと、
    前記実績データベースから読み出した前記契約実績を用いて、顧客に支払った前記補償金額の総額を含む支払金額リスクを算出するリスク算出部と、
    前記第1リスク要因および前記第2リスク要因を数値化した実値を外部から獲得して年月日に関連付けたヒストリカルデータのテーブルを、前記第1リスク要因および前記第2リスク要因の各々について個別に格納する要因統計データベースと、
    前記要因統計データベースから読み出した前記ヒストリカルデータを用いて、前記第1条件が満たされる確率および前記第2条件が満たされる確率を個別に算出する第1確率算出部と、
    前記要因統計データベースから読み出した前記ヒストリカルデータを用いて、前記第1リスク要因および前記第2リスク要因の相関を算出する相関算出部と、
    前記第1確率算出部が算出した確率、前記リスク算出部が算出した支払金額リスク、および、前記相関算出部が算出した相関を用いて、前記補償金額の前記受取金額に対する比率を算出する比率算出部と
    を備える補償契約支援システム。
  2. 前記第1条件および前記第2条件が同時に満たされる確率を算出する第2確率算出部を更に備え、
    前記比率算出部は、前記第2確率算出部により算出された確率を更に用いて前記比率を算出する請求項1に記載の補償契約支援システム。
  3. 予め顧客と決済する予決算金額、並びに、前記補償金額および前記受取金額のうちの2つを外部から取得する金額取得部と、
    前記受取金額を受け取る受取リスクと前記支払金額リスクの差を埋めるべく、前記予決算金額、前記補償金額および前記受取金額の残るひとつを決定する金額算出部と
    を更に備える請求項1または請求項2に記載の補償契約支援システム。
  4. 前記補償金額、前記受取金額および前記予決算金額のうちの2つを用いて算出された残りの一つを表示する通知部を備える請求項3に記載の補償契約支援システム。
  5. 前記リスク算出部が算出したリスクおよび前記金額算出部が算出した前記補償金額または前記受取金額または前記予決算金額を通知する通知部を備える請求項3または請求項4に記載の補償契約支援システム。
  6. 前記第1リスク要因は、金融商品の価格変動を含む請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の補償契約支援システム。
  7. 前記第1条件および前記第2条件の少なくとも一方は、前記第1リスク要因または前記第2リスク要因が、閾値として指定された損益分岐点を超過することである請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の補償契約支援システム。
  8. 前記第1リスク要因および前記第2リスク要因の少なくとも一方は、複数のリスク要因を含む請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の補償契約支援システム。
  9. 前記比率算出部は、前記第1確率算出部による確率がより高い場合に受取金額に対する補償金額の比率をより低くし、前記相関算出部による相関がより高い場合に、前記補償金額の支払と受取金額の受け取りが同一の方向に影響を与えるときには比率をより高くし、補償金額の支払と受取金額の受け取りが逆方向の影響を与えるときには前記比率をより低く算出する請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の補償契約支援システム。
  10. 第1リスク要因について第1条件が満たされた場合に顧客に補償金額を支払う支払契約と、第2リスク要因について第2条件が満たされた場合に顧客から受取金額を受け取る受取契約とを含む補償契約を締結する場合に、前記補償金額の前記受取金額に対する比率の算出を支援する補償契約支援方法であって、
    前記第1リスク要因、前記第1条件および前記補償金額、並びに、前記第2リスク要因、前記第2条件および前記受取金額をそれぞれ関連付けて、過去に結ばれた補償契約の契約実績を格納する実績データベース格納段階と、
    前記実績データベースから読み出した前記契約実績を用いて、顧客に支払った前記補償金額の総額を含む支払金額リスクを算出する支払金額リスク算出段階と、
    前記第1リスク要因および前記第2リスク要因を数値化した実値を外部から獲得して年月日に関連付けたヒストリカルデータのテーブルを、前記第1リスク要因および前記第2リスク要因の各々について個別に格納する要因統計データベース格納段階と、
    前記要因統計データベースから読み出した前記ヒストリカルデータを用いて、前記第1条件が満たされる確率および前記第2条件が満たされる確率を個別に算出する第1確率算出段階と、
    前記要因統計データベースから読み出した前記ヒストリカルデータを用いて、前記第1リスク要因および前記第2リスク要因の相関を算出する相関算出段階と、
    前記第1確率算出段階において算出した確率、前記リスク算出段階において算出した支払金額リスク、および、前記相関算出段階において算出した相関を用いて、前記補償金額の前記受取金額に対する比率を算出する比率算出段階と
    を備える補償契約支援方法。
  11. 第1リスク要因について第1条件が満たされた場合に顧客に補償金額を支払う支払契約と、第2リスク要因について第2条件が満たされた場合に顧客から受取金額を受け取る受取契約とを含む補償契約を締結する場合に、前記補償金額の前記受取金額に対する比率の算出を支援する補償契約支援プログラムであって、
    前記第1リスク要因、前記第1条件および前記補償金額、並びに、前記第2リスク要因、前記第2条件および前記受取金額をそれぞれ関連付けて、過去に結ばれた補償契約の契約実績を格納する実績データベース格納ステップと、
    前記実績データベースから読み出した前記契約実績を用いて、顧客に支払った前記補償金額の総額を含む支払金額リスクを算出する支払金額リスク算出ステップと、
    前記第1リスク要因および前記第2リスク要因を数値化した実値を外部から獲得して年月日に関連付けたヒストリカルデータのテーブルを、前記第1リスク要因および前記第2リスク要因の各々について個別に格納する要因統計データベース格納ステップと、
    前記要因統計データベースから読み出した前記ヒストリカルデータを用いて、前記第1条件が満たされる確率および前記第2条件が満たされる確率を個別に算出する第1確率算出ステップと、
    前記要因統計データベースから読み出した前記ヒストリカルデータを用いて、前記第1リスク要因および前記第2リスク要因の相関を算出する相関算出ステップと、
    前記第1確率算出ステップにおいて算出した確率、前記リスク算出ステップにおいて算出した支払金額リスク、および、前記相関算出ステップにおいて算出した相関を用いて、前記補償金額の前記受取金額に対する比率を算出する比率算出ステップと
    を処理装置に実行させる補償契約支援プログラム。
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