JP4665896B2 - 通信装置および通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は通信装置および通信方法に関し、特に、使用者による宛先の誤指定を抑制することができる通信装置および通信方法に関するものである。
従来より、相手側装置と通信を行う通信装置の一つとして、ファクシミリ装置が知られている。このファクシミリ装置に関連し、次の特許文献1には、「操作部114から入力された文字列をキーワードとして電話帳に登録されている相手先名称を検索し、この検索された相手先名称およびそれに対応付けられた電話番号、メールアドレスを外部表示部105に表示し、この表示された相手先名称を用いて送信相手先を指定する」技術が記載されている。
特開2002−44431号公報(段落第0049)
しかしながら、上述した特許文献1に記載されている技術では、操作部114から入力された文字列をキーワードとして相手先名称を検索しているので、似通った相手先名称が検索され、表示されることが考えられる。この場合、使用者が似通った相手先名称の中から正しい相手先名称を指定しなければならず、誤った相手先名称を指定してしまう恐れがあるという問題点があった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、使用者による宛先の誤指定を抑制することができる通信装置および通信方法を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の通信装置は、相手側装置と通信するものであって、原稿の読取条件を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受け付けた原稿の読取条件に従って読み取った原稿の画像データを取得し、前記取得した画像データを相手装置へ送信する送信手段と、前記送信手段によって送信した画像データに関する原稿の読取条件と前記画像データを送信した送信先の相手側装置を示す送信済宛先と、を対応つけて記憶する第1記憶手段と、前記第1記憶手段から、前記受付手段によって受け付けた前記原稿の読取条件と一致する前記原稿の読み取り条件に対応つけて記憶されている送信済宛先を、抽出する第1抽出手段と、前記第1抽出手段によって抽出された前記送信済宛先を、選択可能に表示部に表示する表示制御手段と、を備えている。
請求項記載の通信装置は、請求項に記載の通信装置において、前記原稿の読取条件は、複数種類の項目から構成され、前記複数種類の項目毎に予め設定されている初期を記憶する第2記憶手段を備え、前記第1抽出手段によって前記送信済宛先が抽出されなかった場合に、前記受付手段によって受け付けた前記原稿の読取条件を構成する各項目に設定されている設定値のうち、前記初期値と異なる項目を特定し、その特定した項目に設定されている設定値と値が一致する項目を含む前記原稿の読取条件に対応つけて記憶されている送信済宛先を、前記第1記憶手段から抽出する第2抽出手段を備えていることを特徴とする請求項に記載の通信装置。
請求項3記載の通信装置は、請求項またはに記載の通信装置において、前記第1記憶手段は、前記送信手段によって送信した画像データに関する原稿の読取条件と、前記送信済宛先と、に対応する送信済画像データを記憶しており、前記第1抽出手段は、前記送信済宛先と、その送信済宛先に対応する送信済画像データと、を抽出し、前記表示制御手段は、前記第1抽出手段によって抽出された前記送信済宛先と、その送信済宛先に対応する送信済画像データのサムネイルと、を対応つけて選択可能に表示する。
請求項記載の通信装置は、請求項からのいずれかに記載の通信装置において、前記表示部は、所定情報を表示可能な同じ大きさの表示画面を有する2台の表示装置を隣接して構成されており、
前記表示制御手段は、前記表示装置の一方に前記前記受付手段によって受け付けた前記原稿の読取条件が示す情報が表示さている状態で、他方の表示装置に前記第1抽出手段によって抽出された前記送信済宛先を表示する。
請求項記載の通信方法は、相手側装置と通信するものであって、原稿の読取条件を受け付ける受付工程と、その受付工程によって受け付けた原稿の読取条件に従って読み取った原稿の画像データを取得し、その取得した画像データを相手装置へ送信する送信工程と、その送信工程によって送信した画像データに関する原稿の読取条件と、前記画像データを送信した送信先の相手側装置を示す送信済宛先とを対応つけて記憶する第1記憶工程と、前記第1記憶工程で記憶した前記原稿の読取条件のうち、前記受付工程によって受け付けた前記原稿の読取条件と一致する前記読取条件に対応つけて記憶されている送信済宛先を抽出する第1抽出工程と、その第1抽出工程によって抽出された送信済宛先を、選択可能に表示部に表示する表示制御工程と、を備えている。
請求項1記載の通信装置によれば、相手側装置に画像データを送信した場合には、その画像データに関する原稿の読取条件画像データを送信した送信先の相手側装置を示す送信済宛先とが対応つけて記憶される。一方、これから相手側装置に画像データを送信しようとする場合には、その画像データに関する原稿の読取条件一致する原稿の読取条件に対応つけて記憶されている送信済宛先が抽出される。よって、その抽出された送信済宛先を利用して信先を指定することで、使用者による宛先の誤指定を抑制することができるという効果がある。
例えば、注文表や定期レポートや伝票等は、同じフォーマットのデータを同じ宛先に送信することが多い。また、各フォーマットには、各フォーマット毎に画像(図形)の有無、線種の相違、カラー/白黒の相違、文字の大小等の特色があり、薄い線や細い線が多い場合には濃度を濃くしたり、原稿の下地が濃い場合には濃度を薄くしたりして、各フォーマット毎に特有の原稿の読取条件を設定してデータを送信する事が多い。よって、原稿の読取条件に基づいて宛先を抽出、指定することで使用者による宛先の誤指定を抑制することができることになる。
即ち、従来のように、特定の文字列をキーワードとして相手先名称を検索するのではなく、原稿の読取条件に基づいて送信先の宛先を検索するので、似通った相手先名称が検索される恐れが抑制され、誤った相手先名称を指定してしまうのを抑制することができることになる。
請求項記載の通信装置によれば、請求項に記載の通信装置の奏する効果に加え、第1抽出手段によって前記送信済宛先が抽出されなかった場合に、前記受付手段によって受け付けた前記原稿の読取条件を構成する各項目に設定されている設定値のうち、前記初期値と異なる項目を特定し、その特定した項目に設定されている設定値と値が一致する項目を含む原稿の読取条件に対応つけて記憶されている送信済宛先を抽出する。前記受付手段によって受け付けた前記原稿の読取条件を構成する項目の各設定値の内、初期値と値が異なる項目は、特に、送信予定の画像データの特色が最も良く現れている目であることが多い。よって、より効率良く、正しいであろうと推測される送信先の候補を抽出することができるという効果がある。
請求項記載の通信装置によれば、請求項1または2に記載の通信装置の奏する効果に加え、表示制御手段は、前記第1抽出手段によって抽出された前記送信済宛先と、その送信済宛先に対応する送信済画像データのサムネイルとを対応つけて選択可能に表示する。つまり、使用者は、以前送信した画像データを一目で認識できる。データを送信する宛先を指定する前の使用者は、これから送信しようとする画像データがどのような内容の画像データであるのかをだいたい認識している状態である(これから送信しようとするデータの原稿を手に持っていることもある)。このような状態で、使用者は、以前、どの宛先に、どのような画像データを送信したかを知りながら、今回の宛先を指定することができる。このことは、宛先が誤って指定されるのを抑制することにつながる。ここで、例えば、注文表や定期レポートなどは、同じ宛先に送信することが多い。このような文書は、似通ったフォーマットであることが多い。かかる場合には、特に、使用者は、以前送信したデータと今回送信するデータとが似たフォーマットであるかを比較しつつ、今回の宛先を指定することができるので、宛先が誤って指定されるのを抑制することができることになる。
請求項記載の通信装置によれば、請求項からのいずれかに記載の通信装置の奏する効果に加え、表示部は、所定情報を表示可能な同じ大きさの表示画面を有する2台の表示装置を隣接して構成されており、表示制御手段は、前記表示装置の一方に前記受付手段によって受け付けた前記原稿の読取条件が示す情報が表示さている状態で、他方の表示装置に前記第1抽出手段によって抽出された前記送信済宛先を表示させる。前記受付手段によって受け付けた前記原稿の読取条件と宛先候補とをバランス良く表示させることができるという効果がある。
請求項記載の通信方法によれば、相手側装置に画像データを送信した場合には、その画像データに関する原稿の読取条件画像データを送信した送信先の相手側装置を示す送信済宛先とが対応つけて記憶される。一方、これから相手側装置にデータを送信しようとする場合には、その画像データの送信先候補として、その画像データに関する原稿の読取条件を示す前記受付手段によって受け付けた前記原稿の読取条件と一致する原稿の読取条件に対応つけて記憶されている原稿の読取条件が抽出される。よって、その抽出された送信済宛先を利用して送信予定データの送信先を指定することで、使用者による宛先の誤指定を抑制することができるという効果がある。
例えば、注文表や定期レポートや伝票等は、同じフォーマットのデータを同じ宛先に送信することが多い。また、各フォーマットには、各フォーマット毎に画像(図形)の有無、線種の相違、カラー/白黒の相違、文字の大小等の特色があり、薄い線や細い線が多い場合には送信設定としての濃度を濃くしたり、原稿の下地が濃い場合には送信設定としての濃度を薄くしたりして、原稿の読取条件を設定してデータを送信する事が多い。よって、かかる各フォーマット毎に設定される特有の原稿の読取条件に基づいて宛先を抽出、指定することで使用者による宛先の誤指定を抑制することができることになる。
即ち、従来のように、特定の文字列をキーワードとして相手先名称を検索するのではなく、設定条件に基づいて送信先の宛先を検索するので、似通った相手先名称が検索される恐れが抑制され、誤った相手先名称を指定してしまうのを抑制することができることになる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明(通信装置)としての複合機1の外観構成を示す斜視図である。複合機1は、下部に設けられたプリンタ2と、上部に設けられたスキャナ3と、スキャナ3の正面側に設けられた操作パネル4とを一体的に備えたMFD(Multi Function Device)であり、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能を備えている。
複合機1は、USBメモリ、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータ等の外部装置と接続されて外部装置から受け取ったデータを記録用紙に記録したりする機能を備える。また、外部装置から受け取ったデータを操作パネル4上の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)41に表示する機能をも有している。
スキャナ3は、FBS(Flatbed Scanner)として機能する原稿読取台6と、原稿読取台6に対する原稿カバー8とを備える。原稿カバー8は、自動原稿搬送機構(ADF:Auto Document Feeder、以下「ADF」という。)7を備えている。原稿読取台6の上面にはプラテンガラスが配設されている。原稿読取台6の内部には、図示しない画像読取ユニットが内蔵されている。このように構成されたスキャナ3では、FBSあるいはADFを用いて原稿の画像読取りが行われる。
ADF7の手前側には、原稿給排紙部9が位置している。原稿給排紙部9は、図示しない原稿載置台によって上下2段の空間に区画されている。原稿載置台の上段側が原稿給紙部、原稿載置台の下段側が原稿排紙部として割り当てられている。また、ADF7からは原稿給排紙部9を覆うように一対の被覆部材10(10a,10b)が備えられている。この被覆部材10によって、原稿給排紙部9に埃、塵等が貯まるのが抑制されている。
尚、図1では、原稿が図示しない原稿載置台の上に載置されている状態を図示している。原稿はスキャナ3によって読取られる読取面を上側(原稿載置台側の反対側)にして原稿載置台の上に載置される。原稿載置台の上に載置された原稿は、ADF7によって矢印A方向に搬送され、図示しない内部のU字状の搬送路を経由して、原稿排紙部に排紙される。原稿排紙部に排紙された原稿は、読取面が下向きとなって排紙される。
プリンタ2は、スキャナ3で読取られた画像データ或いは外部から入力された画像データに基づいて、記録用紙上に画像を記録する。プリンタ2は、所謂インクジェット方式の画像記録装置(インクジェット記録装置)である。上記インクジェット方式はプリンタ2による画像記録方式の単なる一例である。プリンタ2による画像記録方式として、電子写真方式や熱転写方式などの種々の画像記録方式を採用することができるのはもちろんである。
複合機1の正面側、換言すれば、プリンタ2の正面側には開口11が形成されており、その開口11の内部には、給紙トレイ14と、その給紙トレイ14の上段に排紙トレイ15とが内包されている。
また、複合機1の正面側には、操作パネル4が設けられている。操作パネル4は、プリンタ2やスキャナ3を操作するためのものであり、各種操作キー40(40a、40b、40c、40d)とLCD41とが備えられている。
LCD41は、矢印A方向を長手方向とする矩形状に形成されており、その縦横比は3対8で構成されている。より具体的には、縦横比が3対4である矩形状の独立した2つのLCDを矢印A方向に隣接させて一体的に構成されている。但し、図中では、この縮尺は無視して図示している。
複合機1に所定の指令が入力されると、その入力された情報に基づいて該複合機1の動作が制御部20(図2参照)によって制御される。なお、複合機1は、操作パネル4から入力された指令のほか、コンピュータからプリンタドライバやスキャナドライバ等を介して送信される指令に基づいて動作するように構成されている。
操作パネル4の下方であって上記開口11の上方には、接続パネル70が設けられている。この接続パネル70には、その左端側にUSB端子71が配設されている。USB端子71は、外部機器とUSB接続することにより該外部機器と本複合機1とを通信可能に接続するコネクタ端子である。
接続パネル70の右端側にはスロット部72が配設されている。スロット部72はメモリカード(カード型メモリ)を装填可能な複数のカードスロットが設けられている。カードスロットにメモリカードが装填され、該装填されたメモリカードから画像データが後述の制御部20により読み出されると、その読み出された画像データや該画像データに関する情報が制御部20(図2参照)によってLCD41に表示される。或いは、選択された任意の画像がプリンタ2において記録用紙に記録される。
図2を参照して、複合機1の動作を制御する制御部20の概略構成について説明する。図2は、複合機1の制御部20の概略構成を示すブロック図である。制御部20は、プリンタ2、スキャナ3及び操作パネル4を含む複合機1の動作を統括的に制御するものである。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access
Memory)23、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)24を主とするマイクロコンピュータとして構成されており、バス25を介してASIC(Application Specific Integrated Circuit)26に接続されている。
CPU21は、複合機1を総括的に制御する中央演算処理であり、ROM22に記憶されているプログラムに沿って動作する。ROM22には、複合機1の各種動作を制御するためのプログラムが格納されている。例えば、FAXデータ送信プログラム22aが、図5等に示すFAX送信処理を実行させるためのプログラムとして、ROM22に記憶されている。
RAM23は、CPU21が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記録する記憶領域又は作業領域として使用される。EEPROM24は、電話帳メモリ24aと、送信済FAXデータメモリ24bと、初期設定条件メモリ24cとを備えている。
電話帳メモリ24aには、FAXデータを送信する相手側装置の宛名と、FAX番号とが対応つけられた電話帳が記憶されている。また、本実施の形態では、ユーザーが使用する電話帳が、ユーザー毎に個別に記憶されているものとする。もちろん、複数のユーザーで1つの電話帳を共有して使用する構成としてもよい。
送信済FAXデータメモリ24bには、相手側装置に送信済の送信済FAXデータが記憶されている。また、この送信済FAXデータメモリ24bに記憶される送信済FAXデータには、FAXデータを送信した相手側装置の宛先(宛名、FAX番号)と、FAXデータを送信した日時と、設定条件(例えば、白黒/カラーの別、濃度、解像度等)とが対応つけて記憶されている。
初期設定条件メモリ24cには、FAXを送信する場合の予め定められている設定条件(例えば、送信種類として白黒、解像度としてスタンダード、濃度としてノーマル)が記憶されている。尚、この初期設定条件メモリ24cに記憶されている初期設定条件は、ユーザーによって任意に設定できるように構成されている。
ASIC26は、CPU21からの指令に従い、プリンタ2、スキャナ3、操作パネル4、及びスロット部72などの動作制御を行なう(例えば、プリンタ2を駆動するモータやインクジェット記録ヘッド、スキャナ3のADF7を駆動するモータや画像読取ユニット等の動作を制御する)。プリンタ2、スキャナ3及びスロット部72などは、公知の構成であるので詳細な説明は省略する。
また、ASIC26には、複合機1に所望の指令を入力する操作キー40を制御するパネルゲートアレイ27(パネルGA27)、LCD41の画面表示を制御するLCDコントローラ28、コンピュータとパラレルケーブル又はUSBケーブルを介してデータの送受信を行なうためのパラレルインタフェース29(パラレルI/F29)、USB端子71、アンプ7を介してスピーカ74、時計専用のチップであるRTC(Real Time Clock )18が接続されている。尚、RTC18には、電源が切られている間も起動できるように電池18aが接続されている。
さらに、ASIC26には、NCU(Network Control Unit)31が接続され、そのNCUにはモデム32が接続されている。NCU31は回線制御を行うためのものであり、電話回線に接続されている。NCU31は、交換機から送信される呼出信号や各種信号を受信するものである。また、NCU31は操作キー40の操作に応じた発信時のダイヤル信号を交換機へ送信したり、電話回線の閉結時において、アナログ音声信号の送受信などのデータ通信を行うものである。
モデム32は、FAXデータや電子メールデータの変調および復調を実行するものである。また、モデム32は、伝送制御用の各種手順信号を送受信するものである。FAXデータは、このNCU31とモデム32とによってファクシミリ手順に沿って送受信される。
次に、図3を参照して、本発明の概略について説明する。図3(a)は、FAXモードが設定された場合に、LCD41に表示される情報を示す図である。FAXモードが設定されると、LCD41の左欄41aには電話帳50、右欄41bにはFAX送信51が表示される。
電話帳50には、左側から順番に、ユーザー名50aと、グループ名50bと、宛名50cとが表示される。ユーザー名50aには、複合機1を使用可能なユーザーの氏名一覧が表示され、例えば、「浅井、加藤、佐々木、原田」と表示される。グループ名50bには、50音図における「あ」段が表示される。宛名50cには、電話帳メモリ24aにユーザー毎に記憶されている宛名の一覧が表示され、例えば、グループ名50bにおいて「あ」行が選択されると、それに応じて「あ」行の宛名として「赤井商事、赤木商事、飯田電子、石田工業、上田工業、江田商事、大野電子」が表示される。
FAX送信51には、上段から順番に、宛先51aと、送信モード51bと、画質設定51cと、宛先検索51dとが表示される。宛先51aには、左欄に宛名と、右欄にFAX番号が表示される。
送信モード51bには、送信種別を示すblack(白黒送信)と、Color(カラー送信)とが並んで表示される。また、その下段に解像度を示すStd(スタンダード)と、fine(ファイン)と、S.fine(スーパーファイン)と、Photo(写真)とが並んで表示される。画質設定51cには、コントラスト(濃度)としてLight(薄目)と、Normal(普通)と、Dark(濃目)とが並んで表示される。
尚、本実施例では、この送信種別と、解像度と、濃度とからなる項目を総称してFAX設定条件と称し、このFAX設定条件に従ったFAXデータが相手側装置に送信される。
宛先検索51dは、FAX設定条件から送信先の宛先を選択する場合に押下される。この宛先検索51dが押下されると、宛先候補がLCD41に表示され、その表示された宛先候補から送信先の宛先を設定することができる。
上述したFAX設定条件としての各項目は、ユーザーが選択した欄を押下すると、その欄の背景色が変化し、ユーザーが選択した項目が一見して分かるように構成されている。尚、図3(a)では、ユーザー名50aとして「浅井」、グループ名50bとして「あ」行、送信モード51bとしてBlack、Fine、画質設定51cとしてDarkが選択されている状態を示している。
ユーザーは、本来であれば、宛名50cの中からFAXを送信しようとする宛名を選択するのであるが、宛名を忘れてしまったり、送信先の宛名が不確かであった場合には、宛名50cからは正確な宛名を指定することができない。このような場合に、宛先検索51dがユーザーによって押下される。
図3(b)は、ユーザーによって宛先検索51dが押下された状態を示す図である。宛先検索51dが押下されると、電話帳50が表示されていたLCD41の左欄41aには、宛先候補52が表示される。
宛先候補52としては、現在設定されているFAX設定条件(Black、Fine、Dark)と同じFAX設定条件で、過去にFAXデータを送信済みである送信済FAXデータが示す送信済画像と、その送信先の宛名とが上下に対応つけて表示される。また、その右隅には、次表示51fと、再抽出51fとが表示される。
例えば、宛名「赤井商事」に送信済画像52a、宛名「飯田電子」に送信済画像52b、宛名「石田工業」に送信済画像52c、宛名「上田産業」に送信済画像52d、宛名「大野電子」に送信済画像52eを送信した事が分かるように表示される。
これにより、ユーザーは、以前送信したデータを一目で認識できる。データを送信する宛先を指定する前のユーザーは、これから送信しようとするデータがどのような内容のデータであるのかをだいたい認識している状態である(これから送信しようとするデータの原稿を手に持っていることもある)。このような状態で、使用者は、以前、どの宛先に、どのようなデータを送信したかを知りながら、今回の宛先を指定することができる。
このことは、宛先が誤って指定されるのを抑制することにつながる。例えば、注文表や定期レポートや伝票等は、同じフォーマットのデータを同じ宛先に送信することが多い。また、各フォーマットには、各フォーマット毎に画像(図形)の有無、線種の相違、カラー/白黒の相違、文字の大小等の特色があり、薄い線や細い線が多い場合には送信設定としての濃度を濃くしたり、原稿の下地が濃い場合には送信設定としての濃度を薄くしたりして、各フォーマット毎に特有の設定条件を設定してデータを送信する事が多い。よって、かかる各フォーマット毎に設定される特有の設定条件に基づいて宛先を抽出、指定することで使用者による宛先の誤指定を抑制することができる。
また、同じ画面サイズの一方であるLCD41の左欄41aに宛先候補52、右欄41bにFAX送信51が表示されるので、両者をバランス良く、表示させることができる。また、LCD41の左欄41aと、右欄41bとは、その縦横比が3対4である矩形状に構成されており、このサイズは、最も汎用されている画面の大きさに対応しているので、ユーザーに違和感を与えることなく、宛先候補52と、FAX送信51とを表示させることができる。
また、送信済画像は最近のものから優先的に表示させるのが好適である。ユーザーは、最近の送信済画像であればあるほど、その記憶が確かである可能性が高いので、かかる最近の送信済画像を優先して表示することで、ユーザーに正しい表示を選択させることができる。
そして、この表示されている宛先候補50の中から、ユーザが、特定の表示(送信済画像、宛名)を選択すると(押下すると)、その選択した表示に対応する宛先が、今回、FAXデータを送信しようとする送信先の宛先として設定される。
次表示51fは、ユーザーが表示内容を切換えるように指示するものである。即ち、LCD41の左欄41aは限られたサイズなので、該当する送信済画像と宛名とを一度に全部表示すると、各表示が小さくなり、各表示内容を確認できない可能性がある。そこで、1回の表示で表示可能な表示数は予め制限されており、次表示51fが押下されると、別の表示に切換わるように構成されている。
よって、LCD41の左欄41aの表示スペースが小さく、且つ、多くの宛先候補52を表示する必要がある場合であっても、FAX送信51の表示スペースを確保しつつ、使用者が確認可能な大きさで宛先候補52を表示させることができる。
尚、表示の切換態様としては、送信済画像と宛名とを1組づつ切換えても、現在表示されている送信済画像と宛名とを一斉に、別の送信済画像と宛名とに切換えるようにしても良い。
再抽出51gは、現在設定されているFAX設定条件(Black、Fine、Dark)と完全に一致するFAX設定条件ではないものの、今回、FAX送信する宛先として該当する可能性の高い宛先候補を、別の条件から抽出し、表示するようにユーザーが指示するものである。尚、別の条件については後述する。
図3(c)は、表示された宛先候補52の中から、ユーザーが特定の表示を選択した状態を示す図である。ユーザーが特定の表示を選択すると、その選択した送信済画像52eと宛名「大野電子」とが枠Fによって囲まれて表示される。また、右欄41bの宛先51aには、宛名「大野電子」と、「大野電子」のFAX番号「052−XXX−XXXX」が表示される。更に、右欄41bの空きスペースには、送信済画像52eの拡大画像Kが拡大表示される。よって、ユーザーに送信済画像をより見やすく表示させることができ、ユーザーが誤指定をしたことを気づかせることができる。一方、選択した表示が正しければ、その選択した表示に対応する宛先が、今回、FAX送信する送信先の宛先として設定されるので、ユーザーによる宛先の誤指定を抑制することができるという効果がある。
次に、図4を参照してFAXデータを送信するFAX送信処理について説明する。図4は、FAX送信処理を示すフローチャートである。この処理は、FAXデータ送信プログラム22aに従ってCPU21によって実行される処理である。この処理は、ユーザーがモード選択キー40aを操作し、FAXモードに設定された場合に実行される。尚、本実施の形態では、送信予定の原稿が図1に示すように、原稿載置台の上に既に載置されているものとする。
この処理では、まず、LCD41に電話帳50とFAX送信51とを表示する(S401)。電話帳50に表示する情報は電話帳メモリ24aから読出し、表示する。FAX送信51のFAX設定条件としては、最初に、初期設定条件メモリ24cに記憶されている初期設定条件を表示する。ユーザーは、今回、送信するFAXデータを初期設定条件から変更する場合には、所望するFAX設定条件に変更する。
こうして、設定されたFAX設定条件を取得する(S402)。即ち、FAX設定条件が初期設定条件から変更されていれば変更後のFAX設定条件を取得し、変更されていなれば初期設定条件を取得する。尚、本実施の形態では、このS402で取得したFAX設定条件を送信予定設定条件と称す。
次に、ユーザーによって宛先検索51dが押下されたかを判断し(S403)、押下された場合には(S403:Yes)、送信済FAXデータメモリ22bに記憶されている送信済設定条件を読出し(S404)、その読出した送信済設定条件の中からS402で取得した送信予定設定条件と完全に一致する送信済設定条件を抽出する(S405)。
そして、完全に一致する送信済設定条件が存在するかを判断し(S406)、存在していれば(S406:Yes)、その一致している送信済設定条件と対応つけて送信済FAXデータメモリ22bに記憶されている送信済画像のサムネイルと、宛名とを対応つけた状態で宛先候補52として、LCD41の左欄41aに表示する(S407)。
次に、表示した宛先候補52の中からユーザーが特定の表示を選択したかを判断し(S408)、選択したと判断した場合には(S408:Yes)、その選択した表示に対応つけて送信済FAXデータメモリ22bに記憶されているFAX番号を今回のFAXデータを送信する送信先の宛先として設定する(S409)。
こうして、送信先の宛先を設定すると、次に、別の宛先を選択するかをユーザに問合わせ(S412)、別の宛先を選択するという指示がユーザーからあった場合には(S412:Yes)、S407からの処理を繰り返す。
これにより、同一の設定条件で、複数の宛先にFAXデータを送信する場合には、選択されている全部が送信先として設定され、設定された全部の相手側装置に、送信予定条件に従って送信予定データが送信される。よって、送信先毎に同じ設定条件を何度を設定するという手間を省くことができ、効率的に送信予定データを送信することができる。
尚、このユーザーへの問合わせは、例えば、LCD41に問合わせ内容をOK/NGと共に表示させたり、音声で問い合わせたりすることができる。また、この問合わせに対するユーザーの回答は、例えば、所定の種操作キー40を介して回答したり、OK/NGを押下して回答することができる。
また、S408において、ユーザーが特定の表示を選択していないと判断した場合には(S408:No)、次表示51fが押下されたかを判断し(S410)、押下されたと判断した場合には(S410:Yes)、現在の表示とは別の宛先とサムネイルの表示に切換えて、S407からの処理を繰り返す。また、S410において、次表示51fが押下されていないと判断した場合には(S410:No)、再検索51gが押下されたかを判断し(S411)、再検索51gが押下されていない場合には(S411:No)、S407からの処理を繰り返す。
一方、S412において、別の宛先を選択するという指示がユーザーからない場合には(S412:No)、ADF7によって原稿載置台に載置されている原稿を1頁搬送し、その原稿の読取面に記録されている画像をスキャナ3によって読み取る(S413)。そして、原稿が、まだあるかを判断し(S414)、原稿があれば(S414:Yes)、再びS413の処理に再移行し、原稿がなければ(S414:No)、周知のファクシミリ手順に沿って、読取った原稿の画像をFAXデータとして、FAX送信する(S415)。そして、FAX送信したFAXデータと、宛先(宛名、FAX番号)と、FAX送信設定条件と、送信日時とを対応つけて送信済FAXデータメモリ24bに記憶し(S416)、本処理を終了する。
尚、S406において、S402で取得した送信予定設定条件と完全に一致する送信済設定条件が存在していない場合(S406:No)、及び、S411において再抽出51gが押下されと判断した場合には(S411:Yes)、後述する不完全一致処理が実行された後(S417)、S412の処理に移行する。
ここで、不完全一致処理(S417)について図5のフローチャートを参照して説明する。この処理では、まず、送信済FAXデータメモリ22aから送信済FAXデータを読出し(S501)、読出したFAX送信済データの中から、最近送信した送信済画像のサムネイルと宛名とを対応つけた状態で優先的に、宛先候補52としてLCD41の左欄41aに表示する(S502)。
そして、表示されている宛先候補52の中からユーザーが特定の表示を選択したかを判断し(S503)、選択していれば(S503:Yes)、その選択された表示に基づいて定められる宛先に送信先を設定する(S504)。
即ち、S402で取得した送信予定設定条件と完全に一致する送信済設定条件が存在していない場合(S406:No)、及び、S411において再抽出51gが押下されと判断した場合には(S411:Yes)、最新の送信済画像のサムネイルが優先して抽出、表示される。最近の送信済画像であればあるほど、ユーザーの記憶が確かである可能性が高いので、かかる最近の送信済画像を優先して抽出、表示することで、ユーザーによる宛先の誤指定を抑制することができる。
次に、現在設定されている送信予定設定条件を変更するかをユーザーに問合わせ(S505)、変更する場合には(S505:Yes)、変更後の送信設定条件を取得した後(S506)、本処理を終了し、変更しない場合には(S505:No)、そのまま本処理を終了する。
尚、S503において、ユーザーが特定の表示を選択していないと判断した場合には(S503:No)、LCD41の左欄41aに電話帳50を表示し(S507)、通常の方法によって電話帳50からユーザーによって送信先が指示されるのを待ち、ユーザーから指示された送信先に宛先を設定して(S508)、本処理を終了する。
次に、図6を参照して、上述した不完全一致処理(S417)の第2実施形態について説明する。図6は、第2実施形態の不完全一致処理を示すフローチャートである。上述した第1実施形態は、最近送信した送信済画像のサムネイルと宛名とを宛先候補52として抽出、表示する場合について説明したが、この第2実施形態は、送信予定設定条件の各項目と完全に一致はしないものの、送信予定設定条件の各項目のうち、少なくとも1つ以上が一致する送信済設定条件を抽出し、その送信済設定条件に対応つけられている送信済画像を宛先候補52として抽出、表示するものである。このように構成した場合であっても、送信予定データの送信先の候補として、正しいであろうと推測される送信先の候補を抽出、表示することができる。
第2実施形態の不完全一致処理も、上述した第1実施形態の不完全一致処理と同様に、図4のフローチャートに示すS406において、S402で取得した送信予定設定条件と完全に一致する送信済設定条件が存在していない場合(S406:No)、及び、S411において再抽出51gが押下されと判断した場合に(S411:Yes)実行される処理である。
この処理では、まず、送信予定設定条件の中から初期設定条件とは異なる項目を抽出する(S601)。即ち、送信予定設定条件を構成する設定項目(濃度条件、解像度条件、Black/Colorの別)の内、送信初期設定条件を構成する設定項目と値が異なる設定項目は、特に、送信予定データの特色が最も良く現れている設定項目であることが多い。よって、かかる設定項目を最初に特定し、その設定項目を備えた送信済設定条件を抽出することで、より正しいであろうと推測される送信先の候補を抽出することができる。
そして、その抽出した項目が濃度設定かを判断し(S602)、濃度設定であれば(S602:Yes)、送信予定設定条件と同じ濃度設定である送信済設定条件を送信済FAXデータメモリ24bから抽出する(S603)。次に、抽出した送信済設定条件の中に、送信予定設定条件と同じ解像度設定である送信済設定条件があるかを判断し(S604)、存在していれば(S604:Yes)、かかる送信済設定条件を抽出する(S605)。そして、その抽出した送信済設定条件に対応つけて記憶されている送信済画像のサムネイルと宛名とを、宛先候補52としてLCD41の左欄41aに表示する(S606)。
尚、送信予定設定条件と同じ解像度設定である送信済設定条件が存在していない場合には(S604:No)、S603で抽出した送信済設定条件に対応つけて記憶されている送信済画像のサムネイルと宛名とを、宛先候補52としてLCD41の左欄41aに表示する(S606)。
濃度条件は、送信予定データの特色が現れ易く、かかる送信予定データの濃度条件と一致している濃度条件を備えた送信済設定条件を優先して抽出し、その送信済設定条件に対応つけられている送信済画像のサムネイルと宛名とを優先して表示することで、正しいであろうと推測される宛先候補を効率良く表示させることができる。
一方、S602において、抽出した項目が濃度設定でなければ(S602:No)、その抽出した項目が解像度設定かを判断し(S607)、解像度設定であれば(S607:Yes)、送信予定設定条件と同じ解像度設定である送信済設定条件を送信済FAXデータメモリ24bから抽出し(S608)、その抽出した送信済設定条件に対応つけて記憶されている送信済画像のサムネイルと宛名とを、宛先候補52としてLCD41の左欄41aに表示する(S606)。
また、S607において、抽出した項目が解像度設定でなければ(S607:No)、その抽出した項目がBlack/Color設定かを判断し(S609)、Black/Color設定であれば(S609:Yes)、送信予定設定条件と同じblack/color設定である送信済設定条件を送信済FAXデータメモリ24bから抽出し(S610)、その抽出した送信済設定条件に対応つけて記憶されている送信済画像のサムネイルと宛名とを、宛先候補52としてLCD41の左欄41aに表示する(S606)。
そして、表示されている宛先候補52の中からユーザーが特定の表示を選択したかを判断し(S611)、選択していれば(S611:Yes)、その選択された表示に基づいて定められる宛先に送信先を設定する(S612)。
次に、現在設定されている送信予定設定条件を変更するかをユーザーに問合わせ(S613)、変更する場合には(S613:Yes)、変更後の送信設定条件を取得した後(S614)、本処理を終了し、変更しない場合には(S613:No)、そのまま本処理を終了する。
尚、S611において、ユーザーが特定の表示を選択していないと判断した場合には(S611:No)、LCD41の左欄41aに電話帳50を表示し(S615)、通常の方法によって電話帳50からユーザーによって送信先が指示されるのを待ち、ユーザーから指示された送信先に宛先を設定して(S616)、本処理を終了する。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
上述した実施の形態では、FAX送信したFAXデータの全てを宛先、日時データ等の所定の情報と対応付けた上で、送信済ファクシミリデータメモリ24bに記憶する場合について説明したが、送信したFAXデータの全部を送信済ファクシミリデータメモリ24bに記憶させる必要はない。例えば、送信したFAXデータを保存するかをユーザーに通知し、ユーザーが保存すると判断し、その旨を入力した場合にだけ、送信済のFAXデータを記憶するようにしても良い。
また、ユーザーに保存の要否を問い合わせることなく、例えば、最も最新のFAXデータだけを保存、または、最も最新のFAXデータと合わせて合計5つのFAXデータだけを保存するように自動的に制御するように構成しても良い。かかる場合には、全部のFAXデータを保存する場合に比べ、送信済ファクシミリデータメモリ24bの必要記憶容量を抑制することができる。
また、上述した実施の形態では、送信済画像、宛先、FAX送信設定等をLCD41に表示して出力する場合について説明したが、LCD41に代えて、これらの送信済画像、宛先、FAX送信設定等を記録媒体に記録して出力させるようにしても良い。かかる場合には、LCD41に表示させて出力するよりも、大きく出力させることができる。
また、上述した実施の形態では、相手側装置に送信するデータをファクシミリ手順に沿って送信する場合について説明したが、相手側装置に送信するデータの手順としては、電子メール、SMB、FTP、HTTP等の通信手順に沿ってデータを送信するようにしても良い。
また、通信路は電話回線に限らず、インターネット、有線LAN、無線LAN、Bluetooth、USB、無線USBなどを使用するようにしても良い。
複合機の外観斜視図である。 複合機の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の概略を説明するための図である。 FAX送信処理を示すフローチャートである。 第1実施形態の不完全一致処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の不完全一致処理を示すフローチャートである。
1 複合機(通信装置
31 NCU(送信手段の一部)
24b 送信済FAXデータメモリ(第1記憶手段)
24c 初期設定条件メモリ(第2記憶手段)
41 LCD(示装置
S405 第1抽出手段
S407 第1抽出手
S501 第2抽出手段
S502 第2抽出手
S601 第2抽出手段
S603 第2抽出手段
S605 第2抽出手段
S608 第2抽出手段
S610 第2抽出手段
S606 第2抽出手

Claims (5)

  1. 相手側装置と通信する通信装置において、
    原稿の読取条件を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって受け付けた原稿の読取条件に従って読み取った原稿の画像データを取得し、前記取得した画像データを相手装置へ送信する送信手段と、
    前記送信手段によって送信した画像データに関する原稿の読取条件と前記画像データを送信した送信先の相手側装置を示す送信済宛先と、を対応つけて記憶する第1記憶手段と、
    前記第1記憶手段から、前記受付手段によって受け付けた前記原稿の読取条件と一致する前記原稿の読み取り条件に対応つけて記憶されている送信済宛先を、抽出する第1抽出手段と
    前記第1抽出手段によって抽出された前記送信済宛先を、選択可能に表示部に表示する表示制御手段と、を備えていることを特徴とする通信装置。
  2. 前記原稿の読取条件は、複数種類の項目から構成され、
    前記複数種類の項目毎に予め設定されている初期を記憶する第2記憶手段を備え、
    前記第1抽出手段によって前記送信済宛先が抽出されなかった場合に、
    前記受付手段によって受け付けた前記原稿の読取条件を構成する各項目に設定されている設定値のうち、前記初期値と異なる項目を特定し、その特定した項目に設定されている設定値と値が一致する項目を含む前記原稿の読取条件に対応つけて記憶されている送信済宛先を、前記第1記憶手段から抽出する第2抽出手段を備えていることを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  3. 前記第1記憶手段は、前記送信手段によって送信した画像データに関する原稿の読取条件と、前記送信済宛先と、に対応する送信済画像データを記憶しており、
    前記第1抽出手段は、前記送信済宛先と、その送信済宛先に対応する送信済画像データと、を抽出し、
    前記表示制御手段は、前記第1抽出手段によって抽出された前記送信済宛先と、その送信済宛先に対応する送信済画像データのサムネイルと、を対応つけて選択可能に表示することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記表示部は、所定情報を表示可能な同じ大きさの表示画面を有する2台の表示装置を隣接して構成されており、
    前記表示制御手段は、前記表示装置の一方に前記前記受付手段によって受け付けた前記原稿の読取条件が示す情報が表示さている状態で、他方の表示装置に前記第1抽出手段によって抽出された前記送信済宛先を表示することを特徴とする請求項からのいずれかに記載の通信装置。
  5. 相手側装置と通信する通信方法において、
    原稿の読取条件を受け付ける受付工程と、
    その受付工程によって受け付けた原稿の読取条件に従って読み取った原稿の画像データを取得し、その取得した画像データを相手装置へ送信する送信工程と、
    その送信工程によって送信した画像データに関する原稿の読取条件と、前記画像データを送信した送信先の相手側装置を示す送信済宛先とを対応つけて記憶する第1記憶工程と、
    前記第1記憶工程で記憶した前記原稿の読取条件のうち、前記受付工程によって受け付けた前記原稿の読取条件と一致する前記読取条件に対応つけて記憶されている送信済宛先を抽出する第1抽出工程と
    その第1抽出工程によって抽出された送信済宛先を、選択可能に表示部に表示する表示制御工程と、を備えていることを特徴とする通信方法。
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