JP4672440B2 - 刃物付き電動工具 - Google Patents

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Description

本発明は、刃物を有する電動工具、例えば園芸用バリカンなどに関する。
従来、特許文献1,2に記載の園芸用バリカン(刃物付き電動工具)が知られている。
特許文献1に記載の園芸用バリカンは、モータを内蔵するハウジングと、固定刃と可動刃を有している。固定刃と可動刃は、可動刃が固定刃に揺動可能に軸支され、固定刃がハウジングの下部にねじによって固定されることでハウジングに取付けられている。
特許文献2に記載の園芸用バリカンは、ハウジングの下面に取付けられるアッパーステーとロアステーとの間に往復動可能に保持される二枚の刃物と、二個のスイッチを有し、二個のスイッチの双方を操作することで刃物がモータの動力によって動く構成になっている。
特開平4−183311号公報 特開平7−203768号公報
しかし特許文献1,2に係る園芸用バリカンに係る刃物は、消耗品であって時々交換する場合がある。あるいは使用勝手のために刃物をハウジングに対して向きを変更する場合がある。そのため刃物が動いている間に、刃物を交換したりあるいは刃物の向きを変更したりすることを防止するための装置が求められていた。しかし従来そのような装置は、知られていなかった。
そこで本発明は、刃物が動いている時に、刃物の交換作業や刃物の向きの変更を不能にする装置を備える刃物付き電動工具を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備える刃物付き電動工具であることを特徴とする。
すなわち請求項1に記載の発明によると、ハウジングにスライドして取付けられるカバーを有し、そのカバーとハウジングの間には、刃物の取付部を覆った状態にてカバーをハウジングに対して解除可能に位置保持するロックボタンが設けられている。そしてロックボタンと操作スイッチの間には、操作スイッチを入り状態にした際にロックボタンを解除状態にすることを防止する解除防止装置が設けられている。
したがって操作スイッチを入り状態にして、刃物をモータによって動かしている時にロックボタンを解除状態にすることができない。そのためロックボタンを解除状態にしてカバーを外し、それによって刃物をハウジングから外したり、あるいは刃物をハウジングに対して向きを変更したりすることができなくなる。
請求項2に記載の発明によると、解除防止装置は、ロックボタンを解除状態にした際に操作スイッチを入り状態にすることを防止する構成にもなっている。
したがってロックボタンを解除状態にしてカバーをハウジングから取外そうとする際に、誤って操作スイッチを入り状態にしてしまうことが防止される。そのため刃物を交換するため、あるいは刃物の向きを変更するために、カバーをハウジングから取外そうとする際に、誤って刃物を動かしてしまうことを防止することができる。
請求項3に記載の発明によると、解除防止装置は、操作スイッチとロックボタンの間に設けられる作動棒を有している。そして操作スイッチを入り状態にすることで、作動棒が操作スイッチに押されてロックボタン側へ移動して、ロックボタンが解除状態になることを規制する構成になっている。
したがって解除防止装置は、作動棒によって機械的にロックボタンを解除不能にする構成になっている。
(実施の形態1)
刃物付き電動工具の一つである芝生バリカン(園芸用バリカン)1を図1〜9にしたがって説明する。
芝生バリカン1は、図1,2に示すようにハウジング3とカバー4と刃物アッセンブリ2を有している。
カバー4は、ハウジング3に対してスライドされて取付けられ、取付けられることで刃物アッセンブリ2をハウジング3に対して保持する。そしてカバー4は、刃物アッセンブリ2の取付部(基端部)を下側から覆う。
ハウジング3には、刃物アッセンブリ2を保持した状態(刃物アッセンブリ2の取付部を覆った状態)においてカバー4を解除可能に位置保持するロックボタン8が設けられている。
またハウジング3には、図2に示すように入切操作される操作スイッチ5と、操作スイッチ5を入り状態にすることで作動するモータ6と、モータ6の動力を刃物アッセンブリ2に伝達する駆動機構7が設けられている。
そしてロックボタン8と操作スイッチ5の間には、解除防止装置9が設けられている。
ハウジング3は、図1に示すように中空殻状であって、左右一対の殻体3a,3bを有している。ハウジング3の上側部にハンドル部30が形成されており、そのハンドル部30の下側部に操作スイッチ5が設けられている。
操作スイッチ5は、図2に示すようにハウジング3に対して傾動可能に取付けられる軸部5bを有している。操作スイッチ5とプッシュスイッチ10の間には、操作スイッチ5を突出方向(OFF方向)に付勢する付勢部材17が設けられている。したがって操作スイッチ5は、付勢部材17に抗して押されることで軸部5bを中心に傾動し、入り状態(ON状態)になる。そして入り状態になることで、ハウジング3に内設されたプッシュスイッチ10の出没ピン10aを押す。
プッシュスイッチ10は、出没ピン10aが押されことでハウジング3に内蔵されたモータ6と電源コード11を電気的に接続する。したがって操作スイッチ5を押すことでモータ6が作動し、操作スイッチ5を押している力を解除することによって操作スイッチ5が切状態に戻ってモータ6が停止する。
モータ6は、軸回転作動する回転軸6aと、回転軸6aに固定されたピニオンギヤ6bを有している。
駆動機構7は、図2に示すようにモータ6の出力を刃物アッセンブリ2の刃物2a,2bの往復運動に変換する機構であって、複数のギヤ7a,7bと遍心カム7c,7dを有している。
ギヤ7aは、ハウジング3に取付けられた作動棒9aに軸支されている。一方、ギヤ7bは、ハウジング3に取付けられた軸部材7eに軸支されている。
ギヤ7aは、ピニオンギヤ6bに噛合う大ギヤ部7a1と、ギヤ7bに噛合う小ギヤ部7a2とを上下に一体に有している。そしてギヤ7bに遍心カム7c,7dが固定されている。
遍心カム7cは、図2に示すように刃物2aに形成されたカム挿入孔2a1に内設され(図4参照)、回転することで刃物2aを往復揺動させる。一方、遍心カム7dは、刃物2bに形成されたカム挿入孔2b1に内設され、回転することで刃物2bを往復揺動させる。そして刃物2a,2bは、遍心カム7c,7dによって相互にほぼ逆方向に往復揺動する。
刃物アッセンブリ2は、図4に示すように二つの刃物(可動刃)2a,2bの他に支持プレート2cを有している。刃物2a,2bと支持プレート2cは、図3,4に示すようにピン2dとEリング2eによって回動可能に組み付けられている。
支持プレート2cは、図3に示すように略円盤状であって、下方に突出する複数(例えば三つ)の力受部2c1を有している。
カバー4は、図3,4に示すようにハウジング3に係止する複数(例えば二つ)の係着部4aと、刃物アッセンブリ2をハウジング3に押付ける複数(例えば三つ)の押付け部4bを有している。
係着部4aは、図7に示すように略L字状に形成されており、ハウジング3の係止部3dに係止する。
ハウジング3の係止部3dは、図3,7に示すようにハウジング3の底部に形成された開口部3eの周壁面に凹設されている。そしてハウジング3には、係止部3dにカバー4の係着部4aを差込むための差込み部3cが形成されている。
したがって係着部4aを差込み部3cに差込み(図3参照)、カバー4を図5に示す矢印X方向にスライドさせることで、係着部4aが図7に示すように係止部3dに係着し、カバー4がハウジング3に取付けられる。
押付け部4bは、図4,7に示すようにカバー4から突出状に形成されている。押付け部4bは、カバー4をハウジング3に取付けることで、刃物アッセンブリ2の力受部2c1を押し、刃物アッセンブリ2の支持プレート2cの上面周縁部をハウジング3に押し当てる。したがって刃物アッセンブリ2は、カバー4をハウジング3に取付けることで、ハウジング3側に保持される。
ロックボタン8は、図3に示すように取付部8aと弾性片8bを有している。
取付部8aは、ハウジング3の殻体3a,3bの間に挟まれることでハウジング3に取付けられる。
弾性片8bは、図2に示すように取付部8aから片持ち梁状にカバー4に向けて張り出している。弾性片8bは、カバー4をハウジング3に取付けるために、カバー4をハウジング3に押付けることでカバー4に押されて弾性変形する。そして図5,6に示すようにカバー4をハウジング3に対して回動させている間にも弾性変形され続ける。
一方、カバー4には、位置決め部4cが凹設されている。そして位置決め部4cがロックボタン8に対応する位置まで移動されることで、弾性片8bが弾性戻りして、弾性片8bが位置決め部4cに嵌り込む。したがってカバー4は、ロックボタン8と位置決め部4cとからなる位置決め機構22によってハウジング3に対して位置保持される。
解除防止装置9は、操作スイッチ5を入り状態にした際にロックボタン8を解除状態にすることを防止するための装置であって、図2に示すように作動棒9aと支持部9b,9cと付勢部材9dを有している。
作動棒9aは、ロックボタン8の上方で、かつ操作スイッチ5の張出し片5aの下側に配設されている。そして作動棒9aは、下側にロックボタン8の弾性片8bに向けて延出する下側延出部9a1を有し、上側に張出し片5aに向けて延出する上側延出部9a2を有している。
支持部9b,9cは、ハウジング3に形成されており、作動棒9aの下側部と上側部を上下動可能に支持する。
付勢部材9dは、上端部がハウジング3の張出し片3iに当接され、下端部が作動棒9aの上端部に当接されることで、作動棒9aを下方に付勢する。作動棒9aは、下方に付勢されることでロックボタン8の弾性片8bを下方(ロック状態側)に押している。
カバー4と刃物アッセンブリ2をハウジング3から取外す場合は、先ず、ロックボタン8の弾性片8bを解除方向(アンロック方向)に押し込み、弾性片8bを位置決め部4cから係止解除させた状態にする(図6,9参照)。そしてその状態のままカバー4を図5の矢印X方向と逆の方向に回す。これによりカバー4をハウジング3から外すことができ、続いて刃物アッセンブリ2をハウジング3から取外すことができる。
次に、解除防止装置9の作用について説明する。
解除防止装置9は、図8,9に示すように二つの作用を有している。
第一の作用は、図8に示すように操作スイッチ5を押した状態(入り状態)でロックボタン8を解除状態にすることを不能にする作用である。すなわち操作スイッチ5を押すことで操作スイッチ5が軸部5bを中心に回動し、操作スイッチ5の張出し片5aが下方に傾動する。そして張出し片5aが作動棒9aの上側延出部9a2に当接し、作動棒9aの上方への移動を防止する。したがって作動棒9aによってロックボタン8の弾性片8bが上方に弾性変形できなくなり、ロックボタン8を解除状態へ押すことができなくなる。
解除防止装置9の第二の作用は、図9に示すようにロックボタン8の弾性片8bを上方に押した状態(解除状態)で操作スイッチ5を入り状態にすることを不能にする作用である。すなわちロックボタン8を押すことで作動棒9aが付勢部材9dに抗して上方に移動する。そして作動棒9aの上側延出部9a2が操作スイッチ5の張出し片5aに当接する。したがって操作スイッチ5は、入り状態に向けて回動できなくなり、操作不能となる。
以上のようにして芝生バリカン1が構成されている。
すなわち図2に示すようにロックボタン8と操作スイッチ5の間には、図8に示すように操作スイッチ5を入り状態にした際にロックボタン8を解除状態にすることを防止するための装置が設けられている。
したがって操作スイッチ5を入り状態にして、刃物2a,2bをモータ6によって動かしている時にロックボタン8を解除状態にすることができない。そのためロックボタン8を解除状態にしてカバー4を外し、それによって刃物アッセンブリ2(刃物2a,2b)をハウジング3から取外すことができなくなる。
また操作スイッチ5を入り状態にして作業している時に、ロックボタン8を何かにぶつけ、ロックボタン8を誤って解除状態にしてしまうことも防止することができる。
また解除防止装置9は、図9に示すようにロックボタン8を解除状態にした際に操作スイッチ5を入り状態にすることを防止する構成にもなっている。
したがってロックボタン8を解除状態にしてカバー4をハウジング3から取外そうとする際に、誤って操作スイッチ5を入り状態にしてしまうことが防止される。そのため刃物アッセンブリ2(刃物2a,2b)を交換するためにカバー4をハウジング3から取外そうとする際に、誤って刃物2a,2bを動かしてしまうことを防止することができる。
また解除防止装置9は、図8に示すように操作スイッチ5とロックボタン8の間に設けられる作動棒9aを有している。そして操作スイッチ5を入り状態にすることで、作動棒9aが操作スイッチ5に押されてロックボタン8側へ移動して、ロックボタン8が解除状態になることを規制する構成になっている。
したがって解除防止装置9は、作動棒9aによって機械的にロックボタン8を解除不能にする構成になっている。
(実施の形態2)
実施の形態2を図10〜14にしたがって説明する。
実施の形態2は、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし図11,12に示すように刃物アッセンブリ2をハウジング3に対して向きを変更することができる点で実施の形態1と相違している。以下、相違点を中心に実施の形態2について説明する。
実施の形態2にかかる芝生バリカン1は、図10に示すようにハウジング3と刃物アッセンブリ2とカバー14を有している。
ハウジング3の底部には、刃物アッセンブリ2の向きを変更し保持するために回転部材15と位置決め部材16が取付けられている。
回転部材15は、ドーナツ円盤状であって、図10に示すようにハウジング3に形成された溝3fに対して摺動可能に掛け止められる凸部15aを有している。
回転部材15には、図11,12に示すように刃物アッセンブリ2が設置される底側凹部15cが形成されている。したがって回転部材15は、刃物アッセンブリ2とともにハウジング3の底面に対して向き変更される。
位置決め部材16は、回転部材15をハウジング3に対して位置決め保持する部材であって、図10に示すように板材から形成されている。
位置決め部材16は、回転部材15の差込穴15dに差し込まれ、ハウジング3側に十分に差込まれることで先端部がハウジング3の固定部3hに当接する。あるいは図12に示すハウジング3の固定部3gに当接される。そのため位置決め部材16は、回転部材15をハウジング3に対して図11に示す通常位置と、図12に示す直角位置とに位置決め保持する。したがって刃物アッセンブリ2をハウジング3の長手方向に延出する通常位置(図11の位置)と、ハウジング3の短手方向に延出する直角位置(図12の位置)に向きとに変えることができる。
カバー14は、回転部材15に対してスライドされることで回転部材15に取付けられる。そしてカバー14は、回転部材15に取付けられた状態で刃物アッセンブリ2をハウジング3側に保持し、刃物アッセンブリ2の取付部(基端部)を下側から覆う。
回転部材15には、図10に示すようにカバー14を解除可能に位置保持するロックボタン18が設けられている。一方、カバー14には、ロックボタン18が嵌め込まれる凹状の位置決め部14cが形成されている。
ロックボタン18は、図10に示すように円柱状であって、回転部材15の取付孔15bに挿入される。そして上端部に抜止部材13が取付けられ、下方への脱落が防止されている。ロックボタン18の下端部には、カバー14の位置決め部14cに嵌め込まれる嵌り込み部18aが形成されている。
嵌り込み部18aと回転部材15の間には、ロックボタン18を下方に付勢する付勢部材12が取付けられている。
回転部材15には、図11,12に示すように複数(例えば二つ)のロックボタン18,18が取付けられている。これに対してカバー14には、図10に示すように一つの位置決め部14cが形成されている。位置決め部14cは、後部(図11,12に示す左部)に位置するロックボタン18に移動されることで、後部に位置するロックボタン18と係合する。したがってカバー14は、図11に示す通常位置と、図12に示す直角位置の両位置においてハウジング3に対し位置固定される。
ロックボタン18と操作スイッチ5の間には、図10に示すように解除防止装置19が設けられている。
解除防止装置19は、作動棒19aと、作動棒19aを上下動可能に支持する支持部19b,19cと、作動棒19aを下方に付勢する付勢部材19dを有している。
作動棒19aは、ロックボタン18の軸線上で、ロックボタン18の上方で、かつ操作スイッチ5の張出し片5aの下側に配設されている。そして作動棒19aは、ロックボタン18に延出する下側延出部19a1と、張出し片5aに延出する上側延出部19a2を有している。
ハウジング3に内蔵された駆動機構7は、ギヤ7aとギヤ7bを有し、ギヤ7aは、作動棒19aに対して軸支されている。一方、ギヤ7bは、ハウジング3に取付けられた軸部材7eに軸支されている。
刃物アッセンブリ2を図11の位置から図12の位置に向きを変える場合は、先ず、カバー14の位置決め部14cの底面に形成された貫通孔14dに指等を入れて、ロックボタン18を付勢部材12に抗して上方に押し上げる(図13,14参照)。そして嵌り込み部18aを位置決め部14cから解除させた状態とし、その状態でカバー14を図5の矢印X方向と逆の方向に回転させ、カバー14をハウジング3側から取外す。
次に、位置決め部材16を引き、ハウジング3の固定部3hから位置決め部材16の上端部を離間させる(図14参照)。そして回転部材15を図11に示す通常位置から図12に示す直角位置まで回転させ、位置決め部材16をハウジング3側に差込み、位置決め部材16の上端部をハウジング3に形成された直角位置用の固定部3gに当接させる。その後、カバー14をハウジング3側に取付ける。
刃物アッセンブリ2を図12の位置から図11の位置に向きを変える場合も、上記と同様の方法にて行うことができる。
したがって本形態によると、工具を使用することなく刃物アッセンブリ2をハウジング3に対して向き変更することができる。
次に、解除防止装置19の作用について説明する。
解除防止装置19は、図13,14に示すように二つの作用を有している。
第一の作用は、図13に示すように操作スイッチ5を押した状態(入り状態)でロックボタン18を解除状態にすることを不能にする作用である。すなわち操作スイッチ5を押すことで操作スイッチ5が軸部5bを中心に回動し、操作スイッチ5の張出し片5aが下方に傾動する。そして張出し片5aが作動棒19aの上側延出部19a2に当接し、作動棒19aの上方への移動を防止する。したがって作動棒19aによってロックボタン18が上方にスライドできなくなり、ロックボタン18を解除状態へ押すことができなくなる。
解除防止装置19の第二の作用は、図14に示すようにロックボタン18を上方に押した状態(解除状態)で操作スイッチ5を入り状態にすることを不能にする作用である。すなわちロックボタン18を押すことで作動棒19aが付勢部材19dに抗して上方に移動する。そして作動棒19aの上側延出部19a2が操作スイッチ5の張出し片5aに当接する。したがって操作スイッチ5は、入り状態に向けて回動できなくなり、操作不能となる。
以上のようにして芝生バリカン1が構成されている。
すなわちロックボタン18と操作スイッチ5の間には、図13に示すように操作スイッチ5を入り状態にした際にロックボタン18を解除状態にすることを防止する解除防止装置19が設けられている。
したがって操作スイッチ5を入り状態にして、刃物2a,2bをモータ6によって動かしている時にロックボタン18を解除状態にすることができない。そのためロックボタン18を解除状態にしてカバー14を外し、それによって刃物アッセンブリ2(刃物2a,2b)をハウジング3に対して向き変更することができなくなる。
また解除防止装置19は、図14に示すようにロックボタン18を解除状態にした際に操作スイッチ5を入り状態にすることを防止する構成にもなっている。
したがってロックボタン18を解除状態にしてカバー14をハウジング3から取外そうとする際に、誤って操作スイッチ5を入り状態にしてしまうことが防止される。そのため刃物アッセンブリ2(刃物2a,2b)の向きを変更するために、カバー14をハウジング3から取外そうとする際に、誤って刃物2a,2bを動かしてしまうことを防止することができる。
(他の実施の形態)
本発明は、実施の形態1,2に限定されず、以下の形態であってもよい。
(1)すなわち実施の形態1,2は、園芸用バリカンの一つである芝生バリカンにかかる形態であった。しかし園芸用バリカンの一つであるヘッジトリマや刃物を有する他の電動工具であって、これらに実施の形態1,2にかかる解除防止装置を有する形態であっても良い。
(2)実施の形態1,2にかかるロックボタンは、押されることで解除状態にされるボタン式であった。しかしスライドされることで解除状態になるスライド式、あるいは傾動操作されることによって解除状態になるトグル式のロックボタンであっても良い。
(3)実施の形態1,2にかかるカバーは、ハウジングに対して回転スライドされることでハウジング側に取付けられる構成になっていた。しかしロックボタンがハウジングに対して前後あるいは左右方向にハウジングに対して直線的にスライドされることで取付けられる構成になっていても良い。
(4)実施の形態2にかかる解除防止装置19は、図10に示すように付勢部材19dを有していたが、付勢部材19dを有してない形態であっても良い。
実施の形態1にかかる芝生バリカンの斜視図である。 右側の殻体を外した状態の実施の形態1にかかる芝生バリカンの右側面図である。 実施の形態1にかかる刃物アッセンブリとカバーとハウジングの一部の斜視図である。 実施の形態1にかかる刃物アッセンブリとカバーとハウジングの一部の斜視図である。 カバー組付け途中の実施の形態1にかかる芝生バリカンの下面図である。 カバー組付け後の実施の形態1にかかる芝生バリカンの下面図である。 図6のA−A線断面矢視図である。 解除防止装置の作用を説明するための実施の形態1にかかる芝生バリカンの図2に対応する右側面図である。 解除防止装置の作用を説明するための実施の形態1にかかる芝生バリカンの図2に対応する右側面図である。 右側の殻体を外した状態の実施の形態2にかかる芝生バリカンの右側面図である。 カバーを外した状態の実施の形態2にかかる芝生バリカンの下面図である。 カバーを外した状態の実施の形態2にかかる芝生バリカンの下面図である。 解除防止装置の作用を説明するための実施の形態2にかかる芝生バリカンの図10に対応する右側面図である。 解除防止装置の作用を説明するための実施の形態2にかかる芝生バリカンの図10に対応する右側面図である。
符号の説明
1…芝生バリカン(刃物付き電動工具)
2…刃物アッセンブリ
2a,2b…刃物
2c…支持プレート
3…ハウジング
4,14…カバー
5…操作スイッチ
6…モータ
7…駆動機構
8,18…ロックボタン
8a…取付部
8b…弾性片
9,19…解除防止装置
9a,19a…作動棒
9a1,19a1…下側延出部
9a2,19a2…上側延出部
10…プッシュスイッチ
15…回転部材
16…位置決め部材


Claims (3)

  1. モータを内蔵するハウジングと、そのハウジングにスライドして取付けられるカバーと、そのカバーによって取付部が覆われる刃物と、前記モータの電源を入切する操作スイッチとを有し、前記操作スイッチを入り状態にすることで前記刃物が前記モータの動力によって動く刃物付き電動工具であって、
    前記ハウジングと前記カバーの間には、前記刃物の取付部を覆った状態にて前記カバーを前記ハウジングに対して解除可能に位置保持するロックボタンが設けられており、
    前記ロックボタンと前記操作スイッチの間には、前記操作スイッチを入り状態にした際に前記ロックボタンを解除状態にすることを防止するための解除防止装置が設けられていることを特徴とする刃物付き電動工具。
  2. 請求項1に記載の刃物付き電動工具であって、
    解除防止装置は、ロックボタンを解除状態にした際に操作スイッチを入り状態にすることを防止する構成にもなっていることを特徴とする刃物付き電動工具。
  3. 請求項1または2に記載の刃物付き電動工具であって、
    解除防止装置は、操作スイッチとロックボタンの間に設けられる作動棒を有しており、前記操作スイッチを入り状態にすることで、前記作動棒が前記操作スイッチに押されて前記ロックボタン側へ移動して、前記ロックボタンが解除状態になることを規制する構成になっていることを特徴とする刃物付き電動工具。


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