JP2002251519A - 補償契約支援システム、補償契約支援方法及びプログラム - Google Patents

補償契約支援システム、補償契約支援方法及びプログラム

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JP2002251519A
JP2002251519A JP2001046535A JP2001046535A JP2002251519A JP 2002251519 A JP2002251519 A JP 2002251519A JP 2001046535 A JP2001046535 A JP 2001046535A JP 2001046535 A JP2001046535 A JP 2001046535A JP 2002251519 A JP2002251519 A JP 2002251519A
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probability
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Katsunobu Hayashi
克亘 林
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Mitsui Sumitomo Insurance Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Sumitomo Insurance Co Ltd
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06Q40/00Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
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    • GPHYSICS
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    • G06Q30/00Commerce
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金融以外のカテゴリに属するリスク要因に起
因する収益リスクを少ないキャッシュフローで効率的に
減らす契約を、簡単に締結できるようにする。 【解決手段】 複数のリスク要因の統計データを格納す
るデータベース220を用いて、第1の確率算出部32
0が、リスク要因の一部に対して予め定められた第1の
条件及びリスク要因の残りが第2の条件を満たす確率を
算出する。相関算出部360が、データベース220か
ら読み出した統計データに基づいて複数のリスク要因間
の相関を算出する。比率算出部400は、リスク要因の
一部が第1の条件を満たした場合に顧客に払うべき補償
金額と、リスク要因の残りが第2の条件を満たした場合
に顧客から受け取るべき受取金額との比率を、第1の確
率算出部320による確率及び相関算出部400による
相関を用いて算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、補償契約支援シス
テム、補償契約支援方法及びプログラムに関する。特に
本発明は、顧客が抱える収益リスクをより効果的かつ簡
単に低減できるようにする補償契約支援システム、補償
契約支援方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】企業や個事業主(以下企業等と記載)
は、収益に影響を与える様々なリスク要因を抱えてい
る。この収益リスクは、企業等の事業形態により異な
る。例えば輸出入を行う企業等にとっては為替が収益リ
スクを与えるリスク要因となる。また、気温や降水量等
の天候がリスク要因となる場合もある。さらに、地震や
台風等の自然災害、GDPや失業率等の経済指標、上場
企業倒産件数や自己破産認定件数等の信用リスク等がリ
スク要因になる場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば金利や為替とい
った金融という同一のカテゴリに属するリスク要因にお
いては、いわゆるデリバディブ取引を行うことで、収益
リスクを少ないキャッシュフローで効率的に減らすこと
ができる。しかし、その他のカテゴリに属するリスク要
因に起因する収益リスクを少ないキャッシュフローで効
率的に減らすことは難しかった。
【0004】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできる補償契約支援システム、補償契約支援方法及
び記録媒体を提供することを目的とする。この目的は特
許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせ
により達成される。また従属項は本発明の更なる有利な
具体例を規定する。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1の形
態は、顧客の収益に影響を与える複数のリスク要因に起
因した収益リスクに対する補償を与える補償契約支援シ
ステムであって、複数のリスク要因の統計データを格納
する要因統計データベースと、複数のリスク要因におい
て、リスク要因の一部に対して予め定められた第1の条
件、およびリスク要因の残りが第2の条件を満たす確率
を算出する第1の確率算出部と、要因統計データベース
から読み出した統計データに基づいて複数のリスク要因
間の相関を算出する相関算出部と、リスク要因の一部が
第1の条件を満たした場合に顧客に払うべき補償金額
と、リスク要因の残りが第2の条件を満たした場合に顧
客から受け取るべき受取金額との比率を、第1の確率算
出部による確率及び相関算出部による相関を用いて算出
する比率算出部と、を備えることを特徴とする補償契約
支援システムを提供する。
【0006】上記した補償契約支援システムにおいて、
補償金額の算出の基となる第1の条件と、受取金額の算
出の基となる第2の条件と、が同時に満たされる確率を
算出する第2の確率算出部を更に備え、比率算出部は、
第2の確率算出部による確率を更に用いて比率を算出し
てもよい。顧客が希望する、補償金額、受取金額、及び
前記補償金額によるリスクと前記受取金額によるリスク
との差を埋めるために顧客から予め受け取るべきあるい
は顧客に予め支払う金額である予決算金額のうちいずれ
か2つを取得する金額取得部と、金額取得部が取得した
補償金額、受取金額、及び予決算金額のいずれか2つ
と、比率算出部による比率を用いて、補償金額、受取金
額、及び予決算金額のうちの残りの一つを算出する金額
算出部と、を備えてもよい。補償契約支援システムが与
えた補償に関するデータを格納する実績データベース
と、実績データベース及びリスク要因の現在の値を用い
て、補償契約支援システムを介して締結された契約が現
在有する支払金額リスクを算出するリスク算出部と、を
更に備えてもよい。補償契約支援システムが与えた補償
に関するデータを格納する実績データベースと、実績デ
ータベース及びリスク要因の第1の条件若しくは第2の
条件を用いて、補償契約支援システムが契約条件におい
て有する支払金額リスクを算出するリスク算出部と、を
更に備え、比率算出部は、比率を算出する際に、更に、
支払金額リスクを用いてもよい。
【0007】本発明の第2の形態は、顧客の収益に影響
を与える複数のリスク要因又は金融商品の価格変動に起
因した収益リスクに対する補償を与える補償契約支援シ
ステムであって、リスク要因の統計データを格納する要
因統計データベースと、金融商品の価格変動の統計デー
タを格納する金融統計データベースと、リスク要因が予
め定められた第1又は第2の条件を満たす確率を算出す
るとともに、金融商品の価格が予め定められた第1又は
第2の条件を満たす確率を算出する第1の確率算出部
と、金融統計データベース及び要因統計データベースを
用いて金融商品の価格とリスク要因の相関を調べる相関
算出部と、リスク要因及び金融商品の価格の一方が第1
の条件を満たした場合に顧客に払うべき補償金額と、リ
スク要因及び金融商品の価格の他方が第2の条件を満た
した場合に顧客から受け取るべき受取金額との比率を、
第1の確率算出部による確率及び相関算出部による相関
を用いて算出する比率算出部と、を備えることを特徴と
する補償契約支援システムを提供する。
【0008】上記補償契約支援システムにおいて、補償
金額の算出の基となる第1の条件と、受取金額の算出の
基となる第2の条件と、が同時に満たされる確率を算出
する第2の確率算出部を更に備え、比率算出部は、更に
第2の確率算出部による確率を用いて比率を算出しても
よい。顧客が希望する、補償金額、受取金額、及び補償
金額と受取金額の差を埋めるために顧客から予め受け取
るべき金額である予決算金額のうちいずれか2つを取得
する金額取得部と、金額取得部が取得した補償金額、受
取金額、及び予決算金額のいずれか2つと、比率算出部
による比率を用いて、補償金額、受取金額、及び予決算
金額のうちの残りの一つを算出する金額算出部と、を備
えてもよい。補償契約支援システムが与えた補償に関す
るデータを格納する実績データベースと、実績データベ
ース及びリスク要因の現在の値を用いて、補償契約支援
システムが現在有する支払金額リスクを算出するリスク
算出部と、を更に備えてもよい。補償契約支援システム
が与えた補償に関するデータを格納する実績データベー
スと、実績データベース及びリスク要因の第1の条件若
しくは第2の条件を用いて、補償契約支援システムが契
約条件において有する支払金額リスクを算出するリスク
算出部と、を更に備え、比率算出部は、比率を算出する
際に、更に、支払金額リスクを用いてもよい。
【0009】本発明の第3の形態は、顧客の収益に影響
を与える複数のリスク要因に起因した収益変動に対する
補償を与える補償契約支援方法であって、複数のリスク
要因の統計データを管理し、複数のリスク要因のそれぞ
れにおいて、リスク要因毎に予め定められた第1又は第
2の条件を満たす確率を算出し、統計データに基づいて
複数のリスク要因間の相関を算出し、複数のリスク要因
の一部が第1の条件を満たした場合に顧客に払うべき補
償金額と、残りのリスク要因が第2の条件を満たした場
合に顧客から受け取るべき受取金額との比率を、確率算
出部による確率及び相関算出部による相関を用いて算出
し、顧客が希望する、補償金額、受取金額、及び前記補
償金額によるリスクと前記受取金額によるリスクとの差
を埋めるために前記顧客から予め受け取るべきあるいは
前記顧客に予め支払う金額である予決算金額のうちいず
れか2つを取得し、取得した補償金額、受取金額、及び
予決算金額のいずれか2つと、比率算出部による比率を
用いて、補償金額、受取金額、及び予決算金額のうちの
残りの一つを算出して出力することを特徴とする補償契
約支援方法を提供する。
【0010】本発明の第4の形態は、顧客の収益に影響
を与える複数のリスク要因又は金融商品の価格変動に起
因した収益リスクに対する補償を与える補償契約支援方
法であって、リスク要因の統計データ、および金融商品
の価格変動の統計データを管理し、リスク要因におい
て、リスク要因毎に予め定められた第1又は第2の条件
を満たす確率を算出するとともに、金融商品の価格にお
いて、金融商品の価格が予め定められた第1又は第2の
価格条件を満たす確率を算出し、金融統計データベース
及び要因統計データベースを用いて金融商品の価格とリ
スク要因の相関を算出し、リスク要因及び金融商品の価
格の一方が第1の条件又は価格条件を満たした場合に顧
客に払うべき補償金額と、リスク要因及び金融商品の価
格の他方が第2の条件又は価格条件を満たした場合に顧
客から受け取るべき受取金額との比率を、第1の確率算
出部による確率及び相関算出部による相関を用いて算出
し、顧客が希望する、補償金額、受取金額、及び前記補
償金額によるリスクと前記受取金額によるリスクとの差
を埋めるために前記顧客から予め受け取るべきあるいは
前記顧客に予め支払う金額である予決算金額のうちいず
れか2つを取得し、取得した補償金額、受取金額、及び
予決算金額のいずれか2つと、比率算出部による比率を
用いて、補償金額、受取金額、及び予決算金額のうちの
残りの一つを算出して出力することを特徴とする補償契
約支援方法を提供する。
【0011】本発明の第5の形態は、顧客の収益に影響
を与える複数のリスク要因に起因した収益変動に対する
補償を算出するプログラムを格納した記録媒体であっ
て、プログラムは、複数のリスク要因の統計データを格
納する要因統計データベースを用いて、複数のリスク要
因のそれぞれにおいて、リスク要因毎に予め定められた
第1又は第2の条件を満たす確率を算出する第1の確率
算出モジュールと、要因統計データベースから読み出し
た統計データに基づいて複数のリスク要因間の相関を算
出する相関算出部モジュールと、複数のリスク要因の一
部が第1の条件を満たした場合に顧客に払うべき補償金
額と、残りのリスク要因が第2の条件を満たした場合に
顧客から受け取るべき受取金額との比率を、確率算出部
による確率及び相関算出部による相関を用いて算出する
比率算出モジュールと、を備えることを特徴とする記録
媒体を提供する。
【0012】本発明の第6の形態は、顧客の収益に影響
を与える複数のリスク要因又は金融商品の価格変動に起
因した収益変動に対する補償を算出するプログラムを格
納した記録媒体であって、プログラムは、リスク要因の
統計データを格納する要因統計データベースを用いて、
リスク要因毎に予め定められた第1又は第2の条件を満
たす確率を算出するとともに、金融商品の価格変動の統
計データを格納する金融統計データベースを用いて、金
融商品の価格が予め定められた第1又は第2の価格条件
を満たす確率を算出する第1の確率算出モジュールと、
金融統計データベース及び要因統計データベースを用い
て金融商品の価格とリスク要因の相関を調べる相関算出
モジュールと、リスク要因及び金融商品の価格の一方が
第1の条件又は価格条件を満たした場合に顧客に払うべ
き補償金額と、リスク要因及び金融商品の価格の他方が
第2の条件又は価格条件を満たした場合に顧客から受け
取るべき受取金額との比率を、第1の確率算出部による
確率及び相関算出部による相関を用いて算出する比率算
出モジュールと、を備えることを特徴とする記録媒体を
提供する。
【0013】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0015】図1は、本発明の一実施例である補償契約
支援システム200の構成の一例を示す。補償契約支援
システム200は、保険会社等の契約主体が管理するシ
ステムである。補償契約支援システム200は、データ
ベースとして要因統計データベース220、金融統計デ
ータベース240、及び実績データベース260を備
え、機能部として第1の確率算出部320、第2の確率
算出部340、相関算出部360、リスク算出部38
0、比率算出部400、金額取得部420、金額算出部
440、及び通知部460を備える。補償契約支援シス
テム200は、企業等の顧客の収益に影響を与えるリス
ク要因或いは金融商品である第1要因が第1の条件を満
たしたときの収益リスクに対して補償金を支払う契約
と、該顧客が有する他のリスク要因或いは金融商品であ
る第2要因が第2の条件を満たしたときに顧客から受取
金銭を受け取る契約とを同時に締結することで、少ない
キャッシュフローで収益リスクを効率的に減らすことを
支援するシステムである。ここで、契約の対象となる第
1及び第2要因はそれぞれ単数でも複数でもよく、これ
ら要因の少なくとも1つは、金融商品以外のリスク要因
である。また、上記した第1及び第2の条件は、ある値
以上若しくは以下といったしきい値指定でもよい。しき
い値としては、損益分岐点が多用される。上記した第1
及び第2の条件がしきい値指定の場合、補償金額及び受
取金額は、リスク要因のしきい値超過量に比例する契約
としてもよい。また、要因統計データベース220、金
融統計データベース240、実績データベース260は
日々追加・更新されている。
【0016】要因統計データベース220は、顧客のリ
スク要因となりうる項目の統計データを格納する。要因
統計データベース220に格納されるリスク要因として
は、例えば夏の平均気温や年間降水量、積雪量等の天候
に関する要因、地震や台風等の自然災害に関する要因、
GDPや失業率等の経済指標に関する要因、上場企業倒
産件数や自己破産認定件数等の信用リスクに関する要因
等があるが、これらに限定されない。図2は、要因統計
データベース220の一例を示す。本例において、要因
統計データベース220は、リスク要因のカテゴリ毎に
テーブルを有する。各テーブルは年月日とリスク要因の
実値とを対応させたヒストリカルデータを格納する。ま
た、天候等の地域依存があるリスク要因に関しては、更
に地域毎のテーブルを有する。その他、要因統計データ
ベース220に格納される統計データは、リスク要因が
ある値となった回数を示すデータをリスク要因の値に対
応付けて格納してもよく、リスク要因がある値になる確
率データでもよい。
【0017】金融統計データベース240は、円ドルレ
ート等の為替や金利、日経平均等の証券相場等の金融に
関するリスク要因の統計データを格納する。図3は金融
統計データベース240の一例を示す。本例において、
金融統計データベース240は金融に関するリスク要因
毎にテーブルを有する。各テーブルは、各リスク要因の
ヒストリカルデータを格納する。
【0018】実績データベース260は、補償契約支援
システム200を介して成立した補償契約の実績を格納
する。図4は、実績データベース260の一例を示す。
本例において、実績データベース260は契約番号フィ
ールド、顧客名フィールド、要因フィールド、条件フィ
ールドを有する。契約番号フィールドは各契約固有の契
約番号を格納する。顧客名フィールドは各契約の主体と
なる顧客名を格納する。要因フィールドは契約の対象と
なるリスク要因或いは金融商品すなわち第1および第2
要因を特定する情報を格納する。条件フィールドは、各
契約における他の条件を格納する。他の条件の具体例と
しては、上記した第1及び第2の条件、補償金額、及び
受取金額等がある。
【0019】図1に戻り、第1の確率算出部320は、
第1要因が第1の条件を満たす確率と、第2要因が第2
の要件を満たす確率を、要因統計データベース220を
用いてそれぞれ算出し、比率算出部400に出力する。
【0020】第2の確率算出部340は、第1要因の第
1の条件と、第2要因の第2の条件とが同時に満たされ
る確率を、要因統計データベース220を用いて算出
し、比率算出部400に出力する。ここで、第1及び第
2要因の少なくとも一方が複数ある場合、第2の確率算
出部340は各組合わせについて上記した確率をそれぞ
れ算出する。
【0021】相関算出部360は、要因統計データベー
ス220を用いて第1及び第2要因間の相関を調べ、こ
れらの相関を示す相関情報を比率算出部400に出力す
る。ここで、第1及び第2要因が計3つ以上ある場合
は、これらの全ての組合せについて相関を調べる。
【0022】リスク算出部380は、実績データベース
260に格納されている契約実績を用いて、補償契約支
援システム200が抱える支払金額リスクすなわち補償
契約支援システム200を介して行われた契約によって
契約主体に発生する支払金額リスクを算出し、比率算出
部400及び通知部460に出力する。リスク算出部3
80によって算出される支払金額リスクは、より詳細に
は出力先による。例えば通知部460に出力される支払
金額リスクは、現在の各リスク要因の値において、補償
契約支援システム200を介して行われた契約に基づい
て契約主体が支払うべき補償金額或いは受け取るべき受
取金額の各契約毎の値、およびこれら補償金額および受
取金額の総額である。また、比率算出部400に出力さ
れる支払金額リスクは、第1リスク要因が第1の条件を
満たした場合及び第2要因が第2の条件を満たした場合
において、補償契約支援システム200を介して行われ
た契約に基づいて契約主体が支払うべき補償金額の総
計、或いは契約主体が受け取るべき受取金額の総計であ
る。また、リスク算出部380は、新たな契約を結ぶ場
合に当該契約条件において補償契約支援システム200
が抱える支払金額リスクを算出して比率算出部400及
び通知部460に出力する。通知部460に出力される
支払金額リスクを確認することで、契約主体は補償契約
支援システム200を介して行われた契約により自己が
現在抱えるリスクを認識できる。
【0023】比率算出部400は、第1の確率算出部3
20による確率、第2の確率算出部340による確率、
相関算出部360による相関、及びリスク算出部380
による支払金額リスクを用いて、第1要因が第1の条件
を満たした場合に顧客に支払うべき補償金額の、第2要
因が第2の条件を満たした場合に顧客から受け取るべき
受取金額に対する比率を算出する。具体的には、比率算
出部400は、第1の確率算出部320による確率が高
い場合には、補償金を支払う確率が高くなるため、比率
を低くする。逆に第1の確率算出部320による確率が
低い場合は、補償金を支払う確率は低いため、比率算出
部400は比率を高くする。また、比率算出部400
は、第2の確率算出部340による確率が高い場合に
は、契約主体が企業等に補償金を支払う場合には、同時
に企業等が契約主体に受取金を支払う確率が高くなるた
め、比率を高くする。逆に第2の確率算出部340によ
る確率が低い場合は契約主体が受取金を受け取ることな
く企業等に補償金を支払う確率が高くなるため、比率算
出部400は比率を低くする。
【0024】さらに、比率算出部400は、相関算出部
360による相関及びリスク算出部380による支払金
額リスクによって比率を修正する。具体的には、比率算
出部400は、相関算出部360による相関が高い場
合、すなわち企業収益に対して同時に同一方向の影響を
与える確率が高い場合には、契約主体が受取金を受け取
ることなく企業等に補償金を支払う確率が高くなるた
め、比率を低くする。逆に、相関算出部360による相
関が高い場合、すなわち企業収益に対して同時に逆方向
の影響を与える確率が高い場合には、契約主体が企業等
に補償金を支払う場合には、同時に企業等が契約主体に
受取金を支払う確率が高くなるため、比率算出部400
は比率を高くする。また、比率算出部400は、例え
ば、リスク算出部380による支払金額リスクが高い場
合、すなわち当該補償契約支援システム200が与えた
補償に起因して、契約条件にて有する支払金額リスクが
高い場合には比率を低くし、支払金額リスクが低い場合
には比率を高くする。
【0025】すなわち、比率算出部400は、第2の確
率算出部340による確率、相関算出部360による相
関、及びリスク算出部380による支払金額リスクを用
いることで、より高精度の比率を算出する。
【0026】金額取得部420は、第1要因が第1の条
件を満たしたときに顧客が希望する補償金額と、第2要
因が第2の条件を満たしたときに顧客が希望する受取金
額と、補償金額によるリスクと受取金額によるリスクと
の差を埋めるために顧客から予め受け取るべきあるいは
顧客に予め支払う金額である予決算金額のうち、いずれ
か2つを外部から取得する。具体的には、金銭取得部4
20はキーボードなどの入力装置を介して顧客が希望す
る補償金額及び受取金額、予決算金額を取得する。
【0027】金額算出部440は、比率算出部400が
算出した比率と、金額取得部420が取得した補償金
額、受取金額、及び予決算金額のうちの2つを用いて、
残りの一つを算出し、通知部460に出力する。具体例
として、金額取得部420が補償金額及び受取金額を取
得した場合を考える。この場合、金額算出部440は比
率を用いて補償金額を受取金額相当額に返還し、変換後
の受取金額相当額と取得した受取金額から予決算金額を
算出する。
【0028】通知部460は、リスク算出部380が算
出したリスク、及び金額算出部440が算出した補償金
額又は受取金額又は予決算金額を外部に通知する。例え
ば、通知部460はプリンターや表示装置等にリスクや
補償金額等を出力したり、或いは電子メールで直接顧客
の端末に補償金額等を出力することで、顧客や契約主体
に補償金額等を通知する。
【0029】図5は、補償契約支援システム200のハ
ードウエア構成図の一例を示す。本例において、補償契
約支援システム200は、CPU(central processing
unit)602、ROM(read only memory)604、
RAM(random access memory)606、ディスプレイ6
08、プリンター610、入力装置612、ハードディ
スク装置614、FD(floppy disk)ドライブ61
6、及びCD−ROM(compact disk ROM)ドライブ6
18を有する。
【0030】CPU602は、RAM606及びROM
604に格納されたプログラムに基づいて処理を行う。
ディスプレイ608は、各種情報を表示する。プリンタ
ー610は各種情報を印刷する。入力装置612は、補
償契約支援システム200に対する設定等を入力する。
FDドライブ616は、フロッピー(登録商標)ディス
ク620からデータ又はプログラムを読み取ってCPU
602に渡す。CD−ROMドライブ618は、CD−
ROM622からデータ又はプログラムを読み取ってC
PU602に渡す。ハードディスク618は、FDドラ
イブ616又はCD−ROMドライブ618によって読
み出されたデータ又はプログラムや、CPU602がプ
ログラムを実行することにより作成されたデータを記憶
するとともに、記憶したデータ又はプログラムを読み取
ってCPU602に渡す。
【0031】本例では、上述した補償契約支援システム
200の各機能部を実現するプログラムを有するCD−
ROM622から、当該プログラムを読み出してハード
ディスク618にインストールさせておき、ハードディ
スク618から当該プログラムを読出してCPU602
が実行することにより、上記補償契約支援システム20
0の機能部を実現する。前記したプログラムは、より具
体的には、第1の確率算出部320を実現する第1の確
率算出モジュール、第2の確率算出部340を実現する
第2の確率算出モジュール、相関算出部360を実現す
る相関算出モジュール、リスク算出部380を実現する
リスク算出モジュール、比率算出部400を実現する比
率算出モジュール、金額取得部420を実現する金額取
得モジュール、金額算出部440を実現する金額算出モ
ジュール、及び通知部460を実現する通知モジュール
を有する。また、前記したプログラムは、CD−ROM
622ではなくフロッピーディスク620や、MOやM
Dなど他の記録媒体に格納されてもよい。
【0032】図6は、補償契約支援システム200の動
作の一例を示す。本例は、補償契約支援システム200
を用いて補償契約を支援する動作を示す。まず、顧客が
希望する契約条件を取得する(S120)。契約条件に
は契約対象となるリスク要因或いは金融商品、顧客が希
望する補償金額と受取金額と予決算金額のうちの2つ、
そして第1及び第2の条件が含まれる。そして、補償契
約支援システム200は契約対象となるリスク要因或い
は金融商品を第1要因及び第2要因として認識し(S1
40)、第1及び第2要因に関する統計データを要因統
計データベース220又は金融商品統計データベース2
40から抽出する(S160)。そして、相関算出部3
60を用いて第1要因及び第2要因を構成するリスク要
因或いは金融商品間の相関を算出し(S180)、第1
の確率算出部320を用いて第1要因が第1の条件を満
たす確率及び第2要因が第2の条件を満たす確率を算出
し(S200)、第2の確率算出部340が第1要因に
おける第1の条件と第2要因における第2の条件が同時
に満たされる確率を算出し(S220)、取得した補償
金額、受取金額、予納金額のうちの2つを認識する(S
240)。そして、リスク算出部380を用いて、第1
の条件又は第2の条件が満たされた場合に補償契約支援
システム200が有する支払金額リスクを算出する(S
260)。S180〜S260の動作の順序は例示に限
定されず、任意である。そして、補償金額、受取金額、
予決算金額の残りの一つを算出する(S280)。そし
て、算出した補償金額或いは受取金額或いは予決算金額
を通知部460を用いて通知する(S300)。そして
契約が締結された場合(S320)は補償金額、受取金
額、予決算金額等の契約データを契約番号に対応付けて
実績データベース260に格納し(S340)、動作を
終了する。
【0033】上述した補償契約支援システム200を介
した契約では、契約時におけるキャッシュフローは予決
算金額のみである。従って、補償契約支援システム20
0を用いることで、契約主体及び顧客は、金融以外のカ
テゴリに属するリスク要因に起因する収益リスクを少な
いキャッシュフローで効率的に減らす契約を、簡単に締
結することができる。
【0034】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を
加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、
特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0035】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば、金融以外のカテゴリに属するリスク要因に起因
する収益リスクを少ないキャッシュフローで効率的に減
らす契約を支援することで収益リスクを減らすことがで
きる補償契約支援システム、補償契約支援方法、および
記録媒体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である補償契約支援システム
200の構成の一例を示す。
【図2】要因統計データベース220の一例を示す。
【図3】金融統計データベース240の一例を示す。
【図4】実績データベース260の一例を示す。
【図5】補償契約支援システム200のハードウエア構
成図の一例を示す。
【図6】補償契約支援システム200の動作の一例を示
す。
【符号の説明】
200 補償契約支援システム 220 要因統計データベース 240 金融統計データベース 260 実績データベース 320 第1の確率算出部 340 第2の確率算出部 360 相関算出部 380 リスク算出部 400 比率算出部 420 金額取得部 440 金額算出部 460 通知部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客の収益に影響を与える複数のリスク
    要因に起因した収益リスクに対する補償を与える補償契
    約支援システムであって、 前記複数のリスク要因の統計データを格納する要因統計
    データベースと、 前記複数のリスク要因において、前記リスク要因の一部
    に対して予め定められた第1の条件、および前記リスク
    要因の残りが第2の条件を満たす確率を算出する第1の
    確率算出部と、 前記要因統計データベースから読み出した統計データに
    基づいて前記複数のリスク要因間の相関を算出する相関
    算出部と、 前記リスク要因の一部が前記第1の条件を満たした場合
    に前記顧客に払うべき補償金額と、前記前記リスク要因
    の残りが前記第2の条件を満たした場合に前記顧客から
    受け取るべき受取金額との比率を、前記第1の確率算出
    部による確率及び前記相関算出部による相関を用いて算
    出する比率算出部と、を備えることを特徴とする補償契
    約支援システム。
  2. 【請求項2】 前記補償金額の算出の基となる前記第1
    の条件と、前記受取金額の算出の基となる前記第2の条
    件と、が同時に満たされる確率を算出する第2の確率算
    出部を更に備え、 前記比率算出部は、前記第2の確率算出部による確率を
    更に用いて前記比率を算出することを特徴とする請求項
    1に記載の補償契約支援システム。
  3. 【請求項3】 顧客が希望する、前記補償金額、前記受
    取金額、及び前記補償金額によるリスクと前記受取金額
    によるリスクとの差を埋めるために前記顧客から予め受
    け取るべきあるいは前記顧客に予め支払う金額である予
    決算金額のうちいずれか2つを取得する金額取得部と、 前記金額取得部が取得した補償金額、受取金額、及び予
    決算金額のいずれか2つと、前記比率算出部による前記
    比率を用いて、前記補償金額、受取金額、及び予決算金
    額のうちの残りの一つを算出する金額算出部と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の補償契約支
    援システム。
  4. 【請求項4】 前記補償契約支援システムが与えた補償
    に関するデータを格納する実績データベースと、 前記実績データベース及び前記リスク要因の現在の値を
    用いて、前記補償契約支援システムを介して締結された
    契約が現在有する支払金額リスクを算出するリスク算出
    部と、 を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の補償契
    約支援システム。
  5. 【請求項5】 前記補償契約支援システムが与えた補償
    に関するデータを格納する実績データベースと、 前記実績データベース及び前記リスク要因の第1の条件
    若しくは第2の条件を用いて、前記補償契約支援システ
    ムが、当該補償契約支援システムが与えた補償に起因し
    て有する支払金額リスクを算出するリスク算出部と、 を更に備え、 前記比率算出部は、前記比率を算出する際に、更に、前
    記支払金額リスクを用いることを特徴とする請求項1に
    記載の補償契約支援システム。
  6. 【請求項6】 顧客の収益に影響を与える複数のリスク
    要因又は金融商品の価格変動に起因した収益リスクに対
    する補償を与える補償契約支援システムであって、 前記リスク要因の統計データを格納する要因統計データ
    ベースと、 前記金融商品の価格変動の統計データを格納する金融統
    計データベースと、 前記リスク要因が予め定められた第1又は第2の条件を
    満たす確率を算出するとともに、前記金融商品の価格が
    予め定められた第1又は第2の条件を満たす確率を算出
    する第1の確率算出部と、 前記金融統計データベース及び前記要因統計データベー
    スを用いて前記金融商品の価格と前記リスク要因の相関
    を調べる相関算出部と、 前記リスク要因及び前記金融商品の価格の一方が前記第
    1の条件を満たした場合に前記顧客に払うべき補償金額
    と、前記リスク要因及び前記金融商品の価格の他方が前
    記第2の条件を満たした場合に前記顧客から受け取るべ
    き受取金額との比率を、前記第1の確率算出部による確
    率及び前記相関算出部による相関を用いて算出する比率
    算出部と、を備えることを特徴とする補償契約支援シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記補償金額の算出の基となる前記第1
    の条件と、前記受取金額の算出の基となる前記第2の条
    件と、が同時に満たされる確率を算出する第2の確率算
    出部を更に備え、 前記比率算出部は、更に前記第2の確率算出部による確
    率を用いて前記比率を算出することを特徴とする請求項
    6に記載の補償契約支援システム。
  8. 【請求項8】 顧客が希望する、前記補償金額、前記受
    取金額、及び前記補償金額と前記受取金額の差を埋める
    ために前記顧客から予め受け取るべき金額である予決算
    金額のうちいずれか2つを取得する金額取得部と、 前記金額取得部が取得した補償金額、受取金額、及び予
    決算金額のいずれか2つと、前記比率算出部による前記
    比率を用いて、前記補償金額、受取金額、及び予決算金
    額のうちの残りの一つを算出する金額算出部と、 を備えることを特徴とする請求項6に記載の補償契約支
    援システム。
  9. 【請求項9】 前記補償契約支援システムが与えた補償
    に関するデータを格納する実績データベースと、 前記実績データベース及び前記リスク要因の現在の値を
    用いて、前記補償契約支援システムが現在有する支払金
    額リスクを算出するリスク算出部と、 を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の補償契
    約支援システム。
  10. 【請求項10】 前記補償契約支援システムが与えた補
    償に関するデータを格納する実績データベースと、 前記実績データベース及び前記リスク要因の第1の条件
    若しくは第2の条件を用いて、前記補償契約支援システ
    ムが契約条件において有する支払金額リスクを算出する
    リスク算出部と、 を更に備え、 前記比率算出部は、前記比率を算出する際に、更に、前
    記支払金額リスクを用いることを特徴とする請求項6に
    記載の補償契約支援システム。
  11. 【請求項11】 顧客の収益に影響を与える複数のリス
    ク要因に起因した収益変動に対する補償を与える補償契
    約支援方法であって、 前記複数のリスク要因の統計データを管理し、 前記複数のリスク要因のそれぞれにおいて、前記リスク
    要因毎に予め定められた第1又は第2の条件を満たす確
    率を算出し、 前記統計データに基づいて前記複数のリスク要因間の相
    関を算出し、 前記複数のリスク要因の一部が前記第1の条件を満たし
    た場合に前記顧客に払うべき補償金額と、残りの前記リ
    スク要因が前記第2の条件を満たした場合に前記顧客か
    ら受け取るべき受取金額との比率を、前記確率算出部に
    よる確率及び前記相関算出部による相関を用いて算出
    し、 顧客が希望する、前記補償金額、前記受取金額、及び前
    記補償金額によるリスクと前記受取金額によるリスクと
    の差を埋めるために前記顧客から予め受け取るべきある
    いは前記顧客に予め支払う金額である予決算金額のうち
    いずれか2つを取得し、 前記取得した補償金額、受取金額、及び予決算金額のい
    ずれか2つと、前記比率算出部による前記比率を用い
    て、前記補償金額、受取金額、及び予決算金額のうちの
    残りの一つを算出して出力することを特徴とする補償契
    約支援方法。
  12. 【請求項12】 顧客の収益に影響を与える複数のリス
    ク要因又は金融商品の価格変動に起因した収益リスクに
    対する補償を与える補償契約支援方法であって、 前記リスク要因の統計データ、および前記金融商品の価
    格変動の統計データを管理し、 前記リスク要因において、前記リスク要因毎に予め定め
    られた第1又は第2の条件を満たす確率を算出するとと
    もに、前記金融商品の価格において、前記金融商品の価
    格が予め定められた第1又は第2の価格条件を満たす確
    率を算出し、 前記金融統計データベース及び前記要因統計データベー
    スを用いて前記金融商品の価格と前記リスク要因の相関
    を算出し、 前記リスク要因及び前記金融商品の価格の一方が前記第
    1の条件又は価格条件を満たした場合に前記顧客に払う
    べき補償金額と、前記リスク要因及び前記金融商品の価
    格の他方が前記第2の条件又は価格条件を満たした場合
    に前記顧客から受け取るべき受取金額との比率を、前記
    第1の確率算出部による確率及び前記相関算出部による
    相関を用いて算出し、 顧客が希望する、前記補償金額、前記受取金額、及び前
    記補償金額によるリスクと前記受取金額によるリスクと
    の差を埋めるために前記顧客から予め受け取るべきある
    いは前記顧客に予め支払う金額である予決算金額のうち
    いずれか2つを取得し、 前記取得した補償金額、受取金額、及び予決算金額のい
    ずれか2つと、前記比率算出部による前記比率を用い
    て、前記補償金額、受取金額、及び予決算金額のうちの
    残りの一つを算出して出力することを特徴とする補償契
    約支援方法。
  13. 【請求項13】 顧客の収益に影響を与える複数のリス
    ク要因に起因した収益変動に対する補償を算出するプロ
    グラムであって、 前記複数のリスク要因の統計データを格納する要因統計
    データベースを用いて、前記複数のリスク要因のそれぞ
    れにおいて、前記リスク要因毎に予め定められた第1又
    は第2の条件を満たす確率を算出する第1の確率算出モ
    ジュールと、 前記要因統計データベースから読み出した統計データに
    基づいて前記複数のリスク要因間の相関を算出する相関
    算出部モジュールと、 前記複数のリスク要因の一部が前記第1の条件を満たし
    た場合に前記顧客に払うべき補償金額と、残りの前記リ
    スク要因が前記第2の条件を満たした場合に前記顧客か
    ら受け取るべき受取金額との比率を、前記確率算出部に
    よる確率及び前記相関算出部による相関を用いて算出す
    る比率算出モジュールと、を備えることを特徴とするプ
    ログラム。
  14. 【請求項14】 顧客の収益に影響を与える複数のリス
    ク要因又は金融商品の価格変動に起因した収益変動に対
    する補償を算出するプログラムであって、 前記リスク要因の統計データを格納する要因統計データ
    ベースを用いて、前記リスク要因毎に予め定められた第
    1又は第2の条件を満たす確率を算出するとともに、前
    記金融商品の価格変動の統計データを格納する金融統計
    データベースを用いて、前記金融商品の価格が予め定め
    られた第1又は第2の価格条件を満たす確率を算出する
    第1の確率算出モジュールと、 前記金融統計データベース及び前記要因統計データベー
    スを用いて前記金融商品の価格と前記リスク要因の相関
    を調べる相関算出モジュールと、 前記リスク要因及び前記金融商品の価格の一方が前記第
    1の条件又は価格条件を満たした場合に前記顧客に払う
    べき補償金額と、前記リスク要因及び前記金融商品の価
    格の他方が前記第2の条件又は価格条件を満たした場合
    に前記顧客から受け取るべき受取金額との比率を、前記
    第1の確率算出部による確率及び前記相関算出部による
    相関を用いて算出する比率算出モジュールと、を備える
    ことを特徴とするプログラム。
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