JP4673711B2 - 排気ガス処理体用の保持シール材及びそれを用いた排気ガス浄化装置 - Google Patents

排気ガス処理体用の保持シール材及びそれを用いた排気ガス浄化装置 Download PDF

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本発明は、排気ガス処理装置内において、金属製シェルと該金属製シェル内に収容される排気ガス処理体との間に配され、前記排気ガス処理体の外周面を覆う保持シール材及びそれを用いた排気ガス処理装置に関するものである。
一般に、主として車両に搭載される排気ガス処理装置としては、排気ガス浄化用触媒コンバーターやディーゼルエンジンから排出されるパーティクルと呼ばれる黒鉛粒子を除去するためのフィルタ(DPF)が知られている。排気ガス処理装置は、排気ガス処理体を筒状の金属製パイプ(シェル)で覆った後、車両の排気管の途中に取り付けられる。排気ガス処理体と金属製パイプのギャップ間には、通常排気ガス処理体用の保持シール材が配置、固定されている。
保持シール材は、車両の走行中等における排気ガス処理体と金属製パイプとの当接による破損の防止、保持シール材自体の反発力により排気ガスの排圧による排気ガス処理体の脱落、移動の防止、金属製パイプと排気ガス処理体との隙間からの排気ガスの漏れの防止等を目的として用いられている。
保持シール材は、例えば図10に示されるように所定の厚み及び反発性を有するシート状の繊維マットが略長方形状等の所定の形状に切断されることにより作成される。その保持シール材は、例えば図9に示されるように、排気ガス処理体21の外周面に巻き付けられた後、シール22等によって巻き付け状態が固定される。そして、保持シール材は、排気ガス処理体21とともに金属製のシェル23内に圧入されることによって組み付けられる。
例えば、排気ガス処理体として触媒担体を使用する場合、触媒活性は温度に依存するので、使用開始初期からの反応性の向上を図るため、繊維マットには断熱性能等が要求されている。一般にこれらの要件を満たす繊維マットの材料としては、例えばアルミナファイバ等の無機質繊維が使用されている。従来より、特許文献1に記載されているように、保持シール材の無機繊維のムライト化率を所定の範囲内に規定することにより、耐熱性、高温域における面圧保持性、耐風蝕性を向上させた保持シール材が知られている。
特開2003−20938号公報
ところが、かかる所定の肉厚を有する保持シール材を円筒状シェル内に圧入する際に、図11に示されるように保持シール材14の内周面(処理体接触面14n)と外周面(シェル接触面14j)にせん断力が負荷されることにより、保持シール材14に変形が生ずるという問題が生ずる。それにより、図12に示されるように保持シール材14の側端部において圧入方向後方に断面略三角形状の突出部14kが形成される。
かかる突出部14kにおいては、上述した耐風蝕性等を向上させた保持シール材であっても、排気ガスのアタックにより風蝕され、突出部14kからの無機質繊維の一部が排気ガス処理体21内に侵入することにより排気ガス処理体21が目詰まりを引き起こすという問題があった。
特に、最近のエンジン性能の向上に伴う、排気圧力の上昇により、保持シール材にもより高い保持力が求められており、可能な限り保持シール材を排気ガス処理体の外周面全域に巻き回する傾向がある。そのため、そのような構成においては、特に圧入時の突出部14kの形成及び目詰まりの問題は顕著であった。
その一方、シェル23内に圧入された保持シール材14の突出部14kをカッター等を用い単に切り取ることは、排気ガス処理体21及びシェル23を傷つけるおそれがあった。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、排気ガス処理体の目詰まりを防止することができる排気ガス処理体用の保持シール材及びそれを用いた排気ガス浄化装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、排気ガス処理体に巻き付けられた後、管状のシェル内に圧入にて配設されることにより排気ガス処理体をシェル内に保持させる排気ガス処理体用の保持シール材において、前記排気ガス処理体に巻き付けられてシェル内に圧入される前の保持シール材は、一定の厚みを有する平面略長方形状の無機質繊維からなるシート材より構成され、前記保持シール材の圧入方向とは反対側である排気ガス流入側の側端部において、保持シール材のシェル接触面から排気ガス流入側へ傾斜する傾斜面と前記保持シール材の処理体接触面に直交する側端面が形成され、前記保持シール材の圧入方向である排気ガス流出側の側端部には前記保持シール材のシェル接触面及び処理体接触面に直交する側端面が形成されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の排気ガス処理体用の保持シール材において、前記傾斜面は、前記シェル接触面とにより形成される角度が105〜150°である。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の排気ガス処理体用の保持シール材において、前記傾斜面は、前記シェル接触面とにより形成される角度が130〜140°である。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項記載の排気ガス処理体の保持シール材において、前記傾斜面は、前記シェル接触面と排気ガス流入側の側端面とを結ぶ面である。
求項記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項記載の排気ガス処理体用の保持シール材において、前記無機質繊維からなるシート材は、ニードルパンチ処理されて構成される。
請求項記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項記載の排気ガス処理体用の保持シール材において、前記無機質繊維は、アルミナ−シリカ系ファイバである。
請求項記載の発明は、請求項から請求項のいずれか一項記載の排気ガス処理体用の保持シール材において、前記無機質繊維は、平均繊維径が6μm以上である。
請求項記載の発明は、請求項から請求項のいずれか一項記載の排気ガス処理体用の保持シール材において、前記シート材は、有機バインダを含有する。
請求項記載の発明は、請求項1から請求項のいずれか一項記載の排気ガス処理体用の保持シール材において、前記排気ガス処理体は、排気ガスを浄化する触媒を担持する触媒担持体又は排気ガス中の粒子状物質を捕集する排気ガス浄化フィルタである。
請求項10記載の発明の排気ガス浄化装置は、請求項1から請求項のいずれか一項記載の排気ガス処理体用の保持シール材が排気ガス処理体の外周面に接触するように巻き付け固定させた後、管状のシェル内に圧入されている。
本発明によれば、排気ガス処理体用の保持シール材及びそれを用いた排気ガス浄化装置において、排気ガス処理体の目詰まりを防止することができる。
以下、本発明を具体化した排気ガス処理体用の保持シール材の一実施形態を図1〜図12にしたがって説明する。
本実施形態の排気ガス処理体用の保持シール材(以下、「保持シール材」という)14は、図1〜3に示されるように、一定の厚みを有する平面略長方形状の無機質繊維から構成される。保持シール材14はシェル23への圧入方向とは反対側の側端面であり、排気ガス流入側の側端面でもある突出側端面14dにおいて、切り欠き部14mによって傾斜面としての切り込み面14fが形成されている。切り欠き部14mは切り込み面14fが形成されていない保持シール材14がシェル23内に圧入された際に生じる突出部14kの少なくとも一部に対応する。切り込み面14f形成前の保持シール材14は、図10に示されるように、一定の厚みを有するシート材としての無機質繊維マット16から切り取られることにより作成される。図9,10に示されるように保持シール材14は排気ガス処理体21に巻き付けられた際、シェル23の長手方向の隙間を完全に塞ぐために、例えば長手方向の一方の端部に凹部14gが、他方の端部に該凹部14gに嵌合(係合)する凸部14hが形成されている。かかる凹部14gと凸部14hの側面同士が接触することによりシェル23の長手方向の隙間を塞ぐことができる。保持シール材14が切り取られる無機質繊維マット16は一定の反発性を有するようにフェルト又は不織布より構成されている。
無機質繊維マット16に使用される繊維材料としては例えば、アルミナ系ファイバ、アルミナ−シリカ系ファイバ、シリカ系ファイバ、ガラス系ファイバ等のセラミックファイバが挙げられる。これらの繊維材料のうち耐熱性、高温域における面圧保持性、耐風蝕性の優れたアルミナ−シリカ系ファイバが好ましい。繊維材料の平均繊維径は保持シール材の種類、耐風蝕性等を考慮して適宜設定される。例えば、保持シール材14から無機質繊維の飛散を防止するために、平均繊維径が6μm以上の太い繊維が好ましい。無機質繊維マット16は切断成形前に所定の厚み及び反発力を有するように有機バインダとしてアクリル系樹脂、ポリビニルアルコール等の水溶性樹脂、アクリルゴム、二トリルゴム等のラテックスを用いて含浸処理を施してもよい。
以下にアルミナ−シリカ系ファイバを用いた無機質繊維マットの製造方法の一例を示す。まずアルミニウム含有量75g/l,Al/Cl=1.8(原子比)の塩基性塩化アルミニウム水溶液にシリカゾルを配合し、アルミナ繊維のアルミナ:シリカ組成比が60〜80:40〜20、好ましくは70〜74:30〜26となるように加え、アルミナ繊維の前駆体を形成する。この時、アルミナ組成比が60%以上または40%以下であるとアルミナとシリカによって生成されるムライトの組成比率が低く熱伝導度が高くなり十分な断熱性が得られない。さらに、アルミナ繊維の前駆体にポリビニルアルコール等の有機重合体を加え、濃縮することにより紡糸液を調整し、ブローイング法にて紡糸する。ブローイング法とはエアーノズルより吹き出される空気流と紡糸液供給ノズルより押し出される紡糸液流とによって紡糸を行う方法である。
ブローイング法としては、空気流と紡糸流は並行流となり、空気の並行流は充分に整流されて紡糸液と接触する構造のものが好ましい。この場合、紡糸ノズルの直径は通常0.1〜0.5mmであり、紡糸液供給ノズル1本当りの液量は、通常1〜120ml/h、好ましくは3〜50ml/hであり、エアーノズルからのスリット当たりのガス流速は通常40〜200m/sである。このような紡糸ノズルによれば、紡糸液供給ノズルより押し出される紡糸液は、スプレー状(霧状)となることなく充分に延伸され、繊維相互で融着し難いので、紡糸条件を最適化することにより、繊維径分布の狭い均一なアルミナ繊維前駆体を得ることができる。この時、製造されるアルミナ繊維の平均繊維長においては250μm以上であることが必要である。また、平均繊維長においては500μm以上であることが好ましい。この時、繊維長が250μm以上でないと繊維同士が十分絡み合わず触媒担体への巻き付け時に十分な強度が得られない。
紡糸が完了したアルミナ繊維前駆体は、積み重ねられ、アルミナ繊維の積層シートが作成される。積層シートの厚みは適用される無機質繊維マット16の種類、排気ガス処理体の種類、嵩密度等により適宜設定される。このようにして製造されたアルミナ繊維の積層シートに、ニードルパンチ(ニードリング)処理を施すことが好ましい。ニードルパンチ処理とは積層シートの厚さを薄くすることにより扱い易くするとともに積層シート間の繊維の係合を強化するために施す処理である。ニードルパンチ処理としては、アルミナ繊維の積層方向に対して縦方向に一定間隔で定量配向させることが好ましい。これにより複雑に絡み合った繊維が縦方向に配向し、アルミナ繊維の積層シートの積層間の強化をもたらす。
ニードルパンチ処理はアルミナ繊維の積層シートの上に500個/100cmの穴を開けたニードルボードを配置し、そのニードルボードの穴よりニードル針をアルミナ繊維の積層シートに貫通させ、500個/100cmのニードリングを施す。このようにニードルパンチ処理の施されたアルミナ繊維の積層シートを常温から昇温し、最高温度1250℃にて連続焼成し、所定の目付け量のアルミナ繊維の連続積層シートを得る。
こうして得られたアルミナ繊維の連続積層シートについて、後工程において取り扱い易くするために裁断を行う。この時注意すべきことは、アルミナ繊維の連続積層シートに含まれるショットと呼ばれるアルミナの球状物質の含有量である。ショットは紡糸液を用いてブローイングを行う過程で生成される物であり、これを7%以上含有すると、排気管設置時に嵩密度(GBD)0.2〜0.55g/cmにおいて組み付けられた時にアルミナ繊維の損傷を招くことがある。アルミナ繊維の損傷が起こると、触媒コンバーターに組み付け時に繊維飛散が起こりやすくなる。
次に、裁断された連続積層シートに有機バインダの含浸処理を施す。有機バインダ処理により排気管組み付け時に取り扱い性を向上させるとともに、次工程にて所定の高さの凹凸形状を表面の有機バインダ層に転写させることができる。有機バインダの種類としては、アクリル系(ACM)、アクリロニトリルーブタジエンゴム(NBR)、スチレンーブタジエンゴム(SBR)樹脂等を挙げることができる。有機バインダと水を混合させ水分散液を作成し、コンベア上にてかけ流し方式により含浸処理を施す。次に、吸引処理により積層シート中に必要量以上の樹脂(固形分)及び水分を除去する。
水分の除去は、加熱圧縮乾燥により行われる。圧縮処理は、表面に所定の凹凸形状を有する凹凸板により行われる。凹凸板による押圧、圧縮処理により余分な水分が除去されるとともに、アルミナ繊維の積層シートの両面に凹凸形状が転写される。押圧、圧縮処理によりアルミナ繊維の積層シートの嵩高さが抑えられ、排気管組み付け時における取り扱い性が向上する。また、排気ガスが供給された際に、有機バインダが消失し、圧縮されたアルミナ繊維の積層シートが復元される(嵩高くなる)ことにより排気管により強固に狭設される等の効果が生ずる。
次に、95〜155℃にて乾燥処理が施される。乾燥温度が95℃未満であると乾燥時間が長くなり、生産の効率が悪くなる。また、乾燥温度が155℃を超えると有機バインダの分解が始まり、有機バインダの粘着能力が損なわれるおそれがある。乾燥時間は十分な乾燥処理を行うために好ましくは100秒以上で行われる。また、乾燥処理時に圧縮間隔4〜15mmの条件で加熱・圧縮乾燥処理を行うことが好ましい。圧縮間隔が4mm未満であるとアルミナ繊維が損傷するおそれがある。また、圧縮間隔が15mmを超えると嵩高抑制等の上述したような圧縮効果が得られない。以上のように作成された無機質繊維マット16は、打ち抜き刃等を用いて例えば上述した平面略長方形状に切り取られることにより、切り欠き部形成前の保持シール材14が作成される。
図11に示されるように、切り欠き部形成前の保持シール材14において、シェル23に圧入された際、シェル内周面23aとシェル接触面14jとの摩擦により、処理体接触面14nとシェル接触面14jにせん断力が負荷され、保持シール材14が変形される。それにより、図12に示されるように圧入方向とは反対側(排気ガス流入側)の側端部において排気ガス処理体21の上端部よりも圧入方向後方(排気ガス流入側)に位置ずれを生じさせ、断面略三形状の突出部14kが形成される。
本実施形態の保持シール材14は、図2,3に示されるように切り込み面14fが突出部14kと切り込み後の切り欠き部14mが対応するように形成される。好ましくはシェル内周面23aと接触するシェル接触面14j(図1においては保持シール材14の上面)から排気ガス流入側へ傾斜しながら突出側端面14dとを結ぶように形成される。より好ましくは、切り込み面14fは突出側端面14dにおいて、保持シール材14の厚み方向中間線T2より排気ガス処理体21との接触面である処理体接触面14n側から切り込まれることにより形成される。さらに好ましくは、切り込み面14fは突出側端面14dにおいて、処理体接触面14n側により近い側から切り込まれることにより形成される。最も好ましくは突出側端面14dと処理体接触面14nとにより形成される角部から切り込まれることにより形成される。
切り込み面14fが切り込み形成される際の突出側端面14dにおける切り込み角度は、切り込み面14fとシェル接触面14jとにより形成される角度を切り込み角度θ3とすると好ましくは105〜150°、より好ましくは、130〜140°、最も好ましくは135°である。切り込み角度θ3が105°より小さいと突出部14kを十分に除去することができず目詰まりを十分に解消することはできない。一方、150°より大きいと切り取られる面積が大きくなり保持シール材14の排気ガス処理体21の保持性に影響を与えるおそれがある。また、保持性が低下することにより圧入時に保持シール材14と排気ガス処理体21が位置ずれを起こし、排気ガス処理体21の端面後方に保持シール材の端部が突出するおそれがある。
本実施形態の保持シール材14は、例えば図4〜図8に示されるような切り込み冶具11によって切り込まれることによって作成される。切り込み冶具11は保持シール材14を収容可能な収容部12aを有する収容本体12と該収容部12aの上部に配設される上面部としての蓋体13とから構成される。収容本体12は鉄、ステンレス、真鍮等の金属により平面形状が略長方形状に成形される。収容部12aは収容本体12の上面12d中央において凹状に成形されることにより収容本体12内に形成される。収容部12aの形状は収容する保持シール材14と略同一形状であり、収容部12aを構成する各側壁12b及び底面12cは保持シール材14の各側面14a及び底面14bにそれぞれ接するよう形成される。収容部12aに保持シール材14が収容された際、保持シール材14の上面14cは収容本体12の上面12dより下方にあることが好ましい。収容部12aを構成する各側壁12bのうち保持シール材14のシェル23内へ圧入された際に突出部14kが形成される突出側端面14dに接する第1側壁12eにおいて、長手方向に延びる第2スリット12fが形成されている。第2スリット12fは第1側壁12eの表面から斜め下方に切り込まれることにより形成される。第2スリット12fは好ましくは第1側壁12eの高さ方向の中間線T1より下側から切り込まれる。より好ましくは第1側壁12e上において、より底面14bに近い側から切り込まれる。最も好ましくは第1側壁12eと底面14bとにより形成される角部から切り込まれる。かかる構成により、切り込まれる保持シール材14の長さを短くすることなく突出部14kに対応した切り込み面14f(切り欠き部14m)を形成することができる。
蓋体13は鉄、ステンレス、真鍮等の金属により平面形状が略長方形状に成形される。蓋体13は保持シール材14の切り込みの際の位置合わせを容易にするために収容本体12と平面形状が略同一であることが好ましい。蓋体13の厚みは蓋体13を構成する材料、保持シール材14の大きさ等により適宜設定される。蓋体13には蓋体13の上面13aから底面13bに貫通する第1スリット13cが長手方向に形成されている。第1スリット13cは、蓋体13が収容本体12上部に配設された際、第1側壁12eに形成されている第2スリット12fの延長面上に存在するよう蓋体13の上面13aから斜め下方に切り込まれている。つまり、第1スリット13cと第2スリット12fは蓋体13が収容本体12上部に配設された際、同一面上に存在する。図4,5に示されるように、第1スリット13cと第2スリット12fに板状刃15が差し込まれ、スライド移動されることにより、保持シール材14の突出側端面14dに切り込み面14fが形成される。第1スリット13cと第2スリット12fは保持シール材14の切り込み面14fに対応して形成される。つまり、第1スリット13cと蓋体13の上面13aとにより形成される切り込み角度θ1及びその切り込み位置、並びに第2スリットと第1側壁12eの表面とにより形成される切り込み角度θ2及びその切り込み位置は保持シール材14の切り込み面14fの切り込み角度θ3及びその切り込み位置に応じて適宜設定される。例えば、保持シール材14の切り込み角度θ3が135°であると、第1スリット13cの切り込み角度θ1は45°であり、第2スリット12fの切り込み角度θ2は135°となる。
蓋体13は底面13bを収容本体12の上面12dに接触させることにより収容本体12の上部に配設される。蓋体13は底面13bにより収容部12aの一部を形成する。
次に、上記のように構成された保持シール材14の作用について説明する。
まず、収容本体12の収容部12aに無機質繊維マット16から切り出された保持シール材14を配置させる。その際、第2スリットが形成されている第1側壁12eに保持シール材14の突出側端面14dが接するように収容する。次に、収容本体12の上部に蓋体13を配置させる。その際、第2スリット12fと同一面上(延長面上)に第1スリット13cが位置するよう配置させる。次に、第1スリット13cに板状刃15が差し込まれる。その際、第2スリット12fの先端部に板状刃15の刃先が到達するまで差し込まれる。そして、板状刃15の刃部を進行方向にしてスライド移動させることにより、保持シール材14の圧入方向とは反対側の側端部に平面状の切り込み面14fが形成される。それにより、シェル23への圧入時に形成される突出部14kに対応する位置に切り欠き部14mが形成される。
切り込み冶具11により突出部14kの少なくとも一部が切り取られた保持シール材14は図12に示されるように排気ガス処理体21の外周面に巻かれ、凹部14g及び凸部14hが係合される。この際、切り込み面14fが外周面側に向くように排気ガス処理体21に巻き付けられる。凹部14g及び凸部14hの係合部の係合状態を維持するためにシール22等を貼り付けてもよい。保持シール材14が巻かれた排気ガス処理体21は切り込み面14fを圧入方向とは反対側に向けた状態で円筒状のシェル23内に圧入されることにより排気ガス浄化装置が組み付けられる。圧入された保持シール材14は図3に示されるように突出部14kに対応する位置に切り欠き部14mが切り込み面14fにより形成されたことにより、シェル内周面23aとの摩擦により形成される突出部14kを減少又は削除することができる。排気ガス処理装置にはテーパ状のフランジ部が両端に取り付けられた後、車両の排気管の途中に取り付けられることにより使用される。
本実施形態の保持シール材14によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態は、保持シール材14の突出側端面14dにおいて切り欠き部14mにより傾斜面としての切り込み面14fを形成した。したがって、シェル内周面23aとの摩擦により形成される突出部14kを減少又は削除することができる。つまり、突出部14k由来の無機質繊維による排気ガス処理体21の目詰まりを防止することができる。
(2)また、排気管接続用のフランジ部とシェルを繋ぐ際、保持シール材14の突出部14kが邪魔になることがない。
(3)本実施形態において、切り込み面14fはシェル23内の圧入方向とは反対側の保持シール材14の側端面である突出側端面14dにおいて、保持シール材14の厚み方向の中間線(T2)より処理体接触面14n側から切り込まれることにより形成される。したがって、突出部14kにより対応した切り欠き部14mを形成することができるとともに、保持シール材14の圧入方向における長さ(保持シール材14の幅)が短くなるおそれがない。
(4)本実施形態において、切り込み面14fは保持シール材14のシェル接触面14jとにより形成される切り込み角度θ3が105〜150°になるよう構成した。したがって、排気ガス処理体21の保持性等の作用に影響を与えることなく、且つ突出部14kに一層対応した切り欠き部14mを形成することができる。
(5)本実施形態において、切り込み冶具11を使用し、シェル23内収容前に予め突出部14kに対応する部分を切り取った。したがって、排気ガス処理体21及びシェル内周面を傷つけるおそれがない。
(6)また、切り込み冶具11の第1スリット13c内を板状刃15が移動するため切り込み面14fを一定の平面状に形成することができる。
(7)本実施形態において、無機質繊維マット16に有機バインダを含有させてもよい。かかる構成により、無機質繊維マットに対し、所定の厚み及び反発力を付与することができるとともに、繊維の飛散等を防止することができるため排気管への組み付け時に取り扱い性を向上させることができる。
(8)本実施形態において、無機質繊維の平均繊維径を好ましくは6μm以上として構成した。したがって、繊維の飛散による空気中への拡散を防止することができる。その一方、太い径の繊維から構成される繊維マットは、内在する欠陥の存在確率が増すことにより、機械的強度が弱く、排気ガスによる耐風蝕性低下の問題が顕在化している。特に、排気ガス処理体に巻き付けられた後シェル内に圧入されることにより、突出部が形成される構成においては、排気ガス処理体の目詰まりの問題は特に顕著であった。また、平均繊維径が6μm以上であると単位面積当たりの重量が同じ平均繊維径が6μm未満のマット材と比較して嵩高くなり突出部14kの高さが高くなる傾向がある。したがって、本願発明の傾斜面としての切り込み面14fを設ける構成は、平均繊維径が太い繊維マットを使用する構成において特に有効である。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、切り込み冶具11のスリットにより平面状の切り込み面14fを形成した。しかしながら、切り込み面は平面状でなくてもよく、例えば曲面状、階段状等に切り込んでもよい。
・上記実施形態において、切り込み面14fは保持シール材14のシェル接触面14jと処理体接触面14nとを結ぶとともに排気ガス流入側に傾斜する面であってもよい。
・上記実施形態において、保持シール材14の切り込み面14fはスリットが形成されている切り込み冶具11を使用した。しかしながら、切り込み治具以外に例えば、ハサミ、カッター等を用いて切り込み面を形成してもよい。
・上記実施形態において、無機質繊維マット16から切り取られる保持シール材14の数は特に限定されず1又は2以上であればよい。
・上記実施形態において、保持シール材14が使用される排気ガス処理体は、排気ガス中の粒子状物質を捕捉するディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)等の排気ガス浄化フィルタ、排気ガスを浄化するための触媒を担持した触媒担持体等であってもよい。
・上記実施形態において、シェル23において圧入側とは反対側の端部にテーパ状のフランジが保持シール材14の挿入前に取り付けられてもよい。
・上記実施形態において、図1に示されるように保持シール材14の上面から突出側端面14dを結ぶように傾斜面としての切り込み面14fを形成した。しかしながら、保持シール材14の底面から突出側端面14dを結ぶように傾斜面としての切り込み面14fを形成してもよい。かかる構成においては、保持シール材14の底面がシェル内周面23aと接触するようにシェル23内に組み付ける必要がある。
次に、前記実施形態を更に具体的に説明する。
表1に示す試験例1〜7について、下記に示す方法により保持シール材作成し、それらを金属製シェル内に組み付けた後、突出部の高さの測定及び風蝕試験を行った。それらの結果を表1に示す。
<アルミナ繊維マットの製造方法>
アルミニウム含有量75g/l,Al/Cl=1.8(原子比)の塩基性塩化アルミニウム水溶液にシリカゾルを配合し、アルミナ繊維の組成がAl:SiO=72±2:28±2となるように加え、アルミナ繊維の前駆体を形成する。さらに、アルミナ繊維の前駆体にポリビニルアルコールなどの有機重合体を加える。その後、濃縮し紡糸液を調整し、該紡糸液を用いてブローイング法にて紡糸した。紡糸が完了した繊維を平均繊維長が12mmとなるように切断を行いその後、アルミナ繊維前駆体を折り畳んだものを、積み重ねて、アルミナ繊維の積層シートを製造した。このようにして製造されたアルミナ繊維の積層シートに、500/100cmでニードルパンチ処理を施す。これを常温から昇温し、最高温度1250℃で連続焼成し目付け量1160g/cmのアルミナ繊維の連続積層シートを得た。この時の繊維の平均直径は7.2μm、最小直径は3.2μmであった。
<アルミナ繊維の連続積層シートの裁断工程>
上記原料作成工程にて作成されたアルミナ繊維の連続積層シートの寸法が縦:12750mm×横1280mm、厚みが9mmで裁断する。ショット含有率について篩と秤量計を用い45μm以上のショットがアルミナ繊維マットの7wt%以下である事の確認を行う。
<樹脂含浸工程>
前工程で裁断されたアルミナ繊維の連続積層シートに樹脂含浸を行うにあたり、アクリル系樹脂水分散液(商品名:日本ゼオン社製LX803:固形分濃度50±10%、pH5.5〜7.5)を樹脂濃度が4.5wt%になるように調整した。次に、長さ方向について1280mmに裁断されたアルミナ繊維の連続積層シートに前述したアクリル系樹脂水分散液をコンベア上にてかけ流し方式にて樹脂の含浸処理を行った。
<固形分の吸引工程>
樹脂含浸後のアルミナ繊維の連続積層シートにおいて、所定量よりも過剰の固形分を取り除くために、固形物の吸引処理を行った。アルミナ繊維の連続積層シートに対し3秒間固形物の吸引を行った。これにより、秤量計にて測定した樹脂含浸率は10.0wt%となった。
<乾燥工程>
吸引工程を終えたアルミナ質繊維の連続積層シートに乾燥温度95〜155℃、乾燥時間100秒以上、乾燥時の圧縮狭設間隔4〜15mmの条件で加熱圧縮乾燥を行った。その後、型打ち抜きを行うことにより平面略長方形状の保持シール材を得た。
<カット工程及び突出部の高さの測定>
打ち抜きされた保持シール材の長辺の端を切り込み治具を用いて各試験例の切り込み角度(シェル接触面及び切り込み面により形成される角度)にて切り欠き部形成処理を行った。なお、切り欠き部により形成される切り込み面は突出側端面と処理体接触面とにより形成される角部及びシェル接触面とを結ぶ面である。各保持シール材を排気ガス処理体に巻き付け、シェル内に圧入した後、排気ガス処理体の端面位置より後方(排気ガス流入側)に突出する突出部の高さ(mm)を測定した。測定結果を表1に示す。
<風蝕試験>
前記各保持シール材を25×50mmに切断し、嵩密度が0.3g/cmとなるように、治具にて挟持し、700℃に加熱する。その後、切断面に風量300m/min、風圧0.2MPa、Pulse Frequency:7000times(on/off=0.5/1.0sec.)にて風圧を与え、切断面の風圧による侵食距離を測定した。各試験例ごとに5試料について繰り返し、測定値の平均を求めた。侵食距離が、2.0mm以下:◎、2.1〜6.0mm:○、6.1mm以上:×とし、風蝕試験の評価結果とした。測定結果を表1に示す。
Figure 0004673711
表1に示されるように、切り込み角度が135°に近いほど突出部の高さが低くなることが確認される。切り込み角度が105〜150°の範囲を外れると突出部の高さが大幅に上昇することが確認される。また、同様に表1に示されるように切り込み角度が105〜150°の範囲を外れると侵食距離が増大することが確認される。なお、突出部は切り込み角度が135°より小さい場合は、突出部が十分に除去されずに残ったものである。一方、切り込み角度が135°より大きい場合は、保持シール材の保持性が低下することにより処理体と位置ずれを起こすことにより形成されるものである。
次に、表2に示す試験例8〜10について、上述と同様の方法により切り込み角度130°にて保持シール材を作成し、それらを金属製シェル内に組み付けた後、排気ガス処理体の端面位置より後方(排気ガス流入側)に突出する突出部の高さの測定及び平均繊維径の測定を行った。それらの結果を表2に示す。なお、試験例8〜10の各保持シール材は平均繊維径以外の条件が同一となるように作成した。
<平均繊維径の測定>
繊維の平均直径は、以下の方法により測定した。まず、アルミナ系繊維をシリンダーに入れ、20.6MPaで加圧粉砕する。次にこの試料をふるい網に載せ、ふるいを通過した試料を電子顕微鏡観察用試験体とする。この試験体の表面に金等を蒸着させた後、倍率約1500倍程度の電子顕微鏡写真を撮影する。得られた写真から少なくとも40本の繊維の径を測定する。この操作を各試験例ごとに5試料について繰り返し、測定値の平均を繊維の平均直径とした。
Figure 0004673711
表2に示されるように、平均繊維径が6μm未満であると突出部の高さに大きな変化は生じないものの平均繊維径が6μm以上となると突出部の高さが上昇することが確認される。これは保持シール材が嵩高くなることにより生ずるものであると思料される。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(a)前記切り込み面により形成される側端部の切り欠き部は、切り欠き部形成前の保持シール材が排気ガス処理体に巻き付けられ、管状のシェル内に圧入された際に生ずる突出部の少なくとも一部に対応する排気ガス処理体用の保持シール材。この(a)に記載の発明によれば、排気ガス処理体の目詰まり等の原因となる突出部を確実に縮小又は除去することができる。
本実施形態の排気ガス処理体の保持シール材。(a)平面図、(b)背面図、(c)側面図。 本実施形態の排気ガス処理体の保持シール材の要部拡大図。 本実施形態の排気ガス処理体の保持シール材がシェル内に封入された際の排気ガス流入側の側端部における断面拡大図。 本実施形態の排気ガス処理体の保持シール材用の切り込み冶具の展開斜視図。 本実施形態の排気ガス処理体の保持シール材用の切り込み冶具の平面図。 本実施形態の排気ガス処理体の保持シール材用の切り込み冶具のA−A断面図。 本実施形態の排気ガス処理体の保持シール材用の切り込み冶具において板状刃を用いて保持シール材を切り込む際の斜視図。 本実施形態の排気ガス処理体の保持シール材用の切り込み冶具において板状刃を用いて保持シール材を切り込む際のA−A断面図。 排気ガス処理体とともにシェル内に封入される保持シール材。 無機質繊維マットから切り出される保持シール材。 排気ガス処理体とともに金属シェル内に封入される従来の保持シール材。 図11における従来の保持シール材の排気ガス流入側の側端部における断面拡大図。
符号の説明
14…保持シール材、14d…突出側端面、14f…傾斜面としての切り込み面、14j…シェル接触面、14m…切り欠き部、14n…処理体接触面、16…無機質繊維マット、21…排気ガス処理体、23…シェル、23a…シェル内周面。

Claims (10)

  1. 排気ガス処理体に巻き付けられた後、管状のシェル内に圧入にて配設されることにより排気ガス処理体をシェル内に保持させる排気ガス処理体用の保持シール材において、
    前記排気ガス処理体に巻き付けられてシェル内に圧入される前の保持シール材は、一定の厚みを有する平面略長方形状の無機質繊維からなるシート材より構成され、
    前記保持シール材の圧入方向とは反対側である排気ガス流入側の側端部において、保持シール材のシェル接触面から排気ガス流入側へ傾斜する傾斜面と前記保持シール材の処理体接触面に直交する側端面が形成され、前記保持シール材の圧入方向である排気ガス流出側の側端部には前記保持シール材のシェル接触面及び処理体接触面に直交する側端面が形成されていることを特徴とする排気ガス処理体用の保持シール材。
  2. 前記傾斜面は、前記シェル接触面とにより形成される角度が105〜150°である請求項1記載の排気ガス処理体用の保持シール材。
  3. 前記傾斜面は、前記シェル接触面とにより形成される角度が130〜140°である請求項2記載の排気ガス処理体用の保持シール材。
  4. 前記傾斜面は、前記シェル接触面と排気ガス流入側の側端面とを結ぶ面である請求項1から請求項3のいずれか一項記載の排気ガス処理体用の保持シール材。
  5. 前記無機質繊維からなるシート材は、ニードルパンチ処理されて構成される請求項1から請求項4のいずれか一項記載の排気ガス処理体用の保持シール材。
  6. 前記無機質繊維は、アルミナ−シリカ系ファイバである請求項1から請求項5のいずれか一項記載の排気ガス処理体用の保持シール材。
  7. 前記無機質繊維は、平均繊維径が6μm以上である請求項1から請求項6のいずれか一項記載の排気ガス処理体用の保持シール材。
  8. 前記シート材は、有機バインダを含有する請求項1から請求項7のいずれか一項記載の排気ガス処理体用の保持シール材。
  9. 前記排気ガス処理体は、排気ガスを浄化する触媒を担持する触媒担持体又は排気ガス中の粒子状物質を捕集する排気ガス浄化フィルタである請求項1から請求項のいずれか一項記載の排気ガス処理体用の保持シール材。
  10. 請求項1から請求項のいずれか一項記載の排気ガス処理体用の保持シール材が排気ガス処理体の外周面に接触するように巻き付け固定させた後、管状のシェル内に圧入されている排気ガス浄化装置。
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