JP4667944B2 - 画像作成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像作成装置に関し、特に、細胞画像を作成する画像作成装置に関する。
従来、細胞の複数の異なる深さ方向の位置で細胞を撮像することにより、細胞の複数の異なる深さ方向の位置に対応する細胞画像を作成する画像作成装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、検査対象となる細胞に対する深さ方向の焦点位置が互いに異なるように配置された3つのラインセンサを含む画像作成装置が開示されている。この特許文献1に開示された従来の画像作成装置では、上記した3つのラインセンサを用いて、予め固定的に設定された細胞の3つの異なる深さ方向の位置の各々に対して焦点が合うように細胞を撮像することにより、細胞の3つの異なる深さ方向の位置の各々に対応する3つの細胞画像を作成することが可能となる。
特開2004−150895号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来の画像作成装置では、予め固定的に設定された細胞の3つの異なる焦点位置で細胞を撮像するため、これらの焦点位置以外に分布している細胞構造については焦点が合った画像を得ることができなかった。その結果、上記特許文献1では、細胞中の細胞構造を細胞画像を用いて検査する場合に、細胞中の細胞構造を判別するのが困難になる場合があるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、細胞中の細胞構造を確実に判別できる細胞画像を作成することが可能な画像作成装置を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の一の局面によるバーチャルスライド作成装置は、血液細胞が塗沫されたスライドを、複数の異なる視野範囲において、焦点位置を異ならせて複数回撮像するスライド画像撮像部と、画像撮像部によって撮像された複数のスライド画像を、焦点方向についての連続する複数の深さ範囲で分類し、分類された複数の深さ範囲のそれぞれにおいて、視野範囲が同一かつ焦点位置が異なる複数のスライド画像をそれぞれフォーカス合成することによって、対応する視野範囲および深さ範囲の全体に亘って焦点の合ったフォーカス合成画像を複数の視野範囲毎に作成し、作成された複数のフォーカス合成画像を、複数の深さ範囲のそれぞれにおいて画像タイリングすることによって、対応する深さ範囲が異なる複数のバーチャルスライドを作成するバーチャルスライド作成部とを備えている。なお、フォーカス合成とは、焦点位置の異なる複数の画像(同一視野)に対し、各画像から焦点(ピント)の合った画素を抽出して、全体的に焦点の合った1つの画像(フォーカス合成画像)を作成する処理のことを意味する。
この一の局面によるバーチャルスライド作成装置では、上記のように、焦点位置を異ならせて撮像された複数の画像を、複数の深さ範囲で分類し、かつ、複数の深さ範囲の各々に属する複数の画像を、複数の深さ範囲毎にフォーカス合成することによって、たとえば、細胞が血液細胞のように複数の細胞構造を含むとともに、その複数の細胞構造が焦点方向にばらつきを有した状態で分布している場合においても、複数の細胞構造の各々に対して焦点の合った細胞画像(フォーカス合成画像)を複数の細胞構造毎に作成することができる。これにより、細胞中の複数の細胞構造を検査する際に、各々の細胞構造に対して焦点の合った細胞画像を用いることができるので、細胞中の各々の細胞構造を確実に判別することができる。また、複数の深さ範囲毎にフォーカス合成画像を作成することによって、フォーカス合成画像を細胞全体に対して1つのみ作成する場合と異なり、細胞中の複数の細胞構造が重なり合った状態で画像化されるのを抑制することができるので、これによっても、細胞中の各々の細胞構造を確実に判別することが可能な細胞画像(フォーカス合成画像)を作成することができる。また、同一の深さ範囲に属する複数の画像を合成して複数の焦点位置のそれぞれで焦点の合ったフォーカス合成画像を作成するように構成されている。このように構成すれば、フォーカス合成画像を対応する深さ範囲の全体に亘って焦点の合ったものとすることができ、細胞構造の検査において、細胞中の各々の細胞構造を確実に判別することが可能となる。また、複数の深さ範囲毎に作成された複数のフォーカス合成画像をそれぞれ画像タイリングする機能を有する。このように構成すれば、複数のフォーカス合成画像により1つの細胞画像を作成する場合に、隣接するフォーカス合成画像間のつなぎ目を目立たなくすることができる。また、血液細胞中の複数の細胞構造を検査する場合において、容易に、血液細胞中の各々の細胞構造を確実に判別することができる。
上記一の局面によるバーチャルスライド作成装置において、好ましくは、スライド画像撮像部は、スライドの拡大像を得るためのレンズ部と、レンズ部により得られたスライドの拡大像を撮像するための撮像部と、レンズ部の焦点位置を変更するための焦点位置変更部とを含み、レンズ部のスライドに対する深さ方向の焦点位置を変更することによって、スライドの複数の異なる深さ方向の位置の各々で、レンズ部を介して撮像部によりスライドが撮像される。このように構成すれば、容易に、複数の異なる焦点位置の各々で、フォーカス合成される複数の拡大画像を撮像することができる。
この場合、好ましくは、焦点位置変更部は、同一視野における焦点位置を変更するように構成されている。このように構成すれば、同一視野において焦点方向(すなわち、画像の平面方向に直交する方向)の位置のみを異ならせた画像を得ることができる。
上記一の局面によるバーチャルスライド作成装置において、好ましくは、フォーカス合成画像を作成する際には、対応する深さ範囲に属する各々のスライド画像に含まれる同一位置の画素の中でコントラスト値が最も高い画素を焦点の合った画素として選択するとともに、選択された各画素を組み合わせることによってフォーカス合成画像を作成する。このように構成すれば、容易に、焦点の合った細胞画像(フォーカス合成画像)を作成することができる。
上記一の局面によるバーチャルスライド作成装置において、好ましくは、複数のスライド画像は、隣接する深さ範囲間で重複するスライド画像が存在するように分類される。たとえば、隣接する2つの深さ範囲の境界に注目したい細胞構造が存在する場合に、重複する画像を存在させないで作成されたフォーカス合成画像には、その細胞構造の像がユーザが判別することができる程度に明確に写っていないことが考えられるが、かかる構成とすることにより、それぞれのフォーカス合成画像にその細胞構造の像をより明確に写すことができる。
上記一の局面によるバーチャルスライド作成装置において、好ましくは、スライド画像撮像部は、血液細胞を含む撮像対象内の一点に焦点を合わせるオートフォーカス部を備え、オートフォーカス部によって合わせられた焦点位置に基づいて複数の深さ範囲を決定するように構成されている。このように構成すれば、自動的に撮像対象内の適切な焦点位置に焦点が合わせられ、その焦点位置から適切な深さ範囲が決定されるため、たとえば、ユーザが手動で焦点合わせを行ったり、焦点位置に撮像対象が確実に入るように必要以上に広い深さ範囲を設定するといった手間や無駄が生じず、フォーカス合成画像の作成を効率的に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による画像作成装置で作成された画像のデータをクライアント端末に伝送するためのネットワークシステムの全体構成を示した図である。図2は、本発明の一実施形態による画像作成装置の全体構成を示した図である。図3〜図5は、図2に示した一実施形態による画像作成装置を構成する端末の機能を説明するための概略図である。まず、図1〜図5を参照して、本実施形態による画像作成装置を含むネットワークシステムの全体構成について説明する。なお、本実施形態の画像作成装置により作成される画像は、血液細胞画像(バーチャルスライド)である。
本実施形態では、図1に示すように、画像作成装置1は、ネットワークケーブルとしてのLANケーブル10を介して、バーチャルスライド分割・管理部2と、バーチャルスライド運用部3とに接続されている。バーチャルスライド分割・管理部2には、バーチャルスライドデータを保存するとともに、そのバーチャルスライドデータの管理や画像分割などを行うためのサーバ21が設けられている。このサーバ21は、識別情報と属性情報とを対応づけたテーブルが格納されたデータベース21aを有する。そして、バーチャルスライドデータは、検体番号などの識別情報と共にデータベース21aに保存されている。なお、属性情報とは、患者番号、患者名、性別、年齢、血液型、病棟、診療科、病名、病歴、担当医および所見などの患者属性情報や、血液検査日、依頼番号、採取日、検体種別および検体コメントなどの検体属性情報である。また、バーチャルスライド運用部3には、バーチャルスライドの評価および確認を行うためのクライアント端末31が設けられている。
また、本実施形態の画像作成装置1は、図2に示すように、光学顕微鏡4と、端末5とを備えている。なお、光学顕微鏡4としては、たとえば、オリンパス製BX−50シリーズを用いることが可能である。
画像作成装置1の光学顕微鏡4は、対物レンズ41と、3CCDカメラ42と、自動ステージ43と、コントロールユニット44とによって構成されている。対物レンズ41は、スライド40に塗抹された血液細胞の拡大像を得るために設けられている。この対物レンズ41は、20倍の対物レンズ41aと、100倍の対物レンズ41bとを含む。また、3CCDカメラ42は、対物レンズ41を介して、スライド40に塗抹された血液細胞の拡大像を撮像するために設けられている。なお、3CCDカメラ42としては、たとえば、VICTOR製KY−F70Bを用いることが可能である。
ここで、本実施形態では、光学顕微鏡4の自動ステージ43は、血液細胞が塗抹されるスライド40を保持することが可能なように、かつ、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向の3方向に移動させることが可能なように構成されている。なお、X軸方向とは、スライド40が保持される自動ステージ43の表面に対して平行な所定の方向である。また、Y軸方向とは、X軸方向と直交し、かつ、自動ステージ43の表面に対して平行な方向である。また、Z軸方向(図2参照)とは、自動ステージ43の表面に対して垂直な方向である。
そして、本実施形態では、血液細胞が塗抹されたスライド40が保持された状態で自動ステージ43をZ軸方向に移動させることによって、同一視野において対物レンズ41の血液細胞に対する深さ方向(Z軸方向)の焦点位置が変更される。これにより、同一視野において血液細胞の複数の異なる深さ方向(Z軸方向)の位置の各々で、対物レンズ41を介して3CCDカメラ42により血液細胞を撮像することが可能となる。
また、血液細胞が塗抹されたスライド40が保持された状態で自動ステージ43をX軸方向(Y軸方向)に移動させることによって、対物レンズ41の血液細胞に対する平面的な視野が変更される。これにより、バーチャルスライド化する血液細胞の平面的な範囲40a(図3および図4参照)内の全領域を、対物レンズ41を介して3CCDカメラ42により平面的に複数に分割して撮像することが可能となる。なお、自動ステージ43としては、たとえば、PRIOR製H101BXを用いることが可能である。
また、光学顕微鏡4のコントロールユニット44は、自動ステージ43の位置制御を行うために設けられている。このコントロールユニット44は、ジョイステック44aを含むとともに、ケーブル44bを介して自動ステージ43に接続されている。なお、自動ステージ43は、ジョイスティック44aが操作されることにより、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に移動される。
また、画像作成装置1の端末5は、ケーブル6を介してコントロールユニット44に接続されているとともに、ケーブル7を介して3CCDカメラ42に接続されている。これにより、コントロールユニット44を制御するための制御信号が、端末5からケーブル6を介してコントロールユニット44に伝送される。また、3CCDカメラ42で撮像された画像のデータが、ケーブル7を介して端末5に伝送される。
ここで、本実施形態による画像作成装置1の端末5では、図3に示すように、同一視野において血液細胞の複数の異なる深さ方向(Z軸方向)の位置の各々で撮像された複数の画像50を、3つの深さ範囲(以下、上階層、中階層および下階層という)で分類する。また、血液細胞の複数の異なる深さ方向(Z軸方向)の位置の各々で撮像された複数の画像50を、隣接する階層間(上階層と中階層との間および中階層と下階層との間)で重複する画像50aが存在するように分類する。そして、3つの階層(上階層、中階層および下階層)の各々に属する画像50aを含む複数の画像50を、3つの階層毎にフォーカス合成することによって、同一視野において3つの階層毎にフォーカス合成画像51を作成する。本実施形態では、3つの階層(上階層、中階層および下階層)毎にフォーカス合成画像51を作成する際に、各々の深さ範囲(上階層、中階層および下階層)毎に、その深さ範囲に属する各々の画像50に含まれる同一位置の画素(すなわち、X座標値およびY座標値が同一の画素)の中で、コントラスト値が最も高い画素を焦点の合った画素として選択し、このように選択された画素を組み合わせることによりフォーカス合成画像51を作成する。なお、フォーカス合成とは、焦点位置(血液細胞の深さ方向の位置)の異なる複数の画像50(同一視野)に対し、各画像50から焦点(ピント)の合った画素を抽出して、全体的に焦点の合った1つの画像(フォーカス合成画像51)を作成する処理のことを意味する。また、上階層と中階層とは、血液細胞の深さ方向(Z軸方向)に隣接しているとともに、中階層と下階層とは、血液細胞の深さ方向(Z軸方向)に隣接している。
また、本実施形態では、図4に示すように、画像作成装置1の端末5(図2参照)は、同一視野において3つの階層(上階層、中階層および下階層)毎にフォーカス合成画像51を作成する機能に加えて、3つの階層の各々に対応する複数のフォーカス合成画像51を3つの階層毎に画像タイリングする機能も有する。具体的には、フォーカス合成画像51は、端末5において、3つの階層(上階層、中階層および下階層)毎に、バーチャルスライド化する血液細胞の平面的な範囲40a内の全領域を分割するように複数作成される。そして、端末5は、上記した3つの階層(上階層、中階層および下階層)の各々に対応する平面的に分割された複数のフォーカス合成画像51を、3つの階層毎に画像タイリングして3つの階層の各々に対応する3つのバーチャルスライド52(図5参照)を作成する機能を有する。なお、3つの階層(上階層、中階層および下階層)の各々に対応する3つのバーチャルスライド52は、サーバ21のデータベース21a(図1参照)に保存される。
本実施形態では、上記のように、焦点位置を異ならせて撮像された複数の画像50を3つの階層(上階層、中階層および下階層)で分類し、かつ、3つの階層の各々に属する複数の画像50を3つの階層毎にフォーカス合成することが可能な端末5を備えた画像作成装置1を用いることによって、たとえば、血液細胞の3つの細胞構造(顆粒、核および細胞質)が焦点方向にばらつきを有した状態で分布している場合においても、3つの細胞構造の各々に対して焦点の合ったバーチャルスライド52を3つの細胞構造毎に作成することができる。これにより、血液細胞中の3つの細胞構造を検査する際に、各々の細胞構造に対して焦点の合ったバーチャルスライド52を用いることができるので、血液細胞中の各々の細胞構造を確実に判別することができる。また、3つの階層毎にバーチャルスライド52を作成することによって、バーチャルスライド52を血液細胞全体に対して1つのみ作成する場合と異なり、血液細胞中の3つの細胞構造が重なり合った状態で画像化されるのを抑制することができるので、これによっても、血液細胞中の各々の細胞構造を確実に判別することが可能なバーチャルスライド52を作成することができる。
また、本実施形態では、フォーカス合成画像51を作成する際に、対応する階層(上階層、中階層および下階層)に属する各々の画像50のコントラスト値が最も高い画素を焦点の合った画素として選択するとともに、選択された各画素を組み合わせることによりフォーカス合成画像51を作成することによって、容易に、焦点の合ったバーチャルスライド52を作成することができる。
また、本実施形態では、隣接する階層間(上階層と中階層との間および中階層と下階層との間)で重複する画像50aが存在するように複数の画像50を分類することによって、たとえば、隣接する2つの階層の境界に注目したい細胞構造が存在する場合に、重複する画像50aを存在させないで作成されたフォーカス合成画像51には、その細胞構造の像がユーザが判別することができる程度に明確に写っていないことが考えられるが、かかる構成とすることにより、それぞれのフォーカス合成画像51にその細胞構造の像をより明確に写すことができる。
また、本実施形態では、対物レンズ41の血液細胞に対する深さ方向(Z軸方向)の焦点位置を変更することにより、血液細胞の複数の異なる深さ方向(Z軸方向)の位置の各々で、対物レンズ41を介して3CCDカメラ42により血液細胞を撮像することが可能なように構成することによって、容易に、複数の異なる焦点位置の各々で、フォーカス合成される複数の拡大された画像50を撮像することができる。また、同一視野において焦点位置を変更するための自動ステージ43を設けることによって、同一視野において焦点方向(すなわち、画像50の平面方向に直交する方向)の位置のみを異ならせた画像50を得ることができる。
また、本実施形態では、端末5を、3つの階層(上階層、中階層および下階層)の各々に対応する複数のフォーカス合成画像51を3つの階層毎に画像タイリングすることも可能なように構成することによって、複数のフォーカス合成画像51により1つのバーチャルスライド52を作成する場合に、隣接するフォーカス合成画像51間のつなぎ目を目立たなくすることができる。
図6は、本発明の一実施形態による画像作成装置におけるバーチャルスライドの作成フローを説明するためのフローチャートである。次に、図1〜図6を参照して、本実施形態による画像作成装置におけるバーチャルスライドの作成方法について説明する。
本実施形態の画像作成装置1におけるバーチャルスライド52の作成フローとしては、図6に示すように、設定フェーズと、処理フェーズとを含んでいる。設定フェーズとしては、まず、図2に示した光学顕微鏡4の自動ステージ43に、血液細胞が塗抹されたスライド40をセットする。
次に、図6のステップS1において、端末5(図2参照)によりバーチャルスライド化する血液細胞の平面的な範囲(X軸方向およびY軸方向の距離)の入力を受け付けたか否かが判断される。そして、バーチャルスライド化する範囲の入力を受け付けていないと判断された場合には、端末5の入力装置を用いて、オペレータがバーチャルスライド化する血液細胞の平面的な範囲を入力する。また、バーチャルスライド化する血液細胞の平面的な範囲の入力を受け付けたと判断された場合には、ステップS2に移行する。
次に、図6のステップS2において、端末5(図2参照)を用いて、バーチャルスライド化する血液細胞の平面的な範囲を設定する。
次に、図6のステップS3において、端末5(図2参照)により画像タイリングのための連続視野間の重なり率の入力を受け付けたか否かが判断される。そして、連続視野間の重なり率の入力を受け付けていないと判断された場合には、端末5の入力装置を用いて、オペレータが連続視野間の重なり率を入力する。また、連続視野間の重なり率の入力を受け付けたと判断された場合には、ステップS4に移行する。
次に、図6のステップS4において、端末5(図2参照)を用いて、連続視野間の重なり率を設定する。なお、この重なり率は、約10%以上約40%以下に設定するのが好ましい。
次に、図6のステップS5において、端末5(図2参照)によりフォーカス合成のための焦点幅(Z軸方向の距離)と刻み幅との入力を受け付けたか否かが判断される。そして、焦点幅と刻み幅との入力を受け付けていないと判断された場合には、端末5の入力装置を用いて、オペレータが焦点幅と刻み幅とを入力する。また、端末5により焦点幅と刻み幅との入力を受け付けたと判断された場合には、ステップS6に移行する。
次に、図6のステップS6において、端末5(図2参照)を用いて、焦点幅と刻み幅とを設定する。これにより、同一視野において、対物レンズ41を介して3CCDカメラ42(図2参照)により撮像される血液細胞の複数の深さ方向(Z軸方向)の位置が決定される。本実施形態では、焦点幅を約1mm以下に設定するとともに、刻み幅を約0.1μm程度に設定する。上記したステップS1〜S6の処理によって、バーチャルスライド52の作成フローの設定フェーズが完了する。
次に、処理フェーズとしては、まず、図6のステップS7において、同一視野において3つの階層(上階層、中階層および下階層)毎に、フォーカス合成画像を作成する。具体的には、まず、同一視野において血液細胞の複数の異なる深さ方向(Z軸方向)の位置の各々で、対物レンズ41を介して3CCDカメラ42(図2参照)により血液細胞を撮像する。また、3CCDカメラ42により撮像された複数の画像50(図3参照)を、端末5(図2参照)に取り込む。これにより、端末5には、バーチャルスライド化する血液細胞の平面的な範囲40a(図3参照)内の所定領域に対応する複数の画像50が取り込まれる。
この際、図3に示すように、同一視野において血液細胞の複数の異なる深さ方向(Z軸方向)の位置の各々で撮像された複数の画像50を、3つの階層(上階層、中階層および下階層)で分類する。なお、複数の画像50を3つの階層(上階層、中階層および下階層)で分類する際には、隣接する階層間(上階層と中階層との間および中階層と下階層との間)で重複する画像50aが存在するように分類する。
この後、同一視野において3つの階層(上階層、中階層および下階層)の各々に属する画像50aを含む複数の画像50を、3つの階層毎にフォーカス合成する。この際、対応する階層(上階層、中階層および下階層)に属する各々の画像50のコントラスト値が最も高い画素を焦点の合った画素として選択するとともに、その選択された各画素を組み合わせることによってフォーカス合成する。これにより、同一視野において3つの階層(上階層、中階層および下階層)毎に、バーチャルスライド化する血液細胞の平面的な範囲40a内の所定領域に対応するフォーカス合成画像51が作成される。このフォーカス合成画像51の解像度は、1360dot×1024dotであり、画像形式は、TIF形式である。なお、フォーカス合成画像51の解像度は、1360dot×1024dot以外の解像度でもよい。また、フォーカス合成画像51の画像形式は、TIF形式以外の画像形式でもよい。そして、上記したフォーカス合成画像51の作成を、バーチャルスライド化する血液細胞の平面的な範囲40a内の全領域について行う。
次に、図6のステップS8において、バーチャルスライド化する血液細胞の平面的な範囲40a(図3参照)内の全領域について、3つの階層(上階層、中階層および下階層)毎にフォーカス合成画像51(図3参照)が作成できたか否かが判断される。そして、バーチャルスライド化する血液細胞の平面的な範囲40a内の全領域について、3つの階層(上階層、中階層および下階層)毎にフォーカス合成画像51が作成できていないと判断された場合には、ステップS9において、視野を移動した後、再びステップS7のフォーカス合成を行う。また、バーチャルスライド化する血液細胞の平面的な範囲40a内の全領域について、3つの階層(上階層、中階層および下階層)毎にフォーカス合成画像51が作成できたと判断された場合には、ステップS10に移行する。
次に、図6のステップS10において、端末5(図2参照)を用いて、ステップS4で設定した連続視野間の重なり率を考慮して、3つの階層(上階層、中階層および下階層)の各々に対応する複数のフォーカス合成画像51(図3参照)を、3つの階層毎に画像タイリングする。この際、図4に示すように、隣接するフォーカス合成画像51の重なり部分が画像認識されることによって、隣接するフォーカス合成画像51間のつなぎ目が目立たないように貼り合わされる。これにより、図5に示すように、バーチャルスライド化する血液細胞の平面的な範囲40aについて、3つの階層(上階層、中階層および下階層)毎に1つずつバーチャルスライド52が完成される。このバーチャルスライド52の画像形式は、BMP形式であり、バーチャルスライド52のサイズは、220,000dot×134,000dot程度である。なお、バーチャルスライド52の画像形式は、BMP形式以外の画像形式でもよい。また、バーチャルスライド52のサイズは、220,000dot×134,000dot以外のサイズでもよい。この後、上記のように作成したバーチャルスライド52を、3つの階層(上階層、中階層および下階層)毎にサーバ21(図1参照)に保存する。
図7は、本発明の一実施形態による画像作成装置で作成されたバーチャルスライドの分割方法を説明するための概略図であり、図8は、本発明の一実施形態による画像作成装置で作成されたバーチャルスライドの分割フローを説明するためのフローチャートである。次に、図1、図7および図8を参照して、バーチャルスライドの分割方法について説明する。
このバーチャルスライド52(図7参照)の分割は、図1に示したバーチャルスライド分割・管理部2のサーバ21において行う。バーチャルスライド52の分割方法としては、まず、図8のステップS21において、サーバ21に保存された220,000dot×134,000dot程度のサイズを有するバーチャルスライド52の中から、分割するバーチャルスライド52を選択する。
次に、図8のステップS22において、分割サイズを決定する。この実施形態では、図7に示すように、500dot ×500dot/枚に分割する。なお、分割サイズは10dot×10dot〜700dot×700dotが好ましく、100dot×100dot〜500dot×500dotがより好ましい。
次に、図8のステップS23において、ステップS22で決定した分割サイズ(500dot ×500dot/枚)に合わせてバーチャルスライド52(図7参照)を分割する。これにより、図7に示すような分割画像52aが作成される。この分割画像52aの画像形式としては、JPEG形式(Photoshop Version7.0.1での圧縮率10程度)を用いる。
次に、図8のステップS24において、倍率切替時に表示するための低解像度の標本画像としての低倍率用画像52b(図7参照)を作成する。具体的には、図7に示すように、分割画像52aの個々の画像を数枚(本実施形態では4枚)つなぎ合わせて広視野画像(低倍率用画像52b)を作成する。そして、作成された広視野画像(低倍率用画像52b)の解像度を落とすことによって、ファイルサイズを小さくする。たとえば、低倍率用画像52bとして、光学顕微鏡4の20倍の対物レンズ41a(図1参照)を用いて作成したバーチャルスライド52から10倍の低倍率用画像52bを作成するとともに、光学顕微鏡4の100倍の対物レンズ41bを用いて作成したバーチャルスライド52から40倍、60倍および80倍の低倍率用画像52bを作成する。この低倍率用画像52bの画像形式としては、JPEG形式(Photoshop Version7.0.1での圧縮率10程度)を用いる。
次に、図8のステップS25において、ステップS21、S23およびS24で作成した全体イメージ画像としてのバーチャルスライド52、部分画像としての分割画像52aおよび低倍率用画像52bを、図1に示したサーバ21内のデータベース21aに、同一検体(同一患者)の標本画像としてその検体の識別情報と共に保存する。なお、データベース21aに保存する全体イメージ画像としてのバーチャルスライド52は、解像度を650dot ×250dot 程度まで下げる。また、バーチャルスライド52、分割画像52aおよび低倍率用画像52bを蓄積するサーバ21内のデータベース21aとしては、たとえば、リレーショナルデータベースを用いる。
図9は、本発明の一実施形態による画像作成装置で作成されたバーチャルスライドのダウンロード方法における部分画像のダウンロードの順序を説明するための図であり、図10〜図13は、本発明の一実施形態による画像作成装置で作成されたバーチャルスライドのダウンロード方法を説明するためのフローチャートである。なお、図9に示す部分画像52cの番号(「1」〜「940」)は、バーチャルスライド52のダウンロード方法を説明する上で、それぞれの部分画像52cを特定するために付与された番号である。次に、図1および図9〜図13を参照して、20倍、40倍および80倍の3つの倍率のバーチャルスライドをダウンロードする場合について説明する。
まず、図9に示される20倍のバーチャルスライド52は、複数の部分画像52cにより構成されているとともに、サーバ21内のデータベース21a(図1参照)に保存されている。また、40倍および80倍のバーチャルスライド(図示せず)も、複数の部分画像により構成されているとともに、サーバ21内のデータベース21aに保存されている。なお、上記した20倍のバーチャルスライド52の部分画像52cとしては、20倍の対物レンズ41a(図1参照)を用いて作成した複数の分割画像により構成してもよいし、100倍の対物レンズ41b(図1参照)を用いて作成した複数の分割画像をつなぎ合わせて解像度を落とした低倍率用画像により構成してもよい。また、40倍および80倍のバーチャルスライドの部分画像としては、100倍の対物レンズ41bを用いて作成した複数の分割画像をつなぎ合わせて解像度を落とした低倍率用画像により構成してもよい。このように、バーチャルスライドの部分画像は、種々の作成方法により作成可能である。また、図9に示すように、サーバ21内のデータベース21aに保存されている20倍のバーチャルスライド52のサイズは、23,500dot×10,000dotであり、分割された一枚の部分画像52cのサイズは、500dot×500dotである。すなわち、20倍のバーチャルスライド52は、940枚の部分画像52cにより構成されている。なお、バーチャルスライド52は、23,500dot×10,000dot以外のサイズでもよい。また、分割された一枚の部分画像52cのサイズは、500dot×500dot以外のサイズでもよい。
そして、サーバ21からクライアント端末31(図1参照)にバーチャルスライド52をダウンロードする際には、図10のステップS31において、ユーザにより、クライアント端末31で表示すべきバーチャルスライド52(図9参照)が選択される。
ここで、図9に示すように、クライアント端末31(図1参照)において、選択されたバーチャルスライド52の左上部分の範囲100に対応する画像が初期画面としてウィンドウに表示されるよう設定されている。この設定により、図10のステップS32において、20倍のバーチャルスライド52の左上部分の画像が、サーバ21(図1参照)からダウンロードされる。この際、図9に示すように、クライアント端末31(図1参照)の初期画面としてウィンドウに表示される範囲100よりも一回り広い範囲200に対応する画像がダウンロードされる。これにより、左上部分の範囲100に対応する画像が初期画面としてクライアント端末31のウィンドウに表示される。なお、初期画面としてクライアント端末31のウィンドウに表示されるバーチャルスライド52の倍率および範囲は、設定により変更可能である。
また、サーバ21内のデータベース21a(図1参照)に保存されている20倍のバーチャルスライド52を構成する部分画像52cは、予め設定された以下のような順序に従ってクライアント端末31(図1参照)にダウンロードされる。
具体的には、まず、20倍のバーチャルスライド52に含まれる複数の部分画像52cのうち、最上段(「1」〜「20」)の部分画像52cをダウンロードする。このとき、最上段の左端「1」から右端「20」に向かって順次ダウンロードする。そして、最上段の右端「20」の部分画像52cまでダウンロードした後、上から2番目の段(「21」〜「40」)の部分画像52cをダウンロードする。この場合にも、左端「21」から右端「40」に向かって順次ダウンロードする。そして、上から3番目の段(「41」〜「60」)の部分画像52cをダウンロードする。このようにして、最上段から順次ダウンロードを重ねた後、最下段(「921」〜「940」)の右端「940」の部分画像52cまでをダウンロードすることにより、20倍のバーチャルスライド52に含まれる全ての部分画像52cのダウンロードが完了する。
この後、サーバ21内のデータベース21a(図1参照)に保存されている40倍のバーチャルスライドを構成する部分画像が、上記した部分画像52cのダウンロードの順序と同じ順序でダウンロードされる。さらに、その後、サーバ21内のデータベース21aに保存されている80倍のバーチャルスライドを構成する部分画像が、上記した部分画像52cのダウンロードの順序と同じ順序でダウンロードされる。
上記した部分画像52cのダウンロードの順序に従うと、上記したステップS32における部分画像52cのダウンロードの順序は、図9に示した部分画像52cの番号で、「1」→「5」、「21」→「25」、「41」→「45」、「61」→「65」、「81」→「85」となる。この場合、クライアント端末31(図1参照)のウィンドウに初期画面として表示される部分画像52cは、「22」〜「24」、「42」〜「44」および「62」〜「64」の番号の部分画像52cである。また、「1」〜「5」、「21」、「25」、「41」、「45」、「61」、「65」および「81」〜「85」の番号の部分画像52cは、表示される範囲100を取り囲むように一回り広い範囲200でダウンロードされた部分画像52cであり、クライアント端末31のウィンドウには初期画面として表示されない。
次に、図10のステップS33において、図9に示したバーチャルスライド52の左上部分の範囲100に対応する画像をウィンドウに表示した状態で、残りの20倍の部分画像52cを表示することなくバックグラウンドでダウンロードする。このバックグラウンドでのダウンロードは、ユーザからの指示が無い場合でも、自動的に行われる。この場合にも、上記した部分画像52cのダウンロードの順序に従ってダウンロードが行われる。すなわち、図9に示した部分画像52cの番号で、「6」→「20」、「26」→「40」、「46」→「60」、「66」→「80」、「86」→「100」、「101」→「120」、「121」→「140」、・・・、「901」→「920」および「921」→「940」の順序でダウンロードが行われる。なお、サーバ21(図1参照)からダウンロードされた部分画像52cは、クライアント端末31(図1参照)のメモリとしてのローカルHDD(ハードディスクドライブ)(図示せず)に保存される。
次に、図10のステップS34において、残りの20倍の部分画像52cのダウンロードを行っている間に、ユーザによる倍率切替の割り込みがあったか否かが判断される。そして、倍率切替の割り込みがあったと判断された場合には、残りの20倍の部分画像52cのダウンロードが一時的に中断される。そして、ステップS35に進み、残りの20倍の部分画像52cのバックグラウンドでのダウンロードに優先して倍率切替処理が行われる。
図10のステップS35における倍率切替処理を行う場合には、まず、図11のステップS61において、切替指定された倍率(40倍または80倍)の部分画像が既にクライアント端末31(図1参照)にダウンロードされているか否かが判断される。そして、切替指定された倍率の部分画像が既にクライアント端末31にダウンロードされていると判断された場合には、ステップS62において、マウスポインタの位置を中心に、指定された倍率の部分画像を一回り大きい視野でクライアント端末31内のローカルHDD(図示せず)から読み出す。その一方、切替指定された倍率の部分画像がクライアント端末31にダウンロードされていないと判断された場合には、ステップS63において、マウスポインタの位置を中心に、指定された倍率の部分画像を一回り大きい視野でクライアント端末31にダウンロードする。これにより、ステップS64において、指定された倍率のバーチャルスライドの左上部分が、優先的にクライアント端末31のウィンドウに表示される。なお、指定された倍率(40倍または80倍)の部分画像をダウンロードする際にも、上記した20倍の部分画像52cのダウンロードの順序と同じ順序に従って行われる。
この後、図10のステップS35(図11のステップS61〜S64)の倍率切替処理が終了し、ステップS36に進む。なお、図10のステップS34において、倍率切替の割り込みがなかったと判断された場合にも、ステップS36に進む。
次に、図10のステップS36において、ユーザによる視野移動の割り込みがあったか否かが判断される。そして、視野移動の割り込みがあったと判断された場合には、残りの20倍の部分画像52cのダウンロードが一時的に中断される。そして、ステップS37に進み、残りの20倍の部分画像52cのバックグラウンドでのダウンロードに優先してスクロール処理(視野移動処理)が行われる。
図10のステップS37におけるスクロール処理を行う場合には、まず、図12のステップS71において、視野移動した先の20倍の部分画像52cが既にクライアント端末31(図1参照)にダウンロードされているか否かが判断される。そして、視野移動した先の部分画像52cが既にクライアント端末31にダウンロードされていると判断された場合には、ステップS72において、視野移動した先の部分画像52cを一回り広い視野でクライアント端末31内のローカルHDD(図示せず)から読み出す。その一方、視野移動した先の部分画像52cがクライアント端末31にダウンロードされていないと判断された場合には、ステップS73において、視野移動した先の部分画像52cを一回り広い視野でクライアント端末31にダウンロードする。これにより、ステップS74において、指定された視野の部分画像52cが、優先的にクライアント端末31のウィンドウに表示される。なお、視野移動した先の部分画像52cをダウンロードする際にも、上記した20倍の部分画像52cのダウンロードの順序と同じ順序に従って行われる。
この後、図10のステップS37(図12のステップS71〜S74)のスクロール処理が終了し、ステップS38に進む。なお、図10のステップS36において、視野移動の割り込みがなかったと判断された場合にも、ステップS38に進む。
次に、図10のステップS38において、ユーザによる細胞の深さ方向(階層)に対する表示切替の割り込みがあったか否かが判断される。そして、階層に対する表示切替があったと判断された場合には、残りの20倍の部分画像52cのダウンロードが一時的に中断される。そして、ステップS39に進み、残りの20倍の部分画像52cのバックグラウンドでのダウンロードに優先して階層切替処理が行われる。
図10のステップS39における階層切替処理を行う場合には、まず、図13のステップS81において、切替指定された階層の部分画像が既にクライアント端末31(図1参照)にダウンロードされているか否かが判断される。そして、切替指定された階層の部分画像が既にクライアント端末31にダウンロードされていると判断された場合には、ステップS82において、マウスポインタの位置を中心に、指定された階層の部分画像を一回り大きい視野でクライアント端末31内のローカルHDD(図示せず)から読み出す。その一方、切替指定された階層の部分画像がクライアント端末31にダウンロードされていないと判断された場合には、ステップS83において、マウスポインタの位置を中心に、指定された階層の部分画像を一回り大きい視野でクライアント端末31にダウンロードする。これにより、ステップS84において、指定された階層のバーチャルスライドの左上部分が、優先的にクライアント端末31のウィンドウに表示される。なお、指定された階層の部分画像をダウンロードする際にも、上記した20倍の部分画像52cのダウンロードの順序と同じ順序に従って行われる。
この後、図10のステップS39(図13のステップS81〜S84)の階層切替処理が終了し、ステップS40に進む。なお、図10のステップS38において、階層に対する表示切替の割り込みがなかったと判断された場合にも、ステップS40に進む。
次に、図10のステップS40において、20倍のバーチャルスライド52を構成する全ての部分画像52cのダウンロードが完了したか否かが判断される。そして、20倍のバーチャルスライド52を構成する全ての部分画像52cのダウンロードが完了していないと判断された場合には、ステップS33に戻り、自動的に、残りの20倍の部分画像52cをバックグラウンドでサーバ21(図1参照)からダウンロードする。なお、残りの20倍の部分画像52cをバックグラウンドでダウンロードする処理を再開した場合に、実行済みのスクロール処理によって、既にクライアント端末31(図1参照)にダウンロードされた部分画像52cを重複してダウンロードすることのないように設定されている。
また、図10のステップS40おいて、20倍のバーチャルスライド52を構成する全ての部分画像52cのダウンロードが完了したと判断された場合には、ステップS41に進む。
次に、図10のステップS41において、残りの40倍のバーチャルスライドを構成する部分画像を、バックグラウンドでサーバ21(図1参照)からダウンロードする。なお、サーバ21からダウンロードされた40倍のバーチャルスライドを構成する部分画像は、クライアント端末31(図1参照)のローカルHDD(図示せず)に保存される。なお、残りの40倍の部分画像をバックグラウンドでダウンロードする場合に、実行済みの倍率切替処理およびスクロール処理によって、既にクライアント端末31にダウンロードされた部分画像を重複してダウンロードすることのないように設定されている。また、残りの40倍の部分画像をダウンロードする際にも、上記した20倍の部分画像52cのダウンロードの順序と同じ順序に従って行われる。
次に、図10のステップS42において、残りの40倍の部分画像のダウンロードを行っている間に、ユーザによる倍率切替の割り込みがあったか否かが判断される。そして、倍率切替の割り込みがあったと判断された場合には、残りの40倍の部分画像のダウンロードが一時的に中断される。この後、ステップS43に進み、残りの40倍の部分画像のダウンロードに優先して、ステップS35(図11のステップS61〜S64)で説明した倍率切替処理と同様の倍率切替処理が行われる。また、ステップS42において、倍率切替の割り込みがなかったと判断された場合には、ステップS44に進む。
次に、図10のステップS44において、ユーザによる視野移動の割り込みがあったか否かが判断される。そして、視野移動の割り込みがあったと判断された場合には、残りの40倍の部分画像のダウンロードが一時的に中断される。そして、ステップS45に進み、残りの40倍の部分画像のダウンロードに優先して、ステップS37(図12のステップS71〜S74)で説明したスクロール処理と同様のスクロール処理(視野移動処理)が行われる。また、ステップS44において、視野移動の割り込みがなかったと判断された場合には、ステップS46に進む。
次に、図10のステップS46において、残りの40倍の部分画像のダウンロードを行っている間に、ユーザによる細胞の深さ方向(階層)に対する表示切替の割り込みがあったか否かが判断される。そして、階層に対する表示切替があったと判断された場合には、残りの40倍の部分画像のダウンロードが一時的に中断される。この後、ステップS47に進み、残りの40倍の部分画像のダウンロードに優先して、ステップS39(図13のステップS81〜S84)で説明した階層切替処理と同様の階層切替処理が行われる。また、ステップS46において、階層に対する表示切替の割り込みがなかったと判断された場合には、ステップS48に進む。
次に、図10のステップS48において、40倍のバーチャルスライドを構成する全ての部分画像のダウンロードが完了したか否かが判断される。そして、40倍のバーチャルスライドを構成する全ての部分画像のダウンロードが完了していないと判断された場合には、ステップS41に戻り、自動的に、残りの40倍の部分画像をバックグラウンドでサーバ21(図1参照)からダウンロードする。
また、図10のステップS48において、40倍のバーチャルスライドを構成する全ての部分画像のダウンロードが完了したと判断された場合には、ステップS49に進む。
次に、図10のステップS49において、残りの80倍のバーチャルスライドを構成する部分画像をバックグラウンドでサーバ21(図1参照)からダウンロードする。なお、サーバ21からダウンロードされた80倍のバーチャルスライドを構成する部分画像は、クライアント端末31(図1参照)のローカルHDD(図示せず)に保存される。なお、残りの80倍の部分画像をバックグラウンドでダウンロードする場合に、実行済みの倍率切替処理およびスクロール処理によって、既にクライアント端末31にダウンロードされた部分画像を重複してダウンロードすることのないように設定されている。また、残りの80倍の部分画像をダウンロードする際にも、上記した20倍の部分画像52cのダウンロードの順序と同じ順序に従って行われる。
次に、図10のステップS50において、残りの80倍の部分画像のダウンロードを行っている間に、ユーザによる倍率切替の割り込みがあったか否かが判断される。そして、倍率切替の割り込みがあったと判断された場合には、残りの80倍の部分画像のダウンロードが一時的に中断される。この後、ステップS51に進み、残りの80倍の部分画像のダウンロードに優先して、ステップS35(図11のステップS61〜S64)で説明した倍率切替処理と同様の倍率切替処理が行われる。また、ステップS50において、倍率切替の割り込みがなかったと判断された場合には、ステップS52に進む。
次に、図10のステップS52において、ユーザによる視野移動の割り込みがあったか否かが判断される。そして、視野移動の割り込みがあったと判断された場合には、残りの80倍の部分画像のダウンロードが一時的に中断される。そして、ステップS53に進み、残りの80倍の部分画像のダウンロードに優先して、ステップS37(図12のステップS71〜S74)で説明したスクロール処理と同様のスクロール処理(視野移動処理)が行われる。また、ステップS52において、視野移動の割り込みがなかったと判断された場合には、ステップS54に進む。
次に、図10のステップS54において、残りの80倍の部分画像のダウンロードを行っている間に、ユーザによる細胞の深さ方向(階層)に対する表示切替の割り込みがあったか否かが判断される。そして、階層に対する表示切替があったと判断された場合には、残りの80倍の部分画像のダウンロードが一時的に中断される。この後、ステップS55に進み、残りの80倍の部分画像のダウンロードに優先して、ステップS39(図13のステップS81〜S84)で説明した階層切替処理と同様の階層切替処理が行われる。また、ステップS54において、階層に対する表示切替の割り込みがなかったと判断された場合には、ステップS56に進む。
次に、ステップS56において、80倍のバーチャルスライドを構成する全ての部分画像のダウンロードが完了したか否かが判断される。そして、80倍のバーチャルスライドを構成する全ての部分画像のダウンロードが完了していないと判断された場合には、ステップS49に戻り、自動的に、残りの80倍の部分画像をバックグラウンドでサーバ21(図1参照)からダウンロードする。
また、図10のステップS56において、80倍のバーチャルスライドを構成する全ての部分画像のダウンロードが完了したと判断された場合には、20倍、40倍および80倍の全ての部分画像のサーバ21(図1参照)からクライアント端末31(図1参照)へのダウンロードが完了する。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、血液細胞画像を作成する画像作成装置に本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、血液細胞以外の細胞画像を作成する画像作成装置にも適用可能である。
また、上記実施形態では、血液細胞の複数の異なる深さ方向の位置の各々で撮像された複数の画像を、3つの深さ範囲(上階層、中階層および下階層)で分類したが、本発明はこれに限らず、細胞の複数の異なる深さ方向の位置の各々で撮像された複数の画像が、細胞構造の数以上の複数の深さ範囲で分類されていればよい。
また、上記実施形態では、血液細胞の複数の異なる深さ方向の位置の各々で撮像された複数の画像を、隣接する階層間(上階層と中階層との間および中階層と下階層との間)で重複する画像が存在するように分類したが、本発明はこれに限らず、細胞の複数の異なる深さ方向の位置の各々で撮像された複数の画像を、隣接する階層間で重複する画像が存在しないように分類してもよい。
また、上記実施形態では、オートフォーカス部を有しない画像撮像部により焦点位置を異ならせて血液細胞を撮像したが、本発明はこれに限らず、細胞を含む撮像対象内の一点に焦点を合わせるオートフォーカス部を備えた画像撮像部を用いるとともに、オートフォーカス部によって合わせられた焦点位置に基づいて複数の深さ範囲を決定するようにしてもよい。このように構成すれば、自動的に撮像対象内の適切な焦点位置に焦点が合わせられ、その焦点位置から適切な深さ範囲が決定されるため、たとえば、ユーザが手動で焦点合わせを行ったり、焦点位置に撮像対象が確実に入るように必要以上に広い深さ範囲を設定するといった手間や無駄が生じず、フォーカス合成画像の作成を効率的に行うことができる。
また、上記実施形態では、20倍、40倍および80倍の各々で、各階層(上階層、中階層および下階層)毎にバーチャルスライドを作成したが、本発明はこれに限らず、所定の1つの倍率で、各階層(上階層、中階層および下階層)毎にバーチャルスライドを作成するとともに、所定の倍率以外の倍率では、上階層、中階層および下階層のうちの1つの階層にのみ対応するバーチャルスライドを作成するようにしてもよいし、所定の倍率以外の倍率では、上階層、中階層および下階層を含む深さ方向の撮像範囲全体についてフォーカス合成を1回行い、深さ方向の撮像範囲全体に亘って焦点の合った1つのバーチャルスライドを作成するようにしてもよい。たとえば、最高倍率の80倍で、各階層(上階層、中階層および下階層)毎にバーチャルスライドを作成し、20倍および40倍の倍率で、上階層、中階層および下階層のうちの1つの階層にのみ対応するバーチャルスライドを作成するようにしてもよいし、20倍および40倍の倍率で、深さ方向の撮像範囲全体についてフォーカス合成を1回行い、深さ方向の撮像範囲全体に亘って焦点の合った1つのバーチャルスライドを作成するようにしてもよい。
本発明の一実施形態による画像作成装置で作成された画像のデータをクライアント端末に伝送するためのネットワークシステムの全体構成を示した図である。 本発明の一実施形態による画像作成装置の全体構成を示した図である。 図2に示した一実施形態による画像作成装置を構成する端末の機能を説明するための概略図である。 図2に示した一実施形態による画像作成装置を構成する端末の機能を説明するための概略図である。 図2に示した一実施形態による画像作成装置を構成する端末の機能を説明するための概略図である。 本発明の一実施形態による画像作成装置におけるバーチャルスライドの作成フローを説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態による画像作成装置で作成されたバーチャルスライドの分割方法を説明するための概略図である。 本発明の一実施形態による画像作成装置で作成されたバーチャルスライドの分割フローを説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態による画像作成装置で作成されたバーチャルスライドのダウンロード方法における部分画像のダウンロードの順序を説明するための図である。 本発明の一実施形態による画像作成装置で作成されたバーチャルスライドのダウンロード方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態による画像作成装置で作成されたバーチャルスライドのダウンロード方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態による画像作成装置で作成されたバーチャルスライドのダウンロード方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態による画像作成装置で作成されたバーチャルスライドのダウンロード方法を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 画像作成装置
4 光学顕微鏡(画像撮像部)
5 端末(画像合成部)
41 対物レンズ(レンズ部)
42 3CCDカメラ(撮像部)
43 自動ステージ(焦点位置変更部)
50、50a 画像
51 フォーカス合成画像

Claims (6)

  1. 血液細胞が塗沫されたスライドを、複数の異なる視野範囲において、焦点位置を異ならせて複数回撮像するスライド画像撮像部と、
    前記画像撮像部によって撮像された複数のスライド画像を、焦点方向についての連続する複数の深さ範囲で分類し、分類された前記複数の深さ範囲のそれぞれにおいて、視野範囲が同一かつ焦点位置が異なる複数のスライド画像をそれぞれフォーカス合成することによって、対応する前記視野範囲および深さ範囲の全体に亘って焦点の合ったフォーカス合成画像を複数の前記視野範囲毎に作成し、作成された複数の前記フォーカス合成画像を、前記複数の深さ範囲のそれぞれにおいて画像タイリングすることによって、対応する深さ範囲が異なる複数のバーチャルスライドを作成するバーチャルスライド作成部とを備えるバーチャルスライド作成装置。
  2. 前記スライド画像撮像部は、前記スライドの拡大像を得るためのレンズ部と、前記レンズ部により得られた前記スライドの拡大像を撮像するための撮像部と、前記レンズ部の焦点位置を変更するための焦点位置変更部とを含み、前記レンズ部の前記スライドに対する深さ方向の焦点位置を変更することによって、前記スライドの複数の異なる深さ方向の位置の各々で、前記レンズ部を介して前記撮像部により前記スライドが撮像される、請求項1に記載のバーチャルスライド作成装置。
  3. 前記焦点位置変更部は、同一視野における焦点位置を変更するように構成されている、請求項に記載のバーチャルスライド作成装置。
  4. 前記フォーカス合成画像を作成する際には、対応する前記深さ範囲に属する各々の前記スライド画像に含まれる同一位置の画素の中でコントラスト値が最も高い画素を焦点の合った画素として選択するとともに、前記選択された各画素を組み合わせることによってフォーカス合成画像を作成する、請求項1〜のいずれか1項に記載のバーチャルスライド作成装置。
  5. 前記複数のスライド画像は、隣接する前記深さ範囲間で重複するスライド画像が存在するように分類される、請求項1〜4のいずれか1項に記載のバーチャルスライド作成装置。
  6. 前記スライド画像撮像部は、前記血液細胞を含む撮像対象内の一点に焦点を合わせるオートフォーカス部を備え、前記オートフォーカス部によって合わせられた焦点位置に基づいて前記複数の深さ範囲を決定するように構成されている、請求項1〜のいずれか1項に記載のバーチャルスライド作成装置。
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