JP4669671B2 - 電波修正時計および電子機器 - Google Patents

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Description

この発明は、標準時刻情報信号を含む標準電波を受信し、受信した標準電波にかかる標準時刻情報信号に基づいて、時刻を修正する電波修正時計および電子機器に関する。
従来、電波修正時計において、時刻を修正する場合、所定の時刻に標準電波を受信する定時受信モードと、操作者からの指示によって前記標準電波を受信する強制受信モードの2つのモードが存在する。そして、双方のモードは互いに別個独立したものとして存在していた。
また、標準時刻電波を受信可能でありながら、標準時刻電波による表示時刻の修正を禁止するモードを備え、当該モードを手動によって設定する電波修正時計が存在する(たとえば特許文献1参照。)。
特開2003−294876号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、強制受信は操作者の意志によっておこなわれるものであったが、定時受信は操作者の意志とは無関係におこなわれるものであり、時刻の修正に操作者の意志が反映されないという問題点があった。
また、たとえば、標準電波による時刻(現在時刻)とは別の時刻を表示させておきたい場合であっても、定時受信によって現在時刻に自動的に修正されてしまうという問題点があった。その問題点を解消するために、たとえば上記特許文献1が存在する。しかし、一旦修正を禁止するモードを設定した後、そのモードを解除する場合、やはり手動によっておこなわなければならず、操作者にとって操作が煩雑になるとともに、モードの解除を忘れてしまった場合には、操作者の意志に反して定時受信がおこなわれないという問題点があった。ここでも、やはり時刻の修正に操作者の意志が反映されていない。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、操作者の意志を反映した定時受信をすることが可能な電波修正時計および電子機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる電波修正時計は、標準時刻情報信号を含む標準電波を受信し、受信した標準電波にかかる標準時刻情報信号に基づいて、時刻を修正する電波修正時計において、所定の時刻に前記標準電波を受信する定時受信手段と、操作者からの指示によって前記標準電波を受信する強制受信手段と、前記強制受信手段によって前記標準電波の受信処理がなされた場合に、前記定時受信手段による前記標準電波の受信処理の内容を変更する変更手段と、を備えたことを特徴とする。また、上記発明において、前記変更手段は、前記強制受信手段によって前記標準電波の受信処理がなされた場合に、前記定時受信手段による前記標準電波の受信の頻度を増加または減少させるようにしてもよい。また、上記発明において、前記変更手段は、前記強制受信手段によって前記標準電波の受信処理がなされた場合に、前記定時受信手段による前記標準電波の受信状況に基づいて、前記定時受信手段による前記標準電波の受信の頻度を増加または減少させるようにしてもよい。
また、上記発明において、前記変更手段は、前記強制受信手段によって前記標準電波の受信処理がなされた場合に、前記定時受信手段による前記標準電波の受信時刻を変更するようにしてもよい。また、上記発明において、現在地の時刻に関する情報を記憶する現在地時刻情報記憶手段と、前記現在地時刻情報記憶手段によって記憶された情報に基づいて、前記標準電波を受信する時刻を決定する受信時刻決定手段と、を備え、前記定時受信手段は、前記受信時刻決定手段によって決定された受信時刻に前記標準電波を受信し、前記変更手段は、前記強制受信手段によって前記標準電波の受信処理がなされた場合に、前記現在地時刻情報記憶手段によって記憶された情報にかかる現在地の時刻を、前記強制受信手段によって受信された標準電波に基づく時刻に変更するようにしてもよい。
また、上記発明において、前記強制受信手段は、前記標準電波の受信処理がなされた場合に、前記現在地時刻情報記憶手段によって記憶された情報にかかる現在地の時刻を、前記標準電波に基づく時刻に変更する第1の強制受信手段と、前記標準電波の受信処理がなされた場合に、前記現在地時刻情報記憶手段によって記憶された情報にかかる現在地の時刻を、前記標準電波に基づく時刻に、前記現在地時刻情報記憶手段によって記憶された情報の時差分を加算した時刻に変更する第2の強制受信手段と、からなることとしてもよい。
また、上記発明において、前記定時受信手段は、複数の前記標準電波を所定の順序で受信する機能を備え、前記変更手段は、前記強制受信手段によって前記標準電波の受信処理がなされた場合に、前記定時受信手段による前記標準電波の受信の順序を変更するようにしてもよい。
また、この発明にかかる電波修正時計は、標準時刻情報信号を含む標準電波を受信し、受信した標準電波にかかる標準時刻情報信号に基づいて、時刻を修正する電波修正時計において、所定の時刻に前記標準電波を受信する定時受信手段を備え、操作者による表示時刻の変更操作がなされた場合に、前記定時受信手段による前記標準電波の受信を禁止することを特徴とする。また、上記発明において、前記操作者による表示時刻の変更操作がなされた後に、更なる表示時刻の変更操作によって前記標準時刻に戻された場合に、前記定時受信手段による前記標準電波の受信の禁止を解除することを特徴とする。また、上記発明において、前記操作者からの指示によって前記標準電波を受信する強制受信手段を備え、前記強制受信手段によって前記標準電波の受信処理がなされた場合に、前記定時受信手段による前記標準電波の受信の禁止を解除するようにしてもよい。
また、この発明にかかる電波修正時計は、標準時刻情報信号を含む標準電波を受信し、受信した標準電波にかかる標準時刻情報信号に基づいて、時刻を修正する電波修正時計において、所定の時刻に前記標準電波を受信する定時受信手段と、前記操作者からの指示によって前記標準電波を受信する強制受信手段と、を備え、操作者による所定の操作がなされた場合に、前記定時受信手段による前記標準電波の受信を禁止するとともに、前記強制受信手段によって前記標準電波の受信処理がなされた場合に、前記定時受信手段による前記標準電波の受信の禁止を解除するようにしてもよい。
また、上記発明において、前記操作者による所定の操作は、表示時刻の変更操作であってもよい。また、上記発明において、さらに、前記定時受信手段による前記標準電波の受信が禁止されている旨を表示する表示手段を備えていてもよい。
また、この発明にかかる電波修正時計は、標準時刻情報信号を含む標準電波を受信し、受信した標準電波にかかる標準時刻情報信号に基づいて、時刻を修正する電波修正時計において、所定の時刻に前記標準電波を受信する定時受信手段を備え、操作者による表示時刻の変更操作がなされた場合に、前記定時受信手段により受信した前記標準電波にかかる標準時刻情報信号のうち一部のみを用いて時刻の修正を行うようにしてもよい。
また、この発明にかかる電子機器は、上記発明にかかる電波修正時計を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、操作者の意志を反映した定時受信をおこなうことが可能な電波修正時計および電子機器が得られるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる電波修正時計および電子機器の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(電波修正時計の機能的構成)
まず、電波修正時計の機能的構成について説明する。図1は、この発明の本実施の形態にかかる電波修正時計の機能的構成を示す説明図である。図1おいて、電波修正時計は、標準時刻情報信号を含む標準電波を受信し、受信した標準電波にかかる標準時刻情報信号に基づいて、時刻を修正するために、定時受信部101と、強制受信部102と、変更部103と、現在地時刻情報記憶部104と、受信時刻決定部105と、表示部106と、を含む構成となっている。
ここで、定時受信部101は、所定の時刻(たとえば毎日午前2時)に標準電波を受信する。また、強制受信部102は、操作者からの指示(たとえば所定のボタンの押下)によって標準電波を受信する。
また、変更部103は、強制受信部102によって標準電波の受信処理がなされた場合に、定時受信部101による標準電波の受信処理の内容を変更する。すなわち、操作者からの強制受信の指示によって強制受信部102が標準電波の受信処理をおこなった結果、標準電波を受信できた場合にのみ、定時受信部101による標準電波の受信処理の内容を変更するようにしてもよく、また、標準電波を受信できなかった場合にのみ、定時受信部101による標準電波の受信処理の内容を変更するようにしてもよく、また、いずれの場合であっても、定時受信部101による標準電波の受信処理の内容を変更するようにしてもよい。
そもそも強制受信は操作者の意志によっておこなわれるものであり、定時受信は操作者の意志とは無関係におこなわれるものである。したがって従来は、強制受信と定時受信とは別個独立したものとして存在していたが、本実施の形態にかかる電波修正時計にあっては、強制受信処理がなされたことが、定時受信の処理に影響を及ぼすことになる。これによって、操作者の意志をより反映させて時刻の修正をおこなうことができるようになる。
このように、強制受信の操作を1回おこなうことによって、強制的に標準電波を受信して時刻を修正するという処理と、定時受信の処理の内容を変更するという処理の2つの処理を同時に実行することができる。したがって操作者にとっては、
(1)強制的に時刻を修正させるために強制受信の操作をする、
(2)定時受信の処理の内容を変更させるために強制受信の操作をする、
(3)上記(1)および(2)を同時に実現させるために強制受信の操作をする、
という3つのパターンが考えられる。
定時受信部101による標準電波の受信処理の内容を変更とは、たとえば、変更部103は、強制受信部102によって標準電波の受信処理がなされた場合に、定時受信部101による標準電波の受信の頻度を増加または減少させるようにすることである。定時受信部101による標準電波の受信の頻度を増加させるとは、具体的には、たとえば1日に1回の受信を2回の受信にすることである。また、定時受信部101による標準電波の受信の頻度を減少させるとは、具体的には、たとえば1日に1回の受信を2日に1回の受信とすることである。
また、変更部103は、強制受信部102によって標準電波の受信処理がなされた場合に、定時受信部101による標準電波の受信状況に基づいて、定時受信部101による標準電波の受信の頻度を増加または減少させるようにする。標準電波の受信状況に基づいてとは、たとえば、定時受信部101による標準電波の受信状況が所定の基準よりもよい場合あるいは悪い場合に、定時受信部101による標準電波の受信の頻度を増加または減少させることである。
より具体的には、定時受信部101による標準電波の受信状況が所定の基準よりもよい場合は、たとえ強制受信部102による強制受信がおこなわれたとしても受信の頻度を増加させる必要はない。したがって、受信の頻度を増加させるのは、定時受信部101による標準電波の受信状況が所定の基準よりもよくない(悪い)場合である。すなわち受信信号の「信頼性なし」あるいは「信頼性低い」場合である。さらに、受信状況の悪さについて複数の基準を設け、設けられた複数の基準に基づいて、たとえば1日に1回の受信のところを2回あるいは3回にしたりというように増加の割合を可変にしてもよい。反対に、受信状況が所定の基準よりもよい場合、すなわち「信頼性あり」あるいは「信頼性高い」場合には、受信の頻度を減少させるようにする。その場合に、増加の割合を可変にするのと同様に、減少の割合を可変にしてもよい。
また、変更部103は、強制受信部102によって標準電波の受信処理がなされた場合に、定時受信部101による標準電波の受信時刻を変更する。具体的には、定時受信部101による標準電波の受信時刻を、たとえば1時間単位で前後にずらすようにする。定時受信部101による標準電波の受信時刻の変更は、上記受信頻度の増加または減少とあわせておこなってもよい。
この際、現在地時刻情報記憶部104が、現在地の現在時刻に関する情報を記憶する。たとえば現在位置が日本である場合、日本の現在時刻を記憶する。そして、受信時刻決定部105が、現在地時刻情報記憶部104によって記憶された情報に基づいて、標準電波を受信する時刻を決定し、定時受信部101が、受信時刻決定部105によって決定された受信時刻に標準電波を受信し、変更部103が、強制受信部102によって標準電波の受信処理がなされた場合に、現在地時刻情報記憶部104によって記憶された情報にかかる現在地の時刻を、強制受信部102によって受信された標準電波に基づく時刻に変更する。したがって、操作者が、時差が生じてしまうような地域に移動した場合、たとえば、日本から中国へ移動した場合に、操作者からの強制受信の指示を受けることなく、移動先の現在地である中国において定時受信をおこなう、すなわち中国の標準電波を受信することで、現在時刻(すなわち、中国の現在時刻)を表示することができる。
また、定時受信部101は、複数の標準電波を所定の順序で受信する機能を備え、変更部103は、強制受信部102によって標準電波の受信処理がなされた場合に、定時受信部101による標準電波の受信の順序を変更するよう制御する。たとえば、日本において、最初に40KHzの福島局の標準電波を受信し、その後、60KHzの九州局の標準電波を受信するという順序になっていた場合に、強制受信がおこなわれると、最初に60KHzの九州局の標準電波を受信し、つぎに40KHzの福島局の標準電波を受信するようにする。再度、強制受信がおこなわれた場合には再度順序が入れ替わる。3つ以上の標準電波がある場合も同様である。順序を変更する場合に、各標準電波の受信状況について考慮して変更するようにしてもよい。すなわち、強制受信によって受信された標準電波の受信状況がよい順に順序を入れ替えるようにしてもよい。
また、変更部103は、操作者による表示時刻の変更操作がなされた場合に、定時受信部101による標準電波の受信を禁止するよう制御する。これによって、中国の上海へ移動し、1時間表示時刻を遅らせておいた場合に、定時受信によって上海において日本の標準電波を受信してしまうことで、1時間表示時刻を進めたにもかかわらず、日本の時刻(中国よりも1時間早い)に変更されてしまうという問題が生じることがない。
ここで、標準電波の受信そのものを禁止する場合のほか、標準電波の受信はおこなうが、受信された標準電波に基づいて表示時刻の変更をおこなわないようにしてもよい。また、標準電波の受信をおこない、その受信された標準電波にかかる標準時刻情報信号のうちの一部のみを用いて時刻の修正をおこなってもよい。たとえば、表示時刻のうち分(長針)および秒(秒)のみ、または秒(秒針)のみを修正し、時(短針)については変更しないようにしてもよい。
また、上記問題を解決するために、少なくとも2種類の強制受信の操作指示があり、第1の強制受信操作によって、受信が成功した場合は、表示時刻を受信した標準電波の時刻情報の時刻に修正する。そして、第2の強制受信操作によって、受信が成功した場合に、表示時刻は、受信した標準電波の時刻情報の時刻に、すでに、操作者による表示時刻の変更操作によって変更された時間差分を加味した時刻に修正するようにしてもよい。より具体的には、強制受信がなされた際の短針が示している位置を記憶しておき、記憶された位置に短針を駆動すればよい。また、その他の方法であってもよい。
また、変更部103は、操作者による表示時刻の変更操作がなされた後に、更なる表示時刻の変更操作によって標準時刻に戻された場合に、定時受信部101による標準電波の受信の禁止を解除するよう制御する。変更部103は、強制受信部102によって標準電波の受信処理がなされた場合に、定時受信部101による標準電波の受信の禁止を解除するよう制御する。定時受信をおこなわないようにすることによって、標準時刻と異なる時刻で使いたい地域であっても支障なく使用することができる。また、標準時刻の地域に戻ってきた場合に、表示時刻の変更操作をすることなく、強制受信操作をすることとによって、正確な標準時刻に戻すことができる。
また、変更部103は、操作者による所定の操作がなされた場合に、定時受信部101による標準電波の受信を禁止するよう制御するとともに、強制受信部102によって標準電波の受信処理がなされた場合に、定時受信部101による標準電波の受信の禁止を解除するよう制御する。ここで、操作者による所定の操作は、表示時刻の変更操作であってもよい。
また、表示部106は、定時受信部101による標準電波の受信が禁止されている旨を表示する。標準電波の受信が禁止されている旨の「定時受信不実施」の表示、あるいは少なくとも時情報を除く受信された標準電波にかかる標準時刻情報信号のうちの一部のみを用いて時刻の修正をおこなう旨の「一部修正動作実施」の表示をおこなう。これによって、たとえばアナログ時計の場合には、所定のボタンの押下によって、秒針が所定の位置へ回転することで、操作者に認識できるようにしてもよく、可能である。したがってアナログ時計の場合は、表示部106は図示を省略する針駆動部を含んでいる。また、たとえばデジタル時計の場合には、前記「定時受信不実施」または「一部修正動作実施」の表示、あるいはそれら内容を示唆する図形やマークなどをデジタル表示するようにしてもよく、可能である。
(時刻修正方法の処理の内容)
つぎに、この発明の本実施の形態にかかる時刻修正方法の処理の内容について説明する。図2〜図4は、この発明の本実施の形態にかかる時刻修正方法の処理の手順を示すフローチャートである。
図2のフローチャートにおいて、まず、現在地時刻情報記憶部104に記憶されている時刻情報に基づいて、所定の時刻になったか否かを判断する(ステップS201)。ここで、所定の時刻になった場合(ステップS201:Yes)は、定時受信処理をおこない(ステップS202)、ステップS203へ移行する。一方、所定の時刻になっていない場合(ステップS201:No)は、何もせずにステップS203へ移行する。
つぎに、強制受信の指示があったか否かを判断する(ステップS203)。ここで、指示がない場合(ステップS203:No)は、ステップS201へ戻り、以後ステップS201〜S203の各ステップを繰り返しおこなう。そして、強制受信の指示があった場合(ステップS203:Yes)は、強制受信処理をおこなう(ステップS204)。そして、受信状況に関する情報を取得する(ステップS205)。ここで、取得した受信状況に関する情報が所定の条件(具体的には、たとえば受信データ(受信信号)にノイズが所定量より少ないという条件、あるいは後述する受信信号の信頼性の条件など)に合致するか否かを判断する(ステップS206)。
ステップS206において、所定の条件に合致する場合(ステップS206:Yes)は、受信成功とみなし、定時受信の処理内容を変更(具体的には、たとえば受信の頻度を増加または減少、あるいは受信時刻の変更など)し(ステップS207)、合致しない場合(ステップS206:No)は、受信失敗とみなし、何もせずに、ステップS208へ移行する。具体的には、受信の頻度を増加または減少させ、あるいは受信時刻を変更する。なお、ステップS206は省略してもよく、その場合は、ステップS205のつぎにステップS207を実行する。
さらに、現在地時刻情報を取得し(ステップS208)、上記現在地時刻情報記憶部104に記憶されている時刻情報と比較し、一致するかどうかを判断する(ステップS209)。そして、一致する場合(ステップS209:Yes)は、何もせずにステップS201へ戻る。一方、一致しない場合(ステップS209:No)は、現在地時刻情報記憶部104に記憶されている時刻情報を、ステップS208において取得した現在地時刻情報に変更し(ステップS210)、その後、ステップS201へ戻る。
また、図3のフローチャートにおいて、まず、現在地時刻情報記憶部104に記憶されている時刻情報に基づいて、所定の時刻になったか否かを判断する(ステップS301)。ここで、所定の時刻になった場合(ステップS301:Yes)は、定時受信処理をおこない(ステップS302)、ステップS303へ移行する。一方、所定の時刻になっていない場合(ステップS301:No)は、何もせずにステップS303へ移行する。
つぎに、操作者によって、たとえば表示時刻の変更操作などの所定の操作がなされたか否かを判断する(ステップS303)。ここで、所定の操作がなされていない場合(ステップS303:No)は、ステップS301へ戻り、以後ステップS301〜S303の各ステップを繰り返しおこなう。そして、所定の操作がなされた場合(ステップS303:Yes)は、「定時受信不実施」の状態にする処理をおこない、その旨を示すような表示処理をおこなう(ステップS304)。また、ステップS304において、「定時受信不実施」の状態にする処理のみをおこない、「定時受信不実施」の状態を示す表示は、所定のボタンの押下の有無の判定をおこなった上で、所定のボタンの押下があった場合(「有」)にのみ、おこなうようにしてもよい。なお、ステップS304では、『「定時受信不実施」の処理、および表示処理』としたが、『「一部修正動作実施」の処理、および表示処理』としてもよい。
その後、強制受信の指示があったか否かを判断する(ステップS305)。ここで、強制受信の指示がない場合(ステップS305:No)は、ステップS304へ戻り、以後ステップS304とS305の各ステップを繰り返しおこなう。これによって、定時受信が禁止された状態を維持することができる。その後、ステップS305において強制受信の指示があった場合(ステップS305:Yes)は、強制受信処理をおこない(ステップS306)、その後、ステップS301へ戻る。これによって、定時受信の禁止が解除されたことになる。
また、図4のフローチャートにおいて、まず、現在地時刻情報記憶部104に記憶されている時刻情報に基づいて、所定の時刻になったか否かを判断する(ステップS401)。ここで、所定の時刻になった場合(ステップS401:Yes)は、定時受信処理をおこない(ステップS402)、ステップS403へ移行する。一方、所定の時刻になっていない場合(ステップS401:No)は、何もせずにステップS403へ移行する。
つぎに、操作者によって表示時刻が変更されたか否かを判断する(ステップS403)。ここで、表示時刻が変更されていない場合(ステップS403:No)は、ステップS401へ戻り、以後ステップS401〜S403の各ステップを繰り返しおこなう。そして、表示時刻が変更された(現在地時刻情報記憶部104に記憶されている時刻情報は変更されていない)場合(ステップS403:Yes)は、「定時受信不実施」の状態にする処理をおこない、その旨を示すような表示処理をおこなう(ステップS404)。また、ステップS404において、「定時受信不実施」の状態にする処理のみをおこない、「定時受信不実施」の状態を示す表示は、所定のボタンの押下の有無の判定をおこなった上で、所定のボタンの押下があった場合(「有」)にのみ、おこなうようにしてもよい。なお、ステップS404では、『「定時受信不実施」の処理、および表示処理』としたが、『「一部修正動作実施」の処理、および表示処理』としてもよい。
その後、表示時刻が変更されたか否かを判断する(ステップS405)。ここで、表示時刻が変更されていない場合(ステップS405:No)は、ステップS407へ移行する。一方、表示時刻が変更された場合(ステップS405:Yes)は、その変更によって標準時刻、すなわち現在地時刻情報記憶部104に記憶されている時刻情報にかかる標準時刻に戻されたか否かを判断する(ステップS406)。ここで、標準時刻以外の時刻に変更された場合(ステップS406:No)は、ステップS407へ移行する。
その後、強制受信の指示があったか否かを判断する(ステップS407)。ここで、強制受信の指示がない場合(ステップS407:No)は、ステップS404へ戻り、以後ステップS404〜S407の各ステップを繰り返しおこなう。これによって、定時受信が禁止された状態を維持することができる。
ステップS406において、標準時刻に戻された場合(ステップS406:Yes)、その後、ステップ401へ戻る。また、ステップS407において強制受信の指示があった場合(ステップS407:Yes)は、強制受信処理をおこない(ステップS408)、その後、ステップS401へ戻る。ステップS401へ戻ることによって、定時受信の禁止が解除されたことになる。
(電波修正時計のハードウエア構成)
つぎに、実施例にかかる電波修正時計のハードウエア構成について説明する。図5は、この発明の実施例にかかる電波修正時計のハードウエア構成を示すブロック図である。図5において、標準時刻情報信号を含む標準電波を受信して、標準時刻情報信号に基づいて時刻修正をおこなうように構成された電波修正時計500は、少なくとも演算制御部501と、アンテナ502と、受信局切換回路504および受信回路505を備えた受信部503と、コード判定部506と、受信状況判定部507と、受信局選択部508と、駆動部509と、基準信号発生部510と、カウンタ部511と、表示駆動部512と、表示部513と、外部入力部514と、制御プログラム記憶部(ROM)515と、制御情報記憶部(RAM)516と、を備えている。
そして、たとえば演算制御部501が制御部プログラム記憶部515に記憶されたプログラムを実行することによって、図1に示した変更部103および受信時刻決定部105の機能を実現し、受信部503によって、図1に示した定時受信部101および強制受信部102の機能を最終的に実現する。また、表示駆動部512および表示部513によって、図1に示した表示部106の機能を実現する。また、制御情報記憶部516によって現在地時刻情報記憶部104の機能を実現する。
また、制御情報記憶部(RAM)516は、受信データ記憶部521と、計時データ記憶部522と、受信状況記憶部523と、受信履歴記憶部524と、強制受信局記憶部525と、定時受信局記憶部526と、定時受信モード記憶部527と、を含んでいる。
ここで、演算制御部501は、CPUなどによって構成され、電波修正時計500の全体を制御する。また、演算制御部501は、計時データ記憶部522の駆動状態を制御するほか、各種の構成部を個別に演算制御をする。また、アンテナ502は、時刻情報を含む標準電波を受信する。また、受信部503のうち、受信局切換回路504は、受信局選択部508からの受信局を選択制御する信号を入力して、受信局を切り換える。また、受信回路505は、アンテナ502によって受信された標準電波を増幅し、フィルタ回路、整流回路、検波回路などの処理によって復調をおこなう。
コード判定部506は、受信部503によって受信された時刻情報を含む標準電波から所定の情報を抽出する。また、受信状況判定部507は、受信部503からの出力を入力して受信状況、すなわち受信信号の「信頼性あり」を判定し、その判定結果を演算制御部501に出力する。判定の詳細な内容については後述する。
受信局選択部508は、外部入力部514からの入力情報などに基づいて、強制受信局記憶部525または定時受信局記憶部526に記憶された受信局の中から当該標準電波を受信するための受信局を選択し、受信局を選択制御する信号を演算制御部501からの制御に基づき受信局切換回路504へ出力する。
駆動部509は、演算制御部501からの信号に基づいて、受信部503による受信処理駆動する。また、基準信号発生部510は、たとえば発信回路から構成され、計時処理の基準となる所定の周波数を有する信号を発生する。また、カウンタ部511は、基準信号発生部510から発生される所定の周波数を有する基準信号を適宜の分周回路などを介して所定の周波数、たとえば本具体例では1Hzの演算制御部501をホールトリリースするためのホールトリリース信号を作成し、作成されたホールトリリース信号を演算制御部501に対して出力する。
表示駆動部512は、表示部513を駆動して時刻修正結果を表示させる。また、表示部513は、現在時刻、日付や曜日などのカレンダ情報および電波受信状況に関する情報などを表示する。表示部513は、表示手段、すなわち図1に示した表示部106としての機能を実現する。表示部513の具体的な内容についての詳細については、後述する図において説明する。
外部入力部514は、操作者の操作指示を入力する。具体的には、ボタンや竜頭などである。また、制御プログラム記憶部515は、一般的にはROMで構成されており、各種の制御プログラムを記憶している。表示時刻の変更操作も、外部入力部514の操作によっておこなわれる。
制御情報記憶部(RAM)516において、受信データ記憶部521は、コード判定部506によって判定された受信データを記憶する。具体的には「0」「1」「P」信号を所定ビット(たとえば「P」信号が連続して出現してから60×nビット分(n=1,2,・・・))を記憶する。
また、計時データ記憶部522は、演算制御部501から出力される時刻情報あるいはカレンダ情報、すなわち受信した標準電波により修正された計時データを記憶する。
また、受信状況記憶部523は、受信状況判定部507によって判定された電波の受信状況に関する情報を記憶する。具体的には、「H(信頼性高)」「M(信頼性中)」「L(信頼性低)」「NG(信頼性なし)」などの種類の情報およびその時刻情報である。
また、受信履歴記憶部524は、標準電波の受信に際して、受信されたすべての標準電波に関するデータ、たとえば、受信局、受信周波数、受信時刻、受信状態(電界強度)、受信成功か否かなどの受信履歴情報を記憶する。
また、強制受信局記憶部525は、一つまたは複数の強制受信をおこなう受信局に関する情報、たとえば標準電波の周波数、コードパターンなどに関する情報を記憶する。上述のように、複数種類の強制受信がある場合は、それぞれ記憶する。また、定時受信局記憶部526は、一つまたは複数の定時受信をおこなう受信局に関する情報、たとえば標準電波の周波数、コードパターンなどに関する情報を記憶する。また、定時受信モード記憶部527は、定時受信のモードに関する情報を記憶する。定時受信モード記憶部527のデータ構成については後述する。
このような構成において、演算制御部501は、CPUのホールト状態が解除され、ROMで構成されている制御プログラム記憶部515に記憶されている所定の制御プログラムによって、制御情報記憶部(RAM)516の中の時刻カレンダデータを計数する計時データ記憶部522のデータを1秒毎に秒データをインクリメントする。また、演算制御部501は、必要に応じて分データ、時データ、日データなどのカレンダデータもキャリー処理によって時刻(カレンダ)のデータを計数する。1秒毎に変更された後の計時データ記憶部522の所定の時刻情報あるいはさらにカレンダ情報を表示部513に表示する。そして、定時受信は、計時データ記憶部522が所定の計時情報値となったときに動作する。また、強制受信は、外部入力部514の操作によって動作する。
制御プログラム記憶部515に記憶されている各種の制御プログラムを利用して当該演算制御部501が各種の制御情報を記憶している当該制御情報記憶部(RAM)516のデータを使用して所定の演算処理をおこない、電波修正時計500の各種の構成部を駆動制御するように構成されている例を示したが、本発明はこのような具体例の構成に限定されるものではなく、CPUを使わないランダムロジックの構成にて同一の機能を実現することができる。
(受信動作の内容)
つぎに受信動作に関して説明する。受信され取り込まれた受信信号は、受信状況判定部507において、受信され取り込まれた受信信号の信頼性があるか否かを判定し、「信頼性あり」と判定された場合に受信信号のデータをコード判定部506、演算制御部501を介して時刻カレンダデータとして受信データ記憶部521に記憶する。
なお、別の処理方法として、まず受信データ記憶部521に記憶した後に、受信データ記憶部521に記憶された受信データ(受信信号)が信頼性があるか否かの判定処理をおこない、受信状況判定部507にて受信信号の「信頼性なし」の判定がなされていた場合には受信データ記憶部521に記憶されたデータを消去し、計時データ記憶部522へ置き換える処理をおこなわない。「信頼性あり」の判定がされる場合のみ計時データ記憶部522のデータを受信データ記憶部521の当該データに置き換えて、時刻(カレンダ)修正をおこなうように構成されているものであってもよい。
ここで受信状況判定部507は、長波の標準電波に含まれるている矩形パルス(「0」、「1」、「P」のコードが矩形パルスの幅にて定義付けられている矩形パルス)を受信部503から入力する。そして受信状況判定部507は、さらに受信部503からの信号の立ち上がりエッジを検出し、その検出間隔がカウントされ、そのカウント値にて受信信号の「信頼性あり」あるいは「信頼性なし」の判定がなされる。具体的には、このカウント値は本来1秒間隔であるはずのものであるが、受信環境(ノイズの強弱や有無など)によってこの1秒周期が不安定、すなわち受信信号の「信頼性なし」の場合に本来1秒周期であるはずのものが乱れる。
上記カウント値と所定の比較値(たとえば1秒±32ms)との比較をたとえば10秒間判定し、受信信号の「信頼性」を判定することで受信状況の判定をおこなう。受信状況の判定をおこなう方法は、他の方法であってもよい。たとえば、受信状況判定部507における時刻情報を含む標準電波の受信信号の「信頼性」の判断を、電界強度を検出しておこなうようにしてもよい。
そして、この操作にて受信信号が「信頼性あり」と判定できた場合には、演算制御部501において制御プログラム記憶部515に記憶されている所定のアルゴリズムに基づいて、取り込まれた受信データである時刻カレンダデータを受信データ記憶部521に格納する処理をおこなう。
受信した標準電波に基づいて時刻を修正する場合の一具体例としては、上記したように制御プログラム記憶部515のプログラムにて演算制御部501の制御に基づき、制御情報記憶部(RAM)516の所定のデータを操作処理することによって時刻修正をおこなうソフト処理を採用するものであるが、たとえば、計時手段である計時データ記憶部522を、RAMではなく、たとえばフリップフロップとゲートを組み合わせたカウンタ手段にて構成するようにしてもよい。
つぎに、受信データが受信データ記憶部521に格納された後の処理について説明する。長波の標準電波に含まれる矩形パルス(「0」、「1」、「P」のコードの矩形パルスの幅にて定義付けられている矩形パルス)は1分間で1セットであり、1セットの受信データにて、時刻カレンダデータなどのデータを構成している。そこで、演算制御部501は、制御プログラム記憶部515に記憶されている所定のアルゴリズムに基づいて、受信信号の「信頼性あり」の判定後にさらに、受信信号の信頼性を確認するために、受信データを2セット取り込み、2つの時刻カレンダデータが1分差であるかを判定する。なお、この場合は受信データ記憶部521は受信データを2セット分を格納することのできる容量のメモリを備えている。
このように受信信号の「信頼性あり」の判定後にさらにデータの有効性を確認することは、たとえば受信部503にて誤データ(本来「0」のはずが「1」など)が受信されたり、あるいは、まれであるが、長波の標準電波を送出する局からの電波信号が誤送出をおこなっているような場合に有効である。そして、判定後に「信頼性あり」と受信データ(受信信号)の有効性も含めた信頼性が判定された場合には、演算制御部501は、制御プログラム記憶部515に記憶されている所定のアルゴリズムに基づいて、計時データ記憶部522のデータを受信データ記憶部521のデータに置き換える処理をおこない、時刻カレンダデータを使用して時刻(カレンダ)修正をおこなう。また、受信信号の「信頼性なし」と判定された場合には、表示部513に「受信データに矛盾あり」の表示をおこなう所定のアルゴリズムを制御プログラム記憶部515に記憶しておくことで、今までにない受信に際してのユーザーへの警告情報を提供することができる。
そして、受信部503は、指定された周波数の時刻情報を含む標準電波を発信する局から標準電波を受信し、たとえば受信状況判定部507における受信信号の「信頼性あり」と、制御プログラム記憶部515に記憶されている所定のアルゴリズムに基づいて演算制御部501における「受信データを2セット取り込み、2つの時刻カレンダデータが1分差であるかを判定する」ことによる受信信号の「信頼性あり」との両方が確認されると、「受信が正常と判断された」こととなり、その場合に計時データ記憶部522のデータを受信データ記憶部521の当該データに置き換えて時刻(カレンダ)修正をおこない現在の正確な時刻(カレンダ)情報を前記表示部513に表示するとともに、表示部513に「受信成功」の表示をおこなう。そして、同時に、上記受信動作の経過を受信局ごとに設けられている受信履歴記憶部524に記憶させる。なお、時刻情報を含む標準電波が正常に受信できたか否かの判断は、電界強度を検出して判断してもよい。
(定時受信モード記憶部527の内容)
つぎに、定時受信モード記憶部527の内容について説明する。図6は、この発明の一実施例にかかる電波修正時計の定時受信モード記憶部の内容の一例を示す説明図である。図6において、定時受信モード記憶部527に記憶されるシリアルな番号が付された各定時受信モードに関する情報(定時受信モード情報)は、「受信開始時刻」、「受信局」、「成功フラグ」、「禁止フラグ」に関する項目などから構成される。
「受信開始時刻」の項目には、受信の開始時刻に関する情報を格納する。また「受信局」の項目には、受信局に関する情報(日本においては、『福島』または『九州』)を格納する。また「成功フラグ」の項目には、最新の受信状況に関する情報を格納する。受信に成功した場合は『ON』とし、受信に失敗した場合は『OFF』とする。「成功フラグ」は、各定時受信モード情報に基づいて受信をするごとに更新する。また「禁止フラグ」の項目には、禁止モードが設定されているか否かの情報を格納する。禁止モードに設定されている場合は『ON』とし、禁止モードに設定されていない場合は『OFF』とする。「禁止フラグ」は、禁止モードの設定/設定解除がおこなわれるごとに更新する。
したがって、図6において、シリアルな番号「1」の定時受信モード情報は、受信開始時刻が午前2時で、受信局は福島局であり、成功フラグ・禁止フラグともにOFFとなっており、シリアルな番号「2」の定時受信モード情報は、受信開始時刻が午前3時で、受信局は福島局であり、成功フラグ・禁止フラグともにOFFとなっており、シリアルな番号「3」の定時受信モード情報は、受信開始時刻が午前3時で、受信局は九州局であり、成功フラグがOFF、禁止フラグがONとなっている。禁止フラグに関しては、すべての定時受信モード情報のON/OFFを一括で切り換えてもよく、また個別で切り換えるようにしてもよい。
図7は、この発明の一実施例にかかる電波修正時計の定時受信の処理の手順を示すフローチャートである。図7のフローチャートにおいて、まず、シリアルな番号「1」のデータを抽出し(ステップS701)、禁止フラグをチェックする(ステップS702)。ここで、禁止フラグがONの場合(ステップS702:ON)は、何もせずにステップS709へ移行する。一方、禁止フラグがOFFの場合(ステップS702:OFF)は、ステップS701において抽出されたデータの中から受信局データを取得する(ステップS703)。つぎに、ステップS701において抽出されたデータに基づいて受信開始時刻になったか否かを判断し(ステップS704)、受信開始時刻になるのを待って、なった場合(ステップS704:Yes)は、受信処理をおこなう(ステップS705)。
そして、受信が成功したか否かを判断し(ステップS706)、成功した場合(ステップS706:Yes)は、成功フラグをONにし(ステップS707)、成功しなかった場合(ステップS706:No)は、成功フラグをOFFにする(ステップS708)。つぎに、当該定時受信モード情報が最後の情報であるか、すなわちその後に続くシリアルな番号を持った定時受信モード情報(当該定時受信モード情報が番号「1」である場合、番号「2」の定時受信情報)が存在するか否かを判断する(ステップS709)。ここで、最後でない場合、すなわちその後に続くシリアルな番号を持った定時受信モード情報が存在する場合(ステップS709:No)は、つぎの番号のデータを抽出し(ステップS710)、禁止フラグをチェックする(ステップS711)。
ここで、禁止フラグがONの場合(ステップS711:ON)は、ステップS709へ戻る。一方、禁止フラグがOFFの場合(ステップS711:OFF)は、つぎに、直前の(シリアルな番号が一つ前の)定時受信モード情報の成功フラグをチェックする(ステップS712)。ここで、成功フラグがOFFの場合(ステップS712:OFF)は、通常どおり定時受信処理をおこなわせるため、ステップS704へ戻る。一方、成功フラグがONの場合(ステップS712:ON)は、ステップS703において取得した受信局データに基づいて、直前の定時受信モード情報の受信局情報と同一の受信局であるか否かを判断する(ステップS713)。ここで、受信局が異なる場合(ステップS713:No)は、通常どおり定時受信処理をおこなわせるため、ステップS704へ戻る。
一方、成功フラグがONで受信局が同一である場合(ステップS713:Yes)は、再度定時受信をおこなう必要がないと判断し、通常どおりの定時受信処理をおこなうことなく、ステップ709へ移行する。図8は、この発明の一実施例にかかる電波修正時計の定時受信モード記憶部の内容の別の一例を示す説明図である。図8において、シリアルな番号「1」の成功フラグがONになっており、受信局が同一(福島)であるので、この場合、シリアルな番号「2」の受信処理はおこなわない。
なお、上記成功フラグによる受信処理の省略は、たとえば直前の定時受信モード情報における受信開始時刻からの経過時間によって判断するようにしてもよい。すなわち、所定時間以上間隔が開いている場合は、成功フラグのON/OFFにかかわらず、受信処理をおこなうようにしてもよい。受信頻度の増減、受信時刻の変更が頻繁におこなわれる場合は、上記経過時間を考慮することは有効である。そして、ステップS709において、当該定時受信モード情報が最後の情報である場合(ステップS709:Yes)は、一連の処理を終了し、初期状態に戻る(RETURN)。
図9は、定時受信処理の頻度を増加した状態を示す説明図である。図9において、定時受信モード情報が一つ(シリアルな番号「1」のみ)であったところ、頻度を増加させるために、あらたにシリアルな番号「2」を追加している。この際、受信開始時刻は、あらかじめ定められた時間隔(たとえば1時間)を自動的に設定するようにしてもよく、また操作者に設定させるようにしてもよい。これによって、頻度を増加させることができる。図示は省略するが、頻度を減少させる場合はこれとは反対に、定時受信モード情報を間引くことによって実現させることができる。
図10は、定時受信処理の受信時刻を変更した状態を示す説明図である。図10において、すでに格納されている受信開始時刻(02:00)を変更するあらたな時刻(03:00)に上書きすることによって、受信時刻を変更することができる。
図11は、複数の受信局において、受信の順序を変更した状態を示す説明図である。図11において、受信順序(福島(シリアルな番号「1」)→九州(シリアルな番号「2」))となっているところ、そのシリアルな番号を変更することによって、受信順序を変更する(九州(シリアルな番号「1」)→福島(シリアルな番号「2」))。強制受信処理の場合は、図示は省略するが、定時受信処理と同様に、受信順序を変更することができる。
(表示部の表示内容の一例)
つぎに、表示部513の表示内容の一例について説明する。図12は、この発明の一実施例にかかる電波修正時計の表示部の表示内容の一例を示す説明図である。図12はアナログ時計を示しており、1201が秒針である。図示を省略するボタンを押下することによって、定時受信表示モードに切り替わり、現在時刻を示していた秒針1201が高速で回転し、現在時刻とは無関係に「OK」1202、「REC」1203、「NG」1204、「NO REC」1205のいずれかを指し示す。
ここで、「OK」1202を指し示した場合は、最も最近におこなわれた定時受信に成功したことを表している。また「REC」1203を指し示した場合は、定時受信中であることを表している。また「NG」1204を示した場合は、最も最近におこなわれた定時受信が失敗したことを表している。また「NO REC」1205を示した場合は、定時受信が禁止されていることを示している。いずれかを指し示した秒針1201は、所定秒経過後には、定時受信表示モードを解除し、再度現在時刻の秒を示すようになる。なお、ボタンを押下しなくても、受信中は常に「REC」1203を表示し、受信終了後、現在時刻表示へ戻るようにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、強制受信や表示時刻の変更などの操作に基づいて、定時受信の処理の内容を変更することで、操作者の意志を反映した定時受信をおこなうことが可能となる。
なお、上記実施の形態においては、電波修正時計について説明したが、この電波修正時計は、腕時計、掛け時計、置き時計などすべての種類の時計が含まれる。また、本発明は、電波修正時計に限定されるものではなく、電波修正時計を内蔵した、カメラ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ゲーム機器、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型パーソナルコンピュータなどの携帯可能な情報端末装置、さらには、家電や自動車を含む電子機器であってもよい。
以上のように、本発明にかかる電波修正時計および電子機器は、標準時刻情報信号を含む標準電波を受信し、受信した標準電波にかかる標準時刻情報信号に基づいて、時刻を修正する時計、電子機器などに用いるのに適している。
この発明の本実施の形態にかかる電波修正時計の機能的構成を示す説明図である。 この発明の本実施の形態にかかる時刻修正方法の処理の手順を示すフローチャートである。 この発明の本実施の形態にかかる時刻修正方法の別の処理の手順を示すフローチャートである。 この発明の本実施の形態にかかる時刻修正方法の別の処理の手順を示すフローチャートである。 この発明の一実施例にかかる電波修正時計のハードウエア構成を示すブロック図である。 この発明の一実施例にかかる電波修正時計の定時受信モード記憶部の内容の一例を示す説明図である。 この発明の一実施例にかかる電波修正時計の定時受信の処理の手順を示すフローチャートである。 この発明の一実施例にかかる電波修正時計の定時受信モード記憶部の内容の別の一例を示す説明図である。 定時受信処理の頻度を増加した状態を示す説明図である。 定時受信処理の受信時刻を変更した状態を示す説明図である。 複数の受信局において、受信の順序を変更した状態を示す説明図である。 この発明の一実施例にかかる電波修正時計の表示部の表示内容の一例を示す説明図である。
符号の説明
101 定時受信部
102 強制受信部
103 変更部
104 現在地時刻情報記憶部
105 受信時刻決定部
106 表示部
500 電波修正時計
501 演算制御部
502 アンテナ
503 受信部
506 コード判定部
507 受信状況判定部
508 受信局選択部
509 駆動部
510 基準信号発生部
511 カウンタ部
512 表示駆動部
513 表示部
514 外部入力部
515 制御プログラム記憶部(ROM)
516 制御情報記憶部(RAM)
521 受信データ記憶部
522 計時データ記憶部
523 受信状況記憶部
524 受信履歴記憶部
525 強制受信局記憶部
526 定時受信局記憶部
527 定時受信モード記憶部

Claims (5)

  1. 標準時刻情報信号を含む標準電波を受信し、受信した標準電波にかかる標準時刻情報信号に基づいて、時刻を修正する電波修正時計において、
    所定の時刻に前記標準電波を受信する定時受信手段と、
    前記操作者からの指示によって前記標準電波を受信する強制受信手段と、を備え、
    操作者による所定の操作がなされた場合に、前記定時受信手段による前記標準電波の受信を禁止するとともに、
    前記強制受信手段によって前記標準電波の受信処理がなされた場合に、前記定時受信手段による前記標準電波の受信の禁止を解除することを特徴とする電波修正時計。
  2. 前記操作者による所定の操作がなされた後に、更なる所定の操作をおこなった場合に、前記定時受信手段による前記標準電波の受信の禁止を解除することを特徴とする請求項1に記載の電波修正時計。
  3. 前記操作者による所定の操作は、表示時刻の変更操作であることを特徴とする請求項に記載の電波修正時計。
  4. さらに、前記定時受信手段による前記標準電波の受信が禁止されている旨を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の電波修正時計。
  5. 請求項1〜のいずれか一つに記載の電波修正時計を備えたことを特徴とする電子機器。
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