JP4667563B2 - 合成樹脂製の分別回収キャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、容器の口部に嵌着されるキャップに関するものであり、更に述べれば、裂切用の弱化線を有する合成樹脂製の分別回収キャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、資源のリサイクル運動が盛んになり、使用済みのキャップ付き容器もリサイクルの対象となっている。
この容器をリサイクルする場合には、容器とキャップとは材質が異なるので、両者を分離しなければならない。ところが、このキャップの外筒内面に形成した係止凸部は、容器口部の外周面に形成されている係合凹部に圧接されているので、該キャップは容易に外れない。
【003】
そこで、この問題を解決するため、キャップの嵌着部の上壁から外筒下端に至る肉薄部などの弱化線を設けると共に、この弱化線を引き裂き易くするための摘み片を設けている。この摘み片を所定方向に引っ張ると、前記弱化線が裂き切れ、筒部の係止凸部が切れるので、係止力は弱くなり、外れやすくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この弱化線は、裂き切りやすいように形成されているので、他の部分よりも弱い。そのため、打栓時に該係止凸部が容器口部の外周面に押されて外筒が半径方向外側に広がると、弱化線が破断することがある。
【0005】
そこで、この弱化線の破断を防止するため該弱化線の肉厚を厚くすることが考えられる。しかし、この様に肉厚にすると、弱化線が引き裂きにくくなるので、分別回収を円滑に行うことができなくなる。
【0006】
この発明は、上記事情に鑑み、弱化線が打栓時には破断せず、分別回収時には裂き切り易いキャップを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、中栓の外筒内面に形成された係止凸部と、該中栓の外筒に形成された裂切用の弱化線と、該中栓に螺着され、天板と筒体とを有する上蓋と、を備えた合成樹脂製の分別回収キャップであって;前記外筒の上端面に立設されたリブと、前記上蓋の下端部に、前記筒体のうち内面にねじが設けられた筒体と間隔をあけて設けられ、かつ、前記リブの外面と遊嵌間隙を介して対向して設けられ、その移動を規制する環状規制壁と、を備えていることを特徴とする。
【0009】
この発明は、中栓の外筒内面に形成された係止凸部と、該中栓の外筒に形成された裂切用の弱化線と、該中栓に螺着される上蓋と、を備えた合成樹脂製の分別回収キャップであって;前記外筒の上端面に立設された突起体と、前記上蓋の下端部の当接面に形成され、該突起体と遊嵌隙間を介して遊嵌合する環状溝と、を備えていることを特徴とする。
【0010】
この発明は、中栓の外筒内面に形成された係止凸部と、該中栓の外筒に形成された裂切用の弱化線と、該中栓に螺着される上蓋と、を備えた合成樹脂製の分別回収キャップであって;前記外筒の上端面に形成された環状凹部と、前記上蓋の下端部の当接面に設けられ、該環状凹部に遊嵌隙間を介して遊嵌合する凸部と、を備えていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明者は、打栓時の際に弱化線が破断するのは、外筒が外方に移動することに原因があると考え、この外筒の外方への移動を阻止するか、又は、弱化線が破断しない範囲内で移動するようにすれば、前記課題は解決すると考えた。
【0012】
そこで、中栓の外筒の上端面に設けられた係合部材と、上蓋の下端部に、前記係合部材の外面と対向して設けられ、その移動を規制する係止部材と、を設けることにより、打栓時における外筒の外方への移動を抑制するようにした。
【0013】
弱化線は、スコア(薄肉部)、ミシン目、スリット、などを用いて形成されるが、この弱化線として、上壁から外筒下端に伸びる縦弱化線、外筒下端から斜め上方に伸び更に係止突条に沿って周方向に延設される傾斜弱化線、外筒の内側の上壁に設けられる周方向弱化線、などがある。
【0014】
係合部材及び係止部材は、必要に応じて適宜選択されるが、例えば、係合部材として、円環状のリブ、周方向に間隔をあけて配設した複数の弧状リブ、断面台形状などの突起体、環状凹部、などが採用され、又、係止部材として、前記リブを係止せしめる環状規制壁、前記突起体に遊嵌合する環状溝、前記環状凹部に遊嵌合する凸部、などが採用される。
【0015】
前記係合部材と係止部材とは、遊嵌隙間を介し対向しているが、上蓋の着脱に支障のない範囲で両者を当接させてもよい。
【0016】
【実施例】
この発明の第1実施例を図1〜図4により説明する。
中栓1のねじ部2上に上蓋3が螺着されている。この中栓1の注出口4には、スコア5付遮断壁6が設けられ、又、該遮断壁6には、プルリング7が設けられている。
【0017】
前記中栓1の外筒10には、その上端から下端まで伸びる縦弱化線11が形成されている。この縦弱化線11は、スリット12に連続している。
該スリット12は、外筒10と内筒13との間の上壁14に周方向に形成され、該スリット12の一端は、周方向に伸びる周方向弱化線19と連続している。
【0018】
外筒10の下端部内面には、係止凸部15が設けられ、その上端面10aには係合部材、例えば、リブ16が設けられている。このリブ16は、横断面円弧状に形成され、周方向に間隔をおいて複数設けられているが、必ずしもこの様にする必要はなく、例えば、円筒形に形成してもよい。
【0019】
上蓋3は、筒体20と天板21とを備えている。この天板21には、注出口4の先端部に当接する環状シール壁22が突設され、又、筒体20の内面には、前記ねじ部2と螺合するねじが設けられ、その下端部20a外周には、係止部材、例えば、間隔をあけて設けられた環状規制壁26が設けられている。
なお、この環状規制壁26は、該下端部20aに接続されている。
【0020】
この環状規制壁26は、リブ16の外面16aと遊嵌隙間Sを介して対向し、その下端の当接面16bは、外筒10の上端面10aに当接している。
この隙間Sは、上蓋3の着脱時に上蓋3の環状規制壁26がリブ16に接触しない様にするためのものであるが、その着脱に影響がなければ両者を当接する様にしてもよい。
【0021】
次に、本実施例の作動について説明する。
上蓋3を中栓1に螺着してキャップCを閉蓋状態にする。
このキャップCを打栓により容器の口部9に嵌着するが、この時、係止凸部15は容器の口部9により外方に押圧され、該外筒10が半径方向に拡がろうとする。
【0022】
ところが、この外筒10の上端面10aには、リブ16が設けられているので、外筒10が遊嵌隙間Sの間隔だけ移動すると、このリブ16の外面16aは、図4に示す様に、環状規制壁26の内面に係止し、それ以上移動することができなくなる。そのため、外筒10は、それ以上拡径しないので、弱化線11、19が破断することはない。
【0023】
この発明の第2実施例を図5により説明するが、この実施例と第1実施例との相違点は、次の通りである。
(1)リブ16を外筒10の上端面10a外縁部に設けたこと。
(2)環状規制壁26Aを外筒10の下端まで伸ばすとともに、両者26A、10を遊嵌隙間Sを介して対向せしめたこと。
【0024】
この発明の第3実施例を図6により説明するが、この実施例と第1実施例との相違点は次の通りである。
(1)外筒10の上端面10aの外周側を削り、リブ16の外面側にリング状切欠部30を形成したこと。
(2)環状規制壁36を伸ばして当接面36bをリング状切欠部30の上面30aに当接させるとともに、リブ16の外面16aと環状規制壁36の内面との間に遊嵌隙間sを形成したこと。
【0025】
この発明の第4実施例を図7により説明するが、この実施例と第1実施例との相違点は次の通りである。
(1)外筒10の上端面10aに断面台形状の突起体46を設けたこと。
(2)筒体20の下端部20a外周に上壁14及び上端面10aに当接する押圧面46aが形成され、該押圧面46aに前記突起体46と遊嵌合する環状溝40が形成されていること。この環状溝40と突起体46との間には遊嵌隙間が設けられているが、この隙間は嵌着に影響がなければ省略してもよい。
【0026】
この発明の第5実施例を図8により説明するが、この実施例と第1実施例との相違点は次の通りである。
(1)外筒10の上端面10aに断面逆台形状の環状凹部56を設けたこと。
(2)筒体20の下端部20a外周に上壁14及び上端面10aに当接する押圧面50aが形成され、該押圧面50aに前記環状凹部56と遊嵌合する凸部50を設けたこと。
【0027】
【発明の効果】
この発明は、以上の様に構成したので、打栓時に外筒が拡径して外方に移動しようとしても、係止部材により規制される。そのため、外筒の拡径は抑制されるため、弱化線に大きな力が加わることがないので、破断を防止することができる。 特に、弱化線の引き裂き開始部、即ち、スリットなどが上壁に形成されている時には、この抑制効果は大きい。
また、係合部材と係止部材との間に遊嵌隙間を設けると、上蓋の開閉時に両者が接触しないので、円滑に開閉することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す中栓の平面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すキャップの一部縦断面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】図3の他の状態を示す要部拡大断面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す要部拡大断面図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す要部拡大断面図である。
【図7】本発明の第4実施例を示す要部拡大断面図である。
【図8】本発明の第5実施例を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 中栓
10 外筒
10a 上端面
11 縦弱化線
16 リブ
16b 当接面
19 円周方向弱化線
20 筒体
26 環状規制壁

Claims (3)

  1. 中栓の外筒内面に形成された係止凸部と、該中栓の外筒に形成された裂切用の弱化線と、該中栓に螺着され、天板と筒体とを有する上蓋と、を備えた合成樹脂製の分別回収キャップであって;
    前記外筒の上端面に立設されたリブと、
    前記上蓋の下端部に、前記筒体のうち内面にねじが設けられた筒体と間隔をあけて設けられ、かつ、前記リブの外面と遊嵌間隙を介して対向して設けられ、その移動を規制する環状規制壁と、
    を備えていることを特徴とする合成樹脂製の分別回収キャップ。
  2. 中栓の外筒内面に形成された係止凸部と、該中栓の外筒に形成された裂切用の弱化線と、該中栓に螺着される上蓋と、を備えた合成樹脂製の分別回収キャップであって;
    前記外筒の上端面に立設された突起体と、
    前記上蓋の下端部の当接面に形成され、該突起体と遊嵌隙間を介して遊嵌合する環状溝と、
    を備えていることを特徴とする合成樹脂製の分別回収キャップ。
  3. 中栓の外筒内面に形成された係止凸部と、該中栓の外筒に形成された裂切用の弱化線と、該中栓に螺着される上蓋と、を備えた合成樹脂製の分別回収キャップであって;
    前記外筒の上端面に形成された環状凹部と、
    前記上蓋の下端部の当接面に設けられ、該環状凹部に遊嵌隙間を介して遊嵌合する凸部と、
    を備えていることを特徴とする合成樹脂製の分別回収キャップ。
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