JP4674526B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、シートカバーの脱着が可能な車両用シートに関する。
脱着式のシートカバーをシート本体側に留める手段として、面ファスナーを用いることが一般化されている。面ファスナーが、表面に多数の細かいフックを備えた要素と、表面に多数の細かいループを備えた要素との組み合わせからなるのは周知のとおりである。そして一方の要素(フック)がシート本体の所定箇所に接着剤などによって取り付けられ、他方の要素(ループ)がシートカバー内側に縫製などによって取り付けられる。シートカバーの開放部については、その周縁に沿って面ファスナーを連続して設け、あるいは特許文献1で開示されているように面ファスナーと固定バンドとを併用するなどして、シートカバー周縁の浮き上がりを抑えるように考慮している。
実開平7−34764号公報
面ファスナーによってシートカバーの周縁をシート本体に接合する場合、この周縁の正確な位置が決まらず、シートカバーをシート本体に適正に被せ付けるのが難しい。またシートカバーの縁がシート本体から浮き上がったように見え、脱着式のシートカバーであるための後付け感がつよく表れて好ましくない。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、シート本体に対する脱着式シートカバーの被せ付けを誰もが正確に行えるようにし、かつ、脱着式シートカバーの後付け感をなくすることである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、シート本体に対してシートカバーが脱着可能に被せ付けられた車両用シートであって、シート本体には脱着式のシートカバーで被われるカバーリング領域と、それ以外の領域との境目に縁取り部材が連続して設けられている。この縁取り部材は、シートカバーの周縁の厚みに対応した分だけカバーリング領域の表面から突出している。カバーリング領域には、縁取り部材に沿って面ファスナーを構成する片方の要素が設けられている。シートカバーの周縁の内側には、面ファスナーを構成する他方の要素が設けられている。
この構成によれば、シートカバーの周縁をシート本体の縁取り部材に合わせて位置決めしながら面ファスナーを接合していくことで、シート本体に対してシートカバーを誰もが正確に被せ付けることができる。そして被せ終えたシートカバーの周縁と縁取り部材とは、相互の表面が意匠的につながって見え、脱着式のシートカバーであっても、その後付け感が解消される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載された車両用シートであって、シートカバーの周縁の内側と、ここに設けられる面ファスナーとの間に、所定の剛性を有する芯材が挟み込まれている。
これにより、シートカバーの周縁を縁取り部材に合わせて位置決めしながら面ファスナーを接合する作業が容易となり、また被せ終えたシートカバーの周縁が波打つことも防止される。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載された車両用シートであって、縁取り部材の表面がシートカバーと対応する質感の表皮材で被われている。
これにより、シートカバーの周縁と縁取り部材との相互の表面が、さらに意匠的につながって見える。
請求項4に記載の発明は、請求項1,2または3に記載された車両用シートであって、シート本体のカバーリング領域に設けられる面ファスナーが、縁取り部材と一体的にカバーリング領域側に突出させたプレート部材に接着されている。
これにより、シートカバーの周縁がシート本体側から浮き上がることを、より効果的に防止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
図1は車両用シートを表した側面図である。この図面で示すように本実施の形態のシート本体10は、シートクッション10Aとシートバック10Bとが一体的に連続した構造となっている。そして、シートクッション10Aの下部側のフロントと両サイドとは樹脂製のシールド17で被われ、シートバック10Bの背面は同じく樹脂製のバックボード18で被われている。これらのシールド17及びバックボード18は、個々の材質や色彩を合わせて一体感をもたせている。
シート本体10において、シールド17及びバックボード18を除く表面側は、脱着式のシートカバー20によって被われている。このシートカバー20で被われたシート本体10のカバーリング領域と、それ以外の領域、つまりシールド17及びバックボード18との境目には縁取り部材30が連続して設けられている。この縁取り部材30は、後で詳しく説明する重要な機能に加え、シートの外観に意匠ラインとしてアクセントをつける機能をもたせることもできる。
図2は、図1のA−A矢視方向の拡大断面図である。図3は、図2の一部を拡大して表した断面図である。これらの図面はシートクッション10Aの断面を示しているが、シートバック10Bの断面も構造的には同じである。したがってシートクッション10Aの構造をシート本体10のものとして説明する。図2で示すようにシート本体10のカバーリング領域はパッド12で構成され、このパッド12の表面はファブリックなどの固定表皮14で被われている。そして、この固定表皮14の表面を被うように脱着式のシートカバー20が被せ付けられている。シートカバー20における開放部の周縁22は、樹脂製の芯材24を巻き込んだ状態で折り返して縫製されている。
縁取り部材30は樹脂製であって、シールド17(あるいはバックボード18)の縁部に接着によって固定されている。この縁取り部材30は、シートカバー20における周縁22の厚み、あるいはそれ以上の寸法の厚みがある。したがって縁取り部材30は、その厚み分だけカバーリング領域であるパッド12側の表面から突出し、それによって連続する段差面をつくっている。縁取り部材30の表面は、ファブリックなどによるシートカバー20と対応する質感の表皮材32で被われている。この表皮材32の色によっては、前記のように縁取り部材30をシート外観の意匠ラインとして機能させることができる。縁取り部材30の裏面には、樹脂製のプレート部材34が接着によって固定されている。このプレート部材34は、カバーリング領域であるパッド12側に張り出した状態で、かつ縁取り部材30に沿って連続している。
シートカバー20を、シート本体10のカバーリング領域に被せ付けた状態に保持する手段として面ファスナー40,42を用いている(図2)。シートカバー20の周縁22をシート本体10側に接合するための面ファスナー40は、それを構成する一方の要素40Aが縁取り部材30のプレート部材34に対して接着によって連続して設けられている。そして面ファスナー40を構成する他方の要素40Bは、シートカバー20における周縁22の内側に折り返し部の縫製によって芯材24と共に縫い付けられている。
シートカバー20の周縁22以外の箇所をシート本体10側に接合するための面ファスナー42は、シート本体10のカバーリング領域における複数の必要箇所に設けられるのであり、その一つの箇所が図2に示されている。この面ファスナー42を構成する一方の要素42Aは、パッド12の固定表皮14に縫い付けられ、他方の要素42Bはシートカバー20の内面に接着あるいは縫製によって設けられている。
なお面ファスナー40,42において、シート本体10側に設けられる要素40A,42Aが表面に多数の細かいフックを備え、シートカバー20側に設けられる要素40B,42Bが表面に多数の細かいループを備えているのが一般的な用い方である。
シート本体10のカバーリング領域にシートカバー20を被せ付ける際、重要なことはシートカバー20の周縁22をシート本体10に対して正確な位置で、かつ、シワなどを生じさせることなく接合することである。しかしながら一般の脱着式シートカバーでは、その周縁を位置決めすることさえも難しく、結果としてカバー全体を適正に被せ付けることができない。
本実施の形態において、シートカバー20の周縁22をシート本体10側に接合する場合は、その作業状態を表した図4からも明らかなように縁取り部材30によってつくられた段差面にシートカバー20の周縁22を合わせて位置決めしながら、この周縁22を指先でシート本体10側に押し付けて面ファスナー40を接合していく。これにより、シートカバー20の周縁22を誰もが正確に位置決めできる。またシートカバー20の周縁22には芯材24が巻き込まれていることから、面ファスナー40を接合するための作業性がよく、周縁22が波打つように変形することも防止される。
被せ終えたシートカバー20の周縁22と縁取り部材30とは、相互の表面がほとんど同一面となって意匠的につながって見え、シートカバー20の後付け感が解消される。さらに面ファスナー40を構成する一方の要素40Aが縁取り部材30のプレート部材34に接着されていることから、面ファスナー40を接合した後のシートカバー20の周縁22がシート本体10側から浮き上がることが抑えられる。なお、シートカバー20の周縁22以外の箇所をシート本体10側に接合するための面ファスナー42については、面ファスナー40を接合した後、シートカバー20の表面をシート本体10側に押し付けるだけで簡単に接合することができる。
車両用シートを表した側面図 図1のA−A矢視方向の拡大断面図図2の一部を拡大して表した断面図 図2の一部を拡大して表した断面図 シートカバーの周縁をシート本体側に接合する作業状態を表した斜視図
符号の説明
10 シート本体
12 パッド(カバーリング領域)
20 シートカバー
22 周縁
30 縁取り部材
40 面ファスナー

Claims (4)

  1. シート本体に対してシートカバーが脱着可能に被せ付けられた車両用シートであって、 シート本体には脱着式のシートカバーで被われるカバーリング領域と、それ以外の領域との境目に縁取り部材が連続して設けられ、この縁取り部材はシートカバーの周縁の厚みに対応した分だけカバーリング領域の表面から突出しているとともに、カバーリング領域には縁取り部材に沿って面ファスナーを構成する片方の要素が設けられ、シートカバーの周縁の内側には面ファスナーを構成する他方の要素が設けられている車両用シート。
  2. 請求項1に記載された車両用シートであって、シートカバーの周縁の内側と、ここに設けられる面ファスナーとの間に、所定の剛性を有する芯材が挟み込まれている車両用シート。
  3. 請求項1又は2に記載された車両用シートであって、縁取り部材の表面がシートカバーと対応する質感の表皮材で被われている車両用シート。
  4. 請求項1,2または3に記載された車両用シートであって、シート本体のカバーリング領域に設けられる面ファスナーが、縁取り部材と一体的にカバーリング領域側に突出させたプレート部材に接着されている車両用シート。
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